JP4548362B2 - 被記録媒体給送装置、記録装置、液体噴射装置 - Google Patents

被記録媒体給送装置、記録装置、液体噴射装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4548362B2
JP4548362B2 JP2006050011A JP2006050011A JP4548362B2 JP 4548362 B2 JP4548362 B2 JP 4548362B2 JP 2006050011 A JP2006050011 A JP 2006050011A JP 2006050011 A JP2006050011 A JP 2006050011A JP 4548362 B2 JP4548362 B2 JP 4548362B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording medium
support member
edge guide
recording
edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006050011A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007223789A (ja
Inventor
貴文 荻村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2006050011A priority Critical patent/JP4548362B2/ja
Publication of JP2007223789A publication Critical patent/JP2007223789A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4548362B2 publication Critical patent/JP4548362B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Description

本発明は、ファクシミリやプリンタ等に代表される記録装置に設けられ、被記録媒体を給送する被記録媒体給送装置およびこれを備えた記録装置に関する。また、本発明は液体噴射装置に関する。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンタ、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
ファクシミリやプリンタ等に代表される記録装置或いは液体噴射装置には、複数枚の被記録媒体或いは被噴射媒体としての印刷用紙をセット可能な給送装置(オートシートフィーダ)を備えるものがあり、この様な給送装置には、印刷用紙のサイドエッジをガイドするエッジガイドが設けられる。エッジガイドは通常印刷用紙の両側のサイドエッジと対向するように配置され、またその一方側、或いは双方が、用紙幅方向にスライド自在に設けられており、用紙サイズに応じた適切な位置でサイドエッジをガイドする様になっている。
しかしながら、印刷用紙は必ずしも真っ直ぐに給送されるとは限らない為、エッジガイドによって用紙のサイドエッジを厳格に規制してしまうと、印刷実行時にサイドエッジがエッジガイドに強く接し、それが搬送負荷となって印刷品質に悪影響を及ぼす虞がある。特許文献1には、その様な問題を回避する為に、用紙ガイドにリミッタ機構を設け、用紙をセットした後に用紙のサイドエッジとの間に一定の間隔を形成するよう構成された自動給送装置が記載されている。
実開平5−12428号公報
しかしながら上記特許文献1記載の自動給送装置にあっては、用紙給送時においても用紙ガイドとサイドエッジとの間に一定の間隔が形成される為、用紙給送時にサイドエッジを厳格に規制することができず、スキューが容易に発生してしまう虞がある。
そこで本発明はこの様な問題に鑑み成されたものであり、その目的は、用紙給送時には用紙のサイドエッジを適切にガイドしつつ、印刷実行時には搬送負荷の増大を防止することができ、更に装置の大型化を極力防止することのできるエッジガイド機構を備えた給送装置を提供することにある。
上記課題を解決する為に、本発明の第1の態様は、被記録媒体を支持する被記録媒体支持部材と、前記被記録媒体支持部材と対向する位置に設けられ、前記被記録媒体支持部材に支持された被記録媒体と接し且つ回転することにより、被記録媒体を前記被記録媒体支持部材上からピックアップする給送ローラと、被記録媒体のサイドエッジをガイドするエッジガイドと、を備えた被記録媒体給送装置であって、前記エッジガイドが被記録媒体のサイドエッジから離間する方向に変位可能に設けられるとともに、前記被記録媒体支持部材から被記録媒体がピックアップされた後、前記給送ローラから更に下流側の記録手段によって前記ピックアップされた被記録媒体に記録が開始される前に、前記エッジガイドを被記録媒体のサイドエッジから離間させるエッジガイド移動手段を備え、当該エッジガイド移動手段が、駆動モータと、前記被記録媒体支持部材の背面側に設けられ、前記エッジガイドの変位方向に平行な回転軸を中心に前記駆動モータによって回転駆動される、前記回転軸の軸線周りに螺旋状に形成されるカム溝を有するカム部材と、前記エッジガイドに設けられ、前記カム溝に遊挿される突起と、を備えて構成され、前記カム部材の回転によって前記カム溝が前記突起を前記カム部材の回転軸線方向に変位させることにより、前記エッジガイドが被記録媒体のサイドエッジから離間する様構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記エッジガイドが被記録媒体のサイドエッジから離間する方向に変位可能に設けられるとともに、前記給送ローラから更に下流側の記録手段によって前記被記録媒体支持部材からピックアップされた被記録媒体に記録が開始される前に、前記エッジガイドを被記録媒体のサイドエッジから離間させるエッジガイド移動手段を備えているので、被記録媒体を給送する際には被記録媒体のサイドエッジを前記エッジガイドによって厳格に規制することができ、スキューの発生を防止できる。そして記録が開始される際には、被記録媒体のサイドエッジから前記エッジガイドが離間するので、搬送負荷を発生させることが無く、記録品質の低下を防止できる。
そしてこのエッジガイド移動手段は、前記被記録媒体支持部材の背面側に設けられ、前記エッジガイドの変位方向に平行な回転軸を中心に駆動モータによって回転駆動されるカム部材によって前記エッジガイドを変位させるので、前記エッジガイドの変位方向と直交する方向、即ち被記録媒体支持部材における被記録媒体支持面と直交する方向に大きなスペースを必要とせず、従って装置の大型化を防止することができる。
加えて、カム部材はエッジガイドの変位方向に平行な回転軸を中心に前記駆動モータによって回転駆動されるので、即ちカム部材の回転軸と駆動モータの回転軸とを平行にすることで駆動モータからカム部材へ平歯車によって動力伝達方向を変えることなくそのまま動力を伝達することができ、構成の複雑化と大型化を回避することができる。
尚、エッジガイドは通常被記録媒体の両サイドに設けられるが、両サイドに設けられたエッジガイドのうち少なくとも1つが前記エッジガイド移動手段によって被記録媒体のサイドエッジから離間するように構成されていれば記録実行中の搬送負荷を低減できさせることができ、両サイドのエッジガイドが双方ともに被記録媒体のサイドエッジから離間するように構成されていれば、記録実行中の搬送負荷をより一層低減させることができる。
本発明の第2の態様は、被記録媒体を支持する被記録媒体支持部材と、前記被記録媒体支持部材と対向する位置に設けられ、前記被記録媒体支持部材に支持された被記録媒体と接し且つ回転することにより、被記録媒体を前記被記録媒体支持部材上からピックアップする給送ローラと、前記被記録媒体支持部材に設けられ、被記録媒体のサイドエッジをガイドするエッジガイドと、を備えた被記録媒体給送装置であって、前記被記録媒体支持部材が被記録媒体の幅方向に変位可能に設けられるとともに、前記被記録媒体支持部材から被記録媒体がピックアップされた後、前記給送ローラから更に下流側の記録手段によって前記ピックアップされた被記録媒体に記録が開始される前に、前記被記録媒体支持部材を被記録媒体の幅方向に移動させることにより、前記エッジガイドを被記録媒体のサイドエッジから離間させるエッジガイド移動手段を備え、当該エッジガイド移動手段が、駆動モータと、前記被記録媒体支持部材の背面側に設けられ、前記被記録媒体支持部材の変位方向に平行な回転軸を中心に前記駆動モータによって回転駆動される、前記回転軸の軸線周りに螺旋状に形成されるカム溝を有するカム部材と、前記被記録媒体支持部材に設けられ、前記カム溝に遊挿される突起と、を備えて構成され、前記カム部材の回転によって前記カム溝が前記突起を前記カム部材の回転軸線方向に変位させることにより、前記被記録媒体支持部材の変位動作を介して、前記エッジガイドが被記録媒体のサイドエッジから離間する様構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、上記第1の態様と同様に、被記録媒体を給送する際には被記録媒体のサイドエッジを前記第1エッジガイドによって厳格に規制することができ、従ってスキューの発生を防止でき、そして記録が開始される際には、被記録媒体のサイドエッジから前記第1エッジガイドが離間するので、搬送負荷を発生させることが無く、記録品質の低下を防止できる。
加えて、カム部材は被記録媒体支持部材の変位方向に平行な回転軸を中心に前記駆動モータによって回転駆動されるので、即ちカム部材の回転軸と駆動モータの回転軸とを平行にすることで駆動モータからカム部材へ平歯車によって動力伝達方向を変えることなくそのまま動力を伝達することができ、構成の複雑化と大型化を回避することができる。
尚、エッジガイドは通常被記録媒体の両サイドに設けられるが、両サイドに設けられたエッジガイドのうち少なくとも1つが前記エッジガイド移動手段によって被記録媒体のサイドエッジから離間するように構成されていれば記録実行中の搬送負荷を低減させることができ、両サイドのエッジガイドが双方ともに被記録媒体のサイドエッジから離間するように構成されていれば、記録実行中の搬送負荷をより一層低減させることができる。
本発明の第3の態様は、被記録媒体を支持する被記録媒体支持部材と、前記被記録媒体支持部材と対向する位置に設けられ、前記被記録媒体支持部材に支持された被記録媒体と接し且つ回転することにより、被記録媒体を前記被記録媒体支持部材上からピックアップする給送ローラと、被記録媒体の一方側のサイドエッジをガイドするとともに、被記録媒体のサイズに合わせてそのガイド位置を調節可能な様に、被記録媒体の幅方向にスライド自在に設けられる第1エッジガイドと、を備えた被記録媒体給送装置であって、前記被記録媒体支持部材は、被記録媒体の幅方向に変位しない固定側支持部材と、前記第1エッジガイドを備えるとともに、前記固定側支持部材に対し、被記録媒体の幅方向に変位可能に設けられる可動側支持部材と、を備えて構成され、前記被記録媒体支持部材から被記録媒体がピックアップされた後、前記給送ローラから更に下流側の記録手段によって前記ピックアップされた被記録媒体に記録が開始される前に、前記可動側支持部材を被記録媒体の幅方向に移動させることにより、前記第1エッジガイドを被記録媒体のサイドエッジから離間させるエッジガイド移動手段を備え、当該エッジガイド移動手段が、駆動モータと、前記被記録媒体支持部材の背面側に設けられ、前記可動側支持部材の変位方向に平行な回転軸を中心に前記駆動モータによって回転駆動される、前記回転軸の軸線周りに螺旋状に形成される第1カム溝を有するカム部材と、前記可動側支持部材に設けられ、前記カム溝に遊挿される第1突起と、を備えて構成され、前記カム部材の回転によって前記第1カム溝が前記第1突起を前記カム部材の回転軸線方向に変位させることにより、前記可動側支持部材の変位動作を介して、前記第1エッジガイドが被記録媒体のサイドエッジから離間する様構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、上記第1の態様と同様に、被記録媒体を給送する際には被記録媒体のサイドエッジを前記第1エッジガイドによって厳格に規制することができ、従ってスキューの発生を防止でき、そして記録が開始される際には、被記録媒体のサイドエッジから前記第1エッジガイドが離間するので、記録実行中にエッジガイドによって搬送負荷を発生させることが無く、記録品質の低下を防止できる。
また、前記被記録媒体支持部材は、固定側支持部材と可動側支持部材とを備えて構成されており、前記第1エッジガイドは、前記可動側支持部材の変位動作を介して被記録媒体のサイドエッジから離間する様構成されているので、前記第1エッジガイドの前記可動側支持部材における自由な変位動作、つまり被記録媒体のサイズに応じたガイド位置の自由な調節を確保しながら、記録実行時に前記第1エッジガイドを被記録媒体のサイドエッジから離間させる構成を得ることができる。
そしてこのエッジガイド移動手段は、前記被記録媒体支持部材の背面側に設けられ、前記第1エッジガイドの変位方向に平行な回転軸を中心に駆動モータによって回転駆動されるカム部材によって前記エッジガイドを変位させるので、前記エッジガイドの変位方向と直交する方向、即ち被記録媒体支持部材における被記録媒体支持面と直交する方向に大きなスペースを必要とせず、従って装置の大型化を防止することができる。
加えて、カム部材は前記可動側支持部材の変位方向に平行な回転軸を中心に前記駆動モータによって回転駆動されるので、即ちカム部材の回転軸と駆動モータの回転軸とを平行にすることで駆動モータからカム部材へ平歯車によって動力伝達方向を変えることなくそのまま動力を伝達することができ、構成の複雑化と大型化を回避することができる。
本発明の第4の態様は、上記第3の態様において、前記第1エッジガイドと対峙して配置され、被記録媒体の他方側のサイドエッジをガイドする第2エッジガイドが、被記録媒体のサイドエッジから離間する方向に変位可能に前記固定側支持部材に設けられ、前記カム部材は、前記第2エッジガイドに設けられた第2突起が遊挿される、前記カム部材の回転軸の軸線周りに螺旋状に形成される第2カム溝を更に有し、前記カム部材の回転によって前記第2カム溝が前記第2突起を前記カム部材の回転軸線方向に変位させることにより、前記第1エッジガイドとともに、前記第2エッジガイドが被記録媒体のサイドエッジから離間する様構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、被記録媒体の両側に設けられた第1エッジガイドと第2エッジガイドの双方が、ともに被記録媒体への記録時には被記録媒体のサイドエッジから離間するので、より一層確実に、記録実行時における搬送負荷の発生を防止することができる。
本発明の第5の態様は、上記第3のまたは第4の態様において、前記固定側支持部材において被記録媒体を支持する支持面には、高摩擦部材が設けられていることを特徴とする。本態様によれば、前記固定側支持部材において被記録媒体を支持する支持面には高摩擦部材が設けられているので、前記可動側支持部材が被記録媒体の幅方向に変位した際に、支持された被記録媒体がこれに連れられて可動側支持部材とともに移動してしまうことを防止することができる。
本発明の第6の態様は、上記第3から第5の態様のいずれかにおいて、前記給送ローラが、前記固定側支持部材と対向する位置に配置され、前記エッジガイド移動手段が、前記給送ローラと前記固定側支持部材とによって被記録媒体を挟持した状態で前記可動側支持部材を変位させることを特徴とする。
本態様によれば、前記給送ローラが、前記固定側支持部材と対向する位置に配置され、前記エッジガイド移動手段が、前記給送ローラと前記固定側支持部材とによって被記録媒体を挟持した状態で前記可動側支持部材を変位させるので、前記可動側支持部材を被記録媒体の幅方向に変位させても、支持された被記録媒体がこれに連れられて可動側支持部材とともに移動してしまうことを防止することが可能となる。
本発明の第7の態様は、上記第1から第6の態様のいずれかにおいて、前記被記録媒体支持部材が、被記録媒体を傾斜姿勢に支持するとともに、揺動することにより、支持した被記録媒体の最上位のものを前記給送ローラに接触させる接触姿勢と、支持した被記録媒体の最上位のものを前記給送ローラから離間させる離間姿勢と、をとり得るよう設けられていることを特徴とする。本態様によれば、前記被記録媒体支持部材が被記録媒体を傾斜姿勢に支持するよう設けられた構成において、上記第1から第5の態様と同様な作用効果を得ることができる。また、前記カム部材が、傾斜姿勢に設けられる前記被記録媒体支持部材によって形成された下側の空きスペースを利用して有効に配置されることとなり、より一層装置の大型化を防止できる。
本発明の第8の態様は、被記録媒体に記録を行う記録手段を備えた記録装置であって、上記第1乃至第7の態様のいずれかに記載の前記被記録媒体給送装置を前記記録手段の上流側に備えることを特徴とする。本態様によれば、記録装置において、上記第1乃至第7の態様のいずれかと同様な作用効果を得ることができる。
本発明の第9の態様は、被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射手段と、前記液体噴射手段の上流側に設けられ、被噴射媒体を給送する被噴射媒体給送装置と、を備えた液体噴射装置であって、前記被噴射媒体給送装置は、被噴射媒体を支持する被噴射媒体支持部材と、前記被噴射媒体支持部材と対向する位置に設けられ、前記被噴射媒体支持部材に支持された被噴射媒体と接し且つ回転することにより、被噴射媒体を前記被噴射媒体支持部材上からピックアップする給送ローラと、被噴射媒体のサイドエッジをガイドするエッジガイドと、を備え、前記エッジガイドが被噴射媒体のサイドエッジから離間する方向に変位可能に設けられるとともに、前記被記録媒体支持部材から被記録媒体がピックアップされた後、前記給送ローラから更に下流側の液体噴射手段によって前記ピックアップされた被噴射媒体に液体噴射が開始される前に、前記エッジガイドを被噴射媒体のサイドエッジから離間させるエッジガイド移動手段を備え、当該エッジガイド移動手段が、駆動モータと、前記被噴射媒体支持部材の背面側に設けられ、前記エッジガイドの変位方向に平行な回転軸を中心に前記駆動モータによって回転駆動される、前記回転軸の軸線周りに螺旋状に形成されるカム溝を有するカム部材と、前記エッジガイドに設けられ、前記カム溝に遊挿される突起と、を備えて構成され、前記カム部材の回転によって前記カム溝が前記突起を前記カム部材の回転軸線方向に変位させることにより、前記エッジガイドが被噴射媒体のサイドエッジから離間する様構成されていることを特徴とする。
以下、図1乃至図9を参照しつつ本発明の一実施形態について説明する。図1は本発明に係る「記録装置」或いは「液体噴射装置」の一実施形態であるインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)1の側断面概略図、図2はエッジガイド移動手段60を正面側から見た斜視図、図3及び図4は「被記録媒体給送装置」としてのリア給送装置2の正面図、図5はエッジガイド移動手段60を背面側から見た斜視図、図6は同側面図、図7及び図8はエッジガイド移動手段の要部拡大斜視図(図5の要部拡大図)、図9はホッパ12、エッジガイド16、17、光学センサ70、の状態推移を示すタイミングチャートである。
以下、図1を参照しつつプリンタ1の全体構成について概説する。プリンタ1は、装置後部にリア給送装置2を、装置底部にフロント給送装置3を備え、これら2つの給送装置から、搬送手段5へと「被記録媒体」或いは「被噴射媒体」としての記録用紙Pを給送する。記録用紙Pは搬送手段5によって記録手段4(記録ヘッド48)へと搬送され、記録が実行された後、排出手段6によって図示しないスタッカへと排出され、積重される。
以下、用紙搬送経路上の構成要素について更に詳説する。
リア給送装置2は、装置の基体を構成するフレーム10と、「被記録媒体支持部材」としてのホッパ12と、給送ローラ11と、リタードローラ13と、図示しない戻しレバーと、「第1エッジガイド」としてのエッジガイド左17(図3参照)と、「第2エッジガイド」としてのエッジガイド右16(図3参照)と、を備えて構成されている。
ホッパ12は図2に示す様に「固定側支持部材」としての固定側ホッパ19と「可動側支持部材」としての可動側ホッパ20とを備えて構成され、上部の揺動支点12aを中心に揺動可能に設けられ、揺動することにより、ホッパ12上に傾斜姿勢に支持された用紙Pを給送ローラ11に接触させる接触姿勢と、給送ローラ11から離間させる離間姿勢と、を切り換える。
円形状を成す給送ローラ11は固定側ホッパ19の下端と対向する位置に設けられ、ホッパ12が接触姿勢にあるときに最上位の用紙Pと接し且つ回転することにより、最上位の用紙Pをホッパ12からピックアップし、そして更に下流側へと給送する。
次に、リタードローラ13は、外周が弾性材によって形成されるとともに給送ローラ11と圧接可能に設けられ、且つ、トルクリミッタ機構により、所定の回転抵抗が与えられた状態に設けられている。従って用紙Pの重送が発生せずに、1枚だけ給送されている場合には、リタードローラ13は給送ローラ11に対して従動回転し、用紙Pが給送ローラ11とリタードローラ13との間に複数枚存在する場合には、用紙間の滑り作用によって回転せずに停止した状態となり、次位以降の用紙Pの重送が防止される。尚、リタードローラ13近傍には図示しない用紙戻しレバーが設けられており、この用紙戻しレバーによって、重送されようとした次位以降の用紙Pがホッパ12上に戻される。
エッジガイド左17及びエッジガイド右16は、ホッパ12において互いに対峙するように設けられ、用紙Pのサイドエッジにそれぞれ当接することにより、当該サイドエッジの位置を規制する。エッジガイド左17は可動側ホッパ20において用紙Pの幅方向に変位(スライド)自在に設けられていて、これにより、用紙Pの幅寸法に適合した適切な位置で用紙エッジをガイドすることができる。尚、エッジガイド左17及びエッジガイド右16については後に詳述する。
一方、プリンタ1の底部に設けられ、用紙を装置前方からセットする様構成されたフロント給送装置3は、給紙カセット25と、ピックアップローラ26と、給送ローラ28と、分離ローラ29と、アシストローラ30と、を備えている。
装置前方側から装着及び取り外し可能な給紙カセット25には複数枚の用紙Pを積層状態でセット可能であり、図示しないモータによって回転駆動されるピックアップローラ26は、給紙カセット25に積重された用紙Pの最上位のものと接して回転することにより、当該最上位の用紙Pを給紙カセット25から繰り出す。
給送ローラ28は図示しないモータによって回転駆動され、給紙カセット25から繰り出された最上位の用紙Pを湾曲反転させて、紙案内後44を経て搬送駆動ローラ41及び搬送従動ローラ42へと給送する。
給送ローラ28の外周面と対向する位置には分離ローラ29が設けられており、給送ローラ28に圧接してニップ点を形成することにより、給送されるべき最上位の用紙Pと、次位以降の用紙Pとを分離し、用紙Pの重送を防止する。アシストローラ30は、給送ローラ28の外周面と接する様設けられており、用紙Pを給送ローラ28との間でニップすることにより、給送ローラ28の回転に伴う用紙Pの給送をアシストする。
次に、リア給送装置2及びフロント給送装置3の下流側には、用紙P先端或いは後端の通過を検出する用紙検出センサ39と、リア給送装置2から給送される用紙Pの給送姿勢を形成するガイドローラ40と、給送される用紙Pを搬送手段5へと案内する紙案内後44と、が設けられている。
搬送手段5は、モータによって回転駆動される搬送駆動ローラ41と、該搬送駆動ローラ41に圧接して従動回転するよう紙案内上43に軸支される搬送従動ローラ42とを備えて構成されている。
搬送手段5に到達した用紙Pは、搬送駆動ローラ41と搬送従動ローラ42とによってニップされた状態で搬送駆動ローラ41が回転することにより、下流側の記録手段4(記録ヘッド48)へと搬送される。
記録ヘッド48はキャリッジ46の底部に設けられ、当該キャリッジ46は主走査方向(図1の紙面表裏方向)に延びるキャリッジガイド軸47にガイドされながら、図示しない駆動モータによって主走査方向に往復動する様に駆動される。また、キャリッジ46は、複数の色毎に独立したインクカートリッジ(図示せず)を搭載し、このインクカートリッジから記録ヘッド48へとインクが供給される。
記録ヘッド48と対向する位置には紙案内下45が設けられ、当該紙案内下45によって、用紙Pと記録ヘッド48との距離が規定される。
続いて、記録手段4の下流側には、紙案内下45からの用紙Pの浮き上がりを防止する補助ローラ57と、記録の行われた用紙Pを排出する排出手段6とが設けられている。排出手段6は図示しないモータによって回転駆動される排出駆動ローラ55と、当該排出駆動ローラ55に接して従動回転する排出従動ローラ56とを備えて構成されている。
排出従動ローラ56は外周に複数の歯を有する歯付きローラによって成されるとともに、主走査方向に長い形状を成す排紙フレームAssy54に、複数の排出駆動ローラ56に対応するよう複数設けられる。記録手段4によって記録の行われた用紙Pは、排出駆動ローラ55と排出従動ローラ56とによってニップされた状態で排出駆動ローラ55が回転駆動されることにより、装置前方側に設けられた図示しないスタッカへと排出される。
以上がプリンタ1の概要であり、以下リア給送装置2について更に説明する。
給送した用紙Pに印刷が開始される際、用紙サイズが小さい場合を除き、用紙後端部が未だエッジガイド右16とエッジガイド左17とによってガイドされている状態となる。このとき、用紙の両サイドエッジがエッジガイド右16とエッジガイド左17とによって厳格に規制された状態にあると、両サイドエッジと、エッジガイド右16及びエッジガイド左17との間の摩擦抵抗によって搬送負荷が生じ、記録品質を低下させる虞がある。
この様な問題を解消する為にリア給送装置2は、ホッパ12にセットされた用紙をピックアップした後、記録手段4によって記録が開始される前に、エッジガイド右16とエッジガイド左17とを用紙のサイドエッジから離間させるエッジガイド移動手段60を備えている。
このエッジガイド移動手段60は、図5又は図6に示すように駆動モータ72と、カム部材66と、駆動モータからカム部材66へ動力を伝達する歯車輪列(歯車62、63、64、65)と、駆動モータ72を制御する制御手段73とを備えて構成されている。尚、図6では歯車62から前段側(動力源側)の構成要素(駆動モータ72、制御手段73)を簡略的にブロック図で示している。
カム部材66は傾斜姿勢に設けられたホッパ12の背面側に形成されたスペースに配置され、エッジガイド右16とエッジガイド左17の変位方向(用紙幅方向)に平行な回転軸66cを中心に、駆動モータ72によって回転駆動されるよう設けられている。
円筒形状を成すカム部材66の外周面には、図5に示す様に回転軸66cの軸線周りに螺旋状の形状を成す様に、第1カム溝66bと第2カム溝66aとがそれぞれカム部材66の回転軸線方向に所定の間隔を置いて形成されている。
一方、ホッパ12は上述した様に固定側ホッパ19と可動側ホッパ20とを備えて構成されており、可動側ホッパ20は、固定側ホッパ19に対して用紙幅方向にスライド変位可能に設けられている。エッジガイド左17は、用紙サイズに合わせて用紙のサイドエッジを規制する位置を調節可能なように、可動側ホッパ20において用紙幅方向にスライド自在に設けられているとともに、図示しない摩擦固定手段によって可動側ホッパ20上の任意の位置で保持される様になっている。
エッジガイド右16は、固定側ホッパ19に、当該固定側ホッパ19に対して用紙幅方向にスライド変位可能に設けられている。以上により、エッジガイド左17は可動側ホッパ20上において自ら用紙サイズに合わせて変位可能であるとともに、用紙のサイドエッジに当接した状態から、可動側ホッパ20の変位動作を介して用紙のサイドエッジから離間する方向に変位可能となっている。また、エッジガイド右16についても、用紙のサイドエッジに当接した状態から、自らが用紙のサイドエッジから離間する方向に変位可能となっている。
ここで、可動側ホッパ20の背面には突起20aが形成されており、この突起20aが、カム部材66に形成された第1カム溝66bに遊挿されている。また、エッジガイド16の背面にも同様な突起16aが形成されており、この突起16aが、第2カム溝66aに遊挿されている。
従って駆動モータ72の動力によってカム部材66が回動すると、図7から図8への変化に示す様に、第1カム溝66bが可動側ホッパ20に形成された突起20aを回転軸66cの軸線方向に変位させ、これによってエッジガイド左17が図3から図4への変化に示すように用紙のサイドエッジから離間する方向に所定量C2変位する。
また同様に、図7ら図8への変化に示す様に第2カム溝66aがエッジガイド右16に形成された突起16aを回転軸66cの軸線方向に変位させ、これによってエッジガイド右16が図3から図4への変化に示す様に用紙のサイドエッジから離間する方向に所定量C1変位する。第1カム溝66bと第2カム溝66aは、上記の様な動作を実現させる様に螺旋状に形成されている。
即ち、ホッパ12から用紙がピックアップされ給送される際には、エッジガイド右16とエッジガイド左17はそれぞれ用紙のサイドエッジに接触するか、或いは接触しなくても殆ど隙間の無い程度に用紙のサイドエッジに近接した位置で、用紙のサイドエッジを適切に規制し、このためスキューが防止される。
そして、制御手段73は、ホッパ12からピックアップされた用紙に記録が開始される前に、エッジガイド左17及びエッジガイド右16を用紙のサイドエッジから離間させる様に駆動モータ72を駆動制御するので、エッジガイド左17及びエッジガイド右16と、用紙のサイドエッジとの間に摩擦力、即ち搬送負荷が生じることを防止でき、記録品質の低下を防止できる。
そしてこの様な作用効果を奏するエッジガイド移動手段60は、ホッパ12の背面側に設けられたカム部材66によってエッジガイド左17及びエッジガイド右16を変位させるので、ホッパ12の用紙支持面と直交する方向に大きなスペースを必要とせず、従って装置の大型化を防止することができる。
加えて、カム部材66はエッジガイド右16、エッジガイド左17の変位方向に平行な回転軸66cを中心に駆動モータ72によって回転駆動されるので、即ちカム部材66の回転軸66cと駆動モータ72の回転軸とを平行にすることができ、駆動モータ72からカム部材66へ平歯車62乃至65によって動力伝達方向を変えることなくそのまま動力を伝達することができ、構成の複雑化と大型化を回避することができる。
尚、エッジガイド移動手段60を制御する制御手段73は、用紙検出センサ39(図1)の出力信号と、搬送駆動ローラ41(図1)の回転量とを取得可能に構成されており、またプリンタドライバからの情報に基づき用紙サイズ情報を取得することができる様になっていて、これにより用紙先端及び後端の用紙搬送経路上における位置を把握することができる様になっている。従って例えば、用紙先端が搬送手段5に到達する前にエッジガイド左17とエッジガイド右16とを用紙のサイドエッジから離間させることもできるし、用紙先端が搬送手段5の下流側に進んで頭出し位置に位置決めされてからエッジガイド左17とエッジガイド右16とを用紙のサイドエッジから離間させることもできる。
ところで、図3、図4に示すように固定側エッジガイド19の下端部には高摩擦部材21が設けられており、ホッパ12の用紙支持面において高摩擦部材21の表面領域がそれ以外の領域よりも用紙間摩擦係数が大なるように構成されている。ここで、固定側エッジガイド19は用紙幅方向に動かないよう固定状態で設けられている為、セットされた用紙と高摩擦部材21との間の摩擦力によって、可動側ホッパ20(エッジガイド左17)とエッジガイド右16とが用紙のサイドエッジから離間する方向に動いても、セットされた用紙がこれに連れられて用紙幅方向に動いてしまうことを防止することが可能となっている。
尚、給送ローラ11は高摩擦部材21と対向する位置に設けられており、ホッパ12が圧接姿勢となった際には、セットされた用紙は高摩擦部材21と給送ローラ11とで挟持された状態となる。従ってセットされた用紙が高摩擦部材21と給送ローラ11とで挟持された状態で、可動側ホッパ20(エッジガイド左17)とエッジガイド右16とが用紙エッジから離間する方向に動かすことにより、セットされた用紙が可動側ホッパ20或いはエッジガイド右16に連れられて用紙幅方向に動いてしまうことをより一層確実に防止することもできる。
続いて、エッジガイド右16とエッジガイド左17が、図3及び図7の状態(以下エッジガイド右16とエッジガイド左17の「非レリース状態」と言う)にあるか、或いは図4及び図8の状態(以下「レリース状態」と言う)にあるか、を検出する検出手段について説明する。
図5及び図6に示すように歯車62の回転軸には回転板68が設けられており、回転板68の外周には半径方向に突出するフラグ68a、68b、68cが形成されている。また、回転板68の円盤面には穴68dが形成されている。
一方、回転板68の外周にはセンサ70、71が配置されている。各センサは光学センサであり、それぞれ発光部70a、71aと、受光部70b、71bを備えており、センサ70の発光部70aと受光部70bがフラグ68a、68b、68cを挟むように、またセンサ71の発光部71aと受光部71bが穴68dを挟むように、それぞれ配設されている。
そしてセンサ70、71の検出信号は制御手段73に送出される様構成されており、従って制御手段73は、センサ71からの出力信号をもとに歯車62(回転板68)の1回転を検出することができ、また更にこれに加えてセンサ70からの出力信号をもとにして歯車62(回転板68)の回転位相、即ちフラグ68a、68b、68cを検出することができる。
ここで、回転板68と同軸で回転する歯車62と、これに噛合する歯車63との間における減速比が1:1に設定されているとともに、歯車63の円盤面にはカムが形成されており(図示せず)、このカムがホッパ12(より詳しくは固定側ホッパ19)と係合することにより、歯車63の回転に伴ってホッパ12が揺動する(接触姿勢と離間姿勢とを切り換える)ようになっている。図9は、歯車63の回転位相角に対するホッパ12の揺動角とエッジガイド左17、エッジガイド右16のそれぞれの変位量との関係を示すものであり、また、フラグ68a、68b、68cが検出される位置を示すものである。
図示するように、ホッパ12が離間姿勢の状態から歯車63の回転が始まると、間もなくホッパ12が圧接姿勢となる。その後、ホッパ12が圧接姿勢から離間姿勢に緩やかに戻り、完全な離間姿勢に戻るのとほぼ同時にエッジガイド右16と左17が変位を開始し、非レリース状態からレリース状態に切り替わる。そして印刷が終了するまではこの状態が維持され、即ち必要に応じて駆動モータ72の回転が停止され、印刷が終了すると、歯車63の回転が開始され、そしてやがて歯車63の回転位相角が360°に近づくと、エッジガイド右16と左17が元の位置に復帰する。
尚、図示するようにフラグ68a、68b、68cによって、歯車63の360°回転位相において3箇所の位置、即ちホッパ12の揺動角が0°(離間姿勢)であり且つエッジガイド右16及び左17の変位量がゼロ(非レリース状態)のときの第1状態、ホッパ12の揺動角が最大(接触姿勢)であり且つエッジガイド右16及び左17の変位量がゼロ(非レリース状態)のときの第2状態、ホッパ12の揺動角が0°(離間姿勢)であり且つエッジガイド右16及び左17の変位量が最大(レリース状態)のときの第3状態、の3つの状態を検出することが可能となっている。
以上のように、印刷が終了するまで、或いは少なくとも用紙後端がエッジガイド右16とエッジガイド左17との間を抜けるまでは、レリース状態を維持することで、記録を実行中の用紙に搬送負荷を与えず、記録品質の低下を防止することができる。
尚、以上説明した実施形態では、ホッパ12の駆動源とエッジガイド移動手段60(カム部材66)の駆動源を共通に構成したが、それぞれ別々の動力源によって独立に駆動することによって、ホッパ12の揺動角に対するエッジガイド右16とエッジガイド左17の変位量を変えることができ、用紙サイズや用紙種類に応じてよりきめ細かな制御を実行することもできる。
本発明に係るプリンタの側断面概略図。 エッジガイド移動手段を正面側から見た斜視図。 リア給送装置の正面図。 リア給送装置の正面図。 エッジガイド移動手段を背面側から見た斜視図。 エッジガイド移動手段60の側面図。 エッジガイド移動手段の要部拡大斜視図。 エッジガイド移動手段の要部拡大斜視図。 ホッパ、エッジガイド、光学センサ、の状態推移を示すタイミングチャート。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ、2 リア給送装置2 フロント給送装置、4 記録手段、5 搬送手段、6 排出手段、10 ガイド部材、11 給送ローラ、12 ホッパ、13 分離ローラ、19 固定側ホッパ、20 可動側ホッパ、21 高摩擦部材、25 給紙カセット、26 ピックアップローラ、28 給送ローラ、29 分離ローラ、30 アシストローラ、39 用紙検出センサ、40 ガイドローラ、41 搬送駆動ローラ、42 搬送従動ローラ、43 紙案内上、44 紙案内後、45 紙案内下、46 キャリッジ、47 キャリッジガイド軸、48 記録ヘッド、54 排紙フレームAssy、55 排出駆動ローラ、56 排出従動ローラ、57 補助ローラ、60 エッジガイド移動手段、62〜65 歯車、66 カム部材、68 回転板、70、71 光学センサ、72 駆動モータ、73 制御手段、P、P 記録用紙

Claims (9)

  1. 被記録媒体を支持する被記録媒体支持部材と、
    前記被記録媒体支持部材と対向する位置に設けられ、前記被記録媒体支持部材に支持された被記録媒体と接し且つ回転することにより、被記録媒体を前記被記録媒体支持部材上からピックアップする給送ローラと、
    被記録媒体のサイドエッジをガイドするエッジガイドと、を備えた被記録媒体給送装置であって、
    前記エッジガイドが被記録媒体のサイドエッジから離間する方向に変位可能に設けられるとともに、前記被記録媒体支持部材から被記録媒体がピックアップされた後、前記給送ローラから更に下流側の記録手段によって前記ピックアップされた被記録媒体に記録が開始される前に、前記エッジガイドを被記録媒体のサイドエッジから離間させるエッジガイド移動手段を備え、
    当該エッジガイド移動手段が、駆動モータと、
    前記被記録媒体支持部材の背面側に設けられ、前記エッジガイドの変位方向に平行な回転軸を中心に前記駆動モータによって回転駆動される、前記回転軸の軸線周りに螺旋状に形成されるカム溝を有するカム部材と、
    前記エッジガイドに設けられ、前記カム溝に遊挿される突起と、を備えて構成され、
    前記カム部材の回転によって前記カム溝が前記突起を前記カム部材の回転軸線方向に変位させることにより、前記エッジガイドが被記録媒体のサイドエッジから離間する様構成されている、
    ことを特徴とする被記録媒体給送装置。
  2. 被記録媒体を支持する被記録媒体支持部材と、
    前記被記録媒体支持部材と対向する位置に設けられ、前記被記録媒体支持部材に支持された被記録媒体と接し且つ回転することにより、被記録媒体を前記被記録媒体支持部材上からピックアップする給送ローラと、
    前記被記録媒体支持部材に設けられ、被記録媒体のサイドエッジをガイドするエッジガイドと、を備えた被記録媒体給送装置であって、
    前記被記録媒体支持部材が被記録媒体の幅方向に変位可能に設けられるとともに、前記被記録媒体支持部材から被記録媒体がピックアップされた後、前記給送ローラから更に下流側の記録手段によって前記ピックアップされた被記録媒体に記録が開始される前に、前記被記録媒体支持部材を被記録媒体の幅方向に移動させることにより、前記エッジガイドを被記録媒体のサイドエッジから離間させるエッジガイド移動手段を備え、
    当該エッジガイド移動手段が、駆動モータと、
    前記被記録媒体支持部材の背面側に設けられ、前記被記録媒体支持部材の変位方向に平行な回転軸を中心に前記駆動モータによって回転駆動される、前記回転軸の軸線周りに螺旋状に形成されるカム溝を有するカム部材と、
    前記被記録媒体支持部材に設けられ、前記カム溝に遊挿される突起と、を備えて構成され、
    前記カム部材の回転によって前記カム溝が前記突起を前記カム部材の回転軸線方向に変位させることにより、前記被記録媒体支持部材の変位動作を介して、前記エッジガイドが被記録媒体のサイドエッジから離間する様構成されている、
    ことを特徴とする被記録媒体給送装置。
  3. 被記録媒体を支持する被記録媒体支持部材と、
    前記被記録媒体支持部材と対向する位置に設けられ、前記被記録媒体支持部材に支持された被記録媒体と接し且つ回転することにより、被記録媒体を前記被記録媒体支持部材上からピックアップする給送ローラと、
    被記録媒体の一方側のサイドエッジをガイドするとともに、被記録媒体のサイズに合わせてそのガイド位置を調節可能な様に、被記録媒体の幅方向にスライド自在に設けられる第1エッジガイドと、を備えた被記録媒体給送装置であって、
    前記被記録媒体支持部材は、被記録媒体の幅方向に変位しない固定側支持部材と、前記第1エッジガイドを備えるとともに、前記固定側支持部材に対し、被記録媒体の幅方向に変位可能に設けられる可動側支持部材と、を備えて構成され、
    前記被記録媒体支持部材から被記録媒体がピックアップされた後、前記給送ローラから更に下流側の記録手段によって前記ピックアップされた被記録媒体に記録が開始される前に、前記可動側支持部材を被記録媒体の幅方向に移動させることにより、前記第1エッジガイドを被記録媒体のサイドエッジから離間させるエッジガイド移動手段を備え、
    当該エッジガイド移動手段が、駆動モータと、
    前記被記録媒体支持部材の背面側に設けられ、前記可動側支持部材の変位方向に平行な回転軸を中心に前記駆動モータによって回転駆動される、前記回転軸の軸線周りに螺旋状に形成される第1カム溝を有するカム部材と、
    前記可動側支持部材に設けられ、前記カム溝に遊挿される第1突起と、を備えて構成され、
    前記カム部材の回転によって前記第1カム溝が前記第1突起を前記カム部材の回転軸線方向に変位させることにより、前記可動側支持部材の変位動作を介して、前記第1エッジガイドが被記録媒体のサイドエッジから離間する様構成されている、
    ことを特徴とする被記録媒体給送装置。
  4. 請求項3において、前記第1エッジガイドと対峙して配置され、被記録媒体の他方側のサイドエッジをガイドする第2エッジガイドが、被記録媒体のサイドエッジから離間する方向に変位可能に前記固定側支持部材に設けられ、
    前記カム部材は、前記第2エッジガイドに設けられた第2突起が遊挿される、前記カム部材の回転軸の軸線周りに螺旋状に形成される第2カム溝を更に有し、
    前記カム部材の回転によって前記第2カム溝が前記第2突起を前記カム部材の回転軸線方向に変位させることにより、前記第1エッジガイドとともに、前記第2エッジガイドが被記録媒体のサイドエッジから離間する様構成されている、
    ことを特徴とする被記録媒体給送装置。
  5. 請求項3または4において、前記固定側支持部材において被記録媒体を支持する支持面には、高摩擦部材が設けられていることを特徴とする被記録媒体給送装置。
  6. 請求項3から5のいずれか1項において、前記給送ローラが、前記固定側支持部材と対向する位置に配置され、
    前記エッジガイド移動手段が、前記給送ローラと前記固定側支持部材とによって被記録媒体を挟持した状態で前記可動側支持部材を変位させる、
    ことを特徴とする被記録媒体給送装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項において、前記被記録媒体支持部材が、被記録媒体を傾斜姿勢に支持するとともに、揺動することにより、支持した被記録媒体の最上位のものを前記給送ローラに接触させる接触姿勢と、支持した被記録媒体の最上位のものを前記給送ローラから離間させる離間姿勢と、をとり得るよう設けられている、
    ことを特徴とする被記録媒体給送装置。
  8. 被記録媒体に記録を行う記録手段を備えた記録装置であって、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の前記被記録媒体給送装置を前記記録手段の上流側に備えることを特徴とする記録装置。
  9. 被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射手段と、
    前記液体噴射手段の上流側に設けられ、被噴射媒体を給送する被噴射媒体給送装置と、を備えた液体噴射装置であって、
    前記被噴射媒体給送装置は、被噴射媒体を支持する被噴射媒体支持部材と、
    前記被噴射媒体支持部材と対向する位置に設けられ、前記被噴射媒体支持部材に支持された被噴射媒体と接し且つ回転することにより、被噴射媒体を前記被噴射媒体支持部材上からピックアップする給送ローラと、
    被噴射媒体のサイドエッジをガイドするエッジガイドと、を備え、
    前記エッジガイドが被噴射媒体のサイドエッジから離間する方向に変位可能に設けられるとともに、前記被記録媒体支持部材から被記録媒体がピックアップされた後、前記給送ローラから更に下流側の液体噴射手段によって前記ピックアップされた被噴射媒体に液体噴射が開始される前に、前記エッジガイドを被噴射媒体のサイドエッジから離間させるエッジガイド移動手段を備え、
    当該エッジガイド移動手段が、駆動モータと、
    前記被噴射媒体支持部材の背面側に設けられ、前記エッジガイドの変位方向に平行な回転軸を中心に前記駆動モータによって回転駆動される、前記回転軸の軸線周りに螺旋状に形成されるカム溝を有するカム部材と、
    前記エッジガイドに設けられ、前記カム溝に遊挿される突起と、を備えて構成され、
    前記カム部材の回転によって前記カム溝が前記突起を前記カム部材の回転軸線方向に変位させることにより、前記エッジガイドが被噴射媒体のサイドエッジから離間する様構成されている、
    ことを特徴とする液体噴射装置。
JP2006050011A 2006-02-27 2006-02-27 被記録媒体給送装置、記録装置、液体噴射装置 Expired - Fee Related JP4548362B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006050011A JP4548362B2 (ja) 2006-02-27 2006-02-27 被記録媒体給送装置、記録装置、液体噴射装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006050011A JP4548362B2 (ja) 2006-02-27 2006-02-27 被記録媒体給送装置、記録装置、液体噴射装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007223789A JP2007223789A (ja) 2007-09-06
JP4548362B2 true JP4548362B2 (ja) 2010-09-22

Family

ID=38545950

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006050011A Expired - Fee Related JP4548362B2 (ja) 2006-02-27 2006-02-27 被記録媒体給送装置、記録装置、液体噴射装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4548362B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8113645B2 (en) 2007-11-14 2012-02-14 Seiko Corporation Recording apparatus
JP4687774B2 (ja) * 2008-11-18 2011-05-25 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置
JP2011105401A (ja) 2009-11-12 2011-06-02 Seiko Epson Corp 媒体送り装置、記録装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0414233U (ja) * 1990-05-29 1992-02-05
JPH0512428U (ja) * 1991-07-25 1993-02-19 株式会社沖データシステムズ 自動給紙装置における用紙ガイド構造
JP2001080753A (ja) * 1999-09-09 2001-03-27 Funai Electric Co Ltd 給紙装置
JP2002128286A (ja) * 2000-10-20 2002-05-09 Seiko Epson Corp 給紙装置及び該給紙装置を備えた記録装置
JP2003201022A (ja) * 2002-01-10 2003-07-15 Seiko Epson Corp ホッパー装置におけるエッジガイドの変形防止装置及びこれを備える給紙装置並びに記録装置
JP2004352464A (ja) * 2003-05-30 2004-12-16 Minolta Co Ltd 画像読取装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6214172A (ja) * 1985-07-11 1987-01-22 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 自動両面複写機

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0414233U (ja) * 1990-05-29 1992-02-05
JPH0512428U (ja) * 1991-07-25 1993-02-19 株式会社沖データシステムズ 自動給紙装置における用紙ガイド構造
JP2001080753A (ja) * 1999-09-09 2001-03-27 Funai Electric Co Ltd 給紙装置
JP2002128286A (ja) * 2000-10-20 2002-05-09 Seiko Epson Corp 給紙装置及び該給紙装置を備えた記録装置
JP2003201022A (ja) * 2002-01-10 2003-07-15 Seiko Epson Corp ホッパー装置におけるエッジガイドの変形防止装置及びこれを備える給紙装置並びに記録装置
JP2004352464A (ja) * 2003-05-30 2004-12-16 Minolta Co Ltd 画像読取装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007223789A (ja) 2007-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008162705A (ja) シート搬送装置
US8764005B2 (en) Recording medium feeding device and recording apparatus
JP4572344B2 (ja) 被記録媒体給送装置、記録装置、液体噴射装置
JP5322406B2 (ja) 記録装置
JP4548362B2 (ja) 被記録媒体給送装置、記録装置、液体噴射装置
JP4336987B2 (ja) 被記録媒体給送装置
US7500666B2 (en) Recording medium feeding apparatus, recording apparatus, liquid ejecting apparatus
JP2008132628A (ja) 搬送機構、それを備えた記録装置、及び搬送機構の制御方法
JP4193072B2 (ja) 被記録媒体搬送装置、記録装置、液体噴射装置
JP2007197182A (ja) 被記録媒体給送装置、記録装置、液体噴射装置
JP2007045634A (ja) 被記録媒体給送装置、記録装置、液体噴射装置
US20080080920A1 (en) Printer and method of controlling printer
JP4692759B2 (ja) 記録装置、液体噴射装置
JP4952923B2 (ja) 給送装置、記録装置および給送方法
JP4697440B2 (ja) 記録装置、液体噴射装置
JP2009007175A (ja) 被記録媒体給送装置
US9004488B2 (en) Conveying apparatus and image forming apparatus
JP4292384B2 (ja) 記録装置
JP4203726B2 (ja) 被記録媒体のスキュー防止装置、両面記録装置、両面液体噴射装置
JP4868134B2 (ja) 被記録媒体給送装置、これを備える記録装置、液体噴射装置
JP6217897B2 (ja) 記録装置
JP2004269084A (ja) 被記録材給送装置、記録装置、液体噴射装置
JP2005247434A (ja) 給送装置、これを備える記録装置及び液体噴射装置並びに給送方法
JP2008074572A (ja) 被記録媒体給送装置、記録装置、液体噴射装置、回転体の支持装置
JP2004269119A (ja) 被記録媒体の残量連動給送装置、記録装置、液体噴射装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080702

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090622

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20090706

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100609

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100615

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100628

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130716

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees