JP4594936B2 - ヒンジ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、互いに平行な二つの回動軸線を有する折畳式携帯機器及びそれに用いるのに好適なヒンジ装置に関する。
従来、折畳式携帯機器には、互いに平行な二つの回動軸線を有するものがある。このような折畳式携帯機器は、第1筐体、第2筐体及び連結部材を有しており、第1筐体と連結部材とが第1回動軸線を中心として回動可能に連結され、第2筐体と連結部材とが第1回動軸線と平行な第2回動軸線を中心として回動可能に連結されている。したがって、第2筐体は、それ自体が連結部材に対して回動可能である角度範囲と、連結部材が第1筐体に対して回動可能である角度範囲とを足した角度範囲だけ第1筐体に対して回動可能である。よって、このような携帯機器では、第2筐体を第1筐体に一つの回動軸線を中心として回動可能に連結した携帯機器より大きく回動させることができる。通常、第2筐体は、その前面が第1筐体の前面に突き当たった折畳位置と、その背面が第1筐体の背面に突き当たった最大回動位置との間のほぼ360°の範囲を回動可能になっている。
ところで、上記のような折畳式携帯機器においては、第2筐体を折畳位置と最大回動位置との間の途中において停止させることが必要な場合がある。そこで、下記特許文献1に記載のものにおいては、第1筐体と連結部材との間に係止機構が設けられている。係止機構は、第1筐体に移動可能に設けられた係合部材と、連結部材に設けられた係合凹部とを有しており、係合部材が係合凹部に係合することにより、連結部材が第1筐体に対して回動不能にロックされる。ロック状態では、連結部材が第1筐体に対して回動不能であるから、第2筐体は、それ自体が連結部材に対して回動可能である範囲だけしか第1筐体に対して回動することができない。例えば180°だけしか回動することができない。したがって、第2筐体は、ロック機構を解除しない限り、180°の回動位置から最大回動位置側へ向かって回動することができない。よって、第2筐体を折畳位置から180°回動した位置において停止させることができる。
特許第2869500号公報
上記従来の折畳式携帯機器においては、第1筐体及び第2筐体と連結部材とをそれぞれ回動可能に組み立てるのみならず、第1筐体に係合部材を組み込む必要があり、その分だけ組み立て工数が増える結果、折畳式携帯機器の製造費が嵩むという問題があった。
この発明は、上記の問題を解決するために、回動軸線を中心として回動可能に連結された第1、第2ヒンジ部材と、上記第1ヒンジ部材の上記第2ヒンジ部材と対向する端部に、上記回動軸線方向へ移動可能に、かつ回動不能に設けられた可動部材と、この可動部材を上記第2ヒンジ部材に向かって付勢する第1付勢手段とを備え、上記可動部材と上記第2ヒンジ部材との対向面の一方には他方に当接する凸部が形成され、他方には上記第1ヒンジ部材が所定の位置に回動したときに上記凸部に当接することにより、上記第1付勢手段の付勢力を、上記第1ヒンジ部材を上記第2ヒンジ部材に対して相対的に回動させる回動付勢力に変換するカム部が形成されたヒンジ装置において、上記第1ヒンジ部材と上記第2ヒンジ部材との一方には、上記回動軸線と平行に配置され、かつ第2付勢手段によって上記一方から他方へ向かう方向に付勢された係合部材の基端部が上記回動軸線方向へ移動可能に設けられ、上記係合部材は、上記可動部材に対し上記回動軸線と直交する方向へ離間し、かつ上記可動部材と並んで配置され、上記他方の外周部には、上記回動軸線方向における両端部が開放され、上記可動部材の外側を通過した上記係合部材の先端部が一端開放部から挿脱可能に係合し、係合時には上記第1ヒンジ部材と上記第2ヒンジ部材との相対回転を上記係合部材と協働して阻止する係合凹部が設けられ、上記他方には、操作部材が上記回動軸線方向へ移動可能に設けられ、上記操作部材は、上記他方から上記一方へ向かう方向へ移動させられると、上記係合凹部の他端開放部から上記係合部材を上記第2付勢手段の付勢力に抗して押圧移動して上記係合凹部から脱出させ、それによって上記係合部材と上記係合凹部との間の係合を解除させることを特徴としている。
この場合、上記係合部材の基端部が上記第1ヒンジ部材に移動可能に設けられ、上記係合凹部及び上記操作部材が上記第2ヒンジ部材に設けられていることが望ましい。
上記第1ヒンジ部材の上記第2ヒンジ部材側の端面に収容孔が形成され、この収容孔の開口部側端部に上記係合部材の基端部が移動可能に収容され、上記収容孔の底部側の端部に上記第2付勢手段が収容されていることが望ましい。
上記第2ヒンジ部材を上記第1ヒンジ部材に対して相対回転させたときに互いに当接する上記係合部材の先端部外面と上記係合凹部の内面との少なくとも一方には、上記第2ヒンジの回動に伴って上記係合部材を上記第2付勢手段の付勢力に抗して押圧移動させる傾斜面が形成されていることが望ましい。
上記特徴構成を有するこの発明によれば、第1ヒンジがロック機構を有しているから、折畳式携帯機器を組み立てるに際しては、第1筐体と連結部材との間に第1ヒンジを組み込むとともに、第2筐体と連結部材との間に第2ヒンジを組み込むだけでよく、ロック機構を別途組み込む必要がない。したがって、折畳式携帯機器の組み立て工数を減らすことができる。
この発明に係る折畳式携帯電話器(折畳式携帯機器)の第1実施の形態を、受話部筐体を折畳位置に位置させた状態で示す斜視図である。 同実施の形態を、受話部筐体を中間位置に位置させた状態で示す斜視図である。 同実施の形態を、受話部筐体を最大回動位置に位置させた状態で示す斜視図である。 同実施の形態を、受話部筐体を折畳位置に位置させた状態で示す断面図である。 同実施の形態を、受話部筐体を中間位置に位置させた状態で示す断面図である。 同実施の形態を、受話部筐体を最大回動位置に位置させた状態で示す断面図である。 同実施の形態の携帯電話器において用いられている連結部材及び連結部材に組み込まれたヒンジ装置を示す側面図である。 図7のX−X線に沿う拡大断面図である。 同実施の形態の携帯電話器において用いられたこの発明に係るヒンジ装置の第1実施の形態を示す正面図である。 同ヒンジ装置を示す側面図である。 図10のX−X線に沿う断面図である。 図10のY−Y線に沿う断面図である。 同ヒンジ装置の分解斜視図である。 同ヒンジ装置における球体と第1、第2当接凹部との関係を示す展開図である。 この発明に係るヒンジ装置の第2実施の形態を示す図12と同様の断面図である。 同実施の形態の分解斜視図である。 この発明に係る折畳式携帯電話器の第1実施の形態において用いられている第2ヒンジ装置の一例を示す分解斜視図である。
符号の説明
L1 第1回動軸線(回動軸線)
L2 第2回動軸線
1 折畳式携帯電話器(折畳式携帯機器)
2 送話部筐体(第1筐体)
3 受話部筐体(第2筐体)
4 連結部材
5 第1ヒンジ装置(第1ヒンジ)
5A 第1ヒンジ装置(第1ヒンジ)
5′ 第2ヒンジ装置(第2ヒンジ)
8 第2ヒンジ軸(第2ヒンジ)
10 ロック機構
11 収容孔
12 ロックばね(付勢手段、第2付勢手段)
13 係合軸(係合部材)
13a テーパ面(傾斜面)
14 係合凹部
20 ロック解除機構
21 操作部材
51 第1ヒンジ部材
52 取付部材(第2ヒンジ部材)
54 可動部材
55 球体(凸部)
56 主コイルばね(第1付勢手段)
57 固定部材(第2ヒンジ部材)
57c 一側部(カム部)
57d 他側部(カム部)
以下、この発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
図1〜図6は、この発明に係る折畳式携帯電話器(折畳式携帯機器)の一実施の形態を示す。この折畳式携帯電話器1は、送話部筐体(第1筐体)2、受話部筐体(第2筐体)3及び連結部材4を備えている。送話部筐体2の基端部には、連結部材4の一側部が第1回動軸線L1を中心として回動可能に連結されている。連結部材4の他側部には、受話部筐体3の基端部が第2回動軸線L2を中心として回動可能に連結されている。この結果、受話部筐体3は、送話部筐体2に連結部材4を介して回動可能に連結されている。なお、送話部筐体2と連結部材4とが相対回動可能であるとともに、受話部筐体3と連結部材4とが相対回動可能であるが、以下においては、説明の便宜上、送話部筐体2が位置固定され、連結部材4及び受話部筐体3が送話部筐体2に対して回動するものとする。
連結部材4は、送話部筐体2に対し、図2及び図5に示す初期位置と、図3及び図6に示す終端位置(図3及び図6に示す位置は、実際には終端位置より初期位置側へ微小角度だけ離間した位置である。この点については後述する。)との間を回動可能になっている。連結部材4の初期位置は、連結部材4の前面4aが送話部筐体2の基端部に形成された第1当接面2cに突き当たることによって規定されている。連結部材4の終端位置は、連結部材4の背面4bが送話部筐体2の基端部に形成された第2当接面2dに突き当たることによって規定されている。
受話部筐体3は、それ自体が連結部材4に対して回動するとともに、連結部材4が送話部筐体2に対して回動することにより、送話部筐体2に対し図1及び図4に示す折畳位置から図2及び図5に示す中間位置を経て図3及び図6に示す最大回動位置まで回動可能になっている。
受話部筐体3の折畳位置は、連結部材4が初期位置に位置している状態において、受話部筐体3の前面3aが送話部筐体2の前面2aに突き当たることによって規定されている。受話部筐体3の折畳位置は、その基端部に形成された停止面3cを連結部材4の前面4aに突き当たらせることによって規定してもよい。そのようにした場合には、各部品の加工精度上、受話部筐体3が折畳位置に位置したときに受話部筐体3の前面3aが送話部筐体2の前面2aから僅かに離間することになる。逆に、前面2a,3aを突き当たらせることによって受話部筐体3の折畳位置を規定した場合には、停止面3cが連結部材4の前面4aに対して僅かに離間することになる。受話部筐体3の折畳位置を上のいずれの方法で規定するかは任意に選択することができる。
受話部筐体3の中間位置は、受話部筐体3の停止面3cが初期位置に位置している連結部材4の背面4bに突き当たることによって規定されている。中間位置は、携帯電話器1を用いて通話する際の位置であり、この実施の形態では折畳位置からほぼ160°離れた位置に設定されている。受話部筐体3の中間位置は、他の方法で規定することも可能である。この点は、後述する。
受話部筐体3の最大回動位置は、中間位置に位置している受話部筐体3を、連結部材4と共に第1回動軸線L1を中心として図2及び図5の反時計方向へ回動させた場合において、受話部筐体3の背面3bが送話部筐体2の背面2bに突き当たることによって規定されている。受話部筐体3が最大回動位置に位置しているときには、各部品の加工精度上、連結部材4の背面4bが第2当接面2dに対して若干離間し、連結部材4が終端位置に対して微小角度だけ手前の位置に位置している。受話部筐体3の最大回動位置は、連結部材4の背面4bを送話部筐体2の第2当接面2dに突き当たらせることによって規定してもよい。そのようにした場合には、受話部筐体3が最大回動位置に回動したとき、受話部筐体3の背面3bが送話部筐体2の背面2bに対して僅かに離間する。
受話部筐体3及び連結部材4は、後述する第1ヒンジ装置5及び第2ヒンジ装置5′の作用により、次の順序で回動する。すなわち、いま、受話部筐体3が折畳位置に位置しているものとする。受話部筐体3を折畳位置から最大回動位置側へ向かって回動させると、まず受話部筐体3が連結部材4に対し第2回動軸線L2を中心として回動する。このとき、連結部材4は、後述するロック機構10によって送話部筐体2に回動不能に連結されているので、受話部筐体3と共に回動することはない。
受話部筐体3が中間位置に達すると、停止面3cが連結部材4の背面4bに突き当たる。しかも、連結部材4が送話部筐体2に対して回動不能になっているから、受話部筐体3は、ロック機構10によるロック状態を解除しない限り、中間位置から最大回動位置側へ向かって回動することができない。したがって、この折畳式携帯電話器によれば、受話部筐体3を中間位置において確実に停止させることができる。
ロック機構10によるロック状態を解除すると、連結部材4が送話部筐体2に対して回動可能になる。したがって、受話部筐体3を中間位置から最大回動位置へ向かって回動させると、受話部筐体3が連結部材4と共に第1回動軸線L1を中心として最大回動位置側へ回動する。受話部筐体3が最大回動位置に達すると、受話部筐体3の背面3bが送話部筐体2の背面2bに突き当たって停止する。なお、ロック状態が解除されたロック機構10は、連結部材4が初期位置に戻らない限り解除状態に維持されている。
最大回動位置に位置している受話部筐体3を折畳位置側へ向かって回動させると、まず連結部材4が第1回動軸線L1を中心として回動する。これにより、受話部筐体3が最大折畳位置から中間位置側へ向かって回動する。連結部材4が初期位置に達し、それに伴って受話部筐体3が中間位置に達すると、連結部材4の前面4aが送話部筐体2の第1当接面2cに突き当たり、連結部材4がそれ以上回動することができなくなる。なお、連結部材4が初期位置に達すると、ロック機構10が自動的にロック状態になり、連結部材4が初期位置から終端位置側へ回動不能になる。受話部筐体3は、中間位置からは第2回動軸線L2を中心として回動する。そして、受話部筐体3が折畳位置に達すると、その前面3aが送話部筐体2の前面2aに突き当たって停止する。
送話部筐体2及び受話部筐体3と連結部材4との各連結関係についてより詳細に説明すると、送話部筐体2の基端部の第1回動軸線L1方向における中央部には、凹部2eが形成されている。この凹部2eが形成されることにより、送話部筐体2の基端部の第1回動軸線L1方向における一側部と他側部とには、第1、第2連結部2f,2gが形成されている。同様に、受話部筐体3の基端部の第2回動軸線L2方向における中央部には、凹部3dが形成され、第2回動軸線L2方向における一側部と他側部とには、第3、第4連結部3e,3fが形成されている。なお、凹部2eの底面に上記第1、第2当接面2c、2dが形成され、凹部3dの底面に上記停止面3cが形成されている。
連結部材4の一側部は、送話部筐体2の凹部2eに第1回動軸線L1を中心として回動可能に挿入されている。図8に示すように、連結部材4の一側部の第1回動軸線L1方向における一端部と他端部とには、第1、第2連結孔4c,4dがそれぞれの軸線を第1回動軸線L1と一致させて形成されている。第1連結孔4cには、第1ヒンジ装置(第1ヒンジ)5の第1ヒンジ部材51が樹脂製の介装体58を介して回動不能に嵌合されている。一方、送話部筐体2の第1連結部2fには、第1ヒンジ装置5の取付部材52が回動不能に取り付けられている。この取付部材52は、連結軸53により第1ヒンジ部材51に第1回動軸線L1を中心として回動可能に連結されている。第2連結孔4dには、第1ヒンジ軸7の一端部が第1回動軸線L1を中心として回動可能に嵌合されている。この第1ヒンジ軸7の他端部は、送話部筐体2の第2連結部2gに取り付けられている。このようにして、送話部筐体2の基端部と連結部材4の一側部とが、第1回動軸線L1を中心として回動可能に連結されている。
連結部材4の他側部は、受話部筐体3の凹部3dに第2回動軸線L2を中心として回動可能に挿入されている。図8に示すように、連結部材4の他側部の第2回動軸線L2方向における一端部と他端部とには、第3、第4連結孔4e,4fがそれぞれの軸線を第2回動軸線L2と一致させて形成されている。第3連結孔4eには、第2ヒンジ軸(第2ヒンジ)8の一端部が第2回動軸線L2を中心として回動可能に嵌合されている。この第2ヒンジ軸8の他端部は、受話部筐体3の第3連結部3eに取り付けられている。第4連結孔4fには、第2ヒンジ装置(第2ヒンジ)5′の第1ヒンジ部材51が回動不能に嵌合されている。一方、受話部筐体3の第3連結部3eには、第2ヒンジ装置5′の取付部材52が回動不能に取り付けられている。この取付部材52は、連結軸53によって第1ヒンジ部材51に第2回動軸線L2を中心として回動可能に連結されている。このようにして、受話部筐体3の基端部と連結部材4の他側部とが、第2回動軸線L2を中心として回動可能に連結されている。
なお、この実施の形態の折畳式携帯電話器1においては、図8に示すように、第1ヒンジ装置5と第2ヒンジ装置5′とを、連結部材4の一方の対角線上に配置しているが、他方の対角線上に配置してもよく、連結部材4の同一側の端部に配置してもよい。また、第1ヒンジ軸7に代えて第1ヒンジ装置5を用い、第2ヒンジ軸8に代えて第2ヒンジ装置5′を用いてもよい。
図8〜図13に示すように、第1ヒンジ装置5はさらに次の構成を有している。すなわち、第1ヒンジ部材51は、有底筒状をなしており、その開放部を取付部材52側に位置させて配置されている。第1ヒンジ部材51の開放側の端部には、可動部材54が回動不能に、かつ第1回動軸線(回動軸線)L1方向へ移動可能に設けられている。この可動部材54の取付部材52側を向く端面には、球体(凸部)55がその略半分を外部に突出させた状態で設けられている。この球体55は、第1回動軸線L1から所定距離だけ離間して配置されている。球体55については、それに代えて半球状、円錐台状等の形状をなす凸部を可動部材54に一体に形成してもよい。可動部材54は、主コイルばね(第1付勢手段)56によって取付部材52側に向かって付勢されている。
取付部材52の可動部材54と対向する端面には、固定部材57が回動不能に取り付けられている。この固定部材57と取付部材52とによって第2ヒンジ部材が構成されている。固定部材57は、主コイルばね56によって付勢された可動部材54の球体55が押し付けられ、それによって取付部材52に押し付けられている。したがって、固定部材57は、取付部材52に対して回動することもなければ、第1回動軸線L1方向へ移動することがなく、取付部材52に実質的に固定されている。よって、固定部材57は、取付部材52と一体に形成し、それを第2ヒンジ部材としてもよい。また、連結軸53の先端部に取付部材52が固定され、連結軸53の頭部53aが主コイルばね56によって第1ヒンジ部材51の底部51aに介装体58を介して押し付けられることにより、第1ヒンジ部材51、取付部材52、連結軸53、可動部材54、主コイルばね56、固定部材57及び介装体58がユニット化され、ヒンジ装置5全体を一体的に取り扱うことができるようになっている。
固定部材57の可動部材54との対向面には、第1、第2当接凹部57a,57bが形成されている。第1、第2当接凹部57a,57bは、第1回動軸線L1を中心とする円周上に、それも球体55が配置された円周と同一円周上に配置されている。第1当接凹部57aは、図14に示すように、連結部材4が初期位置に位置しているときに、固定部材57の周方向における第1係合凹部57aの底面の傾斜した一側部(カム部)57cに球体55が接触するように配置されている。球体55が一側部57cに接触することにより、主コイルばね56の付勢力が図14の矢印A方向を向く回動付勢力に変換され、その回動付勢力によって連結部材4が終端位置から初期位置へ向かう方向へ回動付勢され、連結部材4の前面4aが送話部筐体2の第1当接面2cに押し付けられる。これによって、連結部材4が初期位置に維持される。第2当接凹部57bは、第1当接凹部57aに対し固定部材57の周方向へほぼ200°離れて配置されている。すなわち、受話部筐体3が最大回動位置に位置しているときに、固定部材57の周方向における第2当接凹部57bの底面の傾斜した他側部(固定部材57の周方向において一側部57c側と逆側の側部;カム部)57dに球体55が接触するように配置されている。球体55が他側部57dに接触することにより、主コイルばね56の付勢力が図14の矢印B方向を向く回動付勢力に変換され、その回動付勢力によって連結部材4が初期位置から終端位置へ向かう方向に回動付勢され、受話部筐体3の背面3bが送話部筐体2の背面2bに押し付けられる。これによって、受話部筐体3が最大回動位置に維持される。
主コイルばね56の付勢力を回動付勢力に変換するために、球体(凸部)55とそれが接触する傾斜面としての第1当接凹部57aの一側部57c、及び第2当接凹部57bの他側部57dを採用しているが、主コイルばね56の付勢力を回動付勢力に変換することができるものであれば、他のものを採用してもよい。また、球体55を固定部材57に設け、第1、第2当接凹部57a,57bを可動部材54に形成してもよい。
第2ヒンジ装置5′は、介装体58が用いられておらず、第1ヒンジ部材51が第4連結孔4fに直接回動不能に嵌合されている点、ロック機構10及びロック解除機構20を有していない点、並びに次に述べる構成を除き、図17に示すように、第1ヒンジ装置5の上記構成と実質的に同一の構成を有している。そこで、第2ヒンジ装置5′の各構成のうち、第1ヒンジ装置5と実質的に同一である部分には同一符号を付してその説明を省略する。
第2ヒンジ装置5′は、球体55と第1、第2当接凹部57a,57bとの関係が第1ヒンジ装置5と相違している。すなわち、第2ヒンジ装置5′においては、受話部筐体3が折畳位置に位置しているときに、球体55が第1当接凹部57aの底面の一側部57cに突き当たり、それによって主コイルばね56の付勢力が受話部筐体3を中間位置から折畳位置へ向かう方向へ回動させる回動付勢力に変換される。この回動付勢力により、受話部筐体3の前面3aが送話部筐体2の前面2aに押し付けられ、受話部筐体3が折畳位置に維持される。また、受話部筐体3が中間位置に位置しているときには、球体55が第2当接凹部57bの底面の他側部57dに突き当たり、それによって主コイルばね56の付勢力が受話部筐体3を折畳位置から中間位置へ向かう方向へ回動させる回動付勢力に変換される。この回動付勢力により、受話部筐体3の停止面3cが連結部材4の背面4bに押し付けられ、受話部筐体3が使用位置に維持される。受話部筐体3を使用位置に維持する回動付勢力は、連結部材4を初期位置から終端位置へ向かって回動付勢する回動付勢力より大きく設定されている。したがって、最大回動位置に位置している受話部筐体3に使用位置側へ回動させる力を加えたとき、受話部筐体3が最大回動位置から使用位置に達するまでは必ず連結部材4が回動し、受話部筐体3が連結部材4に対して回動することはない。受話部筐体3が折畳位置と中間位置との間、及び中間位置と最大回動位置との間に位置しているときには、球体55と固定部材57との接触面間に作用する摩擦抵抗により、受話部筐体3を任意の位置で停止させることができるようになっている。
なお、受話部筐体3の中間位置は、球体55を当接凹部57bの底面の外周縁にその全周にわたって接触させることによって規定することも可能である。そのようにする場合には、受話部筐体3の停止面3cが連結部材4の背面4bに突き当たる直前に、球体55が当接凹部57bの底面の外周縁全体にわたって接触するよう、当接凹部57bを配置する。
第1ヒンジ装置5は、上記構成に加え、ロック機構10及びロック解除機構20を有している。まず、ロック機構10について説明すると、第1ヒンジ部材51の開口側の端面には、第1回動軸線L1と平行に延びる収容孔11が形成されている。この収容孔11は、第1回動軸線L1と球体55との間の距離とほぼ同一か、若干短い距離だけ第1回動軸線L1から離間して配置されている。しかも、収容孔11は、受話部筐体3が折畳位置から中間位置へ向かって回動するときに可動部材54が固定部材57に対して回動する方向と逆方向に向かって球体55から所定角度(この実施の形態ではほぼ90°)だけ離れて配置されている。収容孔11の底部側には、ロックばね(第2付勢手段)12が収容されており、収容孔11の開口部側には、係合軸(係合部材)13が出没可能に挿入されている。係合軸13は、その全体が収容孔11内に入り込むまでロックばね12の付勢力に抗して移動可能であるとともに、ロックばね12の付勢力によって先端部が可動部材54を越えて固定部材57に達するまで移動可能である。
固定部材57の外周側部分には、固定部材57を第1回動軸線L1に沿って貫通する係合凹部14が形成されている。この係合凹部14は、第1回動軸線L1を中心とする径方向においては収容孔11とほぼ同一位置に配置され、第1回動軸線L1を中心とする周方向においては、連結部材4が初期位置に位置したときに収容孔11と同一位置に位置するように配置されている。しかも、係合凹部14は、係合軸13が出没し得るよう、係合軸13とほぼ同一の大きさを有している。したがって、連結部材4が初期位置に位置すると、可動部材54を越えた係合軸13の先端部がロックばね12の付勢力によって係合凹部14に可動部材54側の開放部から挿入される。係合軸13が係合凹部14に挿入されて係合することにより、固定部材57及び取付部材52(第2ヒンジ部材)が第1ヒンジ部材51に対して回動不能にロックされ、ひいては連結部材4が送話部筐体2に回動不能にロックされる。なお、係合凹部14に挿入された係合軸13は、その先端面が取付部材52の第1ヒンジ部材51側の端面に突き当たって停止している。
ここで、係合軸13の係合凹部14への係合によって連結部材4の第1回動軸線L1を中心とする回動を完全に阻止すると、中間位置に位置している受話部筐体3に誤って最大回動位置側への過大な力が加わったとき、送話部筐体2、受話部筐体3、連結部材4又はヒンジ装置5のいずれかが破損するおそれがある。このような不具合を未然に防止するために、係合凹部14に入り込む係合軸13の先端部には、先細りのテーパ面(傾斜面)13aが形成されており、連結部材4が初期位置から終端位置側へ回動しようとすると、係合凹部14の内面の第1ヒンジ部材51側の端縁がテーパ面13aに突き当たるようになっている。したがって、連結部材4に初期位置から終端位置側へ向かって回動させる力が作用すると、係合凹部14の内面の第1ヒンジ部材51側の端縁によってテーパ面13aが押され、ヒンジ軸13がロックばね12の付勢力に抗して移動させられる。そして、連結部材4が係合凹部14から脱出すると、連結部材4が自由に回動することができるようになる。
なお、係合軸13の先端部にテーパ面13aを形成する代わりに、あるいはそれと共に係合凹部14の内周面にテーパ面を形成してもよい。また、テーパ面13aに代えて単なる傾斜面を形成してもよい。
次に、ロック解除機構20について説明すると、ロック解除機構20は、操作部材21を有している。この操作部材21の基端部外周面には、第1回動軸線L1に沿って延びる突条21aが形成されている。この突条21aは、取付部材52に形成されたガイド溝52aに摺動可能に挿入されている。これにより、操作部材21の基端部が取付部材52に回動不能に、かつ第1回動軸線L1方向へ移動可能に連結されている。操作部材21の先端部は、送話部筐体2の第1連結部2fから外部に突出している。したがって、操作部材21は、携帯電話器1の外部から第1回動軸線L1方向へ移動操作することができる。
取付部材52には、第1回動軸線L1方向に貫通する挿通孔22が形成されている。この挿通孔22は、第1回動軸線L1を中心とする円の周方向において係合凹部14とほぼ同一位置に配置されている。挿通孔22には、中間軸23が摺動可能に挿通されている。この中間軸23は、連結部材4が初期位置に位置しているときには、中間軸23の一端が係合軸13の先端面に突き当たり、他端が操作部材21に突き当たっている。したがって、操作部材21を送話部筐体2の内部側へ向かって押圧移動させると、係合軸13が中間軸23を介して押圧移動させられる。そして、操作部材21を送話部筐体2の内部側への移動限界位置(解除位置)まで移動させると、係合軸13が係合凹部14から脱出するようになっている。係合軸13が係合凹部14から脱出した状態で連結部材4を初期位置から終端位置側へ回動させると、係合凹部14が係合軸13に対して周方向に離間するので、係合軸13は係合凹部14に入り込むことができなくなり、固定部材57の端面上を摺動するようになる。連結部材4を初期位置に回動させると、係合凹部14が係合軸13と対向するので、係合軸13がロックばね12の付勢力によって係合凹部14に挿入され、自動的にロック状態になる。また、操作部材21がロックばね12により係合軸13及び中間軸23を介して送話部筐体2の外部側へ付勢され、同方向における移動限界位置(許容位置)に位置させられる。
なお、操作部材21の内側への移動限界位置は、操作部材21の突条21aがガイド溝51bの底面に突き当たることによって規定されている。操作部材21の外側への移動限界位置は、操作部材21の先端部外周面に形成された突起21bが取付部材52に形成された切欠き部52bの外側の側面に突き当たることによって規定されている。
上記構成の折畳式携帯電話器1においては、第1ヒンジ装置5がロック機構10を有しているので、送話部筐体2と連結部材4との間にロック機構を別途設ける必要がない。したがって、ロック機構を別途組付ける手間を省くことができ、その分だけ折畳式携帯電話器1の製造費を低減することができる。
図15及び図16は、この発明に係るヒンジ装置の第2実施の形態を示す。この実施の第1ヒンジ装置5Aにおいては、介装体58が用いられておらず、第1ヒンジ部材51が連結部材4の第1連結孔4cに直接回動不能に嵌合されている。また、連結軸53の頭部53aが第1ヒンジ部材51の底部51aに座板59を介して押圧接触させられている。取付部材52と操作部材21との間に復帰ばね24が設けられている。この復帰ばね24は、操作部材21を送話部筐体2の外側へ向かって付勢している。したがって、操作部材21は、ロック機構10のロック状態が解除されているときにも復帰ばね24によって外側への移動限界位置に戻されるとともに、その位置に維持される。したがって、連結部材4が初期位置以外の位置に位置しているときに、操作部材21が第1回動軸線L1方向へガタつくのを防止することができる。また、操作部材21の外周面には、第1回動軸線L1方向に延びるガイド凹部21cが形成されており、このガイド凹部21cには取付部材52に設けられたガイド軸25の内側の端部が摺動可能に挿入されている。このガイド軸25がガイド凹部21cの外側の端部に突き当たることによって操作部材21の内側への移動限界位置(解除位置)が規定され、ガイド軸25がガイド凹部21cの内側の端部に突き当たることによって操作部材21の外側への移動限界位置(許容位置)が規定されている。さらに、中間軸23の一端部が操作部材21に埋設固定されている。その他の構成は、上記ヒンジ装置5と同様である。
この発明は、第1、第2筐体が互いに平行な第1、第2回動軸線を中心として回動可能に連結される折畳式携帯電話器等の携帯機器に利用することができる。

Claims (4)

  1. 回動軸線を中心として回動可能に連結された第1、第2ヒンジ部材と、上記第1ヒンジ部材の上記第2ヒンジ部材と対向する端部に、上記回動軸線方向へ移動可能に、かつ回動不能に設けられた可動部材と、この可動部材を上記第2ヒンジ部材に向かって付勢する第1付勢手段とを備え、上記可動部材と上記第2ヒンジ部材との対向面の一方には他方に当接する凸部が形成され、他方には上記第1ヒンジ部材が所定の位置に回動したときに上記凸部に当接することにより、上記第1付勢手段の付勢力を、上記第1ヒンジ部材を上記第2ヒンジ部材に対して相対的に回動させる回動付勢力に変換するカム部が形成されたヒンジ装置において、
    上記第1ヒンジ部材と上記第2ヒンジ部材との一方には、上記回動軸線と平行に配置され、かつ第2付勢手段によって上記一方から他方へ向かう方向に付勢された係合部材の基端部が上記回動軸線方向へ移動可能に設けられ、上記係合部材は、上記可動部材に対し上記回動軸線と直交する方向へ離間し、かつ上記可動部材と並んで配置され、上記他方の外周部には、上記回動軸線方向における両端部が開放され、上記可動部材の外側を通過した上記係合部材の先端部が一端開放部から挿脱可能に係合し、係合時には上記第1ヒンジ部材と上記第2ヒンジ部材との相対回転を上記係合部材と協働して阻止する係合凹部が設けられ、上記他方には、操作部材が上記回動軸線方向へ移動可能に設けられ、上記操作部材は、上記他方から上記一方へ向かう方向へ移動させられると、上記係合凹部の他端開放部から上記係合部材を上記第2付勢手段の付勢力に抗して押圧移動して上記係合凹部から脱出させ、それによって上記係合部材と上記係合凹部との間の係合を解除させることを特徴とするヒンジ装置。
  2. 上記係合部材の基端部が上記第1ヒンジ部材に移動可能に設けられ、上記係合凹部及び上記操作部材が上記第2ヒンジ部材に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のヒンジ装置。
  3. 上記第1ヒンジ部材の上記第2ヒンジ部材側の端面に収容孔が形成され、この収容孔の開口側端部に上記係合部材の基端部が移動可能に収容され、上記収容孔の底部側の端部に上記第2付勢手段が収容されていることを特徴とする請求項2に記載のヒンジ装置。
  4. 上記第2ヒンジ部材を上記第1ヒンジ部材に対して相対回動させたときに互いに当接する上記係合部材の先端部外面と上記係合凹部の内面との少なくとも一方には、上記第2ヒンジ部材の回動に伴って上記係合部材を上記第2付勢手段の付勢力に抗して押圧移動させる傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のヒンジ装置。
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