JP4592472B2 - 梱包緩衝材 - Google Patents

梱包緩衝材 Download PDF

Info

Publication number
JP4592472B2
JP4592472B2 JP2005101623A JP2005101623A JP4592472B2 JP 4592472 B2 JP4592472 B2 JP 4592472B2 JP 2005101623 A JP2005101623 A JP 2005101623A JP 2005101623 A JP2005101623 A JP 2005101623A JP 4592472 B2 JP4592472 B2 JP 4592472B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner bag
gas
gas filling
cushioning material
portions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005101623A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006282191A (ja
Inventor
政幸 吉江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2005101623A priority Critical patent/JP4592472B2/ja
Publication of JP2006282191A publication Critical patent/JP2006282191A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4592472B2 publication Critical patent/JP4592472B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Buffer Packaging (AREA)

Description

本発明は、精密機械等の衝撃に弱い物品を輸送するための梱包緩衝材に関するものである。
従来、精密機械等のように衝撃に弱い物品を輸送する場合、(1)エアクッションシート等の柔軟な緩衝材で物品を包み、箱に入れる方法、(2)物品を固定できる型の発泡スチロール製緩衝材にはめ込み、箱に入れる方法、(3)空気を密封した小さなビニール袋や発泡スチロールチップで箱を満たし、その中に物品を埋める方法、(4)密封袋で形成された箱形の緩衝ケースを外箱の中に入れその中に物品を収納する方法(特許文献1)等、が行われてきた。
実公平6−40127号公報
しかしながら、これらにはいずれも問題があった。すなわち、上記(1)の方法では、梱包作業の負担が大きく、上記(2)の方法では、緩衝材自体の体積が大きいため、不使用時の保管や破棄時の負担が大きく、上記(3)の方法では、輸送中の振動により箱中の物品の位置に偏りが生じ、物品が箱の内面に直接接してしまい破損する恐れがあり、上記(4)の方法では、物品の大きさ、形状に合わせて緩衝ケースを形成しなければならないため、特定の形の物品しか梱包できず、様々な物品に対応するのは困難であった。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたもので、精密機械等の衝撃に弱い物品を、輸送するための梱包緩衝材として、梱包作業が簡易で、保管・破棄時の負担が小さく、物品の形状にかかわらず、物品を衝撃から守る梱包緩衝材を提供するものである。
本発明は、被梱包物を格納する内袋部と前記内袋部を覆う外袋部とからなり、前記内袋部と前記外袋部との間は気体が充填密封されて気体充填部を形成し、前記内袋部は前記被梱包物を密着保持する梱包緩衝材であって、前記気体充填部は四つに分割され、前記分割された気体充填部は独立して気体が充填密封され、前記外袋部は前記分割された気体充填部にそれぞれ気体を充填するための気弁部をそれぞれ有し、前記外袋部の外周は固定され、前記分割された気体充填部を構成するそれぞれの前記内袋部は対向して設けられ、被梱包物の出入口となる開口部を有しており、前記内袋部と前記外袋部とは、内袋保持部を介して接続されており、対向して設けられたそれぞれの前記内袋部の前記開口部と反対側の前記内袋保持部同士は接合されていることを特徴とする梱包緩衝材である。
本発明の梱包緩衝材によれば、被梱包物は内袋部に密着され気体充填部により保持されているので、内部で被梱包物が偏ることがなく、外部から衝撃を受けても気体充填部が衝撃を吸収し、被梱包物を破損から守ることができる。また、梱包緩衝材の梱包作業は、気体充填前の柔軟な状態で被梱包物を内袋部の間に格納し、その後、気体を充填するのみであるため、作業負担が非常に少ない。更に、本発明の梱包緩衝材は、未使用時の気体を充填していない状態では、体積が小さく保管・破棄時の負担が少ない。又、本発明では、内袋部に収まるものであれば、形状にかかわらず安定して梱包することが可能である。
更に、外袋部をある程度剛性の高い材質とし、気体充填時に定型になるようにすれば、運搬時に更にケースに収納することなく、梱包緩衝材がケースを兼ねることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る梱包緩衝材の気体充填前の概略断面図であり、図2は、図1に示す梱包緩衝材の気体充填後の概略断面図であり、また、図3は、図2に示す梱包緩衝材の概略斜視図である。
本発明の梱包緩衝材は、図1に示すように、外袋部3a、3bの内部に被梱包物7を格納するための内袋部5a、5bを備え、内袋部5a、5bは内袋保持部13a、13bによりそれぞれ外袋部3a、3bに接続される。また、外袋部3a、3bには、外袋部3a、3bと内袋部5a、5bとの間に気体を充填するための気弁部17a、17bが設けられる。内袋部5a、5bは、対向して設けられ、被梱包物7を格納する際の出入口となる開口部11を有し、内袋保持部13aと13bとはつながっている。
図1に示す状態で開口部11より被梱包物7を内袋部5a、5bの間に格納し、留め具16で外袋部3aと外袋部3bとを留め、外周をバンド15で固定する。その後、気弁部17a、17bより気体を充填し、図2に示す状態とする。
外袋部3a、3bと内袋部5a、5bとの間に気体を充填することにより、図2に示すように、内袋部5aと5bの間の気体は押し出され、内袋部5a、5bは被梱包物7に密着し、内袋部5a、5bと外袋部3a、3bとの間に気体充填部19a、19bがそれぞれ形成される。
本実施の形態において、気体充填部は、二つに分割されて、気体充填部19a、19bとし、気弁部17a、17bによりそれぞれ独立して気体が充填、密封される。
内袋部5a、5bは、気体充填した際、被梱包物7に密着するよう柔軟であり、かつ、被梱包物を保持するに充分な強度がある材質により形成される。樹脂フィルムを用いることが好ましく、例えば厚さ100μm以下の軟質なポリエチレン、ポリスチレン等である。
外袋部3a、3bは、柔軟かつ強度がある材質により形成される。好ましくは樹脂フィルムであり、例えば厚さ200μm以上の硬質なポリエチレン、ポリスチレン、ナイロン等である。また、外部からの衝撃に耐えるため、内袋部5a、5bより剛性の高い材質である樹脂コーティングして通気性を無くした紙、またはアルミ箔を貼り合わせた紙等を用いることも、有効である。更に、剛性の高い材質を用い、気体を充填すると定型となる形状の外袋部とすることで、輸送時のケースを兼ねることができる。
内袋保持部13a、13bは、内袋を保持するに必要な強度を有する材質で形成され、好ましくは樹脂フィルムであり、ポリエチレン、ポリスチレン等が好適に使用可能である。
外袋部3a、3bには、気体を充填するための気弁部17a、17bを設ける。気弁部17a、17bは逆止弁であることが作業上好ましい。
気体充填部19a、19bの厚さは、特に限定するものではないが、衝撃を吸収するに充分な厚み、例えば図2において、振動や衝突等により内袋部がゆらいだ際、内袋部が外袋部に接しないのに充分な厚みを設ける必要がある。
次に、梱包緩衝材1に被梱包物7を梱包する方法を説明する。
まず、図1に示す気体充填部に気体を充填しない状態で、内袋部5aと5bの間に被梱包物7を格納し、図2及び図3に示すように、気体充填後に気体充填部19aと気体充填部19bとが離れないように、留め具16で外袋部3aと外袋部3bとを留め、外周をバンド15で固定する。次に、気弁部17a、17bよりそれぞれ気体を注入すると、内袋部5a、5bと外袋部3a、3bとの間が膨張して、内袋部5aと5bの間の気体は開口部11より排出され、内袋部5a、5bが被梱包物7に密着するとともに、気体充填部19a、19bを形成する。この際、被梱包物7は、内袋保持部13a、13bにより、梱包緩衝材1の中で偏ることなく保持され、気体充填部19a、19bに挟まれて保護される。
開梱に当たっては、気体充填部19a、19b内の気体を排出させて開口部11から被梱包物を取り出すことができる。また、バンド15と留め具16をはずし、気体充填部19aと気体充填部19bとの境界部を分割することにより、容易に被梱包物を取り出すことが可能である。
本実施の形態によれば、被梱包物7は内袋部5a、5bに密着され、気体充填部19a、19bにより保持されているので、内部で被梱包物7が偏ることがなく、外部から衝撃を受けても気体充填部19a、19bが衝撃を吸収し、被梱包物7を破損から守ることができる。
また、梱包緩衝材1の梱包作業は、気体充填前の柔軟な状態で被梱包物を内袋部5aと5bとの間に格納し、その後、気弁部17a、17bから気体を充填するのみであるため、作業負担が非常に少ない。また、内袋部5a、5bが、気体の充填により被梱包物に密着して固定するので、被梱包物の形状にかかわらず、被梱包物を衝撃による破損から守ることができる。更に、本発明の梱包緩衝材1は、未使用時の気体を充填していない状態では、体積が小さく保管・破棄時の負担が少ない。更に、外袋部をある程度剛性の高い材質とし、気体充填時に定型になるようにすれば、運搬時に更にケースに収納することなく、梱包緩衝材がケースを兼ねることができる。
なお、上記実施形態では、気体充填部は、二つに分割したが、三つ以上に分割することも好適である。この場合、それぞれの気体充填部は、独立して気体が充填密封されるよう、気体充填部に気弁部をそれぞれ設ける。複数に分割して構成することにより、1つの気体充填部が破損した場合、他の気体充填部により、緩衝材としての機能を維持することが可能となる。図4に、四つに分割した場合の実施形態に係る梱包緩衝材21の斜視図を示す。四つの気体充填部を備え、それぞれに上記実施例と同様の気弁部23を設ける。本実施形態においても、上記実施形態と同様に、被梱包物を格納し、テープ等の留め具27とバンド25を用いて外袋部を固定した後、気弁部23より気体を充填し、気体充填部を形成させる。
気体充填前の梱包緩衝材の一例を示す概略断面図である。 図1の梱包緩衝材の気体充填後の概略断面図である。 図2の梱包緩衝材の概略斜視図である。 梱包緩衝材の一例を示す概略斜視図である。
符号の説明
1………梱包緩衝材
3a………外袋部
3b………外袋部
5a………内袋部
5b………内袋部
7………被梱包物
11………開口部
13a………内袋保持部
13b………内袋保持部
15………バンド
16………留め具
17………気弁部
19a………気体充填部
19b………気体充填部
21………梱包緩衝材
23………気弁部
25………バンド
27………留め具

Claims (2)

  1. 被梱包物を格納する内袋部と前記内袋部を覆う外袋部とからなり、前記内袋部と前記外袋部との間は気体が充填密封されて気体充填部を形成し、前記内袋部は前記被梱包物を密着保持する梱包緩衝材であって、
    前記気体充填部は四つに分割され、前記分割された気体充填部は独立して気体が充填密封され、前記外袋部は前記分割された気体充填部にそれぞれ気体を充填するための気弁部をそれぞれ有し、前記外袋部の外周は固定され、
    前記分割された気体充填部を構成するそれぞれの前記内袋部は対向して設けられ、被梱包物の出入口となる開口部を有しており、
    前記内袋部と前記外袋部とは、内袋保持部を介して接続されており、
    対向して設けられたそれぞれの前記内袋部の前記開口部と反対側の前記内袋保持部同士は接合されていることを特徴とする梱包緩衝材。
  2. 前記外袋部は、アルミ箔を貼り合わせた紙からなり、前記気体充填部に気体が充填された時に定型となることを特徴とする請求項1記載の梱包緩衝材。
JP2005101623A 2005-03-31 2005-03-31 梱包緩衝材 Expired - Fee Related JP4592472B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005101623A JP4592472B2 (ja) 2005-03-31 2005-03-31 梱包緩衝材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005101623A JP4592472B2 (ja) 2005-03-31 2005-03-31 梱包緩衝材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006282191A JP2006282191A (ja) 2006-10-19
JP4592472B2 true JP4592472B2 (ja) 2010-12-01

Family

ID=37404515

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005101623A Expired - Fee Related JP4592472B2 (ja) 2005-03-31 2005-03-31 梱包緩衝材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4592472B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7425540B2 (ja) * 2019-04-18 2024-01-31 ホーチキ株式会社 梱包方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0315323B2 (ja) * 1981-04-24 1991-02-28 Hitachi Metals Ltd
JPH10316148A (ja) * 1997-05-20 1998-12-02 Tadashi Hagiwara 膨張体
JP2589434Y2 (ja) * 1992-09-14 1999-01-27 株式会社竹中工務店 エアバッグ式梱包材
JP2001225887A (ja) * 2000-02-16 2001-08-21 Fumiko Kobayashi 形状劣化性内容物の包装袋

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0315323B2 (ja) * 1981-04-24 1991-02-28 Hitachi Metals Ltd
JP2589434Y2 (ja) * 1992-09-14 1999-01-27 株式会社竹中工務店 エアバッグ式梱包材
JPH10316148A (ja) * 1997-05-20 1998-12-02 Tadashi Hagiwara 膨張体
JP2001225887A (ja) * 2000-02-16 2001-08-21 Fumiko Kobayashi 形状劣化性内容物の包装袋

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006282191A (ja) 2006-10-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7757854B2 (en) Protective carrier for fragile articles
US20070003170A1 (en) Cushion material for packaging product therein and suspension air-packing method using same
JPH07307378A (ja) 半導体ウエーハ収納容器の梱包構造体とその梱包方法
JP3929432B2 (ja) 万能型空気緩衝材
CN208485048U (zh) 一种易碎物品缓冲防护运输包装箱
JP4592472B2 (ja) 梱包緩衝材
JP2023174810A (ja) 梱包袋
JP5209423B2 (ja) ペリクル梱包構造体
JP2003034363A (ja) 梱包方法
KR20110138817A (ko) 충격완화를 위한 물품 포장용기 및 포장방법
JP3912833B2 (ja) 梱包装置
JP2006117311A (ja) 空気緩衝材
JPH10264970A (ja) 梱包箱
JP3957494B2 (ja) 緩衝用包装材およびその製造方法
KR200282230Y1 (ko) 공기의 흡착 및 팽창을 이용한 무진동, 충격완화 포장재
KR20130001005U (ko) 접이식 완충재를 구비하는 포장 상자
JPH0314477A (ja) 梱包容器
JP2000007036A (ja) 瓶体搬送用包装体
JP5542455B2 (ja) 梱包装置
KR200217293Y1 (ko) 완충 포장재
JP3019701U (ja) 緩衝運搬函
KR20110007235U (ko) 충격 완충용 에어 쿠션
JPH01124574A (ja) 梱包箱
JP3042772U (ja) ビンの破損を防止した収納容器
JPS6217425Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100309

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100510

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100914

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100914

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130924

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees