JP4539706B2 - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、シート上の画像を熱定着する画像形成装置および画像形成方法に関する。
プリンタなどの画像形成装置には、シートを1枚ずつ搬送し、搬送されるシート上にトナー像を形成して、形成されたトナー像を定着部の熱により溶融させて当該シートに熱定着させた後、収容トレイに収容する構成のものが多い。
このような熱定着方式では、OHPシートやコート紙など普通紙よりも熱容量の大きいシートを用いると、定着後でもシートの温度が下がり難いため、温度が高いままの状態で収容トレイに収容される。また、OHPシートやコート紙は、その面の平坦性が高いので、収容トレイへの収容後にシート同士が密着し易い。そのため、例えば温度の高い状態のOHPシートが複数枚連続して収容トレイに積み重なるように収容されると、OHPシート同士が密着しつつOHPシート自身の熱によりトナー像が軟化して引っ付く、いわゆるタッキングが生じ易くなる。タッキングにより引っ付いたOHPシート同士を強制的に分離させるとトナー像が剥がれたような状態になって印刷をやり直す必要が生じる。
上記のタッキングは、定着直後のシートの温度が高いままの状態で収容トレイに収容されると発生し易いので、従来から定着後のシートを冷却する構成が提案されている。特許文献1には、定着器よりもシート搬送方向下流側の位置に冷却装置を配し、定着後のシートを冷却する構成が開示されている。また、特許文献2には、定着器から排出ローラまでの間の搬送速度を下げて、その搬送中にシートを冷やす構成が開示されている。
特開2004−252045号公報 特開2003−287972号公報
しかしながら、上記特許文献1の構成では、専用の冷却装置を備える必要がありコスト増になるという問題がある。また、特許文献2の構成では、定着器から排出ローラまでの搬送距離をある程度長くとらなければ、搬送速度を下げることによる冷却効果を得られず、装置小型化を実現できない。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、冷却装置を要せず、装置小型化を図りつつタッキングを防止できる画像形成装置および画像形成方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明は、搬送されるシート上に画像を形成する画像形成装置であって、シート搬送路の排出口近辺に配置され、第1の回転体を第2の回転体に圧接させて両者間に定着ニップを確保しつつ少なくとも一方の回転体を加熱手段で加熱し、搬送されるシートを前記定着ニップを通して当該シート上に形成された画像を熱定着する定着手段と、特定の種類のシートを搬送して画像形成を行う指示を受け付けると、画像形成開始前に、前記回転体を回転させると共に回転体の温度が目標温度よりも低い温度になるように加熱手段を制御し、目標温度まで上げるための所定条件を満たすと、目標温度まで昇温されるように加熱手段の制御を切り換えて前記画像形成を実行する制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、搬送されるシート上に画像を形成する画像形成装置における画像形成方法であって、シート搬送路の排出口近辺に配置される定着手段において、第1の回転体を第2の回転体に圧接させて両者間に定着ニップを確保しつつ少なくとも一方の回転体を加熱手段で加熱し、搬送されるシートを前記定着ニップを通して当該シート上に形成された画像を熱定着する定着ステップと、特定の種類のシートを搬送して画像形成を行う指示を受け付けると、画像形成開始前に、前記回転体を回転させると共に回転体の温度が目標温度よりも低い温度になるように加熱手段を制御し、目標温度まで上げるための所定条件を満たすと、目標温度まで昇温されるように加熱手段の制御を切り換えて前記画像形成を実行する制御ステップと、を含むステップを実行することを特徴とする。
ここで、「シート搬送路の排出口近辺」とは、加熱手段による熱の影響が、排出後のシートを収容するためのトレイにまで及ぶ範囲内の意味で用いられる。
これにより、例えば特定の種類のシートについて画像形成しようとするときに、トレイに収容済みのシートの温度が、特定の種類のシートにおけるタッキング発生温度に達していても、その画像形成開始前に回転体の温度を一旦低下させることで、回転体の温度低下に伴ってトレイおよび収容済みのシートの温度が下がるのを待ってから画像形成を開始できるので、タッキング発生を防止でき、かつ専用の冷却装置が不要であるためコストを抑制でき、さらに排出口までのシート搬送路を長くとる必要がないため装置小型化を実現できる。
また、前記制御手段は、前回の画像形成が完了してからの経過時間を計測する第1タイマーを有し、前記第1タイマーによる計測時間が第1の所定時間に達したとき以降に前記指示を受け付けた場合には、前記画像形成前における加熱手段の制御を禁止し、前記回転体の温度が前記目標温度になるように加熱手段を制御して画像形成を実行することを特徴とする。
さらに、前記回転体の温度を検出する温度検出手段を備え、前記制御手段は、前記指示を受け付けたときの前記回転体の温度が前記目標温度よりも低い第1の所定温度以下である場合には、前記画像形成前における加熱手段の制御を禁止して、前記回転体の温度が目標温度になるように加熱手段を制御して画像形成を実行することを特徴とする。
このようにすれば、タッキング防止と共に、画像形成前における加熱手段の制御を行わなくても済む分、画像形成を早く開始でき、ユーザの待ち時間の短縮化を図れる。
また、前記制御手段は、前記低い温度になるように制御を開始してからの経過時間を計測する第2タイマーを有し、前記第2タイマーによる計測時間が第2の所定時間に達すると、前記条件が満たされたとすることを特徴とする。
このようにすれば、所定条件を満たしたことを時間の計測により判定することができる。
さらに、前記排出口の直下の位置に配され、排出口から排出されるシートを収容するトレイと、前記トレイ上における排出後のシートの有無を検出するシート検出手段とを備え、前記制御手段は、前記トレイ上に排出後のシートが存在しないことが検出された場合には、当該シートが存在することが検出された場合よりも前記第2の所定時間の値を小さな値に設定することを特徴とする。
このようにすれば、排出後のシートがトレイ上に存在しない場合には、画像形成をより早く開始でき、ユーザの待ち時間のさらなる短縮化を図れる。
ここで、前記第2の所定時間は、前記低い温度になるように加熱手段の制御を開始してから、前記回転体の温度が第2の所定温度まで下がるのに要するであろう時間、または前記排出口の直下に配された、排出口から排出されるシートを収容するトレイの温度が第3の所定温度まで下がるのに要するであろう時間であることを特徴とする。
また、前記回転体の温度を検出する温度検出手段を備え、前記制御手段は、前記低い温度になるように加熱手段の制御を開始してから、前記回転体の温度が第2の所定温度まで下がると、前記条件を満たしたとすることを特徴とする。
このようにすれば、所定条件を満たしたことを回転体の温度検出により判定することができる。
さらに、前記排出口の直下の位置に配され、排出口から排出されるシートを収容するトレイと、前記トレイ上における排出後のシートの有無を検出するシート検出手段とを備え、前記制御手段は、前記トレイ上に排出後のシートが存在しないことが検出された場合には、当該シートが存在することが検出された場合よりも前記第2の所定温度の値を高い値に設定することを特徴とする。
このようにすれば、排出後のシートがトレイ上に存在しない場合には、画像形成をより早く開始でき、ユーザの待ち時間のさらなる短縮化を図れる。
また、前記排出口の直下の位置に配され、排出口から排出されるシートを収容するトレイと、前記トレイの温度を検出する温度検出手段とを備え、前記制御手段は、前記トレイの温度に基づいて前記条件を満たしたか否かを判断する判断手段を備えることを特徴とする。
このようにすれば、所定条件を満たしたことをトレイの温度検出により判断することができる。
さらに、前記回転体の温度が目標温度よりも低い温度になるように加熱手段を制御するとは、前記加熱手段への電力供給を停止することであることを特徴とする。
このようにすれば、回転体ひいては排出後のシートを収容するトレイの温度をより早く下げることができると共に、少なくとも昇温に転じるまでの間の省電力を図れ、さらに電力供給の制御の簡素化を図れる。
また、前記特定の種類のシートは、OHPシート、コート紙であることを特徴とする。
このようにすれば、OHPシートとコート紙についてタッキングの防止を図ることが可能になる。
以下、本発明に係る画像形成装置および画像形成方法の実施の形態を、タンデム型カラーデジタルプリンタ(以下、単に「プリンタ」という。)を例にして説明する。
<第1の実施の形態>
(1)プリンタの全体構成
図1は、プリンタ10の全体構成を示す図である。
同図に示すように、プリンタ10は、周知の電子写真方式により画像を形成するものであり、画像プロセス部11と、給送部12と、定着部13と、制御部14を備え、ネットワーク(例えばLAN)に接続されて、外部の端末装置(不図示)からの印刷(プリント)ジョブの実行指示を受け付けると、その指示に基づいてイエロー、マゼンタ、シアンおよびブラック色からなるカラーの画像形成を実行する。以下、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各再現色をY、M、C、Kと表し、各再現色に関連する構成部分の番号にこのY、M、C、Kを添字として付加する場合がある。
画像プロセス部11は、Y〜K色のそれぞれに対応する作像部20Y、20M、20C、20Kと、中間転写ベルト21などを備えている。
作像部20Yは、感光体ドラム1と、その周囲に配設された帯電器2、露光部3、現像器4、一次転写ローラ5、感光体ドラム1を清掃するためのクリーナ6などを備えており、感光体ドラム1上にY色のトナー像を作像する。他の作像部20M〜20Kについても、作像部20Yと同様の構成になっており、対応する色のトナー像を作像する。同図では、符号を省略している。
中間転写ベルト21は、無端状のベルトであり、駆動ローラ22と従動ローラ23に張架されて矢印方向に循環駆動される。
給送部12は、給紙カセット31、32と、繰り出しローラ33、34と、搬送ローラ対35と、タイミングローラ対36と、二次転写位置371において中間転写ベルト21を挟んで駆動ローラ22と対向する二次転写ローラ37などを備える。
給紙カセット31には、記録用のシートとしての普通紙Sが収容される。給紙カセット32には、普通紙Sよりも熱容量が大きい特定種類の特殊紙P、例えばOHPシートやコート紙などがセットされる。ここでは、OHPシートがセットされるとする。
繰り出しローラ33は、給紙カセット31内の普通紙をシート搬送路38に1枚ずつ繰り出し、繰り出しローラ34は、給紙カセット32内のOHPシートをシート搬送路38に1枚ずつ繰り出す。以下、普通紙とOHPシートを特に区別しないときには、これらを総称してシートという。
搬送ローラ対35は、シート搬送路38上に繰り出されたシートをタイミングローラ対36に搬送する。タイミングローラ対36は、搬送されるシートを二次転写位置371に送り出すタイミングをとる。
定着部13は、定着ローラ51、加圧ローラ52、定着ヒータ53、温度検出センサ54およびローラ駆動モータ55などを備える。
定着ローラ51は、金属性の円筒状の芯金とその表面に設けられたフッ素樹脂などの離型層などからなる。加圧ローラ52は、金属性の円柱状の芯金とその表面に設けられたシリコーンゴム等の弾性層などからなり、対向する定着ローラ51に圧接され、この圧接により両者間に定着ニップ50が確保される。
定着ローラ51は、ローラ駆動モータ55の駆動力により同図の矢印方向に回転駆動され、加圧ローラ52は、定着ローラ51と従動回転する。
定着ヒータ53は、ハロゲンランプヒータであり、定着ローラ51の内部に挿通され、図示しない電力供給源から電力を供給されて発熱し、定着ローラ51を加熱する。温度検出センサ54は、公知のサーミスタなどからなる温度検出手段であり、定着ローラ51表面の温度を検出する。
制御部14は、外部の端末装置からの画像信号をY〜K色用のデジタル信号に変換し、作像部毎に、その露光部3のレーザダイオードを駆動させるための駆動信号を生成する。生成された駆動信号により、各色用の露光部3のレーザダイオードが駆動されてレーザビームLが出射され、感光体ドラム1が露光走査される。
この露光走査を受ける前に、作像部毎に、感光体ドラム1が帯電器2により一様に帯電されており、レーザビームLの露光により、感光体ドラム1上に、形成すべき画像の静電潜像が作像され、作像された静電潜像が現像器4によりトナーで現像される。
各色のトナー像は、一次転写ローラ5と感光体ドラム1間に生じる電界による静電力の作用を受けて中間転写ベルト21上に一次転写される。この際、各色の作像動作は、そのトナー像が中間転写ベルト21上の同じ位置に重ね合わせて転写されるようにタイミングをずらして実行される。中間転写ベルト21上に重ね合わされた各色トナー像は、中間転写ベルト21の回動により二次転写位置371に移動する。
上記作像動作のタイミングに合わせて、給送部12からは、タイミングローラ対36を介してシートが給送されて来ており、そのシートは、循環駆動される中間転写ベルト21と、これに圧接された二次転写ローラ37の間に挟まれて搬送され、二次転写ローラ37と駆動ローラ22間に生じる電界による静電力の作用を受けて、中間転写ベルト21上のトナー像が一括してシートに二次転写される。
二次転写位置371を通過したシートは、定着部13に搬送され、定着ニップ50を通過する際にトナー像が加熱、加圧されてシートに定着された後、排出口39から排出されて、排出口39の直下の位置に設けられた収容トレイ40に収容される。
(2)制御部14の構成
図2は、制御部14の構成を示すブロック図である。
同図に示すように、制御部14は、主な構成要素として、CPU71と、通信インターフェース(I/F)部72と、ROM73と、RAM74と、定着目標温度記憶部75と、タイマー76などを備える。
通信I/F部72は、LANカード、LANボードといったLANに接続するためのインターフェースであり、外部からのプリントジョブのデータを受信する。
CPU71は、ROM73から必要なプログラムを読み出し、画像プロセス部11、定着部13等の動作をタイミングを取りながら統一的に制御して、通信I/F部72が受信したプリントジョブのデータに基づくプリント動作を円滑に実行させる。その際、当該ジョブのデータに付加されているシート情報を読み出す。シート情報とは、当該ジョブにおいて、どの種類のシートを用いるかを示した情報である。このシート情報は、ユーザが端末装置においてジョブの実行を指示する際に、端末装置の画面等から入力などにより指定され、ジョブのデータに付加される。
CPU71は、読み出したシート情報から当該ジョブにおいて普通紙とOHPシートのいずれを用いるかを選択し、選択したシートを給送部12から給送してプリントを行う。
また、CPU71は、温度検出センサ54からの検出信号を受信して、定着ローラ51の表面温度を検出し、定着ローラ51の表面温度が目標の温度に維持されるように定着ヒータ53を制御、例えばオン、オフを交互に繰り返すなどの通電制御を行う。以下、定着ローラ51の表面温度を「定着部の温度」、目標の温度を「定着目標温度」という。
さらに、CPU71は、OHPシートにプリントを行うジョブにおいて、そのジョブで指定されているOHPシートのうち、最初にプリントされる1枚目のOHPシートについては、画像形成の前に、定着ヒータ53を所定時間オフして定着部の温度を下げ、再びオンして目標温度まで上がるように制御を切り換えて画像形成を開始するOHP定着温度制御を行う。このような制御を行うのは、OHPシートに生じ易いタッキングを防止するためである。当該制御の詳細については、後述する。
定着目標温度記憶部75は、不揮発性の記憶手段であり、定着目標温度を示すデータ、例えば待機中(次のジョブの実行指示を待っている間)の目標温度として180〔℃〕、普通紙に対する目標温度として190〔℃〕、OHPシートに対する目標温度として200〔℃〕を示すデータが記憶されている。定着目標温度の値は、予め実験などにより設定され、定着目標温度記憶部75に記憶される。なお、定着目標温度が上記の値に限られないことはいうまでもない。装置構成に応じて適切な値が設定される。
(3)CPU71によるプリントジョブの処理内容
図3〜図5は、プリントジョブ毎に実行指示を受け付けたときにCPU71が実行する処理内容を示すフローチャートであり、図6は、ジョブ実行中において定着部の温度と収容トレイ表面の温度(以下、「トレイ温度」という。)が時間経過に伴って変化していく様子の実験結果の例を示すグラフである。ここでは、複数枚、例えば8枚の普通紙にプリントするジョブαの後に連続して、複数枚、例えば2枚のOHPシートにプリントするジョブβを実行する場合の例を説明する。
なお、図6では、時点Aが電源オン時に相当し、時点Bまでがウォームアップ中であることを示している。ウォームアップでは、目標温度が待機温度(180〔℃〕)に設定されるようになっており、定着部の温度が180〔℃〕まで昇温した時点Bでウォームアップ完了とされる。時点A〜B間では、定着部の温度上昇に追随するようにトレイ温度も徐々に上昇している。これは、装置小型化により収容トレイ40が定着部13近辺の位置に配され、定着部13から発せられる熱の影響を受けているからである。また、ジョブ実行中に連続して排出されるシートの温度を直接測定できないために、トレイ温度を測定し、これを収容トレイ40に収容されたシート束の温度としている。同図では、時点Bにジョブαの実行指示があり、時点C(普通紙プリント終了直後)にジョブβの実行指示があった場合の例を示している。
以下、図3〜図5により処理内容を説明しつつ、2つのジョブの実行中における定着部の温度とトレイの温度の関係を、図6を用いて説明する。
図3に示すように、ジョブαの実行指示があると、変数nの値を「1」に設定する(ステップS1)。そして、定着ローラ51を回転駆動させる(ステップS2)。なお、定着ローラ51が現に回転駆動中である場合には、その回転を継続させる。
次に、指定されたシートがOHPシートであるか否かを判断する(ステップS3)。ここでは普通紙であると判断して(ステップS3で「NO」)、普通紙定着温度制御を実行する(ステップS4)。
図4は、普通紙定着温度制御のサブルーチンの内容を示すフローチャートである。
同図に示すように、定着目標温度記憶部75に記憶されている普通紙用の定着目標温度のデータを読み出して、定着目標温度を190〔℃〕に設定すると共に(ステップS21)、定着部の温度が当該定着目標温度で維持されるように定着ヒータ53を制御する定着温度制御を開始して(ステップS22)、メインルーチンにリターンする。ジョブαの実行指示の受け付け直前では、定着部の温度が約180〔℃〕であったので、190〔℃〕まで昇温されるように定着ヒータ53が制御されることになる。
図3に戻り、ステップS5では、n枚目、ここでは1枚目の普通紙に対する画像形成動作を開始する。具体的には、画像プロセス部11における帯電、露光、現像等の動作と共に給紙カセット31から普通紙を給送する動作を実行する。
1枚目の普通紙に対する画像形成が終了すると(ステップS6)、現在のn、ここでは1枚目が最後であるか否かを判断する(ステップS7)。最後でないと判断すると(ステップS7で「NO」)、現在のnの値に「1」をインクリメント、ここではn=2に設定し(ステップS8)、ステップS3に戻る。
ステップS3では、2枚目がOHPシートであるか否かを判断する。ジョブαの例では、普通紙であるので、ステップS4に移る。ステップS4以降の処理は、1枚目と同じである。n=8に至るまでは、ステップS3〜S8の処理が繰り返し実行され、n=8と判断すると(ステップS7で「YES」)、当該処理を終了する。これにより、収容トレイ40に、プリント後の8枚の普通紙が積み重なるように収容されたことになる(図6の時点B〜C)。
図6の時点B〜C間では、定着直後の普通紙が連続して収容トレイ40に収容されたことによりトレイ温度が徐々に上がっているが、普通紙は、OHPシートに比べて、トナー粒子が紙の繊維内に入り込んで定着性が高く、かつ熱容量が小さいので冷め易く、さらに普通紙同士の密着性も低いために、タッキングが発生することはほとんどない。
これに対し、OHPシートは、樹脂フィルムなのでトナー粒子が紙の繊維内に入り込むことが出来ず、普通紙に比べて定着性が低い。また、普通紙よりも定着時の温度が高く、熱容量も大きいので収容後でも高温の状態を維持し易く、さらに表面の平坦性が高いのでシート同士が密着し易い。このためOHPシートが収容トレイ40に収容されると、そのOHPシート自身の熱によりトナー像が軟化したままの状態で別のシートの面に密着して引っ付き、タッキング発生に至り易い。タッキングが発生するか否かの境となるトレイ温度(タッキング限界温度)としては、例えば50〔℃〕である。
時点Cでは、トレイ温度が約60〔℃〕近くまで上がっているので、このまま続いてジョブβによるOHPシートへのプリントを実行すると、トレイ温度がタッキング限界温度を超えている状況で定着後のOHPシートが収容されることになり、タッキング発生の蓋然性が極めて高くなる。
そこで、タッキングの発生を防止するため、当該プリントの開始前に一旦、定着部の温度を下げる処理が行われる(時点C〜D)。すなわち、ジョブβの実行指示を受け付けると、図3のステップS1においてn=1を設定し、ステップS2において定着ローラの回転駆動を行い、指定されたシートがOHPシートであることを判断すると(ステップS3で「YES」)、OHP定着温度制御を実行する(ステップS9)。
図5は、OHP定着温度制御のサブルーチンの内容を示すフローチャートである。
同図に示すように、まずn枚目のOHPシートが、当該ジョブβにおいて1枚目(最初)であるか否かを判断する(ステップS31)。ここでは、1枚目と判断し(ステップS31で「YES」)、定着部13の加熱を停止すると共に(ステップS32)、タイマー76による計時を開始する(ステップS33)。ここで、加熱の停止とは、具体的には定着ヒータ53への通電をオフにする。定着ローラ51の回転駆動はそのまま継続される。回転駆動の継続により定着ローラ51の熱が加圧ローラ52に移り、放熱され易くなる。
これにより、図6の時点C以降、定着部の温度が徐々に低下する。定着部の温度が低下すると、定着部の熱の影響を受けて抑制されていた収容トレイ40による放熱が進むようになり、トレイ温度が定着部の温度低下に追随して低下していく。
なお、上記の加熱停止が行われない場合には、同図の破線で示すようにトレイ温度は横ばいの状態を維持することになるので、従来のように専用の冷却装置の配置や、定着後のシートの搬送速度を遅くするために定着部13から排出口39までの搬送路をより長くとることが必要になる。搬送路を長くとると、排出までの間にOHPシートを冷やすことができるが、搬送路を長くとった分だけ、排出口39の位置がシート排出方向下流側にシフトし、収容トレイ40もその全体が同じ長さ分だけシート排出方向下流側にシフトしたようになって、装置が幅広になり結果的に装置が大型化することになる。
図5に戻り、タイマー76による計測時間が所定時間T1を経過したか否かを判断する(ステップS34)。ここで、所定時間T1とは、トレイ温度が、定着部の加熱停止からタッキングの発生することのない温度、本例では45〔℃〕まで低下するのに要すると想定される時間に相当する。図6の例から、本実施の形態では、T1=35〔秒〕としている。
所定時間T1の値は、装置構成に応じて予め実験等から適切な値が求められて、そのデータがROM73等に記憶される。
所定時間T1を経過したことを判断すると(ステップS34で「YES」)、タイマー76を停止させると共に、定着目標温度記憶部75に記憶されているOHPシート用の定着目標温度のデータを読み出して、定着目標温度を200〔℃〕に設定すると共に(ステップS35)、定着部の温度が当該定着目標温度で維持されるように定着ヒータ53を制御する定着温度制御を開始して(ステップS36)、メインルーチンにリターンする。
これにより、定着部の温度が昇温に転じるが(図6の時点D以降)、トレイ温度は、定着部の温度変化にある程度の時間遅れて追随するため、40〔℃〕位まで下がってからゆっくりと上昇し、約40〜45〔℃〕の範囲内を推移するので、タッキング限界温度の50〔℃〕との間に5〜10〔℃〕程度の余裕ができ、その間に次のOHPシートへのプリントが行われればタッキングの発生を防止できることになる。
図3に戻り、ステップS5では、1枚目のOHPシートに対する画像形成動作を開始する(図6の時点D)。当該OHPシートが定着ニップ50に到達する直前に定着部の温度は200〔℃〕近くまで上がっている(図6の時点E)。画像形成の終了後(ステップS6)、排出されたOHPシートは、収容トレイ40上において既に収容済みの普通紙束の上に積み重なるように収容される(図6の時点F)。このときにはトレイ温度が約45〔℃〕程度になっているので、温度が高いままのOHPシートが収容されても普通紙束と収容トレイ40に吸熱されることになり、タッキング発生を防止できる。
図3のステップS8においてn=2とされると、ステップS3に戻り、再度、ステップS9のOHP定着温度制御を実行する。
OHP定着温度制御のステップS31では、1枚目とは判断されず(ステップS31で「NO」)、用紙間隔拡張設定を行って(ステップS37)、ステップS35に移る。この用紙間隔拡張設定は、2枚目以降のOHPシートの給紙間隔を普通紙の場合の給紙間隔よりもやや広くとることで、収容トレイ40上のシート束の放熱を促し、トレイ温度上昇を抑制して、複数枚のOHPシートのタッキング防止を図るものである。用紙間隔拡張設定が行われると、次にステップS5の画像形成動作が実行される際にその開始タイミングが当該設定に応じた時間だけ遅くなるように制御される。
図3に戻り、2枚目のOHPシートに対する画像形成動作が用紙間隔拡張設定の行われた状態で実行され(ステップS5)、画像形成後(ステップS6)に収容トレイ40に収容される(図6の時点G)。
そして、n枚目が最後と判断すると(ステップS7で「YES」)、当該処理を終了する。用紙間隔拡張設定により、2枚目のOHPシートが給送されるタイミング、すなわち収容トレイ40に収容されるタイミングが普通紙の場合よりも遅くなる、これにより収容トレイ40での放熱が進み、図6の例でも時点Gにおいてトレイ温度がタッキング限界温度の50〔℃〕を5〔℃〕程度下回っており、タッキングの発生が防止される。
このように普通紙にプリントするジョブの終了後にOHPシートにプリントするジョブを連続して実行する場合に、収容トレイ40に収容されている定着後の普通紙によりトレイ温度(シート束の温度)が一時的にOHPシートのタッキング限界温度を超えていても、1枚目のOHPシートのプリント開始前に定着ヒータ53をオフすると共に定着ローラ51を回転させて定着部の温度を一旦低下させることで、シート束の温度をタッキングが発しない温度にまで低下させてからプリントを開始するので、タッキング発生を防止し、かつ専用の冷却装置が不要であるためコストを抑制でき、さらに排出口までのシート搬送路を長くする必要がないため装置小型化を実現できる。
上記では、ジョブαの直後にジョブβの実行指示(特定の種類のシートを搬送して画像形成を行う指示)を受け付けた場合の例を説明したが、例えば他のジョブ実行中などジョブβを実行できない状態のときに指示があった場合には、それを一時的に保留にしてジョブβが実行できる状態になったときに当該指示を受け付けるとしても良い。このことは、例えばジャム時などにも適用できる。
なお、上記タッキング限界温度は、トナー溶融(軟化)性、トナー粒子のシート面への付着性、シートの表面の平坦度などにより決まるものであり、上記の値に限られないことはいうまでもない。
<第2の実施の形態>
上記実施の形態では、普通紙にプリントするジョブとOHPシートにプリントするジョブをこの順に連続して実行する場合に、OHPシートの画像形成の開始前に定着ヒータ53をオフして定着部の温度を下げる制御(以下、「温度降下制御」という。)を実行する例を説明したが、本実施の形態では、前回のジョブ完了からの経過時間に応じて温度降下制御の実行の要否を判断するとしており、この点が第1の実施の形態と異なっている。以下、説明の重複を避けるため、第1の実施の形態と同じ内容についてはその説明を省略し、同じ構成要素については、同符号を付すものとする。
図7は、本実施の形態に係るOHP定着温度制御の処理内容について、第1の実施の形態に係るOHP定着温度制御と異なる部分だけを示したフローチャートである。
同図に示すように、本実施の形態に係るOHP定着温度制御は、第1の実施の形態に係るOHP定着温度制御のステップS31とS32の間にステップS51の処理を実行する点が異なっている。
すなわち、給送されるシートが1枚目のOHPシートであることを判断すると(ステップS31で「YES」)、前回のジョブ完了からの経過時間が所定時間T2以上であるか否かを判断する(ステップS51)。ここで、前回のジョブ完了からの経過時間は、ジョブ毎にそのジョブが完了すると(当該ジョブの最後のシートへの画像形成が終了すると)タイマー76が起動されることにより計測される。また、所定時間T2とは、前回のジョブ完了から待機状態に移行した状態で、トレイ温度がタッキングの発生することのない温度まで下がるのに要すると想定される時間に相当する。本実施の形態では、所定時間T2が400〔秒〕に設定されている。
図8は、前回のジョブ完了からの経過時間に伴ってトレイ温度が変化する様子を示すグラフである。
同図に示すように、トレイ温度は前回のジョブ完了時(時点H)から徐々に低下して行き、約400〔秒〕後の時点Jで約45〔℃〕になっている。この45〔℃〕とは、第1の実施の形態における時点Dの温度、すなわち1枚目のOHPシートへの画像形成を開始するときの温度に相当し、OHPシートに対するプリントを開始してもタッキングが発生しない温度を意味する。従って、所定時間T2を400〔秒〕とすれば、T2経過後にOHPシートへのプリントを開始してもその時点ではトレイ温度が十分に下がっており、タッキング発生を防止できることになる。この所定時間T2の値は、装置構成に応じて予め実験等から適切な値が求められて、そのデータがROM73等に格納される。
図7に戻り、前回のジョブ完了からの経過時間が所定時間T2以上と判断すると(ステップS51で「YES」)、ステップS35に移る。この場合、直ぐにOHPシートへのプリントを開始することができるので、ステップS32〜S34の温度降下制御が実行されない(禁止される)。
一方、前回のジョブ完了からの経過時間が所定時間T2に達していないことを判断すると(ステップS51で「NO」)、ステップS32に移る。この場合、第1の実施の形態と同様に温度降下制御が実行される。
このように温度降下制御の実行の要否をジョブ完了後からの経過時間の長さにより判断するので、不要な場合には温度降下制御を省略してOHPシートのプリントをより早く開始でき、ユーザは出力物をより早く得ることができるようになる。なお、前回のプリントジョブは、OHPシートのジョブであるとしても良いし、普通紙のジョブであるとしても良い。
<第3の実施の形態>
上記第2の実施の形態では、温度降下制御を実行するか否かの判断、すなわちトレイ温度がタッキングの発生しない程度まで下がっているか否かの判断を、ジョブ完了後からの経過時間の長さにより行うとしたが、本実施の形態では、電源オン直後における定着部の温度により判断するとしており、この点が異なっている。
図9は、本実施の形態に係るOHP定着温度制御の処理内容を示すフローチャートであり、当該処理は、電源オン後のウォームアップ中にOHPシートにプリントするジョブの実行要求を受け付けた場合に行われる。また、電源オン直後における定着部の温度を検出して、その温度が一時的に保持されるものとする。
同図に示すように、本実施の形態に係るOHP定着温度制御は、第1の実施の形態に係るOHP定着温度制御と基本的に同じであるが、ステップS31とS32の間にステップS61の処理を実行する点が異なっている。
すなわち、給送されるシートが1枚目のOHPシートであることを判断すると(ステップS31で「YES」)、電源直後の定着部の温度が所定温度、例えば100〔℃〕以下であったか否かを判断する(ステップS61)。ここで、電源オン直後で100〔℃〕以下にあるときとは、以前に電源オフ(定着ヒータ53への通電遮断)の状態が長く続き、定着部の温度がプリンタ10の設置場所(オフィスなど)の室温程度まで下がっている状態で、今回の電源オンがなされたときなどを意味する。このような状態では、トレイ温度も室温程度まで低下していると想定され、OHPシートへのプリントを開始してもタッキングの発生する蓋然性が極めて低いといえる。
そこで、定着部の温度が100〔℃〕以下であったことを判断すると(ステップS61で「YES」)、ステップS35に移り、温度降下制御を禁止して、ウォームアップ完了後にOHPシートへのプリントを開始する。
一方、定着部の温度が100〔℃〕を超えていたことを判断すると(ステップS61で「NO」)、ステップS32に移り、温度降下制御を実行する。電源直後で100〔℃〕を超えていたということは、電源オンの状態が長く続き、一旦オフされたが、直ぐにオンされたような場合が想定でき、このような場合には、トレイ温度がタッキング限界温度に近い状態になっていることが予想されるため、温度降下制御を実行するものである。
このように温度降下制御の実行の要否を定着部の温度により判断することで、不要な場合に温度降下制御を省略してOHPシートのプリント開始をより早めることができる。
なお、上記100〔℃〕は一例であって、装置構成に応じて適切な値が実験等から求められて、そのデータがROM73などに記憶される。
また、上記では電源オン直後のウォームアップ中にOHPシートのプリントジョブを受け付けた場合の例を説明したが、トレイ温度が下がっていると想定される状態でジョブを受け付ける場合であれば、これに限られない。例えば、定着部の温度を待機時の目標温度よりも低い温度に維持することで定着ヒータ53の消費電力を低減する節電モード中にジョブを受け付けると、節電モードを解除してウォームアップを開始する構成にも適用できる。上記低い温度として、例えば80〔℃〕が設定されている場合に、節電モードが長い期間継続している場合には、定着部の温度が80〔℃〕に維持され、その状態ではトレイ温度も十分に下がっているため、温度降下制御が行われない。
一方、待機温度(180〔℃〕)に維持されていた状態から節電モードに移行し、その直後に節電モードが解除された場合には、定着部の温度が100〔℃〕を超えており、トレイ温度もまだ高い状態にある蓋然性が高いので、温度降下制御が行われる。
<第4の実施の形態>
上記実施の形態では、温度降下制御の実行時間(所定時間T1)を一律としたが、本実施の形態では、収容トレイ40にシートが存在するか否か(ユーザの取り忘れにより残っているか否か)により、当該時間を異ならせるとしており、この点が異なっている。ここで、シートの存在の有無は、収容トレイ40に配置された、公知のマイクロスイッチなどからなる排出紙検出センサ61(図1)により行われる。排出紙検出センサ61により検出されたシート有無の検出結果を示す信号は、制御部14に送られる。
図10は、本実施の形態に係るOHP定着温度制御の処理内容を示すフローチャートであり、第3の実施の形態に係るOHP定着温度制御と異なる部分を中心に抜き出して示したものである。具体的には、第3の実施の形態に係るOHP定着温度制御処理のステップS32とS33の処理の間にステップS71〜S73の処理が実行され、ステップS34に代えてステップS74の処理が実行される点が異なっている。
すなわち、定着部13の加熱を停止し(ステップS32)、収容トレイ40上にシートが存在するか否かを判断する(ステップS71)。この存在するシートとは、前回のジョブのもの、例えば第1実施の形態のジョブαにより収容トレイ40に収容された普通紙の束などを示している。連続するジョブでは、ユーザが収容トレイ40上のシートを取り出す操作が間に合わず、そのまま存在している(載置されて)いる場合もあるが、ジョブ間にある程度の時間間隔があれば、既にユーザにより取り去られて載置されていない場合もあり得る。収容されたシートが残っている場合には、上記のようにそのシートの蓄熱によりトレイ温度が下がり難いが、逆にユーザにより直ぐに取り出された場合には、熱をもったシートがなくなるのでトレイ温度が下がり易いことになる。
そこで、本実施の形態ではシートが存在していることを判断すると(ステップS71で「YES」)、温度降下制御の実行時間T3を第1の実施の形態と同じ30〔秒〕に設定する(ステップS72)。一方、シートが存在していないことを判断すると(ステップS71で「NO」)、シートが存在する場合よりもトレイ温度がタッキングの発生しない温度まで下がるのに要する時間が短縮されるとして、時間T3をシートが存在する場合の温度よりも小さい値、例えば10〔秒〕に設定する(ステップS73)。この時間は、上記30〔秒〕同様に装置構成に応じて実験等から適切な値が予め求められて、そのデータがROM73等に記憶される。
ステップS33で計時を開始し、ステップS74では、計時開始からの経過時間が上記ステップS72またはS73で設定された時間T3に達したことを判断すると、ステップS35に移り、S35以降の処理、すなわちOHPシートのプリントを実行する。
シートが存在しない場合に時間T3が短縮される分だけ、OHPシートのプリント開始を早めることができ、ユーザの待ち時間の短縮化を図れる。
なお、上記の時間T3の値をシートの存在の有無で異ならせるという構成は、他の実施の形態、例えば第1や第2の実施の形態に係るOHP定着温度制御に適用するとしても、上記と同様の効果を得られる。
<第5の実施の形態>
上記実施の形態では、トレイ温度がタッキングの発生することのない温度まで下がっているか否かの判断を定着部13の加熱停止からの経過時間で行うとしたが(ステップS32〜S34)、本実施の形態では、定着部の温度により行うとしており、この点が異なっている。
図11は、本実施の形態に係るOHP定着温度制御の処理内容を示すフローチャートである。同図に示すように、当該OHP定着温度制御は、第1の実施の形態に係るOHP定着温度制御と基本的に同じであるが、ステップS33、S34に代えてステップS81、S82を実行する点が異なる。
すなわち、定着部の加熱を停止すると(ステップS32)、定着部の温度を検出し(ステップS81)、その検出温度が閾値Tfよりも低いか否かを判断する(ステップS82)。ここで、閾値Tfとは、当該値まで定着部の温度が低下すると、収容トレイ40の放熱効果によりトレイ温度もタッキングの発生することのない温度まで下がっていると想定される温度値である。閾値Tfは、OHPシートの定着目標温度よりも低い温度の値であり、例えば図6のD時点における160〔℃〕とすることができる。この閾値(所定温度)Tfは、装置構成に応じて適切な値が予め実験等から求められて、そのデータがROM73等に記憶される。
検出温度がTfよりも低いことを判断すると(ステップS82で「YES」)、トレイ温度がタッキングの発生することのない温度まで下がったとして、ステップS35以降の処理を実行する。
このように定着部13の加熱停止からの経過時間だけでなく、定着部の温度を用いても1枚目のOHPシートのプリント開始タイミングを制御することができる。定着温度制御のための温度検出センサ54の検出信号を利用できるので、経過時間を計時するためのタイマーとその計測処理が不要になり、その分、構成を簡素化できる。
<第6の実施の形態>
本実施の形態では、第5の実施の形態における閾値Tfを収容トレイ40にシートが存在するか否かにより異なる値に設定する処理を行う。
図12は、本実施の形態に係るOHP定着温度制御の処理内容を示すフローチャートであり、第5の実施の形態に係るOHP定着温度制御と異なる部分を中心に抜き出して示したものである。具体的には、第5の実施の形態に係るOHP定着温度制御処理のステップS32とS81の処理の間にステップS91〜S93の処理が実行され、ステップS82に代えてステップS94の処理が実行される点が異なっている。
すなわち、定着部13の加熱を停止し(ステップS32)、収容トレイ40上にシートが存在するか否かを判断する(ステップS91)。この判断は、上記第4の実施の形態におけるステップS71の判断と同じ方法により行われる。シートがユーザにより取り去られて収容トレイ40に存在しない場合にトレイ温度が下がり易くなることは、第4の実施の形態と同じである。
シートが存在していることを判断すると(ステップS91で「YES」)、閾値Tfを例えば第5の実施の形態と同じ160〔℃〕に設定し(ステップS92)、シートが存在していないことを判断すると(ステップS91で「NO」)、シートが存在する場合よりも高い温度、例えば170〔℃〕に設定する(ステップS93)。シートが存在しない場合に、存在する場合よりも高い値に設定するのは、シートが存在しなければ放熱が進み易くなるので、シートが存在する場合の温度、例えば160〔℃〕まで下がるのを待たなくても、160〔℃〕まで下がる前の温度、例えば170〔℃〕まで下がればその時点でトレイ温度もタッキングの発生しない温度まで下がっていることが想定されるからである。この温度値は、装置構成に応じて適切な値が実験等から予め求められて、ROM73等に記憶される。
ステップS81で定着部の温度を検出し、ステップS94では、定着部の温度が上記ステップS92またはS93で設定された閾値Tfよりも低くなったことを判断すると、ステップS35に移り、S35以降の処理、すなわちOHPシートのプリントを実行する。
シートが存在しない場合には、シートが存在する場合よりも定着部の温度が下がるのを待つ時間が少なくて済み、その時間分だけ、OHPシートのプリント開始を早めることができる。
<第7の実施の形態>
上記実施の形態では、定着部13の加熱を停止してからの経過時間や定着部の温度を検出することによって、トレイ温度がタッキングの発生しない温度まで低下しているであろうことを判断するとしたが、本実施の形態では、トレイ温度を検出するトレイ温度検出センサ62(図1)を収容トレイ40に設け、トレイ温度検出センサ62でトレイ温度を直接検出するとしており、この点が異なっている。トレイ温度検出センサ62は、サーミスタなどの公知のセンサであり、検出信号を制御部14に送る。
図13は、本実施の形態に係るOHP定着温度制御の処理内容を示すフローチャートである。同図に示すように、当該OHP定着温度制御は、第3の実施の形態に係るOHP定着温度制御と基本的に同じであるが、ステップS33、S34に代えてステップS98、S99を実行する点が異なる。
すなわち、定着部の加熱を停止すると(ステップS32)、トレイ温度を検出し(ステップS98)、その検出温度が閾値としての所定温度、例えば45〔℃〕よりも低いか否かを判断する(ステップS99)。この閾値は、タッキングの発生することのない温度として設定されている値であり、45〔℃〕とは図6のD時点のトレイ温度に相当する値である。この閾値(所定温度)は、装置構成に応じて予め実験等から適切な値が求められて、そのデータがROM73等に記憶される。
検出温度が45〔℃〕よりも低いことを判断すると(ステップS99で「YES」)、トレイ温度がタッキングの発生することのない温度まで下がったとして、ステップS35以降の処理を実行する。
この構成をとれば、実際のトレイ温度を正確に知ることができるので、例えば所定時間T1が経過する前にトレイ温度がタッキングの発生することのない温度まで低下していることを検出すれば、所定時間が経過するのを待たずに、その検出時点で直ぐにプリントを開始させるなど、定着ローラ51の空回転時間を短縮でき、よりきめ細かなプリント制御を行うことが可能になる。
本発明は、定着装置および画像形成装置に限られず、OHPシートなどの特定のシートに対する画像形成方法であるとしてもよい。さらに、その方法をコンピュータが実行するプログラムであるとしてもよい。また、本発明に係るプログラムは、例えば磁気テープ、フレキシブルディスク等の磁気ディスク、DVD−ROM、DVD−RAM、CD−ROM、CD−R、MO、PDなどの光記録媒体、フラッシュメモリ系記録媒体等、コンピュータ読み取り可能な各種記録媒体に記録することが可能である。
<変形例>
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例が考えられる。
(1)上記実施の形態では、定着部13の加熱停止(ステップS32)において、定着部の温度を下げるために定着ヒータ53を所定時間オフするとしたが、定着部の温度を下げることができれば、通電を完全に遮断してオフする方法に限られることはない。
例えば、定着部の温度が、定着目標温度よりも低い所定の温度、例えば50〔℃〕になるように定着ヒータ53の通電を制御するとしても良いし、第5や第6の実施の形態では、閾値Tf(160や170〔℃〕など)になるように制御するとしても良い。
(2)また、OHP定着温度制御では、2枚目以降について用紙間隔を普通紙の場合よりも広くする拡張設定を行うとしたが、この設定を行う構成に限られることはない。ジョブ実行効率等を考慮して、例えば普通紙と同じ用紙間隔を設定するとしても良い。
(3)上記実施の形態では、定着ローラ51と加圧ローラ52を排出ローラ対と兼用し、定着部13から排出口39までの搬送路長をできるだけ短くすることで装置小型化を図る構成例を説明したが、これに限られることはない。装置小型化を実現できる範囲で、例えば排出口39までの搬送路をもう少し伸ばし、排出口39のところに別途、排出ローラ対を配置する構成をとるとしても構わない。
(4)上記実施の形態では、OHPシートに対し温度降下制御を行うとしたが、タッキングは、普通紙よりも熱容量が大きいもの、および/または表面の平坦度が高いもの、具体的にはコート紙、厚紙などにも発生し易い。従って、タッキングの発生し易いOHPシートやコート紙などを特定の種類として、当該シートへの画像形成を行う場合に温度降下制御を実行することができる。なお、特定の種類のシートがセットされているか否かの判定方法は、公知の方法、例えば給紙トレイ毎にどのシートがセットされているかを予め登録しておく方法や、シート種類毎にその反射率や透過率を予め求めておき、セットされているシートの反射率などを測定してシート種類を特定する方法などが考えられる。
(5)上記実施の形態では、本発明に係る画像形成装置をタンデム型カラーデジタルプリンタに適用した場合の例を説明したが、これに限られない。トナー像等の未定着画像を熱定着する定着装置を備える画像形成装置一般、例えば複写機、FAX、MFP(Multiple Function Peripheral)等に適用できる。また、カラー画像形成に限られず、モノクロの画像形成を行う画像形成装置にも適用できる。例えば、複写機の場合には、コピー開始を指示するためのキーが押下されたときなどを、特定の種類のシートを搬送して画像形成を行う指示を受け付けるとすることができる。さらに、第1と第2の回転体として定着ローラ51と加圧ローラ52を圧接させて両者間に定着ニップを確保する構成例を説明したが、これに限られない。例えば、ローラとベルト、ベルトとベルトなどの組み合わせにより定着ニップを確保する構成としても良い。さらに、加熱手段としてハロゲンランプを用いたが、回転体を加熱するものであればおよそ一般のヒータを用いることができる。
さらに、OHPシートをセットするものとして給紙カセット32を配した構成例を説明したが、これに限られない。装置小型化を実現できる範囲で、例えば公知の手差しトレイを装置側面に配置する構成をとることも可能である。
また、上記実施の形態及び上記変形例の内容をそれぞれ組み合わせるとしても良い。
本発明は、搬送されるシート上に形成された画像を熱定着する画像形成装置に広く適用することができる。
第1の実施の形態に係るプリンタの全体構成を示す図である。 上記プリンタの制御部の構成を示すブロック図である。 プリントジョブ毎に実行指示を受け付けたときに制御部のCPUが実行する処理内容を示すフローチャートである。 普通紙定着温度制御のサブルーチンの内容を示すフローチャートである。 OHP定着温度制御のサブルーチンの内容を示すフローチャートである。 ジョブ実行中において定着部の温度と収容トレイの温度が時間経過に伴って変化する様子の実験結果の例を示すグラフである。 第2の実施の形態に係るOHP定着温度制御の処理内容の一部を示すフローチャートである。 前回のジョブ完了からの経過時間に伴ってトレイ温度が変化する様子を示すグラフである。 第3の実施の形態に係るOHP定着温度制御の処理内容を示すフローチャートである。 第4の実施の形態に係るOHP定着温度制御の処理内容の一部を示すフローチャートである。 第5の実施の形態に係るOHP定着温度制御の処理内容を示すフローチャートである。 第6の実施の形態に係るOHP定着温度制御の処理内容の一部を示すフローチャートである。 第7の実施の形態に係るOHP定着温度制御の処理内容を示すフローチャートである。
符号の説明
10 プリンタ
11 画像プロセス部
12 給送部
13 定着部
14 制御部
38 シート搬送路
39 排出口
40 収容トレイ
50 定着ニップ
51 定着ローラ
52 加圧ローラ
53 定着ヒータ
55 ローラ駆動モータ
61 排出紙検出センサ
62 トレイ温度検出センサ
71 CPU
75 定着目標温度記憶部
76 タイマー
P 普通紙
S OHPシート

Claims (12)

  1. 搬送されるシート上に画像を形成する画像形成装置であって、
    シート搬送路の排出口近辺に配置され、第1の回転体を第2の回転体に圧接させて両者間に定着ニップを確保しつつ少なくとも一方の回転体を加熱手段で加熱し、搬送されるシートを前記定着ニップを通して当該シート上に形成された画像を熱定着する定着手段と、
    特定の種類のシートを搬送して画像形成を行う指示を受け付けると、画像形成開始前に、前記回転体を回転させると共に回転体の温度が目標温度よりも低い温度になるように加熱手段を制御し、目標温度まで上げるための所定条件を満たすと、目標温度まで昇温されるように加熱手段の制御を切り換えて前記画像形成を実行する制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、
    前回の画像形成が完了してからの経過時間を計測する第1タイマーを有し、
    前記第1タイマーによる計測時間が第1の所定時間に達したとき以降に前記指示を受け付けた場合には、前記画像形成前における加熱手段の制御を禁止し、前記回転体の温度が前記目標温度になるように加熱手段を制御して画像形成を実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記回転体の温度を検出する温度検出手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記指示を受け付けたときの前記回転体の温度が前記目標温度よりも低い第1の所定温度以下である場合には、前記画像形成前における加熱手段の制御を禁止して、前記回転体の温度が目標温度になるように加熱手段を制御して画像形成を実行することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記低い温度になるように制御を開始してからの経過時間を計測する第2タイマーを有し、
    前記第2タイマーによる計測時間が第2の所定時間に達すると、前記条件が満たされたとすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記排出口の直下の位置に配され、排出口から排出されるシートを収容するトレイと、
    前記トレイ上における排出後のシートの有無を検出するシート検出手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記トレイ上に排出後のシートが存在しないことが検出された場合には、当該シートが存在することが検出された場合よりも前記第2の所定時間の値を小さな値に設定することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記第2の所定時間は、
    前記低い温度になるように加熱手段の制御を開始してから、前記回転体の温度が第2の所定温度まで下がるのに要するであろう時間、または前記排出口の直下に配された、排出口から排出されるシートを収容するトレイの温度が第3の所定温度まで下がるのに要するであろう時間であることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 前記回転体の温度を検出する温度検出手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記低い温度になるように加熱手段の制御を開始してから、前記回転体の温度が第2の所定温度まで下がると、前記条件を満たしたとすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記排出口の直下の位置に配され、排出口から排出されるシートを収容するトレイと、
    前記トレイ上における排出後のシートの有無を検出するシート検出手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記トレイ上に排出後のシートが存在しないことが検出された場合には、当該シートが存在することが検出された場合よりも前記第2の所定温度の値を高い値に設定することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記排出口の直下の位置に配され、排出口から排出されるシートを収容するトレイと、
    前記トレイの温度を検出する温度検出手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記トレイの温度に基づいて前記条件を満たしたか否かを判断する判断手段を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記回転体の温度が目標温度よりも低い温度になるように加熱手段を制御するとは、前記加熱手段への電力供給を停止することであることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記特定の種類のシートは、
    OHPシート、コート紙であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 搬送されるシート上に画像を形成する画像形成装置における画像形成方法であって、
    シート搬送路の排出口近辺に配置される定着手段において、第1の回転体を第2の回転体に圧接させて両者間に定着ニップを確保しつつ少なくとも一方の回転体を加熱手段で加熱し、搬送されるシートを前記定着ニップを通して当該シート上に形成された画像を熱定着する定着ステップと、
    特定の種類のシートを搬送して画像形成を行う指示を受け付けると、画像形成開始前に、前記回転体を回転させると共に回転体の温度が目標温度よりも低い温度になるように加熱手段を制御し、目標温度まで上げるための所定条件を満たすと、目標温度まで昇温されるように加熱手段の制御を切り換えて前記画像形成を実行する制御ステップと、
    を含むステップを実行することを特徴とする画像形成方法。
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