JP4532989B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関するものである。
従来から、記録媒体に画像を形成する画像形成装置として、電子写真方式等を用いた画像形成装置が知られている。
そして、特に小型の複写機においては、記録媒体(記録紙)に複数枚の原稿画像を連続的に複写した場合、片面に画像が形成された記録媒体は、画像形成装置の側部に設けられた積載トレイに画像形成面を上向き(フェイスアップ)にして、排紙される形式が一般的であった。
フェイスアップにて排紙する形式の複写機は、記録媒体に形成されている画像を容易に認識できるという点で利点があり、また画像形成装置の上部に排紙部を設けないために画像形成装置の上部に原稿画像を読み取る画像読取装置を設けても装置の全高を低く抑えられるという利点もある。
しかしながら、しかしながら、常にフェイスアップ(画像形成面が上向きになるように排紙する形態)にて記録媒体を排紙する場合において、複数ページをそのページ順番に従って印字して排紙しようとすると、最終的にページ順がそろった状態で複数ページの記録媒体を積載することができないという問題がある。
そこで、画像形成装置の側部に設けられた積載トレイに用紙の画像形成面を上向き(フェイスアップ)でも、下向き(フェイスダウン)でも任意に排紙できるように反転機構を設けた複写機が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
前述した反転機構を設けた複写機において、記録媒体を反転させてフェイスダウンで排紙させるための搬送路(以下、FD搬送路)は、記録媒体を反転させることなくフェイスアップで排紙させる搬送路(以下、FU搬送路)よりも長いものとなる。
一方、FD搬送路では、記録媒体を反転させるために記録媒体の搬送方向を切替える必要がでてくるが、装置の小型化を達成するためには搬送路上で記録媒体を搬送する搬送ローラの数はできる限り少なくすることが望ましい。
特開平09−221254号公報
しかしながら、FD搬送路にて使用する搬送ローラの数を少なくしてしまうと、搬送ローラ間の距離よりも短い記録媒体がFD搬送路をFD搬送路にて搬送させようとしても、搬送ローラ間での記録媒体の受け渡しがうまくいかずに、紙詰まり(ジャム)を引き起こしてしまう可能性がある。
また、搬送ローラを構成する搬送部材を図10のように構成して中央部に間隔Wを設けて、より低コストな搬送ローラを構成することがあるが(間隔Wの搬送部材が不要であるため低コスト)、このような搬送ローラを用いる場合に、搬送部材間の距離Wを記録媒体の搬送性を良くするためにある程度、広くする場合がある。その場合、搬送部材間の距離よりもサイズ(幅;記録媒体の搬送方向に対して直行する方向の長さ)の小さい記録媒体を給紙してしまうと、記録媒体を搬送できない状態となってしまい、紙詰まり(ジャム)を引き起こしてしまう可能性がある。
本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、記録媒体のサイズに応じた適切な搬送路にて記録媒体を搬送させることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、記録媒体のサイズが第2の搬送路で搬送可能なサイズでないと判定された場合、搬送路指定部により第2の搬送路へ搬送させると指定されている場合であっても、記録媒体を第2の搬送路へ搬送させることなく第1の搬送路へ搬送させるよう制御して、記録媒体のサイズに応じた適切な搬送路にて記録媒体を搬送させることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の画像形成装置は、記録媒体に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部で画像が形成された記録媒体を画像が形成された面を上にして排出するように搬送するための第1の搬送路と、前記画像形成部で画像が形成された記録媒体を画像が形成された面を下にして排出するように搬送するための、前記第1の搬送路とは搬送経路が異なる第2の搬送路と、を有し、前記第2の搬送路には、前記記録媒体の搬送方向に直交する方向に所定間隔をもって隣りあって配設された第1と第2のローラ部材とを有する搬送ローラを有し、前記記録媒体を前記第1の搬送路または前記第2の搬送路のいずれへ搬送させるかを切り替える切替部と、前記記録媒体の搬送方向と直交する方向のサイズが前記搬送ローラの前記第1と前記第2のローラ部材間の間隔よりも小さい場合は、前記記録媒体の搬送路として前記第2の搬送路への搬送が指定されている場合であっても、前記記録媒体を前記第1の搬送路へ搬送させる制御部と、を有することを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、記録紙Sの搬送路としてFD搬送路が指定されている場合であっても、記録紙Sの搬送方向のサイズ(長さ)がFD搬送路におけるローラ間距離のうち最大のものよりも短い場合はFU搬送路にて記録紙Sを搬送させるので、ローラ間で記録紙Sが詰まって滞留し、それによるユーザのわずらわしさ(例えば、詰まった記録紙Sを取り除くジャム処理を行うこと)を防止することが出来る。
また、本発明の他の態様によれば、記録紙Sの搬送方向のサイズが本体に適合しない旨を正確にユーザへ報知することが出来る。
また、本発明の他の態様によれば、記録紙Sの搬送路としてFD搬送路が指定されている場合であっても、記録紙Sの搬送方向に直交する方向のサイズ(幅)がFD搬送路におけるローラ部材間の距離のうち最大のものよりも短い場合は、FU搬送路にて記録紙Sを搬送させるので、ローラ間で記録紙Sが詰まって滞留し、それによるユーザのわずらわしさ(例えば、詰まった記録紙Sを取り除くジャム処理を行うこと)を防止することが出来る。
また、本発明の他の態様によれば、記録紙Sの搬送路としてFD搬送路が指定されている場合であっても、記録紙Sの搬送方向のサイズ(長さ)と記録紙Sの搬送方向に直交する方向のサイズ(幅)に応じて、FU搬送路を選択して記録紙Sを搬送させるので、ローラ間で記録紙Sが詰まって滞留し、それによるユーザのわずらわしさ(例えば、詰まった記録紙Sを取り除くジャム処理を行うこと)を防止することが出来る。
また、本発明の他の態様によれば、記録紙Sの搬送方向のサイズ(長さ、幅)が本体101に適合しない旨を正確にユーザへ報知することが出来る。
本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。以下の各実施の形態では、画像形成装置の一例であるレーザビームプリンタについて説明する。
(第1の実施の形態)
図1は電子写真プロセスを用いたレーザビームプリンタの構成を示す断面図である。
レーザビームプリンタ本体101(以下、本体101)には、記録媒体である記録紙Sを収納するカセット102、カセット102内の記録紙Sの有無を検知するカセット紙有無センサ103、カセット102内の記録紙Sのサイズを検知するカセットサイズセンサ104(複数個のマイクロスイッチで構成される)、カセット102から記録紙Sを一枚ずつ分離して給紙するための給紙ローラ105、給紙ローラ105により給紙された記録紙Sを搬送するフィードローラ132が設けられている。
106はレジストローラ対であり、フィードローラ132及び中間ローラ133により搬送された記録紙Sを搬送するものである。
107はレーザスキャナ部であり、後述する外部装置131から送出される画像情報を展開処理した画像信号(VDO信号)に基づいて変調されたレーザ光を発光するレーザユニット113、レーザユニット113からのレーザ光を後述する感光ドラム117上に走査するためにポリゴンミラーを回転させるポリゴンモータ114、ポリゴンミラーからのレーザ光を感光ドラム117上に結像させる結像レンズ115、折り返しミラー116により構成されている。
また、レジストローラ対106の搬送方向下流にはレーザスキャナ部107からのレーザ光に基づいて記録紙S上にトナー像を形成するカートリッジ108が設けられている。カートリッジ108は電子写真方式で画像を記録紙S上に形成するための構成を有するものであり、感光ドラム117、感光ドラム117の表面を一様な電位に帯電させる1次帯電ローラ119、レーザ光により露光されて感光ドラム117の表面に形成された静電潜像をトナーにて現像する現像器120、感光ドラム117上に現像されたトナー像をレジストローラ対106により搬送される記録紙Sに転写させるべく記録紙Sの裏面から感光ドラム117に対してトナーと逆極性の電圧を印加する転写ローラ121、転写ローラ121により記録紙Sへ転写されずに感光ドラム117上に残留した転写残トナーを回収するクリーナ122から構成されている。
さらに、109はカートリッジ108の搬送方向下流にて記録紙S上に形成されたトナー像を熱定着する定着器であり、定着フィルム109a、加圧ローラ109b、定着フィルム109aの内部に設けられ発熱により記録紙S上のトナー像を加熱するセラミックヒータ109c、セラミックヒータ109cの表面温度を検出するサーミスタ109dから構成されている。
定着器109の搬送方向下流には記録紙Sの有無を検知する定着センサ110、定着器109によりトナー像が定着された記録紙Sを排紙する搬送ローラ111、搬送ローラ111の搬送方向下流にて記録紙Sをフェイスアップ(以下、FU)又はフェイスダウン(以下、FD)で本体101から排出するための反転搬送部200が設けられている。
160はレーザスキャナ部107による感光体ドラム117への画像露光と記録紙Sの搬送の同期を取るとともに給紙された記録紙Sの搬送方向の長さを測定するためのトップセンサである。161は記録紙Sの紙幅(搬送方向に直交する方向の長さ)を検出する紙幅センサである。また、162はカセット102から給紙ローラ105により給紙された記録紙Sの先端と後端を検出するためのプレフィードセンサである。
ここで、図2を用いて反転搬送部200の構成について説明する。
図2は、反転搬送部200の構成を示す断面図である。
反転搬送部200は、画像形成面を上向きとされて定着器109を通過した記録紙Sを画像形成面を上向きとしたまま図中のA点からB点を経由して積載トレイ112へ排紙するための第1の搬送路であるFU搬送路と、画像形成面を上向きとされて定着器109を通過した記録紙Sを画像形成面を下向きとして排紙すべく図中のA点からC点、B点を経由して積載トレイ112へ排紙するための第2の搬送路であるFD搬送路とを有するものである。
反転搬送部200は更に、従動ローラ163、合流モータ209により駆動される合流ローラ201、反転モータ210により正転及び逆転可能に駆動される反転ローラ202、排紙モータ211により駆動される中間ローラ203、同じく排紙モータ211により駆動される排紙ローラ204、FU搬送路とFD搬送路のいずれを経由して積載トレイ112へ記録紙Sを排紙すべきかを切替えるFD/FU切替フラッパ212、FD/FU切替フラッパ212の先端位置を図中aとbとに切替えるFD/FU切替ソレノイド205、反転ローラ202を構成するローラ対を図中cの当接状態から図中dの離間状態へ切替える離間ソレノイド206、A点からB点のFD搬送路上の合流ローラ201の搬送方向下流に設けられて記録紙Sの有無を検知する反転センサ207、C点からB点のFD搬送路上の中間ローラ203の搬送方向下流に設けられて記録紙Sの有無を検知する排紙センサ208が設けられている。
なお、従動ローラ163は、記録紙SをA点に確実に搬送するために設けられたものであり、モータ等により駆動力を与えられることはない。
また、図1の213は反転フラッパであり、記録紙Sが通過していないときはバネ等によって付勢力が与えられて所定の位置に先端が位置しており、記録紙Sの通過時には記録紙Sに押されて先端が所定の位置とは異なる位置となる。そして、記録紙Sの後端が通過した後は再び所定の位置となる。この反転フラッパ213により、図2のC点からB点に搬送させる記録紙Sが誤ってA点方向に搬送されることが無いようにすることができる。
本体101は、更に、メインモータ123を備えている。
メインモータ123は、本体101において各部に駆動力を供給するものであり、給紙ローラ105、フィードローラ132、中間ローラ133、レジストローラ106、感光ドラム117、1次帯電ローラ119、転写ローラ121、定着器109、排紙ローラ111等に駆動力を供給する。
なお、給紙ローラ105、レジストローラ対106についてはメインモータが回転している間に常に回転するわけではなく、後述するエンジンコントローラ126によりオンオフ状態が制御される給紙ローラクラッチ124、レジストローラクラッチ125によりメインモータ123の駆動力が伝達される状態と伝達されない状態とに切替えられて、記録紙Sが所望のタイミングで搬送するように制御される。
次に、図3を用いて本体101の制御構成を説明する。
図3は、本体101の制御構成を示すブロック図である。
131はパーソナルコンピュータ等の外部装置であり、汎用のインタフェース130(セントロニクス、RS232C等)を介して本体101へプリントすべき画像情報をプリント情報(記録紙Sのサイズ情報、給紙カセットの指定情報、両面印刷の有無情報等)とともに送信する。
127はビデオコントローラであり、外部装置131から送信される画像情報をビットデータに展開して画像信号(VDO信号)へ変換するとともに、ビデオインタフェース170を介してVDO信号をエンジンコントローラ126へ送信する。
126はエンジンコントローラであり、本体101の各部を制御するものである。
150は高電圧ユニットであり、1次帯電ローラ119に印加する帯電バイアス(電圧)、現像器120を構成する現像ローラに印加する現像バイアス等、転写ローラ121に印加する転写バイアス等の高電圧を生成するユニットである。
また、エンジンコントローラ126は、レーザスキャナ部107を構成するレーザユニット113の光量、ポリゴンモータ114の回転数の制御を行う。
また、エンジンコントローラ126は、記録紙Sの搬送にかかわる給紙ローラ105等を駆動するメインモータ123、合流ローラ201を駆動する合流モータ209、反転ローラ202を駆動する反転モータ210、中間ローラ203及び排紙ローラ204を駆動する排紙モータ211等の各種モータを制御するモータ制御部に指令を与える。
また、エンジンコントローラ126は、FU/FD切替ソレノイド205、離間ソレノイド206にH/Lの信号を送信することによりON/OFF状態が切替えられる。
また、エンジンコントローラ126は、内部のメモリ等の記憶部に、外部装置131からビデオコントローラ127を介して入力される前述のプリント情報や、ビデオコントローラ127から指定されるプリント情報を格納するプリント情報格納部171を有する。
プリント情報格納部171に格納されるプリント情報の一例について図4を用いて説明する。
図4は、エンジンコントローラ126のプリント情報格納部171に格納されるプリント情報の一例を示す図である。
外部装置131からはプリントすべき画像情報が送信されるとともに、複数ページの画像情報の各々のページについてのプリント情報が本体101のビデオコントローラ127に送信される。プリント情報としては、図4に示すように各ページ(ページID1、2、3・・・)について、FD搬送路を経由して画像形成面を下側(FD)で積載トレイ112へ記録紙Sを排紙するかFU搬送路を経由して画像形成面を上側(FU)で積載トレイ112へ記録紙Sを排紙するかの設定であるFD/FU指定と、記録紙Sを給紙する給紙口指定と、紙サイズを示す紙サイズ指定等が含まれる。
なお、図4では給紙口指定として、カセットのほかにMPトレイを指定できるものとしたが、MPトレイとは、本体101の右側部から記録紙Sを給紙するための不図示の給紙口である。
また、紙サイズ指定としてのユニバーサルサイズとは、A3、A4、B4、B5サイズ等の定型サイズ以外の記録媒体に画像形成を行う場合に指定するサイズである。そして、エンジンコントローラ126は、紙サイズ指定としてユニバーサルサイズ指定がされている場合、例えば指定された記録媒体が、本体101が搬送しえる最大サイズの記録媒体であるものとして給紙や搬送のタイミングを設定するものである。
ビデオコントローラ127を経由してエンジンコントローラ126へ送信されるプリント情報は、エンジンコントローラ126のプリント情報格納部171へ格納される。そして、エンジンコントローラ126は、記録紙Sへの画像形成を行うにあたって、プリント情報格納部171に格納されたプリント情報に基づいて各ページの画像形成を行う。例えば、1ページ目については、A4サイズの記録紙Sが積載されているカセット102から記録紙Sを給紙させるとともに、定着器109にて画像が形成された記録紙SをFD搬送路を経由して画像形成面を下向き(FD)として積載トレイ112に記録紙Sを排紙する。なお、図4ではページIDを1〜10の10ページ分としており、各ページの画像形成が終了したら引き続くページのプリント情報を格納するものとする。また、プリント情報格納部117に記憶させるプリント情報のページ数は10ページ分でなくとも、任意のページ数にすることができるのはいうまでもない。
以上のような構成を有するレーザビームプリンタ本体101においては、記録紙Sの搬送方向のサイズ(長さ)dと反転搬送部200のA点からE点を経由してB点に至るまでのFD搬送路における各ローラ間の距離との関係によっては、記録紙Sを正常に搬送させることができない。
この問題点について、図5を用いつつ説明する。図5は、反転搬送部200におけるローラの配置関係を示す図である。
図5において、SLは記録紙Sの搬送方向のサイズ(長さ)を示し、L1は合流ローラ201から反転ローラ202までの搬送路上の距離を示し、L2は反転ローラ202から中間ローラ203までの搬送路上の距離を示し、L3は中間ローラ203から排紙ローラ204までの搬送路上の距離を示す。
記録紙Sの搬送路としてFD搬送路が指定されている場合に、記録紙Sを搬送するのは合流ローラ201、反転ローラ202、中間ローラ202及び排紙ローラ204である。
そして、FD搬送路を搬送させる記録紙Sの搬送方向のサイズSLがローラ間の搬送方向の距離であるL1、L2、L3のいずれか1つよりも短い場合には、ローラ間で記録紙Sの受け渡しを行うことができずに、FD搬送路上で記録紙Sが搬送できない状態となってしまう。
たとえば、図5においてローラ間の距離がL1>L2>L3の関係を有するとすれば、記録紙Sの搬送方向のサイズSLがL1よりも短ければ、合流ローラ201から反転ローラ202へ搬送する途中において記録紙Sはいずれのローラからも搬送力を与えられずに搬送不良となってしまう。
そこで、エンジンコントローラ126にFD搬送路において最大となるローラ間の距離を予め記憶させておき、記憶された値と記録紙Sの実際のサイズを比較することで、記録紙SがFD搬送路で搬送させることができるサイズか否かを判定する方法が考えられる。
このような方法によれば、記録紙SのサイズSLがFD搬送路で搬送させることができないようなサイズであれば、FD搬送路を搬送させるようプリント情報として指定されている場合であってもFU搬送路から排紙させるように変更して、本体101に紙詰まり(ジャム)が発生するのを防止することができる。
以下、図6のフローチャートを用いつつ第1の実施形態における記録紙Sの搬送動作を説明する。
図6は、記録紙Sの搬送動作を示すフローチャートである。
なお、以下の説明は、紙サイズ指定としてユニバーサルサイズ指定がされているページID=5に対応する記録紙Sの搬送動作を示すものとする。
ステップS601で、エンジンコントローラ126は、ビデオコントローラ127から記録紙Sへの画像形成を開始すべき旨の指示であるプリント指示を受信したか否かを判定する。ビデオコントローラ127は、エンジンコントローラ126に、記録紙Sのサイズ、記録紙Sを給紙するカセット等の給紙口、FD搬送路とFU搬送路のいずれへ搬送すべきかの指定(FD/FU指定)等のプリント情報を送信したの後に、外部装置131からプリント指示を受信したことに応じて、プリントすべき画像信号とともプリント指示を送信する。
ステップS601で、エンジンコントローラ126は、受信したと判定した場合はステップS602へ進む。
ステップS602で、エンジンコントローラ126は、記録紙Sに対する画像形成を行うための準備動作を開始する。具体的にエンジンコントローラ126は、メインモータ123を回転させるとともに、感光ドラム117の表面電位を一様とすべく、高電圧ユニット150から1次帯電ローラ119へ帯電バイアス(電圧)を印加する。また、エンジンコントローラ126は、画像形成にかかる他の準備動作を開始する。なお、ステップS602で、エンジンコントローラ126は、給紙ローラ105を一回転させてカセット102内に積載された1枚の記録紙Sを給紙し、その記録紙Sがプレフィードセンサ132により検知されたことに応じてフィードローラ132及び中間ローラ133を停止させる。
ステップS603で、エンジンコントローラ126は、本体101が画像形成の準備動作が終了して記録紙Sに対する画像形成が可能な待機状態へ移行したか否かを判定する。ステップS604で、エンジンコントローラ126は、本体101が待機状態へ移行したことに応じて、給紙ローラクラッチ124をオン状態としてメインモータ123の駆動をフィードローラ132及び中間ローラ133に伝えることで、記録紙Sの搬送を再開する。
ステップS605で、エンジンコントローラ126は、センサ入力部151から入力されるトップセンサ160の信号を監視することで、トップセンサ160が記録紙Sの先端を検出したか否かを判定し、記録紙Sの先端を検出した場合はステップS606へ進む。
ステップS606で、エンジンコントローラ126は、記録紙Sの搬送方向の長さを計測するためにタイマ164をスタートさせる。
ステップS607で、エンジンコントローラ126は、記録紙Sに対する画像形成動作を開始する。なお、画像形成動作としては以下の動作を行う。まず、エンジンコントローラ126は1次帯電ローラ119に帯電バイアスを印加して感光ドラム117の表面を一様に帯電するとともに、プリントすべきページに対応する画像信号に応じてレーザスキャナ部107から照射されるレーザ光により感光ドラム117を露光して静電潜像を形成する。そして、エンジンコントローラ126は、静電潜像が形成された感光ドラム117にトナー像が形成されるよう現像器120により静電潜像を現像し、その後転写ローラ121にトナーと逆極性の転写バイアス電圧を印加して記録紙S上にトナー像を形成するよう制御する。さらに、エンジンコントローラ126は、記録紙S上のトナー像を熱定着させるべく定着器109のセラミックヒータ109cの温度をサーミスタ109dが検知する温度に基づいて所定温度に保持しつつ定着フィルム109aと加圧ローラ109bを回転させる。
ステップS608で、エンジンコントローラ126は、センサ入力部151から入力されるトップセンサ160の信号を監視することによりトップセンサ160が記録紙Sの後端を検知したか否かを判定し、トップセンサ160が記録紙Sの後端を検知した場合はステップS609へ、トップセンサ160が記録紙Sの後端を検知していない場合はステップS610へ進む。
ステップS609で、エンジンコントローラ126は、トップセンサ160が記録紙Sの後端を検知したことに応じて、タイマ164によるカウントを停止する。
ステップS606でカウントを開始してからステップS609でカウントを終了するまでにタイマ164によりカウントされた値Cdは、記録紙Sの搬送方向のサイズSLをしめすカウント値としてエンジンコントローラ126のメモリ(不図示)に記憶される。
ステップS610で、エンジンコントローラ126は、センサ入力部151から入力される排紙センサ208の信号を監視することにより排紙センサ208が記録紙Sの先端を検知したか否かを判定し、排紙センサ208が記録紙Sの後端を検知した場合はステップS611へ、排紙センサ208が記録紙Sの後端を検知していない場合はステップS608へ進む。
ステップS611で、エンジンコントローラ126は、プリント情報格納部171に記憶された記録紙Sにかかるプリント情報としてFD指定がされているか、FU指定がされているかを判定し、FD指定がされていればステップS612へ進み、FU指定がされていればステップS615へ進む。
ステップS612で、エンジンコントローラ126は、記録紙Sの搬送路がFD搬送路と指定されていることから、ステップS609でメモリに記憶した記録紙Sの搬送方向のサイズSLに対応するカウント値Cdがメモリに予め記憶させてあるカウント値Clより大きいか否かを判定する。なお、エンジンコントローラ126のメモリに予め記憶させてあるカウント値Clとは、FD搬送路上に設けられたローラ間の距離のうち、最大の距離に相当するカウント値である。図5に示す反転搬送部200の構成によれば、FD搬送路における合流ローラ201から反転ローラ202までの搬送路上の距離L1、反転ローラ202から中間ローラ203までの搬送路上の距離L2、中間ローラ203から排紙ローラ204までの搬送路上の距離L3のうち、最大の距離となるのは、L1である。従って、図5に示す反転搬送部200の構成を有する場合には、カウント値ClとしてL1に相当するカウント値をエンジンコントローラ126のメモリに記憶させておくものとする。
ステップS612で、エンジンコントローラ126が、タイマ164で計測した記録紙Sの搬送方向の長さに相当するカウント値Cdが合流ローラ201から反転ローラ202までの搬送路上の距離L1に相当するカウント値Clより大きいと判定した場合にはステップS613へ進み、タイマ164で計測した記録紙Sの搬送方向の長さに相当するカウント値Cdが合流ローラ201から反転ローラ202までの搬送路上の距離L1に相当するカウント値Cl以下であると判定した場合にはステップS616へ進む。
ステップS613で、エンジンコントローラ126は、FD搬送路が搬送路として指定されている記録紙Sの搬送方向の長さが、FD搬送路にて搬送可能なサイズであることから、FD/FU切替ソレノイドによりFD/FU切替フラッパ212が図2中のaの位置となるよう制御して、記録紙SをFD搬送路にて搬送させる。エンジンコントローラ126は、記録紙SがFD搬送路に導入された後に合流ローラ201の駆動を開始すると共に反転センサ207にて記録紙Sの先端を検出する。エンジンコントローラ126は、反転センサ207により記録紙Sの先端が検出された後に反転ローラ202の駆動を開始して記録紙Sを合流ローラ201から反転ローラ202に受け渡すよう制御する。更に、エンジンコントローラ126は、反転センサ207が記録紙Sの後端を検出したのに同期させて反転ローラ202の駆動を一旦停止させることで記録紙Sの後端をE点とし、その後それまでの回転方向である図2中のe方向から逆方向であるf方向に切替えて記録紙Sをスイッチバックさせる。
一方ステップS616で、エンジンコントローラ126は、FD搬送路が搬送路として指定されている記録紙Sの搬送方向の長さが、FD搬送路にて搬送可能なサイズより短いことから、FD/FU切替ソレノイドによりFD/FU切替フラッパ212が図2中のbの位置となるよう制御して、記録紙SをFU搬送路にて搬送させる。なお、ステップS616を実行する場合とは、記録紙Sを搬送させる搬送路としてFD搬送路が指定されているにもかかわらずFU搬送路にて記録紙Sを搬送させる場合である。従って、エンジンコントローラ126は、記録紙Sの搬送方向のサイズSLが本体101に適合していない旨をビデオコントローラ127に送信することが望ましい。そしてビデオコントローラ127が、ビデオコントローラ127に接続されたコントロールパネル(不図示)に記録紙Sのサイズが不適合である旨を表示したり、外部装置131の表示画面に記録紙Sのサイズが不適合である旨を表示させることで、記録紙Sのサイズが不適合であることをユーザに通知することができる。このようにすることで、記録紙Sのサイズが不適合であることを知ったユーザは、必要に応じて再度記録紙Sの搬送方向の長さを確認して再び画像形成を行うことが出来る。また、エンジンコントローラ126が、記録紙Sの搬送方向の長さが本体101に不適合である旨の信号をビデオコントローラ127等へ通知するのは特別な場合に限定することも出来る。例えば、(1)積載トレイ112の変わりにステープラなどの排紙装置が接続された場合や、(2)複数の記録紙Sを連続してプリントする場合に不適合が発生した場合である。
記録紙Sの搬送方向の長さが本体101に不適合である旨をユーザへ通知する利点としては例えば以下の2点の不具合を防止できることが挙げられる。
(1)積載トレイ112の変わりにステープラを有する排紙装置が接続されている場合、本来フェイスダウンで排紙されるべき記録紙Sがサイズが本体101に不適合であることからフェイスアップで排紙されてしまうことがある。このような場合には、記録紙Sの表裏が本来指定した状態とは異なったままステープル(針打ち)がされてしまうこととなる。
(2)複数の記録紙Sを連続してプリントする場合においては、先行する記録紙S1がFD搬送路にて搬送されているときに、本来FD搬送路を搬送させるべき後続する記録紙S2がFU搬送路にて搬送されてしまうことから、先行する記録紙S1より後続する記録紙S2の方が先に積載トレイ112に排出されてしまうことがある。このような場合には、積載トレイ112に積載される記録紙Sのページ順が狂ってしまう。
以上説明した、ステップS613、ステップS615、ステップS616にてFD搬送路、FU搬送路のいずれかを搬送される記録紙Sは、排紙ローラ204により積載トレイ112へ排紙される。
ステップS614で、エンジンコントローラ126は、センサ入力部151から入力される排紙センサ208の信号を監視することにより排紙センサ208が記録紙Sの後端を検知したか否かを判定し、排紙センサ208が記録紙Sの後端を検知した場合は記録紙Sが積載トレイ112へ排紙されたものと判定して記録紙Sのついての搬送動作を終了する。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、記録紙Sの搬送路としてFD搬送路が指定されている場合であっても、記録紙Sの搬送方向のサイズ(長さ)がFD搬送路におけるローラ間距離のうち最大のものよりも短い場合はFU搬送路にて記録紙Sを搬送させるので、ローラ間で記録紙Sが詰まって滞留し、それによるユーザのわずらわしさ(例えば、詰まった記録紙Sを取り除くジャム処理を行うこと)を防止することが出来る。
また、記録紙Sの搬送方向のサイズが本体101に適合しない旨を正確にユーザへ報知することが出来る。
更には、本体101にステープラ機能等を有する排紙装置が接続されている場合に、記録紙Sの表裏の状態が本来の状態と異なってしまう場合にステープル等の処理がされてしまうことを未然に防止することも出来る。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
第1の実施形態は、エンジンコントローラ126が、トップセンサ160の検知結果に基づいて記録紙Sの搬送方向の長さを計測し、記録紙Sの搬送路としてFD搬送路が指定されている場合であっても、記録紙Sの搬送方向のサイズ(長さ)がFD搬送路におけるローラ間距離のうち最大のものよりも短い場合はFU搬送路にて記録紙Sを搬送させるものであった。
それに対し、第2の実施形態は、エンジンコントローラ126が、記録紙Sの搬送方向に直交する方向のサイズ(幅)を計測することにより、記録紙Sの搬送路としてFD搬送路が指定されている場合であっても、記録紙Sの搬送方向に直交する方向のサイズ(幅)がFD搬送路におけるローラ部材間の搬送方向に直交する方向の距離のうち最大のものよりも短い場合はFU搬送路にて記録紙Sを搬送させるものである。
第2の実施形態は、第1の実施形態と同様に図1の構成の本体101を用いるものとするので、第1の実施形態において説明した構成については同様のものとして説明を省略する。第2の実施形態においては、図1に示す紙幅センサ161により記録紙Sの搬送方向に直交する方向のサイズ(幅)を計測するものである。
また、図7は、反転搬送部200のFD搬送路の搬送路上に設けられた、搬送部である合流ローラ201、反転ローラ202、中間ローラ203、排紙ローラ204の構成を示す斜視図である。図7において、Wrはローラに設けられ、記録紙Sと接しつつ回転する搬送部材であるローラ部材R1及びローラ部材R2の図中の矢印方向における設置間隔を示すものである。ローラ部材はローラ軸上に所定間隔Wrを隔てて設置されている。
搬送ローラの構成は、ローラのコスト及び記録紙Sの搬送性を考慮して決定される。ローラのコストを下げるために、図7に示されるように搬送部材を構成することが考えられる。図7のような構成の場合には、搬送部材の大きさや搬送部材間の距離は、記録紙Sの搬送性を考慮して決定される。図7に示されるような搬送部材が2対で構成される搬送ローラの場合には、搬送部材間距離を狭くするよりは、ある程度広げたほうが搬送性が良いことが実験によって分かっている。特に本実施形態の場合には、反転搬送部のFD搬送路における反転ローラ202において、合流ローラ201、反転ローラ202、中間ローラ203、排紙ローラ204の中で最も広く構成している。その理由は、反転ローラ202は記録紙Sを一時停止させ、さらに反転させるよう動作されるため、他の搬送ローラとは、回転動作や搬送される記録紙Sの挙動が異なっている。そのため、反転ローラ202における記録紙Sの搬送性を他の搬送ローラで搬送するよりも安定させて、スリップやシワなどをできる限りなくする必要があるからである。
なお、図7においては各ローラを代表する例として説明しているが、合流ローラ201におけるWrはWr1、反転ローラ202におけるWrはWr2、中間ローラにおけるWrはWr3、排紙ローラ204におけるWrはWr4であるとする。
以上のような構成を有するレーザビームプリンタ本体101においては、記録紙Sの搬送方向に直交する方向のサイズ(幅)wとWr1〜Wr4との関係によっては、記録紙Sを正常に搬送させることができない。
つまり、FD搬送路を搬送させる記録紙Sの搬送方向に直交する方向のサイズwがWr1〜Wr4のいずれか1つよりも短い場合には、記録紙Sがローラ部材R1とローラ部材R2との間に滞留して、FD搬送路上で記録紙Sが搬送できない状態となってしまう。
たとえば、Wr1〜Wr4がWr2>Wr1>Wr3>Wr4の関係を有するとすれば、記録紙Sの搬送方向に直交する方向のサイズwがWr2よりも短ければ、合流ローラ201で記録紙Sが滞留して搬送不良となってしまう。
そこで、エンジンコントローラ126にFD搬送路において最大となるWrを予め記憶させておき、記憶された値と記録紙Sの実際のサイズを比較することで、記録紙SがFD搬送路で搬送させることができるサイズか否かを判定する方法が考えられる。
このような方法によれば、記録紙Sの搬送方向に直交する方向のサイズwがFD搬送路で搬送させることができないようなサイズであれば、FD搬送路を搬送させるようプリント情報として指定されている場合であってもFU搬送路から排紙させるように変更して、本体101に紙詰まり(ジャム)が発生するのを防止することができる。
以下、図8のフローチャートを用いつつ第2の実施形態における記録紙Sの搬送動作を説明する。
図8は、記録紙Sの搬送動作を示すフローチャートである。
なお、以下の説明は、紙サイズ指定としてユニバーサルサイズ指定がされているページID=5に対応する記録紙Sの搬送動作を示すものとする。
ステップS801〜ステップS805は、第1の実施形態におけるステップS601〜ステップS605と同様であるので説明を省略する。
ステップS806で、エンジンコントローラ126は、記録紙Sに対する画像形成動作を開始する。なお、画像形成動作としては以下の動作を行う。まず、エンジンコントローラ126は1次帯電ローラ119に帯電バイアスを印加して感光ドラム117の表面を一様に帯電するとともに、プリントすべきページに対応する画像信号に応じてレーザスキャナ部107から照射されるレーザ光により感光ドラム117を露光して静電潜像を形成する。そして、エンジンコントローラ126は、静電潜像が形成された感光ドラム117にトナー像が形成されるよう現像器120により静電潜像を現像し、その後転写ローラ121にトナーと逆極性の転写バイアス電圧を印加して記録紙S上にトナー像を形成するよう制御する。さらに、エンジンコントローラ126は、記録紙S上のトナー像を熱定着させるべく定着器109のセラミックヒータ109cの温度をサーミスタ109dが検知する温度に基づいて所定温度に保持しつつ定着フィルム109aと加圧ローラ109bを回転させる。
ステップS807で、エンジンコントローラ126は、タイマ164によりステップS806で画像形成動作を開始してから所定時間が経過したか否かを判定し、所定時間が経過した場合はステップS808へ進む。なお、所定時間とは、記録紙Sの先端がトップセンサ160により検知されてから、記録紙Sの先端が紙幅センサ161に到達するまでに要する時間に所定のマージンを設けた時間であり、紙幅センサ161が記録紙Sの先端を確実に検知できるまでに要する時間である。
ステップS808で、エンジンコントローラ126は、紙幅センサ161によって記録紙Sが検知されたか否かをチェックする。紙幅センサ161によって検知した結果をエンジンコントローラ内のメモリ(不図示)に記憶させる。
なお、記録紙Sの幅検知、または有無検知の方法としては、記録紙Sの搬送方向に直交する方向における端部の位置を計測することで行う方法や、図9に示すような位置に記録紙Sの有無を検知するセンサを設けることで行う方法がある。図9は、記録紙Sと紙幅センサ161の配置を示す図であり、前述したFD搬送路において最大となるWrに相当する幅の記録紙Sの端部を検出する位置に紙幅センサ161を設置した構成を示すものである。この紙幅センサ161の配置位置は、搬送ローラの部材間距離、本実施例では反転ローラ202の部材間距離Wr2にしたがって決定されている。なお、図9において、記録紙Sは中心線lを基準として搬送させるものである。
記録紙Sの搬送方向に直交する方向の幅wがWrよりも長い場合(図9−a)に紙幅センサ161は記録紙Sの通過時に記録紙Sを検知し、記録紙Sの搬送方向に直交する方向の幅wがWrよりも短い場合(図9−b)に紙幅センサ161は記録紙Sの通過時に記録紙Sを検知しない。従って、図9の構成の場合にエンジンコントローラ126は紙幅センサ161の検知結果により記録紙SがWrより長いか短いかを示す情報を、エンジンコントローラ内のメモリ(不図示)に記憶する。
ステップS809で、エンジンコントローラ126は、センサ入力部151から入力される排紙センサ208の信号を監視することにより定着センサ110が記録紙Sの先端を検知したか否かを判定し、定着センサ110が記録紙Sの後端を検知した場合はステップS810へ進む。
ステップS810で、エンジンコントローラ126は、プリント情報格納部171に記憶された記録紙Sにかかるプリント情報としてFD指定がされているか、FU指定がされているかを判定し、FD指定がされていればステップS811へ進み、FU指定がされていればステップS814へ進む。
ステップS811で、エンジンコントローラ126は、記録紙Sの搬送路がFD搬送路と指定されていることから、ステップS808で計測した記録紙Sの搬送方向のサイズwがメモリに記憶されているWrよりも大きいか否かを、記録紙Sを幅検知センサ161で検知したか否かの結果(エンジンコントローラ126内のメモリに記憶されている)に基づいて判定する。図9の構成においては、記録紙Sの搬送方向のサイズwがWrより長いか短いかを示す情報を記憶させておくので、w>WrであればステップS812へ進み、w≦WrであればステップS815へ進む。
ステップS812で、エンジンコントローラ126は、FD搬送路が搬送路として指定されている記録紙Sの搬送方向に直交する方向の幅wが、FD搬送路にて搬送可能な幅であることから、FD/FU切替ソレノイドによりFD/FU切替フラッパ212が図2中のaの位置となるよう制御して、記録紙SをFD搬送路にて搬送させる。エンジンコントローラ126は、記録紙SがFD搬送路に導入された後に合流ローラ201の駆動を開始すると共に反転センサ207にて記録紙Sの先端を検出する。エンジンコントローラ126は、反転センサ207により記録紙Sの先端が検出された後に反転ローラ202の駆動を開始して記録紙Sを合流ローラ201から反転ローラ202に受け渡すよう制御する。更に、エンジンコントローラ126は、反転センサ207が記録紙Sの後端を検出したのに同期させて反転ローラ202の駆動を一旦停止させることで記録紙Sの後端をE点とし、その後それまでの回転方向である図2中のe方向から逆方向であるf方向に切替えて記録紙Sをスイッチバックさせる。
一方ステップS815で、エンジンコントローラ126は、FD搬送路が搬送路として指定されている記録紙Sの搬送方向に直交する方向の幅wが、FD搬送路にて搬送可能な幅Wrより短いことから、FD/FU切替ソレノイドによりFD/FU切替フラッパ212が図2中のbの位置となるよう制御して、記録紙SをFU搬送路にて搬送させる。なお、ステップS616を実行する場合とは、記録紙Sを搬送させる搬送路としてFD搬送路が指定されているにもかかわらずFU搬送路にて記録紙Sを搬送させる場合である。従って、エンジンコントローラ126は、記録紙Sの搬送方向に直交する方向の幅wが本体101に適合していない旨をビデオコントローラ127に送信することが望ましい。そしてビデオコントローラ127が、ビデオコントローラ127に接続されたコントロールパネル(不図示)に記録紙Sの幅wが不適合である旨を表示したり、外部装置131の表示画面に記録紙Sの幅wが不適合である旨を表示させることで、記録紙Sの幅wが不適合であることをユーザに通知することができる。このようにすることで、記録紙Sの幅wが不適合であることを知ったユーザは、必要に応じて再度記録紙Sの搬送方向の幅wを確認して再び画像形成を行うことが出来る。また、エンジンコントローラ126が、記録紙Sの搬送方向に直交する方向の幅wが本体101に不適合である旨の信号をビデオコントローラ127等へ通知するのは特別な場合に限定することも出来る。例えば、(1)積載トレイ112の変わりにステープラなどの排紙装置が接続された場合や、(2)複数の記録紙Sを連続してプリントする場合に不適合が発生した場合である。
記録紙Sの搬送方向に直交する方向が本体101に不適合である旨をユーザへ通知する利点としては例えば以下の2点の不具合を防止できることが挙げられる。
(1)積載トレイ112の変わりにステープラを有する排紙装置が接続されている場合、本来フェイスダウンで排紙されるべき記録紙Sがサイズが本体101に不適合であることからフェイスアップで排紙されてしまうことがある。このような場合には、記録紙Sの表裏が本来指定した状態とは異なったままステープル(針打ち)がされてしまうこととなる。
(2)複数の記録紙Sを連続してプリントする場合においては、先行する記録紙S1がFD搬送路にて搬送されているときに、本来FD搬送路を搬送させるべき後続する記録紙S2がFU搬送路にて搬送されてしまうことから、先行する記録紙S1より後続する記録紙S2の方が先に積載トレイ112に排出されてしまうことがある。このような場合には、積載トレイ112に積載される記録紙Sのページ順が狂ってしまう。
以上説明した、ステップS812、ステップS814、ステップS815にてFD搬送路、FU搬送路のいずれかを搬送される記録紙Sは、排紙ローラ204により積載トレイ112へ排紙される。
ステップS813で、エンジンコントローラ126は、センサ入力部151から入力される排紙センサ208の信号を監視することにより排紙センサ208が記録紙Sの後端を検知したか否かを判定し、排紙センサ208が記録紙Sの後端を検知した場合は記録紙Sが積載トレイ112へ排紙されたものと判定して記録紙Sのついての搬送動作を終了する。
以上説明したように、第2の実施形態によれば、記録紙Sの搬送路としてFD搬送路が指定されている場合であっても、記録紙Sの搬送方向に直交する方向のサイズ(幅)がFD搬送路におけるローラ部材間の距離のうち最大のものよりも短い場合は、FU搬送路にて記録紙Sを搬送させるので、ローラ間で記録紙Sが詰まって滞留し、それによるユーザのわずらわしさ(例えば、詰まった記録紙Sを取り除くジャム処理を行うこと)を防止することが出来る。
また、記録紙Sの搬送方向のサイズ(幅)が本体101に適合しない旨を正確にユーザへ報知することが出来る。
更には、本体101にステープラ機能等を有する排紙装置が接続されている場合に、記録紙Sの表裏の状態が本来の状態と異なってしまう場合にステープル等の処理がされてしまうことを未然に防止することも出来る。
(第3の実施形態)
上記第1の実施形態では記録紙Sの搬送方向のサイズ(長さ)とFD搬送路における搬送ローラ間の距離の比較、または、第2の実施の形態では記録紙Sの搬送方向に直交する方向のサイズ(幅)とFD搬送路における搬送ローラの搬送部材間の距離の比較結果に応じて、FD排紙からFU排紙に切り替える制御を行い、記録紙の紙詰まり(ジャム)を引き起こさないようにした。
本実施形態は、第1の実施形態と第2の実施形態を組み合わせることによって、記録紙Sの搬送方向の長さ及び搬送方向と直行する方向の幅に基づいて、より確実に紙詰まりを引き起こすことなく記録紙を排紙する制御を行うものである。
なお第1の実施形態、第2の実施形態と装置の構成、サイズの比較及び判断などに関する部分については同一であるため説明を省略する。
本実施形態の特徴について図1,図2,図3,図11のフローチャートを用いて詳細に説明する。
図11において、S101〜S105は第1、第2の実施形態と同様であるため説明を省略する。
ステップS106で、エンジンコントローラ126は、センサ入力部151から入力されるトップセンサ160の信号を監視することで、トップセンサ160が記録紙Sの先端を検出したか否かを判定し、記録紙Sの先端を検出した場合はステップS107へ進む。
ステップS107で、エンジンコントローラ126は、記録紙Sの搬送方向の長さを計測するためにタイマ164をスタートさせる。
ステップS108で、エンジンコントローラ126は、記録紙Sに対する画像形成動作を開始する。なお、画像形成動作としては以下の動作を行う。まず、エンジンコントローラ126は1次帯電ローラ119に帯電バイアスを印加して感光ドラム117の表面を一様に帯電するとともに、プリントすべきページに対応する画像信号に応じてレーザスキャナ部107から照射されるレーザ光により感光ドラム117を露光して静電潜像を形成する。そして、エンジンコントローラ126は、静電潜像が形成された感光ドラム117にトナー像が形成されるよう現像器120により静電潜像を現像し、その後転写ローラ121にトナーと逆極性の転写バイアス電圧を印加して記録紙S上にトナー像を形成するよう制御する。さらに、エンジンコントローラ126は、記録紙S上のトナー像を熱定着させるべく定着器109のセラミックヒータ109cの温度をサーミスタ109dが検知する温度に基づいて所定温度に保持しつつ定着フィルム109aと加圧ローラ109bを回転させる。
ステップS109で、エンジンコントローラ126は、タイマ164によりステップS806で画像形成動作を開始してから所定時間が経過したか否かを判定し、所定時間が経過した場合はステップS110へ進む。なお、所定時間とは、記録紙Sの先端がトップセンサ160により検知されてから、記録紙Sの先端が紙幅センサ161に到達するまでに要する時間に所定のマージンを設けた時間であり、紙幅センサ161が記録紙Sの先端を確実に検知できるまでに要する時間である。
ステップS110で、エンジンコントローラ126は、紙幅センサ161によって記録紙Sが検知されたか否かをチェックする。紙幅センサ161によって検知した結果をエンジンコントローラ内のメモリ(不図示)に記憶させる。
ステップS111で、エンジンコントローラ126は、センサ入力部151から入力されるトップセンサ160の信号を監視することによりトップセンサ160が記録紙Sの後端を検知したか否かを判定し、トップセンサ160が記録紙Sの後端を検知した場合はステップS112へ、トップセンサ160が記録紙Sの後端を検知していない場合はステップS113へ進む。
ステップS112で、エンジンコントローラ126は、トップセンサ160が記録紙Sの後端を検知したことに応じて、タイマ164によるカウントを停止する。
ステップS112でカウントを開始してからステップS609でカウントを終了するまでにタイマ164によりカウントされた値Cdは、記録紙Sの搬送方向のサイズdをしめすカウント値としてエンジンコントローラ126のメモリ(不図示)に記憶される。
ステップS113で、エンジンコントローラ126は、センサ入力部151から入力される定着センサ110の信号を監視することにより定着センサ110が記録紙Sの先端を検知したか否かを判定し、定着センサ110が記録紙Sの後端を検知した場合はステップS114へ、定着センサ110が記録紙Sの先端を検知していない場合はステップS111へ進む。
ステップS114で、エンジンコントローラ126は、プリント情報格納部171に記憶された記録紙Sにかかるプリント情報としてFD指定がされているか、FU指定がされているかを判定し、FD指定がされていればステップS115へ進み、FU指定がされていればステップS117へ進む。
ステップS115で、エンジンコントローラ126は、記録紙Sの搬送路がFD搬送路と指定されていることから、ステップS808で記録紙Sの搬送方向のサイズwがメモリに記憶されているWrよりも大きいか否かを、記録紙Sを幅検知センサ161で検知したか否かの結果(エンジンコントローラ126内のメモリに記憶されている)に基づいて判定する。図9の構成においては、記録紙Sの搬送方向のサイズwがWr(本実施形態の場合も、第2の実施形態と同様、反転ローラ202の搬送部材間の距離が一番広い設定であり、Wr=W2)より長いか短いかを示す情報を記憶させておくので、w>WrであればステップS116へ進み、w≦WrであればステップS117へ進む。
ステップS116は、エンジンコントローラ126は、記録紙Sの搬送路がFD搬送路と指定されて、かつ、記録紙Sの搬送方向に直行する方向のサイズ(幅)wがWrより長い場合であり、ステップS112でメモリに記憶した記録紙Sの搬送方向のサイズSLに対応するカウント値Cdがメモリに予め記憶させてあるカウント値Clより大きいか否かを判定する。なお、エンジンコントローラ126のメモリに予め記憶させてあるカウント値Clとは、FD搬送路上に設けられたローラ間の距離のうち、最大の距離に相当するカウント値である。図5に示す反転搬送部200の構成によれば、FD搬送路における合流ローラ201から反転ローラ202までの搬送路上の距離L1、反転ローラ202から中間ローラ203までの搬送路上の距離L2、中間ローラ203から排紙ローラ204までの搬送路上の距離L3のうち、最大の距離となるのは、L1である。従って、図5に示す反転搬送部200の構成を有する場合には、カウント値ClとしてL1に相当するカウント値をエンジンコントローラ126のメモリに記憶させておくものとする。
ステップS116で、エンジンコントローラ126が、タイマ164で計測した記録紙Sの搬送方向の長さに相当するカウント値Cdが合流ローラ201から反転ローラ202までの搬送路上の距離L1に相当するカウント値Clより大きいと判定した場合にはステップS118へ進み、タイマ164で計測した記録紙Sの搬送方向の長さに相当するカウント値Cdが合流ローラ201から反転ローラ202までの搬送路上の距離L1に相当するカウント値Cl以下であると判定した場合にはステップS117へ進む。
ステップS118で、エンジンコントローラ126は、FD搬送路が搬送路として指定されている記録紙Sの搬送方向の長さ、及び、記録紙Sの搬送方向に直行する方向のサイズ(幅)が、FD搬送路にて搬送可能なサイズであることから、FD/FU切替ソレノイドによりFD/FU切替フラッパ212が図2中のaの位置となるよう制御して、記録紙SをFD搬送路にて搬送させる。エンジンコントローラ126は、記録紙SがFD搬送路に導入された後に合流ローラ201の駆動を開始すると共に反転センサ207にて記録紙Sの先端を検出する。エンジンコントローラ126は、反転センサ207により記録紙Sの先端が検出された後に反転ローラ202の駆動を開始して記録紙Sを合流ローラ201から反転ローラ202に受け渡すよう制御する。更に、エンジンコントローラ126は、反転センサ207が記録紙Sの後端を検出したのに同期させて反転ローラ202の駆動を一旦停止させることで記録紙Sの後端をE点とし、その後それまでの回転方向である図2中のe方向から逆方向であるf方向に切替えて記録紙Sをスイッチバックさせる。
一方ステップS117で、エンジンコントローラ126は、FD搬送路が搬送路として指定されている記録紙Sの搬送方向の長さ、または、記録紙Sの搬送方向に直行する方向のサイズ(幅)ステップが、FD搬送路にて搬送可能なサイズより短いことから、FD/FU切替ソレノイドによりFD/FU切替フラッパ212が図2中のbの位置となるよう制御して、記録紙SをFU搬送路にて搬送させる。
なお、ステップ115またはステップ116の判断結果に基づいてステップS117を実行する場合とは、記録紙Sを搬送させる搬送路としてFD搬送路が指定されているにもかかわらずFU搬送路にて記録紙Sを搬送させる場合である。従って、エンジンコントローラ126は、記録紙Sの搬送方向のサイズ(長さ)、または、記録紙Sの搬送方向に直交する方向のサイズ(幅)が本体101に適合していない旨をビデオコントローラ127に送信することが望ましい。そしてビデオコントローラ127が、ビデオコントローラ127に接続されたコントロールパネル(不図示)に記録紙Sの長さ、もしくは、幅が不適合である旨を表示したり、外部装置131の表示画面に記録紙Sの長さ、もしくは、幅が不適合である旨を表示させることで、記録紙Sのサイズ(長さ、幅)が不適合であることをユーザに通知することができる。このようにすることで、記録紙Sのサイズ(長さ、幅)が不適合であることを知ったユーザは、必要に応じて再度記録紙Sのサイズ(長さ、幅)を確認して再び画像形成を行うことが出来る。また、エンジンコントローラ126が、記録紙Sのサイズ(長さ、幅)が本体101に不適合である旨の信号をビデオコントローラ127等へ通知するのは特別な場合に限定することも出来る。例えば、(1)積載トレイ112の変わりにステープラなどの排紙装置が接続された場合や、(2)複数の記録紙Sを連続してプリントする場合に不適合が発生した場合である。
記録紙Sのサイズ(長さ、幅)が本体101に不適合である旨をユーザへ通知する利点としては例えば以下の2点の不具合を防止できることが挙げられる。
(1)積載トレイ112の変わりにステープラを有する排紙装置が接続されている場合、本来フェイスダウンで排紙されるべき記録紙Sがサイズが本体101に不適合であることからフェイスアップで排紙されてしまうことがある。このような場合には、記録紙Sの表裏が本来指定した状態とは異なったままステープル(針打ち)がされてしまうこととなる。
(2)複数の記録紙Sを連続してプリントする場合においては、先行する記録紙S1がFD搬送路にて搬送されているときに、本来FD搬送路を搬送させるべき後続する記録紙S2がFU搬送路にて搬送されてしまうことから、先行する記録紙S1より後続する記録紙S2の方が先に積載トレイ112に排出されてしまうことがある。このような場合には、積載トレイ112に積載される記録紙Sのページ順が狂ってしまう。
以上説明した、ステップS117、ステップS118にてFD搬送路、FU搬送路のいずれかを搬送される記録紙Sは、排紙ローラ204により積載トレイ112へ排紙される。
ステップS119で、エンジンコントローラ126は、センサ入力部151から入力される排紙センサ208の信号を監視することにより排紙センサ208が記録紙Sの後端を検知したか否かを判定し、排紙センサ208が記録紙Sの後端を検知した場合は記録紙Sが積載トレイ112へ排紙されたものと判定して記録紙Sのついての搬送動作を終了する。
以上説明したように、第3の実施形態によれば、記録紙Sの搬送路としてFD搬送路が指定されている場合であっても、記録紙Sの搬送方向のサイズ(長さ)と記録紙Sの搬送方向に直交する方向のサイズ(幅)に応じて、FU搬送路を選択して記録紙Sを搬送させるので、ローラ間で記録紙Sが詰まって滞留し、それによるユーザのわずらわしさ(例えば、詰まった記録紙Sを取り除くジャム処理を行うこと)を防止することが出来る。
また、記録紙Sの搬送方向のサイズ(長さ、幅)が本体101に適合しない旨を正確にユーザへ報知することが出来る。
更には、本体101にステープラ機能等を有する排紙装置が接続されている場合に、記録紙Sの表裏の状態が本来の状態と異なってしまう場合にステープル等の処理がされてしまうことを未然に防止することも出来る。
電子写真プロセスを用いたレーザビームプリンタの構成を示す断面図である。 反転搬送部200の構成を示す断面図である。 本体101の制御構成を示すブロック図である。 エンジンコントローラ126のプリント情報格納部171に格納されるプリント情報の一例を示す図である。 反転搬送部200におけるローラの配置関係を示す図である。 記録紙Sの搬送動作を示すフローチャートである。 反転搬送部200のFD搬送路の搬送路上に設けられた搬送部の構成を示す斜視図である。 記録紙Sの搬送動作を示すフローチャートである。 記録紙Sと紙幅センサ161の配置を示す図である。 搬送ローラの構成を示す図である。 記録紙Sの搬送動作を示すフローチャートである。
符号の説明
101 本体
102 カセット
103 カセット紙有無センサ
104 カセットサイズセンサ
105 給紙ローラ
106 レジストローラ対
112 積載トレイ
117 感光ドラム
121 転写ローラ
123 メインモータ
124 給紙ローラクラッチ
125 レジストローラクラッチ
126 エンジンコントローラ
131 外部装置
132 フィードローラ
133 中間ローラ
151 センサ入力部
160 トップセンサ
161 紙幅センサ
162 プレフィードセンサ
163 従動ローラ
164 タイマ
200 反転搬送部
201 合流ローラ
202 反転ローラ
203 中間ローラ
204 排紙モータ
205 FD/FU切替ソレノイド
206 離間ソレノイド
207 反転センサ
208 排紙センサ
209 合流モータ
210 反転モータ
211 排紙モータ
212 FD/FU切替フラッパ
213 反転フラッパ
S 記録紙

Claims (5)

  1. 記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部で画像が形成された記録媒体を画像が形成された面を上にして排出するように搬送するための第1の搬送路と、
    前記画像形成部で画像が形成された記録媒体を画像が形成された面を下にして排出するように搬送するための、前記第1の搬送路とは搬送経路が異なる第2の搬送路と、を有し、
    前記第2の搬送路には、前記記録媒体の搬送方向に直交する方向に所定間隔をもって隣りあって配設された第1と第2のローラ部材とを有する搬送ローラを有し、
    前記記録媒体を前記第1の搬送路または前記第2の搬送路のいずれへ搬送させるかを切り替える切替部と、
    前記記録媒体の搬送方向と直交する方向のサイズが前記搬送ローラの前記第1と前記第2のローラ部材間の間隔よりも小さい場合は、前記記録媒体の搬送路として前記第2の搬送路への搬送が指定されている場合であっても、前記記録媒体を前記第1の搬送路へ搬送させる制御部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記記録媒体の搬送方向と直交する方向のサイズが前記搬送ローラの前記第1と前記第2のローラ部材の間隔よりも小さい場合に、前記記録媒体のサイズが画像形成装置に適合しないサイズであることを示す情報を表示することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、
    前記第2搬送路には、複数の前記搬送ローラが設けられており、
    前記記録媒体の搬送方向のサイズが複数の前記搬送ローラの間隔よりも小さい場合に、前記記録媒体の搬送路として前記第2の搬送路への搬送が指定されている場合であっても、前記記録媒体を前記第1の搬送路へ搬送させることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記記録媒体の搬送方向のサイズが複数の前記搬送ローラの間隔よりも小さい場合に、前記記録媒体のサイズが画像形成装置に適合しないサイズであることを示す情報を表示することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記記録媒体の搬送方向に直交する方向のサイズを検知するサイズ検知手段を有し、
    前記サイズ検知手段で検知したサイズが搬送ローラの前記第1と前記第2のローラ部材間の間隔よりも小さい場合に、前記記録媒体が前記切替部に到達する前に、前記記録媒体の搬送路を前記第2の搬送路から前記第1の搬送路に切り替えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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