JP4526700B2 - 配光制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は配光制御装置に係り、例えば、車両に搭載された前照灯(ヘッドランプ)の照射状態を制御する配光制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のナビゲーション装置の性能向上、ナビゲーション装置に格納されている地図データの整備により、車両の現在地や、車両が走行している道路の道路データ(地図データに含まれる)、及び現在地周辺の情報を正確に知ることができるようになっている。
このため、車両に搭載された前照灯の照射状態を制御する配光の分野では、ナビゲーション装置からの情報を基に道路形状に合った配光制御を行う技術が特開平2−296550号公報で提案されている。この配光制御では、ナビゲーション装置が保有している地図データ(特に道路データ)と、自車位置から事前にカーブ等を予知し、カーブの手前から照射領域を変更して視認性を向上させるようにしている。
すなわち、従来のナビゲーション装置からの道路データを利用した配光制御では、車両が道路を走行している場合に、その道路形状にあわせて自動的に配光制御を行うようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、道路以外の車両が走行可能な場所やエリア等に応じた配光制御では、運転者が望んでいる制御と異なる配光制御が行われる可能性があり、必ずしも運転者の希望にあった適切な配光制御が行われてはいなかった。
すなわち、実際に運転する場合、運転者は特定の領域において当該領域に適した配光制御を望む場合があるにもかかわらず、従来の配光制御装置では、運転者が配光制御を望むエリア(人通りの絶えない道、暗い道、自宅の駐車場などに)で希望にあった制御をおこなう機能はなかった。
【0004】
そこで本発明は、運転者が希望する制御領域において適切な配光制御を行うことができる配光制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載した発明では、照明装置の照射状態を調整可能な配光制御装置であって、画像を表示する画像表示装置と、ユーザにより指定された、照明装置の照明状態を制御する必要がある制御領域を取得する制御領域取得手段と、照明装置の照射状態に関する複数の制御モードを前記画像表示装置のモード選択画面に表示し、当該モード選択画面にてユーザにより選択された制御モードを取得する制御モード取得手段と、前記制御領域取得手段により取得した制御領域と、前記制御モード取得手段により取得した制御モードとを対応付けて登録する制御領域・モード登録手段と、車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、前記検出された車両の現在位置が前記登録された制御領域内である場合、当該制御領域に対応付けて登録されている制御モードで前記照明装置を制御する配光制御手段と、を具備することを特徴とする配光制御装置を提供する。
請求項2記載の発明では、前記モード選択画面は、各制御モードの名称と、当該各制御モードの簡易説明を表示することを特徴とする請求項1に記載の配光制御装置を提供する。
請求項3記載の発明では、前記モード選択画面は、各制御モードによる照射領域のイメージ図を併せて表示することを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の配光制御装置を提供する。
請求項記載の発明では、前記検出した車両の現在位置が前記登録された制御領域内である場合に、当該制御領域に対応付けて登録された制御モードで前記照明装置を制御する必要があるか否かを判断する制御必要性判断手段を備え、前記配光制御手段は、前記制御必要性判断手段で制御する必要があると判断された場合に、前記登録された制御領域に対応付けて登録された制御モードで前記照明装置を制御することを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の配光制御装置を提供する。
請求項記載の発明では、車両の現在の車速を検出する車速検出手段を備え、前記制御必要性判断手段は、前記検出した車速が各制御モード毎に設定された車速の閾値を越えているか否かに基づいて、前記照明装置の制御の必要があるか否かを判断することを特徴とする請求項4に記載の配光制御装置を提供する。
請求項記載の発明では、現在走行している道路の属性を取得する道路属性取得手段を備え、前記制御必要性判断手段は、前記取得した道路の属性に基づいて前記照明装置の制御の必要があるか否かを判断することを特徴とする請求項4に記載の配光制御装置を提供する。
請求項記載の発明では、前記制御モード取得手段は、制御を行っていない基準状態に比べて左右に広い照射領域に変更する第1制御モードと、前記照明装置を自動的に基準状態で点灯する第2制御モードと、基準状態に比べて縦方向を短くし左右に広い照射領域に変更する第3制御モードのうちの複数の制御モードを前記モード選択画面に表示する、ことを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1の請求項に記載の配光制御装置を提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の配光制御装置における好適な実施の形態について、図2から図9を参照して詳細に説明する。
(1)実施形態の概要
本実施形態の配光制御装置では、目的地までの経路案内を行うナビゲーション用の地図データを使用し、特別に配光制御を希望する制御領域を指定して登録する機能を設ける。この登録の際に、配光制御を行う制御モードを併せて登録する。
そして、車両が登録された制御領域内に進入したことを検出すると、その制御領域に対応して登録された制御モードによる配光制御を行う。その際、車速や道路属性(幅、車線数、中央分離帯の有無等)などの必要性判断条件を、各制御モード毎に決めておき、制御領域に進入し、必要性判断条件を満たしている場合に制御モードによる配光制御制御が行われる。
配光制御を行う制御モードとしては、例えば歩行者が多い団地などに適し歩行者発見能力に優れた左右に広い照射領域に変更する第1制御モード、例えば林道などの日夜を問わず暗い道に適した自動的にライトを点灯する第2制御モード、駐車場等に適し駐車動作中に不要な縦方向のライトを抑え左右を照らすことに重点をおくことで対向車・歩行者に考慮した制御を行う第3制御モードが選択可能になっている。
【0007】
なお、車両が制御領域外を走行している場合には、道路形状を考慮した公知の各種配光制御のいずれかによる配光制御を行う。
例えば、車両の現在位置から所定時間T秒経過後の自車位置(T秒経過後位置)を車速vとナビゲーション用の道路データ等から算出し、当該T秒経過後位置を照射するように前照灯の配光角を制御する。これは、一般に道路を走行する際の運転者は車速によらず、所定時間(本実施形態ではTf=1.5秒)経過後の位置を注視する傾向にあることに基づく制御である。
【0008】
(2)実施形態の詳細
図2は本実施形態の配光制御装置の構成例を表したブロック図である。
この図2に例示されるように、本実施形態の配光制御装置は、ナビゲーション装置10と、配光制御ECU(Electronic Control Unit)40、前照灯装置50を備えている。
ナビゲーション装置10は、ナビゲーション処理部11と、地図情報記憶手段、道路情報記憶手段、領域・モード記憶手段、マップ記憶手段として機能するデータ記憶部12と、現在位置検出部13と、通信部15と、入力部16と、表示部17と、音声入力部18と、音声出力部19と、車速検出手段として機能する車速センサ20と、を有している。
ナビゲーション処理部11は、配光制御ECU40及び、その他の各種ECU(例えば、車両ECU、コラムECU等)と車内LAN(Local AreaNetwork)で接続されている。
【0009】
ナビゲーション処理部11は、入力された情報に基づいて、ナビゲーション処理等の各種演算処理を行い、その結果を出力するCPU(中央制御装置)111を備えている。このCPU111には、データバス等のバスラインを介してROM112とRAM113が接続されている。
RAM113は、CPU111が各種演算処理を行う場合のワーキング・メモリとしてのランダム・アクセス・メモリである。
【0010】
ROM112は、目的地までの予定走行経路の検索、経路中の走行案内、本実施形態における制御領域と制御モードの登録処理や制御領域の内と外における配光制御処理等を行うための各種プログラムが格納されているリード・オンリー・メモリである。
ROM112に格納された各種プログラムをCPU111が実行することで、図1に示した、制御領域・モード取得手段(b)、現在位置検出手段(c)、配光制御手段(d)、表示制御手段(h)、必要性判断手段(j)、道路属性取得手段(l)に対応する各機能の全部又は一部が実現される。
【0011】
現在位置検出機能は、GPSレシーバ131で取得した現在地座標、及び、過去の走行記録(ジャイロセンサ136、距離センサ113等による)と道路データとのマップマッチング結果から現在位置を求める機能である。
配光制御手段(d)による場所判断機能は、マップマッチングにより求めた現在位置および制御領域から、車両が制御領域内か外かを判断する機能である。
【0012】
制御領域・モード取得機能は、制御領域と制御モードを取得する機能であり、領域・モード指定機能により指定された制御領域等を取得し、又は通信や、ICカード等により取得する。
領域・モード指定機能では、運転者による入力部16の操作により制御領域が指定される。すなわち、入力部16により、運転者がナビゲーションの表示部17に表示される地図上をポイントすることで制御エリアが設定される。また、領域・モード指定機能では、設定した制御領域に対応して制御モードが選択される。設定された制御領域と選択された制御モードは、対応付けられた状態で、データ記憶部121の領域・モードデータ122に登録される。
【0013】
(1)第1制御モードは、従来の前照灯装置50の照射領域を広げることで、視認領域を左右に広くする配光制御が行われるモードである。
制御モードの選択の際に表示部17に表示される第1制御モードの名称は、「注意区域支援配光」であり、その内容を簡単に説明した簡易説明として「照射領域の左右広域制御」が表示される。
(2)第2制御モードは、日夜を問わず、制御領域に車が進入した時は前照灯装置50を点灯するモードである。
第2制御モードの名称は「暗路事前配光」で、簡易説明が「領域自動点灯」である。
(3)第3制御モードは、前照灯装置50の照射領域の縦方向を抑え、横方向の配光に重点を置いた配光制御を行うモードである。
第3制御モードの名称は「駐車支援配光」で、簡易説明が「照射領域の縦方向抑制制御」である。
【0014】
配光制御機能は、前照灯(ヘッドランプ)等の照明装置1によるビーム照射方向・範囲を制御する機能である。
この配光制御機能では、現在位置検出機能による車両現在位置、走行ルート情報、制御領域、制御モードに従い、現在位置が制御領域に進入した場合に配光制御を行う。
必要性判断機能は、制御モード毎に設けた走行道路のレベルや車速が一定以下だった場合(必要性判断条件を満たしている場合)に、制御モードに対応した配光制御が必要であると判断する機能である。
本実施形態の配光制御機能では、車両が制御領域に進入した場合に直ちに配光制御を開始するのではなく、更に、必要性判断機能で配光制御が必要であると判断された場合に、配光制御を行うようになっている。
【0015】
データ記憶部12は、地図データ121、領域・モードデータ122、制御モードマップ123、及びその他の各種データが格納されている。
地図データ121には、地形データ、広域地図データ、市街地図データ等の地図に関するデータと、道路データが格納されている。
本実施形態において、領域・モード指定機能により制御領域を指定する場合、地図に関するデータが地図データ121から読み出され表示部17に表示される。この場合、通常市街地図が表示されるが、ユーザの指示によって、より広域の地図を表示するようにしてもよい。
【0016】
地図データ121に格納される道路データは、交差点間を結ぶ道路特性を特定する情報として次のようなデータが格納されている。つまり、道路データには、交差点番号、ノード数、ノード情報、リンク長さ、リンクの交差角、道路幅、道路名称等が格納されている。各リンクには、リンク情報として道路の車線数、トンネルの有無などが格納されている。
また、交差点データとしては、交差点に交差する道路の道路番号、案内対象となる道路か否かを示す案内対象許可フラグ、ランドマーク位置種別データ、交差点写真データ、高速道路等の出口ランプウェイ案内データ、交差点番号などが格納されている。交差点の有無については、本実施形態における、必要性判断機能において必要性判断条件の1つとして使用される。
【0017】
ノード情報は、道路上の一地点に関する情報であり、ノード間を接続するものをリンクと呼び、複数のノード列のそれぞれの間をリンクで接続することによって道路が表現される。道路形状はノードやリンクのみならず、標高によって定義することもできる。本実施形態における標高データは、左右上下250m間隔のマトリクス状の各点においてノードとは別に保持されており、各ノードの標高はノードを内側に含む3点からなる平面上の当該ノードの高さとして算出される。なお、各ノードに対して当該ノード位置における標高データを関連付けて格納するようにしてもよい。
また、ノードにおける道路の曲率半径(ノード半径)は、あるノードに対して隣り合うリンクの交叉角に基づき求めることができる。
【0018】
データ記憶部12は、例えば、DVD(Digital VersatileDisc)、MO(光磁気ディスク)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、光ディスク、磁気テープ、ICカード、光カード等の各種記憶装置のうち1又は複数の記憶装置が使用される。
なお、地図データ121は、記憶容量が大きい、例えばCD−ROMやDVDの使用が好ましい。領域・モードデータ122及び制御モードマップ123の少なくとも一方は、地図データ121と同一の記憶媒体に格納してもよく、またICカード等の他の記憶媒体に格納するようにしてもよい。
【0019】
領域・モードデータ122には、各制御領域を表すデータと制御モードが対応付けて登録され、格納されている。制御領域を表すデータとして、本実施形態では、領域の外周を指定する複数の座標(緯度、経度)の点列からなるデータである。
ただし、他に、中心点の座標を示すデータ(制御領域は、中心から所定距離が自動的に設定される)、中心点の座標とその半径を示すデータ、中心点の座標と円周上の点を示すデータ、円周上の3点を示す座標データ、四方形の対角点を表す2つの座標からなるデータ、道路上の2点を表す座標からなるデータ(2点間の道路が領域として設定される)、その他の形式のデータのいずれを採用してもよい。また、これら各種形式をユーザが選択できるようにしてもよく、この場合には、ユーザが選択した形式を併せて格納することになる。
【0020】
制御モードマップ123の具体的内容と、マップに基づいて制御される照射領域については、後に詳述する。
【0021】
図2における現在位置検出部13は、GPSレシーバ131、地磁気センサ132、距離センサ133、ステアリングセンサ134、ビーコンセンサ135、ジヤイロセンサ136とを備えている。
GPSレシーバ131は、人口衛星から発せられる電波を受信して、自車の位置を測定する装置である。
地磁気センサ132は、地磁気を検出して自車の向いている方位を求める。距離センサ133は、例えば車輪の回転数を検出して計数するものや、加速度を検出して2回積分するものや、その他計測装置等が使用される。
ステアリングセンサ134は、例えば、ハンドルの回転部に取り付けた光学的な回転センサや回転抵抗ボリューム等が使用されるが、車輪部に取り付ける角度センサを用いてもよい。このステアリングセンサ134は、本実施形態におけるステアリング操作量(操舵角)θを検出し、θをナビゲーション処理部11と配光制御ECU40に供給するようになっている。
ビーコンセンサ135は、路上に配置したビーコンからの位置情報を受信する。ジヤイロセンサ136は、車両の回転角速度を検出しその角速度を積分して車両の方位を求めるガスレートジヤイロや振動ジヤイロ等で構成される。また、このジヤイロセンサ136によって、車両に加わる横加速度(横G)を検出することもできる。
【0022】
現在位置検出部13のGPSレシーバ131とビーコンセンサ135は、それぞれ単独で位置測定が可能であるが、その他の場合には、距離センサ133で検出される距離と、地磁気センサ132、ジヤイロセンサ136から検出される方位との組み合わせ、または、距離センサ133で検出される距離と、ステアリングセンサ134で検出される舵角との組み合わせによって自車の絶対位置(自車の現在地)を検出するようになっている。
【0023】
通信部15は、FM送信装置や電話回線等との間で各種データの送受信を行うようになっており、例えば情報センタ100等から送信される渋滞などの道路情報や交通事故情報等の各種データを受信するようになっている。この通信部15からは、本実施形態で使用される車両現在位置周辺の地図データ、車両現在地周辺の道路データ、自宅等のパーソナルコンピュータで予め設定し情報センタに登録しておいた領域・モードデータ、制御モードマップ、及び目的地までの走行経路データのうちの少なくとも1つ以上の各データを受信する(取得する)ことが可能である。
なお、これら各種データを受信するために、通信部15には、VICS用アンテナ151、FM多重放送用アンテナ152、携帯電話・PHS用アンテナ153等の各種通信用アンテナのうちの少なくとも1つのアンテナが接続されている。
【0024】
入力部16は、走行開始時の現在位置の修正や、目的地を入力するように構成されている。入力部16の構成例としては、表示部17を構成するディスプレイの画面上に配置され、その画面に表示されたキーやメニューにタッチすることにより情報を入力するタッチパネル、その他、キーボード、マウス、バーコードリーダ、ライトペン、遠隔操作用のリモートコントロール装置などが挙げられる。
入力部16は、領域・モード指定手段の一部として機能する。入力部16は、CPU111と共に制御領域指定機能を実現する。この場合、表示部17のディスプレイに表示された市街地図に対応してユーザがタッチパネル上の点を指定すると、タッチパネル上で指定された指定点が入力され、表示中の地図領域と縮小率、及び指定点の座標(タッチパネル上の座標)とから絶対座標(緯度、経度)に換算される。
入力部16は、制御モード選択手段として機能する。この場合、表示部17には、選択可能な制御モードが表示され、ユーザは、入力部16のタッチパネル又はテンキー等により制御モードを選択することになる。
なお、表示部17には、制御モードの番号、名称(第1〜第3制御モード)、照射領域を示す図、及び照射領域等の制御に対する解説文(どのような場所に適した照射領域かについての解説文)のうちの少なくとも1つからなる制御モード情報が表示される。
【0025】
表示部17には、本実施形態における制御領域指定用の地図及び制御モード情報、操作案内、操作メニュー、操作キーの表示や、ユーザの要求に応じて設定された案内地点までの経路の表示や、走行する経路に沿った案内図等の各種表示が行われる。表示部17としては、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、フロントガラスにホログラムを投影するホログラム装置等を用いることができる。
音声入力部18はマイクロホン等によって構成され、音声によって必要な情報が入力される。音声出力部19は、音声合成装置と、スピーカとを備え、音声合成装置で合成される音声の案内情報を出力する。なお、音声合成装置で合成された音声の他に、各種案内情報をテープ等の音声記憶装置に録音しておき、これをスピーカから出力するようにしてもよく、また音声合成装置の合成音と音声記憶装置の音声とを組み合わせてもよい。
【0026】
ナビゲーション処理部11に接続された車速センサ20は、車速検出手段として機能し、車両制御用として車両が備えている車速センサを使用するが、本実施形態用の独立したセンサを配置することも可能である。
車速センサ20は、車両の現在車速vを検出しナビゲーション処理部11に供給するようになっている。
【0027】
以上のように構成されたナビゲーション装置10は、運転者に車両の現在地周りの道路情報を知らせて、車両の目的地までの走行経路を誘導する。つまり、入力部16から目的地を入力すると、ナビゲーション処理部11は、現在位置検出部13で検出された自車の現在位置に基づき、データ記憶部12から読み出した道路データを使用して目的地までの走行経路を探索する。そして、探索した走行経路を表示部17に出力するとともに、該表示部17に表示された走行経路と、音声出力部19から出力される音声によって、運転者を目的地まで誘導する。
なお、本実施形態におけるナビゲーション装置10は経路案内機能を備えているが、本発明では配光制御するための各機能を実現する部分で構成され、他の機能は備わっていなくてもよい。例えば、経路誘導のための表示部17や音声出力部19が設けられていなくてもよい。
また、ナビゲーション処理部10で設定した目的地を通信部15を介して情報センタ100に送信し、目的地までの経路探索を情報センタ100で行い、探索結果を情報センタから受信することも可能である。
【0028】
本実施形態におけるナビゲーション処理部11は、配光制御に基づく各種判断や演算に従って、配光制御ECU40に配光制御データを供給するようになっている。
すなわち、ナビゲーション処理部11は、車両が制御領域外の道路上を走行している場合に、T秒後車両位置を照射するための配光角θhを算出し、算出した配光角θhを配光制御データとして配光制御ECU40に供給する。
また、ナビゲーション処理部11は、車両が制御領域に進入した場合に、設定されている制御モードの情報を配光制御データとして配光制御ECU40に供給する。
【0029】
なお、本実施形態における制御領域に対して第2制御モードが選択されている場合、後述するように、前照灯装置50を自動点灯する制御が行われるモードなので、ナビゲーション処理部11から配光制御ECU40に供給する配光制御データ(制御モードの情報)としては、前照灯装置50の点灯を指示する点灯指示データになる。
また、車両が制御領域外に移動することで第2制御モードが終了する場合、ナビゲーション処理部11は、第2モードにおける消灯指示データが配光制御データとして配光制御ECU40に供給される。
この場合、第2制御モードが選択されている制御領域が道路上である場合、ナビゲーション処理部11は、更に、道路形状に適した配光制御となるように配光角θhを配光制御ECU40に供給する。
【0030】
配光制御ECU40は、ナビゲーション装置10から供給される配光制御データに従って、前照灯装置50の点灯と消灯の制御、前照灯装置50の集光状態と拡散状態を変更すると共に、配光角θhを制御するようになっている。
【0031】
前照灯装置50は、車両前方の左右両側に配置される通常の前照灯と兼用するようになっているが、これとは別個に前照灯装置を配置するようにしてもよい。
前照灯装置50は、ランプを収容するランプ本体と、このランプ本体の解放面に配置された前面レンズと、発光することで照明を行う光源バルブと、光源バルブの発光を車両前方に反射させる可動リフレクタから構成されている。そして、前照灯装置50は、光源バルブを可動リフレクタに対して前後方向に移動させることでランプから照射される光束を拡散・集中させる第1機構と、可動リフレクタの角度を左右に回動することで光束による配光角θhを制御する第2機構を備えている。
【0032】
配光制御ECU40は、このように構成された前照灯装置50に対して、ナビゲーション装置10から供給される配光制御データに基づいて、制御領域内での制御モードの照射領域となるように前照灯装置50の第1駆動機構及び第2駆動機構を駆動制御する。
すなわち、配光制御ECU40は、ナビゲーション装置10から供給される制御モード情報(配光制御データ)に対応した前照灯装置50の第1機構と第2機構の制御量が予め決められた制御モード情報−制御量対応テーブルを備えており、この、対応テーブルに従って前照灯50の第1機構と第2機構を制御する。これにより、図3(b)に例示したような、各制御モードに対応した領域が照射される。
また、配光制御ECU40は、ナビゲーション装置10から供給される配光角θhとなるように第2駆動機構を駆動制御する。
さらに、配光制御ECU40は、ナビゲーション装置10から供給される光量情報に従い、前照灯装置50の光量を制御する。
【0033】
さらに、配光制御ECU40は、ナビゲーション処理部11から供給される配光制御データが第2制御モードにおける点灯指示データ又は消灯指示データである場合、前照灯装置50の点灯と消灯を行う。
すなわち、第2制御モードにおける点灯指示データが供給されると、配光制御ECU40は、前照灯装置50が既に点灯状態であればそのまま点灯を維持し、消灯状態であれば自動的に点灯させる。前照灯装置50が既に点灯している場合としては、運転者の前照灯スイッチの点灯操作による場合や、光センサで車外の明るさを検出して自動的に前照灯装置50を点灯及び消灯する自動点灯システムにより点灯している場合等がある。
配光制御ECU40は、現在点灯中の前照灯装置50が第2制御モードにおける点灯指示に基づいて点灯中である場合には、第2制御モードにおける消灯指示データが供給されると、前照灯装置50を消灯する。一方、第2制御モードにおける点灯指示以外の理由で点灯中である場合、すなわち、運転者の前照灯スイッチの点灯操作等による場合であれば、第2制御モードにおける消灯指示データが供給されても、前照灯装置50を消灯することなく、点灯を維持する。
【0034】
次に、このように構成された本実施形態において、設定された制御領域内での配光制御について説明する。
図3は、本実施形態における配光制御で使用される制御モードマップ123の内容を概念的に表したものである。
図3(a)は、各制御モードの内容と必要性判断条件との関係を表したものである。この図3(a)に示されるように、制御モードとしては、第1制御モード、第2制御モード、第3制御モードの3モードが規定されている。運転者は、この3モードの中から、制御領域内での制御モードを1又は複数選択することができる。
【0035】
図3(a)における簡易説明(名称)の欄は、本実施形態において、運転者が制御モードを選択する際に表示部17に表示される内容を表したものである。なお、本実施形態では、名称と簡易説明の両者が表示されるが、いずれか一方のみを表示するようにしてもよい。また、図3(b)の照射領域のイメージ図を併せて表示するようにしてもよい。
【0036】
必要性判断条件としては、道路レベル、車速、特殊条件が規定対象になっている。
本実施形態における第1制御モードでは、主要道路未満であること、車速が中速以下(中速、低速)であることが必要性判断条件として規定されている。
従って、図6に例示するように、車両Cが飛び出しの可能性が高い場所、道路の大きさに対し、歩行者の絶対数が多い場所等に対して設定された制御領域(点線で示す領域)に進入し、且つ、両条件を満たした場合に、ナビゲーション処理部11から第1制御モードを表す配光制御データが配光制御ECU40に供給されて、配光制御が実行される。
【0037】
本実施形態の第2制御モードでは、特に必要性判断条件は規定されていない。従って、図5に例示するように、車両Cが林道などの日夜を問わず暗い道に対して設定された、制御領域(点線で示す領域)に進入すると直ちに第2モードによる自動点灯が開始されることになる。
但し、第2制御モードに対して必要性判断条件を設定することも可能である。
【0038】
本実施形態の第3制御モードでは、主要地方道未満であること、車速が低速であること、交差点以外であることの3条件が必要性判断条件として規定されている。
従って、図4に例示するように、車両Cが自宅等の駐車場周辺領域に設定された制御領域(点線で示す領域)に進入し、且つ、3条件を満たした場合に、ナビゲーション処理部11から第1制御モードを表す配光制御データが配光制御ECU40に供給されて、駐車支援配光制御が実行される。
【0039】
このように必要性判断条件を決めることで、例えば、駐車場周辺の領域を制御領域として設定しても、低速よりも速い速度で領域内の道路を走行している場合には駐車する可能性が低いため、第3モードの配光制御は行われないことになる。
すなわち、本実施形態によれば、制御領域内に車両が進入したとしても配光制御が必要な場合を適切に判断して実行することができる。
【0040】
本実施形態における必要性判断条件については、図3に例示されたように予め固定的に規定されているが、図3における第1、第2、第3制御モードにおける必要性判断条件をデフォルト値として保存し、ユーザが任意に制御モードを指定しその必要性判断条件を設定、変更できるようにしてもよい。
なお、必要性判断条件である車速は、本実施形態の場合、低速が15km以下、中速が15km〜30kmである。この低速、中速、また、高速の値については、ユーザが任意に設定、変更できるようにしてもよい。
【0041】
図3(b)は、第1モード及び第3モードの配光制御、その他の場合の照射領域を表したものである。
図3(b)において、実線で示されている領域が前照灯装置50により照射される車両前方の照射領域を表したものである。
基本領域の照射領域は、配光制御を行わない場合の従来の照射領域と同一の領域である。
他の照射領域に対しては、この基本領域との違いを表すために点線で基本領域を表示している。
第1制御モードにおける照射領域は、点線で示した基本領域と比較して、縦方向(車両の進行方向)が基本領域と略同一で、横方向の照射領域を広げることで、視認領域を左右に広げるようにした領域である。
第3制御モードにおける照射領域は、点線で示した基本領域と比較して、縦方向を抑え、横方向の配光に重点を置いた領域である。
本実施形態では使用されないが、変形例等で採用可能なその他の領域として、基本領域と比較して縦方向及び横方向を拡散する縦横拡散の領域がある。
【0042】
次にこのように構成された配光制御装置における動作について説明する。
図7は、制御領域・モード登録処理の動作を表したフローチャートである。
ナビゲーション処理部11は、運転者等のユーザによる領域等の登録処理が入力部16で選択されたか否かを監視し、選択された場合(ステップ10;Y)、まず制御領域情報を取得する(ステップ11)。
【0043】
このステップ11において制御領域情報を取得する場合、ナビゲーション処理部11は、ユーザの指示に基づいて、設定する制御領域周辺の市街地図を表示部17のディスプレイに表示する。ユーザは、制御領域周辺の市街地図を表示させるために、広域地図を表示させ、設定したい領域近傍の点を広域地図で指定し、対応する市街地図を表示させる。
この市街地図において、ユーザは設定したい制御領域にあわせて、その外周上に複数の点を順次指定する。この場合、図4に例示したように、自宅の駐車場だけでなく、その周辺の道路を含めて配光制御を実施したい場合、ユーザは道路をくめて、a1〜a6の順に6点を指定する。
ユーザにより領域指定点が指定されると、ナビゲーション処理部11は、指定された各領域指定点に対応する絶対座標(緯度、経度)を、表示している市街地図の縮尺と範囲、及び各領域指定点のディスプレイ上の座標値から算出し、領域・モードデータ122に格納する。
【0044】
なお、領域の表現形式とその指定方法については、他の方法によることも可能である。
すなわち、上述したように、中心点の座標を示すデータ(制御領域は、中心から所定距離が自動的に設定される)、中心点の座標とその半径を示すデータ、中心点の座標と円周上の点を示すデータ、円周上の3点を示す座標データ、四方形の対角点を表す2つの座標からなるデータ、道路上の2点を表す座標からなるデータ(2点間の道路が領域として設定される)、その他の表現形式の領域情報のいずれを採用してもよい。
また、これら各種表現形式をユーザが選択できるようにしてもよく、この場合のナビゲーション処理部11は、ユーザが選択した形式と、指定した座評点に併せた領域データを取得して領域・モードデータ122に格納する。
【0045】
ステップ11で領域情報を取得した後ナビゲーション処理部11は、取得した制御領域に対する、制御モードを取得するためのモード選択画面を表示部17に表示する(ステップ12)。
すなわち、ナビゲーション処理部11は、図3(a)に表示した、第1制御モード〜第3制御モードの名称と、簡易説明をモード選択画面に表示し、ユーザの選択を促す。
【0046】
なお、本実施形態では、モード選択画面に制御モードの名称と簡易説明のみ表示するが、上述したように、制御モード番号名(第1制御モード〜第3制御モード)、必要性判断条件、図3(b)の領域イメージ図、のうちの1又は複数を、制御モード名称と簡易説明と共に表示し、又は制御モード名称と簡易説明に変えて表示するようにしてもよい。
【0047】
次にナビゲーション処理部11は、ステップ12によるモード選択画面に基づいてユーザが選択した制御モード番号を取得し、選択された制御モード番号に対応したモード番号を決定する(ステップ13〜ステップ19)。
すなわち、ナビゲーション処理部11は、注意区域支援配光(第1制御モード)が選択されたか否か(ステップ13)、駐車支援配光(第3制御モード)が選択されたか否か(ステップ16)、暗路事前配光(第2制御モード)が選択されたか否かを判断する。
【0048】
ナビゲーション処理部11は、注意区域支援配光のみが選択された場合(ステップ13;Y、ステップ16;N、ステップ18;N)、モード番号1を設定する。
また、駐車支援配光のみが選択された場合(ステップ13;N、ステップ16;Y、ステップ18;N)、モード番号2を設定する。
暗路事前配光のみが選択された場合(ステップ13;N、ステップ16;N、ステップ18;Y)、モード番号4を設定する。
注意区域支援配光と駐車支援配光が選択された場合(ステップ13;Y、ステップ16;Y、ステップ18;N)、モード番号3を設定する。
駐車支援配光と暗路事前配光が選択された場合(ステップ13;N、ステップ16;Y、ステップ18;Y)、モード番号6を設定する。
注意区域支援配光と暗路事前配光が選択された場合(ステップ13;Y、ステップ16;N、ステップ18;Y)、モード番号5を設定する。
注意区域支援配光と駐車支援配光と暗路事前配光のすべてが選択された場合(ステップ13;Y、ステップ16;Y、ステップ18;Y)、モード番号7を設定する。
なお、いずれの制御モードも選択されずに、キャンセルキー等が選択された場合(ステップ13;N、ステップ16;N、ステップ18;N)、ナビゲーション処理部11は、モード番号0を設定する。
【0049】
以上により設定されるモード番号と各配光制御の関係を纏めると次の通りとなる。
モード番号1;注意区域支援配光(第1制御モード)
モード番号2;駐車支援配光(第3制御モード)
モード番号3;注意区域支援配光と駐車支援配光
モード番号4;暗路事前配光(第2制御モード)
モード番号5;注意区域支援配光と暗路事前配光
モード番号6;駐車支援配光と暗路事前配光
モード番号7;注意区域支援配光と駐車支援配光と暗路事前配光
【0050】
制御領域と制御モードの取得が終了すると、ナビゲーション処理部11は、取得した制御領域情報と対応する制御モードとを、データ記憶部12の領域・モードデータ122に格納して、処理を終了する。
【0051】
次に、制御領域・モード登録処理で登録された制御領域と制御モードに基づく配光制御の処理動作について図8に示したフローチャートに従って説明する。
ナビゲーション処理部11は、前照灯フラグの設定を行う(ステップ30)。すなわち、前照灯スイッチの点灯操作又は自動点灯システムにより前照灯50が点灯している場合(第2制御モードによる場合を除く)には、前照灯フラグLを1に設定し、点灯していない場合には前照灯フラグLを0に設定する。
【0052】
次にナビゲーション処理部11は、現在位置検出部11から車両の現在位置情報を取得する(ステップ31)。また、データ記憶部122の領域・モードデータ122から、登録済みの制御領域情報を取得する(ステップ32)。
【0053】
そしてナビゲーション処理部11は、車両現在位置と制御領域とから、車両の現在位置がいずれかの制御領域内であるか否かを判断する(ステップ33)。
現在位置がいずれかの制御領域内である場合(ステップ33;Y)、ナビゲーション処理部11は、当該制御領域に対して選択されている制御モードを取得する(ステップ34)。すなわち、ナビゲーション処理部11は、制御領域に対応して領域・モードデータ122に登録されているモード番号を読み取り、モード番号に対応する1又は複数の制御モードを取得する。
【0054】
次にナビゲーション処理部11は、第1〜第3制御モードのうちの取得した制御モード毎の必要性判断条件の比較を行う(ステップ35)。すなわち、ナビゲーション処理部11は、各制御モードに対応する必要性判断条件を制御モードマップ123(図3参照)から読み出し、車速センサ20で検出される現在の車速vと、車両が現在走行している道路の道路データ(道路レベル、交差点か否か)と比較する。
そして、ナビゲーション処理部11は、各制御モードに対して規定されている全ての必要性判断条件を満たしているか否かにより、配光制御を実施するか否かを判断する(ステップ36)。
少なくとも1の制御モードの必要性判断条件を満たしている場合(ステップ36;Y)、ナビゲーション処理部11は、必要性判断条件を満たしている制御モードに第2制御モードが含まれているか否か判断する(ステップ37)。
【0055】
第2制御モードがある場合(ステップ37;Y)、ナビゲーション処理部11は、点灯指示データを配光制御ECU40に供給するとと共に、点灯指示フラグMを1に設定する(ステップ38)。
この点灯指示データが供給されると、配光制御ECU40は、前照灯装置50が既に点灯状態であればそのまま点灯を維持し、消灯状態であれば自動的に点灯させる。
【0056】
次にナビゲーション処理部11は、必要性判断条件を満たしている制御モードに、第1制御モード又は第3制御モードが含まれているか否かを判断する(ステップ39)。
第1制御モード又は第3制御モードがある場合(ステップ39;Y)、ナビゲーション処理部11は、第1制御モード情報又は第3制御モード情報を、配光制御データとしてECU40に供給する(ステップ40)。
なお、ステップ34で第1、第3両制御モードが取得され、第1制御モード及び第3制御モードの必要性判断条件を共に満たしている場合、ナビゲーション処理部11は、第3制御モードを優先的に選択し、第3制御モード情報を配光制御ECU40に供給する。そして、ステップ34で第1、第3両制御モードが取得され、第1制御モードの必要性判断条件を満たすが、第3制御モードの必要性判断条件を満たしていない場合、ナビゲーション処理部11は、第1制御モード情報を配光制御ECU40に供給する。
【0057】
配光制御ECU40では、供給された制御モード情報における前照灯装置50の第1機構と第2機構の制御量を、制御モード情報−制御両対応テーブルから読み取り、第1機構と第2機構を制御する。
これにより、図3(b)に例示したような、各広域配光モード番号に対応した領域が照射される。
【0058】
ステップ37において、必要性判断条件を満たして制御モードに第2制御モードが含まれていない場合(;N)、ナビゲーション処理部11は、前照灯フラグLにより前照灯装置50がオン状態か否かを判断する(ステップ41)。
L=1の場合(ステップ41;Y)、前照灯装置50は点灯しているので、ナビゲーション処理部11はステップ40に移行し、必要性判断条件を満たした制御モード(第1制御モード又は第3制御モード)の制御モード情報を配光制御ECU40に供給する。
一方、L=0の場合(ステップ41;N)、前照灯装置50は消灯しており、第2制御モードによる自動点灯もされていないので、ナビゲーション処理部11は、処理をリターンする。
【0059】
ステップ39において、必要性判断条件を満たした制御モードの中に第1制御モードも第3制御モードも含まれていない場合、すなわち、ステップ34で両制御モードとも取得していない場合、及び取得したが必要条件を満たしていない場合、(ステップ39;N)、ナビゲーション処理部11は、ステップ38により前照灯装置50は点灯済みなのでナビ連動配光制御(ステップ42)を行う。
ステップ42におけるナビ連動配光制御は、走行道路の形状に合わせた配光制御である。すなわち、ナビゲーション処理部11は、公知の各種ナビ連動制御を採用することが可能であるが、本実施形態では、T秒後車両位置を照射するように配光角θhを制御する。そのため、ナビゲーション処理部11は、地図データ121から道路データを取得して道路形状を特定し、この道路形状と車速センサで検出した車速vとから、T秒後車両位置を照射するための配光角θhを算出し、配光制御ECU40に供給する。配光制御ECU40では、供給された配光角θhとなるように、前照灯装置50の第2機構を制御する。これにより、最適な地点が照射される。
【0060】
ステップ36において、いずれの制御モードの必要性判断条件も満たしていない場合(;N)、すなわち、制御領域に車両が進入したが必要条件を満たしていない場合、ナビゲーション処理部11は、前照灯フラグLにより前照灯装置50がオン状態か否かを判断する(ステップ43)。
L=1の場合(ステップ43;Y)、前照灯装置50が点灯しているので、ナビゲーション処理部11は、ナビ連動配光制御42を行う。
一方、L=0の場合(ステップ43;N)、前照灯装置50が消灯しているので、ナビゲーション処理部11は、処理をリターンする。
【0061】
ステップ33において、車両の現在位置が制御領域外であると判断された場合(;N)、ナビゲーション処理部11は、点灯指示フラグM=1か否かを判断する(ステップ44)。
点灯指示フラグM=0であれば(ステップ44;N)、ステップ43に移行する。
一方、点灯指示フラグM=1であれば(ステップ44;Y)、第2制御モードによる自動点灯が配光制御ECU40に指示(ステップ38)された制御領域内から制御領域外に車両が出たものと判断できるので、ナビゲーション処理部11は、配光制御ECU40に対して消灯指示データを供給すると共に、点灯指示フラグMを0に設定し(ステップ45)、ステップ43に移行する。
【0062】
消灯指示データが供給されると配光制御ECU40は、現在点灯中の前照灯装置50が点灯指示データに基づいて点灯中である場合には前照灯装置50を消灯する。
一方、点灯指示データ以外の理由で点灯中である場合、すなわち、運転者の前照灯スイッチの点灯操作等による場合であれば、ナビゲーション処理部11は、消灯指示データが供給されても、前照灯装置50を消灯することなく、点灯を維持する。
【0063】
以上説明したように、本実施形態によれば、道路形状に基づく従来の配光制御に加えて、又は従来の配光制御に代えて、制御が必要な領域をユーザが自由に設定し、その領域に適した配光を実施させることができる。
また、必要性判断条件を各制御モードに併せて規定しているので、例えば、自宅の駐車場を含む制御領域と駐車支援配光(第3制御モード)を設定たとしても、一定車速以上通過するような場合には第3制御モードが実行されないので、実状にあった制御を実行することができる。
また、第1〜第3制御モードは、重複して選択することが可能であるため、よりユーザの希望に合致した配光制御を行うことができる。
【0064】
以上、本発明の配光制御装置における1実施形態について説明したが、本発明は説明した実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲において各種の変形を行うことが可能である。
例えば、説明した第1実施形態では、図3に例示した制御モードマップ123に示されるように、配光制御の内容として光量については考慮されていなかったが、光量やその他の条件を考慮するようにしてもよい。また、第1〜第3制御モード以外に、より多くの場合を想定した制御モードを規定することも可能である。
図9は、制御モードマップ123の他の例を概念的に表したものである。なお、領域イメージ図は説明のための表示であり、制御モードマップ123には格納されていないが、モード選択画面に表示する場合には格納される。
【0065】
この図9に例示されるように、横軸欄に照射領域が規定され、縦軸欄に光量が規定されている。
すなわち、横軸の照射領域として、第1制御モードの横拡散、第4制御モードの縦・横拡散、第3制御モードの横拡散、及び基本領域が規定されている。
また、縦軸の光量として、低、中、高の光量が規定されている。そして、光量中が、従来から配光制御を行わない場合の光量(以下、基本光量という)に相当する。この光量低では基本光量よりも光量が低く、光量高では基本光量よりも光量が多く設定されている。
【0066】
図9の制御モードマップでは、注意区域支援配光に対して、車両が現在走行している道路の道路規模に応じて制御内容を変更するようにしている。すなわち、道路規模が大である場合には光量中の第4制御モード(縦横拡散)が実行され、道路規模が中の場合には光量中の第1制御モード(横拡散)が実行され、道路規模が小である場合には光量高の第1制御モード(横拡散)が実行される。
ここで、本実施形態における道路規模としては、道路種別が細街路以下の場合に小、片側の車線数が2本以上で中央分離帯がない場合に中、中央分離帯がある場合に大と規定されている。
【0067】
また、駐車支援配光に対して、光量中の第3制御モード(縦抑制横拡散)が実行される。
室内・地下駐車場、及びバック動作中の場合、光量低の第3制御モードが実行される。
市街地の場合、街灯設備が充実した場所であれば光量中の基本領域モードが実行され、街灯設備が乏しい場所であれば光量高の基本領域モードが実行される。なお、図9に例示した制御モードマップによる各制御に対して、図3で説明したような、制御を実行する必要性判断条件を更に考慮するようにしてもよい。
【0068】
また、説明した第1実施形態では、必要性判断基準を各制御モードに対応して予め規定しておき、この条件を満たした場合に該当する制御モードの配光制御を実行するよう場合について説明したが、本発明では、必ずしも必要性判断基準を考慮しなくてもよい。
すなわち、ユーザが設定した制御領域に車両が進入したことを条件として、当該制御領域に対して選択さえている制御モードを直ちに実行するようにしてもよい。
この場合、図8においてステップ35、36の処理が不要になり、ナビゲーション処理部11は、ステップ34で制御モードを取得した後に、ステップ37に移行して第2制御モードがあるか否か判断する。そして、ステップ37と、ステップ39では、取得した制御モード内に第2制御モードがあるか、第1、第3制御モードがあるかを判断する。
【0069】
【発明の効果】
本発明によれば、運転者が希望する制御領域において適切な配光制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の構成図である。
【図2】本発明の一実施形態における配光制御装置の構成例を表したブロック図である。
【図3】本実施形態における配光制御で使用される制御モードマップの内容を概念的に表した説明図である。
【図4】同上、実施形態における駐車支援配光(第3制御モード)における照射状態を表した説明図である。
【図5】同上、実施形態における暗路事前配光(第2制御モード)における照射状態を表した説明図である。
【図6】同上、実施形態における注意区域支援配光(第1制御モード)における照射状態を表した説明図である。
【図7】同上、実施形態における制御領域・モード登録処理の動作を表したフローチャートである。
【図8】同上、実施形態における制御領域・モード登録処理で登録された制御領域と制御モードに基づく配光制御の処理動作を表したフローチャートである。
【図9】同上実施形態の変形例における制御モードマップを表した説明図である。

Claims (7)

  1. 照明装置の照射状態を調整可能な配光制御装置であって、
    画像を表示する画像表示装置と、
    ユーザにより指定された、照明装置の照明状態を制御する必要がある制御領域を取得する制御領域取得手段と、
    照明装置の照射状態に関する複数の制御モードを前記画像表示装置のモード選択画面に表示し、当該モード選択画面にてユーザにより選択された制御モードを取得する制御モード取得手段と、
    前記制御領域取得手段により取得した制御領域と、前記制御モード取得手段により取得した制御モードとを対応付けて登録する制御領域・モード登録手段と、
    車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、
    前記検出された車両の現在位置が前記登録された制御領域内である場合、当該制御領域に対応付けて登録されている制御モードで前記照明装置を制御する配光制御手段と、
    を具備することを特徴とする配光制御装置。
  2. 前記モード選択画面は、各制御モードの名称と、当該各制御モードの簡易説明を表示することを特徴とする請求項1に記載の配光制御装置。
  3. 前記モード選択画面は、各制御モードによる照射領域のイメージ図を併せて表示することを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の配光制御装置。
  4. 前記検出した車両の現在位置が前記登録された制御領域内である場合に、当該制御領域に対応付けて登録された制御モードで前記照明装置を制御する必要があるか否かを判断する制御必要性判断手段を備え、
    前記配光制御手段は、前記制御必要性判断手段で制御する必要があると判断された場合に、前記登録された制御領域に対応付けて登録された制御モードで前記照明装置を制御することを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の配光制御装置。
  5. 車両の現在の車速を検出する車速検出手段を備え、
    前記制御必要性判断手段は、前記検出した車速が各制御モード毎に設定された車速の閾値を越えているか否かに基づいて、前記照明装置の制御の必要があるか否かを判断することを特徴とする請求項4に記載の配光制御装置。
  6. 現在走行している道路の属性を取得する道路属性取得手段を備え
    前記制御必要性判断手段は、前記取得した道路の属性に基づいて前記照明装置の制御の必要があるか否かを判断することを特徴とする請求項4に記載の配光制御装置。
  7. 前記制御モード取得手段は、制御を行っていない基準状態に比べて左右に広い照射領域に変更する第1制御モードと、前記照明装置を自動的に基準状態で点灯する第2制御モードと、基準状態に比べて縦方向を短くし左右に広い照射領域に変更する第3制御モードのうちの複数の制御モードを前記モード選択画面に表示する、ことを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1の請求項に記載の配光制御装置。
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