JP4524243B2 - 瘻孔用カテーテルキット - Google Patents

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Description

本発明は、栄養剤又は薬剤の補給の目的で行われる経皮内視鏡的胃瘻造設術に用いられる操作性に優れる瘻孔用カテーテルキットに関するものである。
経口から栄養を摂取できない患者に対する栄養の投与方法としては、一般的に、経静脈的栄養投与、栄養チューブを経鼻にて胃又は腸に挿入して行う胃管栄養投与、及び胃瘻からの経腸栄養投与の3通りの投与方法がある。近年、経腸栄養剤とその投与法の発達により、経皮的内視鏡下胃瘻造設術(PEG:Percutaneous Endoscopic Gastrostomy)による経腸栄養管理が頻繁に行われるようになってきた。PEGは外科的開腹胃瘻造設術に比べ、瘻孔を小手術にて造設するため侵襲が小さく、医療費を圧倒的に減らすことが出来るため、欧米では胃瘻造設術の標準的術式となっている。瘻孔用カテーテルキットはこのPEGを実施するためのものであり、具体的には、栄養又は薬液を体外から胃内へ経皮的に補給するためのものである。
従来より、種々の瘻孔用カテーテルキットが提案されている。一般に、瘻孔用カテーテルキットは、栄養又は薬液を体外から胃内へ補給するためのルーメンを有するカテーテルと、該カテーテルの先端部分に付設される理設状態において体内に位置し、カテーテルが胃内から抜去されることを防ぐ体内留置部より構成される。また必要に応じて、そのチューブが胃内に埋没しないように該チューブの後端に扁平状の体外固定部も有する。
従来、この体内留置部は、通常薄いシェルのバルーンにより形成され、そのバルーンに流体を供給、排出することにより、体内留置部の膨張及び収縮を選択出来るように構成される。しかしながら、体内留置部がバルーン型であると、その破裂等の損傷により予定外に変形してしまい、カテーテルの胃内への埋設状態を維持できなくなり、胃内から抜去してしまう可能性がある。
特許文献1の米国特許4,863,438号公報には、これらの不都合を解決する瘻孔用カテーテルキットが開示されている。この瘻孔用カテーテルキットは外力によって弾性変形し、自由状態ではカテーテルからそれの半径方向外側に張り出した状態であり、外力が作用させられた状態では、体内留置部をカテーテルと同軸に投影して得られる投影面積が張り出し状態より減少する非バルーン型の体内留置部を備えるものである。
この瘻孔用カテーテルキットによれば、カテーテルを体外から胃内に挿入する際には、棒状のオブチュレータが、そのカテーテルの内側又は外側において、そのカテーテルの先端部まで挿入され、さらにオブチュレータが押し込まれることにより、体内留置部が弾性的に押し伸ばされる。この状態でカテーテルがオブチュレータと共に胃内に挿入される。挿入後、オブチュレータのみがカテーテルから抜去されることにより、体内留置部が張り出し状態に復元する。このように、体内留置部が非バルーン型であるため、カテーテルが胃内に埋設された後、バルーン型である場合とは異なり、予定外に変形してしまう可能性が少なく、カテーテルの胃内からの抜去が防止される。
しかし、この瘻孔用カテーテルキットは、カテーテルを患者に既に造設された瘻孔を経て体外から胃内に挿入することは開示されているが、その具体的な方法については開示していない。瘻孔を造設する場合、患者の腹壁及び胃壁に、針等により貫通孔を形成しておき、その貫通孔にカテーテル等を挿入する。この挿入に際し、胃壁が腹壁に対しみだりに動くことが無いように縫合糸等により固定されるが、現実には完全に固定することは困難であり、胃瘻の造設が適切に行われず、急性腹膜炎を引き起こしてしまうこともある。
特許文献2の特許第3347315号公報には、この瘻孔造設時の問題を解決するものであって、第21図及び第22図に示すように、カテーテル100と、チューブ101の下方に付設される体内留置部102に抜去可能に係合し、この係合状態において外力を体外から体内留置部102に伝達するものであって、且つ内部にガイドワイヤ400が挿通されるロッド内通路202を有する中空ロッド200からなり、係合状態においてロッド内通路202を胃内の空間に連絡させる連絡通路105を体内留置部102に有する胃瘻用カテーテルキット500が開示されている。中空ロッド200はガイドワイヤ400を挿通すると共に、オブチュレータとしての機能を有する。
具体的には、胃壁302、腹壁301の貫通孔303の中心軸が揃わず、適切にカテーテル100の挿入が出来ないため、ガイドワイヤ400を貫通孔303に挿通させ、ガイドワイヤ400に沿って腹壁301と胃壁302の貫通孔303を一列に並ばせておくことにより、カテーテル100の挿入経路を適切化し、そこに、中空ロッド200と押し伸ばした体内留置部102の組立体におけるロッド内通路202と連絡通路105にガイドワイヤ400を通し、体外から胃内ヘカテーテル100を挿入するものである。
米国特許4,863,438号公報 特許第3347315号明細書(請求項1〜3、第5図〜7)
しかしながら、特許第3347315号公報記載のカテーテルキットにおいては、カテーテル100の体内留置部102を自由状態から外力作用状態に弾性変形させる際、中空ロッド200の操作部201中にガイドワイヤ通路202が通っているため、中空ロッド200の操作部201を指で押す時に、ガイドワイヤ400が障害物となってしまい、作業者にガイドワイヤ400を避けることを意識させてしまう(第22図)。また、ガイドワイヤ400が障害物とならないように、操作部201を中空ロッド200の半径方向外側に大きく延出した形状とすることも考えられる。しかし、この場合、中空ロッド200の操作部201を指で押す方向が、中空ロッド200の中心軸から外れているため、中空ロッド200からカテーテル100の体内留置部102に効率よく力が伝わらないという問題がある。
一方、従来の瘻孔用カテーテルキットで用いるカテーテルはその全体が弾性材料で形成されているため、オブチュレータや中空ロッドで外力を作用させると、体内留置部のみならず、押し伸ばす必要のないチューブを無意味に押し伸ばしてしまう。すなわち第22図に示すように、チューブ101の自由状態の長さlが外力作用状態において長さl(>l)となってしまう。この場合、外力が体内留置部に集中しないため、更に外力を高める操作を行なうこともあり、体内への挿入操作が一層難しくなる。また、従来の瘻孔用カテーテルキットでは、オブチュレータや中空ロッドにより体内留置部を押し伸ばそうとすると、その当接部分において、オブチュレータや中空ロッドが体内留置部の先端を破って突き抜けてしまい、体内留置部を体内に挿入できないという問題があった。更に、従来の瘻孔用カテーテルキットは、カテーテル100の体内留置部102を押し伸ばす操作と、胃内ヘカテーテル100を挿入する操作を同時に行わなければならず、個別の操作を順次行なう方法に比べ、操作力や操作技術を必要とするという問題があった。
従って、本発明の目的は、経皮的内視鏡下胃瘻造設術において使用されるカテーテルキットの瘻孔へ挿入する際の操作性を向上させた瘻孔用カテーテルキットを提供することにある。
すなわち、本発明は、患者に対し栄養又は薬液を体外から胃内へ経皮的に補給するカテーテルとオブチュレータと外筒を備える瘻孔用カテーテルキットにおいて、該カテーテルは、栄養又は薬液を体外から胃内へ導入する栄養通路を内部に有する瘻孔の壁面に沿って延びるチューブと、該チューブの先端部に付設される該チューブの径方向外側に拡径された張り出し状であって、オブチュレータによる外力の作用により張り出し状態より縮径すると共に、生体埋設状態において、胃内に留置される非バルーン型の体内留置部と、該チューブの後端に付設される前記チューブの径方向に張り出し状の体外固定部と、前記体内留置部の先端部に付設される前記オブチュレータのガイドワイヤ通路を体外から胃内へ連絡するための連絡孔とを有するものであり、該外筒は、該カテーテルのチューブに抜去可能に係合され、オブチュレータが摺動可能に係合されるオブチュレータ通路とを有するものであり、該オブチュレータは、前記体内留置部に当接するまで前記外筒に抜去可能に係合されるものであり、ガイドワイヤを挿通するためのガイドワイヤ通路と、後端に付設される該体内留置部に外力を伝えるための操作部を有するものであって、該オブチュレータの操作部に外力を与えることにより生じる該カテーテルの体内留置部の押し伸ばし状態をロックするロック手段を更に有し、該ロック手段は、該オブチュレータのロッド本体から分岐する薄板の先端に形成され外側にバネ付勢されている突起部と、該外筒の上下方向に付設された2つのロック孔とを備え、該突起部と該下方のロック孔との係合により、該カテーテルの体内留置部の押し伸ばし状態をロックする瘻孔用カテーテルキットを提供するものである。
また、本発明は、前記オブチュレータのガイドワイヤ通路が、中空部である前記瘻孔用カテーテルキットを提供するものである。
また、本発明は、前記連絡孔及び前記ガイドワイヤ通路から挿通されて使用されるとともに、その挿通状態で前記体内留置部、前記チューブ及び前記オブチュレータの組み付け体を、該瘻孔を経て体外から胃内へ挿入することを誘導するガイドワイヤを、更に備える前記瘻孔用カテーテルキットを提供するものである。
また、本発明は、前記体内留置部の自由状態における拡径長さ(直径)が、前記チューブの軸方向における長さよりも長い扁平形状である前記瘻孔用カテーテルキットを提供するものである。
また、本発明は、前記体内留置部の先端に突起状物を更に付設する前記瘻孔用カテーテルキットを提供するものである。
また、本発明は、前記体内留置部の前記オブチュレータの先端が当接する部分が補強部材で補強されたものである前記瘻孔用カテーテルキットを提供するものである。
本発明によれば、オブチュレータの操作部の中心(軸芯)を指で押せばカテーテルの体内留置部に効率よく力が伝わる。また、カテーテルの体内留置部を押し伸ばした状態がロックされたまま、胃内ヘカテーテルを挿入することができ、操作が一層容易となる。
また、本発明によれば、チューブを無意味に押し伸すことがなく、オブチュレータによる作用力を体内留置部に集中させることができる。このため、カテーテルの体内への挿入操作が容易となる。
また、本発明によれば、ガイドワイヤをオブチュレータに確実に挿通できる。
また、本発明によれば、ガイドワイヤの誘導により、カテーテル及びオブチュレータの組み付け体を、該瘻孔を経て体外から胃内へ確実に挿入することができる。
また、本発明によれば、カテーテルを胃内へ挿入する際、従来に比べて小さな力で、体内留置部と同軸に投影して得られる投影面積が自由状態より減少させることができ、患者にかかる負担を軽減でき、術者の操作性が高まり作業時間の短縮が期待できる。また、患者の腹部に瘻孔用カテーテルを安定させるができる。
また、本発明によれば、カテーテルを瘻孔に挿入する際、体内留置部の瘻孔に対する位置決めが容易で、術者の作業性を向上させることができる。
また、本発明によれば、オブチュレータにより体内留置部に外力を作用させても、オブチュレータが体内留置部の先端を破って突き抜けることがなく、体内留置部を縮径状態で体内に容易に且つ確実に挿入できる。
次に、本発明の第1の実施の形態における瘻孔用カテーテルキットを第1図〜第7図を参照して説明する。第1図は本例の自由状態における瘻孔用カテーテルキットを構成するカテーテルとオブチュレータの概略図、第2図は第1図のカテーテルの斜視図、第3図は第1図のカテーテルの縦断面図、第4図(A)は第1図のA−A線に沿って見た拡大端面図、(B)は第1図のB−B線に沿って見た拡大端面図、(C)は第1図のC−C線に沿って見た拡大端面図、第5図は本例の外力作用状態における瘻孔用カテーテルキットの概略図、第6図は第1図のカテーテルの先端部分の拡大図、第7図は一方弁の一例を示す説明図である。また、本明細書において、「先端」は体内側を言い、「後端」は体外側を言う。
第1の実施の形態における瘻孔用カテーテルキット50はカテーテル10とオブチュレータ20とから構成され、患者に対し栄養又は薬液を体外から胃内へ経皮的に補給するものである。
カテーテル10は、弾性材料で形成され、栄養又は薬液を体外から胃内へ導入する栄養通路13を内部に有すると共に瘻孔33の壁面34に沿って延びるチューブ11と、チューブ11の先端部に付設される非バルーン型の体内留置部12と、体内留置部12とチューブ11が胃内に埋没しないようにチューブの後端に付設され体外に位置する体外固定部14とを有する。
体内留置部12は、カテーテル10が体内に埋設した状態で患者の胃内に位置する部分に設けられており、カテーテル10が患者から抜去しないようにする。すなわち体内留置部12は、弾性変形可能な材料にて形成されており、自由状態ではチューブ11の径方向外側に拡径された張り出し状であって、オブチュレータ20による外力の作用により張り出し状態より縮径すると共に、生体埋設状態において胃内に留置される(第5図)。
体内留置部12は、自由状態においては、カテーテル10の抜去防止機能を奏する形状であり、外力作用状態においては、瘻孔33に挿入され易い形状であれば、特に制限されず、例えば、第6図に示すように2本以上のアーム124でマレコット状に形成され、更に体内留置部先端側及び体内留置部後端側のアーム同士の継ぎ目(股部)部分の内側に切欠き121、122を備えるものが挙げられる。なお、切欠き121、122はいずれか一方の側のみに設けてもよい。切欠き121、122が付設されていることにより、体内留置部12の外力作用状態において、アーム124同士の継ぎ目部分の嵩張りを小さくすることが出来、カテーテル10の瘻孔への挿入、抜去作業に伴う患者の負担を減少でき、術者の作業性を向上させることが出来る。
また、体内留置部12のアーム124の外側の角部(エッジ)127を徐変R加工することが、外力作用状態における体内留置部12の形状をチューブ11と同様の形状、即ち、嵩張りの無い直線的な形状に近づけることが出来る点で好ましい。通常のR加工が角部の全てを同じ寸法でR加工するためアームの肉厚が全体として同じであるのに対して、徐変R加工は外力作用状態において嵩張りとなる部分126の角部のみを更に大きなRを取ることでその部分の肉厚を薄くし、アームの全体の肉厚を不均一とするものである。
また、体内留置部12は、チューブ11の径方向外側に拡径された直径aが、前記チューブの軸方向における長さbよりも大きい扁平形状であることが望ましい。これにより、患者の胃内部にカテーテルが留置された状態において、患者の胃底部への刺激を小さくすることができる。
体内留置部12の先端部には、外力が作用する当接部18を更に有する。当接部18は、オブチュレータ20の先端24が当接すると共に、体内側に押し込まれる部分である。また、この当接部18には、オブチュレータ20のガイドワイヤ通路22と共同し、体外と胃内の連絡機能を果たすための連絡孔15が付設される。これにより、後述するガイドワイヤ40を連絡孔15及びガイドワイヤ通路22に通せば、ガイドワイヤ40の誘導によりチューブ11及びオブチュレータ20の組み付け体を、瘻孔を経て体外から胃内へ確実に挿入することができる。
この当接部18は、補強部材19で補強されており、オブチュレータ20により体内留置部12に外力を作用させても、オブチュレータ20が体内留置部12の先端を破って突き抜けることがなく、体内留置部12を縮径状態で体内に容易に且つ確実に挿入できる点で好ましい。補強部材19は、体内留置部12に付設された連絡孔15と、オブチュレータ20のガイドワイヤ通路22の共同による、体外と胃内の連絡機能に支障を与えなければ、その形状や材質等は特に限定されないが、例えば金属又は熱硬化性樹脂等の材質で形成されたものが挙げられ、特に金属製のメッシュであることが好ましい。これにより、当接部18は補強部材19が樹脂中に埋設された状態となり、金属製のメッシュと弾性変形材料の接触面積が拡大し、強度を向上させることができる。
体外固定部14は、カテーテル埋設状態において、患者の体外に位置する部分に設けられ、カテーテル10が患者の体内へ埋没しないようにするものである。体外固定部14の形状は、チューブ11の後端に付設されるチューブ11の径方向に張り出し状のものであり、例えば栄養通路13の後端の開口周りに付設される扁平状物が挙げられる。体外固定部14は、カテーテル10のうち、唯一患者に見える部分であるため、扁平状物であれば、嵩張りが少なく、患者の生活に支障をきたさない点で好ましい。また、本例の体外固定部14には栄養通路13の後端の開口に嵌合する栓17が、連結部材171を介して取付けられている。栓17はカテーテル埋設状態において、栄養又は薬液を体外から胃内へ経皮的に補給しない時、栓17を栄養通路13の開口に嵌合させることで、胃内の気密を保つことができる。
また、カテーテル10は、チューブ11の先端部、すなわち、栄養通路13の出口に付設される一方弁16を備えることが、患者に対し栄養又は薬液を体外から胃内へ経皮的に補給することができると共に、胃内から液物が体外へ逆流することがない点で好ましい。一方弁16は、公知の弁が使用できるが、例えば第7図に示すようなチューブ11の先端から延出した一対の弁部材16a、16bで構成され、通常の体内では矢印で示される内圧がかかるため、一対の弁部材16a、16bが閉じて気密状態を形成し、栄養等の補給状態では、一対の弁部材16a、16bが開放するもの等が挙げられる。
また、体内留置部12の先端の外壁面には突起状物191が付設されている。この突起状物191は略半円断面形状であり、その最大径はチューブ11の直径と略同じである。これにより、カテーテル10の瘻孔への挿入時、体内留置部12の瘻孔に対する位置関係を目視しやすく、術者の作業性を向上させることが出来る。なお、突起状物の大きさは特に制限されず、その最大径がチューブ11の直径より小さいものであってもよい。
カテーテル10を形成する体内留置部12、チューブ11、体外固定部14、一方弁16及び補強部材19は、通常圧縮成形により作製され、好ましくは、一体成形で作製される。
オブチュレータ20は、カテーテルのチューブ11に抜去可能に係合されるものであって、チューブ11の内径よりやや小さい外径を有するものが、チューブを無意味に押し伸すことがなく、オブチュレータによる作用力を体内留置部に集中させることができる点で好ましい。また、オブチュレータ20は、体内留置部12に当接するまで、カテーテル10に抜去可能に係合され、ロッド状部25の先端から途中まで付設されるガイドワイヤ40を挿通するためのガイドワイヤ通路22と、その後端に付設される体内留置部12に外力を伝えるための操作部21とを有し、ガイドワイヤ通路22の後端部23と操作部21が離間状態で配置されるものである。オブチュレータ20は、通常射出成形により作製される。ガイドワイヤ通路22の後端部23と操作部21を離間状態で配置することにより、オブチュレータ20の操作部21を指で押す時に、ガイドワイヤ40が障害とならない。また、オブチュレータ20の操作部21の中心(軸芯)を指で押すことができ、カテーテル10の体内留置部12に効率よく力が伝わる。
ガイドワイヤ通路22としては、特に制限されないが、本例ではガイドワイヤの直径より大きな内径を有する円形断面の中空部である。ガイドワイヤ通路22形成部分、すなわち、ロッド状部25の先端から途中までの最小長さは、特に制限されないが、外力作用状態におけるカテーテルの最大長さよりも大きくすることが、ガイドワイヤ40の挿入のし易さ等扱い易さの点で好ましい。また、ガイドワイヤ通路22は、その後端部がロッド状部25の開口窓26に繋がり、外部と連通している。これにより、ガイドワイヤ40はカテーテル11の連絡孔15、ガイドワイヤ通路22及び開口窓26に挿通されて使用されるとともに、その挿通状態で体内留置部12、チューブ11及びオブチュレータ20の組み付け体を、痩孔33を経て体外から胃内へ挿入することを誘導することができる。
次に、第1の実施の形態例の瘻孔用カテーテルキットの使用方法について説明する。本例の瘻孔用カテーテルキットの使用方法は、患者側前処置工程、カテーテルキットの胃内挿入前工程、カテーテルキットの胃内挿入造設工程を順次行うものである。患者側前処置工程は、患者の胃壁と腹壁を固定するまでの工程である。すなわち先ず患者の胃内に内視鏡を挿入し送気を十分行い、腹壁31と胃壁32とを密着させる。次に、内視鏡からの透過光により胃の位置を確認し、腹部皮膚を消毒、局所麻酔を行う。続いて、その部位において、腹壁31と胃壁32の相対位置のずれを防止するため、胃壁腹壁固定を行う。この胃壁腹壁固定の近傍に、メスで小切開を加えておく。この部位が、カテーテル10の挿入予定部位となる。
カテーテルキットの胃内挿入前工程においては、先ず小切開部位に中空針又はシース付き針等を腹壁31、胃壁32の順に貫通させ、挿入孔を形成する。挿入孔に中空針又はシースの内腔を経て、ガイドワイヤ40を胃内まで挿入する。挿入終了後、ガイドワイヤ40を残したまま、中空針又はシース付き針を患者から抜去しておく。カテーテル10の胃内挿入に先立ち、以降の操作中にガイドワイヤ40が意に反して引き抜かれることが無いように、ガイドワイヤ40のうち、十分に長い長さが胃内に挿入される。
次いで、挿入孔33の直径を拡張する操作を行う。例えば、ガイドワイヤ40に沿ってダイレータを挿入孔33に挿入する。拡張操作終了後、ガイドワイヤ40を残したままダイレータを患者から抜去しておく。次いで、チューブ11の後端開口からオブチュレータ20を挿入させる。挿入孔33から体外に出たガイドワイヤ40に対して、体内留置部12の連絡孔15、オブチュレータ20のガイドワイヤ通路22及び開口窓26をこの順に通し、カテーテル10を胃内方向に向かってそれぞれ挿通させる。この時、オブチュレータ20の先端24は体内留置部12の当接部18に当接する自由状態であり、体内留置部12は、チューブ11の径方向外側に拡径された張り出し状態にある。
次いで、オブチュレータ20の操作部21をさらに押し込むことにより、体内留置部12はオブチュレータ20による外力の作用により張り出し状態より縮径すると共に外力作用状態に変形する(第5図)。この状態において、ガイドワイヤ40が挿通されて使用されるオブチュレータ20のガイドワイヤ通路22と当接部18に付設された連絡孔15は挿通状態である。このように、オブチュレータ20の操作部21を指で押し込む操作は、ガイドワイヤ40の後端部である開口窓26と操作部21とが離間状態にあるため、ガイドワイヤ40を気にすることなく操作部21の中心部(軸芯)を押し込むことができる。なお、ガイドワイヤ40を体内留置部12の連絡孔15、ガイドワイヤ通路22及び開口窓26へと挿通する時期としては、上記時期に限定されず、体内留置部12を外力作用状態とした後に行なってもよい。
次いで、カテーテルキットの胃内挿入造設工程を行う。胃内挿入造設工程は弾性変形され張り出し状態より縮径した体内留置部12を含むカテーテル10とオブチュレータ20の組み付け体を、ガイドワイヤ40に沿って胃内に挿入する工程である。ガイドワイヤ40の誘導により体内留置部12が胃内に挿入され、チューブ11の後端の体外固定部14が患者の腹壁31の当接したところで、挿入を停止する。カテーテルキットの胃内挿入においては、ガイドワイヤ40のオブチュレータ20からの取り出しが、操作部21と離間しているため、外部にあるガイドワイヤ40を気にすることなく挿入できる。次いで、オブチュレータ20の操作部21にかける操作力を弱めて、外力作用状態にある体内留置部12を自由状態に復元させる。これにより、カテーテル10の患者からの抜去防止機能も復元する。
このような方法で胃内に挿入造設されたカテーテル10は、患者に対し栄養又は薬液を体外から胃内へ経皮的に補給しない場合、体外固定部14に付設された栓17をチューブ11の後端の開口に嵌合させることで、胃内の気密を保つことができる。また、患者に対し栄養又は薬液を体外から胃内へ経皮的に補給を行う場合、栓17と栄養通路13の嵌合を外して、栄養補給の処置を行うことができる。
第1の実施の形態例における瘻孔用カテーテルキットによれば、オブチュレータにおけるガイドワイヤ通路の後端部と操作部が離間状態で配置されるため、オブチュレータの操作部を指で押す時に、ガイドワイヤが障害物とならないため作業者がガイドワイヤを気にする必要がない。また、オブチュレータの操作部の中心を指で押せばよくカテーテルの体内留置部に効率よく力が伝わる。また、ガイドワイヤの誘導により、カテーテル及びオブチュレータの組み付け体を、瘻孔を経て体外から胃内へ確実に挿入することができる。
次に、第2の実施の形態における瘻孔用カテーテルキットを第8図〜第15図を参照して説明する。第8図(A)は本例のカテーテルキットで使用するオブチュレータの正面図、第8図(B)は第8図(A)の右側面図、第9図(A)は第8図のD−D線に沿って見た図、第9図(B)は第8図のE−E線に沿って見た図、第10図(A)は本例のカテーテルキットで使用する外筒の正面図、第10図(B)は第10図(A)の右側面図、第11図(A)は第10図のF−F線に沿って見た図、第11図(B)は第10図のG−G線に沿って見た図、第12図は本例のカテーテルキットの自由状態における組み付け体の概略図、第13図は第12図の拡大縦断面図、第14図は本例のカテーテルキットの外力作用状態における組み付け体の拡大概略図、第15図は本例のカテーテルキットにおけるチューブ変形規制作用を説明する図、第16図は従来のカテーテルキットにおけるチューブの変形を説明する図である。
第8図〜第15図に示す第2の実施の形態における瘻孔用カテーテルキットにおいて、第1図〜第7図と同一構成要素には同一符号を付してその説明を省略し、異なる点について主に説明する。すなわち、第2の実施の形態におけるカテーテルキットにおいて、第1の実施の形態例のカテーテルキットと異なる点は、オブチュレータのガイドワイヤ通路を溝部とした点と、新たな構成部材としてオブチュレータの外筒を設けた点と、オブチュレータと外筒にロック機構を付設した点にある。
本例のカテーテルキットで使用するオブチュレータ20aのガイドワイヤ通路は溝部22aである。このオブチュレータ20aは、カテーテルに係合する際、後述する外筒60を使用するため、溝部22aと外筒60の内壁とで、中空部が形成される。このため、ガイドワイヤ40の挿通や誘導を妨げることはない。また、溝部22aを備えるオブチュレータ20aは、円形断面に中空部を備えるオブチュレータ20に比べて射出成形による製造コストが低減できる。
また、オブチュレータ20aは、溝部22aより上方で操作部21より下方にロック機構を構成する突起部29を有する。突起部29は、ガイドワイヤ通路22aに対して周方向に90度移動した位置にあり、ロッド本体25から分岐する薄板28の先端に形成され、外側にバネ付勢されている。突起部29は、後述する外筒60に付設された2つのロック孔62a、62bと係合することで、外筒の先端位置に対して、オブチュレータの先端位置を任意の2つの位置に決めるものである。なお、突起部29の位置は、ガイドワイヤ通路22aに対して周方向に90度移動した位置に限定されず、いずれの位置にあってもよい。
外筒60は、通常射出成形により作製されるものであり、カテーテルのチューブ11に抜去可能に係合されると共に、チューブ11の内径よりやや小さい外径を有するチューブ11の変形を規制する規制部64と、オブチュレータ20aが摺動可能に係合されるオブチュレータ通路61と、ガイドワイヤ40を外部へ取り出す横孔63と、横孔63の上方で且つ横孔63に対して周方向に90度移動した位置の上下所定の間隔の2箇所に付設されるロック孔62a、62bを有する。本例の外筒60は、チューブ1にほぼ隙間なく嵌め込まれる円筒状物を用いるもので、その円形外周面が規制部64であり、円筒状物の中空部がオブチュレータ通路61である。
すなわち、規制部64は、外筒60の先端側の外周面形状であり、体内留置部12に外力を作用させた場合、チューブ11の長手方向への変形を規制するためのものである。第16図に示す従来のカテーテルキットにおいては、チューブ11とオブチュレータ20a間には隙間112が存在する。このためオブチュレータ20aで体内留置部12の当接部18を押し伸ばすと、第16図の二点鎖線で示されるように体内留置部12のみならず、チューブ11が縮径しつつ引き伸ばされ、その結果全体が伸びて長さがl+l+lになる。これに対して、本例のカテーテルキット50aは、チューブ11にほぼ隙間なく、円筒状の外筒60が嵌めこまれているため、外力が作用しても外筒がチューブ11の縮径を規制する。このため、チューブ11には作用力がほとんど働かず、体内留置部12のみに作用力が集中し、チューブ11の長手方向への変形が規制される。第15図では全体長さは、l+lである。このように、規制部64の形状はチューブ11の内周面全体に隙間なく作用する形状に限定されず、その一部が当接していればよく、例えば略I字断面、略T字断面、略逆T字断面、略十字断面、略矩形断面などが挙げられる。
オブチュレータ通路61は、通常円形中空部であり、これにオブチュレータ20aが摺動可能に係合する。オブチュレータ通路61の内径はオブチュレータ20aの外径より少し大きいことが、オブチュレータ20aがオブチュレータ通路61で摩擦抵抗を受けることがなく摺動でき且つ操作が容易となる点で好ましい。
横孔63は、外筒60とカテーテル10の係合時、カテーテル10よりも上方に位置し、且つオブチュレータ20aの溝部22aと重なるように配置される。これにより、オブチュレータ20aの溝部22aと横孔63で形成されるガイドワイヤ40の挿通孔が外部と連通する。従って、ガイドワイヤ40はカテーテル11の連絡孔15、溝部22a及び横孔63に挿通されて使用されるとともに、その挿通状態で体内留置部12、チューブ11、オブチュレータ20a及び外筒60の組み付け体を、瘻孔33を経て体外から胃内へ挿入することを誘導することができる。
2つのロック孔62a、62bがオブチュレータ20aの突起部29と係合する場合、外筒60の先端位置111に対して、オブチュレータ20aの先端位置を任意の2つの位置に決めることができる。すなわち、第13図に示す自由状態においては、オブチュレータ20aの突起部29と外筒60の上方のロック孔62aと係合させる。これにより、チューブ11と体内留置部12の接続位置にある外筒60の先端位置111に対して、オブチュレータ20aの先端位置は自由状態にある体内留置部12の当接部18にある。一方、第14図に示す外力作用状態においては、オブチュレータ20aの突起部29と外筒60の下方のロック孔62bが係合している。これにより、オブチュレータ20aの先端位置は外筒60の先端位置111からより離れ、体内留置部12の当接部18を押し伸ばすことになる。このロック機能は、カテーテル10が弾性変形可能な材料により形成されているため、体内留置部12の反力により、ロック位置を容易に切り替えることができる。上記ロック機能により、体内留置部12を自由状態と外力作用状態にそれぞれ維持することが可能になるため、オブチュレータ20aによる体内留置部12の押し伸ばし操作と、カテーテル10を体内に挿入する操作を同時に行わずに済み、作業効率が向上する。また、ロック機能は第12図〜第14図のようなオブチュレータ20aの板バネの突起部29ではなく、スプリングバネとスプリングバネに嵌合した突起部からなるものであってもよい。なお、ロック機能は、突起部29が2つのロック孔62a、62b間を周方向に移動することなく、長手方向にのみ摺動することで達成されるため、横孔63やガイドワイヤ40の誘導系統に影響を与えることはない。
第2の実施の形態例の瘻孔用カテーテルキットの使用方法は、前記瘻孔用カテーテルキットを生体の胃瘻造設に用いる方法であって、生体の腹壁と胃壁を貫通するように形成された瘻孔に挿通されるガイドワイヤを、ロック機構により自由状態又は外力作用状態にロックした状態で連絡孔、溝部及び横孔に挿通する工程、外力作用状態でガイドワイヤにカテーテル、オブチュレータ及び外筒の組み付け体を案内させつつ、該組み付け体を該瘻孔を経て体外から胃内に挿入し、体内留置部を胃内に埋設する工程、ロックを解除し、該オブチュレータ及び外筒を該カテーテルから抜去し、該体内留置部を自由状態に弾性的に復元させると共に、該ガイドワイヤを体外に抜去する工程をこの順序で行うものである。この第2の実施の形態例の瘻孔用カテーテルキットの使用方法について、第1の実施の形態例と異なる点について主に説明する。すなわち第2の実施の形態例において、第1の実施の形態例と異なる点は、カテーテルキット50aの胃内挿入前工程である。すなわち、カテーテルキット50aの胃内挿入前工程において、カテーテル10に外筒60及びオブチュレータ20aを係合させて組み付ける(第12図及び第13図)。すなわち、カテーテル10のチューブ11に外筒60を嵌め込み、外筒60のオブチュレータ通路61にオブチュレータ20aを嵌め込む。この際、オブチュレータ20aの操作部21を少し押し込んでオブチュレータ20aの先端24を体内留置部12の当接部18に当接させる。この時、体内留置部12はチューブ11の径方向外側に拡径され、張り出した自由状態にある。次いで挿入孔33から体外に出たガイドワイヤ40に対して、体内留置部12の連絡孔15、オブチュレータ20aの溝部22a及び外筒60の横孔63をこの順に通し、カテーテル組み付け体を胃内方向に向かってそれぞれ挿通させる。
次いで、操作部21を押し込むと、体内留置部12はオブチュレータ20aによる外力の作用により張り出し状態より縮径すると共に外力作用状態に変形する(第14図)。この状態でカテーテル組み付け体はロックされ、ガイドワイヤ40が挿通されるオブチュレータ20aの溝部22aと当接部18に付設された連絡孔15は挿通状態となる。なお、ガイドワイヤ40を体内留置部12の連絡孔15、溝部22a及び横孔63へと挿通する時期としては、上記時期に限定されず、体内留置部12を外力作用状態とした後に行なってもよい。
カテーテルキット50aの胃内挿入造設工程においては、弾性変形され張り出し状態より縮径した体内留置部12を含むカテーテル10、オブチュレータ20a及び外筒60の組み付け体を、第1の実施の形態例と同様の方法でガイドワイヤ40に沿って胃内に挿入すればよい。本例のカテーテル10、オブチュレータ20a及び外筒60の組み付け体によれば、ロック機能により、体内留置部12を外力作用状態に維持することができるため、オブチュレータ20aによる体内留置部12の押し伸ばし操作と、カテーテル10を体内に挿入する操作を同時に行わずに済み、作業効率が向上する。
カテーテル10、オブチュレータ20a及び外筒60の組み付け体により、体内留置部12が体内に挿入された後は、外力作用状態のロック機構を解除して、体内留置部12を自由状態に復元させる。これにより、カテーテル10の患者からの抜去防止機能も復元する。その後、患者からガイドワイヤ40と、オブチュレータ20aと、外筒60を抜去する。これにより、カテーテル10の患者への埋設が終了する。
第2の実施の形態例の瘻孔用カテーテルキットの使用方法によれば、第1の実施の形態例の使用方法と同様の効果を奏する他、カテーテルキット50aは、チューブ11にほぼ隙間なく外筒60が嵌めこまれているため、外力が作用してもチューブ11には作用力がほとんど働かず、体内留置部12のみに作用力を集中させることができる。このため、外筒60を使用しない場合に比べて小さい作用力でよく、当接部18の寿命が長くなる。また、ガイドワイヤ40はオブチュレータ20a内においては、溝部22aと外筒60で形成される通路内を通るため、該通路が中空部として機能する。また、体内留置部12はロック機能により外力作用状態に維持されるため、オブチュレータ20aによる、カテーテル10の体内留置部12の押し伸ばし操作と、カテーテル10を体内に挿入する操作を同時に行わずに済み、作業効率が向上する。
次に、第3の実施の形態における瘻孔用カテーテルキットを第17図〜第20図を参照して説明する。第17図は本例で使用する外筒の斜視図、第18図(A)は第17図の外筒の正面図、第18図(B)は(A)の左側面、第19図は本例のカテーテルキットの自由状態における組み付け体の縦断面図、第20図は本例のカテーテルキットの外力作用状態における組み付け体の縦断面図である。
第17図〜第20図に示す第3の実施の形態における瘻孔用カテーテルキットにおいて、第8図〜第16図と同一構成要素には同一符号を付してその説明を省略し、異なる点について主に説明する。すなわち、第3の実施の形態におけるカテーテルキットにおいて、第2の実施の形態例のカテーテルキットと主に異なる点は、外筒に指掛けとストッパーを設けた点、及び外筒にオブチュレータを嵌合させる際、スプリングバネを介在させた点にある。すなわち、本例の外筒60aは、規制部64の上方に位置するストッパー80を取り付ける第1基端部86と、第1基端部86の上方に位置する第2基端部87に外筒の径方向の直角方向に張り出し状に付設される指掛け70とを更に有する。また、横孔63は概ね第1基端部86から指掛け70に至る長さで軸方向に形成され、上方のロック孔621は外筒の上方側の円筒部材に所定の長さで軸方向に形成されている。また、外筒60aのオブチュレータ通路61内に、スプリングバネの一端が固定される段差623を形成している。
外筒60aの第2基端部87に付設される指掛け70は、オブチュレータ20aの操作部21を押し込み、カテーテル10の体内留置部12に外力を伝える操作の補助となるもので、術者の片手による操作を容易にするものである。すなわち、オブチュレータ20aを力点とした時、外筒60aの指掛け70が支点となることで、オブチュレータ20aによる外力をカテーテル10の体内留置部12に伝える操作性を格段に向上させることができる。
ストッパー80は、外力の作用により前記体内留置部が縮径する際、外筒60aに対するカテーテル10の先端方向への移動を規制する部材であって、第1基端部86に形成される嵌合部65に摺動可能な腕状のスライド部83と、スライド部83の一端に付設されるチューブ11の外径とほぼ同じ長さ離間する一対の挟持部851を備える固定部85と、固定部85の一端から180度屈曲した方向に延出するバネ状の第1押し込み部81と、スライド部83の他端に付設される第2押し込み部84とを有する。第1基端部86に形成される嵌合部65の形状としては、特に限定されないが、例えば、丸穴、角穴等の穴形状;I字溝、T字溝、湾曲溝などの溝形状が挙げられる。この場合、スライド部83の断面形状も嵌合部65の形状に対応して適宜決定される。嵌合部65は、溝形状であることが、ストッパー80のスライド部83を嵌合部65に着脱可能に取り付けることができる点で好ましい。また、第1基端部86に形成される嵌合部65は、軸方向に対して適宜のピッチで複数付設することが好ましい。これにより、ストッパー80を外筒60aの嵌合部65の適宜の位置に取り付け、挟持部851の位置を変えることにより、チューブ11長さが異なる種々のカテーテル10に対応することができる。
ストッパー80を用いてカテーテル10と外筒60aを組み付けるには、予めカテーテル10と外筒60aの位置を定めて係合させた後(第18図(A)の実線部分)、第1押し込み部81を外筒60a側に押し込み、挟持部851が体外固定部14の直下に位置するようにカテーテル10を挟み込む(第18図(B)の二点鎖線部分)。これにより、カテーテル10の押し伸ばし操作に伴う、カテーテル10と外筒60aとの位置関係のズレを無くすことができると共に、体内留置部12のみに作用力を集中させることができるため、チューブ11を無意味に押し伸ばすことがない。
第3の実施の形態例の瘻孔用カテーテルキットの使用方法について、第2の実施の形態例と異なる点について主に説明する。すなわち第3の実施の形態例において、第2の実施の形態例と主に異なる点は、カテーテルキット50bの胃内挿入前工程である。すなわち、カテーテルキット50bの胃内挿入前工程において、カテーテル10に外筒60a及びオブチュレータ20aを係合させて組み付ける。すなわち、オブチュレータ通路61にオブチュレータ20aが嵌め込まれた状態の外筒60aを、カテーテル10のチューブ11に嵌め込み、次いで、ストッパー80の第1押し込み部81を外筒60a側に押し込み、ストッパー80の挟持部851で体外固定部14の直下のチューブ11を挟持し、カテーテル組み付け体を得る。この際、オブチュレータ20aの操作部21を少し押し込んでオブチュレータ20aの先端24を体内留置部12の当接部18に当接させる。この時、体内留置部12はチューブ11の径方向外側に拡径され、張り出した自由状態にある(第19図)。なお、オブチュレータ20aをオブチュレータ通路61に嵌合させる際、予めスプリングバネ98を介在させておく。次いで挿入孔33から体外に出たガイドワイヤ40に対して、体内留置部12の連絡孔15、オブチュレータ20aの溝部22a及び外筒60aの横孔63をこの順に通し、カテーテル組み付け体を胃内方向に向かってそれぞれ挿通させる。
次いで、例えば人差し指と中指を指掛け70に掛け、親指をオブチュレータ20aの操作部21に掛け、外筒60aの指掛け70を支点にし、オブチュレータ20aの操作部21を押し込むと、体内留置部12はオブチュレータ20aによる外力の作用により張り出し状態より縮径すると共に外力作用状態に変形する(第20図)。この状態でカテーテル組み付け体はロックされ、ガイドワイヤ40が挿通されるオブチュレータ20aの溝部22aと当接部18に付設された連絡孔15は挿通状態となる。
カテーテル10、オブチュレータ20a及び外筒60aの組み付け体により、体内留置部12が体内に挿入された後は、突起部29を押し込み、外力作用状態のロック機構を解除し、さらにストッパー80の第2押し込み部84を外筒60a側に押し込み、チューブ11の挟持を解除し、体内留置部12を自由状態に復元させる。これにより。カテーテル10の患者からの抜去防止機能も復元する。その後、患者からガイドワイヤ40と、オブチュレータ20aと、外筒60aを抜去する。これにより、カテーテル10の患者への埋設が終了する。尚、カテーテル10、オブチュレータ20a及び外筒60aの組み付け体のロック解除及びストッパー80による挟持作用の解除は、上記順序に限定されず、どちらを先に行ってもよい。
第3の実施の形態例の瘻孔用カテーテルキットの使用方法によれば、第2の実施の形態例の使用方法と同様の効果を奏する他、カテーテルキット50bは、チューブ11にほぼ隙間なく外筒60aが嵌めこまれているため、外力が作用してもチューブ11には作用力がほとんど働かず、さらに、ストッパー80の作用により、カテーテル11の押し伸ばし操作に伴う、カテーテル11と外筒60aとの位置関係のズレが無くなり、体内留置部12のみに作用力を一層集中させることができる。
また、本発明の瘻孔用カテーテルキットは、患者に既に造設されたカテーテル(使用中のカテーテル)を、新しいカテーテルに交換する場合に使用することができる。この交換作業の一例を次に示す。先ず、患者に既に造設されたカテーテル10に、オブチュレータ20又はオブチュレータ20aと外筒60(60a)を、チューブ11の後端開口から挿入させる。次いで、ガイドワイヤ40をオブチュレータ20の開口窓26、ガイドワイヤ通路22及び体内留置部12の連絡孔15にこの順で、又は外筒60(60a)の横孔63、オブチュレータ20aの溝部22a及び体内留置部12の連絡孔15にこの順で通し、ガイドワイヤー40を体外から胃内に挿通させる。次いで、オブチュレータ20又はオブチュレータ20aの操作部21を押し込み、体内留置部12を外力作用状態に変形させる。そして、この状態のまま、カテーテル10を患者から抜去する。この時、カテーテル10とオブチュレータ20又はオブチュレータ20aと外筒60(60a)のみを患者から抜去し、ガイドワイヤー40は患者の腹壁31と胃壁32に挿通された状態のまま留置しておく。これで使用中のカテーテル10の抜去操作が終了する。続いて、新しいカテーテル10を用い、前述の第1〜第3の実施の形態例のカテーテルキットの胃内挿入前工程、カテーテルキットの胃内挿入造設工程を順次行うことで、カテーテルの交換作業が終了する。
本発明によれば、オブチュレータの操作部の中心を指で押せばカテーテルの体内留置部に効率よく力が伝わる。また、カテーテルの体内留置部を押し伸ばした状態がロックされたまま、胃内ヘカテーテルを挿入することができ、操作が一層容易となる。また、カテーテル及びオブチュレータの組み付け体又はカテーテル、オブチュレータ及び外筒の組み付け体を、ガイドワイヤの誘導により瘻孔を経て体外から胃内へ確実に挿入することができる。また本発明によれば、経皮的内視鏡下胃瘻造設術において、カテーテルの体内留置部のみを押し伸ばすことができ、操作性が高まると共に、ガイドワイヤを気にする必要がなく、術者のストレス軽減、手術時間の短縮が期待できる。
本例の自由状態における瘻孔用カテーテルキットを構成するカテーテルとオブチュレータの概略図である。 図1のカテーテルの斜視図である。 図1のカテーテルの縦断面図である。 (A)は第1図のA−A線に沿って見た拡大端面図、(B)は図1のB−B線に沿って見た拡大端面図であり、(C)は第1図のC−C線に沿って見た拡大端面図である。 本例の外力作用状態における瘻孔用カテーテルキットの概略図である。 図1のカテーテルの先端部分の拡大図である。 一方弁の一例を示す説明図である。 (A)は第2の実施の形態例のカテーテルキットで使用するオブチュレータの正面図、(B)は第8図(A)の右側面図である。 (A)は第6図のD−D線に沿って見た図、(B)は第8図のE−E線に沿って見た図である。 (A)は本例のカテーテルキットで使用する外筒の正面図、(B)は(A)の右側面図である。 (A)は図10のF−F線に沿って見た図、(B)は図10のG−G線に沿って見た図である。 本例のカテーテルキットの自由状態における組み付け体の概略図である。 図12の縦断面図である。 本例のカテーテルキットの外力作用状態における組み付け体の概略図である。 本例のカテーテルキットにおけるチューブ変形抑制作用を説明する図である。 従来のカテーテルキットにおけるチューブ変形を説明する図である。 第3の実施の形態例のカテーテルキットで使用する外筒の斜視図である。 (A)は図17の外筒の正面図、(B)は(A)の左側面である。 本例のカテーテルキットの自由状態における組み付け体の縦断面図である。 本例のカテーテルキットの外力作用状態における組み付け体の縦断面図である。 従来のカテーテルキットの自由状態における概略図である。 従来のカテーテルキットの外力作用状態における概略図である。
符号の説明
10 カテーテル
11 チューブ
12 非バルーン型の体内留置部
13 栄養通路
14 体外固定部
20 オブチュレータ
50 瘻孔用カテーテルキット
33 瘻孔
34 壁面
124 アーム
121、122 切欠き

Claims (6)

  1. 患者に対し栄養又は薬液を体外から胃内へ経皮的に補給するカテーテルとオブチュレータと外筒を備える瘻孔用カテーテルキットにおいて、
    該カテーテルは、栄養又は薬液を体外から胃内へ導入する栄養通路を内部に有する瘻孔の壁面に沿って延びるチューブと、該チューブの先端部に付設される該チューブの径方向外側に拡径された張り出し状であって、オブチュレータによる外力の作用により張り出し状態より縮径すると共に、生体埋設状態において、胃内に留置される非バルーン型の体内留置部と、該チューブの後端に付設される前記チューブの径方向に張り出し状の体外固定部と、前記体内留置部の先端部に付設される前記オブチュレータのガイドワイヤ通路を体外から胃内へ連絡するための連絡孔とを有するものであり、
    該外筒は、該カテーテルのチューブに抜去可能に係合され、オブチュレータが摺動可能に係合されるオブチュレータ通路とを有するものであり、
    該オブチュレータは、前記体内留置部に当接するまで前記外筒に抜去可能に係合されるものであり、ガイドワイヤを挿通するためのガイドワイヤ通路と、後端に付設される該体内留置部に外力を伝えるための操作部を有するものであって、該オブチュレータの操作部に外力を与えることにより生じる該カテーテルの体内留置部の押し伸ばし状態をロックするロック手段を更に有し、
    該ロック手段は、該オブチュレータのロッド本体から分岐する薄板の先端に形成され外側にバネ付勢されている突起部と、該外筒の上下方向に付設された2つのロック孔とを備え、該突起部と該下方のロック孔との係合により、該カテーテルの体内留置部の押し伸ばし状態をロックすることを特徴とする瘻孔用カテーテルキット。
  2. 前記オブチュレータのガイドワイヤ通路が、中空部であることを特徴とする請求項記載の瘻孔用カテーテルキット。
  3. 前記連絡孔及び前記ガイドワイヤ通路から挿通されて使用されるとともに、その挿通状態で前記体内留置部、前記チューブ及び前記オブチュレータの組み付け体を、該瘻孔を経て体外から胃内へ挿入することを誘導するガイドワイヤを、更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の瘻孔用カテーテルキット。
  4. 前記体内留置部の自由状態における拡径長さ(直径)が、前記チューブの軸方向における長さよりも長い扁平形状であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の瘻孔用カテーテルキット。
  5. 前記体内留置部の先端に突起状物を更に付設することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の瘻孔用カテーテルキット。
  6. 前記体内留置部の前記オブチュレータの先端が当接する部分が補強部材で補強されたものであることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の瘻孔用カテーテルキット。
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