JP5636905B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

この発明は、燃料電池を備える燃料電池システムに関する。
従来、燃料電池システムにおいて、氷点(0℃)下の起動時に冷媒の循環を停止して、燃料電池を起動するものが知られている(特許文献1参照)。この構成では、氷点下における燃料電池の起動時に、冷媒が燃料電池の内部に送られて、燃料電池の内部温度の上昇が抑えられてしまうことを防止することができる。また、この構成では、燃料電池の内部温度が氷点を超えると、内部温度の上昇に応じた冷媒の循環を開始する。
特開2003−36874号公報 特開2005−129448号公報
しかしながら、前記従来の技術では、冷媒の循環の開始により燃料電池の内部に送られた低音(氷点下)の冷媒によって、燃料電池の内部の温度が一時的に低下するため、起動前に燃料電池内に残っていた水(以下、「残水」とも呼ぶ)が燃料電池の内部温度の上昇で一旦溶融したにも関わらず、再凍結することがあった。残水が再凍結すると、燃料電池内の触媒層の劣化を招く可能性があった。特に、燃料電池内における水(以下「生成水」とも呼ぶ))の生成は、主にカソードで生成されるので、カソードの触媒層の劣化の可能性が高い。
そこで、本発明は、燃料電池の起動後に、燃料電池内に残っていた残水の再凍結を抑制し、再凍結に起因する触媒層の劣化を抑制することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[形態1]
燃料電池を備える燃料電池システムであって、
ポンプが設けられ、前記燃料電池内に設けられた冷媒流路に冷媒を通過させるための冷媒流通部と、
前記燃料電池システムの動作を制御する制御部と、を備え、
前記燃料電池は、電解質膜と、前記電解質膜の一方の面上に設けられたカソードと、前記電解質膜の他方の面上に、前記カソードの熱容量よりも小さい熱容量となるように設けられたアノードと、を有する燃料電池セルから構成されており、
前記制御部は、
少なくとも前記燃料電池の出力電圧および出力電流に基づいて、前記アノードの温度と前記アノードの温度よりも高い前記カソードの温度との平均温度である前記燃料電池の内部温度を推定する温度推定部と、
前記内部温度が水の凝固点以下となる低温時において前記燃料電池の発電を開始した後、前記ポンプを起動する場合において、前記燃料電池内の水が凍結しないように、前記温度推定部による推定温度に基づいて前記ポンプの起動および停止を制御するポンプ制御部と、を含み、
前記ポンプ制御部は、
前記ポンプの起動によって前記冷媒流通部から前記燃料電池内に前記冷媒が流入することにより、前記ポンプの起動直前の前記温度推定部による起動前推定温度が前記ポンプの起動直後の前記温度推定部による起動後推定温度まで低下したとしても、前記起動後推定温度が前記水の凝固点以下とならないような温度として予め規定された起動温度まで、前記起動前推定温度が上昇した場合に、前記ポンプを起動させることにより、前記アノードの温度が前記水の凝固点以下となることを許容しつつ、前記カソードの温度が前記水の凝固点以下とならないように制御する
ことを特徴とする燃料電池システム。
形態1に記載の燃料電池システムでは、温度推定部による燃料電池内の推定温度が、水の凝固点以下とならないように、推定温度に基づいてポンプの起動および停止を制御している。特に、起動後推定温度が水の凝固点以下とならないような温度として予め規定された起動温度まで、起動前推定温度が上昇した場合に、ポンプを起動させることにより、アノードの温度が水の凝固点以下となることを許容しつつ、カソードの温度が水の凝固点以下とならないように制御している。このため、燃料電池の起動前に、燃料電池内のカソードに残っていた残水の再凍結を抑制することができ、残水の再凍結に起因する触媒層の劣化を抑制することが可能となる。
[形態2]
形態1記載の燃料電池システムであって、
前記ポンプ制御部は、
前記ポンプの起動中の前記温度推定部による起動中推定温度が、前記水の凝固点以下とならないような温度として予め規定された停止温度まで低下した場合に、前記ポンプを停止させる
ことを特徴とする燃料電池システム。
形態2記載の燃料電池システムによれば、推定温度が水の凝固点以下とならないように、ポンプの起動と停止を容易に制御することが可能である。
[適用例1]
燃料電池を備える燃料電池システムであって、
ポンプが設けられ、前記燃料電池内に設けられた冷媒流路に冷媒を通過させるための冷媒流通部と、
前記燃料電池システムの動作を制御する制御部と、を備え、
前記燃料電池は、電解質膜と、前記電解質膜の一方の面上に設けられたカソードと、前記電解質膜の他方の面上に、前記カソードの熱容量よりも小さい熱容量となるように設けられたアノードと、を有する燃料電池セルから構成されており、
前記制御部は、
少なくとも前記燃料電池の出力電圧および出力電流に基づいて前記燃料電池の内部温度を推定する温度推定部と、
前記内部温度が水の凝固点以下となる低温時において前記燃料電池の発電を開始した後、前記ポンプを起動する場合において、前記温度推定部による推定温度が水の凝固点以下とならないように、前記推定温度に基づいて前記ポンプの起動および停止を制御するポンプ制御部と、を含む
ことを特徴とする燃料電池システム。
適用例1に記載の燃料電池システムでは、温度推定部による燃料電池内の推定温度が、水の凝固点以下とならないように、推定温度に基づいてポンプの起動および停止を制御している。このため、燃料電池の起動前に、燃料電池内に残っていた残水の再凍結を抑制することができ、残水の再凍結に起因する触媒層の劣化を抑制することが可能となる。
[適用例2]
適用例1記載の燃料電池システムであって、
前記ポンプ制御部は、
前記ポンプの起動によって前記冷媒流通部から前記燃料電池内に前記冷媒が流入することにより、前記ポンプの起動直前の前記温度推定部による起動前推定温度が前記ポンプの起動直後の前記温度推定部による起動後推定温度まで低下したとしても、前記起動後推定温度が前記水の凝固点以下とならないような温度として予め規定された起動温度まで、前記起動前推定温度が上昇した場合に、前記ポンプを起動させ、
前記ポンプの起動中の前記温度推定部による起動中推定温度が、前記水の凝固点以下とならないような温度として予め規定された停止温度まで低下した場合に、前記ポンプを停止させる
ことを特徴とする燃料電池システム。
適用例2記載の燃料電池システムによれば、推定温度が水の凝固点以下とならないように、ポンプの起動と停止を容易に制御することが可能である。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、燃料電池システム、燃料電池システムの制御方法などの種々の形態で実現することが可能である。
本発明の一実施例としての燃料電池システム10の構成を示す説明図である。 燃料電池の内部構成を示す説明図である。 起動時冷却制御ルーチンについて示すフローチャートである。 起動時冷却制御により変化する燃料電池の内部温度について示す説明図である。 第1の温度センサーの検出値に応じて規定される判定基準値について示す説明図である。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.装置の全体構成:
B.冷却制御:
C.変形例:
A.装置の全体構成:
図1は、本発明の一実施例としての燃料電池システム10の構成を示す説明図である。この燃料電池システム10は、燃料電池により得られた電力を駆動用電力として用いる電気自動車に搭載された例を示している。燃料電池システム10は、燃料電池20と、空気供給部30と、水素供給部40と、冷却部50と、電力制御部60と、制御部70と、を備えている。
燃料電池20は、アノードに供給されるアノードガスとしての燃料ガス(水素)と、カソードに供給されるカソードガスとしての酸化ガス(空気、厳密には空気に含まれる酸素)との電気化学反応により電力を発生する。発生した電力は、出力端子21,22から出力される。この出力端子21,22には、燃料電池20の出力電圧を検出する電圧センサー66が並列に設けられ、燃料電池20の出力電流を検出する電流センサー67が直列に設けられている。
図2は、燃料電池20の内部構成を示す説明図である。燃料電池20は、燃料電池セル25が複数積層されたスタック構造を有する。各燃料電池セル25は、基本的に、膜電極接合体((MEA:Membrane-Electrode Assembly)25をカソード側のセパレータ29Cおよびアノード側のセパレータ29Aで挟持した構成を有している。MEAは、イオン交換膜からなる電解質膜と、電解質膜のアノード側の面上に形成された触媒電極(「アノード側触媒電極」とも呼ぶ)と、電解質膜のカソード側の面上に形成された触媒電極(「カソード側触媒電極」とも呼ぶ)とで構成される。MEA25とセパレータ29C,29Aとの間には、それぞれガス拡散層(GDL)27C,27Aおよびガス流路層28C,28Aが設けられている。カソード側のガス流路層28Cは、酸化ガス(「カソードガス」とも呼ぶ)としての酸素(O)を含む空気を流すための多孔体で構成される。同様に、アノード側のガス流路層28Aは、燃料ガス(「アノードガス」とも呼ぶ)としての水素(H)を流すための多孔体で構成される。ただし。ガス流路層に代えて、セパレータのガス拡散層側の面に溝状のガス流路が形成される構造の場合もある。なお、カソードのセパレータ29Cの他の燃料電池セルのアノードのセパレータ29Aに接する面には溝状の冷媒流路29Lが形成されている。
ここで、図2に示すように、アノード側のガス拡散層27Aはカソード側のガス拡散層27Cに比べて積層方向の厚さが薄くなっており、同じ部材を用いていることを前提とすれば、熱容量が小さくなっている。また、アノード側のセパレータ29Aもカソード側のセパレータ29Cに比べて厚さが薄くなっており、同様に同じ部材であることを前提とすれば、熱容量が小さくなっている。さらにまた、アノード側のガス流路層28Aはカソード側のガス流路層28Cに比べて積層方向の厚さが薄くなっており、同じ部材を用いていることを前提とすれば、熱容量が小さくなっている。また、アノード側のガス流路層28Aはカソード側のガス流路層28Cに比べて多孔体の気孔率が大きくなっているので、これによっても、アノード側のガス流路層28Aはカソード側のガス流路層28Cに比べて熱容量が小さくなっている。以上のことから、燃料電池セル25のアノード側の熱容量Canはカソード側の熱容量Ccaに比べて小さくなっている。なお、このアノード側の熱容量とカソード側の熱容量との違いについては、さらに後述する。
燃料電池20は、上記スタック構造の複数の燃料電池セル25をターミナルを挟んでエンドプレートによって挟持される構造を有する(不図示)。また、燃料電池20は、テンションプレートがボルトによって各エンドプレートに結合されることによって、各燃料電池セル25を、積層方向に所定の力で締結する構造となっている(不図示)。
空気供給部30は、配管32を介して燃料電池20の各燃料電池セル25のカソードに、カソードガス(酸化ガス)としての空気を供給する。そして、各燃料電池セル25のカソードから排出された空気(「カソードオフガス」とも呼ぶ)を、配管34を介して大気中に放出する。空気供給部30は、制御部70に接続されており、制御部70によってその駆動状態が制御される。
水素供給部40は、配管42を介して燃料電池20の各燃料電池セル25のアノードに、アノードガス(燃料ガス)としての水素ガスを供給する。そして、各燃料電池セル25のアノードから排出された水素排出ガス(「アノードオフガス」とも呼ぶ)を、配管44を介して排出される空気とともに大気中に放出する。なお、この水素オフガスを水素ガスの供給口に戻して循環して利用する場合もある。水素供給部40は、制御部70に接続されており、制御部70によってその駆動状態が制御される。
冷却部50は、冷却ファン55を備えたラジエータ54と、燃料電池20内に形成された冷媒の流路とラジエータ54内に形成された冷媒の流路とを接続して両者の間で冷媒を循環させる循環流路52と、循環流路52を介して冷媒を循環させる駆動源となる冷却ポンプ56と、を備えている。すなわち、これらの各部は、燃料電池20の内部に設けた冷媒の流路に冷媒を通過させるための冷媒流通部を構成している。この冷却部50により、燃料電池20内に設けられた冷媒流路に冷媒を通過させることによって、発熱を伴う電気化学反応が進行する燃料電池において、内部の温度を、電気化学反応が良好に進行する範囲内に保つことが可能となる。なお、本実施例では、氷点下(0℃以下)の寒冷(低温)な条件下において燃料電池システム10を起動するときも、システム内部で冷却水を循環させることができるように、氷点下でも凍結しない不凍液を冷媒としても用いている。
ラジエータ54は、燃料電池20に供給されて燃料電池20内で熱交換することによって昇温した冷却水を、降温させるための装置である。ラジエータ54は、上記昇温した冷却水を導く流路を備える熱交換部として形成されている。この熱交換部は、外気が通過可能な構造を有し、この通過する外気と上記流路内の冷却水との間で熱交換可能となっている。ラジエータ54が備える冷却ファン55を駆動すると、この冷却ファン55によって生じる冷却風は、上記熱交換部を通過すると共に、上記流路内を流れる冷却水から熱量を奪い、これによって冷媒の積極的な冷却が行なわれる。冷却ファン55は、制御部70に接続されており、制御部70によってその駆動状態が制御される。
冷却ポンプ56は、上述したように、循環流路52内で冷媒が循環する駆動力を発生する装置であり、駆動電圧の大きさによってその駆動量(冷却ポンプの回転数あるいは冷媒のポンピング量)を調節可能となっている。本実施例では、冷却ポンプ56の駆動電圧の大きさを変化させることによって、冷媒のポンピング量を調節し、それによって燃料電池20内の温度分布状態の平均化を図っている。したがって、燃料電池システム10に備える冷却ポンプ56としては、燃料電池20の出力電流が激しく変動し、燃料電池20における発熱量が変化する場合にも、燃料電池20内の温度分布状態を充分に平均化できるように、冷媒の流量を調節することが可能な性能を有することが望ましい。この冷却ポンプ56は、制御部70に接続されており、制御部70によってその駆動電圧の大きさが制御される。
なお、循環流路52の燃料電池20の入口には、第1の温度センサー57が設けられており、燃料電池20内に流入させる冷媒の温度を検出することができる。また、循環流路52の燃料電池20の出口には、第2の温度センサー58が設けられており、燃料電池20から流出される冷媒の温度を検出することができる。上記温度センサー57,58は、制御部70に接続されており、それぞれの検出値が制御部70に与えられて、制御部70による制御動作に利用される。
電力制御部60は、モータ62や、出力制御部61、二次電池64や、二次電池制御部63、図示しない各種の補機制御部等を備える。出力制御部61および二次電池制御部63は、燃料電池20の出力端子21,22に接続されている。二次電池制御部63は、燃料電池20からの出力電力を二次電池64に充電し、二次電池64からの電力の出力(放電)を制御する。出力制御部61は、燃料電池20あるいは二次電池64からの電力のモータ62への供給を制御する。また、モータ62は、燃料電池システム10が搭載される車両の主動力源を構成する。この出力制御部61は、例えば、モータ62が三相交流モータの場合には、直流を三相交流に変換する三相インバータで構成される。補機制御部は、たとえば、空気供給部30や水素供給部40内の図示しないポンプやコンプレッサ、冷却ポンプ56、冷却ファン55等の各種装置を駆動するための電力の供給を制御する。
制御部70は、CPU71と、メモリ72と、入出力部73と、を主に備えるコンピュータシステムとして構成されている。入出力部73は、各種アクチュエータや、各種センサー、各種スイッチ等を、制御信号線(不図示)を介して接続している。各種アクチュエータとしては、上述した冷却ポンプ56や、冷却ファン55、空気供給部30や水素供給部40に含まれるシャットバルブ、調圧バルブ、水素ポンプ、空気ポンプ、等がある。
各種センサーとしては、上述した電圧センサー66や、電流センサー67、温度センサー57,58等がある。また、各種スイッチとしては、燃料電池システム10が搭載される電気自動車を始動する始動スイッチ74等がある。
メモリ72には、主として燃料電池システム10を制御するための図示しない種々のコンピュータープログラムが格納されており、CPU71は、これらコンピュータープログラムを実行することにより、各機能ブロックとして動作する。例えば、後述する起動時冷却制御ルーチンのコンピュータープログラムを実行することにより、CPU71は、起動部71a、温度推定部71b、および、ポンプ制御部71cとして機能する。
B.冷却制御:
図3は起動時冷却制御ルーチンについて示すフローチャートである。図4は、起動時冷却制御により変化する燃料電池20の内部温度(FC内部温度)について示す説明図である。この起動時制御ルーチンは、電気自動車の起動前においては、暗電流にて実行される。図示するように、処理が開始されると、CPU71は、まず、始動スイッチ74がオン状態にあるか否かを判定する(ステップS100)。ここで、始動スイッチ74がオン状態でない、すなわちオフ状態であると判定されたときには、CPU71は、ステップS100の処理を繰り返し得、始動スイッチ74が操作者によって操作されてオン状態となるのを待つ。
ステップS100で、始動スイッチ74がオン状態にあると判定された場合には、燃料電池20を起動する(ステップS110)。詳しくは、CPU71は、空気供給部30および水素供給部40を制御して、燃料電池20に空気および水素ガスを供給することにより、燃料電池20の発電を開始する(すなわち、起動する)。
次に、CPU71は、第1の温度センサー57の検出値T1が0[℃]以下であるか否かを判定する(ステップS120)。この判定は、この判定は、燃料電池システム10の周囲の温度が氷点下以下であるか否かを、循環流路52中の冷媒の温度に基づいて行おうというものである。ここで、検出値T1が0[℃]以下であると判定された場合には、ステップS130に処理を進めて、低温起動時の一連の処理を行う。
なお、ステップS120の閾値である0[℃]は、燃料電池の温度が低い低温時を判定するためのものであるが、この閾値は0[℃]に限る必要はなく、−2[℃]、−4[℃]等、他の0[℃]以下の温度とすることができる。また、ステップS120で判定を行う検出値を出力するセンサーは、第2の温度センサー58であってもよい。また、燃料電池システム10の外側に設置した温度センサー等、燃料電池システム10の周囲の温度を反映するパラメータを検出することのできるセンサーであれば、いずれの構成とすることもできる。
ステップS130では、CPU71は、燃料電池20の内部温度を推定する。燃料電池の内部温度は、発電における損失によって発生すると考えられる。この損失は、理論起電圧と実際の出力電圧との差分(損失電圧)に相当し、この損失電圧と出力電流の積が損失電力、すなわち、発熱の原因となる。そして、この発熱の蓄積によって内部温度が上昇することになる。そこで、燃料電池の内部温度は、例えば、以下の式を用いて推定することができる。
T2(燃料電池内部温度[K])=ΣHfc(燃料電池発熱量の積算値[kJ])÷Cfc(燃料電池熱容量[kJ/K])+T0(燃料電池起動前温度) ・・・(1)
Hfc(燃料電池発熱量[kW]=Ifc(出力電流[A])×(Vth(理論起電圧[V]―Vfc(出力電圧[V])×10−3 ・・・(2)
なお、出力電圧Vfcの値および出力電流Ifcの値は、電圧センサー66および電流センサー67により検出することができる。また、起動前温度T0は、起動前の第1の温度センサー57の検出値T1を用いることができる。ただし、起動前温度T0としては、起動前の第2の温度センサー58の検出値であってもよい。また、燃料電池システム10の外側に設置した温度センサー等、燃料電池システム20の周囲の温度を反映するパラメータを検出することのできるセンサーであれば、いずれの構成を利用して求めるようにしてもよい。
そして、CPU71は、推定値T2が判定基準値TAより高いか否か判定する(ステップS140)。推定値T2が判定基準値TAよりも高いと判定された場合には、冷却ポンプ56の運転を開始させる(ステップS150)。なお、この判定基準値TAはポンプの「起動温度」とも呼ばれる。
ここで、図5は第1の温度センサーの検出値T1に応じて規定される判定基準値TAについて示す説明図である。図4の時刻t1に示すように、燃料電池20の内部温度が氷点(0[℃])を突破して高くなれば、内部の残水は溶融して、通常の発電性能を確保することが可能となる。しかし、この時点で、冷媒の循環を開始した場合には、冷媒の温度はまだ0[℃]以下であるので、燃料電池20の内部に残留する冷媒の温度が氷点(0[℃])を越えていても、流入する氷点以下の冷媒と混ざった結果、燃料電池20内を通過する冷媒の温度が氷点以下となってしまい、燃料電池20の内部の残水を再凍結させてしまい、触媒層の劣化を招く可能性がある。そこで、循環を開始させる際の冷媒の温度(第1の温度センサー57の検出値T1)に対して、燃料電池20の内部温度が氷点下とならないと想定される内部温度を判定基準値TAとして、図5に示すように、あらかじめ規定しておき、検出値T1に対応する判定基準値TAよりも推定値T2が高いか否か判定することにより、冷媒の循環を開始するか否か決めるものとした。なお、図5の判定基準値TAは、燃料電池内に残留する冷媒量と、循環流路52内の冷媒量および温度とから、計算により容易に求めることができる。
ステップS120において、第1の温度センサー57の検出値T1が0[℃]より高いと判定された場合は、CPU71は、残水の凍結の可能性は低いと判断し、ステップS150へ進み、例冷却ポンプの運転を開始させる。
ステップS150における冷却ポンプの運転開始後は、CPU71は、起動時冷却制御を終了するか否か判定する(ステップS160)。この判定は、例えば、第1の温度センサー57の検出値T1が0[℃]よりも高いか否かで判断される。第1の温度センサー57の検出値T1が0[℃]以下の場合には、まだ、再凍結の可能性があると考えられるので、ステップS170に進んで、燃料電池20の内部温度を推定し、推定値T2が0[℃]以下となったか否か判定する(ステップS180)。ここで、推定値T2が0[℃]以下でない、すなわち、0[℃]よりも高い状態であると判定されたときには、CPU71は、ステップS170の処理を繰り返し、推定値T2が0[℃]以下となるのを待つ。
そして、推定値T2が0[℃]以下と判定された場合には、CPU71は、燃料電池内の水が再凍結しないように、冷却ポンプ56を停止させる(ステップS190)。これにより、再び、燃料電池20の内部温度は上昇することになる。なお、この水の凝固点(氷点)である0[℃]をポンプの「停止温度」とも呼ぶ。
ここで、推定値T2が0℃であっても、この値は、燃料電池20の内部温度の平均値である。図2に示したように、燃料電池セル25において、アノード側の熱容量Canはカソード側の熱容量Ccaよりも小さくなるような構成としている。この構成の場合、燃料電池20の内部温度の平均値が0[℃]であった場合、概ねアノードの温度が−x[℃]でカソードの温度が+x[℃]となって、平均値が0[℃]となると想定できる。従って、内部温度の推定値T2(平均温度)が0℃以下とならないように制御すれば、少なくとも水が生成されるカソードの温度は0[℃]以上となることが想定され、水の凍結を抑制することが可能であると考えられる。
ステップS190で冷却ポンプ56の運転を停止した場合には、ステップS130に戻り、ステップS160で、第1の温度センサー57の検出値T1が0[℃]を超えたと判断され、ステップS200に進んで通常時冷却制御を開始し、この起動時冷却制御ルーチンを終了するまで、ステップS130〜ステップS190を繰り返す。
以下では、図4を用いて、起動時冷却制御の一例について説明する。まず、第1の温度センサー57の検出値T1も燃料電池20の内部温度の推定値T2も0℃以下であり、氷点下において燃料電池20の起動を開始(時刻t1)したものとする。発電によって内部温度が上昇していき、その推定値T2は時刻t1で氷点(0[℃])を突破するが、上述したように、判定基準値TA(起動温度)を越えるまでは、冷却ポンプ56の運転は開始されない。そして、時刻t2において、推定値T2が冷媒温度の検出値T1(t1)に対応する判定基準値TA1を超えた場合に、冷却ポンプ56の運転が開始され、冷媒の循環が開始される。これにより、燃料電池20の内部温度は低下していき、冷媒温度(検出値T1)が徐々に上昇していくことになる。しかしながら、まだ、冷媒温度の検出値T1は0[℃]以下であるので、時刻t3において、推定値T2が0[℃]まで低下すると、冷却ポンプ56の運転が停止され、冷媒の循環も停止される。これにより、燃料電池20の内部温度は低下を停止して発電による発熱に応じて上昇していく。そして、時刻t4において、推定値T2が冷媒温度の検出値T1(t4)に対応する判定基準値TA2を超えたので、冷却ポンプ56の運転が開始され、冷媒の循環が開始される。これにより、燃料電池20の内部温度は低下していく。そして、まだ、冷媒温度の検出値T1は[0℃]以下であるので、時刻t5において、推定値T2が0[℃]まで低下すると、冷却ポンプ56の運転が停止され、冷媒の循環も停止される。これにより、燃料電池20の内部温度は徐々に上昇していく。そして、時刻t6において、推定値T2が冷媒温度の検出値T1(t6)に対応する判定基準値TA3を超えたので、冷却ポンプ56の運転が開始され、冷媒の循環が開始される。これにより、燃料電池20の内部温度は低下していくが、時刻t7において、冷媒温度の検出値T1が0[℃]以上となるので、これ以降は、再凍結はないと考えられ、起動時冷却制御は終了し通常時冷却制御が開始される。
なお、ステップS100およびS110の処理が、CPU71で実行される機能としての起動部71aに対応する。ステップS120ないしステップS200の処理のうち、ステップS130およびS170を除く処理が、CPU71で実行される機能としてのポンプ制御部71cに対応する。また、ステップS140およびS170の処理が、CPU71で実行される機能としての温度推定部71bに対応する。また、判定基準値TAがポンプの起動温度に対応し、0[℃]がポンプの停止温度に対応する。
以上説明したように、本実施例の起動時冷却制御では、燃料電池20の内部温度の推定値T2が0[℃]以下とならないように、冷却ポンプ56の運転と停止を制御している。
そして、燃料電池20を構成する燃料電池セル25は、カソードの熱容量がアノードの熱容量よりも小さくなるように構成されている。これにより、燃料電池の内部温度は氷点下で起動時を開始して0[℃]以上に上昇して、冷却ポンプの運転が開始されて以降は、0[℃]以下とならないように推移する。そして、このとき、上記したように、燃料電池セルのアノードの熱容量Canがカソードの熱容量Ccaよりも小さくなるように構成されているので、平均温度である内部温度が0[℃]であっても、カソードの温度は0[℃]以上となることが想定される。これにより、カソードで生成される水が凍結してしまうのを抑制することができ、水の凍結に起因する触媒層の劣化を抑制することができる。
C.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
C1.変形例1:
上記実施例では、アノード側のガス拡散層27A、ガス流路層28A、および、セパレータ29Aのいずれもが、対応するカソード側のガス拡散層27C、ガス流路層28C、および、セパレータ29Cよりも熱容量が小さくなるように構成されている場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、少なくとも、アノードの一つの要素の熱容量がカソードの対応する一つの要素の熱容量に比べて小さく、アノード全体の熱容量がカソード全体の熱容量よりも小さくなる構成であればよい。
C2.変形例2:
上記実施例では、ガス拡散層27A,27Cとセパレータ29A、29Cとの間に多孔体のガス流路層28A,28Cを有する燃料電池セルを例に説明したが、これに限定されるものではなく、セパレータのガス拡散層側の面に溝状のガス流路が形成されている構成であってもよい。
C3.変形例3:
上記実施例の冷却制御では、燃料電池20の内部温度の推定値T2が氷点(0[℃])未満とならないように、推定値T2がポンプの起動温度TAを超えたら冷却ポンプの運転を開始し、推定値T2が停止温度(0[℃])まで低下したら冷却ポンプ56の運転を停止する制御を行っているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、異なる温度を停止温度として冷却ポンプ56の運転と停止を制御してもよい。例えば、0[℃]よりも高い温度(5[℃]や10[℃])をポンプの停止温度としてもよい。このような判断基準温度は、温度センサー57や電圧センサー66、電流センサー67等の検出の精度や、燃料電池20を構成する各燃料電池セルの内部温度のばらつき状態などを考慮して、より確実に生成水の凍結を防止できるように設定される。
C4.変形例4:
上記実施例における燃料電池20の内部温度は、出力電圧と出力電流に基づく燃料電池20の発熱量を求めて、燃料電池20の熱容量と発熱量から温度上昇量を求め、起動前の燃料電池の温度と温度上昇量から内部温度を推定している。しかしながら、これに限定されるものではない。例えば、燃料電池を構成する代表的な燃料電池セルの温度を温度センサーを用いて求め、出力電圧と出力電流に基づいて求められる燃料電池20の発熱量と、求めた燃料電池セルの温度とに基づいて、燃料電池20の内部温度を推定するようにしてもよい。また、燃料電池を構成する代表的な燃料電池セルの温度を温度センサーを用いて求めるとともに、出力電圧および出力電流と各燃料電池セルの温度分布をあらかじめ実験的に求めておき、これに基づいて燃料電池の内部温度として各燃料電池セルの平均値を求めるようにしてもよい。すなわち、少なくとも燃料電池の出力電圧および出力電流に基づいて、燃料電池20の内部温度を推定することができれば、どのような構成であってもよい。
C5.変形例5:
上記実施例では電気自動車に搭載された燃料電池システムを例に説明しているが、これに限定されるものではなく、二輪車や船舶、飛行機、ロボット等の種々の移動体に適用可能である。また、機動体に搭載された燃料電池システムに限らず、定置型の燃料電池システムや携帯型の燃料電池システムにも適用可能である。
10…燃料電池システム
20…燃料電池
21,22…出力端子
25…燃料電池セル
27A,27C…ガス拡散層
28A,28C…ガス流路層
29A,29C…セパレータ
29L…冷媒流路
30…空気供給部
32…配管
34…配管
40…水素供給部
42…配管
44…配管
50…冷却部
52…循環流路
54…ラジエータ
55…冷却ファン
56…冷却ポンプ
57,58…温度センサー
60…電力制御部
61…出力制御部
62…モータ
63…二次電池制御部
64…二次電池
66…電圧センサー
67…電流センサー
70…制御部
71…CPU
71a…起動部
71b…温度推定部
71c…ポンプ制御部
72…メモリ
73…入出力部
74…始動スイッチ

Claims (2)

  1. 燃料電池を備える燃料電池システムであって、
    ポンプが設けられ、前記燃料電池内に設けられた冷媒流路に冷媒を通過させるための冷媒流通部と、
    前記燃料電池システムの動作を制御する制御部と、を備え、
    前記燃料電池は、電解質膜と、前記電解質膜の一方の面上に設けられたカソードと、前記電解質膜の他方の面上に、前記カソードの熱容量よりも小さい熱容量となるように設けられたアノードと、を有する燃料電池セルから構成されており、
    前記制御部は、
    少なくとも前記燃料電池の出力電圧および出力電流に基づいて、前記アノードの温度と前記アノードの温度よりも高い前記カソードの温度との平均温度である前記燃料電池の内部温度を推定する温度推定部と、
    前記内部温度が水の凝固点以下となる低温時において前記燃料電池の発電を開始した後、前記ポンプを起動する場合において、前記燃料電池内の水が凍結しないように、前記温度推定部による推定温度に基づいて前記ポンプの起動および停止を制御するポンプ制御部と、を含み、
    前記ポンプ制御部は、
    前記ポンプの起動によって前記冷媒流通部から前記燃料電池内に前記冷媒が流入することにより、前記ポンプの起動直前の前記温度推定部による起動前推定温度が前記ポンプの起動直後の前記温度推定部による起動後推定温度まで低下したとしても、前記起動後推定温度が前記水の凝固点以下とならないような温度として予め規定された起動温度まで、前記起動前推定温度が上昇した場合に、前記ポンプを起動させることにより、前記アノードの温度が前記水の凝固点以下となることを許容しつつ、前記カソードの温度が前記水の凝固点以下とならないように制御する
    ことを特徴とする燃料電池システム。
  2. 請求項1記載の燃料電池システムであって、
    前記ポンプ制御部は、
    前記ポンプの起動中の前記温度推定部による起動中推定温度が、前記水の凝固点以下とならないような温度として予め規定された停止温度まで低下した場合に、前記ポンプを停止させる
    ことを特徴とする燃料電池システム。
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