JP4569556B2 - ユニットの着脱機構および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、定着ユニットなどのユニットの着脱機構、および、そのユニットの着脱機構を備えるレーザプリンタなどの画像形成装置に関する。
レーザプリンタなどの画像形成装置では、感光ドラムの表面に形成される静電潜像がトナーによって現像され、その現像により形成されたトナー像が、転写ローラによって用紙に転写される。トナー像が転写された用紙は、定着ユニットへ搬送される。
定着ユニットは、加熱ローラと加圧ローラとを備えている。定着ユニットでは、加熱ローラと加圧ローラとの間を用紙が通過している間に、用紙にトナー像が定着される。
このような定着ユニットは、消耗による定期的な交換を確保すべく、本体ケーシングに対して着脱自在に設けられている。
たとえば、画像形成装置本体に、ガイド部と位置決めピンとを設けて、位置決めピンに揺動部材を取り付ける。一方、定着ユニットに、第1の係合部、第2の係合部および溝部を設ける。第1の係合部を位置決めピンに係合し、第2の係合部を揺動部材に係合し、ガイド部を溝部に支持させる。これにより、定着ユニットを画像形成装置本体に装着するものが提案されている(たとえば、特許文献1参照。)。
特許文献1に記載される画像形成装置では、位置決めピンを、ヒートロールギアと駆動ギアとの噛み合い位置よりも駆動方向下流側に配置することにより、駆動ギアからヒートロールギアを介して定着ユニットに作用する力を、第1の係合部が位置決めピンへ向かう方向へ作用させている。これによって、ヒートロールギアの駆動時に定着ユニットを回転させるモーメントを低く抑え、定着ユニットが移動することを防止している。
特開2004−340997号公報
特許文献1に記載される画像形成装置では、定着ユニットが移動する(がたつく)ことを防止するために、ヒートロールギアおよび駆動ギアの位置関係に基づいて、画像形成装置本体に設けられる位置決めピンの配置を設定する必要があり、これでは、レイアウト上の制約を受け、設計上の自由度が低下するという不具合がある。
本発明の目的は、レイアウト上の制約を受けることなく、簡易な操作により、ユニットを装置本体に対して、がたつきなく装着することのできるユニットの着脱機構、および、そのユニットの着脱機構を備える画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、装置本体に対して着脱自在のユニットを前記装置本体に着脱するためのユニットの着脱機構であって、前記ユニットには、前記装置本体に対する前記ユニットの着脱方向に沿って延びる挿入部材と、前記挿入部材の前記着脱方向途中に介在され、前記着脱方向に沿って配置され前記挿入部材から膨出しない第1解除位置と、前記着脱方向と交差する方向に沿って配置され前記挿入部材から膨出する第1ロック位置とに回転自在に設けられるカム部材と、前記挿入部材に対して前記装置本体に対する前記ユニットの装着方向上流側に配置され、前記カム部材の回転中心に対して、前記挿入部材と前記着脱方向において重なる第2解除位置と、前記挿入部材と前記着脱方向において重ならない第2ロック位置とに揺動自在に設けられる揺動部材とを備えるロック部材が設けられており、前記装置本体には、前記着脱方向に沿って形成され、前記挿入部材が着脱自在に挿入されるガイド溝と、前記ガイド溝の前記着脱方向途中において、前記ガイド溝から前記装着方向と交差する方向へ窪むように形成され、前記第1ロック位置に配置される前記カム部材を受け入れる第1ロック溝と、前記第1ロック溝の装着方向上流側において、前記ガイド溝から前記揺動部材の揺動軌跡に沿って形成され、前記第2ロック位置に配置される前記揺動部材を受け入れる第2ロック溝とを有する受入溝が形成されており、前記装置本体は、前記ユニットに作用する押圧力を、前記装置本体に対する前記ユニットの離脱方向に向けて発生する押圧力発生部材を備えており、前記第1ロック溝が、前記押圧力発生部材から前記ユニットに作用する押圧力を受けたときに、前記第1ロック位置に配置される前記カム部材からの反力を受ける切欠形状に形成されており、前記第2ロック溝が、前記押圧力発生部材から前記ユニットに作用する押圧力を受けたときに、前記第2ロック位置に配置される前記揺動部材からの反力を受ける切欠形状に形成されていることを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記ロック部材は、前記カム部材の回転と前記揺動部材の揺動とを連動させるリンク部材を備えており、前記リンク部材は、前記カム部材を第1解除位置に配置すると同時に前記揺動部材を第2解除位置に配置し、また、前記カム部材を第1ロック位置に配置すると同時に前記揺動部材を第2ロック位置に配置することを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記ユニットは、前記装置本体の内部を露出させまたは被覆するために、開閉自在に設けられるカバーを備えていることを特徴としている。
また、請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の発明において、前記リンク部材は、前記カム部材および前記揺動部材を操作するための揺動可能なレバーを備え、前記レバーのロック方向への揺動操作により、前記リンク部材は、前記カム部材を第1ロック位置に配置すると同時に前記揺動部材を第2ロック位置に配置し、前記レバーのロック解除方向への揺動操作により、前記リンク部材は、前記カム部材を第1解除位置に配置すると同時に前記揺動部材を第2解除位置に配置することを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記装置本体の内部を露出させまたは被覆するために、開閉自在に設けられるカバーを備え、前記レバーは、前記カバーの開閉により露出しまたは被覆され、前記カバーの閉鎖方向と、前記レバーのロック方向への揺動方向とが同一方向であることを特徴としている。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の発明において、前記第2ロック溝は、前記揺動部材の第2解除位置と第2ロック位置との間の揺動途中において、前記揺動部材の揺動動作に抵抗を付与するための突起が設けられていることを特徴としている。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の発明において、前記カム部材の回転中心が、前記挿入部材における前記装着方向と直交する方向の中央を通過する前記装着方向に平行な中心線上に位置していることを特徴としている。
また、請求項8に記載の発明は、請求項1ないし7のいずれかに記載の発明において、前記ユニットは、前記ロック部材を前記装着方向と直交する方向に挟むように配置される少なくとも2つの位置決め部材を備えていることを特徴としている。
また、請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、少なくとも2つの前記位置決め部材は、嵌合ボスおよび電気コネクタを含んでいることを特徴としている。
また、請求項10に記載の発明は、請求項1ないし9のいずれかに記載の発明において、前記ユニットは、記録媒体に転写された現像剤像をその記録媒体に定着させつつ、前記記録媒体を搬送するための定着ローラを備える定着ユニットであり、前記押圧力発生部材は、前記定着ローラを駆動する駆動手段であって、前記離脱方向にその駆動力の分力を作用させることを特徴としている。
また、請求項11に記載の発明は、画像形成装置であって、請求項9に記載のユニットの着脱機構を備えていることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によると、ユニットの装置本体に対する装着時には、まず、挿入部材をガイド溝に挿入する。次いで、カム部材を第1解除位置から第1ロック位置へ回転させるとともに、揺動部材を第2解除位置から第2ロック位置へ揺動させる。すると、カム部材がガイド溝から膨出して第1ロック溝に受け入れられるとともに、揺動部材がガイド溝から離間して第2ロック溝に受け入れられる。これによって、ユニットが本体ケーシングに対してロックされる。
このように、ユニットが装置本体に対してロック状態にあるとき、カム部材が第1ロック溝に嵌合し、かつ、揺動部材が第2ロック溝に嵌合する。また、このロック状態において、押圧力発生部材からユニットに作用する押圧力を受けたときには、第1ロック溝はカム部材からの反力を受ける切欠形状に形成されており、第2ロック溝も揺動部材からの反力を受ける切欠形状に形成されている。そのため、押圧力発生部材がユニットに作用する押圧力を離脱方向に向けて発生させると、カム部材の第1ロック溝に対する反力によりそれらの嵌合がより強固となり、かつ、揺動部材の第2ロック溝に対する反力によりそれらの嵌合がより強固となる。その結果、押圧力発生部材に対してロック部材および受入溝が配置の制約を受けることなく、ユニットを装置本体に対して確実にロックすることができる。
また、揺動部材を第2ロック位置から第2解除位置へ揺動させるとともに、カム部材を第1ロック位置から第1解除位置へ回転させる。すると、揺動部材がガイド溝に収まるとともに、カム部材がガイド溝に収まり、ユニットが装置本体に対してロック解除される。
そのため、このようなカム部材の回転および揺動部材の揺動によって、簡易な操作で、ユニットの装置本体に対する確実なロックおよびその解除を達成することができる。
請求項2に記載の発明によると、リンク部材によって、カム部材を第1解除位置に配置させると同時に揺動部材を第2解除位置に配置させることができる。また、カム部材を第1ロック位置に配置させると同時に揺動部材を第2ロック位置に配置させることができる。そのため、リンク部材を操作すれば、カム部材および揺動部材によるユニットの装置本体に対するロックまたはその解除を同時にすることができる。その結果、操作性の向上を図ることができる。
請求項3に記載の発明によると、カバーの閉鎖により、装置本体の内部を被覆して保護することができる。一方、カバーの開放により、装置本体の内部が露出するので、内部のメンテナンスなどの容易化を図ることができる。また、このカバーがユニットに設けられているので、装置本体においてカバーを別途設ける必要がなく、装置の簡略化を図ることができる。
請求項4に記載の発明によると、レバーをロック方向へ揺動させれば、カム部材および揺動部材により、ユニットを装置本体に対してロックすることができる。一方、レバーをロック解除方向へ揺動させれば、カム部材および揺動部材によるユニットの装置本体に対するロックを解除することができる。そのため、より一層の操作性の向上を図ることができる。
請求項5に記載の発明によると、カバーの閉鎖により、装置本体の内部を被覆して保護することができる。一方、カバーの開放により、装置本体の内部が露出するので、内部のメンテナンスなどの容易化を図ることができる。また、カバーの閉鎖方向とレバーのロック方向への揺動方向とが同一方向であるので、ロック操作されたレバーはカバーによって被覆される。そのため、レバーのロック解除方向への不用意な揺動を阻止することができ、より一層確実なロックを達成することができる。
請求項6に記載の発明によると、揺動部材を第2解除位置から第2ロック位置へ揺動させる途中、および、揺動部材を第2ロック位置から第2解除位置へ揺動させる途中には、揺動部材が突起と接触して抵抗が付与される。そのため、揺動部材を操作する操作者にクリック感覚を付与することができ、揺動部材の第2ロック位置への嵌合または揺動部材の第2ロック位置からの離脱を操作者に認知させることができ、確実な操作を達成することができる。
請求項7に記載の発明によると、カム部材の回転中心が、挿入部材における装着方向と直交する方向の中央を通過する装着方向に平行な中心線上に位置している。そのため、カム部材を、装着方向と直交する方向において、がたつきなく回転させることができる。その結果、カム部材を第1ロック溝に対して確実に嵌合または離脱させることができる。さらに、このように配置すれば、装置の小型化を図ることができる。
請求項8に記載の発明によると、ユニットには、2つの位置決め部材がロック部材を挟むように配置されている。そのため、ユニットの装置本体に対する装着時のがたつきを防止することができる。
請求項9に記載の発明によると、少なくとも2つの位置決め部材が嵌合ボスおよび電気コネクタを含んでいる。そのため、位置決め部材を、嵌合ボスおよび電気コネクタと兼用することができるので、部品点数の低減化および装置の簡略化を図ることができる。
請求項10に記載の発明によると、ユニットが、定着ローラを備える定着ユニットであり、押圧力発生部材が、定着ローラを駆動する駆動手段である。そのため、駆動手段によって定着ローラが回転駆動しても、定着ユニットが装置本体に確実に固定されているので、定着品質の低下を防止することができる。
請求項11に記載の発明によると、画像形成装置が請求項9に記載のユニットの着脱機構を備えているので、定着品質の低下を防止することができる。
1.カラーレーザプリンタの全体構成
図1は、本発明の画像形成装置としてのカラーレーザプリンタの一実施形態を示す側断面図である。
このカラーレーザプリンタ1は、複数の現像カートリッジ27が水平方向において並列的に配置される、横置きタイプのタンデム型カラーレーザプリンタである。
このカラーレーザプリンタ1は、装置本体としての本体ケーシング2内に、記録媒体としての用紙3を給紙するための給紙部4と、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5と、画像が形成された用紙3を排紙するための排紙部6とを備えている。
(1)本体ケーシング
本体ケーシング2は、側面視略矩形状のボックス形状に形成されており、ドラムユニット25を収容するドラム収容空間7が形成されている。
本体ケーシング2の一方側面には、フロントカバー8が設けられている。このフロントカバー8を傾倒させれば、ドラム収容空間7が開放され、ドラムユニット25が着脱可能となる。フロントカバー8を起立させれば、ドラム収容空間7が閉鎖され、ドラムユニット25が収容される。
なお、以下の説明において、フロントカバー8が設けられる側(図1における右側)を前側(正面側)とし、その反対側(図1における左側)を後側(背面側)とする。
また、このカラーレーザプリンタ1を前側から見たときを左右の基準とする。すなわち、図1の紙面手前側が左側であり、紙面奥側が右側である。また、左右方向と幅方向は同一方向である。
(2)給紙部
給紙部4は、本体ケーシング2内の底部に着脱自在に装着される給紙トレイ10と、その給紙トレイ10の前端部上方に配置される給紙ローラ11と、給紙ローラ11から後述する搬送ベルト40に至る給紙パス17とを備えている。
給紙パス17には、分離ローラ12および分離パッド13と、紙粉取りローラ14およびピンチローラ15と、レジストローラ16とが設けられている。
給紙トレイ10内にスタックされている用紙3は、給紙ローラ11の回転により給紙され、分離ローラ12と分離パッド13との間で1枚ごとに捌かれる。その後、用紙3は、紙粉取りローラ14とピンチローラ15との間で紙粉が除去された後、レジストローラ16へ搬送される。レジストローラ16は、用紙3を、レジスト後に、搬送ベルト40(後述)に搬送する。
(3)画像形成部
画像形成部5は、スキャナ部20、プロセス部21、転写部22および定着部23を備えている。
(3−1)スキャナ部
スキャナ部20は、本体ケーシング2の上部に配置されている。このスキャナ部20には、光源、ミラーおよびレンズなどの光学部材が配置されている。光源から発光される画像データに基づくレーザビームは、ミラーおよびレンズを通過または反射して、各色の感光ドラム29の表面上に高速走査にて照射される。
(3−2)プロセス部
プロセス部21は、スキャナ部20の下方であって、給紙部4の上方に配置されている。プロセス部21は、1つのドラムユニット25と、各色に対応する4つの現像カートリッジ27とを備えている。
(3−2−1)ドラムユニット
ドラムユニット25は、ドロワフレーム26と、そのドロワフレーム26に各色に対応して設けられる、感光ドラム29およびスコロトロン型帯電器30とを備えている。
感光ドラム29は、各色に対応して、互いに前後方向に間隔を隔てて4つ設けられている。各感光ドラム29は、円筒形状をなし、最表層が正帯電性の感光層として形成されている。各感光ドラム29は、画像形成時において、本体ケーシング2内に設けられるモータ(図示せず)からの駆動力により回転される。
スコロトロン型帯電器30は、各色に対応して、互いに前後方向に間隔を隔てて4つ設けられている。各スコロトロン型帯電器30は、対応する感光ドラム29と間隔を隔てて対向配置されている。各スコロトロン型帯電器30には、画像形成時に、高電圧が印加され、対応する感光ドラム29の表面が一様に正極性に帯電される。
(3−2−2)現像カートリッジ
現像カートリッジ27は、各色に対応して、互いに前後方向に間隔を隔てて4つ設けられている。すなわち、現像カートリッジ27は、ブラック現像カートリッジ27K、イエロー現像カートリッジ27Y、マゼンタ現像カートリッジ27M、および、シアン現像カートリッジ27Cの4つを備えている。各現像カートリッジ27は、ドロワフレーム26に対して着脱自在に設けられている。
各現像カートリッジ27は、現像フレーム32と、その現像フレーム32内に設けられる、アジテータ33、供給ローラ34、現像ローラ35および層厚規制ブレード36と、を備えている。
現像フレーム32は、下方が開放されるボックス状に形成されており、その上側部分が、トナーを収容するトナー収容室37として形成されている。
トナー収容室37には、各色に対応する、現像剤としてのトナーが収容されている。各色に対応するトナーは、ブラック、イエロー、マゼンタおよびシアンの各着色剤が各色に対応して配合される、正帯電性の非磁性1成分の重合トナーが用いられている。
アジテータ33は、トナー収容室37内に設けられている。画像形成時において、アジテータ33には、本体ケーシング2内に設けられるモータ(図示せず)からの駆動力が伝達され、トナー収容室37内のトナーを攪拌する。
供給ローラ34は、トナー収容室37の下方に設けられている。画像形成時には、本体ケーシング2内に設けられるモータ(図示せず)からの駆動力が伝達され、供給ローラ34が回転される。
現像ローラ35は、供給ローラ34に対して斜め後側下方に設けられている。現像ローラ35は、供給ローラ34に対して圧接するように配置されている。画像形成時には、本体ケーシング2内に設けられるモータ(図示せず)からの駆動力が伝達され、現像ローラ35が回転される。また、現像ローラ35には、現像バイアスが印加される。
層厚規制ブレード36は、現像ローラ35に上方から圧接するように設けられている。
(3−2−3)プロセス部での現像動作
そして、各現像カートリッジ27では、トナー収容室37に収容されている各色に対応するトナーが、アジテータ33によって攪拌されながら下方へ放出される。放出されたトナーは、供給ローラ34へ供給される。
供給ローラ34へ供給されたトナーは、供給ローラ34の回転により、現像ローラ35へ供給され、このとき、供給ローラ34と、現像バイアスが印加されている現像ローラ35との間で正極性に摩擦帯電される。
現像ローラ35へ供給されたトナーは、現像ローラ35の回転に伴って、層厚規制ブレード36と現像ローラ35との間に進入して、一定厚さの薄層として現像ローラ35の表面に担持される。
一方、各現像カートリッジ27に対応するスコロトロン型帯電器30は、コロナ放電を発生させて、感光ドラム29の表面を一様に正帯電させる。
感光ドラム29の表面は、感光ドラム29の回転に伴って、スコロトロン型帯電器30により一様に正帯電された後、スキャナ部20からのレーザビーム(図示破線参照)の高速走査により露光され、用紙3に形成すべき画像に対応した静電潜像が形成される。
感光ドラム29がさらに回転すると、現像ローラ35の表面に担持されかつ正帯電されているトナーが、現像ローラ35の回転により、感光ドラム29に対向して接触するときに、感光ドラム29の表面に形成されている静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光ドラム29の表面のうち、レーザビームによって露光され電位が下がっている露光部分に供給される。これにより、感光ドラム29の静電潜像は、現像により可視像化され、感光ドラム29の表面には、各色に対応して、反転現像によるトナー像が担持される。
(3−3)転写部
転写部22は、本体ケーシング2内において、給紙部4の上方であって、プロセス部21の下方において、前後方向に沿って配置されている。この転写部22は、駆動ローラ38、従動ローラ39、搬送ベルト40および転写ローラ41を備えている。
駆動ローラ38および従動ローラ39は、前後方向に互いに間隔を隔てて対向配置されている。搬送ベルト40は、エンドレスベルトからなり、駆動ローラ38と従動ローラ39との間に巻回されている。
画像形成時において、駆動ローラ38には、本体ケーシング2内に設けられる図示しないモータからの駆動力が伝達され、駆動ローラ38が回転される。すると、搬送ベルト40が、駆動ローラ38および従動ローラ39の間を周回移動されるとともに、従動ローラ39が従動される。
転写ローラ41は、各感光ドラム29と、搬送ベルト40を挟んで対向するように、4つ設けられている。各転写ローラ41には、画像形成時に転写バイアスが印加される。
給紙部4から給紙された用紙3は、駆動ローラ38の駆動および従動ローラ39の従動により周回移動される搬送ベルト40によって、前側から後側に向かって、各感光ドラム29に対応する転写位置を、順次通過するように搬送される。そして、その搬送中に、各感光ドラム29に担持されている各色のトナー像が、順次転写され、これにより、用紙3にカラー像が形成される。
(3−4)定着部
定着部23は、転写部22の後方に配置されており、定着ケーシング43と、その定着ケーシング43に支持される、定着ローラとしての加熱ローラ44と、加圧ローラ45とを備えている。
定着ケーシング43は、後述するユニット(定着ユニット)としてのリヤユニット51に設けられている(図2参照)。
加熱ローラ44は、金属素管からなり、その軸心に沿ってハロゲンランプを備えており、そのハロゲンランプによって定着温度まで加熱される。加熱ローラ44は、定着ケーシング43に回転自在に支持されている。
図1に示すように、加熱ローラ44には、加熱ローラ受動ギヤ86が相対回転不能に設けられている。また、本体ケーシング2には、モータ(図示せず)に連結された押圧力発生部材である駆動手段としての加熱ローラ駆動ギヤ87が設けられている。そして、加熱ローラ受動ギヤ86と加熱ローラ駆動ギヤ87とは互いに噛合している。そのため、画像形成時には、本体ケーシング2のモータ(図示せず)からの駆動力Xが、加熱ローラ駆動ギヤ87から加熱ローラ受動ギヤ86に伝達され、加熱ローラ44が回転される。ここで、加熱ローラ受動ギヤ86と加熱ローラ駆動ギヤ87との圧力角θは、加熱ローラ受動ギヤ86の噛合面に対する加熱ローラ駆動ギヤ87の噛合面の押圧方向(つまり、加熱ローラ駆動ギヤ87から加熱ローラ受動ギヤ86への駆動力Xの伝達方向)が斜め後側下方となるように設定されている。これにより、駆動力Xは、下方へ向かう分力Yと後方へ向かう分力Zとに分力される。そのため、加熱ローラ44は、分力Yによって回転される一方で、分力Zによって後方へ押圧される。
加圧ローラ45は、加熱ローラ44の下方において、加熱ローラ44と対向配置されている。この加圧ローラ45は、定着ケーシング43に回転自在に支持されており、定着ケーシング43によって上方に付勢されている。そのため、加圧ローラ45は、加熱ローラ44に対して下方から圧接して、加熱ローラ44の回転に従動して回転する。
定着部23では、カラー像が転写された用紙3を、加熱ローラ44と加圧ローラ45との間で挟持して、加熱および加圧することにより、カラー像を用紙3に定着させる。また、これと同時に、加熱ローラ44と加圧ローラ45とで、その定着された用紙3を後方の排紙パス46に搬送する。これによって、カラー像が用紙3に熱定着されつつ、用紙3が排紙パス46へ搬送される。
(4)排紙部
排紙部6は、排紙パス46、搬送ローラ48、ピンチローラ49、排紙ローラ50および排紙トレイ47を備えている。
排紙パス46は、定着部23の後方から上方に向かって延び、用紙3を前方に向かって排紙する側面視略U字形状に形成されている。
搬送ローラ48は、定着部23の後側上方において、排紙パス46に臨むように配置されている。搬送ローラ48は、本体ケーシング2に回転自在に支持されている。画像形成時には、本体ケーシング2内に設けられるモータ(図示せず)からの駆動力が伝達され、搬送ローラ48が回転される。
ピンチローラ49は、搬送ローラ48の後方において、搬送ローラ48と排紙パス46を挟んで対向配置されている。ピンチローラ49は、本体ケーシング2に設けられており、搬送ローラ48の回転に従動して回転する。
排紙ローラ50は、搬送ローラ48の上方において、排紙パス46の下流側端部に配置されている。排紙ローラ50は、本体ケーシング2に設けられており、排紙パス46を挟む1対のローラとして設けられている。
排紙トレイ47は、本体ケーシング2の上面として形成されている。この排紙トレイ47は、本体ケーシング2の後側部分において、後方に向かって次第に窪むように形成されている。
定着部23から搬送される用紙3は、排紙パス46に搬送され、搬送ローラ48およびピンチローラ49により上方に搬送され、排紙ローラ50によって、排紙トレイ47上に排紙される。
2.リヤユニット
図2は、リヤユニットの前側斜視図、図3は、リヤユニット(ロックレバーロック位置)の後側斜視図、図4は、リヤユニット(ロックレバー解除位置)の後側斜視図、図5は、リヤユニットの本体ケーシングに対する装着前状態を示す後側斜視図、図6は、リヤユニットの本体ケーシングに対する装着後状態(ロックレバー解除位置)を示す側面図、図7は、リヤユニットの本体ケーシングに対する装着後状態(ロックレバーロック位置)を示す側面図である。以下、図2ないし図7を参照して、リヤユニット51について説明する。
(1)リヤユニット
リヤユニット51は、図5に示すように、本体ケーシング2の固定フレーム52に前後方向に沿って着脱自在に装着されるように構成されている。(つまり、着脱方向と前後方向とは同方向である。)より具体的には、リヤユニット51は、固定フレーム52に対して、後方へ向かって離脱し(つまり、離脱方向と後方とは同方向である。)、前方へ向かって装着される(つまり、装着方向と前方とは同方向である。)。
このリヤユニット51は、リヤパネル53と、そのリヤパネル53に回動自在に支持されるカバーとしてのリヤカバー54と、そのリヤパネル53に固定されるリヤフレーム55とを備えている。
リヤパネル53は、背面図において、その下側部分が略矩形平板形状に形成されるロアパネル56と、ロアパネル56の幅方向両端部から上方に延びる1対の支持プレート57とを備えている。1対の支持プレート57は、幅方向において互いに間隔を隔てて対向配置されている。
リヤカバー54は、背面図において略矩形平板形状に形成されている。リヤカバー54は、ロアパネル56の上方において1対の支持プレート57間にわたって延びるように設けられている。リヤカバー54の下端部がロアパネル56の上端部にヒンジ(図示せず)を介して回動自在に支持されている。これによって、リヤカバー54は、ロアパネル56に対して後方に傾倒し、1対の支持プレート57から離間する開放位置(図5参照)と、ロアパネル56に対して面一をなし、1対の支持プレート57に当接される閉鎖位置(図2参照)とに開閉自在に設けられている。
また、リヤカバー54には、図2および図3に示すように、その前面に、排紙パス46を形成する複数の後側リブ58が設けられている。複数の後側リブ58は、幅方向において互いに間隔を隔てて配置されている。各後側リブ58は、リヤカバー54の前面から前方に延びるように、上下方向に沿って形成されている。
リヤフレーム55は、リヤカバー54の前方に配置されており、1対のサイドプレート59と、それらサイドプレート59の下端部を連結するロアプレート60とを備えている。1対のサイドプレート59は、1対の支持プレート57の幅方向内側端部から、前方に向かって延びるように、それぞれ連結されている。これによって、リヤフレーム55は、リヤパネル53に固定されている。
1対のサイドプレート59間には、上記した定着ケーシング43が架設されている。これによって、定着ケーシング43は、リヤカバー54が閉鎖位置にあるときには、そのリヤカバー54によって被覆され(図2参照)、リヤカバー54が開放位置にあるときには、そのリヤカバー54から露出される(図3参照)。
定着ケーシング43の前面において、図2に示すように、幅方向両端部には、前方に突出する位置決め部材としての嵌合ボス61が設けられている。
定着ケーシング43の後面には、図3に示すように、排紙パス46を形成する複数の前側リブ62が設けられている。複数の前側リブ62は、幅方向において互いに間隔を隔てて配置されている。各前側リブ62は、定着ケーシング43の後面から後方に延びるように、上下方向に沿って形成されている。複数の前側リブ62は、複数の後側リブ58の下側部分と前後方向に間隔を隔てて対向配置されている。
また、図2に示すように、2つの嵌合ボス61の下方であって、ロアプレート60には、幅方向途中において、位置決め部材としての電気コネクタ63が設けられている。電気コネクタ63は、幅方向に延びる平板形状に形成されており、ロアプレート60から前方に突出するように設けられている。この電気コネクタ63は、本体ケーシング2に設けられる図示しない電源に接続され、加熱ローラ44のハロゲンランプに給電する。
(2)ロック部材
各サイドプレート59には、図5に示すように、本体ケーシング2の固定フレーム52に対してリヤユニット51をロックするためのロック部材64が、それぞれ設けられている。
各ロック部材64は、側面視において、嵌合ボス61および電気コネクタ63が各ロック部材64を挟むように、それらの上下方向途中に配置されている。各ロック部材64は、挿入部材としての挿入杆65と、カム部材としてのロックカム66と、リンク部材67と、揺動部材としての揺動ボス68と、カバープレート69(図2参照)とを備えている。
挿入杆65は、側面視細長形状に形成され、前後方向に沿って延び、前端部が先細湾曲形状に形成されている。また、前後方向途中であって、中央よりやや後側には、ロックカム66が嵌合される切欠溝70が形成されている。この切欠溝70の内周面は、ロックカム66の後述する凸条部72の外周面が摺動自在に接触する円弧形状に形成されている。
挿入杆65は、サイドプレート59の幅方向外側面に、その前側部分がサイドプレート59の前端縁よりも前方に突出するように、固定されている。
ロックカム66は、円板形状の回転基部71と、その回転基部71の幅方向外側面に設けられる凸条部72とを一体的に備えている。
サイドプレート59には、切欠溝70に対応して円形状のカム装着穴73が穿孔されている。回転基部71は、カム装着穴73に嵌合され、回転自在に支持されている。
凸条部72は、挿入杆65と同幅(上下方向長さ)で、回転基部71の直径方向にわたって形成されている。凸条部72の前後方向両端部は、回転基部71の外周面に沿う円弧形状に形成されている。また、凸条部72の厚みは、挿入杆65の厚みと略同一であり、幅方向において、凸条部72と挿入杆65とは、略面一をなしている。
ロックカム66は、挿入杆65の前後方向途中に介在され、回転基部71の回転中心が、挿入杆65の上下方向中央を前後方向に通過する中心線L上に配置されている。
ロックカム66では、回転基部71の回転により、凸条部72が、第1解除位置(図5参照)と第1ロック位置(図7参照)とに回動される。第1解除位置では、凸条部72は、挿入杆65と連続するように前後方向に沿って(すなわち、上下方向において、凸条部72が挿入杆65から膨出しないように)配置される。また、第1ロック位置では、凸条部72は、挿入杆65と連続せず、前後方向と斜めに交差する方向に沿って(すなわち、上下方向において、凸条部72が挿入杆65から膨出するように)配置される。
リンク部材67は、図3および図4に示すように、サイドプレート59の幅方向内側に配置され、側面視略V字形状に形成されており、連結プレート74と、レバーとしてのロックレバー75とを一体的に備えている。
連結プレート74は、側面視略楕円形状の平板から形成されている。連結プレート74は、サイドプレート59の幅方向内側において、前後方向に沿って配置されている。
連結プレート74の前端部は、カム装着穴73と対向しており、カム装着穴73に回転自在に支持されている回転基部71に連結されている。
ロックレバー75は、ロックカム66および揺動ボス68を操作するためのレバーであって、側面視略矩形状に形成されている。ロックレバー75は、連結プレート74の後端部から屈曲して上方へ立ち上がるように設けられている。また、ロックレバー75には、その後端縁から幅方向内側に向かって屈曲するように延びる把持部76が設けられている。
このロックレバー75は、連結プレート74の前端部、つまり、回転基部71を回動支点として、前後方向に揺動される。
揺動ボス68は、図4および図5に示すように、円柱形状に形成され、連結プレート74の後端部に設けられている。
サイドプレート59には、カム装着穴73の後方に、回転基部71の回転中心を中心とする円弧形状の揺動溝77が、上下方向にわたって形成されている。揺動溝77の下端部は、挿入杆65の中心線L上に配置されている。揺動溝77の上端部は、揺動溝77の下端部から、回転基部71の回転中心を中心角として上方約30°の位置に配置されている。
揺動ボス68は、連結プレート74の後端部から幅方向外方に突出して、揺動溝77を貫通し、揺動溝77よりも幅方向外方に突出するように設けられている。
揺動ボス68は、側面視において挿入杆65の後方に配置され、回転基部71の回転中心に対して、揺動溝77に沿って、第2解除位置(図5参照)と第2ロック位置(図7参照)とに揺動される。第2解除位置は、揺動溝77の下端部に対応しており、揺動ボス68は、挿入杆65の前後方向の中心線Lと重なる位置に配置される。また、第2ロック位置は、揺動溝77の上端部に対応しており、揺動ボス68は、挿入杆65の前後方向の中心線Lと重ならず、その中心線Lより上方に配置される。
また、連結プレート74は、その前端部においてロックカム66が連結され、その後端部において揺動ボス68が設けられている。回転基部71の回転中心と揺動ボス68の回動支点とが一致するので、連結プレート74の揺動によって、ロックカム66の回転と揺動ボス68の揺動とが連動される。
すなわち、図3に示すように、ロックレバー75を前方(以下、ロック方向とする。)に揺動させると、図7に示すように、連結プレート74の前端部の回転基部71が回転(図7において時計周り)して、凸条部72が第1ロック位置に配置される。これと同時に、連結プレート74の後端部の揺動ボス68が揺動溝77に沿って上方へ揺動して、第2ロック位置に配置される。
一方、図4に示すように、ロックレバー75を後方(以下、ロック解除方向とする。)に揺動させると、図6に示すように、連結プレート74の前端部の回転基部71が逆回転(図6において反時計周り)して、凸条部72が第1解除位置に配置される。これと同時に、連結プレート74の後端部の揺動ボス68が揺動溝77に沿って下方へ揺動して、第2解除位置に配置される。
なお、リンク部材67は、サイドプレート59の幅方向内側に配置されており、リヤカバー54が閉鎖位置にあるときには(図2参照)、そのリヤカバー54によって被覆され、リヤカバー54が開放位置にあるときには(図3参照)、そのリヤカバー54から露出される。また、リヤカバー54を後方に揺動させるリヤカバー54の開放方向とロックレバー75のロック解除方向とは、同一方向であり、リヤカバー54を前方に揺動させるリヤカバー54の閉鎖方向とロックレバー75のロック方向とは、同一方向である。
カバープレート69は、図2に示すように、側面視楕円形状の平板から形成されている。カバープレート69は、サイドプレート59の幅方向外方に配置され、略前後方向に沿って配置されている。カバープレート69の前端部は、凸条部72を被覆するようにロックカム66に装着されている。カバープレート69の後端部には、揺動ボス68が摺動自在に貫通している。このカバープレート69によって、ロックカム66の回転と揺動ボス68の揺動とが、より確実に連動される。なお、カバープレート69は、図5ないし図7において省略されている。
(3)固定フレーム
固定フレーム52は、リヤユニット51を本体ケーシング2に対してロックするために、本体ケーシング2の後側部分に設けられている。この固定フレーム52は、図2に示すように、幅方向に間隔を隔てて対向配置される1対の固定側板78を備えている。
1対の固定側板78は、それぞれ矩形平板形状に形成され、リヤユニット51の1対のサイドプレート59に対して、幅方向やや外方にそれぞれ配置されている。
各固定側板78には、各サイドプレート59に設けられるロック部材64を、それぞれ受け入れる受入溝79が形成されている。
受入溝79は、図5に示すように、挿入杆65に対応する上下方向位置に設けられている。受入溝79は、固定側板78の後端縁から前方に向かって切り欠くように、前後方向に沿って形成されている。
より具体的には、受入溝79は、ガイド溝80、第1ロック溝81および第2ロック溝82が一体的に形成されている。
ガイド溝80は、固定側板78の後端縁から前方に向かって切り欠かれる側面視細長形状に形成されている。このガイド溝80は、挿入杆65を着脱自在に受け入れることができるように、挿入杆65よりやや広幅(上下方向長さ)で、前後方向に沿って形成されている。なお、ガイド溝80は、挿入杆65の受け入れを容易とするために、第2ロック溝82よりも後方の後端部が、やや広幅に形成されている。
また、このガイド溝80は、固定側板78の後端縁から前方に向かって、挿入杆65の前後方向長さよりも、やや長い前後方向長さで形成されている(図6参照)。
第1ロック溝81は、ガイド溝80の前後方向途中に設けられている。より具体的には、ガイド溝80の前端部から第1ロック溝81が設けられている位置までの距離が、挿入杆65の前端部からロックカム66が設けられている位置までの距離に対応して、第1ロック溝81が設けられている。
第1ロック溝81は、ガイド溝80の上端縁および下端縁から、上方および下方へ窪むように形成されている。より具体的には、第1ロック溝81は、第1ロック位置に配置される凸条部72を受け入れることができるように、ガイド溝80から上方および下方に向かって、凸条部72の前後方向両端部の回転軌跡に対応する円弧形状に切り欠かれるように形成されている。これによって、第1ロック溝81は、凸条部72が第1ロック溝81に嵌合して、加熱ローラ駆動ギヤ87によって駆動力Xの後方向きの分力Z(図1参照)が発生したときには、後述するように、第1ロック溝81の後端縁が凸条部72からの反力を受ける。
第2ロック溝82は、第1ロック溝81より後方に設けられている。より具体的には、ガイド溝80の前端部から第2ロック溝82が設けられている位置までの距離が、挿入杆65の前端部から第2解除位置に配置されている揺動ボス68が設けられている位置までの距離に対応して、第2ロック溝82が設けられている。
第2ロック溝82は、ガイド溝80の上端縁から上方へ窪むように形成されている。より具体的には、第2ロック溝82は、第2ロック位置に配置される揺動ボス68を受け入れることができるように、ガイド溝80から上方に向かって、揺動ボス68の揺動軌跡に対応して切り欠かれるように形成されている。これによって、第2ロック溝82は、揺動ボス68が第2ロック溝82に嵌合して、加熱ローラ駆動ギヤ87によって駆動力Xの後方向きの分力Z(図1参照)が発生したときには、後述するように、第2ロック溝82の後端縁が揺動ボス68からの反力を受ける。
また、第2ロック溝82には、揺動ボス68の揺動動作に抵抗を付与するための突起83が設けられている。
突起83は、揺動ボス68が第2ロック溝82に沿って第2解除位置と第2ロック位置との間を揺動するときの途中位置に形成されている。より具体的には、突起83は、第2ロック溝82におけるガイド溝80と連続する後端縁に設けられている。突起83は、第2ロック溝82の内側にやや膨出するように、すなわち、斜め前方下側へやや膨出するように形成されている。突起83の外周縁は、側面視においてなだらかに形成されている。
(4)リヤユニットの固定フレームに対する装着
リヤユニット51を固定フレーム52へ装着するには、図5に示すように、リヤユニット51を固定フレーム52の後方に対向配置して、リヤカバー54を開放する。そして、幅方向両端部に設けられる2つのロック部材64を、それぞれ以下のように操作する。
すなわち、まず、ロックレバー75をロック解除方向に揺動させる。これによって、凸条部72は、第1解除位置に配置され、揺動ボス68は、第2解除位置に配置される。
次いで、図6に示すように、挿入杆65を、挿入杆65の前端部がガイド溝80の前端部に突き当たるまで、ガイド溝80に挿入する。すると、凸条部72が第1ロック溝81と上下方向において対向し、揺動ボス68が、第2ロック溝82と上下方向において対向する。また、加熱ローラ44の加熱ローラ受動ギヤ86が、本体ケーシング2の加熱ローラ駆動ギヤ87に噛合する(図1参照)。
このとき、図2に示すように、リヤユニット51に設けられる嵌合ボス61は、本体ケーシング2に設けられる位置決め孔84に嵌合される。また、リヤユニット51に設けられる電気コネクタ63は、本体ケーシング2に設けられる接続コネクタ85に嵌合される。これによって、リヤユニット51が固定フレーム52に対して位置決めされる。
その後、図7に示すように、ロックレバー75をロック方向へ揺動させる。すると、連結プレート74の前端部の回転基部71が回転(図7において時計周り)して、凸条部72が第1ロック位置に配置される。これと同時に、連結プレート74の後端部の揺動ボス68が揺動溝77に沿って上方へ揺動して、第2ロック位置に配置される。
このとき、揺動ボス68が第2ロック溝82の突起83を乗り越えるので、ロックレバー75の操作者には、クリック感覚が付与される。
凸条部72が第1ロック位置に配置されると、凸条部72が第1ロック溝81に嵌合する。また、揺動ボス68が第2ロック位置に配置されると、揺動ボス68が第2ロック溝82に嵌合する。そのため、ロック部材64の固定側板78に対する前後方向の移動が規制され、リヤユニット51が固定フレーム52に対してロックされる。
その後、図2に示すように、リヤカバー54を閉鎖する。
(4)リヤユニットの固定フレームからの離脱
リヤユニット51を固定フレーム52から離脱させるには、まず、図7に示すように、リヤカバー54を開放する。そして、幅方向両端部に設けられる2つのロック部材64を、それぞれ以下のように操作する。
すなわち、図6に示すように、ロックレバー75をロック解除方向へ揺動させる。すると、連結プレート74の前端部の回転基部71が逆回転(図6において反時計周り)して、凸条部72が第1解除位置に配置される。これと同時に、連結プレート74の後端部の揺動ボス68が揺動溝77に沿って下方へ揺動して、第2解除位置に配置される。
このときにも、揺動ボス68が第2ロック溝82の突起83を乗り越えるので、ロックレバー75の操作者には、クリック感覚が付与される。
凸条部72が第1解除位置に配置されると、凸条部72が第1ロック溝81から退避して、ガイド溝80内に収納される。また、揺動ボス68が第2解除位置に配置されると、揺動ボス68が第2ロック溝82から退避して、ガイド溝80内に収納される。そのため、ロック部材64の固定側板78に対する前後方向の移動が許容され、リヤユニット51が固定フレーム52に対してロック解除される。
その後、図5に示すように挿入杆65をガイド溝80から引き抜けば、リヤユニット51を固定フレーム52から離脱させることができる。
なお、このとき、リヤユニット51に設けられる嵌合ボス61は、本体ケーシング2に設けられる位置決め孔84から離脱される。また、リヤユニット51に設けられる電気コネクタ63は、本体ケーシング2に設けられる接続コネクタ85から離脱される。また、加熱ローラ44の加熱ローラ受動ギヤ86が、本体ケーシング2の加熱ローラ駆動ギヤ87から離脱する(図1参照)。
3.リヤユニットの作用効果
(1)このカラーレーザプリンタ1では、リヤユニット51の本体ケーシング2に対する装着時には、まず、挿入杆65をガイド溝80に挿入する。次いで、ロックレバー75をロック方向へ揺動させる。すると、ロックカム66が第1解除位置から第1ロック位置へ回転するとともに、揺動ボス68が第2解除位置から第2ロック位置へ揺動する。すなわち、凸条部72が、ガイド溝80から膨出するように回転され、前後方向と斜めに交差する方向に沿って配置され、第1ロック溝81に受け入れられる。これと同時に、揺動ボス68が、ガイド溝80から離間するように上方へ揺動され、ガイド溝80の上方に配置され、第2ロック溝82に受け入れられる。これによって、リヤユニット51が本体ケーシング2に対してロックされる。
このように、リヤユニット51が本体ケーシング2に対してロック状態にあるとき、凸条部72が第1ロック溝81に嵌合し、かつ、揺動ボス68が第2ロック溝82に嵌合する。また、このロック状態において、第1ロック溝81および第2ロック溝82は、加熱ローラ駆動ギヤ87によって駆動力Xの後方向きの分力Z(図1参照)が発生したときには、第1ロック溝81の後端縁が凸条部72からの反力を受け、第2ロック溝82の後端縁が揺動ボス68からの反力を受ける切欠形状にそれぞれ形成されている。
そのため、本体ケーシング2の加熱ローラ駆動ギヤ87を駆動させると、加熱ローラ駆動ギヤ87からの駆動力Xにおける後方向きの分力Z(図1参照)によって、凸条部72が第1ロック溝81の後端縁(より具体的には、ガイド溝80から上方および下方に向かって円弧形状に切り欠かれた部分のうち、凸条部72が接触する後端縁)に圧接されるので、凸条部72の第1ロック溝81に対する反力によりそれらの嵌合がより強固となる。これと同時に、揺動ボス68が第2ロック溝82の後端縁(より具体的には、ガイド溝80から上方に向かって窪むように切り欠かれた部分のうち、揺動ボス68が接触する後端縁)に圧接されるので、揺動ボス68の第2ロック溝82に対する反力によりそれらの嵌合がより強固となる。
その結果、加熱ローラ44および加圧ローラ45に対してロック部材64および受入溝79が配置の制約を受けることなく、リヤユニット51を本体ケーシング2に対して確実にロックすることができる。
また、ロックレバー75をロック解除方向へ揺動させる。すると、ロックカム66が第1ロック位置から第1解除位置へ回転するとともに、揺動ボス68が第2ロック位置から第2解除位置へ揺動する。すなわち、凸条部72が、第1ロック溝81から退避するように回転され、前後方向に沿って配置され、ガイド溝80内に収納される。これと同時に、揺動ボス68が、第2ロック溝82から離間するように下方へ揺動され、ガイド溝80内配置され、ガイド溝80内に収納される。これによって、リヤユニット51が本体ケーシング2に対してロック解除される。
そのため、このようなロックカム66の回転および揺動ボス68の揺動によって、ロックレバー75を操作するのみの簡易な操作で、リヤユニット51の本体ケーシング2に対する確実なロックおよびその解除を達成することができる。
(2)また、ロック部材64では、リンク部材67よって、ロックカム66を第1解除位置に配置させると同時に揺動ボス68を第2解除位置に配置させることができる。また、ロックカム66を第1ロック位置に配置させると同時に揺動ボス68を第2ロック位置に配置させることができる。そのため、リンク部材67のロックレバー75を操作すれば、ロックカム66および揺動ボス68によるリヤユニット51の本体ケーシング2に対するロックまたはその解除を同時にすることができる。その結果、操作性の向上を図ることができる。
(3)また、リヤユニット51では、リヤカバー54の閉鎖により、定着部23を含めた本体ケーシング2の内部を被覆して保護することができる一方、リヤカバー54の開放により、本体ケーシング2の内部が露出するので、本体ケーシング2の内部のメンテナンスなどの容易化を図ることができる。また、リヤカバー54がリヤユニット51に設けられているので、本体ケーシング2においてリヤカバー54を別途設ける必要がなく、装置の簡略化を図ることができる。
(4)また、ロック部材64では、ロックレバー75をロック方向へ揺動させれば、ロックカム66および揺動ボス68により、リヤユニット51を本体ケーシング2に対してロックすることができる。一方、ロックレバー75をロック解除方向へ揺動させれば、ロックカム66および揺動ボス68によるリヤユニット51の本体ケーシング2に対するロックを解除することができる。そのため、より一層の操作性の向上を図ることができる。
(5)さらに、このリヤユニット51では、リヤカバー54の閉鎖方向とロックレバー75のロック方向への揺動方向とが同一方向であるので、ロック操作されたロックレバー75はリヤカバー54によって被覆される。そのため、ロックレバー75のロック解除方向への不用意な揺動を阻止することができ、より一層確実なロックを達成することができる。
なお、リヤカバー54の開閉動作とロックレバー75の揺動とを連動させることもできる。たとえば、リヤカバー54を閉鎖するときに、ロックレバー75がリヤカバー54に押圧されてロック方向へ揺動するようにすれば、リヤユニット51を本体ケーシング2に対して自動的にロックすることができる。
(6)また、受入溝79の第2ロック溝82には、突起83が設けられているので、揺動ボス68を第2解除位置から第2ロック位置へ揺動させる途中、および、揺動ボス68を第2ロック位置から第2解除位置へ揺動させる途中には、揺動ボス68が突起83と接触して、その突起83を乗り越えるときに抵抗が付与される。そのため、揺動ボス68を操作する操作者にクリック感覚を付与することができる。その結果、揺動ボス68の第2ロック位置への嵌合または揺動ボス68の第2ロック位置からの離脱を操作者に認知させることができ、確実な操作を達成することができる。
(7)また、ロック部材64では、回転基部71の回転中心が、挿入杆65の上下方向中央を前後方向に通過する中心線L上に配置されている。そのため、ロックカム66を、上下方向において、がたつきなく回転させることができる。その結果、ロックカム66を第1ロック溝81に対して確実に嵌合または離脱させることができる。さらに、このように配置すれば、装置の小型化を図ることができる。
(8)また、リヤユニット51には、2つの嵌合ボス61と、電気コネクタ63とが、上下方向においてロック部材64を挟むように配置されている。そのため、リヤユニット51を本体ケーシング2に装着して、2つの嵌合ボス61を位置決め孔84にそれぞれ嵌合させ、電気コネクタ63を接続コネクタ85に嵌合させれば、リヤユニット51を固定フレーム52に対して確実に位置決めすることができる。その結果、リヤユニット51の本体ケーシング2に対する装着時のがたつきを防止することができる。
なお、各ロック部材64は、側面視において、2つの嵌合ボス61および電気コネクタ63の上下方向における中間位置(2つの嵌合ボス61および電気コネクタ63から等間隔の位置)、つまり、2つの嵌合ボス61から各ロック部材64までの距離と、電気コネクタ63から各ロック部材64までの距離とが略等距離となる位置に、配置されていることが好適である。このように配置すれば、リヤユニット51が本体ケーシング2に装着されるときのがたつきを、さらに効果的に抑制することができる。
(9)また、位置決め部材を、嵌合ボス61および電気コネクタと兼用することができるので、部品点数の低減化および装置の簡略化を図ることができる。
(10)また、このカラーレーザプリンタ1では、加熱ローラ駆動ギヤ87の駆動力Xによって、加熱ローラ44が回転駆動しても、リヤユニット51が本体ケーシング2に確実に固定されているので、定着品質の低下を防止することができる。
4.変形例
(1)上記の説明では、本発明の押圧力発生部材として、加熱ローラ駆動ギヤ87を例示して説明したが、本発明の押圧力発生部材は、リヤユニット51に対して離脱方向に作用する押圧力を発生する押圧力発生部材であれば、加熱ローラ駆動ギヤ87に限定されず、広く適用することができる。
たとえば、加圧ローラ45が駆動され、加熱ローラ44が加圧ローラ45に従動する構成の定着部23であれば、加圧ローラ45を駆動するための加圧ローラ駆動ギヤを、駆動手段である押圧力発生部材とすることもできる。
また、たとえば、上記の実施形態において、各嵌合ボス61の周りに、接地のためにばね(圧縮ばね)を巻回する場合がある。そのような場合には、各嵌合ボス61を各位置決め孔84に嵌合させると、それらの間には、ばねが介在されて、各嵌合ボス61と各位置決め孔84とが離間する方向(すなわち、リヤユニット51を固定フレーム52から離脱させる方向)に付勢される。このような場合には、ばねが、本発明の押圧力発生部材に相当する。
さらに、本発明において、ユニットとしては、たとえば、給紙部4、ドラムユニット25、現像カートリッジ27などが挙げられ、押圧力発生部材として、たとえば、給紙部4の給紙ローラ11、ドラムユニット25の感光ドラム29、現像カートリッジ27の現像ローラ35などが挙げられる。
また、リヤカバー54が本体ケーシング2に支持されている場合には、本体ケーシング2に着脱自在に構成される定着ユニットも、本発明のユニットに相当する。
(2)上記の説明では、画像形成装置として、タンデム型のカラーレーザプリンタを例示したが、本発明の画像形成装置は、上記に限定されることなく、画像形成装置には、たとえば、各色の現像剤像を各像担持体から一旦中間転写体に転写し、その後、記録媒体に一括転写する中間転写型のカラーレーザプリンタや、モノクロレーザプリンタなどが含まれる。
図1は、本発明の画像形成装置としてのカラーレーザプリンタの一実施形態を示す側断面図である。 リヤユニットの前側斜視図である。 リヤユニット(ロックレバーロック位置)の後側斜視図である。 リヤユニット(ロックレバー解除位置)の後側斜視図である。 リヤユニットの本体ケーシングに対する装着前状態を示す後側斜視図である。 リヤユニットの本体ケーシングに対する装着後状態(ロックレバー解除位置)を示す側面図である。 リヤユニットの本体ケーシングに対する装着後状態(ロックレバーロック位置)を示す側面図である。
符号の説明
1 カラーレーザプリンタ
2 本体ケーシング
3 用紙
44 加熱ローラ
51 リヤユニット
54 リヤカバー
61 嵌合ボス
63 電気コネクタ
64 ロック部材
65 挿入杆
66 ロックカム
67 リンク部材
68 揺動ボス
75 ロックレバー
79 受入溝
80 ガイド溝
81 第1ロック溝
82 第2ロック溝
83 突起
87 加熱ローラ駆動ギヤ

Claims (11)

  1. 装置本体に対して着脱自在のユニットを前記装置本体に着脱するためのユニットの着脱機構であって、
    前記ユニットには、
    前記装置本体に対する前記ユニットの着脱方向に沿って延びる挿入部材と、
    前記挿入部材の前記着脱方向途中に介在され、前記着脱方向に沿って配置され前記挿入部材から膨出しない第1解除位置と、前記着脱方向と交差する方向に沿って配置され前記挿入部材から膨出する第1ロック位置とに回転自在に設けられるカム部材と、
    前記挿入部材に対して前記装置本体に対する前記ユニットの装着方向上流側に配置され、前記カム部材の回転中心に対して、前記挿入部材と前記着脱方向において重なる第2解除位置と、前記挿入部材と前記着脱方向において重ならない第2ロック位置とに揺動自在に設けられる揺動部材と
    を備えるロック部材が設けられており、
    前記装置本体には、
    前記着脱方向に沿って形成され、前記挿入部材が着脱自在に挿入されるガイド溝と、
    前記ガイド溝の前記着脱方向途中において、前記ガイド溝から前記装着方向と交差する方向へ窪むように形成され、前記第1ロック位置に配置される前記カム部材を受け入れる第1ロック溝と、
    前記第1ロック溝の装着方向上流側において、前記ガイド溝から前記揺動部材の揺動軌跡に沿って形成され、前記第2ロック位置に配置される前記揺動部材を受け入れる第2ロック溝と
    を有する受入溝が形成されており、
    前記装置本体は、前記ユニットに作用する押圧力を、前記装置本体に対する前記ユニットの離脱方向に向けて発生する押圧力発生部材を備えており、
    前記第1ロック溝が、前記押圧力発生部材から前記ユニットに作用する押圧力を受けたときに、前記第1ロック位置に配置される前記カム部材からの反力を受ける切欠形状に形成されており、
    前記第2ロック溝が、前記押圧力発生部材から前記ユニットに作用する押圧力を受けたときに、前記第2ロック位置に配置される前記揺動部材からの反力を受ける切欠形状に形成されていることを特徴とする、ユニットの着脱機構。
  2. 前記ロック部材は、前記カム部材の回転と前記揺動部材の揺動とを連動させるリンク部材を備えており、
    前記リンク部材は、前記カム部材を第1解除位置に配置すると同時に前記揺動部材を第2解除位置に配置し、また、前記カム部材を第1ロック位置に配置すると同時に前記揺動部材を第2ロック位置に配置することを特徴とする、請求項1に記載のユニットの着脱機構。
  3. 前記ユニットは、前記装置本体の内部を露出させまたは被覆するために、開閉自在に設けられるカバーを備えていることを特徴とする、請求項1または2に記載のユニットの着脱機構。
  4. 前記リンク部材は、前記カム部材および前記揺動部材を操作するための揺動可能なレバーを備え、
    前記レバーのロック方向への揺動操作により、前記リンク部材は、前記カム部材を第1ロック位置に配置すると同時に前記揺動部材を第2ロック位置に配置し、
    前記レバーのロック解除方向への揺動操作により、前記リンク部材は、前記カム部材を第1解除位置に配置すると同時に前記揺動部材を第2解除位置に配置することを特徴とする、請求項2または3に記載のユニットの着脱機構。
  5. 前記装置本体の内部を露出させまたは被覆するために、開閉自在に設けられるカバーを備え、
    前記レバーは、前記カバーの開閉により露出しまたは被覆され、
    前記カバーの閉鎖方向と、前記レバーのロック方向への揺動方向とが同一方向であることを特徴とする、請求項4に記載のユニットの着脱機構。
  6. 前記第2ロック溝は、前記揺動部材の第2解除位置と第2ロック位置との間の揺動途中において、前記揺動部材の揺動動作に抵抗を付与するための突起が設けられていることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載のユニットの着脱機構。
  7. 前記カム部材の回転中心が、前記挿入部材における前記装着方向と直交する方向の中央を通過する前記装着方向に平行な中心線上に位置していることを特徴とする、請求項1ないし6のいずれかに記載のユニットの着脱機構。
  8. 前記ユニットは、前記ロック部材を前記装着方向と直交する方向に挟むように配置される少なくとも2つの位置決め部材を備えていることを特徴とする、請求項1ないし7のいずれかに記載のユニットの着脱機構。
  9. 少なくとも2つの前記位置決め部材は、嵌合ボスおよび電気コネクタを含んでいることを特徴とする、請求項8に記載のユニットの着脱機構。
  10. 前記ユニットは、記録媒体に転写された現像剤像をその記録媒体に定着させつつ、前記記録媒体を搬送するための定着ローラを備える定着ユニットであり、
    前記押圧力発生部材は、前記定着ローラを駆動する駆動手段であって、前記離脱方向にその駆動力の分力を作用させることを特徴とする、請求項1ないし9のいずれかに記載のユニットの着脱機構。
  11. 請求項9に記載のユニットの着脱機構を備えていることを特徴とする、画像形成装置。
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