JP4583024B2 - 肘掛け、及び椅子 - Google Patents

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Description

本発明は、着座者の使用態様に対応して肘当てを肘支柱に対して水平旋回可能に構成した肘掛け、及び当該肘掛けを所定箇所に付帯させた椅子に関するものである。
従来より、着座者の肘を凭せ掛けるための肘当てと、肘当てを枢支する肘支柱とを備え、着座者の使用態様に対応して肘当てと肘支柱との枢着点を中心に肘当てを水平旋回可能に構成し、肘当ての長手方向の向きを適宜変更できるようにした肘掛けが知られている(例えば特許文献1参照)。また、このような肘当てが肘支柱に対して水平旋回可能な肘掛けにおいて、肘当てを所定角度で節度静止させて、この角度変更時に適度なクリック感のある抵抗を得られるようにするために、例えば、肘支柱の上端部に突出させて設けた係合子たる円柱状のピンと、肘当て側に設けられ肘当ての回転動作に伴い前記ピンに外周面を当接させながら移動し、かつ前記ピンに係合し得る複数の節度係合凹部を前記外周面に間欠的に形成した可動部材とから構成される節度機構を設けたものも考えられている。この可動部材は、前記枢着点と前記ピンとの間において、枢着点とピンとを結ぶ線分を半径とする円弧の中心角側に設けられ、肘当ての長手方向に沿って枢着点から接離する方向に進退動作可能なものであり、この進退動作を補助するバネが前記枢着点側に設けられている。このバネは、肘当ての回動動作に伴いピンが節度係合凹部に嵌まり込んで係合したときに伸び、ピンが節度係合凹部間の山を乗り越えるときに縮むことで、可動部材を一直線状に動作させている。
特開平7−184964号公報(第1〜2頁、第1図)
しかしながら、上述の通り、肘支柱に固定されたピンよりも前記枢着点側にバネを設けているため、このバネの伸縮機能が有効に発揮し得る肘当ての回動角度が制限される。換言すれば、バネの伸縮方向に対して大きな角度(例えばバネの伸縮方向に直交する角度)で前記ピンが可動部材の節度係合凹部に嵌まり込んで係合してもバネが適正に伸縮し得ないことから、このバネが適正に伸縮し得る所定の角度範囲を超えて肘当てを回動させることができないということである。これは、肘当てと共に回動動作する可動部材の外周面に節度係合凹部を形成していることにより、肘当ての回転動作に伴って、可動部材の進退方向、すなわちバネの伸縮方向と、ピンと可動部材の節度係合凹部との係合方向とが順次変化することに起因する。一方、肘支柱と肘当てとの枢支状態の安定性を向上させるためには、前記枢着点とピンとの距離を大きく設定することが好ましいが、ピンを長手方向に伸びる肘当ての側縁を超えて設定することはできず、枢着点とピンとの距離が肘当ての巾寸法によって制約されるという問題もある。また、肘支柱と肘当てとの枢支状態の安定性を考慮せずに、枢着点とピンとの距離を小さく設定すれば、ピンと枢着点との位置関係に基づく肘当ての回動角度を比較的大きく設定することも考えられるが、前記バネの配置位置と伸縮方向に基づく制限により、やはり実質的に肘当ての回動角度範囲は限られたものとなる。
したがって従来の肘掛けにおいては、このような上記二点の問題によって肘当ての回動角度範囲が、ごく小さな限られたものとなっていた。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、主たる目的は、節度機構を設けた肘掛けでありながら、肘支柱に対する肘当ての回動角度が節度機構によって限定されることなく、肘当ての回動範囲を自由に設定することができる肘掛けを提供することにある。
すなわち、本発明の肘掛けは、着座者の肘を凭せ掛けるための肘当てと、当該肘当てを枢支する肘支柱とを具備してなり、前記肘当てを前記肘当てと前記肘支柱との枢着点を支点に水平旋回可能に構成するとともに、前記肘当てと前記肘支柱との間に、肘当てを所定角度で節度停止させるための節度機構を設けた肘掛けであって、前記節度機構が、外周面に複数の節度係合要素を有する静止部材と、前記肘当てと共に回動動作し前記複数の節度係合要素に順次弾性係合可能な係合子を有する可動部材とを備えたものであり、前記静止部材を前記肘支柱側に取り付けるとともに、前記可動部材を前記肘当て側に取り付けてなり、前記肘当ては、ベース部の底面部上に前記静止部材を収容し得る第1収容部と、この第1収容部の後方側に連続して設けられ前記可動部材を収容し得る第2収容部とを有し、前記第2収容部が前記肘当ての長手方向に延びる一対の対向壁に相互に相寄る方向に向かって水平に突出させた水平片をそれぞれ備えるとともに、前記対向壁同士を連結する連結壁を備えてなり、前記可動部材が、前記底面部上をスライド移動する前記係合子を設けた可動部材本体と、当該係合子を前記枢着点側に押し付ける伸縮可能な弾性付勢手段とを備え、前記弾性付勢手段が前記可動部材本体と前記連結壁との間に介在するものであり、前記可動部材本体の側面部に側方に突出させてなる側方突出部を備え、この側方突出部の上方に前記水平片が位置するとともに、前記側方突出部が前記底面部と前記水平片との間に位置するものであって、前記弾性付勢手段の伸縮方向と前記肘当ての長手方向とを一致させ、前記肘当ての長手方向に沿った一直線上に動作しながら前記係合子を前記複数の節度係合要素に順次弾性係合させるものであることを特徴とする。
このようなものであれば、外周面に複数の節度係合要素を形成した静止部材を肘支柱側に取り付け、節度係合要素に順次弾性係合可能な係合子を有する可動部材を肘当て側に取り付けているため、肘当ての回動角度に関係なく、係合子と静止部材の節度係合要素との弾性係合の方向が常に一定となり、肘当ての回動角度に左右されるなく係合子と節度係合要素との係合状態を常時良好なものとすることができ、肘当ての回動角度が節度機構を設けることによって制限されていた従来の不具合を解消し、肘当ての回動範囲を自由に設定することができる。加えて、係合子と当接する静止部材の外周面を肘当ての側縁部近傍に位置付ければ、静止部材を最大限大きいものとすることができ、肘支柱と肘当てとの枢支状態の安定性を向上させることができる。なお、ここで「弾性係合」とは、次に説明するバネを利用した弾性係合に限らず、可動部材自体をゴム等の弾性変形可能な素材から構成し、この可動部材自体の弾性を利用した係合も含む概念である。
具体的な実施態様としては、前記可動部材が、前記係合子と、この係合子を前記肘当てと前記肘支柱との枢着点側に押し付ける弾性付勢手段とを備えたものが挙げられる。
また、前記肘支柱に対する前記肘当ての回動角度を所定角度内に規制する回動規制機構を設けていれば、例えば、肘当てを、その長手方向を椅子の前後方向に略一致させた通常の使用位置から、着座者のニーズに対応させて所定角度まで回動可能とすることが可能となり、実用性に優れたものとなる。
特に、前記肘当てに前記静止部材を収容し得る収容部を設け、前記回動規制機構が、前記静止部材の外周面又は前記収容部の内周面の一方に設けた突起部と、他方に設けられ肘当てが所定角度回動した際に前記突起部が当接する当接部とを備えたものであれば、突起部が当接部に当接することにより前記肘掛けのそれ以上の回動動作を確実に規制することができる。加えて、収容部に静止部材を収容させるため、静止部材の肘当てに対する位置決めを簡単に行うことができるとともに、密接な関係にあるこれら収容部と静止部材とを用いて回動規制機構を構成しているため、肘当ての回動角度を規制する機能を有効に高めることができる。
前記肘掛けの前記所定角度内における回動動作中において前記突起部と前記当接部とが相互に干渉しないように、当接部を設けた前記静止部材の外周面又は前記収容部の内周面の一方に、前記突起部の突出寸法に略対応した窪み寸法を有する凹溝を設け、この凹溝の両端部を前記当接部としていれば、当接部間の距離、すなわち凹溝の巾寸法又は凹溝の中心角が、肘当ての回動角度範囲に直接反映するため、凹溝の巾寸法又は中心角を適宜設定することにより、肘当ての回動角度範囲を簡単に決定することができる。
特に、前記凹溝の各端部と前記枢着点とを結ぶ線分がなす角度を、前記突起部の各端部と前記枢着点とを結ぶ線分がなす角度と、前記肘当ての回動角度との和に略等しく設定していれば、肘当てを殆どあそびが生じない状態で所定の角度範囲内で回動させることができる。また、凹溝の各端部と前記枢着点とを結ぶ線分がなす角度、すなわち凹溝の中心角を簡単に設定することができる。
突起部を肘当ての回動動作に伴う当接部との当たりに対して頑丈なものとし、当接部との当たりによって損傷する虞を簡単な構造で有効に回避するには、突起部の平面形状が略扇形状であることが好ましい。
肘掛けの使用態様として必要十分な範囲、つまり、肘当ての長手寸法を椅子の前後方向と一致させてなる通常使用位置と、肘当ての長手方向を椅子の左右方向にほぼ一致させてなる回転使用位置との間で肘当てを回動させ、使用者のニーズに十分応えるには、前記肘当ての回動角度を略90度に設定すればよい。これにより、前記凹部の中心角を比較的簡単に設定することもできる。
一方、左肘用・右肘用どちらの肘掛けにも兼用可能な肘掛けとするためには、前記肘支柱に対する前記静止部材の取付方向を変更することにより前記肘当ての回動規制範囲を変更し、前記肘支柱に対する前記肘当ての回動方向を変更可能に構成しているものが好ましい。このようなものであれば、静止部材の取付方向を変更するという簡単な作業で左肘用・右肘用の肘掛けをそれぞれ形成することができ、左肘用・右肘用にそれぞれ専用の部材を必要とする肘掛けと比較して、部品の共通化を実現し、部品点数の削減及びコストの削減に資する。
具体的には、前記静止部材が前記肘支柱に嵌合機構を介して取り付けられたものであり、この嵌合機構が、前記静止部材の下端部又は前記肘支柱の上端部の一方に設けた嵌合凹部と、他方に設けられ前記嵌合凹部に嵌合する嵌合凸部とを備え、これら嵌合凹部と嵌合凸部とが前記静止部材の前記肘支柱に対する複数の取付方向から選択される任意の一の取付方向において嵌合するように構成しているものが挙げられる。
そして、前記静止部材の前記肘支柱に対する前記複数の取付方向のうち、一の取付方向に平行な線分と、この一の取付方向とは異なる他の取付方向に平行な線分とがなす角度を、前記肘当ての回動角度と略等しくなるように設定すれば、一の取付方向と、他の取付方向とを適宜選択して嵌合凹部と嵌合凸部とを嵌合させることにより、肘当ての回動規制範囲を変更することができるとともに、それぞれの嵌合状態における肘支柱に対する肘当ての回動動作を、所定の角度範囲内で確実に実現することができる。
加えて、前記嵌合凹部及び前記嵌合凸部の平面形状を、少なくとも前記嵌合凹部と前記嵌合凸部とを前記一の取付方向において嵌合させてなる一の嵌合態様と、前記嵌合凹部と前記嵌合凸部とを前記他の取付方向において嵌合させてなる他の嵌合態様とを選択可能な形状に設定することが好ましく、この場合、前記嵌合凹部及び前記嵌合凸部の平面形状が相互に略対応した正多角形状であれば、何れの取付方向においても確実に嵌合凹部と嵌合凸部とを嵌合させることができ、良好な嵌合状態を実現することができる。特に、前記肘当ての回動角度を略90度に設定した場合には、前記嵌合凹部及び前記嵌合凸部の平面形状を正四角形又は正八角形にすることにより、肘当ての回動角度を略90度に保って左肘用・右肘用の肘掛けとして好適に兼用することができる。
一方、着座者の体格に応じて肘掛け全体の高さを調節できるようにするためには、前記肘支柱が、下端部を座に固定し起立姿勢で配置される支柱本体と、この支柱本体の外側に挿脱可能に嵌め合わされるカバー部材とを具備してなり、前記支柱本体と前記カバー部材との間に、前記支柱本体に対する前記カバー部材の取付高さ位置を調節する高さ調節機構を設けていればよい。
高さ調節機構の具体的な実施形態としては、高さ方向に沿って複数の係合孔を形成した被係合部材と、前記係合孔に選択的に係合可能な係合爪を有する係合部材と、前記係合爪が前記係合孔に係合し得る方向に向かって前記係合部材を付勢する付勢手段とを具備してなり、所定の操作力により係合爪と係合孔との係合状態を解除可能に構成したものが挙げられる。
また、上記効果を奏する肘掛けを設けた椅子としては、前記肘掛けを座の左右両側端部に左右対称となるように一対にして設けているものが望ましい。
以上説明したように本発明の肘掛けによれば、肘支柱側に、外周面に複数の節度係合要素を形成した静止部材を取り付けるとともに、肘当て側に、これら複数の節度係合要素に順次弾性係合可能な係合子を有する可動部材を取り付けているため、肘支柱に対する肘当ての回動角度がどの角度であっても、係合子と静止部材の節度係合要素との弾性係合の方向が常に一定となり、肘当ての回動角度に左右されるなく係合子と節度係合要素との係合状態を常時良好なものとすることができ、肘当ての回動範囲を自由に設定することができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
本発明に係る肘掛けEは、例えば、図1に示すような椅子Cに適用されるものである。
先ず、この椅子Cについて簡単に説明しておくと、この椅子Cは、複数の脚羽根Lに図示しない支柱を介して座Sを支持させるとともに、座Sの後方に背支桿Aを介して背凭れBを取り付けることにより構成されているものである。
そして、座Sの左右両側端部に左右対称となるように肘掛けEを一対にして設けている。
肘掛けEは、図2等に示すように、着座者の肘を凭せ掛けるための肘当て1と、この肘当て1を水平旋回可能に支持する肘支柱2とを具備している。そして、肘当て1を所定角度で節度停止させて、角度変更時に適度なクリック感のある抵抗を得られるようにするために節度機構を設けている。この節度機構は、後述するように、静止部材3と可動部材4とを用いて構成されている。なお、以下の説明において、肘支柱2の前後方向は、椅子Cの前後方向に対応しており、肘当て1においては、「後」とは、肘当て1の長手方向を椅子Cの前後方向にほぼ一致させてなる通常使用位置LP、RPにおける背凭れB側を指し、また、「前」とは、同通常使用位置LP、RPにおける背凭れB側の反対側を指す(図1参照)。
肘当て1は、ベース部5と、このベース部5の上端側に装着される図示しない肘当てカバーとから構成されるものである。
ベース部5は、図2、図3に示すように、主として、平面視略長円形状の底面部51と、この底面部51の周縁に設けられた周縁壁52と、底面部51の長手方向略中央部より若干後方に変位した位置に設けられ前記静止部材3を収容し得る第1収容部53と、この第1収容部53の後方側に連続して設けられ前記可動部材4を収容し得る第2収容部54とを有する一体成形品である。
第1収容部53は、後方側を開放した平面視略部分円弧状の円弧壁531によって囲まれた収容空間53Sを有するものである。円弧壁531は、その左右両側端部位を前記周縁壁52に連続させているとともに、前方側における所定角度内の肉厚をその周辺部位よりも薄肉にしている。このように円弧壁531の所定領域を薄肉にすることにより、円弧壁531の内周面の所定領域に凹溝532が形成される。本実施形態においては、凹溝532の中心角を90度より若干大きい角度に設定している。また、第1収容部53の略中央部には底面部51を貫通させてなる貫通孔53aを形成してある。この貫通孔53aは、前記凹溝532を形成した部位を除く円弧壁531の内周面と同心円をなしている。
第2収容部54は、開放された前記円弧壁531の後方側に連続して前記肘当て1の長手方向に沿って延びる一対の対向壁541と、これら対向壁541同士を連結する連結壁542とによって前方を開放した平面視略方形状の収容空間54Sを有するものである。この収容空間54Sは、前記第1収容部53の収容空間53Sに連通しており、前記各対向壁541には、高さ方向略中央位置から相互に相寄る方向に向かって水平に突出させてなる水平片541aをそれぞれ設けている。
また、底面部51の長手方向両端部近傍にはそれぞれボス部511を設けるとともに、これらボス部511、前記周縁壁52、円弧壁531、対向壁541、及び連結壁542を、略マトリクス状に配設されたリブを介してそれぞれ相互に関連付けることにより、ベース部5全体の強度及び保形性の向上が有効に図られている。
各収容部53、54に収容される静止部材3、可動部材4については後述する。
一方、肘支柱2は、図2、図4及び図5に示すように、下端部を座Sに固定し起立姿勢で配置される支柱本体6と、この支柱本体6の外側に挿脱可能に嵌め合わされるカバー部材7とを備えている。
支柱本体6は、平面視略方形状をなすパイプ状のものであり、下端部に内向きに突出させた取付部61を一体に設け、この取付部61が座Sの左右両側端近傍の下面にネジ止めされるようになっている。また、カバー部材7は、支柱本体6の平面形状よりも若干大きい相似形状をなすパイプ状のものであり、上端部に平面視略小判状の受け部71を一体に形成し、カバー部材7の内周面が支柱本体6の外周面にスライド可能に嵌め合わされるようになっている。前記受け部71の両側縁部近傍には、内面にネジ孔を形成したネジ部711をそれぞれ設けている(図2参照)。
そして、支柱本体6と前記カバー部材7との間に、支柱本体6に対するカバー部材7の取付高さ位置を調節する高さ調節機構を構成している。
この高さ調節機構は、高さ方向に沿って複数の係合孔81aを形成した被係合部材8と、係合孔81aに選択的に係合可能な係合爪91を有する係合部材9と、係合爪91が前記係合孔81aに係合し得る方向に向かって係合部材9を付勢する付勢手段たるバネ10とを備えている(図4参照)。
被係合部材8は、前記支柱本体6の内周に取り付けられるものであり、本実施形態においては、支柱本体6の内周において、後述する保持部材Mを前後から抱き込むようにして取付可能な一対の被係合要素81、82から構成し、これら被係合要素81、82のうち、後方側に位置する被係合要素81に間欠的に前記係合孔81aを形成している。各係合孔81aは、内側開口縁に向かって漸次幅広となるテーパ形状をなしている。また、一対の被係合要素はそれぞれの上下端部を相互に嵌め合わせた状態で適宜の手段で固定している。
一方、係合部材9は、前記カバー部材7の受け部71に嵌合し得る嵌合部M1を上端部に設けた中空の保持部材M内に保持された側面視略アーム状のものであり、所定高さ位置に設けた水平軸nを介して回転可能に構成されている。この係合部材9の下端部に、前記係合孔81aに係合するように係合孔81aの形状に対応した先細りのテーパ形状をなす係合爪91を形成し、この係合爪91を、前記保持部材Mの下端より下方に位置させている。また、係合部材9の後縁側であって、且つ前記水平軸nより高い位置にバネ10を収容し得るバネ受け部92を設け、このバネ受け部92を利用してバネ10を係合部材9と保持部材Mの内面との間に介在させることにより、その弾性により係合爪91を係合孔81aに係合し得る方向に向かって係合部材9を押し付けるように構成している。そして、この係合部材9を操作するための操作部Oを肘支柱2に設けている。この操作部Oは、前記係合部材9の上端部に基端部O2を取り付け、操作部本体O1をカバー部材7の前縁側に形成した開口窓72を介して前方へ突出させたものであり、係合爪91が係合孔81aに係合しカバー部材7の上下移動が禁止された状態から、着座者がカバー部材7を握った状態で操作部Oに指を掛けて後方側へ押し込む方向に操作することにより、係合部材9が前記水平軸nを支点に回転し、これに伴って係合爪91と係合孔81aとの係合状態が解除され(同図に想像線で示す)、カバー部材7の支柱本体6に対する上下スライド動作が許容され、所望の高さ位置において、操作部Oに対する操作力を停止することにより、当該高さ位置に位置する係合孔81aに係合爪91が係合するように構成してある。
なお、前記保持部材Mの上端部に設けた嵌合部M1は、図2、図5に示すように、前記カバー部材7の受け部71の平面形状よりも若干小さい相似形状をなす中実なものである。そして、この嵌合部M1の略中央部に、後述する静止部材3の嵌合凸部33が嵌合し得る平面視略正八角形状の嵌合凹部M11を形成するとともに、嵌合凹部M11の中央部に下方に連通するネジ孔M12を形成してある。また、保持部材Mの両側端部近傍にはそれぞれ切欠きM13を形成しておき、このような保持部材Mをカバー部材7の上方から挿入し、保持部材Mの嵌合部M1をカバー部材7の前記受け部71に嵌合させた場合に、受け部71のネジ部711が前記切欠きM13を介して表出するように設定している。また、嵌合部M1の上面に、嵌合部M1の平面形状と略同形状の平面形状をなすスぺーサRを、このスぺーサRに両側端部近傍に形成した丸孔R1と受け部71のネジ部711とを一致させるようにして配置し、各丸孔R1に上方より差し込んだボルトB1を前記ネジ部711のネジ孔にねじ込むことにより、保持部材Mの上方への抜出を禁止している。また、スぺーサRの略中央部には、前記肘当て1を構成するベース部5の第1収容部53に形成した貫通孔53aと略同径の貫通孔Raを形成している。
このような構成を有する肘当て1と肘支柱2とを取り付ける前に、肘当て1の第1収容部53、第2収容部54にそれぞれ節度機構を構成する静止部材3、可動部材4を配設する。
静止部材3は、図2、図5、図6等に図示するように、中央部にテーパ孔31aを形成し、且つ前記円弧壁531の内周面の径より僅かに小さい径に設定された外周面31bを有する本体部31を備え、本体部31の外周面31bの一部に外方に突出させてなる突起部31cを設けるとともに、この外周面31bの他の領域の一部に内方に窪ませてなる本発明の節度係合要素たる節度係合凹部31kを複数形成している。なお、突起部31cは平面視略扇形状をなしている。本実施形態においては、計4つの節度係合凹部31kを所定ピッチで形成し、両端に位置する節度係合凹部31kの各中心点と本体部31の中心点とを結んでなる線分の角度が略90度となるように設定している。即ち、中心角略90度の領域に計4つの節度係合凹部31kを連続して形成している。また、これら節度係合凹部31kを複数形成した部位の中心点と、前記突起部31cの中心点とが本体部31の中心点(テーパ孔31aの形成箇所)を挟んだ対向位置に設けられている。加えて、突起部31cの突出寸法を、前記第1収容部53に形成した凹溝532の窪み寸法に略対応させている。この本外部31の外周面31bのうち、前記突起部31c及び節度係合凹部31kを形成していない部位における外周面31bの径を、両側端部が周縁壁52に連続してなる前記円弧壁531の内周面の径より僅かに小さい径に設定し、本体部31の外周面31bをベース部5の側縁部近傍に位置付け、静止部材3を最大限大きいものとしている。また、この本体部31の下面には、前記第1収容部53の貫通孔53a及び前記スぺーサRの貫通孔Raに挿入し得る挿入部32と、スぺーサRの嵌合凹部M11に嵌合し得る平面視略正八角形状の嵌合凸部33とを段状に一体に有する(図5参照)。挿入部32及び嵌合凸部33の略中央部には、下方に開口するとともにテーパ孔31aに連通する連続開口孔34を形成してある。
可動部材4は、図2、図6等に図示するように、前記一の節度係合凹部31kに係合可能な係合子41kを前端部に一体に設けた中実ブロック状の可動部材本体41と、この可動部材本体41を前方へ押し付ける弾性付勢手段たるバネ42とを備えている。前記係合子41kは、凸状をなし、その平面形状を節度係合凹部31kの平面形状に対応させている。また、可動部材本体41の側面部の下端部には側方に突出させてなる側方突出部411を設けている。
次に、このような静止部材3及び可動部材4を肘当て1のベース部5に収容する手順を説明する。先ず、可動部材4のバネ42を、その伸縮方向とベース部5の長手方向とを一致させて第2収容部54の収容空間54Sに配置するとともに、可動部材本体41を第1収容部53の収容空間53S側から第2収容部54の収容空間54Sに向かってスライド移動させる。この際、可動部材本体41の側方突出部411を、ベース部5の底面部51と、第2収容部54の対向壁541に設けた前記水平片541aとの間に位置させながらスライド移動させることによりスムーズに収容作業を行うことができる。このように、第2収容部54の対向壁541に設けた水平片541aが可動部材本体41のスライド移動を案内するガイド部として機能する。これにより、可動部材本体41と第2収容部54の前記連結壁542との間にバネ42が介在した状態となり、また、前記水平片541aが、可動部材本体41に設けた側方突出部411の上方に位置し、可動部材本体41の上方への抜出を禁止している。次いで、静止部材3の本体部31に設けた突起部31cを第1収容部53の凹溝532に位置させ、且つ静止部材3の本体部31に形成した節度係合凹部31kと可動部材本体41に設けた係合子41kとが係合するように静止部材3を第1収容部53に収容する。この収容作業に伴って、静止部材3の挿入部32がベース部5の貫通孔53a及び前記スぺーサRの貫通孔Raに挿入されるとともに、静止部材3の嵌合凸部33が肘支柱2の上端部に形成された前記嵌合凹部M11に嵌まり込む。しかして、本実施形態においては、静止部材3の嵌合凸部33と、肘支柱2の嵌合凹部M11とが相互に対応する平面形状をなし、嵌合凹部M11と嵌合凸部33とが静止部材3の肘支柱2に対する複数の取付方向から選択される任意の一の取付方向において嵌合するように設定してある。このような嵌合凹部M11と嵌合凸部33とを備えた嵌合機構を介して静止部材3を肘支柱2に取り付けてなる本実施形態の肘掛けEは、左肘用の肘掛けE(L)と、右肘用の肘掛けE(R)において静止部材3の肘支柱2に対する取付方向を異ならせている(図1参照)。
先ず、左肘用の肘掛けE(L)について、図6及び図7を参照して説明する。左肘用の肘掛けE(L)の場合には、肘当て1の長手方向を椅子Cの前後方向にほぼ一致させてなる通常使用位置LP(図6(a))に位置決めした肘当て1に対して、静止部材3の本体部31に設けた突起部31cが、ベース部5の第1収容部53に形成した凹溝532の両端部532a、532bのうち、右側の端部532bに当接又は近接し得るように静止部材3の取付方向を決定し、その取付方向を維持した状態で静止部材3の嵌合凸部33を肘支柱2の嵌合凹部M11に嵌合する。この嵌合状態においては、嵌合凸部33及び嵌合凹部M11の平面形状を相互に対応する八角形状としているため、静止部材3と肘支柱2とが相対回転しない。なお、相対回転を禁止し得る形状であり、且つ複数の嵌合方向を取り得るものであれば、嵌合凹部M11及び嵌合凸部33の平面形状は、他の形状であってもよく、肘当ての回動角度を後述するように略90度に設定している本実施形態においては、他の形状として正四角形状を採用しても構わない。このようにして、静止部材3の肘支柱2に対する取付方向を維持した状態で、静止部材3を第1収容部53に収容し、静止部材3に形成したテーパ孔31aの上方からボルトB2を挿入し、このボルトB2を静止部材3の挿入部32及び嵌合凸部33の略中央部に形成した連続開口孔34に挿通するとともに、嵌合凹部M11に設けたネジ部M12にねじ込むことにとにより、静止部材3をベース部5を介して肘支柱2に固定する。そして最後に、ベース部5の上面を覆うように肘当てカバーを被せて、ベース部5に設けた各ボス部511の下方から図示しないボルトを挿通し、このボルトを前記肘当てカバーに設けた図示しないネジ孔に螺合することにより、ベース部5とカバー部材7とを一体的に締結する。
以上の手順により静止部材3を肘支柱2に固定するとともに、可動部材4を肘当て1に取り付け、この可動部材4が肘当て1と共に肘支柱2に対して回動動作する左肘用の肘掛けE(L)が構成される。この状態において、可動部材4のバネ42が、可動部材本体41に形成した係合子41kを肘当て1と肘支柱2との枢着点P側に押し付ける方向に付勢し、係合子41kが静止部材3の節度係合凹部31kに係合している。
しかして、この左肘用の肘掛けE(L)は、肘当て1の長手方向を椅子Cの前後方向にほぼ一致させてなる通常使用位置LP(図6(a))と、この通常使用位置LPから肘当て1と肘支柱2との枢着点Pを支点に時計回りに略90度回動し、肘当て1の長手方向を椅子Cの左右方向にほぼ一致させてなる回転使用位置LQ(同図(b))との間で水平旋回可能に設定されている。そして、通常使用位置LPと回転使用位置LQとの間で肘当て1を回動させると、前記バネ42が、節度係合凹部31kに係合子41kが嵌まり込んで係合したときに伸び、係合子41kが節度係合凹部31k間に位置する静止部材3の外周面31b(見かけ上、節度係合凹部31k間に位置する山)を乗り越えるときに縮むことで可動部材4を肘当て1の長手方向に沿った一直線状に動作させている。そして、このバネ42の作用により、係合子41kが4つの節度係合凹部31kに当接または近接しながら順次係合する際、つまり、肘当て1の肘支柱2に対する角度変更時に、肘当て1を所定角度で節度停止させて適度なクリック感のある抵抗を得られるようにするとともに、係合状態が安定したものとなっている。また、肘当て1を通常使用位置LPから回転使用位置LQにまで回動させた際には、肘当て1のベース部5における第1収容部53に形成した凹溝532の左側の端部532a、すなわち、通常使用位置LPにおいて静止部材3の突起部31cが当接又は近接していた凹溝532の一方の端部531bとは異なる他方の端部532aが、静止部材3の突起部31cに当接することにより、肘当て1の肘支柱2に対するそれ以上の時計回り方向への回動動作が規制される。また、回転使用位置LQにある肘当て1を反時計回りに回動させ通常使用位置LPに戻す操作を行った場合には、静止部材3の突起部31cに凹溝532の右側の端部532bが当接し、肘当て1のそれ以上の半時計回り方向への回動動作を禁止するように設定している。このように、凹溝532の両端部532a、532bが、本発明の回動規制機構を構成する当接部として機能し、この凹溝532の両端部532a、532bと、静止部材3の突起部31cとにより本発明の回動規制機構を構成している。そして、本実施形態においては、凹溝532の各端部532a、532bと枢着点Pとを結ぶ線分がなす角度、つまり凹溝532の中心角を、突起部31cの各端部と枢着点Pとを結ぶ線分がなす角度と、肘当ての回動角度(略90度)との和に略等しく設定している。
一方、右肘用の肘掛けE(R)の場合には、図8及び図9に示すように、通常使用位置RP(図8(a))に位置決めした肘当て1に対して、静止部材3の突起部31cが、肘当て1の凹溝532の両端部532a、532bのうち、左側の端部532aに当接又は近接し得るように静止部材3の取付方向を決定し、その取付方向を維持した状態で静止部材3の嵌合凸部33を肘支柱2の嵌合凹部M11に嵌合する。その後の取付手順は前記左肘用の肘掛けE(L)の取付手順と同じであるため説明を省略する。そして、右肘用の肘掛けE(R)は、肘当て1の長手方向を椅子Cの前後方向にほぼ一致させてなる通常使用位置RP(同図(a))と、この通常使用位置RPから肘当て1と肘支柱2との枢着点Pを支点に反時計回りに略90度回動し、肘当て1の長手方向を椅子Cの左右方向にほぼ一致させてなる回転使用位置RQ(同図(b))との間で水平旋回可能に設定されている。なお、通常使用位置RPと回転使用位置RQとの間で肘当て1を回動させると、前記バネ42が、節度係合凹部31kに係合子41kが嵌まり込んで係合したときに伸び、係合子41kが節度係合凹部31k間に位置する静止部材3の外周面31b(見かけ上、節度係合凹部31k間に位置する山)を乗り越えるときに縮むことで可動部材4を肘当て1の長手方向に沿った一直線状に動作させている点は前記左肘用の肘掛けE(L)と同様であり、肘当て1を所定角度で節度停止させて適度なクリック感のある抵抗を得られるようにしている。しかして、肘当て1を通常使用位置RPから回転使用位置RQにまで回動させた際には、肘当て1のベース部5における第1収容部53に形成した凹溝532の右側の端部532b、すなわち、通常使用位置RPにおいて静止部材3の突起部31cが当接又は近接していた凹溝532の一方の端部532aとは異なる他方の端部532bが、静止部材3の突起部31cに当接することにより、肘当て1の肘支柱2に対するそれ以上の反時計回り方向への回動動作が規制される。また、回動使用位置RQにある肘当て1を時計回りに回動させ通常使用位置RPに戻す操作を行った場合には、静止部材3の突起部31cに凹溝532の左側の端部532aが当接し、肘当て1のそれ以上の回動動作を禁止するように設定している。
このようにして、座Sの左右両側端部に左右対称となるように一対にして設けた肘掛けE(L)、E(R)を、着座者の使用態様に対応させて肘当て1を通常使用位置LP、RPと回転使用位置LQ、RQとの間で水平旋回可能に設定し、各肘当て1を相互に相寄る方向に回動させることにより、各肘当て1の長手方向が椅子Cの左右方向にほぼ一致する仮想直線状に位置し、例えばデスク上でキーボードを操作する際のアームレスト等としても使用できるように構成してある。また、この肘掛けEは、肘支柱2に設けた高さ調節機構により着座者が、肘当て1の高さ調整を自由に行うことができるように設定してある。
このように、本実施形態に係る肘掛けEは、節度機構が、外周面31bに複数の節度係合凹部31kを有する静止部材3と、肘当て1と共に回動動作し複数の節度係合凹部31kに順次弾性係合可能な係合子41kを有する可動部材4とを備え、静止部材3を肘支柱2側に取り付けるとともに、可動部材4を前記肘当て1側に取り付けているため、肘当て1の回動角度に関係なく、係合子41kと静止部材3の節度係合凹部31kとの係合方向が常に一定となり、肘当て1の回動角度に左右されるなく係合子41kと節度係合凹部31kとの係合状態を常時良好なものとすることができ、肘当て1の回動範囲を自由に設定することができる。加えて、係合子41kと当接または近接する静止部材3の本体部31の外周面31bを肘当て1の周縁部52近傍に位置付けることができるため、静止部材3を最大限大きいものとすることができ、肘支柱2と肘当て1との枢支状態の安定性を向上させることができる。
特に、可動部材4が、前記係合子41kを設けた可動部材本体41と、この係合子41kを肘当て1と肘支柱2との枢着点P側に押し付けるバネ42とを備えたものであるため、肘当て1の回動角度に関係なく、バネ42の押付方向と、係合子41kと静止部材3に形成した節度係合凹部31kとの係合方向とを常に一致させることができ、その結果、肘当て1の回動角度に左右されることなくバネ42の押付機能を常時実効あるものとすることができる。
また、肘支柱2に対する肘当て1の回動角度を所定角度内に規制する回動規制機構を設けているため、着座者のニーズに対応させて肘当て1の回動動作を所定の角度内に設定することができ実用性に優れたものとなる。
しかも、この回動規制機構を、静止部材3の外周面31bに設けた突起部31cと、静止部材3が収容される第1収容部53を構成する円弧壁531の内周面に形成した凹溝532の両端部532a、532bとを用いて構成し、肘当て1が所定角度回動した際に突起部31cが凹溝532の一方の端部532a(又は532b)に当接するように構成しているものであるため、突起部31cが凹溝532の一方の端部532a(又は532b)に当接することにより肘掛けEのそれ以上の回動動作を確実に規制することができる。加えて、第1収容部53に静止部材3を収容させるため、静止部材3の肘当て1に対する位置決めを簡単に行うことができるとともに、密接な関係にあるこれら第1収容部53と静止部材3とを用いて回動規制機構を構成しているため、肘当て1の回動角度を規制する機能を有効に高めることができる。さらに、凹溝532の両端部532a、532b間の距離、すなわち凹溝532の中心角が、肘当て1の回動角度範囲に直接反映するため、凹溝532の中心角を適宜設定することにより、肘当て1の回動角度範囲を所望の角度範囲に簡単に決定することができる。さらに、突起部31cの平面形状を略扇形状にしているため、突起部31cを肘当て1の回動動作に伴う凹溝532の端部532a又は532bとの当たりによって突起部31c自体が損傷する虞を簡単な構造で有効に回避することができる。
また、肘支柱2に対する静止部材3の取付方向を変更することにより、肘当て1の回動規制範囲を変更し、肘支柱2に対する肘当て1の回動方向を変更可能に構成しているため、静止部材3の取付方向を変更するという簡単な作業で、各肘掛けE(L)、E(R)の回動方向、上記実施形態においては通常使用位置LP、RPから回転使用位置LQ、RQへの回動方向を変更することができ、左肘用・右肘用にそれぞれ専用の部材を必要とする肘掛けと比較して、左右何れの肘用の肘掛けEであっても同じ部品を兼用することができ、部品点数の削減及びコストの削減に資する。
この場合、静止部材3の下端部に設けた嵌合凸部33と、肘支柱2の上端部に形成した嵌合凹部M11とから嵌合機構を構成し、これら嵌合凹部M11と嵌合凸部33とが静止部材3の肘支柱2に対する複数の取付方向から選択される任意の一の取付方向において嵌合するように構成し、しかも、嵌合凸部33及び嵌合凹部M11の平面形状が相互に略対応した正八角形状であるため、何れの取付方向においても確実に嵌合凸部33と嵌合凹部M11とを緊密な状態で嵌合させることができ、嵌合状態を良好なものとすことができるとともに、嵌合凸部33と嵌合凹部M11とが相対的に回転することを防止し、静止部材3の肘支柱2に対する取付方向がずれることを確実に防ぐことができる。特に、嵌合凸部33及び嵌合凹部M11の平面形状を正八角形にしているため、肘当て1の回動角度略90度を確保した状態で左肘用・右肘用の肘掛けE(L)、E(R)として好適に兼用することができ、実用性に優れたものとなる。肘当て1の回動角度を略90度に設定している場合には、嵌合凸部33及び嵌合凹部M11の平面形状を正四角形に設定した場合にも上記と同様の効果を得ることができる。
また、肘支柱2が、下端部を座Sに固定し起立姿勢で配置される支柱本体6と、この支柱本体6の外側に挿脱可能に嵌め合わされるカバー部材7とを備えてなり、支柱本体6とカバー部材7との間に、支柱本体6に対するカバー部材7の取付高さ位置を調節する高さ調節機構を設けているため、着座者の体格や使用態様に応じて肘掛けE全体の高さを調節することができ、使い勝手に優れたものとなる。
特に、高さ調節機構が、高さ方向に沿って複数の係合孔81aを形成した被係合部材8と、係合孔81aに選択的に係合可能な係合爪91を有する係合部材9と、係合爪91が係合孔81aに係合し得る方向に向かって係合部材9を付勢する付勢手段たるバネ10とを備えてたものであり、バネ10の付勢力に抗する所定の操作力を付与することにより係合爪91と係合孔81aとの係合状態を解除可能に構成したものであるため、簡素な構成を採用しつつ、操作が簡単であり好適である。
なお、本発明は、以上に詳述した実施形態に限られるものではない。
例えば、静止部材に形成される節度係合要素として、凹状をなす前記節度係合凹部の替わりに、凸状をなす節度係合凸部を採用しても構わない。この場合、この節度係合凸部の形状に対応させて、係合子の形状を凹状のものとすればよい。
前記実施形態においては、弾性付勢手段たるバネとしてコイルバネを例示しているが、板バネ等を用いても勿論構わない。
また、回動規制機構も、前記実施形態のものに限らず、例えば、突起部を静止部材を収容する収容部の内周面に設け、当接部を静止部材の外周面に設けても構わない。この場合、凹溝を静止部材の外周面に形成すれば、この凹溝の両端部を前記当接部として機能させることができる。また、肘当ての肘支柱に対する回動角度を任意の角度に設定したい場合には、凹溝の中心角を当該任意の角度に設定すればよい。さらには、前記回動規制機構を設けず、肘当てを肘支柱に対して360度水平旋回可能に設定してもよい。この場合、静止部材の外周面の全領域に亘って節度係合要素を連続的または間欠的に形成すればよい。
また、嵌合機構を構成する嵌合凹部を静止部材の下端部に設け、嵌合凸部を肘支柱の上端部に設けて場合であっても前記と同様の作用効果を奏する。また、嵌合凹部及び嵌合突部の平面形状は相互に対応した正多角形状のものであることが好ましいが、少なくとも2以上の嵌合の組み合わせが可能なものであれば菱形状や楕円形状等、異形状なものに設定してもよい。この場合、前記嵌合凹部及び前記嵌合凸部の平面形状を、少なくとも嵌合凹部と嵌合凸部とを一の取付方向において嵌合させてなる一の嵌合態様と、嵌合凹部と嵌合凸部とを他の取付方向において嵌合させてなる他の嵌合態様とを選択可能な形状に設定していることがより望ましい。
また、図10に示すように、肘支柱X2が、下端部を座に固定し起立姿勢で配置される支柱本体X6と、この支柱本体X6の外側に挿脱可能に嵌め合わされるカバー部材X7とを備えたものであり、支柱本体X6の上端部位に高さ方向に沿って複数の係合孔X61を形成するとともに、下端部に係合孔X61に係合可能な係合爪X91を有し且つ軸保持部X71に保持させた水平軸Xnを介して回転可能に設定された側面視アーム状の係合部材X9を設け、カバー部材X7の内周面に設けたバネ保持部X72に保持させたバネX10の弾性により係合爪X91を係合孔X61に係合する方向に向かって係合部材X9を押し付けるように構成しもよい。そして、この係合部材X9を操作するための操作部XOを、カバー部材X7の前縁側に形成した開口窓X73を介して操作部本体XO1を表出させた状態で肘支柱X2に設け、前記係合部材X9の上端部に基端部XO2を取り付けたこの操作部XOを、係合爪X91が係合孔X61に係合しカバー部材X7の上下移動が禁止された状態から、着座者が操作部XOに指を掛けて上方へ回動させる操作を行うことにより、係合部材X9が前記水平軸Xnを支点に回転し、これに伴って係合爪X91と係合孔X61との係合状態が解除され(同図に想像線で示す)、カバー部材X7の支柱本体X6に対する上下スライド動作が許容され、所望の高さ位置において、操作部Oに対する操作力を停止することにより、その高さ位置に位置する係合孔81aに係合爪91が係合するように構成した高さ調節機構を用いても構わない。このようなものであれば、前記実施形態のものと比較して、部品点数の削減を図ることができる。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態に係る肘掛け並びにこの肘掛けを適用した椅子を示す全体平面図。 同実施形態に係る肘掛けの一部を省略して示す要部分解斜視図。 同実施形態に係る肘掛けの肘当てを構成するベース部の平面図。 同実施形態に係る肘掛けの肘支柱を一部省略して示す側断面図。 同実施形態における静止部材及び肘支柱の上端部を一部省略して示す斜視図。 同実施形態に係る左肘用の肘掛けの作用説明図。 同左肘用の肘掛けの作用説明図。 同実施形態に係る右肘用の肘掛けの作用説明図。 同右肘用の肘掛けの作用説明図。 同実施形態における肘支柱及び高さ調節機構の一変形例を示す側断面図。
符号の説明
1…肘当て
2…肘支柱
3…静止部材
31c…突起部
31k…節度係合要素(節度係合凹部)
33…嵌合凸部
4…可動部材
41k…係合子
42…弾性付勢手段(バネ)
53…収容部(第1収容部)
532…凹溝
6…支柱本体
7…カバー部材
8…被係合部材
81a…係合孔
9…係合部材
91…係合爪
10…付勢手段(バネ)
C…椅子
E…肘掛け
M11…嵌合凹部
S…座

Claims (16)

  1. 着座者の肘を凭せ掛けるための肘当てと、当該肘当てを枢支する肘支柱とを具備してなり、前記肘当てを前記肘当てと前記肘支柱との枢着点を支点に水平旋回可能に構成するとともに、前記肘当てと前記肘支柱との間に、肘当てを所定角度で節度停止させるための節度機構を設けた肘掛けであって、
    前記節度機構が、外周面に複数の節度係合要素を有する静止部材と、前記肘当てと共に回動動作し前記複数の節度係合要素に順次弾性係合可能な係合子を有する可動部材とを備えたものであり、
    前記静止部材を前記肘支柱側に取り付けるとともに、前記可動部材を前記肘当て側に取り付けてなり、
    前記肘当ては、ベース部の底面部上に前記静止部材を収容し得る第1収容部と、この第1収容部の後方側に連続して設けられ前記可動部材を収容し得る第2収容部とを有し、前記第2収容部が前記肘当ての長手方向に延びる一対の対向壁に相互に相寄る方向に向かって水平に突出させた水平片をそれぞれ備えるとともに、前記対向壁同士を連結する連結壁を備えてなり、
    前記可動部材が、前記底面部上をスライド移動する前記係合子を設けた可動部材本体と、当該係合子を前記枢着点側に押し付ける伸縮可能な弾性付勢手段とを備え、前記弾性付勢手段が前記可動部材本体と前記連結壁との間に介在するものであり、前記可動部材本体の側面部に側方に突出させてなる側方突出部を備え、この側方突出部の上方に前記水平片が位置するとともに、前記側方突出部が前記底面部と前記水平片との間に位置するものであって、
    前記弾性付勢手段の伸縮方向と前記肘当ての長手方向とを一致させ、前記肘当ての長手方向に沿った一直線上に動作しながら前記係合子を前記複数の節度係合要素に順次弾性係合させるものであることを特徴とする肘掛け。
  2. 前記肘支柱に対する前記肘当ての回動角度を所定角度内に規制する回動規制機構を設けている請求項1記載の肘掛け。
  3. 前記回動規制機構が、前記静止部材の外周面又は前記第1収容部の内周面の一方に設けた突起部と、他方に設けられ肘当てが所定角度回動した際に前記突起部が当接する当接部とを備えたものである請求項2記載の肘掛け。
  4. 前記肘掛けの前記所定角度内における回動動作中において前記突起部と前記当接部とが相互に干渉しないように、当接部を設けた前記静止部材の外周面又は前記第1収容部の内周面の一方に、前記突起部の突出寸法に略対応した窪み寸法を有する凹溝を設け、該凹溝の両端部を前記当接部としている請求項3記載の肘掛け。
  5. 前記凹溝の各端部と前記枢着点とを結ぶ線分がなす角度を、前記突起部の各端部と前記枢着点とを結ぶ線分がなす角度と、前記肘当ての回動角度との和に略等しく設定している請求項4記載の肘掛け。
  6. 前記突起部の平面形状が略扇形状である請求項4又は5記載の肘掛け。
  7. 前記肘当ての回動角度が略90度である請求項2、3、4、5又は6記載の肘掛け。
  8. 前記肘支柱に対する前記静止部材の取付方向を変更することにより、前記肘当ての回動規制範囲を変更し、前記肘支柱に対する前記肘当ての回動方向を変更可能に構成している請求項2、3、4、5、6又は7記載の肘掛け。
  9. 前記静止部材を前記肘支柱に嵌合機構を介して取り付けたものであり、前記嵌合機構が、前記静止部材の下端部又は前記肘支柱の上端部の一方に設けた嵌合凹部と、他方に設けられ前記嵌合凹部に嵌合する嵌合凸部とを備え、これら嵌合凹部と嵌合凸部とが前記静止部材の前記肘支柱に対する複数の取付方向から選択される任意の一の取付方向において嵌合するものである請求項8記載の肘掛け。
  10. 前記静止部材の前記肘支柱に対する前記複数の取付方向のうち、一の取付方向に沿った線分と、当該一の取付方向とは異なる他の取付方向に沿った線分とがなす角度を、前記肘当ての回動角度と略等しくなるように設定している請求項9記載の肘掛け。
  11. 前記嵌合凹部及び前記嵌合凸部の平面形状を、少なくとも前記嵌合凹部と前記嵌合凸部とを前記一の取付方向において嵌合させてなる一の嵌合態様と、前記嵌合凹部と前記嵌合凸部とを前記他の取付方向において嵌合させてなる他の嵌合態様とを選択可能な形状に設定している請求項10記載の肘掛け。
  12. 前記嵌合凹部及び前記嵌合凸部の平面形状が相互に略対応した正多角形状である請求項9、10又は11記載の肘掛け。
  13. 前記正多角形状が正四角形又は正八角形である請求項12記載の肘掛け。
  14. 前記肘支柱が、下端部を座に固定し起立姿勢で配置される支柱本体と、当該支柱本体の外側に挿脱可能に嵌め合わされるカバー部材とを具備してなり、前記支柱本体と前記カバー部材との間に、前記支柱本体に対する前記カバー部材の取付高さ位置を調節する高さ調節機構を設けている請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12又は13記載の肘掛け。
  15. 前記高さ調節機構が、高さ方向に沿って複数の係合孔を形成した被係合部材と、前記係合孔に選択的に係合可能な係合爪を有する係合部材と、前記係合爪が前記係合孔に係合し得る方向に向かって前記係合部材を付勢する付勢手段とを具備してなり、所定の操作力により係合爪と係合孔との係合状態を解除可能に構成したものである請求項14記載の肘掛け。
  16. 請求項1乃至15何れか記載の肘掛けを座の左右両側端部に左右対称となるように一対にして設けていることを特徴とする椅子。
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