JP4550960B2 - レンズシャッタカメラ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フラッシュ撮影可能なレンズシャッタカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
夜間撮影等の露出時間の長いスローシンクロ撮影において、絞り機構とシャッタ機構が兼用されているレンズシャッタ(LS)カメラを用いてフラッシュを発光させて、走行中の自動車を撮影すると、撮影された写真には露出時間中の自動車の軌跡が写り、自動車が逆方向に走行しているように不自然に写るという現象が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような現象は一眼レフカメラによるスローシンクロ撮影においても生じ、この現象を解決するために、一眼レフカメラでは、被写体の移動方向に応じて、先幕シャッタに同期させてシャッタ全開直後にフラッシュを発光させる先幕シンクロモードと、後幕シャッタに同期させてシャッタ閉塞開始直前にフラッシュを発光させる後幕シンクロモードとを切替える構成が提案されている。一眼レフカメラには、撮影レンズの絞り機構とは独立して先幕シャッタと後幕シャッタを有するフォーカルプレーンシャッタが用いられており、絞りの開口度およびシャッタ速度によって露出が決定され、TTL調光によってフラッシュの発光量が制御されるため、フラッシュの発光タイミングは露出に影響を及ぼさない。したがってフラッシュの発光タイミングを変更することが可能であり、先幕および後幕シャッタの動作を制御するための信号に基づいて、シャッタ全開直後またはシャッタ閉塞開始直前にフラッシュを発光させることは容易である。しかしながら、LSカメラでは、フラッシュ発光はシャッタ開放制御中に行なわれており、フラッシュの発光タイミングが露出を決定するため、被写体の移動方向に応じて、フラッシュの発光タイミングを切替えることはできなかった。
【0004】
本発明は、レンズシャッタカメラを用いたスローシンクロ撮影において、フラッシュ発光のタイミングを制御することにより、被写体の動きが自然に見える写真を撮影可能にすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る第1のレンズシャッタカメラは、発光源と、シャッタの開放動作、またはこのシャッタの閉塞動作に伴って発光源を発光させる発光手段と、シャッタの開閉を制御するシャッタ制御手段と、シャッタの開放動作に伴って発光手段により発光源を発光させる先シンクロモード、またはシャッタの閉塞動作に伴って発光手段により発光源を発光させる後シンクロモードのうち何れか一方に動作モードを切替えるモード切替手段とを備えることを特徴としている。
【0006】
本発明に係る第2のレンズシャッタカメラは、発光源と、シャッタの開放動作、またはこのシャッタの閉塞動作に伴って前記発光源を発光させる発光手段と、シャッタの開閉を制御するシャッタ制御手段と、シャッタの開放動作に伴って発光手段により発光源を発光させる先シンクロモード、またはシャッタがそのシャッタの機械的な限界により定まる開放口径まで開放するときにシャッタの閉塞動作の開始直前に発光手段により発光源を発光させる後シンクロモードのうち何れか一方に動作モードを切替えるモード切替手段とを備えることを特徴としている。
【0007】
好ましくは、発光手段はモード切替手段により動作モードが先シンクロモードに切替えられているとき、発光源を発光させる発光タイミングとして、シャッタの開放動作の開始から発光源の発光を開始するまでの時間を算出し、モード切替手段により動作モードが後シンクロモードに切替えられているとき、発光タイミングとして、シャッタの閉塞動作の開始から発光源の発光を開始するまでの時間を算出する。さらに好ましくは、シャッタの開放時間を測光結果に基づいて算出する開放時間算出手段が設けられ、モード切替手段により動作モードが後シンクロモードに切替えられているとき、発光手段が、発光タイミングとして、開放時間が経過した後から、発光源の発光を開始するまでの時間を算出する。
【0008】
好ましくは、シャッタの開放時間を測光結果に基づいて算出する開放時間算出手段が設けられ、モード切替手段により後シンクロモードに動作モードが切替えられているとき、開放時間が相対的に短い場合、発光手段がシャッタの開放動作に伴って発光源を発光させる。また好ましくは、測距結果に基づいて、発光源を発光させるときのシャッタ口径であるフラッシュ発光口径に対応する第2の絞り値を算出する第2の絞り値算出手段が設けられ、発光手段がシャッタの口径が第2の絞り値に対応するフラッシュ発光口径に達したとき、発光源を発光させる。
【0009】
好ましくは、測光および測距結果に基づいて、露出時のシャッタの最大口径に対応する第1の絞り値と、適正露出量を得るためのシャッタのフラッシュ発光口径に対応する第2の絞り値とを算出する絞り値算出手段と、フラッシュ発光口径に対応する第2の絞り値と最大口径に対応する第1の絞り値とを比較することによって、シャッタの口径が最大口径であるときに適正露出量を得るための発光源の発光量を算出する発光量算出手段とが設けられ、モード切替手段により動作モードが後シンクロモードに切替えられているとき、発光手段が、シャッタの口径が最大口径であるときに発光源を算出された発光量で発光させる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、第1の実施形態のレンズシャッタカメラの斜視図と、レンズシャッタカメラと被写体の配置関係を示すものである。
【0011】
カメラ10はシャッタ機構として絞りを兼ねたシャッタが撮影レンズに組み込まれるレンズシャッタカメラであり、さらに詳しくは、撮影時にはシャッタ機構を全閉状態から所定のシャッタ口径に達するまで開放させ、その後再び全閉状態になるまで閉じることにより露出動作を行なうものである。このカメラ10には内蔵フラッシュ16が設けられる。カメラ10の正面10bには、ファインダ窓18、測光・測距センサ20が配設され、レンズ24を保持するレンズ鏡筒23が取付けられている。
【0012】
カメラ10の上面10aには、レリーズボタン12、電源スイッチ13、モード切替スイッチ11が配設される。レリーズボタン12は2段階で押下可能なセルフバックスイッチであり、このレリーズボタン12を半押しすることにより測光、測距等の撮影準備が行なわれ、全押しすることにより撮影が実行される。電源スイッチ13は電源のオン/オフを切替えるためのトランスファースイッチである。モード切替スイッチ11は、内蔵フラッシュ16の動作モードを選択するためのセルフバックスイッチであり、モード切替スイッチ11が1度押下される度に、自動内蔵フラッシュモード、内蔵フラッシュオフモード、先シンクロモードおよび後シンクロモードが順次切替えられる。ここで先シンクロモードとは、シャッタの開放動作時にシャッタ口径が所定の開口径に達したとき内蔵フラッシュ16が発光せしめられるものであり、後シンクロモードとは、シャッタの閉塞動作時にシャッタ口径が所定の開口径に達したとき内蔵フラッシュ16が発光せしめられるものである。
【0013】
カメラ10を用いて、被写体として矢印C方向に走行する自動車Aを斜め後方から夜間撮影する場合について説明する。この場合、モード切替スイッチ11の押下により先シンクロモードが設定されているとき、露出開始直後に内蔵フラッシュ16が発光せしめられ、測光、測距結果に基づく露出時間の間、露出が行なわれる。このとき撮影される写真を図2に示す。夜間撮影では、露出時間の長いスローシンクロ撮影が行なわれるため、被写体が動いていると、その被写体の動作の軌跡が写真に撮影される。したがって、被写体である自動車Aの車体は、露出開始直後に内蔵フラッシュ16により照明されて撮影され、その後、残りの露出時間の間では、テールランプの光の軌跡のみが撮影される。このため、テールランプの光の軌跡が自動車Aの車体の内部に入り込み、自動車Aは逆方向に走行しているように不自然に撮影される。
【0014】
これに対し、モード切替スイッチ11の押下により後シンクロモードが設定されているとき、露出終了直前に内蔵フラッシュ16が発光せしめられる。このとき撮影される写真を図3に示す。露出開始からテールランプの光の軌跡が撮影され、露出終了直前に自動車Aの車体がフラッシュ16により照明されて撮影される。したがってテールランプの光の軌跡は自動車Aの車体の内部に入り込むことはなく、自動車Aは矢印C方向に走行しているように撮影され、自動車Aの動きの自然な写真が得られる。
【0015】
また自動車Aが矢印C方向とは反対方向に走行している場合では、先シンクロモードにおいて、自動車Aの動きの自然な写真が撮影され、後シンクロモードでは、自動車Aが逆行しているような写真が撮影される。
【0016】
以上のようにスローシンクロ撮影を行なう場合、モード切替スイッチ11によりモードを切替えて、内蔵フラッシュ16の発光のタイミングを選択することによって、撮影者の作画意図を反映させた被写体の動きの自然な写真を撮影することができる。換言すると、カメラ10では、スローシンクロ撮影時に内蔵フラッシュ16の発光のタイミングを選択するためのモードとして、後シンクロモードおよび先シンクロモードが設けられている。
【0017】
図1、図4を参照してカメラ10の電気的構成を説明する。カメラ10は電池70から電力を供給され、電源スイッチ13により電源がオンに切替えられると動作可能になる。このカメラ10全体がCPU40により制御され、内蔵フラッシュ16の発光制御および露出演算等の処理が実行される。
【0018】
測光回路22および測距回路21は測光・測距センサ20に接続されており、測光・測距センサ20の検出信号に基づいて、測光回路22では被写体の輝度が、測距回路21では被写体までの距離が測定される。表示部30はLCD等により構成され、そこには撮影モード、撮影フィルム枚数等の情報が表示される。シャッタ部46は不図示のレンズシャッタと、このシャッタを駆動するためのシャッタ用モータM3を有する。このシャッタは絞りを兼ねており、露出動作時、シャッタ用モータM3の駆動により一定の速度で所定のシャッタ口径まで開放せしめられ、その後開放時よりも高速に閉じられる。フォーカス部44は不図示のフォーカスレンズとこのフォーカスレンズを移送するためのフォーカス用モータM2とを有する。
【0019】
フィルム給送部42はフィルム給送モータM1を駆動し、フィルム給送を行なう。フィルム給送検出部28ではフィルム給送が終了したか否かが検出される。
裏蓋スイッチ36はカメラ10の裏蓋の開閉に連動してオン/オフを切替えられる。巻戻しスイッチ34は強制巻戻しを行なうためのものであり、操作者によりオン/オフを切替えられる。撮影が終了するか、あるいは裏蓋スイッチ36または巻戻しスイッチ34がオンされると、フィルム給送部42によりフィルム給送モータM1が駆動され、フィルムが給送される。
【0020】
内蔵フラッシュ16は昇圧回路16a、発光用コンデンサ(メインコンデンサ)16b、Xe管等の発光管16c、発光回路16dおよび充電電圧検出回路16eにより構成される。昇圧回路16aでは電池70の電源電圧を昇圧することによりメインコンデンサ16bを充電するための電圧が生成される。発光回路16dにはIGBTが使用されており、発光管の発光開始および停止がCPU40によるIGBTのオン/オフ切替によって制御され、発光管16cの発光時間が制御可能である。充電電圧検出回路16eではメインコンデンサの充電電圧が検出される。
【0021】
CPU40に接続されるモード切替スイッチ11により自動内蔵フラッシュモード、先シンクロモードまたは後シンクロモードが選択されているとき、内蔵フラッシュ16は、CPU40の指令に応じて、昇圧回路16aによるメインコンデンサ16bへの充電あるいは発光回路16dによる発光管の発光を行ない、充電電圧検出回路16eにより検出されたメインコンデンサ16bの充電電圧を充電電圧データとしてCPU40に出力する。
【0022】
DXコード検出部26ではフィルムパトローネのDXコードが検出され、このDXコードから読取られたフィルム感度情報がフィルム感度データとしてCPU40に転送される。
【0023】
CPU40にはフラッシュの状態を報知するための赤ランプ62と、測距結果を表示するための緑ランプ64とが接続される。
【0024】
レリーズボタン12が半押しされると、すなわち測光スイッチがオンされると、フォーカス部44によってフォーカス用モータM2が駆動され、フォーカス調整が行なわれる。測光回路22および測距回路21では、測光・測距センサ20の検出信号に基づき被写体の輝度および被写体までの距離が測定され、これらは輝度データおよび距離データとしてCPU40に出力される。またCPU40にはDXコード検出部26からフィルム感度データが入力される。そのCPU40ではフィルム感度データ、輝度データおよび距離データに基づいて露出量が算出される。
【0025】
レリーズボタン12が全押しされると、すなわちレリーズスイッチがオンされると、CPU40では距離データおよび充電電圧データを用いて、内蔵フラッシュを発光させるときの絞り値としてシャッタの口径(発光口径)が算出される。
また露出量に基づいてシャッタの開放開始時からシャッタの閉塞開始時までのシャッタの開放時間が求められる。その後、シャッタ部46によりシャッタ用モータM3が正転せしめられ、この正転によりシャッタが所定の速度で開放する。
【0026】
モード切替スイッチ11の押下により先シンクロモードまたは自動内蔵フラッシュモードが設定されており、内蔵フラッシュ16を発光させる場合、シャッタの開放制御時にシャッタの口径が算出された発光口径まで達すると、内蔵フラッシュ16が発光せしめられる。その後シャッタの開放時間が経過すると、シャッタ用モータM3が逆転せしめられ、シャッタは所定の速度で閉じられる。このように露出動作が行なわれる。
【0027】
これに対し、モード切替スイッチ11の押下により後シンクロモードが設定されている場合、シャッタの開放制御時には、内蔵フラッシュ16は発光することなく、シャッタは所定の速度で開放して、シャッタの開放時間が経過すると、シャッタ用モータM3の逆転によりシャッタが閉じられる。このシャッタ閉塞制御時に、シャッタの口径が算出された発光口径まで達すると、内蔵フラッシュ16が発光せしめられる。その後シャッタは完全に閉じられて、露出動作が終了する。
【0028】
図5を参照してカメラ10の動作について説明する。図5はカメラ10の動作を示すメインルーチンのフローチャートである。このメインルーチンはカメラ10に電池が装填されることによって開始され、電源のオン/オフに関わらず実行される。
【0029】
ステップS201において、CPU40の各ポート、RAMおよび各レジスタが初期化される。ステップS202において、巻戻しスイッチ34がオンに切替えられたか否かが判定される。巻戻しスイッチ34がオンに切替えられたと判定されたとき、ステップS203の強制巻戻し処理ルーチンが実行される。すなわちフィルムが強制的に巻戻され、フィルム給送検出部28によりフィルムの給送が検出され、フィルムの給送は終了する。一方ステップS202において、巻戻しスイッチ34がオフ状態であると判定されたとき、ステップS204において、裏蓋スイッチ36が変化したか否かが判定される。裏蓋スイッチ36が変化したと判定されたとき、ステップS205の裏蓋開閉処理ルーチンが実行される。
この裏蓋開閉処理ルーチンではカメラ10の裏蓋が閉じられたとき、フィルム給送部42によりフィルムの1コマ目までの頭出しが行なわれ、カメラ10の裏蓋が開けられたとき、フィルムの枚数を計数するためのフィルムカウンタが「0」に設定される。
【0030】
一方ステップS204において裏蓋スイッチが変化していないと判定されたとき、ステップS206において、カメラ10の電源がオン状態であるか否かが判定される。電源がオン状態ではないとき、ステップS207で電源スイッチ13がオンに切替えられたか否かが判定される。電源スイッチ13がオフ状態であるとき、ステップS202の処理が再び実行される。一方電源スイッチ13がオンに切替えられると、ステップS208の電源オン処理ルーチンが実行され、レンズ鏡筒23およびレンズ24が繰り出され、カメラ10は撮影可能な状態になる。
【0031】
これに対しステップS206で電源がオン状態であると判定されたとき、ステップS209において電源スイッチ13がオフに切替えられたか否かが判定される。電源スイッチ13がオフに切替えられたと判定されたとき、ステップS210の電源オフ処理ルーチンが実行され、レンズ鏡筒23およびレンズ24が収納されて、各機能の設定が初期化される。一方ステップS209で電源スイッチがオン状態であるとき、ステップS217において、モード切替スイッチ11が押下されたか否かが判定される。モード切替スイッチ11が押下されたと判定されたとき、ステップS218のフラッシュ設定処理ルーチンが実行され、モード切替スイッチ11が押下される度に、自動内蔵フラッシュモード、内蔵フラッシュオフモード、先シンクロモード、後シンクロモードが順次切替えられる。
【0032】
ステップS217でモード切替スイッチ11が押下されていないと判定されたとき、ステップS219で測光スイッチがオンにされたか否かが、すなわちレリーズボタン12が半押しされたか否かが判定される。レリーズボタン12が半押しされたと判定されたとき、ステップS220の撮影処理ルーチンが実行され、設定されているモードに応じて内蔵フラッシュ16が用いられ、撮影が行なわれる。この撮影処理ルーチンの詳細は後述する。一方ステップS219で測光スイッチがオンにされていないと判定されたとき、ステップS221において、内蔵フラッシュ16のメインコンデンサを充電するための充電要求フラグfが「1」であるか否かが判定される。充電要求フラグが「1」ではないと判定されたとき、ステップS202の処理が実行される。これに対し充電要求フラグfが「1」であるとき、すなわち内蔵フラッシュ16のメインコンデンサを充電するとき、ステップS222のメイン充電処理ルーチンが実行される。メイン充電処理ルーチンは電源オン処理ルーチンの実行後や内蔵フラッシュ16を用いた撮影後に行なわれ、そこでは内蔵フラッシュ16を発光可能な状態にするために、内蔵フラッシュ16のメインコンデンサが充電される。このメイン充電処理ルーチンが終了すると、メインルーチンのステップS202の処理が再び実行される。
【0033】
なおメインルーチンでは、ステップS203、S205、S208、S210、S218、S220の処理がそれぞれ終了すると、ステップS202の処理が実行される。
【0034】
図6、図7はメインルーチンのステップS220で行なわれる撮影処理ルーチンを示すフローチャートである。
【0035】
ステップS241において、測距処理ルーチンが実行される。この測距処理ルーチンでは、測光・測距センサ20の検出信号が測距回路21に入力され、そこで検出信号を用いて被写体までの距離が測定され、この被写体までの距離が距離データとして読取られる。なおこの距離データを用いて後述のフォーカス制御および露出条件の算出が行なわれる。
【0036】
ステップS242において、読取られた距離データが許容データ範囲以内であるか否かが判定される。つまり被写体が合焦可能な範囲以内にあるか否かの判定が行なわれる。読取られた距離データが許容データ範囲以内であるとき、ステップS243において、撮影可能であることを報知するために、緑ランプ64が点灯され、一方距離データが許容データ範囲以内ではないとき、ステップS244において、撮影不可能であることを警告するために、緑ランプ64が点滅せしめられる。
【0037】
緑ランプ64の点灯または点滅により測距結果が報知されると、ステップS245において測光処理ルーチンが実行される。この測光処理ルーチンでは、測光・測距センサ20の検出信号が測光回路22に入力され、そこで検出信号を用いて被写体の輝度が測定される。この測定された被写体の輝度が輝度データとして測光回路22から読取られる。その後ステップS246において、AE演算処理ルーチンが実行される。このAE演算処理ルーチンでは、輝度データを用いて露出量が算出され、自動内蔵フラッシュモード時に内蔵フラッシュ16を発光させるか否かが判断される。なおAE演算処理ルーチンの詳細は後述する。
【0038】
ステップS247において、フラッシュ発光フラグf2が「1」であるか否かが判定される。このフラッシュ発光フラグf2は、内蔵フラッシュ16を発光させるか否かを示すものであり、「1」が設定されているときは、内蔵フラッシュ16を発光することを示し、それ以外のときは、内蔵フラッシュ16を発光させないことを示す。フラッシュ発光フラグf2が「1」ではないと判定されたとき、ステップS252の処理が実行される。これに対しフラッシュ発光フラグf2が「1」であると判定されたとき、ステップS248において、撮影充電処理ルーチンが実行され、内蔵フラッシュ16のメインコンデンサが充電され、ステップS249で充電が正常に行なわれたか否かが判定される。撮影充電処理ルーチンの実行中に、レリーズボタン12の半押しが解除された場合等の充電が正常に行なわれなかったときは、ステップS250において、緑ランプ64と赤ランプ62の双方が消灯せしめられ、撮影処理ルーチンが終了する。一方ステップS249で充電が正常に行なわれたと判定されたとき、ステップS252の処理が実行される。
【0039】
ステップS252では、測光スイッチがオンされているか否か、すなわちレリーズボタン12が半押しされているか否かが判定される。ステップS253では、レリーズスイッチがオンされているか否か、すなわちレリーズボタン12が全押しされているか否かが判定される。このステップS252からステップS253の処理では、レリーズボタン12が半押しから全押しに移行されたか否かが判定され、レリーズボタン12が全押しされるまで、ステップS252からステップS253の処理が繰り返される。レリーズボタン12が全押しされず、レリーズボタン12の半押しが解除された(測光スイッチおよびレリーズスイッチの双方がオフ状態になった)と判定されたときは、ステップS250で緑ランプ64と赤ランプ62の双方が消灯せしめられ、撮影処理ルーチンが終了する。一方レリーズボタン12が全押しされると、ステップS256からの一連の処理により撮影が行なわれる。
【0040】
ステップS256において、緑ランプ64と赤ランプ62の双方が消灯せしめられ、ステップS257で、フラッシュ発光フラグf2が「1」に設定されているか否かが判定される。フラッシュ発光フラグf2が「1」に設定されていると判定されたとき、ステップS260において、FM演算処理ルーチンが実行される。このFM演算処理ルーチンでは距離データ・フィルム感度データ・充電電圧データに基づいて内蔵フラッシュ16の発光条件が求められる。このFM演算処理ルーチンの詳細は後述する。一方ステップS257においてフラッシュ発光フラグf2が「1」に設定されていないと判定されたとき、内蔵フラッシュ16の発光は行なわないので、FM演算処理ルーチンを実行せずに、ステップS261の処理が実行される。
【0041】
ステップS261では、フォーカスドライブ処理ルーチンが実行され、測距結果である距離データに従ってフォーカスモータM2が駆動され、フォーカスレンズが合焦せしめられる。ステップS262では後述する露出制御処理ルーチンが実行される。この露出制御処理ルーチンでは、AE演算処理ルーチンの演算結果に応じてシャッタモータM3が駆動され、露出が行なわれる。これとともに内蔵フラッシュ16を発光させる場合は、FM演算処理ルーチンにより算出された発光条件に応じてフラッシュ発光が制御される。
【0042】
ステップS263において、フォーカスリターン処理ルーチンが実行され、フォーカスドライブ処理ルーチンにより駆動されたレンズが初期位置まで戻される。ステップS264では巻上げ処理ルーチンが実行され、撮影後に1コマ分のフィルムが巻上げられる。1コマ分のフィルムの巻上げが終了すると、この撮影処理ルーチンは終了する。一方規定時間以内に1コマ分のフィルム巻上げが終了しないときは、ステップS265において、フィルムが終了したものと判断し、ステップS266の自動巻戻し処理ルーチンが実行され、フィルム給送モータM1の駆動によりフィルムが無くなるまで巻戻され、この撮影処理ルーチンは終了する。
【0043】
図8はメインルーチンのステップS222で行なわれるメイン充電処理ルーチンのフローチャートである。
【0044】
ステップS281において、内蔵フラッシュ16の充電時間を計測するためのタイムアップ時間10秒のタイマーがスタートする。ステップS282で、内蔵フラッシュ16の充電信号がオンされ、内蔵フラッシュ16の充電が開始される。ステップS283において、充電電圧チェック処理ルーチンが実行され、内蔵フラッシュ16のメインコンデンサの充電電圧が検出される。ステップS284において、充電電圧が330V以上であると判定されるか、ステップS285において、タイマーがタイムアップして、充電時間が10秒を経過したときのみ、ステップS287で、充電要求フラグfが「0」に設定され、ステップS288において内蔵フラッシュ16のメインコンデンサの充電が終了せしめられ、メイン充電処理ルーチンは終了する。
【0045】
図9は撮影処理ルーチンのステップS248で行なわれる撮影充電処理ルーチンのフローチャートである。この撮影充電処理ルーチンでは自動内蔵フラッシュモード、先シンクロモードおよび後シンクロモード時に内蔵フラッシュ16を発光させるとき、充電電圧が内蔵フラッシュ16を発光させるのに必要な発光可能レベルに達しているか否かが判定される。この充電電圧が発光可能レベルに達していないとき、内蔵フラッシュ16のメインコンデンサが充電される。
【0046】
詳述すると、ステップS301において、赤ランプ62が点滅せしめられ、撮影者に内蔵フラッシュ16の充電が必要であり、すぐに撮影ができないことが警告される。ステップS301において内蔵フラッシュ16の充電時間を計測するためのタイムアップ時間10秒のタイマーがスタートする。ステップS303において内蔵フラッシュ16のメインコンデンサの充電が開始される。
【0047】
ステップS304で充電電圧チェック処理ルーチンが実行され、内蔵フラッシュ16のメインコンデンサの充電電圧が充電電圧データとして検出され、ステップS307で充電電圧データが270V以上であるか否かが判定される。充電電圧データが270V以上であれば、ステップS308において、内蔵フラッシュ16のメインコンデンサの充電が終了せしめられ、ステップS309において、内蔵フラッシュ16のメインコンデンサの充電が完了して、内蔵フラッシュ16が発光可能になったことを報知するために、赤ランプ62が点灯せしめられ、撮影充電処理ルーチンは終了する。このとき充電は正常に終了している。
【0048】
一方ステップS307において、充電電圧データが270Vより小さいとき、ステップS311で、タイマーがタイムアップしたか否かが判定される。タイマーがタイムアップしていないとき、ステップS312において測光スイッチがオフされたか否かが、すなわちレリーズボタン12の半押しが解除されたか否かが判定される。レリーズボタン12の半押しが解除されていないときは内蔵フラッシュ16のメインコンデンサの充電が継続され、ステップ304の処理が再び実行される。これに対しステップS312においてレリーズボタン12の半押しが解除されたと判定されたとき、ステップS313において次回撮影時のために充電を行なうように充電要求フラグfが「1」に設定され、ステップS314で充電が終了せしめられる。そしてステップ315において赤ランプ62が消灯せしめられ、撮影充電処理ルーチンは終了する。
【0049】
一方ステップS311でタイマーがタイムアップしたときは、ステップS314で内蔵フラッシュ16のメインコンデンサの充電が終了せしめられる。そしてステップS315で赤ランプ62が消灯せしめられ、撮影充電処理ルーチンは終了する。この場合充電が正常に終了していないため、撮影処理では撮影が許可されない。
【0050】
図10は撮影処理ルーチンのステップS246で行なわれるAE演算処理ルーチンのフローチャートである。このAE演算処理ルーチンでは、測光結果である輝度データを用いて露出量が算出され、輝度データと設定されている内蔵フラッシュ16の動作モードとから内蔵フラッシュ16の発光が必要か否かが判定される。
【0051】
ステップS331では、測光回路22により取得された輝度データBv、DXコード検出部26により検出されたフィルム感度データSvから露出値Evが(1)式により算出される。
Ev=Bv+Sv ・・・(1)
ステップS332では、算出された露出値Evがシャッタ制御による露出量の最大値EVMAXよりも大きいか否かが判定され、露出値Evが最大値EVMAXより大きい場合のみ、ステップS333において露出値Evが最大値EVMAXに設定される。
【0052】
ステップS334からステップS345において、設定されているモードに合せて、内蔵フラッシュ16を発光させるためのフラッシュ発光フラグf2が設定される。詳述すると、ステップS334において内蔵フラッシュオフモードが設定されているか否かが判定され、内蔵フラッシュオフモードが設定されているとき、内蔵フラッシュ16を発光する必要がないので、ステップS335においてフラッシュ発光フラグf2が内蔵フラッシュ16を発光しないことを示す「0」に設定される。そしてステップS336において、露出値Evが最長シャッタ速度により定まる露出量の最小値EVMINよりも小さいか否かが判定される。この露出量の最小値EVMINは露出時間が約2秒になるように定められる。ステップS336において露出値Evが最小値EVMINより小さければ、ステップS337で露出値Evが最小値EVMINに設定され、AE演算処理ルーチンは終了する。
【0053】
一方ステップS334において、内蔵フラッシュオフモードが設定されていないとき、ステップS338からステップS341において、先シンクロモードまたは後シンクロモードが設定されているとき、フラッシュ発光フラグf2が内蔵フラッシュ16の発光を示す「1」に設定され、露出値Evが露出量の最小値EVMINよりも小さければ、露出値Evは露出量の最小値EVMINに変更され、AE演算処理ルーチンは終了する。
【0054】
これに対しステップS338において先シンクロモードも後シンクロモードも設定されていないとき、すなわち自動内蔵フラッシュモードが設定されているとき、ステップS342でフラッシュ発光フラグf2が「0」に設定され、ステップS343において、露出値Evがシャッタの手ブレ限界速度により定まる基準露出値EVAUTO よりも小さいか否かが判定される。この基準露出値EVAUTO は内蔵フラッシュ16を発光させるか否かを判定する基準値である。露出値Evが基準露出値EVAUTO よりも小さければ、ステップS344においてフラッシュ発光フラグf2が内蔵フラッシュ16を発光させることを示す「1」に設定され、ステップS345で露出値Evが基準露出値EVAUTO に変更され、AE演算処理ルーチンは終了する。なお露出値Evが基準露出値EVAUTO 以上であるとき、フラッシュ発光フラグf2は内蔵フラッシュ16を発光しないことを示す「0」に設定されたままAE演算処理ルーチンが終了する。
【0055】
図11は撮影処理ルーチンのステップS260で行なわれるFM演算処理ルーチンのフローチャートである。このFM演算処理ルーチンでは距離データ、充電電圧データ、フィルム感度データに基づいて内蔵フラッシュ16を発光させるときのシャッタ口径が求められる。
【0056】
ステップS361では、AE演算処理ルーチンで算出された露出値Evから第1の絞り値AVPEAK が算出される。この第1の絞り値AVPEAK は露出量Evにより定まり、露出動作時のシャッタ閉塞動作開始直前のシャッタ口径(最大口径)に対応している。図12に露出値Evと第1の絞り値AVPEAK の関係および対応表を示す。この対応表は予め試験的にシャッタ制御を行なって測定されたものであり、CPU40に設けられるメモリ(不図示)上に作成され、この対応表を参照することにより第1の絞り値AVPEAK は求められ、例えば露出値Evが「11」であるとき、第1の絞り値AVPEAK は「3.5」に定められる。
【0057】
ステップS366において充電電圧チェック処理ルーチンが実行され、内蔵フラッシュ16のメインコンデンサの充電電圧が充電電圧データとして検出される。ステップS367では、測距回路21から読取られた距離データ、充電電圧データを用いて、内蔵フラッシュ16を発光させるときのシャッタ口径(フラッシュ発光口径)に対応する第2の絞り値Avが求められる。すなわち距離データをD、ガイドナンバー(光量)をGno、Fナンバー(絞り値)をFnoとしたとき、(4)式によりFナンバーFnoが算出され、(5)式により第2の絞り値Avが算出される。
Fno=Gno/D ・・・(4)
Av=2×log(Fno)/log(2)+(Sv−5)・・・(5)
なおガイドナンバーGnoは充電電圧データとの関係を示す対応表がCPU40のメモリ上に予め作成されており、その対応表を参照することにより求められる。
【0058】
ステップS368からステップS369において、第2の絞り値Avが第1の絞り値AVPEAK よりも小さいか否かが判定され、第2の絞り値Avが第1の絞り値AVPEAK よりも小さいときは、第2の絞り値Avが第1の絞り値AVPEAK に変更され、そうでないときは、第2の絞り値Avは変更されず、ステップS370が実行される。
【0059】
ステップS370からステップS371においては、第2の絞り値Avが小絞り側のシャッタ制御限界AvMAX を超えているか否かが判定され、第2の絞り値Avが小絞り側のシャッタ制御限界AvMAX を超えているときは、第2の絞り値Avがシャッタ制御限界AvMAX に変更され、そうでないときは第2の絞り値Avは変更されず、このFM演算処理ルーチンは終了する。なおこのFM演算処理ルーチンでは、第1の絞り値AVPEAK 、第2の絞り値AvはAPEX値であり、それぞれシャッタ口径に対応しており、これらの絞り値AVPEAK 、Avが大きいほど、それらに対応するシャッタ口径は小さくなる。
【0060】
図13から図15は撮影処理ルーチンのステップS262で行なわれる露出制御処理ルーチンのフローチャートである。この露出制御処理ルーチンでは、露出値Evに基づいてシャッタが制御され、また第2の絞り値Avに基づいて内蔵フラッシュ16の発光が制御され、撮影が行なわれる。
【0061】
ステップS401において、AE演算処理ルーチンで決定された露出値Evに基づいて、シャッタモータM3を正転させることにより行なわれるシャッタ開放制御の駆動時間(開放時間)TEvが定められる。この開放時間TEvはシャッタの開放開始からシャッタの閉塞開始までの時間である。この開放時間TEvと露出値Evの関係および対応表を図12に示す。この対応表はCPU40に設けられるメモリ上に作成されており、この対応表を参照することにより開放時間TEvが、例えば露出値Evが「10」であるとき、「T14」に定められる。なお露出制御時、シャッタは、露出開始から開放時間TEvの間だけ開放され、その後閉じ始められる。
【0062】
ステップS402において、フラッシュ発光フラグf2が「1」に設定されているか否かが判定され、フラッシュ発光フラグf2が「1」には設定されていないとき、ステップS409の処理が実行され、フラッシュ発光フラグf2が「1」に設定されているとき、ステップS403からステップS408の処理が実行され、内蔵フラッシュ16の発光タイミングが求められる。
【0063】
ステップS403では、後シンクロモードが設定されているか否かが判定される。後シンクロモードが設定されているとき、ステップS404において、第1の絞り値AVPEAK がシャッタの機械的な限界により定まる最大のシャッタ口径(開放口径)に対応する開放側の限界絞り値であるか否かが判定される。第1の絞り値AVPEAK が開放側の限界絞り値ではないとき、シャッタは開放口径まで開かないので、シャッタスピードは比較的高速であり、被写体の動きの軌跡が効果的に撮影写真に写ることはなく、先シンクロモードと後シンクロモードの違いによる撮影写真の差が生じない。したがって内蔵フラッシュ16の発光タイミングをシャッタの閉塞制御時に行なう必要がない。このため、ステップS404において第1の絞り値AVPEAK が開放側の限界絞り値ではないと判定されたときは、ステップS405からステップS406の処理が実行され、先シンクロモード時と同様に、内蔵フラッシュ16の発光タイミングが設定される。
【0064】
これに対しステップS404において、第1の絞り値AVPEAK が開放側の限界絞り値であると判定されたときは、シャッタスピードが比較的低速であり、露出時間が長いので、被写体の動きの軌跡が効果的に撮影写真に写る。このため内蔵フラッシュ16の発光タイミングをシャッタ閉塞動作時に制御する必要があり、ステップS407からステップS408の処理が実行され、第2の絞り値Avに基づいてシャッタ閉塞制御時の発光開始時間Tclose が定められる。発光開始時間Tclose はシャッタの閉塞開始時から内蔵フラッシュ16の発光を開始するまでの時間である。この発光開始時間Tclose と第2の絞り値Avとの関係を図16に示す。この関係は、予め試験的にシャッタの閉塞制御を行なって測定されたものであり、この関係に対応した第2の絞り値Avと発光開始時間Tclose の対応表がCPU40に設けられるメモリ(不図示)上に作成される。この対応表を参照することによりシャッタの閉塞制御時の発光開始時間Tclose が定められる。そしてステップS408において内蔵フラッシュ16の発光タイミングを制御するためのタイマー時間Taがシャッタの閉塞制御時の発光開始時間Tclose に設定され、内蔵フラッシュ16の発光時間に対応するタイマー時間Tbが10msec に設定されて、ステップS409の処理が実行される。
【0065】
一方ステップS403において後シンクロモードが設定されていないと判定されたとき、またはステップS404において第1の絞り値AVPEAK が限界絞り値ではないと判定されたとき、ステップS405において、第2の絞り値Avに基づいて、シャッタ開放制御時の発光開始時間Topenが定められる。シャッタ開放制御時の発光開始時間Topenは、シャッタの開放開始時から内蔵フラッシュ16の発光を開始するまでの時間である。シャッタ開放制御時の発光開始時間Topenと第2の絞り値Avの関係を図16に示す。この関係は、予め試験的にシャッタの開放制御を行なって測定されたものであり、この関係に対応した第2の絞り値Avと発光開始時間Topenの対応表がCPU40に設けられるメモリ(不図示)上に作成される。この対応表を参照することによりシャッタの開放制御時の発光開始時間Topenが定められる。そしてステップS406において、内蔵フラッシュ16の発光タイミングを制御するためのタイマー時間Taがシャッタの開放制御時の発光開始時間Topenに設定され、内蔵フラッシュ16の発光時間に対応するタイマー時間Tbが10msec に設定されて、ステップS409の処理が実行される。
【0066】
ステップS409では、シャッタ部46の制御によりシャッタモータM3が正転せしめられ、露出を行なうためにシャッタの開放が開始される。ステップS410では、露出制御のタイミングの基準時間となるシャッタスイッチ32がオンされるまで待機する。シャッタスイッチ32はシャッタが開放し始める位置A(図16参照)でオンされるように調整されており、シャッタスイッチ32がオンされたと判定されると、ステップS411において、タイマー1が開放時間TEvに設定される。
【0067】
ステップS412からステップS416において、自動内蔵フラッシュモードまたは先シンクロモード時に、内蔵フラッシュ16をシャッタの開放制御時に発光させるための処理が実行される。すなわち、ステップS412においてフラッシュ発光フラグf2が「1」であると判定され、ステップS413において、後シンクロモードが設定されていないと判定されたとき、ステップS415においてタイマー2がタイマー時間Taに設定され、スタートし、ステップS416においてタイマー2の割り込みが許可される。またステップS413において、後シンクロモードが設定されていると判定されたときでも、ステップS414において第1の絞り値AVPEAK が開放側の限界絞り値であるときは、上述のステップS404からステップS406において先シンクロモードと同様に内蔵フラッシュ16の発光タイミングが設定されているので、ステップS415からステップS416において、タイマー2がタイマー時間Taに設定され、スタートし、タイマー2の割り込みが許可される。このときステップS415で設定されるタイマー時間Taはシャッタの開放開始時から内蔵フラッシュ16の発光を開始するまでの時間である。
【0068】
ステップS417では、タイマー1がタイムアップするまで待機状態になる。
すなわちシャッタの開放時間TEvを経過するのが待たれる。自動内蔵フラッシュモードで内蔵フラッシュ16を発光させるとき、先シンクロモードが設定されているとき、または後シンクロモードで第1の絞り値AVPEAK が開放側の限界絞り値でないときには、このシャッタの開放動作の間にタイマー2がタイムアップして、タイマー2割り込み処理が実行され、内部フラッシュ16が発光せしめられる。
【0069】
ステップS417でタイマー1がタイムアップすると、シャッタは第1の絞り値AVPEAK に対応する最大口径に達しており、ステップS418からステップS422において、後シンクロモード時に、内蔵フラッシュ16をシャッタの閉塞制御時に発光させるための処理が実行される。すなわちステップS418においてフラッシュ発光フラグf2が「1」であると判定され、かつステップS419において後シンクロモードが設定されていると判定され、さらにステップS420において第1の絞り値AVPEAK が開放側の限界絞り値であると判定されたときのみ、ステップS421において、タイマー2がタイマー時間Taに設定され、スタートし、ステップS422においてタイマー2の割り込みが許可される。このときのタイマー時間Taはシャッタの閉塞開始時から内蔵フラッシュ16の発光を開始させるまでの時間である。
【0070】
ステップS423において、シャッタモータM3が逆転駆動され、シャッタの閉塞が開始される。ステップS424でシャッタスイッチ32がオフされるまで、シャッタモータM3の逆回転が継続される。後シンクロモードで第1の絞り値AVPEAK が開放側の限界絞り値であるときには、このシャッタの閉塞動作の間にタイマー2がタイムアップして、タイマー2割り込み処理が実行され、内蔵フラッシュ16が発光せしめられる。ステップS424でシャッタスイッチ32がオフされたと判定されると、さらにステップS425で50msの間、シャッタモータM3の駆動が継続され、ステップS426においてシャッタモータが停止せしめられて、シャッタは全閉状態となり、露出制御処理ルーチンは終了する。
【0071】
図17はタイマー2割り込み処理を示すフローチャートである。このタイマー2割り込み処理は露出制御処理ルーチンのステップS415またはステップS421でスタートされたタイマー2がタイマー時間Taを経過すると、実行される。またこのタイマー2割り込み処理でも、タイマー2がスタートされるため、1回の撮影でタイマー2割り込み処理は2回実行される。
【0072】
ステップS432において、今回のタイマー2割り込み処理が1回目の割り込み処理であるか否かが判定される。今回の割り込み処理が1回目の割り込み処理であると判定されると、ステップS433において、次回タイマー割込み時間としてタイマー時間Tb(10msec )が設定され、ステップS434において、露出のための内蔵フラッシュ16の発光が開始され、タイマ−2割り込み処理は終了する。
【0073】
一方ステップS432において、今回の割り込み処理が1回目の割り込み処理ではないと判定されるとき、すなわち内蔵フラッシュ16がタイマー時間Tb(10msec )の間だけ発光したとき、ステップS435においてタイマー2の割り込みが禁止される。そしてステップS436において内蔵フラッシュ16の発光が停止せしめられ、このタイマー2割り込み処理は終了する。
【0074】
以上のように、カメラ10の露出制御において、内蔵フラッシュ16の発光タイミングが先シンクロモードと後シンクロモードとを切替えることにより制御される。ただし自動内蔵フラッシュモード時では内蔵フラッシュ16は先シンクロモード時と同様の発光タイミングで発光せしめられる。
【0075】
以上の第1の実施形態によれば、LSカメラであるカメラ10には、先シンクロモードと後シンクロモードとを切替えるためのモード切替スイッチ11が設けられ、これらのモードを切替えることによりカメラ10の内蔵フラッシュ16の発光タイミングが制御される。すなわち先シンクロモード時には、内蔵フラッシュ16はシャッタの開放制御時に発光せしめられ、後シンクロモード時には、内蔵フラッシュ16はシャッタの閉塞制御時に発光せしめられる。したがって夜間撮影等の露出時間の長いスローシンクロ撮影において、被写体の動きに応じて、内蔵フラッシュ16の動作モードが切替えることにより発光タイミングが選択可能である。この発光タイミングの選択により、被写体の動きの軌跡が撮影写真に写っても、その動きを自然に見えるように撮影することが可能になる。
【0076】
図18から図21を参照して第2の実施形態について説明する。第2の実施形態が第1の実施形態と異なる点は、ステップS1407、S1408、S1421の処理であり、後シンクロモード時には、内蔵フラッシュ16の発光タイミングがシャッタの閉塞開始直前に固定され、シャッタ口径が第1の絞り値AVPEAK に対応する最大口径であるときに、内蔵フラッシュ16が発光せしめられ、露出量は内蔵フラッシュ16の発光量を調整することにより制御される。なお第1の実施形態と同一の符号が付してあるステップについては、第1の実施形態と同様の処理が行なわれるので、説明を省略する。
【0077】
後シンクロモードで第1の絞り値AVPEAK が開放側の限界絞り値であるとき、ステップS1407において、内蔵フラッシュ16の発光時間Tonが求められる。第1の実施形態のカメラ10では、シャッタ口径が第2の絞り値Avに対応するフラッシュ発光口径に達したときに内蔵フラッシュ16を発光時間Tb(=10msec)で全発光させることにより適正露出量が得られる。換言すると、第1の実施形態では、シャッタ口径を制御することにより得られる露出量が制御される。しかしながら第2の実施形態では、内蔵フラッシュ16を発光させるときのシャッタ口径が第1の絞り値AVPEAK に対応するシャッタ口径に固定されるので、このシャッタ口径で適正露出量を得るために、内蔵フラッシュ16の発光量Gnoを変更する必要がある。そこで内蔵フラッシュ16の発光量Gnoが比例計算により求められる。詳しくは、この発光量Gnoと内蔵フラッシュ16の全発光により得られる光量との比が第1の絞り値AVPEAK に対応する最大口径と第2の絞り値Avに対応するフラッシュ発光口径との比になるので、この関係から光量Gnoが算出される。ただしここでは、第1の絞り値AVPEAK は開放側の限界絞り値である。そして、算出された光量Gnoに対応する内蔵フラッシュ16の発光時間Tonが求められる。なお光量Gnoと発光時間Tonの関係および対応表を図21に示す。この対応表は予め内蔵フラッシュ16の全発光を基準として、必要な光量を得られる時間を測定することにより求められ、CPU40に設けられるメモリ(図示せず)上に作成されている。対応表を参照することにより発光時間Tonが求められ、ステップS1408において、内蔵フラッシュ16の発光時間Tbが発光時間Tonに設定される。
【0078】
次に後シンクロモードで第1の絞り値AVPEAK が開放側の限界絞り値であるとき、ステップS1421において、シャッタの閉塞開始直前に内蔵フラッシュ16を発光させるために、タイマー2割り込み処理の割り込み要求フラグが「1」に設定される。その結果、ステップS422でタイマー2割り込みが許可されると、すぐにタイマー2割り込み処理が実行され、内蔵フラッシュ16が発光せしめられる。
【0079】
以上の第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様に、先シンクロモード時には、内蔵フラッシュ16はシャッタの開放制御時に発光せしめられ、後シンクロモード時には、内蔵フラッシュ16はシャッタの閉塞開始直前に発光せしめられる。したがって夜間撮影等の露出時間の長いスローシンクロ撮影において、被写体の動きに応じて、内蔵フラッシュ16の動作モードを切替えることにより発光タイミングが選択可能である。この発光タイミングの選択により、被写体の動きの軌跡が撮影写真に写っても、その動きを自然に見えるように撮影することが可能になる。また後シンクロモード時には、適正露出量に関わらず、シャッタの閉塞開始直前に内蔵フラッシュ16が発光せしめられるため、シャッタの閉塞制御時のシャッタ速度を第1の実施形態よりも高速化することができる。
【0080】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、レンズシャッタカメラを用いたスローシンクロ撮影において、フラッシュ発光のタイミングを制御することにより、被写体の動きが自然に見える写真が撮影できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態であるカメラを示す斜視図である。
【図2】先シンクロモードにおいて撮影された写真を示す図である。
【図3】後シンクロモードにおいて撮影された写真を示す図である。
【図4】カメラを示すブロック図である。
【図5】カメラの動作を示すメインルーチンのフローチャートである。
【図6】撮影処理ルーチンのフローチャート(前半部)である。
【図7】撮影処理ルーチンのフローチャート(後半部)である。
【図8】メイン充電処理ルーチンのフローチャートである。
【図9】撮影充電処理ルーチンのフローチャートである。
【図10】AE演算処理ルーチンのフローチャートである。
【図11】FM演算処理ルーチンのフローチャートである。
【図12】露出量と第1の絞り値との関係を示す図である。
【図13】露出制御処理ルーチンのフローチャート(第1部)である。
【図14】露出制御処理ルーチンのフローチャート(第2部)である。
【図15】露出制御処理ルーチンのフローチャート(第3部)である。
【図16】第2の絞り値とシャッタ開放制御時およびシャッタ閉塞時の発光時間との関係を示す図である。
【図17】タイマー2割り込み処理のフローチャートである。
【図18】第2の実施形態の露出制御処理ルーチンのフローチャート(第1部)である。
【図19】第2の実施形態の露出制御処理ルーチンのフローチャート(第2部)である。
【図20】第2の実施形態の露出制御処理ルーチンのフローチャート(第3部)である。
【図21】内蔵フラッシュの光量と発光時間の関係を示す図である。
【符号の説明】
10 カメラ(レンズシャッタカメラ)
16 内蔵フラッシュ(発光源)

Claims (3)

  1. 発光源と、シャッタの開放動作、またはこのシャッタの閉塞動作に伴って前記発光源を発光させる発光手段と、前記シャッタの開閉を制御するシャッタ制御手段と、前記シャッタの開放動作に伴って前記発光手段により前記発光源を発光させる先シンクロモード、または前記シャッタがそのシャッタの機械的な限界により定まる開放口径まで開放するときに前記シャッタの閉塞動作の開始直前に前記発光手段により前記発光源を発光させる後シンクロモードのうち何れか一方に動作モードを切替えるモード切替手段とを備えることを特徴とするレンズシャッタカメラ。
  2. 前記シャッタの開放時間を測光結果に基づいて算出する開放時間算出手段が設けられ、前記モード切替手段により前記後シンクロモードに前記動作モードが切替えられているとき、前記開放時間が相対的に短い場合、前記発光手段が前記シャッタの開放動作に伴って前記発光源を発光させることを特徴とする請求項1に記載のレンズシャッタカメラ。
  3. 測光および測距結果に基づいて、露出時の前記シャッタの最大口径に対応する第1の絞り値と、適正露出量を得るための前記シャッタのフラッシュ発光口径に対応する第2の絞り値とを算出する絞り値算出手段と、前記発光口径に対応する第2の絞り値と前記最大口径に対応する第1の絞り値とを比較することによって、前記シャッタの口径が前記最大口径であるときに前記適正露出量を得るための前記発光源の発光量を算出する発光量算出手段とが設けられ、前記モード切替手段により前記動作モードが後シンクロモードに切替えられているとき、前記発光手段が、前記シャッタの口径が前記最大口径であるときに前記発光源を算出された前記発光量で発光させることを特徴とする請求項に記載のレンズシャッタカメラ。
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