JP4586751B2 - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4586751B2
JP4586751B2 JP2006069517A JP2006069517A JP4586751B2 JP 4586751 B2 JP4586751 B2 JP 4586751B2 JP 2006069517 A JP2006069517 A JP 2006069517A JP 2006069517 A JP2006069517 A JP 2006069517A JP 4586751 B2 JP4586751 B2 JP 4586751B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording medium
recording
rotating body
drum rotating
peeling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006069517A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007246197A (ja
Inventor
幸大 贄川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Medical and Graphic Inc
Original Assignee
Konica Minolta Medical and Graphic Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Medical and Graphic Inc filed Critical Konica Minolta Medical and Graphic Inc
Priority to JP2006069517A priority Critical patent/JP4586751B2/ja
Publication of JP2007246197A publication Critical patent/JP2007246197A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4586751B2 publication Critical patent/JP4586751B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)

Description

本発明は画像記録装置に係り、特に、記録媒体をドラム回転体に保持しつつ画像記録を行う画像記録装置に関する。
従来から、ドラム回転体の外周面に記録媒体を保持しつつ画像記録を行う画像記録装置が注目されている(例えば、特許文献1から特許文献3参照)。このドラム回転体を用いた画像記録装置は、記録媒体を保持したドラム回転体ごと回転させることにより主走査を行うので、記録媒体の移動と記録ヘッドの動きとを高精度に合わせることができる。このため、高画質な画像を記録することができるとの特徴がある。また、記録媒体を一定の速度で回転させながら記録ヘッドによる画像記録を行うことができるため、生産効率が高いという利点がある。
画像記録装置では、一般に記録媒体の記録面と記録ヘッドのインク吐出面との距離が短いほうが高画質な記録を行うことができるため、記録ヘッドのインク吐出面と記録媒体の記録面との間には僅かな間隙しか設けられていない場合が多い。このため、記録媒体を保持する部材から記録媒体が浮き上がる浮きや剥がれが生じると、その浮いた部分や剥がれた部分がインク吐出面と接触して記録ヘッドを損傷したり、また、記録媒体が記録ヘッドと接触することによりジャム等の動作不良を生じるとの問題がある。
特に、光硬化型のインクを使用する画像記録装置の場合には、インクを硬化させるために光を照射する必要がある。このため、光照射装置から発生する熱の影響等により記録媒体に歪みが生じ、浮きが生じやすいという問題があった。
更に、光硬化型のインクのうちカチオン重合系インクを使用する画像記録装置の場合には、温度や湿度のインク硬化への影響を防止するため、記録媒体及び記録媒体上のインクを加熱し、光硬化反応を活性化する必要があることが知られている(例えば、特許文献4参照)。このように、記録媒体自体を加熱した場合も同様に、記録媒体に歪みが生じ、浮きが生じやすいという問題があった。
このような記録媒体等の保持不良を検出する技術として、ドラム回転体を用いた画像記録装置に変位センサを搭載し、この変位センサを用いて記録媒体に浮きや剥がれが生じているか否かを検出する技術が開示されている(例えば、特許文献5参照)。
特開平5−38820号公報 特開平10−138517号公報 特開2000−118065号公報 特開2002−137375号公報 特開2002−331643号公報
しかしながら、特許文献5に記載の技術のように、変位センサを用いて記録媒体に浮きや剥がれが生じているか否かを検出する手段は、記録媒体の限られた箇所しか検出することができない。記録媒体の浮きや剥がれに起因する動作不良を防止するためには、記録媒体の幅方向における浮きや剥がれを適切に検出する必要がある。
また、記録媒体に浮きや剥がれが生じている場合には、必要に応じて記録媒体を保持し直す等、記録媒体の保持状態を修正しなければ、ジャム等の動作不良を生じるおそれがあり、適切に画像記録を続行することができないという問題がある。
そこで、本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、記録媒体の浮きや剥がれを検出し、記録媒体の保持状態を修正することにより動作不良を防止することが可能な画像記録装置を提供することを目的とするものである。
このような課題を解決するために、請求項1に記載の画像記録装置は、画像を記録する記録媒体を空気吸引によって吸引保持する吸引装置を備えるドラム回転体と、
前記ドラム回転体を主走査方向に回転させる回転機構と、
前記吸引装置を制御する制御部とを備えた画像記録装置において、
前記記録媒体にインク液滴を吐出する記録ヘッドと、
前記記録媒体に吐出された光硬化型インクを硬化させる光を照射する照射装置と、
前記主走査方向と直交する副走査方向における前記記録媒体の浮き又は剥がれを検出する検出装置を備え、
前記検出装置により前記記録媒体の浮き又は剥がれが検出されると、前記制御部は、前記空気吸引の吸引量を変化させるように前記吸引装置を制御し、
前記検出装置は、ドラム回転体の外周面から所定距離をおいて、光軸がドラム回転体の回転軸と平行に、かつ前記ドラム回転体に支持される前記記録媒体の最大幅全体を横切るように光電センサを配置し、光電センサの光線の遮断又は反射光の変化によってドラム回転体に保持されている記録媒体の浮き又は剥がれを非接触にて検知するものであり、かつ、前記照射装置の主走査方向下流側に設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像記録装置において、前記検出装置により前記記録媒体の浮き又は剥がれが検出されたときは、前記制御部は、前記空気吸引の吸引量を増加させるように前記吸引装置を制御することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の画像記録装置において、前記検出装置により前記記録媒体の浮き又は剥がれが検出され、前記制御部が前記空気吸引の吸引量を変化させるように前記吸引装置を制御した後に、前記検出装置により前記記録媒体の浮き又は剥がれが検出されると、前記制御部は、前記ドラム回転体の回転を減速又は停止するように前記回転機構の駆動を制御することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の画像記録装置において、前記ドラム回転体の回転が減速又は停止したときは、前記制御部は、前記空気吸引の吸引量を減少させるように前記吸引装置を制御することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の画像記録装置において、前記記録媒体を押圧するローラを備え、
前記検出装置により前記記録媒体の浮きが検出されると、前記制御部は、前記ローラにより前記記録媒体を押圧することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の画像記録装置において、前記記録媒体を加熱する加熱装置を備えたことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の画像記録装置において、前記加熱装置は、光照射により加熱することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項から請求項のいずれか一項に記載の画像記録装置において、前記検出装置の検出位置と前記ドラム回転体の外周面又は浮きや剥がれを生じていない状態での記録媒体の記録面との間の距離は、前記記録ヘッドの前記インクを吐出する面と前記ドラム回転体の外周面又は浮きや剥がれを生じていない状態での記録媒体の記録面との間の距離よりも短いことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、検出装置により副走査方向(記録媒体の幅方向)に記録媒体の浮き又は剥がれがあるか否かを検出し、記録媒体の浮き又は剥がれが検出されると、吸引装置による空気吸引の吸引量を変化させるので、必要に応じて記録媒体の保持状態を修正することができ、記録媒体の浮き又は剥がれに起因する画像記録装置の動作不良を防止することができるとの効果を奏する。
そして、インクジェット方式の記録ヘッドにより記録を行う場合、記録ヘッドのインク吐出面に記録媒体が接触するとインク吐出面が損傷したり、記録媒体にインクが付着して汚れたりし、メンテナンス等に手間がかかるとの問題があるが、請求項1に記載の発明によれば、記録媒体に生じた浮き又は剥がれを検出し適切に対処することができるので、このようなインクジェット方式の記録ヘッドを用いる場合にも、記録媒体がインク吐出面に接触することを防止し、画像記録装置の動作不良等の発生を防ぐことができるとの効果を奏する。
また、光硬化型インクを用いて画像記録を行う場合に、インクを硬化させるための光照射により記録媒体が加熱される場合でも、記録媒体に生じた浮き又は剥がれを適切に検出し画像記録装置が動作不良を生じないように対処することができるとの効果を奏する。
さらに、検出装置は、記録媒体の全幅にわたって非接触で記録媒体の浮き又は剥がれを検知することができるので、副走査方向(記録媒体の幅方向)のどこに浮き又は剥がれが生じている場合でも、記録媒体の表面を傷つけることなく、容易に記録媒体の浮き又は剥がれを検出することができる。これにより、記録媒体の浮きを適切に検出し画像記録装置が動作不良を生じないように対処することができるとの効果を奏する。
請求項2に記載の発明によれば、検出装置により記録媒体の浮き又は剥がれが検出されると、吸引装置による空気吸引の吸引量を増加させるので、記録媒体の浮き又は剥がれを解消することができ、記録媒体の浮き又は剥がれに起因する画像記録装置の動作不良を防止することができるとの効果を奏する。
請求項3に記載の発明によれば、検出装置が記録媒体の浮き又は剥がれを検出後、吸引装置を動作させることにより解消を試みても浮き又は剥がれが解消されない場合には、ドラム回転体の回転を減速又は停止する。このため、浮き又は剥がれを生じた記録媒体が画像記録装置の各部に接触する等により画像記録装置の各部が損傷したり、記録媒体が汚れたりジャムを生じたりすることを防止することができるとの効果を奏する。
請求項4に記載の発明によれば、浮き又は剥がれが解消されずドラム回転体の回転を減速又は停止させた場合には、吸引装置の吸引量を減少させるので、浮き又は剥がれを生じた記録媒体の保持状態を修正したり、記録媒体をドラム回転体から取り除いてメンテナンスや記録媒体の巻き直し等を行うことができ、新たな記録動作を開始するための動作を容易に行うことができるとの効果を奏する。
請求項5に記載の発明によれば、記録媒体の浮き又は剥がれが検出されると、ローラで記録媒体を押圧するので、記録媒体の浮き又は剥がれを解消することができるとの効果を奏する。
請求項6に記載の発明によれば、記録媒体が加熱されて浮き又は剥がれが生じやすくなっても、記録媒体の浮き又は剥がれを適切に検出し画像記録装置が動作不良を生じないように対処することができるとの効果を奏する。
請求項7に記載の発明によれば、光照射により記録媒体が加熱される場合でも、記録媒体に生じた浮き又は剥がれを適切に検出し画像記録装置が動作不良を生じないように対処することができるとの効果を奏する。
請求項に記載の発明によれば、インクの吐出面とドラム回転体の外周面との間の距離よりも検出装置の検出位置と前記ドラム回転体の外周面との間の方が短いため、記録媒体が浮き又は剥がれを生じた場合に、記録媒体がインク吐出面に接触する前に浮き又は剥がれを検出することができ、画像記録装置の動作不良等の発生を未然に防止することができるとの効果を奏する。
以下、図1から図4を参照しつつ、本発明に係る画像記録装置の一実施形態について説明する。
図1及び図2に示すように、画像記録装置1には、画像記録を行うための各部材を固定する装置架台2が設けられている。装置架台2には、外周面上に記録媒体3(図2参照)を支持するほぼ円筒形状のドラム回転体4が設けられている。ドラム回転体4は、ドラム回転体4の中心軸とほぼ同心となるように設けられた回転軸5を備えており、回転軸5は装置架台2に立設された支持体6によって軸支されている。ドラム回転体4は、回転機構7(図4参照)により回転軸5が回転することによってドラム回転体4の周方向である所定の回転方向(以下「主走査方向X」と称する。)に一定速度で回転可能となっている。
ドラム回転体4は中空となっており、ドラム回転体4の周面には外面から内面に貫通する複数の吸引孔(図示せず)が穿設されている。吸引孔は、例えば径が1.5mm程度の孔であり、記録媒体3を支持する領域全体に設けられる。ドラム回転体4の内部には、図示しない吸引管を介して空気吸引を行う吸引装置9(図4参照)が接続されている。吸引装置9が空気吸引を行うことにより吸引孔を通じてドラム回転体4の外部から内部に空気が吸引され、ドラム回転体4の外周面上に記録媒体3が吸引保持されるようになっている。
なお、ドラム回転体4に保持される記録媒体3としては、普通紙、再生紙、光沢紙等の各種紙、各種布地、各種不織布、樹脂、金属等の種々の材質からなる記録媒体3が適用可能であるが、ドラム型のドラム回転体4に巻回できない硬質なものや厚みのあるものは適さない。また、本実施形態においては、記録媒体3を空気吸引によってドラム回転体4に保持する構成となっているため、機密性の低いもの等、空気吸引によって吸引保持することが困難なものも記録媒体3として適さない。また、記録媒体3の形態としては、カットシート状のものや図示しない給紙機構から給紙されるロール紙等、ドラム回転体4の外周面上に保持可能な各種形態のものが適用可能である。
また、装置架台2の上には、ドラム回転体4の軸方向に延在するキャリッジガイド部材10がドラム回転体4の回転軸5とほぼ平行するように設けられている。キャリッジガイド部材10にはキャリッジ13を支持するキャリッジ支持体14が支持されており、キャリッジ支持体14は、例えばリニアモータ等で構成されるキャリッジ移動機構15によりキャリッジガイド部材10に沿って主走査方向Xと直交する副走査方向Yに往復移動可能となっている。なお、キャリッジ13を副走査方向Yに往復移動させる機構は、ここに例示したものに限定されない。
キャリッジ支持体14に支持されたキャリッジ13には、本実施形態における画像記録装置1で使用される各色(例えば、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)。)に対応した記録ヘッド11が互いに長手方向に沿って平行となるように配設されている。記録ヘッド11の一面はインクを吐出するノズル(図示せず)が複数設けられたインク吐出面12となっている。各記録ヘッド11のノズルには、例えば、電圧を印加することによって変形する圧電素子としてのピエゾ素子(図示せず)が付設されており、ピエゾ素子に駆動電圧を印加することによってピエゾ素子を変形させ、これによりインク流路を圧縮してノズルからインクを吐出させるようになっている。記録ヘッド11は、インク吐出面12がドラム回転体4上の記録媒体3に対向するように配置されており、記録ヘッド11から吐出されたインクが、ドラム回転体4上の記録媒体3の所定位置に着弾するように位置調整がなされている。
なお、記録ヘッド11の数や配置はここに例示したものに限定されず、他の配置パターンで、より複数の記録ヘッド11を備える構成としてもよい。また、画像記録装置1で使用されるインクは例示したものに限定されず、例えば、ライトイエロー(LY)、ライトマゼンタ(LM)、ライトシアン(LC)等の色インクや透明インク、白インク等を使用することもできる。この場合には、各色に対応した記録ヘッド11がキャリッジ13に搭載される。
また、ドラム回転体4の外周面と対向する位置であって、キャリッジ13に対して主走査方向Xの下流側には、ドラム回転体4の軸方向に延在する照射装置ガイド部材18がキャリッジガイド部材10とほぼ平行して設けられている。この照射装置ガイド部材18には、記録媒体3の上に吐出され着弾したインクを硬化定着させる光として紫外線を照射する照射装置である紫外線照射装置19が支持されており、照射装置移動機構20(図4参照)によりキャリッジ13の移動に伴い照射装置ガイド部材18に沿って副走査方向Yに往復移動可能となっている。
紫外線照射装置19は、紫外線を照射する紫外線光源21を有している。この紫外線光源21としては、例えば高圧水銀ランプ、低圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、半導体レーザー、冷陰極管、エキシマーランプ、又はLED(Light Emitting Diode)等を適用することが可能であるが、紫外線光源21はここに例示したものに限定されない。
また、ドラム回転体4の外周面と対向する位置であって、キャリッジ13に対して主走査方向Xの上流側には、非接触にて記録媒体3を加熱する加熱装置22が、ドラム回転体4のほぼ全幅にわたって設けられている。加熱装置22は、例えばハロゲンヒータ等の輻射型ヒータであり、記録媒体3をその全幅にわたり均一に加熱できるようになっている。この輻射型ヒータとしては記録媒体3の記録面に対向して金属板を配置し、電磁誘導加熱により金属板を加熱することで発熱させるような構成のものを用いてもよい。これらの非接触型のヒータは、離れた位置から対象物を加熱することが可能であるため、記録媒体3の表面を損傷したり記録媒体3の搬送を阻害したりすることなく記録媒体3を加熱することができる。
なお、加熱装置22は、非接触で記録媒体3を加熱するものでなくてもよく、加熱装置22を配設する位置及びその種類は特に限定されない。例えば、加熱装置22としてドラム回転体4の内部にシート状に形成されたヒートプレート等を設け、記録媒体3の非記録面側から記録媒体3の全幅にわたり均一に加熱を行うように構成してもよい。
さらに、ドラム回転体4の両側部には、例えばレーザー光線、可視光線、赤外線等の光を照射する光電センサ発光部23と光電センサ発光部23からの光を受光する光電センサ受光部24とがドラム回転体4の幅方向(副走査方向Y)に向かい合うように設けられており、光電センサ発光部23に設けられた図示しない光源から照射される光の光軸23aがドラム回転体3に支持される記録媒体の最大幅全体を横切るようになっている。光電センサ発光部23と光電センサ受光部24とによって、副走査方向(記録媒体の幅方向)Yにおける記録媒体の浮きや剥がれを非接触にて検出する検出装置25が構成されている。
記録媒体3に浮き又は剥がれが生じていないときには、光電センサ発光部23からの光が光電センサ受光部24に受光されるが、浮き又は剥がれが生じると、光電センサ発光部23からの光が浮き上がった記録媒体3によって遮られ、光電センサ受光部24に受光されない。検出装置25は、このように光電センサ発光部23からの光が光電センサ受光部24に受光されるか否か又は光電センサ発光部23からの光が記録媒体3に反射することによる反射光の変化によって、ドラム回転体4に支持された記録媒体3に浮きや剥がれが生じているか否かを検出するようになっている。
検出装置25は、前記光源の光軸23aがドラム回転体4の回転軸とほぼ平行であり、かつドラム回転体4の外周面又は浮きや剥がれを生じていない状態での記録媒体3の記録面から所定の距離となるように配置されている。
図3に示すように、この光源の光軸(検出装置の検出位置)23aからドラム回転体4の外周面又は浮きや剥がれを生じていない状態での記録媒体3の記録面までの距離をDa、記録ヘッド11のインク吐出面12とドラム回転体4の外周面又は浮きや剥がれを生じていない状態での記録媒体3の記録面との間の距離をDbとしたとき、DaはDbよりも短いことが好ましい。DaがDbよりも短くなる位置に検出装置25を配置することにより、記録媒体3に浮き又は剥がれが生じたときに、記録媒体3の浮き又は剥がれを生じた箇所が記録ヘッド11のインク吐出面12に接触する程度までドラム回転体4の外周面上から浮き上がる前に検出装置25が記録媒体3の浮き又は剥がれを検出することができる。
また、ドラム回転体4と対向する位置であって、検出装置25よりも主走査方向(ドラム回転体4の回転方向)Xの下流側であり、かつ記録ヘッド11よりも主走査方向Xの上流側には、ドラム回転体4の外周面に保持された記録媒体3を押圧する押圧ローラ27がドラム回転体4の外周面に接するように設けられている。押圧ローラ27は、ローラ駆動機構28によって回転駆動するようになっている。
なお、押圧ローラ27はローラ駆動機構28によって回転駆動するものに限定されず、例えば、ドラム回転体4が回転するとこれに伴って回転する従動ローラであってもよい。また、押圧ローラ27は、少なくとも検出装置25によって記録媒体3に浮き又は剥がれが生じていることが検知されたときにドラム回転体4の外周面に接して記録媒体3をドラム回転体4の外周面に押圧可能に構成されていれば足り、常にドラム回転体4の外周面に接していなくてもよい。例えば、記録媒体3を押圧する必要のないときは、ドラム回転体4の外周面から退避するように構成されていてもよい。
ここで本実施形態に用いられるインクについて説明する。
本実施形態に用いられるインクは、光としての紫外線が照射されることにより硬化する性質を具備する紫外線硬化型インクであり、主成分として、少なくとも重合性化合物(公知の重合性化合物を含む。)と、光開始剤と、色材とを含むものである。上記光硬化型インクは、重合性化合物としてラジカル重合性化合物を含むラジカル重合系インクとカチオン重合性化合物を含むカチオン重合系インクとに大別されるが、この両系のインクが本実施形態に用いられるインクとしてそれぞれ適用可能である。また、ラジカル重合系インクとカチオン重合系インクとを複合させたハイブリッド型インクを本実施形態に用いられるインクとして適用してもよい。しかしながら、酸素による重合反応の阻害作用が少ない又は無いカチオン重合系インクの方が機能性、汎用性に優れるため、特に、カチオン重合系インクを用いることが好ましい。カチオン重合系インクは、少なくともオキセタン化合物,エポキシ化合物,ビニルエーテル化合物等のカチオン重合性化合物と、光カチオン開始剤と、色材とを含む混合物である。
次に、図4を参照しつつ、本実施形態における画像記録装置1の制御構成について説明する。
図4に示すように、画像記録装置1には、例えば、CPU(Central Processing Unit)、各種の制御プログラム等を格納するROM(Read Only Memory)、画像データ等を一時記憶するRAM(Random Access Memory)(いずれも図示せず)等を備えて構成される制御部30が設けられている。制御部30は、ROMに記録された各種プログラムをRAMの作業領域に展開してCPUにより実行するようになっている。
本実施形態において、制御部30には、画像処理部31、記録ヘッド11、記録ヘッド11を駆動するヘッド駆動部32、キャリッジ13を副走査方向Yに移動させるキャリッジ移動機構15、ドラム回転体4を回転させる回転機構7、記録媒体3をドラム回転体4の外周面に吸引保持する吸引装置9、記録媒体3の浮き又は剥がれを検出する検出装置25、押圧ローラを駆動させるローラ駆動機構28、記録媒体を加熱する加熱装置22、紫外線照射装置19及びこれを移動させる照射装置移動機構20等が電気的に接続されており、制御部30は上記各構成部をそれぞれ駆動制御するようになっている。
画像処理部14は、外部のホストシステム33からインタフェース(I/F)34を介して送られる符号化された入力画像データを、画像記録装置1で処理できるデータ形式にするために復号化してヘッド駆動部32に送るようになっている。ホストシステム33には図示しないネットワークを通じてPC(Personal Computer)等の外部装置(図示せず)が接続されており、ホストシステム33及び外部装置は、記録用の画像データを画像記録装置1に送るほか、画像記録装置1の全体の動作制御を行うための入力を行うようになっている。
ヘッド駆動部32は、制御部30から送られる信号に基づいて、画像処理部31で得られた記録画像に関するデータを記録するように、記録ヘッド11の圧電素子(図示せず)に対するパルス電圧の印加により記録ヘッド11のノズルからのインク吐出を制御するようになっている。なお、制御部30は、キャリッジ13が一方の方向(例えば移動の往路方向)に移動している間のみ記録ヘッド11のノズルからインクを吐出させるようにしてもよいし、キャリッジ13が往路方向、復路方向のいずれに走査する際にもインクを吐出させ記録を行う構成としてもよい。
キャリッジ移動機構15は、例えばキャリッジ13支持するキャリッジ支持体14を駆動するリニアモータであり、制御部30がこのリニアモータを駆動制御することによって、キャリッジ支持体14に支持されたキャリッジ13がキャリッジガイド部材10に沿って副走査方向Yに走査されるようになっている。
回転機構7は図示しないモータ等を備えて構成されており、回転機構7は制御部30の制御により、記録媒体3を支持するドラム回転体4を一定の周速度で主走査方向(回転方向)Xに回転させるようになっている。
また、制御部30は、吸引装置9を動作させて、記録媒体3をドラム回転体4の外周面上に吸引保持させるようになっている。
また、制御部30は、照射装置移動機構20を制御して紫外線照射装置19をキャリッジ13の移動に追従するように移動させるとともに、紫外線照射装置19を動作させて記録媒体3の上に吐出されたインクに対して紫外線を照射させるようになっている。
また、制御部30は、加熱装置22を制御して記録媒体3を記録に適した温度に加熱するようになっている。
また、制御部30には記録媒体3に剥離が生じているか否かの検出結果が検出装置25から送られるようになっており、制御部30は検出装置25の検出結果に応じて各部を制御する。
すなわち、制御部30は検出装置25から記録媒体3の少なくとも一部に浮き又は剥がれが生じている旨の検出結果が送られると、記録媒体3の浮き又は剥がれを解消すべく、空気吸引の吸引量を増加させるように吸引装置9の動作を制御するようになっている。また、ローラ駆動機構28を制御して押圧ローラを回転駆動させ、記録媒体3をドラム回転体4の外周面に対して押圧し、記録媒体3の浮き又は剥がれを解消するようになっている。
吸引装置9による吸引等によって記録媒体3の浮き又は剥がれが解消しない場合には、制御部30はドラム回転体4の回転を減速又は一旦停止させるように回転機構7を制御する。さらに、ドラム回転体4の回転が減速又は停止した場合には、制御部30は空気吸引の吸引量を減少させるように吸引装置9の動作を制御するようになっている。
次に、本実施形態における作用について説明する。
ホストシステム33を介して外部装置等から画像記録を開始する信号が入力されると、制御部30は、紫外線照射装置19を動作させて紫外線光源21を点灯させるとともに、回転機構7を制御して記録媒体3を支持ドラム回転体4を一定の周速度で主走査方向Xに回転させる。さらに、制御部30は、加熱装置22を駆動制御して記録媒体3の加熱を行う。
そして、制御部30は、キャリッジ移動機構15を動作させて、ドラム回転体4の回転に同期してキャリッジ13を副走査方向(記録媒体の幅方向)Yに移動させるとともに、所定の画像記録情報に基づいてヘッド駆動部32から記録ヘッド11の圧電素子に対してパルス電圧を印加させ、記録ヘッド11のノズルからドラム回転体4の回転に同期してインクを吐出させる。制御部30は、照射装置移動機構20を制御して紫外線照射装置19をキャリッジ13の移動に伴って副走査方向Yに移動させるとともに、紫外線照射装置19を動作させて記録媒体3上に着弾したインクに対して紫外線光源21から紫外線を照射させ、これによりインクが硬化する。
ドラム回転体4上に支持された記録媒体3の状態は、随時検出装置25によって検出されている。検出装置25が記録媒体3の少なくとも一部に浮き又は剥がれが生じていることを検出すると、制御部30は吸引装置9の吸引量を増加させて記録媒体3の浮きや剥がれの解消を試みる。吸引装置9の吸引量の増加後、検出装置25が記録媒体3の浮き又は剥がれを検出しなければ、制御部30は記録媒体3の浮きや剥がれが解消したと判断して上記記録動作を再開する。
吸引装置9の吸引量の増加後も検出装置25が記録媒体3の浮き又は剥がれを検出した場合には、制御部30は記録媒体3の浮きや剥がれが解消していないと判断し、回転機構7を制御してドラム回転体4の回転を減速又は一旦回転を停止した後に速度を落として回転させる。押圧ローラ27による押圧を行っても記録媒体3等が損傷せず、押圧動作が可能な速度までドラム回転体4の回転数が減少するか又は回転が一時停止した後押圧ローラ27による押圧可能な速度でドラム回転体4の回転が開始すると、制御部30はローラ駆動機構28を制御して押圧ローラ27を駆動させ、記録媒体3の押圧動作を行う。さらに、このとき、吸引装置9の吸引量を減少させるようにしてもよい。吸引装置9の吸引量を減少させることにより、押圧ローラ27によって押圧された際、記録媒体3がドラム回転体4の外周面に広がり易くなり、記録媒体3に皺等を生じることなく浮き又は剥がれを解消することができる。
押圧ローラ27による押圧動作後、検出装置25が記録媒体3の浮き又は剥がれを検出しなければ、制御部30は記録媒体3の浮きや剥がれが解消したと判断して、押圧ローラ27による押圧動作を停止させるとともに、前記記録動作を再開する。
押圧ローラ27による押圧動作後も検出装置25が記録媒体3の浮き又は剥がれを検出した場合には、制御部30は記録媒体3の浮きや剥がれが解消せず、修正も不能であると判断し、ドラム回転体4の回転を停止させ、記録動作を中止する。
以上のように、本実施形態によれば、検出装置25により記録媒体3の浮き又は剥がれが検出されると、吸引装置9による空気吸引の吸引量を増加させるので、記録媒体3の浮き又は剥がれを解消することができ、記録媒体3の浮き又は剥がれに起因する画像記録装置1の動作不良を防止することができる。
また、検出装置25が記録媒体3の浮き又は剥がれを検出後、吸引装置9を動作させることにより解消を試みても浮き又は剥がれが解消されない場合には、ドラム回転体4の回転を減速又は停止した上で、押圧ローラ27で記録媒体3を押圧するので、記録媒体3を損傷することなく浮き又は剥がれを解消することができる。
また、検出装置25は、記録媒体3の全幅にわたって非接触で記録媒体3の浮き又は剥がれを検知することができるので、副走査方向(記録媒体の幅方向)Yのどこに浮き又は剥がれが生じている場合でも、記録媒体3の表面を傷つけることなく、容易に記録媒体3の浮き又は剥がれを検出することができる。
さらに、インク吐出面12とドラム回転体4の外周面との間の距離よりも検出装置25の検出位置とドラム回転体4の外周面との間の方が短いため、記録媒体3が浮き又は剥がれを生じた場合に、記録媒体3がインク吐出面12に接触する前に浮き又は剥がれを検出することができ、画像記録装置1の動作不良等の発生を未然に防止することができる。
なお、本実施形態においては、検知機構25として、ドラム回転体4の両側部に光電センサ発光部23と光電センサ受光部24とを配置し、光電センサ発光部23に設けられた光源の光軸23aがドラム回転体3に支持される記録媒体3の最大幅全体を横切るように構成したものを例として説明したが、検出装置25は記録媒体3に浮き又は剥がれが生じているか否かを検出可能なものであればよく、その構成、配置はここに例示したものに限定されない。
例えば、可視光線や赤外線等の光を照射する発光部と当該光を検出する受光部とから構成され、発光部から照射された光を受光部が受光することにより記録媒体3までの距離を測り、これにより記録媒体3が適切にドラム回転体4の外周面上に支持されているか、浮きや剥がれを生じているかを検出することができるように構成された検出装置を適用してもよい。また、例えば検出装置として、記録媒体3の表面に極近い位置に接触センサを設けて、記録媒体3に浮きや剥がれが生じるとセンサが記録媒体3と接触することにより剥離を検出するようにしてもよい。
なお、このような検出装置を用いる場合には、検出装置の検出位置は前記発光部、受光部、又は接触センサの設けられている位置であり、この検出位置とドラム回転体の外周面又は浮きや剥がれを生じていない状態での記録媒体3の記録面との間の距離をDaとし、記録ヘッド11のインク吐出面12とドラム回転体4の外周面又は浮きや剥がれを生じていない状態での記録媒体3の記録面との間の距離をDbとしたとき、DaはDbよりも短いことが好ましい。また、このような検出装置を用いる場合に、記録媒体3に浮き又は剥がれが生じているか否かを記録媒体3の全面にわたって適切に検出するためには、検出装置を記録媒体3の幅方向に複数設けることが好ましい。
また、本実施形態において画像記録装置1は、キャリッジ13に搭載された記録ヘッド11をドラム回転体4の軸方向(副走査方向Y)に往復移動させるとともに、記録媒体3を主走査方向(回転方向)Xに搬送させながら、各記録ヘッド11からインクを吐出させて、画像を記録するシリアル方式の画像記録装置1としたが、記録媒体3の全幅にわたって記録ヘッドを配置し、ドラム回転体4を回転させながら記録ヘッドからインクを吐出させて画像を記録するライン方式の画像記録装置としてもよい。
ライン方式の画像記録装置の場合には、例えば、各色のインクに対応した記録ヘッドを支持板上に固定してユニット化する。また、記録ヘッドを記録媒体3の全幅にわたる長さ寸法に形成してもよいし、例えば記録媒体3の全幅よりも小さい長さ寸法の記録ヘッドを複数千鳥状に配置して記録媒体3の全幅にわたるヘッドユニットを構成するようにしてもよい。なお、この場合、紫外線照射装置19は、記録ヘッドと同様に記録媒体3の全幅にわたって配置されるように設けてもよいし、シリアル方式の場合と同様に記録媒体3の幅方向に移動可能に構成し、記録媒体3の幅方向に往復移動しながら紫外線を照射するようにしてもよい。
また、本実施形態においては、記録媒体3を加熱する加熱装置22を設けるものとしたが、紫外線照射装置19からの光照射や装置からの廃熱によって記録媒体3を加熱するようにしてもよい。この場合には、別途加熱装置22を設けなくてもよい。
また、本実施形態においては、紫外線照射装置19を記録媒体3の幅方向に移動可能に構成し、記録媒体3の幅方向に往復移動しながら紫外線を照射するようにしたが、記録媒体3の全幅にわたって長尺な紫外線照射装置を配置するようにしてもよい。この場合には、紫外線照射装置を移動させる機構を設ける必要がない。
また、本実施形態においては、光として紫外線を照射することにより硬化するインクを用いて画像記録を行うものとしたが、インクは必ずしもこれには限定されず、例えば、電子線、X線、可視光線、赤外線等の電磁波といった紫外線以外の光を照射することにより硬化するインクであってもよい。この場合、インクには、紫外線以外の光で重合して硬化する重合性化合物と、紫外線以外の光で重合性化合物同士の重合反応を開始させる光開始剤とが適用される。また、紫外線以外の光で硬化する光硬化型のインクを用いる場合は、紫外線照射装置19に代えて、その光を照射する照射装置を適用する。さらに、光を照射することなく硬化するインクを用いてもよく、この場合には、照射装置を設ける必要がない。
また、本実施形態においては、記録ヘッド11からインク液滴を吐出させるインクジェット方式の画像記録装置1を例として説明したが、記録方式はここに例示したものに限定されない。熱転写方式、レーザー方式等、インクジェット方式以外のノンインパクト方式のものでもよいし、インパクト方式のものでも本発明を適用可能である。
また、本発明による画像記録装置1で使用する記録ヘッド11は、オンデマンド方式でもコンティニュアス方式でも構わない。また、吐出方式としては、例えば、電気−機械変換方式(例えば、シングルキャビティー型、ダブルキャビティー型、ベンダー型、ピストン型、シェアーモード型、シェアードウォール型等)、電気−熱変換方式(例えば、サーマルインクジェット型、バブルジェット(登録商標)型等)、静電吸引方式(例えば、電界制御型、スリットジェット型等)及び放電方式(例えば、スパークジェット型等)等のうち、いずれの吐出方式を用いても構わない。
その他、本発明が上記実施の形態に限らず適宜変更可能であるのは勿論である。
本実施形態における画像記録装置の概略構成を示す正面図である。 図1に示す画像記録装置の概略構成を示す側面図である。 本実施形態における検出装置と記録ヘッドとの位置関係を模式的に示した断面図である。 本実施形態における画像記録装置の制御構成の概略を示した要部ブロック図である。
符号の説明
1 画像記録装置
2 装置架台
3 記録媒体
4 ドラム回転体
5 回転軸
7 回転機構
9 吸引装置
11 記録ヘッド
12 インク吐出面
13 キャリッジ
19 紫外線照射装置
22 加熱装置
23a 光軸
25 検出装置
27 押圧ローラ
30 制御部
X 主走査方向
Y 副走査方向

Claims (8)

  1. 画像を記録する記録媒体を空気吸引によって吸引保持する吸引装置を備えるドラム回転体と、
    前記ドラム回転体を主走査方向に回転させる回転機構と、
    前記吸引装置を制御する制御部とを備えた画像記録装置において、
    前記記録媒体にインク液滴を吐出する記録ヘッドと、
    前記記録媒体に吐出された光硬化型インクを硬化させる光を照射する照射装置と、
    前記主走査方向と直交する副走査方向における前記記録媒体の浮き又は剥がれを検出する検出装置を備え、
    前記検出装置により前記記録媒体の浮き又は剥がれが検出されると、前記制御部は、前記空気吸引の吸引量を変化させるように前記吸引装置を制御し、
    前記検出装置は、ドラム回転体の外周面から所定距離をおいて、光軸がドラム回転体の回転軸と平行に、かつ前記ドラム回転体に支持される前記記録媒体の最大幅全体を横切るように光電センサを配置し、光電センサの光線の遮断又は反射光の変化によってドラム回転体に保持されている記録媒体の浮き又は剥がれを非接触にて検知するものであり、かつ、前記照射装置の主走査方向下流側に設けられていることを特徴とする画像記録装置。
  2. 前記検出装置により前記記録媒体の浮き又は剥がれが検出されたときは、前記制御部は、前記空気吸引の吸引量を増加させるように前記吸引装置を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 前記検出装置により前記記録媒体の浮き又は剥がれが検出され、前記制御部が前記空気吸引の吸引量を変化させるように前記吸引装置を制御した後に、前記検出装置により前記記録媒体の浮き又は剥がれが検出されると、前記制御部は、前記ドラム回転体の回転を減速又は停止するように前記回転機構の駆動を制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像記録装置。
  4. 前記ドラム回転体の回転が減速又は停止したときは、前記制御部は、前記空気吸引の吸引量を減少させるように前記吸引装置を制御することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の画像記録装置。
  5. 前記記録媒体を押圧するローラを備え、
    前記検出装置により前記記録媒体の浮きが検出されると、前記制御部は、前記ローラにより前記記録媒体を押圧することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の画像記録装置。
  6. 前記記録媒体を加熱する加熱装置を備えたことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の画像記録装置。
  7. 前記加熱装置は、光照射により加熱することを特徴とする請求項6に記載の画像記録装置。
  8. 前記検出装置の検出位置と前記ドラム回転体の外周面又は浮きや剥がれを生じていない状態での記録媒体の記録面との間の距離は、前記記録ヘッドの前記インクを吐出する面と前記ドラム回転体の外周面又は浮きや剥がれを生じていない状態での記録媒体の記録面との間の距離よりも短いことを特徴とする請求項から請求項のいずれか一項に記載の画像記録装置。
JP2006069517A 2006-03-14 2006-03-14 画像記録装置 Expired - Fee Related JP4586751B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006069517A JP4586751B2 (ja) 2006-03-14 2006-03-14 画像記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006069517A JP4586751B2 (ja) 2006-03-14 2006-03-14 画像記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007246197A JP2007246197A (ja) 2007-09-27
JP4586751B2 true JP4586751B2 (ja) 2010-11-24

Family

ID=38590889

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006069517A Expired - Fee Related JP4586751B2 (ja) 2006-03-14 2006-03-14 画像記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4586751B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009077309A (ja) 2007-09-21 2009-04-09 Toshiba Corp 動き予測装置および動き予測方法
JP5283483B2 (ja) * 2008-11-06 2013-09-04 富士フイルム株式会社 画像形成装置
JP5306175B2 (ja) * 2009-12-28 2013-10-02 富士フイルム株式会社 記録媒体搬送方法及び装置並びに画像形成装置
JP5457228B2 (ja) * 2010-03-03 2014-04-02 富士フイルム株式会社 インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
US8534826B2 (en) 2010-02-22 2013-09-17 Fujifilm Corporation Inkjet recording apparatus and method
JP5643610B2 (ja) * 2010-03-09 2014-12-17 株式会社セイコーアイ・インフォテック 記録装置
JP5318015B2 (ja) * 2010-03-29 2013-10-16 富士フイルム株式会社 画像形成装置
DE102017210365A1 (de) * 2016-07-14 2018-01-18 Heidelberger Druckmaschinen Ag Verfahren zur Steuerung einer Druckmaschine und zum Anhalten von deren Transportvorrichtung
CN112880968B (zh) * 2021-01-15 2022-11-01 哈尔滨工程大学 剪切流中多电火花气泡研究的实验装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001212963A (ja) * 2000-02-02 2001-08-07 Fuji Photo Film Co Ltd インクジェット式印刷方法及び印刷装置
JP2002120422A (ja) * 2000-10-18 2002-04-23 Konica Corp 画像記録装置
JP2002341612A (ja) * 2001-05-16 2002-11-29 Konica Corp 画像記録装置
JP2002355952A (ja) * 2001-05-30 2002-12-10 Brother Ind Ltd インクジェットプリンタ

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61133768A (ja) * 1984-12-03 1986-06-21 Dainippon Screen Mfg Co Ltd ドラム型画像走査記録装置
JPH0939221A (ja) * 1995-08-03 1997-02-10 Copyer Co Ltd インク式記録装置
JP3747555B2 (ja) * 1997-03-27 2006-02-22 コニカミノルタホールディングス株式会社 画像記録装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001212963A (ja) * 2000-02-02 2001-08-07 Fuji Photo Film Co Ltd インクジェット式印刷方法及び印刷装置
JP2002120422A (ja) * 2000-10-18 2002-04-23 Konica Corp 画像記録装置
JP2002341612A (ja) * 2001-05-16 2002-11-29 Konica Corp 画像記録装置
JP2002355952A (ja) * 2001-05-30 2002-12-10 Brother Ind Ltd インクジェットプリンタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007246197A (ja) 2007-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4586751B2 (ja) 画像記録装置
JP6135139B2 (ja) 液体吐出装置
JP4311491B2 (ja) インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
JP5028862B2 (ja) インクジェット記録装置
EP1627746B1 (en) Printing device with radiation source
JP2005186422A (ja) 画像記録装置
JP4940561B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP2004188966A (ja) インクジェットプリンタ及びインクジェット記録方法
JP2006110974A (ja) インクジェットプリンタ
WO2016171032A1 (ja) インクジェット記録装置及びインクジェット記録装置の制御方法
JP2004330773A (ja) インクジェットプリンタ
JP2007185922A (ja) インクジェット記録装置
JP4961728B2 (ja) インクジェット記録装置
JP5799579B2 (ja) 画像記録装置、及び、画像記録方法
JP2006021435A (ja) 画像記録装置
JP4487664B2 (ja) インクジェット記録装置
JP4715471B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2005014363A (ja) インクジェット記録装置
JP2012166478A (ja) 画像形成装置
JP2006068937A (ja) インクジェットプリンタ
JP2004237724A (ja) 液体吐出装置
JP4887651B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2012086461A (ja) 印刷媒体作成方法、印刷装置及びカッティング装置
JP2006264249A (ja) インクジェット記録装置
JP2005161757A (ja) インクジェットプリンタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090312

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100524

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100601

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100716

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100810

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100823

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4586751

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees