JP4573464B2 - 多光軸光電センサ、その表示制御方法及び表示装置並びに多光軸光電センサシステム - Google Patents

多光軸光電センサ、その表示制御方法及び表示装置並びに多光軸光電センサシステム Download PDF

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
この発明は、複数の投光素子を備えた投光器と、投光素子と同じ数の受光素子を備えた受光器とを有する多光軸光電センサに関し、より詳しくは、多光軸光電センサ、その表示制御方法及び表示装置並びに多光軸光電センサシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から広い検出エリアで物体の有無を検出するのに、投光器と受光器とを1ユニットとした多光軸光電センサが用いられている。多光軸光電センサの典型的な使用例を説明すると、工作機械、パンチ機、プレス機、鋳造機、自動制御機など作業エリアを多光軸光電センサで防護フェンスを作り、オペレータの指先など身体の一部が作業エリアに侵入すると、これを多光軸光電センサで検知して、オペレータを保護するために、直ちに機械の動作を停止する及び/又は警報を発するのに用いられる。
【0003】
特開平11−345548号公報には、投光器又は受光器に1つの赤及び緑に点灯する表示灯を設け、この表示灯によって、全ての光軸が一致したときに表示灯を緑色点灯し、少なくとも1つの光軸が遮光したときに赤色点灯して出力OFFを表示するのに用いる多光軸光電センサが記載されている。また、この公報は、一個の表示灯を点滅表示し、入光数が1光軸のときには3/10秒間隔で点灯させ、入光数が4光軸の場合には1/10秒間隔で点灯させ、入光数が7光軸のときには1/20秒間隔で点灯させるというように、入光光軸数の割合に応じて点灯速度を変化させることが記載されている。
【0004】
また、同公報には、投光器の各投光素子毎に、これに隣接して一個づつ表示灯を設けた多光軸光電センサが記載されている。
【0005】
同公報は、また、投光器と受光器の双方に、複数の緑色発光ダイオード(LED)セグメントを並置した第1の列と、複数の赤色発光ダイオードセグメントを並置した第2の列とを互いに隣接して配置して赤色又は緑色のバーグラフ表示するための表示器を備えた多光軸光電センサを開示している。
【0006】
このバーグラフ表示形式の表示器は、▲1▼全光軸入光のときには緑色LEDの全てを点灯させる、▲2▼一部遮光のときには入光光軸の割合に応じて赤色LEDを点灯する数を変える、▲3▼投光器の異常が検出されたときには投光器側の全ての赤色LEDを点滅させる、▲4▼受光器の異常が検出されたときには受光器側の全ての赤色LEDを点滅させる、▲5▼他の異常が検出されたときには投光器及び受光器の全ての赤色LEDを点滅させるなどにより、遮光及び異常の双方に対する情報を表示できるようになっている。
【0007】
この種の多光軸光電センサにあっては、防護フェンスを作るのに複数のユニットが用いられ、これらのユニットは、互いに電気的に接続されて、一つの端ユニットから警報器などに信号が出力される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来の多光軸光電センサにあっては、例えば、3つのユニットを用いて防護フェンスを作った場合、第1ユニットの投光器と受光器との間で遮光が生じると、この情報は、当該第1ユニットの表示器に表示される。すなわち、遮光が生じると、この遮光が生じたユニットの表示器によって出力オフ表示が行われるが他のユニットでは出力オフ表示が行われないため、この他のユニットを見ただけでは、出力状態を把握することができない。
【0009】
この問題を解消するために、全てのユニットで出力オフ表示を行うようにした場合、今度は、どのユニットが遮光状態であるのかを知ることができなくなってしまう、という新たな問題が発生することになる。
【0010】
そこで、本発明の目的は、上記の技術的な問題を解消することのできる多光軸光電センサ、その表示制御方法及び表示装置並びに多光軸光電センサシステムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
かかる技術的課題は、本発明の一つの観点によれば、
複数の投光素子を有する投光器と、前記投光器の複数の投光素子の各々からの光を受光するための複数の受光素子を有する受光器とを含み、他の多光軸光電センサとの間で投光器同士及び受光器同士を直列に接続することによって第1の多光軸光電センサ群を構成することのできる多光軸光電センサであって、
前記投光器と前記受光器の少なくともいずれか一方に設けられ、前記多光軸光電センサでの光軸の調整度合いを表示する光軸調整表示部と、
前記投光器と前記受光器の少なくともいずれか一方に設けられ、少なくとも前記多光軸光電センサにおける出力状態を表示する出力表示部と、
前記多光軸光電センサにおいて光軸を遮蔽する遮蔽物が検出されたときに、当該遮蔽物によって前記多光軸光電センサにおける光軸が遮蔽されたことを前記第1の多光軸光電センサ群の他の多光軸光電センサから独立して示すように前記光軸調整表示部の表示状態を制御する光軸調整表示状態制御手段と、
前記多光軸光電センサにおいて遮蔽物が検出されたときに、当該遮蔽物によって前記多光軸光電センサにおける光軸が遮蔽されたことを示すように前記出力表示部の表示状態を制御するとともに、前記第1の多光軸光電センサ群の他のいずれかの多光軸光電センサにおいて遮蔽物が検出されたときに、該遮蔽物を検出した前記他の多光軸光電センサと一緒に前記第1の多光軸光電センサ群における光軸が遮蔽されたことを示すよう前記第1の多光軸光電センサ群の他の多光軸光電センサの前記出力表示部の表示状態を制御する出力表示状態制御手段と、
外部機器と接続可能な出力回路であって、当該多光軸光電センサにおいて遮蔽物が検出されたとき、および、前記第1の多光軸光電センサ群の他の多光軸光電センサにおいて遮蔽物が検出されたときに、当該遮蔽物が検出されたことを示す信号を外部機器に出力可能な出力回路と、を備えることを特徴とする多光軸光電センサを提供することによって達成される。
【0013】
本発明の別の観点によれば、上述した技術的課題は、 複数の投光素子を有する投光器と複数の受光素子を有する受光器とを含み、当該投光器及び/又は当該受光器には、前記複数の投光素子の光軸と前記複数の受光素子の光軸の調整度合いを表示する光軸調整表示部が設けられ、当該投光器及び受光器の少なくともいずれか一方には、光軸を遮蔽する遮蔽物が検出されたときに検出信号が外部機器に出力される出力状態を表示する出力表示部が設けられた多光軸光電センサを複数用意する工程と、
前記複数の多光軸光電センサの投光器同士を互いに直列に接続すると共に、前記複数の多光軸光電センサの受光器同士を互いに直列に接続して第1の多光軸光電センサ群を形成する工程と、
該第1の多光軸光電センサ群のいずれかの多光軸光電センサにおいて遮蔽物が検出されたときに、当該遮蔽物を検出したことを示すように、当該遮蔽物を検出した多光軸光電センサの前記光軸調整表示部の表示状態を制御する工程と、
前記第1の多光軸光電センサ群のいずれかの多光軸光電センサにおいて遮蔽物が検出されたときに、遮蔽物を検出したことを示すように当該第1の多光軸光電センサ群の全ての多光軸光電センサの前記出力表示部の表示状態を制御する工程とを有することを特徴とする多光軸光電センサの表示制御方法を提供することによって達成される。
【0014】
本発明の更に別の観点によれば、上述した技術的課題は、
複数の投光素子を有する投光器と、該投光器の複数の投光素子の各々からの光を受光するための複数の受光素子を有する受光器とからなる多光軸光電センサであって、前記投光器と受光器の少なくともいずれか一方に設けられ、多光軸光電センサでの光軸の調整度合いを表示する光軸調整表示手段と、前記投光器と受光器の少なくともいずれか一方に設けられ、少なくとも多光軸光電センサにおける出力状態を表示する出力表示手段とを含む多光軸光電センサの表示装置において、
複数の前記多光軸光電センサを接続した際、その接続状態のなかで直列に接続された多光軸光電センサ群においては、これに含まれる各多光軸光電センサのいずれかが遮蔽物を検出したときに、当該遮蔽物を検出した多光軸光電センサに設けられた前記光軸調整表示手段の表示状態を他の多光軸光電センサから独立して、当該遮蔽物を検出したことを示すように制御する光軸調整表示状態制御手段と、
複数の前記多光軸光電センサを接続した際、その接続状態のなかで直列に接続された多光軸光電センサ群においては、これに含まれる各センサに設けられた前記出力表示手段の表示状態を、前記直列に接続された多光軸光電センサの群を単位にして、該多光軸光電センサの群のいずれかの多光軸光電センサが遮蔽物を検出したときに、当該多光軸光電センサ群に含まれる全ての多光軸光電センサの前記出力表示手段を統一して該遮蔽物を検出したことを示すように制御する出力表示状態制御手段とを含むことを特徴とする多光軸光電センサの表示装置を提供することにより達成される。
【0015】
すなわち、本発明によれば、出力表示手段は、一つの群を構成する直列に接続された全てのユニット間で統一的に制御され、他方、光軸調整表示手段は、各ユニットで個別的に制御される。したがって、直列に接続された複数のユニットのいずれかで遮光が発生したときに、直列に接続された全てのユニットのいずれかのユニットを見ることで、外部機器に向けたオフ出力の状態を確認することができる。他方、光軸調整表示手段は個別的に制御されるため、各ユニットの光軸調整表示手段を確認することで、遮光が発生したユニットを特定することができる。
【0016】
本発明の適用可能なユニットとしては、
複数の投光素子を備えた投光器と複数の受光素子を備えた受光器とを含む多光軸光電センサユニットであって、
前記投光器又は受光器に設けられ、前記多光軸光電センサユニットの光軸の調整度合いを表示するための光軸調整表示手段と、
前記投光器又は受光器に設けられ、前記多光軸光電センサユニットの出力状態を表示するための出力表示手段と、
前記光軸調整表示手段を制御するための光軸調整表示制御手段と、
前記出力表示手段を制御するための出力表示制御手段と、
前記出力表示手段を含む前記投光器又は受光器に設けられ、隣接する多光軸光電センサユニットとの間で前記出力表示手段の表示情報の授受を行うための通信線を接続するための接続ポートとを有し、
複数の前記多光軸光電センサユニットを接続したときに、前記光軸調整表示手段による表示を各センサユニット毎に独立して制御可能であると共に、前記出力表示手段による表示を前記複数のセンサユニット間で統一して制御可能であることを特徴とする多光軸光電センサユニットであってもよく、本発明は、このような特徴を含む投光器又は受光器を含むことができる。
【0017】
本発明の適用可能な他のユニットとしては、
複数の投光素子を備えた投光器と複数の受光素子を備えた受光器とを含む多光軸光電センサユニットであって、
前記投光器及び受光器に設けられ、前記多光軸光電センサユニットの光軸の調整度合いを表示するための光軸調整表示手段と、
前記投光器又は受光器に設けられ、前記多光軸光電センサユニットの出力状態を表示するための出力表示手段と、
前記光軸調整表示手段を制御するための光軸調整表示制御手段と、
前記出力表示手段を制御するための出力表示制御手段と、
前記投光器及び受光器に設けられ、これら投光器と受光器との光軸調整表示情報を共通化させるために該情報の授受を行うための通信線を接続するための光軸調整表示情報用接続ポートと、
前記出力表示手段を含む前記投光器又は受光器に設けられ、隣接する多光軸光電センサユニットとの間で前記出力表示情報を共通化させるために該情報の授受を行うための通信線を接続するための出力表示情報用接続ポートとを有し、
複数の前記多光軸光電センサユニットを接続したときに、前記光軸調整表示手段による表示を各センサユニット毎に独立して制御可能であると共に、前記出力表示手段による表示を前記複数のセンサユニット間で統一して制御可能であることを特徴とする多光軸光電センサユニットであってもよく、本発明は、このような特徴を含む投光器又は受光器を含むことができる。
【0018】
本発明の適用可能な別のユニットとしては、
複数の投光素子を備えた投光器と複数の受光素子を備えた受光器とを含む多光軸光電センサユニットであって、
前記投光器及び受光器に設けられ、前記多光軸光電センサユニットの光軸の調整度合いを表示するための光軸調整表示手段と、
前記投光器及び受光器に設けられ、前記多光軸光電センサユニットの出力状態を表示するための出力表示手段と、
前記光軸調整表示手段を制御するための光軸調整表示制御手段と、
前記出力表示手段を制御するための出力表示制御手段と、
前記投光器及び受光器に設けられ、これら投光器と受光器との光軸調整表示情報を共通化させるために該情報の授受を行うための通信線を接続するための光軸調整表示情報用接続ポートと、
前記投光器及び受光器に設けられ、隣接する多光軸光電センサユニットとの間で出力表示情報を共通化させるために該情報の授受を行うための通信線を接続するための出力表示情報用接続ポートとを有し、
複数の前記多光軸光電センサユニットを接続したときに、前記光軸調整表示手段による表示を各センサユニット毎に独立して制御可能であると共に、前記出力表示手段による表示を前記複数のセンサユニット間で統一して制御可能であることを特徴とする多光軸光電センサユニットであってもよく、本発明は、このような特徴を含む投光器又は受光器を含むことができる。
本発明の上記の目的及び他の目的や利点は以下の本発明の好ましい実施例の説明から明らかになろう。
【0019】
【実施例】
図1、図2は、本発明を適用可能な多光軸光電センサユニット1を示すものである。図1は、対をなす投光器2と受光器3とを信号線又は通信線4で連結したユニット1の斜視図である。図2は、投光器2及び受光器3のブロック図である。
【0020】
図1から理解できるように、投光器2及び受光器3は細長い断面略矩形のケース5、6を備え、ケース5、6は、夫々、その互いに対向する面に、等間隔に離間した複数の投光素子7、受光素子8が配設されている。
【0021】
投光器2及び受光器3は、共に、ケース5、6に、複数の発光ダイオード(LED)セグメントを上下に並置した光軸調整表示部9が設けられ、LEDセグメントは例えば赤色又は緑色に発光する2色発光ダイオードが採用される。また、ケース5、6には、例えば通常時には緑色に発光し、他方、通常時以外の、予定されていない光軸が遮光又は受光したような場合又はシステムそのものがフェールしたような場合には赤色に発光するLEDからなる出力表示灯つまりオン/オフ表示灯10が設けられている。
【0022】
複数の発光ダイオードセグメントからなる光軸調整表示部9の表示形式としては、特に限定するものではないが、例えば、ユニット1における投光器2の光軸が受光器3に全て入光しているときには、全てのLEDセグメントが緑色に発色する。一部の光軸が遮光されたときには、遮光された光軸の割合、換言すれば入光した光軸の割合に応じた数のセグメントが下から赤色に発光し、遮光された光軸に応じた数のセグメントが上から消灯する。すなわち、入光率が大きくなるに従って又は光軸調整の度合いに応じて赤色のバーが上方に延びるバー形式の表示を行う。
【0023】
図2を参照して、投光器2は、N個の発光ダイオードなどからなる投光素子7を駆動するN個の投光回路12と、これらの投光回路12を時分割でスキャンする投光素子切替回路13と、投光器2を全体制御する投光器制御回路14とを備え、投光器制御回路14から光軸調整表示部9及び出力表示灯10に制御信号が出力される。
【0024】
また、投光器制御回路14には、クロック発生回路15からのクロック信号が入力され、N個の投光素子7を順次発光させる投光タイミングを生成する。すなわち、N個の投光素子7は、例えば、図1を参照して説明すれば、最下端の投光素子7から最上端に位置する投光素子7に向けて順次、所定のタイミングで発光する。
【0025】
投光器2は、更に、受光器3との双方向の信号の送受信を制御する第1投光器通信制御回路16と、直列に接続した投光器(図2では図示せず)との間の通信を制御する第2投光器通信制御回路17と、並列的に接続した別ユニットの受光器(図2では図示せず)との間でタイミング信号を受信するタイミング受信回路18とを備えている。
【0026】
他方、受光器3は、N個の発光ダイオードなどからなる受光素子8を駆動するN個の受光回路20と、これらの受光回路20を時分割でスキャンする受光素子切替回路21と、増幅回路22と、受光器3を全体制御する受光器制御回路23とを備え、受光器制御回路23から光軸調整表示部9及び出力表示灯10に制御信号が出力される。
【0027】
また、受光器制御回路23には、クロック発生回路24からの信号が入力され、N個の受光素子8を順次受光可能にし、選択された受光素子8以外は受光不能にする。すなわち、N個の受光素子8は、例えば、図1を参照して説明すれば、最下端の受光素子8から最上端に位置する受光素子8に向けて順次、所定のタイミングで受光可能な状態が生成される。
【0028】
受光器3は、更に、投光器2との双方向の信号の送受信を制御する第1受光器通信制御回路26と、直列に接続した受光器(図2では図示せず)との間の通信を制御する第2受光器通信制御回路27と、並列的に接続した別ユニットの投光器(図2では図示せず)にタイミング信号を送信するタイミング送信回路28とを備えている。受光制御回路23で生成された遮光信号は、出力回路29を介して、例えば、ユニット1で囲まれたプレス装置の制御ユニットや警報灯などの外部機器(図示せず)に送出される。
【0029】
ユニット1を利用して複数のユニット同士を連結する例を図3に示す。図3の左下に位置するユニット1を中心にして説明すると、この左下のユニット1に対して、特に個数は制限されるものではないが、2つのユニット1が直列に増設されて、第1の直列ユニット群が形成されている。また、図3の左下のユニット1に対して右下のユニット1が並列に増設され、この右下のユニット1に対して、特に個数は制限されるものではないが、一つのユニット1が直列に増設されている。
【0030】
図3に例示のシステムおいて、左側に位置する第1の直列群のユニットには「L」を付し、並列に増設した右側に位置する第2の直列群のユニットには「R」を付してあり、各群に属するユニットには、下から上に向けて順に番号を付記してこれらを識別してある。
【0031】
第1直列群の最も下のユニットL1は、この第1直列群の増設ユニットL2、L3に対して親機として動作する。他方、増設第2直列群の最も下のユニットR1は、この第2直列群の増設ユニットR2に対して親機として動作する。
【0032】
先ず、第1直列群の配線について説明すると、第1群の親ユニットL1の投光器2と受光器3とは、その各々に設けられた第1、第2接続ポート(図示せず)を介してユニット間通信線CL1によって接続されている。
【0033】
第1群の親ユニットL1と、その上に図示した第1番目の子ユニットである第2ユニットL2とは、投光器2同士及び受光器3同士が、その各々に設けられた第3(5)、第4(6)接続ポート(図示せず)を介して直列増設用通信線CL2によって接続されている。
【0034】
第2ユニットL2と、その上に図示した第2番目の子ユニットである第3ユニットL3とは、投光器2同士及び受光器3同士が、その各々に設けられた第3(5)、第5(6)接続ポートを介して直列増設用通信線CL2によって接続されている。
【0035】
次に、図3の右側の増設第2直列群について説明すると、第1ユニット(この第2直列群の親ユニット)R1の投光器2と受光器3とは、第1群の親ユニットL1と同様に、その各々に設けられた第1、第2接続ポート(図示せず)を介してユニット間通信線CL1によって接続されている。
【0036】
第2群の親ユニットR1と、その上に図示した子ユニットである第2ユニットR2とは、投光器2同士及び受光器3同士が、その各々に設けられた第3(5)、第4(6)接続ポート(図示せず)を介して直列増設用通信線CL2によって接続されている。
【0037】
最後に、第1直列群と、この第1直列群に対して並列的に増設した第2直列群との接続について説明すると、各直列群の親ユニットL1、R1同士が次のようにして接続されている。すなわち、第1群の親ユニットL1の受光器3と、第2群の親ユニットR1の投光器2とが、その各々に設けられた第7、第8ポート(図示せず)を介して並列接続用通信線CL3によって接続されている。
【0038】
これら複数のユニット1の接続関係は、図4から最も良く理解することができる。すなわち、第1直列群において、親ユニットL1と第2ユニットL2とは、親ユニットL1の第2投光器通信制御回路17に接続された第3ポートと、第2ユニットL2の第1投光器通信制御回路16に接続された第4ポートとが、直列増設用通信線CL2によって接続され、また、親ユニットL1の第2受光器通信制御回路27に接続された第5ポートと、第2ユニットL2の第1受光器通信制御回路26に接続された第6ポートとが、直列増設用通信線CL2によって接続されている。
【0039】
同様に、第2ユニットL2と第3ユニットL3とは、第2ユニットL2の第2投光器通信制御回路17に接続された第3ポートと、第3ユニットL3の第1投光器通信制御回路16に接続された第4ポートとが、直列増設用通信線CL2によって接続され、また、第2ユニットL2の第2受光器通信制御回路27に接続された第5ポートと、第3ユニットL3の第1受光器通信制御回路26に接続された第6ポートとが、直列増設用通信線CL2によって接続されている。
【0040】
第2直列群においても同様であり、親ユニットR1と増設ユニットR2は、親ユニットR1の第2投光器通信制御回路17に接続された第3ポートと、第2ユニットR2の第1投光器通信制御回路16に接続された第4ポートとが、直列増設用通信線CL2によって接続され、また、第1ユニットR1の第2受光器通信制御回路27に接続された第5ポートと、第2ユニットR2の第1受光器通信制御回路26に接続された第6ポートとが、直列増設用通信線CL2によって接続されている。
【0041】
第1直列ユニット群と増設第2直列ユニット群とは、次のようにして接続されている。すなわち、第1群の親ユニットL1の受光器3のタイミング送信回路28に接続された第7ポートと、第2群の親ユニットR1の投光器2のタイミング受信回路18に接続された第8ポートとが、並列増設用通信線CL3によって接続されている。
【0042】
上記のようにして互いに接続された複数のユニット1は、各群毎に親ユニットL1、増設親ユニットR1の出力回路29に接続された出力線30によって外部機器に向けて信号が出力される(図4)。
【0043】
第1群の親ユニットL1において、先ず、投光器制御回路14で同期タイミングが生成され、この同期タイミングはユニット間通信線CL1を介して、受光器通信制御回路26を通じて受光器制御回路23に送られ、この第1群の親ユニットL1の投光器2及び受光器3のN個の投光回路7及び受光回路20が順に動作する。また、受光器制御回路23で受光状態及び出力(遮光)状態を光軸調整表示部9及び出力表示灯10によって表示すると共に、この表示データは通信線4を介して投光器制御回路14に入力され、投光器2においても、対応する受光器3と同一の表示を行う。
【0044】
複数のユニットにおける投受光に関し、第1群の親ユニットL1から先ず第1直列群のユニットに投光及び受光のタイミング信号が各子ユニットL2、L3に供給される。すなわち、第1直列ユニット群の全ての投光素子7における投光完了信号が、親ユニットL1の投光器2の第1通信制御回路16から、親ユニットL1の受光器3の第1通信制御回路26を介して受光器制御回路23に入力される。一方、第1直列ユニット群の全受光素子8における受光完了信号が、受光器制御回路23に入力される。このことにより、親ユニットL1の受光器制御回路23において、投光器2の第1通信制御回路16からの投光完了信号と、全受光素子8における受光完了信号とにより正常な投受光動作を確認したら、タイミング信号発生命令信号をタイミング送信回路28に送信する。このタイミング送信回路28は、この命令信号を受け、並列増設用通信線CL3を介して、第2直列ユニット群の増設親ユニットR1の投光器2のタイミング受信回路に向けてタイミング信号を送信する。これにより、第1直列群のユニットの投光が完了すると、第2直列群に属するユニットの投光が開始される。
【0045】
すなわち、第1群の親ユニットL1からの指示によって、先ず、並列的な増設親ユニットR1の投受光が開始され、この親ユニットR1のN個の投光回路7及び受光回路20が順に動作し、この第1ユニットR1の受光が全て完了すると、この情報は第2直列ユニット群の親ユニットR1の投光器2並びに受光器3に設けられた第2投光器通信制御回路17と第2受光器通信制御回路27に夫々送信される。増設親ユニットR1の投光完了信号並びに受光完了信号を各々受けた第2投光器通信制御回路17と第2受光器通信制御回路27は、この信号を受けて、第2直列ユニット群の子ユニットR2の投光器2の第1通信制御回路16と受光器3の第1通信制御回路26に夫々タイミング信号を送信する。タイミング信号を子ユニットR2の投光器2の第1通信制御回路16と受光器3の第1通信制御回路26が受け取ることにより、この子ユニットR2のN個の投光回路12及び受光回路20が順に動作する。このようにして第2直列ユニット群の投受光が全て完了すると、再び、第1直列ユニット群の投受光が開始される。
【0046】
ここに、再び、第1直列ユニット群の投受光を開始させるための方法としては、第2直列ユニット群における全ての投受光の完了を並列的な増設親ユニットR1の受光素子制御回路23に認識させ、それに基づいて親ユニットR1の第1受光器通信制御回路26並びに第1通信制御回路16を介して、第1直列ユニット群の親ユニットL1にタイミング信号を返送してもよく、或いは第1直列ユニット群にタイマを設定し、第1直列ユニット群から第2直列ユニット群へタイミング信号を発信した後、第2直列ユニット群の全ての投受光動作に必要な時間が経過した後、第1直列ユニット群の投受光を開始させてもよい。このように、複数の直列ユニット群が並列的に接続されているようなシステムにおいて、順次、上流側の直列ユニット群の投受光動作が完了した後に、下流側の直列ユニット群の動作を開始させるようにしているので、一つのユニットの投光が他のユニットに影響を及ぼすことを防止することができる。
【0047】
全てのユニット1に含まれる光軸調整表示部9及び出力表示灯10が設けられ、その表示は、各ユニット1の制御手段つまり受光素子制御回路23によって制御される。そして、これらの表示に関する表示データは、直列増設用通信線CL2を介して各群毎に親ユニットL1、R1に供給される。すなわち、各群の親ユニットL1、R1は、親ユニットL1、R1に含まれる投光器2と受光器3との間の表示を統一するために通信するだけでなく、直列的に増設した子ユニットとの間においても直列増設通信線CL2を介して光軸調整表示部9及び出力表示灯10の表示を実質的に制御することができるように、予め決められた通信周期内で各ユニット1のための時間を割り振りして、順番に他のユニットとのデータの授受を行うようになっている。
【0048】
例えば、図3の左上のユニットつまり第1直列群の第3ユニットL3の受光器3における表示データは、順に、第2ユニットL2の受光器3、親ユニットL1の受光器3、親ユニットL1の投光器2、第2ユニットL2の投光器2、第3ユニットL3の投光器2に伝達される。これにより、第3ユニットL3の投光器2及び受光器3の表示の統一が行われる。すなわち、第3ユニットL3の光軸調整表示部9に関して、この第3ユニットL3で遮光が発生したときには、この遮光の状態が、第3ユニットL3の投光器2及び受光器3の両者に夫々設けられた光軸調整表示部9によって表示される。
【0049】
また、第1群の第3ユニットL3の出力表示灯10に関して、その出力表示に関するデータは、第1直列群の全てのユニットで統一的な表示が行われる。すなわち、この第3ユニットL3で遮光が発生したときには、この第3ユニットL3だけでなく、親ユニットL1と第2ユニットL2の全ての投光器2及び受光器3に設けられた出力表示灯10は赤色に発光して、オフ出力状態を表示する。
【0050】
図5は、直列に配置した複数のユニットL1〜L3の各々に含まれる対の投光器2及び受光器3が正規に位置決めされ、光軸調整が完了した状態を示す。この状態では、全ての光軸調整表示部9が緑色に点灯し、また、出力表示灯10が緑色に点灯する。親ユニットL1の受光器3からは出力線30を介して外部機器(図示せず)にオン信号(遮蔽物無しの信号)が出力される。
【0051】
図6は、直列に配置した第1群の複数のユニットL1〜L3のうち、第2ユニットL2が遮蔽物ISを検出した状態を示す。この遮蔽物ISの存在は、第2ユニットL2の光軸調整表示部9の一部が赤色に変化することによって表示される(表示部9にハッチングを付して図示したのは表示部9が状態変化したことを示すためである)。また、全てのユニットL1〜L3の出力表示灯10は赤色に点灯される(図6で表示灯10にハッチングを付して図示したのは表示灯10が赤色点灯したことを示すためにである)。親ユニットL1の受光器3からは出力線30を介して外部機器にオフ信号(遮蔽物有りの信号)が出力される。以上の状態変化及び表示は図7のタイミングチャートから最も良く理解することができる。
【0052】
図6では、第1直列ユニット群に対して並列的に接続された第2直列ユニット群の図示を省いてあるが、この第2直列ユニット群R1、R2にあっても同様であり、仮に第2群の子ユニットR2が遮蔽物ISを検出すると、この情報が増設親ユニットR1に供給され、この親ユニットR1から第2群の全ての投光器2及び受光器3に伝達される。
【0053】
これにより、第2直列群に属する投光器2及び受光器3の光軸調整表示部9及び出力表示灯10が実質的に制御され、光軸調整表示部9に関しては、第2ユニットR2の遮光状態に応じて、この第2ユニットR2の投光器2及び受光器3が統一的に表示される。
【0054】
他方、第2直列群に属する投光器2及び受光器3の出力表示灯10に関しては、第2群の第2ユニットR2の遮光が検出されると、第1直列ユニット群から独立して、この第2直列群に属する全ての投光器2及び受光器3の出力表示灯10が赤色に発光して、オフ出力状態を表示する。これに加えて、増設親ユニットR1から出力線30を介して外部機器にオフ信号が出力される。
【0055】
すなわち、第1直列群と第2直列群の表示は、夫々、各群の親ユニットL1、R1によって制御される。或るユニットで遮光を検出したときには、この遮光が発生したユニットの投光器2及び受光器3の光軸調整表示部9は、ユニット単位で、共通した遮光状態を表示する、と共に遮光状態のユニットの属する直列群の投光器2及び受光器3の全ての出力表示灯10に関しては全てオフ出力を表示する。換言すれば、出力表示灯10に関し、第1直列群と第2直列群とは独立して制御される。なお、必要であれば、出力表示灯10に関し、第1、第2直列ユニット群を全て統一的に表示するようにしてもよい。
【0056】
以上の説明から理解できるように、出力表示灯10が全てユニット1の投光器2及び受光器3に設けられ、各直列ユニット群で統一した表示が行われるので出力状態を容易に把握することができる。また、光軸調整表示部9にあっては各ユニット1毎に独立して制御されるため、遮蔽物ISによって光軸が遮光されたユニット1を特定するのが容易である。
【0057】
光軸調整表示部9及び出力表示灯10が全てのユニット1の投光器2及び受光器3に設けられているので、例えば受光器3がオペレータから見え難い箇所に設置されている、投光器2と受光器3との間の離間距離が大きい場合などであったとしても、オペレータは投光器、受光器を意識することなく、光軸調整表示部9及び出力表示灯10によって表示される状態を確認することができる。
【0058】
また、各々の子ユニットの投光器2及び受光器3での表示が親ユニットとの通信によって実質的に制御されるため、各ユニット1毎の投光器2と受光器3との間での配線は不要であることから、複数のユニット1間の配線を簡素化することができる。
【0059】
以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、直列に接続した各群のユニットの数は制限されるものでなく、更に増設するのであれば、第2ユニットL2と第3ユニットL3とを直列増設用通信線CL2を用いて接続したのと同じ方法で、増設ユニットを接続すればよい。また、第1直列群に並列的に接続した第2直列群に加えて、第3、第4の直列ユニット群を同様に増設することができる。
【0060】
第1直列群及び第2直列群に分けて、各群を単位に統一的に出力灯10を制御することに関し、例えば、エラー状態でユニット1が動作を停止しているとき、及び/又はブランキングでのティーチング中やこのティーチングが完了したときに点灯させるようにしてもよく、これらを表示するための別の表示手段を全ての投光器2、受光器3の少なくともいずれか一方に設けるようにしてもよい。
【0061】
各ユニット1毎に独立して表示する光軸調整表示部9にあっては、ユニット1が故障したときに、このことを、故障したユニット1の光軸調整表示部9を用いて表示するようにしてもよい。また、1光軸だけ遮光されたときに、遮光されたユニット1の光軸調整表示部9で1光軸遮光を表示するようにしてもよい。また、投光素子7や受光素子8に付設されるレンズに例えばごみが付着して光量が不足したような場合に、この光量が不足しているユニット1の光軸調整表示部9だけを用いて表示するようにしてもよい。
【0062】
以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明はこれに限定されることなく、以下の変形例を包含するものである。
(1)上記の実施例では、各ユニット1の投光器2及び受光器3に、夫々、光軸調整表示部9及び出力表示灯10を設けるようにしたが、光軸調整表示部9を投光器2又は受光器3のいずれか一方に設け、また、出力表示灯10を投光器2又は受光器3のいずれか一方に設けるようにしてもよい。この場合、出力表示灯10に関してだけ、親ユニットL1で実質的に制御するようにすればよく、光軸調整表示部9に関しては、各ユニット1で制御するようにすれば足りる。
【0063】
(2)上記の実施例では、親ユニット及び子ユニットとを区別することなく投光器2及び受光器3を作ってあるが、これらを親ユニット用と子ユニット用とに夫々専用器として作る場合には、子ユニットにシフトレジスタなどの制御器を設け、この制御器によって子ユニットの光軸調整表示部9の表示を制御させるようにしてもよい。
【0064】
(3)上記実施例では、親ユニットL1の制御手段つまり投光及び受光素子制御回路14、23によって、直列に増設した全てのユニットの光軸調整表示部9及び出力表示灯10の表示を実質的に制御するようにしたが、独立した別のコントローラを用意し、この独立したコントローラによって各直列群の全てのユニットの光軸調整表示灯9及び出力表示灯10を制御するようにしてもよい。
【0065】
(4)親ユニットと子ユニットとの区別は、例えば各ユニットに設けた機能切替スイッチ(親ユニットと子ユニットとの切替)を設けることにより行うようにしてもよく、或いは、電源投入時のイニシャルチェックによって親ユニット又は子ユニットを確認して、内蔵したCPUなどの制御器が、親ユニット又は子ユニットとして割り当てられた役割を判断するようにしてもよい。
【0066】
(5)親ユニットと子ユニットとの区別は、隣接するユニットとの接続のために使用した接続ポートの違いによって確認するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用することのできる多光軸光電センサのユニットの斜視図である。
【図2】図1に示すユニットを構成する投光器及び受光器の内部ブロック図である。
【図3】本発明を適用したユニットの接続方法を説明するための図である。
【図4】図3に対応したブロック図である。
【図5】直列に接続した3つのユニットが正常に動作しているときの表示状態を説明するための図である。
【図6】直列に接続した3つのユニットのうち第2ユニットの光軸の一部が遮光されたときの表示状態を説明するための図である。
【図7】図6に対応したタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 多光軸光電センサユニット
2 投光器
3 受光器
4 通信線
9 光軸調整表示部
10 出力表示灯

Claims (9)

  1. 複数の投光素子を有する投光器と、前記投光器の複数の投光素子の各々からの光を受光するための複数の受光素子を有する受光器とを含み、他の多光軸光電センサとの間で投光器同士及び受光器同士を直列に接続することによって第1の多光軸光電センサ群を構成することのできる多光軸光電センサであって、
    前記投光器と前記受光器の少なくともいずれか一方に設けられ、前記多光軸光電センサでの光軸の調整度合いを表示する光軸調整表示部と、
    前記投光器と前記受光器の少なくともいずれか一方に設けられ、少なくとも前記多光軸光電センサにおける出力状態を表示する出力表示部と、
    前記多光軸光電センサにおいて光軸を遮蔽する遮蔽物が検出されたときに、当該遮蔽物によって前記多光軸光電センサにおける光軸が遮蔽されたことを前記第1の多光軸光電センサ群の他の多光軸光電センサから独立して示すように前記光軸調整表示部の表示状態を制御する光軸調整表示状態制御手段と、
    前記多光軸光電センサにおいて遮蔽物が検出されたときに、当該遮蔽物によって前記多光軸光電センサにおける光軸が遮蔽されたことを示すように前記出力表示部の表示状態を制御するとともに、前記第1の多光軸光電センサ群の他の多光軸光電センサにおいて遮蔽物が検出されたときに、該遮蔽物を検出した前記他の多光軸光電センサと一緒に前記第1の多光軸光電センサ群における光軸が遮蔽されたことを示すよう前記出力表示部の表示状態を制御する出力表示状態制御手段と、
    外部機器と接続可能な出力回路であって、当該多光軸光電センサにおいて遮蔽物が検出されたとき、および、前記第1の多光軸光電センサ群の他の多光軸光電センサにおいて遮蔽物が検出されたときに、当該遮蔽物が検出されたことを示す信号を外部機器に出力可能な出力回路と、を備えることを特徴とする多光軸光電センサ。
  2. 前記多光軸光電センサが、単一の多光軸光電センサと並列に又は複数の多光軸光電センサの投光器同士及び受光器同士を直列に接続した第2の多光軸光電センサ群と並列に接続可能であり、
    前記単一の多光軸光電センサにおいて光軸を遮蔽する遮蔽物が検出されたときに、または、前記第2の多光軸光電センサ群のいずれかの多光軸光電センサにおいて光軸を遮蔽する遮蔽物が検出されたときに、この影響を受けずに前記多光軸光電センサの前記光軸調整表示状態制御手段及び前記出力表示状態制御手段が前記単一の多光軸光電センサ又は前記第2の多光軸光電センサから独立して制御される、請求項1に記載の多光軸光電センサ。
  3. 複数の投光素子を有する投光器と複数の受光素子を有する受光器とを含み、当該投光器及び/又は当該受光器には、前記複数の投光素子の光軸と前記複数の受光素子の光軸の調整度合いを表示する光軸調整表示部が設けられ、当該投光器及び受光器の少なくともいずれか一方には、光軸を遮蔽する遮蔽物が検出されたときに検出信号が外部機器に出力される出力状態を表示する出力表示部が設けられた多光軸光電センサを複数用意する工程と、
    前記複数の多光軸光電センサの投光器同士を互いに直列に接続すると共に、前記複数の多光軸光電センサの受光器同士を互いに直列に接続して第1の多光軸光電センサ群を形成する工程と、
    該第1の多光軸光電センサ群のいずれかの多光軸光電センサにおいて遮蔽物が検出されたときに、当該遮蔽物を検出したことを示すように、当該遮蔽物を検出した多光軸光電センサの前記光軸調整表示部の表示状態を制御する工程と、
    前記第1の多光軸光電センサ群のいずれかの多光軸光電センサにおいて遮蔽物が検出されたときに、遮蔽物を検出したことを示すように当該第1の多光軸光電センサ群の全ての多光軸光電センサの前記出力表示部の表示状態を制御する工程とを有することを特徴とする多光軸光電センサの表示制御方法。
  4. 前記多光軸光電センサを複数用意する工程と、
    該複数の多光軸光電センサの投光器同士を互いに直列に接続すると共に、受光器同士を互いに直列に接続して、互いに直列に接続された第2の多光軸光電センサ群を形成する工程と、
    該第2の多光軸光電センサ群と前記第1の多光軸光電センサ群とを並列に接続する工程と、
    前記第2の多光軸光電センサ群の各多光軸光電センサにおいて遮蔽物が検出されたときに、当該遮蔽物によって当該多光軸光電センサにおける光軸が遮蔽されたことを示すように当該遮蔽物を検出した多光軸光電センサの前記光軸調整表示部の表示状態を制御する工程と、
    前記第2の多光軸光電センサ群のいずれかの多光軸光電センサにおいて遮蔽物が検出されたときに、前記第1の多光軸光電センサ群の前記出力表示部の表示状態に影響を及ぼすことなく当該第2の多光軸光電センサ群のいずれかの多光軸光電センサが遮蔽物によって光軸が遮蔽されたことを示すように、当該第2の多光軸光電センサ群の全ての多光軸光電センサの前記出力表示部の表示状態を制御する、請求項3の多光軸光電センサの表示制御方法
  5. 複数の投光素子を有する投光器と、該投光器の複数の投光素子の各々からの光を受光するための複数の受光素子を有する受光器とかならなる多光軸光電センサであって、前記投光器と受光器の少なくともいずれか一方に設けられ、多光軸光電センサでの光軸の調整度合いを表示する光軸調整表示手段と、前記投光器と受光器の少なくともいずれか一方に設けられ、少なくとも多光軸光電センサにおける出力状態を表示する出力表示手段とを含む多光軸光電センサの表示装置において、
    複数の前記多光軸光電センサを接続した際、その接続状態のなかで直列に接続された多光軸光電センサ群においては、これに含まれる各多光軸光電センサのいずれかが遮蔽物を検出したときに、当該遮蔽物を検出した多光軸光電センサに設けられた前記光軸調整表示手段の表示状態を他の多光軸光電センサから独立して、当該遮蔽物を検出したことを示すように制御する光軸調整表示状態制御手段と、
    複数の前記多光軸光電センサを接続した際、その接続状態のなかで直列に接続された多光軸光電センサ群においては、これに含まれる各センサに設けられた前記出力表示手段の表示状態を、前記直列に接続された多光軸光電センサの群を単位にして、該多光軸光電センサの群のいずれかの多光軸光電センサが遮蔽物を検出したときに、当該多光軸光電センサ群に含まれる全ての多光軸光電センサの前記出力表示手段を統一して該遮蔽物を検出したことを示すように制御する出力表示状態制御手段とを含むことを特徴とする多光軸光電センサの表示装置。
  6. 複数の投光素子を有する投光器と、複数の受光素子を有する受光器とを含む複数の多光軸光電センサを互いに接続して第1の多光軸光電センサ群を構築することのできる多光軸光電センサシステムであって、
    前記多光軸光電センサの投光器又は受光器の少なくともいずれか一方に設けられた光軸調整表示手段と、
    前記多光軸光電センサの投光器又は受光器の少なくともいずれか一方に設けられた出力表示手段と、
    前記複数の多光軸光電センサの投光器同士を直列に接続すると共に受光器同士を直列に接続するための接続手段と、
    前記第1の多光軸光電センサ群を構成する複数の多光軸光電センサのいずれかの多光軸光電センサの光軸を遮蔽する遮蔽物が検出されたときに、前記第1の多光軸光電センサ群の他の多光軸光電センサの前記光軸調整表示手段の表示状態に影響を及ぼすことなく、該遮蔽物を検出した多光軸光電センサの前記光軸調整表示手段の表示を該遮蔽物が検出されたことを示すように制御する光軸調整表示状態制御手段と、
    前記第1の多光軸光電センサ群を構成する複数の多光軸光電センサのいずれかの多光軸光電センサの光軸を遮蔽する遮蔽物が検出されたときに、前記第1の多光軸光電センサ群を構成する複数の多光軸光電センサの全ての出力表示手段を該遮蔽物が検出されたことを示すように統一的に制御する出力表示状態制御手段と
    前記第1の多光軸光電センサ群を構成する複数の多光軸光電センサのいずれかの多光軸光電センサの光軸を遮蔽する遮蔽物が検出されたときに、当該遮蔽物が検出されたことを示す信号を外部機器に出力する出力手段とを有することを特徴とする多光軸光電センサシステム。
  7. 前記直列に接続された第1の多光軸光電センサのうち一つの多光軸光電センサが親ユニットであり、該親ユニットには制御手段が内蔵され、該制御手段によって、前記第1の多光軸光電センサ群に含まれる多光軸光電センサの前記光軸調整表示状態制御手段及び前記出力表示状態制御手段が実質的に構成される、請求項6の多光軸光電センサシステム。
  8. 複数の投光素子を有する投光器と、複数の受光素子を有する受光器とを含む複数の多光軸光電センサを直列に接続した複数の群に分けて使用するための多光軸光電センサシステムであって、
    前記多光軸光電センサの投光器又は受光器の少なくともいずれか一方に設けられた光軸調整表示手段と、
    前記多光軸光電センサの投光器又は受光器の少なくともいずれか一方に設けられた出力表示手段と、
    各群に属する多光軸光電センサの投光器同士及び受光器同士を互いに直列に接続するための第1接続手段と、
    各群同士を並列に接続するための第2接続手段と、
    各群に属する多光軸光電センサの前記光軸調整表示手段の表示を各センサ毎に独立して制御して、各多光軸光電センサが遮蔽物を検出したときに、該遮蔽物を検出したことを示すように当該遮蔽物を検出した多光軸光電センサの前記光軸調整表示手段を制御する光軸調整表示状態制御手段と、
    各群に属する多光軸光電センサの前記出力表示手段の表示を、各群のいずれかの多光軸光電センサが遮蔽物を検出したときに、当該多光軸光電センサが属する群の多光軸光電センサ群の前記出力表示手段と共に当該遮蔽物を検出したことを示すように制御する出力表示状態制御手段とを有することを特徴とする多光軸光電センサシステム。
  9. 記複数の群のうち、一つの群に含まれる複数の多光軸光電センサの一つが親ユニットであり、該親ユニットには制御手段が内蔵され、該制御手段によって、当該群に含まれる多光軸構成ユニットの前記光軸調整表示状態制御手段及び前記出力表示状態制御手段が実質的に構成されている、請求項8の多光軸光電センサシステム。
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