JP4576880B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、複数のセルを備える燃料電池システムに関する。
従来、燃料電池システムの分野においては、複数のセル(単電池あるいは単セルともいう)を直列に積層したスタックを備え、各セルにおいて供給されるアノードガスやカソードガスが反応することで発電するもの、例えば高分子電解質型燃料電池が知られている。このような燃料電池システムにおいては、各セルが反応により発熱することから、各セルを冷却する目的で冷却水流路が設けられる。この冷却水流路は一般にセル外部に設けたポンプにより冷却水を各セルに循環させるように構成される(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、複数のセルを備える燃料電池システムにおいて、特定のセルのみに冷却水を循環させる着想については提案されていなかった。このため、例えば、燃料電池を所定温度まで昇温させる目的で運転(例えば氷点下の環境下における暖気運転)している間に冷却水を循環させると、全てのセルに新たな冷却水(通常、昇温途中の冷却水よりも低温である)が循環されて全てのセルが冷えるという問題がある。これは、各セルが発熱するとはいっても全てのセルが均一に昇温するのではなく、例えば、中央部のセルが昇温しやすく端部のセルが昇温しにくい、というようにムラがあるからであり、特定のセル(この場合中央部のセル)のみに冷却水を循環させることができないからである。
なお、本発明に関連すると考えられるものとして、燃料ガス流路および酸化剤ガス流路のうちの少なくとも一方に、振動板と圧電素子からなる振動手段を備える燃料電池がある(例えば特許文献2参照)。
特開平7−122280号公報 特開2002−184430号公報
本発明の課題は、複数のセルを備える燃料電池システムにおいて、特定のセルのみに冷却水を循環させるための技術を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、複数のセルを備える燃料電池システムであって、前記複数のセルそれぞれに対応する冷却水流路と、前記複数のセルのうち特定のセルのみに対応する冷却水流路に冷却水を循環させる循環手段と、を備える。
本発明によれば、特定のセル(例えば最高温度に達することが予め判明しているセルや、所定温度以上であると判定されたセル)のみに冷却水を循環させることができる。従って、例えば、燃料電池の起動時に、燃料電池を所定温度まで昇温させる目的で運転(例えば氷点下の環境下における暖気運転)している間に特定のセルのみに冷却水を循環させることが可能となる。従って、この場合、従来のように、全てのセルに新たな冷却水(通常、昇温途中の冷却水よりも低温である)が循環されて全てのセルが冷えることがなくなる。
また、上記燃料電池システムにおいては、例えば、前記循環手段は、各冷却水流路に設けられセル外からセル内への流通のみを許容する逆止弁と、各冷却水流路に設けられセル
内からセル外への流通のみを許容する逆止弁と、該両逆止弁間の冷却水流路中に設けられ通電により容積変化する素子と、を含む。
また、上記燃料電池システムにおいては、例えば、前記循環手段は、前記素子が通電により容積変化することでポンプとして機能する。
これは、循環手段の使用例を特定したものである。従って、本発明の循環手段は、ポンプとしてのみ機能するのではなく、他の様々な目的で機能することが可能である。
また、上記燃料電池システムにおいては、例えば、前記素子は、非通電時にその容積が最大又は最小となるように設定される。
このように、非通電時に容積が最大となるように設定するとすれば、各冷却水流路内の冷却水の保有量が少なくなる(すなわち熱容量が小さくなる)ことから、次回燃料電池を運転(起動)する場合に、各冷却水路内の冷却水の昇温特性を良好にできる。同様に、非通電時に容積が最小となるように設定するとすれば、各冷却水流路内の冷却水の保有量が多くなる(すなわち熱容量が大きくなる)ことから、運転停止後でも比較的冷めにくい燃料電池を得ることが可能になる。
本発明によれば、特定のセルのみに冷却水を循環させることが可能となる。従って、例えば、燃料電池を所定温度まで昇温させる目的で運転(例えば氷点下の環境下における暖気運転)している間に所定温度を越えたセルのみに冷却水を循環させることが可能となる。従って、この場合、従来のように、全てのセルに新たな冷却水(通常、昇温途中の冷却水よりも低温である)が循環されて全てのセルが冷えることがなくなる。
以下、本発明の実施形態である高分子電解質型燃料電池システム(以下単に燃料電池という)について図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施形態の燃料電池10は、複数のセル(単電池あるいは単セルともいう)20を直列に積層して構成されるスタック30と、その積層された各セル20を冷却するための冷却水(冷媒とも呼ばれる)流路40と、所定値(所定温度)を越えたセル20を検出する温度検出器50と、その検出されたセル20に対応する冷却水流路40に冷却水を循環させる循環手段60と、を備えている。なお、図1は、説明の都合上、主にスタック30を構成するセル20のうちの一つに着目してその断面を図示したものであり、他のセル20については図示を省略してある。
セル20は、セパレータ21、MEA(membrane electrode assembly)22、及びセパレータ23を積層して構成される。図1中、セパレータ21は紙面直交方向に延びる複数の凹溝21aを有しており、各凹溝21aとMEA22下面とでカソード流路21aを形成する。同様に、セパレータ23は紙面直交方向に延びる複数の凹溝23aを有しており、各凹溝23aとMEA22上面とでアノード流路23aを形成する。セル20においては、各カソード流路21aと各アノード流路23aに水素などの燃料であるアノードガスと酸化剤である空気などのカソードガスが供給されMEA22において反応することで発電する。なお、アノードガスやカソードガスの供給系については公知であることからその
構成については省略する。
各セル20はそのセパレータ21を他のセル20のセパレータ23に向き合わせた状態で積層される。この積層された各セル20が上記反応により発熱することから、各セル20を冷却する目的で各セル20間に冷却水流路40が設けられる(本発明の複数のセルそれぞれに対応する冷却水流路に相当)。冷却水流路40は、積層された各セル20間、すなわち、あるセル20のセパレータ21とこれに隣接して積層されたセル20のセパレータ23との間に設けられる。従って、例えば、5つのセル20を積層して構成されるスタック30においては、4つの冷却水流路40が存在する。これは冷却水流路40設置の一例であるから、例えば、冷却水通路40を2セル20ごとに設けるようにしてもよいし、その他の形態で設置してもよい。
各冷却水流路40は循環手段60により冷却水が循環するように構成される。あるいは、外部冷却水ポンプ(図示せず)を持つ場合、平均的なセルの冷却は外部ポンプに任せ、特異的なセル(例えば端セルや最下端セル)のみ、循環手段60による冷却を行うように構成してもよい。
所定値(所定温度)を越えたセル20を検出するために温度検出器50が設けられる。温度検出器50は、温度センサを含み、例えば冷却水流路40中に設けられる。あるいは、各セル20のアノードガス出口にも設けるようにしてもよい。あるいは、セル20から得られる電圧と電流に基づいてセル20の温度を推定するようにしてもよい。環境温度(セル20の温度)により電圧と電流の関係が概ね定まるので、セル20から得られる電圧と電流に基づいてセル20の温度を推定することは可能である。
図1は、温度検出器50を冷却水流路40中の素子上部に設けた例を示す。温度検出器50はCPUなどの制御部70に接続されている。制御部70は、所定プログラムを実行することにより、温度検出器50が検出した値(温度)と所定値(警戒温度や上限温度などの所定温度)とを比較し、所定値を越えたか否か(または所定値以上か否か)を判定する。これにより、所定値を越えたセル20を検出可能となっている。なお、温度検出器50が冷却水流路40中に設けられる場合、温度検出器50が実際に検出するのはセル20の温度ではなく、冷却水流路40中の冷却水の温度である。しかしながら、冷却水流路40中の冷却水の温度は、この冷却水流路40に隣接するセル20の温度ともいえる。従って、冷却水流路40とこれに隣接するセル20との対応関係をメモリに保持させておけば、特定の冷却水流路40中の冷却水温度が検出された場合にその対応関係を参照することで、特定のセル20の温度を検出することが可能である。
冷却水通路40は冷却水を循環させるための循環手段60を構成する要素の一つでもある。すなわち、図1に示すように、循環手段60は、冷却水流路40(の一端側)に設けられセル20外からセル20内への流通のみを許容する逆止弁61と、冷却水通路40(の他端側)に設けられセル20内からセル20外への流通のみを許容する逆止弁62と、両逆止弁61、62間の冷却水流路40中に設けられ制御部70からの制御(通電等)により容積変化する素子63と、その素子63を覆い冷却水通路40中の冷却水と空気層とを仕切る膜64とを備えている。
例えば、5つのセル20を積層して構成されるスタック30においては、4つの冷却水流路40が存在することになるから、通常、4つの循環手段60が構成される。この例では、4つの循環手段60を構成する4つの素子63は、各素子64に対応する駆動回路80を介して制御部70に接続されている。なお、素子63の電源としては、セル20で発生した電圧を得るセルV検出回路81から供給することも考えられるし、外部電源を設けてこれから供給することも考えられる。
制御部70は、駆動回路80を介して特定の素子63を制御する。例えばその素子63が通電非通電により容積変化する圧電素子で有れば、通電非通電(オンオフ)を繰り返す。するとその制御された素子63は、容積変化を繰り返す(図1中実線で示す形状又は波線で示す形状を繰り返す)ので、この素子63を覆う膜64も連動して上下動する。従って、図1中、冷却水流路40中の冷却水は左(逆止弁61)から右(逆止弁62)へ流れる。すなわち、冷却水流路40はポンプとして機能するのである。この意味では循環手段60はポンプともいえる。これにより、特定のセル20のみに冷却水を循環させることが可能となる。なお、通電非通電(オンオフ)の間隔を適宜に設定することで、循環させる冷却水の流量も調整可能となる。なお、素子63としては例えば人工筋肉など、通電非通電により長さあるいは容積が変化するものを適用可能である。また、膜64としては例えばゴムやステンレスなどの薄膜を適用可能である。
なお、氷点下の環境下で燃料電池10を運転することを想定すれば、非通電時(電源オフ時)に最も容積が大きくなるように素子63を設定する(例えば無通電時に元の形状に復帰するように素子63を作っておく)のが望ましい。このようにすれば、各冷却水流路40内の冷却水の保有量が少なくなる(すなわち熱容量が小さくなる)ことから、次回燃料電池10を運転する場合に、各冷却水路40内の冷却水の昇温特性を良好にできる。この観点からは、素子63は必ずしも圧電素子のように通電等により体積変化するものである必要はなく、例えば、バルーンであってもよい。一方、運転停止後も冷めにくい燃料電池10を得たいという要請があれば、非通電時(電源オフ時)に最も容積が小さくなるように素子63を設定するのが望ましい。このようにすれば、各冷却水流路40内の冷却水の保有量が多くなる(すなわち熱容量が大きくなる)ことから、運転停止後でも比較的冷めにくい燃料電池を得ることが可能になる。
次に、上記構成の燃料電池10の動作について図2を参照しながら説明する。
燃料電池10において、アノードガスやカソードガスが供給され発電を開始すると(S10)、各セル20(又は最高温度になることが予め判明しているセル20などの、特定セル)の温度を検知する(S11)。この温度検知は例えば各温度検出器50が行う。
本実施形態では、温度検知の対象とされるセル20が監視セルリスト90に設定されている。監視セルリスト90とは、セル20とそのセル20が温度検知の対象とされるセルか否かを示す識別子との対応関係である。監視セルリスト90は制御部70がアクセス可能なメモリに保持される。
制御部70は、所定プログラムを実行することにより、監視セルリスト90を参照し、温度検知の対象とされるセルであることを示す識別子が設定されているセル20について、温度検出器50が検出した値と所定値(警戒温度)とを比較し、所定値を越えたか否かを判定する。これにより、所定値(警戒温度)を越えたセル20を検出可能となっている(本発明の検出手段に相当)。
その結果、制御部70は、所定値(警戒温度)を越えたセル20を検出した場合には、そのセル20に対応する冷却水流路40のみをポンプとして機能させる(S12)。すなわち、制御部70は、そのセル20に対応する駆動回路80を介して、そのセル20に対応する冷却水流路40中の素子63を制御する(例えば通電非通電を繰り返す)。するとその制御された素子63は、容積変化を繰り返す(図1中実線で示す形状又は波線で示す形状を繰り返す)ので、この素子63を覆う膜64も連動して上下動する。従って、図1中、冷却水流路40中の冷却水は左(逆止弁61)から右(逆止弁62)へ流れる。すなわち、冷却水流路40はポンプとして機能するのである。これにより、所定値(警戒温度
)を越えたセル20のみに冷却水を循環させることが可能となる。所定値を越えない他のセル20には循環しない。
このように、各セル20ごとの冷却水を個別に循環させることができることから、例えば、次の効果を奏する。
第1に、従来のように、全てのセル20に新たな冷却水(通常、昇温途中の冷却水よりも低温である)が循環されて全てのセル20が冷えることがなくなる。第2に、燃料電池10を所定温度まで比較的早期に昇温させること(例えば氷点下の環境下における暖気運転の早期完了)が可能となる。第3に、各セル20を均一な温度に調整することが可能となる。第4に、セル20の積層数を変えても冷却水ポンプを新たに開発する必要がない。第5に、駆動回路80をセルV検出回路81と統合することで、ポンプドライバー(駆動回路80)の小型化が可能となる。第6に、スタック30の性能によっては、外部ポンプが不要となる。第7に、冷却水ポンプの消費電力分、FC出力ケーブル、コンタクタの負荷を下げることが可能である。
次に、制御部70は、その循環手段60がポンプとして起動しているセル20を監視セルリスト90から除く(S13)。すなわち、制御部70は、監視セルリスト90を参照し、その循環手段60がポンプとして起動しているセル20が温度検知の対象とされるセルであることを示す識別子を、そのような対象とされないセルであることを示す識別子に書き換える。なお、監視セルリスト90から全てのセル20が除かれた場合には(S14:Yes)、本フローチャートの処理(起動モード)を終了する(S17)。
一方、監視セルリスト90から全てのセル20が除かれていない場合には(S14:No)、制御部70は、所定プログラムを実行することにより、温度検出器50が検出した値と所定値(上限温度)とを比較し、所定値に達したか否かを判定する(S15)。その結果、制御部70は、所定値(上限温度)に達したセル20が存在すると判定した場合には(S15:Yes)、外部冷却水ポンプ(図示せず)を作動させる(S16)ことで、各冷却水流路40に冷却水を供給する(外部冷却水ポンプが設けられている場合)。これにより、上限温度に達したセルを保護することが可能となる。
一方、制御部70は、所定値(上限温度)に達したセル20が存在すると判定しない場合には(S15:No)、S11以降の処理を繰り返し行う。
以上説明したように、本実施形態の燃料電池10によれば、特定のセル20のみに冷却水を循環させることが可能となる。
(変形例)
上記実施形態の燃料電池システムにおいては、外部冷却水ポンプが設けられている例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、外部冷却水ポンプを設けることなく、燃料電池10を構成しても良い。この場合、上記S15及びS16の処理は不要となる。
また、上記実施形態の燃料電池システムにおいては、監視セルリスト90に温度検知の対象とされるセルであることを示す識別子が設定されているセル20について、温度検出器50が検出した値と所定値(所定温度)を比較し、所定値を越えたセル20に対応する冷却水流路40をポンプとして機能させるように説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、特定のセル(最高温度に達することが予め判明している、例えば中央部のセル)20については、温度検出器50による温度検出(さらにはその検出した値と所定値(所定温度)を比較)することなく、常に、燃料電池10始動初期(例えば燃料電池10
起動後所定時間)はその特定のセル20のみに対応する冷却水流路40をポンプとして機能させるようにしてもよい(S12)。この場合、検出手段50は不要となる。このようにすれば、燃料電池10始動時にまず特定のセル20についてのみ冷却水を循環させることが可能となる。
本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他の様々な形で実施することができる。このため、上記の実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎない。これらの記載によって本発明が限定的に解釈されるものではない。
本発明によれば、特定のセルのみに冷却水を循環させることが可能となる。従って、例えば、燃料電池を所定温度まで昇温させる目的で運転(例えば氷点下の環境下における暖気運転)している間に、所定温度を越えたセルのみに冷却水を循環させることが可能となる。従って、従来のように、全てのセルに新たな冷却水(通常、昇温途中の冷却水よりも低温である)が循環されて全てのセルが冷えることがなくなる。
本発明の実施形態である高分子電解質型燃料電池の概略構成を説明するための図である。 本発明の実施形態である高分子電解質型燃料電池の動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10 燃料電池
20 セル
30 スタック
40 冷却水流路
50 温度検出器
60 循環手段
70 制御部
80 駆動回路
90 監視セルリスト

Claims (5)

  1. 複数のセルを備える燃料電池システムであって、
    セル間に設けられる冷却水流路と、
    各冷却水流路に設けられ、前記複数のセルのうち特定のセルのみに対応する冷却水流路に冷却水を循環させる循環手段と、
    を備える燃料電池システム。
  2. 前記特定のセルは所定温度以上であると判定されたセルである請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記循環手段は、
    セル外からセル内への流通のみを許容する逆止弁と、各冷却水流路に設けられセル内からセル外への流通のみを許容する逆止弁と、該両逆止弁間の冷却水流路中に設けられ通電により容積変化する素子と、
    を含む請求項1に記載の燃料電池システム。
  4. 前記循環手段は、前記素子が通電により容積変化することでポンプとして機能する、
    請求項3に記載の燃料電池システム。
  5. 前記素子は、非通電時にその容積が最大又は最小となるように設定される請求項3に記載の燃料電池システム。
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