JP4520882B2 - 車両用シートパッド - Google Patents

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本発明は、自動車などの車両等の座席クッション材として用いられるシートパッドに関するものである。
従来、例えば、エアバック装置を具備する助手席シートには、エアバックの誤動作防止などの目的で、乗員の着座を検知するシート状(面状)の着座センサが内蔵されている。また、自動車シートには、冬期などの低温時に着座面に加熱して乗員の快適性を高めるためにシート状のヒータを内蔵する場合もある。
このような着座センサやヒータなどの機能シートを自動車シートに配設するための構造が種々提案されている(例えば、特許文献1、2)。
下記特許文献1には、車両用シートパッドを、底面に凹状の格納空間を有するメインパッドと、該格納空間に収納されるサブパッドとで構成して、上記格納空間にサブパッドを装着すると共に、該サブパッドの上面と格納空間の天井面との間に着座センサやヒータなどを配設することで、機能シートをパッド内部に配設する技術が開示されている。
下記特許文献2には、車両用シートパッドを発泡成形する際に機能シートを発泡樹脂内に配することで、機能シートをパッド内部に配設する技術が開示されている。
特開平11−34710号公報 特開平9−182647号公報
上記特許文献1に開示の技術では、メインパッドとサブパッドを成形する必要があり、サブパッドといえども別の製造ラインで製造する必要がある。そのため、設備上という点からも、また、製造工数という点からも生産コスト高の要因となっている。また、別々に成形すると、両者を組み合わせる工数も別途必要になり、この点でもコスト高の要因となる。
一方、上記特許文献2に開示の技術では、機能シートを車両用シートパッドと一体発泡成形するため、該機能シートのリード線に接続されたハーネスを車両用シートパッドから引き出すことが困難である問題がある。更に、パッド内部から導出されたハーネスは、シートパッドの表面に表皮をつり込むためのつり込み溝に沿って該パッドの後方から前端へ引き出されている。そのため、着座時にシートがたわむことでハーネスが過度に屈曲されて断線するおそれがあり、また、シートパッドの前端から引き出されたハーネスによってシートパッドの美観を損ねる問題がある。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、車両用シートパッドに着座センサーなどの機能シートを容易に配設でき、しかも機能シートのハーネスを引き出しやすい車両用シートパッドを提供することを目的とする。
本発明に係る車両用シートパッドは、着座者の臀部及び太股部を支えるメイン部とその後端において上方に***するパッド後部を有するパッド本体と、前記メイン部の表面に配置された機能シートとを備える車両用シートパッドにおいて、前記パッド後部の一部にその前端から後端にわたって下方へ陥没形成され前記機能シートのリード線とハーネスとを接続するコネクタを収納する凹部と、前記凹部の後端部に設けられ上方へ突出する突起部とを備え、前記突起部の一部に前記ハーネスを挿通する切欠が設けられていることを特徴とする
本発明の車両用シートパッドでは、上方に***するパッド後部の一部にその前端から後端にわたって凹部が設けられているため、パッド本体の表面に配置された機能シートのハーネスを該凹部から車両用シートパッドの後方外部へ引き出すことができる。そのため、着座時のシートパッドの撓みに影響されにくいようなハーネスの取り回しが可能となり、ハーネスが過度に屈曲されて断線するおそれを解消できるとともに、シートパッドの後方からハーネスを引き出すためシートパッドの美観を損ねることもない。しかも、機能シートのリード線とハーネスを接続するコネクター等のハーネス付属部品を凹部に収納することで、該ハーネス付属部品をパッド材で保護することができるため、ハーネス付属部品の破損による機能シートの誤作動も防止することができる。
本発明の車両用シートパッドにおいては、突起部によって凹部に収納されたハーネス付属部品が位置ズレすることがなくなり、たとえハーネスに引っ張り応力が加わった場合であってもその応力が機能シートに伝わることがないため、機能シートを破損することがない。
本発明の車両用シートパッドであると、機能シートをパッド本体の表面に配置するといった簡単な配置方法を採用しても、機能シートのハーネスをパッド本体の後方へ簡単に引き出すことができる。
以下、本発明の実施形態に係る車両用シートパッドについて図面を参照して説明する。
図1は本実施形態に係るシートパッド10の平面図、図2は同シートパッド10の断面図、図3は図2の要部拡大断面図である。
このシートパッド10は、自動車のシート座面部に用いられるクッションパッドであり、着座した人体を検知するための着座センサ50がパッド本体14の表面に配置された着座センサ付きのシートパッドである。
パッド本体14は、金型内部にポリウレタンフォーム原料を注入して成型された軟質ポリウレタンフォームからなる発泡成形体であり、パッド本体14の幅方向中央部であって主として着座者の臀部及び太股部を支える尻下部16a及び腿受け部16bからなるメイン部16と、メイン部16の左右両側において上方に***状に形成されたサイド部18と、メイン部16の後端において上方に***状に形成されたパッド後部20とからなる。
パッド本体14の表面には、メイン部16をそれより***しているサイド部18及びパッド後部20と区画する仕切溝22が設けられており、また、メイン部16において尻下部16aと腿受け部16bとを区画する横溝24及び尻下部16aの幅方向中央部に設けられた縦溝26を備える。これらの溝はシートパッド10の表皮吊り込み用溝として設けられている。
パッド後部20の幅方向の一部にはパッド後部20の前端から後端にわたって凹部28が凹設されており、その底面が尻下部16aとほぼ等しい高さに設けられている。また、凹部28の後縁部にはその底面から上方へ突出する壁状の突起部30が設けられ、突起部30には切欠部32が設けられている。
シートパッド10上には、着座した人体を検知するための感圧式のシート状着座センサ50が配置されている。具体的には、パッド本体14の尻下部16aの表面に着座センサ50が接着固定され、着座センサ50のリード線52が縦溝26及び仕切溝22に沿って配設され、リード線52とハーネス54を接続するためのコネクタ56がパッド後部20に設けられた凹部28に配設されている。コネクタ56に接続されたハーネス54は切欠部32よりシートパッド10の後方へ引き出されており、その先端には接続端子58が接続されている。
なお、本実施形態では仕切溝22及び縦溝26に沿わせてリード線52を凹部28へ引き出しているが、両溝22、36以外の尻下部16a表面にリード線52を配設して凹部28へ引き出してもよい。
そして、シートパッド10はその表面に編物や織物などの表皮が被せられ、更に金属フレーム上に載置されることにより車両用シートとして構成される。
このようにパッド本体14のパッド後部20に上記のような凹部28を設けたことにより、尻下部16a表面に着座センサ50を配置する場合であってもハーネス54をシートパッド10の後方へ簡単に引き出すことができる。そのため、ハーネス54がシートパッド10の前方へと引き出されて美観を損なうことがなく、また、リード線52やハーネス54の取り回しを容易として製造コストを抑えることができる。
しかも、着座センサ50のリード線52とハーネス54を接続するコネクター56をパッド後部20に設けられた凹部28に収納することができるため、コネクタ56を軟質ポリウレタンフォームからなる発泡体で保護することができ、コネクタ56が破損することがない。
また、本実施形態では、凹部28底面に突起部30が設けられているので、ハーネス54に引っ張り応力が加わったとしても凹部28に配置されたコネクタ54が位置ズレを起こすことがない。そのため、該応力によってリード線52が断線して着座センサ50を破損することがなく、メンテナンス性に優れている。
なお、本発明は、凹部28底面に切欠部32を備えた突起部30が設けられている場合に限定するものではなく、凹部28の底面に突起部30が設けられていなくてもよい。
図4は、本発明の変更例に係るシートパッド10の断面図を示すものであり、パッド本体14のメイン部16において尻下部16aが腿受け部16bより落ちこんで低く設けられている。この尻下部16a表面に着座センサ50を接着固定し、上記のようにパッド後部20に設けられた凹部28の切欠部32からハーネス54をシートパッド10後方へ引き出した後、尻下部16aの凹形状に対応した形状に成形されたスラブウレタンパッドなどからなる小パッド40が嵌め入れられ接着などの適宜の方法で固定されてシートパッド10をなしている。
このようなシートパッド10であれば、パッド本体14を被覆する表皮が薄い場合、着座時にパッド本体14の表面に配置された着座センサ50による異物感を感じるおそれがあるが、本変更例であれば、このような異物感を解消することができる。
なお、上記実施形態では、着座センサ50を設置する場合について説明したが、ヒータ、脱臭シートなど座席に何らかの機能を付与する各種機能シートにも同様に適用することができる。
また、上記実施形態ではパッド後部20に凹部28を一カ所設けたが、例えば、座席に適用する機能シートが後方に凸部を有する形状をなす場合、あるいはシートパッド10に他の部品を配設する場合には、上記のような凹部28に加え、他の凹部をパッド後部20に設けてもよい。
本発明の一実施形態に係るシートパッドの平面図である。 同シートパッドの断面図である。 図2の要部拡大断面図である。 シートパッドの変更例を示す前後方向での断面図である。
符号の説明
10…シートパッド
14…パッド本体
16…メイン部
16a…尻下部
16b…腿受け部
20…パッド後部
28…凹部
30…突起部
32…切欠部
50…着座センサ
54…ハーネス
56…コネクタ

Claims (1)

  1. 着座者の臀部及び太股部を支えるメイン部とその後端において上方に***するパッド後部を有するパッド本体と、前記メイン部の表面に配置された機能シートとを備える車両用シートパッドにおいて、
    前記パッド後部の一部にその前端から後端にわたって下方へ陥没形成され前記機能シートのリード線とハーネスとを接続するコネクタを収納する凹部と、前記凹部の後端部に設けられ上方へ突出する突起部とを備え、前記突起部の一部に前記ハーネスを挿通する切欠が設けられていることを特徴とする車両用シートパッド。
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