JP4767075B2 - 電気的接続装置 - Google Patents

電気的接続装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4767075B2
JP4767075B2 JP2006111815A JP2006111815A JP4767075B2 JP 4767075 B2 JP4767075 B2 JP 4767075B2 JP 2006111815 A JP2006111815 A JP 2006111815A JP 2006111815 A JP2006111815 A JP 2006111815A JP 4767075 B2 JP4767075 B2 JP 4767075B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
probe sheet
support surface
wiring board
probe
rigid wiring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006111815A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007285803A (ja
Inventor
和人 濱田
孝志 秋庭
聡 成田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Micronics Japan Co Ltd
Original Assignee
Micronics Japan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Micronics Japan Co Ltd filed Critical Micronics Japan Co Ltd
Priority to JP2006111815A priority Critical patent/JP4767075B2/ja
Publication of JP2007285803A publication Critical patent/JP2007285803A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4767075B2 publication Critical patent/JP4767075B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Leads Or Probes (AREA)

Description

本発明は、集積回路や表示装置用基板のような平板状の被検査体の通電試験に用いるのに好適な電気的接続装置に関する。
従来のこの種の電気的接続装置は、リジッド配線基板と、該リジッド配線基板にばね部材を介して弾性支持されたブロックと、該ブロックに背面を支持されたプローブシートとを備える(例えば、特許文献1参照)。このプローブシートは、可撓性の絶縁性合成樹脂フィルムおよび該合成樹脂フィルム内に埋設された導電路を有するプローブシート本体と、該プローブシート本体の接触子領域に集合的に配置される複数の接触子とを有する。各接触子は、前記プローブシート本体内の対応する前記導電路に接続され、前記プローブシート本体の表面から突出して形成されている。
これらの接触子は前記ブロックを介してそれぞれの針先が被検査体の電極に弾性的に押圧される。このとき、被検査体とプローブシートとが接触すると、被検査体を汚染しあるいは損傷を与える虞があることから、プローブシート本体の前記接触子領域の外周部と被検査体との間隔を大きく設定することが望ましい。
そのため、プローブシート本体をその背面から支持する前記ブロックは、その外周面を該ブロックの下端の支持面に向けて先細るように周面にテーパが与えられている。これにより、前記ブロックの前記支持面および前記テーパ面に沿って前記プローブシート本体が配置されることから、該プローブシート本体の前記支持面に対応する部分の外周部は、前記被検査体との干渉が生じない距離に保持される。
しかしながら、従来の前記電気的接続装置では、前記ブロックの支持面の外周が前記ブロックのテーパ面に連続する。そのため、前記プローブシート本体の前記支持面に対応するプローブ領域の外方部分は、平坦な前記支持面上にあり、この外方部分での前記被検査体との干渉による該被検査体の汚染あるいは損傷を確実に防止する上で、この両者の間隔をより大きく設定することが望まれていた。
特開2002―311049号公報
そこで、本発明の目的は、プローブシート本体の接触子が集約的に設けられる接触子領域の外方部分と被検査体との干渉による該被検査体の汚染および損傷を一層確実に防止することができる電気的接続装置を提供することにある。
本発明に係る電気的接続装置は、リジッド配線基板と、該リジッド配線基板にばね部材を介して弾性支持されたブロックと、可撓性の絶縁性合成樹脂フィルム内に埋設され前記リジッド配線基板の複数の配線路に電気的にそれぞれ接続される複数の導電路が設けられたプローブシート本体および対応する前記各導電路に電気的に接続され前記プローブシート本体の一方の面の接触子領域から突出する複数の接触子を有するプローブシートとを備える。前記プローブシート本体の他方の面の前記接触子領域に対応する部分が前記ブロックの平坦な支持面に支持されている。また、前記プローブシート本体の外縁が前記リジッド配線板に結合されている。前記ブロックは、平坦な前記支持面へ向けての軸線を横切る横方向寸法を前記支持面へ向けて漸減させるテーパ面をその周面に有する。このテーパ面と平坦な前記支持面との間には、段部が形成されており、前記プローブシート本体は、前記ブロックの前記支持面および前記段部に固着されていることを特徴とする。
前記ブロックの前記テーパ面と前記支持面との間に形成された段部は、前記支持面をその外周部から相対的に前記各接触子の突出方向へ突出させる。そのため、前記プローブシート本体の接触子領域に対応する前記他方の面を前記支持面に支持しかつ前記プローブシート本体の前記他方の面の前記接触子領域に対応する部分の外周部を前記段部に沿って配置した状態で、前記プローブシート本体を前記ブロックの前記支持面および前記段部に固着することにより、前記プローブシート本体の前記接触子領域の外方部分と前記被検査体との間隔の増大を図ることができる。この間隔の増大は、前記プローブシート本体の前記接触子領域の外方部分と前記被検査体との干渉をより確実に防止し、両者の干渉による被検査体の汚染や損傷をより確実に防止する。
前記リジッド配線基板に、その中央部に該リジッド配線基板の板厚方向に貫通し、前記ブロックを部分的に受け入れる開口を形成することができる。この場合、前記ブロックを前記リジッド配線基板に弾性支持する前記ばね部材として、前記開口を横切って配置される板ばね部材を用いることができる。前記ブロックは、その前記支持面が前記リジッド配線基板から該リジッド配線基板の板厚方向へ間隔をおくべく前記板ばね部材によって支持される。前記プローブシート本体の前記一方の面の中央部に前記接触子領域を配置することができ、この場合、前記他方の面の中央部で前記ブロックの前記支持面に固着され、また前記中央部の外方部分で前記段部に固着される。
前記平坦な支持面には、該支持面に前記プローブシート本体を固着するための接着剤を収容する中央凹所を開放させることができ、該中央凹所を取り巻く環状の平坦な支持面部分で前記プローブシート本体の前記接触子領域を支持する平面を形成することができる。
前記中央凹所を取り巻く環状の平坦な前記支持面部分には、前記中央凹所に適用された接着剤の過剰分を収容するための環状溝を前記中央凹所を取り巻いて形成することができる。この環状溝による過剰な接着剤の収容によって、接着剤の過剰分のはみ出しを確実に防止することができる。
前記プローブシート本体内に、前記中央凹所から前記支持面部分に対応する領域に広がる補強板を埋設することができる。この補強板の配置により、前記プローブシート本体の変形を抑制し、これにより前記接触子領域の平坦性を確実に保持することができる。その結果、前記プローブシート本体の接触子領域の変形による各接触子の姿勢の乱れおよびこの乱れによる各接触子の針先の乱れを抑制することができる。
前記補強板にセラミック板を用いることができる。このセラミック板は、前記合成樹脂フィルムに固着することにより、前記プローブシート本体の変形をより有効に抑制することができる。
前記プローブシート本体を前記ブロックの前記支持面および段部に接着するために、前記プローブシート本体を前記段部に沿って変形させる必要がある。このとき、前記プローブシート本体内の前記導電路に強い応力が作用する。この応力による前記導電路の損傷を確実に防止する上で、前記プローブシートの前記導電路を第1の導電材料層と、該第1の導電材料層よりも高い靱性を有する第2の導電材料層との積層構造とすることが望ましい。この積層構造によって前記プローブシート本体の前記導電路の強度を高めることができ、該導電路の前記段部に沿った変形による損傷を確実に防止することができる。
前記第1の導電材料層を銅で形成し、前記第2の導電材料層をニッケルまたはその合金で形成することができる。
本発明によれば、プローブシートの接触子領域がその外方部分に比較して各接触子の突出方向に突出することから、接触子領域の外方部分で、プローブシート本体と被検査体との距離を従来よりも大きく設定できる。したがって、プローブシート本体の接触子領域の外方部分と被検査体との干渉による該被検査体の汚染および損傷を確実に防止することができる。
本発明に係るプローブ組立体10は、これを分解して示す図1に示すように、リジッド配線基板12と、該リジッド配線基板にばね部材14を介して弾性支持されるブロック16と、リジッド配線基板12の図示しない複数の配線路に電気的にそれぞれ接続される複数の導電路18a(図4参照)が設けられたフレキシブル配線基板18を有するプローブシート20とを備える。この実施例では、本発明に係るフレキシブル配線基板18がプローブシート20のプローブシート本体として用いられている。
リジッド配線基板12は、従来のリジッドプリント配線基板としてよく知られているように、例えばグラスファイバ入りのエポキシ樹脂からなる板状の電気絶縁母材と、該母材上の配線路とを有する。リジッド配線基板12の前記配線路は図示しないテスタ本体の電気回路に接続される。図示の例では、リジッド配線基板12には、中央に円形開口12aを有する円形のリジッド配線基板が用いられている。
ばね部材14は、平板状のばね材料からなり、リジッド配線基板12の円形開口12aの直径よりも小さな外径を有する環状支持部14aと、該環状支持部内を横切って配置される十字状の本体部14bとを備える。
リジッド配線基板12の上面には、図2に示すように、前記配線路の妨げにならない部分でリジッド配線基板12に螺合するボルト22を介して、例えばステンレスのような金属からなる円形の支持板24が固定されている。支持板24は、リジッド配線基板12を支持し、該リジッド配線基板の補強作用をなす。
ばね部材14は、その環状支持部14aをその両面から挟持する環状の取付板26および環状に相互に組み合わされる複数の押さえ板28を介して、円形開口12a内に保持される。このばね部材14の保持のために、取付板26は支持板24の下面にボルト30で結合され、また各押さえ板28は、該押さえ板およびばね部材14の前記支持部14aを貫通し取付板26に螺合するボルト32で取付板26に結合されている。これにより、ばね部材14は、円形開口12a内で該開口を横切って保持される。
また、図2に示すように、ボルト30を緩めた状態でばね部材14の保持姿勢を調整するための平行調整ねじ部材34が、その先端を取付板26の頂面に当接可能に、支持板24に螺合する。
リジッド配線基板12の円形開口12a内に保持されたばね部材14の本体部14bに、前記したブロック16が固定されている。ブロック16は、図示の例では、矩形横断面を有するステム部16aと、該ステム部の下端に連なる正八角形の横断面形状を有する支持部16bとを備える。支持部16bはその軸線に沿って一定の径を有する台座部分36と、該台座部分に連なりその横断面形状と相似な横断面形状を有する底部38とを有する。底部38は、支持部16bの軸線を横切る横方向寸法すなわち径を下端に向けて漸減する。これより、ブロック16は、その底部38にテーパ面40を有し、図示の例では、8つの平坦なテーパ面40(図3参照)が形成されている。
再び図2を参照するに、ブロック16は、その台座部分36の底部38を下方に向けて、ステム部16aの頂面でばね部材14の本体部14bに結合されている。この結合のために、ステム部16aと共同して本体部14bを挟持する固定板42が、ステム部16aに螺合するねじ部材44により、ステム部16aに固定されている。
また、プローブシート20のフレキシブル配線基板18すなわちプローブシート本体18は、図3に示すように、その中央部にブロック16の底部38に対応し形成された八角形部分46を有し、該八角形部分の中央部には、多数のプローブ48がそれらの針先48aを整列させて配置された接触子領域50が形成されている。この接触子領域50は、図3に示す例では、矩形に形成されている。
プローブシート20は、図2に示したように、そのプローブシート本体18の接触子領域50から突出する多数のプローブ48の針先48aを下方に向けて、八角形部分46がその背面でブロック16の底部38に支持されるように、後述するように接着剤を介して該底部の下面に固着されている。また、プローブシート20は、八角形部分46から外方へ伸長する部分が僅かな弛みをもつように、その外縁部がリジッド配線基板12に結合されている。プローブシート20の前記外縁部の結合のために、弾性ゴムリング52がプローブシート20の外縁部に沿って配置されており、また、弾性ゴムリング52を覆うリング金具54が配置されている。プローブシート20の外縁部および両部材52、54は、位置決めピン56により、リジッド配線基板12に対する相対位置が決まる。プローブシート20および両部材52、54を貫通するねじ部材58のリジッド配線基板12への締め付けによって、プローブシート20の外縁部がリジッド配線基板12に結合される。前記外縁部のリジッド配線基板12への結合によって、従来におけると同様に、プローブシート20の前記導電路18aがリジッド配線基板12の対応する前記配線路に電気的に接続される。
図2および図3に示す例では、アライメントピン60がプローブシート20に設けられた長穴60a(図3参照)を貫通して配置されている。アライメントピン60の下端には、テーブル(図示せず)に支持されたカメラから撮影可能のアライメントマーク60bが設けられている。
このアライメントマークの撮影画像から、被検査体を支持する前記テーブルに対するプローブ組立体10の相対的な位置情報が得られるので、この位置情報に基づいて、プローブ組立体10の各プローブ48の針先48aが前記テーブル上の被検査体の対応する各電極に正確に接触するように、プローブ組立体10の前記支持テーブルに対する相対位置が調整される。その後、各プローブ48の針先48aと、対応する前記電極との電気的接触がなされることにより、前記テスタ本体での前記被検査体の通電検査が行われる。
前記プローブシート20の構造を図4に沿って詳細に説明する。プローブシート20は、例えばポリイミド樹脂のような可撓性を有する一対の電気絶縁性合成樹脂フィルム62、64を備え、該両樹脂フィルム間に導電路18aが埋設されている。
本発明に係るプローブ組立体10では、導電路18aは、電線として用いるのに好適な高い導電性を有する金属材料、例えば銅で形成された第1の導電材料層66と、該第1の導電材料層よりも高い靱性を有する金属材料、例えばニッケルまたはニッケル燐合金のような金属材料で形成された第2の導電材料層68とを有する積層構造を備える。図4に示す例では、一対の第1の導電材料層66間に単一の第2の導電材料層68が挟み込まれた3層のサンドイッチ構造が採用されている。
2種類の金属についての靭性は、同一形状および同一寸法の両金属を用いて例えば衝撃試験によってそれぞれの応力−歪み線図を求めたとき、それらの金属が破断に至る点までの応力−歪み曲線で囲まれる面積で比較することができる。銅とニッケルとを比較した場合、ニッケルで得られた応力−歪み曲線で囲まれる面積は、銅で得られたそれよりも大きい。したがって、ニッケルは銅に比較して破断が生じ難い、すなわち靭性が高い材料であると言える。
両第1の導電材料層66は、例えばそれぞれ10μmの厚さに堆積され、また第2の導電材料層68は例えば2μmの厚さに堆積されることから、導電路18aは、例えばほぼ22μmの厚さ寸法を有する。これら金属層66、68は後述するように、電気メッキ法で堆積することができる。
各導電路18aには、それぞれ一方の電気絶縁性合成樹脂フィルム62から突出するプローブ48の基部が接続されている。また、各プローブ48が配置された接触子領域50(図3参照)に対応して、該接触子領域にほぼ等しい大きさおよび形状を有する例えばセラミック板からなる平板状の補強板70が導電路18aを部分的に覆うように、両電気絶縁性合成樹脂フィルム62、64間に埋設されている。この補強板70は、図示のように、合成樹脂シートのような接着シート72を介して両電気絶縁性合成樹脂フィルム62、64間に固着することができる。補強板70は、電気絶縁性合成樹脂フィルム62、64よりも高い剛性を有することから、プローブシート本体18の補強板70に対応する領域での外力による変形を抑制する作用をなす。
補強板として他の板状部材を用いることができるが、軽量であり、熱変形の小さなセラミック板が好ましい。このセラミック板からなる補強板70は、プローブシート本体18の前記した外力による変形に加えて、熱による伸縮変形を生じ難いことから、プローブシート本体18の熱伸縮による変形をも効果的に抑制する。
前記補強板70は、合成樹脂フィルム62、64間で、導電路18aに関して、該導電路と接触子であるプローブ48との接続部が設けられた側と反対の側に配置されている。この配置により、単一の板状部材70に各プローブ48すなわち接触子48との干渉を避けるための格別な形状加工を施すことなく、接触子領域50の全域を覆うように補強板70を配置することができる。
また、補強板70の埋設により、プローブシート20のプローブシート本体18をブロック16に固着する前では、図4に示すように、プローブシート本体18の背面を形成する他方の電気絶縁性合成樹脂フィルム64には、補強板70に対応した凸部74が形成される。他方、プローブシート本体18の表面を形成する電気絶縁性合成樹脂フィルム62には、補強板70に対応したそのような凸形状が形成されることはない。
プローブシート本体18の背面を受けるブロック16の底部38の下面には、図4に示すように、ほぼ接触子領域50に対応した平坦な矩形の支持面76が形成されている。この支持面76は、底部38の中央部分に形成され、該中央部分を取り巻く八角形の平坦な段部78により、該段部より下方へ突出して形成されている。これにより、テーパ面40は、該テーパ面と支持面76との間の段部78を経て支持面76に連なる。
平坦な段部78より下方に突出して形成された支持面76には、接着剤80aを収容するための矩形の中央凹所80が下方に開放する。中央凹所80は、接触子領域50よりも僅かに小さな平面形状を有する。中央凹所80の形成により、支持面76には中央凹所80を取り巻く環状の平坦な支持面部分76aが残る。支持面部分76aは、補強板70の縁部を受けるに適正な大きさに形成されており、支持面部分76aには、凹所80を取り巻く環状溝82が形成されている。
プローブシート20のブロック16への取付けでは、中央凹所80に接着剤80aが供給される。また、支持面76を取り巻く段部78にも同様な接着剤が供給される。
前記した接着剤のブロック16への供給後、図4に示すように、プローブシート本体18の凸部74の外縁部が支持面部分76aに対向するように、プローブシート20とブロック16との相対位置が決められる。この状態で、図5に示すように、プローブシート本体18がブロック16の底部38の下面に向けて押圧される。
この押圧により、プローブシート本体18の凸部74が消失し、逆に、プローブシート本体18は、その背面が段部78および支持面76に沿うように、凹状に変形され、プローブシート本体18が底部38の下面(テーパ面40を除く)である支持面76および段部78に固着される。
また、プローブシート本体18の背面が段部78および支持面76に沿うように変形するとき、プローブシート本体18はその厚さ方向へ全体的に変形を生じる。このとき、支持面76の外縁に対応する領域で、該支持面と段部78との間の段差のために、導電路18aには、強い剪断応力が作用する。
しかしながら、本発明に係るプローブシート20では、その導電路18aが高い靱性を示す第2の導電材料層68により補強されていることから、このような剪断力によって導電路18aが破断を生じることはない。また、第2の導電材料層68の補強作用によって、後述するようなプローブシート20の製造工程においても、導電路18aの破断が確実に防止できる。
前記したプローブシート本体18のブロック16への接着作業で、凹所80に供給された接着剤80aの過剰分は、プローブシート本体18が前記した押圧力を受けたとき、環状溝82に収容されることから、この過剰分が支持面部分76aを越えて段部78にはみ出すことはない。
また、前記したプローブシート本体18のブロック16への押圧によって、前記した凸部74の消失と同時に、段部78と支持面76との段差分および補強板70の厚さ分の和が、プローブシート本体18の表面の段差分ΔHとして表れる。その結果、プローブシート本体18の接触子領域50は、その周辺部から段差ΔHで以て下方に突出することになる。
この段差ΔHにより、プローブシート本体18の接触子領域50の外方部分と前記被検査体との間隔の増大を図ることができる。この間隔の増大は、プローブシート本体18の接触子領域50の外方部分と前記被検査体との干渉をより確実に防止し、両者の干渉による前記被検査体の汚染や損傷をより確実に防止する。
補強板70を不要とした場合であっても、支持面76をその周辺部より突出させることにより、支持面76の突出分に対応した段差ΔHを得ることができる。しかしながら、より大きな段差ΔHを得ること、およびプローブシート20の取り扱いを容易とし、プローブ48の針先48aのxy平面上の乱れおよび針先の高さ位置であるz方向の位置の乱れを防止する上で、補強板70を用いることが望ましい。
例えば、プローブシート20の製造時に、プローブ48の針先48aが如何に整っていても、その取扱中に接触子領域50に外力による変形や熱による伸縮変形が生じると、各プローブ48の整列した姿勢に乱れが生じ、その結果、針先48aの整列に乱れが生じる。また、ブロック16への接着時に接触子領域50に撓みが生じ、この撓みを残した状態でプローブシート本体18が支持面76に固着されると、同様に、針先48aの整列に乱れが生じる。
しかしながら、プローブシート本体18の接触子領域50に対応した補強板70をプローブシート本体18内に埋設することにより、該プローブシート本体の接触子領域50における前記したような変形を確実に防止することができる。これにより、接触子領域50の変形による各プローブすなわち接触子48の姿勢の乱れを防止することができ、この接触子48の針先48aの乱れを確実に防止することができる。したがって、プローブシート20の取り扱いが容易となり、また針先48aの位置精度が高いプローブ組立体10が提供される。
次に、本発明に係るプローブシート20の製造方法を図6ないし図13に沿って説明する。説明および図面の簡素化のために、以下の例では、同時に形成される多数の接触子すなわちプローブを代表する単一のプローブに沿って、説明する。
(第1ステップ)
本発明に係るプローブシートの製造方法では、図6(a)に示すように、例えばステンレス板のような金属板が基台100として用いられ、その表面に例えば圧子の打痕によってプローブ48の針先のための凹所102が形成される。なお、図面には単一の凹所102が示されているが、直前に述べたところから明らかなように、前記した接触子領域50内に形成されるプローブ48の数に応じた複数の凹所102が所定の針先間隔をおいて形成される。
凹所102の形成後、フォトリソグラフィ技術を用いたフォトレジストの選択露光および現像処理によって、凹所102を含む領域に、プローブ48の針先48aを模るパターンマスク104が形成される(図6(b))。
このパターンマスク104を用いて凹所102およびその近傍に針先48aのための金属106が例えば電気メッキにより堆積される(図6(c))。針先48aの金属材料として、例えばロジウムまたはパラジウムコバルト合金のような硬質金属が用いられる。金属106の堆積後、パターンマスク104が除去される(図6(d))。
パターンマスク104の除去後、図6(e)に示すように、基台100上には、前記したフォトリソグラフィ技術によって、プローブシート20の完成後に除去される犠牲層のためのパターンマスク108がフォトレジストで形成される。
前記した犠牲層のために、先ず、例えばメッキ法によってニッケル層110が基台100上のパターンマスク108から露出する領域に堆積される。続いて、ニッケル層110上に、同様にメッキ法によって銅層112が堆積される。基台100上には、その後にプローブ48の本体であるアーム部48bを形成する金属材料が堆積されるが、銅層112は、この金属材料の堆積によって形成されるプローブ本体の基台100からの剥離を容易にする作用をなす。また、基台100上への銅層112の直接的な堆積が困難であることから、ニッケル層110を介して銅層112が堆積されている。
前記犠牲層110、112の形成後、パターンマスク108が除去される(図6(g))。その後、プローブ48の針先48aに連なるアーム部のためのパターンマスク114が前記したと同様なフォトレジストで形成される(図6(h))。このパターンマスク114から露出する領域には、例えば電鋳法(エレクトロフォーミング)のようなメッキ法により、プローブ48のアーム部のための金属材料が針先48aのための金属106および前記犠牲層110、112上に堆積される。これにより、金属106からなる針先48aと一体的にアーム部48bが形成される(図6(i))。アーム部48bの金属材料として、例えばニッケル燐合金が用いられる。
パターンマスク114を残した状態で、アーム部48b上には、後述する工程での保護膜として作用する銅層116が例えばメッキ法により、堆積される(図(j))。この銅層116の形成後、パターンマスク114が除去される(図6(k))。
アーム部48bの形成後、プローブシート本体18の基準面となる第2の犠牲層が形成される。この第2の犠牲層の形成に先立って、基台100上の針先48aが一体的に形成されたアーム部48bを選択的に覆うフォトレジストからなるパターンマスク118が前記したと同様なフォトレジスト技術により形成される(図7(a))。基台100上のパターンマスク118から露出した領域には、第2の犠牲層120のための金属材料が堆積される(図7(b))。第2の犠牲層120として、ニッケルを用い、これをメッキ法で堆積することができる。
第2の犠牲層120の形成後、アーム部48bを覆うパターンマスク118が除去される(図7(c))。その後、アーム部48b上の銅層116を部分的に除去するためのフォトレジストからなるレジストマスク122が、銅層116からなる保護膜の不要部分のみを露出させて基台100上の全体に形成される(図7(d))。
レジストマスク122から露出した銅層116の不要部分がエッチングにより除去されると(図7(e))、レジストマスク122が除去される(図7(f))。この銅層116の不要部分の除去により、アーム部48bの撓み変形を伴う弾性が銅層116により損なわれることが防止される。これにより、プローブ48の所定の弾性が維持される。
(第2ステップ)
レジストマスク122の除去により、基台100上に、プローブシート本体18の基準面となる第2の犠牲層120およびアーム部48bを露出させた後、これらの上に、第3の犠牲層であるドライフィルム124、プローブシート本体18の第1の電気絶縁性合成樹脂フィルム62のための樹脂層126およびレジストからなる保護膜128が順次形成される(図7(g))。
(第3ステップ)
保護膜128により、樹脂層126すなわち電気絶縁性合成樹脂フィルム62の表面を保護した状態で、例えばレーザ光を用いて、アーム部48b上の銅層116に達する開口130が形成される(図7(h))。この開口130の下端は、アーム部48bの針先48aと反対側に位置する端部で、銅層116上に開放する。この銅層116は、アーム部48bの上面を覆うことにより、該アーム部をレーザ光から保護する。
(第4ステップ)
開口130の形成後、エッチングにより、開口130内の銅層116が除去され、開口130内にアーム部48bが露出する(図7(i))。開口130内には、プローブ48の基部48cを形成するための例えばニッケル層132がメッキ法により、アーム部48b上にこれと一体に堆積される。開口130内のニッケル層132の厚さ寸法は、ドライフィルムすなわち第3の犠牲層124の厚さ寸法を超えるが、該犠牲層と樹脂層126との厚さ寸法の和を超えることはない。したがって、ニッケル層132の上面は、電気絶縁性合成樹脂フィルム62のための樹脂層126の厚さ領域内に位置する。
このニッケル層132の上面に、これと一体に銅層134がメッキ法により、堆積される。したがって、この両金属132、134の異種金属接合領域は、樹脂層126すなわち電気絶縁性合成樹脂フィルム62の厚さ範囲内に存在することになる。これにより、前記異種金属接合領域は、電気絶縁性合成樹脂フィルム62により、保護される。銅層134は、その上面が樹脂層126の上面にほぼ一致する厚さ寸法を有する。銅層134の堆積後、保護膜128が除去される(図7(k))。
(第5ステップ)
保護膜128の除去によって露出する樹脂層126および銅層134上には、図8(a)に示すように、スパッタリングにより、導電路18aを成長させるための例えば0.3μmの厚さ寸法を有する銅層136が形成される。
その後、図8(b)に示すように、フォトリソグラフィ技術により、銅層134上を含む配線路領域を模るパターンマスク138がフォトレジストで形成される。パターンマスク138から露出した領域には、導電路18aのための10μmの厚さ寸法の銅層66、2μmの厚さ寸法のニッケル層68および10μmの厚さ寸法の銅層66が、順次、例えばメッキ法により堆積される(図8(c))。
銅層66、ニッケル層68および銅層66の堆積により、導電路18aが形成されると、パターンマスク138が除去され(図8(d))、続いて、銅層136の導電路18aからはみ出す部分が、エッチングにより、除去される(図8(e))。
これにより、前記したように、破断に対する強度が優れた導電路18aを形成することができる。
(第6ステップ)
パターンマスク138の除去および銅層136の部分的な除去によって露出した樹脂層126すなわち電気絶縁性合成樹脂フィルム62および該フィルム上の導電路18a上には、図8(f)に示すように、合成樹脂材料からなる接着シート72が接着され、該シート上に接触子領域50を覆うセラミック板70が配置される。さらに、セラミック板70を覆って同様な接着シート72が配置された後、図8(g)に示すように、これらを覆って、他方の電気絶縁性合成樹脂フィルム64を形成するポリイミド樹脂層140が堆積される。
このポリイミド樹脂層140の形成時、該ポリイミド樹脂層に押圧力Fが作用する。この押圧力Fの一部は、ニッケル層132と銅層134との堆積によって形成されたプローブ48の基部48cの縁部の符号142で示す部分で、導電路18aの剪断力として作用するが、第2の導電材料層68により補強された導電路18aは、この剪断力によって損傷を受けることはない。
(第7ステップ)
ポリイミド樹脂層140の形成後、該ポリイミド樹脂層上に、第4の犠牲層として、ドライフィルム144が接着される(図9(a))。その後、図9(b)に示すように、第4の犠牲層144およびその下層であるポリイミド樹脂層140を経て、導電路18a上に開放する開口146がレーザ光によって形成される。
この開口146内には、図9(c)に示すように、パッドすなわちバンプ148のための金属材料がメッキによって堆積される。バンプ148の金属材料として例えばニッケルを堆積することができる。
(第8ステップ)
バンプ148の第4の犠牲層144の表面から突出する部分が平坦になるように研磨加工を受け(図9(d))、この平坦面には、前記したリジッド配線基板12の前記配線路との電気的接触を良好になすための金層150が例えばメッキ法により形成される。
金層150の形成後、図10(a)に示すように、プローブシート本体18が第2の犠牲層120および第4の犠牲層144等と共に、基台100から取り外される。このとき、プローブシート本体18の接触子領域50に、プローブ48を経て、たとえ剥離力の一部が曲げ力として作用しても、接触子領域50内に埋設された補強板70により、その変形が抑制される。
したがって、この剥離によって各プローブ48の姿勢および針先48aにずれを生じることが防止される。
プローブ48の剥離による基台100の除去後、エッチング処理によってニッケル層110および銅層112層からなる前記した第1の犠牲層および第2の犠牲層120がそれぞれ除去される(図10(b))。また、第2の犠牲層120の除去によって露出するドライフィルム124が除去され、また第4の犠牲層144が除去される(図10(c))。
(第9ステップ)
その後、図11に示すように、レーザ加工あるいはカッターによる切断加工により、プローブシート本体18の輪郭が整えられ、またプローブシート本体18の導電路18aに干渉しない位置に、位置決めピン56を受け入れる開口56aおよびアライメントピン60を受け入れる長穴60aがそれぞれ形成され、プローブ組立体10が形成される。
本発明に係るプローブシート20の前記した製造方法によれば、極めて高い精度を要求されるプローブ48の針先48aから、順次そのアーム部48bおよび基部48cが基台100上で形成される。また、各プローブ48が基台100上に保持された状態で、このプローブ48と結合されるプローブシート本体18がプローブ48と一体的に形成される。
したがって、このプローブすなわち接触子48を個々にプローブシート本体18に結合する作業は不要となり、それに伴う接触子48の針先48a位置の調整作業は不要となるので、各接触子48の針先48aが正確に所定位置に配置されたプローブシート20を従来に比較して容易に製造することができる。また、針先48aの形成からプローブシート本体18の外形を整えてプローブシート20を完成するまでの一連の工程を一貫作業で効率的に行うことができる。
また、接触子48の針先48aおよびアーム部48bを形成する第1のステップでは、基台100上にアーム部48bのための金属材料を堆積するに先立ち、基台100の凹所102にアーム部48bの金属材料よりも硬質の金属材料を堆積することができる。この硬質金属材料の堆積後、該金属材料を覆ってアーム部48bのための金属材料を堆積することにより、該硬質金属材料で各接触子48の針先48aを形成することができるので、各接触子48の針先48aの耐摩耗性を高めて各接触子48の耐久性の向上を図ることができる。
この第1のステップで、前記したように、針先48aのための形成にフォトリソグラフィ技術を用いることができる。このフォトリソグラフィ技術を用いることにより、図12および図13に示すように、金属106で形成される針先48aの両縁部には、パターンマスク104の縁部の端面形状に応じて、幅寸法を端面に向けて増大するスカート部48dが形成される。このスカート部48dを覆ってアーム部48bが金属材料の堆積によって形成されることから、針先48aとアーム部48bとの結合部に、いわゆる蟻溝結合が構成される。その結果、両者48b、48d間に強固な結合を得ることができる。
また、前記した第4のステップでは、ドライフィルム124からなる犠牲層の高さ位置を越えかつ第1のフレキシブル合成樹脂層126を越えない高さ位置にアーム部48bと同一材料が基部48cのために開口130内に堆積される。続いて、基部48b上に導電路18aのための金属材料と同一材料の銅が第1のフレキシブル合成樹脂層126の厚さ寸法内で開口130内に堆積される。その結果、接触子48の基部48cと、該基部と異なる金属材料からなる導電路18aとの接続境界を実質的に第1のフレキシブル合成樹脂126(62)内に位置させることができるので、両金属の接続境界を第1のフレキシブル樹脂126(62)で保護することができる。
導電路18aを形成する第5のステップでは、第1のフレキシブル合成樹脂層126(62)上に導電路18aのための第1の導電材料層66、該第1の導電材料層よりも高い靱性を有する第2の導電材料層68および前記第1の導電材料層66を順次積層することができる。これにより、導電路18aを3層構造とすることができ、導電路18aの破断に対する強度を高めることができる。
また、この第5のステップでは、導電路18aの形成後、接触子48の上方領域を覆う補強板70を接着シート72を介して第1のフレキシブル合成樹脂層126(62)および導電路18a上に固着することができる。補強板70の配置により、前記したように、プローブシート20の形成工程で、プローブシート本体18の接触子48を基台100から剥離するとき、あるいはプローブシート20のブロック16あるいはリジッド配線基板12への組み付け等でのプローブシート本体18の取り扱いにおいて、各接触子48が設けられる接触子領域50の外力による変形あるいは熱伸縮による変形を抑制することができ、この変形に伴う接触子の針先位置のずれが抑制される。
本発明は、上記実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない限り、種々に変更することができる。
本発明に係るフレキシブル配線基板が組み込まれたプローブ組立体を分解して示す斜視図である。 図1に示したプローブ組立体の縦断面図である。 図1に示されたプローブ組立体のプローブシートの一部を拡大して示す底面図である。 図1に示されたプローブシートと支持ブロックとの結合前の状態を示す縦断面図である。 図4に示したプローブシートと支持ブロックとを結合した状態を部分的に拡大して示す縦断面図である。 本発明に係るプローブシートの製造工程を示す工程説明図(その1)である。 本発明に係るプローブシートの製造工程を示す工程説明図(その2)である。 本発明に係るプローブシートの製造工程を示す工程説明図(その3)である。 本発明に係るプローブシートの製造工程を示す工程説明図(その4)である。 本発明に係るプローブシートの製造工程を示す工程説明図(その5)である。 本発明に係るプローブシートの平面図である。 本発明に係るプローブの針先をその先端側から見た斜視図である。 図12に示したXIII-XIII線に沿って得られた断面図である。
符号の説明
10 プローブ組立体
12 リジッド配線基板
12a リジッド配線基板の開口
14 ばね部材
16 ブロック
18 プローブシート本体(フレキシブル配線基板)
18a 導電路
20 プローブシート
40 テーパ面
48 接触子(プローブ)
48a 接触子の針先
48b 接触子のアーム部
48c 接触子の基部
50 接触子領域
62、64 電気絶縁性合成樹脂フィルム
66 第1の導電材料層
68 第2の導電材料層
70 補強板(セラミック板)
76 支持面
76a 支持面部分
78 段部
80 中央凹所
82 環状溝
100 基台
102 凹所
116 銅層(保護層)
130 開口

Claims (9)

  1. リジッド配線基板と、該リジッド配線基板にばね部材を介して弾性支持されたブロックと、可撓性の絶縁性合成樹脂フィルム内に埋設され前記リジッド配線基板の複数の配線路に電気的にそれぞれ接続される複数の導電路が設けられたプローブシート本体および対応する前記各導電路に電気的に接続され前記プローブシート本体の一方の面の接触子領域から突出する複数の接触子を有するプローブシートとを備え、前記プローブシート本体の他方の面の前記接触子領域に対応する部分が前記ブロックの平坦な支持面に支持されまた前記プローブシート本体の外縁が前記リジッド配線板に結合された電気的接続装置であって、前記ブロックは、平坦な前記支持面へ向けての軸線を横切る横方向寸法を前記支持面へ向けて漸減させるテーパ面をその周面に有し、前記テーパ面と平坦な前記支持面との間には、段部が形成されており、前記プローブシート本体は、前記ブロックの前記支持面および前記段部に固着されている、電気的接続装置。
  2. 前記リジッド配線基板は、その中央部に該リジッド配線基板の板厚方向に貫通し、前記ブロックを部分的に受け入れる開口を有し、前記ブロックを前記リジッド配線基板に弾性支持する前記ばね部材は前記開口を横切って配置される板ばね部材であり、前記ブロックは、その前記支持面が前記リジッド配線基板から該リジッド配線基板の板厚方向へ間隔をおくべく、前記板ばね部材によって支持されており、前記プローブシート本体は、前記一方の面の中央部に前記接触子領域を有し、前記他方の面の中央部で前記ブロックの前記支持面に固着され、また前記他方の面の前記中央部の外方部分で前記段部に固着されている、請求項1に記載の電気的接続装置。
  3. 前記平坦な支持面には、該支持面に前記プローブシート本体を固着するための接着剤を収容する中央凹所が開放し、該中央凹所を取り巻く環状の平坦な支持面部分が残されている、請求項1または2に記載の電気的接続装置。
  4. 前記中央凹所を取り巻く環状の平坦な前記支持面部分には、前記中央凹所に適用された接着剤の過剰分を収容するための環状溝が前記中央凹所を取り巻いて形成されている、請求項3に記載の電気的接続装置。
  5. 前記プローブシート本体内には、前記中央凹所から前記支持面部分に対応する領域に広がる補強板が埋設されている、請求項4に記載の電気的接続装置。
  6. 前記補強板はセラミック板である請求項5に記載の電気的接続装置。
  7. 前記セラミック板は前記合成樹脂フィルムに固着されている、請求項6に記載の電気的接続装置。
  8. 前記導電路は、第1の導電材料層と、該第1の導電材料層よりも高い靱性を有する第2の導電材料層との積層構造を有する、請求項1に記載の電気的接続装置。
  9. 前記第1の導電材料層は銅からなり、前記第2の導電材料層はニッケルまたはその合金からなる、請求項8に記載の電気的接続装置。
JP2006111815A 2006-04-14 2006-04-14 電気的接続装置 Active JP4767075B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006111815A JP4767075B2 (ja) 2006-04-14 2006-04-14 電気的接続装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006111815A JP4767075B2 (ja) 2006-04-14 2006-04-14 電気的接続装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007285803A JP2007285803A (ja) 2007-11-01
JP4767075B2 true JP4767075B2 (ja) 2011-09-07

Family

ID=38757721

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006111815A Active JP4767075B2 (ja) 2006-04-14 2006-04-14 電気的接続装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4767075B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009204393A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Renesas Technology Corp プローブカード、プローブカードの製造方法、半導体検査装置および半導体装置の製造方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0547864A (ja) * 1991-08-12 1993-02-26 Advantest Corp プローブ
US5436568A (en) * 1994-01-25 1995-07-25 Hughes Aircraft Company Pivotable self-centering elastomer pressure-wafer probe
JP2689938B2 (ja) * 1995-02-14 1997-12-10 日本電気株式会社 プローブカード
JP2000150594A (ja) * 1998-11-05 2000-05-30 Hitachi Ltd 接続装置および押さえ部材付配線フィルムの製造方法並びに検査システムおよび半導体素子の製造方法
JP4004241B2 (ja) * 2001-04-16 2007-11-07 株式会社日本マイクロニクス 電気的接続装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007285803A (ja) 2007-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4884821B2 (ja) プローブシートおよび電気的接続装置
JP4841298B2 (ja) プローブシートの製造方法
US7819668B2 (en) Electrical connecting apparatus and method for manufacturing the same
WO2007116795A1 (ja) 電気的接続装置
JP2007285800A (ja) フレキシブル配線基板および電気的接続装置
KR100563536B1 (ko) 프로브 시트 및 그 재생 방법
JP5588851B2 (ja) 電気的接続装置及びその製造方法
JP4767075B2 (ja) 電気的接続装置
JP5530191B2 (ja) 電気的試験用プローブ及びその製造方法、並びに電気的接続装置及びその製造方法
KR19990021982A (ko) 스프링 접점부를 구비한 대 기판을 정주시키기 위한 접점 캐리어(타일)
JP5123489B2 (ja) 電気的接続装置
JP2007057445A (ja) プローブとその製造方法とプローブを用いたコンタクト装置とその製造方法
JP2007278861A5 (ja)
WO2022208708A1 (ja) プローブカード
JP5140261B2 (ja) 通電試験用プローブ組立体
JP5328958B2 (ja) 通電試験用プローブ組立体
JP2571517B2 (ja) プローブカード
JP5147191B2 (ja) 回路基板
JP2003240802A (ja) コンタクトプローブ及びその製造方法
JP2000164652A (ja) ウエハ一括コンタクトボード用多層配線基板、該多層配線基板に接続するコネクタ、及びそれらの接続構造、並びに検査装置
JP2000121670A (ja) コンタクトプローブとその製造方法
JP2007278860A5 (ja)
JP2006300960A (ja) コンタクトプローブ及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090303

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110125

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110131

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110517

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110614

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4767075

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140624

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250