JP4521148B2 - 回転部材の不釣合いを測定するための装置 - Google Patents

回転部材の不釣合いを測定するための装置 Download PDF

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Description

【0001】
本発明は、DE 41 24 258 A1から知られるように、請求項1の前提部分に記載された装置に関する。
【0002】
(従来技術)
既知の装置は、機械ハウジング内に回転可能に装着され且つ釣り合わせられる回転部材、特に自動車の車輪を固定できる主軸を有している。主軸は、単相交流モータによって駆動される。モータは、単相の主巻線と、位相が電気的にシフト(偏移)した補巻線、特に位相が90°シフトした補巻線とを有している。単相交流モータの場合に生じる振り子振動、特に負荷が殆ど無い状態で動作する時に生じる振り子振動は、補巻線が組み込まれた振動回路によって低減される。測定速度に達した後にドライブ(駆動)がOFFされる即ち接続が解除される装置とは異なり、車輪が無い場合であっても、主軸及び/又はクランプ手段の不釣り合いをチェックすること、すなわち、測定することが可能である。装置の調整に加え、測定時間および測定精度は制限されない。
【0003】
(発明の目的)
本発明の目的は、特に負荷が殆ど無い動作モードで、所定の幅広い測定速度にわたって振り子振動を抑制できる明細書の冒頭部分に記載されたタイプの装置を提供することである。
【0004】
本発明において、この目的は、請求項1の特徴部分によって達成される。従属する請求項は、本発明を発展させた形を示している。
【0005】
測定速度に達した時に、モータのトルクが完全にOFFされずに第1の低トルクに切換えられることが好ましい。この第1の低トルクの大きさは、特にドライブにおける摩擦によって引き起こされる速度の低下、または、回転する回転部材、特に自動車の車輪の空気抵抗によって引き起こされる速度の低下が補償されるような大きさである。この点において、低トルクは、上限速度に達するまで速度が僅かに上昇するような大きさを持っている。上限速度に達すると、トルクは、速度がゆっくりと降下する若干低い第2の値まで減少し、あるいは、OFFされる。また、下限速度に達すると、第1の減トルクが再びONされる。このように、所望の間、測定速度を維持することができる。インクリメンタル・ジェネレータまたは既知の方法で構成された回転速度センサにより、主軸の速度を検出することができるとともに、2段階制御により、モータ電流を適切に設定して減トルクを形成し、上限値と下限値との間で測定速度を維持することができる。この点に関し、2段階制御により、モータ電流は、上限速度および下限速度に応じてモータにより第1および第2の減トルク値を形成する2つの適切な値に調整される。測定処理後、主軸は、逆最大モータトルクにより既知の方法で制動されて停止される。モータは、停止状態に達する直前に、小電流状態に切換えられる。
【0006】
測定速度に達する時にモータによって形成されるトルクを様々な方法で低減することができる。例えば、主巻線および補巻線の供給ラインに接続される電気抵抗(レジスタ)、または、供給ラインの電圧を下げることによって達成することができる。レジスタは、リアクタンスまたはオーム抵抗の形態を成すことができる。チョークの形態を成す誘導抵抗を使用することが好ましい。このようなレジスタは、低レベルの固有の加熱効果を有し、調和が本線に重ね合わされる場合であっても、正弦波電流引き込みを生じる。リレーにより、レジスタを橋絡させることができ、または、全供給電圧を再び印加することができる。これにより、減モータトルクと全モータトルクとの間で切換えることができる。また、パルス幅変調によって制御される特に半導体から成る交流電圧コントローラを使用することができる。また、更に別のモータ巻線を切換えることにより、減トルクを達成することができる。
【0007】
本発明は、本線から供給される4極単相交流モータ、特にキャパシタ・モータを使用することができる。モータによって形成されるトルクは、適当なトランスミッションにより、釣り合い試験機の主軸に伝達される。主軸は、例えば80〜210rpmの間の限界内で、所定の測定速度まで加速され、その測定速度に維持され得る。この場合、測定速度に達したモータの振り子振動は、トルクの低減および前述した2段階制御によって回避される。これは、特に、モータが低レベルのトルクだけを供給し、トルクの低減に伴って振り子振動が低減されるという事実に起因する。本線の周波数は、実際には、測定速度に影響を及ぼさない。特に誘導抵抗を使用する時に、モータは、常に、主巻線の電流経路中に正弦波電流引き込みを伴っているため、電流消費すなわちモータの温度上昇が低減する。
【0008】
モータトルクを逆にすることによって、主軸を制動することができる。これにより、別個の作動ブレーキが不要となる。この場合、1つの釣り合い面内の所望の釣り合い位置で制動することができ、その後、他の釣り合い面内の釣り合い位置へと回転部材を回転させることができる。そのため、主巻線および補巻線に関しては、同一の巻線を使用することが好ましい。車輪やフライホイールマスが無くても、任意の測定時間で、主軸やクランプ手段の不釣り合いを測定することができる。減トルクを用いた2点制御により、限界値(上限速度および下限速度)付近内で、所望の時間だけ、測定速度を維持することができる。
【0009】
(実施形態)
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について詳細に説明する。
本実施形態には、特に車輪釣り合い試験機(wheel balancing machine)の形態を成す釣り合い試験機の主軸1が概略的に示されている。主軸1には、釣り合いが取られる自動車の車輪であっても良い回転部材2がクランプされている。不釣合いを確認するため、主軸は、知られた方法で評価回路に接続された測定センサ(図示せず)と協働する。
【0010】
主軸のための駆動部は、単相交流モータ3(図1〜図3)または単相交流モータ21(図4)を有している。モータ3によって形成されるトルクは、トランスミッション12によって主軸1に伝えられる。ベルト伝動(ベルト・トランスミッション)、特にVリブベルトを使用することが好ましい。そのような伝動では、ベルトの張力を変化させることができ、これにより、ベルト伝動で生じる摩擦を増大させたり減少させたりすることができる。これは、特に測定速度付近での2段階制御の場合に、測定速度の立ち上がり率に影響を与えることができる。
【0011】
単相交流モ−タ3は、モータの主巻線4に相当する4極ステータ巻線を有していることが好ましい。モータを始動させるため、モータは位相偏移(特に位相が90°偏移)した補巻線5を有している。モータ3は、単相交流本線14によって動作させることができる。ほぼ等しいトルクが両方の回転方向で形成されるように、主巻線4および補巻線5は、同じ巻数であることが好ましい。また、このようにして、モータは、測定動作後に回転部材2を制動するために使用することもできる。モータ3は、メインスイッチ13を介して、本線に接続されている。電源装置は、以下で詳細に説明するモータ制御装置17によって駆動される。
【0012】
モータ制御装置17は、リレーの形態を成すことができる切換素子K1〜K4を備えた切換装置8を有している。また、様々な切換素子K1〜K4を操作または作動させることができる切換制御装置11が設けられている。その作動は、回転速度センサ10(インクリメンタルセンサ)によって検出される主軸1の速度に応じて行なわれる。回転速度センサ10は2段階コントローラ9に接続されており、2段階コントローラ9は、2段階制御のために回転速度センサ10によって供給される測定値を評価するマイクロコントローラ18に接続されている。
【0013】
切換装置8の切換素子K1,K4は、巻線4,5に繋がる供給ラインを開閉する。切換素子K2によってモータのトルクを逆にすることができる。始動コンデンサ16は、切換素子K3によって、回路内に組み込まれ、あるいは、回路から外される。また、各切換接点位置に応じて、オーム抵抗またはリアクタンス(キャパシタンス、インダクタンス)であっても良いレジスタ(抵抗)6は、切換素子K4により、巻線4,5に繋がる供給ラインに直列に接続でき、あるいは、供給ラインから分離できる(図1)。図2の実施形態においては、切換素子K4の各切換接点位置に応じて、フル作動電圧(位置a)または減作動電圧(位置b)をモータ3の主巻線4に印加することができる。減作動電圧は、変圧器7のセンタータップから引き出される。
【0014】
図1および図2に示される2つの装置の動作モードは以下の通りである。なお、約100rpm以下の上限速度を持つ低速ロータとして、また、約210rpm以上の上限速度を持つ高速ロータとして、動作を説明する。
【0015】
スタートボタンの作動時には、まず最初に、切換素子(リレー)K1,K3がONされる。したがって、図1の実施形態においては、レジスタ6が2つの巻線4,5に繋がる供給ライン内にある。図2の実施形態においては、切換素子K4が切換位置bとなる。その結果、巻線4,5に減供給電圧が印加される。この場合、両方の実施形態における巻線5には、始動コンデンサおよび動作コンデンサ15により、位相が偏移(シフト)された状態で電流が供給される。最初に、減少したトルクにより、主軸が駆動される。回転部材が主軸にクランプされているか否かが制御電子回路において分かっていない場合には、速度が急激に大きくなる。回転部材が主軸にクランプされているか否かが、回転速度センサによって供給される信号によりマイクロコントローラ18で検出される場合には、フルパワーに切り換えること、すなわち、切換素子K4を閉じてレジスタ6を橋絡させることが不要となる。したがって、図1の実施形態において、切換素子K4は、図示された開位置のままである。図2の実施形態において、切換素子K4は、最初の切換位置bのままである。
【0016】
供給電流を逆にして主軸1を制動した場合にも、切換素子K4は依然として最初の位置のままである。すなわち、図1では、切換素子K4が開位置のままであり、図2では、切換素子K4が切換位置bのままである。
【0017】
駆動された主軸1の速度が、ゆっくりと大きくなる場合、あるいは、全く大きくならない場合、図1の実施形態では、切換素子K4が閉じられて、レジスタ6が橋絡される。これにより、巻線4,5に電力が供給されて、フルモータ出力が得られる。所定の速度(定格回転数)に達すると、切換素子K3が開かれることによって、始動コンデンサ16のスイッチが切られ、これにより、それ以上の速度の増大がコンデンサによって妨げられる。回転体(例えば自動車の車輪)がクランプされた主軸は、ほぼ一定のトルクで加速され、短時間で測定速度に達する。トランスミッション12の伝達率(変速率)、特にベルト伝動の伝送速度は、同期速度に近付き且つそれに密接に関連するトルクの減少を引き起こす前に、測定速度に達するべく設定される。
【0018】
低速ロータの形態を成す釣り合い試験機が100rpmを下回る低速で不釣合いを測定すると、測定速度に達する時に、図1の実施形態の切換素子K4が開かれる。これにより、レジスタ6は、巻線4,5への供給ラインに接続される。高速ロータの形態を成す釣り合い試験機が210rpmを超える高速で不釣合いを測定すると、対応する測定速度に達する時に、図1の実施形態の切換素子K1が開かれる。これにより、レジスタ6は、巻線4,5への供給ラインにある。
【0019】
図2の実施形態において、回転部材2が主軸にクランプされる状況では、切換素子K4が切換位置aへと移動され、全供給電圧が巻線4,5に印加される。低速ロータの場合および高速ロータの場合の両方において測定速度に達すると、切換素子K4が再び切換位置bへと戻され、モータ3の巻線4,5に減供給電圧が印加される。
【0020】
特にチョーク(誘導抵抗)の形態を成す図1のレジスタ6により、また、変圧器7のセンタタップから得ることができる図2の減供給電圧により、モータ3によって測定速度に達する時に、減トルクが形成される。これにより、振り子振動が実質的に減少する。レジスタ6または減供給電圧の適当な大きさにより、供給されるトルクは、ドライブに存在する摩擦および回転部材2が回転する時に生じる空気抵抗を補償する時に速度が僅かに上昇するような大きさである。この速度の上昇は、比較的ゆっくりであり、例えば低速ロータの場合には100rpmとなり得る上限速度まで生じる。この上限速度は、マイクロコントローラ18内に比較値として記憶される。不釣合い測定装置が高速ロータ(約210rpmの測定速度)として動作する場合、上限速度はこの値を僅かに上回っている。大抵の場合、上限速度に達する前に、不釣合いを測定するために必要な回転数に達する。これにより、後述するように、逆モータトルクによって、制動位相から始めることができる。
【0021】
上限速度に達した時に依然として測定処理に必要な回転数に達していない場合には、図1および図2に示されるように、切換素子K1が開かれ、速度が低下する。下限速度に達すると直ぐに、切換素子K1が再び閉じられ、動作中、再び、レジスタ6により電力供給が制限される。すなわち、巻線4,5への電圧供給が減少する。このような状況においては、モータは減トルクだけを供給するため、結果として生じる振り子振動はかなり減少する。
【0022】
各測定速度の直ぐ近くにおける上限速度と下限速度との間での制御は、速度センサ10によって測定され且つマイクロコントローラ18によって評価される主軸1の速度に基づいて、2段階コントローラ9によって行なわれ、切換設定装置11が適切に作動される。切換制御装置11は、リレーの形態を成すことが好ましい対応する切換素子K1〜K4を作動すなわち操作する。
【0023】
したがって、長期にわたる測定処理および主軸1に低フライホイールマスを有する測定処理を実行することが可能である。
【0024】
不釣合いを測定するために必要な回転数に達すると、切換素子K1がOFFされ、すなわち、切換素子K1が開かれ、その後直ぐに、切換素子K2,K3,K4がONされる。この場合、主軸1を制動するために、モータの全逆トルクが作用するようになる。主軸1が停止する直前に、全ての切換素子K1〜K4がOFFされる。
【0025】
本発明によれば、不釣合い測定処理中に、主軸1が滑らかに動作する。不釣合い測定中にモータが低レベルのトルクだけを出力するため、トルクの低下に関連して、振り子振動が減少する。特に主軸1およびクランプ手段の不釣合いを測定する時、つまり、フライホイールマスすなわち回転部材2が無い時、多数の測定処理を実行することができる。この不釣合い測定処理は、任意の測定時間で行なうことができる。マイクロコントローラ18と2段階コントローラ9と回転速度センサ10との協働によって可能となる2段階制御により、任意の時間、測定速度を限界値の近傍内に維持することができる。
【0026】
モータトルクを逆にすることにより、別個の制動操作を必要とすることなく、主軸1の制動を行なうことができる。ある程度の摩擦を形成するベルトドライブを使用することができる。これにより、僅かな静不釣り合いによって主軸が移動してしまうことがなくなる。前述したように、モータによって供給される減トルクにより測定速度付近で2段階回転速度制御を行なうことで、摩擦が解消される。また、ベルト伝導を使用すると、ベルトの張力を調整することにより、2段階制御中におけるポストドライブ位相での測定速度の上昇率に影響を与えることができる。
【0027】
トルクを減少するために、モータ3と直列を成すレジスタ6(図1)としてチョークを使用すると、装置は、以下の利点を有する。すなわち、レジスタとしてのチョークは、低レベルの固有の加熱効果を有し、したがって、電子システム(単純な配線)のケーシング内に配置することができる。チョークは、本線に重ね合わされる可能性があるどのような調和をも低減する。これにより、測定処理中、モータ3は、最適な滑らかさをもって動作する。適切なチョークは、蛍光灯の電源装置として数多く形成され、したがって、安価に販売できる。
【0028】
図3は本発明の他の実施形態を示している。この実施形態において、モータ電流を減少させるための装置は、特に半導体から成る交流電圧コントローラ20を有している。交流電圧コントローラ20は、回転部材2の各速度に基づいて、コントローラ19によって制御される。速度コントローラ19は、パルス幅変調器の形態を成していることが好ましい。交流電圧コントローラ20は、図1および図2の実施形態の電気抵抗6または変圧器7および切換素子K4の機能に取って代わる。図3の実施形態の他の構成部品は、図1および図2のそれに対応しており、そのため、同じ参照符号が付されている。
【0029】
以下、図3に示される実施形態の動作モードについて、図5および図6を参照しながら詳細に説明する。
【0030】
交流電圧コントローラの動作モードは、例えば、シュプリンガー出版の第11版のU・ティッツェ、C・シェンクによる「Halbleiter−Schaltungstechnik」の第979頁〜982頁に記載されているように、交流電圧を減少するために使用されるダウンワード・コンバータの動作モードである。本線の電圧14(図5および図6のUe)は、パルス変調PWMの占有率で、以下の方程式にしたがって、出力電圧Uaに変換される。
Ua=pUe
p=パルス幅変調の占有率
【0031】
したがって、関連する各占有率に基づいてその平均値が入力電圧Ue(本線の電圧)と0との間にある出力電圧Uaを形成することができる。回転速度に達した時にモータの全トルクと減トルクとの間で切換えを行なうことができるように、パルス幅変調の占有率を変えることができる。図1および図2の実施形態の場合と同様に、回転部材2の速度は、回転速度センサ10によって検出され、また、パルス幅変調を形成する回転速度調整器19は、回転速度の評価後、マイクロコントローラ18によって実行される。パルス幅変調の占有率を変化させるための制御電圧Usは、回転速度センサ10によって検出される回転部材の速度に基づいて設定される。図1および図2の実施形態の場合と同様に、測定装置は、低速ロータまたは高速ロータの形態を成して動作することができる。各測定速度に達すると、パルス幅変調の占有率は、モータが減トルクを形成する程度まで変化すなわち減少する。この場合、パルス幅変調によって設定される供給電流の値、すなわち、モータによって供給される減トルクの値は、回転速度が上限速度までゆっくりと上昇した後再び減少して下限速度に達するような大きさとなり得る。これら2つの限界値間で回転速度を調整するため、パルス幅変調の占有率が適切に変更される。これにより、PID−レギュレータを具現化することができる。
【0032】
特に図5から分かるように、交流電圧コンバータの基本的な構成要素は、以下のように形成される。電源スイッチSは、半導体から成る電源スイッチによって形成されることが好ましい。蓄電チョークLおよび消費体Rがモータによって形成される。動作コンデンサは、同時に、平滑コンデンサCとして機能する。図6は、消費体Rに関し、設計構成が同一の2つの巻線4,5(L1,L2)を有するモータ3の回路図を示している。
【0033】
動作中、パルス幅変調によってモータ3における電圧を調整することができるため、本線の周波数および本線の電圧がモータ3のトルクに与える影響を補償することができる。本線電圧の半波長の間だけ、交流電圧コントローラ20を用いて、振幅を調整することができる脈動直流電圧をモータに印加することができる。このように、モータが回転している時に、制動トルクを形成することができる。モータが停止している時には、トルクが形成されない。このように、切換動作の前に、交流電圧コントローラの出力電圧を0にすることができ、また、スパークを引き起こすことなくリレーK1,K2を切換えることができるため、追加の費用を要することなく、釣り合い位置を簡単に見つけることができる位置制動、すなわち、釣り合い位置で回転部材を回転させることができる位置制動を行なうことができる。また、巻線の温度を検出することにより、モータへの過負荷を避けることができる。これは、一方のモータ巻線に直流電圧を印加してそのオーム抵抗を検出することにより行なうことができる。
【0034】
同一の形態で動作する構成部品が前述した実施形態と同じ参照符号で示されている図4に示される実施形態において、装置は、別の巻線22,23を有する単相交流モータを使用する。巻線22は、主巻線4と直列に接続することができる。また、巻線23は、補巻線5と直列に接続することができる。前述した実施形態と同様、モータを測定速度まで加速するために、最初に、巻線4,5に電力が供給される。測定速度に達すると直ぐに、別個の巻線22,23を割り込ませることにより、減トルクが形成される。その後、図1の実施形態と同じ方法で、具体的には、2段階コントローラ2の2段階制御動作によって別個の巻線22,23を回路中に割り込ませたり回路中から外したりすることにより、測定速度領域における速度調整が行なわれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態を示す図である。
【図2】 第2の実施形態を示す図である。
【図3】 第3の実施形態を示す図である。
【図4】 第4の実施形態を示す図である。
【図5】 図3の実施形態で使用される構成部品を示すブロック回路図である。
【図6】 図3の実施形態を更に示すブロック回路図である。
【符号の説明】
1 主軸
2 回転部材
3 モータ
4 主巻線
5 補巻線
6 電気抵抗
7 変圧器
8 切換装置
9 2段階コントローラ
10 回転速度センサ
11 切換制御装置
12 トランスミッション
13 メインスイッチ
14 本線
15 動作コンデンサ
16 始動コンデンサ
17 モータ制御装置
18
19 速度コントローラ
20 交流電圧コントローラ
21 別個の巻線を有するモータ
22 別個のモータ巻線
23 別個のモータ巻線

Claims (10)

  1. 機械のハウジング内に回転可能に装着され且つ測定される回転部材を固定することができる主軸と、主軸を駆動させるための単相交流モータであって、主軸(1)を測定速度まで駆動させることができる位相関係で配置される単相の主巻線(4)および補巻線(5)を有する単相交流モータと、モータ電流を調整する制御装置(17)とを備えた、回転部材の不釣合い測定装置において、制御装置(17)は、測定速度に達する時にモータ(3,21)の両方の巻線(4,5)に供給される供給電流を減少させるモータ電流減少装置(8,6;7;20;22,23)を有し、これにより、モータは、摩擦および空気抵抗によって生じる速度低下を実質的に補償する減トルクを形成することを特徴とする回転部材の不釣合い測定装置。
  2. 前記モータ電流減少装置(8,6;7;20;22,23)は、
    測定速度に達する時に、上限速度まで速度を上昇させるため、第1の減トルクを形成するための第1の値にモータ電流を調整し、
    上限速度に達する時に、下限速度まで速度を低下させるため、第2の減トルクを形成するための第2の値にモータ電流を調整し、
    下限速度に達する時に、モータ電流を第1の値に調整する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転部材の不釣合い測定装置。
  3. 前記モータ電流減少装置(8,6;7;20;22,23)は、各回転部材の速度に応じて設定される2段階コントローラ(9)によって制御されることを特徴とする請求項1または2に記載の回転部材の不釣合い測定装置。
  4. 前記主巻線および前記補巻線(4,5)が略同一の巻線であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の回転部材の不釣合い測定装置。
  5. 供給電流を減少するための装置(6)がオーム抵抗またはリアクタンスであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の回転部材の不釣合い測定装置。
  6. リアクタンスは、インダクタンス、特にチョークであることを特徴とする請求項5に記載の回転部材の不釣合い測定装置。
  7. 供給電流を減少するための装置(7)は、変圧器の形態を成していることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の回転部材の不釣合い測定装置。
  8. 供給電流を減少するための装置(20)は、交流電圧コンバータの形態を成していることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の回転部材の不釣合い測定装置。
  9. 交流電圧コンバータ(20)は、回転部材の速度に応じてパルス幅変調によって制御される半導体交流電圧コンバータであることを特徴とする請求項8に記載の回転部材の不釣合い測定装置。
  10. 測定速度に達する時に、別個の巻線(22,23)が主巻線および補巻線に加えられることにより、モータ(21)によって形成されるトルクが減少されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の回転部材の不釣合い測定装置。
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