JP4522617B2 - 繊維製品の処理方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、繊維製品、特に衣類の風合いを回復、異臭除去を伴う、しわの除去を目的とする繊維製品の処理方法に関する。なお、本発明において風合いの回復とは、長期収納や着用により使用感が不良化した繊維製品の湿気や異臭等を除去して衣類のふっくら感を向上させて、使用感や着心地を改善することを示す。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
一般にスーツなどのドライクリーニング衣類は家庭での水洗いが困難であり、それらのしわ取り方法については、一般にアイロンがけやスチームプレスを用いる方法があるが、家庭で行うことは困難である。また、形態や素材等によっては、非常に高いレベルのアイロン技術が必要であったり、専用の道具が必要であったりする。それらを要せずに衣類のしわを伸ばす手段として、特開平10−25660号にヘキシレングリコールやイソプレングリコールなどの特定の水溶性溶剤と水を組み合わせた組成物を衣類の皺部にスプレーした後、放置するだけでしわ部を取り除く方法が開示されている。しかし、この方法では衣類についた軽いしわは取り除けるが、深いしわを完全に除去するのは困難である。また、特表平10−508911号、WO99/55952、WO99/55953、特開平1−6174号には、布帛のしわ取り剤組成物および方法が示されているが、これらは組成物をスプレー噴霧した後で吊り下げて自然乾燥するか、アイロン掛けを行うことでしわをとるものである。アイロン掛けはしわ取りには非常に効果的であるが、手間がかかる作業である上、風合い回復の上では不十分である。
【0003】
また、特開平3−130473号、特表平7−509629号には、プラスチックバッグなどの密閉性の高い容器に基体物品や基剤シートとともに繊維製品を入れて家庭用乾燥機で処理する方法が開示されているが、熱量が小さい乾燥機の場合には十分な加熱乾燥が行われず、スーツなどのいわゆるドライマーク衣類のしわを完全に除去することができないことがあった。
【0004】
本発明の課題は、繊維製品、特に着用後の衣類のしわ取り、風合いの回復、異臭の除去を、家庭で容易に回復することができる繊維製品の処理方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、実質的に乾燥状態にある繊維製品に、該繊維製品に対して1〜30質量%の水を付着させた後、該繊維製品を回転槽内で加熱乾燥する繊維製品の処理方法に関する。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明は、使用により、特に衣類に関しては着用や保管により発生した、しわ、よれあるいは異臭を除去して、繊維製品の風合いを回復させるための繊維製品の処理方法に関する。
【0007】
本発明では、実質的に乾燥状態にある繊維製品に、該繊維製品に対して1〜30質量%、好ましくは1〜15質量%、より好ましくは2〜10質量%の水を付着させる。ここで、「実質的に乾燥状態にある」とは、手で触っても湿り気を感じない状態であり、該繊維製品を20℃、50%RHの恒温室に12時間放置したときを基準状態として、基準状態の繊維製品に対して1〜30質量%、好ましくは1〜15質量%、より好ましくは2〜10質量%の水を付着させる。
【0008】
本発明において、水は、水そのもの又は水とその他の成分を含有する水性組成物(以下、合わせて水性組成物という)として用いられる。本発明では、水性組成物は、ノンガスタイプの噴霧装置による噴霧により、繊維製品に付着させることが好ましい。また、繊維製品を水に浸漬したり、繊維製品を過飽和水蒸気雰囲気中に置く等の方法で付着させることもできる。
【0009】
噴霧装置は水性組成物を繊維製品にできるだけ広い面積に均一に噴霧できるものがよく、好ましい噴霧器具としてはトリガー式スプレイヤーまたはポンプ式ディスペンサーである。
【0010】
使いやすさの面からスプレー1回あたりの好ましい噴霧量は0.01〜3.0g、さらに好ましくは0.05〜2.0gであり、対象物から20cm離した距離からスプレーしたときの噴霧面積が約50cm2〜約500cm2であるトリガー式スプレイヤーまたはポンプ式ディスペンサーを用いるのが望ましい。噴霧量が0.01g以上であると広い面積を噴霧するのが容易で、また3.0g以下の場合、繊維製品への水性組成物の付着量が適正となり、乾燥時間を短縮でき、また輪ジミも生じない。
【0011】
また、使用時において、1度の噴霧における霧滴(液滴)の総数のうち、粒子径が1000μmを超えるものの数を1%以下、好ましくは500μmを超えるものの数を1%以下、さらに好ましくは200μmを超えるものの数を1%以下であり、噴霧液滴の少なくとも約50%の液滴が100μm以下の粒度を有するスプレーを用いると、処理対象となる衣類等の繊維製品に対して本発明に用いられる水性組成物を確実かつ均一に付着させることができるため、効果が高く、衣類に輪ジミが残りにくい。なお、このような粒子径分布は、例えば、レーザー回折式粒度分布計(日本電子製)により測定することができる。
【0012】
水性組成物が噴霧された繊維製品は、回転槽内、例えばドラム式の回転式乾燥機内で乾燥処理を行う。前記水性組成物を噴霧された繊維製品は速やかに、具体的には60分以内、好ましくは30分以内に乾燥機内に入れられ、好ましくは50〜90℃の間で、10〜60分間、好ましくは15〜45分間、乾燥処理が行われる。
【0013】
回転槽の回転速度は衣類の仕上がり性に影響する。一般に回転式乾燥機は、回転し始めてからしばらくすると等速円運動に達する。質点Pが原点Oを中心とする半径γの円周上を等速円運動する場合、円周上のPにおける速度ベクトルυは、円周の接線方向であり、その大きさは
υ=ωγ [ω;角速度、γ;半径]
で表わされる。
【0014】
またωには、
ω=2π/T [T;質点Pが1回転するのに要する時間]
の関係が成り立つので、以下の式が得られる。
【0015】
υ=2πγ/T
本発明に最適な速度υ(以下、周速度で表す)は、0.1〜10(m/s)、好ましくは0.2〜6.0(m/s)、さらに好ましくは0.5〜4.0(m/s)である。この範囲において衣類が縮んだりほつれたりすることなく、充分な効果が得られる。
【0016】
水性組成物を噴霧した繊維製品を回転させつつ乾燥することで、吊り干し等で静置したままで乾燥しても取れないシワを、ほぼ完全に除去でき、また仕上がりもふんわりとした良好な感触が得られる。
【0017】
本発明に用いられる回転乾燥機としては、家庭用の乾燥機を用いることができる。通常、家庭用回転式乾燥機は、回転槽の回転軸が鉛直方向と直交する方向にあり、種々の設定ができるようになっているが、乾燥温度、回転数及び時間が前記範囲を逸脱しない限り、いずれのコースを用いて乾燥処理を行ってもよい。
【0018】
本発明の処理方法では、繊維製品を水性組成物で処理した後、可撓性を有し、実質的に通気性を有する容器に収容してから、乾燥工程に供することが最も好ましい。容器は、繊維製品の乾燥機中で溶融しないポリエステル、ポリプロピレン、ナイロンなどから製造される。容器は、通気性を発現するために、網状部材、穿孔シート等により形成される。容器の大きさは、スーツなどが収容可能で、乾燥機内で回転できる程度が望ましい。また、容器の形状は、袋状(封筒状)、球型、円柱型、四角柱型、三角柱型、三角錐型等でもよいが、回転での乾燥に適した袋状、球型、円柱型が好ましい。容器は、繊維製品を出し入れする開口を有する。この開口は、繊維製品の収容後は、チャック、面ファスナー、フック、ボタン、ゴム、ひもなどの適当な手段により封止される。
【0019】
本発明に用いられる容器は、内部に収容した繊維製品の水分蒸発速度が0分(収容直後)から10分後の間で0.30〜0.50g/min、更に0.35〜0.50g/min、特に0.40〜0.50g/minであることが好ましい。この範囲の水分蒸発速度を有することにより、過剰な水分による衣類の新たなシワの発生が防止でき、また適度な乾燥状態となるので繊維の傷みも少なくなる。0.50g/min以上では、処理前の繊維がもともと含んでいる水分まで蒸発されてしまうため、繊維の劣化する場合がある。この水分蒸発速度は以下の方法で測定されたものである。
〔水分蒸発速度の測定方法〕
(1)綿金巾(2003布、谷頭商店、50cm×50cm)4枚を、20℃、50%RHの条件で24時間放置し、秤量する。この値を布質量W0とする。
(2)布に、スプレーで片面全体に水を吹き付け、布質量を測定する。その際、水付着量の目安は、綿布5gとした。この値をW1とする。W0とW1から、W1−W0により初期の水分付着量W2が得られる。
(3)容器に綿布を収容し、家庭用回転式衣類乾燥機(松下電器産業株式会社製、NH−D45A)を用い、ヒーター強、標準、20分コースに設定し、スタートボタンを押してから10分経過後に停止させる。
(4)停止後、容器から綿布を取り出し、3分以内に質量を測定する。この値をW3とすると、このW3と布質量W0から、W3−W0により残存水分量W4が得られる。このW4とW2とから、以下の式により、布1枚当たりの水分蒸発速度が算出される。綿布4枚の水分蒸発速度の平均値をその容器の水分蒸発速度とする。
【0020】
水分蒸発速度(g/min)=(W2−W4)/10
本発明に用いられる容器は、目付が60〜600g/m2、更に60〜400g/m2、特に100〜200g/m2であることが好ましい。糸密度が(縦6本×横6本)/cm2〜(縦50本×横50本)/cm2であることが好ましい。目付と糸密度は、上記の水分蒸発速度を達成できる範囲が好ましい。
【0021】
本発明に使用される水性組成物としては、シリコーン化合物、界面活性剤、有機溶剤、香料及び殺菌剤から選ばれる一種以上を0.005〜15質量%と、水とを含有するものが好ましい。
【0022】
シリコーン化合物とは、オルガノポリシロキサンオイルであり、特に繊維の潤滑剤として用いることができるものが好ましい。具体的には、ジメチルポリシロキサンオイル(以下、ジメチルシリコーンとする)又はジメチルシリコーンオイルの側鎖もしくは末端のメチル基の一部がヒドロキシ基になっているオルガノポリシロキサンオイル(以下、ヒドロキシシリコーンとする)、前記ジメチルシリコーン又はヒドロキシシリコーンのメチル基(好ましくは側鎖のメチル基)の一部が“メチル基以外の有機基”になっているオルガノポリシロキサンオイル(以下、変性シリコーンとする)の他に、ジメチルシロキサン鎖の中に有機基が導入されており末端がメチル基以外の有機基になっているオルガノポリシロキサンオイル(以下、末端変性シリコーンとする)が挙げられる。変性シリコーン及び末端変性シリコーンは「シリコーンハンドブック」(伊藤邦雄編集、日刊工業新聞社発行、1990年8月31日、初版1刷)の第6章を中心に例示されている。変性シリコーンの称するメチル基以外の有機基としては、アミノ基を含む有機基、4級アンモニウム基を含む有機基、アミド基を含む有機基、ポリエーテル基を含む有機基、エポキシ基を含む有機基、カルボキシ基を含む有機基、アルキル基を含む有機基又はハロゲノアルキル基、ハロゲノアルキレン基もしくはハロゲノアリール基を含む有機基の他に、ポリ(N−アシルアルキレンイミン)鎖を含む有機基が挙げられる。
【0023】
なお、本発明において、水溶性の有機基を有する変性シリコーンを用いる場合は、変性率は20℃でのイオン交換水1L当たりの溶解性が1gを越えないものが好ましい。
【0024】
これらの中でもアミノ変性シリコーン、アミド・ポリエーテル変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーンの他にSILSOFTタイプ(日本ユニカー(株)製)などの末端変性シリコーンから選ばれる1種以上が、風合い回復に加えて、繊維製品のしわ除去効果の点から好ましい。中でも特にアミド・ポリエーテル変性シリコーン、ポリオキシアルキレン変性シリコーン及びSILSOFTタイプ(日本ユニカー(株)製)などの末端変性シリコーンが、しわ除去効果の点から好ましい。
【0025】
アミド・ポリエーテル変性シリコーンとして、下記一般式(1)で表わされるものが好ましい。
【0026】
【化1】
Figure 0004522617
【0027】
〔式中、R、R’は炭素数1〜6のアルキレン基、R''は炭素数6〜16のアルキル基であり、2<l<10、5<m<15、0<n<1、x/z=1/1〜50/1(モル比)、y/z=1/2〜10/1(モル比)である。〕。
【0028】
また、一般式(1)の化合物は、アミド結合が分解して、アミン部(2)とポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸(3)との塩型で存在することもある。
【0029】
【化2】
Figure 0004522617
【0030】
〔式中の記号は前記と同じである。〕
より好ましい構造は、以下の(4)式で表される。
【0031】
【化3】
Figure 0004522617
【0032】
〔式中、R''は炭素数8〜14のアルキル基であり、3<l<7、7<m<12、0<n<0.5、x/z=10/1〜30/1(モル比)、y/z=1/1〜5/1(モル比)である。〕。
【0033】
本発明の末端変性シリコーンとして、アルキル(炭素数が1〜3)シロキサンとポリオキシアルキレン(アルキレン基の炭素数が2〜4が好ましい)の共重合体であるポリエーテル末端変性シリコーンがあげられる。このうち、ジメチルシロキサンとポリオキシアルキレン(ポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン、エチレンオキシドとプロピレンオキシドとのランダムあるいはブロック共重合体など)の共重合体が好ましく、特に下記一般式(5)で表わされるものが好ましい。
【0034】
【化4】
Figure 0004522617
【0035】
〔式中、m、n、a及びbは平均重合度であり、R51は炭素数1〜10のアルキレン基を示し、R52は炭素数1〜22のアルキル基を示すが、これらの値は親水性となるように選ばれる。〕。
【0036】
また末端変性シリコーンとして、下記一般式(6)で表わされる末端変性シリコーンも好ましい。
【0037】
【化5】
Figure 0004522617
【0038】
〔式中、x、n、a及びbは平均重合度であり、R61、R62はそれぞれ炭素数1〜10のアルキレン基を示す。〕。
【0039】
本発明において、最も好ましいシリコーン化合物は一般式(5)で表わされるポリエーテル変性シリコーンである。
【0040】
シリコーン化合物は水性組成物中に、好ましくは0.01〜5質量%、より好ましくは0.02〜3%、さらに好ましくは0.05〜2%配合される。
【0041】
また、本発明に用いられる水性組成物には、繊維への浸透性、シリコーン化合物、香料、抗菌剤等の分散安定性などの配合安定性の面から界面活性剤を配合することが好ましい。界面活性剤としてはアルキルベンゼンスルホン酸又はその塩、アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、オレフインスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、脂防酸塩等の陰イオン界面活性剤、ポリオキシアルキレンアルキル又はアルケニルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、脂肪酸アルカノールアミド又はそのアルキレンオキシド付加物、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤、アミンオキシド、スルホベタイン、カルボベタイン等の両性界面活性剤、モノ長鎖アルキル4級アンモニウム塩、ジ長鎖アルキル4級アンモニウム塩、トリ長鎖アルキル4級アンモニウム塩等の陽イオン界面活性剤を挙げることができる。
【0042】
本発明で特に好ましい乳化剤は一般式(7)の非イオン界面活性剤である。
71−O−(R72O)p−H (7)
〔式中、R71は、炭素数8〜22、好ましくは10〜20の直鎖または分岐鎖のアルキル基またはアルケニル基であり、R72は炭素数2〜8のアルキレン基であり、好ましくはエチレン基である。また、pは平均付加モル数であり0.5〜30、好ましくは1〜20、特に好ましくは1〜10の数である。〕
一般式(7)の化合物の具体例としては、下記一般式(8)、(9)で表される化合物を挙げることができる。
73−O−(C24O)r−H (8)
〔式中、R73は炭素数10〜18の直鎖または分岐鎖のアルキル基であり、rは平均付加モル数であり1〜10、好ましくは1〜8の数である。〕
73−O−(C24O)s−(C36O)t−H (9)
〔式中、R73は炭素数10〜18の直鎖または分岐鎖のアルキル基であり、s及びtは平均付加モル数であり、sは1〜10、tは1〜10の数である。エチレンオキシドとプロピレンオキシドは、ランダム付加であり、エチレンオキシドとプロピレンオキシドの付加順序は問わない。〕
さらに、非イオン界面活性剤のアルキル基は、直鎖よりも分岐鎖のものが浸透性の面から好ましい。好ましくは、炭素数10〜18の2級アルキル基であり、1級アルコールにエチレンオキシド(以下EOと表記する)を付加した非イオン界面活性剤と併用して用いてもよい。
【0043】
非イオン界面活性剤のアルキル基は、2級と1級を組み合わせてもよく、2級アルキル基を有する化合物/1級アルキル基を有する化合物の配合比率は、質量比で1/100〜10/1、好ましくは1/50〜5/1が浸透性、安定性の面から望ましい。
【0044】
界面活性剤は、本発明の繊維製品の処理方法に用いる水性組成物中に好ましくは0.005〜5質量%、より好ましくは0.01〜4質量%、最も好ましくは0.05〜3質量%配合される。
【0045】
本発明の水性組成物は有効量の有機溶剤を含んでいてもよいが、繊維内に十分に水性組成物を含浸させるために、また安全性の上からも揮発性の高い有機溶剤は少ないほうがよく、1013.25hPa(=1atm)における沸点が90℃以下の有機溶剤が好ましい。1013.25hPa(=1atm)における沸点が90℃以下の有機溶剤としては、メタノール、エタノール、2−プロパノールなどが挙げられる。有機溶剤の配合量としては、水性組成物中10質量%以下、好ましくは8質量%以下、特に好ましくは5質量%以下である。
【0046】
本発明の水性組成物には繊維への浸透性、異臭除去や賦香の目的から香料を配合するのが好ましい。香料は香料成分の1種以上を含有するものである。香料成分としては、「香料の化学」(赤星亮一著、日本化学会編、産業科学シリーズ、第一刷、大日本図書発行)に記載の化合物を用いることができる。本発明では好ましい香りを付与する目的から(i)炭素数10〜15のテルペン系アルコール又は炭素数7〜15の芳香族アルコールの中から選ばれる香料、及び(ii)炭素数8〜17のギ酸エステル又は酢酸エステル、炭素数10〜15の炭化水素及び炭素数7〜15の芳香族アルデヒドの群から選ばれる少なくとも1種の香料成分を含有する香料が好ましい。(i)の香料成分の具体的に好ましい例としてはゲラニオール、シトロネオール、ジヒドロミルセノール、ターピネオール、フェニルエチルアルコール、ベンジルアルコール、ムゴール、1−メントール、リナロールを挙げることができる。また、(ii)の香料成分の具体的に好ましい例としてはギ酸ゲラニル、ギ酸ベンジル、ギ酸フェニルエチル、酢酸シトロネリル、酢酸ゲラニル、酢酸リナリル、酢酸ボルニル、酢酸テルペニル、酢酸ベンジル、酢酸セドリル、酢酸−p−tert−ブチルシクロヘキシル、酢酸−o−tert−ブチルシクロヘキシル、α−ピネン、β−ピネン、リモネン、テルピノーレン、ベンズアルデヒド、フェニルアセトアルデヒド、シンナミックアルデヒド、α−ヘキシルシンナミックアルデヒド、シクラメンアルデヒド、リリーアルデヒドを挙げることができる。
【0047】
本発明で用いる香料は、該香料中に(i)の香料成分を好ましくは10〜80質量%、より好ましくは20〜60質量%、(ii)の香料成分を好ましくは1〜50質量%、より好ましくは1〜40質量%含有する。また、(i)の香料成分と(ii)の香料成分とを10/1〜1/10、更に8/2〜2/8の質量比で含有することが好ましい。
【0048】
本発明ではさらに異臭防止効果の点から1−ヘプタノール、α−メチルヨノン、n−デシルアルデヒド、n−ウンデシルアルデヒド、n−ノニルアルデヒド、アニスアルデヒド、ベンズアルデヒド、酢酸ベンジル、ブチルプロピオネート、セドロール、酢酸セドリル、シンナミックアルコール、酪酸エチル、カプロン酸エチル、エチルイソブチレート、エチルイソバレエート、フェノキシエタノール、プロピオン酸エチル、オイゲノール、ファルネソール、ヘプチルアルデヒド、ヘプチルホルメート、ヘキシルアセテート、ハイドラトロピックアルデヒド、イソボルニルアセテート、イソアミルホルメート、酢酸リナリル、メチルヘプテノン、酢酸パラクレジル、p−メチルアセトフェノン、フェニルアセトアルデヒド、デカノール、ヘリオトロピン、プロピルプロピオネート、酢酸テルピニル、テトラヒドロリナロール、チモール、セドレン、セドレノール、ラバンジュロールから選ばれる香料成分を香料に含有することが良好である。これら香料成分は、香料中に1〜80質量%、更に1〜50質量%含有されることが好ましい。
【0049】
本発明の香料には、保留剤としてベンジルベンゾエート、イソプロピルミリステート、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコールを配合することが好ましく、これらは香料中に1〜50質量%、更に5〜40質量%含有されることが好ましい。
【0050】
香料は水性組成物中0.002〜5質量%、更に0.005〜3質量%、特に0.01〜1質量%含有されるのが好ましい。
【0051】
本発明の水性組成物には、繊維への浸透性、異臭除去や抗菌の目的から殺菌剤を配合するのが好ましい。殺菌剤としては、木綿金巾#2003に該化合物1質量%を均一に付着させた布を用いJIS L 1902「繊維製品の抗菌性試験法」で抗菌性試験を行い阻止帯が見られる化合物である。なお、殺菌剤の一部は界面活性剤と重なるが、本発明では下記に具体的に示したものは殺菌剤として扱い、他は界面活性剤として扱う。なお、前記香料成分の中にも殺菌性を有するものがあり、また有機溶剤として挙げたメタノール、エタノール、2−プロパノールは殺菌性を有するが、これらは本発明では殺菌剤として扱わずに、それぞれ香料成分及び有機溶剤として扱うものとする。
【0052】
このような化合物の好ましいものとしてはトリクロサン、ビス−(2−ピリジルチオ−1−オキシド)亜鉛、2,4,5,6−テトラクロロイソフタロニル、トリクロロカルバニリド、2−(4−チオシアノメチルチオ)ベンズイミダゾール、ポリヘキサメチレンビグアニジン塩酸塩、グルクロン酸クロルヘキシジン、8−オキシキノリン、ポリリジンから選ばれる1種以上が好ましく、特にトリクロサンが異臭の除去効果の点で好ましい。
【0053】
また、本発明では下記一般式(10)又は(11)の4級アンモニウム化合物を使用することも好ましい。
【0054】
【化6】
Figure 0004522617
【0055】
〔式中R1a及びR1fは炭素数5〜19、好ましくは7〜17のアルキル基又はアルケニル基、好ましくはアルキル基であり、R1c、R1dは炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基である。Tは−COO−、−OCO−、−CONH−、
【0056】
【化7】
Figure 0004522617
【0057】
あるいは連結手である。R1bは、炭素数1〜6のアルキレン基又は−(O−R1g)n−である。ここでR1gはエチレン基もしくはプロピレン基、好ましくはエチレン基であり、nは1〜10、好ましくは1〜5の数である。さらにZ-は陰イオン基、好ましくはハロゲンイオン、炭素数1〜3のアルキル硫酸イオンである。〕
本発明の最も好ましい4級アンモニウム化合物としては下記のものを挙げることができる。
【0058】
【化8】
Figure 0004522617
【0059】
殺菌剤は水性組成物中0.01〜10質量%、更に0.1〜5質量%、特に1〜5質量%含有されるのが好ましい。
【0060】
また、本発明の効果を損なわない範囲で、水性組成物は、その他の成分として、柔軟剤、着色剤、糊料、pH調整剤または緩衝剤などを含んでもよい。
【0061】
本発明に用いられる水性組成物の残部は水である。水を多く含むことによって、乾燥中に本発明の組成物が一度に揮発することなく、安全で且つ優れた効果を得ることができる。水は、重金属イオンや硬度成分を除去した水が好ましく、イオン交換水や蒸留水が好ましい。
【0062】
また、本発明に用いられる水性組成物のpH(20℃)は、好ましくは3.0〜9.0、より好ましくは5.0〜8.0である。
【0063】
本発明に用いられる水性組成物の最も好ましい態様は、シリコーン化合物0.01〜5質量%、界面活性剤0〜5質量%、沸点が90℃以下の有機溶剤0〜5質量%、及び水85〜99.9質量%を含有するものである。
【0064】
本発明の対象となる繊維製品とは、セルロース繊維、獣毛繊維等の天然繊維、再生セルロース繊維、半合成繊維、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、アクリル繊維等の合成繊維を、織布、編布、不織布、積層布、複層織布、多重織布にした繊維集合体であり、一般家庭で用いられるものが対象である。具体的には、スーツ、スラックス、ジャケット等の衣類、シーツ、カーペット、カーテン、タオル、クツ等が挙げられる。なかでも、獣毛繊維を含む繊維製品に対して効果が高い。
【0065】
【発明の効果】
本発明では、水や水を含む水性組成物を用いて、繊維製品に特定量の水を付着させた後、回転槽内で加熱乾燥処理することによって、繊維製品の風合いが回復し、更にはしわ除去や匂い除去の効果が得られる。
【0066】
【実施例】
<実施例1〜4及び比較例1〜2>
表1に示す所定量のイオン交換水を試験布に噴霧した後、以下の方法でしわ、風合い、匂い、水分残留率を評価した。結果を表1に示す。
(1)しわ、風合いの評価
スーツ生地(市販品、毛100%)又は木綿ブロード#60(染色試材(株)谷頭商店)からなる試験布(各20cm×10cm)にイオン交換水をスプレー噴霧して湿潤させた後、試験布を2つ折りにして、150℃に設定したアイロンで折り目部分を90秒押さえてしわをつけ、これをしわ取り評価のモデルじわとした。
【0067】
これら試験布に対し、イオン交換水をスプレー容器(キャニヨン製、T−7500)で表1の所定量噴霧して、そのまま家庭用回転式衣類乾燥機(松下電器産業株式会社製、NH−D45A)に投入した後、10分間乾燥した。乾燥終了後、試験布を乾燥機から取り出し、室温に1時間放置した後、試験布のしわの取れ具合や風合いを判定した。また、試験布をそのまま乾燥機で同様に処理したものを対照とした。
【0068】
判定基準を以下に示す。評価方法は5名のパネラーによって採点してもらい、その平均値を求めて評価点とした。結果を表1に示す。
<しわ判定基準>
5:スーツ生地、木綿ブロード布ともに全くしわがない
4:スーツ生地、木綿ブロード布ともにほとんどしわがない
3:スーツ生地、木綿ブロード布ともに僅かにしわが残っている
2:スーツ生地、木綿ブロード布ともに相当しわが残っている
1:スーツ生地、木綿ブロード布ともに著しくしわが残っている
<風合い判定基準>
5:スーツ生地、木綿ブロード布ともに対照よりもふっくらしている
4:スーツ生地、木綿ブロード布ともに対照よりも少しふっくらしている
3:スーツ生地、木綿ブロード布ともに対照と風合いが同等
2:スーツ生地、木綿ブロード布ともに対照のほうが少しふっくらしている
1:スーツ生地、木綿ブロード布ともに対照のほうがふっくらしている
(2)匂い評価
スーツ生地(市販品、毛100%)又は木綿ブロード#60(染色試材(株)谷頭商店)(各10cm×10cm)に、下記エタノール溶液を0.6g噴霧したものを、モデル汗臭とした。
【0069】
Figure 0004522617
また、喫煙所に1日放置したスーツ生地(市販品、毛100%)及び木綿ブロード#60(染色試材(株)谷頭商店)(各10cm×10cm)を、モデルタバコ臭(10cm×10cm)の試験布とした。
【0070】
これら各試験布に対し、イオン交換水をスプレー容器(キャニヨン製、T−7500)で表1の所定量噴霧して、そのまま家庭用回転式衣類乾燥機(松下電器産業株式会社製、NH−D45A)に投入した後、10分間乾燥した。乾燥終了後、試験布を乾燥機から取り出し、室温に1時間放置した後、試験布の匂いを判定した。
【0071】
判定基準を以下に示す。評価方法は5名のパネラーによって採点してもらい、その平均値を求めて評価点とした。結果を表1に示す。
<匂い判定基準>
5:スーツ生地、木綿ブロード布の何れにおいても、モデル汗臭、モデルタバコ臭ともに無臭
4:スーツ生地、木綿ブロード布の何れにおいても、モデル汗臭、モデルタバコ臭ともに匂いの区別はできないが、かすかに感じる強さ
3:スーツ生地、木綿ブロード布の何れにおいても、モデル汗臭、モデルタバコ臭ともに何の匂いかわかるが、弱い匂い
2:スーツ生地、木綿ブロード布の何れにおいても、モデル汗臭、モデルタバコ臭ともに明らかに感じる匂い
1:スーツ生地、木綿ブロード布の何れにおいても、モデル汗臭、モデルタバコ臭ともに強い匂い
(3)水分残留率
スーツ生地(市販品、毛100%、50cm×50cm)又は綿金巾(2003布、谷頭商店、50cm×50cm)に対してイオン交換水を表1の所定量噴霧して、そのまま家庭用回転式衣類乾燥機(松下電器産業株式会社製、NH−D45A)に投入した後、10分間乾燥した。乾燥終了後、試験布を乾燥機から取り出し、3分以内に質量を測定して、水分残留率を計算した。結果を表1に示す。
【0072】
【表1】
Figure 0004522617
【0073】
表1中、噴霧量(%)は、乾燥時の布質量に対するイオン交換水の噴霧質量の割合である。また、処理後の水分残留率(%)は、乾燥時の布質量に対する残留水分量の割合である。
【0074】
<実施例5〜11
表2の収容容器及び表3の水性組成物を用いて、実施例1〜4と同様に評価した。結果を表3に示す。
【0075】
【表2】
Figure 0004522617
【0076】
【表3】
Figure 0004522617
【0077】
表3中、噴霧量(%)は、乾燥時の布質量に対する組成物の噴霧質量の割合である。また、表3中の各化合物は以下の通りである。
・シリコーン化合物(1):ABN SILWET FZ―2203(日本ユニカー株式会社製、ジメチルポリシロキサンとポリアルキレンオキサイドの共重合体)
・シリコーン化合物(2):BY16−906(東レ・ダウ・コーニング・シリコーン株式会社製、アミド・ポリエーテル変性シリコーン)
・シリコーン化合物(3):SF8417(東レ・ダウ・コーニング・シリコーン株式会社製、アミノ変性シリコーン)
・シリコーン化合物(4):KF618(信越化学工業株式会社製、ポリエーテル変性シリコーン)
・界面活性剤(1):炭素数10〜14の直鎖第一級アルコールにEOを平均6モル付加したもの
・界面活性剤(2):炭素数10〜14の直鎖第二級アルコールにEOを平均5モル付加したもの
・界面活性剤(3):ポリエチレンアルキルエーテル硫酸エステルナトリウム(アルキル基炭素数平均12、EO平均付加モル数4)
・界面活性剤(4):セチルトリメチルアンモニウムクロライド
・殺菌剤:ラウリルベンジルジメチルアンモニウムクロライド
・香料:組成は、α−ピネン5質量%、セドレン16質量%、セドロール3質量%、セドレノール1質量%、ジヒドロミルセノール10質量%、オイゲノール5質量%、ラバンジュロール15質量%、リモネン25質量%、フェニルエチルアルコール10質量%、ジプロピレングリコール10質量%(合計100質量%)である。

Claims (6)

  1. 実質的に乾燥状態にある天然繊維を含む繊維製品に、トリガー式スプレイヤーによりシリコーン化合物0.01〜5質量%、界面活性剤0.005〜5質量%、1013.25hPaにおける沸点が90℃以下の有機溶剤10質量%以下、及び水を含有する水性組成物を噴霧して、該繊維製品に対して1〜30質量%の水を付着させた後、該繊維製品を回転槽内で加熱乾燥する繊維製品の処理方法。
  2. 繊維製品が、獣毛繊維を含む請求項1記載の繊維製品の処理方法。
  3. 水を付着させた繊維製品を、可撓性を有し実質的に通気性を有する容器に収容して加熱乾燥する、請求項1又は2記載の繊維製品の処理方法。
  4. 回転槽内での加熱乾燥により、繊維製品のしわの除去、繊維製品の風合いの回復、及び繊維製品の異臭の除去の少なくとも1つを行う、請求項1〜3の何れか1項記載の繊維製品の処理方法。
  5. 水性組成物が、下記香料を0.01〜5質量%含有する、請求項1〜4の何れか1項記載の繊維製品の処理方法。
    <香料>
    (i)炭素数10〜15のテルペン系アルコール又は炭素数7〜15の芳香族アルコールの中から選ばれる香料、並びに(ii)炭素数8〜17のギ酸エステル又は酢酸エステル、炭素数10〜15の炭化水素及び炭素数7〜15の芳香族アルデヒドの群から選ばれる少なくとも1種の香料成分を含有する香料であって、該香料中に(i)の香料成分を10〜80質量%、(ii)の香料成分を1〜50質量%含有する香料
  6. 前記(i)の香料成分が、ゲラニオール、シトロネオール、ジヒドロミルセノール、ターピネオール、フェニルエチルアルコール、ベンジルアルコール、ムゴール、1−メントール、及びリナロールから選ばれる香料成分であり、且つ前記(ii)の香料成分が、ギ酸ゲラニル、ギ酸ベンジル、ギ酸フェニルエチル、酢酸シトロネリル、酢酸ゲラニル、酢酸リナリル、酢酸ボルニル、酢酸テルペニル、酢酸ベンジル、酢酸セドリル、酢酸−p−tert−ブチルシクロヘキシル、酢酸−o−tert−ブチルシクロヘキシル、α−ピネン、β−ピネン、リモネン、テルピノーレン、ベンズアルデヒド、フェニルアセトアルデヒド、シンナミックアルデヒド、α−ヘキシルシンナミックアルデヒド、シクラメンアルデヒド、及びリリーアルデヒドから選ばれる香料成分である、請求項5記載の繊維製品の処理方法。
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