JP4523438B2 - プローブユニット、プローブアッセンブリ及び電子デバイスの検査方法 - Google Patents

プローブユニット、プローブアッセンブリ及び電子デバイスの検査方法 Download PDF

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Description

本発明はプローブユニット、プローブアッセンブリ及び電子デバイスの検査方法に関する。
従来、電子デバイスを検査するためのプローブユニットが知られている。
特許文献1、2、3には、プローブの先端部が曲がったプローブユニットが開示されている。特許文献1、2に開示されたプローブユニットによると、電子デバイスの電極頂面にプローブの先鋭な先端を強く押し当てたり、プローブの先鋭な先端で電子デバイスの電極頂面を引っ掻く必要があるため、プローブが電子デバイスの電極頂面を傷つけてしまい、その結果、実装時に電子デバイスに対する配線不良が生じるおそれがある。また特許文献1、2、3に開示されたプローブユニットによると、プローブの先端部に電極の削り屑が付着することにより、プローブと電子デバイスとの接続不良が生ずるおそれがあるため、プローブに付着した屑を定期的に除去する作業が必要になる。また、特許文献1,2,3に開示されたプローブユニットによると、プローブの先端と電子デバイスの電極とを正確に位置合わせする必要があるため、高い精度でプローブユニットと電子デバイスとを位置合わせしなければならない。
特許文献4には、プローブの側面が電子デバイスの電極の頂面角部に摺接するプローブユニットが開示されている。特許文献3に開示されたプローブユニットによると、プローブの側面で電子デバイスの電極を擦るため、電子デバイスの電極を傷つけることなく、プローブユニットと電子デバイスとを確実に接続することができる。また、特許文献4に開示されたプローブユニットによると、プローブの非先端部を電子デバイスの電極に接触させればよいため、特許文献1,2、3に開示されたプローブユニットほど高くプローブユニットと電子デバイスとを位置合わせする精度を要求されない。しかし、特許文献3に開示されたプローブユニットによると、プローブが放射状に配列されているため、ウェハ上に狭い間隔で複数形成された電子デバイスを同時に検査することができない。
米国特許第5923178号明細書 特表1999−506829号公報 特開平11−337574号公報 特開2004−198352号公報
本発明は、上述の問題に鑑みて創作されたものであって、電子デバイスの電極の頂面を傷つけることなく、ウェハ上に狭い間隔で複数形成された電子デバイスを同時に検査することができるプローブユニット、プローブアッセンブリ及び電子デバイスの検査方法を提供することを目的とする。
(1) 上記目的を達成するためのプローブアッセンブリは、導線固定面を有し、検体が形成されるウェハに対して前記導線固定面がほぼ垂直になるようブロックに固定される基板と、前記導線固定面に固定され、前記基板の一端から突出して前記導線固定面を含む仮想面から離れる方向に延伸し前記基板を包み込むようにして前記基板の一端近傍の部分から先端にかけて滑らかに湾曲する形状に形成される接触部と、前記基板の他端から突出して前記仮想面から離れる方向に延伸し前記基板を包み込むような方向に湾曲する連絡部とを有し、前記連絡部が外部電極に接続され、前記接触部の非鋭利部位が前記検体の電極の頂面又は頂面角部に摺接する導線と、複数の前記導線が互いに平行に配列されたプローブユニットと、前記プローブユニットの前記連絡部に一対一に対応して接触可能なよう配列される複数の第一電極と、前記第一電極に一対一に対応し、前記第一電極の配列方向に直交する方向では前記第一電極同士の間隔より広い間隔で配列される複数の第二電極と、対応する前記第一電極と前記第二電極とを導通させる連絡線とを有する拡散配線部と、を備える。
本発明によると、導線が固定される導線固定面が検体が形成されるウェハに対してほぼ垂直になる。このため、本発明によるプローブユニットを複数用いることにより、ウェハ上に狭い間隔で形成された複数の検体を同時に検査することができる。また本発明によると、検体の電極に接触する接触部が導線固定面を含む仮想面から離れる方向に延伸しているため、導線固定面がウェハに対してほぼ垂直な状態でも、接触部の先端以外の非鋭利部位を検体の電極の頂面又は頂面角部に摺接させることができる。したがって本発明によると、導線の先端(鋭利部位)で検体の電極の頂面を傷つけることを防止できる。また本発明によると、接触部の先端を検体の電極に接触させる場合に比べると、検体の電極と接触部との位置合わせに高い精度が要求されない。
本発明によると、プローブユニットの複数の導線が互いに平行に配列される結果、複数の導線からなる導線群の幅を拡散配線部の複数の連絡線からなる連絡線群の幅とほぼ同一にできるため、ウェハ上の検体とほぼ同じ幅でプローブユニット及び拡散配線部を形成することができる。したがって、ウェハ上に極めて狭い間隔で配列された検体に応じて複数のプローブユニット及び複数の拡散配線部を配列することができる。また本発明によると、検体の電極間隔に応じて狭い幅でプローブユニットの導線を配列したとしても、拡散配線部の第二電極が導線間隔よりも広くなるため、プローブユニットに対する配線が容易である。
本発明では、前記基板は、リソグラフィを用いて複数の前記導線と一体に形成されている。
本発明によると、高い位置精度で導線を配列することができる。
(2) 前記検体の電極に摺接する前記導線の第一面の裏面に相当する前記導線の第二面が前記導線固定面に固定されてもよい。
本発明によると、検体の電極に導線が押し当てられたときに導線が導線固定面から剥離しにくい。
(3) 前記基板は、前記基板を前記検体に対して位置決めするための相手部材に当接しリソグラフィにより形成された位置決め部を有してもよい。
本発明によると、基板に固定された導線の接触部を検体に対して正確に位置決めすることができる。
(4) 前記連絡部は、前記基板から突出して前記導線固定面を含む仮想面から離れる方向に延伸し外部電極の頂面又は頂面角部に摺接してもよい。
本発明によると、連絡部と外部電極とを接続する配線を連絡部に接合する必要がないため、プローブユニット単位で部品交換が可能になる。また本発明によると、外部電極の頂面を傷つけることなく連絡部と外部電極とを確実に接続することができる。
(5) 前記接触部の前記検体の電極と摺接する部位は金又は白金属元素からなってもよい。
) 上記目的を達成するための電子デバイスの検査方法は、上述のプローブアッセンブリを用いた検査方法であって、導線が固定された基板を検体が形成されたウェハに対してほぼ垂直な姿勢で前記検体に接近させることにより、前記基板から突出し前記基板の導線固定面を含む仮想面から離れる方向に延伸する前記導線の非鋭利部位を前記検体の電極の頂面又は頂面角部に摺接させる摺接段階と、前記摺接段階の後に、前記導線を介して前記検体に検査信号を入力する検査段階と、を含む。
本発明によると、導線が固定された基板を検体が形成されたウェハに対してほぼ垂直な姿勢で検体に接近させるため、ウェハ上に狭い間隔で形成された複数の検体を同時に検査することができる。また本発明によると、導線固定面を含む仮想面から離れる方向に延伸している接触部を検体の電極に摺接させるため、導線固定面がウェハに対してほぼ垂直な状態でも、接触部の先端以外の非鋭利部位を検体の電極の頂面又は頂面角部に摺接させることができる。したがって本発明によると、導線の先端(鋭利部位)で検体の電極の頂面を傷つけることを防止できる。また本発明によると、接触部の先端を検体の電極に接触させる場合に比べると、検体の電極と接触部との位置合わせに高い精度が要求されない。
尚、本明細書において、「・・・上に形成する」とは、技術上の阻害要因がない限りにおいて、「・・・上に直に形成する」と、「・・・上に中間物を介して形成する」の両方を含む意味とする。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
1.プローブカードと検体
図1は、本発明の一実施例によるプローブカードを示す平面図である。
図1に示すように、プローブカード1は、円形の配線盤11と、配線盤11上に取り付けられているプローブアッセンブリ10とを備える。プローブカード1は、1枚のウェハに形成された4つのLCDドライバICを同時に検査するためのものである。検体としてのLCDドライバICは、図2に示すように、チップの周辺にAuで形成された電極3が狭小な間隔で多数設けられている。プローブカード1は、検査装置本体から出力される検査信号を検体2の電極に入力し、検体2の電極から出力信号を取り出して検査装置本体に伝達する機能を有する。
プローブアッセンブリ10は、図3に示すように、直線上に並んでいる複数のプローブブロック12と、プローブブロック12に一対一に対応して設けられている複数の拡散配線部14と、複数のプローブブロック12及び拡散配線部14が固定されている接続位置決め板16とを備える。
一組のプローブブロック12及び拡散配線部14は、図4に示すように一つの検体2に対応する。プローブブロック12は、矩形の検体2の4辺に対応するように整列している四つのプローブユニット18を有する。プローブブロック12及び拡散配線板14は、接続位置決め板16にねじで固定されているため一つずつ交換可能である。従って、プローブアッセンブリ10の一部に不具合が発生しても、その不具合が発生したプローブブロック12のみを交換すればよく、修理コストを低減することができる。
複数のプローブブロック12を接続位置決め板16に後述する位置決め部を用いて位置合わせした状態で結合することにより、各プローブブロック12をウェハ上に形成された各検体2に対して整列させることができる。従って、ウェハ上の複数の検体2に対して複数のプローブブロックを正確に位置合わせして複数の検体2を同時に検査することができる。また、接続位置決め板16に後述する位置決め部を用いて位置合わせした状態で拡散配線板14を結合することにより、拡散配線板14とプローブブロック12とを正確に位置合わせして電気的に接続することができる。尚、一つのプローブブロック12を構成するプローブユニット18の数は、四つに限定されず、検体2の電極3の配列に対応してその数を決定すればよい。
2.プローブアッセンブリ
2−1.プローブブロックの構成
図5(A)はプローブブロック12を示す斜視図である。図5(B)はプローブユニット18を示す斜視図である。
図5(A)に示すように、プローブブロック12は、矩形柱のブロック20と、ブロック20の四つの側面22a、22b、22c、22dにそれぞれ固定されている四つのプローブユニット18とを有する。ブロック20の側面22a、22b、22c、22dは、検査装置本体に取り付けられた状態ではウェハに対して垂直になる。ブロック20のウェハに対して垂直になる側面22a、22b、22c、22dにプローブユニット18を固定することで、一つの検体2を検査するための一つのプローブブロック12のウェハへの投影面積を小さくすることができる。従って、投影面積の小さなプローブブロック12を複数配列したプローブカード1を用いることにより、ウェハ上に狭い間隔で配列された複数の検体2を同時に検査することができる。
図5(B)に示すように、プローブユニット18は、基板26と、基板26上に配列されている複数の導線24と、導線24を被覆するように基板26上に形成されている保護膜30とを有する。導線24は、基板26の表面に固定されている。導線24の両端部は基板26から突出しており、保護膜30から遠ざかり基板26を包み込むような方向に湾曲している。その湾曲している突出部の一方32は請求項に記載の接触部に相当し、他方34は請求項に記載の連絡部に相当する。尚、導線24の先端部の形状は、図示した形状に限らず、C字形状に湾曲していてもよいし、蛇腹状に曲がっていてもよい。また基板26と導体24間の密着力が十分強い場合は、導線24の両端部は基板24から遠ざかり保護膜30を包み込むような方向に湾曲していてもよい。
ブロック20の対向する一組の側面22a、22bに固定されるプローブユニット18は、導線24の第一突出部32及び第二突出部34が内向きになるように基板26が側面22a、22bに固定される。もう一組の対向する側面22c、22dに固定されるプローブユニット18は、第一突出部32及び第二突出部34が外向きになるように保護膜30が側面22c、22dに固定される。第一突出部32及び第二突出部34が外向きになるようにブロック20に固定されるプローブユニット18は、ウェハ上で隣り合う検体2の、隣り合う辺に沿って形成された電極に対応する。このように4つのプローブユニット18をブロック20に固定することにより、より狭い間隔でウェハ上に形成された検体を同時に検査することが可能になる。なぜならば、外向きに湾曲した突出部を支持する基板26及び保護膜30をプローブブロック12のより内側に配置できるため、プローブブロック12同士の間隔を狭くできるからである。
ウェハに対して垂直になる側面22a、22b、22c、22dにプローブユニットが固定されるため、図4に示すように、基板26がウェハに対して垂直な状態で導線24の第一突出部32と検体2の電極3とが接触する。具体的には図6(A)に示すように、基板26がウェハに対して垂直な状態でプローブユニット18と検体2とを接近させ、導線24の第一突出部32の突面33と検体2の電極3の頂面角部とを接触させる。プローブユニット18と検体2とをさらに接近させると、第一突出部32は電極3との接触荷重によって弾性変形し、電極3から先端が遠ざかる方向に摺動する。導線24の第一突出部32を検体2の電極3に対して摺動させた後、導線24の第二突出部34を介して外部電極から電極3に検査信号を入力して検体2の検査を行う。尚、第一突出部32の突面33を検体2の電極3の頂面に接触させてもよい。また導線の先端を電極3の頂面に接触させてもよい。
本実施例によると、導線24の第一突出部32を検体2の電極3に対して摺動させることにより、電極3の表面の酸化膜や汚染膜を除去し、導線24と電極3とを確実に導通させることができる。また導線24の第一突出部32の突面33(非鋭利部位)と検体2の電極3とを接触させるため、電極3を傷つけることがない。また、導線24の第一突出部32を摺動させることにより、第一突出部32の突面33に検体2の電極3の削りかすなどのごみが残留しにくいため、電極3と導線24とを確実に導通でき、第一突出部32のクリーニングが不要である。
また、導線24の第一突出部32が基板26を包み込むような方向に湾曲しているため、第一突出部32と検体2の電極3とを圧接させても、基板26から導線24を引き剥がそうとする方向に荷重が加えられず、導線24が基板26からはがれにくい。これに対し、図6(C)に示す比較例によるプローブユニットでは、導線24の第一突出部32が基板26から遠ざかる方向に湾曲しているため、第一突出部32が検体2の電極3と接触する際、第一突出部32が基板26から遠ざかろうとする方向に荷重が加えられ、導線24が基板26からはがれ易い。
また、導線24の第一突出部32は突面33の任意の部位で検体2の電極3の頂面角部と接触すればよい。従って、プローブユニット18は、それが固定されるブロック20の側面の垂線方向に対してであれば、やや低い精度で位置決めされていても問題は生じない。
尚、図6(B)に示すように、基板26がウェハに対して傾いた状態で第一突出部32の突面33と検体2の電極3の頂面とを接触させ、第一突出部32を電極3の頂面で摺動させてもよい。
2−2.1つの検体に対応するプローブユニットを整列させるための構成
<第一の構成>
図7から図10は、1つの検体に対応する複数のプローブユニットを整列させるための第一の構成を示す図である。
第一の構成では、図7に示すように、ブロック20はセラミックなどからなり、研磨などで精密に加工されている。複数の位置決めロッド13はブロック20を貫通し両端部がブロック20から突出している。対向する二つの側面22aと22b、又は22cと22dに対して垂直な方向にブロック20を貫通する精密加工された一部材の位置決めロッド13がプローブユニット18自体に形成された位置決め部に当接する構成により、ブロック20を間に挟んで対向するプローブユニット18同士の相対的な位置が高い精度で合わせられる。
図8に示すように、プローブユニット18には、ブロック20の側面22a、22b、22c、22dに接合される面に第一位置決め部28が形成されている。側面22a、22bに固定されるプローブユニット18の場合、基板26に第一位置決め部28が形成される。第一位置決め部28は、位置決めロッド13に当接する切り欠き29を有する膜状に形成されている。第一位置決め部28は、切り欠き29が第一突出部32及び第二突出部34に対して正確な位置に形成されるように基板26又は保護膜30上にリソグラフィを用いて形成される。側面22c、22dに固定されるプローブユニット18の場合(図5参照)、上記と同様の切り欠きを有する保護膜30が第一位置決め部として機能する。
図9及び図10に示すように、ブロック20の側面22a、22b、22c、22dから突出している複数の位置決めロッド13と、四つのプローブユニット18の第一位置決め部28の切り欠き29とを当接させると、四つのプローブユニット18の全ての第一突出部32が一つの検体2の4辺に沿って設けられた電極に対して正確な位置に整列する。整列したプローブユニット18とブロック20とは、接着剤やねじ留めなどで結合される。ねじ等の分解可能な結合手段でブロック20にプローブユニット18を結合することにより、プローブカード1に不具合が生じた場合にはプローブユニット18単位で交換することが可能になる。
尚、位置決めロッド13の端部で構成された位置決め部は、凸形状でも凹形状でもよく、リソグラフィを用いてブロック20と一体に形成してもよい。また、第一位置決め部28は、凸形状でも凹形状でもよいし、基板26自体に第一位置決め部としての切り欠き、穴、凹み、突起などを形成してもよい。
<第二の構成>
図11は、1つの検体に対応する複数のプローブユニットを整列させるための第二の構成を示す図である。
図11に示すように、第二の構成では、二枚の位置決め板15をブロックの第一面と、第一面と反対側の第二面とに固定し、位置決め板15をそれぞれプローブユニット18の櫛歯状に突出している第一突出部32又は第二突出部34に嵌合させることで、四つのプローブユニット18の全ての第一突出部32が一つの検体2の4辺に沿って設けられた電極に対して正確な位置に整列する。位置決め板15は、リソグラフィを用いて形成され、プローブユニット18の導線24の第一突出部32間又は第二突出部34間に嵌合する突出部27を外縁に有する。
<第三の構成>
図12から図14は、1つの検体に対応する複数のプローブユニットを整列させるための第三の構成を示す図である。尚、図14(A)では導線の図示を省略した。
図12に示すように、第三の構成では、四つのプローブユニットのうちブロックを間に挟んで対向する2つのプローブユニット35aに第一位置決め部28を設ける。第一位置決め部28は、リソグラフィを用いて基板26又は保護膜30と一体に、プローブユニット35aがプローブブロック12を構成するとき内側になる面の両縁に導線と平行に延びる直線状の凸形状に形成されている。図12には、基板26に第一位置決め部28が形成されているプローブユニット35aを図示した。
図13に示すように、上記2つのプローブユニット35aに隣り合う2つのプローブユニット35bは、第一位置決め部28に当接する角部37を有する。また本構成では、ブロック20を二つの小ブロック39で構成する。図13(A1)、(B1)に示すようにプローブユニット35bを各々ブロック39に接着した後、図13(A2)、(B2)に示すようにブロック39とともにプローブユニット35bを所定の幅に切断することにより角部37を形成する。
図14に示すように、プローブユニット35aの第一位置決め部28にプローブユニット35bの角部37を当接させることにより、四つのプローブユニット35a、35bの全ての第一突出部32が一つの検体2の4辺に沿って設けられた電極に対して正確な位置に整列する。
<第四の構成>
図15及び図16は、1つの検体に対応する複数のプローブユニットを整列させるための第四の構成を示す斜視図である。
図15及び図16に示すように、第四の構成では、ブロックを二つの小ブロック20a、20bで構成する。小ブロック20aの側面41a、41bには位置決めロッド13が突出している。小ブロック20aの側面41a、41bにそれぞれ接合されるプローブユニット35aには、基板26に第一位置決め部28が形成されている。小ブロック20aの側面41a、41bから突出している位置決めロッド13と、プローブユニット35aの第一位置決め部28の切り欠き部位とを当接させることにより、小ブロック20aを間に挟んで対向する二つのプローブユニット35a同士を整列させる。プローブユニット35aと小ブロック20aとはプローブユニット35a同士が整列した状態で接着、ねじ等により結合される。同様に、小ブロック20bの対向する二つの側面43a、43bから突出している位置決めロッド13と、二つのプローブユニット35bの第一位置決め部28とを当接させ、プローブユニット35b同士を整列させる。プローブユニット35bと小ブロック20bとはプローブユニット35b同士が整列した状態で接着、ねじ等により結合される。小ブロック20aと小ブロック20bとは接着、ねじ等により結合される。小ブロック20a、20bに予め位置決め部を形成しておき、その位置決め部同士を合わせることで、小ブロック20a、20b同士を高精度に嵌合させることができる。
プローブユニット35aが固定された小ブロック20aと、プローブユニット35bが固定された小ブロック20bとを結合させることで、プローブブロック12が構成される(図5参照)。
<第五の構成>
図17は、1つの検体に対応する複数のプローブユニットを整列させるための第五の構成を示す図である。
図17に示すように、第五の構成では、一つの検体2に対応する四つのプローブユニット18をそれぞれ別のユニット位置決め部68に固定し、そのユニット位置決め部68を個々に調整することで四つのプローブユニット18を一つの検体2に対応するように整列させるプローブブロックを構成する。ユニット位置決め部68は、第一ブロック55a、第二ブロック55b、第三ブロック55c及び位置微調整ねじ57a、57bからなる。プローブユニット18と第一ブロック55aとは、プローブユニット18に形成された第一位置決め部28と第一ブロック55aに形成される位置決めロッド13との当接によって位置合わせされ固定される。第一ブロック55aは第二ブロック55bに位置微調整ねじ57aで結合され、第二ブロック55bはさらに第三ブロック55cに位置微調整ねじ57bで結合される。位置微調整ねじ57aは第二ブロック55bから第一ブロック55aに基板26a、26b、26cに対して垂直にねじ込まれ、位置微調整ねじ57bは第二ブロック55bから第三ブロック55cに基板26に平行にねじ込まれている。
位置微調整ねじ57aを調整することにより、プローブユニット18を基板26に対して垂直な方向に微動させることができる。位置微調整ねじ57bを調整することにより、プローブユニット18を基板26に対して平行な方向に微動させることができる。各プローブユニット18をそれぞれが固定されたユニット位置決め部68の位置微調整ねじ57a、57bによって独立して微動させることにより、四つのプローブユニット18の相対的な位置を微調整し、四つのプローブユニット18の複数の第一突出部32を一つの検体2の電極に対して整列させることができる。
<プローブユニット同士の整列条件>
図18及び図19は、プローブユニット同士の整列条件を説明するための模式図である。
図18(A)は、四つのプローブユニット18a、18b、18c、18dが位置ずれなく正確に整列した状態を示す。図18(A)に示すように、正確に整列した四つのプローブユニット18a、18b、18c、18dの導線24の第一突出部32は全て、1つの検体2の電極3に一対一に対応して接触する。
図18(B)は、プローブユニット18aに対向するプローブユニット18bが正確な位置から第一突出部32の配列方向に第一突出部32の間隔の1/2ずれて固定されている状態を示す。この場合、プローブユニット18a、18c、18dの導線24の第一突出部32を検体2の電極3に一対一に位置合わせすると、プローブユニット18bの第一突出部32を検体2の電極3に接触させることができない。プローブユニット18bの第一突出部32を検体2の電極3に接触させるようにプローブブロック12を検体2に対して移動させると、プローブユニット18a、18c、18dの第一突出部32が電極3に接触できなくなる。このように対向するプローブユニット18aとプローブユニット18bとが正確に位置合わせされていない場合、四つのプローブユニット18a、18b、18c、18dの全ての第一突出部32を検体2の電極3に一対一に対応させることができない。
図19は、対向する二つのプローブユニット18a、18bが正確に位置合わせされ、対向する二つのプローブユニット18c、18dも正確に位置合わせされ、隣り合う二つのプローブユニット18aとプローブユニット18dが正確に位置合わせされていない状態を示している。プローブユニット18c、18dの第一突出部32を検体2の電極3に正確に合わせた状態から、プローブブロック12をプローブユニット18a、18bの第一突出部32の配列方向に移動させると、プローブユニット18a、18bの第一突出部32を電極3に合わせることができる。このとき、プローブユニット18c、18dの第一突出部32は、検体2の電極3との接触部位がずれるだけであって、電極3と接触した状態は維持される。
以上から、対向するプローブユニット同士は検体2の電極3に対して高い位置精度で整列している必要があるが、隣接するプローブユニット同士では対向するプローブユニット同士ほど高い位置精度で整列する必要はないと言える。
2−3.プローブユニットの製造方法
図20から図28は、プローブユニット18を製造する方法を示す図である。以下、プローブユニット18の製造方法を(1)から(7)の順に説明する。
(1)犠牲膜形成工程
はじめに図20に示すように、基板26に溝状の凹部36を形成し、凹部36が犠牲膜38で充填されるように基板26上に犠牲膜38を成長させた後、表面の研磨、研削、ポリッシュ等により平坦面40を形成する。凹部36の壁面が基板26の完成状態の2つの端面を形成するように凹部36の位置及び形状を設定する。基板26にはガラス基板、セラミック基板、シリコン基板、樹脂基板、金属基板などを用いる。金属基板を用いる場合には、予めその表面を有機絶縁層または無機絶縁層で被覆してから用いる。基板26の厚みは例えば0.1mm以上2mm以下にする。
凹部36の形成は、切削または溝入れによって行う。基板26本体が導電性である場合には放電加工を用いてもよい。またサンドブラスト、ケミカルエッチング、ドライエッチング、イオンミリングなどを用いてもよい。
犠牲膜38には後続工程で選択的に除去可能な素材を用いる。例えばCuやSnなどのようにエッチングで選択的に除去可能な金属を用いる。Cuを用いた場合、無電解めっきまたはスパッタにより第一層形成段階と、電解めっきによる第二層形成段階とによって犠牲膜38を形成する。また、レジスト剥離液で除去可能なハードベークされたレジスト、不飽和ポリエステルなどのように加水分解で除去可能な有機ポリマーを用いてもよい。あるいはRIEで除去可能なSiO2のCVD膜を用いてもよい。
(2)導線形成工程
次に図21に示すように、導線24の第一突出部32及び第二突出部34の下層を構成する第一膜24aを犠牲膜38上に至るように平坦面40上に形成する。第一膜24aは、導線24の基板26に近い部位に大きな引っ張り応力を内部に残存させるために形成する。第一膜24aの厚みは例えば1μm以上10μm以下にする。第一膜24aには感光性ポリイミド、フォトレジストなどの有機膜を用いる。またはNi、Fe、Co、Mn、Cr、Ti、Cu、Au、Pt、Pd、Rhなどの金属単体膜、あるいはその合金膜を用いる。尚、第一膜24aは、導線24の下層全体を構成するように形成してもよい。
第一膜24aに感光性ポリイミド、フォトレジストなどの有機膜を用いる場合、平坦面40上に感光性ポリイミド、フォトレジストなどを塗布した後、露光及び現像によって有機材料を所定のパターンに形成し、ハードベークにより硬化させる。有機材料をハードベークすると、硬化と同時に収縮するため、有機膜内に引っ張り応力が残留する。
第一膜24aに金属膜を用いる場合、スパッタまたはめっきによって金属膜を形成する。第一膜24aをスパッタで形成する場合、まず平坦面40の表面全体にスパッタで金属膜を形成する。このとき、スパッタガス圧を大きくする、スパッタ温度を高くするなど、金属膜内に引っ張り応力が残留するようにスパッタの条件を設定する。その後、リソグラフィによって金属膜上に所定のレジストパターンを形成した後、不要な金属膜をエッチングで除去し、金属膜を所定のパターンに形成する。また第一膜24aを湿式めっきで形成する場合、例えば厚さ0.05μmのTi及び厚さ0.1μmのNiの複層からなるめっき下地層をまず平坦面40上にスパッタで形成する。次にリソグラフィでめっき下地層上に所定のレジストパターンを形成した後、レジストパターンの開口部にNiなどの金属を電解めっきでめっきする。このとき、めっき浴の温度を高くする、サッカリンなどの添加剤を減らすなど、めっき層内に引っ張り応力が残留するようにめっき条件を設定する。
次に図22に示すように、導線24の中間層全体を構成する第二膜24bを第一膜24a上及び平坦面40上に形成する。第二膜24bは、第一膜24aより小さい引っ張り応力または圧縮応力が残留した状態か、あるいは残留応力のない状態に形成する。第二膜24bの厚みは、例えば0.5μm以上30μm以下にする。また第二膜24bにはNi、Fe、Co、Mn、Cr、Cu、Au、Pt、Pd、Rhなどの金属単体膜、またはそれらの合金膜を用いる。
第二膜24bをスパッタで形成する場合、まず第一膜24aを覆うように平坦面40上全体にスパッタで第二膜24bを形成する。このとき、第二膜24bに第一膜24aより小さい引っ張り応力または圧縮応力が残留するように、あるいは第二膜24bに残留応力が無い状態になるようにスパッタの条件を設定する。具体的にはスパッタガス圧を小さくしたり、スパッタ温度を低くしたりする。その後、リソグラフィによって第二膜24b上に所定のレジストパターンを形成した後、不要な第二膜24bをエッチングで除去し、第二膜24bを所定のパターンに形成する。尚、第一膜24a及び第二膜24bをスパッタで連続的に形成した後、リソグラフィでレジストパターンを形成し、エッチングで第一膜24a及び第二膜24bを連続的にパターニングしてもよい。
第二膜24bを湿式めっきで形成する場合、まず第一膜24aを覆うように平坦面40上にめっき下地層をスパッタで形成する。次にリソグラフィでめっき下地層上に所定のレジストパターンを形成した後、レジストパターンの開口部にNiなどの金属を電解めっきする。このとき、めっき層に第一膜24aより小さい引っ張り応力または圧縮応力が残留するように、あるいはめっき層に残留応力が無い状態になるようにめっき条件を設定する。具体的にはめっき浴の温度を低くしたり、サッカリンなどの添加剤を増やしたりする。尚、第一膜24aのめっき工程においてレジストパターンの開口部に第一膜24aのめっき層を形成した後、連続して第二膜24bをめっきしてもよい。
次に図23に示すように、導線24の上層を構成する第三膜24cを第二膜24b上に形成する。第三膜24cは、導線24の第一突出部32と検体2の電極3との接触性や導線24の耐久性を向上させるために形成され、必ずしも形成しなくともよい。第三膜24cにはAuや、Pt、Pd、Rhなどの白金族を用いる。第三膜24cの厚みは例えば0.1μm以上10μm以下にする。
第三膜24cをスパッタで形成する場合、まず第二膜24bを覆うように平坦面40上に第三膜24cをスパッタで形成する。その後、リソグラフィによって第三膜24c上に所定のレジストパターンを形成した後、不要な第三膜24cをイオンミリングなどで除去し、第三膜24cを所定のパターンに形成する。尚、第一膜24a、第二膜24b及び第三膜24cをスパッタで連続的に形成した後、リソグラフィでレジストパターンを形成し、エッチングで第一膜24a、第二膜24b及び第三膜24cを連続的にパターニングしてもよい。
第三膜24cを湿式めっきで形成する場合、第二膜のめっき工程においてレジストパターンの開口部に第二膜24bのめっき層を形成した後、連続して第三膜24cをめっきする。尚、第一膜24aのめっき工程においてレジストパターンの開口部に第一膜24aのめっき層を形成した後、連続して第二膜24b及び第三膜24cをめっきしてもよい。
(3)保護膜形成工程
次に図24に示すように、基板26の完成形領域の真上に絶縁性の保護膜30を形成する。その結果、第二膜24b及び第三膜24cの中間部と第一膜24aの一部は基板26及び保護膜30によって覆われる。第一膜24a、第二膜24b及び第三膜24cの犠牲膜38上に形成された部位は、第一突出部32及び第二突出部34となるため、保護膜30を形成しないようにする。保護膜30は、導線24が外力によって傷つけられ剥離したりごみなどの付着によってショートしたりするのを防止し、導線24を保護するために形成される。尚、保護膜30は必ずしも形成しなくてもよい。
保護膜30に有機絶縁膜を用いる場合、例えば感光性ポリイミド、レジストなどを塗布し、所定のパターンに露光及び現像した後、150℃以上300℃以下程度でハードベークする。保護膜30に無機絶縁膜を用いる場合、例えばSiO2膜、AlO3膜などをスパッタなどで形成する。具体的には、リソグラフィによって、第一膜24a、第二膜24b及び第三膜24cの犠牲膜38上に形成された部位を覆うレジストパターンを形成してからスパッタを行う。
(4)基板研磨工程
次に図25に示すように、基板26の導線24と反対側の面を犠牲膜38が露出するまで研磨し、基板26及び犠牲膜38からなる研磨面42を形成する。
(5)第一位置決め部(第二位置決め部)形成工程
次に図26に示すように、基板26の研磨面42側に第一位置決め部28又は第二位置決め部31を形成する。第一突出部32及び第二突出部34が内向きになるようにブロック20に固定されるプローブユニット18の場合、本工程で第一位置決め部28を形成する。第一突出部32及び第二突出部34が外向きになるようにブロック20に固定されるプローブユニット18の場合、本工程で第二位置決め部31を形成する(図5参照)。以下、研磨面42に第一位置決め部28を形成する場合を例に採り、説明する。
具体的にはまず、両面アライナーを用い第一膜24a、第二膜24b及び第三膜24cのパターンを用いて位置合わせした状態で、リソグラフィによって研磨面42上に所定のレジストパターンを形成する。その後、レジストパターンをハードベークによって硬化させたものを、第一位置決め部28とする。または、レジストパターンの開口部にNiなどをめっきし、そのめっき膜を第一位置決め部28としてもよい。または、レジストパターンをマスクとして基板26の研磨面42側をイオンミリングなどで除去することにより、基板26の研磨面42側に所定のパターンを形成し、基板26自身に第一位置決め部28を形成してもよい。または、レジストパターンを位置決め基準に用いた切削加工により、基板26の研磨面42側に穴、切り欠き、凹みなどを形成し、基板26自身に第一位置決め部28を形成してもよい。このようにリソグラフィを用いて第一位置決め部28を形成することにより、1つの検体に対応する複数のプローブユニットの個々の位置をより高精度に決めることができる。
(6)第二位置決め部(第一位置決め部)形成工程
次に図27に示すように、保護膜30上に第二位置決め部31を形成する。プローブユニット18の第二位置決め部31は、プローブブロック12を検体2に対して位置決めするための接続位置決め板16に当接する。第二位置決め部31の具体的な形成方法は、上述の(5)の第一位置決め部28の形成工程に準じる。上述の(5)の工程で第二位置決め部31を形成した場合は、本工程で第一位置決め部28を形成する。このようにリソグラフィを用いて第二位置決め部31を形成することにより、複数のプローブブロック同士の相対的な位置を正確に設定できるため、1つの検体の複数の電極に対し複数のプローブユニットを高精度に整列させることができる。
(7)犠牲膜除去工程
次に図28に示すように、犠牲膜38をエッチングで除去する。犠牲膜38を除去すると、基板26の両端の不要な部位がプローブユニット18から分離する。また、第一膜24a、第二膜24b及び第三膜24cの犠牲膜38上に形成された部位は、犠牲膜38の支持がなくなって片持ち梁状態となる。さらに、第一膜24aの引張り応力の作用、又は第二膜24bの圧縮応力の作用によって、第一膜24a、第二膜24b及び第三膜24cの基板26から突出した部位は基板26の裏面側に回り込む方向に湾曲する。その結果、第一突出部32及び第二突出部34が形成される。
以上、プローブユニット18の製造方法を説明した。
上述の方法で製造されたプローブユニット18は、図29(A)に示すように、第一膜24aの引張り応力の作用、又は第二膜24bの圧縮応力の作用によって基板26の裏面側に回り込む方向に湾曲する第一突出部32を有する。この第一突出部32の凸面を検体2の電極3に押し付けても、導線24が基板26から剥がれようとする方向に荷重が加えられない。これに対し図29(B)に示すように、導線24を構成する第一膜24a、第二膜24b及び第三膜24cの形成順序を逆にすると、犠牲膜38を除去することで導線24の両端部は基板26から離れる方向に湾曲する。基板26から離れる方向に湾曲した第一突出部32の凸面を検体2の電極3に押し付けると、導線24が基板26から剥がれようとする方向に荷重が加えられ、導線24が基板26から剥がれ易くなる。
尚、第一突出部32及び第二突出部34は、直線状に形成した後に、ベンダーなどを用いて機械的に湾曲させてもよい。また、導線24を形成するためのレジストパターンを形成した後に基板26を湾曲させてから、導線24を構成する導体膜を基板26上にめっきしてもよい。
2−4.拡散配線部の構成
図30は、拡散配線部14を示す図である。
図30に示すように、拡散配線部14は、基板44と、基板44の第一面44aに設けられた複数の第一電極46と、基板44の第二面44bに設けられた複数の第二電極48とを備える。基板44にはFRP、セラミック、シリコンなどが用いられる。第二電極48は、基板44に形成された互いに平行な直線状の連絡線50によって第一電極46に導通している。尚、連絡線50は互いに平行でなくてもよいし、直線状でなくてもよい。プローブユニット19の導線24が互いに平行な直線状であるため、ウェハ上の検体とほぼ同じ幅で拡散配線部14を形成することができる。第一電極46は、プローブユニット18の第二突出部34に一対一に対応して接触するように配列されている。第二電極48は、配線盤11の電極又はインターポーザの電極の配列間隔に応じて、第一電極46の配列方向に直交する方向では第一電極46よりも広い間隔で配列されている。このため、プローブユニット18の第二突出部34の配列間隔が狭くても、プローブユニット18と配線盤11とを容易に接続することができる。第一電極46及び第二電極48は、接触抵抗を低下させるためにAuや、Pt、Pd、Rhなどの白金族で形成することが望ましい。また配線抵抗を低下させるために、連絡線50はCu、Alなどで形成することが望ましい。
基板44には、ブロック20と拡散配線部14とを接続位置決め板16にねじで結合するためのねじ孔45と、接続位置決め板16に拡散配線部14を位置決めするための第三位置決め部49が形成されている。ねじ孔45はねじに対して緩い寸法で形成されている。第三位置決め部49は、リソグラフィによって形成されたレジストパターンを用いたエッチングやめっき、リソグラフィによって形成されたレジストパターンを位置合わせの基準に用いた穿孔加工等によって高精度に形成される。このようにリソグラフィを用いて第三位置決め部49を拡散配線部14に形成することにより、拡散配線部14とプローブユニット18とを高精度に位置合わせすることができる。
図4に示すように、拡散配線部14とプローブロック12とは、拡散配線部14の第一電極46とプローブユニット18の導線24の第二突出部34とが一対一に対応するように位置合わせされて接続位置決め板16に結合される。またブロック20を貫通しているねじ穴と、拡散配線部14のねじ穴45とに挿入されるねじ54によって、ブロック20と拡散配線部14とは接続位置決め板16に分解可能に結合される。拡散配線部14の第一電極46と導線24の第二突出部34とは、互いに押し付けられると、第二突出部34が第一電極46に接触することで、確実に導通できる。また、プローブユニット18の第二突出部34と拡散配線部14の第一電極とが分離可能な弾性接触によって接続されるため、プローブブロック12又はプローブユニット18単位での部品交換が可能である。
接続位置決め板16は、複数組のプローブブロック12及び拡散配線部14を複数の検体2に一対一に対応するように正確に位置決めすることができるため、ウェハ上に配列されている複数の検体2を同時に正確に検査することが可能になる。また、プローブブロック12の導線24の配列方向の長さl1(図4参照)を、検体2の長辺の長さとほぼ等しいか、短くなるようにし、拡散配線部14の連絡線50に直交する辺の長さl2を、検体2の長辺の長さとほぼ等しいか、短くなるようにすることにより、極めて狭い間隔でウェハに複数の検体が配列されている場合であっても、検体と一対一に対応するようにプローブブロック12を配列することができる。
2−5.接続位置決め板の構成
図31に示すように、接続位置決め板16は、複数のプローブブロック12を位置決めするための複数の位置決め部56と、複数の拡散配線部14を位置決めするための複数の位置決め部58とを有する。位置決め部56及び位置決め部58は、複数のプローブブロック12をウェハ上の複数の検体2に対して位置決めし、プローブユニット18に対して拡散配線板14を位置決めするために、リソグラフィによって高い位置精度で形成されている。
図3及び図31に示すように、接続位置決め板16の複数の位置決め部56と複数のプローブブロック12の第二位置決め部31とが当接した状態で、接続位置決め板16と複数のプローブブロック12とは固定される。これによって、複数のプローブブロック12をウェハ上の複数の検体2に対して正確に整列させることができる。複数の位置決め部58と複数の拡散配線部14の位置決め部49とに位置決めピン105(図3参照)が当接した状態で、接続位置決め板16と拡散配線部14とが固定される。これによって、プローブユニット18と拡散配線部14とが正確に位置決めされる。また、位置決めピン105を用いずに、拡散配線部14の位置決め部を柱状に形成してもよい。
尚、複数組のプローブブロック12及び拡散配線部14を複数の検体2に対してさらに高精度に整列させるために、接続位置決め板16と検体2が形成されるウェハとの熱膨張係数が近似していることが望ましい。例えばウェハがSiであれば、接続位置決め板16にSiや石英を用いることが望ましい。
以下、接続位置決め板16にSiを用いた場合を例に採り、位置決め部56、58の形成方法を説明する。はじめにSi基板上にリソグラフィを用いて所定のレジストパターンを形成する。次にDeepRIEでSi基板に凹みを形成する。次にSi基板の凹みと反対側からSi基板を研磨して薄くし、凹みをSi基板を貫通するような孔に加工することにより、位置決め部56、58を形成する。リソグラフィを用いることにより、位置決め部56、58を高い位置精度及び寸法精度で形成することができる。この他の方法としては、機械加工によって位置決め部56、58を形成してもよい。尚、位置決め部56、58の形状は、図示したような溝状でもよいし、孔でもよいし、凸形状であってもよい。
尚、接続位置決め板16には補強部17を取り付けてもよいし取り付けなくてもよい。例えば図3及び図31に示したように、二つの接続位置決め板16を補強部17で連結して用いてもよい。
3.配線盤の構成
図32は、配線盤を示す図である。
図32に示すように、配線盤11は、円形の基板59と、基板59の中心付近に設けられた複数の電極60と、基板59の外縁部に設けられた複数の外部接続電極62と、電極60から放射状に配線盤11内部を通って延びている配線(図示せず)とを有する。配線は、電極60と外部接続電極62とを導通させている。
図33に示すように、まず配線盤11の所定の位置に接続位置決め板16が固定される。次に複数の拡散配線部14の位置決め部49と接続位置決め板16の複数の位置決め部58とを位置合わせピン105によって位置合わせして拡散配線部14を整列させ、拡散配線部14を接続位置決め板16に固定する。次に接続位置決め板16をねじ106で配線盤11に固定する。拡散配線部14の第二電極48と配線盤11の電極60とははんだ接合、ACF接合、超音波接合などによって接合する。
さらに図1及び図3に示すように、配線盤11に固定された接続位置決め板16にプローブブロック12を固定する。プローブブロック12毎にプローブユニット18の1つに設けられた第二位置決め部31を接続位置決め板16の位置決め部56に当接させた状態でプローブロック20を接続位置決め板16に固定する。すると全てのプローブユニット18が1つのウェハに形成された複数の検体に対して整列する。具体的には、プローブブロック12毎にプローブユニット18の1つに設けられた第二位置決め部31と接続位置決め板16の位置決め部56とによってプローブブロック12毎に1つのプローブユニット18の位置が決まる。そのプローブユニット18と同一のブロック20に固定された他の3つのプローブユニット18とは、各プローブユニット18に設けられた第一位置決め部28によって相互に位置決めされている。これらの各位置決め部をリソグラフィによって形成することにより、リソグラフィの高い精度でプローブユニット18と検体とを位置合わせすることができる。また接続位置決め板16に対してプローブユニット18及び拡散配線部14がそれぞれ位置決めされると、プローブユニット18の第二突出部34は、拡散配線部14の第一電極46に一対一に対応して位置決めされる。
本発明の一実施例によるプローブカードを示す平面図である。 本発明の一実施例で検査される検体を示す平面図である。 (A)は本発明の一実施例によるプローブアッセンブリを示す平面図であり、(B)は本発明の一実施例によるプローブカードを示す断面図である。 (A)は本発明の一実施例による一組のプローブブロック及び拡散配線部を示す平面図であり、(B)はその検体との接触状態を示す側面図である。 (A)は本発明の一実施例によるプローブブロックを示す斜視図であり、(B)はそのプローブブロックを構成するプローブユニットを示す斜視図である。 (A)、(B)は本発明の一実施例によるプローブユニットと検体とが接触する状態を示す模式図であり、(C)は比較例によるプローブユニットと検体とが接触する状態を示す模式図である。 (A)は本発明の一実施例による1つの検体に対応する複数のプローブユニットを整列させるための第一の構成によるブロックを示す平面図であり、(B)はその正面図であり、(C)はその側面図である。 (A)は本発明の一実施例による1つの検体に対応する複数のプローブユニットを整列させるための第一の構成によるプローブユニットを示す平面図であり、(B)はその正面図であり、(C)はその断面図であり、(D)は背面図である。 (A)は本発明の一実施例による1つの検体に対応する複数のプローブユニットを整列させるための第一の構成を示す模式的な平面図であり、(B)はその模式的な正面図である。 (A)は本発明の一実施例による1つの検体に対応する複数のプローブユニットを整列させるための第一の構成を示す平面図であり、(B)はその正面図であり、(C)はその側面図である。 (A)は本発明の一実施例による1つの検体に対応する複数のプローブユニットを整列させるための第二の構成による位置決め板を示す平面図であり、(B)は本発明の第一実施例によるプローブユニット同士を整列させるための第二の構成を示す正面図である。 (A)は本発明の一実施例による1つの検体に対応する複数のプローブユニットを整列させるための第三の構成によるプローブユニットを示す正面図であり、(B)はその平面図であり、(C)はその側面図である。 (A1)、(A2)は本発明の一実施例による1つの検体に対応する複数のプローブユニットを整列させるための第三の構成によるプローブユニットの製造方法を示す平面図であり、(B1)、(B2)はその側面図である。 本発明の一実施例による1つの検体に対応する複数のプローブユニットを整列させるための第三の構成を示す平面図である。 本発明の一実施例による1つの検体に対応する複数のプローブユニットを整列させるための第四の構成を示す斜視図である。 本発明の一実施例による1つの検体に対応する複数のプローブユニットを整列させるための第四の構成を示す斜視図である。 (A)は本発明の一実施例による1つの検体に対応する複数のプローブユニットを整列させるための第五の構成を示す平面図であり、(B)はその側面図である。 本発明の一実施例によるプローブユニット同士を整列させるための条件を説明するための模式図である。 本発明の一実施例によるプローブユニット同士を整列させるための条件を説明するための模式図である。 (A)は本発明の一実施例によるプローブユニットの製造方法を示す平面図であり、(B)はその断面図である。 (A)は本発明の一実施例によるプローブユニットの製造方法を示す平面図であり、(B)はその断面図である。 (A)は本発明の一実施例によるプローブユニットの製造方法を示す平面図であり、(B)はその断面図である。 (A)は本発明の一実施例によるプローブユニットの製造方法を示す平面図であり、(B)はその断面図である。 (A)は本発明の一実施例によるプローブユニットの製造方法を示す平面図であり、(B)はその断面図である。 (A)は本発明の一実施例によるプローブユニットの製造方法を示す平面図であり、(B)はその断面図である。 (A)は本発明の一実施例によるプローブユニットの製造方法を示す平面図であり、(B)はその断面図である。 (A)は本発明の一実施例によるプローブユニットの製造方法を示す平面図であり、(B)はその断面図である。 (A)は本発明の一実施例によるプローブユニットの製造方法を示す平面図であり、(B)はその断面図である。 (A)は本発明の一実施例によるプローブユニットと検体とを接触させた状態を示す模式図であり、(B)は比較例によるプローブユニットと検体とを接触させた状態を示す模式図である。 (A)は、本発明の一実施例による拡散配線部を示す平面図であり、(B)はその側面図である。 (A)は本発明の一実施例による一組のプローブブロック及び拡散配線部と接続位置決め板との位置決めの構成を示す模式図であり、(B)は接続位置決め板を示す側面図である。 本発明の一実施例による配線盤を示す平面図である。 本発明の一実施例による配線盤に接続位置決め板及び拡散配線部が取付けられた状態を示す平面図である。
符号の説明
2 検体、3 電極、10 プローブアッセンブリ、13 位置決めロッド、14 拡散配線部、15 位置決め板、18、18a〜18d プローブユニット、24 導線、26 基板、28 第一位置決め部、31 第二位置決め部、32 第一突出部(接触部)、34 第二突出部(連絡部)、37 角部

Claims (6)

  1. 導線固定面を有し、検体が形成されるウェハに対して前記導線固定面がほぼ垂直になるようブロックに固定される基板と、
    前記導線固定面に固定され、前記基板の一端から突出して前記導線固定面を含む仮想面から離れる方向に延伸し前記基板を包み込むようにして前記基板の一端近傍の部分から先端にかけて滑らかに湾曲する形状に形成される接触部と、前記基板の他端から突出して前記仮想面から離れる方向に延伸し前記基板を包み込むような方向に湾曲する連絡部とを有し、前記連絡部が外部電極に接続され、前記接触部の非鋭利部位が前記検体の電極の頂面又は頂面角部に摺接する導線と、
    複数の前記導線が互いに平行に配列されたプローブユニットと、
    前記プローブユニットの前記連絡部に一対一に対応して接触可能なよう配列される複数の第一電極と、前記第一電極に一対一に対応し、前記第一電極の配列方向に直交する方向では前記第一電極同士の間隔より広い間隔で配列される複数の第二電極と、対応する前記第一電極と前記第二電極とを導通させる連絡線とを有する拡散配線部と、を備え、
    前記基板は、リソグラフィを用いて複数の前記導線と一体に形成されていることを特徴とするプローブアッセンブリ
  2. 前記検体の電極に摺接する前記導線の第一面の裏面に相当する前記導線の第二面が前記導線固定面に固定されることを特徴とする請求項1に記載のプローブアッセンブリ
  3. 前記基板は、前記基板を前記検体に対して位置決めするための相手部材に当接しリソグラフィにより形成された位置決め部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のプローブアッセンブリ
  4. 前記連絡部は、前記基板から突出して前記導線固定面を含む仮想面から離れる方向に延伸し外部電極の頂面又は頂面角部に摺接することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のプローブアッセンブリ
  5. 前記接触部の前記検体の電極と摺接する部位は金又は白金属元素からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のプローブアッセンブリ
  6. 請求項1〜のいずれか一項に記載のプローブアッセンブリを用いた検査方法であって、
    導線が固定された基板を検体が形成されたウェハに対してほぼ垂直な姿勢で前記検体に接近させることにより、前記基板から突出し前記基板の導線固定面を含む仮想面から離れる方向に延伸する前記導線の接触部の非鋭利部位を前記検体の電極の頂面又は頂面角部に摺接させる摺接段階と、
    前記摺接段階の後に、前記導線を介して前記検体に検査信号を入力する検査段階と、
    を含むことを特徴とする電子デバイスの検査方法。
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