JP4602212B2 - 車両用パワーユニット - Google Patents

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Description

本発明は、クランクシャフトがクランクケースで回転自在に支承されるエンジンと、前記クランクシャフトから伝達される動力を変速するようにして前記クランクケース内に収納される変速機とを備え、該変速機の出力軸の前記クランクケースの一側面からの突出端部に、駆動輪に動力を伝達する無端伝動帯が巻き掛けられる駆動側伝動輪が設けられ、前記クランクシャフトおよび前記出力軸間に配置されるウォータポンプが前記クランクケースの一側面に配設される車両用パワーユニットに関する。
変速機の出力軸およびクランクシャフト間に配置されるウォータポンプがクランクケースの一側面に配設されるようにした車両用パワーユニットが、たとえば特許文献1によって知られている。
特許第3227972号公報
ところが、上記特許文献1で開示されたものでは、変速機の出力軸に設けられたドライブスプロケットに巻き掛けられるチェーンを含む平面上にウォータポンプの一部が配置されており、クランクケースの一側面からのウォータポンプの突出量が大きくなり、パワーユニットのコンパクト化が阻害されている。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、クランクシャフトの軸線に沿う方向でのコンパクト化を可能とした車両用パワーユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、クランクシャフトがクランクケースで回転自在に支承されるエンジンと、前記クランクシャフトから伝達される動力を変速するようにして前記クランクケース内に収納される変速機とを備え、該変速機の出力軸の前記クランクケースの一側面からの突出端部に、駆動輪に動力を伝達する無端伝動帯が巻き掛けられる駆動側伝動輪が設けられ、前記クランクシャフトおよび前記出力軸間に配置されるウォータポンプが、そのポンプケースをクランクケース外に露出させた状態で前記クランクケースの一側面に配設される車両用パワーユニットにおいて、前記ウォータポンプが、前記出力軸の軸線に沿う方向で前記駆動側伝動輪よりも内方側に配置され、前記クランクシャフトおよび前記出力軸の軸線相互を結ぶ直線の上方に前記変速機の入力軸が配置され、前記ウォータポンプのポンプケースを構成する一対のケース半体を相互に締結する複数のボルトのうちの一部のボルトと前記ポンプケースの一部とが、前記出力軸の軸線に直交する平面への投影図上で前記無端伝動帯と重なる位置に配置されると共に、該一部のボルトの拡径頭部がクランクケース側に配置されることを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加えて、前記出力軸の軸線に沿う方向から見て少なくとも一部を前記ウォータポンプに外方から重ねるように配置したカバーが、前記駆動側伝動輪を覆って前記クランクケースに取付けられることを特徴とする。
さらに請求項記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加えて、前記出力軸の軸線と平行な方向への挿脱を可能として前記クランクケースに嵌合される嵌合支持部が前記ポンプケースに設けられ、該ポンプケースの少なくとも一部が、前記出力軸の軸線に沿う方向から見て前記クランクケースおよびオイルパンの結合面よりも下方に突出して配置されることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、ウォータポンプが駆動側伝動輪よりも内方に配置されるので、ウォータポンプが駆動側伝動輪よりも外方に突出することはなく、クランクシャフトの軸線に沿う方向でパワーユニットをコンパクト化することができ、重量マス集中により車両の運動性能向上に寄与することができる。またクランクシャフトおよび変速機出力軸の軸線相互を結ぶ直線の上方に変速機入力軸が配置されるので、変速機の入力軸およびクランクシャフトの軸間距離を短縮することが可能であり、クランクシャフトおよび出力軸の軸線を結ぶ直線に沿う方向でパワーユニットをコンパクト化することができ、しかも駆動側伝動輪よりも内方側にウォータポンプが配置されるので、クランクケースの底部からのウォータポンプの位置を上方に配置してクランクケースの下部をコンパクト化することが可能となる。またウォータポンプを、クランクシャフトや、変速機の入力軸または出力軸からの動力伝達によって駆動する場合、クランクシャフト、変速機の入力軸または出力軸と、ウォータポンプのポンプ軸を近接配置することができ、チェーンやギヤ等の駆動部材による連結距離を短くして軽量化を図ることができる。さらにポンプケースを構成すべく複数のボルトで一対のケース半体が相互に締結されるのであるが、その一部のボルトとポンプケースの一部とが、出力軸軸線に直交する平面への投影図上で無端伝動帯と重なる位置に配置され、且つ該一部のボルトの拡径頭部がクランクケース側に配置されるので、該一部のボルトの拡径頭部が無端伝動帯と干渉することを回避しつつ、無端伝動帯およびポンプケースをより近接させることが可能であり、出力軸の軸線に沿う方向でパワーユニットをよりコンパクト化することができる。
また請求項2記載の発明によれば、変速機の出力軸およびウォータポンプを近接配置することが可能となり、3次元的にも補機類を集中して配置することができるので、重量マスのより一層の集中化を図ることができる。
さらに請求項記載の発明によれば、ウォータポンプを無端伝動帯よりも内方に配置されるので、ウォータポンプへの工具のアクセスが制限されることになるが、ポンプケースの少なくとも一部が、クランクケースおよびオイルパンの結合面よりも下方に突出しているので、ポンプケースの嵌合支持部がクランクケースに嵌合された状態にあっても、クランクケースからオイルパンを外した状態ではポンプケースのうち前記結合面よりも下方に突出している部分に、前記嵌合支持部をクランクケースから離脱させる方向の力を加えることにより、ポンプケースをクランクケースから外すことができ、ウォータポンプのメンテナンス性が向上することになる。
以下、本発明の実施形態を、添付図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
図1〜図9は本発明の一実施例を示すものであり、図1はパワーユニットの側面図、図2は図1の2−2線断面図、図3は図1の3−3線矢視方向から見た上部ケースの底面図、図4は図1の4−4線拡大断面図、図5は図1の5−5線拡大断面図、図6は図3の6矢視図、図7は図3の7−7線断面図、図8は図4の8矢視図、図9は図1の9矢視図である。
先ず図1において、このパワーユニットは、車両たとえば自動二輪車に搭載されるものであり、たとえば直列4気筒である水冷式のエンジンEと、該エンジンEの出力を変速する常時噛合い式の歯車変速機Mとを備える。
前記エンジンEのエンジン本体11は、自動二輪車の左右方向に延びる軸線を有するクランクシャフト12を回転自在に支承するクランクケース13と、自動二輪車の進行方向に沿う前方側でクランクケース13に結合されるシリンダブロック14と、シリンダブロック14の上端に結合されるシリンダヘッド15と、シリンダヘッド15の上端に結合されるヘッドカバー16とを備え、クランクケース13の下部にはオイルパン17が結合される。
前記クランクケース13は、それぞれ鋳造成形される上部ケース13aおよび下部ケース13bが相互に結合されて成るものであり、前記クランクシャフト12は上部ケース13aおよび下部ケース13b間で回転自在に支承される。
図2を併せて参照して、シリンダブロック14は、自動二輪車の進行方向前方に向けて前上がりとなるように傾斜してクランクケース13の上部ケース13aに一体に形成されるものであり、このシリンダブロック14には、クランクシャフト12の軸線に沿う方向に並ぶ4つのシリンダボア18…が設けられ、各シリンダボア18…に摺動自在に嵌合されるピストン19…が、クランクシャフト12が備えるクランクピン12a…にコネクティングロッド20…を介して連結される。
図3を併せて参照して、クランクケース13の上部ケース13aには、パワーユニットの自動二輪車への搭載状態でクランクシャフト12の軸線に沿う左側から右側にかけて相互に間隔をあけて配置される5つの第1〜第5上部ジャーナル壁21〜25が設けられる。また下部ケース13bには、図2で示すように、前記第1〜第5上部ジャーナル壁21〜25に対応した第1〜第5下部ジャーナル壁26〜30が、対応する第1〜第5上部ジャーナル壁21〜25にそれぞれ結合されるようにして設けられており、クランクシャフト12は、上部および下部ケース13a,13bの結合面間すなわち第1〜第5上部ジャーナル壁21〜25および第1〜第5下部ジャーナル壁25〜30の結合面間で回転自在に支承される。
クランクケース13の左側側壁すなわち第1上部および下部ジャーナル壁21,26から外方に突出したクランクシャフト12の一端部には、アウターロータ31が固定されており、そのアウターロータ31とともに発電機33を構成するインナーロータ32が、発電機33を覆うようにしてクランクケース13の左側壁に締結される発電機カバー34に取付けられる。
図2に注目して、シリンダブロック14およびシリンダヘッド15間には、各シリンダボア18…に摺動可能に嵌合されているピストン19…の頂部を臨ませる燃焼室35…が形成されており、シリンダヘッド15には、各燃焼室35…毎に一対ずつの排気弁37…が閉弁方向にばね付勢されつつ開閉作動可能に配設され、各排気弁37…の頂部に閉塞端内面を当接させる有底円筒状の排気弁側リフタ39…が、排気弁37…の開閉作動方向に摺動することを可能としてシリンダヘッド15に嵌合される。またシリンダヘッド15には、上記排気弁と同様に、各燃焼室35…毎に一対ずつの吸気弁(図示せず)が閉弁方向にばね付勢されつつ開閉作動可能に配設されており、各吸気弁…の頂部に閉塞端内面を当接させる有底円筒状の吸気弁側リフタ(図示せず)が、吸気弁の開閉作動方向に摺動することを可能としてシリンダヘッド15に嵌合される。
またシリンダヘッド15と、シリンダヘッド15に締結される排気側カムホルダ41,41とで各排気弁側リフタ39…の閉塞端外面に摺接する複数の排気側カム44…を有する排気側カムシャフト45がクランクシャフト12と平行な軸線まわりに回転可能に支承され、シリンダヘッド15と、シリンダヘッド15に締結される吸気側カムホルダ(図示せず)とで、各吸気弁側リフタ…の閉塞端外面に摺接する複数の吸気側カム42…(図1参照)を有する吸気側カムシャフト43(図1参照)がクランクシャフト12と平行な軸線まわりに回転可能に支承される。
吸気側および排気側カムシャフト43,45には、クランクシャフト12の回転動力が調時伝動手段51を介して伝達されるものであり、調時伝動手段51は、吸気側および排気側カムシャフト43,45の右端部に固定される吸気側および排気側従動スプロケット46,47と、第5上部および下部ジャーナル壁25,30の外方でクランクシャフト12に設けられる駆動スプロケット48と、該駆動スプロケット48、排気側従動スプロケット47および吸気側従動スプロケット46に巻き掛けられる無端状のカムチェーン49とを備え、クランクシャフト12の他端側でシリンダブロック14、シリンダヘッド15およびヘッドカバー16には、カムチェーン49を走行させるチェーン通路50が形成される。
また前記駆動スプロケット48よりも外方でクランクシャフト12の他端部には、クランクシャフト12との相対回転が不能であるクラッチアウタ53と、クランクシャフト12に対して相対回転可能であるとともに図示しない始動用モータからの動力が入力される被動ギヤ55が設けられるクラッチインナ54とを備える一方向クラッチ52が装着されており、この一方向クラッチ52は、クラッチインナ54からクラッチアウタ53すなわち始動用モータからクランクシャフト12側への動力伝達のみを可能とする。
ヘッドカバー16には、自動二輪車への搭載状態で左側に位置する一対の気筒ならびに右側に位置する一対の気筒に対応した左右一対の取付け筒部56,56が突設されており、それらの取付け筒部56…には、キャップ57…がそれぞれ締結される。
前記取付け筒部56…内は、各気筒の排気ポートに個別に通じる二次空気通路58…が相互に独立して形成されており、それらの二次空気通路58…に個別に対応したリード弁59…が、取付け筒部56…およびキャップ58…間に挟持される。しかも各キャップ58…には、軽量された二次空気を図示しないエアクリーナから導く管路を接続するための接続管部57a…が一体に設けられる。
図4および図5を併せて参照して、クランクケース13内には、自動二輪車への搭載状態ではクランクシャフト12の後方に位置するようにして変速機室61が形成されており、歯車変速機Mの主要部が変速機室61に収容される。
而して歯車変速機Mは、クランクシャフト12と平行な軸線を有する入力軸としてのメインシャフト62と、該メインシャフト62と平行な軸線を有する出力軸であるカウンタシャフト63と、択一的に確立可能としてメインシャフト62およびカウンタシャフト63間に設けられる複数変速段たとえば6段の第1速〜第6速歯車列G1〜G6と、第1速〜第6速歯車列G1〜G6を択一的に確立するための3つのシフトフォーク64,65,66と、それらのシフトフォーク64〜66を駆動するシフトドラム67とを備え、メインシャフト62、カウンタシャフト63およびシフトドラム67の大部分が変速機室61に収容され、第1速〜第6速歯車列G1〜G6およびシフトフォーク64〜66が作動可能として変速機室61に収容される。
ところでクランクケース13の上部および下部ケース13a,13bには、自動二輪車への搭載状態で前記変速機室61の左側端壁を構成する上部および下部左側支持壁68,69が第2上部および下部ジャーナル壁22,26にほぼ対応する位置で相互に結合されるようにして設けられるとともに、自動二輪車への搭載状態で前記変速機室61の右側端壁を構成する上部および下部右側支持壁70,71が第4上部および下部ジャーナル壁24,29にほぼ対応する位置で相互に結合されるようにして設けられており、上部および下部左側支持壁68,69は、クランクケース13の左側側壁のうちクランクシャフト12を支承する部分よりもクランクシャフト12の軸線に沿う内方側に配置されている。
図6および図7を併せて参照して、上部ケース13aの右側上部支持壁70には、メインシャフト62を回転自在に貫通せしめる支持孔72が設けられ、左側上部支持壁68には、前記支持孔72と同軸である支持凹部73が設けられる。而してメインシャフト62の一端部外周および前記支持凹部73の内周間にボールベアリング74が介装され、支持孔72の内周およびメインシャフト62間にはボールベアリング75が介装される。すなわちメインシャフト62の一端部は左側上部支持壁68で回転自在に支承され、メインシャフト62の中間部は右側上部支持壁70で回転自在に支承され、メインシャフト62の他端側軸端は、右側上部支持壁70の外方すなわちクランクケース13の右側外方に突出される。
前記メインシャフト62の他端側軸端には、メインシャフト62との相対回転を不能としたクラッチインナ(図示せず)と、メインシャフト62との相対回転が可能であるクラッチアウタ77とを有して従来周知の多板式に構成されるクラッチ78が装着されるものであり、前記クラッチアウタ77には、前記クラッチ78とともにクラッチ機構81を構成するプライマリドリブンギヤ80が図示しないダンパばねを介して連結され、図2で明示するように、第5上部および下部ジャーナル壁25,30の内方でクランクシャフト12に設けられたプライマリドライブギヤ79が前記プライマリドリブンギヤ80に噛合する。しかも前記クラッチ機構81の最大外径は前記プライマリドリブンギヤ80で形成される。
ところで、クランクケース13における上部および下部ケース13a,13bには、前記クラッチ78および一方向クラッチ52を囲む筒部を協働して構成するようにして右側方に延出される延長壁部82,83が設けられており、前記クラッチ78および一方向クラッチ52を覆う右側カバー84は前記延長壁部82,83に締結される。しかも延長壁部82,83および右側カバー84の結合面は、下方に向かうにつれて前記クランクシャフト16の軸線に沿う内方側に位置するように傾斜した平面に沿うように形成される。
前記右側カバー84には、前記クラッチ78の断・接を切り換える操作軸85が回動可能に支承されており、この操作軸85の前記右側カバー84からの突出端部にレリーズレバー86が設けられる。
カウンタシャフト63は、クランクケース13を構成する上部ケース13aおよび下部ケース13bの結合面間で回転自在に支承されるようにしてクランクシャフト12よりも後方側に配置されるものであり、該カウンタシャフト63の一端部は、左側上部支持壁68および左側下部支持壁69から左側外方に突出され、左側上部支持壁68および左側下部支持壁69およびカウンタシャフト63間には、ボールベアリング87と、該ボールベアリング87の外方に配置される環状のシール部材88とが介装される。またカウンタシャフト63の他端部は、右側上部支持壁70および右側下部支持壁71にニードルベアリング89を介して回転自在に支承される。
ところでメインシャフト62は、クランクケース13を構成する上部および下部ケース13a,13bのうち上部ケース13aで回転自在に支承されるのに対し、クランクシャフト12およびカウンタシャフト63は、前記上部および下部ケース13a,13b間で回転自在に支承されるものであり、メインシャフト62は、クランクシャフト12および前記カウンタシャフト63の軸線を結ぶ直線すなわち上部および下部ケース13a,13bの結合面よりも上方に配置されることになる。
また左側上部支持壁68および左側下部支持壁69から左側外方に突出されるカウンタシャフト63の一端部には駆動側伝動輪である駆動スプロケット91が設けられ、駆動輪である後輪に動力を伝達する無端伝動帯であるチェーン90が駆動スプロケット91に巻き掛けられる。
図5に注目して、シフトドラム67の両端部は、クランクケース13における上部ケース13aの左側および右側上部支持壁68,70で回動可能に支承されるものであり、このシフトドラム67の外面に設けられる3つの係合溝93,94,95にそれぞれ係合されるシフトフォーク64〜66が、シフトドラム67と平行な軸線を有して左側および右側上部支持壁68,70間に設けられる単一の支軸96に、その軸線に沿う方向での摺動を可能として共通に支持される。
シフトドラム67の一端には小径の軸部67aが同軸にかつ一体に突設されており、この軸部67aは、左側上部支持壁68に設けられる支持凹部97に回動可能に嵌合される。しかもシフトドラム67は、クランクシャフト12の右側軸端に装着されているクラッチ機構81側からクランクケース13に組付けられるものであり、上部ケース13aの右側上部支持壁70には、シフトドラム67の前記クラッチ78側の一端部外周に装着されるボールベアリング98を嵌合せしめる支持孔99と、該ボールベアリング98の外輪内端をクラッチ78側から受けるべく支持孔99の内端から半径方向内方に張り出す受け鍔部100とが同軸に形成される。
前記シフトドラム67は、図1で示すように、メインシャフト62の軸線に直交する平面への投影図上ではクラッチ機構81の最大外径内の位置に配置されるものであり、変速機室61の一部を構成するとともにシフトドラム67の大部分を収容するシフトドラム室61aが、該シフトドラム67の軸線方向から見てクランクケース13の後方に向けて半円状に膨らむようにしてクランクケース13における上部ケース13a内の後部に形成され、シフトドラム室61aを構成する壁部も前記メインシャフト62の軸線に直交する平面への投影図上ではクラッチ機構81の最大外径すなわちプライマリドリブンギヤ80の外径内にほぼ収まっている。しかもシフトドラム室61aは、前記右側上部支持壁70に形成される受け鍔部100の内径と同一径を有して、上部ケース13aの鋳造成形時に鋳抜き成形される。また上部ケース13aで形成される変速機室61の上部は、図1で示すように、メインシャフト62の軸線に直交する平面への投影図上では、前記クラッチ機構81と重なって配置される。
上部ケース13aには、一端を上部ケース13aから左側方に突出せしめるシフト軸101が回動可能に支承されており、このシフト軸101の他端部にはシフトアーム102の一端部が設けられる。またシフトドラム67の他端部にはシフトカム103が設けられており、シフトアーム102の他端部は、前記シフト軸101の回動に応じて前記シフトドラム67を回動するようにして前記シフトカム103に係合される。
クランクケース13における下部ケース13bの左側面には、図8で示すように、クランクシャフト12およびカウンタシャフト63間に配置されるようにしてウォータポンプ102が配設され、このウォータポンプ102と同軸であるオイルポンプ103が、クランクケース13内の下部に収容される。
図4に注目して、オイルポンプ103はトロコイド式のものであり、そのポンプハウジング104は、前記下部ケース13bにおける右側下部支持壁71の下部に一体に設けられるハウジング主部105と、該ハウジング主部105に締結されるカバー106とから成り、前記ハウジング主部105およびカバー106間に、ポンプハウジング104を回転自在に貫通するオイルポンプ軸107に固定されるインナーロータ108と、該インナーロータ108に噛み合うアウターロータ109とが収納される。
前記ハウジング主部105から突出したオイルポンプ軸107の突出端部には、ポンプ用被動スプロケット110が固定されており、ポンプ用駆動スプロケット111と、前記ポンプ用被動スプロケット110とに無端状のチェーン112が巻き掛けられる。而して前記ポンプ用駆動スプロケット111は、クランクシャフト12からの動力が伝達されるようにしてメインシャフト62に相対回転可能に装着されているプライマリドリブンギヤ80と一体的に回転する。
ところで、クランクケース13の下部に結合されるオイルパン17は、自動二輪車が左右にバンクしたときに、図4において鎖線LL,LRで示す路面との接触を回避し得るように、自動二輪車の前後方向から見たときに下方に向かうにつれて左右方向の幅を狭めるように形成されるものであり、このオイルパン17内に収納されるオイルストレーナ113が、前記オイルポンプ103のポンプハウジング104におけるカバー106の下部に接続される。而してオイルポンプ103は、前記オイルストレーナ113を介してオイルパン17内に貯留されたオイルをくみ上げることになる。
図9で示すように、クランクケース13の下部ケース13bにおける前部側壁には、オイルフィルタ114およびオイルクーラ115が、それらの中心間を結ぶ第1直線L1が、上部および下部ケース13a,13bの結合面と平行となるようにして左右に並んで取付けられる。
ところで、オイルクーラ115のクーラケース116が備えるフランジ116aは、オイルクーラ115の周方向に等間隔をあけて配置される4本のボルト117,117…で下部ケース13bに締結されるのであるが、4本のボルト117,117…のうち一対のボルト117,117は、第1直線L1の上方でオイルフィルタ114からオイルクーラ115側に向かうにつれて第1直線L1に近接するように傾斜した第2直線L2上に配置され、前記4本のボルト117,117…のうち残余の一対のボルト117,117は、第1直線L1の下方で第2直線L2と平行に延びる第3直線L3上に配置される。
而してオイルストレーナ113を介してくみ上げられたオイルは、前記オイルポンプ103からオイルフィルタ114に供給され、このオイルフィルタ114を通過して浄化されたオイルはオイルクーラ115に導入されて冷却された後、エンジン本体11の各潤滑部に供給される。
図4に注目して、ウォータポンプ102のポンプケース120は、一対のケース半体121,122を相互に締結して構成されるものであり、このウォータポンプ102は、前記カウンタシャフト63の軸線に沿う方向で前記駆動スプロケット91よりも内方側に配置される。
前記ポンプケース120における一方のケース半体121には、円筒状の嵌合支持部121aが一体に設けられており、この嵌合支持部121aは、前記カウンタシャフト63の軸線と平行な方向での挿脱を可能として、下部ケース13bの左側壁に設けられた取付け孔123に液密に嵌合される。ポンプケース120内には回転羽根124が収納されており、ウォータポンプ軸125の一端部に前記回転羽根124が固定される。ウォータポンプ軸125は、オイルポンプ103のオイルポンプ軸107と同軸に配置されて前記嵌合支持部121aを回転自在にかつ液密に貫通するものであり、ウォータポンプ軸125の他端はポンプケース120から突出される。
しかもオイルポンプ軸107の一端に突設される突部107aが、前記ウォータポンプ軸125の一端に設けられる係合凹部125aに係脱可能に係合される。すなわちオイルポンプ103が、クランクシャフト12からの動力伝達により駆動されるとともに、ウォータポンプ102もクランクシャフト12からの動力伝達により駆動される。
また前記カウンタシャフト63の軸線に沿う方向から見て少なくとも一部を前記ウォータポンプ102に外方から重ねるように配置したカバー126が、駆動スプロケット91を覆ってクランクケース13の下部ケース13bに取付けられる。
ポンプケース120を構成する一対のケース半体121,122は、周方向に間隔をあけた5つのボルト127,128,129,130,131によって相互に締結されるのであるが、それらのボルト127〜131のうちカウンタシャフト63の軸線に直交する平面への投影図上で、前記駆動スプロケット91に巻き掛けられたチェーン9と重なる位置に配置されるボルト127の拡径頭部127aは、ケース半体121側からボルト127を挿通して締結すべくクランクケース13側に配置される。
また残余のボルト128〜131は、ケース半体122側からボルト127を挿通することで両ケース半体121,121を締結するものであるが、それらのボルト128〜131のうちボルト129,130,131は、ポンプケース120をクランクケース13に取りつける機能をも果たす。
さらにカウンタシャフト63の軸線方向外方から見て発電機カバー34の後部は、カバー126の前部に外方側から重なって配置されるのであるが、発電機カバー126の後部および前記カバー126の前部の重なり部分の下方に、ボルト128が配置されており、このようなボルト128の配置により、ボルト128による締結部を発電機カバー34およびカバー126間の空きスペースに効率よく配置してウォータポンプ102をクランクシャフト12側に近接させて配置することができる。
しかも嵌合支持部121aを取付け孔123に液密に嵌合し、ボルト129〜130でクランクケース13に取付けられた状態にある前記ポンプケース120の少なくとも一部、この実施例ではポンプケース120の下部は、図4で明示するように、クランクケース13およびオイルパン17の結合面133よりも下方に突出して配置される。
次にこの実施例の作用について説明すると、メインシャフト62の軸線に直交する平面への投影図上で、該メインシャフト62の軸端に装着されるクラッチ機構81の最大外径内の位置にシフトドラム67が配置され、このシフトドラム67が、クラッチ機構81側からクランクケース13に組付けられている。
したがってシフトドラム67およびクランクケース13間をシールすべき部分がクラッチ機構81のシール範囲に収まることになり、シール範囲を拡大する必要がなく、シフトドラム67専用のシール構造が不要となるので、部品点数および組付け工数を低減することが可能となる。しかもシフトドラム室61aを構成する壁部も前記メインシャフト62の軸線に直交する平面への投影図上ではクラッチ機構81の最大外径内にほぼ収まっていおり、これによってもシール範囲を拡大する必要がなくなる。
また歯車変速機Mにおけるメインシャフト62、カウンタシャフト63およびシフトドラム67の大部分を収容するとともに、第1速〜第6速歯車列G1〜G6およびシフトフォーク64〜66を作動可能として収容する変速機室61が、自動二輪車への搭載状態でクランクシャフト12の後方に位置するようにしてクランクケース13内に形成されており、変速機室61の一部を構成するとともにシフトドラム67の大部分を収容するシフトドラム室61aが、シフトドラム67の軸線方向から見てクランクケース13の後方に向けて半円状に膨らむようにしてクランクケース13内の後部に形成されているので、変速機室61のうちシフトドラム室61aを除く部分をコンパクト化することができる。
またクランクケース13は、それぞれ鋳造成形される上部および下部ケース13a,13bを結合して構成され、上部および下部ケース13a,13bの結合面間にクランクシャフト12およびカウンタシャフト63が回転自在に支承され、上部ケース13aで形成される変速機室61の上部が、メインシャフト62の軸線に直交する平面への投影図上ではクラッチ機構81と重なって配置されているので、自動二輪車への搭載状態でクランクケース13の後端をカウンタシャフト63の軸線側に極力近接させることができ、後輪を軸支するスイングアーム(図示せず)を備える自動二輪車において、スイングアームの前端軸支部をカウンタシャフト63に近接配置することが可能となる。
さらにシフトドラム67の両端部を支承する上部ケース13aは、クランクケース13の一部を構成して鋳造成形されるのであるが、該上部ケース13aには、シフトドラム67のクラッチ78側の一端部外周に装着されるボールベアリング98をクラッチ機構81側から受ける受け鍔部100が形成されるとともに、シフトドラム室61aが受け鍔部100の内径と同一径で鋳抜き成形されるので、シフトドラム室61aを形成するために上部ケース13aに機械加工等を施すことが不要となり、コストの低減を図ることができる。またシフトドラム67を、該シフトドラム67にボールベアリング98およびシフトカム103を予め組付けた小組状態でクランクケース13にクラッチ機構81側から組付けることができるので、組立効率および作業性が向上する。
また歯車変速機Mにおけるカウンタシャフト63の一端部はクランクケース13の左側面から突出されており、そのカウンタシャフト63の突出端部に駆動スプロケット91が設けられ、駆動輪に動力を伝達するチェーン90が駆動スプロケット91に巻き掛けられるのであるが、クランクシャフト12およびカウンタシャフト63間に配置されるようにしてクランクケース13の左側面に配設されるウォータポンプ102が、カウンタシャフト63の軸線に沿う方向で前記駆動スプロケット91よりも内方側に配置される。
したがってウォータポンプ102が駆動スプロケット91よりも外方に突出することはなく、クランクシャフト12の軸線に沿う方向でパワーユニットをコンパクト化することができ、重量マス集中により自動二輪車の運動性能向上に寄与することができる。
またカウンタシャフト63の軸線に沿う方向から見て少なくとも一部を前記ウォータポンプ102に外方から重ねるように配置したカバー126が、前記駆動スプロケット91を覆ってクランクケース13に取付けられるので、カウンタシャフト63およびウォータポンプ102を近接配置することが可能となり、3次元的にもウォータポンプ102および駆動スプロケット91等の補機類を集中して配置することができるので、重量マスのより一層の集中化を図ることができる。
また歯車変速機Mのメインシャフト62は、クランクシャフト12およびカウンタシャフト63の軸線を結ぶ直線の上方に配置されるので、メインシャフト62およびクランクシャフト12の軸間距離を短縮することが可能であり、クランクシャフト12およびカウンタシャフト63の軸線を結ぶ直線に沿う方向でパワーユニットをコンパクト化することができる。しかも駆動スプロケット91よりも内方側にウォータポンプ102が配置されるので、クランクケース13の底部からのウォータポンプ102の位置を上方に配置してクランクケース13の下部をコンパクト化することが可能となる。またウォータポンプ102を、この実施例のように変速機Mのメインシャフト62からの動力伝達によって駆動したり、カウンタシャフト63またはクランクシャフト12からの動力伝達によって駆動する場合、メインシャフト62、カウンタシャフト63またはクランクシャフト12と、ウォータポンプ102のポンプ軸を近接配置することができ、チェーン112やギヤ等の駆動部材による連結距離を短くして軽量化を図ることができる。
またウォータポンプ102のポンプケース120を構成する一対のケース半体121,122を相互に締結する複数のボルト127〜130のうちカウンタシャフト63の軸線に直交する平面への投影図上で前記駆動スプロケット91に巻き掛けられたチェーン90と重なる位置に配置されるボルト127の拡径頭部127aがクランクケース13側に配置されるので、ボルト127の拡径頭部127aがチェーン90と干渉することを回避しつつ、チェーン90およびポンプケース120をより近接させることが可能であり、カウンタシャフト63の軸線に沿う方向でパワーユニットをよりコンパクト化することができる。
ところで、ウォータポンプ102がチェーン90よりも内方に配置されるので、ウォータポンプ102への工具のアクセスが制限されることになるが、カウンタシャフト63の軸線と平行な方向への挿脱を可能としてクランクケース13の取付け孔123に嵌合される嵌合支持部121aがポンプケース120に設けられ、該ポンプケース120の少なくとも一部である下部が、前記カウンタシャフト63の軸線に沿う方向から見てクランクケース13およびオイルパン17の結合面133よりも下方に突出して配置されている。このため、ポンプケース120の嵌合支持部121aがクランクケース13に嵌合された状態にあっても、クランクケース13からオイルパン17を外した状態ではポンプケース120のうち前記結合面133よりも下方に突出している部分に、嵌合支持部121aをクランクケース13から離脱させる方向の力を加えることにより、ポンプケース120をクランクケース13から外すことができ、ウォータポンプ102のメンテナンス性が向上することになる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
パワーユニットの側面図である。 図1の2−2線断面図である。 図1の3−3線矢視方向から見た上部ケースの底面図である。 図1の4−4線拡大断面図である。 図1の5−5線拡大断面図である。 図3の6矢視図である。 図3の7−7線断面図である。 図4の8矢視図である。 図1の9矢視図である。
12・・・クランクシャフト
13・・・クランクケース
62・・・入力軸であるメインシャフト
63・・・出力軸であるカウンタシャフト
90・・・無端伝動帯であるチェーン
91・・・駆動側伝動輪である駆動スプロケット
102・・・ウォータポンプ
120・・・ポンプケース
121,122・・・ケース半体
121a・・・嵌合支持部
126・・・カバー
127,128,129,130・・・ボルト
127a・・・拡径頭部
133・・・結合面
E・・・エンジン
M・・・変速機

Claims (3)

  1. クランクシャフト(12)がクランクケース(13)で回転自在に支承されるエンジン(E)と、前記クランクシャフト(12)から伝達される動力を変速するようにして前記クランクケース(13)内に収納される変速機(M)とを備え、該変速機(M)の出力軸(63)の前記クランクケース(13)の一側面からの突出端部に、駆動輪に動力を伝達する無端伝動帯(90)が巻き掛けられる駆動側伝動輪(91)が設けられ、前記クランクシャフト(12)および前記出力軸(63)間に配置されるウォータポンプ(102)が、そのポンプケース(120)をクランクケース(13)外に露出させた状態で前記クランクケース(13)の一側面に配設される車両用パワーユニットにおいて、
    前記ウォータポンプ(102)が、前記出力軸(63)の軸線に沿う方向で前記駆動側伝動輪(91)よりも内方側に配置され
    前記クランクシャフト(12)および前記出力軸(63)の軸線相互を結ぶ直線の上方に前記変速機(M)の入力軸(62)が配置され、
    前記ウォータポンプ(102)のポンプケース(120)を構成する一対のケース半体(121,121)を相互に締結する複数のボルト(127,128,129,130)のうちの一部のボルト(127)と前記ポンプケース(120)の一部とが、前記出力軸(63)の軸線に直交する平面への投影図上で前記無端伝動帯(90)と重なる位置に配置されると共に、該一部のボルト(127)の拡径頭部(127a)がクランクケース(13)側に配置されることを特徴とする車両用パワーユニット。
  2. 前記出力軸(63)の軸線に沿う方向から見て少なくとも一部を前記ウォータポンプ(102)に外方から重ねるように配置したカバー(126)が、前記駆動側伝動輪(91)を覆って前記クランクケース(13)に取付けられることを特徴とする請求項1記載の車両用パワーユニット。
  3. 前記出力軸(63)の軸線と平行な方向への挿脱を可能として前記クランクケース(13)に嵌合される嵌合支持部(121a)が前記ポンプケース(120)に設けられ、該ポンプケース(120)の少なくとも一部が、前記出力軸(63)の軸線に沿う方向から見て前記クランクケース(13)およびオイルパン(17)の結合面(133)よりも下方に突出して配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用パワーユニット。
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