JP4566118B2 - 小型電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、筐体の表面に着脱自在に取り付けられる化粧パネルを具えた携帯電話機等の小型電子機器に関するものである。
従来の携帯電話機においては、多種多様なユーザの趣向に対応するため、デザインの異なる化粧パネルを用意し、該化粧パネルを携帯電話機の表面に着脱自在に取り付けられるように構成したものがある(例えば、特許文献1参照)。
この様な携帯電話機において、化粧パネルの取り付け構造としては、化粧パネルに設けたフック部と、筐体に設けたフック受け部とからなる係脱可能な係合構造(以下、フック構造という)と、化粧パネルと筐体とをねじを用いて互いに締結した構造(以下、ねじ締結構造という)とが知られている。
特開2003−143268号公報 [H04M 1/02]
しかしながら、化粧パネルの取り付け構造として上述のフック構造を用いた場合、化粧パネルの取り付け及び取り外しが容易である必要があるため、前記フック部のフック受け部に対する係合深さは小さいものとなる。このため、ユーザが過って携帯電話機を床面に落下させたときに、化粧パネルが容易に外れてしまう虞がある。
一方、上述のねじ締結構造を用いた場合には、ユーザが過って携帯電話機を床面に落下させたとしても化粧パネルが外れてしまうことはないものの、着脱時に工具等が必要となる問題がある。
そこで、本発明の目的は、化粧パネルの着脱に工具等が不要で、然も、化粧パネルの取り外し時やユーザが過って床面に落下させたときに、化粧パネルが脱落することのない小型電子機器を提供することである。
本発明に係る小型電子機器は、筐体(1)の表面に化粧パネル(4)が着脱操作可能に配備されており、筐体(1)と化粧パネル(4)の係合部に設けられて、筐体(1)上に化粧パネル(4)を係止する複数のフック機構と、
前記複数のフック機構の内、1つのフック機構による化粧パネル(4)の係止を解除するための操作釦を具えた係止解除機構と、
前記係止解除機構による化粧パネル(4)の係止が解除されたときに該化粧パネル(4)の取り外し方向の移動に対して摩擦抵抗を与える抵抗付与機構
とを具えている。
上記本発明に係る小型電子機器によれば、前記係止解除機構を構成する操作釦の操作によって、前記複数のフック機構の内、1つのフック機構による化粧パネル(4)の係止を解除することが出来るので、前記複数のフック機構の係合深さを従来のフック機構の係合深さよりも大きく設定することが出来る。
これにより、化粧パネル(4)の着脱に工具等が不要で、且つユーザが過って床面に落下させたとしても化粧パネル(4)が容易に外れてしまうことがない化粧パネル(4)の取り付け構造を実現することが出来る。
又、前記係止解除機構によって化粧パネル(4)の係止が解除されたときに前記抵抗付与機構から該化粧パネル(4)に与えられる摩擦抵抗によって、化粧パネル(4)の取り外し方向の移動に対して抗力が発揮されることになる。従って、前記係止解除機構によって化粧パネル(4)の係止が解除されたときに、化粧パネル(4)が筐体(1)の表面から脱落してしまうことはない。
又、本発明に係る小型電子機器は、筐体(1)と、該筐体(1)の表面に対する着脱操作が可能な化粧パネル(4)とを具え、前記化粧パネル(4)の裏面には、一方の端部に第1フック部(41)が突設されると共に、他方の端部に1或いは複数の第2フック部(42)が突設され、前記筐体(1)の外壁には、前記第1フック部(41)が係合すべき第1係合孔(21)と、前記1或いは複数の第2フック部(42)がそれぞれ係合すべき1或いは複数の第2係合孔(16)とが開設されている。前記第1係合孔(21)が開設された筐体(1)の端部には、化粧パネル(4)を筐体(1)から取り外すための取り外し釦(6)が、筐体(1)の内部に向けて押し込む方向の操作が可能に配備され、該取り外し釦(6)には、押し込み操作の過程で、前記第1フック部(41)を前記第1係合孔(21)との係合を解除する方向に押圧する押圧面(63)が設けられている。
化粧パネル(4)は、第1フック部(41)と第1係合孔(21)との係合を解除した後、第2フック部(42)が突設された他方の端部側を支点として、第1フック部(41)が突設された一方の端部側を筐体(1)の表面から離間させる方向に回動させることにより、筐体(1)の表面から取り外すことが可能であり、第2係合孔(16)には、第2フック部(42)の基端部(42c)と対向して、化粧パネル(4)の回転軸に対して傾斜する傾斜面(17a)が設けられ、化粧パネル(4)が回動する過程で第2フック部(42)の基端部(42c)が前記傾斜面(17a)上を摺動する。
具体的には、前記取り外し釦(6)の押し込み操作によって前記化粧パネル(4)の第1フック部(41)と筐体(1)の第1係合孔(21)との係合が解除された時、前記化粧パネル(4)は、該化粧パネル(4)の両先端部を結ぶ直線に沿う回転軸を中心として、前記基端部が前記筐体(1)の表面から離間する方向に回動する。
上記本発明に係る小型電子機器において、前記化粧パネル(4)を筐体(1)の表面に取り付ける場合には、先ず化粧パネル(4)の一端に突設された第2フック部(42)を筐体(1)の第2係合孔(16)に挿入した後、該化粧パネル(4)を筐体(1)の表面に対して押し付ける。この過程で、化粧パネル(4)の他端に突設された第1フック部(41)が、筐体(1)の第1係合孔(21)の内面に当接する。このとき、化粧パネル(4)の他端に突設された第2フック部(42)が、筐体(1)の第2係合孔(16)に係合しているので、化粧パネル(4)は、筐体(1)の表面から浮き上がる方向に湾曲することになる。化粧パネル(4)の湾曲に伴って、化粧パネル(4)の第1フック部(41)が第1係合孔(21)の内面を摺動し、該第1係合孔(21)を通過すると、化粧パネル(4)が弾性復帰して、第1フック部(41)と第1係合孔(21)とが互いに係合することになる。この様にして、前記化粧パネル(4)を筐体(1)の表面に容易に取り付けることが出来る。
一方、前記化粧パネル(4)を筐体(1)から取り外す場合には、筐体(1)の端部に配備された取り外し釦(6)を筐体(1)の内部に向けて押し込む。取り外し釦(6)の押し込み操作の過程で、取り外し釦(6)の押圧面(63)が、第1フック部(41)を筐体(1)の第1係合孔(21)との係合を解除する方向に押圧する。このとき、化粧パネル(4)の他端に突設された第2フック部(42)が、筐体(1)の第2係合孔(16)に係合しているので、化粧パネル(4)は、筐体(1)の表面から浮き上がる方向に湾曲することになる。化粧パネル(4)の湾曲に伴って、第1フック部(41)の先端が第1係合孔(21)の内面に至り、該内面を摺動して第1係合孔(21)から離脱し、この結果、第1フック部(41)と第1係合孔(21)との係合が解除されることになる。
これにより、前記第1フック部(41)が突設された化粧パネル(4)の一端が筐体(1)の表面から離間し、化粧パネル(4)は、第2フック部(16)が突設された他端側を支点として回動することになる。これに伴って、化粧パネル(4)の第2フック部(16)は、筐体(1)の第2係合孔(16)から離脱する方向に移動を開始する。しかしながら、前記第2フック部(16)が前記第2係合孔(16)から離脱する過程で、該第2フック部(42)の基端部(42c)が前記第2係合孔(16)の傾斜面(17a)に当接して、化粧パネル(4)のそれ以上の回動が受け止められる。従って、前記取り外し釦(6)の操作によって前記化粧パネル(4)の第1フック部(41)と筐体(1)の第1係合孔(21)との係合が解除されたときに、化粧パネル(4)が筐体(1)の表面から脱落してしまうことはない。
その後、筐体(1)の表面から浮き上がった化粧パネル(4)の一端を把持して、化粧パネル(4)を更に回動させる。この際、第2係合孔(16)の傾斜面(17a)のカム作用によって、第2フック部(42)の基端部(42c)が該傾斜面(17a)上を摺動する。そして、第2フック部(42)の基端部(42c)が第2係合孔(21)の傾斜面(17a)に圧接されることにより、該傾斜面(17a)からの反発力を受けて、化粧パネル(4)には弾性変形が生じることになる。
ここで、傾斜面(17a)は、化粧パネル(4)の回転軸に対して傾斜しているので、第2フック部(42)の基端部(42c)は、上述の化粧パネル(4)の弾性変形に伴って、第2係合孔(16)の傾斜面(17a)から離間することになる。そして、化粧パネル(4)を更に回動させることによって、化粧パネル(4)の第2フック部(42)が、筐体(1)の第2係合孔(16)から離脱する。この様にして、化粧パネル(4)を筐体(1)の表面から容易に取り外すことが出来る。
上述の如く、上記本発明に係る小型電子機器は、取り外し釦(6)の押し込み操作により化粧パネル(4)を弾性変形させて、化粧パネル(4)の第1フック部(41)と筐体(1)の第1係合孔(21)との係合を解除することが出来るので、第1及び第2フック部(41)(42)の第1及び第2係合孔(21)(16)に対する係合深さを従来のフック構造の係合深さよりも大きく設定することが出来る。
これにより、化粧パネル(4)の着脱に工具等が不要で、且つユーザが過って床面に落下させたとしても化粧パネル(4)が容易に外れてしまうことがない化粧パネル(4)の取り付け構造を実現することが出来る。
具体的構成において、前記取り外し釦(6)は、その一部が前記筐体(1)の端部に開設された開口(18a)から露出した第1位置と、前記筐体(1)の内部に押し込まれた第2位置との間で往復移動が可能に前記筐体(1)の端部に保持されており、該筐体(1)の端部には、前記取り外し釦(6)を前記第1位置に向けて付勢する付勢部材が取り付けられている。
該具体的構成によれば、取り外し釦(6)を前記第1位置から第2位置へ押し込むことにより、化粧パネル(4)の第1フック部(41)と筐体(1)の第1係合孔(21)との係合が解除されることになる。
本発明の小型電子機器によれば、化粧パネルの着脱に工具等が不要で、然も、化粧パネルの取り外し時やユーザが過って床面に落下させたときに化粧パネルが脱落することはない。
以下、本発明を折り畳み式携帯電話機に実施した形態につき、図面に沿って具体的に説明する。
本発明の折り畳み式携帯電話機は、図1及び図2に示す如く、第1筐体(1)と第2筐体(3)とをヒンジ機構(12)を介して互いに開閉可能に連結して構成される。第1筐体(1)は前面ケース半体(13)と背面ケース半体(14)とを互いに接合して構成され、第1筐体(1)の内部には、前面ケース半体(13)に向けてメインLCD(11)が配備されると共に、背面ケース半体(14)に向けてサブLCD(15)が配備されている。又、第2筐体(3)には第1筐体(1)との対向面に、複数の操作釦(31)〜(31)が配備されると共に、第2筐体(3)の基端部にはアンテナ(32)が突設されている。
図2に示す如く、背面ケース半体(14)の表面には、U字状の化粧パネル(4)が着脱可能に取り付けられており、背面ケース半体(14)の基端部には開口(18a)が開設され、該開口(18a)から化粧パネル(4)を取り外す際に操作すべき取り外し釦(6)の頭部(64)が露出している。
化粧パネル(4)は合成樹脂製の成型品からなり、図3に示す如く、該化粧パネル(4)の裏面には、基端部にL字状の第1フック部(41)が突設されると共に、両先端部にL字状の一対の第2フック部(42)(42)が突設されている。又、図6及び図9に示す如く、背面ケース半体(14)の外壁には、化粧パネル(4)の第1フック部(41)が係合すべき第1係合孔(21)が、基端部中央に開設されると共に、化粧パネル(4)の一対の第2フック部(42)(42)がそれぞれ係合すべき一対の第2係合孔(16)(16)が、略中央の左右両端部に開設されている。
図4に示す如く、化粧パネル(4)の第1フック部(41)は、化粧パネル(4)の裏面から垂直に伸びる断面台形状の基部(41a)と、該基部(41a)から化粧パネル(4)の裏面に沿って外側へ向けて屈曲する舌片(41b)とを具えている。基部(41a)には、化粧パネル(4)の内側に向けて傾斜する傾斜面(41c)が形成されており、該傾斜面(41c)に舌片(41b)が突設されている。
又、図5に示す如く、化粧パネル(4)の第2フック部(42)は、化粧パネル(4)の裏面から垂直に伸びる基部(42a)と、該基部(42a)にから化粧パネル(4)の裏面に沿って外側へ向けて屈曲する舌片(42b)とを具えている。
図7及び図8に示す如く、背面ケース半体(14)の第2係合孔(16)は、略矩形状の開口形状を有している。前記第2フック部(42)は、第2係合孔(16)の矩形状の開口形状を形成する4つの開口縁(16a)(16b)(16c)(16d)の内、背面ケース半体(14)の基端部側の開口縁(16a)から、反体側の開口縁(16b)に向けて挿入される。以下、背面ケース半体(14)の基端部側を前方、先端部側を後方という。
図7、図8、図10乃至図12に示す如く、第2係合孔(16)には、前記第2フック部(42)の挿入方向とは交叉する前方の開口縁(16a)と該挿入方向に沿う外側の開口縁(16c)とが互いに交叉する角部に、背面ケース半体(14)の内部に向けて傾斜する3角形状の突片(17)が突設されている。又、図8に示す如く、突片(17)の先端には、外側の開口縁(16c)から前方の開口縁(16a)に向かって傾斜する傾斜面(17a)が形成されている。
図13及び図14に示す如く、背面ケース半体(14)の基端部の裏面には、取り外し釦(6)を保持するためのホルダ部(18)が設けられており、該ホルダ部(18)は、取り外し釦(6)の頭部(64)を外部に露出させるための開口(18a)と、取り外し釦(18)の両側面に沿う一対のガイド壁(18b)(18b)とを具えている。化粧パネル(4)の第1フック部(41)が挿入されるべき第1係合孔(21)は、図14に示す如く、取り外し釦(6)に対向する背面ケース半体(14)の外壁に開設されている。又、一対のガイド壁(18b)(18b)の上部には、一対のバネ掛け溝(19)(19)が凹設されている。
図15に示す如く、取り外し釦(6)は、背面ケース半体(14)の開口(18a)から露出する頭部(64)と、該頭部(64)とは反対側に突設されたL字状のバネ掛け片(62)と、図4に示す化粧パネル(4)の第1フック部(41)の傾斜面(41c)に摺接し該傾斜面(41c)を押圧する一対の押圧面(63a)(63a)とを具えている。
図13及び図14に示す如く、取り外し釦(6)のバネ掛け片(62)と、ホルダ部(18)の一対のガイド壁(18b)(18b)に凹設された一対のバネ掛け溝(19)(19)との間には、トーションバネ(61)が張設されている。図13に示す如く、取り外し釦(6)は、トーションバネ(61)の弾性力によって、開口(18a)が開設された背面ケース半体(14)の外壁の内面に押し付けられた状態でホルダ部(18)に保持されており、この状態で、図2に示す如く、背面ケース半体(14)の開口(18a)から取り外し釦(6)の頭部(64)が露出している。
図16乃至図18、図22乃至図24及び図27は、化粧パネル(4)が背面ケース半体(14)に取り付けられた状態を示している。化粧パネル(4)は、図17に示す如く、第1フック部(41)が背面ケース半体(14)の第1係合孔(21)の前方側の開口縁に係合すると共に、図23及び図24に示す如く、第2フック部(42)が第2係合孔(16)の後方側の開口縁(16b)に係合して、背面ケース半体(14)に取り付けられている。又、この状態において、図18に示す如く、取り外し釦(6)の一対の押圧面(63a)(63a)と化粧パネル(4)の第1フック部(41)の傾斜面(41c)とが互いに摺接しており、図24に示す如く、化粧パネル(4)の第2フック部(42)の基端部(42c)は、第2係合孔(16)の突片(17)の傾斜面(17a)から離間している。
化粧パネル(4)を背面ケース半体(14)から取り外す場合には、取り外し釦(6)の頭部(64)をトーションバネ(61)の付勢力に抗して第1筐体(1)の内側に向けて押し込む。取り外し釦(6)の頭部(64)が押し込まれると、図18に示す如く、取り外し釦(6)の一対の押圧面(63a)(63a)が、化粧パネル(4)の第1フック部(41)の傾斜面(41c)を押圧する。ここで、図23及び図24に示す如く、化粧パネル(4)は、第2フック部(42)と第2係合孔(16)との係合により後方への移動が不能に規制されているため、取り外し釦(6)の押し込み操作に伴って、化粧パネル(4)は、背面ケース半体(14)から浮き上がる方向に湾曲する。化粧パネル(4)の湾曲に伴って、第1フック部(41)の先端が第1係合孔(21)の内面に至り、該内面を摺動して第1係合孔(21)から離脱し、この結果、図19乃至図21に示す如く、第1フック部(41)と第1係合孔(21)との係合が解除されることになる。
このとき、図20及び図21に示す如く、第1フック部(41)が突設された化粧パネル(4)の基端部側が、背面ケース半体(14)から浮き上がることとなり、これに伴って化粧パネル(4)には、両先端部を結ぶ直線に沿う回転軸を中心とする回動力が作用することになる。これによって、化粧パネル(4)の第2フック部(42)は、背面ケース半体(14)の第2係合孔(16)から離脱する方向に回動することになる。
化粧パネル(4)の回動に伴って、該化粧パネル(4)の第2フック部(42)の基端部(42c)は、図24中に一点鎖線で示す移動軌跡Lに沿って反時計回りに回動を開始するが、僅かな回動の後に、第2フック部(42)の基端部(42c)の一端が、第2係合孔(16)の突片(17)の傾斜面(17a)に当接し、該傾斜面(17a)によって、化粧パネル(4)のそれ以上の回動が受け止められる。これにより、第2フック部(42)の第2係合孔(16)からの離脱が防止されるので、前記取り外し釦(6)の操作によって化粧パネル(4)の第1フック部(41)と筐体(1)の第1係合孔(21)との係合が解除されたときに、化粧パネル(4)が筐体(1)の表面から脱落してしまうことはない。
その後、筐体(1)の表面から浮き上がった化粧パネル(4)の基端部側を把持して、化粧パネル(4)を更に回動させる。この際、第2係合孔(16)の傾斜面(17a)のカム作用によって、第2フック部(42)の基端部(42c)が、該傾斜面(17a)上を摺動する。そして、第2フック部(42)の基端部(42c)が第2係合孔(21)の傾斜面(17a)に圧接されることにより、該傾斜面(17a)からの反発力を受けて、化粧パネル(4)には、図28中に矢印で示す如く両先端部が互いに接近する方向の弾性変形が生じることになる。
ここで、傾斜面(17a)は、化粧パネル(4)の回転軸に対して傾斜しているので、第2フック部(42)の基端部(42c)は、上述の化粧パネル(4)の弾性変形に伴って、図29に示す如く第2係合孔(16)の傾斜面(17a)から離間することになる。そして、化粧パネル(4)を更に回動させることによって、化粧パネル(4)の第2フック部(42)が、背面ケース半体(14)の第2係合孔(16)から離脱する。この様にして、前記化粧パネル(4)を第1筐体(1)の表面から容易に取り外すことが出来る。
化粧パネル(4)を背面ケース半体(14)に取り付ける場合には、先ず、図25及び図26に示す如く、化粧パネル(4)の両第2フック部(42)(42)を背面ケース半体(14)の両第2係合孔(16)(16)に挿入し、その後、第1フック部(41)が突設された化粧パネル(4)の基端部側を背面ケース半体(14)に押し付ける。
この過程で、図20に示す如く、化粧パネル(4)の第1フック部(41)が、背面ケース半体(14)の第1係合孔(21)の内面に当接する。このとき、図23及び図24に示す如く、化粧パネル(4)の第2フック部(42)と背面ケース半体(14)の第2係合孔(16)の係合によって、該第2フック部(42)が突設された両先端部側への化粧パネル(4)の背面ケース半体(14)に対する相対移動は不能に規制されているため、化粧パネル(4)は、背面ケース半体(14)の表面から浮き上がる方向に湾曲することになる。
ここで、図20に示す如く、第1係合孔(21)の内面は、第1筐体(1)の内部に向かって傾斜しているので、化粧パネル(4)の湾曲に伴って、第1フック部(41)の先端が、第1係合孔(21)の内面を摺動することになる。そして、第1フック部(41)が第1係合孔(21)を通過すると、化粧パネル(4)が弾性復帰して、第1フック部(41)と第1係合孔(21)とが互いに係合することになる。この様にして、前記化粧パネル(4)を筐体(1)の表面に容易に取り付けることが出来る。
上述の如く、本発明の折り畳み式携帯電話機によれば、取り外し釦(6)の押し込み操作により化粧パネル(4)を弾性変形させて、化粧パネル(4)の第1フック部(41)と第1筐体(1)の第1係合孔(21)との係合を解除することが出来るので、第1及び第2フック部(41)(42)(42)の第1及び第2係合孔(21)(16)(16)に対する係合深さを従来のフック構造の係合深さよりも大きく設定することが出来る。
これにより、化粧パネル(4)の着脱に工具等が不要で、然もユーザが過って床面に落下させたとしても化粧パネル(4)が容易に外れてしまうことがない化粧パネル(4)の取り付け構造を実現することが出来る。
更に、本発明の折り畳み式携帯電話機によれば、化粧パネル(4)の取り外し時に、取り外し釦(6)の押し込み操作により、化粧パネル(4)の第1フック部(41)と第1筐体(1)の第1係合孔(21)との係合が解除された時に、化粧パネル(4)の第2フック部(42)が、第1筐体(1)の第2係合孔(16)から離脱することを防止することが出来るので、化粧パネル(4)が第1筐体(1)から脱落してしまうことはない。
尚、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。例えば、本実施例では、取り外し釦(6)の押し込み操作によって化粧パネル(4)の係止が解除された時に、化粧パネル(4)が第1筐体(1)から脱落してしまうことを防止すべく、第1筐体(1)の第2係合孔(16)に、化粧パネル(4)の第2フック部(42)の基端部(42c)に摺接する傾斜面(17a)を形成したが、この代わりに、化粧パネル(4)の係止が解除されたときに該化粧パネル(4)の取り外し方向の移動に対して摩擦抵抗を与えることが出来る他の構成を採用することも可能である。
更に、本発明は次の構成を具えていれば、その範囲内で種々の変形が可能である。例えば、取り外し釦(6)の押し込み操作によって化粧パネル(4)の係止が解除されたときに、化粧パネル(4)が本体から脱落しない様、化粧パネル(4)を係止状態の第1位置(図2参照)から移動させ、第2位置(フックが外れた位置)の配置にする。その際には、化粧パネル(4)は外れないが、その後、前記第1位置から離れる方向の第3位置(図25参照)に前記第2位置から移動させると、化粧パネル(4)は簡単に外れるようになる。
本発明に係る折り畳み式携帯電話機の開状態を示す斜視図である。 該折り畳み式携帯電話機の閉状態を示す斜視図である。 化粧パネルを裏面側から見た斜視図である。 図3のA部の拡大斜視図である。 図3のB部の拡大斜視図である。 背面ケース半体の斜視図である。 図6のC部の拡大斜視図である。 背面ケース半体の第2係合孔を拡大して示す斜視図である。 背面ケース半体の正面図である。 図9のD部の拡大図である。 図9のE−E線に沿う断面図である。 図9のF−F線に沿う断面図である。 背面ケース半体の基端部を裏面側から見た斜視図である。 背面ケース半体の基端部に配備された取り外し釦の取り付け構造を示す分解斜視図である。 取り外し釦の斜視図である。 化粧パネルが取り付けられた背面ケース半体の基端部を拡大して示す平面図である。 図16のG−G線に沿う断面図である。 図16のH−H線に沿う断面図である。 化粧パネルが取り外された背面ケース半体の基端部を拡大して示す平面図である。 図19のG−G線に沿う断面図である。 図19のH−H線に沿う断面図である。 化粧パネルが取り付けられた背面ケース半体を示す平面図である。 図22のI−I線に沿う断面図である。 図22のJ部の拡大図である。 化粧パネルの第2フック部が背面ケース半体の第2係合孔に挿入された状態を示す斜視図である。 図25のJ部の拡大図である。 化粧パネルが取り付けられた状態における第2フック部と第2係合孔との係合状態を拡大して示す斜視図である。 化粧パネルを取り外す第1段階における第2フック部と第2係合孔との係合状態を拡大して示す斜視図である。 化粧パネルを取り外す第2段階における第2フック部と第2係合孔との係合状態を拡大して示す斜視図である。
符号の説明
(1) 第1筐体
(13) 前面ケース半体
(14) 背面ケース半体
(16) 第2係合孔
(17) 突片
(17a) 傾斜面
(18) ホルダ部
(18a) 開口
(21) 第1係合孔
(3) 第2筐体
(4) 化粧パネル
(41) 第1フック部
(42) 第2フック部
(42c) 基端部
(6) 取り外し釦
(61) トーションバネ
(63) 押圧面

Claims (4)

  1. 筐体(1)の表面に化粧パネル(4)が着脱操作可能に配備されている小型電子機器において、
    筐体(1)と化粧パネル(4)の係合部に設けられて、筐体(1)上に化粧パネル(4)を係止する複数のフック機構と、
    前記複数のフック機構の内、1つのフック機構による化粧パネル(4)の係止を解除するための操作釦を具えた係止解除機構と、
    前記係止解除機構による化粧パネル(4)の係止が解除されたときに該化粧パネル(4)の取り外し方向の移動に対して摩擦抵抗を与える抵抗付与機構
    とを具え、前記1つのフック機構は、前記化粧パネル(4)の裏面に突設されたフック部(41)を有し、前記筐体(1)の外壁には、前記フック部(41)が係合すべき係合孔(21)が開設され、前記係止解除機構の操作釦は、筐体(1)の内部に向けて押し込む方向の操作が可能に配備され、該操作釦には、押し込み操作の過程で、前記フック部(41)を前記係合孔(21)との係合を解除する方向に押圧する押圧面(63)が設けられていることを特徴とする小型電子機器。
  2. 筐体(1)と、該筐体(1)の表面に対する着脱操作が可能な化粧パネル(4)とを具えた小型電子機器において、
    前記化粧パネル(4)の裏面には、一方の端部に第1フック部(41)が突設されると共に、他方の端部に1或いは複数の第2フック部(42)が突設され、前記筐体(1)の外壁には、前記第1フック部(41)が係合すべき第1係合孔(21)と、前記1或いは複数の第2フック部(42)がそれぞれ係合すべき1或いは複数の第2係合孔(16)とが開設され、前記第1係合孔(21)が開設された筐体(1)の端部には、化粧パネル(4)を筐体(1)から取り外すための取り外し釦(6)が、筐体(1)の内部に向けて押し込む方向の操作が可能に配備され、該取り外し釦(6)には、押し込み操作の過程で、前記第1フック部(41)を前記第1係合孔(21)との係合を解除する方向に押圧する押圧面(63)が設けられ、化粧パネル(4)は、第1フック部(41)と第1係合孔(21)との係合を解除した後、第2フック部(42)が突設された他方の端部側を支点として、第1フック部(41)が突設された一方の端部側を筐体(1)の表面から離間させる方向に回動させることにより、筐体(1)の表面から取り外すことが可能であり、第2係合孔(16)には、第2フック部(42)の基端部(42c)と対向して、化粧パネル(4)の回転軸に対して傾斜する傾斜面(17a)が設けられ、化粧パネル(4)が回動する過程で第2フック部(42)の基端部(42c)が前記傾斜面(17a)上を摺動することを特徴とする小型電子機器。
  3. 前記化粧パネル(4)はU字状を呈し、前記第1フック部(41)が前記化粧パネル(4)の基端部の裏面に突設されると共に、前記第2フック部(42)が前記化粧パネル(4)の両先端部の裏面にそれぞれ突設され、前記取り外し釦(6)の押し込み操作によって前記化粧パネル(4)の第1フック部(41)と筐体(1)の第1係合孔(21)との係合が解除された時、前記化粧パネル(4)は、該化粧パネル(4)の両先端部を結ぶ直線に沿う回転軸を中心として、前記基端部が前記筐体(1)の表面から離間する方向に回動する請求項2に記載の小型電子機器。
  4. 前記取り外し釦(6)は、その一部が前記筐体(1)の端部に開設された開口(18a)から露出した第1位置と、前記筐体(1)の内部に押し込まれた第2位置との間で往復移動が可能に前記筐体(1)の端部に保持されており、該筐体(1)の端部には、前記取り外し釦(6)を前記第1位置に向けて付勢する付勢部材が取り付けられている請求項2又は請求項3に記載の小型電子機器。
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