JP4531929B2 - 電気接続箱の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車などに搭載される電気接続箱の製造方法に関し、詳しくは、部品点数を減らし、小型化した電気接続箱の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ジャンクションボックスなどの電気接続箱は、例えば図4に示すように、アッパーケース1とロアケース2から構成されている。そして、アッパーケース1の上面にはリレー、ヒューズなどの電気部品を収容するボックス状の部品収容部3が突設されている。また、ロアケース2内には、圧接端子4が組付けられ、圧接端子4には回路導体となる電線5と、前記収容部3に挿入される中間接続端子6が接続している。
さらに、電気接続箱には、補機(オーディオアンプ、シガースイッチなど)に電力を供給するワイヤーハーネスW/Hを接続するために、ロアケース2の側面には、ワイヤーハーネスW/Hの電線Wが接続されたコネクタ7を収容するためのコネクタ収容部8と、前記コネクタ7に接続する接続端子9が突設され、アッパーケース1の側面には前記コネクタ収容部8を覆うカバー10が突設されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述の電気接続箱には以下のような問題があった。即ち、
1)電装部品の増加にともない、自動車に搭載される電気接続箱には小型化が要求されているが、アッパーケース1とロアケース2の側面にコネクタ収容部8が突設されているため、電気接続箱の小型化には限界があった。
2)電気接続箱のコスト低減のためには、接続端子などの部品数を削減することが望ましいが、それにも限界があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記問題点を解決すべくなされたもので、ケース内に回路導体を構成する複数の配線材を布線してなる電気接続箱の製造方法において、前記ケースに、所望本数の配線材の引き出しを許容する開口幅で形成された開口を備えるとともに、一本の配線材を予め折り曲げて、所望の折り曲げ形状の折曲げパターンを形成し、該折曲げパターンを、前記ケース内に布線するケース内パターン部と、前記開口からケース外に引き出して布線する引き出しパターン部とで構成し、前記引き出しパターン部を、前記ケースに備えられた前記開口と同数形成するとともに、前記引き出しパターン部を、前記配線材の折り曲げによる所望長さの引き出し及び引き戻しを繰り返して、前記所望本数に対応する往復数で構成し、前記折曲げパターンを、前記ケース内パターン部を前記ケース内に布線するとともに、前記引き出しパターン部を対応する前記開口からケース外に引き出して、前記ケースにセットし、前記開口から引き出された前記引き出しパターン部を前記所望長さで切断して接続部品を接続すことを特徴とするものである。
【0005】
この発明の態様として、前記ケース内に、構成する回路導体に応じて配線材の折り曲げ部の位置を位置決めする折曲げ部位置決め治具を備え、前記ケース内パターン部における折曲げ位置を、前記折曲げ部位置決め治具に対応する位置とすることができる。
【0006】
請求項1記載の発明によれば、一本の配線材を所望の(回路)パターンになるように連続して折り曲げてからケース内外にセットし、布線された配線材を所望の箇所で切断することにより、ケース内の複数の回路を電気的に分離した状態に形成し、また、ケース外に引き出された配線材の所望の個所で切断することにより、そこに接続部品を取り付けるため、電気接続箱を作業性よく形成し、製造コストを低減することができる。
【0007】
このようにして製造された電気接続箱は、電気接続箱と補機との間を電気的に結ぶワイヤーハーネスを省くことができる。即ち、電気接続箱に備えた各開口からケース外に引き出された配線材の本数を電気接続箱に接続されるワイヤーハーネスを構成する電線の本数と同数にし、ケース外に引き出された配線材の長さを前記ワイヤーハーネスを構成する電線の長さに略等しくすると、電気接続箱に備えた各開口からケース外に引き出された配線材は、各開口部分におけるワイヤーハーネスと同等の機能(電気接続箱と補機とを電気的に接続する)を果たすことができる。したがって、電気接続箱にワイヤーハーネスを接続する必要がなくなるので、従来の電気接続箱に設けられていたワイヤーハーネスを接続するための接続部品を電気接続箱に設ける必要がなくなり、電気接続箱の部品点数を削減することができる。また、ワイヤーハーネスのコネクタを収容する収容部をケースに突設する必要もなくなるので、電気接続箱を小型化し、コストを低減することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明にかかる電気接続箱の製造方法の一実施形態について説明する。
図1は、本発明にかかる電気接続箱の製造方法の一実施形態により製作した電気接続箱の分解斜視図である。図中、14はロアケースである。ロアケース14には、配線材11を位置決めするための位置決めピン15と、配線材11を圧接接続する圧接端子16が組付けられている。また、ロアケース14の側面には、配線材11を外側に引き出すための開口部17が設けられている。そして、開口部17から引き出された配線材11は、接続部品であるコネクタ22a、22b、22cに接続している。
【0009】
18はロアケース14に被せられるアッパーケースである。アッパーケース18の側面には、配線材11を外側に引き出すための開口部19が、ロアケース14の開口部17に対応する位置に設けられている。また、アッパーケース18の上面には、搭載されるリレーなどの電気部品(図示されず)を収容する収容部21が設けられている。そして、収容部21において、ロアケース14の圧接端子16に接続している中間接続端子20と電気部品が接続する。
【0010】
この電気接続箱は、ロアケース14内に組付けられた配線材11がそのまま3個所の開口部17から外側に引き出され、引き出された配線材11の先端にコネクタ22a、22b、22cが接続している。
【0011】
したがって、この電気接続箱は、ロアケース14外に引き出される配線材11の本数と長さを、従来のワイヤーハーネスを構成する電線の本数と長さに等しくすることにより、ワイヤーハーネスが不要となる。そのため、ロアケース14には、従来と異なり、ワイヤーハーネスを接続するための端子が不要となる。
また、ロアケース14およびアッパーケース18に設けた開口部17、19は、単に配線材11を引き出すことができればよいので、従来と異なり、突設するように設ける必要はなくなり、ロアケース14およびアッパーケース18が小型化する。
さらに、ワイヤーハーネスとの接続部がなくなるため、電気的な信頼性が向上する。
【0012】
本実施形態の電気接続箱の製造方法は、以下の工程からなる。即ち、
1)先ず、図2に示すように、一本の配線材11を折り曲げて、ロアケース14内の回路導体を形成するパターン部12とケース外に引き出されるパターン部13を形成する。
この状態で、ロアケース14内の回路導体のパターン部12は、所望の数の回路が連続に接続した状態になっている。また、ロアケース14外に引き出されるパターン部13は、ロアケース14に接続されるワイヤーハーネスに相当するもので、前記ワイヤーハーネスを構成する電線の本数とその長さに相当するものである。
【0013】
2)ロアケース14には、図3に示すように、予め、配線材11を位置決めするための位置決めピン15と、配線材11を圧接接続する圧接端子16を組付けておく。
【0014】
3)次いで、上述の配線材11の回路導体を形成するパターン部12をロアケース14内に位置決めピン15で位置決めし、圧接端子16に圧接接続して、ロアケース14に組付ける。また、配線材11のケース外に引き出されるパターン部13を開口部17からロアケース14外に引き出す。
【0015】
4)次いで、ロアケース14に組付けられた配線材11を、図2に示したパターン部12の所望の切断部12a、12b、12c、12dで切断して、ロアケース14内に電気的に分離した回路を形成する。
また、ロアケース14外に引き出されて配線材11を、図2に示したパターン部13の所望の切断部13a、13b、13c(パターン部13の先端部)で切断する。
【0016】
5)次いで、図1に示すように、ケース外に引き出されて配線材11の切断部分13a、13b、13cにコネクタ22a、22b、22cを接続する。また、圧接端子16に中間接続端子20を接続する。
【0017】
なお、上記実施形態では、配線材11を一筆書きのようにパターン化してロアケース14内に組付け、かつロアケース14外に引き出したが、ロアケース14内の回路導体パターンによっては、複数の回路導体を連続してパターン化することが困難な場合がある。その場合には、各回路導体ごとにワイヤーハーネス相当部分が連続したパターンを形成して組付けることは言うまでもない。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、一本の配線材を所望の(回路)パターンになるように連続してケース内外に布線後、布線された配線材を所望の箇所で切断することにより、ケース内の複数の回路を電気的に分離した状態に形成し、また、ケース外に引き出された配線材の所望の個所で切断することにより、そこに接続部品を取り付けるため、電気接続箱を作業性よく形成し、製造コストを低減することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気接続箱の製造方法の一実施形態により製作した電気接続箱の分解斜視図である。
【図2】上記実施形態の製造工程におけるパターン化した配線材を示す図である。
【図3】ロアケースに配線材を組付けた状態の斜視図である。
【図4】従来の電気接続箱の分解斜視図である。
【符号の説明】
11 配線材
12、13 パターン部
12a〜12d、13a〜13c 切断部
14 ロアケース
15 位置決めピン
16 圧接端子
17、19 開口部
18 アッパーケース
20 中間接続端子
21 収容部
22a〜22c コネクタ

Claims (2)

  1. ケース内に回路導体を構成する複数の配線材を布線してなる電気接続箱の製造方法において、
    前記ケースに、所望本数の配線材の引き出しを許容する開口幅で形成された開口を備えるとともに、
    一本の配線材を予め折り曲げて、所望の折り曲げ形状の折曲げパターンを形成し、
    該折曲げパターンを、前記ケース内に布線するケース内パターン部と、前記開口からケース外に引き出して布線する引き出しパターン部とで構成し、
    前記引き出しパターン部を、前記ケースに備えられた前記開口と同数形成するとともに、
    前記引き出しパターン部を、前記配線材の折り曲げによる所望長さの引き出し及び引き戻しを繰り返して、前記所望本数に対応する往復数で構成し、
    前記折曲げパターンを、前記ケース内パターン部を前記ケース内に布線するとともに、前記引き出しパターン部を対応する前記開口からケース外に引き出して、前記ケースにセットし、
    前記開口から引き出された前記引き出しパターン部を前記所望長さで切断して接続部品を接続す
    気接続箱の製造方法。
  2. 前記ケース内に、構成する回路導体に応じて配線材の折り曲げ部の位置を位置決めする折曲げ部位置決め治具を備え、
    前記ケース内パターン部における折曲げ位置を、前記折曲げ部位置決め治具に対応する位置とした
    請求項1記載の電気接続箱の製造方法。
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