JP4612363B2 - ミストサウナ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、浴室に温水をミスト状に噴霧してミストサウナ浴できるミストサウナ装置に関するものである。
近年、浴室の天井等に設置して浴室の暖房や浴室の乾燥や浴室の換気や浴室の送風を行う浴室暖房乾燥機において、浴室内に温水をミスト状に噴霧してミストサウナ浴もできるようにしたミストサウナ機能付き浴室暖房乾燥機(例えば、特許文献1参照)が提供されている。
かかるミストサウナ機能付き浴室暖房乾燥機では、熱源機と接続して熱源機から供給される温水が循環する温水循環管路と、温水循環管路に配置された温風を発生するための温風用熱交換器と、温水循環管路に設けられたミスト加熱用管路と、浴室内にミストサウナ用の温水をミスト状に噴霧するミストノズルと、ミストノズルに上水を供給するミスト用給水管路と、ミスト用給水管路に配置されて給水を開閉する給水開閉弁と、ミスト加熱用管路を流れる温水でミスト用給水管路を流れる水を加熱するためにミスト加熱用管路とミスト用給水管路との間に設けられたミスト用熱交換器とを備えている。そして熱源機を運転して温水循環管路に温水を循環させた状態で給水開閉弁を開いてミスト用給水管路に水を供給すると、ミスト用熱交換器で熱交換することによりミスト用給水管路を流れる水を加熱してミストノズルから温水をミスト状に噴霧してミストサウナ浴ができるようになっている。
特開2003−334230号公報
上記ミスト用熱交換器は液―液熱交換器であるが、この液―液熱交換器としてはプレート式熱交換器が使用される場合が多い。ところが、プレート式熱交換器ではプレートにより一次側(温水循環管路側)と、二次側(ミスト用給水管路側)とが区分されているだけであり、プレートの亀裂や腐食、蝋付け不良が発生した場合、一次側と二次側の間がリーク状態となり、次のような問題がある。
(1)ミスト用給水管路に水を供給する水道水圧が高い場合、水道水が温水循環管路に流れ込み、熱源機側から溢れる。つまり、熱源機の補給水のオーバーフロー状態となる。
(2)ミスト用給水管路に水を供給する水道水圧が低い場合、温水循環管路を流れる循環水が二次側に流れ込み、余り清潔でない水がミストとして噴霧されるおそれがあり、特に不凍液が循環水に混入されている場合、不凍液がミストとして噴霧されるという問題がある。
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、ミスト用熱交換器での一次側と二次側との間のリークを検出することができ、リーク状態になっても熱源機側への給水のリークを早く止めたり、温水循環管路の循環水がミストとして噴霧されるのを防止したりできるミストサウナ装置を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明のミストサウナ装置は、熱源機1と接続して熱源機1から供給される温水が循環する温水循環管路2と、浴室3内にミストサウナ用の温水をミスト状に噴霧するミストノズル4と、ミストノズル4に上水を供給するミスト用給水管路5と、ミスト用給水管路5のミストノズル4の手前に設けられるミスト開閉弁21a,21bと、ミスト用給水管路5に配置されて給水を開閉する給水開閉弁6と、温水循環管路2を流れる温水でミスト用給水管路5を流れる水を加熱するため温水循環管路2とミスト用給水管路5との間に設けられたミスト用熱交換器7とを備え、ミストサウナ運転に先立って、給水開閉弁6を閉じた状態で熱源機1から温水循環管路2に温水を流す温水循環運転を行い、ミスト用給水管路5のミスト用熱交換器7とミスト開閉弁21a,21bとの間の水の温度の監視を行い、ミスト用給水管路5の前記水の温度上昇が所定値以上認められることによりミスト用熱交換器7での温水循環管路2からミスト用給水管路5に流出するリークを検出したとき運転を停止する安全装置を備えたことを特徴とする。このように構成したことにより、ミスト用熱交換器7の一次側(温水循環管路2側)と二次側(ミスト用給水管路5側)との間でリークがあってもリークを検出して運転を停止でき、リーク状態になっても熱源機1側へのリークを早く止めたり、温水循環管路2の循環水がミストとして噴霧されるのを防止したりできる。この場合、一次側から二次側へのリークを容易に検出でき(温水循環管路2から温度の高い温水がミスト用給水管路5にリークするとミスト用給水管路5の水の温度が急激に上昇する)、このリークの検出にて運転を停止することにより温水循環管路2の循環水がミストとして噴霧されたりする弊害を防止できる。
またミスト用熱交換器7より下流側でミスト用給水管路5からミスト用排水管路25を分岐すると共にミスト用排水管路25に排水開閉弁26を設け、給水開閉弁6及びミスト開閉弁21a,21bを閉じ且つ排水開閉弁26を開いた状態で、ミストサウナ運転に先立って温水循環運転を行って温水循環管路2の温水の温度が所定温度に上昇してからミスト用給水管路5のミスト用熱交換器7とミスト開閉弁21a,21bとの間の水の温度を監視し、ミスト用給水管路5の前記水の温度上昇が所定値以上認められたことによりミスト用熱交換器7での温水循環管路2からミスト用給水管路5に流出するリークを検出するようにしたことを特徴とする。この場合も、一次側から二次側へのリークを容易に検出でき、このリークの検出にて運転を停止することにより温水循環管路2の循環水がミストとして噴霧されたりする弊害を防止できる。またこの場合、排水開閉弁26が開かれ且つミスト開閉弁21a,21bが閉じられているためにリークがあってもミスト用排水管路25から排水されてミストノズル4から噴霧されることがないために温水循環管路2の循環水が噴霧される弊害を防止できる。
熱源機1と接続して熱源機1から供給される温水が循環する温水循環管路2と、浴室3内にミストサウナ用の温水をミスト状に噴霧するミストノズル4と、ミストノズル4に上水を供給するミスト用給水管路5と、ミスト用給水管路5のミストノズル4の手前に設けられるミスト開閉弁21a,21bと、ミスト用給水管路5に配置されて給水を開閉する給水開閉弁6と、温水循環管路2を流れる温水でミスト用給水管路5を流れる水を加熱するため温水循環管路2とミスト用給水管路5との間に設けられたミスト用熱交換器7とを備え、熱源機1から温水循環管路2に温水を流す温水循環運転を行って温水循環管路2の温水の温度が所定温度以上に上昇してから給水開閉弁6を開いてミストサウナ運転を行ったとき、所定時間内にミスト用給水管路5のミスト用熱交換器7とミスト開閉弁21a,21bとの間の水の温度が所定値以上の温度にならないことにより、ミスト用熱交換器7でのミスト用給水管路5から温水循環管路2に流出するリークを検出し、リークを検出したとき運転を停止する安全装置を備えたことを特徴とする。この場合、二次側から一次側へのリークを容易に検出することができ(ミスト給水管路5から温度の低い水が温水循環管路2にリークすると温水循環管路2の温水の温度が下がってミスト用給水管路5の水の温度が上がらない)、このリークの検出にて運転を停止することによりミスト用給水管路5から温水循環管路2に水が流れ込んで熱源機1からオーバーフローするのを防止できる。
本発明は叙述の如く構成されているので、ミスト用熱交換器の一次側と二次側との間でリークがあってもリークを検出して運転を停止でき、リーク状態になっても熱源機側へのリークを早く止めたり、温水循環管路の循環水がミストとして噴霧されるのを防止したりできるという効果がある。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。本実施の形態の例では本発明ミストサウナ装置をミストサウナ付き浴室暖房乾燥機(以下、単に浴室暖房乾燥機という)Aに用いた例により説明する。図1や図2に示す浴室暖房乾燥機Aは浴室3内の暖房をしたり、浴室3内の換気をしたり、浴室3内に干した洗濯物を乾燥したり、浴室3内に送風したりする機能以外に、浴室3内に温水をミスト状に噴霧してミストサウナ浴を行える機能を有する。この浴室暖房乾燥機Aは浴室暖房乾燥機本体10と浴室暖房乾燥機本体10の下面に装着したグリル板11にて主体が構成されている。浴室暖房乾燥機本体10は天井裏に配置してあり、吊り金具12等にて天井スラブ等に吊り支持してあり、浴室暖房乾燥機本体10の下面を天井板13の開口に臨ませてある。天井板13の下から開口を覆うようにグリル板11が配置され、グリル板11が浴室暖房乾燥機本体10の下面側に取り付けられている。このようにすることで浴室暖房乾燥機本体10の周縁の下面とグリル板11の周縁との間に天井板13の開口の周縁を挟むようにグリル板11が取り付けられている。
浴室暖房乾燥機本体10内には温風用熱交換器14や送風機15を内装してある。この温風用熱交換器14は内部に温水を通すことで外部を流れる空気と熱交換するようになっている。またこの温風用熱交換器14は浴室暖房乾燥機本体10に配管した温水循環管路2の途中に配置してあり、温水循環管路2には給湯暖房機のような熱源機1から温水が供給されて温水が循環するようになっている。温水循環管路2の途中には温風用熱交換器14への温水の供給の開閉を行う熱動弁のような暖房用開閉弁27を設けてあり、また温水循環管路2の途中にはこの管路を流れる温水の温度を検出する暖房温水サーミスタTH2を配置してある。また上記送風機15には循環用ファン15aと換気用ファン15bとがある。浴室暖房乾燥機本体10の吹き出し口16と対応する位置には吹き出し口16を開閉する可動ルーバー17を回転自在に装着してある。グリル板11には浴室3内の空気を吸い込む吸い込み口18を設けてあり、この吸い込み口18の近傍には浴室3内の温度を検出する浴室温度サーミスタTH3を配置してある。浴室暖房乾燥機Aは浴室3の壁面に設けた操作器19で操作できるようになっている。
浴室3内を暖房する暖房運転をする場合、暖房用開閉弁27を開いて温風用熱交換器14に温水を供給し、換気用ファン15bを停止状態にすると共に循環用ファン15aを駆動し、可動ルーバー17を開状態にして吹き出し口16を開いておく。すると、浴室3内の空気が吸い込み口18から浴室暖房乾燥機本体10内に吸い込まれ、温風用熱交換器14で温水と熱交換することで加熱された温風が吹き出し口16から吹き出されるように空気が循環し、浴室3内が暖房される。
浴室3内の換気をする換気運転する場合、暖房用開閉弁27を閉じて温風用熱交換器14への温水の供給を停止し、循環用ファン15aを停止すると共に換気用ファン15bを駆動し、可動ルーバー17を閉状態にして吹き出し口16を閉じておく。すると、浴室3内の空気が吸い込み口18から浴室暖房乾燥機本体10に吸い込まれ、排気ダクト30を介して外部に排気され、浴室3内の換気が行われる。
浴室3内を乾燥したり、浴室3内に干した洗濯物を乾燥したりする乾燥運転を行う場合、暖房用開閉弁27を開いて温風用熱交換器14に温水を供給し、循環用ファン15a及び換気用ファン15bを駆動し、可動ルーバー17を開状態にして吹き出し口16を開いておく。すると、浴室3内の空気が吸い込み口18から浴室暖房乾燥機本体10内に吸い込まれ、温風用熱交換器14で温水と熱交換することで加熱された温風が吹き出し口16から吹き出すように空気が循環し、一方、浴室暖房乾燥機本体10内に吸い込まれた空気の一部が排気ダクト30を介して外部に排気される。これにより浴室3内の湿度が下がり、浴室3内の乾燥や浴室3内に干した洗濯物の乾燥が行われる。
浴室3内に涼風を送風する場合は、暖房用開閉弁27を閉じて温風用熱交換器14への温水の供給を停止し、換気用ファン15bを停止状態にすると共に循環用ファン15aを駆動し、可動ルーバー17を開状態にして吹き出し口16を開いておく。すると、浴室3内の空気が吸い込み口18から浴室暖房乾燥機本体10内に吸い込まれ、吹き出し口16からその空気が吹き出されるように空気が循環し、浴室3内に涼風の送風が行われる。
また本発明ではこのような浴室暖房乾燥機Aにミストサウナの機能を持たせるためにミストサウナ部20を組み込んである。ミストサウナ部20のミストノズル4はグリル板11の部分に配置してあり、ミスト用給水管路5をミストノズル4に連通させてある。本例の場合、ミストノズル4としては2つのミストノズル4a,4bがあり、各ミストノズル4a,4bは例えば0.5リットル/min程度の流量で温水のミストを噴霧するようになっている。ミストノズル4a,4bの手前には電磁弁のようなミスト開閉弁21a,21bを設けてあり、ミスト開閉弁21a,21bの開閉にてミストノズル4aやミストノズル4bから選択的にミストが噴霧されるようになっている。2つのミストノズル4a,4bから温水のミストを噴霧するとミストサウナ強で運転でき、一方のミストノズル4aまたはミストノズル4bから温水のミストを噴霧するとミストサウナ弱で運転できるようになっている。本例の場合、ミストサウナ部20は浴室暖房乾燥機本体10の上に搭載してある。
ミスト用給水管路5には水道水のような上水が供給されるようになっており、入口側にストレーナ22、電磁弁のような給水開閉弁6を設けてある。上記温水循環管路2には温風用熱交換器14と並列になるようにミスト加熱用管路23を設けてあり、このミスト加熱用管路23の途中にはミスト加熱用管路23を流れる温水の流れを制御する比例弁24を設けてある。温水循環管路2のミスト加熱用管路23とミスト用給水管路5との間にはプレート式熱交換器など液−液熱交換器であるミスト用熱交換器7を配置してあり、ミスト加熱用管路23を流れる温水でミスト用給水管路5を流れるミスト用の水が加熱されるようになっている。このミスト用熱交換器7としてのプレート式熱交換器は例えば図4に示すように複数枚の波状をした伝熱プレート7aを内装することにより熱交換する流路を形成してある。ミスト用熱交換器7とミスト開閉弁21a,21bとの間でミスト用給水管路からミスト用排水管路25を分岐してあり、ミスト用給水管路5内の水をミスト用排水管路25から浴室3内や浴室3外に排出できるようになっている。ミスト用排水管路25には電磁弁のような排水開閉弁26と負圧を発生して排水が逆流するのを防止するバキュームブレーカ28を設けてある。またミスト用熱交換器7とミスト開閉弁21a,21bとの間でミスト用給水管路5にはミスト用給水管路5を流れる温水の温度を検出するミスト温度サーミスタTH1を配置してある。
ミストサウナ浴をする場合、給水開閉弁6を開いてミスト用給水管路5に給水されると共に比例弁24を開いてミスト加熱用管路23に温水が循環させられる。これによりミスト用熱交換器7にてミスト用給水管路5に流れる水が加熱されて温水がミスト用給水管路5を流れる状態になる。この状態でミスト開閉弁21a,21bが開かれると、温水のミストがミストノズル4a,4bから選択的に噴霧されてミストサウナ浴が行われる。このとき両方のミストノズル4a,4bからミストを噴霧するとミストサウナ強で運転することができてハードなミストサウナ浴ができ、また一方のミストノズル4aまたはミストノズル4bからミストを噴霧するとミストサウナ弱で運転できてソフトなミストサウナ浴ができる。またこのようにミストサウナ浴をするときは浴室暖房乾燥機Aが前述のように暖房運転されて浴室3内の温度が上げられ、快適にミストサウナ浴ができるようになっている。
図5は浴室暖房乾燥機Aの制御回路を示し、操作器19の操作にて制御部29で制御されて上記のように動作するようになっている。
ところで、ミストサウナを行うために温水循環管路2のミスト加熱用管路23とミスト用給水管路5との間にミスト用熱交換器7が設けてあるが、本発明ではミスト用熱交換器7の一次側と二次側との間のリークを検出する機能を持たせてあり、リークを検出した場合運転を終了するようになっている。このミスト用熱交換器7のリークの検査は下記のリーク検査シーケンスで行うが、このリーク検査シーケンスで検査を行うのは浴室暖房乾燥機Aの乾燥、暖房、ミストサウナ運転後、所定時間経過(例えば12時間)以降にミストサウナ運転をするときのみ行うようになっている。
リーク検査シーケンスの一例のシーケンス(1)について説明する。但し、下記のXは検査開始直前の温水循環管路2の水の温度、Yは検査開始直前のミスト用給水管路5の水の温度である。ミストサウナ運転開始指令(操作器19によるリモコン操作)により熱源機1をオンすると共に暖房用開閉弁27及び比例弁24を開いて暖房運転を行う。そして暖房温水サーミスタTH2にて温水循環管路2を循環する温水の温度を監視して温水循環管路2の温水の温度が所定温度(例えばX+15℃)まで上昇してきたことを起点としてミスト温度サーミスタTH1にてミスト用給水管路5の水の温度の監視を行い、万が一、所定時間内(例えば30秒)にミスト用給水管路5の水の温度上昇が、所定値(例えばY+15℃)以上認められた場合、リークがあると判断して異常を報知し、運転を終了するようになっている。つまり、リーク検査シーケンス開始時、給水開閉弁6が閉じているが、排水開閉弁26またはミスト開閉弁21a,21bが開かれている(本例の場合、排水開閉弁26だけが開放されている)のでミスト用熱交換器7の一次側と二次側との間にリークがあると、温水循環管路2の循環水がミスト用給水管路5に流れ込み、ミスト用給水管路5の水の温度が所定値(例えばY+15℃)以上になる。従って、ミスト用給水管路5の水の温度が所定値以上になるか否かでリークの有無を判定できる。具体的な一例としては、暖房温水サーミスタTH2の温度がX+15℃(例えば30℃→45℃)に到達した時から、30秒以内にミスト温度サーミスタTH1の温度がY+15℃(例えば30℃→45℃)に達した時、ミスト用熱交換器7のリークと判定する。なお、上記X+15℃の上限は60℃、下限は50℃とし、Y+15℃の上限は75℃、下限は40℃とする。また本例の場合、リーク検査シーケンス開始時に排水開閉弁26が開いているが、機器によってはミスト用排水管路25がない場合もあり、この場合ミスト開閉弁21a,21bを開くようになっている。
次に上記シーケンス(1)についてさらに具体的に図6、図7に示すタイムチャートにより説明する。図6はミスト用熱交換器7にリークがない場合の正常な時の運転開始シーケンスである。運転を停止しているときは暖房用開閉弁27が閉、循環用ファン15aがオフ、比例弁24が全閉、給水開閉弁6が閉、ミスト開閉弁21a,21bが閉、排水開閉弁26が閉であるが、ミストサウナの運転開始指令によりリーク検査シーケンスになると、熱源機1がオン、暖房用開閉弁27が開、循環用ファン15aがオン、比例弁24が全開、排水開閉弁26が開となり(給水開閉弁6とミスト開閉弁21a,21bは閉じたままである)、温水循環管路2に温水が循環する。リーク検査シーケンスに入って暖房温水サーミスタTH2で監視する温度が所定温度(X+15℃)になった時点から30秒後にミスト温度サーミスタTH1で監視する温度が所定温度(Y+15℃)になったか判定される。図6の場合、ミスト温度サーミスタTH1が所定温度(Y+15℃)以上を検出しないのでリークがないと判定され、初期排水シーケンスに移り、給水開閉弁6が開かれてミスト用給水管路5内に給水され、ミスト用給水管路5内に滞留している水がミスト用排水管路25から排水されてミスト用給水管路5が新しい水に入れ替えられる。初期排水シーケンスを開始してから30秒経過すると、ミスト噴霧シーケンスに移り、ミスト開閉弁21a,21bが開かれ、その後排水開閉弁26が閉じられる。ミスト開閉弁21a,21bが開放されることによりミストノズル4a,4bから温水のミストが噴霧される。このとき比例弁24を開閉制御することによりミストの温度が制御される。
図7はミスト用熱交換器7にリークがある場合の異常な時の運転開始シーケンスである。上記のようにミストサウナの運転開始指令によりリーク検査シーケンスになると、熱源機1がオン、暖房用開閉弁27が開、循環用ファン15aがオン、比例弁24が全開、排水開閉弁26が開となり、温水循環管路2に温水が循環し、リーク検査シーケンスに入って暖房温水サーミスタTH2で監視する温度が所定温度(X+15℃)になった時点から30秒後にミスト温度サーミスタTH1で監視する温度が所定温度(Y+15℃)になったか判定される。図7の場合、ミスト温度サーミスタTH1が所定温度(Y+15℃)以上の温度を検出したのでリークがあると判定され、異常が報知されると共に暖房用開閉弁27が閉、循環ファン15aがオフ、比例弁24が全閉、排水開閉弁26が閉とされて運転が停止される。
上記のようにしてミスト用熱交換器7の一次側と二次側とのリークが検出できるが、一次側と二次側のリークが微小の場合、上記シーケンス(1)では検出できない場合がある。
リークが微小の場合でも、ミスト用給水管路5への給水圧が高い時はミスト用熱交換器7で二次側から一次側への給水の大量のリークがあり、熱源機1のオーバーフロータンクから大量の水が排水される。
これを防止する対策として次のシーケンス(2)でリークを検出するようになっている。ミストサウナ運転を開始して温水循環管路2に温水を循環させる暖房運転をしてから給水開閉弁6を開いた時、給水開閉弁6を開いてから所定時間内にミスト温度サーミスタTH1で監視するミスト用給水管路5の水の温度が所定温度にならない場合、二次側から一次側にリークしていると判断してリークを検出することができる。つまり、ミスト用給水管路5への給水により、大量の水が熱源機1側に流れ込むため、熱源機1を最大運転しても温水循環管路2に循環する水の温度が低くなり、この結果ミスト温度サーミスタTH1で検出するミスト用給水管路5の水の温度が所定温度まで上昇しない。この場合、給水開閉弁6の開により暖房温水サーミスタTH2で検出する温水循環管路2の温水の温度も低い温度の検出となる。このようにしてミスト用熱交換器7のリークを検出したときも、異常の警報が報知されると共に運転が停止される。
本発明の実施の形態の一例の浴室暖房乾燥機の内部の配管を説明する管路図である。 同上の浴室暖房乾燥機の断面図である。 同上の浴室暖房乾燥機を浴室に設置した状態の一部切欠斜視図である。 同上のプレート型熱交換器の内部構造を説明する断面図である。 同上の浴室暖房乾燥機の制御回路のブロック図である。 同上の運転開始シーケンスのタイムチャートであり、リークのない正常な状態を示すものである。 同上の運転開始シーケンスのタイムチャートであり、リークのある異常な状態を示すものである。
符号の説明
1 熱源機
2 温水循環管路
3 浴室
4 ミストノズル
5 ミスト用給水管路
6 給水開閉弁
7 ミスト用熱交換器
21a,21b ミスト開閉弁
25 ミスト用排水管路
26 排水開閉弁

Claims (3)

  1. 熱源機と接続して熱源機から供給される温水が循環する温水循環管路と、浴室内にミストサウナ用の温水をミスト状に噴霧するミストノズルと、ミストノズルに上水を供給するミスト用給水管路と、ミスト用給水管路のミストノズルの手前に設けられるミスト開閉弁と、ミスト用給水管路に配置されて給水を開閉する給水開閉弁と、温水循環管路を流れる温水でミスト用給水管路を流れる水を加熱するため温水循環管路とミスト用給水管路との間に設けられたミスト用熱交換器とを備え、ミストサウナ運転に先立って、給水開閉弁を閉じた状態で熱源機から温水循環管路に温水を流す温水循環運転を行い、ミスト用給水管路のミスト用熱交換器とミスト開閉弁との間の水の温度の監視を行い、ミスト用給水管路の前記水の温度上昇が所定値以上認められることによりミスト用熱交換器での温水循環管路からミスト用給水管路に流出するリークを検出したとき運転を停止する安全装置を備えたことを特徴とするミストサウナ装置。
  2. ミスト用熱交換器より下流側でミスト用給水管路からミスト用排水管路を分岐すると共にミスト用排水管路に排水開閉弁を設け、給水開閉弁及びミスト開閉弁を閉じ且つ排水開閉弁を開いた状態で、ミストサウナ運転に先立って温水循環運転を行って温水循環管路の温水の温度が所定温度に上昇してからミスト用給水管路のミスト用熱交換器とミスト開閉弁との間の水の温度を監視し、ミスト用給水管路の前記水の温度上昇が所定値以上認められたことによりミスト用熱交換器での温水循環管路からミスト用給水管路に流出するリークを検出するようにしたことを特徴とする請求項1記載のミストサウナ装置。
  3. 熱源機と接続して熱源機から供給される温水が循環する温水循環管路と、浴室内にミストサウナ用の温水をミスト状に噴霧するミストノズルと、ミストノズルに上水を供給するミスト用給水管路と、ミスト用給水管路のミストノズルの手前に設けられるミスト開閉弁と、ミスト用給水管路に配置されて給水を開閉する給水開閉弁と、温水循環管路を流れる温水でミスト用給水管路を流れる水を加熱するため温水循環管路とミスト用給水管路との間に設けられたミスト用熱交換器とを備え、熱源機から温水循環管路に温水を流す温水循環運転を行って温水循環管路の温水の温度が所定温度以上に上昇してから給水開閉弁を開いてミストサウナ運転を行ったとき、所定時間内にミスト用給水管路のミスト用熱交換器とミスト開閉弁との間の水の温度が所定値以上の温度にならないことにより、ミスト用熱交換器でのミスト用給水管路から温水循環管路に流出するリークを検出し、リークを検出したとき運転を停止する安全装置を備えたことを特徴とするミストサウナ装置。
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