JP4547871B2 - 固体撮像素子 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、固体撮像素子に関し、特に信号電荷を電気信号に変換する電荷検出部を複数隣接配置してなるCCD(Charge Coupled Device)固体撮像素子に代表される電荷転送型固体撮像素子に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電荷転送型固体撮像素子、例えばCCD固体撮像素子として、高画素化(多画素化)に適し、かつ低消費電力化および高速駆動化を可能にするために、垂直CCDによって転送されてくる信号電荷を電圧変換する電荷検出部を垂直CCDごとに複数設け、これら複数の電荷検出部の各々から出力される信号電圧を順次走査しつつ読み出すいわゆる水平スキャン方式の固体撮像素子がある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−135656号公報
【0004】
図7は、従来一般的な電荷検出部の構成を示す回路図である。図7において、電荷転送部(図示せず)によって転送されてくる信号電荷は、フローティングディフュージョン領域FDに画素単位で注入される。このフローティングディフュージョン領域FDに注入された信号電荷は、当該領域FDにゲートが接続されたソースフォロアの出力トランジスタ101からなる出力回路100によって信号電圧に変換されて出力端子102から出力される。出力トランジスタ101は、電源電圧VDDが与えられる電源端子103にドレインが接続され、ソースが抵抗104を介して接地されている。
【0005】
フローティングディフュージョン領域FDから信号電荷が読み出されると、当該領域FDの電位がリセットトランジスタ105によってリセットドレイン電圧VRDにリセットされる。リセットドレイン電圧VRDは、電圧値が電源電圧VDDとほぼ等しくなるように設定されている。リセットトランジスタ105は、リセットドレイン電圧VRDが与えられるリセットドレイン(RD)端子106にドレインが、フローティングディフュージョン領域FDにソースがそれぞれ接続されており、リセットゲートパルスφRGが所定の周期でリセットゲート(RG)に与えられることにより、フローティングディフュージョン領域FDの電位をリセットドレイン電圧VRDにリセットする。
【0006】
図8は、フローティングディフュージョン領域FDおよびリセットトランジスタ105の構造を示す断面図である。図8において、フローティングディフュージョン領域FDは、例えばシリコン基板110の表層部に形成されたn+ 型拡散領域111である。このn+ 型拡散領域111には、電荷転送部120の出力ゲート部121を介して信号電荷が注入される。リセットトランジスタ105は、n+ 型拡散領域111をソース領域としており、当該ソース領域111と、シリコン基板110の表層部に形成されたn+ 型ドレイン領域112と、両領域111,112間のチャネル領域上の基板表面にゲート絶縁膜114を介して形成されたゲート電極113とから構成されている。
【0007】
上記構成の電荷検出部を複数、例えば2つ隣接して配置した場合の平面的な配置パターン例を図9に示す。同図から明らかなように、1つの電荷検出部は、電源(VDD)端子103、フローティングディフュージョン領域FD、出力端子(VOUT)102、リセットトランジスタ105のゲート電極(RG)およびリセットドレイン(RD)端子106の5つ端子電極が横に順に並んで配置された構成となっている。そして、この1つの電荷検出部が、本例の場合には2つ並んで隣接して配置されることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述した水平スキャン方式の固体撮像素子では、上記構成の電荷検出部を垂直CCDごとに配置するには、当該電荷検出部が5つの端子電極を横に並べた構成となっているために、垂直CCD間のピッチをある程度確保する必要がある。したがって、画素が2次元配置されてなるセンサ部(画素部)において、特に水平方向(左右方向)のサイズの縮小化を図る上で限界が生ずる。また、垂直CCD間のピッチは水平方向の画素間のピッチで決まるため、垂直CCD間のピッチをある程度確保するということは、画素間のピッチを狭くできないことを意味し、多画素化を図る上で非常に不利になる。
【0009】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、電荷検出部を複数隣接配置するに当たって、当該電荷検出部の微細化を可能にした固体撮像素子を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明による固体撮像素子は、
受光した光を光電変換する複数の光電変換素子と、
前記複数の光電変換素子からの信号電荷を転送する複数の電荷転送部と、
前記複数の電荷転送部に対して所定の単位ごとに隣接して配置された電荷検出部とを備え、
前記電荷検出部は、
前記電荷転送部から電荷が注入されるフローティングディフュージョン領域と、
前記フローティングディフュージョン領域をリセットする電圧を与えるリセット端子と前記フローティングディフュージョン領域との間に接続されたリセットトランジスタと、
前記フローティングディフュージョン領域にゲートが、電源電圧を与える電源端子にドレインが、出力端子にソースがそれぞれ接続されたソースフォロアの出力トランジスタとを有し、
隣り合う前記電荷検出部間において前記電源端子と前記リセット端子とを共通化し
当該共通化した電源/リセット端子、前記フローティングディフュージョン領域、前記出力端子および前記リセットトランジスタのゲート電極は、前記電荷検出部の隣接方向に順に並んで配置されている
構成となっている。
【0011】
上記構成の固体撮像素子において、フローティングディフュージョン構成の電荷検出部を複数隣接配置するに当たり、隣り合う電荷検出部間において電源端子とリセット端子とを共通化することで、一方の端の電荷検出部を除いて、1つの電荷検出部につき端子を1つずつ削減できる。その結果、削減できる端子1個分の幅だけ個々の電荷検出部を微細化できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0013】
図1は、本発明の一実施形態に係る固体撮像素子を示す概略構成図である。ここでは、センサ部(画素部)の各画素で光電変換された信号電荷を垂直転送部で垂直方向に転送し、垂直転送部の各々の後段に設けられた電荷検出部で電圧変換して得られる各信号電圧を水平走査にて順次読み出す水平スキャン方式のCCD固体撮像素子に適用した場合を例に挙げている。
【0014】
図1において、半導体基板10上にはセンサ部20と共に、その周辺回路部30が搭載されている。センサ部20は、半導体基板10上に行列状に多数二次元配置されたフォトダイオード等からなるフォトセンサ(光電変換素子)21と、これらフォトセンサ21に対して垂直画素列ごとに配された垂直CCD(垂直転送部)22と、これら垂直CCD22毎にその転送先側の端部に配された電荷検出部23とを有する構成となっている。
【0015】
フォトセンサ21は、受光した光を露光期間に亘って光電変換し、光電変換によって発生する信号電荷を蓄積する。垂直CCD22は、フォトセンサ21の各々から読み出される信号電荷を、例えば4相のクロックパルスφV1〜φV4によって駆動されることで垂直方向に転送する。垂直CCD22の各々からは、対応する電荷検出部23に対して信号電荷が1行(1ライン)単位で転送される。
電荷検出部23は、垂直CCD22によって転送される信号電荷を信号電圧に変換して出力する。この電荷検出部23の構成が本発明の特徴とする部分であり、その具体的な構成については後で詳細に説明する。
【0016】
周辺回路部30は、一例として、センサ部20の各垂直画素列に対応して設けられた信号処理回路31と、この信号処理回路31を通して出力される各信号電圧を水平走査にて順次読み出す水平出力回路32および水平走査回路33を有する構成となっている。
【0017】
信号処理回路31は、出力回路33を経由して供給される信号電圧中に含まれるノイズ成分を除去するノイズ除去回路、例えばCDS(Correlated Double Sampling;相関二重サンプリング回路)などを有する構成となっている。水平出力回路33も同じ半導体基板10に搭載される周辺回路の一つであり、当該水平出力回路33と共に基板10上に搭載され、シフトレジスタ等からなる水平走査回路34から順次出力される水平走査パルスに同期して、信号処理回路32を通して供給される1ライン分の信号を画素単位で順次選択してCCD撮像信号Voutとして基板10外に出力する。
【0018】
図2は、電荷検出部23が複数の垂直CCD22の各々に対応して1つずつ設けられてなる電荷検出部群のうち、一番端から2つの電荷検出部23−1,23−2の構成を示す回路図である。
【0019】
図2において、一番端側に位置する電荷検出部23−1は、垂直CCD22の出力ゲート221−1を介して信号電荷が注入されるフローティングディフュージョン領域(以下、「FD領域」と記す)41−1と、このFD領域41−1にソースが接続され、ゲートにリセットゲートパルスφRGが与えられるリセットトランジスタ42−1と、FD領域41−1にゲートが、電源電圧VDDが与えられる電源端子43−1にドレインがそれぞれ接続され、ソースが抵抗44−1を介して接地されたソースフォロアの出力トランジスタ45−1からなる出力回路46−1とを有する構成となっている。
【0020】
リセットトランジスタ42−1は、隣接する電荷検出部23−2の電源端子43−2にドレインが接続されており、ゲートにリセットゲートパルスφRGが所定の周期で与えられることによってFD部41−1の電位を電源電圧VDDにリセットする。出力トランジスタ45−1は、垂直CCD22から画素単位でFD部41−1に注入される信号電荷を信号電圧に変換し、出力端子47−1を通して次段の回路へ出力する。リセットトランジスタ42−1および出力トランジスタ45−1としては、例えばMOSトランジスタが用いられる。
【0021】
2つ目の電荷検出回路23−2も、1つ目の電荷検出回路23−1と同様に、垂直CCD22の出力ゲート221−2を介して信号電荷が注入されるFD領域41−2と、このFD領域41−2にソースが接続され、ゲートにリセットゲートパルスφRGが与えられるリセットトランジスタ42−2と、FD領域41−2にゲートが、電荷検出回路23−1のドレイン端子と共通化された電源端子43−2にドレインがそれぞれ接続され、ソースが抵抗44−2を介して接地されたソースフォロアの出力トランジスタ45−2からなる出力回路46−2とを有する構成となっている。
【0022】
リセットトランジスタ42−2は、電荷検出回路23−1と反対側に隣接する電荷検出部23−3の電源端子43−3にドレインが接続されており、ゲートにリセットゲートパルスφRGが与えられることによってFD部41−2の電位を電源電圧VDDにリセットする。出力トランジスタ45−2は、垂直CCD22から画素単位でFD部41−2に注入(転送)される信号電荷を信号電圧に変換し、出力端子47−2を通して次段の回路へ出力する。リセットトランジスタ42−2および出力トランジスタ45−2としても、MOSトランジスタが用いられる。
【0023】
なお、本回路例では、出力回路46−1,46−2,…として、単一の出力トランジスタ45−1,45−2,…および抵抗44−1,44−2,…によって構成した場合を例に挙げたが、これに限られるものではなく、駆動MOSトランジスタおよび負荷MOSトランジスタからなるソースフォロア段を多段縦続接続してなる周知のソースフォロア回路構成の出力回路を用いても良いことは勿論である。
【0024】
上記構成の例えば2つの電荷検出部23−1,23−2を隣接して配置した場合の平面的な配置パターン例を図3に示す。同図から明らかなように、1つの電荷検出部23−1は、リセットドレイン端子が隣接する電荷検出部23−2の電源端子43−2と共通化されていることで、電源(VDD)端子43−1、FD領域41−1、出力端子(VOUT)47−1およびリセットトランジスタ42−1のゲート電極(RG)48−1の4つ端子電極が横に順に並んで配置された構成となっている。
【0025】
続いて、上記構成の例えば電荷検出回路23−1の動作について、図4のタイミングチャートを用いて説明する。
【0026】
ある時刻に入力パルスに応答して出力ゲート221−1がオン(開)すると、垂直CCD22によって転送されてきた信号電荷が当該出力ゲート221−1を介してFD領域41−1に注入される。すると、FD領域41−1の電位が、FD領域41−1のFD容量をCFD、注入される信号電荷の電荷量(数)をQTotとすると、FD容量CFDおよび電荷量QTotで決定される電位ΔV、即ち
ΔV=QTot/CFD
なる電位分だけリセットレベル、即ち電源電圧VDDから下がる。
【0027】
この電位ΔVが信号レベルとなり、出力トランジスタ45−1によって信号電圧として検出され、出力端子47−1を介して次段の回路へ渡される。その後、リセットトランジスタ42−1のゲートにリセットゲートパルスφRGが与えられると、FD領域41−1、即ち出力トランジスタ45−1のゲートに蓄積されていた信号電荷がリセットされ、その結果、FD領域41−1の電位が電源電圧VDDになる。
【0028】
上述したように、垂直CCD22の各々に対応してフローティングディフュージョン構成の電荷検出部23を複数隣接配置してなる水平スキャン方式のCCD固体撮像素子において、電荷検出部23の各々を形成するに当たって、隣り合う電荷検出部23−1,23−2,…の各々の間で電源端子とリセットドレイン端子とを共通化することで、一方の端の電荷検出部を除いて、1つの電荷検出部につき端子電極、具体的にはリセットドレイン端子の電極を1つずつ削減できる。
【0029】
これにより、削減できるリセットドレイン端子の電極1個分の幅だけ個々の電荷検出部23を微細化できる。このように、電荷検出部23を微細化できることにより、垂直CCD22のピッチを狭く設定でき、その分だけ光電変換素子21の水平方向の画素ピッチを狭くできるため、さらなる多画素化に大きく寄与できることになる。
【0030】
なお、上記実施形態では、複数の垂直CCD22の各々に対して電荷検出部23を1つずつ配置してなる水平スキャン方式のCCD固体撮像素子に適用した場合を例に挙げて説明したが、図5に示すように、垂直CCD22を複数個ずつ、例えば2個ずつ単位として当該単位ごとに電荷検出部23を1つずつ配置してなる水平スキャン方式のCCD固体撮像素子にも同様に適用可能である。この水平スキャン方式のCCD固体撮像素子では、2本の垂直CCD22,22によってそれぞれ転送される信号電荷は、出力ゲート部24によって選択的に電荷検出部23に転送される。
【0031】
このように、水平スキャン方式のCCD固体撮像素子において、垂直CCD22を2個ずつ単位として当該単位ごとに電荷検出部23を1つずつ配置することにより、電荷検出部23の数を半減、またはそれ以上に削減できるため、電荷検出部23個々の配置スペースを確実に確保することができる。換言すれば、複数の垂直CCD22の各々に対して電荷検出部23を1つずつ配置する場合に比べて、電荷検出部23全体の配置スペースを半減、またはそれ以上に削減できるため、垂直CCD22のピット、ひいては水平方向の画素ピッチを狭くでき、よって画素の微細化に寄与できる。しかも、先述したように、隣り合う電荷検出部23,23間で電源端子とリセットドレイン端子とを共通化することにより、電荷検出部23全体の配置スペースをさらに削減できるため、さらなる多画素化に寄与できる。
【0032】
なお、本適用例では、垂直CCD22を2個ずつ単位として当該単位ごとに電荷検出部23を1つずつ配置してなる水平スキャン方式のCCD固体撮像素子に適用する場合を例に挙げて説明したが、これに限られるものではなく、垂直CCD22を3個以上ずつ単位として当該単位ごとに電荷検出部23を1つずつ配置してなる水平スキャン方式のCCD固体撮像素子にも同様に適用可能である。
【0033】
また、本発明は水平スキャン方式のCCD固体撮像素子への適用に限られるものではなく、図6に示すように、センサ部20から垂直CCD22の各々によって1行分(1ライン分)ずつ転送される信号電荷を、水平CCD(水平転送部)51によってさらに水平転送した後、電荷検出部52によって信号電圧に変換するいわゆる水平CCD方式のCCD固体撮像素子であって、水平CCD51を複数有するCCD固体撮像素子にも同様に適用可能である。
【0034】
すなわち、水平CCD方式のCCD固体撮像素子において、水平CCD51を複数、例えば2つの水平CCD51−1,51−2を設けるとともに、これら水平CCD51−1,51−2間に振り分けゲート部53を配置して、当該振り分けゲート部53の作用によって2つの水平CCD51−1,51−2に信号電荷を振り分けて、水平CCD51−1,51−2によって並行して水平転送することにより、水平CCD51−1,51−2の駆動周波数を水平CCD51が1本の場合に比べて落とすことができるため、その分だけ低消費電力化を図ることができる。
【0035】
この2つの水平CCD51−1,51−2を持つ水平CCD方式のCCD固体撮像素子では、水平CCD51−1,51−2の各転送先側の端部に電荷検出部52−1,52−2を設けて、水平CCD51−1,51−2によって転送されてくる信号電荷を電荷検出部52−1,52−2でそれぞれ検出し、信号電圧に変換して出力することになる。したがって、2つの電荷検出部52−1,52−2は互いに隣接して配置されることになる。
【0036】
そこで、この2つの水平CCD51−1,51−2を持つ水平CCD方式のCCD固体撮像素子に本発明を適用し、2つの電荷検出部52−1,52−2間で電源端子とリセットドレイン端子とを共通化することにより、電荷検出部52−1,52−2全体の配置スペースを削減できる。すなわち、先述したように、1つの電荷検出部52で5つの端子電極が必要となることから、2つの電荷検出部52−1,52−2で計10個の端子電極を設ける必要があるのに対して、電荷検出部52−1,52−2間で電源端子とリセットドレイン端子とを共通化することで端子電極を1つ削減できるため、その分だけ電荷検出部52−1,52−2全体の配置スペースを削減でき、その結果、2つの水平CCD51−1,51−2間のピッチを狭くできるため、デバイス全体の小型化に寄与できる。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、フローティングディフュージョン構成の電荷検出部を複数隣接配置するに当たって、隣り合う電荷検出部間で電源端子とリセット端子とを共通化することにより端子電極を削減できるため、個々の電荷検出部を微細化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る水平スキャン方式のCCD固体撮像素子を示す概略構成図である。
【図2】2つの電荷検出部の構成を示す回路図である。
【図3】2つの電荷検出部を隣接して配置した場合の平面的な配置パターン例を示す図である。
【図4】電荷検出部の動作説明のためのタイミングチャートである。
【図5】本発明の他の適用例に係る水平スキャン方式のCCD固体撮像素子を示す概略構成図である。
【図6】本発明の他の適用例に係る水平CCD方式のCCD固体撮像素子を示す概略構成図である。
【図7】電荷検出部の一般的な構成を示す回路図である。
【図8】フローティングディフュージョン領域およびリセットトランジスタの構造を示す断面図である。
【図9】従来技術に係る電荷検出部の平面的な配置パターン例を示す図である。
【符号の説明】
10…半島タイミング基板、20…センサ部、21…光電変換素子、22…垂直CCD、23,23−1,23−2,52−1,52−2…電荷検出部、32…水平出力回路、33…水平走査回路、41−1,41−2…フローティングディフュージョン(FD)領域、42−1,42−2…リセットトランジスタ、45−1,45−2…出力トランジスタ,51−1,51−2…水平CCD

Claims (4)

  1. 受光した光を光電変換する複数の光電変換素子と、
    前記複数の光電変換素子からの信号電荷を転送する複数の電荷転送部と、
    前記複数の電荷転送部に対して所定の単位ごとに隣接して配置された電荷検出部とを備え、
    前記電荷検出部は、
    前記電荷転送部から電荷が注入されるフローティングディフュージョン領域と、
    前記フローティングディフュージョン領域をリセットする電圧を与えるリセット端子と前記フローティングディフュージョン領域との間に接続されたリセットトランジスタと、
    前記フローティングディフュージョン領域にゲートが、電源電圧を与える電源端子にドレインが、出力端子にソースがそれぞれ接続されたソースフォロアの出力トランジスタとを有し、
    隣り合う前記電荷検出部間において前記電源端子と前記リセット端子とを共通化し
    当該共通化した電源/リセット端子、前記フローティングディフュージョン領域、前記出力端子および前記リセットトランジスタのゲート電極は、前記電荷検出部の隣接方向に順に並んで配置されている
    固体撮像素子。
  2. 前記複数の電荷転送部は、前記複数の光電変換素子の垂直画素列ごとに配置されて当該複数の光電変換素子からの信号電荷を垂直方向に転送する複数の垂直転送部であり、
    前記電荷検出部は、前記複数の垂直転送部の各々に対して1つずつ配置されている
    請求項1記載の固体撮像素子。
  3. 前記電荷検出部は、前記複数の垂直転送部を複数個ずつ単位として当該単位ごとに1つずつ配置されている
    請求項2記載の固体撮像素子。
  4. 前記複数の電荷転送部は、前記複数の光電変換素子の垂直画素列ごとに配された複数の垂直転送部によって転送されてくる信号電荷を並行して水平方向に転送する複数の水平転送部であり、
    前記電荷検出部は、前記複数の水平転送部の各々に対して1つずつ配置されている
    請求項1記載の固体撮像素子。
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