JP4537245B2 - 負荷制御装置及び負荷制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、PLC(Power line Communication)方式を用いてデータ通信を行う負荷制御装置及び負荷制御システムに関する。
特許文献1に、車両に搭載され、ASK(Amplitude Shift Keying)方式及びPLC方式を用いてデータ通信を行う負荷制御システムが記載されている。ASK方式では、通信信号の振幅の大小により「0」、「1」が表現され、PLC方式では、駆動電力が供給される電源線を介して通信が行われる。即ち、PLC方式では、通信信号と駆動電力とが電源線に重畳される。図5は、従来の負荷制御システム100を示す。
負荷制御システム100は、マスタ局200と、スレーブ局300と、電源線(即ち、+B線)400と、グランド線500とを備える。電源線400には、駆動電力となる直流電流が流れる。マスタ局200は、制御部201と、PLC部202と、分岐線203と、インピーダンス素子204と、回路電源部205とを備え、スレーブ局300は、PLC部301と、分岐線302と、インピーダンス素子303と、回路電源部304と、リレー305a〜305dと、モータ306と、制御部307と、コンデンサ308とを備える。負荷制御システム100では、マスタ局200とスレーブ局300とが通信信号を用いて通信を行うことで、モータ306が動作する。
制御部201は、「0」を意味する信号(以下、「0」信号と称する)と「1」を意味する信号(以下、「1」信号と称する)とを組み合わせることで、モータ306の動作内容に関するマスタ信号を生成し、PLC部202に出力する。
PLC部202は、所定の周波数及び振幅を有する高周波信号(即ち、キャリア信号)を生成し、マスタ信号のうち、「0」信号に対しては、キャリア信号の振幅を所定の基準値以下にし、マスタ信号のうち、「1」信号に対しては、キャリア信号の振幅を所定の基準値よりも大きくする(即ち、マスタ信号をASK変調する)ことで、マスタ信号を通信信号に変換し、電源線400に出力する。PLC部202は、電源線400から与えられた通信信号(即ち、スレーブ局300から与えられた通信信号)を受信し、振幅が基準値よりも大きい通信信号を「1」信号に変換し、振幅が基準値以下の通信信号を「0」信号に変換する(即ち、通信信号をASK復調する)ことで、通信信号をスレーブ信号に変換し、制御部201に出力する。ここで、スレーブ信号は、制御部307により生成され、モータ306の動作完了等を示す。
分岐線203は、電源線400に接続され、回路電源部205は、インピーダンス素子204を介して分岐線203に接続され、分岐線203を介して供給される直流電流から所望の電力を生成し、制御部201及びPLC部202に供給する。制御部201及びPLC部202は、回路電源部205から与えられた電力により駆動する。
PLC部301は、電源線400から与えられた通信信号を受信し、通信信号をASK復調することで、通信信号をマスタ信号に変換し、制御部307に出力する。PLC部301は、制御部307から与えられたスレーブ信号をASK変調することで、スレーブ信号を通信信号に変換し、電源線400に出力する。図6(a)は、制御部201が生成したマスタ信号(即ち、Txデータ)を示し、図6(b)は、マスタ信号に対応する通信信号を示し、図6(c)は、PLC部301が通信信号を復調することで生成したマスタ信号(即ち、Rxデータ)を示す。
分岐線302は、電源線400に接続され、回路電源部304は、インピーダンス素子303を介して分岐線302に接続され、分岐線302を介して供給される直流電流から所望の電力を生成し、制御部307及びPLC部301に供給する。制御部307及びPLC部301は、回路電源部304から与えられた電力により駆動する。
リレー305a、305bの一方の端部は、インピーダンス素子303を介して分岐線302に接続される。リレー305aの他方の端部は、リレー305c及びモータ306の一方の端部に接続され、リレー305bの他方の端部は、リレー305dの一方の端部及びモータ306の他方の端部に接続され、リレー305c、305dの他方の端部はグランド線500に接続される。
モータ306は、電源線400に流れる直流電流により駆動(即ち、回転)する。具体的には、リレー305a、305dのオン時には、電源線400を流れる直流電流がモータ306の一方の端部から他方の端部に流れ、リレー305b、305cのオン時には、電源線400を流れる直流電流がモータ306の他方の端部から一方の端部に流れるので、モータ306は、リレー305a、305dのオン時と、リレー305b、305cのオン時とで、それぞれ異なる方向に回転する。モータ306の回転は、例えば、パワーウインドウの駆動に利用される。
制御部307は、PLC部301から与えられたマスタ信号に基づいて、モータ306の動作を制御する。具体的には、制御部307は、リレー305a、305dの組と、リレー305b、305cの組との何れかをオンすることで、モータ306を回転させ、リレー305a〜305dを全てオフすることで、モータ306を停止させる。制御部307は、モータ306の動作完了等を示すスレーブ信号を生成し、PLC部301に出力する。
コンデンサ308の一方の端部は、インピーダンス素子303を介して分岐線302に接続され、コンデンサ308の他方の端部は、グランド線500に接続される。コンデンサ308は、直流電流に含まれるノイズをグランド線500に流すことで、直流電流からノイズを除去する。
ここで、回路電源部205、304及びモータ306がインピーダンス素子204、303を介して分岐線203、302に接続される理由について説明する。負荷制御システム100では、電源線400に流れる直流電流を回路電源部205、304及びモータ306に供給する必要がある。そこで、負荷制御システム100では、電源線400に分岐線203、302を接続し、分岐線203、302に回路電源部205、304及びモータ306を接続することで、電源線400に流れる直流電流を回路電源部205、304及びモータ306に供給している。
しかし、この場合、分岐線203、302にも通信信号が流れるので、分岐線203、302から回路電源部205、304及びモータ306までのインピーダンスが確保されないと、通信信号が電流信号の場合、通信信号が分岐線203、302を流れやすくなるので、分岐線203、302を流れる通信信号の振幅が大きくなる。電源線400に接続されたコンデンサ308は、通信信号のような高周波成分に対しては導線(即ち、ショートしている)と考えることができる。図示されないが、コンデンサ308と同様のコンデンサが、分岐線203に接続される。したがって、通信信号が電圧信号の場合、分岐線203、302から回路電源部205、304及びモータ306までのインピーダンスが確保されないと、電源線400の電位(具体的には、高周波成分に関する電位であり、電源線400を流れる通信信号の振幅に対応する)が下がる。具体的には、電源線400の電位がグランドの電位に近くなる。したがって、分岐線203、302から回路電源部205、304及びモータ306までのインピーダンスが確保されないと、PLC部202、301が受信する通信信号の振幅が小さくなり、通信の正確性が損なわれる恐れがある。
そこで、回路電源部205は、インピーダンス素子204を介して分岐線203に接続され、回路電源部205及びモータ306は、インピーダンス素子303を介して分岐線302に接続される。これにより、分岐線203、302から回路電源部205、304及びモータ306までのインピーダンスが確保される。
特開2004−120740号公報
しかしながら、インピーダンス素子303には、回路電源部304に供給される直流電流の他、モータ306に供給される直流電流が流れるので、インピーダンス素子303は大電流に対応する必要があった。このため、インピーダンス素子303が大型になるので、負荷制御システム100が大型になり、負荷制御システム100の重量及び製造コストがアップするといった問題点があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、スレーブ局に関して、分岐線から回路電源部及び負荷までのインピーダンスが確保され、且つ、インピーダンス素子が従来よりも小型化されうる負荷制御装置及び負荷制御システムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本願に係る発明は、直流電力が供給される電源線でマスタ局と接続され、電源線から供給される直流電力により駆動し、電源線を介してマスタ局と通信を行う負荷制御装置において、電源線に接続され、所定の周波数を有する通信信号を用いてマスタ局と通信を行う通信部と、電源線に接続された第1の分岐線及び第2の分岐線と、第1の分岐線及び第2の分岐線のうち、第2の分岐線にのみ接続されたインピーダンス素子と、第1の分岐線及び第2の分岐線のうち、第1の分岐線にのみ接続され、第1の分岐線から供給される電力で駆動する負荷と、負荷に並列接続され、負荷のインダクタンス成分と通信信号の周波数で共振する容量を有するキャパシタンス素子と、通信部がマスタ局との通信により受信した通信信号に基づいて、各種処理を行う制御部と、第2の分岐線にインピーダンス素子を介して接続され、第2の分岐線を介して供給される電力から所望の電力を生成して、通信部及び制御部に供給する回路電源部と、を備える。
本願に係る発明は、マスタ局と、直流電力が供給される電源線でマスタ局に接続されるスレーブ局と、を備え、マスタ局及びスレーブ局が電源線から供給される直流電力により駆動し、電源線を介して通信を行う負荷制御システムにおいて、スレーブ局は、電源線に接続され、所定の周波数を有する通信信号を用いてマスタ局と通信を行う通信部と、電源線に接続された第1の分岐線及び第2の分岐線と、第1の分岐線及び第2の分岐線のうち、第2の分岐線にのみ接続されたインピーダンス素子と、第1の分岐線及び第2の分岐線のうち、第1の分岐線にのみ接続され、第1の分岐線から供給される電力で駆動する負荷と、負荷に並列接続され、負荷のインダクタンス成分と通信信号の周波数で共振する容量を有するキャパシタンス素子と、通信部がマスタ局との通信により受信した通信信号に基づいて、各種処理を行う制御部と、第2の分岐線にインピーダンス素子を介して接続され、第2の分岐線を介して供給される電力から所望の電力を生成して、通信部及び制御部に供給する回路電源部と、を備える。
本願に係る発明では、負荷のインダクタンス成分とキャパシタンス素子とで並列共振回路が構成され、この並列共振回路は、通信信号の周波数で共振する。並列共振回路のインピーダンスは、通信信号の周波数で最大値となるので、第1の分岐線による通信信号の振幅の減少分は、最小となる。また、第2の分岐線には、インピーダンス素子が接続される。したがって、第1の分岐線及び第2の分岐線から回路電源部及び負荷までのインピーダンスが確保される。
また、インピーダンス素子は、第1の分岐線及び第2の分岐線のうち、第2の分岐線にのみ接続され、負荷は、第1の分岐線及び第2の分岐線のうち、第1の分岐線にのみ接続されるので、インピーダンス素子には、電源線に流れる直流電流のうち、回路電源部に供給される直流電流のみが流れる。したがって、インピーダンス素子は、小電流に対応すればよいので、従来よりも小型化され、負荷制御システムは、従来よりも小型化され、負荷制御システムの重量及び製造コストは、従来よりも小さくなる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施の形態に係る負荷制御システム1の構成を示すブロック図である。負荷制御システム1は、車両に搭載され、マスタ局(アクチュエータ制御ユニット)2と、スレーブ局3と、電源線(即ち、+B線)4と、グランド線5とを備える。電源線4には、駆動電力となる直流電流が流れる。マスタ局2は、制御部21と、PLC部22と、分岐線23と、インピーダンス素子24と、回路電源部25とを備え、スレーブ局3は、PLC部31と、分岐線32、33と、インピーダンス素子34と、回路電源部35と、リレー36a〜36dと、モータ37と、コンデンサ38と、制御部39と、を備える。負荷制御システム1では、マスタ局2とスレーブ局3とが通信信号を用いて通信を行うことで、モータ37が動作する。スレーブ局3は、モータ37を内蔵するインテリジェントアクチュエータである。なお、図1では、コイルに符号37が付されるが、このコイルはモータの等価回路である。
制御部21は、「0」信号と「1」信号とを組み合わせることで、モータ37の動作内容に関するマスタ信号を生成し、PLC部22に出力する。
PLC部22は、マスタ信号をASK変調することで、マスタ信号を通信信号に変換し、電源線4に出力する。PLC部22は、電源線4から与えられた通信信号(即ち、スレーブ局3から与えられた通信信号)を受信し、通信信号をASK復調することで、通信信号をスレーブ信号に変換し、制御部21に出力する。ここで、スレーブ信号は、制御部39により生成され、モータ37の動作完了等を示す。
分岐線23は、電源線4に接続され、回路電源部25は、インピーダンス素子24を介して分岐線23に接続され、分岐線23を介して供給される直流電流から所望の電力を生成し、制御部21及びPLC部22に供給する。制御部21及びPLC部22は、回路電源部25から与えられた電力により駆動する。
PLC部31は、電源線4から与えられた通信信号(即ち、マスタ局2から与えられた通信信号)を受信し、通信信号をASK復調することで、通信信号をマスタ信号に変換し、制御部39に出力する。PLC部31は、制御部39から与えられたスレーブ信号をASK変調することで、スレーブ信号を通信信号に変換し、電源線4に出力する。
分岐線32、33は、電源線4に接続され、インピーダンス素子34は、分岐線32、33のうち、分岐線33にのみ接続される。
回路電源部35は、インピーダンス素子34を介して分岐線33に接続され、分岐線33を介して供給される直流電流から所望の電力を生成し、制御部39及びPLC部31に供給する。制御部39及びPLC部31は、回路電源部35から与えられた電力により駆動する。図2に、インピーダンス素子34の具体例を示す。インピーダンス素子34は、例えば、図2(a)に示すコイル、(b)に示すフェライトビーズ、(c)に示す抵抗、(d)に示すフェライトビーズとコンデンサとの並列接続回路、(e)に示す抵抗とコイルとの直列接続回路、あるいはこれらを組み合わせた回路で構成される。
リレー36a、36bの一方の端部は、分岐線32に接続され、リレー36aの他方の端部は、リレー36c及びモータ37の一方の端部に接続され、リレー36bの他方の端部は、リレー36dの一方の端部及びモータ37の他方の端部に接続され、リレー36c、36dの他方の端部はグランド線5に接続される。
モータ37は、分岐線32、33のうち、分岐線32にのみ接続され、電源線4に流れる直流電流により駆動(即ち、回転)する。具体的には、モータ37は、リレー36a、36dのオン時には、電源線4を流れる直流電流がモータ37の一方の端部から他方の端部に流れ、リレー36b、36cのオン時には、電源線4を流れる直流電流がモータ37の他方の端部から一方の端部に流れるので、モータ37は、リレー36a、36dのオン時と、リレー36b、36cのオン時とで、それぞれ異なる方向に回転する。モータ37の回転は、例えば、パワーウインドウの駆動に利用される。以下、リレー36a、36dのオン時にモータ37が回転する方向を正方向とし、リレー36b、36cのオン時にモータ37が回転する方向を逆方向とする。
コンデンサ38は、モータ37に並列接続され、コンデンサ38の容量は、モータ37のインダクタンス成分と通信信号の周波数で共振する。即ち、コンデンサ38の静電容量をC、コイル371の自己インダクタンスをL、通信信号の周波数をfとすると、これらは以下の式(1)で示される関係を有する。
f=1/{2*π*(L*C)^(1/2)} …(1)
したがって、モータ37のインダクタンス成分とコンデンサ38との並列共振回路6のインピーダンスは、通信信号の周波数で最大値となるので、分岐線32による通信信号の振幅の減少分は、最小となる。
図3は、PLC部22、31が受信する通信信号の振幅が、コンデンサ38の容量が通信信号の周波数で共振しない場合に変化する様子を示し、図4は、PLC部22、31が受信する通信信号の振幅が、コンデンサ38の容量が通信信号の周波数で共振する場合に変化する様子を示す。SW_ONは、モータ37の回転時を示し、SW_OFFは、モータ37の停止時を示す。モータ37の回転時には、リレー36a、36dの組と、リレー36b、36cの組とのうち、何れかがオンされるので、分岐線32とグランド線5との間が導通される。即ち、分岐線32に通信信号が通る。
図3、図4に示すように、コンデンサ38の容量が通信信号の周波数で共振する場合には、PLC部22、31がモータ37の回転時に受信する通信信号の振幅は、コンデンサ38の容量が通信信号の周波数で共振しない場合よりも大きい。並列共振回路6のインピーダンスは、通信信号の周波数において最大値となるからである。
したがって、負荷制御システム1は、分岐線32に並列共振回路6が接続され、分岐線33にインピーダンス素子34が接続されるので、分岐線32、33から回路電源部35及びモータ37までのインピーダンスが確保される。
制御部39は、PLC部31から与えられたマスタ信号に基づいて、モータ37の動作を制御する。具体的には、制御部39は、リレー36a、36dの組と、リレー36b、36cの組との何れかをオンすることで、モータ37を回転させ、リレー36a〜36dを全てオフすることで、モータ37を停止させる。制御部39は、モータ37の動作完了等を示すスレーブ信号を生成し、PLC部31に出力する。
次に、モータ37が正方向の回転を開始する場合を一例として、負荷制御システム1の動作を説明する。電源線4に直流電流が流れると、直流電流は、インピーダンス素子24、34を通って回路電源部25、35に供給される。回路電源部25は、直流電流から所望の電力を生成し、制御部21及びPLC部22に供給し、回路電源部35は、直流電流から所望の電力を生成し、制御部39及びPLC部31に供給する。これにより、制御部21、39及びPLC部22、31が駆動する。
制御部21は、「0」信号と「1」信号とを組み合わせることで、正方向の回転を開始させる旨のマスタ信号を生成し、PLC部22に出力する。PLC部22は、マスタ信号をASK変調することで、マスタ信号を通信信号に変換し、電源線4に出力する。この時点で、分岐線32とグランド線5との間は断線されているので、通信信号は、電源線4の他、分岐線23、33にも流れる。しかし、インピーダンス素子24、34が存在するので、PLC部31が受信する通信信号の振幅は、インピーダンス素子24、34が存在しない場合よりも大きくなる。即ち、分岐線23、33に通信信号が流れても、通信の正確性が損なわれることはない。
PLC部31は、電源線4から与えられた通信信号を受信し、通信信号をASK復調することで、通信信号をマスタ信号に変換し、制御部39に出力する。
制御部39は、PLC部31から与えられたマスタ信号に基づいて、リレー36a、36dの組のみをオンする。これにより、分岐線32とグランド線5との間が導通し、コイル371の一方の端部から他方の端部に直流電流が流れるので、モータ37は正方向の回転を開始する。この時点で、通信信号は、分岐線32にも流れるようになるが、並列共振回路6のインピーダンスは、通信信号の周波数において最大値となるので、分岐線32による通信信号の振幅の減少分は、最小となる。即ち、分岐線32に通信信号が流れても、通信の正確性が損なわれることはない。
制御部39は、モータ37が正方向の回転を開始した旨のスレーブ信号を生成し、PLC部31に出力する。PLC部31は、制御部39から与えられたスレーブ信号をASK変調することで、スレーブ信号を通信信号に変換し、電源線4に出力する。
PLC部22は、電源線4から与えられた通信信号を受信し、通信信号をASK復調することで、通信信号をスレーブ信号に変換し、制御部21に出力する。制御部21は、スレーブ信号に基づいて、モータ37が正方向の回転を開始したことを認識する。
以上により、本実施の形態では、分岐線32に並列共振回路6が接続され、分岐線33にインピーダンス素子34が接続されるので、分岐線32、33から回路電源部35及びモータ37までのインピーダンスが確保される。また、インピーダンス素子34は、分岐線32、33のうち、分岐線33にのみ接続され、モータ37は、分岐線32、33のうち、分岐線32にのみ接続されるので、インピーダンス素子34には、電源線4に流れる直流電流のうち、回路電源部35に供給される直流電流のみが流れる。したがって、インピーダンス素子34は、小電流に対応すればよいので、従来よりも小型化され、負荷制御システム1は、従来よりも小型化され、負荷制御システム1の重量及び製造コストは、従来よりも小さくなる。また、モータ37は、車両に搭載されるので、車両に関わる分野において、上記効果が得られる。例えば、車両において、負荷制御システム1の設置面積を従来よりも小さくすることができる。
なお、本実施の形態は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。例えば、モータ37は、他の負荷、例えば、ライトであっても良い。スレーブ局3は、制御部39を含む回路部分と、モータ37とが分離していても良い。制御部39は、モータ37以外の負荷を制御しても良い。
本発明の一実施形態に係る負荷制御システムの構成を示すブロック図である。 インピーダンス素子の具体例を示す回路図である。 PLC部が受信する通信信号の振幅がコンデンサの容量が通信信号の周波数で共振しない場合に変動する様子を示すタイミングチャートである。 PLC部が受信する通信信号の振幅がコンデンサの容量が通信信号の周波数で共振する場合に変動する様子を示すタイミングチャートである。 従来の負荷制御システムの構成を示すブロック図である。 ASK方式による通信の概略を示したタイミングチャートである。
符号の説明
1…負荷制御システム
2…マスタ局
3…スレーブ局
4…電源線
5…グランド線
6…並列接続回路
21…制御部
22…PLC部
23、32、33…分岐線
24、34…インピーダンス素子
25、35…回路電源部
31…PLC部
36a〜36d…リレー
37…モータ
38…コンデンサ
39…制御部
371…コイル

Claims (4)

  1. 直流電力が供給される電源線でマスタ局と接続され、前記電源線から供給される直流電力により駆動し、前記電源線を介して前記マスタ局と通信を行う負荷制御装置において、
    前記電源線に接続され、所定の周波数を有する通信信号を用いて前記マスタ局と通信を行う通信部と、
    前記電源線に接続された第1の分岐線及び第2の分岐線と、
    前記第1の分岐線及び前記第2の分岐線のうち、前記第2の分岐線にのみ接続されたインピーダンス素子と、
    前記第1の分岐線及び前記第2の分岐線のうち、前記第1の分岐線にのみ接続され、前記第1の分岐線から供給される電力で駆動する負荷と、
    前記負荷に並列接続され、前記負荷のインダクタンス成分と前記通信信号の周波数で共振する容量を有するキャパシタンス素子と、
    前記通信部が前記マスタ局との通信により受信した通信信号に基づいて、各種処理を行う制御部と、
    前記第2の分岐線に前記インピーダンス素子を介して接続され、前記第2の分岐線を介して供給される電力から所望の電力を生成して、前記通信部及び前記制御部に供給する回路電源部と、を備える負荷制御装置。
  2. 請求項1記載の負荷制御装置において、
    前記負荷は、車両に搭載される負荷制御装置。
  3. マスタ局と、直流電力が供給される電源線で前記マスタ局に接続されるスレーブ局と、を備え、前記マスタ局及び前記スレーブ局が前記電源線から供給される直流電力により駆動し、前記電源線を介して通信を行う負荷制御システムにおいて、
    前記スレーブ局は、
    前記電源線に接続され、所定の周波数を有する通信信号を用いて前記マスタ局と通信を行う通信部と、
    前記電源線に接続された第1の分岐線及び第2の分岐線と、
    前記第1の分岐線及び前記第2の分岐線のうち、前記第2の分岐線にのみ接続されたインピーダンス素子と、
    前記第1の分岐線及び前記第2の分岐線のうち、前記第1の分岐線にのみ接続され、前記第1の分岐線から供給される電力で駆動する負荷と、
    前記負荷に並列接続され、前記負荷のインダクタンス成分と前記通信信号の周波数で共振する容量を有するキャパシタンス素子と、
    前記通信部が前記マスタ局との通信により受信した通信信号に基づいて、各種処理を行う制御部と、
    前記第2の分岐線に前記インピーダンス素子を介して接続され、前記第2の分岐線を介して供給される電力から所望の電力を生成して、前記通信部及び前記制御部に供給する回路電源部と、を備える負荷制御システム。
  4. 請求項3記載の負荷制御システムにおいて、
    前記負荷は、車両に搭載される負荷制御システム。
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