JP4536311B2 - 撮影装置、および、それを用いた携帯機器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮影装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、特開2001−320454(2001年11月16日公開)には、撮影レンズを介して被写体を撮像するCCD( Charge-Coupled Device)と、レリーズボタンとを備えた電子カメラが内蔵されると共に、レリーズボタンのレリーズ操作で撮像された被写体の静止画を表示する液晶ディスプレイと、光学ファインダとを備えたカメラ付き携帯電話機が記載されている。
【0003】
当該カメラ付き携帯電話機では、撮影レンズおよび液晶ディスプレイが、携帯電話機本体の正面に配され、光学ファインダの接眼部が、当該携帯電話機本体の背面に配されている。
【0004】
上記構成では、自分を撮影する場合、撮影者は、携帯電話機本体の正面が自分の方を向くように、携帯電話機本体を保持し、液晶ディスプレイに表示された、レリーズ操作前の画像に基づいて、撮影範囲を決定する。さらに、この状態で撮影者がレリーズボタンをレリーズ操作すると、携帯電話機は、CCDによって撮影者を撮影し、画像データとして保存する。
【0005】
一方、他者を撮影する場合、撮影者は、携帯電話機本体の背面が自分の方を向くように、携帯電話機本体を保持し、光学ファインダによって、被撮影者を確認する。そして、撮影者がレリーズボタンをレリーズ操作すると、携帯電話機は、CCDによって被撮影者を撮影し、画像データとして保存する。
【0006】
これにより、他者を撮影する場合、および、自分を撮影する場合のいずれであっても、撮影者は、携帯電話機によって撮影される画像を確認できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のカメラ付き携帯電話機は、撮影者が被撮影者を撮影しようとするとき、CCDの方向によってしか、撮影者が意図する撮影範囲を伝えることができず、被撮影者は、正しい撮影範囲も、撮影される画像も確認できない。したがって、撮影者が十分に指示しないと、例えば、被撮影者が撮影範囲からはみ出すなどして、所望の画像の撮影に失敗する虞れがある。
【0008】
本発明は、このように、従来の撮影装置では、撮影者から被撮影者にコミュニケートする方法が限られ、撮影範囲を外したり、撮影タイミングを外すなど、所望の画像の撮影に失敗する虞れがあるという問題点に鑑みてなされたものであり、撮影者の意図を撮影者に知らせやすく、両者間のコミュニケート不足に起因する不所望な撮影を防止可能な撮影装置を実現することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る撮影装置は、上記課題を解決するために、カメラと、表示面が当該カメラの撮影方向とは異なる方向を向くように配され、撮影するときに撮影者へ上記カメラの撮影範囲を提示する表示手段とを有する撮影装置において、表示面が上記カメラの撮影方向を向くように配されると共に、上記表示手段が撮影者に上記カメラの撮影範囲を提示している間に動作して、被撮影者用のポーズを指示する画像を、時間の経過に応じて変化させて表示するカメラ側ディスプレイと、上記カメラ側ディスプレイに表示される画像の表示タイミングを表示指示の操作を基準に設定するタイミング設定手段と、を備え、撮影タイミングと表示タイミングとの時間間隔を設定できることを特徴としている。なお、上記表示手段は、撮影時に撮影者へカメラの撮影範囲を提示できれば、撮影範囲の画像を示す信号に基づいて当該画像を表示可能なファインダディスプレイであってもよいし、光学ファインダであってもよい。
【0010】
また、本発明に係る撮影装置は、上記課題を解決するために、カメラと、表示面が当該カメラの撮影方向とは異なる方向を向くように配され、上記カメラの撮影範囲の画像を表示するファインダディスプレイとを有する撮影装置において、表示面が上記カメラの撮影方向を向くように配されると共に、上記ファインダディスプレイと同時に動作して、被撮影者用のポーズを指示する画像を、時間の経過に応じて変化させて表示するカメラ側ディスプレイと、上記カメラ側ディスプレイに表示される画像の表示タイミングを表示指示の操作を基準に設定するタイミング設定手段と、を備え、撮影タイミングと表示タイミングとの時間間隔を設定できることを特徴としている。
【0011】
なお、上記各構成において、被撮影者用の画像は、カメラの撮影範囲自体であってもよいし、被撮影者の笑いを促す画像や、被撮影者に要求するポーズを示す画像など、撮影者が予め設定した画像であってもよい。
【0012】
上記各構成において、表示手段またはファインダディスプレイは、カメラの撮影範囲を表示しており、撮影者は、当該表示手段またはファインダディスプレイを見ながら、被撮影者を撮影できる。一方、カメラ側ディスプレイには、例えば、上記表示手段またはファインダディスプレイと同様のカメラの撮影範囲、あるいは、撮影者が予め設定した画像など、被撮影者用の画像が表示される。
【0013】
ここで、カメラ側ディスプレイは、カメラの撮影方向を向くように配されているので、撮影者の意図する撮影範囲や撮影者の意図する画像を見せることができる。したがって、被撮影者に撮影者が撮影しようとしている画像を確認させて、被撮影者に撮影者が意図する撮影範囲から外れないように促したり、被撮影者に撮影者の要求を伝えたり、撮影者が意図した画像によって、被撮影者に特定の表情や特定のリアクションを促したりできる。この結果、撮影者は、被撮影者とコミュニケートしやすくなり、コミュニケーション不足による不所望な撮影を防止できる。
【0014】
さらに、カメラ側ディスプレイの表示している情報については、撮影者が被撮影者へ伝える必要がなくなるので、当該情報を伝える場合よりも、撮影者を撮影に集中させることができる。したがって、撮影者が当該情報を伝えようとした結果、カメラの撮影方向を誤って設定したり、シャッターチャンスを見逃すなどの不具合も防止できる。
【0015】
また、当該構成では、カメラ側ディスプレイに表示される画像の表示タイミングを設定できるので、より的確なタイミングで被撮影者に被撮影者用の画像を見せることができる。ところで、上記カメラは、動画を撮影するカメラであってもよいが、上記カメラは、静止画を撮影可能なカメラであって、当該カメラへ静止画の撮影タイミングを指示する入力手段を備えていてもよい。ここで、静止画を撮影する場合は、撮影者は、撮影範囲だけではなく、表示タイミングおよび撮影タイミングと表示タイミングとの時間間隔も入力する必要があるので、動画を撮影する場合と比較して、撮影に支障をきたすことなく、被撮影者とコミュニケートすることが難しい。したがって、上記のように、カメラ側ディスプレイが撮影者の意図するポーズを指示する画像を見せることができ、撮影者が被撮影者とコミュニケートしやすい撮影装置の方が望ましい。
【0017】
なお、画像を合成する場合、ファインダディスプレイの表示では被撮影者の画像に合成される画像や、合成後の有効な撮影範囲を、撮影者が被撮影者に的確に伝えることが難しく、被撮影者が有効な撮影範囲から外れたり、合成する画像に応じた位置や姿勢、表情などをとることが難しい。したがって、この場合は、カメラ側ディスプレイがカメラの撮影範囲として合成後の画像を表示する方が望ましい。
【0018】
また、上記カメラ側ディスプレイは、ポーズを指示する画像を表示する代わりに、上記ファインダディスプレイに表示される画像とは異なる画像を表示すると共に、上記撮影者の入力に応じて、上記カメラ側ディスプレイに表示される画像または当該画像の生成方法を設定する画像設定手段を備えていてもよい。なお、カメラ側ディスプレイに表示される画像としては、例えば、被撮影者への指示を示す画像や被撮影者の笑いを誘う画像など、被撮影者に特定の表情や仕草を促す画像が挙げられる。また、当該画像は、静止画であってもよいし、動画であってもよい。さらに、ファインダディスプレイに表示される画像と異なっていれば、例えば、ファインダディスプレイに表示される画像を、画像設定手段によって設定された方法で加工した画像であってもよい。
【0019】
当該構成では、カメラ側ディスプレイは、撮影者の入力に応じて画像設定手段が画像自体または画像の生成方法を設定した画像を、被撮影者に見せることができ、被撮影者に当該画像に対するリアクションを促すことができる。この結果、撮影者は、被撮影者とコミュニケートしやすくなり、コミュニケーション不足による不所望な撮影を防止できる。
【0020】
さらに、上記カメラ側ディスプレイは、被撮影者用のポーズを指示する画像を表示する代わりに、上記カメラの被撮影者へ特定の表情や仕草を促す画像を表示してもよい。この場合、カメラ側ディスプレイは、画像によって、被撮影者に指示を伝えるので、撮影者が身振り手振りなどによって指示する場合とは異なり、撮影に支障をきたすことなく、しかも、撮影者が口頭で指示する場合よりも、的確に指示できる。また、カメラ側ディスプレイの表示している情報については、撮影者が被撮影者へ伝える必要がなくなるので、撮影者を撮影に集中させることができる。これらの結果、撮影に支障をきたすことなく、コミュニケーション不足による不所望な撮影を防止できる。
【0021】
また、カメラ側ディスプレイにファインダディスプレイとは異なる画像や指示を示す画像を表示する場合は、上記カメラ側ディスプレイに表示される画像の表示タイミングを設定するタイミング設定手段を備えていてもよい。
【0025】
一方、本発明に係る携帯機器は、上記課題を解決するために、上記各構成の撮影装置のいずれかを備えていることを特徴としている。それゆえ、撮影者の意図した被撮影者用の画像を被撮影者に見せることができ、被撮影者に特定の表情や特定のリアクションを促したりできる。この結果、撮影者は、被撮影者とコミュニケートしやすくなり、コミュニケーション不足による不所望な撮影を防止できる。
【0026】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態について図1から図19に基づいて説明すると以下の通りである。なお、本発明は、任意の撮影装置に適用できるが、以下では、好適な実施形態として、カメラ付きの携帯電話機について説明する。
【0027】
すなわち、図1に示すように、本実施形態に係る携帯電話機(携帯機器)1には、図示しない基地局と通信するRF/インターフェース2と、当該RF/インターフェース2を介して通話相手に伝送するためにマイク3からの音声信号を符号化すると共に、RF/インターフェース2を介して伝送され、通話相手の音声を示す信号を復号するコーデック4と、当該コーデック4が復号した音声信号を再生するスピーカ5と、予め格納されたプログラムを実行して携帯電話機1全体を制御するプロセッサ6と、当該プロセッサ6により参照される複合メモリ7と、ユーザの入力を受け付けるキーボード8とが設けられている。なお、上記プロセッサ6が特許請求の範囲に記載の画像設定手段およびタイミング設定手段に対応し、キーボード8が入力手段に対応する。
【0028】
さらに、本実施形態に係る携帯電話機1は、撮影用のカメラモジュール11と、撮影者用および被撮影者用にそれぞれ設けられた内および外ディスプレイ12および13と、カメラモジュール11、プロセッサ6または複合メモリ7からの信号に基づいて、上記両ディスプレイ12・13を制御するディスプレイ・コントローラ14とを備えている。なお、上記カメラモジュール11が特許請求の範囲に記載のカメラに対応している。また、内ディスプレイ12が表示手段およびファインダディスプレイに対応し、外ディスプレイ13がカメラ側ディスプレイに対応している。
【0029】
図2に示すように、携帯電話機1の正面(撮影者側の面)には、上記内ディスプレイ12が配されており、背面(被撮影者側の面)には、図3に示すように、上記カメラモジュール11の撮像面(例えば、レンズ面など)および外ディスプレイ13が配されている。より詳細には、外ディスプレイ13の表示面は、上記カメラモジュール11の撮影方向を向くように設定されており、内ディスプレイ12は、その表示面が外ディスプレイ13の表示面とは逆方向を向くように配されている。
【0030】
さらに、上記プロセッサ6は、内および外ディスプレイ12・13に同一または互いに異なる画像を表示するように、ディスプレイ・コントローラ14を制御できる。これにより、図4に示すように、撮影者が被撮影者を撮影しようとしている場合、携帯電話機1は、撮影者用の画像が表示された内ディスプレイ12を撮影者に見せると共に、被撮影者用の画像が表示された外ディスプレイ13を被撮影者に見せることができる。この結果、撮影者が内ディスプレイ12に表示されたカメラ画像などに基づいて、被撮影者を撮影しようとしているときに、携帯電話機1は、被撮影者用の画像として、カメラ画像を表示して、撮影者が撮影しようとしている画像を被撮影者に確認させることができる。また、被撮影者用の画像として、笑顔を誘う画像や、例えば、ポーズの指示など、被撮影者への指示を示す画像を表示することによって、被撮影者の表情やポーズや動きなどをコントロールできる。また、被撮影者用の画像として、撮影者の設定した画像を表示する場合、被撮影者が予期しない画像を外ディスプレイ13に表示できるので、当該画像に対する被撮影者のリアクションを撮影でき、撮影時の楽しみを増やすことができる。このように、撮影者が被撮影者を撮影しようとしているときに、撮影者と被撮影者とのコミュニケーションを深めることができるので、コミュニケーション不足による不所望な撮影を防止できる。
【0031】
さらに、外ディスプレイ13の表示している情報については、撮影者が被撮影者へ伝える必要がなくなるので、撮影者を撮影に集中させることができる。したがって、撮影者が当該情報を伝えようとした結果、携帯電話機1の撮影方向を誤って設定したり、シャッターチャンスを見逃すなどの不具合も防止できる。
【0032】
以下では、被撮影者用の画像の表示モードとして、カメラモジュール11からの映像信号自体を表示する確認モードと、例えば、飾りフレームなど、予め定められた画像を当該映像信号に重ねて生成した画像を表示する静止画合成モードと、例えば、笑いを誘う画像やポーズを指示する画像など、予め定められた静止画を表示する静止画表示モードと、例えば、当該静止画およびシャッターのタイミングを示す画像からなる動画など、動画を表示する動画表示モードと、例えば、時間経過に伴なって動く円盤Cなど、動画を上記映像信号に重ねて生成した画像を表示する動画合成モードとが携帯電話機1に設けられている場合を例にして説明する。
【0033】
すなわち、本実施形態に係るディスプレイ・コントローラ14は、カメラモジュール11から出力される映像信号が示す画像を、内および外ディスプレイ12・13の双方または一方に表示できる。また、ディスプレイ・コントローラ14は、複合メモリ7から読み出した画像データを、内および外ディスプレイ12・13の双方または一方に表示できる。さらに、ディスプレイ・コントローラ14は、複合メモリ7から読み出した画像データとカメラモジュール11からの映像信号が示す画像とを合成して、内および外ディスプレイ12・13の双方または一方に合成画像を表示できる。
【0034】
また、プロセッサ6は、例えば、キーボード8への操作などによる撮影者の指示に従ってディスプレイ・コントローラ14を制御して、内および外ディスプレイ12・13のそれぞれに、映像信号、画像データまたは合成画像のいずれを表示させるかを決定できる。さらに、プロセッサ6は、例えば、キーボード8への操作などによる撮影者の指示に従ってディスプレイ・コントローラ14を制御して、被撮影者用の画像を外ディスプレイ13に表示する際の表示タイミングを決定できる。なお、各モード時に表示される画像および表示タイミングについては、動作の説明の際に説明する。
【0035】
ここで、撮影者が被撮影者または風景を撮影しようとしているときのように、携帯電話機1の背面を撮影しようとしている方向に向けると共に、内ディスプレイ12が映像信号または合成画像を表示している場合、当該内ディスプレイ12は、ファインダディスプレイとして動作する。なお、撮影者が自らを撮影しようとしているときのように、携帯電話機1の背面を自らに向けると共に、外ディスプレイ13が映像信号または合成画像を表示している場合、当該外ディスプレイ13は、ファインダディスプレイとして動作する。
【0036】
さらに、プロセッサ6は、例えば、キーボード8への操作などによって、撮影者からシャッタータイミングが指示された場合、カメラモジュール11からの映像信号が示す画像または上記合成画像を撮影データとして複合メモリ7に蓄積できる。
【0037】
本実施形態では、撮影データのデータ量を削減し、プロセッサ6の負担を軽減するために、コーデック4が音声信号だけではなく、映像信号も符号化/復号化できるように構成されており、コーデック4は、カメラモジュール11からの映像信号を符号化したデータを、プロセッサ6に出力し、プロセッサ6は、当該データを撮影データとして複合メモリ7に格納できる。また、本実施形態に係るコーデック4は、映像の合成機能も有しており、プロセッサ6から合成すべき画像を示す画像データを受け取った場合、当該画像と上記映像信号が示す画像との合成結果を符号化して、プロセッサ6に出力できる。
【0038】
さらに、プロセッサ6は、例えば、キーボード8への操作などによる撮影者の指示に従い、例えば、合成用の画像として複合メモリ7に格納された画像自体を書き換えたり、ディスプレイ・コントローラ14やコーデック4などの合成処理を行う部材に合成用の画像として指示する画像を切り換えるなどして、映像信号に合成する画像を変更できる。さらに、プロセッサ6は、予め定められたタイミングあるいはあるいはキーボード8などの操作を受け付けた時点で、例えば、合成用の画像を変更したり、合成処理を行う部材に指示する合成位置や合成方法などを変更するなどして、当該部材に動画を合成させることができる。
【0039】
また、プロセッサ6は、例えば、キーボード8への操作などによる撮影者の指示に従い、例えば、ディスプレイ・コントローラ14へ表示を指示する画像として、複合メモリ7に格納された画像自体を書き換えたり、ディスプレイ・コントローラ14へ表示指示する画像を切り換えるなどして、内または外ディスプレイ12・13に表示する画像を変更できる。さらに、プロセッサ6は、予め定められたタイミングあるいはキーボード8などの操作を受け付けた時点で、内または外ディスプレイ12・13に表示する画像を変更することによって、各ディスプレイ12・13に動画を表示できる。なお、合成あるいは表示される動画の例は、動作の説明の際に詳述する。
【0040】
さらに、プロセッサ6は、例えば、キーボード8への操作などによって撮影者がダウンロードを指示した場合、RF/インターフェース2を介して他の機器(例えば、インターネット上のサーバなど)と通信して、画像データをダウンロードし、複合メモリ7に格納できる。
【0041】
また、プロセッサ6は、例えば、キーボード8への操作などによる撮影者の指示に従い、例えば、携帯電話機1によって撮影した撮影データや、上記他の機器からダウンロードしたデータ、あるいは、予め携帯電話機1に格納されていたデータなど、複合メモリ7に蓄積された画像データを加工すると共に、加工後のデータを新たな画像データとして、複合メモリ7に格納できる。
【0042】
加えて、プロセッサ6は、複合メモリ7に蓄積された画像データを、撮影者に提示して、これらのうちから、被撮影者用の画像として表示する画像データ、あるいは、被撮影者用の画像を表示する際に、カメラモジュール11からの映像信号に合成する画像データを選択するよう、撮影者に促すことができる。さらに、プロセッサ6は、撮影者によって設定された画像データを、被撮影者用の画像、あるいは、被撮影者用の画像を合成するための合成用の画像データとして設定できる。なお、提示する際には、各画像データ自体を撮影者が見るディスプレイ(12・13)に一覧表示または切り換え表示してもよいし、画像データの名称や撮影日時など、画像データに関連した文字列を表示あるいは音声で再生してもよい。
【0043】
また、本実施形態に係るカメラモジュール11は、例えば、撮像素子としてのCMOS( Complementary MOS)イメージセンサ11aと、当該CMOSイメージセンサ11aが撮影した画像を、所定のフォーマットの映像信号として出力するカメラDSP(Digital Signal Processor)11bとを備えている。なお、当該カメラDSP11bは、CMOSイメージセンサ11aの特性に合わせた色補正などの補正処理を行ってもよい。
【0044】
一方、本実施形態に係る複合メモリ7は、アクセス速度の向上要求と記憶容量の拡大要求とデータを維持する際の消費電力の削減要求と満足をさせるために、フラッシュメモリ7aとSRAM(Static RAM)7bとから構成されている。
【0045】
さらに、本実施形態では、構造を簡略化するために、携帯電話機1の内部のうち、内ディスプレイ12と外ディスプレイ13との間に図示しないバックライトが配されており、内ディスプレイ12および外ディスプレイ13の双方の光源として動作している。また、上記各ディスプレイ12(13)は、それぞれ、表示面となる液晶パネル12a(13a)と、当該液晶パネル12a・13aを駆動する液晶ドライバ12b(13b)とを備えている。
【0046】
また、本実施形態に係るキーボード8は、図2に示すように、撮影時に操作面が携帯電話機1の正面を向くように配置されている。これにより、撮影者は、内ディスプレイ12とキーボード8の操作面とを見ながら、キーボード8を操作できる。
【0047】
本実施形態に係る携帯電話機1は、内ディスプレイ12とキーボード8との間で折りたたみ可能に形成されており、使用しない場合には、内ディスプレイ12の表示面とキーボード8の操作面とが対向するように折りたたむことができる。
【0048】
上記構成において、各モードにおける携帯電話機1の動作を図4〜図16に基づき説明すると以下の通りである。例えば、撮影者がキーボード8を操作するなどして、プロセッサ6に確認モードでの動作が指示されると、図5に示すステップ1(以下では、S1のように略称する)において、プロセッサ6は、ディスプレイ・コントローラ14に指示して、内および外ディスプレイ12・13の双方に、カメラモジュール11からの映像信号が示す画像(カメラ画像)を表示させる。
【0049】
この状態において、内ディスプレイ12は、図6に示すように、携帯電話機1が撮影しようとしている画像を表示しており、ファインダディスプレイとして動作している。これにより、撮影者は、図4に示すように、当該内ディスプレイ12に表示されている画像を見ながら、例えば、携帯電話機1の撮影方向を変更するなどして、撮影領域を調整できる。
【0050】
一方、被撮影者の方を向いている外ディスプレイ13も、図6に示すように、携帯電話機1が撮影しようとする画像を表示している。したがって、被撮影者は、撮影者が撮影領域を変更したとしても、当該外ディスプレイ13に表示された画像によって、撮影画像を確認できる。この結果、被撮影者は、撮影しようとしている画像に満足していない場合、例えば、立ち位置を変えたり、表情を変えるなど、撮影者が撮影しようとしている画像に応じた対応を取ることができる。
【0051】
さらに、S2において、プロセッサ6が、例えば、撮影者によるキーボード8への操作など、撮影の指示として予め定められたシャッター操作を検出すると、プロセッサ6は、S3において、当該時点の映像信号が示す画像を、撮影データとして、複合メモリ7に格納する(S3)。
【0052】
また、確認モードの指示と略同様に、プロセッサ6に静止画合成モードでの動作が指示された場合、図7に示すS11において、プロセッサ6は、ディスプレイ・コントローラ14に指示して、内および外ディスプレイ12・13の双方に、カメラモジュール11からの映像信号と、複合メモリ7から読み出した画像データとを合成した画像(合成画像)を表示させる。
【0053】
この状態では、内ディスプレイ12には、図8に示すように、携帯電話機1が撮影しようとしている画像、すなわち、カメラモジュール11によって撮影されている映像と画像データとを合成した画像が表示される。なお、図8では、合成用の画像データが、飾りフレームFのデータの場合を示している。これにより、撮影者は、図4に示すように、当該内ディスプレイ12に表示されている画像を見ながら、例えば、携帯電話機1の撮影方向を変更するなどして、撮影領域を調整できる。
【0054】
また、例えば、キーボード8への操作などによって、プロセッサ6が撮影者による合成用の画像データ変更を検出すると(S12にて、YES の場合)、プロセッサ6は、S13において、合成用の画像を変更する。これにより、撮影者は、合成用の画像に満足していない場合、例えば、図9に示す有名人の画像Pなど、他の画像に合成用の画像を切り換えることができる。
【0055】
一方、被撮影者の方を向いている外ディスプレイ13は、図8に示すように、携帯電話機1の撮影しようとしている画像を表示している。したがって、被撮影者は、撮影者が撮影領域を変更したり、合成用の画像を変更するなどして、撮影領域自体、あるいは、撮影領域のうち、合成用の画像に重ならない領域が変化しても、当該外ディスプレイ13に表示された画像によって、撮影画像を確認できる。この結果、被撮影者は、撮影しようとしている画像に満足していない場合、例えば、立ち位置を変えたり、表情を変えるなど、撮影者が撮影しようとしている画像に応じた対応を取ることができる。
【0056】
さらに、S14において、プロセッサ6が上記シャッター操作を検出すると、プロセッサ6は、S15において、当該時点における合成画像を撮影データとして複合メモリ7に格納する。
【0057】
一方、プロセッサ6に静止画表示モードでの動作が指示された場合、図10に示すS21において、プロセッサ6は、ディスプレイ・コントローラ14に指示して、内ディスプレイ12に、カメラモジュール11からの映像信号を表示させる。また、S22において、プロセッサ6は、キーボード8などの入力手段への操作を受け付けた時点で、ディスプレイ・コントローラ14へ指示して、複合メモリ7に記憶された静止画のうち、予め定められた静止画を、外ディスプレイ13に表示させる。これにより、例えば、図11に示すように、被撮影者の笑いを誘う画像として予め用意された静止画が外ディスプレイ13に表示される。さらに、図5に示すS2およびS3と同様のS23およびS24において撮影データが複合メモリ7に格納される。
【0058】
ここで、上記では、被撮影者が見る外ディスプレイ13は、被撮影者用の画像として、被撮影者の笑いを誘う画像を表示する。また、撮影者の見ている内ディスプレイ12は、ファインダディスプレイとして動作している。したがって、撮影者は、自らが用意した被撮影者用の画像を見たときの被撮影者のリアクションを、当該内ディスプレイ12の画像によって確認しながら、被撮影者を撮影できる。
【0059】
なお、上記では、撮影者が、被撮影者の笑いを誘う画像を携帯電話機1の外ディスプレイ13に表示させる場合を例にして説明したが、図12に示すように、被撮影者にポーズを指示する画像を表示させてもよい。この場合であっても、外ディスプレイ13が撮影者によって設定された画像を表示できるので、撮影者は、例えば、ポーズをとろうとしている被撮影者など、自らが用意した画像を見たときの被撮影者のリアクションを撮影できる。
【0060】
一方、プロセッサ6に動画表示モードでの動作が指示された場合、図13に示すS31において、プロセッサ6は、ディスプレイ・コントローラ14に指示して、内ディスプレイ12に、カメラモジュール11からの映像信号を表示させる。また、S32において、プロセッサ6は、キーボード8などの入力手段への操作を受け付けた時点で、ディスプレイ・コントローラ14へ指示して、複合メモリ7に記憶された動画のうち、予め定められた動画を、外ディスプレイ13に表示させる。例えば、図14に示す例では、撮影タイミングを示す画像(3、2、1をそれぞれ示す画像)が所定の時間間隔で順次切り換えられた後、被撮影者の笑いを誘う画像が表示される。さらに、図5に示すS2およびS3と同様のS33およびS34において撮影データが複合メモリ7に格納される。
【0061】
上記では、被撮影者が見る外ディスプレイ13に、被撮影者用の画像として、被撮影者の笑いを誘う動画が表示される。また、撮影者が見ている内ディスプレイ12がファインダディスプレイとして動作している。したがって、撮影者は、自らが用意した被撮影者用の画像を見たときの被撮影者のリアクションを、当該内ディスプレイ12の画像によって確認しながら、被撮影者を撮影できる。
【0062】
なお、上記では、各画像を所定の時間間隔で切り換えて動画表示する場合を例にして説明したが、例えば、キーボード8などの入力手段への操作によって切り換えてもよい。
【0063】
なお、上記では、時間の経過に応じて変化する動画として、静止画を所定の時間間隔で切り換える場合を例にして説明したが、ビデオ画像のような動画を表示してもよい。
【0064】
ところで、上記静止画表示モードおよび動画表示モードでは、表示指示の操作を受け付けた時点で、外ディスプレイ13が静止画または動画を表示する場合を例にして説明したが、例えば、表示指示の操作を基準に、予め設定されたタイミングで表示してもよい。また、例えば、シャッター操作の時点で静止画または動画を表示し、その後、所定の時間が経過すると撮影するなど、撮影タイミングと表示タイミングとが、所定の時間間隔になるように予め設定されていれば、シャッター操作および表示指示の操作の一方を省略できる。
【0065】
一方、プロセッサ6に動画合成モードでの動作が指示された場合、図15に示すS41において、プロセッサ6は、ディスプレイ・コントローラ14に指示して、内および外ディスプレイ12・13に、カメラモジュール11からの映像信号に、合成用の動画として予め設定された動画を合成し、合成した画像(合成画像)を表示させる。さらに、図5に示すS2およびS3と同様のS42およびS43において撮影データが複合メモリ7に格納される。
【0066】
例えば、図16に示す例では、予め定められた手順で円盤Cを自動的に移動させる場合を示している。この場合、外ディスプレイ13は、被撮影者に対して、円盤Cに隠れるのを避けるよう促すことができる。したがって、撮影者は、自らが用意した動画に対するリアクションとして、円盤Cに隠れるのを避けようとする被撮影者を撮影できる。
【0067】
なお、上記では、円盤Cの場合を例にして説明したが、当然ながら、他の形状の画像を移動させてもよい。また、画像の動作も移動に限るものではなく、大きさや形状の変更であってもよい。さらに、上記では、プロセッサ6が円盤Cを自動的に移動させる場合を例にして説明したが、プロセッサ6は、キーボード8などの入力手段が受け付けた操作に応じて、画像の動作を決定してもよい。また、上記では、カメラモジュール11からの映像信号が示す画像に動画を合成する場合を例にして説明したが、当該画像の一部領域に対して、モザイク処理、あるいは、変形処理などの画像処理を行い、当該領域を動作(移動など)させてもよい。また、画像の全部に対して画像処理を行うとともに、時間の経過や撮影者の指示に応じて、画像処理の程度や方法を変更してもよい。これらの場合であっても、外ディスプレイ13は、撮影者が意図した画像処理方法の画像を表示して、被撮影者の表情などをコントロールできる。
【0068】
ところで、上記画像は、ダウンロードした画像や撮影画像であってもよいし、これらを画像処理した画像であってもよい。ダウンロードする場合、図17に示すS51において、RF/インターフェース2は、プロセッサ6の指示に応じて、例えば、インターネット上のサーバなど、図示しない他の機器と通信して、当該機器から、画像データをダウンロードし、当該画像データは、プロセッサ6によって複合メモリ7に格納される(S52)。なお、上述の例のうち、図9で合成された有名人の画像や、図12で表示されたポーズを要求する画像は、ダウンロードされた画像である。
【0069】
一方、図11に示す画像は、撮影データを加工したデータを示している。すなわち、キーボード8への操作などによって、加工対象となる画像が指示されると、図18に示すS61において、プロセッサ6は、ディスプレイ・コントローラ14へ指示して、例えば、図19に示すように、当該画像データ(この場合は、撮影データ)を内ディスプレイ12に表示させる。また、プロセッサ6がキーボード8への入力などによって、加工指示を受け付けると(S62にて、YES の場合)、S63において、当該指示に応じて、画像データを加工し、加工結果を内ディスプレイ12に表示させる。なお、図11の例では、キーボード8への操作によって、撮影画像に文字が書き込まれている。さらに、加工終了の指示を受け付けると(S64にてYES )の場合、加工した画像データを新たな画像データとして複合メモリ7に格納する。これにより、図10に示すS21において、内ディスプレイ12に表示される画像が複合メモリ7内に用意される。
【0070】
ところで、上記携帯電話機1は、撮影時に被撮影者へ被撮影者用の画像を提示するために、カメラモジュール11からの映像信号や画像データを画像処理して生成した画像を、外ディスプレイ13に表示できる。したがって、撮影しない場合であっても、例えば、図20に示すように撮影データを分割して並び変えた画像、あるいは、撮影データをモザイク処理した画像を外ディスプレイ13に表示するように携帯電話機1を構成することによって、ハードウェアやソフトウェアを殆ど変更することなく、第三者に誰が写っているかを当てさせるゲーム機としても動作できる。
【0071】
なお、上記では、携帯電話機1を例にして説明したが、電話機能を持たない撮影装置であっても略同様の効果が得られる。ただし、携帯電話機1のように、通信機能を持っている場合は、被撮影者用の画像データまたは被撮影者用の画像を生成するための画像データを収集しやすい。また、撮影データを他の機器に送信することもできる。
【0072】
また、上記では、静止画を撮影する場合を例にして説明したが、動画を撮影する場合であっても略同様の効果が得られる。ただし、静止画を撮影する場合、撮影者は、撮影範囲だけではなく、撮影タイミングも入力する必要があるので、動画を撮影する場合と比較して、撮影に支障をきたすことなく、被撮影者とコミュニケートすることが難しい。したがって、本実施形態のように、静止画を撮影する撮影装置に適用した方が、より効果的である。
【0073】
【発明の効果】
本発明に係る撮影装置は、以上のように、表示面がカメラの撮影方向を向くように配されると共に、表示手段が撮影者に上記カメラの撮影範囲を提示している間に動作して、被撮影者用のポーズを指示する画像を、時間の経過に応じて変化させて表示するカメラ側ディスプレイと、上記カメラ側ディスプレイに表示される画像の表示タイミングを表示指示の操作を基準に設定するタイミング設定手段と、を備え、撮影タイミングと表示タイミングとの時間間隔を設定できる構成である。
【0074】
本発明に係る撮影装置は、以上のように、表示面がカメラの撮影方向を向くように配されると共に、上記カメラの撮影方向とは異なる方向を向いたファインダディスプレイと同時に動作して、被撮影者用のポーズを指示する画像を、時間の経過に応じて変化させて表示するカメラ側ディスプレイと、上記カメラ側ディスプレイに表示される画像の表示タイミングを表示指示の操作を基準に設定するタイミング設定手段と、を備え、撮影タイミングと表示タイミングとの時間間隔を設定できる構成である。
【0075】
上記各構成によれば、カメラ側ディスプレイは、カメラの撮影方向を向くように配されているので、被撮影者用の画像として、撮影者の意図する撮影範囲や撮影者の意図する画像を見せることができ、被撮影者に特定の表情や特定のリアクションを促したりできる。この結果、撮影者は、被撮影者とコミュニケートしやすくなり、コミュニケーション不足による不所望な撮影を防止できるという効果を奏する。
【0076】
当該構成では、カメラ側ディスプレイに表示される画像の表示タイミングを設定できるので、より的確なタイミングで被撮影者に被撮影者用の画像を見せることができるという効果を奏する。また、静止画を撮影する場合は、撮影者は、撮影範囲だけではなく、表示タイミングおよび撮影タイミングと表示タイミングとの時間間隔も入力する必要があるので、動画を撮影する場合と比較して、撮影に支障をきたすことなく、被撮影者とコミュニケートすることが難しい。したがって、上記のように、カメラ側ディスプレイが撮影者の意図するポーズを指示する画像を見せることができ、撮影者が被撮影者とコミュニケートしやすい撮影装置の方が望ましい。
【0077】
本発明に係る撮影装置は、以上のように、上記カメラ側ディスプレイは、被撮影者用のポーズを指示する画像を表示する代わりに、上記ファインダディスプレイに表示される画像とは異なる画像を表示すると共に、上記撮影者の入力に応じて、上記カメラ側ディスプレイに表示される画像または当該画像の生成方法を設定する画像設定手段を備えている構成である。
【0078】
当該構成では、カメラ側ディスプレイは、撮影者の入力に応じて画像設定手段が画像自体または画像の生成方法を設定した画像を、被撮影者に見せることができ、被撮影者に当該画像に対するリアクションを促すことができる。この結果、撮影者は、被撮影者とコミュニケートしやすくなり、コミュニケーション不足による不所望な撮影を防止できるという効果を奏する。
【0079】
本発明に係る撮影装置は、以上のように、上記カメラ側ディスプレイは、被撮影者用のポーズを指示する画像を表示する代わりに、上記カメラの被撮影者へ特定の表情や仕草を促す画像を表示する構成である。
【0080】
当該構成によれば、カメラ側ディスプレイは、画像によって、被撮影者に指示を伝えるので、撮影者が身振り手振りなどによって指示する場合とは異なり、撮影に支障をきたすことなく、しかも、撮影者が口頭で指示する場合よりも、的確に指示できる。また、カメラ側ディスプレイの表示している情報については、撮影者が被撮影者へ伝える必要がなくなるので、撮影者を撮影に集中させることができる。これらの結果、撮影に支障をきたすことなく、コミュニケーション不足による不所望な撮影を防止できるという効果を奏する。
【0085】
本発明に係る携帯機器は、以上のように、上記各構成の撮影装置のいずれかを備えている構成である。それゆえ、撮影者の意図した被撮影者用の画像を被撮影者に見せることができ、被撮影者に特定の表情や特定のリアクションを促したりできる。この結果、撮影者は、被撮影者とコミュニケートしやすくなり、コミュニケーション不足による不所望な撮影を防止できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すものであり、携帯電話機の要部構成を示すブロック図である。
【図2】上記携帯電話機の正面を示す斜視図である。
【図3】上記携帯電話機の背面を示す斜視図である。
【図4】上記携帯電話機を用いて、撮影者が被撮影者を撮影している状況を示す斜視図である。
【図5】確認モードにおける上記携帯電話機の動作を示すフローチャートである。
【図6】上記確認モードにおいて、上記携帯電話機の内および外ディスプレイに表示される画像の例を示す図面である。
【図7】静止画合成モードにおける上記携帯電話機の動作を示すフローチャートである。
【図8】静止画合成モードにおいて、上記携帯電話機の内および外ディスプレイに表示される画像の例を示す図面である。
【図9】静止画合成モードにおいて、上記携帯電話機の内および外ディスプレイに表示される画像の他の例を示す図面である。
【図10】静止画表示モードにおける上記携帯電話機の動作を示すフローチャートである。
【図11】静止画表示モードにおいて、上記携帯電話機の外ディスプレイに表示される画像の例を示す図面である。
【図12】静止画表示モードにおいて、上記携帯電話機の外ディスプレイに表示される画像の他の例を示す図面である。
【図13】動画表示モードにおける上記携帯電話機の動作を示すフローチャートである。
【図14】動画表示モードにおいて、上記携帯電話機の外ディスプレイに表示される画像の例を示す図面である。
【図15】動画合成モードにおける上記携帯電話機の動作を示すフローチャートである。
【図16】動画合成モードにおいて、上記携帯電話機の外ディスプレイに表示される画像の例を示す図面である。
【図17】上記携帯電話機の動作を示すものであり、表示または合成される画像をダウンロードする際の動作を示すフローチャートである。
【図18】上記携帯電話機の動作を示すものであり、画像の加工によって、表示または合成される画像を生成する際の動作を示すフローチャートである。
【図19】上記携帯電話機が画像を加工する際の動作を示すものであり、加工前の撮影データの例を示す図面である。
【図20】ゲームの際に上記携帯電話機の外ディスプレイに表示される画像の例を示す図面である。
【符号の説明】
1 携帯電話機(撮影装置;携帯機器)
6 プロセッサ(画像設定手段;タイミング設定手段)
8 キーボード(入力手段)
11 カメラモジュール(カメラ)
12 内ディスプレイ(表示手段;ファインダディスプレイ)
13 外ディスプレイ(カメラ側ディスプレイ)
Claims (6)
- カメラと、表示面が当該カメラの撮影方向とは異なる方向を向くように配され、撮影するときに撮影者へ上記カメラの撮影範囲を提示する表示手段とを有する撮影装置において、
表示面が上記カメラの撮影方向を向くように配されると共に、上記表示手段が撮影者に上記カメラの撮影範囲を提示している間に動作して、被撮影者用のポーズを指示する画像を、時間の経過に応じて変化させて表示するカメラ側ディスプレイと、
上記カメラ側ディスプレイに表示される画像の表示タイミングを表示指示の操作を基準に設定するタイミング設定手段と、を備え、
撮影タイミングと表示タイミングとの時間間隔を設定することを特徴とする撮影装置。 - カメラと、表示面が当該カメラの撮影方向とは異なる方向を向くように配され、上記カメラの撮影範囲の画像を表示するファインダディスプレイとを有する撮影装置において、
表示面が上記カメラの撮影方向を向くように配されると共に、上記ファインダディスプレイと同時に動作して、被撮影者用のポーズを指示する画像を、時間の経過に応じて変化させて表示するカメラ側ディスプレイと、
上記カメラ側ディスプレイに表示される画像の表示タイミングを表示指示の操作を基準に設定するタイミング設定手段と、を備え、
撮影タイミングと表示タイミングとの時間間隔を設定することを特徴とする撮影装置。 - 上記カメラ側ディスプレイは、上記ファインダディスプレイに表示される画像とは異なる画像を表示すると共に、
上記撮影者の入力に応じて、上記カメラ側ディスプレイに表示される画像または当該画像の生成方法を設定する画像設定手段を備えていることを特徴とする請求項2記載の撮影装置。 - 上記カメラ側ディスプレイは、上記カメラの被撮影者へ特定の表情や仕草を促す画像を表示することを特徴とする請求項1または2記載の撮影装置。
- 上記カメラは、静止画を撮影可能なカメラであって、
当該カメラへ静止画の撮影タイミングを指示する入力手段を備えていることを特徴とする請求項1、2、3、または4に記載の撮影装置。 - 請求項1、2、3、4、または5に記載の撮影装置を備えた携帯機器。
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