JP4556353B2 - データ放送送出方法及びデータ放送送出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ放送送出方法及びデータ放送送出装置に関する。詳しくは、カルーセル伝送方式のデータ放送において、所望のタイミングでモジュールを更新し、更新モジュールを優先的に送出することにより、受信側における画面更新を高速にするデータ放送送出方法及びデータ放送送出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術において、デジタル放送によるデータ放送では、受信機で解釈できるBML言語(Broadcast Markup Language)で記述されたプログラム=コンテンツを、ISO/IEC13818−6規格で定義されたDSM−CC(Digital Storage Media Command and Control)カルーセル伝送方式で受信機に対して繰り返し送出している。
【0003】
まず、DSM−CCカルーセル方式によるデータ放送の仕組みを図7を参照しながら説明する。データ放送で送出するBML言語で記述されたコンテンツ=BMLコンテンツ500は、通常、複数のファイルから構成されている。このBMLコンテンツを構成する複数のファイルのうち、受信側で同一画面を構成するファイルなどを1つの纏まりとして、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)のマルチパート化により1つのファイルに合成したモジュール600(Aモジュール610、Bモジュール620・・・)を作成する。モジュール600は、デジタル放送では放送帯域は限られているため伝送する容量はなるべく減らしたいので、例えば、送出中のコンテンツの一部分のみを更新するときに、更新したい部分をモジュール単位で送出することにより、BMLコンテンツの更新を行うことができ、それ以外のモジュールは以前(既存)のモジュールを使用することで伝送(送出)する容量を減らすことができる。
【0004】
次に、作成したモジュール600の各モジュール(Aモジュール610、Bモジュール620・・・)を固定されたサイズ(4066バイト)のDDB(Download Data block)700と呼ばれる単位のブロックに分割する。分割されたDDB710(DDB711、712・・・)、DDB720・・・にはブロック番号が割り当てられ、受信機ではこのブロック番号順に分割されたDDB700(DDB711、712・・・)を並べることでモジュール600(Aモジュール610、Bモジュール620・・・)を再構成することができる。又、BMLコンテンツ500を構成する各モジュールの構成情報を記述したDII(Download Info Indication)750と呼ばれるブロックを作成する。
【0005】
更に、作成したDDB700とDII750を、デジタル放送で送出するための所定のサイズ(188バイト)のTSパケット800(TSパケット811a・・・、TS812a・・・)に分割する。分割されたTSパケット800を、それぞれのモジュール単位でトランスポートストリームの所定の位置=スロット910に所定の順番で送り出してカルーセル900として送信する。そして全てのTSパケット800の送出が完了すると、再び最初から同じTSパケット800(TSパケット811a・・・)を同じ順序での送出を繰り返す。
【0006】
図7は、BMLコンテンツ500をカルーセル伝送方式で送出時を略示的に示したもので、BMLコンテンツ500を、同一画面を構成するファイルなどを1つの纏まりとしてHTTPのマルチパート化で1つのファイルに合成したAモジュール610、Bモジュール620、Cモジュール630、Dモジュール640が作成され、次に、作成したAモジュール610〜Dモジュール640をそれぞれ固定されたサイズのDDB700(DDB711、722・・・)に分割し、各モジュールの構成情報を記述したDII750を作成する。更に、作成されたDDB700とDII750は、Aモジュール610がTSパケット811a・・・、812a・・・、Bモジュール620がTSパケット821a・・・、822a・・・というように所定のサイズのTSパケットに分割される。そして、分割したTSパケット800を、各モジュール単位でトランスポートストリームの所定の位置=スロット910に所定の順番で送出してカルーセル900として送信する。
【0007】
この場合、最初にカルーセル900の基点となるDII750を構成するTSパケット850を送り出し、続いてAモジュール610→Bモジュール620→Cモジュール630→Dモジュール640の順で分割したTSパケット群を送り出し、全てのTSパケットの送出が完了すると、再び最初から同じ順序DII750→Aモジュール610→Bモジュール620→Cモジュール630→Dモジュール640の順でTSパケットの送出を繰り返す。
【0008】
一方、データ放送の受信側においては、受信機によって繰り返し送出されているTSパケット800=カルーセル900のうち、DII750を含むTSパケットを受信すると、DII750を構成するTSパケット851、852を再構成して各モジュール(Aモジュール610〜Dモジュール640)の構成情報を得る。次に、この各モジュールの構成情報を参照し、受信したTSパケットから、各モジュールを復元し、所定のファイルで構成されるBMLコンテンツの再構成を行う。そして、再構成されたBMLコンテンツをBMLエンジンで再生して画面表示する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、あるモジュールの更新を行うときは、カルーセルの基点となる次の送出タイミングを待って、更新モジュールを含む新たなカルーセルを送出して、モジュールの更新を行わなければならないという問題がある。
【0010】
例えば、上述の図7ようなDII→Aモジュール→Bモジュール→Cモジュール→Dモジュールの順で送出しているカルーセルを送出している場合において、DII(を構成するTSパケット)の送出直後に、Bモジュール更新指示が行われると、カルーセルがDII→Aモジュール→Bモジュール→Dモジュール→Cモジュールというように一周するのを待って、更新したBモジュールによる新たなカルーセルの送出を行わなければならない。
【0011】
一方、受信側では、例えば、株価情報や災害情報などの即時性が重要なコンテンツが更新された場合に、更新されたコンテンツ(モジュール)がすぐに反映されないという問題がある。
【0012】
従って、カルーセル伝送方式によるデータ放送において、更新したいコンテンツ(モジュール)を所望のタイミングで更新できるようにすると共に、更新したコンテンツ(モジュール)を受信側でできるだけ速く表示できるようにすることに解決しなければならない課題を有する。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明に係るデータ放送送出方法及びデータ放送送出装置は次のような構成にすることである。
【0014】
(1)カルーセル伝送方式により送出するデータ放送のモジュールを更新するときに、カルーセルに従い送出されている複数のモジュールの中から、更新されたモジュールを優先的に送出するようにしたことを特徴とするデータ放送送出方法。
(2)前記更新されたモジュールの送出は、送出中のカルーセルを中断し、前記更新されたモジュールを含むカルーセルに従って該更新されたモジュールから順に送出することを特徴とする(1)に記載のデータ放送送出方法。
(3)前記更新されたモジュールは、該モジュールの初回送出のときに複数回繰り返して送出することを特徴とする(2)に記載のデータ放送送出方法。
【0015】
(4)デジタル放送によるデータ放送において、コンテンツをカルーセル伝送方式によりモジュール単位で送信するデータ放送送出装置であって、前記モジュールの更新情報をリアルタイムに検出する手段と、前記モジュールの更新情報を検出した場合に、更新モジュールを受信する受信手段と、前記更新モジュールに基づいて更新カルーセルを生成する手段と、送出中のカルーセルによるモジュール送出を中止し、前記生成された更新カルーセルに従って前記更新モジュールを優先的に送出する送出手段と、を備えていることを特徴とするデータ放送送出装置。
(5)前記更新カルーセルを生成する手段は、前記受信した更新モジュールと更新前のカルーセルで送出されている当該モジュールとだけを入れ替え、該更新モジュールから順に送出する更新カルーセルを生成することを特徴とする(4)に記載のデータ放送送出装置。
(6)前記送出手段は、前記更新モジュールを所定の回数送出することを特徴とする(4)に記載のデータ放送送出装置。
(7)前記送出手段は、前記更新されたモジュールの初回送出のときに該モジュールを複数回繰り返して送出することを特徴とする(4)に記載のデータ放送送出装置。
【0016】
(8)デジタル放送によるデータ放送のコンテンツを構成するモジュールを送出する装置であって、送出するためのモジュールを受信する手段と、モジュールの更新情報をリアルタイムに検出する手段と、前記更新情報に従って送出中のモジュールの送出を中止し、該更新情報で指定される更新モジュールを優先的に送出する手段と、を備えたことを特徴とするデータ放送送出装置。
(9)前記送出する手段は、更新前のモジュールを更新モジュールに置き換えて、更新モジュールから順に送出することを特徴とする(8)に記載のデータ放送送出装置。
(10)前記送出する手段は、更新モジュールを所定回数送出した後、更新されていないモジュールを送出することを特徴とする(9)に記載のデータ放送送出装置。
【0017】
このようなデータ放送送出方法及びデータ放送送出装置により、モジュールの更新を検出すると、更新モジュールのみを、更新前のカルーセルの当該モジュールと入れ替えて更新カルーセルを生成し、送出中のカルーセルによるモジュール送出を中止して、生成した更新カルーセルに従って更新モジュールから順にモジュールの送出を行うことできるので、更新されたモジュール(=コンテンツ)が優先的に送出され、受信側における画面更新が速くなる。
【0018】
また、更新カルーセルによる初回のモジュール送出時に更新モジュールを複数回繰り返して送出することにより、受信機側で更新カルーセルが更新された直後すぐにデータ放送を受信した場合に、更新モジュールの受信タイミングを逸することを防止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係るデータ放送送出方法及びデータ放送送出装置の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0020】
図1は、デジタル放送によるデータ放送の送受信システムであり、放送番組であるコンテンツを作成して提供する番組供給事業者の放送番組供給システム100と、各放送番組供給システム100とネットワークを介して接続され、放送番組供給システム100から送られてくる放送番組(コンテンツ)を衛星等を介して送出する放送事業者のデータ放送送信システム200と、データ放送を受信して再生する受信システム300とから構成される。
【0021】
放送番組供給システム100は、リアルタイムデータ送信部110と、モジュール作成部120とを具備しており、専用回線等のネットワークを介して放送事業者のデータ放送送信システム200と常時接続されている。
【0022】
リアルタイムデータ送信部110は、データ放送送信システム200に対してリアルタイムでモジュールの更新要求を行い、モジュール作成部120で作成された更新モジュールを送出する機能を備えている。
【0023】
モジュール作成部120は、放送番組の内容を画像ファイルや文字ファイル等の複数のファイルによって構成しているBML(Broadcast Markup Language)コンテンツを、受信側で同一画面を構成するファイルを1つにまとめてHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)のマルチパート化により1つのファイルとして合成したモジュールを作成し、リアルタイムデータ送信部110などに送る。
【0024】
データ放送送信システム200は、リアルタイムデータ受信部210と、カルーセル生成部220と、データ送出部230と、送信アンテナ240とを具備しており、専用回線等のネットワークを介して放送番組供給システム100と常時接続されている。
【0025】
リアルタイムデータ受信部210は、放送番組供給システム100からモジュール単位で送られてくる放送番組を受信してカルーセル生成部220に送る。又、放送番組供給システム100(のリアルタイムデータ送信部110)からのモジュール更新要求を常時監視し、カルーセル生成部220に通知する機能を備えている。
【0026】
カルーセル生成部220は、リアルタイムデータ受信部210から送られてくるモジュールを、固定されたサイズ(4066バイト)に分割してDDB(Download Data block)を作成すると共に、各モジュールを再構成するための構成情報を記述したDII(Download Info Indication)ブロックを作成する。更に、作成したDIIとDDBをデジタル放送で送出するための所定のサイズ(188バイト)に分割してTSパケットを作成し、このTSパケットを、DII及び各モジュール毎の纏まり=TSパケット群として所定の順序で送出するためのカルーセルを生成してデータ送出部230に送る。
【0027】
又、カルーセル生成部220は、リアルタイムデータ受信部210からのモジュール更新要求を検知すると、リアルタイムデータ受信部110を介して送られてくる更新モジュールにより新たなカルーセル=更新カルーセルを作成するためのDIIを作成するとともに、更新モジュールをDDBに分割し、更に、DIIとDDBをTSパケットに分割して更新モジュールのTSパケット群を作成する。続いて、新たなDIIを基点とし、先頭に更新モジュールのTSパケット群、続いて、更新していないモジュールを構成するTSパケット群の順番で配置した更新カルーセルを生成するカルーセル更新機能を備えている。
【0028】
データ送出部230は、カルーセル生成部220で生成されるカルーセルの順序に従って送られてくるTSパケット群(=データ放送番組)をトランスポートストリームとして送信アンテナ240を介して衛星250にアップロードする。又、更新カルーセルを送出する場合、初回の送出時に更新モジュールを構成するTSパケット群を先頭から複数回繰り返して送り出し、続いて、更新していないモジュールを構成するTSパケット群の順で送出するという順番のカルーセルを生成して送り出す。尚、更新モジュールは、初回の送出時だけでなく、更新カルーセルに所望の順序で複数回送出するようにしても良い。
【0029】
衛星250は、送信アンテナ240からアップロードされたトランスポートストリームを中継して受信システム300に送出する。尚、受信システム300との送受信は、衛星を利用したものでなく、地上波や有線ネットワークを利用することも可能であることは勿論である。
【0030】
受信システム300は、衛星250からのデータ放送を受信する受信アンテナ310と、受信アンテナ310で受信したデータ放送(=TSパケット群)の受信機320とからなる。受信機320は、受信アンテナ310で受信したデータ放送=TSパケット群からDIIを構成するTSパケットを検知すると、DIIを再構成して放送番組を構成する各モジュールの構成情報を得る。次に、各モジュールの構成情報を参照し、受信したTSパケットからDDB→モジュールを再構成して、所望のモジュールを復元し、復元されたモジュール(複数のファイル)をBMLエンジンで再生して画面表示する。
【0031】
このようなカルーセル伝送方式で送出されているデータ放送の送受信システムにおいて、データ放送の内容=モジュールの更新を行う場合の動作について図を参照しながら説明する。
【0032】
まず、現在送出されているデータ放送のカルーセルは、図3に示すようなA〜Dモジュールを構成するTSパケット群10〜40(以下、Aモジュール10、Bモジュール20、Cモジュール30、Dモジュール40とする)と、各モジュールの構成情報を有するDII5のTSパケット群50(以下、DII50とする)とから構成されており、DII50→Aモジュール10→Bモジュール20→Cモジュール30→Dモジュール40の順に繰り返し送出されている(ST10)。
【0033】
データ放送送信システム200では、まず、現在放送中のデータ放送(カルーセル)が終了が否かの判別する(ST11)。放送終了でない場合は、放送番組供給システム100(のリアルタイムデータ送信部110)からのモジュール更新要求の監視を行う(ST13)。モジュール更新要求(割り込み)がない場合は、カルーセルの送出を継続し、再び現在送出中のカルーセルが終了か否かの判別を行い、モジュール更新要求の監視を繰り返す(ST13→ST10→ST11)。データ放送終了の場合は、カルーセルの送出を停止する(ST12)。
【0034】
一方、データ放送送信システム200のリアルタイムデータ受信部210では、ネットワークを介して放送番組供給システム100から送られてくるモジュール更新要求をリアルタイムでチェックし、更新要求がない場合はチェックを繰り返す(ST20)。モジュールの更新要求を検出すると、リアルタイムデータ受信部210で放送番組供給システム100のリアルタイムデータ送信部110から送られてくる更新モジュールを受信してカルーセル生成部220に送る(ST21)。
【0035】
ここで、Bモジュール20を更新する場合を例に説明する(図2参照)。カルーセル生成部220は、リアルタイムデータ受信部210を介して送られてくるBモジュール20の更新モジュールを取得すると、更新カルーセルのDIIを作成するとともに、更新モジュールをDDBに分割する(ST22)。更に、作成したDIIとDDBをTSパケット部で更新モジュールのDDBを分割してTSパケットを作成する(ST23)。
【0036】
続いて、カルーセル生成部220では、図4に示すように、新たなDIIを構成するTSパケット群=DII50’を基点とし、先頭に更新モジュールのTSパケット群=Bモジュール20’を配置し、続いて、更新していないAモジュール10、Cモジュール30、Dモジュール40を順次配置するという順番(DII50’→Bモジュール20’→Cモジュール30→Dモジュール40→Aモジュール10の順)の更新カルーセルを生成する(ST24)。そして、現在送出中のカルーセル(図2参照)と差し替えるためにデータ送出部230に割り込みをかける(ST25)。
【0037】
データ送出部230では、モジュール生成部220からの割り込みを検知すると、現在DII50→Aモジュール10→Bモジュール20→Cモジュール30→Dモジュール30の順の繰り返し送出しているカルーセル(図2参照)によるモジュール送出を中止する(ST14)。
【0038】
続いて、データ送出部230は、カルーセル生成部220からの更新カルーセルに従い各モジュールの送出を行う。ここで、更新カルーセルにより各モジュールを送り出す場合、初回の送出のときにカルーセル生成部220から更新モジュールであるBモジュール20’を複数回繰り返して送り出し、図5に示すような、DII50’→Bモジュール20’→Bモジュール20’→Cモジュール30→Dモジュール40→Aモジュール10の順番となるカルーセルに従い各モジュールを送出する(ST15)。そして、初回のカルーセルが一巡すると、カルーセル生成部220からDII50’→Bモジュール20’→Cモジュール30→Dモジュール40→Aモジュール10の順で作成された更新カルーセルに従い各モジュールの送出を繰り返す(ST16→ST10)。
【0039】
データ送出部230で送出されるカルーセル=TSパケット群は、送信アンテナ240により衛星250にアップロードされ、衛星250を介して受信システム300に送出される。
【0040】
受信システム300では、受信機320によって、受信アンテナ310で受信したデータ放送(=更新カルーセル)を受信して、DII50’を検知すると、DIIを再構成して放送番組を構成する各モジュールの構成情報を得る。次に、各モジュールの構成情報を参照し、受信したTSパケットからDDB→モジュールを再構成して、所望のモジュールを復元し、復元されたモジュール(複数のファイル)をBMLエンジンで再生して画面表示する。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したようなデータ放送送出方法及びデータ放送送出装置により、送出中のコンテンツ(放送番組)=モジュールを更新する場合、カルーセルの送出途中であったとしても、割り込みをかけて現在送出中のカルーセルを中断し、更新する内容=更新モジュールを優先的に送出する更新カルーセルによりモジュール送出を行うことができる。従って、任意のタイミングでコンテンツの更新を行っても、受信側に対して更新内容(更新モジュール)を速く反映することが可能となり、例えば、地震情報や株価情報などの即時性が重要なコンテンツもより速く表示することができる。
【0042】
また、更新カルーセルによるモジュール送出の初回送出のときに、更新モジュールを複数回繰り返して送出することによって受信機側で更新カルーセルが送出された直後すぐにデータ放送を受信した場合、DIIの解析が終わる前に更新モジュールが到着するので、結果的に更新カルーセルが一巡するまで更新モジュールを受信できないということを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ放送送出方法によるデジタル放送のデータ放送送受信システムの構成を略示的に示した概略図である。
【図2】本発明に係るデータ放送送出方法及びデータ放送送出装置により送出されるカルーセルの構成を略示的に示した概略図である。
【図3】本発明に係るデータ放送送出方法及びデータ放送送出装置によりカルーセルを更新する場合の手順を示したフローチャートである。
【図4】本発明に係るによりカルーセルの更新した場合のカルーセルの構成を示した概略図である。
【図5】本発明に係るデータ放送送出方法及びデータ放送送出装置によりカルーセルの更新した場合の初回送出時に送出するカルーセルの構成を示した概略図である。
【図6】カルーセル伝送方式によるデータ放送のカルーセルの生成過程を示した概略図である。
【図7】カルーセル伝送方式によるデータ放送により送出されるカルーセルの構成を示した概略図である。
【符号の説明】
100;放送番組供給システム、110;リアルタイムデータ送信部、120;モジュール作成部、200;データ放送送信システム、210;リアルタイムデータ受信部、2220;カルーセル生成部、230;データ送出部、240;送信アンテナ、250;衛星、300;受信システム、310;受信アンテナ、320;受信機、5;DII、10;AモジュールのTSパケット群、20;BモジュールのTSパケット群、30;CモジュールのTSパケット群、40;DモジュールのTSパケット群、20’;更新BモジュールのTSパケット群、50’;更新DII、500;BMLコンテンツ、510;ファイル、520;ファイル、600;モジュール、610;モジュール(Aモジュール)、620;モジュール(Bモジュール)、700;DDB、710、711、712;DDB(Aモジュール)、720、721;DDB(Bモジュール)、750;DII、800;TSパケット、810、811、811a、812、812a;TSパケット(Aモジュール)、820、821、821a、822、822a;TSパケット(Bモジュール)、850;TSパケット(DII)、900;カルーセル、910;スロット、5A;DII、10A;AモジュールのTSパケット群、20A;BモジュールのTSパケット群、30A;CモジュールのTSパケット群、40A;DモジュールのTSパケット群
Claims (2)
- カルーセル伝送方式により送出するデータ放送のモジュールを更新するときに、カルーセルに従い送出されている複数のモジュールの中から、更新された更新モジュールをリアルタイムで検出して、該更新モジュールを優先的に送出し、
前記更新モジュールの優先的送出は、送出中のカルーセルを中断し、前記更新モジュールを含む更新カルーセルを生成し、該更新カルーセルを初回に送出する時に、該更新モジュールを先頭から複数回繰り返して送出することを特徴とするデータ放送送出方法。 - デジタル放送によるデータ放送において、放送番組供給システムから送出されるコンテンツをカルーセル伝送方式によりモジュール単位で送信するデータ放送送出装置であって、
前記放送番組供給システムから送出される前記モジュールの更新情報をリアルタイムに検出する手段と、前記モジュールの更新情報を検出した場合に前記放送番組供給システムから更新モジュールを受信する受信手段と、前記更新モジュールに基づいて更新カルーセルを生成する手段と、送出中のカルーセルによるモジュール送出を中止し、該更新カルーセルを初回に送出する時に、該更新モジュールを先頭から複数回繰り返して送出する送出手段と、を備えていることを特徴とするデータ放送送出装置。
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