JP4569940B2 - バックホーの油圧回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、小型掘削旋回作業車の油圧回路に関し、特に、3ポンプ方式に匹敵する同時作動性を確保した2ポンプ方式の油圧回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、掘削旋回作業車のアクチュエータとなるブーム、アーム、及びバケット等の駆動用油圧シリンダや、本体旋回用の油圧モータや走行用の油圧モータは、エンジンに付設した複数の油圧ポンプにより圧油が送油されて駆動される構成としている。この掘削旋回作業車が大型の場合には3つ以上の油圧ポンプが付設されるが、小型の掘削旋回作業車の場合には、小さいボンネット内に多くの油圧ポンプを並列に配置するスペースがないために二つの油圧ポンプを配置することが一般的に行われている。3つのポンプでアクチュエータを駆動する場合は3ポンプ方式、2つのポンプでアクチュエータを駆動する場合は2ポンプ方式と呼ばれる。
【0003】
掘削旋回作業車による一般的な掘削作業サイクル(手順)と、前記の各アクチュエータの動きは、図24に示すようなものである。掘削作業サイクルは、掘削、排土、復帰・位置決めの3段階からなる。作業を開始すると、まずブームを下げてバケットの先端を地面に接触させ、アームとバケットを同時に操作して掘削を行う。次に、ブームの駆動と、クローラ式走行装置の上方に設けた作業機本体の旋回を同時に行って、土砂をバケットに抱えて側方に旋回し、バケットを操作して土砂を排土する。そして、アームと旋回とを同時に操作するか、ブーム、アームと旋回とを同時に操作して、作業機を掘削の元の作業位置に復帰させると共に、位置決めを行う。
【0004】
前述したように、掘削旋回作業車による一般的な掘削作業サイクルでは、アームとバケット、ブームと旋回、アームと旋回、あるいは、ブームとアームと旋回の同時操作が行われる。従来の3ポンプ方式では、ポンプから掘削作業で必要とするアクチュエータへの圧油供給の概略構成は、図25(a)に示すようなものである。この場合は、3つのポンプがそれぞれ3つのアクチュエータに圧油を供給可能に構成されているので、図25(b)に示すように、前述したブームとアームと旋回との同時操作においても、同時作業性を良好なものとすることができる。これに対し、従来の2ポンプ方式では、ポンプから掘削作業で必要とするアクチュエータへの圧油供給の概略構成は、図26(a)に示すようなものである。2ポンプ方式では、一つのポンプが旋回とアームに圧油を供給し、もう一つのポンプがブームとバケットに圧油を供給するように構成されている。2ポンプ方式の場合、前述した掘削作業サイクルにおいて、1つのポンプで2つのアクチュエータを駆動させるような操作を行う場合がある。アームと旋回の同時操作、ブーム、アーム、旋回の三つの同時操作のような場合である。このため2ポンプ方式では、複数のアクチュエータを同時に操作したときの同時作業性に一部劣るところがあり、作業能力をあまり問われない小型機にしか採用されていないのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、2ポンプ方式でありながら、わずかな部品を付加することにより、あまりコストを掛けず3ポンプ方式に匹敵する同時作動性を確保し、現在2ポンプ方式を採用している機械に対しては、作業能力の向上、3ポンプ方式を採用している機械に対しては、低コストの油圧システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するための手段を説明する。
請求項1においては、第1のポンプ(91)と第2のポンプ(92)の2つの油圧ポンプからの圧油によって駆動する、ブームシリンダ(23)、アームシリンダ(29)、バケットシリンダ(24)および旋回モータ(13)と、該油圧ポンプ(91・92)から前記各アクチュエータに供給される圧油の方向及び流量をそれぞれ制御する複数の切換弁とを備えた掘削旋回作業車の油圧回路(101)において、前記第1のポンプ(91)の吐出油路(31)には、上流側に旋回用切換弁(43)、下流側にアーム用切換弁(59)をタンデム接続し、前記第2のポンプ(92)の吐出油路(32)は、ブーム用切換弁(53)とバケット用切換弁(54)とに接続した後、逆止弁(33)を介して、該旋回用切換弁(43)とアーム用切換弁(59)との間で、前記第1のポンプ(91)の吐出油路(31)に接続するとともに、該逆止弁(33)の上流位置で、タンクに接続するか遮断するかを切換えるブリード切換弁(45)を接続し、該ブリード切換弁(45)と前記旋回用切換弁(43)とを、連動して作動させるものである。
【0007】
請求項2においては、請求項1記載の掘削旋回作業車の油圧回路において、該油圧回路(101)の前記ブリード切換弁(45)の下流側にPTO用切換弁(46)を設けたものである。
【0008】
請求項3においては、請求項1記載の掘削旋回作業車の油圧回路において、前記油圧回路(101)の旋回用切換弁(43)とアーム用切換弁(59)の位置を入れ替えて、該旋回用切換弁(43)をアーム用切換弁(59)よりも、第1のポンプ(91)の吐出油路(31)の下流側に配置した油圧回路(107)としたものである。
【0009】
請求項4においては、第1のポンプ(91)と第2のポンプ(92)の2つの油圧ポンプからの圧油によって駆動する、ブームシリンダ(23)、アームシリンダ(29)、バケットシリンダ(24)および旋回モータ(13)と、該油圧ポンプ(91・92)から前記各アクチュエータに供給される圧油の方向及び流量をそれぞれ制御する複数の切換弁とを備えた掘削旋回作業車の油圧回路(101)において、前記第1のポンプ(91)の吐出油路(31)には、上流側に旋回用切換弁(243)、下流側にアーム用切換弁(259)をタンデム接続し、前記第2のポンプ(92)の吐出油路(32)は、ブーム用切換弁(253)とバケット用切換弁(254)とに接続した後、逆止弁(33)を介して、該旋回用切換弁(243)とアーム用切換弁(259)との間で、前記第1のポンプ(91)の吐出油路(31)に接続するとともに、該逆止弁(33)の上流位置で、タンクに接続するか遮断するかを切換えるブリード切換弁(245)を接続し、該ブリード切換弁(245)と前記旋回用切換弁(243)とを、連動して作動させ、該油圧回路(101)に、該ブーム用切換弁(253)と、バケット用切換弁(254)と旋回用切換弁(243)とアーム用切換弁(259)の各パイロット操作弁として、ブーム用パイロット操作弁(63)と、バケット用パイロット操作弁(64)と、旋回用パイロット操作弁(66)と、アーム用パイロット操作弁(65)と、これらの各操作弁を作動させるためのパイロットポンプ(93)とを備え、各アクチュエータの切換弁は、対応するパイロット操作弁により切換操作が行われ、該旋回用パイロット操作弁(66)と前記旋回用切換弁(243)とを接続するパイロット油路を分岐し、該分岐した油路を前記ブリード切換弁(245)に接続したものである。
【0010】
請求項5においては、第1のポンプ(91)と第2のポンプ(92)の2つの油圧ポンプからの圧油によって駆動する、ブームシリンダ(23)、アームシリンダ(29)、バケットシリンダ(24)および旋回モータ(13)と、該油圧ポンプ(91・92)から前記各アクチュエータに供給される圧油の方向及び流量をそれぞれ制御する複数の切換弁とを備えた掘削旋回作業車の油圧回路(102)において、前記第1のポンプ(91)の吐出油路(31)には、上流側に旋回用切換弁(243)、下流側にアーム用切換弁(259)をタンデム接続し、前記第2のポンプ(92)の吐出油路(32)は、ブーム用切換弁(253)とバケット用切換弁(254)とに接続した後、逆止弁(33)を介して、該旋回用切換弁(243)とアーム用切換弁(259)との間で、前記第1のポンプ(91)の吐出油路(31)に接続するとともに、該逆止弁(33)の上流位置で、タンクに接続するか遮断するかを切換えるブリード切換弁(345)を接続し、該ブリード切換弁(345)と前記旋回用切換弁(243)とを、連動して作動させ、該油圧回路(102)に、該ブーム用切換弁(253)と、バケット用切換弁(254)と旋回用切換弁(243)とアーム用切換弁(259)の各パイロット操作弁として、ブーム用パイロット操作弁(63)と、バケット用パイロット操作弁(64)と、旋回用パイロット操作弁(66)と、アーム用パイロット操作弁(65)と、これらの各操作弁を作動させるためのパイロットポンプ(93)とを備え、各アクチュエータの切換弁は、対応するパイロット操作弁により切換操作が行われ、該旋回用パイロット操作弁(66)と旋回用切換弁(243)とを接続するパイロット油路に高圧選択弁(67)を設け、該高圧選択弁(67)で分岐した油路を前記ブリード切換弁(345)に接続したものである。
【0011】
請求項6においては、第1のポンプ(91)と第2のポンプ(92)の2つの油圧ポンプからの圧油によって駆動する、ブームシリンダ(23)、アームシリンダ(29)、バケットシリンダ(24)および旋回モータ(13)と、該油圧ポンプ(91・92)から前記各アクチュエータに供給される圧油の方向及び流量をそれぞれ制御する複数の切換弁とを備えた掘削旋回作業車の油圧回路(103)において、前記第1のポンプ(91)の吐出油路(31)には、上流側に旋回用切換弁(143)、下流側にアーム用切換弁(59)をタンデム接続し、前記第2のポンプ(92)の吐出油路(32)は、ブーム用切換弁(53)とバケット用切換弁(54)とに接続した後、逆止弁(33)を介して、該旋回用切換弁(143)とアーム用切換弁(59)との間で、前記第1のポンプ(91)の吐出油路(31)に接続するとともに、該逆止弁(33)の上流位置で、タンクに接続するか遮断するかを切換えるブリード切換弁(45)を接続し、該ブリード切換弁(45)と前記旋回用切換弁(143)とを、連動して作動させ、該油圧回路(103)の旋回用切換弁(143)のPポートとTポートとをつなぐ油路に、ブリード絞り(143a)を設けたものである。
【0012】
請求項7においては、第1のポンプ(91)と第2のポンプ(92)の2つの油圧ポンプからの圧油によって駆動する、ブームシリンダ(23)、アームシリンダ(29)、バケットシリンダ(24)および旋回モータ(13)と、該油圧ポンプ(91・92)から前記各アクチュエータに供給される圧油の方向及び流量をそれぞれ制御する複数の切換弁とを備えた掘削旋回作業車の油圧回路(104)において、前記第1のポンプ(91)の吐出油路(31)には、上流側に旋回用切換弁(43)、下流側にアーム用切換弁(59)をタンデム接続し、前記第2のポンプ(92)の吐出油路(32)は、ブーム用切換弁(153)とバケット用切換弁(54)とに接続した後、逆止弁(33)を介して、該旋回用切換弁(43)とアーム用切換弁(59)との間で、前記第1のポンプ(91)の吐出油路(31)に接続するとともに、該逆止弁(33)の上流位置で、タンクに接続するか遮断するかを切換えるブリード切換弁(45)を接続し、該ブリード切換弁(45)と前記旋回用切換弁(43)とを、連動して作動させ、該油圧回路(104)のブーム用切換弁(153)のPポートとTポートとをつなぐ油路に、ブリード絞り(153a)を設けたものである。
【0013】
請求項8においては、第1のポンプ(91)と第2のポンプ(92)の2つの油圧ポンプからの圧油によって駆動する、ブームシリンダ(23)、アームシリンダ(29)、バケットシリンダ(24)および旋回モータ(13)と、該油圧ポンプ(91・92)から前記各アクチュエータに供給される圧油の方向及び流量をそれぞれ制御する複数の切換弁とを備えた掘削旋回作業車の油圧回路(105)において、前記第1のポンプ(91)の吐出油路(31)には、上流側に旋回用切換弁(143)、下流側にアーム用切換弁(59)をタンデム接続し、前記第2のポンプ(92)の吐出油路(32)は、ブーム用切換弁(153)とバケット用切換弁(54)とに接続した後、逆止弁(33)を介して、該旋回用切換弁(143)とアーム用切換弁(59)との間で、前記第1のポンプ(91)の吐出油路(31)に接続するとともに、該逆止弁(33)の上流位置で、タンクに接続するか遮断するかを切換えるブリード切換弁(45)を接続し、該ブリード切換弁(45)と前記旋回用切換弁(143)とを、連動して作動させ、該油圧回路(105)の旋回用切換弁(143)およびブーム用切換弁(153)のPポートとTポートとをつなぐ油路に、ブリード絞り(143a・153a)を設けたものである。
【0014】
請求項9においては、第1のポンプ(91)と第2のポンプ(92)の2つの油圧ポンプからの圧油によって駆動する、ブームシリンダ(23)、アームシリンダ(29)、バケットシリンダ(24)および旋回モータ(13)と、該油圧ポンプ(91・92)から前記各アクチュエータに供給される圧油の方向及び流量をそれぞれ制御する複数の切換弁とを備えた掘削旋回作業車の油圧回路(106)において、前記第1のポンプ(91)の吐出油路(31)には、上流側に旋回用切換弁(43)、下流側にアーム用切換弁(59)をタンデム接続し、前記第2のポンプ(92)の吐出油路(32)は、ブーム用切換弁(53)とバケット用切換弁(54)とに接続した後、逆止弁(33)を介して、該旋回用切換弁(43)とアーム用切換弁(59)との間で、前記第1のポンプ(91)の吐出油路(31)に接続するとともに、該逆止弁(33)の上流位置で、タンクに接続するか遮断するかを切換えるブリード切換弁(145)を接続し、該ブリード切換弁(145)と前記旋回用切換弁(43)とを、連動して作動させ、該油圧回路(106)の前記ブリード切換弁(145)のブリード油路(145b)に絞り(145a)を設けたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
まず、本発明に係る小型掘削旋回作業車の概略構成を、図1を用いて説明する。図1は2ポンプ式油圧回路を有する掘削旋回作業車の全体側面図である。図1に示す如く、掘削旋回作業車は、クローラ式走行装置1の上部中央に垂直方向に軸心を有する旋回台軸受7を介して旋回フレーム8を旋回可能に支持しており、該クローラ式走行装置1の前後一端部には、ブレード10を上下回動自在に配設している。旋回フレーム8の上方にはエンジン等を被覆するボンネット9が配設され、該ボンネット9の上方にシート22が取り付けられている。該シート22の前方には、フロントコラム19に運転操作等を行うためのレバー類を配設している。該フロントコラム19とボンネット14との間にはステップ20が配置されている。
【0016】
旋回フレーム8の前端部には作業機2が装着されており、該作業機2はブームブラケット12が左右回動自在に取り付けられ、該ブームブラケット12にはブーム6の下端部が前後回動自在に支持されている。該ブーム6は途中部で前方に屈曲しており、側面視において略「く」字状に形成されている。該ブーム6の他端部にはアーム5が回動自在に支持され、該アーム5の先端部には作業用アタッチメントとしてのバケット4が回動自在に支持されている。
【0017】
また、ブームブラケット12とブーム6の途中部前面に設けられた、ブームシリンダブラケット25との間にブームシリンダ23が介装され、ブーム6の途中部背面に設けられるアームシリンダボトムブラケット26とアーム5基端部に設けられるバケットシリンダブラケット27との間にアームシリンダ29が介装され、該バケットシリンダブラケット27とバケット4に連結されるステー11との間に、バケットシリンダ24が介装されている。
【0018】
こうして、前記ブーム6はブームシリンダ23により回動され、アーム5はアームシリンダ29により回動され、バケット4はバケットシリンダ24により回動される。該ブームシリンダ23、アームシリンダ29、及びバケットシリンダ24は油圧シリンダで構成され、各シリンダ23・29・24はキャビン22内に配置した操作レバーの操作により、その下方に配置した切換弁を切り換えて、油圧ポンプからの圧油を供給することにより伸縮駆動される。
【0019】
また、前記旋回フレーム8の側部には、スイングシリンダ17が配置されて、その基部が旋回フレームに枢支され、該スイングシリンダ17のシリンダロッドの先端はブームブラケット12に接続されており、スイングシリンダ17により、ブームブラケット12を旋回フレーム8に対して左右に回動でき、作業機2を左右回動できるようにしている。
【0020】
また、旋回フレーム8は、旋回台軸受7の上部に設けた旋回モータ13(図2に図示)の作動によって360度左右旋回可能としており、前記ブレード10は排土板の後部とクローラ式走行装置1のトラックフレーム3との間に介装した、ブレードシリンダ14の作動によって昇降可能としている。なお、旋回モータ13は油圧モータに構成される。更に、該トラックフレーム3の前後一側に配置した駆動スプロケット16・16の内側には、それぞれ走行油圧モータが配置されて、クローラ式走行装置1を走行駆動可能としている。そしてこれら油圧アクチュエータとなる油圧シリンダや油圧モータはフロントコラム19及びステップ20上に設けたレバーやペダルの操作によって駆動できるようにしている。
【0021】
このように構成した掘削旋回作業車において、油圧アクチュエータとなる油圧シリンダや油圧モータを作動するための油圧回路について、以下で第一から第七の実施例を用いて説明する。これらの実施例において、油圧回路の基本構成は同様である。ボンネット9内に収納されたエンジンの出力軸には、第1のポンプ91と第2のポンプ92の2つの油圧ポンプが並列に連動連結されて駆動される。両ポンプにより、ブームシリンダ23、アームシリンダ29、バケットシリンダ24および旋回モータ13が駆動される。また、油圧回路中には複数の切換弁が備えられており、前記油圧ポンプから前記各アクチュエータに供給される圧油の方向および流量が制御される。
【0022】
アーム5の駆動と旋回フレーム8の旋回における同時作動性を良好とした第一実施例の油圧回路101の構成について、図2を用いて説明する。図2は各切換弁を中立位置とした状態での第一実施例の油圧回路101を示す図である。第1のポンプ91の吐出油路31には、上流側より下流側へ向けて、オプション用切換弁41、旋回用切換弁43、左右一側の走行油圧モータへの送油を切換える走行モータ用切換弁42、アーム用切換弁59がタンデム接続される。吐出油路31の最上流側では分岐を設け、第1のポンプ91の出力油圧を設定するリリーフ弁61が接続されている。第2のポンプ92の吐出油路32には、上流側より下流側へ向けて、スイング用切換弁47、ブーム用切換弁53、バケット用切換弁54、走行モータ用切換弁48、ブレード切換弁44がタンデム接続される。吐出油路32の最上流側では分岐を設け、第1のポンプ92の出力油圧を設定するリリーフ弁62が接続されている。
【0023】
吐出油路32には、ブレード切換弁44の下流側で分岐点32aが設けられて分岐しており、一方の分岐油路32bでは直接ブリード切換弁45に接続されると共に、他方の分岐油路32cでは逆止弁33を介してブリード切換弁45に接続される。また、吐出油路32において、前記他方の分岐油路は逆止弁33を介した後、旋回用切換弁43とアーム用切換弁59との間(接続点31a)で、第1のポンプ91の吐出油路31に接続される。ここで逆止弁33により、第1のポンプ91から吐出油路32の下流側に向けて、逆流する向きの圧油が流入するのを防止している。そして、吐出油路31および吐出油路32は接続点31aで合流した後、ブリード切換弁45を経て、オイルタンクに接続される。ブリード切換弁45は、吐出油路32の下流で、オイルタンクに接続するか、遮断するかを切換える切換弁である。図2では、前記の各切換弁が中立である状態を示しており、前記両ポンプより吐出された圧油は、図2中に太字で示す油路を経由して、オイルタンクへ吐出される。
【0024】
第一実施例の油圧回路101に備えられる各切換弁は、ブリード切換弁45を除いて、それぞれ6ポート3位置切換の制御弁で構成される。ブリード切換弁45は3ポート3位置切換の制御弁である。また、図2では、切換弁は手動操作の切換弁としているが、パイロット操作弁の切換により、各アクチュエータの切換弁を切換えるようにしてもよい。なお、図8、図9を除いて、図4以降に示す油圧回路においても、切換弁の操作手段は特定しないものとする。操作手段を手動とする場合は、前記フロントコラム19に配置されるレバーやステップ20に配置されるペダルを操作することにより、機械的に切換えられるものである。
【0025】
第一実施例の油圧回路101の作動について、図3から図6を用いて説明する。図3は従来および第一実施例におけるポンプおよび主な切換弁の配置を示す概念図であり、図4はアーム用切換弁59を作動位置とした状態における第一実施例の油圧回路101を示す図であり、図5は旋回用操作弁43を作動位置とした状態における第一実施例の油圧回路101を示す図であり、図6はアーム用切換弁59および旋回用操作弁43を作動位置とした状態の第一実施例の油圧回路101を示す図である。油圧回路101は、従来の2ポンプ方式の油圧回路と、同様の回路に構成されている。油圧回路101の基本的な配置は、図3(a)に示すように、第1のポンプ91が旋回モータ13とアームシリンダ29とに圧油を供給するようにし、第2のポンプ92がブームシリンダ23とバケットシリンダ24とに圧油を供給するように構成されている。第一実施例の油圧回路101では、図3(b)に示すように、第2のポンプ92が、ブリード切換弁45と逆止弁33とを介して、アームシリンダ29へ圧油を供給可能となるように構成されている。また、図4に示すように、ブリード切換弁45と旋回用切換弁43とは、連動して作動するように構成されている。
【0026】
以上の構成において、アーム5だけを駆動させる場合は、アーム用切換弁59が作動位置に切換えられ、両ポンプからの圧油が図4に示すような経路を通過して吐出される。第2のポンプ92からの圧油は、ブリード切換弁45を介してオイルタンクへブリードされている。したがって、第1のポンプ91からの圧油だけがアームシリンダ29に供給され、アーム5は第1のポンプ91だけで駆動される。次に、前記旋回フレーム8の旋回だけを行う場合は、旋回用切換弁43が作動位置に切換えられ、両ポンプからの圧油が図5に示すような経路を通過して吐出される。ここで、ブリード切換弁45と旋回用切換弁43とは連動構成のため、旋回用切換弁43の切換により、ブリード切換弁45も位置が切換えられる。第2のポンプ92からの圧油は、前記分岐点32aより前記分岐油路32bを介して直接ブリード切換弁45へ流入することは遮断されるが、分岐油路32cを介してアーム用切換弁59の中立路を通り、オイルタンクへ吐出される。そして、第1のポンプ91からの圧油だけが旋回モータ13に供給され、旋回フレーム8は第1のポンプ91だけで駆動される。旋回フレーム8の旋回と、アーム5の駆動とを同時に行う場合は、アーム用切換弁59、旋回用切換弁43およびブリード切換弁45が作動位置に切換えられて、両ポンプからの圧油が図6に示すような経路を通過して吐出される。第1のポンプ91からの圧油は、旋回モータ13に供給され、旋回フレーム8は第1のポンプ91だけで駆動される。また、第2のポンプ92からの圧油は、ブリード切換弁45への流入が遮断されると共に、アームシリンダ29に供給され、アーム5が第2のポンプ92だけで駆動される。つまり油圧回路101では、旋回モータ13およびアームシリンダ29が、それぞれ別のポンプにより駆動されるようにしている。
【0027】
油圧回路101において、アーム5、バケット4、ブーム6の駆動および、旋回フレーム8の旋回における同時作動性は、図7に示すようなものとなる。図7は第一、第二実施例の油圧回路101・102において、アーム5、バケット4、ブーム6の駆動および、旋回フレーム8の旋回における同時作動性の適否を示す一覧図である。図3(a)に示すように、第1のポンプ91は、旋回モータ13とアームシリンダ29へ圧油を供給可能としており、これらのポンプおよびアクチュエータにより独立回路が形成されている。また、第2のポンプ92も、ブームシリンダ23とバケットシリンダ24へ圧油を供給可能としており、これらのポンプおよびアクチュエータにより独立回路が形成されている。したがって、図7に示すように、アーム5の駆動とバケット4の駆動の組み合わせ、ブーム6の駆動と旋回フレーム8の旋回との組み合わせでは、それぞれの組み合わせで独立回路となっている。このとき、一つのポンプは一つのアクチュエータを駆動するだけでよく、同時作動性が良好に発揮される。アームシリンダ29と旋回モータ13は共に、図3(a)に示すように、第1のポンプ91側の独立回路に含まれている。第一実施例の油圧回路101では、ブリード切換弁45と逆止弁33とを介して、アームシリンダ29へ第2のポンプ92の圧油を供給可能に構成している。そして、アーム5の駆動と旋回フレーム8の旋回において、異なる独立回路のポンプを利用することができるようにしている。このため、アームシリンダ29および旋回モータ13が異なるポンプにより駆動され、この場合においても、同時作動性が発揮される。なお、後述する第二実施例の油圧回路102においても、油圧回路101と同様の同時作動性が発揮される。
【0028】
以上の構成により、第一実施例の油圧回路101では、2ポンプ方式でありながら、3ポンプ方式に匹敵する同時作動性を得ることができる。3ポンプ方式では、旋回モータに一つのポンプ、アームシリンダに一つのポンプ、ブームシリンダとおよびバケットにそれぞれ一つのポンプが備えられる構成であるが、第一実施例の構成では、全体で2つのポンプを備えるだけの構成としても、同時作動性が発揮される。このため、第一実施例の油圧回路101は2ポンプ方式でありながら、逆止弁33やブリード切換弁45等のわずかな部品を追加することにより、3ポンプ方式に等しい同時作動性を得ながら、コストダウンを実現することができる。
【0029】
次に、ブリード切換弁45と旋回用切換弁43との連動機構について、図8、図9を用いて、具体的な機構を説明する。図8は各切換弁の具体的な操作手段を示す第一実施例の油圧回路101を示す図であり、図9は各切換弁の具体的な操作手段を示す第二実施例の油圧回路102を示す図である。油圧回路101に備えられるブーム用切換弁253、バケット用切換弁254、ブリード切換弁245、アーム用切換弁259、旋回用切換弁243は、操作方法が油圧パイロット式である切換弁としており、各切換弁を操作するパイロット操作弁が油圧回路102に備えられている。図8に示すように、油圧回路101には、前記各パイロット操作弁として、ブーム用パイロット操作弁63、バケット用パイロット操作弁64、アーム用パイロット操作弁65、旋回用パイロット操作弁66と、これらの各操作弁を作動させるためのパイロットポンプ93とが備えられている。そして、アクチュエータの切換弁は、対応するパイロット操作弁により切換操作が行われるようにしている。
【0030】
旋回用パイロット操作弁66のパイロット油路には、往路復路それぞれのパイロット油路において、分岐が設けられている。そして、分岐した一方のパイロット油路が旋回用切換弁243のパイロット操作部に接続され、他方のパイロット油路がブリード切換弁45のパイロット操作部に接続されている。以上構成により、旋回用パイロット操作弁66での操作により、パイロット油圧が旋回用切換弁243とブリード切換弁245の操作部にそれぞれ送油されて連動して切換えられるようにしている。そして、旋回用パイロット操作弁66の操作により前記両切換弁を連動させる構成としたので、両切換弁の確実な作動を実現することができる。
【0031】
第二実施例の油圧回路102では、旋回用パイロット操作弁66のパイロット油路に分岐を設ける代わりに、該パイロット油路上に高圧選択弁(シャトル弁)67を設けている。また、3ポート3位置切換のブリード切換弁45に代えて、3ポート2位置切換のブリード切換弁345が設けられている。他の構成は、油圧回路101と同様のものである。図9に示すように、高圧選択弁67は旋回用パイロット操作弁66の二次側に接続されるパイロット油路の往路と復路にまたがるように配置されている。該往路および復路を流れるパイロット油圧のうち、いずれか一方のパイロット油圧が高い場合は、高圧選択弁67よりパイロット油圧がブリード切換弁345のパイロット操作部に加えられて、該ブリード切換弁345は切り換えられて作動位置となる。また、往路および復路を流れる油圧が等しい場合は、ブリード切換弁345は内部に備えるスプリングの圧力により、中立位置に復帰する。以上構成により、旋回用パイロット操作弁66での操作により、旋回用切換弁243とブリード切換弁245とが連動して切換えられるようにしている。そして、旋回用パイロット操作弁66の操作により前記両切換弁を連動させる構成としたので、両切換弁の確実な作動を実現することができる。
【0032】
次に、ブーム6、アーム5の駆動と、旋回フレーム8の旋回における同時作動性を改善した第三実施例の油圧回路103について、図10から図13を用いて説明する。図10はアーム用切換弁59および旋回用操作弁43を作動位置とした状態の第一実施例の油圧回路101を示す図であり、図11は各切換弁を中立位置とした状態での第三実施例の油圧回路103を示す図であり、図12はブーム用切換弁53、アーム用切換弁59、旋回用操作弁43を作動位置とした状態の第三実施例の油圧回路103を示す図であり、図13は第三実施例の油圧回路103において、アーム5、バケット4、ブーム6の駆動および、旋回フレーム8の旋回における同時作動性の適否を示す一覧図である。前記油圧回路101において、ブーム用切換弁53、アーム用切換弁59、旋回用切換弁43を同時に作動位置に切換えると、図10に示すように、第1のポンプ91からの圧油は旋回モータ13へ供給され、第2のポンプ92からの圧油はブームシリンダ23に供給される。ところが、アームシリンダ29は、吐出油路31において旋回モータ13の下流側に位置し、吐出経路32においてもブームシリンダ23の下流側に位置するため、いずれのポンプからも作業油が供給されない。このため、図7にも示すように、ブーム6とアーム5の駆動および、旋回フレーム8の旋回の3つの作動を行うように操作すると、アームを5を駆動させることができない。
【0033】
第三実施例の油圧回路103では、油圧回路101での旋回用切換弁43に代えて旋回用切換弁143を備え、第1のポンプ91から吐出される圧油が旋回モータ13へ供給されると共に、該圧油の一部が、アームシリンダ29にも供給されるようにしている。他の構成は、油圧回路101と同様の構成である。油圧回路101に備える旋回用切換弁43は、作動位置では、PポートとTポートとをつなぐ油路が遮断されており、旋回モータ13の駆動時には第1のポンプ91から吐出される圧油がオイルタンクに流出しないようにしている。油圧回路103に備える旋回用切換弁143では、図11、図12に示すように、各作動位置において、PポートとTポートとをつなぐ油路を接続するとともに、該油路にブリード絞り143aを設けている。このため、図12に示すように、第1のポンプ91からの圧油が旋回モータ13に供給されると共に、該圧油の一部が旋回フレーム8の旋回の余剰流としてアームシリンダ29にも供給される。油圧回路103において、アーム5、バケット4、ブーム6の駆動および、旋回フレーム8の旋回における同時作動性は、図13に示すようなものとなる。アームシリンダ29、ブームシリンダ23、旋回モータ13が三つ同時に作動するように、対応する各切換弁を作動位置に切換えると、アーム5は駆動の速度が遅いながらも、動くようになる。
【0034】
以上の構成により、第三実施例の油圧回路103では、2ポンプ方式でありながら、3ポンプ方式と同様に、アーム5、ブーム6の駆動および、旋回フレーム8の旋回を同時に行うことが可能となっている。
【0035】
ブーム6、アーム5の駆動と、旋回フレーム8の旋回における同時作動性を改善した第四実施例の油圧回路104について、図14から図16を用いて説明する。図14は各切換弁を中立位置とした状態での第四実施例の油圧回路104を示す図であり、図15はブーム用切換弁53、アーム用切換弁59、旋回用操作弁43を作動位置とした状態の第四実施例の油圧回路104を示す図であり、図16は第四実施例の油圧回路104において、アーム5、バケット4、ブーム6の駆動および、旋回フレーム8の旋回における同時作動性の適否を示す一覧図である。第四実施例の油圧回路104では、油圧回路101でのブーム用切換弁53に代えてブーム用切換弁153を備え、第2のポンプ92から吐出される圧油がブームシリンダ23に供給されると共に、該圧油の一部が、アームシリンダ29にも供給されるようにしている。他の構成は、油圧回路101と同様の構成である。油圧回路101に備えるブーム用切換弁53は、作動位置では、PポートとTポートとをつなぐ油路が遮断されており、ブームシリンダ23の駆動時には第2のポンプ92から吐出される圧油がオイルタンクに流出しないようにしている。油圧回路104に備えるブーム用切換弁153では、図14、図15に示すように、各作動位置において、PポートとTポートとをつなぐ油路を接続するとともに、該油路にブリード絞り153aを設けている。このため、図15に示すように、第2のポンプ92からの圧油がブームシリンダ23に供給されると共に、該圧油の一部がブームシリンダ23の駆動の余剰流として、アームシリンダ29にも供給される。油圧回路104において、アーム5、バケット4、ブーム6の駆動および、旋回フレーム8の旋回における同時作動性は、図16に示すようなものとなる。アームシリンダ29、ブームシリンダ23、旋回モータ13が三つ同時に作動するように、対応する各切換弁を作動位置に切換えると、アーム5は駆動の速度が遅いながらも、動くようになる。
【0036】
以上の構成により、第四実施例の油圧回路104では、2ポンプ方式でありながら、3ポンプ方式と同様に、アーム5、ブーム6の駆動および、旋回フレーム8の旋回を同時に行うことが可能となっている。
【0037】
次に、ブーム6、アーム5の駆動と、旋回フレーム8の旋回における同時作動性を良好なものとした第五実施例の油圧回路105について、図17は各切換弁を中立位置とした状態での第五実施例の油圧回路105を示す図であり、図18はブーム用切換弁53、アーム用切換弁59、旋回用操作弁43を作動位置とした状態の第五実施例の油圧回路105を示す図であり、図19は第五実施例の油圧回路105において、アーム5、バケット4、ブーム6の駆動および、旋回フレーム8の旋回における同時作動性の適否を示す一覧図である。第五実施例の油圧回路105では、第三実施例の油圧回路103と第四実施例の油圧回路104の特徴を生かした構成としている。具体的には、図17に示すように、油圧回路105は、前記旋回用切換弁43に代えて旋回用切換弁143を備え、前記ブーム用切換弁53に代えてブーム用切換弁153を備えている。他の構成は、油圧回路101と同様の構成である。そして、図18に示すように、第1のポンプ91から旋回モータ13に供給される圧油の余剰流と、第2のポンプ92からブームシリンダ23に供給される圧油の余剰流とを、アームシリンダ29に供給して、アーム5が駆動できるようにしている。旋回用切換弁143およびブーム用切換弁153は、前述したように、各作動位置において、PポートとTポートとをつなぐ油路を接続するとともに、該油路にそれぞれブリード絞り143a・153aを設けている。
【0038】
油圧回路105において、アーム5、バケット4、ブーム6の駆動および、旋回フレーム8の旋回における同時作動性は、図19に示すようなものとなる。アームシリンダ29、ブームシリンダ23、旋回モータ13が三つ同時に作動するように、対応する各切換弁を作動位置に切換えると、アームシリンダ29には、両ポンプから前述した余剰流が供給される。つまり、両ポンプからの圧油を、略三等分して前記三つのアクチュエータに供給する形となり、2ポンプでありながら、三つのアクチュエータをすべて良好に駆動させることができる。
【0039】
以上の構成により、第五実施例の油圧回路105では、2ポンプ方式でありながら、アーム5、ブーム6の駆動および、旋回フレーム8の旋回における同時作動性を、3ポンプ方式に匹敵した作動性とすることができる。
【0040】
次に、両ポンプよりPTOへ圧油を供給可能とした構成の油圧回路について、図2、図20を用いて説明する。図20はPTO用切換弁46を作動位置とした状態における第一実施例の油圧回路101を示す図である。なお、該構成は、第一実施例から第五実施例までの油圧回路に適用可能である。以下では、第一実施例の油圧回路101を用いて、前記構成を説明する。油圧回路101には、図2に示すように、PTO用切換弁46が設けられると共に、該PTO用切換弁46のアクチュエータのポートからの油路96a・96bの先端は、通常閉じられている。ここで、該油路96a・96bの先端を開放し、PTO駆動の油圧アクチュエータを接続して駆動させることが可能である。該アクチュエータとしては、主にブレーカ(削岩機)が接続される。
【0041】
PTO用切換弁46は、前記吐出油路31・32において、ブリード切換弁45の下流側に設けられている。以上構成により、PTO用切換弁46を作動位置に切換えると、第1のポンプ91と第2のポンプ92からの圧油を合流して、油路96a・96bの先端側へ供給することができる。このため、PTO駆動の作業機に十分な圧油を供給して、該作業機の作動性を良好なものとすることができる。
【0042】
次に、アーム5の作動性を向上させた第六実施例の油圧回路106について、図21、図22を用いて説明する。図21は各切換弁を中立位置とした状態での第六実施例の油圧回路106を示す図であり、図22はアーム用切換弁59を作動位置とした状態における第六実施例の油圧回路106を示す図である。第六実施例の油圧回路106では、油圧回路101でのブリード切換弁45に代えてブリード切換弁145を備えている。該ブリード切換弁145内のブリード油路には絞り145aが設けられている。具体的には、次のような構成である。該ブリード切換弁145の中立位置には、ポンプ側に分岐して二股となるブリード油路145b・145cが形成されており、二股の一方のブリード油路145bに絞り145aが設けられている。絞り145aが設けられる側のブリード油路は、前記分岐点32aで分岐する一方の分岐油路32bと接続している。他方の分岐油路32cは、逆止弁33およびアーム用切換弁59を介して、ブリード切換弁145へ接続している。該分岐油路32cは、前記他方のブリード油路と接続しており、該ブリード油路には絞りは設けられていない。
【0043】
以上の構成により、アーム用切換弁59のみを作動位置とすると、まず、第1のポンプ91からの圧油がアーム用切換弁59を介して、アームシリンダ29へ供給される。同時に、第2のポンプ92からの圧油は前記分岐点32aで分岐され、分岐油路32bを介して直接ブリード切換弁145へ向かう圧油は、前記絞り145aで流量を制限されて、余剰の圧油が分岐油路32c側へ吐出される。余剰の圧油は、逆止弁33を経て、前記接続点31aで第1のポンプ91からの圧油と合流し、合流した圧油がアーム用切換弁59を経て、アームシリンダ29へと供給される。つまり、ブリード切換弁145内の絞り145aのため、第2のポンプ92からの圧油の一部がアームシリンダ29へ供給され、アーム5の駆動の速度を、第1のポンプ91のみで行われる場合より、早くすることができる。
【0044】
なお、ブリード切換弁45に代えて、絞り145aを備えたブリード切換弁145を油圧回路に備える構成は、前述した第一実施例から第五実施例までの油圧回路においても、適用可能である。絞り145aによるアーム5の作動性の向上に関しても、これらの油圧回路で同様の効果を発揮する。
【0045】
次に、第一実施例の油圧回路101から、旋回モータ13とアームシリンダ29への圧油供給構成を入れ替えた第七実施例の油圧回路107について、図23を用いて説明する。図23は各切換弁を中立位置とした状態での第七実施例の油圧回路107を示す図である。第七実施例の油圧回路107は、図23に示すように、第一実施例の油圧回路101から、旋回モータ13とアームシリンダ29への圧油供給構成を入れ替えている。つまり、旋回用切換弁43はアーム用切換弁59よりも上流側に配置することも、旋回用切換弁43をアーム用切換弁59よりも下流側に配置することも可能である。この油圧回路107においても、油圧回路101と同様の効果を発揮する。旋回モータ13とアームシリンダ29への圧油供給構成の入れ替えは、第二実施例から第六実施例の油圧回路に適用しても良い。この場合も、入れ替え前の油圧回路と同様の効果を、入れ替え後の油圧回路が発揮する。特に、第六実施例の油圧回路106において、旋回モータ13とアームシリンダ29への圧油供給構成を入れ替えた場合は、アーム5の作動性の向上に代えて、旋回フレーム8の旋回における作動性を向上させることができる。
【0046】
以上のように、モータやシリンダ等の各アクチュエータへの圧油供給構成を入れ替えることで、同時作動性を良好としたいアクチュエータを、自在に変更することが可能である。前述した第五実施例の油圧回路105では、三つのアクチュエータの同時作動性が良好となるように構成されている。三つのアクチュエータとは、アーム5のアームシリンダ29、バケット4のバケットシリンダ24、旋回フレーム8の旋回モータ13である。つまり、同時作動性を良好としたいアクチュエータへの圧油供給構成を、アームシリンダ29、バケットシリンダ24、旋回モータ13への圧油供給構成と入れ替えることで、どの三つのアクチュエータであっても同時作動性を良好とすることが出来る。例えば、両走行モータへの圧油供給構成を、アームシリンダ29、バケットシリンダ24への圧油供給構成と入れ替えれた構成とする。旋回モータ13への圧油供給構成は同じとする。このように油圧回路を構成すると、掘削旋回作業車を走行させながら旋回を行って、作業位置が離間した場合であっても、走行と旋回とを別々に行う場合と比べて、より早く作業位置に到達して作業を開始することができる。
【0047】
【発明の効果】
請求項1記載の如く、第1のポンプ(91)と第2のポンプ(92)の2つの油圧ポンプからの圧油によって駆動する、ブームシリンダ(23)、アームシリンダ(29)、バケットシリンダ(24)および旋回モータ(13)と、該油圧ポンプ(91・92)から前記各アクチュエータに供給される圧油の方向及び流量をそれぞれ制御する複数の切換弁とを備えた掘削旋回作業車の油圧回路(101)において、前記第1のポンプ(91)の吐出油路(31)には、上流側に旋回用切換弁(43)、下流側にアーム用切換弁(59)をタンデム接続し、前記第2のポンプ(92)の吐出油路(32)は、ブーム用切換弁(53)とバケット用切換弁(54)とに接続した後、逆止弁(33)を介して、該旋回用切換弁(43)とアーム用切換弁(59)との間で、前記第1のポンプ(91)の吐出油路(31)に接続するとともに、該逆止弁(33)の上流位置で、タンクに接続するか遮断するかを切換えるブリード切換弁(45)を接続し、該ブリード切換弁(45)と前記旋回用切換弁(43)とを、連動して作動させるので、2ポンプ方式でありながら、3ポンプ方式に匹敵する同時作動性を得ることができる。このため、逆止弁やブリード切換弁等のわずかな部品を追加することにより、3ポンプ方式に等しい同時作動性を得ながら、コストダウンを実現することができる。
【0053】
請求項2記載の如く、請求項1記載の掘削旋回作業車の油圧回路において、該油圧回路(101)の前記ブリード切換弁(45)の下流側にPTO用切換弁(46)を設けたので、第1のポンプと第2のポンプからの圧油を合流して、PTO用切換弁に供給することができ、PTO駆動の作業機の作動性を良好なものとすることができる。
【0055】
請求項3記載の如く、請求項1記載の掘削旋回作業車の油圧回路において、前記油圧回路(101)の旋回用切換弁(43)とアーム用切換弁(59)の位置を入れ替えて、該旋回用切換弁(43)をアーム用切換弁(59)よりも、第1のポンプ(91)の吐出油路(31)の下流側に配置した油圧回路(107)としたので、請求項1の発明の効果と、同様の効果を発揮することができる。
更に、アーム5の作動性の向上に代えて、旋回フレーム8の旋回における作動性を向上させることができる。
【0048】
請求項4記載の如く、第1のポンプ(91)と第2のポンプ(92)の2つの油圧ポンプからの圧油によって駆動する、ブームシリンダ(23)、アームシリンダ(29)、バケットシリンダ(24)および旋回モータ(13)と、該油圧ポンプ(91・92)から前記各アクチュエータに供給される圧油の方向及び流量をそれぞれ制御する複数の切換弁とを備えた掘削旋回作業車の油圧回路(101)において、前記第1のポンプ(91)の吐出油路(31)には、上流側に旋回用切換弁(243)、下流側にアーム用切換弁(259)をタンデム接続し、前記第2のポンプ(92)の吐出油路(32)は、ブーム用切換弁(253)とバケット用切換弁(254)とに接続した後、逆止弁(33)を介して、該旋回用切換弁(243)とアーム用切換弁(259)との間で、前記第1のポンプ(91)の吐出油路(31)に接続するとともに、該逆止弁(33)の上流位置で、タンクに接続するか遮断するかを切換えるブリード切換弁(245)を接続し、該ブリード切換弁(245)と前記旋回用切換弁(243)とを、連動して作動させ、該油圧回路(101)に、該ブーム用切換弁(253)と、バケット用切換弁(254)と旋回用切換弁(243)とアーム用切換弁(259)の各パイロット操作弁として、ブーム用パイロット操作弁(63)と、バケット用パイロット操作弁(64)と、旋回用パイロット操作弁(66)と、アーム用パイロット操作弁(65)と、これらの各操作弁を作動させるためのパイロットポンプ(93)とを備え、各アクチュエータの切換弁は、対応するパイロット操作弁により切換操作が行われ、該旋回用パイロット操作弁(66)と前記旋回用切換弁(243)とを接続するパイロット油路を分岐し、該分岐した油路を前記ブリード切換弁(245)に接続したので、両切換弁の確実な作動を実現することができる。
【0049】
請求項5記載の如く、第1のポンプ(91)と第2のポンプ(92)の2つの油圧ポンプからの圧油によって駆動する、ブームシリンダ(23)、アームシリンダ(29)、バケットシリンダ(24)および旋回モータ(13)と、該油圧ポンプ(91・92)から前記各アクチュエータに供給される圧油の方向及び流量をそれぞれ制御する複数の切換弁とを備えた掘削旋回作業車の油圧回路(102)において、前記第1のポンプ(91)の吐出油路(31)には、上流側に旋回用切換弁(243)、下流側にアーム用切換弁(259)をタンデム接続し、前記第2のポンプ(92)の吐出油路(32)は、ブーム用切換弁(253)とバケット用切換弁(254)とに接続した後、逆止弁(33)を介して、該旋回用切換弁(243)とアーム用切換弁(259)との間で、前記第1のポンプ(91)の吐出油路(31)に接続するとともに、該逆止弁(33)の上流位置で、タンクに接続するか遮断するかを切換えるブリード切換弁(345)を接続し、該ブリード切換弁(345)と前記旋回用切換弁(243)とを、連動して作動させ、該油圧回路(102)に、該ブーム用切換弁(253)と、バケット用切換弁(254)と旋回用切換弁(243)とアーム用切換弁(259)の各パイロット操作弁として、ブーム用パイロット操作弁(63)と、バケット用パイロット操作弁(64)と、旋回用パイロット操作弁(66)と、アーム用パイロット操作弁(65)と、これらの各操作弁を作動させるためのパイロットポンプ(93)とを備え、各アクチュエータの切換弁は、対応するパイロット操作弁により切換操作が行われ、該旋回用パイロット操作弁(66)と旋回用切換弁(243)とを接続するパイロット油路に高圧選択弁(67)を設け、該高圧選択弁(67)で分岐した油路を前記ブリード切換弁(345)に接続したので、両切換弁の確実な作動を実現することができる。
【0050】
請求項6記載の如く、第1のポンプ(91)と第2のポンプ(92)の2つの油圧ポンプからの圧油によって駆動する、ブームシリンダ(23)、アームシリンダ(29)、バケットシリンダ(24)および旋回モータ(13)と、該油圧ポンプ(91・92)から前記各アクチュエータに供給される圧油の方向及び流量をそれぞれ制御する複数の切換弁とを備えた掘削旋回作業車の油圧回路(103)において、前記第1のポンプ(91)の吐出油路(31)には、上流側に旋回用切換弁(143)、下流側にアーム用切換弁(59)をタンデム接続し、前記第2のポンプ(92)の吐出油路(32)は、ブーム用切換弁(53)とバケット用切換弁(54)とに接続した後、逆止弁(33)を介して、該旋回用切換弁(143)とアーム用切換弁(59)との間で、前記第1のポンプ(91)の吐出油路(31)に接続するとともに、該逆止弁(33)の上流位置で、タンクに接続するか遮断するかを切換えるブリード切換弁(45)を接続し、該ブリード切換弁(45)と前記旋回用切換弁(143)とを、連動して作動させ、該油圧回路(103)の旋回用切換弁(143)のPポートとTポートとをつなぐ油路に、ブリード絞り(143a)を設けたので、2ポンプ方式でありながら、3ポンプ方式と同様に、アーム、ブームの駆動および、旋回フレームの旋回を同時に行うことが可能となっている。
【0051】
請求項7記載の如く、第1のポンプ(91)と第2のポンプ(92)の2つの油圧ポンプからの圧油によって駆動する、ブームシリンダ(23)、アームシリンダ(29)、バケットシリンダ(24)および旋回モータ(13)と、該油圧ポンプ(91・92)から前記各アクチュエータに供給される圧油の方向及び流量をそれぞれ制御する複数の切換弁とを備えた掘削旋回作業車の油圧回路(104)において、前記第1のポンプ(91)の吐出油路(31)には、上流側に旋回用切換弁(43)、下流側にアーム用切換弁(59)をタンデム接続し、前記第2のポンプ(92)の吐出油路(32)は、ブーム用切換弁(153)とバケット用切換弁(54)とに接続した後、逆止弁(33)を介して、該旋回用切換弁(43)とアーム用切換弁(59)との間で、前記第1のポンプ(91)の吐出油路(31)に接続するとともに、該逆止弁(33)の上流位置で、タンクに接続するか遮断するかを切換えるブリード切換弁(45)を接続し、該ブリード切換弁(45)と前記旋回用切換弁(43)とを、連動して作動させ、該油圧回路(104)のブーム用切換弁(153)のPポートとTポートとをつなぐ油路に、ブリード絞り(153a)を設けたので、2ポンプ方式でありながら、3ポンプ方式と同様に、アーム、ブームの駆動および、旋回フレームの旋回を同時に行うことが可能となっている。
【0052】
請求項8記載の如く、第1のポンプ(91)と第2のポンプ(92)の2つの油圧ポンプからの圧油によって駆動する、ブームシリンダ(23)、アームシリンダ(29)、バケットシリンダ(24)および旋回モータ(13)と、該油圧ポンプ(91・92)から前記各アクチュエータに供給される圧油の方向及び流量をそれぞれ制御する複数の切換弁とを備えた掘削旋回作業車の油圧回路(105)において、前記第1のポンプ(91)の吐出油路(31)には、上流側に旋回用切換弁(143)、下流側にアーム用切換弁(59)をタンデム接続し、前記第2のポンプ(92)の吐出油路(32)は、ブーム用切換弁(153)とバケット用切換弁(54)とに接続した後、逆止弁(33)を介して、該旋回用切換弁(143)とアーム用切換弁(59)との間で、前記第1のポンプ(91)の吐出油路(31)に接続するとともに、該逆止弁(33)の上流位置で、タンクに接続するか遮断するかを切換えるブリード切換弁(45)を接続し、該ブリード切換弁(45)と前記旋回用切換弁(143)とを、連動して作動させ、該油圧回路(105)の旋回用切換弁(143)およびブーム用切換弁(153)のPポートとTポートとをつなぐ油路に、ブリード絞り(143a・153a)を設けたので、2ポンプ方式でありながら、アーム5、ブーム6の駆動および、旋回フレーム8の旋回における同時作動性を、3ポンプ方式に匹敵した作動性とすることができる。
【0054】
請求項9記載の如く、第1のポンプ(91)と第2のポンプ(92)の2つの油圧ポンプからの圧油によって駆動する、ブームシリンダ(23)、アームシリンダ(29)、バケットシリンダ(24)および旋回モータ(13)と、該油圧ポンプ(91・92)から前記各アクチュエータに供給される圧油の方向及び流量をそれぞれ制御する複数の切換弁とを備えた掘削旋回作業車の油圧回路(106)において、前記第1のポンプ(91)の吐出油路(31)には、上流側に旋回用切換弁(43)、下流側にアーム用切換弁(59)をタンデム接続し、前記第2のポンプ(92)の吐出油路(32)は、ブーム用切換弁(53)とバケット用切換弁(54)とに接続した後、逆止弁(33)を介して、該旋回用切換弁(43)とアーム用切換弁(59)との間で、前記第1のポンプ(91)の吐出油路(31)に接続するとともに、該逆止弁(33)の上流位置で、タンクに接続するか遮断するかを切換えるブリード切換弁(145)を接続し、該ブリード切換弁(145)と前記旋回用切換弁(43)とを、連動して作動させ、該油圧回路(106)の前記ブリード切換弁(145)のブリード油路(145b)に絞り(145a)を設けたので、第2のポンプからの圧油の一部をアームシリンダへ供給でき、アームの駆動の速度を、第1のポンプのみで行う場合よりも、早くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 2ポンプ式油圧回路を有する掘削旋回作業車の全体側面図である。
【図2】 各切換弁を中立位置とした状態での第一実施例の油圧回路101を示す図である。
【図3】 従来および第一実施例におけるポンプおよび主な切換弁の配置を示す概念図である。
【図4】 アーム用切換弁59を作動位置とした状態における第一実施例の油圧回路101を示す図である。
【図5】 旋回用操作弁43を作動位置とした状態における第一実施例の油圧回路101を示す図である。
【図6】 アーム用切換弁59および旋回用操作弁43を作動位置とした状態の第一実施例の油圧回路101を示す図である。
【図7】 第一、第二実施例の油圧回路101・102において、アーム5、バケット4、ブーム6の駆動および、旋回フレーム8の旋回における同時作動性の適否を示す一覧図である。
【図8】 各切換弁の具体的な操作手段を示す第一実施例の油圧回路101を示す図である。
【図9】 各切換弁の具体的な操作手段を示す第二実施例の油圧回路102を示す図である。
【図10】 アーム用切換弁59および旋回用操作弁43を作動位置とした状態の第一実施例の油圧回路101を示す図である。
【図11】 各切換弁を中立位置とした状態での第三実施例の油圧回路103を示す図である。
【図12】 ブーム用切換弁53、アーム用切換弁59、旋回用操作弁43を作動位置とした状態の第三実施例の油圧回路103を示す図である。
【図13】 第三実施例の油圧回路103において、アーム5、バケット4、ブーム6の駆動および、旋回フレーム8の旋回における同時作動性の適否を示す一覧図である。
【図14】 各切換弁を中立位置とした状態での第四実施例の油圧回路104を示す図である。
【図15】 ブーム用切換弁53、アーム用切換弁59、旋回用操作弁43を作動位置とした状態の第四実施例の油圧回路104を示す図である。
【図16】 第四実施例の油圧回路104において、アーム5、バケット4、ブーム6の駆動および、旋回フレーム8の旋回における同時作動性の適否を示す一覧図である。
【図17】 各切換弁を中立位置とした状態での第五実施例の油圧回路105を示す図である。
【図18】 ブーム用切換弁53、アーム用切換弁59、旋回用操作弁43を作動位置とした状態の第五実施例の油圧回路105を示す図である。
【図19】 第五実施例の油圧回路105において、アーム5、バケット4、ブーム6の駆動および、旋回フレーム8の旋回における同時作動性の適否を示す一覧図である。
【図20】 PTO用切換弁46を作動位置とした状態における第一実施例の油圧回路101を示す図である。
【図21】 各切換弁を中立位置とした状態での第六実施例の油圧回路106を示す図である。
【図22】 アーム用切換弁59を作動位置とした状態における第六実施例の油圧回路106を示す図である。
【図23】 各切換弁を中立位置とした状態での第七実施例の油圧回路107を示す図である。
【図24】 一般的な掘削サイクルと各部の動きを示す模式図である。
【図25】 従来の3ポンプ方式の油圧回路の概念図および同時作動性の適否を示す図である。
【図26】 従来の2ポンプ方式の油圧回路の概念図および同時作動性の適否を示す図である。
【符号の説明】
13 旋回モータ
23 ブームシリンダ
24 バケットシリンダ
29 アームシリンダ
31・32 吐出油路
33 逆止弁
43・143・243 旋回用切換弁
45・145・245・345 ブリード切換弁
46 PTO用切換弁
53 ブーム用切換弁
59・159・259 アーム用切換弁
66 旋回用パイロット操作弁
67 高圧選択弁
91 第1のポンプ
92 第2のポンプ
101・102・103・104・105・106・107 油圧回路
143a ブリード絞り
145a 絞り
153a ブリード絞り

Claims (9)

  1. 第1のポンプ(91)と第2のポンプ(92)の2つの油圧ポンプからの圧油によって駆動する、ブームシリンダ(23)、アームシリンダ(29)、バケットシリンダ(24)および旋回モータ(13)と、該油圧ポンプ(91・92)から前記各アクチュエータに供給される圧油の方向及び流量をそれぞれ制御する複数の切換弁とを備えた掘削旋回作業車の油圧回路(101)において、前記第1のポンプ(91)の吐出油路(31)には、上流側に旋回用切換弁(43)、下流側にアーム用切換弁(59)をタンデム接続し、前記第2のポンプ(92)の吐出油路(32)は、ブーム用切換弁(53)とバケット用切換弁(54)とに接続した後、逆止弁(33)を介して、該旋回用切換弁(43)とアーム用切換弁(59)との間で、前記第1のポンプ(91)の吐出油路(31)に接続するとともに、該逆止弁(33)の上流位置で、タンクに接続するか遮断するかを切換えるブリード切換弁(45)を接続し、該ブリード切換弁(45)と前記旋回用切換弁(43)とを、連動して作動させることを特徴とする掘削旋回作業車の油圧回路。
  2. 請求項1記載の掘削旋回作業車の油圧回路において、該油圧回路(101)の前記ブリード切換弁(45)の下流側にPTO用切換弁(46)を設けたことを特徴とする掘削旋回作業車の油圧回路。
  3. 請求項1記載の掘削旋回作業車の油圧回路において、前記油圧回路(101)の旋回用切換弁(43)とアーム用切換弁(59)の位置を入れ替えて、該旋回用切換弁(43)をアーム用切換弁(59)よりも、第1のポンプ(91)の吐出油路(31)の下流側に配置した油圧回路(107)としたことを特徴とする掘削旋回作業車の油圧回路。
  4. 第1のポンプ(91)と第2のポンプ(92)の2つの油圧ポンプからの圧油によって駆動する、ブームシリンダ(23)、アームシリンダ(29)、バケットシリンダ(24)および旋回モータ(13)と、該油圧ポンプ(91・92)から前記各アクチュエータに供給される圧油の方向及び流量をそれぞれ制御する複数の切換弁とを備えた掘削旋回作業車の油圧回路(101)において、前記第1のポンプ(91)の吐出油路(31)には、上流側に旋回用切換弁(243)、下流側にアーム用切換弁(259)をタンデム接続し、前記第2のポンプ(92)の吐出油路(32)は、ブーム用切換弁(253)とバケット用切換弁(254)とに接続した後、逆止弁(33)を介して、該旋回用切換弁(243)とアーム用切換弁(259)との間で、前記第1のポンプ(91)の吐出油路(31)に接続するとともに、該逆止弁(33)の上流位置で、タンクに接続するか遮断するかを切換えるブリード切換弁(245)を接続し、該ブリード切換弁(245)と前記旋回用切換弁(243)とを、連動して作動させ、該油圧回路(101)に、該ブーム用切換弁(253)と、バケット用切換弁(254)と旋回用切換弁(243)とアーム用切換弁(259)の各パイロット操作弁として、ブーム用パイロット操作弁(63)と、バケット用パイロット操作弁(64)と、旋回用パイロット操作弁(66)と、アーム用パイロット操作弁(65)と、これらの各操作弁を作動させるためのパイロットポンプ(93)とを備え、各アクチュエータの切換弁は、対応するパイロット操作弁により切換操作が行われ、該旋回用パイロット操作弁(66)と前記旋回用切換弁(243)とを接続するパイロット油路を分岐し、該分岐した油路を前記ブリード切換弁(245)に接続したことを特徴とする掘削旋回作業車の油圧回路。
  5. 第1のポンプ(91)と第2のポンプ(92)の2つの油圧ポンプからの圧油によって駆動する、ブームシリンダ(23)、アームシリンダ(29)、バケットシリンダ(24)および旋回モータ(13)と、該油圧ポンプ(91・92)から前記各アクチュエータに供給される圧油の方向及び流量をそれぞれ制御する複数の切換弁とを備えた掘削旋回作業車の油圧回路(102)において、前記第1のポンプ(91)の吐出油路(31)には、上流側に旋回用切換弁(243)、下流側にアーム用切換弁(259)をタンデム接続し、前記第2のポンプ(92)の吐出油路(32)は、ブーム用切換弁(253)とバケット用切換弁(254)とに接続した後、逆止弁(33)を介して、該旋回用切換弁(243)とアーム用切換弁(259)との間で、前記第1のポンプ(91)の吐出油路(31)に接続するとともに、該逆止弁(33)の上流位置で、タンクに接続するか遮断するかを切換えるブリード切換弁(345)を接続し、該ブリード切換弁(345)と前記旋回用切換弁(243)とを、連動して作動させ、該油圧回路(102)に、該ブーム用切換弁(253)と、バケット用切換弁(254)と旋回用切換弁(243)とアーム用切換弁(259)の各パイロット操作弁として、ブーム用パイロット操作弁(63)と、バケット用パイロット操作弁(64)と、旋回用パイロット操作弁(66)と、アーム用パイロット操作弁(65)と、これらの各操作弁を作動させるためのパイロットポンプ(93)とを備え、各アクチュエータの切換弁は、対応するパイロット操作弁により切換操作が行われ、該旋回用パイロット操作弁(66)と旋回用切換弁(243)とを接続するパイロット油路に高圧選択弁(67)を設け、該高圧選択弁(67)で分岐した油路を前記ブリード切換弁(345)に接続したことを特徴とする掘削旋回作業車の油圧回路。
  6. 第1のポンプ(91)と第2のポンプ(92)の2つの油圧ポンプからの圧油によって駆動する、ブームシリンダ(23)、アームシリンダ(29)、バケットシリンダ(24)および旋回モータ(13)と、該油圧ポンプ(91・92)から前記各アクチュエータに供給される圧油の方向及び流量をそれぞれ制御する複数の切換弁とを備えた掘削旋回作業車の油圧回路(103)において、前記第1のポンプ(91)の吐出油路(31)には、上流側に旋回用切換弁(143)、下流側にアーム用切換弁(59)をタンデム接続し、前記第2のポンプ(92)の吐出油路(32)は、ブーム用切換弁(53)とバケット用切換弁(54)とに接続した後、逆止弁(33)を介して、該旋回用切換弁(143)とアーム用切換弁(59)との間で、前記第1のポンプ(91)の吐出油路(31)に接続するとともに、該逆止弁(33)の上流位置で、タンクに接続するか遮断するかを切換えるブリード切換弁(45)を接続し、該ブリード切換弁(45)と前記旋回用切換弁(143)とを、連動して作動させ、該油圧回路(103)の旋回用切換弁(143)のPポートとTポートとをつなぐ油路に、ブリード絞り(143a)を設けたことを特徴とする掘削旋回作業車の油圧回路。
  7. 第1のポンプ(91)と第2のポンプ(92)の2つの油圧ポンプからの圧油によって駆動する、ブームシリンダ(23)、アームシリンダ(29)、バケットシリンダ(24)および旋回モータ(13)と、該油圧ポンプ(91・92)から前記各アクチュエータに供給される圧油の方向及び流量をそれぞれ制御する複数の切換弁とを備えた掘削旋回作業車の油圧回路(104)において、前記第1のポンプ(91)の吐出油路(31)には、上流側に旋回用切換弁(43)、下流側にアーム用切換弁(59)をタンデム接続し、前記第2のポンプ(92)の吐出油路(32)は、ブーム用切換弁(153)とバケット用切換弁(54)とに接続した後、逆止弁(33)を介して、該旋回用切換弁(43)とアーム用切換弁(59)との間で、前記第1のポンプ(91)の吐出油路(31)に接続するとともに、該逆止弁(33)の上流位置で、タンクに接続するか遮断するかを切換えるブリード切換弁(45)を接続し、該ブリード切換弁(45)と前記旋回用切換弁(43)とを、連動して作動させ、該油圧回路(104)のブーム用切換弁(153)のPポートとTポートとをつなぐ油路に、ブリード絞り(153a)を設けたことを特徴とする掘削旋回作業車の油圧回路。
  8. 第1のポンプ(91)と第2のポンプ(92)の2つの油圧ポンプからの圧油によって駆動する、ブームシリンダ(23)、アームシリンダ(29)、バケットシリンダ(24)および旋回モータ(13)と、該油圧ポンプ(91・92)から前記各アクチュエータに供給される圧油の方向及び流量をそれぞれ制御する複数の切換弁とを備えた掘削旋回作業車の油圧回路(105)において、前記第1のポンプ(91)の吐出油路(31)には、上流側に旋回用切換弁(143)、下流側にアーム用切換弁(59)をタンデム接続し、前記第2のポンプ(92)の吐出油路(32)は、ブーム用切換弁(153)とバケット用切換弁(54)とに接続した後、逆止弁(33)を介して、該旋回用切換弁(143)とアーム用切換弁(59)との間で、前記第1のポンプ(91)の吐出油路(31)に接続するとともに、該逆止弁(33)の上流位置で、タンクに接続するか遮断するかを切換えるブリード切換弁(45)を接続し、該ブリード切換弁(45)と前記旋回用切換弁(143)とを、連動して作動させ、該油圧回路(105)の旋回用切換弁(143)およびブーム用切換弁(153)のPポートとTポートとをつなぐ油路に、ブリード絞り(143a・153a)を設けたことを特徴とする掘削旋回作業車の油圧回路。
  9. 第1のポンプ(91)と第2のポンプ(92)の2つの油圧ポンプからの圧油によって駆動する、ブームシリンダ(23)、アームシリンダ(29)、バケットシリンダ(24)および旋回モータ(13)と、該油圧ポンプ(91・92)から前記各アクチュエータに供給される圧油の方向及び流量をそれぞれ制御する複数の切換弁とを備えた掘削旋回作業車の油圧回路(106)において、前記第1のポンプ(91)の吐出油路(31)には、上流側に旋回用切換弁(43)、下流側にアーム用切換弁(59)をタンデム接続し、前記第2のポンプ(92)の吐出油路(32)は、ブーム用切換弁(53)とバケット用切換弁(54)とに接続した後、逆止弁(33)を介して、該旋回用切換弁(43)とアーム用切換弁(59)との間で、前記第1のポンプ(91)の吐出油路(31)に接続するとともに、該逆止弁(33)の上流位置で、タンクに接続するか遮断するかを切換えるブリード切換弁(145)を接続し、該ブリード切換弁(145)と前記旋回用切換弁(43)とを、連動して作動させ、該油圧回路(106)の前記ブリード切換弁(145)のブリード油路(145b)に絞り(145a)を設けたことを特徴とする掘削旋回作業車の油圧回路。
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