JP4604474B2 - 道路情報の修正装置 - Google Patents

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Description

本発明は、道路情報記憶手段に記憶された道路情報を実際の道路を走行した際の車両の走行軌跡情報に基づいて修正する道路情報の修正装置に関するものである。
道路情報記憶手段(例えば道路データベース)に記憶された道路情報を実際の道路を走行した際の車両の走行軌跡情報に基づいて修正する道路情報の修正装置として、例えば、下記特許文献1に開示される「データベース修正装置及びデータベースの修正方法」がある。この開示技術では、車両の走行に伴い出力される走行路データと算出される走行軌跡データとに基づいて道路データベースを修正する。これにより、車両用のナビゲーション装置に用いられる道路データベースが主として国土地理院により作成された 1/25000スケールの地図に基づいて作成されていることに起因する、地図上の道路と実道路との不一致により生じるマップマッチングの確度不足に関する問題を解決している(特許文献1;段落番号0006〜0013、0196〜0198等)。
特開2001−142392号公報(第2頁〜第20頁、図1〜図32)
しかしながら、特許文献1に開示される「データベース修正装置及びデータベースの修正方法」によると、走行軌跡データ等に基づいて道路データベースを修正してはいるものの、当該修正時に走行車線までも考慮した修正は行っていない。そのため、例えば、双方向通行可能な道路(例えば往路と復路が別々の車線である道路)を1本の道路リンクで表現しているような場合には、当該道路のカーブにおける内側車線と外側車線の走行軌跡の相違から、走行軌跡データ等に基づいた修正結果に差異が生じる。これは、特にカーブにおいて、外側車線と内側車線とでは車両の走行軌跡における旋回角が異なることに起因するもので、上述したマップマッチングの確度低下に関する問題にとどまらず、道路データベースの道路情報に基づいて車両の走行制御を行う車両制御装置等においても、次のような問題が生じ得る。
例えば、行きの往路でカーブの外側車線を走行した場合は、当該外側車線で取得した走行軌跡データに基づいて道路データベースを修正することになり、その後の車両制御装置では、修正された道路情報に基づいて走行制御が行われる。そのため、帰りの復路において同じカーブを走行した場合には、当該カーブの内側車線を走行することになるので、当該車両制御装置では、外側車線の旋回半径に相当する、内側車線のカーブの旋回半径よりも大径の旋回半径で車両の走行制御を行うことになる。これとは逆に、往路でカーブの内側車線を走行した場合は、同じカーブの復路において外側車線の旋回半径よりも小径の旋回半径で車両の走行制御を行うことになる。即ち、実際には、内側の車線と外側の車線とでは旋回半径が異なるにも関わらず、単一の旋回半径の値に基づいて走行制御が行われるので、より高精度な制御をすることができないという課題がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、車線を含めた実際の道路形状と道路情報記憶手段に記憶された道路情報による当該道路の形状とを一致させ得る道路情報の修正装置を提供することにある
上記目的を達成するため、特許請求の範囲に記載された請求項1の道路情報の修正装置では、道路情報記憶手段に記憶され道路リンクを含んで構成される道路情報を、実際の道路を走行した車両の走行軌跡情報に基づいて修正する道路情報の修正装置であって、前記道路を走行する車両の現在位置の経時的変化により求められる前記車両の進行方向と前記道路リンクとを照合して前記車両の走行方向を求める走行方向取得手段と、前記走行軌跡情報を取得する走行軌跡情報取得手段と、前記走行方向における当該車両の進行方向に基づいて前記走行軌跡情報を前記道路の往路または復路として前記道路リンクの位置と対応させて前記道路情報に補充し、前記道路情報を修正する道路情報修正手段と、を備え、前記道路情報修正手段は、前記道路リンクの長手方向に対して垂直方向に所定距離ずらした位置に前記走行軌跡情報を補充することを技術的特徴とする。
また、特許請求の範囲に記載された請求項2の道路情報の修正装置では、道路情報記憶手段に記憶され道路リンクを含んで構成される道路情報を、実際の道路を走行した車両の走行軌跡情報に基づいて修正する道路情報の修正装置であって、前記道路を走行する車両の現在位置の経時的変化により求められる前記車両の進行方向と前記道路リンクとを照合して前記車両の走行方向を求める走行方向取得手段と、前記走行軌跡情報を取得する走行軌跡情報取得手段と、前記走行方向における当該車両の進行方向に基づいて前記走行軌跡情報を前記道路の往路または復路として前記道路リンクの位置と対応させて前記道路情報に補充し、前記道路情報を修正する道路情報修正手段と、を備え、前記道路情報修正手段は、前記走行方向における当該車両の進行方向に基づいて前記走行軌跡情報を前記道路の往路または復路として前記道路リンクの位置を中心としたその左右に前記走行軌跡情報を補充することを技術的特徴とする。
さらに、特許請求の範囲に記載された請求項3の道路情報の修正装置では、道路情報記憶手段に記憶され道路リンクを含んで構成される道路情報を、実際の道路を走行した車両の走行軌跡情報に基づいて修正する道路情報の修正装置であって、前記道路を走行する車両の現在位置の経時的変化により求められる前記車両の進行方向と前記道路リンクとを照合して前記車両の走行方向を求める走行方向取得手段と、前記走行軌跡情報を取得する走行軌跡情報取得手段と、前記走行方向における当該車両の進行方向に基づいて前記走行軌跡情報を前記道路の往路または復路として前記道路リンクの位置と対応させて前記道路情報に補充し、前記道路情報を修正する道路情報修正手段と、を備え、前記道路情報修正手段は、前記走行方向における当該車両の進行方向に基づいて前記走行軌跡情報を前記道路の往路または復路として前記道路リンクの位置を中心としたその左右で、前記道路リンクの長手方向に対して垂直方向に所定距離ずらした位置に前記走行軌跡情報を補充することを技術的特徴とする。
また、特許請求の範囲に記載された請求項4の道路情報の修正装置では、請求項1〜3のいずれか一項において、前記道路の往路または復路が複数車線を有する場合の道路情報の修正装置であって、前記走行軌跡情報取得手段は、前記複数車線の道路を走行して得られる前記車両の走行車線位置を含む走行軌跡情報を取得し、前記道路情報修正手段は、前記走行車線位置から定まる走行車線に対して、前記走行方向における当該車両の進行方向に基づいて前記走行軌跡情報を前記道路の往路または復路として前記道路リンクの位置と対応させて前記道路情報に補充することを技術的特徴とする。
請求項1の発明では、走行方向取得手段により道路を走行する車両の現在位置の経時的変化により求められる車両の進行方向と道路リンクとを照合して車両の走行方向を求め、走行軌跡情報取得手段により走行軌跡情報を取得し、道路情報修正手段により、走行方向における当該車両の進行方向に基づいて走行軌跡情報を道路の往路または復路として道路リンクの位置と対応させて道路情報に補充し、道路情報を修正する。そして、道路情報修正手段は、道路リンクの長手方向に対して垂直方向に所定距離ずらした位置に走行軌跡情報を補充する。これにより、道路リンクを含んで構成される道路情報であれば、それを進行方向ごとに、実際の道路を走行した車両の走行軌跡情報に基づいて修正するため、当該車両が走行する進行方向ごとに道路の往路または復路といった別々の車線に対応して道路情報を修正することができる。また、カーブの道路形状を修正する場合には当該カーブの手前の位置を基準に修正することができる。さらに、例えば、日本の場合には適用法規により車両は左側通行することが定められていることから、当該車両の走行軌跡も当該道路の左側にずれている道路交通実状に即した修正を道路情報に行うことができる(なお、道路リンクは、通常、道路の道幅方向ほぼ中心に位置するように設定されている)。したがって、例えば、車線ごとにカーブの曲率半径が異なる等の道路形状の実状に応じて、往路復路の車線ごとに道路情報を修正できるので、車線を含めた実際の道路形状と道路情報記憶手段に記憶された道路情報による当該道路の形状とを一致させることができる。また、より正確に、車線を含めた実際の道路形状と道路情報記憶手段に記憶された道路情報による当該道路の形状とを一致させることができる。なお「車線」とは、道路で、自動車の通行をきめている路線のことをいう(以下同じ)。
請求項2の発明では、走行方向取得手段により道路を走行する車両の現在位置の経時的変化により求められる車両の進行方向と道路リンクとを照合して車両の走行方向を求め、走行軌跡情報取得手段により走行軌跡情報を取得し、道路情報修正手段により、走行方向における当該車両の進行方向に基づいて走行軌跡情報を道路の往路または復路として道路リンクの位置と対応させて道路情報に補充し、道路情報を修正する。そして、道路情報修正手段は、走行方向における当該車両の進行方向に基づいて走行軌跡情報を道路の往路または復路として道路リンクの位置を中心としたその左右に走行軌跡情報を補充する。これにより、道路リンクを含んで構成される道路情報であれば、それを進行方向ごとに、実際の道路を走行した車両の走行軌跡情報に基づいて修正するため、当該車両が走行する進行方向ごとに道路の往路または復路といった別々の車線に対応して道路情報を修正することができる。また、日本の場合には適用法規により車両は左側通行することが定められていることから、当該車両の走行軌跡も当該道路の左側にずれている道路交通実状に即した修正を道路情報に行うことができる(なお、道路リンクは、通常、道路の道幅方向ほぼ中心に位置するように設定されている)。したがって、例えば、車線ごとにカーブの曲率半径が異なる等の道路形状の実状に応じて、往路復路の車線ごとに道路情報を修正できるので、車線を含めた実際の道路形状と道路情報記憶手段に記憶された道路情報による当該道路の形状とを一致させることができる。また、より正確に、車線を含めた実際の道路形状と道路情報記憶手段に記憶された道路情報による当該道路の形状とを一致させることができる。
請求項3の発明では、走行方向取得手段により道路を走行する車両の現在位置の経時的変化により求められる車両の進行方向と道路リンクとを照合して車両の走行方向を求め、走行軌跡情報取得手段により走行軌跡情報を取得し、道路情報修正手段により、走行方向における当該車両の進行方向に基づいて走行軌跡情報を道路の往路または復路として道路リンクの位置と対応させて道路情報に補充し、道路情報を修正する。そして、道路情報修正手段は、走行方向における当該車両の進行方向に基づいて走行軌跡情報を道路の往路または復路として道路リンクの位置を中心としたその左右で、道路リンクの長手方向に対して垂直方向に所定距離ずらした位置に走行軌跡情報を補充する。これにより、道路リンクを含んで構成される道路情報であれば、それを進行方向ごとに、実際の道路を走行した車両の走行軌跡情報に基づいて修正するため、当該車両が走行する進行方向ごとに道路の往路または復路といった別々の車線に対応して道路情報を修正することができる。また、カーブの道路形状を修正する場合には当該カーブの手前の位置を基準に修正することができる。さらに、例えば、日本の場合には適用法規により車両は左側通行することが定められていることから、当該車両の走行軌跡も当該道路の左側にずれている道路交通実状に即した修正を道路情報に行うことができる(なお、道路リンクは、通常、道路の道幅方向ほぼ中心に位置するように設定されている)。したがって、例えば、車線ごとにカーブの曲率半径が異なる等の道路形状の実状に応じて、往路復路の車線ごとに道路情報を修正できるので、車線を含めた実際の道路形状と道路情報記憶手段に記憶された道路情報による当該道路の形状とを一致させることができる。また、より正確に、車線を含めた実際の道路形状と道路情報記憶手段に記憶された道路情報による当該道路の形状とを一致させることができる。
請求項4の発明では、道路情報修正手段は、走行車線位置から定まる走行車線に対して、走行方向における当該車両の進行方向に基づいて走行軌跡情報を道路の往路または復路として道路リンクの位置と対応させて道路情報に補充することから、例えば、進行方向の車線が内側車線、中間車線および外側車線の3車線で構成されている場合には、それぞれの車線ごとに当該車両の走行軌跡情報に基づいて道路情報を修正する可能となる。これにより、例えば、高速道路の上り車線や下り車線がそれぞれ複数車線で構成されている場合等において、当該上り車線と当該下り車線とを別々の道路として把握した道路情報が存在しても、このような道路情報に対して、車両が走行する車線ごとに対応して当該道路情報を修正することができる。
なお、上述した「進行方向ごと」とは、1本の道路において、いわゆるセンターライン(道路の左右を分ける線)を挟んで左右両側にそれぞれ存在する1車線(車両1台が通行可能な道幅の路線)ごとを意味する以外に、このようなセンターラインがなくても道路交通実状から双方向に通行可能な事実上のセンターラインが存在する場合における1車線ごと、をも含む概念である。
以下、本発明の道路情報の修正装置および道路情報の修正装置を車両搭載型のナビゲーション装置に適用した一実施形態を、図1〜図9に基づいて説明する。
まず、本実施形態に係るナビゲーション装置20の構成を図1に基づいて説明する。
図1に示すように、ナビゲーション装置20は、車両50に搭載可能なもので、主に、CPU21、メモリ22、データベース(道路情報記憶手段)23、入出力インタフェイス24、入力装置25、ディスプレィ26、音源ユニット28、GPSセンサ31、車速センサ32、ジャイロセンサ33、地磁気センサ34、通信装置35等から構成されている。なお図1には、当該車両50が実際の道路90を走行している様子が示されている。
このナビゲーション装置20は、CPU21、プログラムメモリ22、ワークメモリ23、地図データベース24、入出力インタフェイス25、入力装置26、ディスプレィ27等によりコンピュータとしての機能を実現可能に構成されており、ハードウェアは次のように構成されている。
CPU21は、ナビゲーション装置20を制御する中央演算処理装置で、システムバスを介してメモリ22、データベース23、入出力インタフェイス24等と接続されている。このメモリ22には、CPU21を制御するシステムプログラム22aのほか、各種制御プログラム22b〜22g等が格納されており、CPU21はこれらのプログラムをメモリ22から読み出して逐次実行している。なお、このCPU21には、現在の時刻を計時する機能を有する時計21aが内蔵されている。
メモリ22は、システムバスに接続されている記憶装置であり、CPU21が使用する主記憶空間を構成するもの(ROM、RAM等)、である。このメモリ22には、システムプログラム22aをはじめとして、入力プログラム22b、経路探索プログラム22c、マップ・マッチングプログラム22d、データベース修正プログラム22e、経路案内プログラム22f、出力プログラム22g等が予め書き込まれている。
データベース23は、CPU21が使用する補助記憶空間を構成するハードディスク、コンパクトディスクやディジタルバーサティルディスク等で、システムバスを介してCPU21に接続されている。このデータベース23には、地図情報23aや道路情報23bが格納されている。ここで「道路情報」とは、道路や河川等の地形、道路リンク(番号、リンク長、リンク旋回角等)、ノード(番号、座標等)等の各種情報のことをいう。また「道路リンク」とは、実際の道路を短い線分の集合としてモデル化する際の一つひとつの線分のことをいい、実際の道路を折れ線近似したときの個々の直線部分のことである。この道路リンクは、通常、その直線部分の両端の、実際の道路に対応する経度・緯度(東経北緯)で一義的に定められており、距離の長短に応じた大小の距離コストによる重み付け情報等が付加されている。
入出力インタフェイス24は、入力装置25、ディスプレィ26、音源ユニット28、GPSセンサ31、車速センサ32、ジャイロセンサ33、地磁気センサ34、通信装置35等の入出力装置とCPU21等とのデータのやり採りを仲介する装置で、システムバスに接続されている。
入力装置25は、ナビゲーション装置20の操作パネルに設けられている入力装置で、入出力インタフェイス24を介してシステムバスに接続されている。この入力装置25は、当該車両50の運転者や乗員(以下、単に「利用者」という。)が経路探索を希望する目的地や出発地等に関する情報を入力プログラム22bを介して入力するものである。
ディスプレィ26は、出発地から目的地までの案内経路や車両50の現在位置あるいは道路交通情報等を出力プログラム22hを介して出力し得る表示装置で、ナビゲーション装置20の操作パネルに設けられている。このディスプレィ26も、入出力インタフェイス24を介してシステムバスに接続され、例えば、液晶表示器等により構成されている。
なお、本実施形態では、入力装置25とディスプレィ26は、ナビゲーション装置20の操作パネルに設けたが、これに限られることはなく、ナビゲーション装置20とは、別個の筐体に、入力装置25とディスプレィ26とを構成しても良い。また入力装置25とディスプレィ26とが互いに物理的に分離された構成を採っても良い。
音源ユニット28は、所定の音声データに基づくディジタル信号をアナログ信号に変換した後、当該アナログ信号によりアンプを介してスピーカから可聴音を発生させ得るもので、入出力インタフェイス24を介してシステムバスに接続されている。
GPSセンサ31は、経度・緯度により車両50の現在位置データを出力するためのもので、入出力インタフェイス24を介してシステムバスに接続されている。このGPSセンサ31は、複数のGPS衛星からの信号を受信して利用者の絶対位置を計測するGPS受信機等から構成されている。
車速センサ32、ジャイロセンサ33および地磁気センサ34は、車両50の相対位置や車両50の進行方向を計測するためのもので、それぞれ入出力インタフェイス24を介してシステムバスに接続されている。これらのセンサは、自律航法等に使用されるもので、車速センサ32およびジャイロセンサ33により得られる車両50の相対位置情報は、GPS受信機が衛星からの電波を受信できないトンネル内等において位置を得たり、GPS受信機によって計測された絶対位置の測位誤差を補正する等に利用される。また、ジャイロセンサ33や地磁気センサ34により得られる車両50の進行方向情報は、車両50の相対位置情報とともに、後述するようにデータベース23の道路情報23bを修正するのに利用される。
なお、図示されていないが、車両50の操舵装置には、操舵輪の舵角を検出可能な舵角センサが取り付けられ、入出力インタフェイス24を介して当該舵角センサから出力される舵角信号を、CPU21に入力可能に構成している。これにより、CPU21は、運転者による当該車両50の操舵方向を舵角情報として得ることができる。
通信装置35は、道路交通情報配信システムセンタ(VICS(登録商標))等の図略の情報センタとの間で無線通信回線によるデータの送受信を行うための無線通信機器で、入出力インタフェイス24を介してシステムバスに接続されている。例えば、携帯電話機、PHS等の無線通信システムを利用している。
なお、車速センサ32は、車両50の走行速度を検出可能に構成されるものであるから、この車速センサ32から入出力インタフェイス24を介してCPU21に入力される車両速度データをCPU21によって積分演算することにより、車両50の走行距離を得ることができる。また、ジャイロセンサ33は、車両50の回転角速度を検出可能に構成されることから、このジャイロセンサ33から入出力インタフェイス24を介してCPU21に入力される回転角速度データをCPU21によって積分演算することにより、車両50の旋回角を得ることができる。これにより、車速センサ32およびCPU21により得られた距離と、地磁気センサ34およびジャイロセンサ33により検出された方位とを組み合わせることによって、GPSセンサ31によらなくても、現在位置を検出することができる。また車速センサ32およびCPU21により得られた距離と図略の舵角センサにより検出された舵角とを組み合わせることによっても現在位置を検出することができる。
ここで、メモリ22に格納されている、入力プログラム22b、経路探索プログラム22c、マップ・マッチングプログラム22d、データベース修正プログラム22e、経路案内プログラム22f、出力プログラム22gの概要を説明する。
システムプログラム22aは、ナビゲーション装置20の起動から停止までの基本動作を制御する機能を有するもので、例えば、図2に示す基本制御処理を行う。この処理は、後述するように、ナビゲーション装置20の利用者により、一旦、目的地が設定されると、当該目的地までの経路が探索された後、マップ・マッチング処理(S107)→データベース修正処理(S109)→経路案内処理(S111)を繰り返し継続的に実行するもので、次の目的地の設定あるいはイグニッションスイッチのオフによって当該処理を終了するものである。これにより、この間において、データベース23の道路情報23bに対して必要な修正処理が継続的に行われるため、道路情報23bが複数車線の道路(双方向通行可能な道路を含む)を一の道路形状として表現可能なものである場合等には、当該道路情報23bを適宜修正することができる。なお、この修正処理はデータベース修正プログラム22eにより行われる。
入力プログラム22bは、ナビゲーション装置20の利用者が経路案内を希望する目的地、その出発地等に関する情報等その他、ナビゲーション機能を利用する上で必要な各種情報等を、利用者に対し入力装置25を介して入力させ、他のプログラムや処理等に受け渡す機能を有するものである。また入力プログラム22bは、GPSセンサ31から出力される現在位置データ、車速センサ32から出力される車速データ、ジャイロセンサ33から出力される回転角速度データ、地磁気センサ34から出力される方位データ、またはCPU21の時計21aから出力される現在時刻データ等を入力し、他のプログラムや処理等に受け渡す機能も有する。
経路探索プログラム22cは、入力装置25により入力された目的地をデータベース23に記憶された地図情報23aに基づいて検索する機能と、入力装置25により入力された出発地あるはGPSセンサ31等により検出される車両50の現在地から当該希望目的地に至るまでの最短距離経路をデータベース23に記録されている道路情報23bに基づいて探索する機能と、を有するものである。なお、「最短距離経路」とは、出発地(または現在地)から目的地に到るまでの総距離が最短である経路のことである。
マップ・マッチングプログラム22dは、ディスプレィ26に表示させる車両50の現在位置に関する情報を、データベース23の地図情報23aや道路情報23bあるいは各種センサ等から取得し、走行状態データとして出力する機能を有するもので、例えば、図3に示すマップ・マッチング処理を行う。なお、このマップ・マッチングプログラム22dは、特許請求の範囲に記載の「走行軌跡情報取得手段」に相当するものである。
データベース修正プログラム22eは、データベース23に記憶されている道路情報23bを、マップ・マッチングプログラム22dにより出力された走行状態データに基づいて修正する機能を有するもので、例えば、図4に示すデータベース修正処理を行う。なお、このデータベース修正プログラム22eは、特許請求の範囲に記載の「道路情報修正手段」に相当するものである。
経路案内プログラム22fは、経路探索プログラム22cにより探索された経路に関する情報(例えば、右左折等の進行方向の説明や道路交通情報等)を、利用者に対してディスプレィ26に表示される画像や音源ユニット28により出力される合成音声等によって行う機能を有するものである。
出力プログラム22gは、各種画面情報をディスプレィ26に線図として描画する機能や各種案内情報を音源ユニット28によりスピーカを鳴動させる機能を有するものである。例えば、データベース23の地図情報23aや道路情報23bをもとに、地図や経路探索プログラム22cにより探索された最短距離経路等をディスプレィ26に表示させたり、また経路案内等に必要なメッセージ音や音声を所定の音声データに基づいて音源ユニット28により鳴らせるものである。
次に、本ナビゲーション装置20のCPU21により実行される基本制御処理の流れを図2〜図9に基づいて説明する。なお、この基本制御処理は、システムプログラム22aにより実行されるものである。
[図2:基本制御処理]
図2に示すように、基本制御処理では、まずステップS101により初期化処理が行われる。この初期化処理では、例えば、メモリ22に所定のワーク領域を確保したり、あるいは各種フラグ等を初期値に設定する処理を行う。
続いてステップS103より目的地設定処理が行われる。この処理では、例えば、利用者の操作によって、入力装置25を介し目的地や必要に応じて目的地までの通過地点あるいは一般道路/有料道路のいずれを優先するか等の経路探索条件等に関する情報を、入力する処理を行う。なおこの処理により設定された目的地は、データベース23の地図情報23aに基づいて、例えば、経度・緯度(東経北緯)等による座標情報により一義的に定められる。
次のステップS105では経路探索処理が行われる。この処理は、経路探索プログラム22cにより行われるものである。具体的には、例えばGPSセンサ31によって取得される当該車両50の現在位置からステップS103により設定された目的地に至るまでの最短距離経路を、データベース23の地図情報23aや道路情報23bに基づいてダイクストラ法等の探索アルゴリズムにより経路探索する処理が行われる。
続くステップS107では、マップ・マッチング処理が行われる。具体的には、図3に示すように、ステップS111による経路案内処理によりディスプレィ26に表示される案内画面上の現在位置をリアルタイムに変化させて当該車両50の走行に伴って案内経路を追跡し得るために必要な経路案内データや走行状態データを出力する処理が行われる。
[図3:マップ・マッチング処理]
ここで、図3を参照して、マップ・マッチング処理の概要を説明する。
図3に示すように、マップ・マッチング処理では、まずステップS201によりセンサ信号を読み込む処理が行われる。この処理では、GPSセンサ31、車速センサ32、ジャイロセンサ33および地磁気センサ34から出力される各種センサ信号(センサデータ)を入出力インタフェイス24を介して読み込むことによって、続くステップS203による所定の演算処理により車両50の現在位置を含む現在地付近のデータを取得する。
そして続くステップS205により、車両50の走行に伴う現在位置の変化に対応させて経路を案内するための経路案内データを出力するとともに、ステップS207により車両50の走行状態を表す走行状態データを出力した後、図2に示すシステムプログラム22aによる基本制御処理に復帰する。なお、この走行状態データとしては、例えば、現在時刻、ジャイロ旋回角、車速、マッチング・データ(走行道路番号、走行ノード番号、分岐点通過フラグ)、DBデータ(道路番号、ノード番号、座標、リンク長さ、リンク角)等が挙げられる。またこれらデータは、例えば、メモリ22のワーク領域を介して、次述するデータベース修正プログラム22e等に対して出力される。
[図2:基本制御処理(続き)]
図2に戻って、ステップS107によりマップ・マッチング処理が行われると、続くステップS109では、データベース修正処理が行われる。この処理は、データベース修正プログラム22eにより行われるもので、特許請求の範囲に記載の「道路情報修正手段」に相当するものである。具体的には、図4に詳細に説明されているので、ここで図4を参照して説明する。
[図4:データベース修正処理(S301:走行データ記憶処理)]
図4に示すように、データベース修正処理では、まずステップS301により走行データ記憶処理が行われる。この処理の詳細は、図5(A) に図示されているため、ここでは、図5を参照して走行データ記憶処理を説明する。
[図5:走行データ記憶処理]
図5(A) に示すように、走行データ記憶処理では、ステップS401により走行データを計算する処理が行われる。この走行データは、特許請求の範囲に記載の「走行軌跡情報」に相当するものである。具体的には、図5(B) に概念的に示される走行データに対して以下の各処理が行われる。なお、図5(B) は、図3に示すマップ・マッチング処理により出力された走行状態データ等に基づいて、車両50の走行に応じて取得されるデータを表す走行データを説明したものであり、同図に示す×(バツ)はノード番号のあるノードを表し、これらのノード同士を結ぶ直線は道路リンクを表す。また×(バツ)が□(白四角)によって囲まれたノードは(図5(B) に示すノード番号-13 )、そのノードが分岐点でもあることを表している。この分岐点は、当該分岐点に接続される他の隣接した道路等が存在することを示すもので、この図5(B) に示す例では、当該分岐点を境界に、道路番号-345の道路と道路番号-346の道路とが接続されている。図5(B) には、走行軌跡として道路が図示されている。リンク上に図示されている○(白丸)は、あるタイミングにおけるマッチング・データによる現在位置を表すマッチングポイントを示す。
まず、ステップS401では、走行データを計算する処理として、走行距離および走行軌跡座標の算出、ならびにノード通過点フラグの設定が行われる。具体的には、マッチングタイミングt(i) における車速V(i) および各マッチングタイミングt(i) 間で車両50が走行する時間(走行時間)に基づいて、走行軌跡長さDL(i) が算出され、また、車両50の旋回角θ(i) および走行軌跡長さDL(i) に基づいて走行軌跡座標(X(i) ,Y(i) )が算出される。さらに、走行ノード番号NN(i) が変化したかどうか、即ち、一つ前のマッチングタイミングt(i-1) での走行ノード番号NN(i-1) と、現在のマッチングタイミングt(i) での走行ノード番号NN(i) とが一致するか否かを判断することによって、車両50がノードNj を通過したかどうかを表すノード通過フラグを設定する。例えば、走行ノード番号NN(i-1) と走行ノード番号NN(i) とが一致する場合には、車両50はノードNj を通過していないことになるので、ノード通過フラグにフラグのオフを示す0(ゼロ)を設定する。一方、走行ノード番号NN(i-1) と走行ノード番号NN(i) とが一致しない場合には、車両50はノードNj を通過したことになるので、フラグのオンを示す1をノード通過フラグに設定する。
次に、ステップS403では、走行データを記憶する処理として、ステップS401により算出等された走行軌跡長さDL(i) 、軌跡座標(X(i),Y(i)) およびノード通過フラグを、他の走行データとともにメモリ22の所定領域に記憶する処理が行われる。ここで、メモリ22に記憶される走行データは、マッチングタイミングt(i) 、マッチングデータ、走行路データ、走行軌跡データ等からなり、またマッチングデータは、走行道路番号RN(i) 、走行ノード番号NN(i) 、分岐点通過フラグ、ノード通過フラグ等からなる。さらに走行路データは、道路番号Rn(j) 、ノード番号Nn(j) 、ノード座標(x(j),y(j)) 、リンク長さLL(j) 、リンク角α(j) 等からなり、走行軌跡データは、軌跡座標(X(i),Y(i)) 、旋回角θ(i) 、走行軌跡長さDL(i) 等からなる。
なお、マッチングデータまたは走行路データには、当該道路の通行可能方向が双方向・一方向のいずれであるかを示す通行方向情報、また車線を区切るセンターライン等の路面上の線状表示がなく見かけ上では1本の道路であっても、道幅が広いために往路・復路が事実上別々の車線を構成している場合にはその旨を示す往復路別車線情報、さらには当該道路の車線数を示す車線数情報等が付加されている。
このようにして走行データ記憶処理が行われると、図4に示すデータベース修正処理に復帰し、ステップS301の次のステップS303に処理を移行する。なお、上記走行軌跡データの記憶は、所定の間隔、例えばマップマッチングタイミングごとに行われるので、その結果、走行軌跡データは時系列データとして記憶されることになる(以上の処理は、特許請求の範囲に記載の「走行軌跡情報取得手段」に相当する)。
[図4:データベース修正処理(S303:DB修正範囲特定処理)]
図4に戻るとステップS303では、現在、走行中の道路の道路情報23bが複数車線であるか否かを判断する処理が行われる。この処理は、マップ・マッチングプログラム22dにより出力されたマップマッチングデータまたは走行路データに含まれる車線数情報、通行方向情報や往復路別車線情報に基づいて行われるもので、現在、走行中の道路の車線数が2以上であるか否かを判断する。換言すれば、この処理では、道路情報23bが複数車線の道路を一の道路形状として表現可能なものであるか否かを判断している。
またこのステップS303による判断処理では、往復路別車線情報に基づいた判断も行うため、見かけ上は1本の道路でも往路・復路が事実上別々の車線を構成しているものは車線数が2以上であると判断される。換言すれば、この処理では、道路情報23bが双方向通行可能な道路を一の道路形状として表現可能なものであるか否かを判断している。
ステップS303により、当該道路情報23bが複数車線であると判断された場合には(S303でYes)、続くステップS305に処理を移行する。一方、当該道路情報23bが複数車線であると判断されない場合には(S303でNo)、当該道路の車線数は形式的にも実体的にも2以上ではなく1であるから、本データベース修正処理による道路情報23bの修正を行う必要がない。そのため一連の本データベース修正処理を終了して図2に示す基本制御処理に復帰する。
続くステップS305では、走行方向を取得する処理が行われる。この処理は、GPSセンサ31、ジャイロセンサ33や地磁気センサ34により得られる車両50の現在位置情報の経時的変化に基づいて当該車両50の進行方向を演算処理により求め、この進行方向を走行中の道路リンク(走行路データ)と照合することで、当該車両50の走行方向を取得する。
次のステップS307では、走行中の道路の道路情報23bは修正の必要があるか否かを判断する処理が行われる。即ち、この処理は、道路情報23bにより表現可能な車線を含めた道路形状と、走行軌跡データにより得られる当該車両50の走行軌跡と、がほぼ同一である場合は、当該道路情報23bに対して修正を行う必要はないことから、それを判断するために行われるものである。またこのステップS307では、道路情報23bにより表現可能な車線を含めた道路形状が、所定長さ(例えば100m)以上の直線状を呈する、いわゆる直線道路に該当するか否かを判断することによっても、道路情報23bの修正の要否を判断する。即ち、所定長さ以上の直線道路であれば修正を行わず、所定長さ以上の直線道路でなければ当該道路には曲線部分が存在しカーブを含んでいるものと予想されるため、道路情報23bの修正を行う。
そして、道路情報23bによる道路形状と走行軌跡データによる走行軌跡とがほぼ同一でない場合や、道路情報23bによる道路形状が所定長さ以上の直線を呈するものでない場合には、ステップS307により道路情報23bは修正の必要があると判断されるので(S307でYes)、続くステップS309に処理を移行して道路情報23bの修正処理が行われる。一方、道路情報23bによる道路形状と走行軌跡データによる走行軌跡とがほぼ同一である場合や、道路情報23bによる道路形状が所定長さ以上の直線を呈するものである場合には、道路情報23bは修正の必要があると判断されないので(S307でNo)、道路情報23bの修正処理(S309)を行うことなく、一連の本データベース修正処理を終了して図2に示す基本制御処理に復帰する。
ステップS309では、道路情報23bを修正する処理が行われる。この処理は、現在走行している車線の走行軌跡データを道路情報23bの「車線軌跡情報」として補充する修正処理を行うものである。そのため、当該車両50が未だ走行していない車線については、当該車線の走行軌跡データを得られていないので道路情報23bを修正することはできない。
ここで、図6に示す愛知県内のある道路の一部を表す道路情報23b(道路リンク、ノード等)に対してステップS309による修正を行う場合を例示して説明する。なお、図5(B) と同様に、図6に示す×(バツ)はノードを表し、これらのノード同士を結ぶ直線は道路リンクを表す。
このように図6に示される道路情報23bに対して、例えば、往路を進行する車両50により取得された走行軌跡データを補充すると、当該走行軌跡は、太線のように見える●(黒丸)点列の集合として表される。なおこの走行軌跡データは、車速センサ32とジャイロセンサ33の出力により、前回取得された車両位置からの相対位置と方向が算出され、その相対位置の集合として表現される。したがって、走行軌跡の形状は道路を正確に表現しているが、絶対座標での位置および方角は当該走行軌跡からでは特定できない。
そこで、道路形状が直線状を呈する場所では、道路情報23bは正確であると仮定して直線状の道路の特定の点、例えば道路がカーブにさしかかる直前、即ち直線状態の終了地点のノードを修正区間始点ノード(図6に示す○(白丸))とし、次の直線状態の開始地点のノード(修正区間終点ノード;図6に示す◎(二重丸))までを修正区間として、その修正区間の走行軌跡を道路情報23bと照合して修正する。
このときに、修正区間始点ノードに走行軌跡の始点を一致させ、当該始点を軸として走行軌跡を回転させることにより、道路情報23bの形状と最も良く一致するように走行軌跡の方向を特定する。この方法は、例えば、本願出願による特開平2001−142392号公報に開示されているので、詳細は当該公報の図13〜図15等を参照されたい。
また図6に示すように、走行軌跡(太線のように見える点列)データは、道路リンク上に位置させるのではなく、道路リンクの長手方向に対し垂直方向左側にずらしたところに位置させている。これは、日本の場合、適用法規(道路交通法等)により車両50は左側通行することが定められていることから、修正区間始点ノードから道路リンクの長手方向(車両進行方向)に対して垂直方向左側に所定値(例えば1.5m)ずらした位置を走行軌跡の起点(図6に示す●(黒丸))としている。
即ち、道路情報23bは、概ね道路の幅方向中央を基準にして作成されるので、実際に車両50が走行するのは片側車線の道路では道路の幅方向中央から道路車線の幅の半分の距離だけ進行方向左側へずれることになる。一方、車線の幅は、概ね2.5m〜3.5mであるので、本実施形態では、その中間値である3.0mの半分、即ち1.5m程度を上述の所定値として設定している。なお、ステップS301により記憶された走行データには、前述したように車線数情報が含まれているので、前記所定値は、車線数をNとすれば[(N−1)×3+1.5]mと表すことができる。また、道路情報23bや走行データ等のナビゲーション装置20に記憶されているデータに車線幅の情報が含まれている場合には、その値を用いても良い。
このように図6に示す道路情報23bでは、修正区間始点ノードから進行方向左側へずれた●(黒丸)を修正開始点(起点)として走行軌跡データを配置し、当該起点を回転軸として道路リンクと最も良く一致するように走行軌跡の方向を特定する。これにより、車線軌跡情報として補充された走行軌跡データ、は道路リンクの左側に沿うようにその位置を特定することができる。一般に、道路リンクは、道路の走行車線に関係なく道路の幅方向ほぼ中央を通るようにデータ化される傾向があるため、このように所定のノードから道路リンクの長手方向に対して垂直方向に所定位置ずらしたところを道路データの修正開始点(起点)とすることで、より走行車線を考慮した道路情報23bの修正を行うことが可能となる。
図7に示すように、図6に示す往路を進行する車両50により取得された走行軌跡データを車線軌跡情報として補充する場合と同様に、例えば、同図の復路を進行する車両50により取得された復路の走行軌跡は、太線のように見える○(白丸)点列の集合として表され、車線軌跡情報として補充される。即ち、ステップS309において、往路の走行軌跡データと同様に、復路の走行軌跡データも処理されて道路情報23bに車線軌跡情報として補充される。なお、車両50の進行方向が図6に示すものと逆方向であるため、図6に示す修正区間終点ノードが修正区間始点ノード○(白丸)となり、修正区間始点ノードが修正区間終点ノード◎(二重丸)となっている。これにより、復路の走行軌跡は、元の道路リンクに対して進行方向左側に沿うようにその位置が特定されている。
このように既存の道路情報23bに、往路・復路の車線軌跡情報を補充すると、図8に示すように、車線を含めた実際の道路形状を表現可能な道路情報23bを得ることができる。例えば、図8の破線円α内に示すヘアピンカーブにおいては、愛知県道路公社が公開している道路工事図面では当該カーブの半径は15.0m(道路リンクの半径)となっている。ところが、ステップS309により修正された道路情報23bでは、同破線円α内の往復路の車線軌跡情報に基づいて、復路のカーブ半径が16.0mと算出され、往路のカーブ半径が13.0mと算出されている。このように車線ごとの曲率半径が明らかに異なる場合には、走行車線を考慮することで実際の道路実状に合致した道路修正データを得ることができる。
本実施形態のように、走行軌跡データの起点において、元のノードに対し道路リンクの進行方向垂直左側に当該起点を1.5mずらすことで、往路・復路がほぼ道路リンクを挟んだ車線軌跡情報が得られる。即ち、往路・復路の車線軌跡情報が、ほぼ車線ひとつ分の差でもってほぼ並行に位置する結果が得られる。また図8に示す破線円α内のカーブにおいては、往路・復路のそれぞれのカーブ半径に、車線ひとつ分に相当する約3mの差が出ており、往路・復路の違い、即ちカーブの内側を進行するかカーブの外側を進行するかによるカーブ半径の差を正確にデータ化することを可能にしている。
上述のようにステップS309による道路情報23bの修正処理が終わると、図4に示すように、次にステップS311により、修正された道路情報23bを走行方向とともにメモリ22の所定のワーク領域に記憶する処理が行われる。このような記憶処理が終了すると、図4に示すデータベース修正処理が終了するので、図2に示す基本制御処理に復帰する。
[図2:基本制御処理(S111:経路案内処理)]
図2に戻って、ステップS109によるデータベース修正処理が終了すると、次のステップS111により経路案内処理が行われる。この処理は、経路案内プログラム22fにより行われるもので、通常のナビゲーション処理におけるものと同様、例えば、ステップS105による経路探索プログラム22cにより探索された経路に関する情報(例えば、右左折等の進行方向の説明や道路交通情報等)を、利用者に対してディスプレィ26に表示される画像や音源ユニット28により出力される合成音声等によって行う。
そして、次回、同じ道路を記憶された走行方向と同じ方向に走行する場合には、既に、ステップS309により車線ごとに対応した道路情報23bに修正されているので、走行中の当該車両50の位置とディスプレィ26の画面表示上の現在位置とを正確にマップマッチングさせることができる。そのため、当該車両50の利用者(運転者等)に違和感を与え難い。また、データベース23の道路情報23bが、車両制御装置に利用されていた場合には、当該車両制御装置に対して、精度の高い道路情報23を提供することができるので、信頼性の高い舵取制御、駆動制御や制動制御等を実現可能にすることができる。
なお、図9に示すように、往路の車線軌跡情報と復路の車線軌跡情報とに基づいて各位置における両者間の中央値を演算により求め、この中央値から適当な表示用ノード●(黒丸)を抽出し、それを結合させた表示用道路リンク(図9に示す太い実線)を作成しても良い。この表示用ノード●(黒丸)の採り方は、例えば、もとの道路データのノード点×(バツ)から往路・復路の車線軌跡情報にほぼ垂直に交わるような補助線を想定し、当該補助線上で、往路の車線軌跡情報、復路の車線軌跡情報の交点間の中央点を表示用ノード●(黒丸)として規定することで実現できる。これにより、図6〜図8に示すように道路工事図面に基づいて作成された道路リンク(図9に示す細い破線)よりも、実際の道路を構成する複数の車線に基づいて作成された表示用道路リンク(太い実線)を用いてステップS111により経路案内処理が行われる。したがって、より道路実状に即した正確な道路表示を行うことができる。
以上説明したように、本実施形態に係るナビゲーション装置20によると、マップ・マッチングプログラム22d等(S107、S301)により、実際の道路を走行して得られる車両50の位置を含む走行軌跡データを取得し、データベース修正プログラム22e(S109、S303〜S311)により、データベース23の道路情報23bが双方向通行可能な道路を一の道路形状として表現可能なものである場合(S303でYes)、走行軌跡データに基づいて道路情報23bを進行方向ごとに修正する。これにより、双方向通行可能な道路を一の道路形状として表現可能な道路情報23bであれば、それを進行方向ごとに、実際の道路を走行して得られる車両50の位置を含む走行軌跡データに基づいて修正するため、当該車両50が走行する進行方向ごとに別々の車線に対応して道路情報23bを修正することができる。したがって、例えば、車線ごとにカーブの曲率半径が異なる等の道路形状の実状に応じて、車線ごとに道路情報23bを修正できるので、車線を含めた実際の道路形状とデータベース23に記憶された道路情報23bによる当該道路の形状とを一致させることができる。
また、本実施形態に係るナビゲーション装置20によると、マップ・マッチングプログラム22d等(S107、S301)により、複数車線の道路を走行して得られる車両5の位置を含む走行軌跡データを取得し、データベース修正プログラム22e(S109、S303〜S311)により、データベース23の道路情報23bがが複数車線の道路を一の道路形状として表現可能なものである場合、走行軌跡データに基づいて道路情報23bを車線ごとに修正する。これにより、複数車線の道路を一の道路形状として表現可能な道路情報23bであれば、それを車線ごとに、複数車線の道路を走行して得られる車両50の位置を含む走行軌跡データに基づいて修正するため、当該車両50が走行する車線ごとに対応して道路情報23bを修正することができる。したがって、例えば、進行方向の内側、中間、外側の各車線ごと、または進行方向とその反対方向の各車線ごと、にカーブの曲率半径が異なる等の道路形状の実状に応じて、車線ごとに道路情報23bを修正できるので、車線を含めた実際の道路形状とデータベース23に記憶された道路情報23bによる当該道路の形状とを一致させることができる。ここに、同じ進行方向に対して車線が複数ある場合には、「走行軌跡データ」として、車両が走行している車線の情報(即ち車両が複数車線のうちどの車線を走行しているか、の情報)も取得しておく必要がある。これは、例えば、車両にカメラを搭載し、車両前方(若しくは後方)の道路の画像から、走行している車線を判別する画像処理手段を搭載することで実現できる。または車線ごとに磁気ネイルが埋設されていれば、この磁気ネイル上を通過した際に取得できる、磁気ネイルに付けられた情報から判別することも可能である。
本発明の一実施形態に係るナビゲーション装置の構成例を示すブロック図である。 本実施形態に係るナビゲーション装置のシステムプログラムによる基本制御処理の流れを示すフローチャートである。 図2に示すマップ・マッチング処理の流れを示すフローチャートである。 図2に示すデータベース修正処理の流れを示すフローチャートである。 図5(A) は、図4に示す走行データ記憶処理の流れを示すフローチャート、図5(B) は走行データ記憶処理により処理される走行データの概念を示す説明図である。 愛知県内のある道路の一部を表す道路情報の例で、往路の走行軌跡データを補充したものである。 愛知県内のある道路の一部を表す道路情報の例で、復路の走行軌跡データを補充したものである。 愛知県内のある道路の一部を表す道路情報の例で、往路・復路の走行軌跡データを補充したものである。 愛知県内のある道路の一部を表す道路情報の例で、表示用道路リンクを作成したものである。
符号の説明
20 ナビゲーション装置(道路情報の修正装置)
21 CPU(走行軌跡情報取得手段、道路情報修正手段)
22 メモリ
22a システムプログラム
22b 入力プログラム
22c 経路探索プログラム
22d マップ・マッチングプログラム(走行軌跡情報取得手段)
22e データベース修正プログラム(道路情報修正手段)
22f 経路案内プログラム
22g 出力プログラム
23 データベース
23a 地図情報
23b 道路情報
24 入出力インタフェイス
25 入力装置
26 ディスプレィ
28 音源ユニット
31 GPSセンサ
32 車速センサ
33 ジャイロセンサ
34 地磁気センサ
35 通信装置
50 車両
90 実際の道路
S107(走行軌跡情報取得手段)
S109(道路情報修正手段)
S301(走行軌跡情報取得手段)

Claims (4)

  1. 道路情報記憶手段に記憶され道路リンクを含んで構成される道路情報を、実際の道路を走行した車両の走行軌跡情報に基づいて修正する道路情報の修正装置であって、
    前記道路を走行する車両の現在位置の経時的変化により求められる前記車両の進行方向と前記道路リンクとを照合して前記車両の走行方向を求める走行方向取得手段と、
    記走行軌跡情報を取得する走行軌跡情報取得手段と、
    前記走行方向における当該車両の進行方向に基づいて前記走行軌跡情報を前記道路の往路または復路として前記道路リンクの位置と対応させて前記道路情報に補充し、前記道路情報を修正する道路情報修正手段と、を備え
    前記道路情報修正手段は、前記道路リンクの長手方向に対して垂直方向に所定距離ずらした位置に前記走行軌跡情報を補充することを特徴とする道路情報の修正装置。
  2. 道路情報記憶手段に記憶され道路リンクを含んで構成される道路情報を、実際の道路を走行した車両の走行軌跡情報に基づいて修正する道路情報の修正装置であって、
    前記道路を走行する車両の現在位置の経時的変化により求められる前記車両の進行方向と前記道路リンクとを照合して前記車両の走行方向を求める走行方向取得手段と、
    前記走行軌跡情報を取得する走行軌跡情報取得手段と、
    前記走行方向における当該車両の進行方向に基づいて前記走行軌跡情報を前記道路の往路または復路として前記道路リンクの位置と対応させて前記道路情報に補充し、前記道路情報を修正する道路情報修正手段と、を備え、
    前記道路情報修正手段は、前記走行方向における当該車両の進行方向に基づいて前記走行軌跡情報を前記道路の往路または復路として前記道路リンクの位置を中心としたその左右に前記走行軌跡情報を補充することを特徴とする道路情報の修正装置。
  3. 道路情報記憶手段に記憶され道路リンクを含んで構成される道路情報を、実際の道路を走行した車両の走行軌跡情報に基づいて修正する道路情報の修正装置であって、
    前記道路を走行する車両の現在位置の経時的変化により求められる前記車両の進行方向と前記道路リンクとを照合して前記車両の走行方向を求める走行方向取得手段と、
    前記走行軌跡情報を取得する走行軌跡情報取得手段と、
    前記走行方向における当該車両の進行方向に基づいて前記走行軌跡情報を前記道路の往路または復路として前記道路リンクの位置と対応させて前記道路情報に補充し、前記道路情報を修正する道路情報修正手段と、を備え、
    前記道路情報修正手段は、前記走行方向における当該車両の進行方向に基づいて前記走行軌跡情報を前記道路の往路または復路として前記道路リンクの位置を中心としたその左右で、前記道路リンクの長手方向に対して垂直方向に所定距離ずらした位置に前記走行軌跡情報を補充することを特徴とする道路情報の修正装置。
  4. 前記道路の往路または復路が複数車線を有する場合の道路情報の修正装置であって、
    前記走行軌跡情報取得手段は、前記複数車線の道路を走行して得られる前記車両の走行車線位置を含む走行軌跡情報を取得し、
    前記道路情報修正手段は、前記走行車線位置から定まる走行車線に対して、前記走行方向における当該車両の進行方向に基づいて前記走行軌跡情報を前記道路の往路または復路として前記道路リンクの位置と対応させて前記道路情報に補充することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の道路情報の修正装置。
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