JP4606757B2 - Egrバルブ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、例えばディーゼルエンジンなどの排気ガス還流路に設置されるEGRバルブ装置に係り、特に排気ガス還流路の遮断時における排気ガスの洩れを抑制するに有効なEGRバルブ装置に関するものである。
従来のEGRバルブ装置として、エンジンの排気ガス還流路に接続可能な1つ以上の排気ガス流入口(以下、単に流入口という)と2つ以上の排気ガス流出口(以下、単に流出口という)を有し、前記流入口側の一次側流路および当該一次側流路から前記流出口に向って分岐した二次側流路を形成しているバルブハウジングと、前記一次側流路と二次側流路の分岐連通部に配置された第1および第2のバルブシートと、前記バルブハウジングに軸方向へ移動可能に組み付けられたバルブシャフトと、このバルブシャフトに取り付けられ、当該バルブシャフトの一方向移動時に前記第1,第2のバルブシートに対しほぼ同時に当接して前記排気ガス還流路を遮断する第1,第2のバルブとを備えたダブルポペット型構成のものは知られている。このようなダブルポペット型のEGRバルブ装置は、当該装置全体を大気中に晒して設置するビルトインタイプのものと、バルブハウジングの一部もしくは多くの部分を排気ガス還流路内に組み込んだドロップインタイプのものとがある。
次に動作について説明する。
ビルトインタイプおよびドロップインタイプのEGRバルブ装置は、いずれもバルブハウジングの1つ以上の流入口と2つ以上の流出口が排気ガス還流路に接続されているため、その排気ガス還流路を循環する高温の排気ガスによって、前記バルブハウジングおよび当該バルブハウジング内部のバルブシャフトが共に加熱される。ここで、前記ビルトインタイプのEGRバルブ装置は、バルブハウジング全体が外気に晒された取り付け構成となっているため、そのバルブハウジングは常に外気で冷却された状態となり、一方、前記バルブシャフトはバルブハウジング内にあって外気と遮断された状態で高温の循環排気ガスに浸されているため、その循環排気ガスで共に加熱されたバルブハウジングとバルブシャフトには温度差が生じる。その温度差によって、前記バルブハウジングとバルブシャフトとでは、それぞれの熱膨張による軸方向の伸び量が異なってくる。このため、前記バルブハウジングに一体化された2つのバルブシートの相互間隔と、前記バルブシャフトに一体化された2つのバルブの相互間隔とが異なってしまい、2つのバルブの同時閉弁を意図しているにもかかわらず、その一方のバルブしかバルブシートに着座せず、他方のバルブとバルブシートとの間には、循環排気ガスの温度が高くなるほど大きな隙間が生じて排気ガスの洩れ量が増加する結果となる。
また、前記ドロップインタイプのEGRバルブ装置にあっても、排気ガス還流路内に配置されたバルブハウジングの一部外周が前記排気ガス還流路にシール材を介して接触しており、その排気ガス還流路は外気に晒されているため、排気ガス還流路を循環する高温の排気ガスで加熱されたバルブハウジングの温度は、外気で冷却状態の前記排気ガス還流路に伝達されることとなり、これによって、前記バルブハウジングとバルブシャフトには温度差が生じる。したがって、前記ビルトインタイプのEGRバルブ装置と同様に、前記バルブハウジングとバルブシャフトとでは、それぞれの熱膨張による軸方向の伸び量が異なり、これに起因して一方のバルブしかバルブシートに着座せず、他方のバルブとバルブシートとの間には、循環排気ガスの温度が高くなるほど大きな隙間が生じて排気ガスの洩れ量が増加する結果となる。
そこで、前述のようなバルブハウジングとバルブシャフトとの温度差による伸び量の違いに起因した循環排気ガスの洩れ量を抑制するための対策を施したEGRバルブ装置も提案されている。その1つの対策として、少なくとも2つのバルブ間に位置するバルブハウジング部材とバルブシャフトのそれぞれの熱膨張係数を同じにした構成のEGRバルブ装置がある(例えば、特許文献1参照)。また、もう1つの対策として、例えば常温雰囲気でのバルブ全閉時には、2つのバルブが2つのバルブシートに同時に当接せず、高温雰囲気でのバルブ全閉時において、2つのバルブが2つのバルブシートにほぼ同時に当接するようにした構成、すなわち、所定温度でのバルブ全閉作動時における2つのバルブの間隔寸法と2つのバルブシートの間隔寸法に差を設けて、一方のバルブが1方のバルブシートに着座した状態で、他方のバルブと他方のバルブシートとの間にクリアランスが設けられるように構成したEGRバルブ装置もある(例えば、特許文献2参照)。
US 6,247,461 B1 特開平11−182355号公報(第7頁、図2)
従来のEGRバルブ装置は以上のように構成されているので、特許文献1のように、少なくとも2つのバルブ間に位置するバルブハウジング部材とバルブシャフトのそれぞれの熱膨張係数を同じに設定したとしても、それらのバルブハウジングとバルブシャフトには温度差が生じ、その温度差によって、前記バルブハウジングとバルブシャフトとの熱膨張による軸方向の伸び量には差が生じるため、前記バルブシャフトに一体化された2つのバルブの間隔と、前記バルブハウジングに一体化された2つのバルブシートの間隔に差が生じる。その結果、バルブ全閉時には一方のバルブがバルブシートに当接した状態で他方のバルブとバルブシートとの間に生じる隙間が許容範囲以上に大きくなり、その現象は排気ガス温度が高いほど著しくなって循環排気ガスの洩れ量が増加するという課題があった。
また、特許文献2のように、高温の排気ガスが排気ガス還流路を循環している高温雰囲気でのバルブ全閉時において、2つのバルブがそれぞれのバルブシートに当接するようにした場合、常温でのバルブ全閉時には一方のバルブがバルブシートに着座した状態で、他方のバルブとバルブシートとの間にクリアランスが生じるため、そのクリアランスから循環排気ガスが大量に洩れるという課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、高温の排気ガスが排気ガス還流路を循環している高温雰囲気でのバルブ全閉時および常温でのバルブ全閉時のいずれにおいても、バルブとバルブシートとの隙間からの排気ガスの洩れ量を抑制することができるEGRバルブ装置を得ることを目的とする。
この発明に係るEGRバルブ装置は、エンジンの排気ガス還流路に接続可能な1つ以上の排気ガス流入口と2つ以上の排気ガス流出口を有し、それらの排気ガス流入口と排気ガス流出口とに連続した排気ガス流通路を形成しているバルブハウジングと、このバルブハウジングの内周面に配置された第1,第2のバルブシートと、前記バルブハウジングに軸方向へ移動可能に組み付けられたバルブシャフトと、このバルブシャフトに取り付けられ、当該バルブシャフトの一方向移動時に前記第1,第2のバルブシートに対しほぼ同時に当接して前記排気ガス流通路を遮断する第1,第2のバルブとを備えたEGRバルブ装置において、前記バルブハウジングを、少なくとも前記第1,第2のバルブシート間に位置するハウジング部位の軸方向の熱膨張係数が、前記バルブシャフトの軸方向の熱膨張係数よりも大きい材料で形成すると共に、前記第1,第2のバルブシートの間隔と前記第1,第2のバルブの間隔を常温で同一間隔に設定し、前記バルブハウジングの少なくとも流路を構成する部分が前記排気ガス還流路の内部に組み込まれ、前記EGRバルブ装置の組み付け方がドロップインタイプであり、前記バルブハウジングは、前記第1,第2のバルブを有する前記バルブシャフトが軸方向へ移動可能に組み付けられて排気ガス還流路の外側に装着される第1のハウジング部材と、この第1のハウジング部材に連結されて前記排気ガス還流路内に配置され、1つ以上の排気ガス流入口と2つ以上の排気ガス流出口を有して内周面に第1,第2のバルブシートが配置された第2のハウジング部材とに分割形成され、前記第2のハウジング部材の軸方向の熱膨張係数が、前記バルブシャフトの軸方向の熱膨張係数αRよりも大きい材料で形成され、前記バルブハウジングおよび前記バルブシャフトのそれぞれが温度上昇しても、前記第1、第2のバルブシートの間隔と第1、第2のバルブの間隔はほぼ同じとなるものである。
この発明によれば、バルブハウジングを、その軸方向の熱膨張係数がバルブシャフトの軸方向の熱膨張係数よりも大きな材料で形成し、前記バルブハウジングの内周面に配置した第1,第2のバルブシートの間隔と、前記バルブシャフトに一体的に保持させた第1,第2のバルブの間隔とを、常温で同一間隔に設定するように構成したので、高温の循環排気ガスで加熱されたバルブハウジングとバルブシャフトに温度差が生じても、前述のようにバルブハウジングの軸方向の熱膨張係数がバルブシャフトの軸方向の熱膨張係数よりも大きくなっていることにより、前記バルブハウジングとバルブシャフトの熱膨張による両者の伸び量は実質的に同じとなって、前記バルブハウジング内の2つのバルブシートの間隔と前記バルブシャフト上の2つのバルブの間隔をほぼ同一間隔に保つことができ、このため、一方のバルブがバルブシートの当接した閉弁状態で他方のバルブとバルブシートとの間に生じる僅かな隙間から洩れる循環排気ガス量を、従来のEGRバルブ装置よりも大幅に低減できるという効果がある。また、排気ガス還流路の外側に装着する第1のハウジング部材は、バルブシャフトとの熱膨張係数の関係を考慮する必要がないので、例えばアルミ材など安価な材料で形成できるという効果がある。
参考例
図1はこの発明の参考例によるビルトインタイプのEGRバルブ装置を示す断面図である。
図1に示すEGRバルブ装置1は、エンジンの排気ガス還流路2に接続するバルブハウジング3と、このバルブハウジング3の内周面に上下方向へ所定の間隔で配置された第1,第2のバルブシート4,5と、前記バルブハウジング3に軸方向へ移動可能に組み付けられたバルブシャフト8と、このバルブシャフト8に取り付けられ、当該バルブシャフト8の一方向移動時に前記両バルブシート4,5に対してほぼ同時に当接する第1,第2のバルブ9,10とを備えたダブルポペット型の構成となっている。
さらに詳しく説明すると、前記バルブハウジング3は、前記排気ガス還流路2の一次側に接続する1つの排気ガス流入口(以下、単に流入口という)31と、前記排気ガス還流路2の二次側に接続する2つの排気ガス流出口(以下、単に流出口という)32,33とを有し、それらの流入口31と流出口32,33とに連続した一連の排気ガス流通路34,35,36を形成している。その一連の排気ガス流通路34,35,36は、前記流入口31側の一次側流路34と、この一次側流路34から分岐して前記流出口32,33に至る二次側流路35,36とからなっている。このように形成されたバルブハウジング3において、前記一次側流路34と二次側流路35,36の分岐連通部付近となるハウジング内周面に第1,第2のバルブシート4,5が配置してある。また、前記バルブハウジング3には、ブッシュ6とフィルタ7を介してバルブシャフト8が軸方向へ移動可能に組み付けられている。そのバルブシャフト8には、前記第1,第2のバルブシート4,5に対してほぼ同時に当接・開離させるための第1,第2のバルブ9,10が、前記第1,第2のバルブシート4,5の間隔と同じ間隔で一体的に取り付けられている。
なお、排気ガス流入口31は1つ以上であれば複数個に分割し設けるようにしてもよく、また、排気ガス流出口32,33も同様である。
さらに、前記バルブシャフト8における前記ブッシュ6からの突出端部にはストッパ11を介してスプリングホルダ12が取り付けられている。そのスプリングホルダ12とバルブハウジング3の壁部との間には、前記バルブシャフト8を閉弁方向に付勢するスプリング13を介在させている。さらに、前記バルブハウジング3における前記スプリングホルダ12側の外端部にはアクチュエータM1が装着してある。このアクチュエータM1は例えばステッピングモータやDCモータなどのモータからなり、そのモータシャフトM2が前記バルブシャフト8に当接して当該バルブシャフト8をスプリング13の付勢力に抗して軸方向へ駆動するようになっている。
以上のように構成されたビルトインタイプのEGRバルブ装置1におけるバルブハウジング3とバルブシャフト8を同じ材料(例えば、ステンレス材)で形成した場合、高温の排気ガスが排気ガス還流路2を循環している状態では、大気中に晒されて外気で冷却されているバルブハウジング3と、排気ガス還流路2内にあって外気と遮断された状態で高温の循環排気ガスに浸されているバルブシャフト8とでは、両者に温度差が生じて熱膨張による軸方向の伸び量に差が生じる。その伸び量の違いによって、第1,第2のバルブ9,10による排気ガス還流路2の遮断時には第1のバルブ9がバルブシート4に当接した閉弁状態となっても第2のバルブ10と第2のバルブシート5との間には大きな隙間が生じ、その隙間から多くの循環排気ガスが洩れる結果となる。
そこで、この発明の参考例では、前記バルブハウジング3を、例えばニレジスト材(Ni系オーステナイト球状黒鉛鋳鉄)で形成すると共に、それとは異質の例えばステンレス材で前記バルブシャフト8を形成する。この参考例において、前記バルブハウジング3の材料に適用するニレジスト材の熱膨張係数αHは、凡そ17.8E−6/℃であり、一方、前記バルブシャフト8の材料に適用するステンレス材の熱膨張係数αRは13.6E−6/℃である。このように、バルブハウジング3とバルブシャフト8をそれぞれの線膨張係数が異なる材料、すなわち、前記バルブハウジング3を、その軸方向の熱膨張係数αHが前記バルブシャフト8の軸方向の熱膨張係数αRよりも大きな材料で形成する。また、前記バルブハウジング3の内壁に配置された第1,第2のバルブシート4,5の間隔と、前記バルブシャフト8に取り付けられた第1,第2のバルブ9,10の間隔を、常温で同一間隔に設定する。
次に動作について説明する。
エンジン稼働時の制御信号でアクチュエータM1が稼働すると、そのモータシャフトM2がバルブシャフト8をスプリング13の付勢力に抗して移動させることにより、第1,第2のバルブシート4,5に着座していた第1,第2のバルブ9,10が開弁動作する。その開弁状態では、エンジンからの高温の排気ガスがバルブハウジング3の流入口31から一次側流路34および二次側流路35,36を通って流出口32,33から流出して排気ガス還流路2を循環する。その排気ガス循環状態においては、バルブハウジング3とバルブシャフト8が共に高温の循環排気ガスで加熱されるが、前記バルブハウジング3は全体が外気に晒され、一方、前記バルブシャフト8は高温の循環排気ガス中に浸されているため、前記バルブハウジング3の温度はバルブシャフト8の温度よりも低温となって、それらのバルブハウジング3とバルブシャフト8には温度差が生じる。
このように、バルブハウジング3とバルブシャフト8に温度差が生じても、前記バルブハウジング3はその軸方向の熱膨張係数αHがバルブシャフト8の軸方向の熱膨張係数αRよりも大きくなっているため、循環排気ガスで加熱された前記バルブハウジング3とバルブシャフト8は、それぞれの熱膨張による軸方向の伸び量が実質的に同じとなる。これにより、前記バルブハウジング3の内壁部に一体的に配置された第1,第2のバルブシート4,5の間隔と、前記バルブシャフト8に一体的に取り付けられた第1,第2のバルブ9,10の間隔がほぼ同一間隔に保たれるため、エンジン停止等に伴う排気ガス還流路2の遮断に際しては、スプリング13の付勢力によるバルブシャフト8の閉弁方向への軸方向移動で第1,第2のバルブ9,10がそれぞれのバルブシート4,5にほぼ同時に当接閉止する。
以上説明した参考例によれば、バルブハウジング3を、その軸方向の熱膨張係数αHがバルブシャフト8の軸方向の熱膨張係数αRよりも大きな材質で形成し、前記バルブハウジング3内に配置した第1,第2のバルブシート4,5の間隔と、前記バルブシャフト8に一体的に保持させた第1,第2のバルブ9,10の間隔とを、常温で同一間隔に設定するように構成したので、外気に晒されて高温の循環排気ガスで加熱されたバルブハウジング3と、外気とは遮断されて循環排気ガスに浸されたバルブシャフト8とでは、温度差が生じるが、それらのバルブハウジング3とバルブシャフト8の熱膨張による両者の軸方向への伸び量をほぼ同じにすることができ、このため、第1,第2のバルブシート4,5の相互間隔と第1,第2のバルブ9,10の相互間隔に差が生じるようなことがなくなる。したがって、一方のバルブ9がバルブシート4に当接した状態で他方のバルブ10とバルブシート5との間に生じる僅かな隙間から洩れる循環排気ガス量を、従来のビルトインタイプのEGRバルブ装置よりも大幅に低減できるという効果がある。また、前記第1,第2のバルブシート4,5の相互間隔と第1,第2のバルブ9,10の相互間隔が常温で同一間隔に設定されているので、常温での排気ガス還流路2の遮断時においても、一方のバルブ9がバルブシート4に当接した状態で他方のバルブ10とバルブシート5との間に生じる僅かな隙間から洩れる循環排気ガス量を低減できるという効果がある。
参考例1.
次に、前記参考例によるEGRバルブ装置1のバルブハウジング3内に高温の排気ガスを実際に循環させ、その循環排気ガスの温度を段階的に上昇させてバルブハウジン
グ3とバルブシャフト8の温度を測定した結果を以下に説明する。
この参考例1では、前記参考例で述べたように、バルブハウジング3を熱膨張係数αHが凡そ17.8E−6/℃のニレジスト材で形成し、バルブシャフト8を熱膨張係数αRが凡そ13.6E−6/℃のステンレス材で形成した。そして、2つのバルブシート4,5の間隔およびバルブ9,10の間隔を常温(25℃)で同一間隔(50mm)に設定した。このような条件下でバルブハウジング3内の循環排気ガスの温度を上昇させ、その循環排気ガスの温度と、バルブハウジング3の温度と、バルブシャフト8の温度を測定した。ここで、バルブハウジング3の温度測定は2つのバルブシート4,5間のハウジング壁部で行い、バルブシャフト8の温度測定は2つのバルブ9,10間で行った。その結果を表1に示す。
Figure 0004606757
表1で明らかなように、循環排気ガスの温度上昇に伴ってバルブハウジング3(表1ではハウジング)およびバルブシャフト8のそれぞれが温度上昇しても、2つのバルブシート4,5の間隔と2つのバルブ9,10の間隔はほぼ同じとなり、一方のバルブ9がバルブシート4に当接閉止した状態で他方のバルブ10とバルブシート5との間に生じる隙間は微小であり、その隙間から洩れる循環排気ガス量は極く微量であった。
さらに詳しく述べると、表1において、循環排気ガスの温度が25℃(常温)〜300℃までの温度上昇範囲では、2つのバルブシート4,5の間隔と2つのバルブ9,10の間隔は全く同じとなり、前記300℃までの温度上昇範囲で閉弁状態とした2つのバルブ9,10とバルブシート4,5との間には隙間が生じなかった。また、循環排気ガスの温度を400℃まで上昇させたところ、バルブハウジング3の熱膨張による2つのバルブシート4,5の間隔は50.25mmとなり、バルブシャフト8の熱膨張による2つのバルブ9,10の間隔は50.26mmとなって、一方のバルブ9がバルブシート4に当接閉止した状態で他方のバルブ10とバルブシート5との間に僅かな隙間0.01mmが生じたが、その隙間から洩れる循環排気ガスは極く微量であった。
ここで、従来技術と比較するために、前記バルブハウジング3とバルブシャフト8をそれぞれ同じ材質、すなわち線膨張係数が同じステンレス材で形成し、その他は前記参考例1の場合と同様の設定条件で温度測定を行った結果を表2に示す。
Figure 0004606757
表2において、循環排気ガスの温度上昇に伴ってバルブハウジング3とバルブシャフト8の温度が高くなるほど、2つのバルブシート4,5の間隔と2つのバルブ9,10の間隔との差が大きくなり、一方のバルブ9がバルブシート4に当接閉止した状態で他方のバルブ10とバルブシート5との間に生じる隙間が前記温度上昇に伴って大きくなり、その隙間から洩れる循環排気ガス量が前記参考例1の場合よりも大きく増加した。
実施の形態1
図2はこの発明の実施の形態1によるドロップインタイプのEGRバルブ装置を示す断面図であり、図1と同一または相当部分には同一符号を付して重複説明は省略する。
この実施の形態1では、バルブハウジング3の一部または多くの部分を排気ガス還流路2内に組み込んだ構成としたものである。さらに詳しく説明すると、この実施の形態1においては、前記バルブハウジング3を、排気ガス還流路(排気ガス還流配管)2の外側に装着する第1のハウジング部材3Aと、この第1のハウジング部材3Aに連結して前記排気ガス還流路2内に配置する第2のハウジング部材3Bとに分割形成し、前記第2のハウジング部材3Bを、その軸方向の熱膨張係数αHがバルブシャフト8の軸方向の熱膨張係数αRよりも大きな材料で形成したものである。なお、排気ガス還流路2の外側に装着される第1のハウジング部材3Aについては、バルブシャフト8との熱膨張係数の関係を考慮する必要がないので、低コストの材料を適当に選定すればよい。
以上において、第1のハウジング部材3Aには、第1,第2のバルブ9,10を有して軸方向に移動可能なバルブシャフト8と、その系統の部品およびアクチュエータM1が組み付けられた構成となっている。また、第2のハウジング部材3Bは、排気ガス還流路2の一次側に接続する1つの流入口31と、排気ガス還流路2の二次側に接続する2つの流出口32,33とを有し、前記1つの流入口31から分岐して前記2つの流出口32,33に至る排気ガス流通路37を形成している。さらに、前記第2のハウジング部材3Bの内周面には第1,第2のバルブシート4,5が前記第1,第2のバルブ9,10の間隔と同一間隔で配置してある。
ここで、前記排気ガス還流路2は、第2のハウジング部材3Bの流入口31に接続する一次側管路21と、第2のハウジング部材3Bの流出口32,33に接続して当該流出口32,33のそれぞれから流出した循環排気ガスを合流させるための合流空間部23を形成している二次側管路22とからなり、前記一次側管路21を二次側管路22の合流空間部23に延ばしてその両方の管路21,22を一体化した構成となっている。また、前記第1のハウジング部材3Aは、第2のハウジング部材3Bとの連結側にボス部3aを有している。そのボス部3aを第2のハウジング部材3Bの上端側内部に圧入し、当該圧入部に締結ピン15を打ち込むことにより、前記第1,第2のハウジング部材3A,3B同士を強固に連結している。このようにして、第1のハウジング部材3Aに連結された第2のハウジング部材3Bは、二次側管路22の合流空間部23の壁部および当該合流空間部23に伸びている一次側管路21を貫通して当該一次側管路21内に流入口31が開口し、かつ流出口32,33が前記合流空間部23に開口した状態に取り付けられている。その取り付け状態において、第1のハウジング部材3Aのボス部3a側の端面は前記合流空間部23の外壁面に当接しており、その外壁面と前記第1のハウジング部材3Aとの間、および前記一次側管路21における第2のハウジング部材3Bの貫通部にはシール材14a,14bを介在させている。
次に動作について説明する。
第1,第2のバルブ9,10の開弁状態において、排気ガス還流路2の一次側管路21から第2のハウジング部材3B内に流入した高温の排気ガスは、前記第2のハウジング部材3B内で第1の流出口32と第2の流出口33に向って分流し、それらの流出口32,33から前記排気ガス還流路2の二次側管路22の合流空間部23に流出してエンジンの燃焼室に戻る流れとなる。
このようなドロップインタイプのEGRバルブ装置1では、バルブハウジング3の一部となる第2のハウジング部材3Bが排気ガス還流路2内に組み込まれているため、その排気ガス還流路2を循環する高温の排気ガスによって前記第2のハウジング部材3Bおよび当該ハウジング部材3B内のバルブシャフト8が共に加熱される。しかし、第2のハウジング部材3Bとバルブシャフト8とでは温度差が生じる。すなわち、第2のハウジング部材3Bは、排気ガス還流路2の一次側管路21と二次側管路22に組み付けられているため、高温の循環排気ガスで加熱された第2のハウジング部材3Bの熱は排気ガス還流路2(一次側管路21および二次側管路22)に伝達されるが、その排気ガス還流路2は外気に晒されているため、前記第2のハウジング部材3Bの温度は、循環排気ガス中に浸されているバルブシャフト8の温度よりも低温となる。このように第2のハウジング部材3Bとバルブシャフト8とでは温度差が生じることにより、それらのハウジング部材3Bとバルブシャフト8は、熱膨張係数が同じ材料で形成されている場合、それぞれの熱膨張による軸方向の伸び量に差が生じ、2つのバルブシート4,5の間隔と2つのバルブ9,10の間隔が異なってくる。
しかし、前記実施の形態1では、排気ガス還流路2内に組み込まれた第2のハウジング部材3Bを、前記参考例のバルブハウジング3の場合と同様に、その軸方向の熱膨張係数αHがバルブシャフト8の軸方向の熱膨張係数αRよりも大きな材料で形成していることにより、高温の循環排気ガスで加熱された第2のハウジング部材3Bとバルブシャフト8に温度差が生じても、それらのハウジング部材3Bとバルブシャフト8は、それぞれの熱膨張による軸方向の伸び量がほぼ同じとなる。このため、2つのバルブシート4,5と2つのバルブ9,10はそれぞれの間隔がほぼ同一間隔に保たれ、排気ガス還流路2の遮断時には前記2つのバルブ9,10をそれぞれのバルブシート4,5にほぼ同時に当接閉止させることができる。
以上説明した実施の形態1によれば、ドロップインタイプのEGRバルブ装置1におけるバルブハウジング3を、排気ガス還流路2の外部に装着する第1のハウジング部材3Aと、このハウジング部材3Aに連結して前記排気ガス還流路2内に組み込む第2のハウジング部材3Bとに分割形成し、前記第2のハウジング部材3Bを、その軸方向の熱膨張係数αHがバルブシャフト8の軸方向の熱膨張係数αRよりも大きな材料で形成するように構成したので、高温の循環排気ガスで加熱された前記第2のハウジング部材3Bとバルブシャフト8に温度差が生じても、それらのハウジング部材3Bとバルブシャフト8の熱膨張による軸方向の伸び量がほぼ同じとなり、このため、排気ガス還流路2の遮断時に一方のバルブ9がバルブシート4に当接した状態で他方とバルブ10とバルブシート5との間に生じる微小な隙間が、前記第2のハウジング部材3Bとバルブシャフト8の温度差に起因して増大するのを抑制でき、閉弁時における循環排気ガスの洩れ量を低減できるという効果がある。また、排気ガス還流路2の外側に装着する第1のハウジング部材3Aは、バルブシャフト8との熱膨張係数の関係を考慮する必要がないので、例えばアルミ材など安価な材料で形成できるという効果がある。
また、前記実施の形態1によれば、第1のハウジング部材3Aと第2のハウジング部材3Bを圧入により連結し、その圧入連結部に締結ピン15を打ち込むように構成したので、前記第1,第2のハウジング部材3A,3B相互の十分な締結強度が得られるという効果がある。ここで、第1のハウジング部材3Aと第2のハウジング部材3Bを異種材料で形成して両者を単に圧入しただけでは、少なくとも一方の材料強度が弱い場合や熱による膨張・収縮の繰り返し荷重で前記ハウジング部材3A,3B相互の圧入部が塑性変形するなどして前記ハウジング部材3A,3B相互の締結強度を確保できなくなるが、前記実施の形態1によれば、前記ハウジング部材3A,3Bにどのような材料を選定しても、前記締結ピン15によって、前記ハウジング部材3A,3B相互の十分な締結強度を確保できるという効果がある。
実施の形態2
図3はこの発明の実施の形態2によるEGRバルブ装置の要部を示す断面図であり、図2と同一部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
この実施の形態2では、前記実施の形態1によるドロップインタイプのEGRバルブ装置1において、第1のハウジング部材3Aと第2のハウジング部材3Bの圧入部に打ち込んだ締結ピン15を前記圧入部の外壁部(図3では第2のハウジング部材3Bの上端側外壁面)に溶接したもので、その溶接部を符号16で示す。
このように、第1,第2のハウジング部材3A,3B相互の圧入部に打ち込んだ締結ピン15を前記圧入部の外壁面に溶接するように構成した実施の形態2によれば、前記ハウジング部材3A,3Bの相互を前記実施の形態1の場合よりもさらに強固に連結固定できるという効果がある。
実施の形態3
図4(A)はこの発明の実施の形態3によるEGRバルブ装置の閉弁状態での排気ガス流入口を示す図、図4(B)は図4(A)の開弁状態を示す図であり、図2と同一部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
この実施の形態3では、前記実施の形態1によるドロップインタイプのEGRバルブ装置1において、第2のハウジング部材3Bの排気ガス流入口31を、2つのバルブシート4,5間に位置するバルブ9の形状にマッチした開口形状に形成したものである。
ここで、図5をも参酌してさらに詳しく説明する。なお、図5は図4と対比するために例示した参考図である。
図2に示すようなドロップインタイプのEGRバルブ装置1において、そのバルブハウジング3の下側部位となる第2のハウジング部材3Bは、排気ガス還流路2の合流空間部23に延びた一次側管路21に組み込まれるため、その一次側管路21内に開口する排気ガス流入口31と2つのバルブシート4,5およびバルブシート4,5間に位置するバルブ9のそれぞれが接近した構成となっている。また、バルブシャフト8に取り付けられた第1,第2のバルブ9,10は、通常、それらの外径面がテーパ状に形成されている。なお、図4では、前記両バルブシート4,5間に位置する第1のバルブ9のテーパ面9aのみを示す。
このようなテーパ形状のバルブ9は、図5(A)の閉弁位置から図5(B)に示すように開弁した時に前記排気ガス流入口31の開口領域の上部に対応位置するが、その排気ガス流入口31が四角形状に形成されていると、開弁位置のバルブ9のテーパ面9aに接近している前記排気ガス流入口31の上側隅角部31bによって、その排気ガス流入口31から流入する循環排気ガスに乱流が発生する。
そこで、この実施の形態3では、図2に示すドロップインタイプのEGRバルブ装置1において、2つのバルブシート4,5間に位置するバルブ9が図4(B)に示す開弁位置にあるとき、そのバルブ9が接近している前記排気ガス流入口31の上側隅角部に、この排気ガス流入口31を正面側から見て前記バルブ9のテーパ面9aに平行するテーパ面31aを形成したものである。すなわち、この実施の形態1による前記排気ガス流入口31は、これを正面側から見たとき、開弁位置にあるバルブ9のテーパ面9aに沿ったテーパ面31aを開口隅部に有する略四角形状に形成されているものである。
以上説明した実施の形態3によれば、図2に示すドロップインタイプのEGRバルブ装置1において、排気ガス還流路2の一次側管路21に組み込むハウジング部材3Bの排気ガス流入口31を、開弁位置のバルブ9のテーパ面9aに沿ったテーパ面31aを開口隅部に有する略四角形状に形成するように構成したので、前記排気ガス流入口31からハウジング部材3B内に流入する循環排気ガスに乱流が発生するようなことがなくなり、循環排気ガスの流れを安定させることができるという効果がある。
この発明の参考例によるビルトインタイプのEGRバルブ装置を示す断面図である。 この発明の実施の形態1によるドロップインタイプのEGRバルブ装置を示す断面図である。 この発明の実施の形態2によるEGRバルブ装置の要部を示す断面図である。 図4(A)はこの発明の実施の形態3によるEGRバルブ装置の閉弁状態での排気ガス流入口を示す図、図4(B)は図4(A)の開弁状態を示す図である。 図4と対比するために例示した参考図である。
1 EGRバルブ装置、2 排気ガス還流路、3 バルブハウジング、3A,3B 第1,第2のハウジング部材、3a ボス部、4,5 第1,第2のバルブシート、6 ブッシュ、7 フィルタ、8 バルブシャフト、9,10 第1,第2のバルブ、9a テーパ面、11 ストッパ、12 スプリングホルダ、13 スプリング、14a,14b
シール材、15 締結ピン、16 溶接部、21 一次側管路、22 二次側管路、23 合流空間部、31 排気ガス流入口、31a テーパ面、31b 上側隅角部、32,33 排気ガス流出口、34 一次側流路(排気ガス流通路)、35 ,36 二次側流路(排気ガス流通路)、37 排気ガス流通路、M1 アクチュエータ、M2 モータシャフト。

Claims (4)

  1. エンジンの排気ガス還流路に接続可能な1つ以上の排気ガス流入口と2つ以上の排気ガス流出口を有し、それらの排気ガス流入口と排気ガス流出口とに連続した排気ガス流通路を形成しているバルブハウジングと、このバルブハウジングの内周面に配置された第1,第2のバルブシートと、前記バルブハウジングに軸方向へ移動可能に組み付けられたバルブシャフトと、このバルブシャフトに取り付けられ、当該バルブシャフトの一方向移動時に前記第1,第2のバルブシートに対しほぼ同時に当接して前記排気ガス流通路を遮断する第1,第2のバルブとを備えたEGRバルブ装置において、前記バルブハウジングを、少なくとも前記第1,第2のバルブシート間に位置するハウジング部位の軸方向の熱膨張係数が、前記バルブシャフトの軸方向の熱膨張係数よりも大きい材料で形成すると共に、前記第1,第2のバルブシートの間隔と前記第1,第2のバルブの間隔を常温で同一間隔に設定し、前記バルブハウジングの少なくとも流路を構成する部分が前記排気ガス還流路の内部に組み込まれ、前記EGRバルブ装置の組み付け方がドロップインタイプであり
    前記バルブハウジングは、前記第1,第2のバルブを有する前記バルブシャフトが軸方向へ移動可能に組み付けられて排気ガス還流路の外側に装着される第1のハウジング部材と、この第1のハウジング部材に連結されて前記排気ガス還流路内に配置され、1つ以上の排気ガス流入口と2つ以上の排気ガス流出口を有して内周面に第1,第2のバルブシートが配置された第2のハウジング部材とに分割形成され、前記第2のハウジング部材の軸方向の熱膨張係数が、前記バルブシャフトの軸方向の熱膨張係数αRよりも大きい材料で形成され、前記バルブハウジングおよび前記バルブシャフトのそれぞれが温度上昇しても、前記第1、第2のバルブシートの間隔と第1、第2のバルブの間隔はほぼ同じとなることを特徴とするEGRバルブ装置。
  2. 第1のハウジング部材と第2のハウジング部材は圧入により連結され、その圧入連結部に締結ピンが打ち込まれていることを特徴とする請求項1記載のEGRバルブ装置。
  3. 締結ピンは、第1のハウジング部材と第2のハウジング部材の圧入連結部の外壁部に溶接されていることを特徴とする請求項2記載のEGRバルブ装置。
  4. バルブハウジングの排気ガス流入口は、バルブの外径面に形成されているテーパ面に沿ったテーパ面を開口隅部に有する略四角形状に形成されていることを特徴とする請求項1記載のEGRバルブ装置。
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