JP6752526B2 - 浴室乾燥機 - Google Patents

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Description

本発明は、浴室を乾燥させるために用いられる機器である浴室乾燥機に関する。
浴室を乾燥させるために用いられる浴室乾燥機には、例えば、特許文献1に開示されているような浴室乾燥機がある。
この特許文献1に開示されている浴室乾燥機は、送風のみでの乾燥運転を中心として浴室内の乾燥を行い、温風による仕上げ乾燥運転を行うことで、エネルギの節約を図るようにした浴室乾燥機、すなわち、省エネルギ性に配慮した浴室乾燥機である。
しかしながら、温風による仕上げ乾燥運転を行う時間が、第1、第2の予備温風乾燥運転を行ったときの湿度検出手段による検出湿度に基づいて決定されるように構成されていることから、浴室内の乾燥の程度に応じた適切な時間が設定されないおそれがある。つまり、予備温風乾燥運転を行うときには換気ファンの駆動によって浴室内に外気が流入するため、浴室内の乾燥の程度を必ずしも正確に反映しない、外気と浴室内の空気とが混合した空気の湿度によって、温風による仕上げ乾燥運転を行う時間が決定されることになるため、温風による仕上げ乾燥運転を行う時間が、浴室内の乾燥の程度に応じた適切な時間に設定されない場合がある。
これに対し、特許文献2に開示されている浴室乾燥機にあっては、換気ファンと循環ファンを作動させ、機器本体内に取り込まれた空気を循環ファンによって機器本体内で循環させることにより循環する空気を加熱部により加熱する乾燥運転の実行中に、換気ファンを停止するとともに、循環ファンの作動および加熱部による加熱を継続する、湿度検出用循環加熱運転を実行し、湿度検出用循環加熱運転の実行中に、湿度検出手段によって検出された湿度の上昇速度が所定の上昇速度以下であると判定したときに、時間表示部への、乾燥運転の残時間の表示を開始し、その後、残時間に亘り上述の乾燥運転を実行するように構成されている。すなわち、特許文献2の浴室乾燥機においては、換気ファンの駆動による浴室内への外気の流入が行われない状態における浴室内の湿度の変化率に基づいて、乾燥運転の残時間の表示を行い、その後、残時間に亘り前記乾燥運転を実行するようにしている。
このように、換気ファンの停止中の、外気の流入のない状態における湿度の上昇速度に基づいて、乾燥運転の残時間の表示を行い、残時間に亘り乾燥運転を行うことにより、特許文献1の場合のように無駄に乾燥運転時間が長くなることを回避することが可能になる。
特開2013−005873号公報 特開2015−188458号公報
ところで、特許文献2の浴室乾燥機は、乾燥運転を所定時間(例えば25分)行った後、湿度検出用循環加熱運転の実行中に、湿度検出手段によって検出された湿度の上昇速度が所定の上昇速度(固定値)以下であると判定したときに、時間表示部への、乾燥運転の残時間の表示を開始し、その後、残時間に亘り前記乾燥運転を実行するように構成されている。したがって特許文献2の浴室乾燥機においては、冬季のように浴室の温度が低く、浴室内の空気中の水分が少ない(重量絶対湿度が低い)場合、夏季のように浴室の温度が比較的高く、浴室内の空気中の水分が多い(重量絶対湿度が高い)場合に比べて、湿度検出手段によって検出される湿度は低く、浴室の乾燥が進んでいない状態でも、湿度の上昇速度が低く検出される傾向がある。
そのため、低く検出された湿度の上昇速度に基づいて乾燥運転の残時間の表示が行われ、その残時間に亘って乾燥運転が実行されることになる。
そして、その場合、十分な乾燥時間を確保することができず、不十分な乾燥状態で乾燥運転が終了してしまうという、いわゆる「早切れ」を引き起こすことになる。
ここで、上述の「早切れ」が生じないようにするためには、湿度検出用循環加熱運転を開始するまでに行う乾燥運転の所定時間を長く設定して、浴室が甚だしく濡れている場合や、浴室内に多くの衣類が干されている場合においても、適度な乾燥状態に達すると考えられる時間に亘って乾燥運転を行った後、湿度検出用循環加熱運転を実行することが考えられる。
そして、湿度検出用循環加熱運転において、湿度の上昇速度が所定の値(固定値)以下であると判定したときに、時間表示部への、乾燥運転の残時間の表示を開始し、その後、残時間に亘り乾燥運転を実行するように構成すればよいと考えられる。
しかしながら、湿度検出用循環加熱運転を開始するまでに行う乾燥運転の上記所定時間を長くすると、浴槽があまり濡れていない場合や、浴室内に少しの衣類しか干されていない場合に、必要以上に長時間に亘る乾燥運転が行われることになり、省エネルギの観点から好ましくないという問題点があり、また、乾燥運転が長時間に亘るため、使い勝手が悪いという問題点がある。
本発明は、上記の課題を解決するものであり、浴槽があまり濡れていない場合や、浴室内に少しの衣類しか干されていない場合に、必要以上に長時間に亘る乾燥運転が行われることを防止することが可能で、また、浴室が甚だしく濡れていたり、浴室内に多くの衣類が干されていたりする場合に、いわゆる「早切れ」が生じることを抑制、防止して、十分な乾燥を行うために必要な乾燥運転時間を確保することが可能な浴室乾燥機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の浴室乾燥機は、
浴室に設置された機器本体内に空気を流入させ、機器本体内に流入した空気を屋外に排出させる換気ファンと、
前記機器本体内に空気を流入させ、機器本体内に流入した空気を噴出し口を通して吹き出させる循環ファンと、
前記機器本体内に設けられ前記循環ファンによって機器本体内に取り込まれた空気を加熱する加熱部と、
機器本体内に流入した空気の湿度を検出する湿度検出手段と、
時間表示部と、を備えた浴室乾燥機であって、
前記換気ファンを作動させるとともに、前記循環ファンを作動させて前記循環ファンによって機器本体内に取り込まれた空気を前記加熱部により加熱する乾燥運転の実行中に、
前記換気ファンを停止するとともに、前記循環ファンの作動および前記加熱部による加熱を継続する、湿度検出用循環加熱運転を実行し、
前記湿度検出用循環加熱運転の実行中における、前記湿度検出手段によって検出された湿度の上昇速度が第1の閾値以下であると判定された場合には、前記時間表示部への、乾燥運転の残時間の表示を開始し、その後、前記残時間に亘り前記乾燥運転を実行し、
(1)前記乾燥運転の開始時点から第1の所定時間に亘り前記乾燥運転を実行した後に、前記湿度検出用循環加熱運転の実行中において前記湿度検出手段によって検出された前記湿度の上昇速度が第1の閾値以下である場合、
前記時間表示部への乾燥運転の残時間の表示を開始し、その後、前記残時間に亘り前記乾燥運転を実行し、
(2)前記乾燥運転の開始時点から第1の所定時間に亘り前記乾燥運転を実行した後に、前記湿度検出用循環加熱運転の実行中において前記湿度検出手段によって検出された前記湿度の上昇速度が、前記第1の閾値以下ではない場合、
前記湿度検出用循環加熱運転の実行中において前記湿度検出手段によって検出された前記湿度の上昇速度が、前記第1の閾値より大きく設定された第2の閾値以下であり、かつ、前記乾燥運転の開始時点からの前記乾燥運転の累積時間が前記第1の所定時間より長い第2の所定時間以上であると判定したときに、前記時間表示部への乾燥運転の残時間の表示を開始し、その後、前記残時間に亘り前記乾燥運転を実行すること
を特徴としている。
本発明の浴室乾燥機においては、前記湿度検出用循環加熱運転の実行中における、所定期間の開始時の前記湿度検出手段による検出湿度と、前記所定期間の終了時の前記湿度検出手段による検出湿度との差によって、前記湿度の上昇速度を判定するように構成されていることが好ましい。
本発明の浴室乾燥機は、上述のよう構成されており、(1)乾燥運転の開始時点から第1の所定時間に亘り乾燥運転を実行した後に、湿度検出用循環加熱運転の実行中において湿度検出手段によって検出された湿度の上昇速度が第1の閾値以下である場合、時間表示部への乾燥運転の残時間の表示を開始し、その後、残時間に亘り乾燥運転を実行し、(2)乾燥運転の開始時点から第1の所定時間に亘り乾燥運転を実行した後に、湿度検出用循環加熱運転の実行中において湿度検出手段によって検出された湿度の上昇速度が、第1の閾値以下ではない場合、湿度検出用循環加熱運転の実行中において湿度検出手段によって検出された湿度の上昇速度が、第1の閾値より大きく設定された第2の閾値以下であり、かつ、乾燥運転の開始時点からの乾燥運転の累積時間が第1の所定時間より長い第2の所定時間以上であると判定したときに、時間表示部への乾燥運転の残時間の表示を開始し、その後、残時間に亘り乾燥運転を実行するようにしているので、浴槽があまり濡れていない場合や、浴室内に少しの衣類しか干されていない場合に、必要以上の長時間に亘って乾燥運転が行われてしまうことを防止することができる。また、浴室が甚だしく濡れていたり、浴室内に多くの衣類が干されていたりする場合に、十分な乾燥を行うために必要な時間に亘って乾燥運転を行うことが可能になり、浴室や衣類などが乾燥する前に乾燥運転が終了してしまう、いわゆる「早切れ」が生じることを抑制、防止することが可能になる。
また、湿度検出用循環加熱運転の実行中における、所定期間の開始時の湿度検出手段による検出湿度と、所定期間の終了時の湿度検出手段による検出湿度との差から、湿度の上昇速度を求めるようにした場合、簡単に湿度の上昇速度を測定することが可能になり、本発明をより実効あらしめることができる。
本発明の一実施形態にかかる浴室乾燥機の構成を示す縦断面図である。 本発明の一実施形態にかかる浴室乾燥機の内部の配管の要部構成を説明する管路図である。 本発明の一実施形態にかかる浴室乾燥機を浴室に設置した状態の斜視図である。 本発明の一実施形態にかかる浴室乾燥機の制御部のブロック図である。 本発明の一実施形態にかかる浴室乾燥機が備える脱衣所用の操作器の正面図である。 本発明の一実施形態にかかる浴室乾燥機が備える浴室用の操作器の正面図である。 本発明の一実施形態にかかる浴室乾燥機の乾燥運転の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を示して、その特徴とするところをさらに詳しく説明する。
[実施形態]
この実施形態にかかる浴室乾燥機は、図1〜3に示すように、ユニットバスなどの浴室2に設置されるミスト機能付浴室暖房乾燥機(以下、単に「浴室暖房乾燥機A」という)として構成されている。
この浴室暖房乾燥機Aは、浴室2(図3)内の暖房、浴室2内の換気、浴室2内の乾燥、浴室2内に干した洗濯物の乾燥、浴室2内への涼風の送風、浴室2内に温水のミストを噴霧するミスト浴、浴室2内に温水のミストを噴霧するとともに温風を吹き出すミストサウナ浴、を実行する機能を備えている。
また、この浴室暖房乾燥機Aを浴室2に設置するにあたっては、例えば、図3に示すように、浴槽7の上方の、浴室2の天井8に設置される。
浴室暖房乾燥機Aの本体である機器本体(浴室暖房乾燥機本体)9は天井裏に配置されている。具体的には、例えば、吊り金具10により天井スラブなどに吊り支持し、機器本体(浴室暖房乾燥機本体)9の下面を浴室2の天井8の開口部11に臨ませている。また、天井8の下面には開口部11を覆うグリル板12(図1)が配置されており、グリル板12が機器本体9の下面側に取り付けられている。
また、図1および図2に示すように、機器本体(浴室暖房乾燥機本体)9内には、熱交換器(温風用熱交換器)(加熱部)13および送風機14(循環ファン14a,排気ファン14b)が内装されている。ただし、図2では、排気ファン14b、逆風止め50などの図示は省略している。
この温風用熱交換器13は、内部に温水を通すことで外部を流れる空気、つまり浴室2内に送り込まれる空気と温水とを熱交換して、空気を加熱するように構成されている。この温風用熱交換器13は機器本体9に配管した暖房用温水管路15の途中に配置されており、暖房用温水管路15には給湯暖房機などの熱源機16(図3)から温水が供給されるように構成されている。
また、図1および図2に示すように、暖房用温水管路15には温風用熱交換器13への温水の供給を開閉する熱動弁(暖房用開閉弁)17が設けられており、暖房用温水管路15にはこの管路を流れる温水の温度を検出する暖房温水サーミスタ(往き温水温度検出部)TH2が配設されている。
なお、熱源機16で加熱された温水は、往き配管51を経由して浴室暖房乾燥機Aに備える往き配管接続部52(図1)から浴室暖房乾燥機Aに送り込まれ、浴室暖房乾燥機Aに備える温風用熱交換器13で放熱した後、浴室暖房乾燥機Aが備える戻り配管接続部62(図1)から戻り配管61を経由して熱源機16へ戻るように、往き配管51と、戻り配管61とが配設されている。
図1に示すように、この実施形態にかかる浴室暖房乾燥機Aにおいて、送風機14は、浴室内空気を循環させる浴循環ファン14aと、浴室内空気を外部へ排出する換気ファン14bとを備えた構成とされている。また、屋外への排気口の手前には、逆流を防止するための逆風止め50を備えている。
さらに、機器本体(浴室暖房乾燥機本体)9の下面側には循環ファン14aで送風される空気を浴室2内に吹き出す吹き出し口3が設けられている。この吹き出し口3には可動ルーバー18が回動可能に装着されており、可動ルーバー18を回動することにより吹き出し口3の開閉、および、吹き出し口3から吹き出す風向の変更を行うことができるように構成されている。グリル板12には浴室2内の空気を吸い込む吸い込み口1が設けられており、この吸い込み口1の近傍には、浴室温度サーミスタTH3が配設されている。
また、浴室暖房乾燥機Aは、ミスト浴の機能を具備するためにミスト発生部19が組み込まれている。ミスト発生部19のミストノズル4は、グリル板12の一部に配置されており、ミスト用給水管路20がミストノズル4に連通している。
図2に示すように、ミストノズル4として、0.5リットル/min程度の流量で温水のミストを噴霧する2個のミストノズル4a,4bが配設されており、ミストノズル4a,4bの手前には電磁弁などで構成されるミスト開閉弁21a,21bが設けられている。このミスト開閉弁21a,21bを開閉することにより、ミストノズル4aやミストノズル4bから選択的に温水のミストが噴霧される。
2つのミストノズル4(4a,4b)から温水のミストを噴霧すると、強のミスト量でミストが噴霧され、2つのミストノズル4a,4bの一方からから温水のミストを噴霧すると、弱のミスト量で噴霧されるように構成されている。
この実施形態の浴室暖房乾燥機Aにおいては、ミスト発生部19が機器本体(浴室暖房乾燥機)9の上に搭載されている。
ミスト用給水管路20には、水道水、いわゆる上水が供給されるように構成されており、入口側から順にストレーナ22、給水電磁弁(給水開閉弁)23が設けられている。上記暖房用温水管路15には温風用熱交換器13と並列になるようにミスト加熱用管路24が設けられており、このミスト加熱用管路24にはミスト加熱用管路24を流れる温水の流れを制御する比例弁25が設けられている。
また、ミスト加熱用管路24とミスト用給水管路20との間には液―液熱交換器で構成されるミスト用熱交換器26が配設されており、ミスト加熱用管路24を流れる温水により、ミスト用給水管路20を流れるミスト用の水が加熱されるように構成されている。ミスト用給水管路20におけるミスト用熱交換器26とミスト開閉弁21a,21bとの間には、ミスト用給水管路20を流れる温水の温度を検出するミスト温度サーミスタTH1が配設されている。
また、浴室暖房乾燥機Aは、図3に示すように、浴室2外の脱衣所に設けた操作器5や浴室2内に設けた操作器30にてリモコン操作されるように構成されている。
図5に示すように、脱衣所用の操作器5には、タイマー表示部31、タイマー設定スイッチ32、風向スイッチ33、ミストサウナスイッチ34、乾燥スイッチ6、暖房スイッチ36、涼風スイッチ37、換気スイッチ38、停止スイッチ39が設けられている。
また、図6に示すように、浴室用の操作器30には、状態表示部40、ミストサウナスイッチ134、ミストスイッチ141、温度設定スイッチ142、暖房スイッチ136、涼風スイッチ137、風向スイッチ133、ミスト入浴時間計測用のストップウォッチのスタート/ストップスイッチ143、リセットスイッチ145、停止スイッチ139が設けられている。
この実施形態にかかる浴室暖房乾燥機Aにおいては、グリル板12の吸い込み口1近傍に、吸気の湿度を検知する湿度検出手段27(図1、図2)が配設されている。湿度検出手段27としては、例えば、NTCサーミスタなどの感温素子で構成された湿度センサを用いることができる。
湿度検出手段(湿度センサ)27は、吸気と接するように開放された湿度測定用素子と密閉ケースに密封された温度補正用素子とを一体に備えており、吸気の湿度が変化すると、湿度測定用素子の熱伝導率が変化することで、両素子の出力値に差が生じ、この差を検出することにより絶対湿度値を測定することができるように構成されている。
また、図4は、浴室暖房乾燥機Aの制御部Bの一例を示す図である。制御部Bには、メモリ28、演算回路29などが内蔵され、上記操作器5や操作器30をリモコン操作することで制御部Bにて、以下に説明するような制御が行われるように構成されている。
次に、この実施形態にかかる浴室暖房乾燥機Aの乾燥運転について説明する。
なお、ここでは、自動乾燥運転時における、残り運転時間表示機能を備えた浴室暖房乾燥機Aの乾燥運転について図7を参照しつつ説明する。
乾燥運転を開始するにあたっては、脱衣所用の操作器5の乾燥スイッチ6(図5)を押し操作する。この操作によって、乾燥[エコ]ランプ35が点灯し、乾燥運転が開始する。
なお、本発明の浴室乾燥機の特徴は、後述する湿度検出用循環加熱運転によって、乾燥対象である浴室2や浴室2内に吊るされた、濡れた衣類の乾燥の進み具合を判定し、その判定結果に応じてタイマー表示部(時間表示部)31への、乾燥運転の残時間(例えば30分)の表示を開始し、その後、時間の経過とともにタイマー表示部(時間表示部)31に表示した残時間のカウントダウンを行い、タイマー表示部(時間表示部)31に表示した残時間がゼロになるまで乾燥運転を継続するように構成した点にある。
つまり、本発明の浴室乾燥機の特徴は、
(1)乾燥対象である浴室や浴室内に吊るされた濡れた衣類が甚だしく濡れているときには、後述する湿度検出用循環加熱運転中における湿度の上昇速度Eが大きく、
(2)乾燥対象である浴室や浴室内に吊るされた濡れた衣類がかなり乾燥してきたときには、乾燥対象が有する水分量が少なく、後述する湿度検出用循環加熱運転中における湿度の上昇速度Eが、第1の閾値X以下となり、
(3)上記(1)と(3)の中間の、乾燥対象である浴室や、浴室内に吊るされた濡れた衣類がある程度まで乾燥してきたときには、湿度検出用循環加熱運転中における湿度の上昇速度Eが、上記第1の閾値Xよりは大きいが、上記第1の閾値Xより大きく設定された第2の閾値Yよりは小さくなること
を利用して、乾燥対象である浴室や、浴室内に吊るされた濡れた衣類などの乾燥の進み具合を判定し、その判定結果に応じてタイマー表示部(時間表示部)31への、乾燥運転の残時間(例えば30分)の表示を開始して、その後、時間の経過とともにタイマー表示部(時間表示部)31に表示した残時間のカウントダウンを行い、タイマー表示部(時間表示部)31に表示した残時間がゼロになるまで乾燥運転を継続するように構成した点にある。
そして、(a)乾燥対象である浴室や衣類がかなり乾燥してきたとき(上述の湿度の上昇速度Eが上記第1の閾値Xより小さくなったとき)には、すぐにタイマー表示部(時間表示部)31への、乾燥運転の残時間(例えば30分)の表示を開始して全体の乾燥時間の短縮を図るとともに、(b)乾燥対象である浴室や、浴室内に吊るされた濡れた衣類がある程度まで乾燥してきたとき(湿度の上昇速度Eが第1の閾値Xより大きい第2の閾値Y以下であるとき)には、それまでに行ってきた乾燥運転の累積時間がある程度長い場合(例えば、後述のように乾燥開始後50分以上経過している場合)に、タイマー表示部(時間表示部)31への、乾燥運転の残時間(例えば30分)の表示を開始してそれ以降乾燥時間が無駄に長引くことの防止を図るようにした点に特徴を有する。
以下、図7を参照しつつ、さらに詳しく説明する。
この実施形態に浴室暖房乾燥機Aにおいては、乾燥運転が開始すると、換気ファン14bが作動するとともに、循環ファン14aが作動し、循環ファン14aによって機器本体(浴室暖房乾燥機本体)9内に取り込まれた空気が、温風用熱交換器(加熱部)13により加熱される(図7:ステップ#001)。この態様の乾燥運転が通常乾燥運転である。
そして、上述の通常乾燥運転開始後、所定の時間T1(例えば25分)が経過したかどうかを判定し、この時間T1が経過していた場合、以下の、湿度検出用循環加熱運転を実行する(ステップ#002)。なお、この時間T1が、本発明における第1の所定時間に相当する。
そして、第1の所定時間T1(例えば25分)が経過していた場合、換気ファン14bを停止し、湿度検出用循環加熱運転を実行する(ステップ#003)
なお、湿度検出用循環加熱運転では、換気ファン14bを停止するとともに、循環ファン14aの作動および温風用熱交換器(加熱部)13による加熱を継続する。
ステップ#002において、第1の所定の時間T1(例えば25分)が経過していない場合、ステップ#001の換気ファン14bを作動させる通常乾燥運転に戻る。
湿度検出用循環加熱運転の実行中に、湿度検出手段27によって検出された湿度の上昇速度Eが第1の閾値X以下であるかどうかの判定が行われる(ステップ#004)。
なお、この実施形態では、湿度の上昇速度Eは、換気ファン14bの停止中における、所定期間(この実施形態では7分)の開始時の湿度検出手段27による検出湿度と、前記所定期間の終了時の前記湿度検出手段27による検出湿度との差(湿度差)から求めるようにしている。すなわち、湿度検出用循環加熱運転中の換気ファン14bの停止中における、所定期間(例えば7分)の開始時の湿度検出手段27による検出湿度H1と、この所定期間(例えば7分)の終了時の湿度検出手段27による検出湿度H2を求め、H2とH1との差H(=H2−H1)を所定時間(例えば7分)で除して、湿度の上昇速度Eを求めるようにしている。
湿度検出手段27によって検出された湿度の上昇速度Eが第1の閾値X以下である場合、それまで表示されていなかった、タイマー表示部(時間表示部)31への、乾燥運転の残時間(例えば30分)の表示を開始して、その後、時間の経過とともにタイマー表示部(時間表示部)31に表示した残時間のカウントダウンを行い、タイマー表示部(時間表示部)31に表示した残時間がゼロになるまで乾燥運転を継続する(ステップ#005)
ステップ#004において、湿度検出手段27によって検出された湿度の上昇速度Eが第1の閾値X以下でない場合、湿度検出手段27によって検出された湿度の上昇速度Eが、上述の第1の閾値Xより大きく設定された第2の閾値Y以下であるかどうかが判定される(ステップ#006)
ステップ#006において、湿度検出手段27によって検出された湿度の上昇速度Eが、上述の第1の閾値Xより大きい第2の閾値Y以下の場合、乾燥運転開始から所定時間T2(本発明における第2の所定時間に相当:この実施形態では50分)以上が経過したかどうかが判定される(ステップ#007)。
ステップ#006において、湿度検出手段27によって検出された湿度の上昇速度Eが、上述の第1の閾値Xより大きい第2の閾値Y以下でない場合、ステップ#001の換気ファン14bを作動させる通常乾燥運転に戻る。
ステップ#007において、乾燥運転開始から第2の所定時間T2(50分)以上経過していない場合、ステップ#001の換気ファン14bを作動させる通常乾燥運転に戻る。
ステップ#007において、乾燥運転開始から第2の所定時間T2(50分)以上経過している場合、それまで表示されていなかった、タイマー表示部(時間表示部)31への、乾燥運転の残時間(例えば30分)の表示を開始して、その後、時間の経過とともにタイマー表示部(時間表示部)31に表示した残時間のカウントダウンを行い、タイマー表示部(時間表示部)31に表示した残時間がゼロになるまで乾燥運転を継続する(ステップ#005)。
以上の動作によって、(1)乾燥運転の開始時点から第1の所定時間T1に亘り乾燥運転を実行した後に、湿度検出用循環加熱運転の実行中において湿度検出手段27によって検出された湿度の上昇速度Eが第1の閾値X以下である場合、時間表示部31への乾燥運転の残時間の表示を開始し、その後、残時間に亘り乾燥運転を実行し、(2)乾燥運転の開始時点から第1の所定時間T1に亘り乾燥運転を実行した後に、湿度検出用循環加熱運転の実行中において湿度検出手段27によって検出された湿度の上昇速度Eが、第1の閾値X以下ではない場合、湿度検出用循環加熱運転の実行中において湿度検出手段27によって検出された湿度の上昇速度Eが、上述の第1の閾値Xより大きく設定された第2の閾値Y以下であり、かつ、乾燥運転の開始時点からの乾燥運転の累積時間が第1の所定時間T1より長い第2の所定時間T2以上であると判定したときに、時間表示部への乾燥運転の残時間の表示を開始し、その後、残時間に亘り乾燥運転を実行することになる。
この実施形態にかかる浴用ミスト装置は、以上のように構成され、第1の閾値Xは、第2の閾値Yより小さく設定されており、浴槽があまり濡れていない場合や浴室内に少しの衣類しか干されていない場合に、必要以上に長時間に亘り乾燥運転が行われることを防止することができる。また、浴室がひどく濡れている場合や浴室内に多くの衣類が干された場合には、必要な乾燥が得られる時間(第2の所定時間)に亘って乾燥運転が行われることになり、いわゆる「早切れ」が生じることを抑制、防止することができる。
また、この実施形態では、上述のように、換気ファン14bの停止中における、所定期間(この実施形態では7分)の開始時の湿度検出手段27による検出湿度と、前記所定期間の終了時の湿度検出手段27による検出湿度との差から、湿度の上昇速度を求めるように構成している、つまり、湿度検出用循環加熱運転中の換気ファン14bの停止中における、所定期間(例えば7分)の開始時の湿度検出手段27による検出湿度H1とこの所定期間(例えば7分)の終了時の湿度検出手段27による検出湿度H2を求め、H2とH1との差H(=H2−H1)を所定時間(例えば7分)で除して、湿度の上昇速度Eを求め、その値Eを第1の閾値Xおよび第2の閾値Yとの関係を調べるようにしている。
その結果、湿度の上昇速度Eと、第1の閾値X、第2の閾値Yとの関係を容易、かつ確実に判定することが可能になり、湿度の上昇速度に応じた、適切な時間に亘って乾燥運転を行うことで、無駄なく適切な乾燥運転を実行することが可能な浴室乾燥機を実現することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、発明の範囲内において種々の応用、変形を加えることが可能である。
1 吸い込み口
2 浴室
3 吹き出し口
5 操作器
9 機器本体(浴室暖房乾燥機本体)
12 グリル板
13 熱交換器(温風用熱交換器)(加熱部)
14 送風機
14a 循環ファン
14b 換気ファン
16 熱源機
27 湿度検出手段(湿度センサ)
29 演算回路
31 タイマー表示部(時間表示部)
51 往き配管
52 往き配管接続部
61 戻り配管
62 戻り配管接続部
A 浴室暖房乾燥機
B 制御部
TH1 ミスト温度サーミスタ
TH2 往き温水温度検出部(暖房温水サーミスタ)
TH3 浴室温度サーミスタ

Claims (2)

  1. 浴室に設置された機器本体内に空気を流入させ、機器本体内に流入した空気を屋外に排出させる換気ファンと、
    前記機器本体内に空気を流入させ、機器本体内に流入した空気を噴出し口を通して吹き出させる循環ファンと、
    前記機器本体内に設けられ前記循環ファンによって機器本体内に取り込まれた空気を加熱する加熱部と、
    機器本体内に流入した空気の湿度を検出する湿度検出手段と、
    時間表示部と、を備えた浴室乾燥機であって、
    前記換気ファンを作動させるとともに、前記循環ファンを作動させて前記循環ファンによって機器本体内に取り込まれた空気を前記加熱部により加熱する乾燥運転の実行中に、
    前記換気ファンを停止するとともに、前記循環ファンの作動および前記加熱部による加熱を継続する、湿度検出用循環加熱運転を実行し、
    前記湿度検出用循環加熱運転の実行中における、前記湿度検出手段によって検出された湿度の上昇速度が第1の閾値以下であると判定された場合には、前記時間表示部への、乾燥運転の残時間の表示を開始し、その後、前記残時間に亘り前記乾燥運転を実行し、
    (1)前記乾燥運転の開始時点から第1の所定時間に亘り前記乾燥運転を実行した後に、前記湿度検出用循環加熱運転の実行中において前記湿度検出手段によって検出された前記湿度の上昇速度が第1の閾値以下である場合、
    前記時間表示部への乾燥運転の残時間の表示を開始し、その後、前記残時間に亘り前記乾燥運転を実行し、
    (2)前記乾燥運転の開始時点から第1の所定時間に亘り前記乾燥運転を実行した後に、前記湿度検出用循環加熱運転の実行中において前記湿度検出手段によって検出された前記湿度の上昇速度が、前記第1の閾値以下ではない場合、
    前記湿度検出用循環加熱運転の実行中において前記湿度検出手段によって検出された前記湿度の上昇速度が、前記第1の閾値より大きく設定された第2の閾値以下であり、かつ、前記乾燥運転の開始時点からの前記乾燥運転の累積時間が前記第1の所定時間より長い第2の所定時間以上であると判定したときに、前記時間表示部への乾燥運転の残時間の表示を開始し、その後、前記残時間に亘り前記乾燥運転を実行すること
    を特徴とする浴室乾燥機。
  2. 前記湿度検出用循環加熱運転の実行中における、所定期間の開始時の前記湿度検出手段による検出湿度と、前記所定期間の終了時の前記湿度検出手段による検出湿度との差によって、前記湿度の上昇速度を判定するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の浴室乾燥機。
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