JP4595300B2 - 電気光学装置および電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、電気光学装置、電気光学装置の駆動方法および電子機器に係り、特に、データ電流の供給に先立ち行われる電流プリチャージに関する。
近年、有機EL(Electronic Luminescence)素子を用いたディスプレイが注目されている。有機EL素子は、自己を流れる駆動電流に応じた輝度で発光する電流駆動型素子である。このような有機EL素子の駆動方式の一つとして、例えば、特許文献1や特許文献2に開示されているように、データ線へのデータの供給を電流ベースで行う電流プログラム方式がある。電流プログラム方式は、TFT(薄膜トランジスタ)の特性のばらつきをある程度補償できるという利点がある反面、データ電流が微少になる低階調時に、データ線の配線容量等に起因したデータの書き込み不足が生じ易いという不都合がある。
かかる不都合を解消すべく、特許文献3には、1フレームを複数のサブフレームに分割し、各サブフレームにおける有機EL素子の輝度の平均によって、画素の階調を設定するサブフレーム駆動について開示されている。このサブフレーム駆動によれば、高階調と同程度の電流値によってデータの書き込みが行われるため、低階調時に微少電流を用いる必要がなくなるという利点がある。
なお、データの書き込み不足の改善に関連する本出願人の先願としては、特願2003−3331号、特願2003−368399号および特願2001−379714号がある。
特開2003−22049号公報 特開2003−22050号公報 特開2003−15605号公報
本発明の目的は、電流プログラム方式におけるデータの書き込み不足を改善する新規な構成を提供することである。
かかる課題を解決するために、第1の発明は、データ線に対する信号の供給が電流ベースで行われる電気光学装置を提供する。この電気光学装置は、複数の走査線と、複数のデータ線と、これらの交差に対応して設けられた複数の画素とを有する。画素のそれぞれは、データを保持するキャパシタと、キャパシタに保持されたデータに応じた駆動電流が流れることによって、輝度が設定される電気光学素子と、データ線を介して供給された電流に応じて発生する電圧によって、キャパシタへのデータの書き込みを行うとともに、電流が流れる経路中の抵抗値が可変に設定されるプログラム部とを有する。画素の階調を規定するデータ電流がデータ線に供給されるデータ書込期間に先立つプリチャージ期間において、データ電流よりも大きなプリチャージ電流がデータ線に供給される。また、プリチャージ期間に設定されるプログラム部の第1の抵抗値は、データ書込期間に設定されるプログラム部の第2の抵抗値よりも小さい。
ここで、第1の発明において、第1の抵抗値は、データ電流に対するプリチャージ電流の大きさに応じて設定されることが好ましく、データ電流に対してプリチャージ電流を増大させた割合に反比例して設定されることが望ましい。
また、第1の発明において、シフトレジスタ機能を有するラッチ回路を含むデータ線駆動回路をさらに設けてもよい。この場合、プリチャージ電流は、ラッチ回路に保持されたデータをシフトさせることにより、プリチャージ電流はデータ電流の2のべき乗倍に設定される。それとともに、第1の抵抗値は第2の抵抗値の1/2のべき乗倍に設定される。
第1の発明において、プリチャージ電流は、データ電流よりも大きな電流値からデータ電流の電流値に向かって減少し、第1の抵抗値は、第2の抵抗値よりも小さな抵抗値から第2の抵抗値に向かって増大することが好ましい。この場合、プリチャージ電流は、変化量が経時的に小さくなるように段階的に減少し、第1の抵抗値は、変化量が経時的に大きくなるように段階的に増大することが望ましい。
第2の発明は、データ線に対する信号の供給が電流ベースで行われる電気光学装置を提供する。この電気光学装置は、複数の走査線と、複数のデータ線と、これらの交差に対応して設けられた複数の画素とを有する。画素のそれぞれは、データを保持するキャパシタと、キャパシタに保持されたデータに応じた駆動電流が流れることによって、輝度が設定される電気光学素子と、キャパシタへのデータの書き込みを行う第1のトランジスタと、第1のトランジスタと並列に設けられ、キャパシタへのデータの書き込みを行う少なくとも一つの第2のトランジスタとを有する。プリチャージ期間では、画素の階調を規定するデータ電流よりも大きなプリチャージ電流がデータ線に供給されるとともに、プリチャージ電流に応じたデータの書き込みが第1のトランジスタと第2のトランジスタとを用いて行われる。プリチャージ期間に続くデータ書込期間では、データ電流がデータ線に供給されるとともに、データ電流に応じたデータの書き込みが第1のトランジスタを用いて行われる。
ここで、第2の発明において、シフトレジスタ機能を有するラッチ回路を含むデータ線駆動回路をさらに設けてもよい。この場合、プリチャージ電流は、ラッチ回路に保持されたデータをシフトさせることにより、データ電流の2のべき乗倍に設定される。それとともに、プリチャージ期間において、第1のトランジスタと第2のトランジスタとの並列接続によって設定される抵抗値は、第1のトランジスタの抵抗値の1/2のべき乗倍に設定される。
また、第2の発明において、プリチャージ期間では、第1のトランジスタに並列接続する第2のトランジスタの個数を経時的に減らしていくことが好ましい。この場合、プリチャージ電流は、第1のトランジスタに並列接続される第2のトランジスタの個数に応じて、可変に設定されることが望ましい。例えば、プリチャージ電流は、第1のトランジスタに並列接続される第2のトランジスタの個数に応じて、データ電流よりも大きな電流値からデータ電流の電流値に向かって段階的に減少することが好ましい。
第3の発明は、上述した第1または第2の発明に係る電気光学装置を実装した電子機器を提供する。
第4の発明は、複数の走査線と複数のデータ線との交差に対応して設けられた複数の画素を有し、データ線に対する信号の供給が電流ベースで行われる電気光学装置の駆動方法を提供する。この駆動方法において、第1のステップでは、画素の階調を規定するデータ電流よりも大きなプリチャージ電流をデータ線に供給するとともに、プリチャージ電流が流れる経路中の抵抗値を第1の抵抗値に設定した上で、プリチャージ電流に応じて発生する電圧によって、キャパシタへのデータの書き込みを行う。第2のステップでは、データ電流をデータ線に供給するとともに、データ電流が流れる経路中の抵抗値を第1の抵抗値よりも大きな第2の抵抗値に設定した上で、データ電流に応じて発生する電圧によって、キャパシタへのデータの書き込みを行う。第3のステップでは、キャパシタに保持されたデータに応じた駆動電流を電気光学素子に供給することによって、画素の階調を設定する。
ここで、第4の発明に係る第1のステップにおいて、データ電流に対するプリチャージ電流の大きさに応じて、第1の抵抗値を設定することが好ましく、データ電流に対してプリチャージ電流を増大させた割合に反比例して、第1の抵抗値を設定することが望ましい。例えば、第1のステップにおいて、データ電流の2のべき乗倍にプリチャージ電流を設定するとともに、第2の抵抗値の1/2のべき乗倍に第1の抵抗値を設定してもよい。
また、第4の発明に係る第1のステップにおいて、データ電流よりも大きな電流値からデータ電流の電流値に向かってプリチャージ電流を減少させるとともに、第2の抵抗値よりも小さな抵抗値から第2の抵抗値に向かって第1の抵抗値を増大させてもよい。この場合、第1のステップにおいて、変化量が経時的に小さくなるように段階的にプリチャージ電流を減少させるとともに、変化量が経時的に大きくなるように段階的に第1の抵抗値を増大させることが好ましい。
第5の発明は、複数の走査線と複数のデータ線との交差に対応して設けられた複数の画素を有し、データ線に対する信号の供給が電流ベースで行われる電気光学装置の駆動方法を提供する。この駆動方法において、第1のステップでは、画素の階調を規定するデータ電流よりも大きなプリチャージ電流をデータ線に供給するとともに、プリチャージ電流に応じたキャパシタへのデータの書き込みを、並列接続された第1のトランジスタと、少なくとも一つの第2のトランジスタとを用いて行う。第2のステップでは、データ電流をデータ線に供給するとともに、データ電流に応じたキャパシタへのデータの書き込みを、第1のトランジスタを用いて行う。第3のステップでは、キャパシタに保持されたデータに応じた駆動電流を電気光学素子に供給することによって、画素の階調を設定する。
ここで、第5の発明に係る第1のステップにおいて、データ電流の2のべき乗倍にプリチャージ電流を設定するとともに、第1のトランジスタと第2のトランジスタとの並列接続によって設定される抵抗値を第1のトランジスタの抵抗値の1/2のべき乗倍に設定することが好ましい。
また、第5の発明に係る第1のステップにおいて、第1のトランジスタに並列接続する第2のトランジスタの個数を経時的に減らしていくことが好ましい。この場合、第1のトランジスタに並列接続される第2のトランジスタの個数に応じて、プリチャージ電流を可変に設定することが望ましい。さらに、第1のトランジスタに並列接続される第2のトランジスタの個数に応じて、データ電流よりも大きな電流値からデータ電流の電流値に向かって、プリチャージ電流を段階的に減少させることが望ましい。
本発明では、データ書込期間に先立つプリチャージ期間において、データ電流よりも大きなプリチャージ電流をデータ線に供給するとともに、データ書込期間よりもプリチャージ期間において、プログラム部の抵抗値を小さく設定する。これにより、電流プログラム方式におけるデータの書き込み不足を有効に改善することが可能になる。
図1は、本実施形態に係る電気光学装置のブロック構成図である。表示部1は、例えば、TFT等のスイッチング素子によって電気光学素子を駆動するアクティブマトリクス型の表示パネルである。この表示部1には、mドット×nライン分の画素2がマトリクス状(二次元平面的)に並んでいる。また、表示部1には、それぞれが水平方向に延在している走査線群Y1〜Ynと、それぞれが垂直方向に延在しているデータ線群X1〜Xmとが設けられており、これらの交差に対応して画素2が配置されている。本実施形態では、1つの画素2を画像の最小表示単位としているが、カラーパネルのように、1つの画素2をRGBの3つのサブ画素で構成してもよい。また、図1には、それぞれの画素2に対して所定の電圧Vdd,Vssを供給する電源線等が省略されている。
図2は、一例としての画素2の回路図である。1つの画素2は、有機EL素子OLED、8つのトランジスタT1〜T4,Tp1,Tp2、SW1,SW2およびデータを保持するキャパシタCによって構成されている。ダイオードとして表記された有機EL素子OLEDは、自己を流れる駆動電流Ioledによって輝度が設定される典型的な電流駆動型素子である。なお、この画素回路では、nチャネル型のトランジスタT1,T2,T4とpチャネル型のトランジスタT3,Tp1,Tp2,SW1,SW2とが用いられているが、これは一例であって、本発明はこれに限定されるものではない。
トランジスタT1のゲートは、走査信号SELが供給された1本の走査線Yに接続され、そのソースは、データ電流Idataが供給された1本のデータ線Xに接続されている。このトランジスタT1のドレインは、トランジスタT2のソースと、トランジスタT3のドレインと、トランジスタT4のドレインとに共通接続されている。トランジスタT2のゲートは、トランジスタT1と同様に、走査信号SELが供給された走査線Yに接続されている。トランジスタT2のドレインは、キャパシタCの一方の電極と、トランジスタT3のゲートとに共通接続されている。キャパシタCの他方の電極とトランジスタT3のソースとには、電源電圧Vddが印加されている。駆動信号GELがゲートに供給されたトランジスタT4は、トランジスタT3のドレインと有機EL素子OLEDのアノード(陽極)との間に設けられている。この有機EL素子OLEDのカソード(陰極)には、電源電圧Vddよりも低い基準電圧Vssが印加されている。
また、トランジスタT3と並列に、2つのプリチャージトランジスタTp1,Tp2が設けられている。第1のプリチャージトランジスタTp1のソースには、電源電圧Vddが印加されているとともに、そのドレインは、第1のスイッチングトランジスタSW1を介して、トランジスタT3のドレインに接続されている。また、第2のプリチャージトランジスタTp2のソースには、電源電圧Vddが印加されているとともに、そのドレインは、第2のスイッチングトランジスタSW2を介して、トランジスタT3のドレインに接続されている。これらのプリチャージトランジスタTp1,Tp2のゲートは、トランジスタT3のゲートに共通接続されている。
プログラム部20は、3つのトランジスタT3,Tp1,Tp2を主体とし、これに2つのスイッチングトランジスタSW1,SWを付加した構成になっている。このプログラム部20は、データ線Xを介して供給された電流に応じて発生する電圧によって、キャパシタCへのデータの書き込みを行う。
ここで、トランジスタT3,Tp1,Tp2の抵抗比は、後述する電流プリチャージとの関係上、1:1:1/2に設定されている。この抵抗比の設定は、例えば、チャネル幅Wpを変えることによって容易に実現でき、トランジスタT3のチャネル幅をWp×1、第1のプリチャージトランジスタTp1のそれをWp×1、第2のプリチャージトランジスタTp2のそれをWp×2に設定すればよい(チャネル長は同一)。スイッチングトランジスタSW1,SW2は、制御信号GPCG1,GPCG2によって導通制御され、これによって、トランジスタT3,Tp1,Tp2の接続形態が設定される。そして、この接続形態を変えることによって、プログラム部20全体としての抵抗値Rtft、換言すれば、データ線Xから供給された電流が流れる経路中の抵抗値が可変に設定される。スイッチングトランジスタSW1,SW2が共にオフ(非導通)の場合には、トランジスタT3自身の抵抗が抵抗値Rtftとなる。この場合の抵抗値Rtftを1とすると、第1のスイッチングトランジスタSW1のみがオン(導通)の場合には、2つのトランジスタT3,Tp1の並列接続になって、抵抗値Rtftは1/2になる。また、第1および第2のスイッチングトランジスタSW1,SW2が共にオンの場合には、3つのトランジスタT3,Tp1,Tp2の並列接続になって、抵抗値Rtftは1/4となる。
タイミング信号生成回路5は、図示しない上位装置より入力される垂直同期信号Vs、水平同期信号Hsおよびドットクロック信号DCLKといった外部信号に基づいて、各種の内部信号を生成する。これらの内部信号による同期制御の下、走査線駆動回路3とデータ線駆動回路4とは、互いに協働して表示部1の表示制御を行う。内部信号としては、走査線駆動系の信号CLY,DY、データ線駆動系の信号CLX,DX、LP,CLK,RST1,RST2、および、プリチャージ制御系の信号BPCG1,BPCG2等が挙げられる。
ここで、走査線駆動系の信号のうち、スタートパルスDYは、すべての走査線Y1〜Yn1を選択する期間、すなわち、1垂直走査期間(1F)を規定する信号であり、1Fの開始時にパルス状に立ち上がる。クロック信号CLYは、1本の走査線Yの選択期間、すなわち、1水平走査期間(1H)を規定する信号であり、1Hのクロック周期に設定されている。また、データ線駆動系の信号のうち、ラッチパルスLPは、1Hの最初に出力されるパルス信号であって、クロック信号CLYのレベル遷移時、すなわち、立ち上がり時および立ち下がり時にパルス状に立ち上がる。クロック信号CLXは、画素2へのデータ書込用のドットクロック信号である。スタートパルスDXは、1水平ライン分の画素群(すなわち1画素行)分のデータの取り込みを開始するタイミングを規定している。クロックCLKおよびリセット信号RST1,RST2は、後述するプリチャージ制御信号PCGを生成する際に用いられる信号である。さらに、プリチャージ制御系の信号であるBPCG1,BPCG2は、後述するプリチャージ電流Ipcgを段階的に変化させる際の変化タイミングを規定するベース信号である。
走査線駆動回路3は、シフトレジスタ、出力回路等を主体に構成されており、走査線Y1〜Ynに走査信号SELを出力することによって、走査線Y1〜Ynの線順次走査を行う。走査信号SELは、高レベル(以下「Hレベル」という)または低レベル(以下「Lレベル」という)の2値的な信号レベルをとり、データの書込対象となる画素行に対応する走査線YはHレベル、これ以外の走査線YはLレベルにそれぞれ設定される。そして、1Fにおいて、所定の選択順序で(一般的には最上から最下に向かって)、それぞれの画素行が順番に選択されていく(線順次走査)。なお、走査線駆動回路3は、走査信号SEL以外に、図2の画素回路におけるトランジスタT4を導通制御する駆動信号GELを画素行単位で出力する。この駆動信号GELによって、有機EL素子OLEDが発光する駆動期間が設定される。
データ線駆動回路4は、走査線駆動回路3と協働し、それぞれのデータ線X1〜Xmに対する信号の供給を電流ベースで行う。図3は、データ線駆動回路4の構成図である。このデータ線駆動回路4は、mビットのXシフトレジスタ40、データ線単位で設けられたm個の回路ユニット41、記憶回路42および判別回路43で構成されている。Xシフトレジスタ40は、1Hの最初に供給されるスタートパルスDXをクロック信号CLXにしたがって転送し、ラッチ信号S1,S2,S3,・・・,Smのレベルを順次排他的にHレベルに設定する。
記憶回路42は、1画素行分のデータDATAを比較対象として、その上位2ビットD5,D4の最小値Dminを記憶するとともに、この最小値Dminを後段の判別回路43に出力する。具体的には、ある1Hにおいて、64階調を規定する6ビットのシリアルデータDATAの供給が開始されると、時系列的に入力された上位2ビットの値(D5D4)が記憶回路42中の記憶値と随時比較される。そして、現在の記憶値よりも今回の入力値(D5D4)の方が小さい場合には、この入力値に記憶値が更新される。したがって、1画素行分のデータ供給が終了した時点における記憶値は、この画素行に関する上位2ビットの値(D5D4)の最小値Dminとなる。なお、ある1Hにおける記憶値は、次の1Hにおける新たな最小値Dminの記憶に備えるべく、次の1Hでのデータ供給に先立ち、リセット信号RST1によってリセットされる。
判別回路43は、記憶回路42から画素行毎に出力される最小値Dminに基づいて、データの書き込みをプリチャージ付で行うか否かを画素行単位で決定し、プリチャージの有無を指示するプリチャージ制御信号PCGを出力する。本実施形態では、最小値DminがD5D4=「00」の場合、換言すれば、低階調側1/4の領域に属する階調(階調0〜11)が画素行に一つでも存在する場合には、この画素行に対するプリチャージが指示される。図8に示すように、プリチャージを行うべき画素行に関しては、その1Hの前半のプリチャージ期間t0〜t2において、プリチャージ制御信号PCGがHレベルに設定され、その後半の期間t2〜t3ではLレベルに設定される。また、プリチャージを行わない画素行に関しては、プリチャージ期間t0〜t2を含む1Hにおいて、プリチャージ制御信号PCGがLレベルのまま維持される。プリチャージ制御信号PCGは、データ線単位で設けられた回路ユニット41のすべてに対して共通に出力されるとともに、図1に示すように、走査線単位で設けられたプリチャージ制御回路6のすべてに対しても共通に出力される。
なお、データDATAに基づくプリチャージの有無の判別には、様々な手法が考えられ、上記手法はその一例にすぎない。例えば、上位2ビットの値(D5D4)が「00」になる画素が1画素中に所定の個数以上含まれている場合、この画素行に対するプリチャージを行うようにしてもよい。また、プリチャージを行う低階調領域は、データの書込特性を考慮した上で、例えば、低階調側1/8の領域、或いは、低階調側1/16の領域といったように適宜設定すればよい。さらに、プリチャージの実行の有無を画素行単位で判別する以外に、1画素単位で判別することも可能である。
m個の回路ユニット41は、ある1Hでデータを書き込む画素行に対する電流ベースの信号の一斉出力と、次の1Hで書き込みを行う画素行に関するデータの点順次的なラッチとを同時に行う。それぞれの回路ユニット41は、データDATAのビット単位で設けられたスイッチの集合である4つのスイッチ群41a,41c,41d,41e、第1のラッチ回路41b、シフトレジスタ機能を有する第2のラッチ回路41fおよび電流DAC41gで構成されている。データ線X1〜Xmに対応する個々の回路ユニット41の動作は、ラッチ信号S1,S2,S3,・・・,SmによるデータDATAの取り込みタイミングが異なる点を除けば同様である。
具体的には、まず、最前段のスイッチ群41aは、対応するラッチ信号SがHレベルになることによってオンする。これにより、ラッチ信号Sが規定する取り込みタイミングで、6ビットデータD5〜D0が第1のラッチ回路41bに取り込まれる。第1のラッチ回路41bにラッチされたデータD5〜D0は、ラッチパルスLPがHレベルになってスイッチ群41cがオンした時点で、第2のラッチ回路41fに転送される。それとともに、第1のラッチ回路41bには、スイッチ群41aを介して、次の1HにおけるデータD5〜D0が新たにラッチされる。
第1のラッチ回路41bより出力されたデータD5〜D0は、8ビットで構成されたシフトレジスタ機能付の第2のラッチ回路41fにラッチされるが、そのラッチ位置はプリチャージ制御信号PCGに応じて、2通りに設定される。そして、電流DAC41gは、第2のラッチ回路41fにラッチされた下位6ビットのデータに基づいて、データ電流Idataを生成し、これを対応するデータ線Xに供給する。
図4は、階調とデータ電流Idataとの関係を示す概略的な特性図である。電流DAC41gは、この特性にしたがい、第2のラッチ回路41fを構成する8ビット中の下位6ビットに基づいて、データ電流Idataを設定する。なお、同図では、階調とデータ電流Idataとの関係が線形的に示されているが、これは一例であって、有機EL素子OLEDの特性等を考慮した非線形な関係に設定してもよく、また、最小階調のデータ電流Idataが0である必要もない。
図5は、プリチャージありのプログラム時における第2のラッチ回路41fの保持状態の説明図である。このケースでは、その前半でプリチャージ制御信号PCGがHレベルになるため、スイッチ群41dがオンして、スイッチ群41eがオフする。したがって、第1のラッチ回路41bより出力されたデータD5〜D0は、スイッチ群41c,41dを介して、8ビットで構成された第2のラッチ回路41fの上位6ビット側に初期的にラッチされる。そして、下位側(LSB)の2ビットは、リセット信号RST2による指示によって、Dummy2,Dummy1にリセットされる(Dummy2,Dummy1=0)。つまり、6ビットデータD5〜D0は、上位(MSB)側に2ビット分だけシフトさせた形態、換言すれば、データ電流Idataの4倍を出力する保持状態で、第2のラッチ回路41fにデータがラッチされる。そして、第2のラッチ回路41fは、自己が備えるシフトレジスタ機能によって、クロックCLKが立ち上がる毎に、ラッチしたデータを下位側に1ビットずつ順次シフトしていく。クロックCLKの1回目の立ち上がりで(CLK=1)、データ電流Idataの2倍を出力する保持状態になり、2回目の立ち上がりで(CLK=2)、本来のデータ電流Idataを出力する保持状態になる。
一例として、第1のラッチ回路41bにD5D4D3D2D1D0=「000101」(階調5)がラッチされているケースについて説明する。このケースにおいて、CLK=0(初期状態)における第2のラッチ回路41fの保持状態は、2ビット上位側にシフトさせた「00010100」(階調20)となる。したがって、CLK=0では、階調20に相当するプリチャージ電流Ipcgがデータ線Xに供給される。図4の特性図において、このプリチャージ電流Ipcgは、本来表示すべき階調5におけるデータ電流Idataの4倍に相当する。したがって、CLK=0におけるプリチャージを、以下、「4倍プリチャージ」という。続くCLK=1では、第2のラッチ回路41fの保持状態が「00010100」から「-0001010」(階調10)に変化する。したがって、CLK=1では、階調10に相当するプリチャージ電流Ipcgがデータ線Xに供給される。このプリチャージ電流Ipcgは、データ電流Idataの2倍に相当するため、CLK=1におけるプリチャージを、以下、「2倍プリチャージ」という。そして、CLK=2では、第2のラッチ回路41fの保持状態は「-0001010」から「--000101」(階調5)に変化する。したがって、CLK=2では、本来の階調5に相当するデータ電流Idataがデータ線Xに供給される。
なお、プリチャージを画素行単位で実行する関係上、本来的にデータの書込不足が生じない画素2についても、この画素行に低階調側1/4の領域に属する画素2が存在する限り、プリチャージが実行される。この場合、上位2ビット(D5D4)が「00」でない画素2に関しては、4倍プリチャージ、2倍プリチャージの関係が崩れることになる。例えば、「110001」(階調49)を表示すべき画素2に関しては、CLK=0では「000100」(階調4)、CLK=1では「100010」(階調34)のプリチャージ電流Ipcgが出力されることになる。しかしながら、続くデータ書込時(CLK=2)において、データの書き込みが大電流(本来の階調49相当)によって短時間で行われるため、プリチャージ電流Ipcgの設定値をどのように設定しても問題は生じない。
図6は、プリチャージなしのプログラム時における第2のラッチ回路41fの保持状態の説明図である。このケースでは、プリチャージ制御信号PCGがLレベルのままであるから、スイッチ群41dがオフして、スイッチ群41eがオンする。したがって、第1のラッチ回路41bより出力されたデータD5〜D0は、スイッチ群41c,41eを介して、第2のラッチ回路41fの下位6ビット側にラッチされる。この場合、第2のラッチ回路41fは、クロックCLKによるシフト動作を伴わない一般的なラッチ回路として機能する。例えば、第1のラッチ回路41bにD5D4D3D2D1D0=「100101」(階調37)がラッチされているケースでは、「--100101」(階調37)が第2のラッチ回路41fにそのままラッチされる。これにより、プリチャージが行われることなく、階調37に相当する本来のデータ電流Idataがデータ線Xにそのまま供給される。
プリチャージ制御回路6は、走査信号SEL、プリチャージ制御信号PCG、およびベース信号BPCG1,BPCG2に基づいて、制御信号GPCG1,GPCG2を出力する。図7に示すように、プリチャージ制御回路6は、一例として、1つのAND回路6aと、2つのNAND回路6b,6cとで構成することができる。図8は、プリチャージ制御回路6のタイミングチャートである。走査信号SELがHレベルになる期間t0〜t3が1Hである。また、タイミング信号生成回路5より供給されるベース信号BPCG1,BPCG2のうち、前者は1H相当の周期を有し、後者は0.5H相当の周期を有する。
プリチャージありの場合、1Hの前半におけるプリチャージ期間t0〜t2では、プリチャージ制御信号PCGがHレベルになる。したがって、AND回路61の出力がHレベルになって、NAND回路61,62は、ベース信号BPCG1,BPCG2の反転レベルを制御信号GPCG1,GPCG2として出力する。これにより、第1の制御信号GPCG1は、期間t0〜t2に亘ってLレベルに設定されるとともに、第2の制御信号GPCG2は、期間t0〜t1ではLレベル、期間t1〜t2ではHレベルに設定される。また、プリチャージ期間t0〜t2に続くデータ書込期間t2〜t3では、プリチャージ制御信号PCGがLレベルになる。したがって、AND回路61の出力がLレベルになって、NAND回路61,62は、ベース信号BPCG1,BPCG2のレベルに関わりなく、制御信号GPCG1,GPCG2を共にHレベルに設定する。
一方、プリチャージなしの場合、期間t0〜t3の全体に亘って、プリチャージ制御信号PCGがLレベルのまま維持される。したがって、AND回路61の出力がLレベルになって、NAND回路61,62は、ベース信号BPCG1,BPCG2のレベルに関わりなく、制御信号GPCG1,GPCG2をHレベルのまま維持する。
図9は、プリチャージありのプログラム時における画素2の駆動タイミングチャートである。画素2の選択が開始されるタイミングをt0とし、この画素2の選択が次に開始されるタイミングをt4とする。この期間t0〜t4は、プログラム期間t0〜t3と駆動期間t3〜t4とに大別される。また、プログラム期間t0〜t3は、前半のプリチャージ期間t0〜t2と、後半のデータ書込期間t2〜t3とに分けられる。さらに、プリチャージ期間t0〜t2は、4倍プリチャージ期間t0〜t1と、2倍プリチャージ期間t1〜t2とに分けられる。
まず、4倍プリチャージ期間t0〜t1では、CLK=0となって、データ電流Idataの4倍のプリチャージ電流Ipcgがデータ線Xに供給される。それとともに、図2に示したキャパシタCに対するデータの書き込みは、並列接続された3つのトランジスタT3,Tp1,Tp2を用いて行われる。図10は、4倍プリチャージ期間t0〜t1の動作説明図である。タイミングt0において、走査信号SELがHレベルに立ち上がって、トランジスタT1,T2が共にオンする。また、2つの制御信号GPCG1,GPCG2がLレベルとなって、スイッチングトランジスタSW1,SW2が共にオンするため、3つのトランジスタT3,Tp1,Tp2が並列接続される。これにより、データ線Xが3つのトランジスタT3,Tp1,Tp2のドレインに共通接続されるとともに、トランジスタT3,Tp1,Tp2のそれぞれは、自己のゲートと自己のドレインとが電気的に接続されたダイオード接続となる。
上述したように、3つのトランジスタT3,Tp1,Tp2の抵抗比は1:1:1/2に設定されているため、プログラム部20全体の抵抗値Rtftは、データ書込時の1/4になる。データ線Xより供給されたプリチャージ電流Ipcg(Idata×4)は、この抵抗比に応じて分流される。トランジスタT3のチャネルにはIdata×1の電流が流れ、これに応じたゲート電圧が自己のゲートに発生する。また、第1のプリチャージトランジスタTp1のチャネルにもIdata×1の電流が流れ、これに応じたゲート電圧が自己のゲートに発生する。さらに、第2のプリチャージトランジスタTp2のチャネルにはIdata×2の電流が流れ、これに応じたゲート電圧が自己のゲートに発生する。3つのトランジスタT3,Tp1,Tp2のゲート電圧は同一になり、これらのゲートに共通接続されたキャパシタCには、発生したゲート電圧に応じた電荷がデータとして蓄積されていく。
つぎに、2倍プリチャージ期間t1〜t2では、CLK=1になって、データ電流Idataの2倍のプリチャージ電流Ipcgがデータ線Xに供給される。それとともに、キャパシタCに対するデータの書き込みは、並列接続された2つのトランジスタT3,Tp1を用いて行われる。図11は、2倍プリチャージ期間t1〜t2の動作説明図である。この期間t1〜t2では、第2の制御信号GPCG2がLレベルからHレベルに立ち上がるため、第2のスイッチングトランジスタSW2がオフして、2つのトランジスタT3,Tp1が並列接続される。これにより、データ線Xが2つのトランジスタT3,Tp1のドレインに共通接続されるとともに、トランジスタT3,Tp1のそれぞれがダイオード接続となる。
2倍プリチャージ期間t1〜t2では、プログラム部20の抵抗値Rtftは、データ書込時の1/2になり、データ線Xより供給されたプリチャージ電流Ipcg(Idata×2)はトランジスタT3,Tp1の抵抗比(1:1)に応じて分流される。トランジスタT3のチャネルにはIdata×1の電流が流れ、これに応じたゲート電圧が自己のゲートに発生する。また、第1のプリチャージトランジスタTp1のチャネルにもIdata×1の電流が流れ、これに応じたゲート電圧が自己のゲートに発生する。2つのトランジスタT3,Tp1のゲート電圧は同一であり、かつ、先の4倍プリチャージ期間t0〜t1のゲート電圧とも同一である。これらのゲートに共通接続されたキャパシタCには、発生したゲート電圧に応じた電荷がデータとして蓄積されていく。
プリチャージ期間t0〜t2に続くデータ書込期間t2〜t3では、CLK=2になって、本来のデータ電流Idataがデータ線Xに供給される。それとともに、キャパシタCに対するデータの書き込みは、単一のトランジスタT3を用いて行われる。図12は、データ書込期間t2〜t3の動作説明図である。この期間t2〜t3では、第1の制御信号GPCG1もLレベルからHレベルに立ち上がるため、第1のスイッチングトランジスタSW1もオフする。これにより、データ線XがトランジスタT3のドレインのみに接続されるとともに、トランジスタT3のみがダイオード接続となる。データ線Xより供給されたデータ電流Idataは、トランジスタT3のチャネルを流れ、これに応じたゲート電圧が自己のゲートに発生する。トランジスタT3のゲート電圧は、先のプリチャージ期間t0〜t2のゲート電圧と同一であり、このゲートに共通接続されたキャパシタCには、発生したゲート電圧に応じた電荷がデータとして蓄積される。
なお、プログラム期間t0〜t3では、駆動信号GELがLレベルに維持されているため、トランジスタT4はオフのままである。したがって、有機EL素子OLEDに対する駆動電流Ioledの電流経路が遮断されるため、有機EL素子OLEDは発光しない。
プログラム期間t0〜t3に続く駆動期間t3〜t4では、キャパシタCに蓄積された電荷量(データ)に応じた駆動電流Ioledが有機EL素子OLEDを流れ、有機EL素子OLEDの輝度が設定される。図13は、駆動期間t3〜t4の動作説明図である。まず、タイミングt3において、走査信号SELがLレベルに立ち下がり、トランジスタT1,T2が共にオフする。これにより、データ電流Idataが供給されるデータ線XとトランジスタT3のドレインとが電気的に分離され、トランジスタT3のゲートとドレインとの間も電気的に分離される。トランジスタT3のゲートには、キャパシタCの蓄積電荷に応じたゲート電圧が印加され続ける。タイミングt3における走査信号SELの立ち下がりと同期して、それ以前はLレベルだった駆動信号GELがHレベルに立ち上がる。これにより、電源電圧Vddから基準電圧Vssに向かって、トランジスタT3,T4と有機EL素子OLEDとを介した駆動電流Ioledの電流経路が形成される。有機EL素子OLEDを流れる駆動電流Ioledは、トランジスタT3のチャネル電流に相当し、その電流レベルは、キャパシタCの電荷量に起因したゲート電圧によって制御される。有機EL素子OLEDは駆動電流Ioledに応じた輝度で発光し、これによって、画素2の階調が設定される。
なお、トランジスタT3は、プログラミング期間t0〜t3では、キャパシタCにデータを書き込むプログラミングトランジスタとして機能するが、駆動期間t3〜t4では、駆動電流Ioledを生成する駆動トランジスタとして機能する。
一方、プリチャージなしのプログラム時には、上述したプリチャージ期間t0〜t2は存在せず、プログラム期間t0〜t3の全体がデータ書込期間となる。この場合、プログラム期間t0〜t3の全体において、画素2の階調を規定するデータ電流Idataがデータ線Xに供給され、キャパシタCに対するデータの書き込みが、プログラミングトランジスタとして機能するトランジスタT3のみによって行われる。
このように、本実施形態によれば、データ書込期間t2〜t3に先立つプリチャージ期間t0〜t2において、画素2の階調を規定するデータ電流Idataよりも大きいプリチャージ電流Ipcgをデータ線Xに供給する。そして、これに続くデータ書込期間t2〜t3では電流を増大させることなく、表示すべき階調通りのデータ電流Idataをデータ線に供給する。このように、電流プリチャージを行う期間をプログラム期間t0〜t3の一部に限定することにより、プログラム期間t0〜t3の全体で電流を増大させる場合と比較して、消費電力の低減を図ることが可能になる。
また、本実施形態では、プリチャージ電流Ipcgをデータ電流Idataよりも増大させたことに対応して、プリチャージ期間t0〜t2におけるプログラム部20の抵抗値Rtftをデータ書込期間t2〜t3のそれよりも小さく設定している。これにより、電流値のみを増大させる場合と比較して、プリチャージ効果の向上を図ることができる。この点を、図14に示すプログラム時における画素2の等価モデルを参照しつつ詳述する。同図において、Cstgは画素2中のキャパシタCの容量、Cclmはデータ線Xの配線容量、Rtftはプログラム部20の全体的な抵抗である。
まず、プリチャージに続くデータ書き込みによって、プログラム部20のゲート印加電圧をVpcgからVdataに設定する場合、これに要する書込時間Δtは数式1で表される。
(数1)
Δt=(Cstg+Cclm)(Vpcg−Vdata)/Idata
ここで、プログラム部20の抵抗値Rtftを一定とし、プリチャージ電流Ipcgをデータ電流Idataのα倍に設定した場合、数式1は、数式2のように表すことができる。
(数2)
Δt=(Cstg+Cclm)(Ipcg・Rtft−Idata・Rtft)/Idata
=(Cstg+Cclm)(α−1)Idata・Rtft/Idata
=(Cstg+Cclm)(α−1)Rtft
数式1から分かるように、プリチャージ時とデータ書込時とでゲート印加電圧の差(Vpcg−Vdata)が大きくなると、キャパシタCや配線容量の充放電に要する書込時間Δtが長くなってしまう。また、数式2から分かるように、プログラム部20の抵抗値Rtftを変えることなく、プリチャージ電流Ipcgのみを増大させた場合、αが大きくなるほど書込時間Δが長くなってしまう。そのため、単純にプリチャージ電流Ipcgのみを増大させても、書込時間Δtに長時間を要するため、結果的に、十分なプリチャージ効果を得ることが困難になる。
そこで、本実施形態では、データ電流Idataに対してプリチャージ電流Ipcgを大きくすることに加え、プリチャージ電流Ipcgの大きさに応じて、プログラム部20の抵抗値Rtftを可変に設定する。本実施形態では、トランジスタT3に並列接続されるプリチャージトランジスタTp1,Tp2の個数を減少させていくことによって、これらの合成抵抗としての抵抗値Rtftを変えている。そして、データ電流Idataに対してプリチャージ電流Ipcgを大きくした割合に反比例させて、プリチャージ時にはデータ書込時よりも抵抗値Rtftを小さく設定する。具体的には、プリチャージ時の抵抗値Rtft’をデータ書込時の抵抗値Rtftの1/α倍に設定する。この場合、数式1は、数式3のように表すことができる。
(数3)
Δt=(Cstg+Cclm)(Ipcg・Rtft’−Idata・Rtft)/Idata
=(Cstg+Cclm)(Idata・α・Rtft/α−Idata・Rtft)/Idata
=0
このように、プリチャージ電流Ipcgをデータ電流Idataのα倍に設定した場合、これに反比例させて、プリチャージ時の抵抗をデータ書込時の1/α倍に設定する。これにより、プリチャージ時のゲート印加電圧Vpcgとデータ書込時のゲート印加電圧Vdataとの差がなくなるので、書込時間Δtを理論上0にすることができる。実際には、トランジスタや配線等の特性にばらつきがあるため、書込時間Δtを完全に0にすることはできないが、書込時間Δtの十分な短縮を図ることは可能である。なお、プリチャージ後に本来のデータの書き込みが控えており、その時点で、書き込まれるデータが微調整される関係上、プリチャージにおけるデータの書き込みはある程度ラフなものであっても構わない。
以上のような理由により、本実施形態によれば、電流プログラム方式において、特に低階調時に生じ易いデータの書き込み不足を有効に改善することが可能になる。また、低階調時あっても短時間でデータの書き込みを完了することができる。その結果、表示部1の高精細化への対応が容易になる他、表示制御の高速化を図ることも可能になる。
また、本実施形態では、データ電流Idataよりも大きな電流値からデータ電流Idataの電流値に向かって、プリチャージ電流Ipcgを減少させている。そして、これに対応して、データ書込時のよりも小さな抵抗値からデータ書込時の抵抗値に向かって、プログラム部20の抵抗値Rtftを増大させている。これにより、電流プリチャージからデータの書き込みへの移行がスムースになり、上述したゲート印加電圧の変動が抑制されるため、データの書き込みをより短時間で行うことが可能になる。
また、本実施形態では、例えばIdata×4,Idata×2といった如く、プリチャージ電流Ipcgをデータ電流Idataの2のべき乗倍で段階的に設定している。そして、これに対応して、例えばR1×1/4,R1×1/2といった如く、プログラム部20の抵抗値RtftをR1(R1はデータ書込時のRtft)の1/2のべき乗倍で段階的に設定している。Ipcg=Idata×2n(n=0,1,2,・・・)の設定は、シフトレジスタ機能を備える第2のラッチ回路41fにおけるデータシフトによって容易に実現できる。したがって、データ線駆動回路4の既存の回路構成を大きく変更することなく、プリチャージ電流Ipcgの段階的な設定が可能になるので、回路設計上有利になる。
なお、上述した実施形態では、プリチャージ電流Ipcgの設定を第2のラッチ回路41fによるデータのシフト動作によって実現しているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、シフトレジスタ機能を有さない通常のラッチ回路でデータDATAを保持し、予め用意された変換テーブルを参照することで、プリチャージ電流Ipcgの設定を行うことことも可能である。この場合には、プリチャージ電流Ipcgをより高い自由度で設定することができ、例えば、Idata×15,Idata×7,Idata×2の如く、2の階調倍以外の電流値に設定することが可能になる。
また、上述した実施形態では、複数のトランジスタT3,Tp1,Tp2でプログラム部20を構成しているが、その個数および抵抗値については任意であり、或いは、これとは異なる回路構成でプログラム部20を構成してもよい。
図15は、別の一例としての画素2の回路図である。なお、図2に示した回路要素と同一の要素については同一の符号を付してここでの説明を省略する。図15の構成は、図2の構成に第3のプリチャージトランジスタTp3を追加し、制御信号GPCG3によって制御される第3のスイッチングトランジスタSW3によって、その接続関係を設定するものである。トランジスタT3,Tp1,Tp2,Tp3の抵抗比は、これらのチャネル幅の比を1:2:4:8にすることにより(チャネル長は同一)、1:1/2:1/4:1/8に設定されている。
このように構成した場合、電流プリチャージは、例えば、Idata×15、Idata×7、Idata×3の順序で行うことができる。すなわち、Idata×15のプリチャージ電流Ipcgが供給される15倍プリチャージ時には、3つのスイッチングトランジスタSW1〜SW3のすべてをオンにして、4つのトランジスタT3,Tp1〜Tp3を並列接続する。これにより、プログラム部20の抵抗値Rtftは、データ書込時の1/15になる。Idata×7のプリチャージ電流Ipcgが供給される7倍プリチャージ時には、スイッチングトランジスタSW3をオンからオフに切り替えて、3つのトランジスタT3,Tp1,Tp2を並列接続する。これにより、抵抗値Rtftは、データ書込時の1/7になる。Idata×3のプリチャージ電流Ipcgが供給される3倍プリチャージ時には、スイッチングトランジスタSW2もオンからオフに切り替えて、2つのトランジスタT3,Tp1を並列接続する。これにより、抵抗値Rtftは、データ書込時の1/3になる。
なお、プリチャージ電流Ipcgを減少させる場合、上述したゲート印加電圧の変動抑制の観点より、その変化量が経時的に小さくなるように減少させることが好ましい。例えば、Idata×15、Idata×7、Idata×3の電流プリチャージを行う場合、この順序で減少させることにより、各ステップ間の変化量が経時的に減少していく。なぜなら、15倍プリチャージと7倍プリチャージとの間の変化量ΔI1はIdata×8、7倍プリチャージと3倍プリチャージとの間の変化量ΔI2はIdata×4、3倍プリチャージとデータの書き込みとの間の変化量ΔI3はIdata×2になり、ΔI1>ΔI2>ΔI3という関係になるからである。この場合、プリチャージ電流Ipcgの減少に対応させて、プログラム部20の抵抗値Rtftに関しては、その変化量が経時的に大きくなるように増大させることが好ましい。
また、本発明が適用可能な画素回路は、図2または図15の構成に限定されるものではなく、例えば、プログラミングトランジスタと駆動トランジスタとが別個のトランジスタで構成されている画素回路の構成に対しても、広く適用可能である。
また、上述した実施形態では、電気光学素子として有機EL素子OLEDを用いた例について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、駆動電流に応じて輝度が設定される電気光学素子(無機LED表示装置、フィールド・エミッション表示装置等)、或いは、駆動電流に応じた透過率・反射率を呈する電気光学装置(エレクトロクロミック表示装置、電気泳動表示装置等)に対しても、広く適用可能である。
さらに、上述した実施形態に係る電気光学装置は、例えば、テレビ、プロジェクタ、携帯電話機、携帯端末、モバイル型コンピュータ、パーソナルコンピュータ等を含む様々な電子機器に実装可能である。これらの電子機器に上述した電気光学装置を実装すれば、電子機器の商品価値を一層高めることができ、市場における電子機器の商品訴求力の向上を図ることができる。
電気光学装置のブロック構成図 一例としての画素の回路図 データ線駆動回路の構成図 階調とデータ電流との関係を示す概略的な特性図 プリチャージありのプログラム時における第2のラッチ回路の保持状態の説明図 プリチャージなしのプログラム時における第2のラッチ回路の保持状態の説明図 プリチャージ制御回路の構成図 プリチャージ制御回路のタイミングチャート プリチャージありのプログラム時における画素の駆動タイミングチャート 4倍プリチャージ期間の動作説明図 2倍プリチャージ期間の動作説明図 データ書込期間の動作説明図 駆動期間の動作説明図 プログラム時における画素の等価モデル 別の一例としての画素の回路図
符号の説明
1 表示部
2 画素
3 走査線駆動回路
4 データ線駆動回路
5 タイミング信号生成回路
6 プリチャージ制御回路
6a AND回路
6b、6c NAND回路
20 プログラム部
40 Xシフトレジスタ
41 回路ユニット
41a,41c,41d,41e スイッチ群
41b 第1のラッチ回路
41f 第2のラッチ回路
41g 電流DAC
42 記憶回路
43 判別回路
61 AND回路
62,63 NAND回路
T1〜T4 トランジスタ
Tp1,Tp2 プリチャージトランジスタ
SW1,SW2 スイッチングトランジスタ
OLED 有機EL素子
C キャパシタ

Claims (4)

  1. データ線に対する信号の供給が電流ベースで行われる電気光学装置において、
    複数の走査線と、
    複数のデータ線と、
    前記複数の走査線と前記複数のデータ線との交差に対応して設けられた複数の画素とシ
    フトレジスタ機能を有するラッチ回路を含むデータ線駆動回路と、
    有し、
    前記複数の画素のそれぞれは、
    データを保持するキャパシタと、
    前記キャパシタに保持されたデータに応じた駆動電流が流れることによって、輝度が設
    定される電気光学素子と、
    前記データ線を介して供給された電流に応じて発生する電圧によって、前記キャパシタ
    へのデータの書き込みを行うとともに、前記電流が流れる経路中の抵抗値が可変に設定さ
    れるプログラム部と、
    を有し、
    前記画素の階調を規定するデータ電流が前記データ線に供給されるデータ書込期間に先
    立つプリチャージ期間において、前記データ電流よりも大きなプリチャージ電流が前記デ
    ータ線に供給され、
    前記プリチャージ期間に設定される前記プログラム部の第1の抵抗値は、前記データ書
    込期間に設定される前記プログラム部の第2の抵抗値よりも小さく、
    前記第1の抵抗値は、前記データ電流に対して前記プリチャージ電流を増大させた割合
    に反比例して設定され、
    前記プリチャージ電流は、前記ラッチ回路に保持されたデータをシフトさせることによ
    り、前記データ電流の2のべき乗倍に設定され、
    前記第1の抵抗値は、前記第2の抵抗値の1/2のべき乗倍に設定されることを特徴と
    する電気光学装置。
  2. 前記プリチャージ電流は、前記データ電流よりも大きな電流値から前記データ電流の電
    流値に向かって減少し、
    前記第1の抵抗値は、前記第2の抵抗値よりも小さな抵抗値から前記第2の抵抗値に向
    かって増大することを特徴とする請求項1に記載された電気光学装置。
  3. 前記プリチャージ電流は、変化量が経時的に小さくなるように減少し、
    前記第1の抵抗値は、変化量が経時的に大きくなるように増大することを特徴とする請
    求項に記載された電気光学装置。
  4. 請求項1からのいずれかに記載された電気光学装置を実装したことを特徴とする電
    子機器。
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