JP5488861B2 - 画像形成装置、および画像形成装置におけるウォームアップ時間制御方法 - Google Patents

画像形成装置、および画像形成装置におけるウォームアップ時間制御方法 Download PDF

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Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリまたはそれらの複合機などの画像形成装置に関する。そのうち特に、加熱された定着部材とそれに押し当てる加圧部材との間に記録材を通して、その記録材上のトナーを、熱と圧とを加えて記録材に定着する定着装置が備えられている画像形成装置に関する。および、そのような画像形成装置において、定着装置のウォームアップ時間を制御するウォームアップ時間制御方法に関する。
例えば、電子写真式の画像形成装置では、ドラム状やベルト状の感光体の回転とともに、その感光体上に帯電、書込みを行って静電潜像を形成して後、現像装置でトナーを付着することにより可視像化してトナー像を形成し、そのトナー像を直接、または中間転写体を介して間接的に転写して、搬送する用紙、樹脂フィルム等の記録材に転写し、その転写画像を定着装置で定着して記録材に画像を記録している。
このような画像形成装置にあっては、加熱された定着部材とそれに押し当てる加圧部材との間の定着ニップ間に記録材を通して熱と圧力とを加え、熱で溶かしたトナーを圧力で記録材に付着して定着を行う定着装置が広く採用されている。定着部材としては、ローラ状やベルト状のものを用い、ローラ状の場合にはそれに内蔵し、またベルト状の場合にはそれを掛けまわすローラに内蔵したり、まわりに配置したりする、ハロゲンヒータ、IHコイルなどの熱源により加熱していた。
ところで、この種の定着装置では、画像形成を行っていない待機時は、省エネルギの観点から熱源をすべてオフにしており、画像形成開始時には、ウォームアップ時間(立ち上げ時間)を設け、熱源をオンしてから定着不良を生じない定着温度まで定着部材を十分に加熱して後、画像形成をスタートしていた。
そして、この定着温度を立ち上げるときは、定着部材の温度が設定温度に達した時点で、定着可能と判断する温度基準を採用し、その温度基準によりウォームアップ時間が決定されていた。例えば図18において実線aで示すように、立ち上げ時に、定着部材の温度が設定温度T(例えば180℃)に達した時点で、定着可能と判断して熱源をオフしていた。
しかしながら、温度基準では、時間‐温度曲線が図18において一点鎖線bで示すようになったり、二点鎖線cで示すようになったりして、ウォームアップ時間がLの範囲でばらつくことから、ユーザーの不満が大きかった。そこで、このウォームアップ時間を一定とすべく、立ち上げ開始から所定時間t(例えば30秒)に達した時点で、定着可能と判断する時間基準を採用し、カタログなどにも、商品スペックとして「本商品の待ち時間○○秒」と記載していた。このように、時間基準を採用することにより、ウォームアップ時間を一定とするとともに、通常の場合、定着温度のばらつきも問題のない程度とすることができる。
特開2005−345989号公報 特許第3350315号公報 特開昭62−70886号公報 特開2004−240250号公報
ところが、このように時間基準を採用する画像形成装置においても、入力電圧の低下などにより熱源がパワー不足となると、図18において長点線dで示すように一定のウォームアップ時間tでは、定着部材の温度が定着に必要な設定温度Tを大きく下回ることがあり、この状態で定着可能と判断すると、通紙中に短点線eで示すように定着下限温度(例えば135℃)以下となって定着不良を生ずる問題があった。
そこで、この発明の第1の目的は、熱源を制御してその熱源を用いて定着装置の定着部材を加熱する定着制御装置が備えられているような画像形成装置において、通常は、時間基準を基本として、定着装置のウォームアップ時間を一定とするとともに、定着部材の温度が設定温度を下回るおそれがある場合には、電力不足に基づく定着不良の発生を防止することにある。
ところで、このような画像形成装置にあって、画像形成装置本体に、一系統の電源の下で駆動するフィニッシャや自動原稿搬送装置(ADF)などの周辺機器が接続されている場合は、定着装置の立ち上げ時に同時にそれらの周辺機器において作動部品をホームポジションに戻すなどのイニシャライズ動作を行う必要がある。このため、そのイニシャライズ動作に使用する電力分が、定着に必要な入力電力を低下させて、定着装置の立ち上げ時に熱源がパワー不足となるおそれがある。
そこで、この発明の第2の目的は、周辺機器の接続状況に基づき熱源がパワー不足となるおそれがあるときには、定着部材の温度が設定温度を下回ることによる定着不良の発生を防止することにある。
この発明の第3の目的は、簡単な構成で、通常は時間基準を基本として、定着装置のウォームアップ時間を一定とするとともに、定着部材の温度が設定温度を下回るおそれがある場合には、それに基づく定着不良の発生を防止することにある。
この発明の第4の目的は、簡素な構成で、立ち上げ時に定着装置に供給される電力が所定電力を下回るおそれを判別することにある。
この発明の第5の目的は、立ち上げ時に定着装置に供給される電力が所定電力を下回るおそれを正確に判別して、通紙中の熱源のパワー不足による定着不良の発生を防止することにある。
この発明の第6の目的は、接続する周辺機器の消費電力により時間基準時の待ち時間を段階的に制御して、時間基準の範囲を広くして、基本として定着装置のウォームアップ時間のばらつきをなくしながら、定着部材の温度が設定温度を下回ることによる定着不良の発生を防止することにある。
この発明の第7の目的は、周辺機器の使用電力が大きい場合には、温度基準でかつ目標温度をさらに高い温度にした後、動作させるようにし、通紙中の熱源のパワー不足による定着不良の発生を防止することにある。
ところで、画像形成装置の周辺機器が接続されている場合、画像形成装置の立上げ時にイニシャライズ動作が入る。その際の電力が定着のために用いる電力を低下させるため、画像形成装置本体に入力される入力電圧によっては、時間基準では、必要温度まで到達せず、定着不良を起こすことがある。
そこで、この発明の第8の目的は、入力電圧も考慮して周辺機器の接続状況に基づき熱源がパワー不足となるおそれがあるときには、定着部材の温度が設定温度を下回ることによる定着不良の発生を防止することにある。
この発明の第9の目的は、画像形成装置の立ち上げ時に毎回、周辺機器の接続状況や入力電圧を検知する必要なく、定着装置のウォームアップ開始までの時間を短縮することにある。
ところで、画像形成装置の非動作時間が所定時間以上経過した場合や、環境センサの読み取り値が所定以上変動した場合には、トナー濃度が変化したり、画像を書くタイミングが変わったりするおそれがあるので、画質を維持し、高品質な画像を得るため、立上げ動作時に、画像濃度調整や作像ステーションごとの色ズレ補正などの画像調整動作が行われるのが通例である。
この発明の第10の目的は、より細かな制御を可能とし、周辺機器の接続状況に基づきまたは画像調整動作状況に基づき熱源がパワー不足となるおそれがあるときには、定着部材の温度が設定温度を下回ることによる定着不良の発生を防止することにある。
この発明の第11の目的は、熱源を制御してその熱源を用いて定着装置の定着部材を加熱する定着制御装置が備えられている画像形成装置において、通常は、時間基準を基本として、定着装置のウォームアップ時間を一定とするとともに、定着部材の温度が設定温度を下回るおそれがある場合には、それに基づく定着不良の発生を防止するウォームアップ時間制御方法を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、上述した第1,2及び6の目的を達成すべく、加熱された定着部材とそれに押し当てる加圧部材との間に記録材を通して、その記録材上のトナーを、熱と圧とを加えて記録材に定着する定着装置が備えられている画像形成装置において、立ち上げ時に前記定着装置に供給される電力が必要電力を下回るか否かを、画像形成装置本体に接続する周辺機器の接続状況に基づき判断し、必要電力を下回る場合には、立上げ開始から所定時間に達した時点で、前記定着装置での定着が可能であると判断する時間基準から、前記定着部材の温度が所定温度に達した時点で、前記定着装置での定着が可能であると判断する温度基準に切り換え、前記時間基準のままの場合には、前記周辺機器の接続状況に基づいて、前記所定時間を可変する可変制御を行う定着制御装置が備えられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、上述した第1,2及び7の目的を達成すべく、加熱された定着部材とそれに押し当てる加圧部材との間に記録材を通して、その記録材上のトナーを、熱と圧とを加えて記録材に定着する定着装置が備えられている画像形成装置において、立ち上げ時に前記定着装置に供給される電力が必要電力を下回るか否かを、画像形成装置本体に接続する周辺機器の接続状況に基づき判断し、必要電力を下回る場合には、立上げ開始から所定時間に達した時点で、前記定着装置での定着が可能であると判断する時間基準から、前記定着部材の温度が所定温度に達した時点で、前記定着装置での定着が可能であると判断する温度基準に切り換え、前記温度基準に切り換わった場合には、前記周辺機器の接続状況に基づいて、前記所定温度を可変する可変制御を行う定着制御装置が備えられていることを特徴とする
請求項に記載の発明は、上述した第3の目的を達成すべく、請求項1または2に記載の画像形成装置において、前記定着制御装置に、前記周辺機器の接続状況を検出する周辺機器検出手段と、その検出結果に基づき前記定着装置を、前記温度基準または前記時間基準に切り換えるモード切換手段等の温度/時間基準切換手段が設けられていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、上述した第4の目的を達成すべく、請求項1ないしのいずれか1に記載の画像形成装置において、前記周辺機器の接続状況が、前記画像形成装置本体に接続する周辺機器の種類または数により決定されることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、上述した第5の目的を達成すべく、請求項1ないしのいずれか1に記載の画像形成装置において、前記周辺機器の接続状況が、前記画像形成装置本体に接続する1または複数の周辺機器の各周辺機器の消費電力の合算値により決定されることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、上述した第8の目的を達成すべく、請求項1ないしのいずれか1に記載の画像形成装置において、前記定着制御装置が、立ち上げ時に定着装置に供給される電力が必要電力を下回るか否かを、前記画像形成装置本体に接続する周辺機器の接続状況に基づき判断するとともに、前記画像形成装置本体に入力される入力電圧の情報に基づき判断することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、上述した第9の目的を達成すべく、請求項に記載の画像形成装置において、前記画像形成装置本体の主電源ON時に接続されている前記周辺機器の接続状況とともに、前記入力電圧の情報を記憶する記憶手段が設けられていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、上述した第10の目的を達成すべく、請求項1ないしのいずれかに記載の画像形成装置において、前記定着制御装置が、立ち上げ時に定着装置に供給される電力が必要電力を下回るか否かを、前記画像形成装置本体に接続する周辺機器の接続状況に基づき判断するとともに、立ち上げ時の画像調整動作状況に基づき判断することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、上述した第3の目的を達成すべく、請求項に記載の画像形成装置において、前記定着制御装置に、立ち上げ時の画像調整動作状況を検出するコントローラと、その検出結果に基づき前記定着装置を、前記温度基準または前記時間基準に切り換えるモード切換手段などの温度/時間基準切換手段が設けられていることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、上述した第4の目的を達成すべく、請求項またはに記載の画像形成装置において、立ち上げ時の画像調整動作状況が、前記画像調整動作の種類、回数、または時間により決定されることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、上述した第11の目的を達成すべく、加熱された定着部材とそれに押し当てる加圧部材との間に記録材を通して、その記録材上のトナーを、熱と圧とを加えて記録材に定着する定着装置が備えられている画像形成装置におけるウォームアップ時間制御方法において、立ち上げ時に前記定着装置に供給される電力が必要電力を下回るか否かを、画像形成装置本体に接続する周辺機器の接続状況に基づき判断し、必要電力を下回る場合には、立上げ開始から所定時間に達した時点で、前記定着装置での定着が可能であると判断する時間基準から、前記定着部材の温度が所定温度に達した時点で、前記定着装置での定着が可能であると判断する温度基準に切り換え、前記時間基準のままの場合には、前記周辺機器の接続状況に基づいて、前記所定時間を可変する可変制御を行うことを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、上述した第11の目的を達成すべく、加熱された定着部材とそれに押し当てる加圧部材との間に記録材を通して、その記録材上のトナーを、熱と圧とを加えて記録材に定着する定着装置が備えられている画像形成装置におけるウォームアップ時間制御方法において、立ち上げ時に前記定着装置に供給される電力が必要電力を下回るか否かを、画像形成装置本体に接続する周辺機器の接続状況に基づき判断し、必要電力を下回る場合には、立上げ開始から所定時間に達した時点で、前記定着装置での定着が可能であると判断する時間基準から、前記定着部材の温度が所定温度に達した時点で、前記定着装置での定着が可能であると判断する温度基準に切り換え、前記温度基準に切り換わった場合には、前記周辺機器の接続状況に基づいて、前記所定温度を可変する可変制御を行うことを特徴とする
請求項1及び2に記載の発明によれば、立ち上げ時に定着装置に供給される電力が必要電力を下回る場合には、時間基準から温度基準に切り換える定着制御装置が備えられているので、通常は、時間基準を基本として定着装置のウォームアップ時間を一定としてウォームアップ時間がばらつくことによるユーザーの不満を解消するとともに、定着部材の温度が設定温度を下回るおそれがある場合には、温度基準に切り換えることで、電力不足に基づく定着不良の発生を防止することができる。
また、請求項1及び2に記載の発明によれば、定着制御装置が、立ち上げ時に定着装置に供給される電力が必要電力を下回るか否かを、画像形成装置本体に接続する周辺機器の接続状況に基づき判断するので、周辺機器が接続されて、周辺機器のイニシャライズ動作に使用する電力分が、定着に必要な入力電力を低下させて、熱源がパワー不足となるおそれがあるとき、ウォームアップ時間、すなわちユーザー待ち時間を一定にすることを断念して、定着部材の温度が定着に必要な設定温度になってから定着可能と判断する温度基準を採用するようにし、定着部材の温度が設定温度を下回ることによる定着不良の発生を防止することができる。
請求項に記載の発明によれば、定着制御装置に、周辺機器の接続状況を検出する周辺機器検出手段と、その検出結果に基づき定着装置を、温度基準または時間基準に切り換える温度/時間基準切換手段が設けられているので、簡単な構成で、通常は時間基準を基本として、定着装置のウォームアップ時間を一定とするとともに、定着部材の温度が設定温度を下回るおそれがある場合には、電力不足に基づく定着不良の発生を防止することができる。
請求項に記載の発明によれば、周辺機器の接続状況が、画像形成装置本体に接続する周辺機器の種類または数により決定されるので、画像形成装置本体に接続する周辺機器の単純な種類または数から大まかに判断して、簡素な構成で、立ち上げ時に定着装置に供給される電力が所定電力を下回るおそれを判別することができる。
請求項に記載の発明によれば、周辺機器の接続状況が、画像形成装置本体に接続する周辺機器の消費電力の合算値により決定されるので、立ち上げ時に定着装置に供給される電力が所定電力を下回るおそれを正確に判別して、周辺機器の使用電力が大きい場合は、温度基準でかつ目標温度をさらに高い温度にした後、動作させるようにし、通紙中の熱源のパワー不足による定着不良の発生を防止することができる。
さらに、請求項1に記載の発明によれば、画像形成装置本体に接続する周辺機器の接続状況に応じて、定着制御装置により時間基準の所定時間が制御され、例えば周辺機器が使用する総電力がX1未満の場合には時間基準1とし、X1以上でX2未満の場合は、時間基準1よりも設定時間が長い時間基準2とし、X2以上の電力の場合には、温度基準で動作を行うようにする。このようにすることで、接続する周辺機器の消費電力により時間基準時の待ち時間を段階的に制御して、時間基準の範囲を広くして、基本として定着装置のウォームアップ時間のばらつきをなくしながら、定着部材の温度が設定温度を下回ることによる定着不良の発生を防止することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、画像形成装置本体に接続する周辺機器の接続状況に応じて、定着制御装置により温度基準の所定温度が制御されるので、周辺機器が使用する総電力がX1未満の場合には時間基準とし、X1以上でX2未満の場合は、第一の目標温度が設定される温度基準1とし、X2以上の電力の場合には、第一の目標温度よりも高い第二の目標温度が設定される温度基準2で動作を行うようにし、周辺機器に使用される電力により、通紙前の温度を高く設定し、通紙中に周辺機器の動作によって電力が足りなくなって、温度が低下する分を補う。このようにすることで、周辺機器の使用電力が大きい場合には、温度基準でかつ目標温度をさらに高い温度にした後、動作させるようにし、通紙中の熱源のパワー不足による定着不良の発生を防止することができる。
請求項に記載の発明によれば、定着制御装置が、立ち上げ時に定着装置に供給される電力が必要電力を下回るか否かを、画像形成装置本体に接続する周辺機器の接続状況に基づき判断するとともに、画像形成装置本体に入力される入力電圧の情報に基づき判断するので、周辺機器が接続されて、周辺機器のイニシャライズ動作に使用する電力分が、定着に必要な入力電力を低下させ、入力電圧も考慮に入れると、熱源がパワー不足となるおそれがあるときは、ウォームアップ時間、すなわちユーザー待ち時間を一定にすることを断念して、定着部材の温度が定着に必要な設定温度になってから定着可能と判断する温度基準を採用するようにし、定着部材の温度が設定温度を下回ることによる定着不良の発生を防止することができる。
請求項に記載の発明によれば、画像形成装置本体の主電源ON時に接続されている周辺機器の接続状況とともに、入力電圧の情報を記憶する記憶手段が設けられているので、画像形成装置の立ち上げ時に毎回、周辺機器の接続状況や画像形成装置本体への入力電圧を検知する必要なく、検知時間をなくすことで定着装置のウォームアップ開始までの時間を短縮することができる。
請求項に記載の発明によれば、定着制御装置が、立ち上げ時に定着装置に供給される電力が必要電力を下回るか否かを、画像形成装置本体に接続する周辺機器の接続状況に基づき判断するとともに、立ち上げ時の画像調整動作状況に基づき判断するので、より細かな制御を可能とし、周辺機器のイニシャライズ動作に使用する電力分および画像調整動作に使用する電力分が、定着に必要な入力電力を低下させ、熱源がパワー不足となるおそれのあるとき、ウォームアップ時間、すなわちユーザー待ち時間を一定にすることを断念して、定着部材の温度が定着に必要な設定温度になってから定着可能と判断する温度基準を採用するようにし、定着部材の温度が設定温度を下回ることによる定着不良の発生を防止することができる。
請求項に記載の発明によれば、定着制御装置に、立ち上げ時の画像調整動作状況を検出するコントローラと、その検出結果に基づき定着装置を、温度基準または時間基準に切り換える温度/時間基準切換手段が設けられているので、簡単な構成で、通常は時間基準を基本として定着装置のウォームアップ時間を一定とするとともに、定着部材の温度が設定温度を下回るおそれがある場合には、電力不足に基づく定着不良の発生を防止することができる。
請求項10に記載の発明によれば、立ち上げ時の画像調整動作状況が、画像調整動作の種類、回数、または時間により決定されるので、画像調整動作の単純な種類、回数、または時間から判断して、簡素な構成で、立ち上げ時に定着装置に供給される電力が所定電力を下回るおそれを判別することができる。
請求項11及び12に記載の発明によれば、画像形成装置において、立ち上げ時に定着装置に供給される電力が必要電力を下回る場合には、立上げ開始から所定時間に達した時点で、定着装置での定着が可能であると判断する時間基準から、定着部材の温度が所定温度に達した時点で、定着装置での定着が可能であると判断する温度基準に切り換えるので、通常は、時間基準を基本として定着装置のウォームアップ時間を一定とするとともに、定着部材の温度が設定温度を下回るおそれがある場合には、それに基づく定着不良の発生を防止するウォームアップ時間制御方法を提供することができる。
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の最良形態につき説明する。
図1には、画像形成装置の一例であるタンデム方式のカラー複写機おける、その内部機構の全体概略構成を示す。
図中符号100は画像形成装置本体である複写機本体、200はその複写機本体100上に取り付ける画像読取装置、300はさらにその上に取り付ける自動原稿搬送装置(ADF)、400は複写機本体100の片側側面に取り付ける両面ユニット、500は複写機本体100の他側側面に取り付けるフィニッシャである。
複写機本体100内には、シアン、マゼンタ、イエロ、ブラックの4つの作像ステーション10c、10m、10y、10bがタンデム式に並べて設けられる。各作像ステーションには、それぞれドラム状の像担持体として感光体11c、11m、11y、11bが備えられている。
そして、その各感光体11c、11m、11y、11bの図中時計まわりの回転にともない、まず帯電ローラ等で構成する各帯電装置12c、12m、12y、12bで、バイアス電圧を印加して表面が一様に帯電される。次いで、画像読取装置200による読取信号に基づき共通の書込み装置13から、それぞれレーザ光Lc、Lm、Ly、Lbを照射することにより書込みが行われ、感光体11c、11m、11y、11b上に静電潜像が形成される。
レーザ光を用いて書込みを行う書込み装置に変えて、LEDアレー等よりなる書込み装置を用いて書込みを行ってもよい。そののち、各現像装置14c、14m、14y、14bで、粉体であるトナーを付着してその静電潜像を可視像化し、感光体11c、11m、11y、11b上にそれぞれ各色単色画像が形成される。
また、感光体11c、11m、11y、11bに接触して無端ベルト状の中間転写体15が図中反時計まわりに走行され、各一次転写装置16c、16m、16y、16bにより感光体11c、11m、11y、11b上の各色単色画像がシアンから順に中間転写体15上に一次転写され、転写画像を重ね合わせて中間転写体15上にフルカラー画像が形成される。
一方、適宜タイミングで給送ローラ20の1つが選択的に回転され、複写機本体100内の、対応する給紙カセット21から記録材Pが繰り出され、記録材搬送路23を通して搬送して一対のレジストローラ24間に突き当てて止められる。そして、中間転写体15上のフルカラー画像にタイミングを合わせて一対のレジストローラ24が回転され、二次転写位置で二次転写装置25によりそのフルカラー画像が記録材Pに二次転写される。
そののち、フルカラー画像転写後の記録材Pが記録材搬送路23を通してそのままさらに上方へと搬送され、定着装置600の後述する定着ニップNを通過するとき未定着転写トナーが記録材Pに定着され、排出ローラ26で排出して複写機本体100上の排紙スタック装置27上にスタックされる。
一次転写終了後の各感光体11c、11m、11y、11bは、一次クリーニング装置17c、17m、17y、17bでクリーニングして残トナーを除去して初期化される。また、二次転写終了後の中間転写体15は、二次クリーニング装置18でクリーニングして残トナーを除去して初期化される。
図中符号28c、28m、28y、28bは、それぞれ不図示の粉体搬送装置を用いて各色現像装置14c、14m、14y、14bにトナーを補給する各色トナーボトルである。
さて、この図示複写機で記録材Pの表裏両面に画像を記録するときは、定着装置600を通過した片面記録済みの記録材Pを不図示の切換爪で切り換えて複写機本体100から両面ユニット400に入れ、スイッチバック路93でスイッチバックして表裏反転してから再給紙路94を通して再び複写機本体100に入れ、二次転写位置へと再給紙し、別途中間転写体15上に形成した画像を転写して裏面にも画像を記録して後、排出ローラ26で排紙スタック装置27に排出される。
なお、以上の説明では、記録材Pにカラー画像を記録する場合について説明したが、上述した複写機では、選択された単色モードまたは複数色モードにしたがい、適宜作像ステーション10c、10m、10y、10bのいくつかを選択使用し、モノクロ画像またはカラー画像を任意に形成することができるようになっている。
さらに、複写機本体100の周辺機器として、複写機本体100と連結して電力と制御信号が供給されて動作するフィニッシャ500やADF300が設けられる場合がある。フィニッシャ500は、印刷した用紙をソートして積載する場合や、ステープラなどにより、所定の枚数ごとに束ねて製本を行うなど、印刷後に後処理を行う装置である。また、ADF300は、複写原稿を自動的に画像読取装置200に搬送する装置である。このように、周辺機器は、ユーザーの使用用途により、多様な種類があり、また接続される場合や接続されない場合がある。
ところで、このような画像形成装置にあって、図示のように、複写機本体100に、一系統の電源の下で駆動するフィニッシャ500やADF300などの周辺機器が接続されている場合は、定着装置600の立ち上げ時に同時にそれらの周辺機器において作動部品をホームポジションに戻すなどのイニシャライズ動作を行う必要がある。このため、そのイニシャライズ動作に使用する電力分が、定着に必要な入力電力を低下させて、定着装置600の立ち上げ時に熱源がパワー不足となるおそれがある。
図2には、図1に示す複写機本体100に備える定着装置600と、その定着制御装置700を示す。
定着装置600は、定着部材である無端の定着ベルト30が、第1ローラ31と第2ローラ32間に掛けまわされ、一方のローラの回転により他方のローラを従動回転して走行可能とされる。また、第1ローラ31のまわりに定着ベルト30を加熱する熱源33が配置される一方、第2ローラ32に定着ベルト30を介して加圧ローラ40が押し当てられて定着ニップNが形成されている。熱源33としては、この例では電磁誘導により定着ベルト30を加熱するIHコイルが使用されている。
そして、画像転写後の記録材Pが定着ニップNを通過するとき、定着ベルト30を介して第2ローラ32に加圧ローラ40を押し当てることにより圧力が加えられるとともに、熱源33であるIHコイルに通電して電磁誘導加熱で定着ベルト30が発熱されて、発熱された定着ベルト30で熱が加えられて二次転写画像が定着される。
定着装置600の熱源33は、定着制御装置700により制御される。定着制御装置700には、熱源33に接続してIH制御部50が設けられている。IH制御部50には、インバータ回路51が備えられ、定着制御部53が接続されている。定着制御部53には、温度/時間基準切換手段であるモード切換手段54が設けられ、周辺機器検出手段55に接続される。周辺機器検出手段55は、電気的手段により、フィニッシャ500やADF300などの周辺機器の接続の有無を検出するものである。
モード切換手段54は、定着温度を立ち上げるとき、周辺機器検出手段55の検出結果に基づき、定着部材である定着ベルト30の温度が設定温度に達した時点で、定着可能と判断する温度基準の温度優先モードと、立ち上げ開始から所定時間に達した時点で、定着可能と判断する時間基準の時間優先モードとを切り換え自在とする。
定着制御部53には、定着部材である定着ベルト30の温度を検知するサーミスタ56、定着装置600の熱源33の制御を自動で行うか手動で行うかを切り換える自動手動切換手段58などが接続されている。また、定着制御部53およびIH制御部50は、商用電源52に接続されている。
そして、熱源33を制御してその熱源33を用いて定着装置600の定着ベルト30を加熱する定着制御装置700において、あくまでも時間優先モードを基本とし、立ち上げ時に定着装置600に供給される電力が所定電力を下回ると考えられ、時間優先モードでは、定着不良を生ずるおそれがある場合に、モード切換手段54で切り換えて温度優先モードとするものである。
これにより、基本的には、時間優先モードを採用して定着装置600のウォームアップ時間を一定とする。一方、周辺機器の接続状況に基づき、周辺機器のイニシャライズ動作に使用する電力分が、定着に必要な入力電力を低下させ、図18において長点線dで示すように一定のウォームアップ時間tでは、定着部材の温度が定着に必要な設定温度Tを大きく下回るときは、この状態で定着可能と判断すると、通紙中に短点線eで示すように定着下限温度(例えば135℃)以下となって定着不良を生ずる。
そこで、このように複写機本体100に周辺機器が接続されて立ち上げ時に定着装置600に供給される電力が所定電力を下回り、熱源33が明らかにパワー不足となるおそれがある場合、例えば定着装置600に供給される電力が通常1200Wの場合に、10%ダウンの1080W以下となるおそれがあるときには、ユーザー待ち時間を一定にすることを断念して、定着ベルト30の温度が定着に必要な設定温度になってから定着可能と判断する温度優先モードを採用するようにし、定着ベルト30の温度が設定温度Tを下回ることによる定着不良の発生を防止する。
図3には、定着装置600の時間‐温度曲線を示す。
時間優先モードのときには、図中実線fで示すように、立ち上げ開始から所定時間t1(例えば30秒)に達した時点で、定着可能と判断する。周辺機器が接続されて定着制御装置700により温度優先モードに切り換えられたときには、図中長点線gで示すように定着ベルト30の温度が設定温度T(例えば180℃)に達した時点で、定着可能と判断される。
また、時間優先モードを採用すると、例えば前回の定着から時間が経過しておらず、定着ベルト30の温度が高温であるときには、一定のユーザー待ち時間前に定着ベルト30の温度が設定温度に達し、実際には定着可能になっているにもかかわらず、ユーザーは不必要に待たされることとなるから、このような場合には、ユーザー待ち時間を一定にすることを断念して温度優先モードを採用するようにし、立ち上げに不必要な時間をかけ過ぎないようにする。
図4には、定着装置600のウォームアップ時間制御方法の一例のフローを示す。
この図4に示す制御方法では、ベルト温度が所定温度(例えば50℃)以上かどうかを判別し、所定温度以上の場合、温度優先モードに切り換える。所定温度未満の場合、周辺機器検出手段55により、フィニッシャ500やADF300の接続の有無を検出し、その検出結果に基づき、モード切換手段54でモード切換えを行い、周辺機器が接続されていない場合には、時間優先モードとし、接続されている場合は、温度優先モードとするものである。
この例では、定着制御装置700において、周辺機器の接続状況が、複写機本体100に接続する周辺機器の有無に基づき決定されて、立ち上げ時に定着装置600に供給される電力が所定電力を下回るか否かが判断されたが、周辺機器の接続状況が、複写機本体100に接続する周辺機器がいかなる種類の周辺機器であるかや、複写機本体100に接続する周辺機器がいくつあるかなどに基づき決定されて、立ち上げ時に定着装置600に供給される電力が所定電力を下回るか否かが判断されようにしてもよい。
また、接続される周辺機器には、動作に必要な電力が小さい場合があるため、あらかじめ用意した不図示の周辺機器IDテーブルにより、接続された周辺機器に必要な電力を算出し、周辺機器の接続状況が、複写機本体100に接続する周辺機器の消費電力の合算値により判断されるようにしてもよい。
図5には、そのようにした定着装置600の別のウォームアップ時間制御方法のフローを示す。
この図5に示す制御方法では、ベルト温度が所定温度(例えば50℃)以上かどうかを判別し、所定温度以上の場合、温度優先モードに切り換える。所定温度未満の場合は、所定の電力Xワット以上かどうかを判別し、以上の場合には、温度優先モードに切り換え、それ未満の場合には時間優先モードで動作させることで、ユーザーに不要な待ち時間をかけないようにする。さらに、周辺機器の使用電力が大きい場合では、温度優先モードで動作させ、熱源のパワー不足による定着不良の発生を防止する。
図6には、定着装置600のウォームアップ時間制御方法の他例のフローを示す。
接続される周辺機器の電力は種類によって異なり、あらかじめ用意した不図示の周辺機器IDテーブルにより、接続された周辺機器に必要な電力を算出し、図6に示すように、はじめにベルト温度が所定温度(例えば50℃)以上かどうかを判別し、所定温度以上の場合、温度優先モードに切り換える。所定温度未満の場合は、周辺機器が使用する総電力がX1未満かどうかを判別し、X1未満の場合には、時間優先モード1にする。また、X1以上でX2未満の場合は、時間優先モード2で動作させる。時間優先モード1よりも時間優先モード2の方が設定される時間が長くなっている。X2以上の電力の場合では、温度優先モードで動作を行う。このように複写機本体100に接続する周辺機器の接続状況に応じて、定着制御装置700により時間優先モードの所定時間が制御されるようにすることで、接続する周辺機器の数、種類により二段階の待ち時間を明示でき、不要な待ち時間をかけないようにすることができる。
例えば図3を用いて説明すると、時間優先モード1の所定時間はt1であり、時間優先モード2の所定時間はt1より長いt2とする。このようにすることで、接続する周辺機器の消費電力により時間基準時の待ち時間を段階的に制御して、時間基準の範囲を広くして、基本として定着装置600のウォームアップ時間のばらつきをなくしながら、図3中短点線hで示すように定着部ベルト30の温度が設定温度Tを下回ることによる定着不良の発生を防止することができる。
図7には、また定着装置600のウォームアップ時間制御方法のさらに他例のフローを示す。
周辺機器の接続状況を判別して、時間優先モードと温度優先モードを切り換えた際に、あらかじめ用意した不図示の周辺機器IDテーブルにより、接続された周辺機器に必要な電力を算出し、この図7に示すフローのように、はじめにベルト温度が所定温度(例えば50℃)以上かどうかを判別し、所定温度未満の場合は、周辺機器が使用する総電力がX1未満かどうかを判別し、X1未満の場合には、時間優先モードにする。また、X1以上でX2未満の場合は、第一の目標温度が設定される温度優先モード1で動作させる。また、X2以上の電力の場合では、第二の目標温度が設定される温度優先モード2で動作させる。
第一の目標温度よりも第二の目標温度の方が高く、周辺機器に使用される電力により、通紙前の温度を高く設定し、通紙中に周辺機器の動作によって電力が足りなくなって、温度が低下する分を補う。このように複写機本体100に接続する周辺機器の接続状況に応じて、定着制御装置700により温度優先モードの所定温度が制御されることで、周辺機器の使用電力が大きい場合には、温度優先モードでかつ目標温度をさらに高い温度にした後、動作させるため、通紙中の熱源33のパワー不足による定着不良の発生を防止することができる。
図8には、図1に示す複写機本体100に備える定着装置600と、その定着制御装置700の他例を示す。
この例では、図2に示す周辺機器検出手段55に代えて、立ち上げ時の画像調整動作状況を検出するコントローラ70が備えられている。その他の構成は、図2と同様であり、対応部分に図2と同一の符号を付して重複する説明を省略する。
複写機本体100は、非動作時間をカウントする不図示のタイマおよび温度、湿度を検出する不図示の環境センサを有している。コントローラ70により、非動作時間が所定時間以上経過した場合や、環境センサの読み取り値が所定以上変動した場合に、立上げ動作時に画像濃度調整や、作像ステーション10c、10m、10y、10bごとの色ズレ補正などの画像調整動作が行われる。画像調整動作を行うことで、画質を維持し、高品質な画像を得ることができる。
これにより、基本的には、時間優先モードを採用して定着装置600のウォームアップ時間を一定とする。一方、立上げ時の画像調整動作状況に基づき、画像調整動作に使用する電力分が、定着に必要な入力電力を低下させ、立ち上げ時に定着装置600に供給される電力が所定電力を下回り、熱源33が明らかにパワー不足となるおそれがある場合には、ユーザー待ち時間を一定にすることを断念して、定着ベルト30の温度が定着に必要な設定温度になってから定着可能と判断する温度優先モードを採用するようにし、定着ベルト30の温度が設定温度を下回ることによる定着不良の発生を防止する。
また、前例と同様に、時間優先モードを採用すると、例えば前回の定着から時間が経過しておらず、定着ベルト30の温度が高温であるときには、一定のユーザー待ち時間前に定着ベルト30の温度が設定温度に達し、実際には定着可能になっているにもかかわらず、ユーザーは不必要に待たされることとなるから、このような場合にはユーザー待ち時間を一定にすることを断念して温度優先モードを採用するようにし、立ち上げに不必要な時間をかけ過ぎないようにする。
図9には、定着装置600のウォームアップ時間制御方法のまたさらに他例のフローを示す。
この図9に示す制御方法では、同様にはじめにベルト温度が所定温度(例えば50℃)以上かどうかを判別し、所定温度未満の場合は、コントローラ70により、画像調整動作の有無を検出し、その検出結果に基づき、モード切換手段54でモード切換えを行い、画像調整動作がなされない場合には、時間優先モードとし、また、画像調整動作を行う場合には、立ち上げ時に定着装置に供給される電力が所定電力を下回るおそれがある考え、温度優先モードとするものである。
温度優先モードに切り換えることで、画像調整動作により、定着へ供給する電力の低下が原因となる熱源33のパワー不足を起こした場合でも、定着ベルト30の温度が定着に必要な定着下限温度を下回ることなく、定着不良の発生を防止することができる。
画像調整動作には、画像濃度調整および、色ずれ補正等の種類があり、複写機本体100の非動作時間や環境センサによって読み取られた環境条件の変動によって、画像調整動作のタイミングや回数および動作時間が異なる。そこで、画像形成装置本体に接続する周辺機器の画像調整動作状況が、画像調整動作の種類、回数、または時間により決定され、立ち上げ時に定着装置に供給される電力が所定電力を下回るおそれがあると判断されるようにするとよい。
図10には、定着装置600のウォームアップ時間制御方法のまたさらに他例のフローを示す。
例えばこの図10に示すように、同様にはじめにベルト温度が所定温度(例えば50℃)以上かどうかを判別し、所定温度未満の場合は、画像調整動作の回数により、時間優先モードと温度優先モードが切り換えられるようにする。
つまり、コントローラ70により、画像調整動作の回数を検出し、その検出結果に基づき、モード切換手段54でモード切換えを行い、画像調整動作の回数が所定以下の場合には、時間優先モードとし、また、画像調整の回数が所定よりも多い場合には、温度優先モードとするものである。
このようにすると、温度優先モードに切り換えることで、画像調整動作により、定着へ供給する電力の低下が原因となる熱源33のパワー不足を起こした場合でも、定着ベルト30の温度が定着に必要な定着下限温度を下回ることなく、定着不良の発生を防止することができる。
図11には、図1に示す複写機本体100に備える定着装置600と、その定着制御装置700のさらに他例を示す。
この例では、図2に示す周辺機器検出手段55に加えて、定着制御部53に接続して、立ち上げ時の画像調整動作状況を検出するコントローラ70が備えられている。その他の構成は、図2と同様であり、対応部分に図2と同一の符号を付して重複する説明を省略する。
そして、定着制御装置700が、立ち上げ時に定着装置600に供給される電力が所定電力を下回るか否かを、複写機本体100に接続する周辺機器の接続状況に基づき判断するとともに、立ち上げ時の画像調整動作状況に基づき判断する。こうすることで、より細かい制御が可能となり、定着へ供給する電力の低下が原因となる熱源33のパワー不足を起こした場合でも、定着ベルト30の温度が定着に必要な定着下限温度を下回ることなく、定着不良の発生を防止することができる。
図12には、定着装置600のウォームアップ時間制御方法のまたさらに他例のフローを示す。
この図12に示す制御方法では、ベルト温度が所定温度(例えば50℃)以上かどうかを判別し、所定温度以上の場合、温度優先モードに切り換える。所定温度未満の場合、周辺機器検出手段55により、フィニッシャ500やADF300の接続の有無を検出し、その検出結果に基づきモード切換手段54でモード切換えを行い、周辺機器が接続されていない場合には、次に画像調整動作の有無を検出し、その検出結果に基づきモード切換手段54でモード切換えを行い、画像調整動作を行わない場合は、時間優先モードとし、行う場合は、温度優先モードとするものである。
さて、上述した例では、定着制御装置700が、立ち上げ時に定着装置600に供給される電力が所定電力を下回るか否かを、複写機本体100に接続する周辺機器の接続状況に基づき判断したり、立ち上げ時の画像調整動作状況に基づき判断したりしたが、この他例えば商用電源52の電圧値に基づき判断するようにしてもよい。
そして、定着制御装置700が、立ち上げ時に定着装置600に供給される電力が所定電力を下回るか否かを、商用電源52の電圧値に基づき判断し、商用電源52の電圧値が低く、熱源がパワー不足となるおそれのあるとき、ウォームアップ時間、すなわちユーザー待ち時間を一定にすることを断念して、定着ベルト30の温度が定着に必要な設定温度Tになってから定着可能と判断する温度基準を採用するようにし、定着ベルト30の温度が設定温度Tを下回ることによる定着不良の発生を防止することができる。
図13には、図1に示す複写機本体100に備える定着装置600と、その定着制御装置700の別の例を示す。
定着装置600は、定着部材である無端の定着ベルト30が、第1ローラ31と第2ローラ32間に掛けまわされ、一方のローラの回転により他方のローラを従動回転して走行可能とされる。また、第1ローラ31のまわりに定着ベルト30を加熱する熱源33が配置される一方、第2ローラ32に定着ベルト30を介して加圧ローラ40が押し当てられて定着ニップNが形成されている。熱源33としては、この例では電磁誘導により定着ベルト30を加熱するIHコイルが使用されている。
そして、画像転写後の記録材Pが定着ニップNを通過するとき、定着ベルト30を介して第2ローラ32に加圧ローラ40を押し当てることにより圧力が加えられるとともに、熱源33であるIHコイルに通電して電磁誘導加熱で定着ベルト30が発熱されて、発熱された定着ベルト30で熱が加えられて二次転写画像が定着される。
定着装置600の熱源33は、定着制御装置700により制御される。定着制御装置700には、熱源33に接続してIH制御部50が設けられている。IH制御部50には、インバータ回路51と入力電圧検知手段60が備えられ、定着制御部53が接続されている。定着制御部53には、温度/時間基準切換手段であるモード切換手段54が設けられ、また記憶手段61が設けられ、周辺機器検出手段55に接続される。周辺機器検出手段55は、電気的手段により、フィニッシャ500やADF300などの周辺機器の接続の有無を検出するものである。
モード切換手段54は、定着温度を立ち上げるとき、定着部材である定着ベルト30の温度が設定温度に達した時点で、定着可能と判断する温度基準の温度優先モードと、立ち上げ開始から所定時間に達した時点で、定着可能と判断する時間基準の時間優先モードとを切り換える。
定着制御部53には、定着部材である定着ベルト30の温度を検知するサーミスタ56などが接続されている。また、定着制御部53およびIH制御部50は、商用電源52に接続されている。
そして、熱源33を用いて定着装置600の定着ベルト30を加熱する定着制御装置700において、あくまでも時間優先モードを基本とし、立ち上げ時に定着装置600に供給される電力が所定電力を下回ると考えられ、時間優先モードでは、定着不良を生ずるおそれがある場合に、モード切換手段54で切り換えて温度優先モードとするものである。
図14には、定着装置600のウォームアップ時間制御方法のまたさらに他例のフローを示す。
この図14に示す制御方法では、周辺機器検出手段55により検出された周辺機器の情報に基づき、周辺機器のイニシャライズの際に使用される電力を算出し、さらに、入力電圧検知手段60で検知された電圧値と併せて、所定の値以下の場合に温度優先モードに切り換える。
これにより、基本的には、時間優先モードを採用して定着装置600のウォームアップ時間を一定とする。一方、周辺機器の接続状況により、周辺機器のイニシャライジングに使用する電力分が、定着のために必要な電力を低下させる場合や、入力される電圧値が所定値よりも低い場合などの、熱源33が明らかにパワー不足となると判断した場合、ユーザー待ち時間を一定にする時間優先モードから温度優先モードに切り換え、定着ベルト30の温度を必要な温度まで上昇させることで、通紙時の温度低下を抑制し、定着不良の発生を防止する。
図15には、定着装置600のウォームアップ時間制御方法のまたさらに他例のフローを示す。
この例では、画像形成装置のスリープモード等によって、一度周辺機器の接続情報や入力電圧の情報がリセットされ、立ち上げ時に毎回接続される周辺機器の検出や入力電圧の検知を行っていたものを、主電源ON時に周辺機器の接続情報や、入力電圧の情報を記憶手段61に記憶するようにしたものである。このようにすると、スリープモードからの復帰時は検知を行わず、記憶手段61の情報に基づいて時間優先モードか温度優先モードを切り換えることで、検知にかかる時間を短縮し、ウォームアップ時間を短縮することができる。
図16には、定着装置600のウォームアップ時間制御方法のまたさらに他例のフローを示す。
この例では、例えば前回の定着動作から時間が経過しておらず、定着ベルト30の温度が所定温度、例えば60℃よりも低下していない場合、周辺機器の接続情報と入力電圧の情報から、時間優先モードで設定された時間よりも短時間で必要な定着ベルト温度に達すると判断した場合は、温度優先モードに切り換えるようにする。これにより、定着の立ち上げ時間を短縮することができる。
さて、以上の例では、熱源33としてIHコイルを用いたベルト定着装置を例にして説明したが、定着部材は定着ベルト30に限らず、図17に示すように、定着ローラ63の表層近傍に金属層64を設け、インバータによって金属層64が発熱するローラタイプのIHコイルを用いたローラ定着装置にも同様に適用でき、特にIHとベルト定着装置に限定するものではない。
また、定着部材に押し当てる加圧部材も、加圧ローラ40に限らず、複数のローラに掛けまわされる加圧ベルトでもよいし、テンションがかかっていないベルトでもよいし、回転や走行しない加圧パッドのようなものであってもよい。
熱源は、定着ベルト30の張り渡し部分の外側に配置しても、内側に配置してもよいし、定着ベルト30を掛けまわす第1ローラ31に内蔵して設けてもよく、それらの双方に設けてもよい。また、定着部材が定着ローラの場合には、定着ローラに内蔵して設けてもよい。加えて、加圧部材にも、別途独自の熱源を有する構成としてもよい。
画像形成装置の一例であるタンデム方式のカラー複写機おける、その内部機構の全体概略構成図である。 図1に示す複写機本体に備える定着装置と、その定着制御装置の概略構成図である。 その定着装置の時間‐温度曲線図である。 その定着装置のウォームアップ時間制御方法の一例のフロー図である。 定着装置の別のウォームアップ時間制御方法のフロー図である。 定着装置のウォームアップ時間制御方法の他例のフロー図である。 定着装置のウォームアップ時間制御方法のさらに他例のフロー図である。 図1に示す複写機本体に備える定着装置と、その定着制御装置の他例の概略構成図である。 その定着装置のウォームアップ時間制御方法のまたさらに他例のフロー図である。 定着装置のウォームアップ時間制御方法のまたさらに他例のフロー図である。 図1に示す複写機本体に備える定着装置と、その定着制御装置のさらに他例の概略構成図である。 定着装置のウォームアップ時間制御方法のまたさらに他例のフロー図である。 図1に示す複写機本体に備える定着装置と、その定着制御装置の別の概略構成図である。 定着装置のウォームアップ時間制御方法のまたさらに他例のフロー図である。 定着装置のウォームアップ時間制御方法のまたさらに他例のフロー図である。 定着装置のウォームアップ時間制御方法のまたさらに他例のフロー図である。 IHコイルを用いたローラ定着装置の概略構成図である。 従来の定着装置の時間‐温度曲線図である。
符号の説明
30 定着ベルト(定着部材)
33 熱源
40 加圧ローラ(加圧部材)
50 IH制御部
51 インバータ回路
52 商用電源
53 定着制御部
54 モード切換手段(温度/時間基準切換手段)
55 周辺機器検出手段
56 サーミスタ
60 入力電圧検知手段
61 記憶手段
63 定着ローラ
64 金属層
70 コントローラ
100 複写機本体(画像形成装置本体)
300 ADF(周辺機器)
500 フィニッシャ(周辺機器)
600 定着装置
700 定着制御装置
P 記録材
t1 所定時間
t2 所定時間
T 所定温度

Claims (12)

  1. 加熱された定着部材とそれに押し当てる加圧部材との間に記録材を通して、その記録材上のトナーを、熱と圧とを加えて記録材に定着する定着装置が備えられている画像形成装置において、
    立ち上げ時に前記定着装置に供給される電力が必要電力を下回るか否かを、画像形成装置本体に接続する周辺機器の接続状況に基づき判断し、必要電力を下回る場合には、立上げ開始から所定時間に達した時点で、前記定着装置での定着が可能であると判断する時間基準から、前記定着部材の温度が所定温度に達した時点で、前記定着装置での定着が可能であると判断する温度基準に切り換え、前記時間基準のままの場合には、前記周辺機器の接続状況に基づいて、前記所定時間を可変する可変制御を行う定着制御装置が備えられていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 加熱された定着部材とそれに押し当てる加圧部材との間に記録材を通して、その記録材上のトナーを、熱と圧とを加えて記録材に定着する定着装置が備えられている画像形成装置において、
    立ち上げ時に前記定着装置に供給される電力が必要電力を下回るか否かを、画像形成装置本体に接続する周辺機器の接続状況に基づき判断し、必要電力を下回る場合には、立上げ開始から所定時間に達した時点で、前記定着装置での定着が可能であると判断する時間基準から、前記定着部材の温度が所定温度に達した時点で、前記定着装置での定着が可能であると判断する温度基準に切り換え、前記温度基準に切り換わった場合には、前記周辺機器の接続状況に基づいて、前記所定温度を可変する可変制御を行う定着制御装置が備えられていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記定着制御装置に、前記周辺機器の接続状況を検出する周辺機器検出手段と、その検出結果に基づき前記定着装置を、前記温度基準または前記時間基準に切り換える温度/時間基準切換手段が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記周辺機器の接続状況が、前記画像形成装置本体に接続する周辺機器の種類または数により決定されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1に記載の画像形成装置。
  5. 前記周辺機器の接続状況が、前記画像形成装置本体に接続する周辺機器の消費電力の合算値により決定されることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1に記載の画像形成装置。
  6. 前記定着制御装置が、立ち上げ時に定着装置に供給される電力が必要電力を下回るか否かを、前記画像形成装置本体に接続する周辺機器の接続状況に基づき判断するとともに、前記画像形成装置本体に入力される入力電圧の情報に基づき判断することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1に記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成装置本体の主電源ON時に接続されている前記周辺機器の接続状況とともに、前記入力電圧の情報を記憶する記憶手段が設けられていることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  8. 前記定着制御装置が、立ち上げ時に定着装置に供給される電力が必要電力を下回るか否かを、前記画像形成装置本体に接続する周辺機器の接続状況に基づき判断するとともに、立ち上げ時の画像調整動作状況に基づき判断することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1に記載の画像形成装置。
  9. 前記定着制御装置に、立ち上げ時の画像調整動作状況を検出するコントローラと、その検出結果に基づき前記定着装置を前記温度基準または前記時間基準に切り換える温度/時間基準切換手段が設けられていることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  10. 立ち上げ時の画像調整動作状況が、前記画像調整動作の種類、回数、または時間により決定されることを特徴とする請求項8または9に記載の画像形成装置。
  11. 加熱された定着部材とそれに押し当てる加圧部材との間に記録材を通して、その記録材上のトナーを、熱と圧とを加えて記録材に定着する定着装置が備えられている画像形成装置におけるウォームアップ時間制御方法において、
    立ち上げ時に前記定着装置に供給される電力が必要電力を下回るか否かを、画像形成装置本体に接続する周辺機器の接続状況に基づき判断し、必要電力を下回る場合には、立上げ開始から所定時間に達した時点で、前記定着装置での定着が可能であると判断する時間基準から、前記定着部材の温度が所定温度に達した時点で、前記定着装置での定着が可能であると判断する温度基準に切り換え、前記時間基準のままの場合には、前記周辺機器の接続状況に基づいて、前記所定時間を可変する可変制御を行うことを特徴とする画像形成装置におけるウォームアップ時間制御方法。
  12. 加熱された定着部材とそれに押し当てる加圧部材との間に記録材を通して、その記録材上のトナーを、熱と圧とを加えて記録材に定着する定着装置が備えられている画像形成装置におけるウォームアップ時間制御方法において、
    立ち上げ時に前記定着装置に供給される電力が必要電力を下回るか否かを、画像形成装置本体に接続する周辺機器の接続状況に基づき判断し、必要電力を下回る場合には、立上げ開始から所定時間に達した時点で、前記定着装置での定着が可能であると判断する時間基準から、前記定着部材の温度が所定温度に達した時点で、前記定着装置での定着が可能であると判断する温度基準に切り換え、前記温度基準に切り換わった場合には、前記周辺機器の接続状況に基づいて、前記所定温度を可変する可変制御を行うことを特徴とする画像形成装置におけるウォームアップ時間制御方法。
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