JP2008162705A - シート搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートに搬送力を付与する回転体がシートに対して滑った場合でも、シートに損傷を与えることなく、円滑にシートを搬送することができるシート搬送装置を提供する。
【解決手段】複合機1は、給紙装置6を備える。給紙装置は、上段給紙トレイ12,下段給紙トレイ13,排紙トレイ14を有する。上段給紙トレイ12及び下段給紙トレイ13に載置された記録用紙は、第1給紙ローラ25及び第2給紙ローラ26によって搬送される。第1給紙ローラ25の周速は第2給紙ローラ26よりも高速に設定されている。第2給紙ローラ26に、一方向にのみ回転するワンウェイクラッチ92が設けられている。記録用紙が正常に搬送されている場合は、第2給紙ローラ26は連れ回りし、第1給紙ローラ25が滑った場合は、第2給紙ローラ26に回転駆動力が伝達されて、記録用紙が第2給紙ローラ26によって搬送される。
【選択図】図5

Description

本発明は、シートを搬送するシート搬送装置に関し、特に、複数の回転体でシートを搬送するシート搬送装置に関する。
プリンタなどの画像記録装置には、シート搬送装置が搭載されている。シート搬送装置には、シートトレイ及び給紙ローラが設けられている。シートトレイに載置されたシートは、給紙ローラによって一枚ずつ分離されながら搬送方向へ給送される。
このようなシート搬送装置として、特許文献1に示されるように、シートの搬送方向に隔てられた二つの給紙ローラを備えた装置が公知である。
特開2003−146455号公報
ところで、幅の広いシートが搬送される場合は、幅の狭いシートが搬送される場合よりも、シートにかかる搬送抵抗(搬送摩擦)が大きい。そのため、給紙ローラがシートに対して滑るおそれがある。そこで、特許文献1に記載の如く、二つの給紙ローラを設けることが考えられる。しかしながら、二つの給紙ローラでシートを搬送する機構においては、二つの給紙ローラの回転速度を完全に同期させることはできない。そのため、二つの給紙ローラの間でシートが撓まされ、或いは引っ張られることにより、シートに皺や傷などの損傷を与えるという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、シートに搬送抵抗が付与された場合でも、損傷を与えることなく、確実にシートを搬送することができるシート搬送装置を提供することにある。
(1) 本発明は、シートを搬送方向へ搬送するシート搬送装置である。このシート搬送装置は、シートトレイと、第1回転体と、第2回転体と、搬送力伝達手段とを備える。第1回転体及び第2回転体は、ともに、シートトレイに保持されたシートに搬送力を付与する。搬送力伝達手段は、第1回転体がシートに対して滑っている場合に、第2回転体からシートに搬送力を付与する。一方、第1回転体がシートに対して滑っていない場合は、第2回転体からシートに搬送力を付与しない。
(2) 搬送力伝達手段は、搬送方向の回転駆動力を第2回転体に伝達し、搬送方向と逆方向の回転駆動力を第2回転体に伝達せずに滑るワンウェイクラッチを有する。
これにより、第1回転体が滑った場合に第2回転体からシートへ搬送力を付与する機構を機械的に構成することができる。
(3) 第1回転体の駆動時の周速度は、第2回転体の駆動時の周速度より大きく設定されている。
これにより、第1回転体がシートに対して滑っていない場合は、上記ワンウェイクラッチによって、第2回転体に回転駆動力が伝達されない。そのため、第1回転体と第2回転体との間でシートに撓みや引っ張りなどが生じない。
(4) 第1回転体を回転可能に支持する第1アーム部材と、第2回転体を回転可能に支持する第2アーム部材とを更に具備する。
これにより、第1回転体及び第2回転体の支持を好適に実現することができる。
(5) 本シート搬送装置では、第2回転体からシートに付与される搬送力は、第1回転体からシートに付与される搬送力よりも大きく設定されている。
これにより、本シート搬送装置において、第1回転体のみで搬送することができないシートであっても、第1回転体の搬送力を要することなく、第2回転体のみでそのシートを搬送することが可能となる。例えば、第1回転体が完全に滑った場合でも、シートは第2回転体によって確実に搬送される。
(6) 第2アーム部材の延出方向とシートトレイに保持されたシートの表面とのなす第2角度が、第1アーム部材の延出方向とシートトレイに保持されたシートの表面とのなす第1角度より大きく設定されている。
これにより、第2回転体からシートに付与される搬送力を、第1回転体からシートに付与される搬送力よりも大きくする機構が具体的に実現される。
(7) 本発明を具現化するうえで、第2回転体は、上記第1回転体より搬送方向上流側に隔てられて配設されていることが好ましい。
(8) 本シート搬送装置は、シートトレイから搬送されたシートが通過される湾曲状のシート搬送路を更に備える。
このようなシート搬送路を備えた装置においてシートが搬送された場合は、シートに比較的大きな搬送抵抗が掛かる。したがって、かかるシート搬送装置に本発明は好適である。
本シート搬送装置によれば、第1回転体がシートに対して滑った場合に、第2回転体からシートに搬送力が付与される。一方、第1回転体が滑っていない場合は、第1回転体のみからシートに搬送力が付与される。これにより、シート部材を確実に搬送することができる。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
《第1の実施形態》
図1は、本発明の第1の実施形態に係る複合機1の外観構成を示す斜視図である。複合機1は、プリンタ部2とスキャナ部3とを一体的に備えた多機能装置(MFD:Multi Function Device)であり、プリンタ機能、スキャナ機能、コピー機能、ファクシミリ機能を有する。
複合機1は高さより横幅及び奥行きが大きい幅広薄型の概ね直方体の外形であり、複合機1の上部がスキャナ部3である。スキャナ部3は、所謂フラットベッドスキャナとして構成されている。図1に示されるように、複合機1の天板として原稿カバー5が開閉自在に設けられている。原稿カバー5の下側に、プラテンガラス及びイメージセンサが設けられている。プラテンガラスに載置された原稿の画像は、イメージセンサによって読み取られる。
複合機1の下部がプリンタ部2である。プリンタ部2は、外部から入力された画像データや文書データを含む印刷データに基づいて、記録用紙(本発明のシートの一例)に画像や文書を記録する。プリンタ部2は、正面に開口10が形成されている。上段給紙トレイ12(本発明のシートトレイの一例)、下段給紙トレイ13(本発明のシートトレイの一例)、及び排紙トレイ14は、開口10の内側において、上下方向に段状に設けられている。本第1の実施形態では、上段給紙トレイ12、下段給紙トレイ13、及び排紙トレイ14それぞれが組み付けられて、一体化された給紙カセットを構成している。
上段給紙トレイ12及び下段給紙トレイ13に、記録用紙が積層状に収容される。例えば、下段給紙トレイ13に、A4サイズ以下のB5サイズ、はがきサイズ等の各種サイズの記録用紙が収容可能である。また、上段給紙トレイ13に、はがきサイズや写真L判サイズなどの小サイズの記録用紙が収容可能である。下段給紙トレイ13は、必要に応じてスライドトレイ15が引き出されることによりトレイ面が拡大され、例えば、リーガルサイズの記録用紙が収容できるようになる。上段給紙トレイ12及び下段給紙トレイ13に収容された記録用紙がプリンタ部2の内部へ給送されて所望の画像が記録され、排紙トレイ14へ排出される。なお、プリンタ部2やスキャナ部3は、複合機1の正面上部に設けられた操作パネル4からの操作指示や、コンピュータからプリンタドライバ又はスキャナドライバを介して送信される指示に基づいて動作する。
以下、図2及び図3を参照しながら、複合機1の内部構成、特にプリンタ部2の構成について説明する。ここに、図2は、複合機1のプリンタ部2の内部構成を示す縦断面図である。図3は、プリンタ部2の主要構成及び給紙装置6の構成を示す部分拡大断面図である。
プリンタ部2には給紙装置6が搭載されている。給紙装置6は、大別して、上段給紙トレイ12、下段給紙トレイ13、及び給紙機構33を備える。給紙機構33は、第1給紙ローラ25(本発明の第1回転体の一例)と、第2給紙ローラ26(本発明の第2回転体の一例)と、駆動伝達機構30,31(本発明の搬送力伝達手段の一例)と、これらを支持する第1スイングアーム27(本発明の第1アーム部材の一例)及び第2スイングアーム28(本発明の第2アーム部材の一例)とを備えて構成されている。
図2に示されるように、複合機1の底側に下段給紙トレイ13が設けられている。そして、その上側に、上段給紙トレイ12が設けられている。言い換えれば、上段給紙トレイ12と下段給紙トレイ13は、上下二段の構造を有している。上段給紙トレイ12及び下段給紙トレイ13の上側に第1給紙ローラ25及び第2給紙ローラ26が設けられている。図2には、第1給紙ローラ25及び第2給紙ローラ26が下段給紙トレイ13に当接した状態が示されている。複合機1に上段給紙トレイ12及び下段給紙トレイ13が装着された状態で、下段給紙トレイ13に対して上段給紙トレイ12が相対的に引き出されることにより、第1給紙ローラ25及び第2給紙ローラ26が下段給紙トレイ13に当接する。なお、図示されていないが、下段給紙トレイ13に対して上段給紙トレイ12が装置奥方向に相対的に押し込まれることによって、上段給紙トレイ12の先端が第1給紙ローラ25及び第2給紙ローラ26を跳ね上げて、それらのローラ面が上段給紙トレイ12に当接するようになっている。以下においては、図2に示される状態で、給紙装置6構成及びその作用等について説明する。なお、本第1の実施形態では、上段給紙トレイ12及び下段給紙トレイ13の如く、二段構成の給紙トレイを採用しているが、もちろん、一段構成の給紙トレイにも本発明は適用され得る。
下段給紙トレイ13の奥側に分離傾斜板22が設けられている。分離傾斜板22は、下段給紙トレイ13から重送された記録用紙を分離して、下段給紙トレイ13の最上位置の記録用紙を上方へ案内する。用紙搬送路23は、分離傾斜板22から上方へ向かった後、湾曲状に形成された湾曲部17を経て正面側へ曲がって、複合機1の背面側から正面側へと延び、画像記録ユニット24を経て排紙トレイ14へ通じている。したがって、下段給紙トレイ13に収容された記録用紙は、用紙搬送路23により下方から上方へUターンするように案内されて画像記録ユニット24に至り、画像記録ユニット24により画像記録が行われた後、排紙トレイ14に排出される。
図3に示されるように、下段給紙トレイ13の上側面に第1給紙ローラ25及び第2給紙ローラ26のローラ面が当接している。言うまでもなく、下段給紙トレイ13に記録用紙が載置されている場合は、記録用紙の上面に第1給紙ローラ25及び第2給紙ローラ26のローラ面が当接する。この場合、第1給紙ローラ25及び第2給紙ローラ26によって、下段給紙トレイ13に載置された記録用紙が用紙搬送路23へ供給される。同図に示されるように、第1給紙ローラ25及び第2給紙ローラ26は、スイングアーム27,28によって駆動軸29に揺動可能に支持されており、駆動伝達機構30,31によって駆動軸29から入力された駆動力が伝達される。これにより、記録用紙に対する第1給紙ローラ25及び第2給紙ローラ26それぞれのくい付きが良好となり、記録用紙に付与される搬送力の伝達ロスが軽減される。なお、第1給紙ローラ25及び第2給紙ローラ26の支持構造及び駆動伝達機構30,31等の詳細については後述する。
用紙搬送路23は、画像記録ユニット24等が配設されている箇所以外は、所定間隔で対向する外側ガイド面と内側ガイド面とから構成されている。例えば、複合機1の背面側の用紙搬送路23の湾曲部17は、外側ガイド部材18と内側ガイド部材19とが装置フレームに固定されることにより構成されている。湾曲部17に記録用紙が搬送される場合は、記録用紙は湾曲部17で湾曲形状に曲げられる。したがって、湾曲部17を記録用紙が通過するに際して、その記録用紙は外側ガイド部材18のガイド面と摺接して移動するため、ガイド面から搬送方向とは逆方向の搬送摩擦(摩擦抵抗)を受ける。特に、搬送される記録用紙が、厚紙などのように腰の強い記録用紙や、記録面に所定のコーティング処理が施された光沢紙である場合は、上記搬送摩擦が大きくなる傾向にある。
図3に示されるように、用紙搬送路23には、画像記録ユニット24が設けられている。画像記録ユニット24は、キャリッジ38を備えている。キャリッジ38は、インクジェット記録ヘッド39を搭載している。記録用紙の搬送方向と直交する主走査方向(図3の紙面に垂直な方向)にガイドレール43,44が延設されている。キャリッジ38は、ガイドレール43,44に、上記主走査方向へ往復動可能に支持されている。インクジェット記録ヘッド39には、複合機1内にインクジェット記録ヘッド39とは独立に配置されたインクカートリッジ(不図示)からインクチューブ41を通じて各色のインクが供給される。キャリッジ38が往復動される間に、インクジェット記録ヘッド39から各色インクが微小なインク滴として選択的に吐出されることにより、プラテン42上を搬送される記録用紙に画像が記録される。
図3に示されるように、画像記録ユニット24の上流側には、一対の搬送ローラ60及びピンチローラ61が設けられている。ピンチローラ61は、搬送ローラ60の下側で、搬送ローラ60に対して圧接された状態で配置されている。搬送ローラ60及びピンチローラ61は、用紙搬送路23を搬送されている記録用紙を狭持してプラテン42上へ搬送する。画像記録ユニット24の下流側には、一対の排紙ローラ62及び拍車ローラ63が設けられている。排紙ローラ62及び拍車ローラ63は、記録済みの記録用紙を狭持して排紙トレイ14へ搬送する。搬送ローラ60及び排紙ローラ62は、モータ71(図5参照)から駆動力が伝達されて、所定の改行幅で間欠駆動する。
以下に、図4及び図5を参照しながら、給紙機構33の詳細な構成、第1給紙ローラ25及び第2給紙ローラ26の支持構造及び駆動伝達機構30,31の詳細について説明する。ここに、図4は、給紙機構33を示す模式拡大図である。また、図5は、図4の給紙機構33の平面図である。
給紙機構33は、第1スイングアーム27に第1給紙ローラ25と駆動伝達機構30を構成する複数のギアとが支持され、第2スイングアーム28に第2給紙ローラ26と駆動伝達機構31を構成する複数のギアとが支持されて構成されている。
上段給紙トレイ12の上方に、装置の幅方向に渡って駆動軸29が設けられている。駆動軸29は、複合機1の本体フレームで回転可能に支持されている。駆動軸29の一端には、図5に示されるように、伝達ギア70が連結されている。伝達ギア70は、モータ71に直結された伝達ギア72と噛み合わされている。したがって、モータ71が回転駆動されると、所定方向の回転駆動力(回転トルク)が伝達ギア72及び伝達ギア70を介して駆動軸29に伝達される。なお、本第1の実施形態では、モータ71によって、図4において反時計方向の回転駆動力が駆動軸29に伝達される。
第1スイングアーム27は、構成樹脂製の2枚の長板部材75を所定間隔を隔てて対面させ、その状態で長板部材75それぞれの両端同士をリブ76で渡すように連結して構成されている。第1スイングアーム27は、同図に示されるように、一方端が駆動軸29に回動自在に支持されている。具体的には、第1スイングアーム27の一方端に設けられた軸孔74に駆動軸29が挿通されている。
第1スイングアーム27の先端に、第1給紙ローラ25が支持されている。具体的には、第1スイングアーム27の先端に回動自在に支持された軸78の両端それぞれに二つの第1給紙ローラ25が固定されている。図5に示されるように、本第1の実施形態では、第1給紙ローラ25は、長板部材75の外側に連結されている。第1給紙ローラ25のローラ表面は、記録用紙に摺接した際に摩擦力が生じやすいように、ゴム部材で被覆されている。
駆動伝達機構30は、図に示されるように、伝達ギア77、中間ギア80、及び伝達ギア79により構成されている。駆動軸29において、長板部材75の内側に、伝達ギア77が嵌め入れられている。伝達ギア77は、駆動軸29に固着されており、駆動軸29の回転に伴って同方向に回転する。軸78において、長板部材75の内側に、伝達ギア79が嵌め入れられている。伝達ギア79は、支持軸78に固着されており、軸78の回転に伴って同方向に回転する。伝達ギア77と伝達ギア79との間に、二つの中間ギア80が連なって設けられている。これにより、駆動軸29に入力された回転駆動力が、伝達ギア77、中間ギア80、そして伝達ギア79を介して二つの第1給紙ローラ25に伝達される。
第1スイングアーム27は駆動軸29で回動自在に支持されている。したがって、第1スイングアーム27は、第1スイングアーム27、第1給紙ローラ25、駆動伝達機構30の自重、及び不図示のバネによるバネ力によって下方に回動され、第1給紙ローラ25の表面が記録用紙に当接した位置で静止する。このとき、駆動軸29から延出された第1スイングアーム27は、記録用紙の表面と角度θ1(図4参照)をなす方向に傾斜する。言い換えれば、第1スイングアーム27の駆動軸29からの延出方向と記録用紙の表面とは、角度θ1をなす関係にある。この状態で第1給紙ローラ25に回転駆動力(回転トルク)が伝達されると、ローラ表面と記録用紙との間に摩擦力が発生し、記録用紙を矢印68の方向へ掻き取るようにして搬送される。言い換えれば、上記摩擦力が記録用紙に付与されることによって記録用紙が搬送される。このように、記録用紙を搬送させる摩擦力が本発明の搬送力に相当する。
第2スイングアーム28は、図4及び図5に示されるように、第2スイングアーム28は、長板部材75より短い2枚の短板部材85が所定間隔を隔てて対面するよう配置されて構成されている。第2スイングアーム28は、一方端が駆動軸29に回動自在に支持されている。具体的には、第2スイングアーム28の一方端に設けられた軸孔84に駆動軸29が挿通されている。第2スイングアーム28は、第1スイングアーム27の長板部材75に挟まれた空間に配設されている。
第2スイングアーム28の先端に、第2給紙ローラ26が支持されている。具体的には、第2スイングアーム28の先端に回動自在に支持された軸88に第2給紙ローラ26が固定されている。図5に示されるように、本第1の実施形態では、第2給紙ローラ26は、短板部材85の内側に連結されている。第2給紙ローラ26のローラ表面は、記録用紙に摺接した際に摩擦力が生じやすいように、ゴム部材で被覆されている。
駆動伝達機構31は、伝達ギア87、中間ギア90、及び伝達ギア89により構成されている。伝達ギア87は、伝達ギア77と同径であり、同じ歯数を有する同一のギアである。伝達ギア87は、駆動軸29において、短板部材85の内側に嵌め入れられている。伝達ギア87は、駆動軸29に固着されており、駆動軸29の回転に伴って同方向に回転する。軸88において、長板部材75の内側に、伝達ギア89が嵌め入れられている。伝達ギア89は、軸88に固着されており、軸88の回転に伴って同方向に回転する。伝達ギア87と伝達ギア89との間に、二つの中間ギア90が連なって設けられている。これにより、駆動軸29に入力された回転駆動力が、伝達ギア87、中間ギア90、伝達ギア89を介して第2給紙ローラ26に伝達される。
また、駆動伝達機構31はワンウェイクラッチ92を有する。ワンウェイクラッチ92は、図5に示されるように、第2給紙ローラ26の内孔に収容されるように設けられている。ワンウェイクラッチ92は、記録用紙を矢印68の方向へ搬送させる回転駆動力(回転トルク)が軸88に伝達されたときに、その回転駆動力を第2給紙ローラ26に伝達し、矢印68の方向と逆の方向の回転駆動力が軸88に伝達されたときに、その回転駆動力を第2給紙ローラに伝達せずに滑るクラッチである。ワンウェイクラッチ92による作用効果は後述する。
第2スイングアーム28は、駆動軸29で回動自在に支持されているため、第2スイングアーム28、第2給紙ローラ26、及び駆動伝達機構31の自重、及び不図示のバネによるバネ力によって下方に回動され、第2給紙ローラ26の表面が記録用紙に当接した位置で静止する。第2スイングアーム28は、第1スイングアーム27より駆動軸29からの延出方向の長さが短い。したがって、駆動軸29から延出された第2スイングアーム28は、記録用紙の表面と角度θ1より大きい角度θ2(図4参照)をなす方向に傾斜する。言い換えれば、第2スイングアーム28の駆動軸29からの延出方向と記録用紙の表面とは、角度θ2をなす関係にある。この状態で第2給紙ローラ26に回転駆動力(回転トルク)が伝達されると、ローラ表面と記録用紙との間に摩擦力が発生し、この摩擦力が搬送力として記録用紙に付与されて、記録用紙が矢印68の方向へ搬送される。このとき、角度θ2は角度θ1より大きいため、第2給紙ローラ26から記録用紙に付与される搬送力は、第1給紙ローラ25から記録用紙に付与される搬送力よりも大きい。
本第1の実施形態では、駆動伝達機構30,31が具備する伝達ギアの径や歯数、或いは、第1給紙ローラ25と第2給紙ローラ26の外周長さを適宜設計することによって、第1給紙ローラ25の周速度Vが第2給紙ローラ26の周速度Vよりも高速となるように設定されている。例えば、駆動伝達機構30及び駆動伝達機構31を構成する各伝達ギアの構造が同一である場合は、第1給紙ローラ25の外径を第2給紙ローラ26の外径よりも大きくすることにより、周速度Vを周速度Vよりも高速に設定することができる。
このように給紙機構33が構成されているため、駆動伝達機構30を介して駆動軸29から回転駆動力が第1給紙ローラ25に伝達される。これにより、第1給紙ローラ25は周速度Vで回転される。また、軸88には、駆動伝達機構31を介して、周速度Vより遅い周速度Vで第2給紙ローラ26を回転させる回転駆動力が伝達される。このとき、記録用紙は、第1給紙ローラ25から付与された搬送力によって矢印68(図4参照)に示される搬送方向へ搬送される。一方、軸88にも駆動伝達機構31から第2給紙ローラ26を周速度Vで回転させる回転駆動力が伝達されている。しかしながら、この回転駆動力よりも、第1給紙ローラ25によって搬送される記録用紙から第2給紙ローラ26に付与される回転力の方が大きいため、第1給紙ローラ25と同じ周速度Vで第2給紙ローラ26を回転させる回転力が記録用紙から第2給紙ローラ26のローラ面に付与される。つまり、第2給紙ローラ26は、記録用紙から回転力を受けて、周速度Vではなく周速度Vで回転される。このとき、軸88は、第2給紙ローラ26に対して相対的に逆回転することになる。言い換えれば、第2給紙ローラ26の軸88には、見かけ上、記録用紙を搬送させる方向(矢印68に示す方向)とは逆の方向の回転駆動力が付与される。このとき、ワンウェイクラッチ92が滑り、軸88に伝達された回転駆動力は第2給紙ローラ26には伝達されない。このように、第1給紙ローラ25によって記録用紙が搬送されている場合(第1給紙ローラ25が滑っていない場合)は、周速度Vで回転するはずの第2給紙ローラ26は、第1給紙ローラ25によって搬送される記録用紙に当接しながら、第1給紙ローラ25と同じ周速度Vで連れ回る。したがって、第2給紙ローラ26から記録用紙に搬送方向とは逆の方向の負荷がかかることはない。その結果、記録用紙に皺が付くことも、記録用紙が破れることもない。
ところで、幅の広い記録用紙や厚紙が搬送される場合に、湾曲部17において記録用紙に掛かる搬送抵抗(搬送摩擦)が第1給紙ローラ25による搬送力より大きくなる場合がある。このとき、第1給紙ローラ25の搬送力が不足して、第1給紙ローラ25は、記録用紙の表面で滑る。この場合、記録用紙から第2給紙ローラ26に付与されていた回転力が第2給紙ローラ26の軸88に伝達されていた回転駆動力より小さくなり、第2給紙ローラ26の軸88が、第2給紙ローラ26に対して第2給紙ローラ26を矢印68(図4参照)に示される搬送方向へ回転させる方向へ回転する。このとき、ワンウェイクラッチ92によって、軸88に伝達された回転駆動力が第2給紙ローラ26に伝達される。これにより、記録用紙によって連れ回りしていた第2給紙ローラ26は、軸88に伝達された回転駆動力によって積極的に回転される。上述したように、第2給紙ローラ26が記録用紙に付与する搬送力は、第1給紙ローラ25の搬送力より大きいため、上記搬送抵抗によって記録用紙が停止されることなく、確実に記録用紙が搬送される。このように、本複合機1には、給紙機構33が設けられているため、厚紙や光沢紙などの記録用紙を搬送する場合でも、記録用紙にかかる搬送抵抗にかかわらず、常に記録用紙を確実に搬送することができる。
《第2の実施形態》
以下、図6及び図7を参照しながら、本発明の第2の実施形態について説明する。ここに、図6は、給紙装置6の制御部100の構成を示すブロック図である。図7は、制御部100により実行される駆動伝達機構の切換制御の処理手順の一例を示すフローチャートである。本第2の実施形態では、給紙装置6の制御部100は、複合機1全体を統括的に制御するメイン制御部から独立したものとして説明するが、上記メイン制御部の一部を構成するものであってもかまわない。また、上述の第1の実施形態と共通する構成要素については、第1の実施形態で用いた符号と同符号を示すことでその詳細な説明を省略する。
制御部100は、プリンタ部3のみでなくスキャナ部2も含む複合機1の全体動作を統括して制御するものである。制御部100は、図6に示されるように、CPU101、ROM102、RAM103、EEPROM104を主とするマイクロコンピュータとして構成されており、バス105を介してASIC106に接続されている。
ROM102には、複合機1の各種動作を制御するためのプログラム等が格納されている。RAM103は、CPU101が上記プログラムを実行する際に用いる各種データを一時的に記録する記憶領域又は作業領域として使用される。また、EEPROM104には、電源オフ後も保持すべき設定やフラグ等が格納される。
ASIC106は、CPU101からの指令に従い、モータ71に通電する相励磁信号等を生成して、この信号をモータ71の駆動回路110に付与し、駆動回路110を介して駆動信号をモータ71に通電することにより、モータ71の回転制御を行っている。
駆動回路110は、第1給紙ローラ25、第2給紙ローラ26に接続されたモータ71を駆動させるものであり、ASIC106からの出力信号を受けて、モータ71を回転するための電気信号を形成する。この電気信号を受けてモータ71が回転し、モータ71の回転駆動力が駆動軸29、駆動伝達機構30、駆動伝達機構121を介して、第1給紙ローラ25及び第2給紙ローラ26に伝達される。モータ71は、ギアや駆動軸等からなる駆動機構(不図示)を介して搬送ローラ60及び排紙ローラ62にも接続されている。したがって、モータ71の回転駆動力は搬送ローラ60及び排紙ローラ62に伝達される。ここに、駆動伝達機構121は、上述の第1の実施形態における駆動伝達機構31に代えて本第2の実施形態で採用された機構であり、駆動軸29からの回転駆動力を第2給紙ローラ26に伝達するものである。駆動伝達機構121は、ワンウェイクラッチ92に代えてソレノイド113を有する点を除き、駆動伝達機構31と略同様の構成を有する。
ASIC106には、第1給紙ローラ25の回転量を検出するロータリーエンコーダ115と、第2給紙ローラ26の回転量を検出するロータリーエンコーダ116とが接続されている。CPU101は、各ロータリーエンコーダ115,116の回転量に基づいて、第1給紙ローラ25の回転速度V、及び第2給紙ローラ26の回転速度Vを算出する。
ASIC106には、ソレノイド113が接続されている。CPU101は、ROM102に格納された制御プログラムに基づいて、ASIC106に所定のタイミングで出力信号を出力させて、ソレノイド113を動作させる。ソレノイド113は、駆動伝達機構121に組み込まれている。ソレノイド113は、第2給紙ローラ26に連結された伝達ギア79と中間ギア90とを接離させるためのものであり、ソレノイド軸が周知のリンク機構を介して中間ギア79或いは中間ギア90のいずれかに連結されている。ソレノイド113に信号が入力されると、ソレノイド113は伝達ギア79と中間ギア90とを噛み合わせる方向に動作する。これにより、第2給紙ローラ26に回転駆動力が伝達される。また、ソレノイド113へ信号が出力されていない状態では、伝達ギア79と中間ギア90とが離脱されている。したがって、この状態では、第2給紙ローラ26に回転駆動力は伝達されない。
続いて、図7を参照して、制御部100においてCPU101により実行される駆動伝達の切換制御の処理手順の一例について説明する。なお、この切換制御は、印刷指令が入力され、モータ71が回転駆動された後に実行される。
まず、ステップS1において、第1給紙ローラ25の回転速度V、及び第2給紙ローラ26の回転速度Vを算出する。これら回転速度V,Vは、ロータリーエンコーダ115,116の回転量に基づいて算出される。
続いて、ステップS2において、ステップS1で算出された回転速度Vと回転速度Vとが比較されて、回転速度Vが回転速度Vより大きいかどうかが判断される。第1給紙ローラ25が滑っていない場合は、第2給紙ローラ26も記録用紙によって第1給紙ローラ25と同じ速度Vで連れ回りする。そのため、回転速度Vが回転速度Vを超えることはない。逆に、第1給紙ローラ25が滑っている場合は、回転速度Vより遅い速度で搬送され、或いは記録用紙が搬送されずに停止するため、第2給紙ローラ26は回転速度が低下し、或いは停止する。その一方で、第1給紙ローラ25は滑っている最中でも、回転速度Vで回転する。したがって、この場合は、回転速度Vが回転速度Vより大きくなる。要するに、ステップS2では、回転速度Vと回転速度Vとを比較することにより、第1給紙ローラ25が滑っているかどうかを判断することができる。
ステップS2で、回転速度Vが回転速度Vより大きいと判断されると、言い換えれば、第1給紙ローラ25が滑っていると判断されると、制御部100のCPU101によって、ソレノイド113がオンにされる(S3)。これにより、第2給紙ローラ26と中間ギア90とが噛み合わされて、モータ71の回転駆動力が駆動伝達機構31を介して第2給紙ローラ26に伝達される。このように、第1給紙ローラ25が滑ったとしても、即座に第2給紙ローラ26に回転駆動力が伝達されるため、記録用紙は、常に、円滑且つ安定した状態で搬送される。なお、ステップS2で、回転速度Vが回転速度Vより小さいと判断された場合は、ソレノイド113のオフ状態が維持され、第1給紙ローラ25のみによる搬送が継続される(S4)。
ステップS5では、記録用紙の先端が所定の位置まで到達したかどうかが判断される。かかる判断は、用紙搬送路23に設けられた光学センサなどからなるシートセンサの検出結果に基づいて判断される。ここで、所定の位置は、例えば、第1給紙ローラ25から搬送方向下流側に設けられた搬送ローラ60によって記録用紙が搬送可能な位置である。かかる位置まで先端が到達すると、搬送ローラ60によって記録用紙が搬送されるため、ソレノイド113による駆動伝達の切換処理を要しない。したがって、ステップS5において、記録用紙の先端が所定の位置まで到達したと判断されると、一連の切換処理が終了する。なお、記録用紙の先端が所定の位置に到達していない場合は、ステップS2以降の処理が繰り返し実行される(S5のNo側)。
なお、本第2の実施形態では、回転速度V及び回転速度Vを比較することにより、第1給紙ローラ25が滑ったかどうかを判断することとしたが、例えば、ロータリエンコーダ116の検出信号に基づいて算出された回転速度Vが予め設定された閾値より低くなったかどうかを判定することにより、第1給紙ローラ25が滑ったかどうかを判断してもよい。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る複合機1の外観構成を示す斜視図である。 図2は、複合機1のプリンタ部2の内部構成を示す縦断面図である。 図3は、プリンタ部2の主要構成及び給紙装置6の構成を示す部分拡大断面図である。 図4は、給紙機構33を示す模式拡大図である。 図5は、図4の給紙機構33の平面図である。 図6は、給紙装置6の制御部100の構成を示すブロック図である。 図7は、制御部100により実行される駆動伝達機構の切換制御の処理手順の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1・・・複合機
6・・・給紙装置(シート搬送装置)
12・・・上段給紙トレイ(シートトレイ)
13・・・下段給紙トレイ(シートトレイ)
17・・・湾曲部
23・・・用紙搬送路(シート搬送路)
25・・・第1給紙ローラ(第1回転体)
26・・・第2給紙ローラ(第2回転体)
27・・・スイングアーム(第1アーム部材)
28・・・スイングアーム(第2アーム部材)
29・・・駆動軸
30・・・駆動伝達機構(搬送力伝達手段)
31・・・駆動伝達機構(搬送力伝達手段)
71・・・モータ
113・・・ソレノイド

Claims (8)

  1. シートが保持されるシートトレイと、
    上記シートトレイに保持されたシートに搬送力を付与する第1回転体と、
    上記シートトレイに保持されたシートに搬送力を付与する第2回転体と、
    上記第1回転体がシートに対して滑っている場合に、上記第2回転体からシートに搬送力を付与し、上記第1回転体がシートに対して滑っていない場合に、上記第2回転体からシートに搬送力を付与しない搬送力伝達手段とを具備するシート搬送装置。
  2. 上記搬送力伝達手段は、搬送方向の回転駆動力を上記第2回転体に伝達し、搬送方向と逆方向の回転駆動力を上記第2回転体に伝達せずに滑るワンウェイクラッチを有する請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 上記第1回転体の駆動時の周速度は、上記第2回転体の駆動時の周速度より大きく設定されている請求項2に記載のシート搬送装置。
  4. 上記第1回転体を回転可能に支持する第1アーム部材と、上記第2回転体を回転可能に支持する第2アーム部材とを更に具備する請求項1から3のいずれかに記載のシート搬送装置。
  5. 上記第2回転体からシートに付与される搬送力は、上記第1回転体からシートに付与される搬送力よりも大きい請求項1から4のいずれかに記載のシート搬送装置。
  6. 上記第2アーム部材の延出方向と上記シートトレイに保持されたシートの表面とのなす第2角度が、上記第1アーム部材の延出方向と上記シートトレイに保持されたシートの表面とのなす第1角度より大きい請求項5に記載のシート搬送装置。
  7. 上記第2回転体は、上記第1回転体より搬送方向上流側に隔てられて配設されている請求項1から6のいずれかに記載のシート搬送装置。
  8. 上記シートトレイから搬送されたシートが通過される湾曲状のシート搬送路を更に備える請求項1から7のいずれかに記載のシート搬送装置。
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