JP4604937B2 - エアベルト及びエアベルト装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両乗員を車両衝突時等に拘束するために、インフレータからのガスによって袋状ベルトを膨張させるようにしたエアベルトと、それを用いたエアベルト装置に関する。詳しくは、袋状ベルトの折畳体をカバーで囲み、且つ付着剤で折畳体とカバーとを付着させたエアベルト及びエアベルト装置に関する。
この種の従来のエアベルト装置として、特開平11−165603号及び特開平11−255057号に記載のものがある。
これらのエアベルトは、ガスが導入されることにより膨張する袋状ベルトを帯状に折畳んでなる折畳体と、該袋状ベルトの折畳体を覆う伸長可能なカバーとを有するエアベルトにおいて、該折畳体の外面に該カバーの内面を付着させたことを特徴とするものである。
かかるエアベルトにあっては、折畳体の外面とカバーの内面とが付着しており、カバーが折畳体に対し自由に動くことがない。
上記の特開平11−165603号公報の第4図(c),(d)には、付着部分を折畳体の長手方向に間隔をおいて配置される線状に設けることが記載されている。
特開平11−165603号 特開平11−255057号
本発明は、接着剤又は粘着剤よりなる付着剤を、容易にしかも付着部分を均等に分布させることが可能なエアベルトと、このエアベルトを用いたエアベルト装置とを提供することを目的とする。
請求項1のエアベルトは、ガスが導入されることにより膨張する袋状ベルトを帯状に折り畳んでなる折畳体と、該袋状ベルトの折畳体を覆う伸長可能なカバーとを有し、該折畳体の外面に該カバーの内面を第1の付着剤によって付着させたエアベルトにおいて、該第1の付着剤が散点状に付着されており、折り畳まれた袋状ベルトの重なり合った部分同士が第2の付着剤によって付着されており、折り畳まれた袋状ベルトの重なり合った部分同士の対向面に散点状に該第2の付着剤が付着されており、該第2の付着剤の分布密度が部分的に異なっており、折り畳まれた袋状ベルトのうち、より多数の部分が重なり合っている領域ほど該第2の付着剤の分布密度が小さくなっていることを特徴とするものである。
請求項2のエアベルトは、ガスが導入されることにより膨張する袋状ベルトを帯状に折り畳んでなる折畳体と、該袋状ベルトの折畳体を覆う伸長可能なカバーとを有し、該折畳体の外面に該カバーの内面を第1の付着剤によって付着させたエアベルトにおいて、該第1の付着剤が散点状に付着されており、折り畳まれた袋状ベルトの重なり合った部分同士が第2の付着剤によって付着されており、折り畳まれた袋状ベルトの重なり合った部分同士の対向面に散点状に該第2の付着剤が付着されており、該第2の付着剤の分布密度が部分的に異なっており、前記袋状ベルトは、平たく展延された状態から幅が小さくなるようにその長手方向の折り返し線に沿って複数回折り畳まれることにより、帯状の折畳体とされており、平たく展延された状態における該袋状ベルトの幅方向両端側ほど該第2の付着剤の分布密度が大きくなっていることを特徴とするものである
求項のエアベルトは、請求項1又は2において、前記付着剤は折畳体が膨張するときに解除される付着強度のものであることを特徴とするものである。
請求項のエアベルト装置は、膨張可能なエアベルトと、該エアベルト内にガスを供給して膨張させるインフレータとを備えてなるエアベルト装置において、該エアベルトが請求項1ないしのいずれか1項に記載のエアベルトであることを特徴とするものである。
本発明のエアベルト及びエアベルト装置にあっては、袋状ベルトの折畳体が散点状の第1の付着剤によってカバーに付着されている。付着剤を散点状に設けることにより、付着部分を均一に分布させることができる。また、ローラー等を用いて付着剤を容易に付着させることができる。
なお、折り畳まれた袋状ベルトの重なり合った部分同士を第2の付着剤によって付着させることにより、折畳体を保形することができる。こ第2の付着剤も、散点状に設けられている。
第2の付着剤の分布密度を部分的に異ならせている
求項のように、袋状ベルトの折畳体のうち、より多数の部分が重なり合う領域ほど第2の付着剤の分布密度を小さくしてもよい。このようにすることにより、比較的少数の部分が重なり合った領域に比べて比較的多数の部分が重なり合った領域が過度に硬くなることが防止され、エアベルトの各部の硬さ(柔軟性)を略均等化することが可能である。
また、請求項のように、袋状ベルトを、平たく展延した状態から幅が小さくなるようにその長手方向の折り返し線に沿って複数回折り畳んで帯状の折畳体とする場合、この平たく展延された状態における袋状ベルトの幅方向両端側ほど第2の付着剤の分布密度を大きくしてもよい。このようにした場合、袋状ベルトが膨張する際には、まず、第2の付着剤の分布密度(即ち付着強度)が比較的小さい該袋状ベルトの幅方向中央側の付着が解除され、該幅方向中央側が膨張する。次いで、その内圧が上昇するにつれて、該幅方向中央側から、比較的付着剤の分布密度が大きい幅方向両端側へと徐々に付着が解除され、該袋状ベルトの太さ(容積)が増大していく。これにより、比較的早期の段階から該袋状ベルトの内圧を高く保つことが可能である。
請求項のように、第1及び第2の付着剤が折畳体膨張時に付着を解除する付着強度のものであるときには、エアベルトの膨張がきわめてスムーズなものとなる。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。第1図は実施の形態に係るエアベルトの断面斜視図、第2図は第1図のII−II線断面図である。
このエアベルト1は、細長いベルト状に折り畳まれた袋状ベルト2と、この袋状ベルト2の折畳体を囲むカバーとしてのニットカバー3とを有する。折畳体の外面とニットカバー3とは、接着剤又は粘着剤よりなる第1の付着剤4によって付着されている。この付着剤4は散点状に設けられている。なお、1個の点状の付着剤4の直径は2〜20mm特に5〜10mm程度が好適であり、最も近い点状の付着剤4同士の距離は10〜50mm特に10〜30mm程度が好適である。
この実施の形態では、折り重なった袋状ベルト2同士も散点状の第2の付着剤4によって付着され、保形されている。
ニットカバー3は幅方向には柔軟に伸縮するが、長手方向には加熱延伸加工が施されることにより殆ど伸長しないものとなっている。そのため、エアベルト1の膨張時にニットカバー3が拡径すると、その長さが短くなる。このニットカバー3はエアベルト1に加えられる引張負荷を負担する。
このエアベルト1は、付着剤4によって袋状ベルト2の折畳体とニットカバー3とが付着されているので、ニットカバー3が袋状ベルト2の折畳体の表面に沿って滑り動くことがなく、エアベルト1の装着感や触感が良好である。この実施の形態では、付着剤4は散点状に設けられているので散点の配置密度を高めることにより、袋状ベルト2とニットカバー3との局部的な滑動をも阻止することができ、エアベルト1の装着感や触感が極めて良好である。
車両衝突時にインフレータからのガスが袋状ベルト2内に導入されて袋状ベルト2が膨張するときには、付着剤4による付着が解除され、袋状ベルト2が膨張し、ニットカバー3も拡張する。ニットカバー3が膨張する際、ニットカバー3のエアベルト長手方向の長さが短くなり、エアベルト1が乗員に密着し、乗員を拘束することが可能となる。
なお、上記の付着剤4としては接着剤、粘着剤のいずれでもよい。付着剤4として接着剤を用いる場合、接着剤としては例えばホットメルト接着剤や、熱硬化性接着剤などを用いることができる。この種の接着剤を袋状ベルト2に付着させておき、袋状ベルト2を折り畳んだ後、加熱することにより、袋状ベルト2の折畳体を折り畳み形状に保持する(保形する)ことができる。
また、この外面に接着剤が付着された折畳体をニットカバー3で囲んだ後、加熱して袋状ベルト2の折畳体とニットカバー3とを付着させることができる。
付着剤4を散点状に袋状ベルト2に付着させるには、散点状のパターンを有したローラーを袋状ベルト2に沿って転動させるようにしてもよく、散点状のパターンを有したテンプレートを袋状ベルト2に重ね、その上から付着剤を供給してもよい。もちろん、これら以外の方法によって付着剤を散点状に付着させてもよい。
なお、付着剤は、袋状ベルト2を製造するための基布に付着させておいてもよい。
第3図は実施の形態に係るエアベルト装置を備えた車両室内の斜視図である。
車両のシート21は、乗員が腰掛けるシートクッション22と、背もたれを構成するシートバック23と、該シートバック23の上部に設けられたヘッドレスト24とを備えている。
この実施の形態では、エアベルト装置は、このシート21に座った乗員の上半身の前面側を斜めに(この実施の形態では左上から右下へ)引き回される、膨張可能なショルダーベルト部10と、該ショルダーベルト部10に接続されたウェビング10aと、この乗員の腰部付近の上側を左右方向に引き回されるラップベルト部11と、該シート21の側方(この実施の形態では右側)に隣接して設置されたバックル装置12と、ベルト装着時に該バックル装置12に挿入係止されるタング13と、ウェビング10aを案内するショルダーアンカ14と、リトラクタ15,16等を備えている。
この実施の形態では、前記ショルダーベルト部10が前記エアベルト1で構成されている。
ウェビング10aは、従来の一般的な非膨張式シートベルトと同様のノーマルベルトよりなり、ショルダーアンカ14に摺動自在に案内掛通されている。ウェビング10aの端部は、該ショルダーアンカ14の下方に設置された緊急時ロック機構付きシートベルトリトラクタ(ELR)15に巻き取り可能に連結されている。
ショルダーベルト部10は、一端が該ウェビング10aの先端に縫合等により接続され、他端部がタング13に連結されている。
この実施の形態では、ラップベルト部11は、一般的な非膨張式シートベルトと同様のノーマルベルトにより形成され、その一端がタング13に連結されているとともに、他端が、シート21のバックル装置12と反対側に設置されたシートベルトリトラクタ(ELR)16に巻き取り可能に連結されているが、このラップベルトの少なくとも一部もエアベルト1によって構成されてもよい。
この実施の形態では、バックル装置12に、車両衝突時等の緊急必要時に作動して高圧のガスを発生するインフレータ17が連結されており、タング13には、このインフレータ17からのガスをショルダーベルト部10に導くためのノズル(図示略)が設けられている。
車両の衝突時や横転時等にインフレータ17が作動すると、該ノズルを介してショルダーベルト部10(バッグ)内にガスが導入され、ショルダーベルト部10が膨張する
4〜8図は別の実施の形態に係るエアベルトの袋状ベルトの折り畳み手順の説明図であり、各々の(a)図は該袋状ベルトの側面図、(b)図は(a)図のB−B線矢視図である。第9図はこの袋状ベルトを保形する付着剤の分布状況を示す分解斜視図、第10図は第8図のX−X線に沿う断面図である。
この実施の形態の袋状ベルト2Aは、第4図(a)に示すように、その長手方向の一端側から途中部までが比較的細幅(且つ長手方向において略等幅)となっており(以下、この部分を細幅部2Hと称する。)、該途中部から他端側にかけては、これよりも太幅となっている(以下、この部分を太幅部2Fと称する。)。この細幅部2Hの先端にガス導入口2iが設けられている。
なお、この袋状ベルト2Aは、その前面側及び背面側(第4図(a)〜第8図(a)における前面側及び背面側をいう。以下、同様。)の各面をそれぞれ構成する2枚のパネル2a,2bを重ね合わせ、これらの周縁部同士を縫い合わせて袋状としたものである。符号2cは、この縫合のシームを示している。
この実施の形態では、太幅部2Fは、第4図(a)の通り、該パネル2a,2b同士を重ね合わせるようにして袋状ベルト2Aを平たく展延させた状態において、その幅方向の一半側及び他半側がそれぞれ細幅部2Hの両側辺よりも側方へ張り出し、且つ該側辺から張り出すほどその長手方向の幅員が小さくなる、該細幅部2Hよりも幅の大きい略長円形ないし角が丸まった略長方形の平面視形状となっている。
この袋状ベルト2Aは、該太幅部2Fが細幅部2Hとほぼ同じ太さになるように折り畳まれる。以下に、この袋状ベルト2Aの折り畳み手順について説明する。
まず、第4図のように、パネル2a,2b同士を重ね合わせるようにして袋状ベルト2Aを平たく広げ、細幅部2Hの一方の側辺の略延長線上に位置する長手方向折り返し線Lに沿って、太幅部2Fの幅方向一半側(細幅部2Hの該一方の側辺から側方へ張り出した部分)を該袋状ベルト2Aの前面側に折り返す。次いで、第5図から第6図のように、細幅部2Hの他方の側辺の略延長線上に位置する長手方向折り返し線Lに沿って、この太幅部2Fの該一半側をさらに袋状ベルト2Aの前面側へ折り返す。
なお、この太幅部2Fの該一半側のベルト前面側への折り返し(ジグザグ折り)は、該一半側が細幅部2Hの両側辺からはみ出さなくなるまで所要回数くり返されるものである。
次に、第6図から第7図のように、細幅部2Hの他方の側辺の略延長線上(前記折り返し線Lとほぼ重なる位置)に位置する長手方向折り返し線Lに沿って、太幅部2Fの幅方向他半側(細幅部2Hの該他方の側辺から側方へ張り出した部分)を該袋状ベルト2Aの背面側に折り返す。次いで、第7図から第8図のように、細幅部2Hの前記一方の側辺の略延長線上(前記折り返し線Lとほぼ重なる位置)に位置する長手方向折り返し線Lに沿って、この太幅部2Fの該他半側をさらに袋状ベルト2Aの背面側へ折り返す。
なお、この太幅部2Fの該他半側のベルト背面側への折り返し(ジグザグ折り)も、該他半側が細幅部2Hの両側辺からはみ出さなくなるまで所要回数くり返されるものである。
これにより、第8図に示すように、袋状ベルト2Aがほぼ全長にわたって略等幅の帯状の折畳体とされる。
この実施の形態でも、該太幅部2Fの折り重なった部分同士の対向面に散点状に第2の付着剤4が設けられ、この付着剤4により、該太幅部2Fの折り重なった部分同士が付着されている。
この実施の形態では、第9,10図に示すように、より多数の部分が折り重なった領域ほど、この付着剤4の散点の分布密度が小さくなっている。
詳しくは、第9図のRは、該太幅部2Fの幅方向中央部(折り返し線L,L同士の間の部分)B、折り返し線L,L同士の間の部分B、折り返し線Lから該太幅部2Fの前記一半側の端部にかけての部分B、折り返し線L,L同士の間の部分B、及び折り返し線Lから該太幅部2Fの前記他半側の端部にかけての部分Bの計5部分が重なり合った領域である。Rは、上記B〜Bの計4部分が重なり合った領域である。Rは、B,B,B,Bの計4部分が重なり合った領域である。Rは、B,B,Bの計3部分が重なり合った領域である。Rは、B,Bの計2部分が重なり合った領域である。Rは、B,Bの計2部分が重なり合った領域である。
この実施の形態では、付着剤4の散点の分布密度は、領域R,R>領域R>領域R,R>領域Rの順に小さくなっている。
なお、この実施の形態では、これらの領域R〜Rのいずれの箇所においても袋状ベルト2Aの折畳体の硬さ(柔軟性)がほぼ同等となるように、各領域R〜Rにおける付着剤4の分布密度が調節されている。
この袋状ベルト2Aの折畳体を前述のニットカバー3等の伸張可能なカバーで囲むことにより、エアベルトが構成される。図示はしないが、この実施の形態でも、該袋状ベルト2Aの折畳体の外面と該カバーの内面とが、散点状に設けられた第1の付着剤4によって付着されている。
このエアベルトも、第3図のエアベルト装置のショルダーベルト部10として使用される。この場合、袋状ベルト2Aの前記ガス導入口2iがタング13の前記ノズルに接続される。このエアベルト装置のその他の構成は前述の実施の形態と同様である。
このエアベルト(ショルダーベルト10)は、通常のシートベルトと同様に、着座乗員の身体の前面側に斜めに引き回されるようにして装着される。この際、袋状ベルト2Aの太幅部2Fが乗員の頭部付近の側方に配置される。
このエアベルトにあっては、袋状ベルト2Aの折畳体のうち、より多数の部分が折り重なった領域ほど、この折り重なった部分同士を付着する散点状の第2の付着剤4の分布密度を小さくしている。これにより、比較的少数の部分が重なり合った領域に比べて比較的多数の部分が重なり合った領域が過度に硬くなることが防止され、エアベルトの各部の硬さ(柔軟性)が略均等なものとなっている。そのため、エアベルトの装着感が良好である。
なお、このエアベルトを備えたエアベルト装置の車両衝突時の作動態様は前述の実施の形態と同様である。ただし、この実施の形態では、袋状ベルト2Aのうち乗員の頭部の側方に配置された部分が比較的大容積の太幅部2Fとなっているので、該袋状ベルト2Aが膨張した場合、該乗員の頭部に加えられる衝撃をこの太幅部2Fによって十分に吸収することができる。
第11図(a)はさらに別の実施の形態に係るエアベルトの袋状ベルトの折畳体の側面図であり、第11図(b)は第11図(a)のB−B線矢視図、第11図(c)は第11図(a)のC−C線に沿う断面図(拡大図)である。第12図はこの袋状ベルトの折畳体を保形する付着剤の分布状況を示す斜視図である。第13図(a),(b)はそれぞれこの袋状ベルトの膨張途中時及び膨張完了時を示す、第11図(c)と同じ部分の断面図である。
第11〜13図の袋状ベルト2Aは前述の第4〜10図の実施の形態と同じものであり、前述の実施の形態と同様の折り畳み手順にて、その長手方向の折り返し線L〜Lに沿って太幅部2Fの幅が小さくなるように折り畳まれている。この実施の形態でも、該太幅部2Fの折り重なった部分同士が、これらの対向面に散点状に設けられた第2の付着剤4によって付着されている。
この実施の形態では、該太幅部2Fのうち中央部(折り返し線L,L同士の間の部分)Bと折り返し線L,L同士の間の部分Bとの対面領域Rにおける付着剤4の分布密度よりも、この部分Bと折り返し線Lから太幅部2Fの前記一半側の端部にかけての部分Bとの対面領域Rにおける付着剤4の分布密度の方が大きくなっている。また、該中央部Bと折り返し線L,L同士の間の部分Bとの対面領域Rにおける付着剤4の分布密度よりも、この部分Bと折り返し線Lから太幅部2Fの前記他半側の端部にかけての部分Bとの対面領域R10における付着剤4の分布密度の方が大きくなっている。
なお、該領域RとRとにおける付着剤4の分布密度がほぼ同じとなっている。また、領域RとR10とにおける付着剤4の分布密度がほぼ同じとなっている。
即ち、この実施の形態では、太幅部2Fの幅方向中央側よりも両端側ほど付着剤4の分布密度が大きくなっている。
この実施の形態のその他の構成は前述の第4〜10図の実施の形態と同様であり、第11〜13図において第4〜10図と同一符号は同一部分を示している。
この実施の形態にあっては、袋状ベルト2Aが膨張する場合、まず、第13図(a)のように、付着剤4の分布密度が比較的小さく、この付着剤4による付着強度が比較的弱い部分B,B同士及びB,B同士の付着が解除され、太幅部2Fの幅方向中央側が膨張する。そして、その内圧が高くなるにつれて、付着剤4の分布密度が比較的大きく、該付着剤4による付着強度が比較的高い部分B,B同士及びB,B同士の付着が徐々に解除されていき、第13図(b)の最大容積まで膨張する。
このように、太幅部2Fの幅方向中央側から両端側へ徐々に容積が増大するように膨張することにより、比較的早期の段階から太幅部2Fの内圧が高く保たれ、太幅部2Fの膨張が早期化される。
上記の各実施の形態は本発明の一例を示すものであり、本発明は上記の各実施の形態に限定されるものではない。
例えば、袋状ベルトの折畳手順は上記の各実施の形態の折畳手順に限定されるものではなく、他の手順(例えばロール折り等)により折り畳まれてもよい。
実施の形態に係るエアベルトの断面斜視図である。 第1図のII−II線断面図である。 エアベルト装置の斜視図である。 別の実施の形態に係るエアベルトの袋状ベルトの折り畳み手順の説明図である。 別の実施の形態に係るエアベルトの袋状ベルトの折り畳み手順の説明図である。 別の実施の形態に係るエアベルトの袋状ベルトの折り畳み手順の説明図である。 別の実施の形態に係るエアベルトの袋状ベルトの折り畳み手順の説明図である。 別の実施の形態に係るエアベルトの袋状ベルトの折り畳み手順の説明図である。 図8の袋状ベルトの折畳体を保形する付着剤の分布状況を示す分解斜視図である。 図8のX−X線に沿う断面図である。 さらに別の実施の形態に係るエアベルトの袋状ベルトの折畳体の構成図である。 図11の袋状ベルトの折畳体を保形する付着剤の分布状況を示す分解斜視図である。 図11の袋状ベルトの膨張途中時及び膨張完了時を示す断面図である。
1 エアベルト
2,2A 袋状ベルト
2F 太幅部
2H 細幅部
3 ニットカバー
4 付着剤
10 ショルダーベルト部
10a ウェビング
11 ラップベルト部
12 バックル装置
13 タング
14 ショルダーアンカ
15,16 リトラクタ
17 インフレータ

Claims (4)

  1. ガスが導入されることにより膨張する袋状ベルトを帯状に折り畳んでなる折畳体と、該袋状ベルトの折畳体を覆う伸長可能なカバーとを有し、該折畳体の外面に該カバーの内面を第1の付着剤によって付着させたエアベルトにおいて、該第1の付着剤が散点状に付着されており、
    折り畳まれた袋状ベルトの重なり合った部分同士が第2の付着剤によって付着されており、
    折り畳まれた袋状ベルトの重なり合った部分同士の対向面に散点状に該第2の付着剤が付着されており、
    該第2の付着剤の分布密度が部分的に異なっており、
    折り畳まれた袋状ベルトのうち、より多数の部分が重なり合っている領域ほど該第2の付着剤の分布密度が小さくなっていることを特徴とするエアベルト。
  2. ガスが導入されることにより膨張する袋状ベルトを帯状に折り畳んでなる折畳体と、該袋状ベルトの折畳体を覆う伸長可能なカバーとを有し、該折畳体の外面に該カバーの内面を第1の付着剤によって付着させたエアベルトにおいて、該第1の付着剤が散点状に付着されており、
    折り畳まれた袋状ベルトの重なり合った部分同士が第2の付着剤によって付着されており、
    折り畳まれた袋状ベルトの重なり合った部分同士の対向面に散点状に該第2の付着剤が付着されており、
    該第2の付着剤の分布密度が部分的に異なっており、
    前記袋状ベルトは、平たく展延された状態から幅が小さくなるようにその長手方向の折り返し線に沿って複数回折り畳まれることにより、帯状の折畳体とされており、
    平たく展延された状態における該袋状ベルトの幅方向両端側ほど該第2の付着剤の分布密度が大きくなっていることを特徴とするエアベルト。
  3. 請求項1又は2において、前記第1及び第2の付着剤は折畳体が膨張するときに解除される付着強度のものであることを特徴とするエアベルト。
  4. 膨張可能なエアベルトと、
    該エアベルト内にガスを供給して膨張させるインフレータとを備えてなるエアベルト装置において、
    該エアベルトが請求項1ないしのいずれか1項に記載のエアベルトであることを特徴とするエアベルト装置。
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