JP4538713B2 - データ収集ユニットおよび表示システム - Google Patents

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Description

この発明は、データ収集ユニットおよび表示システムに関するものである。
FA(ファクトリーオートメーション)で用いられるPLC(プログラマブルコントローラ)は、スイッチやセンサなどの入力機器のON/OFF情報を入力し、ラダー言語などで書かれたシーケンスプログラム(ユーザプログラム)に沿って論理演算を実行する。そして、PLCは、得られた演算結果にしたがって、リレー,バルブ,アクチュエータなどの出力機器に対し、ON/OFF情報の信号を出力することで制御が実行される。
またPLCシステムは、ユーザプログラムを実行するCPUユニット,入/出力機器が接続されてON/OFF信号を扱うI/Oユニット,外部パソコンや外部コントローラと接続してネットワーク通信する通信ユニット,アナログ信号を制御したり温度や位置決めの制御などを行う高機能ユニットなど、各ユニットをつなぎ合わせて成り立っている。そして各ユニットを内部バスで接続して、CPUユニットを中心にして各ユニットとバス通信にてデータをやりとりするようになっている。また、PLCシステムには、各ユニットに電力を供給する電源ユニットが取り付けてある。この電源ユニットからの電源ラインは、バスラインと同様にすべてのユニットに対して接続されている。PLCシステムは、この電源ユニットにより、外部機器の電源系統とは独立する独自の系統で電源供給をしている。
そして、CPUユニットの処理としては、まず初期処理をしたあと、I/Oユニットや高機能ユニットとの間で入/出力情報(I/Oデータ)を交換するI/Oリフレッシュ処理,ユーザプログラムに沿って実行することで入力データを論理演算するプログラム実行処理,主に通信ユニットによりネットワークを通じて外部とデータ交換をしたり、外部からのメッセージ要求処理などを行う周辺処理といった各処理をサイクリックに繰り返し実行する。なお、一般に各処理が行われる1サイクルに所要する時間は、サイクルタイムと言われる。
CPUユニットはIOメモリを持っており、そのI/OメモリにI/Oユニットや高機能ユニットからの入力データを格納するとともに、ユーザプログラムを実行した結果を出力データとして格納するようになっている。CPUユニットは、出力データをIOユニットや高機能ユニットに送り、それらユニットは受け取った出力データに基づいて出力機器を動作させる。
またモニタ機器として、CPUユニットのI/Oメモリに対して通信ユニットを経由し、またはCPUユニットのシリアル通信ポートを経由して外部からアクセス通信し、IOメモリに格納されたデータを読んだり、所定のデータをIOメモリに書き込むものがある。この種の機器としては、例えば各種モニタツールやプログラマブル表示器がある。さらに、モニタツールやプログラマブル表示器の中には、所定のタイミングで周期的にIOメモリに格納されたデータを収集し、その収集データを順次格納して記憶保持することにより、PLCの履歴(IOデータがどのように変化したかの履歴)を確認できるようにしたものもある。この履歴を確認することにより、PLCの動作状態の履歴や被制御機器への制御履歴を知ることができる。上記した従来のシステムは、特許文献1,2などに示されている。
特開平5−324015号公報 特開2001−84013号公報
しかしながら、上記した従来のシステムでは、モニタツールなどの外部機器がPLCに対してRS232C等のシリアル通信またはネットワークを介して接続されていたため、データの転送速度が遅かった。よって外部機器でPLCのデータの一部を収集しようとする場合には、通信速度が遅いために処理時間が非常に長くなるといった問題点があった。すなわち、外部とのデータ通信は、PLCのサイクリック処理における周辺処理で行われているが、データ収集のための処理時間が長くなると、その分、全体のサイクルタイムが長くなり、本来の被制御機器(入出力機器)に対する制御の応答速度が遅くなるといった問題点があった。さらには、仮にPLCのIOメモリの更新タイミングに対応したすべてのデータ(つまりPLCの1サイクルタイム毎のデータ変化)をもれなく収集しようとする場合は、PLCのサイクルタイムに比べデータ収集に必要な時間が桁違いに長く、実質的にその実現は不可能であった。また、ネットワークでは通信速度に限界があるため、モニタツールなどの機器でいくら早くPLCのデータを収集しようとしても、処理が遅く収集データの実時間保証が無いため、PLCの正確な状態をリアルタイムで把握することができなかった。なお、実時間保証が無いとは、PLCのサイクリック処理の連続的な毎周期のI/Oデータを確実に収集できないという意味を含む。
また、外部機器でデータ収集するのではなく、PLC自身でデータ収集をするものとして、PLCのデータを内蔵メモリカードなどに保存する機能を搭載したPLC用ユニットがあるが、データを保存する処理を実行するためのPLCの制御プログラム(ラダ―プログラム)を作成する必要があり、係る制御プログラムの作成に伴う時間と労力がかかるばかりでなく、そのデータ保存のためのプログラムを実行のために制御性能に影響を及ぼすおそれがあるので好ましくない。
一方、公知例ではないが、仮にPLCのサイクルタイム毎にPLCデータをすべて収集記録し、その収集データをモニタツールに転送しようと試みると、膨大なデータを扱うことになる。具体的なデータ量を示すと、例えばPLCのIOが200点あってサイクルタイムが50msecとすると、1秒間で4000個のデータ量,1時間で1440万個のデータ量となる。そして、データ収集記録は、日/週/月などの単位で行われることから、取り扱うデータ量は膨大となり、その膨大なデータ量のPLCデータを収集記録するため大量の記録容量が必要となり、コストアップ要因となる。また、PLC設備,装置の設計者や保全者が、収集記録した膨大なPLCデータから本当に見たいデータ部分や、動作状態を探しだすのに手間と時間を必要とする。さらに異常な状態が起こった場合にその原因等を探しだすのにも手間と時間を要するため、制御対象の設備装置の復旧が遅れることがある。
この発明は、PLCが持つPLCデータを効率よく収集し、必要な情報を選択し、その選択した情報をもれなく記録するとともに、外部へ通知等の所定の処理を実行する必要があるか否かを自分で判断することができ、情報を記憶保持するメモリ容量が削減されるとともに、ツール等の外部の装置の負荷を軽減することができるデータ収集ユニットおよび表示システムを提供することを目的とする。
本発明に係るデータ収集ユニットは、プログラマブルコントローラのバス(PLCバスに対応)に接続され、PLCデータ(図13の設定内容が対応)をサンプリングするデータ収集ユニット(15)であって、PLCデータをプログラマブルコントローラのサイクルタイムごとに収集するサンプリング手段(15b)と、サンプリング手段で収集したPLCデータが予め設定された収集条件(図15の設定条件の内容が対応)を満たすか否かを判断し、収集条件を満たすPLCデータのうち予め設定された記憶対象情報のみ(図16の設定内容が対応)を選択収集する収集条件判断手段(条件判定部15cが対応)と、サンプリング手段で収集したPLCデータのうち、収集条件判断手段で選択収集された選択収集データのみを記憶する記憶手段(15d)と、収集条件判断手段で選択収集された選択収集データが予め定めたトラップ条件(図20のトラップ条件の内容が対応)を満たすか否かを判断し、トラップ条件を満たす場合に予め定めた処理(図20のトラップアクションの内容が対応)を実行するトラップアクション手段(15e)と、を備え、前記収集条件判断手段に、収集を開始する開始条件と収集を終了する終了条件とその期間中の条件とを設定し、前記期間中の条件を満たしている場合でかつ前記開始条件を満たした場合にサイクルタイムでの収集を開始し、前記期間中の条件を満たしている場合終了条件を満たすまでその収集を継続し、前記期間中の条件を満たさなくなるか前記終了条件を満たす場合に収集を止めるように構成した。
また別の本発明に係るデータ収集ユニットは、プログラマブルコントローラのバスに接続され、PLCデータをサンプリングするデータ収集ユニットであって、PLCデータをプログラマブルコントローラのサイクルタイムごとに収集するサンプリング手段と、サンプリング手段で収集したPLCデータが予め設定された収集条件を満たすか否かを判断し、収集条件を満たすPLCデータ(図15で設定した条件を満たすデータ)を取り込んだことを認識し、その認識に基づいて演算(時間の計時処理や回数の計数処理を含む)して記憶対象情報(演算の結果情報が対応)を求める収集条件判断・演算処理手段(15c)と、収集条件判断・演算処理手段で求めた記憶対象情報(図17,図18の設定内容が対応)のみを記憶する記憶手段と、収集条件判断・演算処理手段で求めた記憶対象情報が、予め定めたトラップ条件(図20のトラップ条件の内容が対応)を満たすか否かを判断し、トラップ条件を満たす場合に予め定めたアクション処理(図20のトラップアクションの内容が対応)を実行するトラップアクション手段(15e)と、を備え、前記収集条件判断・演算処理手段に、前記収集条件として収集を開始する開始条件と収集を終了する終了条件とその期間中の条件とを設定し、前記期間中の条件を満たしている場合でかつ前記開始条件を満たすPLCデータを取り込んだことを認識し、その認識に基づいて演算をし、前記期間中の条件を満たしている場合終了条件を満たすまでその演算を継続し、前記期間中の条件を満たさなくなるか前記終了条件を満たす場合に演算を止めるように構成した。
さらに別の本発明に係るデータ収集ユニットは、プログラマブルコントローラのバスに接続され、PLCデータをサンプリングするデータ収集ユニットであって、PLCデータをプログラマブルコントローラのサイクルタイムごとに収集するサンプリング手段(15b)と、サンプリング手段で収集したPLCデータが予め設定された収集条件を満たすか否かを判断し、収集条件を満たせば予め設定されたPLCデータを収集する収集条件判断手段(15c)と、収集条件判断手段で収集条件(図15の条件)を満たすPLCデータのうち予め設定(図16の実データに関する設定)された記憶対象情報のみを選択収集するとともに、収集条件判断手段で収集条件を満たすPLCデータを取り込んだことを認識し、その認識に基づいて演算(図17または図18の設定)して記憶対象情報を求める演算処理手段(15c:図19の演算ブロックを含む)と、演算処理手段で選択収集された選択収集データおよび演算処理手段で演算して求められた記憶対象情報のみを記憶する記憶手段(15d)と、演算処理部により選択された選択収集した記憶対象情報または前記演算処理部により求められた演算結果が、予め定めたトラップ条件(図20のトラップ条件の内容が対応)を満たすか否かを判断するトラップ条件判断手段と、そのトラップ条件判断手段によりトラップ条件を満たす場合に予め定めたアクション処理(図20のトラップアクションの内容が対応)を実行するアクション手段とを備え、前記収集条件判断手段に、収集を開始する開始条件と収集を終了する終了条件とその期間中の条件とを設定し、前記期間中の条件を満たしている場合でかつ前記開始条件を満たした場合にサイクルタイムでの収集を開始し、前記期間中の条件を満たしている場合終了条件を満たすまでその収集を継続し、前記期間中の条件を満たさなくなるか前記終了条件を満たす場合に収集を止めるように構成した。
PLCデータとは、PLC(CPUユニット)のメモリに格納されたIOデータ(接点のON/OFF情報)やアナログ情報、その他のデータである。また、記憶手段に格納する情報は、サンプリングしたPLCデータそのものでもよいし、演算した結果のようにPLCデータに関連する情報でもよい。さらに、上記した収集条件判断手段と、演算処理部と、トラップ条件判断手段は、実施の形態では条件判断・演算処理部15cにより一体に形成されているが、本発明はこれに限ることはなく、適宜分割して構成することはもちろんよい。
本発明に係る表示システムでは、上記した各構成のデータ収集ユニットと、モニタ装置とがネットワークを介して接続され、前記記憶手段に格納された情報と、前記データ収集ユニットのアクション手段が出力する情報とが、前記モニタ装置に伝達され、前記モニタ装置は、前記伝達された情報に基づいて所定の表示を行うようにした。モニタ装置は、実施の形態では、ツール装置20や表示器35に対応する。
本発明によれば、あらかじめ動作把握をしたい収集条件を設定し、それにしたがってPLCデータを収集記録するので、必要最低限の記録容量コストで済む。また、演算処理部に置ける演算内容を規定することにより、あらかじめ見たいところを設定し、その部分だけを集約し、PLCデータを演算してすぐに理解できるデータとなっているので、該当データ部分や動作状態を瞬時に把握することができる。あらかじめ動作異常時、または異常の兆候を示すトラップ条件とトラップが発生したときの処理(アクション)を設定しておくことにより、トラップ発生時に瞬時にツールへデータ配信やPLC本体や表示器等へ通知することで、設備、装置の自動復旧、早期復旧や予防保全ができるようになる。
本発明では、PLCが持つPLCデータを効率よく収集し、必要な情報を選択して記録するとともに、外部へ通知等の所定の処理を実行する必要があるか否かを自分で判断することができ、情報を記憶保持するメモリ容量が削減されるとともに、ツール等の外部の装置の負荷を軽減することができる。
図1は、本発明の好適な一実施の形態を示している。図1に示すように、生産ラインの制御を司るPLC10と、ツール装置20とがイーサネット(登録商標)等の情報系のネットワーク30を介して接続されている。
PLC10は、複数のユニットから構成されている。図示の例では、ユーザプログラムを演算実行したり、I/Oリフレッシュや周辺処理をサイクリックに実行するCPUユニット11と、他のノードと通信を行う通信ユニット12と、制御系ネットワーク31を介して接続されるリモートターミナル32を制御するリモートI/O13と、データ収集するデータ収集ユニット15を備えている。その他のユニットとしては、PLCを構成する各ユニットに対して電源供給をする電源ユニットや、マスタスレーブ通信を行うためのマスタユニットや、入出力機器を接続する出力ユニット,入力ユニット等があり、必要に応じて連結するユニットを増減する。
各ユニットは、それぞれボックスから構成され、側面に形成されたコネクタを介して電気的,機械的に連結する。このコネクタには、システムバスが接続されており、これにより各ユニットはバス接続され、ユニット間で直接および又はCPUユニットを介して間接的にデータの送受が可能となる。
CPUユニット11が、ユーザプログラムの演算実行,I/Oリフレッシュ,周辺処理などをサイクリックに実行し、IOメモリ中のデータ(入出力機器のON/OFFデータや、測定器で検出されたアナログデータ等)が逐次更新される。さらに、CPUユニット11には、シリアル回線34を介して表示器35が接続されている。この表示器35は、プログラマブル表示器(PT)であり、CPUユニット11のIOメモリ等にアクセスし、そのIOメモリに格納されたデータの読み書きを行なったりすることかできる。また、故障発生時などに、CPUユニット11からの情報に従い、所定の警報を表示することができる。
データ収集ユニット15は、CPUユニット11のIOメモリに格納されたデータをPLCバス経由で読み出して定期的(PLCのサイクルタイム毎)に収支し、収集したデータを記憶保持したり、他の装置へ送信したりする機能を有する。そして、本実施の形態では、データを収集する期間を、CPUユニット11におけるサイクルタイムに合わせている。これにより、サイクルタイム毎にデータを収集(サンプリング)し所定の処理を行なうことになる。
この処理ができるように、データ収集ユニット15はPLCのサイクルタイム毎にすべてのIOデータを収集(サンプリング)できるようにしている。その詳細は、データ収集ユニット15はPLCバスドライバ(PLCインターフェース15a)を備えていて、そのPLCバスに接続される。そしてデータ収集ユニット15は、バス・サイクリック通信によりCPUユニット11のIOメモリに格納されたデータをすべて取得できるようになっている。バス・サイクリック通信とは、データ収集ユニット15の中で独自に制御されるもので、データ収集ユニット15がPLCバスを介してCPUユニット11との間で行うデータ通信処理であり、PLCのCPUユニット内の処理としてはサイクリック処理のうち周辺処理中に行われる。データ収集ユニット15はこのバス・サイクリック通信を利用して自らPLCバスを介してCPUユニット11のIOメモリにデータアクセス要求を出し、CPUユニットが周辺処理の中でその要求に反応してIOメモリのデータを含んだレスポンスをデータ収集ユニット15へ返す。そして、データ収集ユニット15は、サイクルタイムの1周期のなかでリアルタイム処理とタイムシェア処理とを行う。リアルタイム処理は、データ収集ユニット15がCPUユニットのすべてのIOデータを収集する処理で、タイムシェア処理は収集データのすべてを記録メモリに書きこむことができる処理である。CPUユニット11の方でサイクリック処理の周辺処理期間に入ると、CPUユニット11がデータ収集ユニット15からデータ要求に基づいて、IOメモリの所定エリアのIOデータをレスポンスとしてデータ収集ユニット15へ返信する。データ収集ユニット15は、CPUユニット11から得たすべてのIOデータをバッファ(図示せず)に一時的な記録情報として蓄える。このような処理を繰り返すことでデータ収集ユニット15は、サイクルタイム毎にすべてのIOデータを収集(サンプリング)できる。なお、これはデータ収集ユニット15が前提としてもつ機能であって、実際には全てのIOデータを対象にいったんサンプリングし、そのサンプリング結果と予め定めた収集条件とを比較し、必要な情報だけ(一部のIOデータ)を記録するのである。
さらに、データ収集ユニット15に予め収集条件とトラップ条件およびトラップ条件を満たした場合のアクションをあらかじめ登録した。そして、収集条件を満たせばサンプリングデータから関連するデータを抽出し記録する。また、トラップ条件を満たした場合に指定のアクションを実行する。指定のアクションとしては、ツール装置20に通知したり、表示器35に所定のメッセージを表示したりすることなどがある。
ここで、収集条件とは、収集したデータ或いはそれに基づいて生成されたデータを記録するか否かを弁別するための条件である。また、トラップ条件とは、外部に対して所定の動作(アクション)を起こすか否か弁別するための条件である。後述するように、この条件並びに実行するトラップアクションは、ツール装置20から設定される。
例えば図2に示すように、エアシリンダ40のシリンダロッド40aが、図示する待機状態から、バルブ41を開いてエアー圧が加わりシリンダロッド40aが動作端まで前進移動する制御を考えると、各部の動作タイミングは図3に示すようになる。すなわち、起動信号からONになると、それを受けてバルブが開き、その状態を保持する。そして、シリンダロッド40aが前進移動し、その先端が動作端に至ると、その動作端付近に設置したセンサが、シリンダロッド40aの先端を検知するため、動作端信号(センサ出力)がONになる。そして、エアー圧が同じ圧力Aで、エアシリンダの状態が同じとすると、起動信号がONになってから、動作端信号がONになるまでの時間Tは同じ値をとるはずである。
そして、PLC10(CPUユニット11)側では、起動信号のON/OFFと動作端信号のON/OFFのデータ(IOデータ)がIOメモリに格納されている。そこで、起動信号と動作端信号のON/OFFのデータを収集し、起動信号がONになってから、動作端信号がONになるまでの時間Tを監視することにより、エアシリンダ40の状態を判断することができる。つまり、算出した時間Tが、正常状態のときよりも長くなると、エアシリンダ40内部での引っかかり,オイル切れ,エアー漏れなどの問題を生じているおそれがあると推定できる。
従って、例えばエアー圧を検出する圧力センサを設け、その圧力センサで検出したエアー圧(アナログデータ)が、所望の値Aのときの起動信号と動作端信号のON/OFFデータを収集することになる。また、収集した2つのデータに基づき時間Tをデータ収集ユニット15に内蔵されているタイマ機能によって演算して求め、求めた時間Tを記憶する。そして、その求めた時間Tが所定の値以上になった場合に、外部へ通知する。
このようにすると、エアシリンダ40の状態を監視するためには、エアー圧がAのときの起動信号がONになってから、実際に動作が完了する動作端信号がONになるまでの時間Tが重要であり、起動信号や動作端信号のON/OFFの履歴情報は特に記録しなくても良い。また、ツール装置20や表示器35にとっても、少なくとも時間Tが許容範囲外になりエアシリンダ40が異常になったことの通知を受ければ足りる。
そこで、収集条件として、エアー圧がAのときの起動信号,動作端信号を終始有するとし、トラップ条件として時間Tが所定の値以上になることとし、アクションとしてツール装置20および又は表示器35に通知することにする。これにより、通常は、サイクルタイム間隔でデータ収集ユニット15がIOメモリの所定のデータ(ON/OFFのIOデータ,アナログデータ)をサンプリングし、必要なデータのみ(ここでは時間Tのみ)を記録保持する。このように、ユニット内で処理が完了するとともに、必要十分なデータだけを記憶することにより、メモリ容量の削減を図ることができる。そして、トラップ条件に合致した場合に外部に通知等の所定のアクションを行うので、ツール装置20等の負荷が軽減される。
また、別の適用例としては図4に示すように、コンプレッサ42の出力を複数系統に分岐し、各系統の先端にバルブ41を介してエアシリンダ40を接続する。この状態で、各バルブ41の上流側直近にアナログ圧力センサを設け、コンプレッサ42の稼動中におけるバルブ41の全点閉の時の圧力計測値を蓄積する。つまり、収集条件としては、コンプレッサ42が稼動中で、かつ全てのバルブ41が閉じていることとし、その場合の各バルブ41の付近に設けた各圧力センサで計測した圧力値(アナログデータ)のみを記録し、その他の情報は記録しないようにする。そして、トラップ条件として、圧力値が一定値以下とし、アクションとしてとしてツール装置20および又は表示器35に通知することにする。そして、計測された圧力値が低い場合にはバルブひびによる漏れなどがあると推定できる。もちろん、トラップ条件は、必ずしも異常と判断されるものに限ることはなく、アクションとしても、異常通知ではなく記録したデータを送信するなど各種のものを適用できる。つまり、2つの適用例では、関係する信号の変化情報はたくさんあるものの、通常時に実際に記録として残すものは時間Tおよび圧力値のみとなる。この記録する2種類の情報は、実際に外部センサから取り込んだ情報(圧力値などのセンシング信号,ON/OFFの2値信号も含むし、アナログ信号も含む)と、外部から取り込んだ信号を認識し、その認識に基づいてデータ収集ユニット15自身が演算した情報(時間Tなどの演算結果情報)の2種類を含む。
一例としては、図5に示すように、記録した動作ごとのタイムチャートを重ね合わせた状態で表示する。これにより、変化点やズレを容易に発見することができる。また、図6に示すように、同一接点のデータを、横軸を合わせた状態で上下にずらして表示するようにすることもできる。このようにすると、何回目の時点でずれを生じているかが容易に理解できる。例えば図5に示す表示形態で、ずれを生じている接点等を検出し、その接点について図6に示す表示形態にすることにより、どの時点で異常を発生しているかを容易かつ短時間で特定することができる。
このようにある装置の一部分で問題が発生した時に、動作の振る舞い情報を収集・蓄積して、結果をタイムチャート図や分布図等から原因となる事を絞り込んでいき、絞り込んだ結果、更に原因を突き止めるための、情報収集・蓄積を繰り返すことで、異常時の原因を特定できる。
そして、係る処理・機能を実行するためのデータ収集ユニット15の具体的な構成としては、図7に示すようになっている。まず、システムバスと接続し、PLC10を構成するユニット間でのデータの送受を行なうためのPLCインタフェース15aと、CPUユニット11のIOメモリから所定のデータを収集するサンプリング部15bと、そのサンプリング部15bが収集したデータに対し、所定の条件に合致するか否かを判断し、必要に応じて所定の演算処理をする条件判断・演算処理部15cと、収集条件に合致したデータを格納する記録部15dと、トラップ条件を具備した際に、外部に対して所定のアクションを実行するトラップアクション部15dと、ネットワーク30に接続するPCインタフェース15fを備えている。トラップアクション部15dは、PLCインタフェース15a並びにPCインタフェース15fの両方に接続されており、ツール装置20に対して送信する場合(例えば図1の点線で示す経路)には、PCインタフェース15fを介して所定の情報を出力し、ツール装置20に対して送信する場合には、PCインタフェース15fを介して所定の情報を出力し、表示器35に対して送信する場合には、PLCインタフェース15aを介して所定の情報を出力し、CPUユニット11経由で表示器35に所定の情報を送り、表示するようにしている。
条件判断・演算処理部15cでは、収集条件やトラップ条件に合致するか否かの判断や、収集したデータに基づく演算処理(例えば、上記した例における時間Tを算出したり、圧力の総計を算出する処理)を行う。
ツール装置20は、パソコンから構成され、そのパソコン内に所望の機能を有するアプリケーションプログラムをインストールすることにより実現される。そして、ツール装置20は、データ収集ユニット15に対して行う各種の条件設定をする機能(ユニットツールソフト)と、実際の稼動中にデータ収集ユニット15から出力された情報を取得し、モニタリングする機能を有する。さらに、パソコンであるため、PLC10のCPUユニット11にダウンロードするユーザプログラムを作成等するラダープログラミングツールも実装されている。
以下、条件等の設定から、実際のデータ収集等の動作の具体的な処理を説明しつつ、ツール装置20並びにデータ収集ユニット15の機能を説明する。なお以下に想定しているプロセスは、半田付け装置に関連するプロセス工程であり、具体的な中身は、電子部品が置かれた基板をベルトコンベアで半田付け装置へ搬入し、半田付け装置の半田ごてによって基板の5箇所に半田付けをし、その後に半田付け装置から加工完了基板を搬出するようなプロセスである。
まず、データ収集ユニット15に対して行う設定は、図8に示すフローチャートを実行する。ず、ユニットツールソフトを起動するとともに、ラダープログラミングツールを起動する(ST1,ST2)。ここで、ラダープログラミングツールは、データ収集ユニット15がデータを収集する対象となるCPUユニット11用のツールである。
次いで、ラダープログラミングツール上のIO変数テーブルからサンプリングしたいIO,データを選択する(ST3)。すなわち、図9に示すように、CPUユニット11のIOメモリに割り付けられたIO,データのリスト(論理名,アドレス等)を表示する。そして、ユーザは、表形式でリストアップされた中から、例えばポインティングデバイスを操作して必要なものを指定し、コピー&ペースト処理におけるコピーを行ない、クリップボードに記憶させる。 次に、上記選択したデータをユニットツールソフト上の収集IO、データエリヤへ貼り付ける(ST4)。つまり、コピー&ペースト機能を用い、ステップ3を実行してコピーしたデータをユニットツールソフト側でペースト(貼り付け)をしてデータを取り込む(図10参照)。この図10を見るとわかるように、半田付け装置およびその周辺の装置を制御するPLCには、例示されているように制御に必要なそれぞれのデータ(名称、またはコメントの列)がPLC内蔵メモリの所定のアドレス(アドレス/値の列)にそれぞれ格納されている。
そして、貼り付けられたデータに基づき、収集条件,演算内容,記録内容を設定する(ST5)。設定する記録内容としては、IO,データの値や、発生回数や、時間等がある。具体的には、図11に示すような設定画面を表示し、左側のウインドウに表示されたツリーリストを適宜選択し、対応する条件を右側のウインドウに表示された条件入力画面に従って必要な条件を設定する。
そして、本発明では、データ収集をCPUユニット11のサイクルタイムに合わせるため、図11に示した設定画面の左側ウインドウ中の「サイクルタイム収集」を選択し、右側ウインドウ中に図12に示すサイクルタイム収集に基づいて収集したデータを記録するファイルの条件を入力する。なお、記憶方式としてリングファイル形式にする場合には、「リングファイル連番指定」にチェックを入れ、連続する個数を設定する。
次いで、サイクルタイム収集のエリア設定を選択すると、図13に示すように、右側のウインドウには、サイクルタイムでの収集対象となるデータのリストが表示される。初期状態では、ステップ4を実行して貼り付けたデータが表示される。そして、この図13に示す状態において、ユーザは、右側のウインドウに対して直接操作することにより、手動によりデータの削除、変更,新たな収集対象のデータの追加を行なうことかできる。
なお、図中左側のウインドウにリスト表示された「定周期」は、サイクルタイムと関係なく、データ収集ユニット15側で決めた所定期間で収集を行なう場合の設定の際に利用するものである。
また、条件設定は、左側のウインドウ中の「マネージメント設定」を選択(ポインティングデバイスを用いてクリック)することにより行なう。この選択により、図14に示すような入力画面に切り替わる。初期画面では、右側のウインドウには表示されず、左側のウインドウに設定可能な条件がリスト表示される。そして、左側のウインドウにリスト表示された条件の内、「サイクルタイム収集」の「条件収集設定」を選択することにより、図15に示すように、右側のウインドウに各データ(名称)についての収集開始と収集終了条件の設定画面が表示されるので、ユーザは、該当する欄に条件を入力する。なお、図15は、条件を入力した後を示しており、図示の例では、名称が「次の位置決め開始トリガ」の開始条件については、MINの欄が「1」(接点がONを意味する)が入力され、演算子が「=」となっているので、名称が「次の位置決め開始トリガ」に対応するアドレス110.04に格納されたデータ(VALUE)が1になると収集を開始することを意味する。また、終了条件では、MINの欄が「0」(接点がOFFを意味する)で演算子が「=」となっているので、名称が「次の位置決め開始トリガ」に対応するアドレス110.04に格納されたデータ(VALUE)が0になると収集を終了することを意味する。これは半田付け装置で半田付けをする位置に基板が位置決めされたことを開始点とし、次の基板が位置決めされたことを終了点とし、その間に半田付け予定回数(5回)が正常に行われたかどうかをチェックすることを意図している。なお、図示の例では、対象となるデータが接点のON/OFFであったため、1/0となるが、数値(アナログ)データの場合には、具体的な数値が設定されるとともに、開始/終了となる条件に幅がある場合には、演算子として、「<」,「>」等を用い、MINとMAXの欄に具体的な数値を入力することになる。さらに、図示の例では、開始・終了について、1つのデータについて表示された例が示されているが、複数表示されることもある。
なお、収集すべき対象の開始点から終了点までの期間中の条件などを設定することを追加してもよい。例えば、半田ごての電源がONになっていることや、半田ごての温度が半田を融解する適切な温度になっていることを条件としてもよい。
さらに、図16から図18の入力画面を適宜使用し、図15で設定した開始条件から終了条件までの間に実際に収集するデータの種類を設定する。図16は、毎サイクルタイムごとに収集すべき実データを設定する画面である。ここでの実データとはPLCの外部から取り込んだ信号であり、図13のデータリストと同じ内容とすることが多い。
図17は、収集データの対象が時間である場合の設定画面であり、この例では半田付け装置の半田ごてが稼動している時間を求める(実際にはデータ収集ユニット15のタイマ機能によって計時される)ための設定をする。半田付け装置は、基板上の電磁部品を半田付けする際に、半田付けする部分に半田ごてを例えば1.0秒押し当てる動作をすることとなっており、半田ごてが正しい時間だけ動作しているかどうかをチェックさせている。そこで、半田ごてが動作している時間を収集するための設定を、この図17のようにする。すなわち、前述の図15のところで説明省略したが、この半田ごて時間を収集するための図15における「半田ごて動作時間」の設定は、条件収集開始の設定として名称「半田ごて」でMINが「1」、条件収集終了の設定として名称「半田ごて」でMINが「0」となる。
図18は、図15で設定した開始条件から終了条件までの間に回数に関する収集データの設定をする画面である。前述のように、半田付け装置においては、基板1枚あたりに5箇所の半田付けを行うので、1枚の基板を搬入してから搬出するまでの期間に半田ごての動作が正しく5回行われたかどうかをチェックさせている。そこで、半田ごての動作回数を収集するための設定をこの図18のようにする。前述の図15のところで説明省略したが、この半田ごて回数を収集するための図15における「半田ごて回数」の収集開始/終了条件の設定は、例えば、条件収集開始の設定として名称「基板搬入」でMINが「1」、条件収集終了の設定として名称「基板搬出」でMINが「1」となる。
さらにまた、本実施の形態では、単にデータをサンプリングしてそれを記録するだけでなく、条件判断・演算処理部15cにて所定の演算処理も行なうようになっている。そこて、係る条件判断・演算処理部15cにて行なう演算の設定も行なう。具体的な設定画面の図示は省略するが、上記した各条件の設定画面と同様に、入力データと演算式を設定する画面を表示させ、ユーザからの入力に従い設定することができる。このとき、例えば図19に示すように、代表的な演算パターン(テンプレート)を用意してファンクションブロック化し、入力データを指定するとともに、演算式はそのまま或いはパラメータの調整により簡単に入力できるようにすることができる。
ここで、図19(a)は、演算処理として正規化や単位換算等のスケーリングを行うための演算テンプレートである。演算テンプレートにおける具体的な演算処理としては、数値演算をしてもよいし、入力と出力の対応関係を格納したルックアップテーブルを用意し、テーブル参照により出力値を求めるようにすることもできる。また、図19(b)は、複数回分の実データの入力を受け、その平均値や最大値,最小値並びに分散を求めるもので、出力を1または複数個選択することにより、その出力用の演算をするように設定される。さらに、このように予め演算が決められたものに限ることはなく、図19(c)に示すように、ユーザが内部の演算式を任意に設定することができるメニューも用意するとよい。
上記の処理を対象となる全てのデータに対して行なったならば、トラップ条件並びにアクションの設定を行なう(ST6)。具体的には、図20に示すように、左側のウインドウの条件設定リストの中から「トラップ設定」を選択すると、当該部分が反転表示されるとともに右側のウインドウにトラップ条件とトラップアクションの設定画面が表示される。図示の場合は、1つのデータ(搬入コンベア速度)のみ表示されているが、実際には複数表示される。
トラップ条件は、ユーザが任意に定義する制御対象装置の特定の状態にする条件であり、例えば異常状態,異常となる前兆状態,処理の区切りになったときの状態などを含む。これはデータ収集ユニット15が取り込んだ外部信号に対しても設定できるし、データ収集ユニット15内で演算した結果に対しても設定できる。図20に示されるように、トラップ条件では、名称,MINとMAX並びに演算子を適宜入力することにより、トラップに該当する範囲を指定する。また、トラップ範囲は、必ずしも上下限の両方を特定する必要はなく、例えば一定の値以上になると異常と判断するように上限値がないような場合には、MINの欄のみに具体的な値を入力するとともに、演算子として「<」,「≦」を指定することにより設定できる。もちろん、これとは逆に、MAXのみ指定する場合ももちろんある。
また、トラップアクションとしては、本実施の形態では、外部(同一のPLCを構成する他のユニットも含む)に対して通知するようにしたため、該当する処理にチェックを入れるとともに、具体的な内容を指定する。つまり、表示器35に通知する場合には、「他ノードへFINS通信」(メッセージ送信する際のコマンドの一種)を選択し、表示器35に表示する内容を、異常発生を報知する画面に切り替えるためのコマンド(メッセージ命令)を指定する。また、ツール装置20へ通知(収集/蓄積したデータをファイル化してそのファイルを転送)する場合には、「PCへファイル送信」を選択し、転送するファイルと、送信先のツール装置20(パソコン)に設定されたIPアドレス等を入力する。さらにCPUユニット11(型番が「CS1」)のIOメモリに書き込む場合には、「メモリー書き込み」を選択するとともに、メモリ名称(アナログかON/OFFか等のデータの種類を特定)、アドレスを特定するオフセット(各メモリ名称で特定されるメモリ領域の先頭からのオフセット)と、データサイズと、格納するデータをそれぞれ指定する。このPLCメモリへ書き込みの設定により、データ収集ユニットで検出した異常(または異常の前兆)をPLCのCPUユニットに知らせることができる。具体的な例としては、CPUユニットの予め決められたメモリエリアに異常フラグを送る(フラグ立てる、つまりフラグビットを0から1に上書きする)ことができる。そしてCPUユニットは、そのフラグの変化を検出し、所定の異常処理を行ったり、被制御対象の制御を停止する処理を行ったりすることがでできる。さらには、データ収集ユニット15の収集処理を停止する場合には、「収集停止」を選択する。なお、4つのアクションは、任意に選択され、1つでも良いし複数選択しても良い。さらに、この図示の例では、4つのアクションを用意したが、これに限られないのはもちろんである。
図20で示している「搬入コンベア速度」は、速度センサからの取り込み信号であり、データ収集ユニットが取り込んだ外部信号である。搬入コンベア速の正常値が8m/分以上で10m/分未満であるならば、搬入コンベア速度が10以上になると異常と定義し、トラップ条件として名称「搬入コンベア速度」、MINを「10」、演算子を「≦」と設定すればよい。なおここではMAXに「100」、演算子を「<」を設定しているが、10以上の範囲を異常と決めれば、MAXの設定は省略してもよい。図示していないが、第2行目に名称「搬入コンベア速度」、MINを「0」、演算子を「≦」、MAXに「8」、演算子を「<」と設定することで、搬入コンベア速度の設定が完了する。図示はしていないが、半田付け装置の半田付けの押し当て動作時間(データ収集ユニット内で演算した結果)を例にとると、正常状態が0.5秒前後(0.9〜1.1秒)と想定すると、前兆状態が0.8以上0.9秒未満、または1.1秒を超えて1.2秒までと決め、異常状態を0.8未満、または1.2秒を超えた場合と決めればよい。また、基板1枚あたりの半田付け回数(データ収集ユニット内でカウント演算した結果)が5回でなかった場合をトラップ条件にし、トラップアクションとして表示器35とツール装置20にメッセージを出すならば、トラップ条件で名称「半田付け回数」、MAXを「5」で演算子を「>」、さらにMINを「6」で演算子を「<」とし、トラップアクションの他ノードへ通信およびPCへファイル送信の2箇所を設定すればよい。
上記した処理を実行し、全てのデータに対する設定が終了すると、設定情報をデータ収集ユニット15へダウンロードする(ST7)。これにより、初期設定が完了する。なお、データ収集ユニット15の基本設定の一例は図23にあるとおりで、データ収集ユニット15自体の名前(SPUネーム)や、接続するCPUユニット11の機種情報(CS1機種設定)、データ収集ユニット15のネットワーク30上のIPアドレス、起動設定等を入力するとともに設定を確定する。
次に、係る初期設定が完了したデータ収集ユニット15を用いて実際にサンプリングを行う場合のツール装置20とデータ収集ユニット15の動作について説明する。まず、ツール装置20は、図21に示すフローチャートを実施する機能を有する。すなわち、まずユニットツールソフトを起動し、ツール装置20からデータ収集ユニット15へサンプリングスタート指示を発する(ST12)。また、データ収集を終了させたい所定のタイミングでツール装置20からデータ収集ユニット15へサンプリングストップ指示を発する(ST13)。これらのスタート,ストップ指示は、例えば図22に示すような指示画面を開き、「開始」ボタンがクリックされればステップ12の処理を実行し、「停止」ボタンがクリックされればステップ13の処理を実行するように構成することで実現できる。
また、この例は、ユーザのマニュアル操作によりサンプリング開始/停止を制御するようにしたが、所定のタイミングで自動的に開始/停止するようにしても良い。すなわち、例えば、図24に示す設定画面により、開始,終了を設定し、その設定された条件に従って自動的に動作するようにしても良い。なお、画面中「SPU」は、データ収集ユニットのことであり、「CS1」はCPUユニット11の型番を意味している。
そして、上記のようにして、マニュアル操作或いは自動的にデータ収集ユニット15がサンプリングを実行すると、所定の条件に合致するデータが記録され、必要に応じてツール装置20に送られてくる。そこで、データ収集ユニット15から、記録内容が送られてきたならば、所定の形式でそれを表示する(ST14)。なお、係る表示については、後述する。
一方、データ収集ユニット15は、図24に示すフローチャートを実施する機能を有する。すなわち、まずサンプリングスタート指示を待つ(ST20)。この指示としては、図21のステップ11の実行に伴なうツール装置20からの指示の場合と、予め設定した条件に達した場合に自動的に開始する場合の両方がある。そして、スタート指示を受け取る、指定されたIO,データのサンプリングをスタートさせる(ST21)。係る処理は、サンプリング部15bが行う。このデータサンプリングは、図10,図12や図13で設定した設定条件に従って行われる。
次いで、サンプリングにより取得したデータが収集条件と一致するか否かを判断する(ST22)。この処理は、データ収集条件は図15で設定した収集開始の条件を収集終了の条件に従って、条件判断部15cで行われる。そして、一致する場合には、図16,図17,図18で設定した指定内容のみを記録部15dに記録する(ST23)。このとき前述したようにリングファイル形式に対応させてもよい。
次いで、演算処理部15cにて所定の演算処理を行う(ST24)。その演算の内容は例えば、前述のように収集開示条件を満たしてから収集終了条件を満たすまでの期間を計時することや、同じく期間中に収集した実データの変化回数(半田付け回数など)を回数することなどがある。他にも図19に示すように演算ブロックを予め設けて実データに基づいて所定の出力をするようにできる。もちろん、この演算結果も記憶部15dに格納される。
図19(a)は、演算処理部15cに実データをスケーリングする演算ブロック機能をもたせた構成である。スケーリングとは、アナログ出力タイプのセンサが出力する電流信号または電圧信号を、本来の物理量に換算することである。例えば0℃から100℃を計るアナログ温度センサがあったとして、その温度センサは4mA〜100mAの電流出力信号を出すものだとする。スケーリングとは、出力される電流信号4mAを0℃に、100mAを100℃に換算し、さらにその中間の電流値を出力電流4mA〜100mAについての電流/温度変化特性を考慮して温度を算出することである。つまり、図19(a)のスケーリングブロックは、上述の演算をするための式が予め格納されていて、取り込んだ実データ(アナログ電流値)をその演算式に代入して演算結果(温度)を求める機能を備えている。図19(b)の演算ブロックは、収集開始条件から収集終了条件の期間に取り込んだ実データ(アナログ)の平均値を演算し、最大値や最小値を求め、分散値を演算する機能を備えている。図では4種類の演算をする構成となっているが、全て揃っていなくて4種類のうち1種類、またはそれ以上であってもよい。図19(c)の演算ブロックには予め定められた演算式(平均,分散以外)が格納されていて、3つの入力1,2,3の値を演算式に代入し、その演算結果を出力するものである。例えば、入力1から入力2を減算し入力3で割り算する演算とすることができる。予め格納する演算式を変更すれば入力1に係数xをかけたものと入力2に係数yをかけたものとを加算し、入力3を引き算する演算などどのような演算をさせることができる。
そして図20で設定したトラップ条件と一致するか否かを判断する(ST25)。これらの処理は、条件判断・演算処理部15cが行う。なお、このフローチャートでは、サンプリングしたデータを記録するようにしているが、演算処理した結果を記録するようにしてもよいし、両方とも記録しても良い。つまり、データ収集ユニット15が外部から取り込んだ信号(コンベア速度等)を記録することもできるし、データ収集ユニット15内部で演算した信号(半田ごて時間、半田回数等)を記録することもできる。
また、トラップ条件と一致する場合で図20のトラップアクション設定項目が設定されている場合は、トラックプアクション部15eが、設定されたアクションを実行する(ST26)。上記したステップ26までの処理を、ツール装置20からサンプリングストップ指示がくるまで行う(ST27)。
ツール装置20からサンプリングストップ指示を受けると、データ収集ユニット15のサンプリングを停止し(ST28)、記憶内容配信指示の有無を判断する(ST29)。指示がある場合には記録部15dに格納したデータをツール装置20に送る(ST30)。なお、係る配信指示は、サンプリングスタート,ストップ指示と同様に、ツール装置20からマニュアル操作に基づいて送られる場合もあるし、予め配信指示の条件(例えば、時刻,記録容量,ストップする都度など)を設定しておき、その条件に至ると配信するようにしても良い。この指示は、ツール装置20または表示器35から受け取る指示、あるいはデータ収集ユニット15の内部で生成する自動的な指示トリガ等が相当する(表示器35でも可)。
次に、上記した記録内容配信に伴いツール装置20が受け取った記録内容の表示(ST14)の具体例を説明する。図25は、取得した記録内容に基づき、上側の時系列データ表示エリアに各接点のIO(ON/OFF)データのタイムチャートを表示するとともに、その欄外に、現在値を表示し、下側の時系列データ表示エリアに、アナログデータの推移を表示すると共に、欄外に現在のアナログデータを表示する。各データの横軸のタイミングは一致させている。例えば、半田付け装置におけるIOデータは、図13で設定したライン起動スイッチのON/OFF状態や、加工前基板搬入開始の信号、搬入コンベア停止のON/OFF信号等が対応し、アナログデータは、搬入コンベア速度や搬出コンベア速度等が対応する。
そして、係るデータを、1つの周期(1つのワークに対して行う一連の処理)単位で抽出し、開始タイミングを合わせて複数回分を重ねて表示することにより、図26に示すグラフが出力表示される。これにより、各回でのずれの有無を確認することにより、異常の有無、並びに異常を生じた接点等を容易に検出することができ、故障原因等も容易に推定できる。つまり、IOデータが変化するタイミングがずれていた場合には、立上りの縦線または立下りの縦線が2本になったり、太く見えたりする。
また、図26を見ても明らかなように、ずれがあってもわずかな場合には見つけにくかったり、そのずれ量がどれくらいかを認識することは困難である。そこで、好ましくは図27に示すように、各回の接点のON/OFFが切り変わる際の経過時刻を表形式で表示することにより、各回の接点動作のずれの有無並びにずれ量を正確に知ることができる。もちろん、この図27においても上側のIOデータと下側のアナログデータの各データの横軸のタイミングは一致させている。
さらにまた、図28に示すように、任意の接点を選び、その接点のタイムチャートを各回ごとに列を上下にずらして表示させる(横軸の開始からの経過時間は一致させる)ことにより、どの回がずれているかを容易に検出することができる。
以上、半田付け装置を例に挙げて説明したが、図2や図4で説明したエアシリンダ40やコンプレッサ42の例に当てはめた場合も説明しておく。まず、図13における設定の対象としては、バルブの起動信号,バルブの動作信号,動作端信号,エアー圧など、全体の制御にかかわるIOデータすべてを含む。
また、図15の設定にあたっては、データ収集ユニット15のタイマ機能で時間Tを求める場合だと、起動信号が「1」になることで収集を開始し、動作端信号が「1」になることで収集を終了するような設定となり、エアシリンダの1回ごとの動作に区切ったものとなる。そして、収集すべき対象の開始点から終了点までの期間中の条件については、前述したように、時間Tを求める際にはエアー圧力値がAであることを前提条件としていたので、この例では、名称が「エアー圧力値」,データが「A」,演算子が「=」となる(エアー圧力値に一定の許容幅を設けるなら、データを上限値の「A1」として演算子が「>」とするとともに、データを下限値の「A2」として演算子を「<」とすればよい)。
一方、エアシリンダの圧力値を記録する場合だと、コンプレッサの稼動信号が「1」になることで圧力値の収集を開始し、コンプレッサの稼動信号が「0」になることで収集を終了するような設定となる。
図17の収集データ(時間)の設定においては、名称を「シリンダ動作時間」,MINを「T」,タイプを「計時」等とすればよい。また図20で設定したトラップ条件と一致するか否かを判断して(ST25)、記録部15dに記録する対象には、データ収集ユニット15が外部から取り込んだ信号としてエアシリンダのエアー圧力値等とし、データ収集ユニット15内部で演算した信号として時間T等とすることができる。
図20のトラップ条件/トラップアクションの設定では、例えば、トラップ条件を時間Tが所定の値以上になったこととし、トラップアクションとして「他ノードへ通信」を選択し、表示器にシリンダ動作が遅くなって異常である旨を表示させられるように設定することとなる。他に、トラップ条件をエアー圧AがA1以下またはA2以上となったこととし、トラップアクションに「他ノードへ通信」を選択し、表示器にエアー圧が異常,漏れ発生である旨を表示させるように設定することとなる。
図21のST14で説明したツール装置20が受け取った記録内容の表示(図25)においては、表示されるIOデータは、起動信号のON/OFF,バルブの駆動ON/OFFや動作端信号のON/OFF信号となり、アナログデータは圧力値となる。
本発明の一実施の形態を示すネットワークシステムの一例を示す図である。 本発明に係るデータ収集ユニットの好適な一実施の形態の動作原理を説明する図である。 本発明に係るデータ収集ユニットの好適な一実施の形態の動作原理を説明する図である。 本発明に係るデータ収集ユニットの好適な一実施の形態の動作原理を説明する図である。 本発明に係るデータ収集ユニットの好適な一実施の形態の機能を説明する図である。 本発明に係るデータ収集ユニットの好適な一実施の形態の機能を説明する図である。 本発明に係るデータ収集ユニットの好適な一実施の形態を示す内部構成図である。 ツール装置の機能(初期設定・条件設定)を示すフローチャートである。 ツール装置の機能を説明するための、設定画面の一例を示す図である。 ツール装置の機能を説明するための、設定画面の一例を示す図である。 ツール装置の機能を説明するための、設定画面の一例を示す図である。 ツール装置の機能を説明するための、設定画面の一例を示す図である。 ツール装置の機能を説明するための、設定画面の一例を示す図である。 ツール装置の機能を説明するための、設定画面の一例を示す図である。 ツール装置の機能を説明するための、設定画面の一例を示す図である。 ツール装置の機能を説明するための、設定画面の一例を示す図である。 ツール装置の機能を説明するための、設定画面の一例を示す図である。 ツール装置の機能を説明するための、設定画面の一例を示す図である。 ツール装置の機能を説明するための図である。 ツール装置の機能を説明するための、設定画面の一例を示す図である。 ツール装置の機能(サンプリング・モニタリング等)を示すフローチャートである。 ツールの機能を説明するための、指示入力画面の一例を示す図である。 ツールの機能を説明するための、設定画面の一例を示す図である。 データ収集ユニットの機能を示すフローチャートである。 ツール装置における配信されたデータの表示形式の一例を示す図である。 ツール装置における配信されたデータの表示形式の一例を示す図である。 ツール装置における配信されたデータの表示形式の一例を示す図である。 ツール装置における配信されたデータの表示形式の一例を示す図である。
符号の説明
10 PLC
11 CPUユニット
12 通信ユニット
13 ターミナルIO
15 データ収集ユニット
15a PLCインタフェース
15b サンプリング部
15c 条件判断・演算処理部
15d 記録部
15e トラップアクション部
15f PCインタフェース
20 ツール装置
30 情報系ネットワーク
31 制御系ネットワーク
32 リモートターミナル
35 表示器

Claims (5)

  1. プログラマブルコントローラのバスに接続され、PLCデータをサンプリングするデータ収集ユニットであって、
    前記PLCデータをプログラマブルコントローラのサイクルタイムごとに収集するサンプリング手段と、
    前記サンプリング手段で収集したPLCデータが予め設定された収集条件を満たすか否かを判断し、収集条件を満たすPLCデータのうち、予め設定された記憶対象情報のみを選択収集する収集条件判断手段と、
    前記サンプリング手段で収集したPLCデータのうち、前記収集条件判断手段で選択収集された選択収集データのみを記憶する記憶手段と、
    前記収集したPLCデータに基づいて所定の演算処理を実行する演算処理部と、
    前記演算処理部により求められた演算結果が、予め定めたトラップ条件を満たすか否かを判断するトラップ条件判断手段と、
    前記トラップ条件判断手段により前記トラップ条件を満たす場合に予め定めたアクション処理を実行するアクション手段とを備え、
    前記収集条件判断手段に、収集を開始する開始条件と収集を終了する終了条件とその期間中の条件とを設定し、前記期間中の条件を満たしている場合でかつ前記開始条件を満たした場合にサイクルタイムでの収集を開始し、前記期間中の条件を満たしている場合終了条件を満たすまでその収集を継続し、前記期間中の条件を満たさなくなるか前記終了条件を満たす場合に収集を止めることを特徴とするデータ収集ユニット。
  2. プログラマブルコントローラのバスに接続され、PLCデータをサンプリングするデータ収集ユニットであって、
    前記PLCデータをプログラマブルコントローラのサイクルタイムごとに収集するサンプリング手段と、
    前記サンプリング手段で収集したPLCデータが予め設定された収集条件を満たすか否かを判断し、収集条件を満たすPLCデータを取り込んだことを認識し、その認識に基づいて演算して記憶対象情報を求める収集条件判断・演算処理手段と、
    前記収集条件判断・演算処理手段で求めた記憶対象情報のみを記憶する記憶手段と、
    前記収集条件判断・演算処理手段で求めた記憶対象情報が、予め定めたトラップ条件を満たすか否かを判断し、トラップ条件を満たす場合に予め定めたアクション処理を実行するトラップアクション手段とを備え、
    前記収集条件判断・演算処理手段に、前記収集条件として収集を開始する開始条件と収集を終了する終了条件とその期間中の条件とを設定し、前記期間中の条件を満たしている場合でかつ前記開始条件を満たすPLCデータを取り込んだことを認識し、その認識に基づいて演算をし、前記期間中の条件を満たしている場合終了条件を満たすまでその演算を継続し、前記期間中の条件を満たさなくなるか前記終了条件を満たす場合に演算を止めることを特徴とするデータ収集ユニット。
  3. プログラマブルコントローラのバスに接続され、PLCデータをサンプリングするデータ収集ユニットであって、
    前記PLCデータをプログラマブルコントローラのサイクルタイムごとに収集するサンプリング手段と、
    前記サンプリング手段で収集したPLCデータが予め設定された収集条件を満たすか否かを判断し、収集条件を満たせば予め設定されたPLCデータを収集する収集条件判断手段と、
    前記収集条件判断手段で収集条件を満たすPLCデータのうち予め設定された記憶対象情報のみを選択収集するとともに、前記収集条件判断手段で収集条件を満たすPLCデータを取り込んだことを認識し、その認識に基づいて演算して記憶対象情報を求める演算処理手段と、
    前記演算処理手段で選択収集された選択収集データおよび前記演算処理手段で演算して求められた記憶対象情報のみを記憶する記憶手段と、
    前記演算処理部により選択された選択収集した記憶対象情報または前記演算処理部により求められた演算結果が、予め定めたトラップ条件を満たすか否かを判断するトラップ条件判断手段と、
    そのトラップ条件判断手段により前記トラップ条件を満たす場合に予め定めたアクション処理を実行するアクション手段とを備え、
    前記収集条件判断手段に、収集を開始する開始条件と収集を終了する終了条件とその期間中の条件とを設定し、前記期間中の条件を満たしている場合でかつ前記開始条件を満たした場合にサイクルタイムでの収集を開始し、前記期間中の条件を満たしている場合終了条件を満たすまでその収集を継続し、前記期間中の条件を満たさなくなるか前記終了条件を満たす場合に収集を止めることを特徴とするデータ収集ユニット。
  4. 前記トラップ条件を満たす場合に予め定めたアクション処理を、前記記憶手段に記憶した情報を外部へ転送する処理とし、
    外部へ転送するインタフェースを備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のデータ収集ユニット。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載のデータ収集ユニットと、モニタ装置とがネットワークを介して接続され、
    前記記憶手段に格納された情報と、前記データ収集ユニットのアクション手段が出力する情報とが、前記モニタ装置に伝達され、
    前記モニタ装置は、前記伝達された情報に基づいて所定の表示を行うことを特徴とする表示システム。
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