JP4586551B2 - 車両用操舵装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ステアバイワイヤ式の車両用操舵装置に関するものである。
近年、転舵輪とステアリング(ハンドル)とを機械的に分離し、検出されたステアリングの舵角(操舵角)に基づいて、そのステアリング操作に応じた転舵輪の舵角(転舵角)を発生させるべく転舵アクチュエータの作動を制御する所謂ステアバイワイヤ式の車両用操舵装置が提案されている。
ところで、こうしたステアバイワイヤ式の車両用操舵装置においては、転舵輪とステアリングとが分離されているが故に、転舵輪に作用する路面反力がステアリングまで伝達されない。そのため、運転者がステアリングに作用する操舵反力を介して路面情報(ロードインフォメーション)を感じとることができないという問題がある。そこで、従来、ステアリング操作により同ステアリングに印加される操舵トルク、及び転舵輪に作用する路面反力を検出し、その操舵トルク及び路面反力に応じた操舵反力をステアリングに付与すべく反力アクチュエータの作動を制御するものがある(例えば、特許文献1参照)。そして、このような構成を採用することにより、転舵輪に作用する路面反力を操舵反力としてステアリングに反映させることができ、ステアリング操作を介して路面情報の取得が可能になるとともに、より良好な操舵フィーリングを実現することが可能になる。
しかしながら、例えば、悪路通過時等のように、転舵輪に作用する路面反力の全てを操舵反力として反映させることが必ずしも好ましいとは限らない場合もある。即ち、機械的な操舵伝達機構を有する従来の操舵装置の場合、転舵輪が路面上の凹凸を通過する際の大きな路面反力及びその急激な変化がそのまま操舵反力としてステアリングに伝達されるが、このような過大な操舵反力及びその急峻な変動は、ステアリング操作の妨げとなるものであり、必ずしも忠実に再現する必要のないものである。
そこで、従来、路面反力を操舵反力として反映させる路面反力反映モードと、路面反力を反映させない解除モードとを備え、その車両状態に応じて、これら2つのモードを切り替え可能としたものがある(例えば、特許文献2参照)。そして、このような構成を採用することにより、凹凸通過時の過大な路面反力が操舵反力に反映されることによるその操舵フィーリングの悪化を防止することができるようになる。
特開2004−34923号公報 特開2003−182618号公報
しかし、上記従来例のごとく、単にステアリングへの路面反力の反映を解除する構成とした場合、その解除に伴って路面反力に相当する分だけ操舵反力が急激に減少することになる。その結果、例えば、その操舵反力の減少により所謂舵抜け感が発生する等、却って操舵フィーリングの悪化を招くおそれがあり、この点において、なお改善の余地を残すものとなっていた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、操舵反力の変動を抑制して良好な操舵フィーリングを実現することのできる車両用操舵装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、転舵輪と機械的に分離されたステアリングと、ステアリング操作に応じた前記転舵輪の転舵角を発生させるべく制御される転舵アクチュエータと、前記ステアリングに操舵反力を付与するための反力アクチュエータと、前記転舵輪に作用する路面反力を検出する路面反力検出手段と、前記検出される路面反力に応じた前記操舵反力を前記ステアリングに付与すべく前記反力アクチュエータの作動を制御する制御手段とを備えた車両用操舵装置であって、前記制御手段は、前記検出される路面反力の絶対値が所定の閾値を超える場合に、前記付与する操舵反力を該所定の閾値を超える絶対値の路面反力が検出された時点の値で一定とすべく前記反力アクチュエータの作動を制御すること、を要旨とする。
上記構成によれば、悪路通過時に、転舵輪に作用する過大な路面反力が操舵反力として反映されるのを防止することができ、これにより、操舵反力の変動を効果的に抑制して良好な操舵フィーリングを実現することができるようになる。更に、上記従来例のごとく、単に路面反力の反映を解除するもののように、その解除に伴う操舵反力の減少により舵抜け感が発生する等の弊害を招くこともない。
請求項2に記載の発明は、前記制御手段は、所定時間内に前記閾値を超える前記検出が所定回以上ある場合には、前記閾値を低減すること、を要旨とする。
請求項3に記載の発明は、前記制御手段は、前記所定回以上の検出がある場合には、前記閾値を初期値である第1値から該第1値よりも低い第2値に変更すること、を要旨とする。
請求項4に記載の発明は、前記制御手段は、所定時間内に前記閾値を超える前記検出が所定回以上ある状態が継続する場合には、前記閾値を時間経過とともに徐々に低減すること、を要旨とする。
上記各構成によれば、路面反力が継続的に変動する状態においては、通常走行時よりも小さな値(絶対値)の路面反力に基づいて、その操舵反力を該路面反力が検出された時点の値で一定に保持する制御、即ち操舵反力保持制御が実行されることとなり、ステアリングに付与する操舵反力の最大値(絶対値)は、低減された閾値に対応する値に低減される。従って、一連の操舵反力保持制御により操舵反力の変動、詳しくはその変動幅が抑制されることになり、これにより、運転者の疲労を軽減することができるようになる。
本発明によれば、操舵反力の変動を抑制して良好な操舵フィーリングを実現することが可能な車両用操舵装置を提供することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明をステアバイワイヤ式の車両用操舵装置(ステアリング装置)に具体化した第1の実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態のステアリング装置1は、ステアリング(ハンドル)2を含む操舵機構3と転舵輪4の舵角を変更するための転舵機構5とが機械的に非連結、即ちステアリング2と転舵輪4とが機械的に分離された所謂ステアバイワイヤ式の車両用操舵装置である。
操舵機構3は、ステアリング2が固定されたステアリングシャフト6と、ステアリング操作に伴うステアリング2の舵角、即ち操舵角θsを検出するための操舵角検出手段としての操舵角センサ7とを備えている。そして、転舵機構5は、操舵角センサ7により検出される操舵角θsに基づいて、そのステアリング操作に応じた転舵輪4の舵角を発生させるための転舵アクチュエータ8を備えている。本実施形態では、転舵機構5は、タイロッド9及びナックルアーム10を介して左右の転舵輪4を連結する転舵軸12を有しており、転舵アクチュエータ8は、駆動源としてのモータ13と該モータ13の回転を転舵軸12の往復動に変換する変換機構14とを備えている。尚、本実施形態の転舵アクチュエータ8は、転舵軸12と同軸配置されたブラシレスモータを有し、変換機構14としてボール螺子機構を備えている。そして、この転舵アクチュエータ8により駆動された転舵軸12の往復動が転舵輪4に伝達されることにより、同転舵輪4の舵角、即ち転舵角θtが変更されるようになっている。
また、本実施形態では、操舵機構3は、ステアリング操作によってステアリング2に印加される操舵トルクτを検出するための操舵トルク検出手段としてのトルクセンサ16と、該検出された操舵トルクτ(及び後述する路面反力Fr)に応じた操舵反力をステアリング2に付与するための反力アクチュエータ17とを備えている。反力アクチュエータ17は、駆動源としてのモータ18と、該モータ18の回転を減速してステアリングシャフト6に伝達する減速機構19とを備えている。尚、本実施形態では、反力アクチュエータ17のモータ18には、転舵アクチュエータ8のモータ13と同様にブラシレスモータが採用されている。そして、反力アクチュエータ17は、減速機構19を介してモータ18の発生するモータトルクをステアリングシャフト6に伝達することによりステアリング2に操舵反力を付与するようになっている。
本実施形態では、転舵アクチュエータ8及び反力アクチュエータ17は、制御装置20によりその作動が制御されている。詳述すると、転舵アクチュエータ8のモータ13及び反力アクチュエータ17のモータ18は、制御装置20と接続されており、各モータ13,18は、制御装置20から供給される三相(U,V,W)の駆動電力に基づいて回転する。そして、制御装置20は、その駆動電力の供給を通じて各モータ13,18の回転を制御することにより、転舵アクチュエータ8及び反力アクチュエータ17の作動を制御する。具体的には、制御装置20は、上記操舵角センサ7及びトルクセンサ16、並びに車速センサ21の出力信号に基づいて操舵角θs、操舵トルクτ及び車速Vを検出する。また、転舵軸12には、変位量センサ22が設けられており、制御装置20は、この変位量センサ22の出力信号に基づいて転舵輪4の転舵角θtを決定する同転舵軸12の軸方向の変位量Xを検出する。そして、制御装置20は、その検出された操舵角θs、車速V及び変位量Xに基づいて、転舵輪4の転舵角θtを変更すべく転舵アクチュエータ8の作動を制御し、操舵トルクτ及び車速V(並びに路面反力Fr)に基づいて、操舵反力を付与すべく反力アクチュエータ17の作動を制御する。
次に、制御装置20による転舵アクチュエータ8及び反力アクチュエータ17の制御態様について説明する。
図2は、本実施形態のステアリング装置1の制御ブロック図である。同図に示すように、制御装置20は、転舵アクチュエータ8を制御するための第1ECU23と、反力アクチュエータ17を制御するための第2ECU24とを備えている。そして、これら第1ECU23及び第2ECU24は、それぞれ各モータ13,18を制御するためのモータ制御信号を出力するマイコン25,26と、そのモータ制御信号に基づいて各モータ13,18に駆動電力を供給する駆動回路27,28とを備えている。尚、以下に示す、各マイコン25,26内の各制御ブロックは、これらマイコン25,26が実行するコンピュータプログラムにより実現されるものである。
先ず、転舵アクチュエータ8を制御する第1ECU23側のマイコン25の構成について説明する。マイコン25は、転舵輪4の制御目標角に対応する転舵軸12の変位量指令X*を生成する変位量指令演算部31と、その変位量指令X*及び検出された変位量Xに基づいて位置制御量εを演算する位置制御演算部32と、その位置制御量εに基づいて駆動回路27に出力するモータ制御信号を生成するモータ制御信号生成部33とを備えている。
変位量指令演算部31には、操舵角θs及び車速Vが入力され、変位量指令演算部31は、これら操舵角θs及び車速Vに基づいて変位量指令X*を生成し、その変位量指令X*を位置制御演算部32に出力する。位置制御演算部32には、この変位量指令X*とともに、変位量センサ22により検出された変位量Xが入力される。そして、位置制御演算部32は、これら変位量指令X*及び変位量Xに基づくフィードバック制御により位置制御量εを演算し、その位置制御量εをモータ制御信号生成部33に出力する。モータ制御信号生成部33には、位置制御演算部32により算出された位置制御量εとともに、電流センサ34により検出された実電流値及び回転角センサ35により検出されたモータ13の回転角が入力される。そして、モータ制御信号生成部33は、これら位置制御量ε、実電流値及び回転角に基づいてモータ制御信号を生成し、このモータ制御信号を駆動回路27に出力する。そして、そのモータ制御信号に応じた駆動電流がモータ13に供給されることにより、転舵輪4の転舵角θtをその制御目標角に追従させるべくモータ13の回転、即ち転舵アクチュエータ8の作動が制御されるようになっている。
一方、反力アクチュエータ17を制御する第2ECU24側のマイコン26は、ステアリング2に付与する操舵反力Fhの制御目標量、即ちモータ18に供給する駆動電流の電流指令値として操舵反力指令Iq*を演算する操舵反力指令演算部41と、この操舵反力指令Iq*に基づいて駆動回路28に出力するモータ制御信号を生成するモータ制御信号生成部42とを備えている。
また、本実施形態では、マイコン26は、転舵輪4に作用する路面反力Frを推定する路面反力推定演算部43を備えており、操舵反力指令演算部41は、この路面反力推定演算部43により推定された路面反力Frに基づいて操舵反力指令Iq*を演算する。即ち、本実施形態では、路面反力推定演算部43により路面反力検出手段が構成されている。そして、その操舵反力指令Iq*に基づく駆動電力がモータ18に供給、即ち反力アクチュエータ17の作動が制御されることにより転舵輪4に作用する路面反力Frに応じた(路面反力Frの反映された)操舵反力Fhがステアリング2に付与されるようになっている。
詳述すると、本実施形態では、路面反力推定演算部43には、上記変位量X及び電流センサ34により検出された実電流値、即ち転舵アクチュエータ8側のモータ13に通電される実電流値が入力される。そして、路面反力推定演算部43は、これら変位量X及び実電流値に基づいて転舵軸12に作用する軸力を演算し、その軸力を転舵輪4に作用する路面反力Frと推定する。操舵反力指令演算部41には、この路面反力推定演算部43により推定された路面反力Frとともに、操舵トルクτ及び車速Vが入力される。そして、操舵反力指令演算部41は、これら操舵トルクτ、路面反力Fr、及び車速Vに基づいて操舵反力指令Iq*を演算し、その操舵反力指令Iq*をモータ制御信号生成部42へと出力する。モータ制御信号生成部42には、操舵反力指令Iq*とともに、電流センサ44により検出された実電流値及び回転角センサ45により検出されたモータ18の回転角が入力される。そして、モータ制御信号生成部42は、これら操舵反力指令Iq*、実電流値及び回転角に基づきモータ制御信号を生成し、そのモータ制御信号を駆動回路28へと出力する。そして、このモータ制御信号に応じた電流値を有する駆動電流がモータ18に供給されることにより、その操舵トルクτ、路面反力Fr、及び車速Vに応じた操舵反力Fhがステアリング2に付与されるようになっている。
(悪路通過時の操舵反力保持制御)
次に、本実施形態の制御装置による悪路通過時の操舵反力保持制御について説明する。上述のように、転舵輪に作用する路面反力の全てを操舵反力として反映させることが必ずしも好ましいとは限らない。特に、図3に示すように、悪路通過時、即ち転舵輪4が路面上の凹凸を通過する際には、その突入及び脱出時に大きな路面反力Frが作用する。このため、平坦路走行時と同様にその路面反力Frを操舵反力Fhに反映させるとすれば、過大且つ急峻に変化する操舵反力Fh(同図中、破線mに示す波形)がステアリング2に付与されることとなり、その変動により操舵フィーリングが大きく損なわれるおそれがある。
この点を踏まえ、本実施形態のステアリング装置1では、制御装置20は、推定(検出)される路面反力Frの絶対値が所定の閾値Vtsを超える場合に、ステアリング2に付与する操舵反力Fhを、その閾値Vtsを超える値(絶対値)の路面反力Frが検出された時点の値(同図中、F1,F2に示す値)で一定に保持すべく反力アクチュエータ17の作動を制御する。これにより、操舵反力Fhに過大な路面反力Frが反映されるのを防止してその変動を抑制するようになっている。
詳述すると、図2に示すように、本実施形態のマイコン26は、操舵反力保持制御のオン/オフ判定(保持判定)を行う保持判定部46と、操舵反力保持制御時に一定の操舵反力Fhを付与するための制御目標量である保持操舵反力指令Iq_s*を出力する操舵反力指令保持部47とを備えている。保持判定部46には、路面反力推定演算部43の出力する路面反力Frが入力されるようになっており、同保持判定部46は、入力された路面反力Frの絶対値が所定の閾値Vtsを超えるか否かの判定により上記保持判定を実行する。そして、その判定結果を保持信号Shとして操舵反力指令保持部47に出力する。尚、本実施形態では、保持判定部46は、路面反力Frの絶対値が所定の閾値Vtsを超えた場合に保持フラグをセットし、閾値Vts以下となった場合に同保持フラグをリセットする。
操舵反力指令保持部47には、保持信号Shとともに、操舵反力指令演算部41により演算された操舵反力指令Iq*が入力され、操舵反力指令保持部47は、保持信号Shが「オン」となった場合に、その時点の操舵反力指令Iq*を保持操舵反力指令Iq_s*として記憶する。即ち、操舵反力指令保持部47は、路面反力推定演算部43により所定の閾値Vtsを超える値(絶対値)を有する路面反力Frの絶対値が推定(検出)された時点の操舵反力指令Iq*を保持操舵反力指令Iq_s*として記憶する。そして、操舵反力指令保持部47は、入力される保持信号Shが「オフ」、即ち路面反力Frの絶対値が所定の閾値Vts以下となり、保持フラグがリセットされるまで、この操舵反力指令Iq*を出力する。
本実施形態では、操舵反力指令演算部41の出力する操舵反力指令Iq*、及び操舵反力指令保持部47の出力する保持操舵反力指令Iq_s*は、保持信号Shとともに、出力切替部48に入力される。そして、出力切替部48は、保持信号Shが「オフ」の場合には、操舵反力指令演算部41が出力する操舵反力指令Iq*をモータ制御信号生成部42に出力し、保持信号Shが「オン」の場合には、操舵反力指令保持部47の出力する保持操舵反力指令Iq_s*をモータ制御信号生成部42に出力する。
即ち、路面反力推定演算部43により推定された路面反力Frの絶対値が所定の閾値Vts以下(|Fr|≦Vts)である場合には、操舵反力指令演算部41の出力する操舵反力指令Iq*に基づく駆動電力がモータ18に供給されることにより、現在の路面反力Frが反映された操舵反力Fhがステアリング2に付与される。そして、路面反力推定演算部43により推定された路面反力Frが所定の閾値Vtsを超える(|Fr|>Vts)場合には、操舵反力指令保持部47の出力する保持操舵反力指令Iq_s*に基づく駆動電力がモータ18に供給される。そして、これにより、その超えた時点の値(F1,F2)を有する一定の操舵反力Fhがステアリング2に付与されるようになっている。
次に、本実施形態のマイコンにおけるモータ制御信号の出力処理手順について説明する。図4のフローチャートに示すように、マイコン26は、先ず、路面反力Frを推定し(ステップ101)、続いてその路面反力Frに応じた操舵反力Fhをステアリングに付与するための操舵反力指令Iq*を演算する(ステップ102)。
次に、マイコン26は、推定(検出)された路面反力Frの絶対値が所定の閾値Vtsを超えるか否かを判定し(ステップ103)、路面反力Frの絶対値が所定の閾値Vtsを超える場合(|Fr|>Vts、ステップ103:YES)、続いて操舵反力保持制御が実行されているか否か、即ち既に保持中であるか否かを判定する(ステップ104)。尚、保持中であるか否かの判定は、保持フラグがセットされているか否かにより行われる。
次に、マイコン26は、このステップ104において、保持中ではないと判定した場合(ステップ104:NO)、即ち路面反力Frの絶対値が所定の閾値Vtsを超えた直後であると判定した場合には、保持フラグをセットし(ステップ105)、その時点の操舵反力指令Iq*を保持値、即ち保持操舵反力指令Iq_s*として記憶する(ステップ106)。そして、その保持値(保持操舵反力指令Iq_s*)に基づくモータ制御信号を駆動回路28へと出力する(ステップ107)。また、マイコン26は、上記ステップ104において、既に制御中であると判定した場合(ステップ104:YES)には、上記ステップ105,106の処理を実行することなく、ステップ107において保持値(保持操舵反力指令Iq_s*)に基づくモータ制御信号を出力する。そして、これにより、保持中(操舵反力保持制御中)は、保持値(保持操舵反力指令Iq_s*)に対応する操舵反力Fh、即ち閾値Vtsを超える値(絶対値)の路面反力Frが推定(検出)された時点における一定の操舵反力Fhがステアリング2に付与される。
一方、上記ステップ103において、路面反力Frの絶対値が所定の閾値Vts以下であると判定した場合(|Fr|≦Vts、ステップ103:NO)、マイコン26は、続いて保持中であるか否かを判定する(ステップ108)。そして、このステップ108において、保持中であると判定した場合(ステップ108:YES)には、保持フラグをリセットし(ステップ109)、上記ステップ102において演算された操舵反力指令Iq*、即ち現在の路面反力Frが反映された現在値に基づくモータ制御信号を駆動回路28に出力する(ステップ110)。尚、上記ステップ108において、保持中ではないと判定した場合(ステップ108:NO)には、上記ステップ109を実行することなく、ステップ110において、現在値(操舵反力指令Iq*)に基づくモータ制御信号を駆動回路28に出力する。即ち、マイコン26は、推定(検出)される路面反力Frの絶対値が、所定の閾値Vts以下となった場合に、操舵反力保持制御を終了する。
以上、本実施形態によれば、以下のような特徴を得ることができる。
制御装置20は、推定(検出)される路面反力Frの絶対値が所定の閾値Vtsを超える場合に、ステアリング2に付与する操舵反力Fhを、その閾値Vtsを超える値(絶対値)の路面反力Frが検出された時点の値で一定に保持すべく反力アクチュエータ17の作動を制御する。このような構成とすれば、悪路通過時に、転舵輪4に作用する過大な路面反力Frが操舵反力Fhとして反映されるのを防止することができ、これにより、操舵反力Fhの変動を効果的に抑制して良好な操舵フィーリングを実現することができるようになる。更に、上記従来例のごとく、単に路面反力Frの反映を解除するもののように、その解除に伴う操舵反力Fhの減少により舵抜け感が発生する等の弊害を招くこともない。
(第2の実施形態)
以下、本発明をステアバイワイヤ式の車両用操舵装置(ステアリング装置)に具体化した第2の実施形態を図面に従って説明する。尚、説明の便宜上、第1の実施形態と同一の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図5は、本実施形態のステアリング装置の制御ブロック図、そして、図6は、本実施形態における操舵反力保持制御の態様を示す説明図である。
図6に示すように、本実施形態のステアリング装置50では、制御装置51は、閾値Vtsを超える値(絶対値)を有する路面反力Frが継続的に検出される場合には、その閾値Vtsを初期値である第1値Vts0からこの第1値Vts0よりも小さな第2値Vts1に変更する。そして、その閾値Vts(第2値Vts1)に基づいて上記保持判定、並びにその判定に基づく操舵反力保持制御を実行する。
即ち、転舵輪4が連続的に凹凸を通過するような悪路走行時には、その凹凸通過の度に大きな路面反力Frが作用する。このため、ステアリング2に付与される操舵反力Fhもまた絶え間なく変動することとなり、その継続的な操舵反力Fhの変動によって運転者が疲労を感じるおそれがある。
そこで、本実施形態では、このような路面反力Frが継続的に変動する状態、具体的には、所定時間t0内(例えば5秒)に閾値Vtsを超える路面反力Fr(超過反力)が所定回数n0(例えば3回)以上検出された場合には、上記保持判定に用いる閾値Vtsをその初期値である第1値Vts0からこの第1値Vts0よりも小さな第2値Vts1に変更(低減)する。即ち、以降は、通常走行時よりも小さな値(絶対値)の路面反力Frに基づいて上記操舵反力保持制御が実行されることとなり、ステアリング2に付与する操舵反力Fhの最大値(絶対値)は、上記第1値Vts0に対応する通常走行時、即ち悪路突入時の値F3から上記第2値Vts1に対応する値F4に低減される。そして、一連の操舵反力保持制御により操舵反力Fhの変動、詳しくはその変動幅が抑制されることによって、運転者の疲労を軽減することが可能となっている。
詳述すると、図5に示すように、本実施形態では、反力アクチュエータ17を制御する第2ECU52側のマイコン53は、上記保持判定に用いる閾値Vtsを決定する閾値決定部54を備えている。そして、保持判定部55は、この閾値決定部54が決定した閾値Vtsに基づいて上記保持判定を実行する。
具体的には、閾値決定部54には、路面反力推定演算部43により推定された路面反力Frが入力されるようになっており、同閾値決定部54は、所定時間t0内に閾値Vtsを超える路面反力Fr、即ち超過反力が検出された回数をカウントし、その検出回数が所定回数n0以上であるか否かを判定する。尚、本実施形態では、この超過反力の検出には、第1値Vts0が用いられる。そして、閾値決定部54は、その検出回数が所定回数n0よりも少ない場合には、閾値Vtsとして初期値である第1値Vts0を保持判定部55に出力し、検出回数が所定回数n0以上である場合には、第1値Vts0よりも小さな第2値Vts1を保持判定部55に出力する。そして、保持判定部55が、この閾値決定部54の出力する閾値Vtsに基づいて上記保持判定を行うことにより、上記操舵反力保持制御において一定に保持される操舵反力Fhの値が第1値Vts0に対応する通常走行時(悪路突入時)の値F3から第2値Vts1に対応する値F4に低減されるようになっている(図6参照)。
次に、本実施形態における閾値決定の処理手順について説明する。
図7のフローチャートに示すように、マイコン53は、先ず、超過反力の検出があるか否か、即ち閾値Vts(第1値Vts0)を超える路面反力Frが検出されたか否かを判定し(ステップ201)、続いて閾値Vtsを変更するための判定を既に実行中であるか否か、即ち判定中であるか否かを判定する(ステップ202,203)。尚、上記ステップ202,203における判定中であるか否かの判定は、後述する判定フラグがセットされているか否かに基づいて行われる。
次に、マイコン53は、上記ステップ201において超過反力の検出があると判定し(ステップ201:YES)、且つ上記ステップ202において判定中ではないと判定した場合(ステップ202:NO)、即ち最初の超過反力を検出すると、続いて時間計測用のタイマをリセット(t=0、ステップ204)し、検出回数計測用のカウンタを「1」にセットする(n=1、ステップ205)。そして、閾値変更のための判定を実行中であることを示す判定フラグをセットし(ステップ206)、閾値変更判定を開始する。
尚、上記ステップ202,203において、既に判定中であると判定した場合(ステップ202,203:YES)には、マイコン53は、上記ステップ204〜ステップ206の処理を実行することなく、上記カウンタをインクリメントする(n=n+1、ステップ207)。
また、上記ステップ201において超過反力の検出はないと判定し(ステップ201:NO)、且つ上記ステップ203において判定中ではないと判定した場合(ステップ203:NO)には、マイコン53は、上記ステップ204〜ステップ207及び以下に示すステップ208以降の処理を実行しない。そして、初期値である第1値Vts0を上記保持判定に用いる閾値Vtsとする。
上記ステップ204〜ステップ206の処理、又はステップ207の処理を実行すると、マイコン53は、次に、タイマをインクリメントし(t=t+1,ステップ208)、続いて計測時間tが所定時間t0を経過したか否かを判定する(ステップ209)。そして、計測時間tが所定時間t0を経過したと判定した場合(t≧t0、ステップ209:YES)には、検出回数nが所定回数n0以上であるか否かを判定する(ステップ210)。尚、上記ステップ209において、計測時間tが所定時間t0を経過していないと判定した場合(t<t0、ステップ209:NO)には、マイコン53は、ステップ210以降の処理を実行しない。即ち、マイコン53は、計測時間tが所定時間t0を経過するまで、所定周期で上記ステップ201,202(又は203),207〜209の処理を実行する。
次に、マイコン53は、上記ステップ210において検出回数nが所定回数n0以上であると判定した場合(n≧n0、ステップ210:YES)、上記保持判定に用いる閾値Vtsを初期値である第1値Vts0から該第1値Vts0よりも小さな第2値Vts1に変更(低減)する(Vts=Vts0→Vts1、ステップ211)。そして、判定フラグをリセットし(ステップ212)、タイマ及びカウンタをリセット(t=0,n=1、ステップ213)することにより、閾値変更判定を終了する。
一方、上記ステップ210において検出回数nが所定回数n0に満たないと判定した場合(n<n0、ステップ210:NO)、続いて既に閾値Vtsが第1値Vts0から第2値Vts1に変更されているか否か、即ち低減中であるか否かを判定する(ステップ214)。そして、このステップ214において、低減中である、即ち閾値Vtsが既に第1値Vts0から第2値Vts1に変更されていると判定した場合(ステップ214:YES)には、上記保持判定に用いる閾値Vtsを第2値Vts1から初期値である第1値Vts0に変更(回復)する(Vts=Vts1→Vts0、ステップ215)。そして、ステップ212,213の処理を実行し、閾値変更判定を終了する。
以上、本実施形態によれば、以下のような特徴を得ることができる。
制御装置51は、所定時間t0内に閾値Vtsを超える路面反力Frが所定回数n0以上検出された場合には、上記保持判定に用いる閾値Vtsをその初期値である第1値Vts0からこの第1値Vts0よりも小さな第2値Vts1に変更(低減)する。このような構成とすれば、路面反力Frが継続的に変動する状態においては、通常走行時よりも小さな値(絶対値)の路面反力Frに基づいて上記操舵反力保持制御が実行されることとなり、ステアリング2に付与する操舵反力Fhの最大値(絶対値)は、上記第1値Vts0に対応する通常走行時、即ち悪路突入時の値F3から上記第2値Vts1に対応する値F4に低減される。そして、一連の操舵反力保持制御により操舵反力Fhの変動、詳しくはその変動幅が抑制されることによって、運転者の疲労を軽減することができるようになる。
なお、上記各実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、制御手段としての制御装置20(50)は、転舵アクチュエータ8を制御するための第1ECU23と、反力アクチュエータ17を制御するための第2ECU24(52)とを備えることとした。しかし、これに限らず、転舵アクチュエータ8及び反力アクチュエータ17を制御する制御手段は、第1ECU23及び第2ECU24(52)に相当するものが各々別体に設けられた構成であってもよい。
・上記各実施形態では、制御装置20(50)は、検出された操舵角θs、車速V及び変位量Xに基づいて、転舵輪4の転舵角θtを変更すべく転舵アクチュエータ8の作動を制御することとした。しかし、これに限らず、転舵アクチュエータ8は、少なくとも操舵角θsに基づいて制御されるものであればよい。また、制御装置20(50)は、操舵トルクτ及び車速V(並びに路面反力Fr)に基づいて、操舵反力を付与すべく反力アクチュエータ17の作動を制御することとしたが、路面反力Frに応じた操舵反力を付与可能なものであれば、路面反力Fr以外のパラメータは、操舵トルクτ及び車速Vに限るものではない。
・上記各実施形態では、路面反力推定演算部43は、変位量センサ22により検出された変位量X及び転舵アクチュエータ8の駆動源であるモータ13の実電流値に基づいて転舵軸12に作用する軸力を演算し、その軸力を転舵輪4に作用する路面反力Frと推定することとした。しかし、これに限らず、路面反力Frの推定には、位置制御演算部32により算出された位置制御量εを用いる構成としてもよい。
・また、制御装置20(50)は、推定された路面反力Frを用いて反力アクチュエータの作動を制御することとしたが、路面反力Frは、歪みゲージ等を用いて転舵軸12作用する軸力を検出する等、路面反力Frを直接的に検出する構成としてもよい。
・また、変位量Xは、必ずしも変位量センサ22により検出することはなく、回転角センサ35により検出されるモータ13の回転角から推定する構成としてもよい。
・上記第2の実施形態では、保持判定に用いる閾値Vtsをその初期値である第1値Vts0とこの第1値Vts0よりも小さな第2値Vts1との2段階で変更することとした。しかし、これに限らず、3段階以上の多段階で変更する構成としてもよい。更に、所定時間内に超過反力が所定回以上検出される状態が継続する場合には、図8に示すように、閾値Vtsを初期値(第1値Vts0)から時間経過とともに徐々に低減する構成としてもよい。このような構成は、図7に示すフローチャートにおけるステップ211に相当する処理において、初期値から所定値を順次減ずることにより容易に具現化することができる。尚、この場合の所定時間は、第2の実施形態における所定時間t0よりも短く設定し、所定回も同所定回数n0より少なく設定するとよい。これにより、懸案となる継続的悪路通過時において、ステアリング2に付与する操舵反力Fhを違和感なく滑らかに低減することができる。
・また、上記第2の実施形態では、超過反力の検出には、初期値である第1値Vts0を用いることとしたが、こうした構成を採用する場合、第2値Vts1のような変更された後の値を用いる構成としてもよい。
・更に、図9に示すように、操舵反力保持制御の終了後、即ち操舵反力Fhを超過反力が検出された時点の値で一定に保持した後、路面反力Frの絶対値が閾値Vts以下となった場合に、その操舵反力Fhの値を、操舵反力保持制御中の一定の値から現在の路面反力Frが反映された値まで徐々に変更する構成としてもよい。
次に、以上の実施形態から把握することのできる請求項以外の技術的思想を記載する。
(イ)請求項1に記載の車両用操舵装置において、前記制御手段は、前記操舵反力を前記一定の値とした後、検出される路面反力の絶対値が前記閾値以下となった場合に、該操舵反力の値を、前記一定の値から現在の路面反力が反映された値まで徐々に変更すべく前記反力アクチュエータの作動を制御すること、を特徴とする車両用操舵装置。
第1の実施形態のステアリング装置の概略構成図。 第1の実施形態のステアリング装置の制御ブロック図。 悪路通過時において転舵輪に作用する路面反力、並びにその路面反力が反映された操舵反力の変化を示す波形図。 モータ制御信号の出力処理手順を示すフローチャート。 第2の実施形態のステアリング装置の制御ブロック図。 第2の実施形態における操舵反力保持制御の態様を示す説明図。 閾値決定の処理手順を示すフローチャート。 別例の閾値可変制御の態様を示す説明図。 別例の操舵力保持制御の態様を示す説明図。
符号の説明
1,50…ステアリング装置、2…ステアリング(ハンドル)、3…操舵機構、4…転舵輪、5…転舵機構、6…ステアリングシャフト、7…操舵角センサ、8…転舵アクチュエータ、12…転舵軸、16…トルクセンサ、17…反力アクチュエータ、20,51…制御装置、21…車速センサ、22…変位量センサ、24,52…第2ECU、26,53…マイコン、θs…操舵角、θt…転舵角、τ…操舵トルク、V…車速、X…変位量、Fr…路面反力、Fh…操舵反力、Sh…保持信号、F1,F2,F3,F4…値、Iq*…操舵反力指令、Iq_s*…保持操舵反力指令、Vts…閾値、Vts0…第1値、Vts1…第2値、t0…所定時間、t…計測時間、n0…所定回数、n…検出回数。

Claims (4)

  1. 転舵輪と機械的に分離されたステアリングと、ステアリング操作に応じた前記転舵輪の転舵角を発生させるべく制御される転舵アクチュエータと、前記ステアリングに操舵反力を付与するための反力アクチュエータと、前記転舵輪に作用する路面反力を検出する路面反力検出手段と、前記検出される路面反力に応じた前記操舵反力を前記ステアリングに付与すべく前記反力アクチュエータの作動を制御する制御手段とを備えた車両用操舵装置であって、
    前記制御手段は、前記検出される路面反力の絶対値が所定の閾値を超える場合に、前記付与する操舵反力を該所定の閾値を超える絶対値の路面反力が検出された時点の値で一定とすべく前記反力アクチュエータの作動を制御すること、を特徴とする車両用操舵装置。
  2. 請求項1に記載の車両用操舵装置において、
    前記制御手段は、所定時間内に前記閾値を超える前記検出が所定回以上ある場合には、前記閾値を低減すること、を特徴とする車両用操舵装置。
  3. 請求項2に記載の車両用操舵装置において、
    前記制御手段は、前記所定回以上の検出がある場合には、前記閾値を初期値である第1値から該第1値よりも低い第2値に変更すること、を特徴とする車両用操舵装置。
  4. 請求項1に記載の車両用操舵装置において、
    前記制御手段は、所定時間内に前記閾値を超える前記検出が所定回以上ある状態が継続する場合には、前記閾値を時間経過とともに徐々に低減すること、
    を特徴とする車両用操舵装置。
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