JP4537624B2 - トレッドリングのジョイント量検定方法、及び検定装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、定寸切りしたトレッドゴムシートの切断面を互いに突き合わせてジョイントし、環状のトレッドリングを形成する際のジョイント量を検定するトレッドリングのジョイント量検定方法、及び検定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
タイヤ製造工程では、図8(A)に示すように、定寸切りしたトレッドゴムシートaを成形ドラム上で巻回し、かつその切断面a1、a2を互いに突き合わせてジョイントすることにより環状のトレッドリングを形成している。この時、ジョイント部jでの接合強度を高めるために、トレッドゴムシートaの両端は、長さ方向の垂直面内において剣先状に傾斜して切断されている。
【0003】
しかし係る場合においても、例えばトレッドゴムシートaの長さバラツキ等に起因してジョイント量が不足した場合(図8(B)に示す)には、ジョイント部jでの厚さ及び接合面積が減じるなど充分な強度が確保できなくなる。逆にジョイント量が過多の場合(図8(C)に示す)には、ジョイント部jでの厚さが局部的に増加するなどユニフォミティーに不利となる。
【0004】
そこで、このジョイント量が適正かどうかを判断するために、従来、例えばレーザ変位計等を用い、ジョイント部j表面の凹凸状態を測定する方法がとられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この方法では、前記凹凸の変動が小さいため、測定誤差が大きくなり、その結果、ジョイント量の判定精度や信頼性を充分に確保できないという問題があった。
【0006】
そこで本発明は、構成が簡易であり、かつジョイント量の判定を精度良くかつ信頼性高く行いうるトレッドリングのジョイント量検定方法、及び検定装置の提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1である第1発明は、押出し機から連続的に押し出される帯状のトレッドゴムシートを切断した定寸切りのゴムシート片を、成形ドラム上で巻回しかつ切断面を互いに突き合わせてジョイントしたトレッドリングのジョイント量を検定するトレッドリングのジョイント量検定方法であって、
前記押出し機から押出される帯状のトレッドゴムシートを切断装置により、長さ方向の垂直面内で傾斜して切断した定寸切りのゴムシート片を成形ドラム上で巻回し、かつ両切断面を互いに突き合わせてジョイントすることによりトレッドリングを形成する一方、
前記切断とともに、切断される押出機側のトレッドゴムシートに切断面上端から長さ方向に距離Aを隔てる第1の切断マークMaと、切断されるゴムシート片に切断面上端から長さ方向に距離Bを隔てる第2の切断マークMbとを付すとともに、
前記トレッドリングにおける前記第1,2の切断マークMa’、Mb’間の周方向長さCを測定し、
かつ前記距離A,Bにより定めた基準長さSと、前記長さCとの差S−Cが規定範囲のとき良品の判定をすることを特徴としている。
【0008】
又請求項5である第2発明は、トレッドリングのジョイント量検定装置であって、
前記押出し機から押出される帯状のトレッドゴムシートを長さ方向の垂直面内で傾斜して定寸切りする切断装置と、定寸切りのゴムシート片を巻回し、かつ両切断面を互いに突き合わせてジョイントすることによりトレッドリングを形成する成形ドラムとを具える一方、
前記切断とともに、切断される押出機側のトレッドゴムシートに切断面上端から長さ方向に距離Aを隔てる第1の切断マークMaと、切断されるゴムシート片側に切断面上端から距離Bを隔てる第2の切断マークMbとを付すマーク付け手段と、
前記トレッドリングにおける前記第1,2の切断マークMa’、Mb’間の周方向長さCを測定する測定手段と、
前記距離A,Bにより定めた基準長さSと、前記長さCとの差S−Cが規定範囲のとき良品の判定をする判断手段とを設けたことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本願の第1発明であるトレッドリングのジョイント量検定方法の実施の一形態を、第2発明であるトレッドリングのジョイント量検定装置の実施の一形態とともに、図示例を用いて説明する。
【0010】
図1において、トレッドリングのジョイント量検定装置1(以下検定装置1という)は、押出し機2から押出される帯状のトレッドゴムシートGを定寸切りする切断装置3と、定寸切りのゴムシート片GAを巻回してトレッドリングGBを形成する成形ドラム4と、前記切断とともにトレッドゴムシートGに第1、第2の切断マークMa、Mbを付すマーク付け手段5と、前記トレッドリングGBにおける前記第1,2の切断マークMa、Mb間の周方向長さCを測定する測定手段6とを具えている。
【0011】
なお、前記押出し機2には、本例では、スクリュー式の押出機本体の前端に、ゴムを所定の断面形状に成形して連続的に押出すヘッド2Aを設けた周知構造のものが使用される。
【0012】
又この押出し機2からのトレッドゴムシートGは、アキュームレータ10およびサービサ11をへて前記成形ドラム4に供給されるように構成される。
【0013】
前記アキュームレータ10は、前記押出し機2からのトレッドゴムシートGをU字状に垂下せしめ、一時的に貯留させる貯留部10Aを有する。この貯留部10Aは、周知の如く、上流側でのトレッドゴムシートGの動き(速度やタイミングを含む)と下流側での動きの差を吸収して、円滑な動作を達成するものであり、例えば図6(A)〜(E)に、貯留量の変遷が示されている。
【0014】
次に、前記サービサ11は、前記アキュームレータ10からのトレッドゴムシートGを受け取って搬送する第1のコンベヤ部11Aと、この第1のコンベヤ部11Aに切断装置3を介して乗り継ぎ自在に配され、定寸切りされたゴムシート片GAを成形ドラム4まで搬送しかつ貼り付けする第2のコンベヤ部11Bとから形成される。
【0015】
前記第1のコンベヤ部11Aは、ベルトコンベヤであって、トレッドゴムシートGを、所定長さ毎に間欠送りする制御手段によって制御される。この第1のコンベヤ部11Aは、本例では、例えば駆動モータm1の回転数をエンコーダにより検出する、或いはコンベヤベルトに接して転動するローラの回転数をエンコーダにより検出する等の検出手段を具え、これによって前記第1のコンベヤ部11Aから第2のコンベヤ部11BへのトレッドゴムシートGの送り出し長さL1が、即ち、トレッドゴムシートGが切断装置3の上流側から下流側に送られる送り長さL1が計測される。
【0016】
又前記第2のコンベヤ部11Bは、架台12上の枢着点Kで上流側端が枢支され、この枢着点K廻りで上下に傾動しうるコンベヤ本体13を具える。このコンベヤ本体13は、ベルトコンベヤからなり、前記架台12の例えば側面に取り付くシリンダ15のロッド上端に連結され、該ロッドの伸縮動作によって、先端が成形ドラム4に近づきゴムシート片GAを貼着する位置と、前記成形ドラム4から離間して待機する位置との間で傾動する。
【0017】
そして、前記第1、第2のコンベヤ部11A、11Bの間の乗り継ぎ位置に、前記切断装置3と、マーク付け手段5とを設けている。
【0018】
前記切断装置3は、図2に拡大して示すように、トレッドゴムシートGの上方で巾方向に移動自在な走行台16と、その下面に取り付き走行台16とともに一体移動する超音波カッタ17とを具える。前記走行台16は、本例では、水平に架設されるネジ軸19Aに螺合するネジ孔16A、及び前記ネジ軸19Aと平行なガイド軸19Bに案内されるガイド孔16Bを具える。そして、駆動モータm2によるネジ軸19Aの回転動作によって、前記走行台16は巾方向に往復移動しうる。
【0019】
又前記超音波カッタ17は周知構造をなし、コンベヤ部11A、11Bの間の切断位置で、トレッドゴムシートGを剣先状に傾斜して切断する。なお傾斜角度は調整可能である。
【0020】
又前記マーク付け手段5は、切断とともに、切断される押出し機2側のトレッドゴムシートG、及び切断されるゴムシート片GAに、ぞれぞれ目印である第1、第2の切断マークMa、Mbを形成する。ここで、前記「切断とともに」とは、切断のためにコンベヤ部11A、11Bが停止した状態であるならば、切断中だけでなく、切断前或いは切断後であっても良い。しかし、切断後は、トレッドゴムシートGの前端やゴムシート片GAの後端が自由端となって変形しやすくなるため、マーキングが不明確になったり、又マーキング精度が損なわれやすく、従って、切断中或いは切断前が好ましい。
【0021】
又第1の切断マークMaは、図7(A)の如く、トレッドゴムシートGに、切断面GSの上端から長さ方向に距離Aを隔てる位置に形成されるとともに、第2の切断マークMbは、ゴムシート片GAに、切断面GSの上端から長さ方向に距離Bを隔てる位置に形成される。この第1、第2の切断マークMa、Mbは、目印であるため、例えばインクによる印字やスプレーなどでも良いが、装置の簡易化のために、押し付けによって生じる表面の凹み、或いは切り傷等であっても良い。又マークの形状も、図3に示すように、点状(単数、複数であっても良い)或いは、線状など種々のものが採用できる。
【0022】
本例では、第1、第2の切断マークMa、Mbが、ゴム表面に凹設される点状の凹みである場合を例示している。そのために、前記マーク付け手段5は、トレッドゴムシートG表面に向かって進退自在な基台20に、マーク形成用の本例ではポンチ状のマーカ21a、21bを、その鋭利な先端をトレッドゴムシートG表面に向けて取り付けている。なお前記基台20は、例えばシリンダ21等の進退具のロッド端に取付いている。
【0023】
ここで、図4に示すように、トレッドゴムシートGの厚さがt1からt2に変化したとき、切断面GSの上端の位置も変化する。従って、この厚さ変化による距離A、Bへの影響を避けるため、前記マーカ21a、21bは、超音波カッタ17と同角度で傾斜させるのが好ましいが、トレッドゴムシートG表面のプロファイルが複雑な場合には、本例の如く、マーカ21a、21bをトレッドゴムシートGと実質的に直角に進退させるのが、プロファイルの影響をなくす上で好ましい。
【0024】
次に、前記測定手段6は、成形ドラム4上で巻回されたトレッドリングGBにおける前記第1,2の切断マークMa’、Mb’間の周方向長さCを測定する。
この測定手段6として、本例では、図5に示すように、前記第1,2の切断マークMa’、Mb’を含むジョイント部Jを撮影するCCDカメラ22と、該CCDカメラ22から送られてくる画像データを処理する画像処理手段23とを具えたものを例示する。
【0025】
前記CCDカメラ22は、例えばボールネジ機構24Aなどを用いた昇降具24の昇降台24Bに取り付き、前記ジョイント部Jをその上方から略直角に撮影する。なお昇降台24Bには、CCDカメラ22の前後に、蛍光灯などの照明25を設けている。
【0026】
又前記画像処理手段23は、画像中の第1,2の切断マークMa’、Mb’を認識し、この第1,2の切断マークMa’、Mb’間の画素数を計測する。そして、この画素数を距離に換算することにより、前記周方向長さCを算出する。なお、前記周方向長さCは、厳密には、トレッドリングGBの外表面に沿って円弧で測定することが必要であるが、前記周方向長さCが、トレッドリングGBの半径に対して充分小であることにより近似できる。そのために、本例では、前記距離の和A+Bを30〜50mmの範囲としている。
【0027】
又第1,2の切断マークMa’、Mb’の認識として、画像中のパターンを登録したマーク形状と比較して自動認識させる所謂パターンマッチングで検出することができる。この時には、切断マークMa、Mbを、トレッドゴムシートG表面上の模様類と確実に識別させるために、例えば+字など特別なマーク形状とするのが好ましい。
【0028】
そして本実施形態では、さらに、前記測定手段6によって測定した前記長さCと、前記距離A,Bにより定めた基準長さSと差S−Cが規定範囲のとき良品の判定をする判断手段7を具えている。
【0029】
ここで、前記ゴムシート片GAが成形ドラム4上で巻回されるまでの間でその長さが実質的に変動しない場合には、前記基準長さSは、前記距離の和A+Bとして定めることができる。
【0030】
しかし、実際には、切断後においては、押出しの歪みが原因して、第2のコンベヤ部11B上において、ゴムシート片GAに縮(シュリンク)が生じ、長さが変動する場合がある。係る場合には、ドラム巻付け前に、第2のコンベヤ部11B上でゴムシート片GAの長さL2を、測定手段9(図1に示す)によって測定し、その長さL2と、前記第1のコンベヤ部11Aからの送り出し長さL1とから、前記基準長さSを次式(1)として定める。
S=(A+B)×(L2/L1) −−−(1)
なおゴムシート片GAの成形ドラム4への貼り付け時には、第2のコンベヤ部11Bと成形ドラム4とが同調制御される、即ち、駆動速度やタイミングなどの動作全体が同調して制御されるため、前記長さの変動は実質的に生じない。
【0031】
前記測定手段9としては、第2のコンベヤ部11B上で待機中のゴムシート片GAの前端(下流側端)、および後端(上流側端)を撮影し、その画像から前記長さL2を計測するCCDカメラ及び画像処理手段を有するものが好適に採用できる。
【0032】
又前記判断手段7では、本例では、前記差S−Cが、0〜3.0mmの規定範囲内の時、ジョイント量が適正でありトレッドリングGBが良品であるとの判定を行っている。しかしこの規定範囲は、トレッドゴムシートGの厚さや長さ、或いは切断時の剣先角度などに応じて設定することができ、又規定範囲は、前記長さL1等に対する相対長さとして定めてもよい。
【0033】
又本実施形態では、前記判断手段7は、前記差S−Cが前記規定範囲を越えて大であるとき、前記値L1を増し、逆に範囲を越えて小であるとき、前記値L1を減じるフィードバック制御を行う制御装置7A(図1に示す)を含んで構成している。即ち前記判断手段7は、その不合格の判定結果を、次回或いは次々回の切断に反映せしめ、切断長さを調整することにより、手直しが必要となるジョイント不良品の発生率を大幅に削減することができる。
【0034】
なお、前記制御装置7Aは、前記第1のコンベヤ部11Aの駆動モータm1を制御し、このコンベヤ部11Aからの前記送り出し長さL1を調整する。
【0035】
このように、本実施形態では、切断時に第1,2の切断マークMa、Mbを付し、その時の切断マークMa、Mb間の長さ(即ちA+B)と、ジョイント後に測定した第1,2の切断マークMa’、Mb’間の長さCとを比較するだけであるため、数値の演算処理を簡便に行いうる。又長さA+B、C等の測定が容易であり、しかもジョイント量が的確に表されるため、ジョイント量の判定を精度良くかつ信頼性高く行うことができる。又構成が簡易であるため、装置コストの上昇を低く抑えることができる。又判定結果のフィードバックが容易であるため、ジョイント不良の発生率を大幅に削減することも可能となる。
【0036】
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
【0037】
【発明の効果】
本発明は叙上の如く構成しているため、ジョイント量の判定を精度良くかつ信頼性高く行うことができる。又構成が簡易であるため、装置コストの上昇を低く抑えることができ、又判定結果のフィードバックが容易であるため、ジョイント不良の発生率を大幅に削減することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトレッドリングのジョイント量検定装置の一実施例を示す側面図である。
【図2】切断装置の主要部をマーク付け手段とともに示す断面図である。
【図3】(A)、(B)は切断マークを例示する平面図である。
【図4】マーク付け手段の他の例を示す略図である。
【図5】測定手段の一例を示す側面である。
【図6】(A)〜(E)は、トレッドゴムシートの流れを概略的に説明する線図である。
【図7】判断手段を説明する線図である。
【図8】(A)〜(C)は、従来技術の問題点を説明する線図である。
【符号の説明】
2 押出し機
3 切断装置
4 成形ドラム
5 マーク付け手段
6 測定手段
7 判断手段
7A 制御装置
G トレッドゴムシート
GA ゴムシート片
GB トレッドリング
GS 切断面

Claims (7)

  1. 押出し機から連続的に押し出される帯状のトレッドゴムシートを切断した定寸切りのゴムシート片を、成形ドラム上で巻回しかつ切断面を互いに突き合わせてジョイントしたトレッドリングのジョイント量を検定するトレッドリングのジョイント量検定方法であって、
    前記押出し機から押出される帯状のトレッドゴムシートを切断装置により、長さ方向の垂直面内で傾斜して切断した定寸切りのゴムシート片を成形ドラム上で巻回し、かつ両切断面を互いに突き合わせてジョイントすることによりトレッドリングを形成する一方、
    前記切断とともに、切断される押出機側のトレッドゴムシートに切断面上端から長さ方向に距離Aを隔てる第1の切断マークMaと、切断されるゴムシート片に切断面上端から長さ方向に距離Bを隔てる第2の切断マークMbとを付すとともに、
    前記トレッドリングにおける前記第1,2の切断マークMa’、Mb’間の周方向長さCを測定し、
    かつ前記距離A,Bにより定めた基準長さSと、前記長さCとの差S−Cが規定範囲のとき良品の判定をすることを特徴とするトレッドリングのジョイント量検定方法。
  2. 前記規定範囲は、0〜3.0mmであることを特徴とする請求項1記載のトレッドリングのジョイント量検定方法。
  3. 前記基準長さSは、A+Bであることを特徴とする請求項1又は2記載のトレッドリングのジョイント量検定方法。
  4. 前記基準長さSは、切断時にトレッドゴムシートが切断装置の上流側から下流側に送られる送り長さを測定しその値をL1、ドラム巻付け前に測定したゴムシート片の値をL2としたとき、
    S=(A+B)×(L2/L1)
    であることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のトレッドリングのジョイント量検定方法。
  5. 押出し機から連続的に押し出される帯状のトレッドゴムシートを切断した定寸切りのゴムシート片を、成形ドラム上で巻回しかつ切断面を互いに突き合わせてジョイントしたトレッドリングのジョイント量を検定するトレッドリングのジョイント量検定装置であって、
    前記押出し機から押出される帯状のトレッドゴムシートを長さ方向の垂直面内で傾斜して定寸切りする切断装置と、定寸切りのゴムシート片を巻回し、かつ両切断面を互いに突き合わせてジョイントすることによりトレッドリングを形成する成形ドラムとを具える一方、
    前記切断とともに、切断される押出機側のトレッドゴムシートに切断面上端から長さ方向に距離Aを隔てる第1の切断マークMaと、切断されるゴムシート片側に切断面上端から距離Bを隔てる第2の切断マークMbとを付すマーク付け手段と、
    前記トレッドリングにおける前記第1,2の切断マークMa’、Mb’間の周方向長さCを測定する測定手段と、
    前記距離A,Bにより定めた基準長さSと、前記長さCとの差S−Cが規定範囲のとき良品の判定をする判断手段とを設けたことを特徴とするトレッドリングのジョイント量検定装置。
  6. 前記基準長さSは、A+Bであるとするか、又は切断時にトレッドゴムシートが切断装置の上流側から下流側に送られる送り長さを測定しその値をL1、ドラム巻付け前に測定したゴムシート片の値をL2としたとき、
    S=(A+B)×(L2/L1)
    とすることを特徴とする請求項5記載のトレッドリングのジョイント量検定装置。
  7. 前記判断手段は、前記差S−Cが前記規定範囲を越えて大であるとき、前記値L1を増し、かつ範囲を越えて小であるとき、前記値L1を減じるフィードバック制御を行う制御装置を含むことを特徴とする請求項6記載のトレッドリングのジョイント量検定装置。
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