JP4568650B2 - 基板同士の接続構造 - Google Patents

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Description

この発明は、基板同士の接続構造に関し、特にパソコンの液晶モニタの配線材や、携帯電話・デジタルカメラなどの電子機器の配線材として使用される極細同軸ケーブルで接続したプリント基板と電子機器の基板回路との基板同士の接続構造に関する。
近年、民生機器内配線、特にパソコンの液晶モニタの配線材や携帯電話・デジタルカメラの配線材として極細同軸ケーブルを使用するケースが増えてきている。同軸ケーブルが持つ安定した伝送特性と、細径で柔軟な構造から来るアセンブリ形状の自由度の高さが、ニーズにマッチしたために極細同軸ケーブルを使用することが増加してきた。
図11を参照するに、従来、基板同士の接続構造101としては、例えばプリント基板103を備えており、このプリント基板103には複数本の極細同軸ケーブル105の一方の端末を接続して構成される極細同軸ケーブルアセンブリ107が設けられている。前記プリント基板103と他方の電子機器の基板回路109とが接続される際に、外部で発生したノイズを吸収するために上記の複数本の極細同軸ケーブル105がアースされる構成となっている。
なお、極細同軸ケーブルアセンブリ107としては、複数本の極細同軸ケーブル105が例えば0.3mmピッチに並列に配列されて、その両側を図示しない束ねテープによりサンドイッチにユニット化するフラットケーブル加工が施されている。さらに、上記の複数本の極細同軸ケーブル105の長手方向の一端側の端末が、例えば電子機器の基板回路109に接続するためのプリント基板103としての例えばFPCに接続されている。
上記のプリント基板103にはプラグコネクタ111が設けられ、プリント基板103に接続された複数本の極細同軸ケーブル105の図示しない外部導体をアースに落とすためのグランド回路113がプラグコネクタ111に導通して配線されている。一方、基板回路109にはレセプタクルコネクタ115が設けられ、このレセプタクルコネクタ115をアースに落とすためのグランド回路117が設けられている。また、プラグコネクタ111とレセプタクルコネクタ115とは互いに嵌合・抜脱可能となっている。
図12及び図13を併せて参照するに、上記の各極細同軸ケーブル105の構造としては、例えば直径0.025mm又は0.03mmφの7本の断面円形の中心導体119が撚られており、この中心導体119の外周にフッ素系樹脂としての例えばテフロン(登録商標)樹脂の絶縁層121が施されており、この絶縁層121の外周が例えば直径0.025mm又は0.03mmφの約20本の断面円形の素線が撚られた外部導体123が設けられ、さらに前記外部導体123の外周がフッ素系樹脂としての例えばテフロン(登録商標)樹脂のジャケット125で被覆されている。
また、特許文献1に示されているように、複数本の各極細同軸ケーブル105はその端末のジャケット125が除去されて外部導体123を露出し、この外部導体123の露出部分が一対のグランドバー127,129で上下から挟み込んで半田133により半田付けして固定され、下側のグランドバー127がプリンタ基板103のシールド層131に一括して半田付けされている。さらに、各極細同軸ケーブル105の中心導体119はプリンタ基板103の各中心導体結線部135に接続されている。なお、上記のシールド層131は図11に示されているようにグランド回路113に導通している。
したがって、上記の極細同軸ケーブルアセンブリ107は、プラグコネクタ111とレセプタクルコネクタ115とを互いに嵌合してプリント基板103と電子機器の基板回路109が接続されると、外部で発生したノイズは複数本の極細同軸ケーブル105の外部導体123から下側のグランドバー127を通り、プリンタ基板103のシールド層131及びグランド回路113、プラグコネクタ111、レセプタクルコネクタ115、グランド回路117、基板回路109へと吸収される。
特開2004−215435号公報
ところで、従来の基板同士の接続構造101においては、外部で発生したノイズが基板回路109へ吸収されるには、基板回路109までのグランド回路113,117が遠回りになってしまうために、プリンタ基板103、プラグコネクタ111、レセプタクルコネクタ115内で外部ノイズの影響を受けて信号電流に影響を及ぼす場合があるという問題点があった。
また、グランド回路113,117はプラグコネクタ111、レセプタクルコネクタ115の1回路だけでは抵抗が大きくなるので、回路抵抗を小さくするためにコネクタ回路数(ピン数)を増やして数回路を使用しなければならない。したがって、コネクタ回路数(ピン数)が大きくなってしまい、無駄であるという問題点があった。
この発明は上述の課題を解決するためになされたものである。
この発明の基板同士の接続構造は、第1コネクタと複数の中心導体結線部とを有し、並列に配列された複数本の極細同軸ケーブルの端末の各中心導体をそれぞれ前記各中心導体結線部に接続すると共に前記複数本の極細同軸ケーブルの外部導体を露出させてこの外部導体の露出部分を両側から一対の幅広の第1,第2グランドバーで挟み込んで固定すると共に前記第1グランドバーを接続した第1基板と、この第1基板の前記第1コネクタに対応する位置に第2コネクタを備えた第2基板と、を前記第1コネクタと第2コネクタとを嵌合せしめて第1基板と第2基板とを接続する基板同士の接続構造であって、
前記第2基板の前記第1基板の第2グランドバーと対向する位置にグランド回路を設けると共に、前記第2グランドバーとグランド回路の少なくとも一方に導電性発泡材を貼着して、前記導電性発泡材を介して前記第2グランドバーとグランド回路とを導通させることを特徴とするものである。
この発明の基板同士の接続構造は、第1コネクタと複数の中心導体結線部とを有し、並列に配列された複数本の極細同軸ケーブルの端末の各中心導体をそれぞれ前記各中心導体結線部に接続すると共に前記複数本の極細同軸ケーブルの外部導体を露出させてこの外部導体の露出部分を両側から一対の通常幅の第1,第2グランドバーで挟み込んで固定すると共に前記第1グランドバーを接続した第1基板と、この第1基板の前記第1コネクタに対応する位置に第2コネクタを備えた第2基板と、を前記第1コネクタと第2コネクタとを嵌合せしめて第1基板と第2基板とを接続する基板同士の接続構造であって、
前記第1基板の第2グランドバーにこの第2グランドバーの幅より広幅の第3グランドバーを取り付けると共に、前記第2基板の前記第3グランドバーと対向する位置にグランド回路を設け、前記第3グランドバーとグランド回路の少なくとも一方に導電性発泡材を貼着して、前記導電性発泡材を介して前記第3グランドバーとグランド回路とを導通させることを特徴とするものである。
以上のごとき課題を解決するための手段から理解されるように、この発明の請求項1の基板同士の接続構造によれば、第1,第2コネクタを互いに嵌合して第1基板と第2基板が接続されると、第2グランドバーと第2基板のグランド回路は導電性発泡材を介して密着するように接触するので、外部で発生したノイズは第2グランドバー、導電性発泡材、グランド回路を介して直接的に第2基板にアースされる。したがって、極細同軸ケーブルのノイズが、第1,第2コネクタ、第1基板などの信号電流に影響を及ぼさない。しかも、導電性発泡材はクッション性を有しているので、この基板同士の接続構造を搭載する電子機器に振動や衝撃が生じても、上記の各接触面が離れることがないため、安定した接触状態を保持できる。
また、グランド用にジャンパー線等の特別な回路を必要としない。
さらに、グランド回路と第2グランドバーが導電性発泡材を介して密着状態であるので、第1,第2コネクタの挿抜を容易に且つ迅速に行うことができる。
また、グランド回路が第1,第2コネクタを通らないので、コネクタのピン数を減らすことができる。
この発明の請求項2の基板同士の接続構造によれば、第1,第2コネクタを互いに嵌合して第1基板と第2基板が接続されると、第3グランドバーと第2基板のグランド回路は導電性発泡材を介して密着するように接触するので、外部で発生したノイズは第2、第3グランドバー、導電性発泡材、グランド回路を介して直接的に第2基板にアースされる。したがって、極細同軸ケーブルのノイズが、第1,第2コネクタ、第1基板などの信号電流に影響を及ぼさない。しかも、導電性発泡材はクッション性を有しているので、この基板同士の接続構造を搭載する電子機器に振動や衝撃が生じても、上記の各接触面が離れることがないため、安定した接触状態を保持できる。
また、グランド用にジャンパー線等の特別な回路を必要としない。
さらに、グランド回路と第2グランドバーが導電性発泡材を介して密着状態であるので、第1,第2コネクタの挿抜を容易に且つ迅速に行うことができる。
また、グランド回路が第1,第2コネクタを通らないので、コネクタのピン数を減らすことができる。
また、請求項2の基板同士の接続構造は、上記の効果に加えて、前述した請求項1〜3の基板同士の接続構造よりも下記に示される優れた効果がある。
すなわち、外部導体を上下から挟み込んで固定する第1,第2グランドバーを例えば通常の狭幅とし、第3グランドバーだけを第1,第2グランドバーの幅より広幅とするだけでよいので、各極細同軸ケーブルの露出部分が短くなるため、第1,第2グランドバーを取付ける前に露出した外部導体がほつれるなどの不具合がない。また、極細同軸ケーブルの外部導体の露出寸法を従来のような狭幅から変更しなくても良い。
また、請求項2の基板同士の接続構造は、上記のように第3グランドバーだけを広幅とするだけでよいので、前述した請求項1の基板同士の接続構造において第1,第2グランドバーを広幅で使用する場合より、材料が少なくなるので経済的である。
さらに、前述した請求項1の基板同士の接続構造で第1,第2グランドバーが広幅の場合は、外部導体を挟んで半田付けするには作業者に熟練が必要になるが、請求項2の基板同士の接続構造で第1,第2グランドバーが狭幅の場合は、後から広幅の第3グランドバーを取付けるので熟練を必要としない。
また、第1,第2グランドバーが広幅の場合は、外部導体を挟んで半田付けするには専用の治具へ取付ける時間や半田を溶かす加熱時間など、多くの時間がかかるが、第1,第2グランドバーが狭幅の場合は、後から広幅の第3グランドバーを取付けるので、広幅の第3グランドバーが1枚であるために治具への取付けが容易になり、作業効率が向上し、作業時間を短縮できる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1を参照するに、第1の実施の形態に係る基板同士の接続構造1は、第1基板としての例えばプリント基板3を備えており、このプリント基板3には複数本の極細同軸ケーブル5の一方の端末を接続して構成される極細同軸ケーブルアセンブリ7が設けられている。そして、前記プリント基板3と電子機器の第2基板としての例えば基板回路9とが接続される際に、外部で発生したノイズを吸収するために上記の複数本の極細同軸ケーブル5がアースされる構成となっている。
なお、極細同軸ケーブルアセンブリ7としては、複数本の極細同軸ケーブル5が例えば0.3mmピッチに並列に配列されて、その両側を図示しない束ねテープによりサンドイッチにユニット化するフラットケーブル加工が施されている。さらに、上記の複数本の極細同軸ケーブル5の長手方向の一端側の端末が、例えば電子機器の基板回路9に接続するためのプリント基板3としての例えば屈曲性、柔軟性のあるFPC(Flexible Printed Circuit)に接続されている。このFPCのプリント基板3はポリイミド基材上に銅回路が形成され、その上にカバーレイが設けられているものである。前記プリント基板3の一端側の端末接続部についての詳細は後述する。なお、この実施の形態の極細同軸ケーブルアセンブリ7では、図1では少ない本数で図示されているが、例えば30本の極細同軸ケーブル5が用いられている。
また、FPCのプリンタ基板3には第1コネクタとしての例えばプラグコネクタ11が設けられ、一方、基板回路9には第2コネクタとしての例えばレセプタクルコネクタ13が設けられ、プラグコネクタ11とレセプタクルコネクタ13とは互いに嵌合・抜脱可能となっている。
図2及び図3を併せて参照するに、上記の各極細同軸ケーブル5の構造としては、例えば直径0.025mm又は0.03mmφの7本の断面円形の素線が撚られて中心導体15が設けられ、この中心導体15の外周にフッ素系樹脂としての例えばテフロン(登録商標)樹脂の絶縁層17が施されており、この絶縁層17の外周が例えば直径0.025mm又は0.03mmφの約20本の断面円形の素線が撚られた外部導体19が設けられ、さらに前記外部導体19の外周がフッ素系樹脂としての例えばテフロン(登録商標)樹脂のジャケット21で被覆されている。なお、この実施の形態では、極細同軸ケーブル5の外径はφ0.29mmである。
上記の極細同軸ケーブル5の端末接続部の構成としては、各極細同軸ケーブル5の端末のジャケット21を除去して各外部導体19を露出させる。この露出した各外部導体19が、一対の第1グランドバーとしての例えば下側のグランドバー23と第2グランドバーとしての例えば上側のグランドバー25で上下から挟み込んで半田27により半田付けして固定され、下側のグランドバー23がプリント基板3のシールド層3Aに一括して半田付けされている。さらに、各極細同軸ケーブル5の中心導体15はプリント基板3の各中心導体結線部29に接続されている。
なお、上記の広幅のグランドバー23,25は、この実施の形態では、厚さが0.05〜0.lmmで、幅寸法が1.0mm以上、7.0mm以下の広幅である。幅寸法が1.0mm未満であると、接続(接触)面積が少ないためよくない。また、幅寸法が7.0mm越えると、接続面積が大き過ぎてしまうと共にコスト高になってしまうためよくない。なお、本発明の好適な実施例として電気的不良が発生せず、かつ完成品でのデザインや寸法上の制約に影響を及ぼさないという点で、幅寸法が2〜5mm程度であることが望ましい。
ちなみに、通常のグランドバーは、厚さが0.05〜0.lmmで、幅寸法が0.5〜1.0mmの金属板を使用している。
また、上記の上側のグランドバー25の上面には、導電性発泡材31が導電性の接着剤33により貼着されている。なお、導電性発泡材31は、この実施の形態ではスポンジのようにクッション性(柔軟性)を有するプラスチック(樹脂)の発泡材に導電性金属のメッキを施したもので、厚さが1.5mmで、大きさはグランドバー25とほぼ同じである。導電性発泡材31の大きさはグランドバー25より小さくてもよいが、接着面が大きいほど剥がれにくくなるので、グランドバー25の表面とほぼ同じであることが望ましい。導電性発泡材31は金属でなく、樹脂性で柔軟性のある導電性樹脂からなり、導電性ゴムシートでも構わない。
なお、この実施の形態では、プリント基板3としてはFPCが使用されているが、プリント基板3の種類は任意の基板を使用することができる。
一方、上記の基板回路9には、FPC3のグランドバー25と対向する位置に、すなわち、導電性発泡材31と密着させて導通することができるように導電性発泡材31が接触する箇所にグランド回路35が基板回路9の表面に剥き出しで設けられている。
上記構成により、プラグコネクタ11とレセプタクルコネクタ13とを互いに嵌合してプリント基板3と基板回路9が接続されると、グランドバー25と基板回路9のグランド回路35は導電性発泡材31を介して密着するように接触するので、外部で発生したノイズはグランドバー25、導電性発泡材31、グランド回路35を介して直接的に基板回路9にアースされる。しかも、導電性発泡材31はクッション性(柔軟性)を有しているので、この基板同士の接続構造を搭載する電子機器に振動や衝撃が生じても、上記のグランドバー25、導電性発泡材31、グランド回路35の各接触面が離れることがない。安定した接触状態を保持できる。もし、グランドバー25と基板回路9のグランド回路35が単に接触させる構造であると、上記の振動や衝撃によりグランドバー25とグランド回路35の接触面が離れてしまう。しかし、この実施の形態では安定した接触状態を保持できる。
例えば、この実施の形態では、プラグコネクタ11とレセプタクルコネクタ13を嵌合させると、プリント基板3と基板回路9との隙間は約1.0mmほどになる。上下のグランドバー23,25がそれぞれ0.1mmで、極細同軸ケーブル5が0.29mmであれば、合計で0.49(≒0.5)mmとなるので、上側のグランドバー25と基板回路9との隙間は約0.5mmほどになる。したがって、厚さが1.5mmの導電性発泡材31は約1.0mmほど収縮することになるので、グランドバー25とグランド回路35は導電性発泡材31を介して密着するように接触し、確実に導通する。なお、導電性発泡材31の厚さが1.0mmであっても、約0.5mmは収縮することになる。
したがって、極細同軸ケーブル5のノイズが、従来のようにプラグコネクタ11、レセプタクルコネクタ13、プリント基板3を通過しないため、従来のような基板回路9までの遠回りの経路に比較して信号電流に影響を及ぼさない。
また、グランド用にジャンパー線等の特別な回路を必要としない。
さらに、グランド回路35とグランドバー25が導電性発泡材31を介して密着状態であるので、プラグコネクタ11とレセプタクルコネクタ13の挿抜を容易に且つ迅速に行うことができる。ちなみに、従来のようにプラグコネクタ11とレセプタクルコネクタ13を利用してグランド回路が嵌合する場合は、コネクタピンなどのように凹凸を嵌め合わせるために挿抜が面倒であり、幾つかのピンを大きくし、且つピン数が増えるので挿抜するためにより大きな力を要する。一方、グランド回路を半田などで結合する場合は、容易に離反させることができず、コネクタを挿抜するときに半田を溶かす必要があるので面倒である。
また、グランド回路35がプラグコネクタ11とレセプタクルコネクタ13を通らないので、グランド回路用のコネクタのピン数を減らすことができる。
次に、この発明の第2の実施の形態に係る基板同士の接続構造37について、図面を参照して説明する。なお、前述した第1の実施の形態の基板同士の接続構造1と同様の構成の部分は同じ符号を付して詳しい説明は省略する。
図4を参照するに、この第2の実施の形態の基板同士の接続構造37は、導電性発泡材31がグランドバー25に接触して導通するように、基板回路9のグランド回路35に導電性の接着剤33を介して貼着されている。また、他の構成は前述した第1の実施の形態と同様である。
したがって、前述した第1の実施の形態の基板同士の接続構造1と同様の作用、効果が得られる。
次に、この発明の第3の実施の形態に係る基板同士の接続構造39について、図面を参照して説明する。なお、前述した第1の実施の形態の基板同士の接続構造1と同様の構成の部分は同じ符号を付して詳しい説明は省略する。
図5を参照するに、この第3の実施の形態の基板同士の接続構造39は、第1導電性発泡材41がグランドバー25に導電性の接着剤33を介して貼着されており、第2導電性発泡材43が前記第1導電性発泡材41に接触して導通するように、基板回路9のグランド回路35に導電性の接着剤33を介して貼着されている。なお、上記の第1,第2導電性発泡材41,43は、前述した第1の実施の形態の導電性発泡材31と同様である。また、他の構成は前述した第1の実施の形態と同様である。
したがって、前述した第1の実施の形態の基板同士の接続構造1と同様の作用、効果が得られる。
次に、この発明の第4の実施の形態に係る基板同士の接続構造45について、図面を参照して説明する。なお、前述した第1の実施の形態の基板同士の接続構造1と同様の構成の部分は同じ符号を付して詳しい説明は省略する。
図6乃至は図8を参照するに、この第4の実施の形態の基板同士の接続構造45が前述した第1の実施の形態の基板同士の接続構造1と異なる点は、極細同軸ケーブル5の端末接続部の構成にある。
各極細同軸ケーブル5の端末のジャケット21を除去して各外部導体19を露出させる部分が従来のように狭幅であり、一対の第1グランドバーとしての下側のグランドバー47と第2グランドバーとしての上側のグランドバー49が狭幅である。この一対のグランドバー47とグランドバー49で上下から上記の露出した各外部導体19を挟み込んで半田27により半田付けして固定され、下側のグランドバー47がプリント基板3のシールド層3Aに一括して半田付けされている。さらに、上記の第2グランドバーである上側のグランドバー49に、このグランドバー49の幅より広幅の第3グランドバーとしての例えば広幅のグランドバー51が半田付けされている。なお、狭幅のグランドバー49と広幅のグランドバー51の接続は半田付けに限らず、電気的に導通する材質のものであれば導電性接着剤等の任意の材料を使用してもよい。
上記の狭幅のグランドバー47,49は、この実施の形態では、厚さが0.05〜0.lmmで、幅寸法が0.5mm〜1.0mmの狭幅である。一方、上記の広幅のグランドバー51は、この実施の形態では、厚さが0.05〜0.lmmで、幅寸法が1.0mm以上、7.0mm以下の広幅である。なお、本発明の好適な実施例として電気的不良が発生せず、かつ完成品でのデザインや寸法上の制約に影響を及ぼさないという点で、幅寸法が2〜5mm程度であることが望ましい。
また、上記の上側のグランドバー51の上面には、前述した第1の実施の形態と同様の導電性発泡材31が導電性の接着剤33により貼着されている。
また、他の構成は前述した第1の実施の形態と同様である。
上記構成により、複数本の各極細同軸ケーブル5の露出させた外部導体19が狭幅のグランドバー47,49で上下から挟み込んで固定されるので、各極細同軸ケーブル5の外部導体19の露出部分が短くてよいので、グランドバー47,49を取付ける前に露出した外部導体19がほつれるなどの不具合がない。ちなみに、前述した第1の実施の形態の場合は、幅広のグランドバー23,25で上下から挟み込んで固定されるので、グランドバー23,25の幅に合わせて適宜、外部導体19の露出長を変更しなければならず、外部導体19の露出長を長くすると、グランドバー23,25を取付ける前に外部導体19がほつれるなどの原因となる。
また、従来と同様の通常の狭幅のグランドバー47,49を取付けた後に、広幅のグランドバー51を取り付けるので、極細同軸ケーブルの外部導体19の露出寸法を変更しなくても良い。
また、一対の広幅のグランドバー23,25を使用するより材料が少なくなるので経済的である。
さらに、第1の実施の形態では広幅のグランドバー23,25で外部導体19を挟んで半田付けするには作業者に熟練が必要になるが、第4の実施の形態では後から幅広グランドバーが取付けられるので熟練を必要としない。
また、第1の実施の形態では2枚の広幅のグランドバー23,25で外部導体19を挟んで半田付けするには専用の治具へ取付ける時間や半田を溶かす加熱時間など、多くの時間がかかるが、第4の実施の形態では後から幅広グランドバーが取付けられるので、広幅のグランドバー51が1枚であるために治具への取付けが容易になり、作業効率が向上し、作業時間を短縮することができる。
以上が、第1の実施の形態と比較して、より一層効果を得られる点であるが、これに加えて、前述した第1の実施の形態の効果と同様の効果も得られる。
次に、この発明の第5の実施の形態に係る基板同士の接続構造53について、図面を参照して説明する。なお、前述した第4の実施の形態の基板同士の接続構造45と同様の構成の部分は同じ符号を付して詳しい説明は省略する。
図9を参照するに、この第5の実施の形態の基板同士の接続構造53は、導電性発泡材31が第3グランドバーとしてのグランドバー51に接触して導通するように、基板回路9のグランド回路35に導電性の接着剤33を介して貼着されている。また、他の構成は前述した第4の実施の形態と同様である。
したがって、前述した第4の実施の形態の基板同士の接続構造45と同様の作用、効果が得られる。
次に、この発明の第6の実施の形態に係る基板同士の接続構造55について、図面を参照して説明する。なお、前述した第4の実施の形態の基板同士の接続構造45と同様の構成の部分は同じ符号を付して詳しい説明は省略する。
図10を参照するに、この第6の実施の形態の基板同士の接続構造55は、第1導電性発泡材41が第3グランドバーとしてのグランドバー51に導電性の接着剤33を介して貼着されており、第2導電性発泡材43が前記第1導電性発泡材41に接触して導通するように、基板回路9のグランド回路35に導電性の接着剤33を介して貼着されている。なお、上記の第1,第2導電性発泡材41,43は、前述した第4の実施の形態の導電性発泡材31と同様である。また、他の構成は前述した第4の実施の形態と同様である。
したがって、前述した第4の実施の形態の基板同士の接続構造45と同様の作用、効果が得られる。
この発明の第1の実施の形態の基板同士の接続構造を示す斜視図である。 図1の複数本の極細同軸ケーブルの端末接続部の構成を示す部分的な平面図である。 図2の矢視III−III線の断面図である。 この発明の第2の実施の形態の基板同士の接続構造を示す斜視図である。 この発明の第3の実施の形態の基板同士の接続構造を示す斜視図である。 この発明の第4の実施の形態の基板同士の接続構造を示す斜視図である。 図6の複数本の極細同軸ケーブルの端末接続部の構成を示す部分的な平面図である。 図7の矢視VIII−VIII線の断面図である。 この発明の第5の実施の形態の基板同士の接続構造を示す斜視図である。 この発明の第6の実施の形態の基板同士の接続構造を示す斜視図である。 従来の基板同士の接続構造を示す斜視図である。 図11の複数本の極細同軸ケーブルの端末接続部の構成を示す部分的な平面図である。 図12の矢視XIII−XIII線の断面図である。
符号の説明
1 基板同士の接続構造(第1の実施の形態の)
3 プリント基板(第1基板)
3A シールド層
5 極細同軸ケーブル
7 極細同軸ケーブルアセンブリ
9 基板回路(第2基板)
11 プラグコネクタ(第1コネクタ)
13 レセプタクルコネクタ(第2コネクタ)
15 中心導体
17 絶縁層
19 外部導体
21 ジャケット
23 グランドバー(第1グランドバー)
25 グランドバー(第2グランドバー)
29 中心導体結線部
31 導電性発泡材
33 導電性の接着剤
35 グランド回路
37 基板同士の接続構造(第2の実施の形態の)
39 基板同士の接続構造(第3の実施の形態の)
41 第1導電性発泡材
43 第2導電性発泡材
45 基板同士の接続構造(第4の実施の形態の)
47 グランドバー(第1グランドバー)
49 グランドバー(第2グランドバー)
51 グランドバー(第3グランドバー)
53 基板同士の接続構造(第5の実施の形態の)
55 基板同士の接続構造(第6の実施の形態の)

Claims (2)

  1. 第1コネクタと複数の中心導体結線部とを有し、並列に配列された複数本の極細同軸ケーブルの端末の各中心導体をそれぞれ前記各中心導体結線部に接続すると共に前記複数本の極細同軸ケーブルの外部導体を露出させてこの外部導体の露出部分を両側から一対の幅広の第1,第2グランドバーで挟み込んで固定すると共に前記第1グランドバーを接続した第1基板と、この第1基板の前記第1コネクタに対応する位置に第2コネクタを備えた第2基板と、を前記第1コネクタと第2コネクタとを嵌合せしめて第1基板と第2基板とを接続する基板同士の接続構造であって、
    前記第2基板の前記第1基板の第2グランドバーと対向する位置にグランド回路を設けると共に、前記第2グランドバーとグランド回路の少なくとも一方に導電性発泡材を貼着して、前記導電性発泡材を介して前記第2グランドバーとグランド回路とを導通させることを特徴とする基板同士の接続構造。
  2. 第1コネクタと複数の中心導体結線部とを有し、並列に配列された複数本の極細同軸ケーブルの端末の各中心導体をそれぞれ前記各中心導体結線部に接続すると共に前記複数本の極細同軸ケーブルの外部導体を露出させてこの外部導体の露出部分を両側から一対の通常幅の第1,第2グランドバーで挟み込んで固定すると共に前記第1グランドバーを接続した第1基板と、この第1基板の前記第1コネクタに対応する位置に第2コネクタを備えた第2基板と、を前記第1コネクタと第2コネクタとを嵌合せしめて第1基板と第2基板とを接続する基板同士の接続構造であって、
    前記第1基板の第2グランドバーにこの第2グランドバーの幅より広幅の第3グランドバーを取り付けると共に、前記第2基板の前記第3グランドバーと対向する位置にグランド回路を設け、前記第3グランドバーとグランド回路の少なくとも一方に導電性発泡材を貼着して、前記導電性発泡材を介して前記第3グランドバーとグランド回路とを導通させることを特徴とする基板同士の接続構造。
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