JP4569327B2 - カラー画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、電子写真方式等を採用したカラー複写機やカラープリンタ、あるいはカラーファクシミリ等のカラー画像形成装置に関し、特にクリーニング手段によって回収されたトナーを画像形成に再使用(リクレーム)するカラー画像形成装置の改良に関するものである。
特開2002−311669号公報 特開2003−150013号公報 特開2002−287590号公報 特許第3257443号公報 特許第3204076号公報 特許第3206422号公報 特開平9−50163号公報
従来、この種の電子写真方式等を採用したカラー複写機やカラープリンタ、あるいはカラーファクシミリ等のカラー画像形成装置としては、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)等の各色に対応した4つの画像形成部を直列に配置し、これら各色の画像形成部によって形成されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)等の各色のトナー像を、中間転写体ベルト上に互いに重ね合わせた状態で一次転写した後、当該中間転写体ベルト上に多重に転写されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)等の各色のトナー像を、記録媒体上に一括して二次転写し、定着することにより、フルカラーの画像を形成するように構成した、所謂タンデム方式のカラー画像形成装置が種々提案されており、既に製品化されてきている。
また、上記カラー画像形成装置においては、中間転写ベルトや感光体ドラム上に残留したトナーを、クリーニング装置によって回収し、当該クリーニング装置で回収したトナーを黒色の現像器へと戻して、再利用(リクレーム)する技術が提案されている。
かかる技術において、中間転写ベルト上には、二次転写位置で用紙と接触することによって、紙粉などの異物が付着し、この中間転写ベルト上に付着した紙粉等の異物は、転写残トナーと一緒に中間転写ベルトのクリーニング装置によって回収される。この中間転写ベルトのクリーニング装置で回収されたトナーは、現像器へ供給され、再利用(リクレーム)されると、トナーに混じった紙粉等の異物によって、現像器のトリマーに詰まりが発生したり、現像された画像の背景部に付着して色点等の画像欠陥が発生する原因になるという問題点を有していた。
そこで、かかる問題点を解決し得る技術としては、例えば、特開2002−311669号公報、又は特開2003−150013号公報、特開2002−287590号公報等に開示されているように、中間転写ベルトのクリーニング手段によって転写残トナーを回収する前に、中間転写ベルト上に付着した紙粉等の異物のみを除去したり、クリーニング手段で回収されたトナー中から紙粉等の異物を除去するものが既に提案されている。
上記特開2002−311669号公報に係る紙付着物除去装置は、複数の作像手段の各々の像担持体上に形成したトナー画像をそれぞれ転写して中間転写体上に合成トナー画像を形成し、その合成トナー画像を転写してシートにカラー画像を形成するカラー画像形成装置であって、転写残トナーを、前記複数の作像手段の中のブラックの作像手段で用いる現像装置に戻して再使用するトナーリサイクル装置を有するカラー画像形成装置に備え、シート搬送路の画像転写位置上流に設けてなる紙付着物除去装置である。
また、上記特開2003−150013号公報に係るカラー画像形成装置は、像担持体および現像手段を少なくとも備えてなる複数の画像形成ユニットと、像担持体上に形成されたトナー像を転写材に転写する転写手段と、転写手段が通過した後に像担持体に残留付着するトナーを除去・回収するクリーニング手段とを備えた画像形成装置において、前記クリーニング手段は、像担持体上の残留付着トナーを除去・回収する複数のクリーニング部材と、それぞれのクリーニング部材で回収されたトナーに対応するトナー搬送経路とを有し、これら複数のトナー搬送経路のうちの少なくとも1つは現像手段へのリサイクルトナー供給経路を形成し、他のトナー搬送経路はトナー廃棄系に連なっているように構成したものである。
さらに、上記特開2002−287590号公報に係る画像形成装置は、複数の像担持体と、各々の像担持体に対し、静電潜像を形成する帯電及び露光手段と、形成された静電潜像にトナーを付着させることで解像化する現像手段と、付着したトナーを中間転写体に転写する転写手段と、転写手段通過後に像担持体に付着しているトナー等を取り除くクリーニング手段とを有する画像形成装置において、クリーニング手段は、像担持体上の付着物に作用する複数のクリーニング部材と、クリーニング部材により回収されたトナー等に対して複数の搬送経路とを有し、搬送経路の内の一つ以上は、現像手段へのリサイクルトナー供給経路であり、クリーニング部材毎に経路が選択されるように構成したものである。
また、上記転写残トナーを再利用(リクレーム)する技術において、クリーニング手段で回収された再利用(リクレーム)トナーは、クリーニング手段や現像器によりストレスを受けて、粉体特性や帯電特性が劣化しており、多量に現像器へ補給されると、かぶりやクラウドが発生するという問題点をも有していた。
さらに、上記従来のカラー画像形成装置においては、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)等の各色のトナー像を転写した後、中間転写ベルトや感光体ドラム上に残留した混色トナーをクリーニング手段で回収し、黒色の現像器へ戻す技術も提案されているが、やはり多量の混色トナーが黒色の現像器へ補給されると、黒色が色づいてしまうという問題点をも有していた。
そこで、これらの問題点を解決し得る技術としては、特許第3257443号公報、特許第3204076号公報、特許第3206422号公報、特開平9−50163号公報等に開示されているものが既に提案されている。
上記特許第3257443号公報に係る電子写真複写装置は、感光体ドラムと、感光体ドラム上の潜像を顕像化する現像器と、この現像器に配設され現像器内のトナー濃度を検出するトナー濃度検出手段と、感光体ドラム上の残余トナーを回収するクリーニング手段と、回収されたトナーの内廃棄されるトナーを収容するトナー回収容器と、前記クリーニング手段に回収されたトナーを集めて一方向に排出するトナー回収手段と、このトナー回収手段の端部近傍に回収トナーの搬送方向を切換える切換え手段とを具備し、前記トナー濃度検出手段によって現像器内のトナー濃度が所定値を検出したときに前記回収されたトナーを廃トナーとして回収するように前記切換え手段を切換えるようにし、前記トナー濃度検出手段によって適正トナー濃度を維持するようにトナー補給動作を行い、補給されたトナーの攪拌動作中であるときは、前記トナー濃度検出手段によって得られた現像器内のトナー濃度の出力値如何にかかわらず前記クリーニング手段で回収されたトナーをリサイクル使用として回収するように構成したものである。
また、上記特許第3204076号公報に開示された技術は、感光体ドラム上の転写残トナー濃度あるいは現像器内のトナー濃度が所定値を超えたとき、電源投入後および所定時間放置後において、トナーをリクレーム経路から廃棄経路へと切り替えるように構成したものである。
さらに、上記特許第3206422号公報に係る電子写真複写装置は、感光体ドラムと、感光体ドラム上の潜像を顕像化する現像器と、感光体ドラム上の残余トナーを回収するクリーニング手段と、このクリーニング手段から一定の搬送方向でトナーを回収するトナー回収手段と、前記トナーの内廃棄されるトナーを収容するトナー回収容器と、前記トナー回収手段の前記搬送方向上流側に設けられトナーを前記現像器に搬送する第1トナー搬送手段と、前記トナー回収手段の前記搬送方向下流側に設けられトナーを前記トナー回収容器に搬送する第2トナー搬送手段と、前記トナー回収手段の内部に設けられ前記第1トナー搬送手段及び前記第2トナー搬送手段からトナーを搬送するか又は前記第2トナー搬送手段のみからトナーを搬送するかを所定のコピー枚数に応じて切換える切換手段と、を具備するように構成したものである。
又、上記特開平9−50163号公報に係る電子写真装置は、帯電・書込み・現像を行ない、複数種類のトナーを用いて感光体上に画像を形成し、その画像を転写して用紙に記録を行なう一方、転写後の感光体上の残留トナーをクリーニング器で除去して回収する電子写真装置において、回収されたトナーの混合割合を検出する検出手段を設けてなるように構成したものである。
しかしながら、上記従来技術の場合には、次のような問題点を有している。すなわち、上記特開2002−311669号公報に係る紙付着物除去装置は、転写残トナーを、複数の作像手段の中のブラックの作像手段で用いる現像装置に戻して再使用するトナーリサイクル装置を有するカラー画像形成装置に備えられ、シート搬送路の画像転写位置上流に設けてなる紙付着物除去装置である。
この紙付着物除去装置は、クリーニング手段の上流に、ブラシなどの紙付着物除去手段を接触あるいは非接触状態にて配置し、当該ブラシなどの紙付着物除去手段にバイアス電圧を印加することにより、紙粉のみを静電気的に回収するように構成したものである。
しかし、上記特開2002−311669号公報に係る紙付着物除去装置の場合には、紙粉等の異物と同極性のトナーを同時に回収しないような条件に設定するため、異物の除去効率が悪いという問題点を有していた。
また、後者の特開2003−150013号公報や特開2002−287590号公報等に開示された技術の場合には、フィルタや分級装置などによって、回収トナーから紙粉等の異物を除去するように構成したものであるが、フィルタを用いた場合には、目詰まりなど耐久性の点で問題があり、分級装置を用いた場合には、装置が大型化するという問題点を有していた。
さらに、上記特許第3257443号公報、特許第3204076号公報、特許第3206422号公報、特開平9−50163号公報等に開示された技術の場合には、シャッターなどの部材を用いて、搬送経路を切り替える必要があるため、シャッターなどの部材にトナーが固着して開閉動作の不良等が発生する虞れがあり、信頼性に欠けるという問題点を有しているとともに、部材の摺擦部によってトナーが凝集してトナーグリッドが形成され、白抜け等の画像ディフェクト等が発生するという問題点をも有していた。
そこで、この発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その第1の目的とするところは、紙粉等の異物を効率良く除去することができるとともに、十分な耐久性を有し、且つ装置が大型化することがないカラー画像形成装置を提供することにある。
また、この発明の第2の目的とするところは、シャッターなどの開閉部材を使用せず、動作の信頼性に優れるとともに、摺擦部によってトナーの凝集が発生することがなく、白抜け等の画像ディフェクト等が発生するのを防止することが可能なカラー画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載された発明は、黒色を含み互いに異なる色のフルカラーのトナー像を形成する複数の画像形成部を備え、前記複数の画像形成部で形成された各色のトナー像を、中間転写体上に多重に転写した後、記録媒体上に二次転写することにより画像を形成するカラー画像形成装置において、
前記中間転写体上に残留した転写残トナーを除去する当該中間転写体の移動方向に沿った上流側の第1のクリーニング手段と下流側のクリーニングブレードからなる第2のクリーニング手段を設けるとともに、
前記第1のクリーニング手段に印加する電圧を調整することにより、前記第2のクリーニング手段による転写残トナーの回収量を調整する調整手段を備え、
前記上流側及び下流側のクリーニング手段のうち、下流側の第2のクリーニング手段によって回収されたトナーを黒色の現像手段へ戻して再利用するとともに、
前記調整手段によって、前記中間転写体上に転写されるトナー像がフルカラー画像の場合には、前記第1のクリーニング手段に印加する電圧を、前記第2のクリーニング手段の回収率を低い値に抑えるように調整し、黒色画像の場合には、前記第1のクリーニング手段に印加する電圧を、前記第2のクリーニング手段の回収率を高い値となるように調整することを特徴とするカラー画像形成装置である。
また、請求項2に記載された発明は、黒色を含み互いに異なる色のフルカラーのトナー像を形成する複数の画像形成部を備え、前記複数の画像形成部で形成された各色のトナー像を、中間転写体上に多重に転写した後、記録媒体上に二次転写することにより画像を形成するカラー画像形成装置において、
前記中間転写体上に残留した転写残トナーを除去する当該中間転写体の移動方向に沿った上流側の第1のクリーニング手段と下流側のクリーニングブレードからなる第2のクリーニング手段を設けるとともに、
前記第1のクリーニング手段に印加する電圧を調整することにより、前記第2のクリーニング手段による転写残トナーの回収量を調整する調整手段を備え、
前記上流側及び下流側のクリーニング手段のうち、下流側の第2のクリーニング手段によって回収されたトナーを黒色の現像手段へ戻して再利用するとともに、
前記調整手段によって、高湿環境の場合には、前記第1のクリーニング手段に印加する電圧を、前記第2のクリーニング手段の回収率を低い値に抑えるように調整し、低湿環境の場合には、前記第1のクリーニング手段に印加する電圧を、前記第2のクリーニング手段の回収率を高い値となるように調整することを特徴とするカラー画像形成装置である。
この発明によれば、紙粉等の異物を効率良く除去することができるとともに、十分な耐久性を有し、且つ装置が大型化することがないカラー画像形成装置を提供することができる。
また、この発明によれば、シャッターなどの開閉部材を使用せず、動作の信頼性に優れるとともに、摺擦部によってトナーの凝集が発生することがなく、白抜け等の画像ディフェクト等が発生するのを防止することが可能なカラー画像形成装置を提供することができる。
以下に、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1
図2はこの発明の実施の形態1に係る画像形成装置としてのカラー複合機を示す構成図である。なお、このカラー複合機は、複写機やプリンタ、あるいはファクシミリとしての機能を兼ね備えている。
このカラー複合機1は、図2に示すように、その上部に画像読取装置としてのスキャナー2を備えているとともに、図示しないネットワークを介して図示しないパーソナルコンピュータ等を接続されている。
そして、上記カラー複合機は、スキャナーで読み取った文書の画像を複写したり、パーソナルコンピュータから送られてきた画像データに基づいてプリントしたり、電話回線を介して画像データを送受信するファックスとして機能するようになっている。
図2において、1はカラー複合機の本体を示すものであり、このカラー複合機本体1の上部には、図示しない原稿を一枚ずつ分離した状態で自動的に搬送する自動原稿搬送装置(ADF)2と、当該自動原稿搬送装置2によって搬送される原稿の画像を読み取る画像入力装置(IIT)3が配設されている。上記画像入力装置3は、プラテンガラス4上に載置された原稿を光源5によって照明し、原稿からの反射光像を、フルレートミラー6及びハーフレートミラー7、8及び結像レンズ9からなる縮小光学系11を介してCCD等からなる画像読取素子10上に走査露光して、この画像読取素子10によって原稿の色材反射光像を所定のドット密度(例えば、16ドット/mm)で読み取るようになっている。
上記画像入力装置3によって読み取られた原稿の反射光像は、例えば、赤(R)、緑 (G)、青(B)(各8bit)の3色の反射率データとして画像処理装置12(IPS)に送られ、この画像処理装置12では、原稿の画像データに対して、必要に応じて、シェーデイング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消し、色/移動編集等の処理を含め、後述するように所定の画像処理が施される。また、この画像処理装置12は、図示しないパーソナルコンピュータ等から送られてくる画像データに対しても、所定の画像処理を行なうようになっている。
そして、上記画像処理装置12で所定の画像処理が施された画像データは、同じく画像処理装置12によって、イエロー(Y)、マジェンタ(M)、シアン(C)、ブラック (K)(各8ビット)の4色の階調データに変換され、次に述べるように、イエロー(Y)、マジェンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kに共通するROS(RaserOutputScanner)14に送られ、この画像露光装置としてのROS14では、所定の色の階調データに応じてレーザ光LBによる画像露光が行われる。なお、カラー画像に限らず、白黒の画像のみを形成しても勿論良い。
ところで、上記カラー複合機本体1の内部には、図2に示すように、画像形成手段Aが配設されており、この画像形成手段Aには、イエロー(Y)、マジェンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kが、水平方向に一定の間隔をおいて並列的に配置されている。
これらの4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kは、すべて同様に構成されており、大別して、所定の速度で回転駆動される像担持体としての感光体ドラム15と、この感光体ドラム15の表面を一様に帯電する一次帯電用の帯電ロール16と、当該感光体ドラム15の表面に所定の色に対応した画像を露光して静電潜像を形成する画像露光装置としてのROS14と、感光体ドラム15上に形成された静電潜像を所定の色のトナーで現像する現像器17と、感光体ドラム15の表面を清掃するクリーニング装置18とから構成されている。実施例においては、現像器17にはキャリアとトナーからなる2成分現像剤が収容されている。これらの感光体ドラム15と周辺に配置される画像形成部材は、一体的にユニット化されており、カラ―複合機本体1から個別に交換可能に構成されている。
上記ROS14は、図2に示すように、4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kに共通に構成されており、図示しない4つの半導体レーザを各色の階調データに応じて変調して、これらの半導体レーザからレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kを階調データに応じて出射するように構成されている。なお、上記ROS14は、複数の画像形成ユニット毎に個別に構成しても勿論よい。上記半導体レーザから出射されたレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kは、図示しないf−θレンズを介してポリゴンミラー19に照射され、このポリゴンミラー19によって偏向走査される。上記ポリゴンミラー19によって偏向走査されたレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kは、図示しない結像レンズ及び複数枚のミラーを介して、感光体ドラム15上の露光ポイントに、斜め下方から走査露光される。
上記ROS14は、図2に示すように、下方から感光体ドラム15上に画像を走査露光するものであるため、このROS14には、上方に位置する4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの現像器17などからトナー等が落下して、汚損される虞れを有している。そのため、ROS14は、その周囲が直方体状のフレーム20によって密閉されているとともに、当該フレーム20の上部には、4本のレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kを、各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの感光体ドラム15上に露光するため、シールド部材としての透明なガラス製のウインドウ21Y、21M、21C、21Kが設けられている。
上記画像データ処理装置12からは、イエロー(Y)、マジェンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kに共通して設けられたROS14に、各色の画像データが順次出力され、このROS14から画像データに応じて出射されたレーザ光LB−Y、LB−M、LB−C、LB−Kは、対応する感光体ドラム15の表面に走査露光され、静電潜像が形成される。上記感光体ドラム15上に形成された静電潜像は、現像器17Y、17M、17C、17Kによって、それぞれイエロー(Y)、マジェンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像として現像される。
上記各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの感光体ドラム15上に、順次形成されたイエロー(Y)、マジェンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像は、各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの上方にわたって配置された転写ユニット22の中間転写ベルト25上に、4つの一次転写ロール26Y、26M、26C、26Kによって多重に転写される。これらの一次転写ロール26Y、26M、26C、26Kは、各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの感光体ドラム15に対応した中間転写ベルト25の裏面側に配設されている。この実施の形態における一次転写ロール26Y、26M、26C、26Kの体積抵抗値は、105 〜108 Ωcmに抵抗調整されたものを使用している。そして、一次転写ロール26Y、26M、26C、26Kには、転写バイアス電源(図示しない)が接続されており、所定のトナー極性とは逆極性(本実施の形態では正極性)の転写バイアスが所定のタイミングで印加されるようになっている。
また、上記中間転写ベルト25は、図2に示すように、ドライブロール27と、テンションロール24と、バックアップロール28との間に一定のテンションで掛け回されており、図示しない定速性に優れた専用の駆動モーターによって回転駆動されるドライブロール27により、矢印方向に所定の速度で循環駆動されるようになっている。上記中間転写ベルト25は、例えば、チャージアップを起こさないべルト素材(ゴムまたは樹脂)にて構成されている。
上記中間転写ベルト25上に多重に転写されたイエロー(Y)、マジェンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像は、図2に示すように、バックアップロール28に圧接する二次転写ロール29によって、シート材としての用紙30上に二次転写され、これらの各色のトナー像が転写された用紙30は、上方に位置する定着器40へと搬送される。上記二次転写ロール29は、バックアップロール28の側方に圧接しており、下方から上方に搬送される用紙30上に、各色のトナー像を二次転写するようになっている。
上記用紙30は、カラー複合機本体1の下部に複数段配設された給紙トレイ31、32、33、34のいずれかから所定サイズのものが、フィードロール35及びリタードロール36等によって一枚ずつ分離された状態で、搬送ロール37を備えた用紙搬送路38を介して給紙される。そして、上記給紙トレイ31、32、33、34のいずれかから給紙された用紙30は、レジストロール39で一旦停止され、中間転写ベルト25上の画像と同期して、当該レジストロール29によって中間転写ベルト25の二次転写位置へと再度給紙される。
そして、上記各色のトナー像が転写された用紙30は、図2に示すように、定着器40によって熱及び圧力で定着処理を受けた後、搬送ロール41によって、画像形成面を下にして第1の排出トレイとしてのフェイスダウントレイ42に排出するための第1の用紙搬送路43を介して、当該第1の用紙搬送路43の出口に設けられた排出ロール44によって、装置本体1の上部に設けられたフェイスダウントレイ42上に排出される。
また、上記の如く画像が形成された用紙30を、画像形成面を上にして排出する場合には、図2に示すように、画像形成面を上にして第2の排出トレイとしてのファイスアップトレイ45に排出するための第2の用紙搬送路46を介して、当該第2の用紙搬送路46の出口に設けられた排出ロール47によって、装置本体1の側部(図中、左側面)に設けられるフェイスアップトレイ45上に排出されるようになっている。
なお、上記カラー複合機において、フルカラー等の両面コピーをとる場合には、図2に示すように、片面に画像が定着された用紙30を、排出ロール44によってフェイスダウントレイ42上にそのまま排出せずに、図示しない切替ゲートによって搬送方向を切り替えるとともに、排出ロール44を一旦停止させた後に逆転して、当該排出ロール44によって両面用の用紙搬送路48へと搬送する。そして、この両面用の用紙搬送路48には、当該搬送路48に沿って設けられた搬送ローラ49により、用紙30の表裏が反転された状態で、再度レジストロール39へと搬送され、今度は、当該用紙30の裏面に画像が転写・定着された後、第1の用紙搬送路43又は第2の用紙搬送路46を介して、フェイスダウントレイ42又はフェイスアップトレイ45のいずれかに排出される。
図2中、50Y、50M、50C、50Kは、イエロー(Y)、マジェンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の現像器17に、所定の色のトナーを供給するトナーカートリッジをそれぞれ示している。
図3は上記カラー複合機の各画像形成ユニットを示すものである。
上記イエロー色、マジェンタ色、シアン色及び黒色の4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kは、図3に示すように、すべて同様に構成されており、これらの4つの画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kでは、上述したように、それぞれイエロー色、マジェンタ色、シアン色及び黒色のトナー像が所定のタイミングで順次形成されるように構成されている。上記各色の画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kは、上述したように、それぞれ感光体ドラム15を備えており、この感光体ドラム15の表面は、一次帯電用の帯電ロール16によって一様に帯電される。その後、上記感光体ドラム15の表面は、ROS14から画像データに応じて出射される画像形成用のレーザ光LBが走査露光されて、各色に対応した静電潜像が形成される。上記感光体ドラム15上に走査露光されるレーザ光LBは、当該感光体ドラム15の直下よりやや右側寄りの斜め下方から露光されるように設定されている。上記感光体ドラム15上に形成された静電潜像は、各画像形成ユニット13Y、13M、13C、13Kの現像器17の現像ロール17aによってそれぞれイエロー色、マジェンタ色、シアン色、黒色の各色のトナーにより現像されて可視トナー像となり、これらの可視トナー像は、一次転写ロール26の帯電によって中間転写ベルト25上に順次多重に転写される。
なお、トナー像の転写工程が終了した後の感光体ドラム15の表面は、クリーニング装置18によって残留トナーが除去されて、次の画像形成プロセスに備える。上記クリーニング装置18は、クリーニングブレード18aを備えており、このクリーニングブレード18aによって、感光体ドラム15上の残留トナーを除去するようになっている。また、図示していないが、クリーニング装置18で回収されたトナーをそれぞれの色の現像器へと搬送し、再利用しても良い。
ところで、この実施の形態1に係るカラー画像形成装置は、互いに異なる色のトナー像を形成する複数の画像形成部を備え、前記複数の画像形成部で形成された各色のトナー像を、中間転写体上に多重に転写した後、記録媒体上に二次転写することにより画像を形成するカラー画像形成装置において、前記中間転写体上に残留した転写残トナーを除去するクリーニング手段を複数設け、前記複数のクリーニング手段のうち、紙粉等の異物の含有量が少量の少なくとも1つのクリーニング手段によって回収されたトナーを黒色の現像手段へ戻して再利用するように構成されている。
また、この実施の形態1に係るカラー画像形成装置は、前記複数のクリーニング手段のうち、少なくとも最も上流側のクリーニング手段で回収された回収物を廃棄するように構成されている。
さらに、この実施の形態1に係るカラー画像形成装置は、前記複数のクリーニング手段のうち、最上流側に配置されるクリーニング手段として、ブラシ状のクリーング手段を用い、下流側に配置されるクリーニング手段として、ブラシ状又はブレード状のクリーング手段を用いるように構成されている。
すなわち、上記カラー画像形成装置は、図2に示すように、中間転写体としての中間転写ベルト25上に残留した転写残トナーを除去するクリーニング装置51を備えており、このクリーニング装置51には、複数のクリーニング手段のうち、第1のクリーニング手段として導電性ブラシ52と、第2のクリーニング手段としてクリーニングブレード53が配設されている。なお、上記導電性ブラシ52とクリーニングブレード53との間は、仕切り壁57によって仕切られており、これら導電性ブラシ52及びクリーニングブレード53によって回収された紙粉等の異物やトナーとが交じり合わないように構成されている。また、上記仕切り壁57の先端部は、中間転写ベルト25の表面と所定の間隙(例えば、数mm程度)を介して離間するように配置されている。
上記クリーニング装置51は、図1に示すように、中間転写ベルト25の移動方向の上流側に、第1のクリーニング手段として導電性ブラシ52が、当該中間転写ベルト25の移動方向と逆方向、あるいは同方向に所定の回転速度で回転するように配設されている。この導電性ブラシ52は、円筒状の基材の表面に、例えば、太さ2デニールの毛足が細くて長い導電性繊維を、20万本/inch2 程度の密度で密に植毛して構成されており、当該導電性ブラシ52は、その表面が0〜2.5mm程度、中間転写ベルト25の表面に食い込むように当接されている。また、上記導電性ブラシ52の回転速度は、例えば、中間転写ベルト25の周速に対して、0.1〜3倍の周速に設定されている。一方、同方向に回転させる場合は、1.1〜5倍に設定する。回転方向については設計の容易性、あるいはトナー種、二次転写条件、中間転写ベルト25の物性、導電性ブラシ52種などによる回収性能により最適な方を選択する。
また、上記導電性ブラシ52は、例えば、中間転写ベルト25を介して対向する駆動ロール27と同電位(例えば、接地電位)に保持される。転写残トナーは、正または負極性のいずれかに帯電しているため、中間転写ベルト25との電気的な付着力により、導電性ブラシに機械的に回収されにくいのに対し、紙粉などは電荷量が小さく電気的な付着力が弱い上にトナーと比較すると大きくブラシにからまり回収し易い。
あるいは、本実施例では負極性に正規帯電するトナーを用いており、接地された中間転写ベルト25に対して、負極性の電圧を印加する。負極性に帯電した転写残トナーは回収されるが、正極性の紙粉等については、電気的な力により回収率をさらに上げることが可能となる。
上記の効果により、この導電性ブラシ52では、用紙の紙粉等の異物を、優先的に回収することができる。
さらに、上記導電性ブラシ52の表面には、金属製のロール等からなるデトーニングロール54が当接されており、当該導電性ブラシ52によって回収された紙粉等の異物は、静電気的な力又は物理的な付着力によってデトーニングロール54の表面に転移するように構成されている。このとき、デトーニングロール54は導電性ブラシ52に対して負方向の電界が生じるような電圧が印加される。そして、上記デトーニングロール54の表面に転移した紙粉等の異物は、当該デトーニングロール54の表面に圧接する金属製のスクレーパ55によって掻き落され、オーガ等の搬送部材56により廃棄経路へ搬送されて、図示しない回収ボックスに回収されるようになっている。
なお、上記導電性ブラシ52は、中間転写ベルト25と非接触状態に配置し、静電気的な力のみによって、紙粉等の異物を除去するように構成しても良い。このときの上記導電性ブラシ52と中間転写ベルト25とのギャップは、2mm以下に設定される。
これによれば、紙粉の回収率はやや下がるが、後述するようなK色現像器にて再利用する下流クリーニング手段でのトナー回収量を増やすことができる。
一方、上記クリーニングブレード53は、例えば、所定の厚さを有するウレタンゴム等の合成樹脂によって形成されており、中間転写ベルト25の移動方向と逆方向から、当該中間転写ベルト25の表面に圧接するように、所謂" ドクターブレード" として機能するように配設されている。また、上記クリーニングブレード53によって回収されたトナーは、画像の形成に再利用(リクレーム)するため、長尺なオーガ等の搬送部材58によって黒色の現像器17へと搬送されて、当該黒色の現像器17の内部に新たなトナーとともに、又は新たなトナーと異なるタイミングで供給される。なお、上記第2のクリーニング手段としては、クリーニングブレード53の代わりに、金属製の薄板からなるスクレーパや、回転ブラシあるいは導電性ブラシを用いても良い。
以上の構成において、この実施の形態に係るカラー画像形成装置では、次のようにして、紙粉等の異物を効率良く除去することができるとともに、十分な耐久性を有し、且つ装置が大型化することを防止することが可能となっている。
すなわち、この実施の形態に係るカラー画像形成装置では、図2に示すように、イエロー(Y)、マジェンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像形成部13Y、13M、13C、13Kによって、所定の色のトナー像を形成した後、これら各色の画像形成部13Y、13M、13C、13Kによって形成された所定の色のトナー像を、中間転写ベルト25上に多重に転写し、当該中間転写ベルト25上に多重に転写された所定の色のトナー像を、二次転写位置において用紙30上に一括して二次転写するとともに、定着器40によって定着することにより、フルカラーの画像を形成するようになっている。
その際、上記イエロー(Y)、マジェンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像の二次転写が終了した後の中間転写ベルト25上には、図1に示すように、用紙30上に転写されなかった転写残トナー60が残留したり、用紙30と接触することによって紙粉等の異物61が付着した状態となっている。
しかし、前述したように、上流の第1のクリーニング手段により、中間転写ベルト25の表面は、上記転写残トナー60や紙粉等の異物61のうち、極性が反転した正極性の転写残トナー60や紙粉等の異物61が選択的に除去されたのち、下流側のクリーニングブレード53へと移動して、当該クリーニングブレード53によって、中間転写ベルト25上に付着した主に転写残トナー60が除去回収される。さらに、長尺なオーガ等の搬送部材58によって黒色の現像器17へと搬送されて、当該黒色の現像器17の内部に新たなトナーとともに、又は新たなトナーと異なるタイミングで供給され、再度現像に使用されるようになっている。
このように、上記実施の形態に係るカラー画像形成装置では、クリーニング手段として、導電性ブラシ52とクリーニングブレード53とからなる複数のクリーニング手段を設け、上流側の導電性ブラシ52によって紙粉等の異物61を選択的に除去回収するとともに、下流側のクリーニングブレード53によって転写残トナー60を選択的に除去回収することにより、K色現像器で再利用する下流クリーニングブレード53で回収されるトナー内の紙粉等の異物を効率良く除去することができる。また、摺動部等を有せず、十分な耐久性を有しているとともに、分級装置等が不要であって装置が大型化することを防止することが可能である。
さらに、複数のクリーニング手段は一体化され、小型化かつ、効果等の保守作業性が優れた構成となっている。
尚、この実施の形態では、転写残トナーの約50%以下を、上流側の導電性ブラシ52で回収し、転写残トナーの残りの50%以上を、下流側のクリーニングブレード53で回収するように設定するのが、転写残トナーの有効利用、画質の維持、廃棄トナーの回収ボックスの小型化等の点で望ましい。
図4は本発明者等が上記実施の形態1に係るカラー画像形成装置を試作し、導電性ブラシ52とクリーニングブレード53による転写残トナーや紙粉等の異物の回収率を測定した実験結果を示すものである。
この図4から明らかなように、導電性ブラシ52によって紙粉を93%程度選択的に除去することができ、下流側のクリーニングブレード53では、転写残トナーを71%程度選択的に除去することができるので、下流側のクリーニングブレード53で回収した転写残トナーを、黒色の現像器17Kで再度使用しても、トナーに混じった紙粉等の異物によって、現像器のトリマーに詰まりが発生したり、現像された画像の背景部に付着して色点等の画像欠陥が発生するのを防止することができ、良好な画像を形成することができる。
実施の形態2
図5はこの発明の実施の形態2を示すものであり、前記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説明すると、この実施の形態2では、互いに異なる色のトナー像を形成する複数の画像形成部を備え、前記複数の画像形成部で形成された各色のトナー像を、中間転写体上に多重に転写した後、記録媒体上に二次転写することにより画像を形成するカラー画像形成装置において、前記中間転写体上に残留した転写残トナーを除去するクリーニング手段を複数設け、前記複数のクリーニング手段のうち、少なくとも1つのクリーニング手段によって回収されたトナーを黒色の現像手段へ戻して再利用するとともに、前記黒色の現像手段へ戻して再利用するトナーを回収するクリーニング手段の回収量を調整する調整手段を備えるように構成されている。
また、この実施の形態2では、前記調整手段は、画像情報、現像手段内のトナー濃度、環境条件の少なくとも1つ以上に応じて、前記クリーニング手段の回収量を調整するように構成されている。
さらに、この実施の形態2では、前記調整手段は、複数のクリーニング手段のうち、最も上流側に配置されたクリーニング手段の回収量を調整するように構成されている。
又、この実施の形態2では、前記調整手段は、ブラシ状のクリーニング手段に印加する電圧を調整することにより、クリーニング手段の回収量を調整するように構成される。
更に、この実施の形態2では、前記調整手段は、ブラシ状のクリーニング手段の食い込み量を調整することにより、クリーニング手段の回収量を調整するように構成される。
また、この実施の形態2では、前記調整手段は、ブラシ状のクリーニング手段の回転数を調整することにより、クリーニング手段の回収量を調整するように構成される。
すなわち、この実施の形態2に係るクリーニング装置51には、図5に示すように、上流側の導電性ブラシ52によって回収する転写残トナーの量を調整することによって、結果的に、黒色の現像器17Kへ戻して再利用するトナーを回収するクリーニングブレード53からなるクリーニング手段の回収量を調整可能な調整手段71が設けられている。
また、上記調整手段71は、カラー画像形成装置全体の動作を制御するMCU72によって、画像情報(画像の色情報など)、現像器17K内のトナー濃度、温度や湿度等の環境条件の少なくとも1つ以上に応じて、導電性ブラシ52による転写残トナーの回収量を調整するように構成されている。
画像情報においては、Y,M,C色のトナー画像の比率が大きいとき、下流のクリーニイング手段で回収されるトナーは、Kトナーに対してY,M,Cトナーの割合が増加するため、K色現像器へ多量に戻して再利用すると、K色画像の明度が上がったり、色づいて見えてしまうという問題が発生する。よって、YMC画像の比率が高いときは、再利用する下流のクリーニング手段の回収量を少なくし、逆に文字画像などK画像の比率が高い場合は、回収量を上げるように調整する。
一方、クリーニング手段にて回収されたトナーは、様々な機械的なストレス等を受けているため、新しいトナーと比較すると帯電性能が低下している。よって、現像器内のトナーの帯電性が低下し易い高湿環境下や、トナー濃度が高いときには、クリーニング手段で回収したトナーを多量に現像器へ補給すると、さらに帯電性が低下し、画像にかぶりが発生したり、現像器からトナークラウドが増加し、機内汚れが発生するという問題が発生する。
よって、高湿環境下や高トナー濃度時においては、下流クリーニング手段で回収するトナー量が少なくなるように調整し、逆のケースにおいては多くなるように調整する。
上記調整手段71としては、例えば、図6に示すように、導電性ブラシ52に印加する電圧を調整することにより、クリーニング手段の回収量を調整するように構成したものが用いられる。この調整手段71は、例えば、導電性ブラシ52に印加する電圧を、約−400V〜約+400V程度まで調整することが可能となっている。
上記導電性ブラシ52に印加する電圧を、−400V、0V、+400Vと三段階に変化させた場合には、図6に示すように、クリーニングブレード53による転写残トナーの回収率を、約35%、約65%、約80%と変化させることができ、中間転写ベルト25上にYMCトナーの比率が高い転写残トナー60が存在することが予想されるカラー写真画像等のフルカラー画像や、あるいは高湿環境等においては、導電性ブラシ52に印加する電圧を、−400V程度に設定して、クリーニングブレード53による転写残トナーの回収率を低い値に抑える。一方、K色の文字画像や単色画像等、あるいは低湿環境等においては、導電性ブラシ52に印加する電圧を、+400V程度に設定して、クリーニングブレード53による転写残トナーの回収率を高い値に調整する。
なお、上記導電性ブラシ52に印加する電圧を調整する調整手段71は、比較的構成が簡単であり、実施が容易である。
さらに、上記調整手段71としては、例えば、図7に示すように、導電性ブラシ52の中間転写ベルト25に対する食い込み量を調整することにより、クリーニング手段の回収量を調整するように構成したものが用いられる。この調整手段71は、例えば、導電性ブラシ52の中間転写ベルト25に対する食い込み量を、0.13mm、0.525mm、1.15mmまで調整することが可能となっている。
このように、上記中間転写ベルト25に対する導電性ブラシ52の食い込み量を調整することによって、図7に示すように、クリーニングブレード53による転写残トナーの回収率を、略100%、略70〜50%、略70〜30%程度と調整することが可能となる。
上記の如く導電性ブラシ52の食い込み量を調整することによって、図7に示すように、クリーニングブレード53による転写残トナーの回収率を、広い幅にわたって調整することが可能となる。
また、上記調整手段71としては、例えば、図8に示すように、導電性ブラシ52を回転駆動する駆動モータの回転速度を変化させることで、導電性ブラシ52の中間転写ベルト25に対する速度比を調整することにより、クリーニング手段の回収量を調整するように構成したものが用いられる。この調整手段71は、例えば、導電性ブラシ52の中間転写ベルト25に対する速度比を、1.0倍、2.0倍に調整することが可能となっている。
なお、上記導電性ブラシ52の中間転写ベルト25に対する速度比を調整する調整手段71は、比較的構成が簡単であり、実施が容易である。
このように、上記実施の形態2によれば、シャッターなどの開閉部材を使用せず、動作の信頼性に優れるとともに、摺擦部によってトナーの凝集が発生することがなく、白抜け等の画像ディフェクト等が発生するのを防止することが可能なカラー画像形成装置を提供することができる。
図1はこの発明の実施の形態1に係るカラー画像形成装置の要部を示す構成図である。 図2はこの発明の実施の形態1に係るカラー画像形成装置を示す構成図である。 図3はこの発明の実施の形態1に係るカラー画像形成装置の画像形成部を示す構成図である。 図4はこの発明の実施の形態1に係るカラー画像形成装置の実験結果を示すグラフである。 図5はこの発明の実施の形態2に係るカラー画像形成装置の要部を示す構成図である。 図6はこの発明の実施の形態2に係るカラー画像形成装置の実験結果を示すグラフである。 図7はこの発明の実施の形態2に係るカラー画像形成装置の実験結果を示すグラフである。 図8はこの発明の実施の形態2に係るカラー画像形成装置の実験結果を示すグラフである。
符号の説明
25:中間転写ベルト、51:クリーニング装置、52:導電性ブラシ、53:クリーニングブレード、58:搬送手段、60:転写残トナー、61:紙粉。

Claims (2)

  1. 黒色を含み互いに異なる色のフルカラーのトナー像を形成する複数の画像形成部を備え、前記複数の画像形成部で形成された各色のトナー像を、中間転写体上に多重に転写した後、記録媒体上に二次転写することにより画像を形成するカラー画像形成装置において、
    前記中間転写体上に残留した転写残トナーを除去する当該中間転写体の移動方向に沿った上流側の第1のクリーニング手段と下流側のクリーニングブレードからなる第2のクリーニング手段を設けるとともに、
    前記第1のクリーニング手段に印加する電圧を調整することにより、前記第2のクリーニング手段による転写残トナーの回収量を調整する調整手段を備え、
    前記上流側及び下流側のクリーニング手段のうち、下流側の第2のクリーニング手段によって回収されたトナーを黒色の現像手段へ戻して再利用するとともに、
    前記調整手段によって、前記中間転写体上に転写されるトナー像がフルカラー画像の場合には、前記第1のクリーニング手段に印加する電圧を、前記第2のクリーニング手段の回収率を低い値に抑えるように調整し、黒色画像の場合には、前記第1のクリーニング手段に印加する電圧を、前記第2のクリーニング手段の回収率を高い値となるように調整することを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 黒色を含み互いに異なる色のフルカラーのトナー像を形成する複数の画像形成部を備え、前記複数の画像形成部で形成された各色のトナー像を、中間転写体上に多重に転写した後、記録媒体上に二次転写することにより画像を形成するカラー画像形成装置において、
    前記中間転写体上に残留した転写残トナーを除去する当該中間転写体の移動方向に沿った上流側の第1のクリーニング手段と下流側のクリーニングブレードからなる第2のクリーニング手段を設けるとともに、
    前記第1のクリーニング手段に印加する電圧を調整することにより、前記第2のクリーニング手段による転写残トナーの回収量を調整する調整手段を備え、
    前記上流側及び下流側のクリーニング手段のうち、下流側の第2のクリーニング手段によって回収されたトナーを黒色の現像手段へ戻して再利用するとともに、
    前記調整手段によって、高湿環境の場合には、前記第1のクリーニング手段に印加する電圧を、前記第2のクリーニング手段の回収率を低い値に抑えるように調整し、低湿環境の場合には、前記第1のクリーニング手段に印加する電圧を、前記第2のクリーニング手段の回収率を高い値となるように調整することを特徴とするカラー画像形成装置。
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