JP4565426B2 - モータ制御装置 - Google Patents

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本発明は、ロボットや工作機械等を駆動するモータ制御装置において、動作中にイナ−シャ変動がある場合のイナ−シャの同定及び粘性摩擦係数の同定する技術に関する。
従来のモータ制御装置モ−タ制御における装置として、イナ−シャと粘性摩擦係数を同定する機能を有するものがある(例えば、特願2003−312692号 第3頁、図1)。
本出願人が提案したこの装置は、トルク指令Trefからモータ速度Vfbまでを、
ただし、d/dtは時間微分を表す。
と表し、この関係式をもとに数式変換してイナーシャJと粘性摩擦係数Dを、
ただし、STrefはTrefの時間積分値である。
により同定することを特徴とするものである。
この装置では、任意の速度指令に対してリアルタイムでイナーシャと粘性摩擦係数の同定が可能である。
特開2001−238477号公報
しかしながら前記従来技術では、重力などの一定外乱やクーロン摩擦の影響でイナーシャ同定値および粘性摩擦係数に誤差を生じてしまう。以下にその理由を簡単に説明する。一定外乱トルクTが存在する場合、前記(10)式は以下のようになる。
この関係式をもとに数式変換してイナーシャJと粘性摩擦係数Dを算出すると、
ただし、STはTの時間積分値である。
となる。式(14)において、右辺第2項は時刻aと時刻bにおける位置が同じである場合はゼロとなるが、右辺第3項の影響でイナーシャの同定誤差を生じる。同様に、式(15)において、右辺第2項は時刻aと時刻bにおける速度が同じである場合はゼロとなるが、右辺第3項の影響で粘性摩擦係数の同定誤差を生じる。
そこで本発明は、一定外乱やクーロン摩擦がある場合においても、動作中にイナーシャおよび粘性摩擦係数を正確に同定できるモータ制御装置を提供することを目的とする。
また、位置ループゲイン、速度ループゲインなどの制御パラメータを容易かつ正確に調整でき、モータ制御装置の応答を高速、高精度化し、負荷機械の振動を抑制することを目的とする。
上記問題を解決するため、本発明は、次のように構成した。
請求項1に記載の発明は、速度指令Vrefを出力する速度指令発生部と、前記速度指令Vref及びモータ速度検出信号Vfbを入力し前記モータ速度検出信号Vfbが前記速度指令Vrefに一致するようにトルク指令Trefを出力する速度制御部と、前記トルク指令Trefを入力しトルク制御を行いモータにモータ駆動電流を出力するトルク制御部と、前記モータの位置または速度を検出し前記モータ速度検出信号Vfbを出力する検出器とを備えたモータ制御装置において、
前記モータの回転子イナーシャの値及び前記モータにより駆動される負荷機械のイナーシャの値を前記モータの回転軸に換算した値を合計したイナーシャ合計値Jと、粘性摩擦係数Dとを、


ただし、Tref′はTrefの時間微分値、Vfb′はVfbの時間微分値、aおよびbは
任意の時刻を表し、b>aである。
により算出する制御定数同定部を備えることを特徴とするものである。
また、請求項2に記載の発明は、前記制御定数同定部において、前記イナーシャ合計値Jを算出するための区間[a,b]を、時刻aにおけるモータ速度の絶対値|Vfb(a)|と時刻bにおけるモータ速度の絶対値|Vfb(b)|とが一致するような区間とすることを特徴とするものである。
また、請求項3に記載の発明は、前記制御定数同定部において、前記粘性摩擦係数Dが既知である場合は前記イナーシャ合計値Jを、
により算出することを特徴とするものである。
また、請求項3に記載の発明は、前記制御定数同定部において、前記粘性摩擦係数Dおよび一定外乱力Tcが既知である場合は前記イナーシャ合計値Jを、
により算出することを特徴とするものである。
また、請求項5に記載の発明は、前記制御定数同定部において、前記粘性摩擦係数Dを算出するための区間[a,b]を、時刻aにおけるモータ速度微分値の絶対値|Vfb′(a)|と時刻bにおけるモータ速度微分値の絶対値|Vfb′(b)|とが一致するような区間とするものである。
また、請求項6に記載の発明は、前記制御定数同定部において、前記イナーシャ合計値Jが既知である場合は、前記粘性摩擦係数Dを、
により算出することを特徴とするものである。
また、請求項7に記載の発明は、前記制御定数同定部において、Vfbの時間微分値Vfb′、Trefの時間微分値Tref′を、


ただし、sはラプラス演算子で微分、LPFはローパスフィルタの伝達関数を表す。
により算出することを特徴とするものである。
また、請求項8に記載の発明は、前記制御定数同定部において、Vfbの時間微分値Vfb′、Trefの時間微分値Tref′を、


ただし、LPFはローパスフィルタの伝達関数を表し、α>0、β>0の定数である。
により算出することを特徴とするものである。
また、請求項9に記載の発明は、前記制御定数同定部において、Vfbの時間微分値Vfb′、Trefの時間微分値Tref′を、オブザーバを利用して算出することを特徴とするものである。
また、請求項10に記載の発明は、同定された前記イナーシャ合計値Jと同定された前記粘性摩擦係数Dとを、制御パラメータの調整、フィードフォワード信号の作成、または振動抑制補償器の調整に利用することを特徴とするものである。
また、請求項11に記載の発明は、前記フィードフォワ−ド信号を、位置指令の微分値に同定された前記粘性摩擦係数Dを乗じた値と位置指令の2階微分値に同定された前記イナーシャ合計値Jを乗じた値とを加えた値とすることを特徴とするものである。
また、請求項12に記載の発明は、前記速度指令Vrefを、位置指令Prefおよびモータ位置信号Pfbを入力し、位置指令Prefにモータ位置信号Pfbが一致するように決定することで、位置制御を行うことを特徴とするものである。
本発明によれば、重力などの一定外乱やクーロン摩擦がある場合においても、動作中にイナーシャおよび粘性摩擦係数の同定を正確に実施できる。また、請求項7によれば制御パラメータの調整を容易かつ正確に実施でき、モータ制御装置の応答を高速、高精度化し、振動を低く抑制することができるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
実際のモータ制御装置には様々な機能や手段が内蔵されているが、図には本発明に関係する機能や手段のみを記載し説明することとする。また、以下同一名称には極力同一符号を付け重複説明を省略する。なお、記号Pref、Vref、Tref中の添え字refは指令値を、Pfb、Vfb中の添え字fbは検出器(15)からのフィードバック信号を表わす。
図1は、本発明をモータ14に負荷をつけた駆動装置に適用した場合のブロック図である。図1において、11は位置制御部、12は速度制御部、13はトルク制御部、14はモータ、15は検出器、16は差分器、17は剛体負荷、18は制御定数同定部である。
位置制御部11は位置指令Prefとモータ14の位置信号Pfbとを入力し、位置指令Prefに位置信号Pfbが一致するように速度指令Vrefを決定し、速度指令Vrefを速度制御部12へ出力する。速度制御部12は前記速度指令Vrefとモータの速度信号Vfbとを入力し、速度指令Vrefに速度信号Vfbが一致するようにトルク指令Trefを決定し、トルク指令Trefをトルク制御部13および制御定数同定部18へ出力する。トルク制御部13は前記トルク指令Trefを入力し、モータ14の発生するトルクが前記トルク指令Trefに一致するようにトルク制御演算を行い、モータ駆動電流Iをモータ14へ出力する。モータ14は前記モータ駆動電流Iによって駆動され、トルクを発生する。そのトルクで負荷17を駆動する。また、モータ14には検出器15が装着されており、前記位置信号Pfbを位置制御部11および差分器16へ出力する。差分器16は前記位置信号Pfbを入力し、位置信号Pfbの一定時間毎の差分をとって速度信号Vfbを算出し、速度信号Vfbを速度制御部12および制御定数同定部18へ出力する。制御定数同定部18は前記速度信号Vfbと前記トルク指令Trefとを入力し、前記速度信号Vfbと前記トルク指令Trefとからモータ14の回転子イナーシャとモータ14に取り付けられた負荷17のイナーシャとの合計値Jおよび粘性摩擦係数Dを計算する。
なお、本説明では速度制御部の出力を回転型モータを想定してトルク指令としたが、リニアモータの場合は速度制御部の出力を推力指令として同様な構成で実現すればよい。従って、本発明を用いれば、簡単な数式演算により、イナーシャ合計値と粘性摩擦係数をリアルタイムで同定することができる。
本発明の特徴は、トルク指令Trefおよびモータ速度検出信号Vfbに基づいて、イナーシャJと粘性摩擦係数Dとを算出する制御定数同定部18を備えていることである。
以下、具体的な算出方法について説明する。
制御対象がイナーシャJと粘性摩擦係数Dと一定外乱Tで表されるとした場合、トルク指令Trefとモータ速度Vfbの関係は、式(13)で表される。
ここで、dVfb/dtはVfbの時間微分値であるが、実際には請求項7または請求項8を用いた数式演算により算出した値を利用するため、
とおく。
式(13)の両辺に速度の時間微分値を乗じて区間[a,b]で時間積分すると、式(17)が得られる。
ここで、式(17)の右辺第2項は、
と書き換え、式(17)を整理すると、
式(4)の右辺第2項および右辺第3項においてVfb2≧0であるため、分母は時間とともに増加する。従って、区間[a,b]を大きく取れば、式(4)から、式(1)が得られる。
さらに、式(4)において、時刻aにおけるモータ速度Vfb(a)と時刻bにおけるモータ速度Vfb(b)が一致するような区間[a,b]とすれば、右辺第2項および右辺第3項の分子がゼロとなるため、上記式(1)が区間[a,b]を大きく取らなくても成立する。
従って、本方法を用いれば一定外乱の影響を受けずにイナーシャが同定できる。
なお、粘性摩擦係数Dと一定外乱Tが予めわかっている場合は、式(4)に代入すればさらに精度良くイナーシャが同定できる。
次に、粘性摩擦係数Dの算出方法について説明する。イナーシャの算出方法と同様に、式(13)の関係を利用し、両辺を時間微分すると式(19)が得られる。
式(19)の右辺第3項は、一定外乱の時間微分値であるためゼロになる。
ここで、右辺第1項および第2項は、実際には請求項7または請求項8を用いた数式演算により算出した値を利用するため、


とおく。
次に、式(19)の両辺に速度Vfbの時間微分値Vfb′を乗じて区間[a,b]で積分すると、式(22)となる。
ここで、式(22)の右辺第1項は、式(23)であるため、式(5)が得られる。


式(5)の右辺第2項おいてVfb2≧0であるため、分母は時間とともに増加する。従って、区間[a,b]を大きく取れば、式(5)から、式(2)が得られる。
さらに、式(5)において、時刻aにおけるモータ速度微分値の絶対値|Vfb′(a)|と時刻bにおけるモータ速度微分値の絶対値|Vfb′(b)|が一致するような区間[a,b]とすれば、式(5)の右辺第2項の分子がゼロとなるため、上記式(2)が区間[a,b]を大きく取らなくても成立する。
従って、本方法を用いれば一定外乱の影響を受けずに粘性摩擦係数が同定できる。
なお、イナーシャJが予めわかっている場合は、式(5)に代入すればさらに精度良く粘性摩擦係数が同定できる。
なお、Vfbの時間微分値Vfb′、Trefの時間微分値Tref′は、


ただし、sはラプラス演算子で微分、LPFはローパスフィルタの伝達関数を表す。
により算出する、または、


ただし、LPFはローパスフィルタの伝達関数を表し、α>0、β>0の定数である。
により算出する、もしくは、オブザーバを利用して算出すれば良い。
以上、イナーシャJと粘性摩擦係数Dの算出方法について説明した。
次にモータ14にモータ回転子イナーシャの20倍の負荷をつけた場合のシミュレーション結果を図を用いて説明する。なお、この負荷には一定方向から加わる外乱トルクと粘性摩擦が付加されている。
図2乃至図5は本発明を用いたシミュレーション結果であり、図6乃至図7は従来方法を用いたシミュレーション結果である。
図2は速度指令Vref(rad/s)および速度信号Vfb(rad/s)を表したものであり、図3はトルク指令Tref(Nm)を表したものである。
また、図4および図6は同定されたイナーシャ合計値J(×10e−3kgm)を表したものであり、破線で示した線はイナーシャ合計値の真値(計算値=0.24×10e−3kgm)である。
また、図5および図7は同定された粘性摩擦係数D(×10e−3Nms/rad)を表したものであり、一点鎖線で示した線は粘性摩擦係数の真値(計算値=0.01×10e−3Nms/rad)である。
図4および図5から明らかなように、本発明で同定されたイナーシャ合計値および粘性摩擦係数は真値とほぼ一致している。一方、図6および図7から明らかなように、従来方法で同定されたイナーシャ合計値および粘性摩擦係数は大きな誤差が生じている。本シミュレーションでは一定方向に外乱トルクが加わっているため、式(14)および式(15)における右辺第3項が同定誤差の原因となっている。
以上の結果から、本発明が有効であることがわかる。
図8は、本発明で同定されたイナーシャ合計値および粘性摩擦係数をフィードフォワード信号の作成に利用した例を説明するモータ制御装置のブロック図である。
図8において、21はフィードフォワード信号作成器である。フィードフォワード信号作成器21は位置制御部11の位置指令Prefを入力してフィードフォワード信号ffを作成して出力する。速度制御部12の出力信号とこのフィードフォワード信号ffとの和がトルク指令Trefになる。
フィードフォワード信号作成器21において、sはラプラス演算子であり、FFおよびFFはフィードフォワードゲインである。JおよびDは本発明の制御定数同定部18で同定されたイナーシャ合計値Jおよび粘性摩擦係数Dである。
例えば、フィードフォワード信号ffは、位置指令Prefを2階微分したものとフィードフォワードゲインFFを乗じ、さらに同定されたイナーシャ合計値Jを乗じて得られたものと、位置指令Prefを1階微分したものとフィードフォワードゲインFFを乗じ、さらに同定された粘性摩擦係数Dを乗じて得られたものとを加算したものとすることができる。
このように、本発明はフィードフォワード信号の作成に利用できる。
また、本発明により同定されたイナーシャ合計値Jおよび粘性摩擦係数Dは正確であるので、これらに基づいて、位置ループゲインや速度ループゲインなどの制御パラメータの調整を行うことができることは自明である。
また、本発明により同定されたイナーシャ合計値Jおよび粘性摩擦係数Dを外乱オブザーバなどの振動抑制補償器の調整に利用できる例として、例えば、本出願人特許の特許第3360935号公報がある。
本特許において、本発明により同定されたイナーシャ合計値Jおよび粘性摩擦係数Dを利用することで、推定外乱信号が正確に演算され、振動抑制がより容易に実現可能となる。
本発明は、工作機械や産業用ロボットを駆動するモータ制御装置として利用することができる。
本発明を適用する第1の実施例を説明するモータ制御装置のブロック図 実施例1のシミュレーション結果(速度指令Vrefおよび速度信号Vfb 実施例1のシミュレーション結果(トルク指令Tref 実施例1のシミュレーション結果(同定されたイナーシャ合計値J及び真値) 実施例1のシミュレーション結果(同定された粘性摩擦係数および真値) 従来方法のシミュレーション結果(同定されたイナーシャ合計値J及び真値) 従来方法のシミュレーション結果(同定された粘性摩擦係数および真値) 本発明を適用する第2の実施例を説明するモータ制御装置のブロック図
符号の説明
11 位置制御部
12 速度制御部
13 トルク制御部
14 モータ
15 検出器
16 差分器
17 負荷
18 制御定数同定器
21 フィードフォワード作成器

Claims (12)

  1. 速度指令Vrefを出力する速度指令発生部と、前記速度指令Vref及びモータ速度検出信号Vfbを入力し前記モータ速度検出信号Vfbが前記速度指令Vrefに一致するようにトルク指令Trefを出力する速度制御部と、前記トルク指令Trefを入力しトルク制御を行いモータにモータ駆動電流を出力するトルク制御部と、前記モータの位置または速度を検出し前記モータ速度検出信号Vfbを出力する検出器とを備えたモータ制御装置において、
    前記モータの回転子イナーシャの値及び前記モータにより駆動される負荷機械のイナーシャの値を前記モータの回転軸に換算した値を合計したイナーシャ合計値Jと、粘性摩擦係数Dとを、


    ただし、Tref′はTrefの時間微分値、Vfb′はVfbの時間微分値、aおよびbは
    任意の時刻を表し、b>aである。
    により算出する制御定数同定部を備えることを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記制御定数同定部において、
    前記イナーシャ合計値Jを算出するための区間[a,b]を、時刻aにおけるモータ速度の絶対値|Vfb(a)|と時刻bにおけるモータ速度の絶対値|Vfb(b)|とが一致するような区間とすることを特徴とする請求項1記載のモータ制御装置。
  3. 前記制御定数同定部において、
    前記粘性摩擦係数Dが既知である場合は前記イナーシャ合計値Jを、
    により算出することを特徴とする請求項1記載のモータ制御装置。
  4. 前記制御定数同定部において、
    前記粘性摩擦係数Dおよび一定外乱力Tcが既知である場合は前記イナーシャ合計値Jを、
    により算出することを特徴とする請求項1記載のモータ制御装置。
  5. 前記制御定数同定部において、前記粘性摩擦係数Dを算出するための区間[a,b]を、時刻aにおけるモータ速度微分値の絶対値|Vfb′(a)|と時刻bにおけるモータ速度微分値の絶対値|Vfb′(b)|とが一致するような区間とすることを特徴とする請求項1記載のモータ制御装置。
  6. 前記制御定数同定部において、前記イナーシャ合計値Jが既知である場合は、前記粘性摩擦係数Dを、
    により算出することを特徴とする請求項1記載のモータ制御装置。
  7. 前記制御定数同定部において、
    fbの時間微分値Vfb′、Trefの時間微分値Tref′を、


    ただし、sはラプラス演算子で微分、LPFはローパスフィルタの伝達関数を表す。
    により算出することを特徴とする請求項1記載のモータ制御装置。
  8. 前記制御定数同定部において、
    fbの時間微分値Vfb′、Trefの時間微分値Tref′を、


    ただし、LPFはローパスフィルタの伝達関数を表し、α>0、β>0の定数である。
    により算出することを特徴とする請求項1記載のモータ制御装置。
  9. 前記制御定数同定部において、
    fbの時間微分値Vfb′、Trefの時間微分値Tref′を、オブザーバを利用して算出することを特徴とする請求項1記載のモータ制御装置。
  10. 同定された前記イナーシャ合計値Jと同定された前記粘性摩擦係数Dとを、制御パラメータの調整、フィードフォワード信号の作成、または振動抑制補償器の調整に利用することを特徴とする請求項1記載のモータ制御装置。
  11. 前記フィードフォワ−ド信号を、位置指令の微分値に同定された前記粘性摩擦係数Dを乗じた値と位置指令の2階微分値に同定された前記イナーシャ合計値Jを乗じた値とを加えた値とすることを特徴とする請求項10記載のモータ制御装置。
  12. 前記速度指令Vrefを、位置指令Prefおよびモータ位置信号Pfbを入力し、位置指令Prefにモータ位置信号Pfbが一致するように決定することで、位置制御を行うことを特徴とする請求項1記載のモータ制御装置。
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