JP2003150211A - 制御システム及びスレーブ並びに制御情報収集装置及び制御情報収集方法 - Google Patents

制御システム及びスレーブ並びに制御情報収集装置及び制御情報収集方法

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JP2003150211A JP2001346219A JP2001346219A JP2003150211A JP 2003150211 A JP2003150211 A JP 2003150211A JP 2001346219 A JP2001346219 A JP 2001346219A JP 2001346219 A JP2001346219 A JP 2001346219A JP 2003150211 A JP2003150211 A JP 2003150211A
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Naoya Ochi
直哉 越智
Hiroshi Shimizu
博 清水
Toshiyuki Shigehisa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常の制御系データの送受に影響を与えるこ
となく制御機器の制御情報を収集することができ、その
収集した制御情報が、どの制御機器等についてのものか
を容易に理解することのできる制御システムを提供する
こと 【解決手段】 PLC10に一体化されたマスタユニッ
ト10cと、スレーブ12がフィールドネットワーク1
1に接続され、マスタユニットとスレーブ間では、PL
Cのユーザプログラムの実行に伴う制御系データを送受
し、スレーブに接続された制御機器18,19を駆動す
る制御システムにおいて、スレーブに接続された制御機
器の制御情報とメカ論理名とを関連付けた関連付け情報
を記憶保持させ、その制御機器のON/OFF情報に基
づき定義された制御情報を取得する。そして、ユーザプ
ログラムの実行処理とは別の処理にて、スレーブが取得
した制御情報をメカ論理名とともにマスタユニットに送
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、制御システム及
びスレーブ並びに制御情報収集装置及び制御情報収集方
法に関するものである。
【0002】
【発明の背景】PLCを含むネットワークシステムの一
例としては、図1のようなものがある。すなわち、PL
Cユニット1と通信機能を備えたマスタユニット2を一
体化するとともに、そのマスタユニット2をフィールド
ネットワーク3に接続する。また、このフィールドネッ
トワーク3には、OUTスレーブ4やINスレーブ5が
接続される。
【0003】なお、図1に示すPLCユニット1は、実
際にはCPUユニット,電源ユニット,I/Oユニット
などのPLCを構成する各機能毎のユニットを一体にし
た全体を指し、フィールドネットワーク3に接続される
ことを説明するために、マスタユニット2のみを別構成
として描画したが、マスタユニット2も他のユニットと
一体になって構成される全体をPLCと称することもあ
る。
【0004】そして、この例では、OUTスレーブ4に
は、出力機器としてのアクチュエータ7が接続されてい
る。このアクチュエータ7は、PLCユニット1からの
制御命令(ON信号)を受けたOUTスレーブ4が、ア
クチュエータ7が接続されているI/O端子(OUT端
子)をONにすることにより、移動体7aが前進移動す
る。
【0005】一方、INスレーブ5には、入力機器とし
てのセンサ8が接続されており、このセンサ8にてアク
チュエータ7の動作を監視している。つまり、アクチュ
エータ7内の移動体7aが所定位置(図中点線で示す位
置)まで移動してくると、その移動体7aをセンサ8が
検出し、検出信号を出力するようになっている。
【0006】その検出信号がINスレーブ5に与えられ
るので、INスレーブ5がPLCユニット1に向けて検
出信号を受信したこと(所定のI/O端子(IN端子)
がONになったこと:動作完了通知)を出力する。これ
により、PLCユニット1は、アクチュエータ7が所定
量移動したことが分かるので、OUTスレーブ4に対し
て停止命令(原点復帰命令)を送る。
【0007】そして、上記処理を実際に行うには、各ス
レーブ4,5は、マスタユニット2との間でマスタ−ス
レーブ間通信を行い、上記した各信号(データ)の送受
を行う。従って、PLCユニット1は、係るマスタユニ
ット2を経由して各スレーブ4,5と通信することにな
る。
【0008】さらに、PLCユニット1は、ユーザプロ
グラムに従ってサイクリックに処理を実行し、1回のサ
イクル毎にIN/OUTのリフレッシュ処理が行われ、
そのときに、OUTスレーブ4に向けて信号をマスタユ
ニット2へ出力したり、INスレーブ5からの信号をマ
スタユニット2から受信したりする。一方、マスタ−ス
レーブ間通信では、上記したPLCユニット1側でのサ
イクリック処理とは非同期で、自己のタイミング(通信
サイクル)で所定のスレーブとの間で通信を行うように
している。
【0009】ところで、上記したシステム構成の場合、
各スレーブ4,5に接続された入力・出力機器(制御機
器)の制御情報を管理したいと言う要求がある。すなわ
ち、入力機器(センサ)の通電時間の積算値や、出力機
器(アクチュエータ)の動作回数(OUT端子のON/
OFF回数)等の情報を収集し、一定の値以上になった
場合には、制御機器の交換時期が近づいたと判断し、メ
ンテナンスのスケジュールを立てることなどに利用でき
る。
【0010】係る情報は、例えば、対象となる一つの制
御機器に対するON/OFFの切り替えを監視し、OF
FからONに立ち上がった回数をカウントすることによ
りON/OFF回数を求めることができる。
【0011】そして、係る情報は、PLCに取り込ま
れ、所定の判断をすることになる。現状ではその判断を
PLCにて行っている。つまり、情報を収集する対象と
なる制御機器(I/O端子)をMACIDかPLC内の
データメモリのアドレスで特定しつつ、収集条件等をユ
ーザプログラムを用いて使用者が作成記述し、通常のシ
ーケンス制御のためのプログラムとともにサイクリック
に実行することになる。
【0012】このように、管理したい制御機器が接続さ
れている端子のデータメモリのアドレス等をプログラム
に記述する必要があるので、ユーザは係るアドレスを認
識しプログラムに反映しなければならず、煩雑である。
更に、予め組み込まれたユーザプログラムによりサイク
リックに処理されるため、その後に接続している端子を
変更するなど制御機器を特定するための具体的なアドレ
スが変更されたり、収集条件を変更しようとした場合に
は、その都度、ユーザプログラムを変更し、コンパイル
し、PLCユニットにダウンロードする必要があり、煩
雑である。
【0013】また、ユーザプログラムにより実行するた
めにPLCが処理をする全体サイクリック時間が延びて
しまうことで、本来の機能であるシーケンス制御のサイ
クルタイムへ影響をきたすおそれがある。
【0014】本発明では、通常の制御系処理であるユー
ザプログラム実行に影響を与えることなく、制御機器の
制御情報を収集することができ、しかも、その収集した
制御情報が、どの制御機器等についてのものかを容易に
理解することのできる制御システム及びスレーブ並びに
制御情報収集装置及び制御情報収集方法を提供すること
を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明による制御シス
テムでは、PLCと、そのPLCに連携されるマスタ
と、そのマスタと制御系ネットワークを介して制御系デ
ータを送受するスレーブとを備え、前記マスタと前記ス
レーブ間では、前記PLCのユーザプログラムの実行に
伴う制御系データを送受することにより前記スレーブに
接続された制御機器を駆動する制御システムであって、
前記スレーブは、そのスレーブに接続された制御機器の
制御情報とメカ論理名とを関連付けた関連付け情報を記
憶する記憶手段と、その制御情報を取得する手段とを備
え、前記ユーザプログラムの実行処理とは別の処理に
て、前記スレーブが取得した制御情報を前記メカ論理名
とともに前記マスタが収集するように構成した。
【0016】また、この発明によるスレーブは、PLC
と、そのPLCに連携されるマスタと、そのマスタと制
御系ネットワークを介して制御系データを送受するスレ
ーブとを備え、前記マスタと前記スレーブ間では、前記
PLCのユーザプログラムの実行に伴う制御系データを
送受することにより前記スレーブに接続された制御機器
を駆動する制御システムに用いられるスレーブである。
そして、そのスレーブに接続された制御機器の制御情報
とメカ論理名とを関連付けた関連付け情報を記憶する記
憶手段と、その制御情報を取得する手段と、前記ユーザ
プログラムの実行処理とは別の処理にて、取得した前記
制御情報を対応する前記メカ論理名とともに所定の装置
に向けて出力する機能を備えて構成される。
【0017】ここで、記憶手段は、実施の形態では、内
部揮発性メモリ12b′であったり、外部不揮発性メモ
リ12eに対応する。また、取得する手段は、実施の形
態ではMPU12b(処理部12b″)に対応する。さ
らに、出力先の所定の装置は、例えばマスタ(マスタユ
ニット)であったり、中継器,PT,パネルPC等があ
る。そして、制御系ネットワーク(フィールドネットワ
ーク)を介して直接当該装置に制御情報等を渡すのはも
ちろんのこと、その制御系ネットワークに接続されたノ
ード等を介して間接的に装置に制御情報等を渡す場合も
含む。
【0018】また、収集する制御情報の対象となる制御
機器は、単数の場合も有れば複数の場合もある。つま
り、単数の場合の制御情報としては、例えば1つの制御
機器のON/OFF回数や、通電時間や、アナログデー
タ等がある。また、複数の制御機器による制御情報とし
ては、ある制御機器の動作時間や、その複数の制御機器
の相互の動作開始タイミング等がある。
【0019】さらにまた、マスタとPLCとの関係であ
るが、実施の形態のようにマスタユニットとして他のユ
ニットと連結してPLCを構成する場合と、PLCとは
別の装置として構成されている場合のいずれでも良い。
要はPLCと通信ができ、PLCとスレーブとの間で制
御系データの送受ができればよい。
【0020】一方、この発明による制御システムの別の
解決手段としては、PLCと、そのPLCに連携される
マスタと、そのマスタと制御系ネットワークを介して制
御系データを送受するスレーブとを備え、前記マスタと
前記スレーブ間では、前記PLCのユーザプログラムの
実行に伴う制御系データを送受することにより前記スレ
ーブに接続された制御機器を駆動する制御システムにお
いて、前記制御系ネットワークのノードは、前記スレー
ブに接続された制御機器の制御情報とメカ論理名とを関
連付けた関連付け情報を記憶する記憶手段を備え、前記
ノードが、所定のスレーブから前記制御情報を取得する
ために必要な情報を前記ユーザプログラムの実行処理と
は別の処理にて収集し、その収集した情報に基づいて前
記制御情報を求める機能を備えるように構成することで
ある。また、前記ノードに替えて中継器としてもよい。
【0021】ここで、ノードとしては、例えば、マス
タ,スレーブ,PLCを構成する専用CPUユニット等
があり、中継器としては、PTやコンフィグレータや制
御系ネットワーク上を流れるデータを取得可能なネット
ワークパッシブモニタ等がある。専用CPUユニット
は、CPUユニットとは別に設けるもので、(1)伝送
媒体中を流れるデータを見て、必要なデータを取得する
パッシブモニタの機能と、マスタユニットの機能を併せ
持つものや、(2)上記したパッシブモニタの機能をも
つが、マスタユニットの機能を持たないもの等が有る。
後者の場合のデータ取得は、例えばマスタユニットとC
PUユニットとをつなぐPLC内部バス上のデータやり
とりから、バス経由でデータをパッシブで取り込む方法
や、マスタユニットのフィールドバスケーブルを専用C
PUユニットまで延長し、フィールドバスネットワーク
上のフレームをパッシブで取り込む方法などがある。
【0022】スレーブと通信可能とは、スレーブが接続
されるネットワーク(制御系ネットワーク)を介して直
接的に通信するような場合と、そのネットワークに接続
された装置を経由して間接的に通信できる場合を含む。
【0023】また、この発明に係る情報収集装置として
は、PLCと、そのPLCに連携されるマスタと、その
マスタと制御系ネットワークを介して制御系データを送
受するスレーブとを備え、前記マスタと前記スレーブ間
では、前記PLCのユーザプログラムの実行に伴う制御
系データを送受することにより前記スレーブに接続され
た制御機器を駆動する制御システムにおける前記制御機
器の制御情報を収集する制御情報収集装置であって、収
集対象の制御機器の制御情報とメカ論理名とを関連付け
た関連付け情報を記憶する記憶手段と、所定のスレーブ
から前記制御情報を取得するために必要な情報を前記ユ
ーザプログラムの実行処理とは別の処理にて収集し、そ
の収集した情報に基づいて前記制御情報を求める機能を
備えることである。ここで情報収集装置としては、例え
ば、マスタユニットやその他のノードであったりで中継
器などに対応する。なお、実際にノード等が情報を収集
する場合に、係る情報(制御情報を含む)を制御系デー
タと別に送信してもよいし、制御系データと同一のフレ
ームで送信しても良い。つまり、情報の送信等の処理
が、ユーザプログラムの実行に基づいて行われるもので
なければ良い。
【0024】上記した各発明によれば、PLCのユーザ
プログラムのように制御のための処理とは別の処理によ
って制御情報を収集することができるので、PLCに基
づく制御の処理に影響を与えない。また、制御情報はメ
カ論理名が付与されているとともに、ユーザプログラム
を使用しないので、収集プログラムを作成する際に、制
御機器が接続されているスレーブのMAC−IDや、接
続された端子を特定するBIT番号など使用せず、メカ
論理名で記述することができる。よって、作成が容易な
ばかりでなく、作成後もその内容を理解しやすく、修正
処理も簡単に行える。また、修正したとしてもユーザプ
ログラムと別のプログラムとなるので、ユーザプログラ
ムの再コンパイル等が不要となる。さらに、収集した制
御情報を利用する場合にも、何についての制御情報かが
直感的に理解できる。
【0025】もちろん、メカ論理名とそれが特定する制
御機器等のアドレス等を関連付ける情報(テーブル等)
は、作成し必要な装置に記憶させておき、収集プログラ
ムの実行の際にメカ論理名が読み出された場合、係る情
報に基づき、実際の制御機器が接続された端子等を特定
し、必要な情報の収集を行うことになる。
【0026】そして、本発明に係る制御システムとして
は、上記した各発明を前提とし、前記マスタが収集した
り、前記ノード或いは前記中継器が求めた制御情報に基
づく情報を対応するメカ論理名とともに表示するモニタ
装置を備えることである。
【0027】ここで、制御情報に基づく情報とは、制御
情報そのものでも良いし、それから得られる情報でも良
い。また、モニタ装置は、ノードや中継器と一体になっ
ているものでも良いし、別の装置でも良い。このように
モニタ装置にメカ論理名とともに所定の情報を表示する
ことにより、制御機器の状態を一目で理解することがで
きるので好ましい。この表示処理も、ユーザプログラム
の実行処理とは別の処理で行われる。
【0028】もちろん、制御情報を出力表示するモニタ
装置は必須ではない。例えば、制御情報の利用の仕方と
しては、出力表示することなく異常のあった制御機器を
特定し、その制御機器を発注するためのデータを作成し
たりすることができる。
【0029】さらに、前記制御情報を基準値と比較して
異常判定をする異常判定装置や、前記制御情報に基づい
て寿命判定をする寿命判定装置を備えると良い。この場
合に、異常判定装置や寿命判定装置は、独立した装置で
も良いし、ノード,スレーブ,中継器等に組み込んでも
良い。
【0030】一方、本発明に係る制御情報収集方法は、
PLCと、そのPLCに連携されるマスタと、そのマス
タと制御系ネットワークを介して制御系データを送受す
るスレーブとを備え、前記マスタと前記スレーブ間で
は、前記PLCのユーザプログラムの実行に伴う制御系
データを送受することにより前記スレーブに接続された
制御機器を駆動する制御システムにおける前記制御機器
の制御情報を収集する制御情報収集方法を前提とする。
【0031】そして、前記スレーブの記憶手段に、その
スレーブに接続された制御機器の制御情報と論理名とを
関連付けた関連付け情報を記憶保持させ、前記スレーブ
が、自己に接続された制御機器の動作状態から前記制御
情報を取得する処理を実行し、次いで、前記スレーブ
は、前記ユーザプログラムの実行処理とは別の処理に
て、取得した前記制御情報を対応する前記メカ論理名と
ともに所定の装置に向けて出力する処理を実行すること
である。
【0032】また、上記した前提において、収集対象の
制御機器の制御情報とメカ論理名とを関連付けた関連付
け情報を前記制御情報を収集する装置に記憶保持させ、
前記関連付け情報に基づき、所定のスレーブから前記制
御情報を取得するために必要な情報を前記ユーザプログ
ラムの実行処理とは別の処理にて収集し、次いで、その
収集した情報に基づいて前記制御情報を求める処理を実
行することもできる。いずれの場合も、前記収集した制
御情報に基づく情報を対応するメカ論理名とともにモニ
タ装置に出力表示する処理を含むとよい。
【0033】この発明による制御システム及びスレーブ
並びに制御情報収集装置及び制御情報収集方法を構成す
る各手段を専用のハードウエア回路によって実現するこ
とができるし、プログラムされたコンピュータによって
実現することもできる。
【0034】
【発明の実施の形態】図2は、本発明が適用されるシス
テム構成の一例を示している。同図に示すように、本実
施の形態では、PLC10が、フィールドネットワーク
11を介してスレーブ12と接続されるとともに、イー
サネット(登録商標)などの情報系ネットワーク13さら
にはインターネットその他のネットワーク網13′を介
して管理コンピュータ14に接続されたネットワークシ
ステムを構成している。
【0035】PLC10は、ユーザプログラムを演算実
行するCPUユニット10a,情報系ネットワーク13
に接続されて通信を行う通信ユニット10b,フィール
ドネットワーク11に接続されて通信を行うマスタユニ
ット10c等の複数のユニットを連結して一体化した構
成を採っている。
【0036】また、情報系ネットワーク13には、PT
(プログラマブルターミナル)15並びに中継器16が
接続されている。なお、PT15は、RS−232C等
のシリアル通信を介してPLC10等と接続することも
できる。また、中継器16は、情報系ネットワーク13
にも接続されており、フィールドネットワーク11上を
伝送されるフレーム(データ)を監視するとともに、取
得することのできるモニタ・ロギング機能を備えたネッ
トワークパッシブモニタである。そして、係る取得をす
る際に、ネットワーク上にコマンドを送信することなく
受信することができるようになっている。なお、この中
継器16は、例えば特開2000−216798号公報
に開示されたモニタ・ロギング装置を適用することがで
きる。そして、この中継器16が取得したデータは、情
報系ネットワーク13を介して管理コンピュータ14に
送信可能となる。
【0037】良く知られているように、PLC10(C
PUユニット10a)は、I/Oリフレッシュ処理,実
装されたユーザプログラムの演算処理,周辺処理をサイ
クリックに実行し、I/Oリフレッシュ処理の際に、I
/Oユニットやマスタユニット10c等の間でI/Oデ
ータの送受を行う。また、周辺処理では、例えば管理コ
ンピュータ14との間でデータの送受を行う。一方、マ
スタユニット10cは、フィールドネットワーク11に
接続された各スレーブ12との間でマスタ−スレーブ間
通信を行い、I/Oデータの送受を行う。つまり、CP
Uユニット10aから受け取ったOUTデータを、マス
タユニット10cが所定のタイミングで出力機器を備え
たスレーブ12に向けて送信する。また、マスタユニッ
ト10cは、入力機器を備えたスレーブ12からのIN
データを受信する。このINデータは、CPUユニット
10aに渡される。これにより、スレーブ12に接続さ
れた各制御機器のON/OFF制御が行われる。なお、
上記した処理を実施するための処理機能は、従来公知の
ものを用いることができるので、その詳細な説明を省略
する。
【0038】ここで、本発明では、スレーブ12に、制
御機器(出力機器,入力機器)の制御情報を記憶させる。
そして、その記憶させた制御情報(メカタグ情報)は、
PLC10(CPUユニット10a)のユーザプログラ
ムの制御(実行処理)とは別の処理で、マスタユニット
10cや中継器16が、フィールドネットワーク11を
介して収集するようにしている。なお、集めた制御情報
は、例えばPT15のモニタ装置で表示することができ
るようになっている。
【0039】上記処理を実行するためのスレーブ12の
内部構造としては、例えば図3に示すようになってい
る。図3に示したスレーブ12は、制御機器としての入
力機器と出力機器が接続されるタイプのスレーブ(MI
Xスレーブ)12である。つまり、図1に示したOUT
スレーブ4とINスレーブ5の機能が組み込まれた混在
タイプのもので、例えばOUT端子にアクチュエータ
(シリンダ)18が接続され、IN端子にはそのアクチュ
エータ18の移動体18aの位置を監視するセンサ19
が接続されている。
【0040】係るスレーブ12の内部構造の一例として
は、フィールドネットワーク11に接続され、データの
送受をする送受信回路12aと、その送受信回路12a
に接続されたMPU12bと、出力機器に接続される出
力回路12cと、入力機器に接続される入力回路12d
を備えている。更に、MPU12bが読み書きする外部
不揮発性メモリ12eやタイマ(内部時計)12f等を
備えている。
【0041】そして、送受信回路12aは、フィールド
ネットワーク11上を流れるフレームを受信し、ヘッダ
部を解析して自己宛のフレームか否かを判断し、自己宛
のフレームのみを最終的に受信してMPU12bに渡す
機能と、MPU12bから与えられた送信フレーム(例
えば、マスタユニット10cに向けたINデータを送信
するためのフレームや、制御情報を送信するフレーム)
を、フィールドネットワーク11上に出力する機能を有
している。
【0042】MPU12bは、送受信回路12aから与
えられた受信したフレームのデータ部中に格納された情
報に従って所定の処理を実行するもので、基本機能とし
ては、データ部中のOUTデータに従って、出力回路1
2cに対し所定のOUT端子をON/OFFするための
制御信号を発する。また、入力回路12dを介して、入
力端子のON/OFF状態を取得し、その取得した情報
をINデータとしてマスタユニット10cに対して送信
するフレームを生成し、送受信回路12aに渡す機能を
有する。
【0043】上記したシステムにおけるアクチュエータ
18の動作制御は、PLC10(CPUユニット10
a)に実装されたユーザプログラムをサイクリックに実
行し、所定の条件に合致した場合に、MIXスレーブ1
2のOUT端子をONにすべくマスタユニット10cに
対して通知し、マスタユニット10cは、通信サイクル
に従って対応するMIXスレーブ12に向けて所定のフ
レーム(OUTデータ)を送信する。
【0044】MIXスレーブ12は、受信したフレーム
(OUTデータ)に従って、アクチュエータ18に接続
されるOUT端子をONにする。これにより、図示省略
するバルブがON(開く)となり、移動体18aが前進
移動する。
【0045】一方、従来例でも説明したとおり、アクチ
ュエータ18に併設してセンサ19が設置されているの
で、移動体18aが所定位置まで移動してくると、セン
サ19がON、つまり、センサ19が接続されたIN端
子がONになる。そのようにIN端子がONになったこ
とは、入力回路12dを介してMPU12bが取得でき
るので、自己のフレームの送信タイミングが来たとき
に、INデータとしてマスタユニット10cに向けて送
信する。すると、マスタユニット10cは、取得したI
Nデータを、CPUユニット10aにおけるI/Oリフ
レッシュ処理の際に渡す。
【0046】上記した各処理並びに係る処理を実行する
ための各処理部の機能・構成は、従来のものと同様であ
るので、その詳細な説明を省略する。ここで、本発明で
は、上記したアクチュエータ18の動作時間や、ON/
OFF回数並びにセンサ19の通電時間等の制御機器
(入力機器,出力機器)の制御情報を求め、記憶保持す
る機能を持たせている。さらに、制御情報に基づき、制
御機器の状態を判定する機能も持たせている。
【0047】まず制御情報は、動作中は内部揮発性メモ
リ12b′に記憶させるとともに、逐次更新させる。そ
して、適当なタイミングで、内部揮発性メモリ12b′
に格納された情報を外部不揮発性メモリ12eに転送す
る。これにより、スレーブ12の電源が遮断された場合
でも、その直前に転送した値でバックアップをとること
ができる。なお、バックアップ電源等を備え、スレーブ
12の電源が落ちる際に、内部揮発性メモリ12b′に
格納された制御情報を外部不揮発性メモリ12eに転送
し、バックアップを採るようにしてもよい。
【0048】そして、具体的な処理機能は、MPU12
b(処理部12b″)が、図4以降に示すフローチャー
トを実施するようになっている。まず、制御機器の通電
時間(I/O電源がONしている時間)は、図4,図5
に示すフローチャートに示す通りである。すなわち、図
4に示すように、まず初期処理としては、電源が投入さ
れると(ST1)、外部不揮発性メモリ12eに格納さ
れた現在までのカウント値(通電時間)を読み込む(ST
2)。そして、読み込んだカウント値を内部揮発性メモ
リ12b′に展開する(ST3)。これにより、前回電
源OFF時までに積算された通電時間が内部揮発性メモ
リ12b′に格納され、初期処理を終了する(ST
4)。
【0049】上記した初期処理を実行後は、定時タイマ
割り込みに従い図5に示すフローチャートを実行する。
すなわち、まず、I/O電源が入っているか否かを判断
する(ST10)。
【0050】本実施の形態におけるスレーブ12の電源
は、MPU12b,送受信回路12a等の内部回路を駆
動するための内部電源と、入力,出力回路12c,12
dを駆動し、接続された制御機器に通電するためのI/
O電源の2系統に別れ、それぞれが独立してON/OF
Fできるようになっている。例えば、内部電源は、フィ
ールドネットワーク11を経由して供給を受けることが
できる。そして、制御機器のメンテナンスなどのため
に、内部電源をONした状態(MPU12bが稼働中)
でI/O電源をOFFにすることがある。従って、ステ
ップ10に記載した分岐判断を設けている。
【0051】なお、スレーブ12の電源が1系統の場合
には、MPU12bの動作中は制御機器にも電源供給さ
れるため、ステップ10による分岐判断を設けることな
く、常時通電時間カウンタをカウントアップすればよ
い。
【0052】I/O電源がOFFの場合には、ステップ
10の分岐判断がNoとなり、今回の割り込み処理は終
了する。一方、ステップ10の分岐判断により、I/O
電源が入っている場合には、通電時間カウンタをカウン
トアップする(ST11)。そして、カウントアップさ
れた現在のカウンタ値を外部不揮発性メモリ12eに格
納する(ST12)。
【0053】ところで、制御機器にはそれぞれメーカが
保証している通電積算時間が設定されているので、保証
している通電積算時間に基づく設定値(通電積算時間に
対応するカウンタ値或いはそれよりも短い時間に対応す
るカウンタ値など)を外部不揮発性メモリ12eに記憶
保持している。そこで、係る記憶した設定値を読み出し
(ST13)、現在値(積算通電時間)と設定値とを比
較し、現在値が設定値を超えているか否かを判断する
(ST14)。
【0054】そして、超えていない場合には、その制御
機器についてのステータスに正常をセットし(ST1
5)、設定値を超えている場合には、係るステータスに
異常をセットする(ST16)。なお、このステータス
も、内部揮発性メモリ12b′に格納され、適宜のタイ
ミングで外部不揮発性メモリ12eに転送され、記憶保
持される。
【0055】一方、例えば制御機器が出力機器の場合、
メーカ保証の1つとしてON/OFF回数が設定されて
いることがあり、係る場合、ON/OFF回数をカウン
トし、制御機器の状態判定をすることができる。具体的
には、図6から図9に示すフローチャートを実施するこ
とになる。
【0056】すなわち、まず初期処理としては、図6に
示すように、電源が投入されると(ST20)、外部不
揮発性メモリ12eに格納された現在までのカウント値
(ON/OFF回数)を読み込む(ST21)。そし
て、読み込んだカウント値を内部揮発性メモリ12b′
に展開する(ST22)。これにより、前回の電源OF
F時までに積算されたON/OFF回数が内部揮発性メ
モリ12b′に格納され、初期処理を終了する。
【0057】上記した初期処理を実行後は、定時タイマ
割り込みに従い図7から図9に示すフローチャートを実
行する。すなわち、まず、前提として、ON/OFF回
数をカウントするカウンタに加え、内部揮発性メモリ1
2b′内に、前回の端子のON/OFF状態を記憶する
記憶エリア(状態エリア)を設定している。
【0058】この状態において、第1のタイマ割り込み
の場合、図7に示すように、状態エリアをアクセスし、
前回の状態がOFFであったか否かを判断する(ST2
3)。本実施の形態では、OFFからONへの立ち上が
りを検出してカウントアップするようにしたため、前回
の状態がONの場合(ステップ23でNO)には、今回
の状態に関係なくカウントアップすることはないのでス
テップ24に飛び、今回の状態がOFFか否かを判断す
る(ST24)。そして、YESの場合には、前回がO
Nで今回がOFFとなり、状態が変化しているので、今
回の状態を前回の状態エリアに転送(ST27)し、今
回の割り込み処理を終了する。また、今回の状態がON
の場合には、前回と今回が共にON状態で変化がないの
で、そのまま処理を終了する。
【0059】一方、前回の状態がOFFの場合には、ス
テップ23でYesとなるのでステップ25に進み今回
の状態がONか否かを判断する。そして、今回ONにな
ると、立ち上がりとなるのでステップ26に進みON/
OFFカウンタをカウントアップする。その後、今回の
状態を前回の状態エリアに転送(ST27)し、今回の
割り込み処理を終了する。また、今回の状態がOFFの
場合には、前回と今回が共にOFF状態で変化がないの
で、そのまま処理を終了する。
【0060】また、第2のタイマ割り込みの場合、図8
に示すように、現在のON/OFFカウンタの値を読み
出すとともに、外部不揮発性メモリ12eに転送し(S
T31)、今回の割り込み処理を終了する。
【0061】さらに、第3のタイマ割り込み(判定処
理)の場合、図9に示すように、設定値(異常か否かを
判断するためのしきい値となる回数)を読み出し(ST
33)、現在値(積算通電時間)と設定値とを比較し、
現在値が設定値を超えているか否かを判断する(ST3
4,35)。
【0062】そして、超えていない場合には、その制御
機器についてのステータスに正常をセットし(ST3
6)、設定値を超えている場合には、係るステータスに
異常をセットする(ST37)。なお、このステータス
も、内部揮発性メモリ12b′に格納され、適宜のタイ
ミングで外部不揮発性メモリ12eに転送され、記憶保
持される。
【0063】さらに、本実施の形態では、制御機器の実
際の動作時間(メカ動作時間)を計測し、それに基づい
て判定処理を行う機能も持っている。すなわち、MPU
12bは、自己が保有するOUT端子やIN端子の状態
を認識できるので、図10に示すように、所定のOUT
端子がONになってからIN端子がONになるまでの時
間Tをタイマ(内部時計)12fを用いて計測し、その
計測結果を内部揮発性メモリ12b′に格納する。
【0064】さらに、スレーブ12は、正常な動作時間
に関する情報も保持しており、上記計測結果が、正常な
動作時間内か否かを判断し、アクチュエータ18の状態
を判定する機能(判定結果はもちろん内部揮発性メモリ
12b′に記憶保持する)を持たせている。そして、上
記した正常動作時間は、例えば10ms以内というよう
に1つのしきい値で設定されるものでも良いし、90m
sから100msのように2つのしきい値を用いて設定
されるものでも良い。この正常動作時間を特定する設定
値は、外部不揮発性メモリ12eに格納されており、電
源投入の都度、内部揮発性メモリ12b′に展開され
る。
【0065】さらに、具体的な図示は省略するが、監視
対象となるOUT端子とIN端子の番号の組み合わせ
と、上記した設定値が関連付けられたテーブル構造とし
て外部不揮発性メモリ12eに格納されている。そし
て、係る情報が内部揮発性メモリ12b′に展開される
が、その内部揮発性メモリ12b′には、さらに、実際
に計測結果や判定結果も関連付けて格納されるテーブル
構造となっている。
【0066】そして、具体的には、MPU12bの処理
部12b″が、図11に示すフローチャートを実行する
ようになっている。すなわち、まず、該当するOUT端
子(図2,図3の場合、アクチュエータ18が接続され
ているOUT端子)の立ち上がり(ON信号になったと
き)の有無を判断する(ST41)。
【0067】そして、立ち上がりを検知したならば、タ
イマ12fからそのときのスタート時間(カウント値)
を取得する(ST42)。なお、本実施の形態では、動
作時間を計測するだけであるのでタイマ(カウンタ)を
用いたが、動作時間を計測した日時データも関連付けて
取得する場合には、内部時計を用いると良い。
【0068】次に、該当するIN端子の立ち上がり(O
N信号になったとき)の有無を判断する(ST43)。
そして、立ち上がりが検知される(ステップ43の分岐
判断でYes)と、タイマ12fの値(ストップ時間)
を取得し(ST44)、ステップ42で取得したスター
ト時間との差分を求め、動作時間を算出し、その結果を
結果バッファに格納する。
【0069】一方、正常なアクチュエータの動作時間を
規定する設定値を予め保有しており、ステップ45で算
出した動作時間を設定値と比較し、範囲内(正常)か否
かを判断し、その比較結果も合わせて結果バッファに格
納する(ST46)。
【0070】そして、設定された監視対象に対して順次
上記処理を繰り返し実行し、全ての点に対して処理を実
行したならば(ST47でYes)、求めた動作時間と
比較結果を各監視対象(アクチュエータ18等)のステ
ータス情報として内部揮発性メモリ12b′に記憶保持
する(ST48)。係る処理は割り込み命令に従って実
行されるため、ステップ48までの処理が実行されたな
らば次の命令が来るのを待つ。
【0071】もちろん、計測・監視する制御条件として
は、上記したものに限ることはなく、例えば、出力機器
がモータ系の場合には、通電時間(OUT端子がONに
なっている時間)を積算するようにしても良いし、入力
機器がスイッチ等の場合には、ON/OFF回数でのモ
ニタリングを行うようにすることもできる。
【0072】さらに、上記のようにして異常の有無のた
めのステータス情報が各制御情報毎に格納される。そし
て、各制御情報のステータスの異常の有無をそれぞれ独
立して管理し、マスタユニット10cや中継器16等へ
通知しても良いが、本実施の形態では、スレーブ12と
して異常の有無を示すフラグらを1ビット用意し、上記
3つの制御情報の何れか1つのステータスが異常になっ
た場合には、係るフラグを立てるようにしている。
【0073】ところで、上記したようにして制御機器の
制御情報がスレーブ12に格納されているが、本実施の
形態では、予め収集する制御情報に論理名(メカ論理
名)を関連付け、この関連付けた情報もスレーブ12に
記憶させておく。これにより、取得した制御情報は通常
の制御データの送受とは別にマスタユニット10cや中
継器16に送るのは上記したとおりであるが、この送信
の際に論理名も一緒に送ることにより、受信した制御情
報をモニタ装置に表示するに際し、係る論理名も併せて
出力表示することができる。これにより、ユーザは、容
易のどの制御機器についての制御情報かが一目でわか
る。
【0074】この論理名の紐付け処理について説明する
と、以下の通りである。すなわち、上記したアクチュエ
ータ18(シリンダ)を例にすると、例えば、アクチュ
エータ18,センサ19が接続されたスレーブ12のア
ドレスがMAC−ID23で、アクチュエータ18が接
続された接点BITが8で、センサ19が接続された接
点BITが1とすると、各接点に対する動作タイミング
チャートは図12に示すようになる。なお、アクチュエ
ータに対する接点に対してONパルスが与えられると、
バルブが開いて移動体18aが前進移動するようにな
る。もちろん、図12に示すパルスはトリガ信号であり
パルスのON/OFFと、バルブの開閉は一致しておら
ず、「MAC−ID23 bit8」のパルスがOFF
後もアクチュエータ18のバルブは開いており(閉じる
のは別の制御)移動体18aは前進する。
【0075】上記の前提において各制御機器に対して論
理名を付加するには、まず、管理コンピュータ14或い
はツール装置のモニタ画面に、図12に示すようなタイ
ミングチャートを表示させる。このタイミングチャート
は、ラダー言語などを用いてユーザプログラムを生成す
る際に、その前処理として係るタイミングチャートを作
っていることが多いので、そのデータを表示する。ま
た、ユーザプログラムから生成するようにしても良い。
【0076】この状態で、MAC−ID等のアドレスを
特定している領域をクリックすると、図13に示すよう
に論理名の入力画面を表示する。図では既に論理名を入
力した状態を記載しているが、まず、下線部分が空欄の
状態で表示される。本形態では、スレーブ12のアドレ
スと接点番号に対してそれぞれ別々に論理名を入力する
ことができるようにしているが、一緒にしてももちろん
良い。そして、キーボードなどのテキスト入力装置を操
作して、ユーザがわかりやすい内容の論理名を入力し、
「OK」をクリックすることによりアドレスと論理名と
が関連付けられる。この関連付けられた情報は、別途記
憶管理される。これにより、図12に表示したタイミン
グチャートは、図14に示すように論理名に置き換わっ
た内容で表示されることになる。
【0077】なお、上記した説明では、アドレス部分を
クリックすることにより図13に示す論理名入力画面が
表示されるようにしたが、本発明はこれに限ることはな
く、例えば、画面上に論理名を付加(紐付け処理)する
ためのメニューバーを用意しておき、それを選択するこ
とにより図13に示す入力画面を表示するようにしても
良い。
【0078】同様にして「MAC−ID23 bit
1」についてもセンサ19で有ることが分かるような論
理名を登録する。これにより、図15に示すように両方
とも論理名で表記されたタイミングチャートが、表示さ
れる。なお、この例では、同一スレーブに対して「搬送
A1ライン」というように同一の論理名を付与したが、
異ならせてももちろん良く、逆に異なるスレーブに対し
て同一の論理名を付与するようにしてももちろん良い。
【0079】次に、図15に示すように各端子(制御機
器)に対して論理名を付加したならば、監視・計測する
動作時間を特定するとともに、論理名(メカ論理名)を
付加する処理を行う。具体的には、図15に示した画面
に対して、関連付ける(紐付け処理をする)始点と終点
を選択する。この選択は、例えば、タイミングチャート
上の所定位置をクリックすることにより指定できる。そ
して、そのようにクリックすると、図に示すように指定
された立ち上がり或いは立ち下がりに「○」を重ねて表
示したり、色を変えたり、線種・線の太さなど表示態様
を変えることにより、どの位置を指定したかが分かるよ
うにする。
【0080】さらに、始点と終点を指定したならば、図
示するように線で結び、より直感的に始点・終点の関係
付けが分かるようにする。また、これにともない、図1
6に示すようなメカ論理名称設定用画面を自動的にモニ
タ画面上に表示する。この例でも図13と同様に全ての
テキスト情報を入力した後の状態を示しているが、初期
状態では下線の部分が空欄となっている。そして、この
設定用画面においても、キーボードその他の入力装置を
操作して、論理名はもちろんのこと、異常のフィルムを
判定するための設定値などの必要な情報を入力する。そ
して、OKアイコンを選択することにより、メカ論理名
称の設定が終了する。
【0081】なお、この設定終了と同時にメカ論理名称
に対するメカ・プロファイル(図16で登録された情報
に基づくファイル)も自動生成される。このメカ・プロ
ファイルのフォーマットは統一されており、スレーブ単
体上/中継器/モニタPCでも同じものを扱える。同一
のメカプロファイルを管理することで、どの階層でもそ
の操作性や結果通知が同じになるので、操作性が良好と
なる。
【0082】そして、このようにして設定した各情報
は、本実施の形態では、スレーブ12の外部不揮発性メ
モリ12eに格納される。これにより、必要な制御情報
を演算・実行して求めることができるとともに、メカ・
プロファイルに従い正常範囲を特定する設定値に基づ
き、異常の有無もスレーブ12側で行うことができる。
しかも、制御情報を計測・演算して取得するスレーブ1
2側で論理名も分かるので、フィールドネットワーク1
1を介して制御情報を送信するに際し、論理名も関連付
けて送ることができる。
【0083】また、論理名の紐付け処理の別の具体例を
示すと、図17から図19のようになる。図17に示す
ように、この例では、搬送ライン20上を搬送されるワ
ーク21に対し、2つのロボット22,23が協調して
動作するシステムを例として示している。なお、各ロボ
ット22,23はそれぞれ別のスレーブに接続され管理
されても良いし、同一のスレーブ12に接続されていて
も良い。
【0084】このシステムでは、図18に示すように、
あるトリガを受けてバルブA1に対する制御信号がON
すると、バルブが開いてロボット(A)22が所定の動
作(シリンダの動作に伴いアームが移動する等)を行
い、目的の動作を完了した場合にセンサA1から検出信
号(ONパルス)が出力される。同様に、バルブB1に
対する制御信号がONすると、ロボット(B)23が動
作開始し、終了するとセンサB1から検出信号が出力さ
れるものとする。
【0085】この場合に、ロボット(A)22の動作時
間は、バルブA1がONしてからセンサA1がONする
までの期間であるので、時間T1を計測することにより
求められる。同様にロボット(B)23の動作時間は、
バルブB1がONしてからセンサB1がONするまでの
時間T3を計測することにより求めることができる。さ
らに、監視する動作時間は、実際にアクチュエータが動
作している期間に限ることはなく、例えば、始点・終点
の関連付けを適宜に行うことにより、ロボット(A)2
2の動作終了から次に稼働するまでの時間T2や、ロボ
ット(A)22が動作開始してから、ロボット(B)2
3が動作開始するまでの開始時間遅れT4のように、各
種の制御情報を収集することができる。
【0086】また、図18に示すように、仮に各ロボッ
ト22,23が異なるスレーブに接続されている場合で
も、同一の搬送ライン20を流れるワーク21に対して
処理をする物であるため、論理名は「搬送ラインA1」
と同じにすることにより、どのラインで稼働しているロ
ボットであるかが一目で分かるので好ましい。そして、
論理名(メカ論理名)の設定並びに、各情報の登録を行
った結果、図19に示すような関連付け情報(メカプロ
ファイル)が得られる。
【0087】次に、スレーブ12で計測等して求めた制
御情報の利用方法(ステータス異常の通知)について説
明する。図20に示すように、スレーブ側では、メカ論
理名称設定を行う(ST50)。この処理は、図12か
ら図19を用いて説明した処理を行う。そして、通常の
運転を行う(ST51)。つまり、PLCによる制御機
器の制御を行う。この通常運転の実行中に、タイマ割り
込みにより、制御情報(メカ動作状態データ)の取得を
行い、内部揮発性メモリ12b′に格納するとともに、
外部不揮発性メモリ12eに転送する(ST52)。係
るステップ52の処理は、具体的には、上記説明した図
4から図9,図11に示すフローチャートを実行するこ
とになる。そして、ステップ52を実行することによ
り、現在の各制御機器の制御情報が蓄積される。
【0088】一方、マスタユニット10c,中継器16
やPT15などの上位側では、制御情報(メカ論理)の
読み出し指示をスレーブに与える(ST53)。この要
求に対する応答としてスレーブ12から制御情報が送ら
れてくるので、それを受信する(ST54)。そして、
この受信した制御情報に基づき、現在値が設定値を超え
ているか否かを判断し、設定値を超えるものが1つもな
い場合には、そのまま処理を終了する。
【0089】また、設定値を超えるものが1つ以上存在
した場合には、異常フラグ(1BIT)を立てるととも
に、管理コンピュータ14に通知する(ST56)。こ
の異常フラグは、制御機器や論理名(メカ論理名)単位
で発行される。従って、通知の際には、定義したメカ論
理名称とともに異常フラグを通知する。なお、スレーブ
側で異常フラグを立てる処理も行っている場合には、異
常フラグを取得し、その値(1/0)を認識し、「1」
の場合に通知をするようにしても良い。その後、発生論
理の検索を行う(ST57)。つまり、具体的にどの制
御機器が何の種類の設定値を超えて異常となっているか
を確認する。
【0090】そして、異常となって制御機器に関係する
データベースを出力表示する(ST58)。すなわち、
異常フラグの立った定義したメカ論理名称に基づきメカ
プロファイルを参照し、関係するメカ名のメーカ名称/
形式や,メカ部品の発注先や、メカ部品のデータシート
や、ユーザ独自のマニュアル等の制御機器の情報や、制
御機器の動作(ON/OFF)回数や積算通電時間等の
実際の動作情報を抽出する。
【0091】上記した例では、上位側からの要求に基づ
きスレーブ12が制御情報を応答するようにしたが、本
発明はこれに限ることはなく、スレーブ12側から自発
的に制御情報を通知するようにしても良い。すなわち、
図21に示すように、スレーブ12は、まずメカ論理名
称の設定を行い、通常運転を実行する(ST60,ST
61)。これら各処理は、図20におけるステップ5
0,51と同様である。次いで、設定周期を確認し、設
定周期に至っていない場合にはステップ61に戻る(S
T62)。ここで、設定周期の分岐条件としては、
(1)毎回確認,(2)1時間に1回などの定時確認
(3)装置(システム)の立上時のみ確認等予め設定し
た上記権に基づき行う。
【0092】なお、装置(制御機器)の深夜運転時に
は、騒音対策のためにモータ系の動作スピードを意図的
に落とすなど、幾つかの運転モードがある。そこで、係
る運転モードの変更に併せて設定値も変更する必要があ
り、それに伴い同じ現在値であっても判定結果が変わる
場合がある。そこで、条件(1)のようにすることによ
り、毎回判断し、そのときの動作モードに応じた異常の
有無を適切に判断することができる。
【0093】また、装置の運転状態をどのレベルでモニ
タリングしたいかは各装置(制御機器)によって異な
る。そこで、条件(2),(3)のようにシステムとし
ての臨機応変に対応するようにした。なお、この分岐条
件(設定周期)は、各制御機器や、論理名単位で個々に
設定しても良いし、スレーブ単位で一括して設定しても
良い。
【0094】そして、設定周期になった場合には、割り
込み処理による制御情報の取得(判定処理を含む)を行
い、設定値オーバーをしたものがあるか否かを判断する
(ST63)。そして、設定値オーバーになったものが
ない場合にはステップ61に戻り、上記処理を行う。
【0095】また、設定値オーバーになった場合には、
ステップ64に進み、1BITの異常フラグを立て、所
定の上位の装置に向けて通知する。この通知先は、PT
15,中継器16などがあり、さらに図示省略したが、
コンフィグレータ等のモニタPCやパネルコンピュータ
などの各種のものがある。なお、この1BITの異常フ
ラグは、図20に示すフローチャートの際に説明した通
り、論理名(制御機器)に割り当てられた監視対象の値
が1つでも設定値を超えている場合には異常フラグを立
てるようにしている。なお、通知は、Explicit
メッセージを利用して行うことができる。その後、図2
0のステップ57,58と同様に、発生論理の検索を行
い(ST65)、関係データベースを表示する(ST6
6)。なお、スレーブ12には表示機能がないため、ス
テップ66の表示は、表示するための情報をExpli
citメッセージ等を利用して、通常の制御のためのI
/O情報の送信とは別の通信で上位の装置に送ることに
なる。
【0096】従って、通常の制御系データとは別の通信
にて制御機器の異常を通知し、通知を受けた上位の装置
等では制御機器の状態を管理することができる。しか
も、係る通知・管理が、制御系に影響を与えることなく
できる。
【0097】また、通知を受けたPT15,中継器16
は、さらに管理コンピュータ14に係る制御情報を転送
することができる。そして、管理コンピュータ14等で
は、取得した制御情報に基づき、例えば以下に示す各種
の処理を実行することができる。
【0098】(1)装置に使われている機械・電気部品
・機構の動作管理 例えば、タクトタイムが落ちてきたような場合に、各論
理名で規定された各制御情報を収集すると、それまでの
積算通電時間やON/OFF回数等から制御機器の劣化
の度合いを数値で把握・管理することができる。また、
システムを構成する各装置の個々の実際の動作時間を取
得することにより、どこが実際に時間がかかっているか
を数値で把握・管理することができる。よって、不具合
原因特定が容易になる。
【0099】(2)過去の不具合も解析可能 データを蓄積することにより、その後にノウハウを獲得
することができる。すると、不具合が発生したときには
理由がわからなかった過去のデータを検証することがで
きる。例えば、不具合発生時のデータのみ蓄積し、後日
解析することができる。
【0100】(3)予防保全 蓄積されたデータを解析し、各制御機器の実際の寿命や
メンテナンス時期のデータを設定,改善することによ
り、部品交換や注油などの対策時期を把握できるように
なる。しかも、実際に稼働ししている現場の雰囲気・条
件での制御情報に基づいて寿命・メンテナンス時期等が
決定できるので、より現場に即した設定ができる。
【0101】(4)機械動作のリアルタイム調整 機械の調整ネジ(ボリューム等)等でメカの動作速度を
リアルタイムに数値データを確認しながら最適な状態に
変更可能となる。つまり、シリンダなどの動作スピード
を感ではなく、動作時間で数値を確認しながらリアルタ
イムに設定できるので、経験の浅い作業員であっても、
簡単かつ正確に調整を行うことができる。
【0102】(5)必要電子データDBとのリンク 異常フラグが立った制御機器は交換する必要がある。こ
の場合に、対応する制御機器の発注先リストの検索・表
示、さらには発注書の作成などを行うことができる。ま
た、交換する制御機器が複数種存在するような場合に
は、発注する商品を選択するために対応可能な各制御機
器カタログ等を抽出し、出力表示することにより、簡単
に比較検討することができる。
【0103】上記した実施の形態では、スレーブ12
は、入力機器と出力機器を接続したMIXタイプを例に
して説明したが、図22に示すように入力機器のみが接
続されるINタイプのスレーブ12や、出力機器のみが
接続されるOUTタイプのスレーブ12の場合も適用で
きる。
【0104】すなわち、入力機器と出力機器を接続した
MIXタイプであったため、そのスレーブ12でINデ
ータとOUTデータの両方のON/OFF情報を取得で
きるため、動作時間も計測できる。一方、実際のスレー
ブは、上記したMIXタイプのみではなく、入力機器鑿
が接続されるINスレーブや、出力機器のみが接続され
るOUTスレーブがある。
【0105】そして、図18のT4のように出力機器同
士の時間間隔の場合には、OUTスレーブに2つの出力
機器を接続すれば1つのOUTスレーブにおいて動作時
間つまり制御情報を取得できる。さらに、各制御機器の
ON/OFF回数や通電時間なども1つのINスレーブ
やOUTスレーブで取得することができる。これらの制
御情報を取得するには、MPU12b(処理部12
b″)にて図4から図11に示すフローチャートを実施
することにより実行できる。
【0106】しかし、INスレーブやOUTスレーブの
場合、図15に示すT1,図18に示すT1,T2,T
3で規定される動作時間は、入力機器と出力機器のデー
タが必要となるので、1つのスレーブのみでは、動作時
間を計測できない。
【0107】係る場合、図23に示すように、INタイ
プのスレーブ12とOUTタイプのスレーブ12が、共
に所定の端子がONになったことを中継器16へ通知す
る。これにより、その中継器16にて動作時間を求める
ことができる。動作時間の算出アルゴリズムは、図11
に示すフローチャートと同様の処理をすることにより実
現できる。
【0108】また、中継器16ではなく、PT15に情
報を送り、そこにおいて動作時間を算出するようにして
も良いし、さらには図示省略するモニタPC(Conf
igrator等)やパネルコンピュータ等にて求める
ようにすることもできる。
【0109】さらにまた、このように中継器16やPT
15等にて動作時間を求めるようにした場合、各スレー
ブ12は所定のI/O端子のON/OFF情報を中継器
16等へ渡すため、制御機器のON/OFF回数や通電
時間などのその他の制御情報も係る中継器16などにて
求めるようにしてももちろん良い。
【0110】また、上記した実施の形態では、論理名の
紐付け処理、つまり、論理名を付与したり、論理名が意
味する収集する制御条件や、設定値などの各種の情報を
設定するのは、管理コンピュータ14やツール装置を用
い、それをスレーブに登録すると説明したが、上記した
中継器16やPT15などで制御情報の算出等をする場
合には、紐付けして得られた情報(図16,図19に示
す情報)をPT15や中継器16に記憶保持させること
もできる。また、係る論理名の設定処理自体をPT15
等で行うようにしても良い。
【0111】さらには、図2にも示したように、PLC
10は各機能を実現するための複数のユニットを連結し
て構成しているが、上記論理名の紐付け処理をするため
の専用CPUユニット10dを生成するとともに、それ
を他のユニットと連結してPLC10を構成することも
できる。そして、生成した情報は、この専用CPUユニ
ット10dに記憶保持させても良いし、スレーブ12等
に格納するようにしても良い。また、この専用CPUユ
ニット10dを用いて、スレーブからON/OFF情報
を取得し、制御情報を求めるようにしても良い。
【0112】図24は、本発明の第2の実施の形態を示
している。上記した第1の実施の形態では、制御機器は
ON/OFF制御され入力機器からの入力情報もON/
OFFであったが、本実施の形態ではアナログデータに
適用するようにしている。
【0113】すなわち、入力機器である温度センサの出
力(アナログ)を受ると、スレーブ12に内蔵するアナ
ログデータのコンパレータ機能を用い、しきい値を超え
たときにパルスが出力されるようにする。そして、複数
のしきい値を設定し、各しきい値を超えたときに出力さ
れるパルスの間隔を測定することにより、X℃からY℃
に変化するまでの時間を求めることができる。
【0114】つまり、温度変化が図25に示すようにな
っているとし、2つのしきい値,を設定する。コン
パレータフラグの出力は、温度がしきい値以下の状
態からしきい値を超える際にコンパレータフラグがON
になる。同様に、コンパレータフラグの出力は、温度
がしきい値以下の状態からしきい値を超える際にコン
パレータフラグがONになる。従って、コンパレータフ
ラグがONになってから、コンパレータフラグがO
Nになるまでの時間を求める。
【0115】このように、このコンパレータフラグ間を
紐つけすることで、メカに関わるアナログ情報も時間
(数値)化して管理可能となる。そして、水の流量を制
御する開閉バルブをon/offさせるだけではなく、水の流
量が規定値に達するまでの時間を監視することにより、
配管の交換時期なども把握可能となります。
【0116】例えば、常温25℃の炉を規定値の55℃
まで上昇させる場合、従来はヒータのON/OFF制御
を行い55℃まで温度を上昇させるようにしている。こ
こで本実施の形態では、25℃から55℃まで温度が上
昇するまでの時間T1を管理することで、関係するメカ
部品(制御機器)であるヒータと釜の状態を管理でき
る。そして、温度上昇までの時間が規定値外となった場
合に、装置(制御機器)が不具合となる前にメンテナン
ス、つまり予防保全が可能となる。
【0117】なお、アナログデータをコンパレータで2
値化することにより、その後の処理は、係る2値化され
たパルス信号に基づいて行うことができる。よって、ス
レーブ12のMPU12bの処理は、図11に示すフロ
ーチャートを実施する機能を組み込む。また、他の制御
条件を監視するようにしてももちろん良い。そして、本
実施の形態でも、温度上昇時間を規定値と比較し、規定
値よりも大きい場合には、ステータス異常と判断する。
そして、ステータス異常が有る場合には、上記した第1
の実施の携帯と同様に、制御系のデータの送受とは別に
(影響を与えることなく)、ヒータ及び釜についての異
常をマスタユニット10cに通知することができる。な
お、その他の構成並びに作用効果は、第1の実施の形態
と同様であるので、その詳細な説明を省略する。また、
本実施の形態でも論理名の設定を行い、その設定された
結果の一例としては、図26に示すようにすることがで
きる。
【0118】また、上記した実施の形態では、アナログ
データとして温度センサの出力を用い、温度に基づいて
各種の制御情報の取得を行うようにしたが、本発明はこ
れに限ることはなく、例えば、規定のモーション動作ま
での時間を管理することで、関係メカ部品であるモータ
とその先に接続されるメカ部品の(磨耗状態など)管理
が可能となる。これにより、時間が規定値外となった場
合に、装置不具合となる前にメンテナンスが、つまり予
防保全が可能となる。
【0119】なお、上記した各実施の形態では、ステー
タス異常となった論理名(メカ論理名)に対応する制御
機器を交換した場合には、それに関する制御情報(ON
/OFF回数や通電時間などの積算するもの)は、リセ
ットさせる。このリセットは、スレーブに制御機器を装
着したことを検知し、リセットするようにしても良い
し、管理コンピュータ14やツール装置等から直接或い
はネットワーク等を経由してソフト的にリセットするよ
うにしても良い。
【0120】
【発明の効果】以上のように、この発明では、通常の制
御系データの送受に影響を与えることなく制御機器の制
御情報を収集することができる。さらに、メカ論理名を
付加しているため、メカ論理名によりその収集した制御
情報が、どの制御機器等についてのものかを容易に理解
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例を示す図である。
【図2】本発明が適用されるネットワークシステムの一
例の構成を示す図である。
【図3】本発明に係るスレーブの内部構造の一例を示す
図である。
【図4】MPUの機能(通電時間用初期処理)を説明す
るフローチャートである。
【図5】MPUの機能(通電時間カウント)を説明する
フローチャートである。
【図6】MPUの機能(ON/OFF回数用初期処理)
を説明するフローチャートである。
【図7】MPUの機能(ON/OFF回数カウント)を
説明するフローチャートである。
【図8】MPUの機能(ON/OFF回数カウント)を
説明するフローチャートである。
【図9】MPUの機能(ON/OFF回数カウント)を
説明するフローチャートである。
【図10】動作時間の計測の原理・作用を説明する図で
ある。
【図11】MPUの機能(動作時間計測)を説明するフ
ローチャートである。
【図12】メカ論理名設定機能を説明する図(その1)
である。
【図13】メカ論理名設定機能を説明する図(その2)
である。
【図14】メカ論理名設定機能を説明する図(その3)
である。
【図15】メカ論理名設定機能を説明する図(その4)
である。
【図16】メカ論理名設定機能を説明する図(その5)
である。
【図17】メカ論理名設定機能を説明する図(その6)
である。
【図18】メカ論理名設定機能を説明する図(その7)
である。
【図19】メカ論理名設定機能を説明する図(その8)
である。
【図20】制御情報を利用するための機能を説明するフ
ローチャートである。
【図21】制御情報を利用するための機能を説明するフ
ローチャートである。
【図22】スレーブがINタイプとOUTタイプに適用
した例を示す図である。
【図23】スレーブがINタイプとOUTタイプに適用
した例を示す図である。
【図24】本発明の第2の実施の形態の要部を示す図で
ある。
【図25】第2の実施の形態の作用を説明する図であ
る。
【図26】第2の実施の形態において作成されるメカプ
ロファイルの一例を示す図である。
【符号の説明】
10 PLC 10a CPUユニット 10b 通信ユニット 10c マスタユニット 10d 専用CPUユニット 11 フィールドネットワーク 12 スレーブ(MIXスレーブ) 12a 送受信回路 12b MPU 12b′ 内部揮発性メモリ 12b″ 処理部 12c 出力回路 12d 入力回路 12e 外部不揮発性メモリ 12f タイマ(内部時計) 13 情報系ネットワーク 13′ ネットワーク網 14 管理コンピュータ 15 PT 16 中継器 18 アクチュエータ 18a 移動体 19 センサ 20 搬送ライン 21 ワーク 22 ロボット(A) 23 ロボット(B)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 博 京都府京都市下京区塩小路通堀川東入南不 動堂町801番地 オムロン株式会社内 (72)発明者 重久 寿之 京都府京都市下京区塩小路通堀川東入南不 動堂町801番地 オムロン株式会社内 Fターム(参考) 5H220 BB10 CX03 CX06 CX08 EE09 EE10 FF10 GG25 HH01 HH08 JJ27 JJ28 JJ35 JJ60 KK05 LL01 5H223 AA06 BB05 CC03 DD01 DD07 EE05 EE11 FF08 5K032 BA08 DA01 DB19 DB26 EA07

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PLCと、そのPLCに連携されるマス
    タと、そのマスタと制御系ネットワークを介して制御系
    データを送受するスレーブとを備え、前記マスタと前記
    スレーブ間では、前記PLCのユーザプログラムの実行
    に伴う制御系データを送受することにより前記スレーブ
    に接続された制御機器を駆動する制御システムにおい
    て、 前記スレーブは、そのスレーブに接続された制御機器の
    制御情報とメカ論理名とを関連付けた関連付け情報を記
    憶する記憶手段と、その制御情報を取得する手段と、前
    記記憶手段の関連付け情報に基づいて、取得した取得情
    報とメカ論理名とを関連付け処理する手段と、を備え、 前記ユーザプログラムの実行処理とは別の処理にて、前
    記スレーブが取得した制御情報を前記メカ論理名ととも
    に前記マスタが収集するようにしたことを特徴とする制
    御システム。
  2. 【請求項2】 PLCと、そのPLCに連携されるマス
    タと、そのマスタと制御系ネットワークを介して制御系
    データを送受するスレーブとを備え、前記マスタと前記
    スレーブ間では、前記PLCのユーザプログラムの実行
    に伴う制御系データを送受することにより前記スレーブ
    に接続された制御機器を駆動する制御システムにおい
    て、 前記制御系ネットワークのノードは、前記スレーブに接
    続された制御機器の制御情報とメカ論理名とを関連付け
    た関連付け情報を記憶する記憶手段を備え、 前記ノードが、所定のスレーブから前記制御情報を取得
    するために必要な情報を前記ユーザプログラムの実行処
    理とは別の処理にて収集し、その収集した情報に基づい
    て前記制御情報を求める機能を備えたことを特徴とする
    制御システム。
  3. 【請求項3】 PLCと、そのPLCに連携されるマス
    タと、そのマスタと制御系ネットワークを介して制御系
    データを送受するスレーブと、前記スレーブと通信可能
    な中継器を備え、前記マスタと前記スレーブ間では、前
    記PLCのユーザプログラムの実行に伴う制御系データ
    を送受することにより前記スレーブに接続された制御機
    器を駆動する制御システムにおいて、 前記中継器は、前記スレーブに接続された制御機器の制
    御情報とメカ論理名とを関連付けた関連付け情報を記憶
    する記憶手段を備えるとともに、所定のスレーブから前
    記制御情報を取得するために必要な情報を収集し、その
    収集した情報に基づいて前記制御情報を求める機能を備
    えたことを特徴とする制御システム。
  4. 【請求項4】 前記マスタが収集し、または前記ノード
    或いは前記中継器が求めた制御情報に基づく情報を対応
    するメカ論理名とともに表示するモニタ装置を備えたこ
    とを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の制
    御システム。
  5. 【請求項5】 前記中継器は、前記制御系ネットワーク
    上を流れるデータを取得可能なネットワークパッシブモ
    ニタであることを特徴とする請求項3または4に記載の
    制御システム。
  6. 【請求項6】 前記制御情報を基準値と比較して異常判
    定をする異常判定装置を備えたことを特徴とする請求項
    1から5のいずれか1項に記載の制御システム。
  7. 【請求項7】 前記異常判定装置は、前記ノード又は前
    記中継器に組み込まれていることを特徴とする請求項6
    に記載の制御システム。
  8. 【請求項8】 前記制御情報に基づいて寿命判定をする
    寿命判定装置を備えたことを特徴とする請求項1から7
    のいずれか1項に記載の制御システム。
  9. 【請求項9】 前記寿命判定装置は、前記ノード又は前
    記中継器に組み込まれていることを特徴とする請求項8
    に記載の制御システム。
  10. 【請求項10】 PLCと、そのPLCに連携されるマ
    スタと、そのマスタと制御系ネットワークを介して制御
    系データを送受するスレーブとを備え、前記マスタと前
    記スレーブ間では、前記PLCのユーザプログラムの実
    行に伴う制御系データを送受することにより前記スレー
    ブに接続された制御機器を駆動する制御システムに用い
    られるスレーブであって、 そのスレーブに接続された制御機器の制御情報とメカ論
    理名とを関連付けた関連付け情報を記憶する記憶手段
    と、 その制御情報を取得する手段と、 前記ユーザプログラムの実行処理とは別の処理にて、取
    得した前記制御情報を対応する前記メカ論理名とともに
    所定の装置に向けて出力する機能を備えたことを特徴と
    するスレーブ。
  11. 【請求項11】 PLCと、そのPLCに連携されるマ
    スタと、そのマスタと制御系ネットワークを介して制御
    系データを送受するスレーブとを備え、前記マスタと前
    記スレーブ間では、前記PLCのユーザプログラムの実
    行に伴う制御系データを送受することにより前記スレー
    ブに接続された制御機器を駆動する制御システムにおけ
    る前記制御機器の制御情報を収集する制御情報収集装置
    であって、 収集対象の制御機器の制御情報とメカ論理名とを関連付
    けた関連付け情報を記憶する記憶手段と、 所定のスレーブから前記制御情報を取得するために必要
    な情報を前記ユーザプログラムの実行処理とは別の処理
    にて収集し、その収集した情報に基づいて前記制御情報
    を求める機能を備えたことを特徴とする制御情報収集装
    置。
  12. 【請求項12】 PLCと、そのPLCに連携されるマ
    スタと、そのマスタと制御系ネットワークを介して制御
    系データを送受するスレーブとを備え、前記マスタと前
    記スレーブ間では、前記PLCのユーザプログラムの実
    行に伴う制御系データを送受することにより前記スレー
    ブに接続された制御機器を駆動する制御システムにおけ
    る前記制御機器の制御情報を収集する制御情報収集方法
    であって、 前記スレーブの記憶手段に、そのスレーブに接続された
    制御機器の制御情報と論理名とを関連付けた関連付け情
    報を記憶保持させ、 前記スレーブが、自己に接続された制御機器の動作状態
    から前記制御情報を取得する処理を実行し、 次いで、前記スレーブは、前記ユーザプログラムの実行
    処理とは別の処理にて、取得した前記制御情報を対応す
    る前記メカ論理名とともに所定の装置に向けて出力する
    処理を実行することを特徴とする制御情報収集方法。
  13. 【請求項13】 PLCと、そのPLCに連携されるマ
    スタと、そのマスタと制御系ネットワークを介して制御
    系データを送受するスレーブとを備え、前記マスタと前
    記スレーブ間では、前記PLCのユーザプログラムの実
    行に伴う制御系データを送受することにより前記スレー
    ブに接続された制御機器を駆動する制御システムにおけ
    る前記制御機器の制御情報を収集する制御情報収集方法
    であって、 収集対象の制御機器の制御情報とメカ論理名とを関連付
    けた関連付け情報を前記制御情報を収集する装置に記憶
    保持させ、 前記関連付け情報に基づき、所定のスレーブから前記制
    御情報を取得するために必要な情報を前記ユーザプログ
    ラムの実行処理とは別の処理にて収集し、 次いで、その収集した情報に基づいて前記制御情報を求
    める処理を実行することを特徴とする制御情報収集方
    法。
  14. 【請求項14】 前記収集した制御情報に基づく情報を
    対応するメカ論理名とともにモニタ装置に出力表示する
    処理を含む請求項11または12に記載の制御情報収集
    方法。
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