JP4517784B2 - 車載機器操作装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載された各種機器を一元的に操作可能な車載機器操作装置に関する。
従来、車両に搭載された各種機器を一元的に操作する装置が公知である。例えば、特許文献1の装置では、車両に搭載された各種機器を操作するためのスイッチ群が、当該車両のステアリングに設けられる。そして、ユーザが、別途設けられたスイッチを操作することによって、予め記憶されている複数のステアリングスイッチ機能コードの中から、スイッチ群に割り付ける機能コードが選択可能となる。このようにして、スイッチ群には、複数の機能コードの中の所望の機能コードに応じた機能が割り付けられる。
特開平10−308136号公報
しかしながら、従来装置では、ステアリングに設けられたスイッチ群への機能の割り付けをユーザ自身の操作によって行う必要がある。ここで、車両の走行する道路種別や、時刻、渋滞の状況などの走行状況が変化すると、操作したい車載機器も変化することがある。
例えば、車両が高速道路を出て一般道路へ進入した場合、ユーザは車両が走行中の道路や車両周辺の建物の名称等を確認するために、ナビゲーション機器を操作することが多い。そのため、ユーザはナビゲーション機器を操作するための機能(操作コマンド)を含む機能コードを選択する操作を行なうことが考えられる。また、車両が一般道路から高速道路へと進入した場合、ユーザは交通情報を確認するために、ラジオ等のオーディオ機器を操作することが多い。そのため、ユーザはオーディオ機器を操作するための操作コマンドを含む機能コードを選択する操作を行うことが考えられる。
このように、車両の走行状況の変化に応じて、その都度、ユーザがステアリングスイッチ群への機能の割り付けを変更することは、手間がかかり、その変更のための操作負担が大きいとの問題がある。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、操作部に割り付けた機能を変更する際の操作負担を軽減することが可能な車載機器操作装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の車載機器操作装置は、車載機器を操作するための複数の操作コマンドからなるコマンドセットを複数セット記憶するコマンドセット記憶手段と、当該コマンドセット記憶手段に記憶された複数のコマンドセットの内、1つのコマンドセットが割り付けられるとともに、そのコマンドセットに含まれる所望の操作コマンドによる車載機器の操作を指示する操作部とを備えた車載機器操作装置であって、
車両の走行中の走行状況を検知する検知手段と、
前記車両の走行中の走行状況を複数に分類し、その分類した走行状況ごとに、前記操作部に割り付けるべきコマンドセットに関する割付情報を記憶する情報記憶手段と、
前記検知手段が検知した走行状況及び前記情報記憶手段に記憶された割付情報に基づいて、前記走行状況に対応するコマンドセットを前記操作部に割り付ける割付手段とを備えることを特徴とする。
このように、請求項1に記載の車載機器操作装置では、車両の走行中の走行状況を複数に分類し、各走行状況ごとに、使用される可能性の高い操作コマンドを含むコマンドセットに関する割付情報が記憶されている。そして、割付手段は、検知手段によって検知した車両の走行中の走行状況と記憶した割付情報から、当該走行状況に対応するコマンドセットを操作部に割り付ける。これにより、車両の走行中の走行状況の変化に応じて、使用される可能性の高い操作コマンドを、自動的に操作部に割り付けることができる。従って、操作部に割り付けた機能を変更する際の、ユーザの操作負担を軽減することが可能になる。
請求項2に記載するように、コマンドセットに含まれる操作コマンドをのうちのいずれかを指定して、当該指定した操作コマンドを、他の操作コマンドによって置換するよう指示する置換指示手段を備えることが好ましい。これにより、各コマンドセットに含まれる操作コマンドを、各ユーザのニーズや嗜好に合わせてユーザ自身が変更することが可能になる。
上記目的を達成するために、請求項3に記載の車載機器操作装置は、車載機器を操作するための複数の操作コマンドからなるコマンドセットを複数セット記憶するコマンドセット記憶手段と、当該コマンドセット記憶手段に記憶された複数のコマンドセットの内、1つのコマンドセットが割り付けられるとともに、そのコマンドセットに含まれる所望の操作コマンドによる車載機器の操作を指示する操作部とを備えた車載機器操作装置であって、
車両の走行状況を検知する検知手段と、
前記車両の走行状況を複数に分類し、その分類した走行状況ごとに、前記操作部に割り付けるべきコマンドセットに関する割付情報を記憶する情報記憶手段と、
前記検知手段が検知した走行状況及び前記情報記憶手段に記憶された割付情報に基づいて、前記走行状況に対応するコマンドセットを前記操作部に割り付ける割付手段と、
前記コマンドセットに含まれる操作コマンドをのうちのいずれかを指定して、当該指定した操作コマンドを、他の操作コマンドによって置換するよう指示する置換指示手段とを備え、
前記コマンドセット記憶手段は、前記置換指示手段から操作コマンドの置換を指示された場合、前記コマンドセットに含まれる操作コマンドを書き換えることを特徴とする。
以上の構成によれば、操作部に割り付けた機能を変更する際の、ユーザの操作負担を軽減することが可能になる。また、以上の構成によれば、各コマンドセットに含まれる操作コマンドを、各ユーザのニーズや嗜好に合わせてユーザ自身が変更することが可能になる。
請求項4に記載したように、操作部に割り付けられたコマンドセットの変更指示を出力する変更指示出力手段を備え、割付手段は、変更指示出力手段からコマンドセットの変更指示が出力されると、操作部に既に割り付けられたコマンドセットを除く、他のコマンドセットのいずれかを操作部に割り付けることが好ましい。これにより、ユーザが操作したい所望の操作コマンドを含むコマンドセットが操作部に割り付けられていない場合でも、その所望の操作コマンドを含むコマンドセットを確実に操作部に割り付けることができる。
この場合、請求項5に記載のように、情報記憶手段は、操作部に割り付けるべきコマンドセットに関する割付情報として、分類した走行状況ごとに、コマンドセットの使用履歴情報を記憶することが好ましい。上述のように、操作部に割り付けられるコマンドセットがユーザによって任意に変更可能であれば、各走行状況において実際に使用されたコマンドセットの使用履歴は、そのまま各コマンドセットの使用可能性を示す指標となるためである。従って、使用履歴情報を記憶することにより、各ユーザの使用実績に応じて、適切なコマンドセットを操作部に割り付けることができる。
上記目的を達成するために、請求項6に記載の車載機器操作装置は、車載機器を操作するための複数の操作コマンドからなるコマンドセットを複数セット記憶するコマンドセット記憶手段と、当該コマンドセット記憶手段に記憶された複数のコマンドセットの内、1つのコマンドセットが割り付けられるとともに、そのコマンドセットに含まれる所望の操作コマンドによる車載機器の操作を指示する操作部とを備えた車載機器操作装置であって、
車両の走行状況を検知する検知手段と、
前記車両の走行状況を複数に分類し、その分類した走行状況ごとに、前記操作部に割り付けるべきコマンドセットに関する割付情報を記憶する情報記憶手段と、
前記検知手段が検知した走行状況及び前記情報記憶手段に記憶された割付情報に基づいて、前記走行状況に対応するコマンドセットを前記操作部に割り付ける割付手段と、
前記操作部に割り付けられたコマンドセットの変更指示を出力する変更指示出力手段とを備え、
前記割付手段は、前記変更指示出力手段からコマンドセットの変更指示が出力されると、前記操作部に既に割り付けられたコマンドセットを除く、他のコマンドセットのいずれかを前記操作部に割り付け、
前記情報記憶手段は、前記操作部に割り付けるべきコマンドセットに関する割付情報として、前記分類した走行状況ごとに、前記コマンドセットの使用履歴情報を記憶するものであることを特徴とする。
以上の構成によれば、操作部に割り付けた機能を変更する際の、ユーザの操作負担を軽減することが可能になる。また、以上の構成によれば、ユーザが操作したい所望の操作コマンドを含むコマンドセットが操作部に割り付けられていない場合でも、その所望の操作コマンドを含むコマンドセットを確実に操作部に割り付けることができる。さらに、以上の構成によれば、使用履歴情報を記憶することにより、各ユーザの使用実績に応じて、適切なコマンドセットを操作部に割り付けることができる。
また、上述したように、割付手段が変更指示出力手段からの変更指示出力に基づいて、操作部に割り付けられたコマンドセットを変更する際、割付情報としてコマンドセットの使用履歴情報が記憶されているならば、請求項7に記載するように、割付手段は、既に操作部に割り付けられているコマンドセットを除く他のコマンドセットの中で最も使用頻度の高いコマンドセットを操作部に割り付けることが好ましい。これにより、少ない変更回数で、ユーザが所望する操作コマンドを含むコマンドセットを操作部に割り付ける可能性を高めることができる。
請求項8に記載するように、検知手段は、時刻に関する情報、車両が走行中の道路種別に関する情報、車両の走行速度に関する情報の少なくとも1つを、車両の走行状況として検知することが好ましい。時刻に関する情報、車両が走行中の道路種別に関する情報、車両の走行速度に関する情報のいずれかが変化した場合、ユーザが操作を所望する車載機器が変化する可能性があるためである。
請求項9に記載するように、割付手段によって割り付けられたコマンドセットを示す情報をユーザに提示する情報提示手段を備えることが好ましい。これにより、ユーザは、操作部に割り付けられているコマンドセットを容易に把握することができる。
さらに、情報提示手段は、請求項10に記載するように、コマンドセットに含まれる操作コマンドの各々を示す情報をユーザに提示することが好ましい。これにより、ユーザは、操作部に割り付けられたコマンドセットに含まれる各操作コマンドも確実に把握することができる。
請求項11に記載したように、情報提示手段は表示デバイスを備え、操作部に割り付けられたコマンドセット又は各操作コマンドを当該表示デバイスに表示することが好ましい。これにより、ユーザは表示デバイスにおける表示を一見しただけで、操作部に割り付けられているコマンドセットまたは各操作コマンドを把握することができる。
請求項12に記載したように、操作部は、車両のステアリングに設置されることができる。これにより、ユーザの車両の運転操作を妨げることなく、車載機器の各々に対する操作を、操作部によって容易に行うことができる。
図1は、本発明の一実施形態における車載機器操作装置の全体構成を示すブロック図である。本車載機器操作装置は、制御部1と操作部2とから構成され、車内LAN3に接続された各車載機器の操作を行うものである。まず、車内LAN3に接続された各車載機器について説明する。
車速メータ31は、図示しない車速センサの検出信号に基づいて、車両の走行速度を算出し、この算出した走行速度を図示しないアナログメータによって表示する。車速メータ31は、算出した走行速度を、車内LAN3を介して、車載機器操作装置の制御部1へ送信する。なお、車両の走行速度の表示に関しては、アナログメータによる表示に限定されるものではなく、例えば液晶パネルにディジタル表示することとしても良い。
オーディオ32は、例えば、ラジオチューナーやCDプレイヤー等のオーディオソースを備えている。このオーディオ32は、制御部1から車内LAN3を介して受信した操作信号に従って操作される。なお、オーディオ32の操作に関しては、前述の操作信号に従った操作に限定されるものではなく、当該オーディオ32に備えられた図示しないスイッチやリモコンによっても操作できるように構成されている。
エアコン33は、公知のように、車室内に調温された空気を送出することにより、車室内の温度が設定温度と一致するよう室温調整を行うものである。また、エアコン33は、車室内へ送出する空気の内外気切り換え、車室内への空気吹出口の切り換え、送風量の切り換え等をユーザがマニュアルにて変更操作可能なように構成されている。このエアコン33に対する操作信号も、車内LAN3を介して、車載機器操作装置の制御部1から出力される。ただし、エアコン33にも専用の操作スイッチが設けられており、この操作スイッチによって各種の操作を行うことが可能である。
ナビゲーション装置34は、公知のように、車両の現在位置及び進行方向を検出し、地図記憶媒体から読み出した車両の現在位置周辺の地図画像を、当該車両の現在位置及び進行方向を示すマークと共に図示しないディスプレイに表示する。このナビゲーション装置34は、表示地図の縮尺を拡大したり縮小したりすることが可能な地図縮尺変更機能、各種の施設の検索機能、目的地までの経路案内機能等の各種のナビゲーション機能を備えている。
上述した地図記憶媒体は、地図画像を表示するための表示データや、各施設を検索するための検索データに加え、各道路の道路種別、道路幅員、車線数、交差点位置等の情報を記憶している。また、ナビゲーション装置34は、目的地への到着時間の表示等のため、内部時計を備え、この内部時計から、もしくはGPSからの受信信号により時刻を検出することが可能である。
そして、ナビゲーション装置34は、車両が走行中の道路の道路種別、時刻情報等の情報を、車内LAN3を介して、車載機器操作装置の制御部1へ送信する。逆に、制御部1は、ナビゲーション装置34を操作するための操作信号をナビゲーション装置34に送信する。また、ナビゲーション装置34には、例えばタッチスイッチやリモコン等の操作部材が設けられ、この操作部材によって、各種の操作を行うことが可能である。
なお、車載機器操作装置の制御部1は、オーディオ32、エアコン33、及びナビゲーション装置34に対して、主要な機能の操作信号のみ出力するように構成されている。各車載機器の全ての機能の操作を車載機器操作装置の操作部2によって実行可能とすると、操作コマンドの数が膨大となり、操作性の悪化を招く可能性があるためである。ただし、オーディオ32やエアコン33など、操作項目が比較的少ない車載機器に関しては、全ての機能の操作を操作部2によって行うようにしても良い。また、車載機器操作装置によって操作される車載機器として、オーディオ32、エアコン33、及びナビゲーション装置34を例示したが、他の車載機器(たとえばデジタルTV等にかぎらず、ワイパーやウインドウガラス開閉操作等を行えるようにしてもよい)を操作対象機器としても良い。
次に、車載機器操作装置における制御部1および操作部2の構成について説明する。なお、操作部2は、ユーザの車両の運転操作を妨げることなく、各車載機器に対する操作を容易に行うことができるよう、車両の図示しないステアリングに設置される。
外部通信ユニット11は、車内LAN3を介して、車速メータ31、オーディオ32、エアコン33、ナビゲーション装置34の各々との通信を行う。具体的には、車速メータ31から車両の走行速度情報を受信するとともに、ナビゲーション装置34から道路種別、時刻情報等の情報を受信する。また、外部通信ユニット11は、オーディオ32、エアコン33、ナビゲーション装置34の各々の車載機器の主要な機能を操作する操作信号を、車内LAN3を介して該当する機器へ送信する。
記憶ユニット12は、オーディオ32、エアコン33、及びナビゲーション装置34の主要な機能を操作する操作コマンドを記憶している。さらに、記憶ユニット12は、複数の操作コマンドをグループにしたコマンドセットに関する情報を複数記憶している。この複数のコマンドセットは、ユーザによって、又はデフォルトデータとして、予め初期設定され、記憶ユニット12に記憶される。さらに、複数のコマンドセットは、複数に分類された車両の走行状況のいずれかの状況に対応するものとして、その対応関係も初期設定される。
図2に、コマンドセットの一例を示す。図2に示す例では、車両の走行状況が、例えば、一般道路走行時、高速道路走行時、夜間走行時、及び渋滞走行時の4つに分類され、かつ、コマンドセットA〜Dが、それぞれの走行状況に対応付けられている。そして、各コマンドセットA〜Dに含まれる操作コマンドは、ユーザによって、又はデフォルトデータとして、対応する走行状況において最も利用頻度が高いと考えられる操作コマンドを含むように初期設定される。
例えば、一般道路走行時においては、自車の周辺施設や進行方向を確認するために地図を拡大・縮小する機会が多くなり、また、走行中にオーディオを楽しむユーザが多く、従って、オーディオ32の操作が行なわれる機会も多いと考えられる。従って、一般道路走行時に対応付けられたコマンドセットAは、ナビゲーション装置34に表示された地図を拡大する操作コマンド(番号1)および縮小する操作コマンド(番号2)、オーディオ32のラジオチューナーのチャンネルを切り換える操作コマンド(番号3)、オーディオ32におけるラジオ・CD等のソースの切り換えを行う操作コマンド(番号4)を含むように設定されている。
さらに、記憶ユニット12には、車両の実際の走行状況を、道路種別(例えば、市街地一般道路、郊外一般道、高速道路など)、時間帯(例えば、6〜10時の通勤時間帯、10〜17時の日中時間帯、17〜20時の帰宅時間帯、及び20〜6時の夜間時間帯)、及び車両の(平均)走行速度(例えば、渋滞走行である0〜10km/H、通常走行である10〜40km/H、高速走行である40km/H以上)で分類しつつ、コマンドセットA〜Dが操作部2に割り付けられた回数を、カウントして記憶する選択回数テーブルが設けられる。
図3は、市街地一般道路に対して設定された選択回数テーブルの一例を示している。図3に示すように、市街地一般道路の選択回数テーブルには、平均走行速度及び時間帯によって分類される各状況ごとに、各コマンドセットA〜Dの操作部2に割り付けられた回数が記憶されている。なお、コマンドセットA〜Dが操作部2に割り付けられた状態で、少なくとも1回、操作コマンドによる車載機器の操作が行なわれた場合に、該当するコマンドセットA〜Dのカウンタがカウントアップされる。
走行状況判定ユニット13は、車内LAN3を介して外部通信ユニット11が受信する車両の走行速度情報、車両が走行中の道路種別情報および時刻情報から、車両の実際の走行状況が、一般道路走行時、高速道路走行時、夜間走行時、渋滞走行時のいずれに該当するかを判定する。なお、一般道路走行時および高速道路走行時であっても、夜間である場合には夜間走行時と判定される。また、車両の平均走行速度が所定の低速度域(0〜10km/H)に属する場合には、渋滞走行時と判定される。平均走行速度は、例えば、過去5分間の走行速度を平均することによって算出される。さらに、実際には一般道路を走行している時であっても、郊外における一般道等のように車両の平均走行速度が比較的早い(40km/H)場合には、高速道路走行時と判定される。
内部通信ユニット14は、制御部1と操作部2との間の通信を制御するユニットであり、操作部2に対して、操作部2に割り付けるコマンドセット及びそのコマンドセットに含まれる操作コマンドに関する情報として、表示データやコード信号を送信する。また、操作部2からは、操作された操作コマンドの操作信号や、操作部2に割り付けられたコマンドセットの変更を指示する変更信号、および、コマンドセット中の操作コマンドを他の操作コマンドに置換するための置換信号が送信される。
制御ユニット15は、制御部1における制御処理の中心的役割を果たすもので、例えば、走行状況ユニット13が判定した車両の実際の走行状況に基づいて、当該走行状況に対応するコマンドセットに関する情報を記憶ユニット12から読み出し、内部通信ユニット14を介して操作部2へ送信する。また、操作部2から内部通信ユニット14を介して操作信号を取得すると、該当する車載機器に向けて、外部通信ユニット11を介してその車載機器の操作信号を送信する。その際には、記憶ユニット12に記憶された選択回数テーブルにおける、車両の実際の走行状況に対応する分類部分において、操作信号を送信した操作コマンドが含まれるコマンドセットのカウンタに1だけ加算する。
例えば、車両が市街地一般道路を走行中であって、時刻は午前7時、車両の平均走行速度が30kmであった場合に、コマンドリストDに含まれる操作コマンドが操作されて、操作部2から操作信号が送信された状況を想定する。この場合、図3に示す選択回数テーブルの、時間帯が6−10時であって、平均走行速度が10−40kmの分類部分における、コマンドセットDのカウンタの値が1だけ加算される。
さらに、制御ユニット15は、操作部2に割り付けたコマンドセットの変更要求を示す変更信号を受信するたびに、記憶ユニット12に記憶された選択回数テーブルの車両の走行状況に対応する分類部分を参照して、既に操作部2に割り付けられているコマンドセットを除く他のコマンドセットの中で、カウンタ値が大きい順に、コマンドセットを選択して、操作部2に割り付ける。
例えば、車両が市街地一般道路を走行中であって、時刻は午前7時、車両の平均走行速度が10km以下であった場合に、操作部2にコマンドセットDが割り付けられている状況において、操作部2からコマンドセットの変更要求を示す変更信号を取得した状況を想定する。この場合、図3に示す選択回数テーブルの、時間帯が6−10時であって、平均走行速度が10−40kmの分類部分における、コマンドセットDを除く各コマンドセットA〜Cのカウンタ値が参照される。この場合、コマンドセットCのカウンタ値が最も大きいため、操作部2には、コマンドセットDに代えて、コマンドセットCが割り付けられる。なお、最も大きいカウンタ値が、複数のコマンドセットに対して記憶されている場合には、いずれのコマンドセットを操作部2に割り付けても良い。
また、制御ユニット15は、操作部2から操作コマンドの置換信号および置換される操作コマンドを示す信号を受信すると、記憶ユニット12に記憶された全操作コマンドを読み出して順次操作部2へ送信する。そして、いずれかの操作コマンドがユーザによって選択されると、コマンドセットにおける操作コマンドを、選択された操作コマンドと置換する処理を行う。すなわち、制御ユニット15は、コマンドセットに含まれる操作コマンドを変更するために、記憶ユニット12におけるコマンドセットに関する情報を書き換える。
例えば、操作部2にコマンドリストAが割り付けられている際に、操作部2から置換信号および置換すべき操作コマンドとしてラジオ・CD切り換え操作コマンドを受信すると、制御ユニット15は、記憶ユニット12に記憶された全操作コマンドを読み出して順次、操作部2へ送信する。そして、いずれかの操作コマンドがユーザによって選択されると、コマンドリストAに挙げられたラジオ・CD切り換え操作コマンドを、選択された操作コマンドに置換する。
次に、本実施形態の操作部2の構成について説明する。表示パネル21は、例えば小型の液晶ディスプレイからなり、操作部2に割り付けられているコマンドセットを示す表示データである車両の走行状況(一般道路走行時、高速道路走行時、夜間走行時、渋滞走行時)、そのコマンドセットに含まれる操作コマンドの各々の名称、操作コマンドの置換処理時に制御部1から受信した操作コマンドの名称等の表示を行う。これにより、ユーザは操作部2に割り付けられているコマンドセット、そのコマンドセットに含まれる操作コマンド等を、液晶ディスプレイを一見しただけで把握できる。
変更スイッチ22は、例えば押しボタンスイッチからなり、押下する時間に応じて、コマンドセットの変更要求を示す変更信号や、コマンドセットに含まれる操作コマンドの置換要求を示す置換信号を制御部1へ送信する。すなわち、変更スイッチ22を所定時間(例えば3秒)以下だけ押下することにより、表示パネル21に表示される、操作部2に割り付けられるコマンドセットを示す情報(車両の走行状況)が変更される。そのコマンドセットを示す情報が変更される例を図4に示す。図4に示すように、変更スイッチ22を短時間だけ押下するごとに、一般道路走行時→高速道路走行時→夜間走行時→渋滞走行時→一般道路走行時と、操作部2に割り付けられるコマンドセットが順番に変更される。
一方、変更スイッチ22を所定時間以上、押下し続けることにより、操作コマンドの置換処理モードとなり、予め設定されている各コマンドセットA〜Dに含まれる操作コマンドを他の操作コマンドによって置換することが可能になる。この操作コマンドの置換処理は後述する。
指定スイッチ23は、回転及び押下が可能な複合スイッチである。コマンドセットA〜Dのいずれかを示す情報が表示パネル21に表示されているときに、この指定スイッチ23がいずれかの方向に回転または押下されると、その表示されていたコマンドセットA〜Dに含まれる操作コマンドが、コマンド番号に従って表示パネル21に表示される。なお、表示パネル21に操作コマンドが表示されているときに、変更スイッチ22を押下すると、コマンドセットの表示状態に復帰する。
そして、操作コマンド表示状態において、指定スイッチ23を左右いずれかの方向に回転させることによって、操作部2に割り付けられたコマンドセットに含まれる操作コマンドの各々を、表示パネル21に順に表示させることができる。図5に、一般道路走行時に対応するコマンドセットAが操作部2に割り付けられている場合において、指定スイッチ23を左右方向に回転させることにより、表示パネル21に表示される操作コマンドが変更される例を示す。図5に示すように、指定スイッチ23を右方向に回転することによって、コマンド番号1の地図拡大操作コマンドからコマンド番号4のラジオ・CD切り換え操作コマンドに向かって、順に操作コマンドの表示が切り換えられる。逆に、指定スイッチ23を左方向に回転することによって、コマンド番号4のラジオ・CD切り換え操作コマンドからコマンド番号1の地図拡大操作コマンドに向かって、操作コマンドの表示が切り換えられる。
いずれかの操作コマンドが表示パネル21に表示されているときに、ユーザは、指定スイッチ23を押下操作することにより、その操作コマンドによる車載機器の操作を指示することができる。この場合、操作部2は、表示パネル21に表示中の操作コマンドに対応する操作信号を制御部1へ出力する。
なお、予め設定されているコマンドセットに含まれる操作コマンドの置換処理中には、指定スイッチ23によって、コマンドセットから消去する操作コマンド、および新たに追加する操作コマンドの指定が行なわれる。すなわち、変更スイッチ22の押下操作によって置換信号が出力されると、操作コマンドの置換処理モードとなって、まず、変更スイッチ22及び指定スイッチ23を用いて、消去すべき操作コマンドを表示パネル21に表示させる。そして、指定スイッチ23を押下操作すると、表示パネル21に表示中の操作コマンドが消去すべきコマンドとして指定される。
次に、制御部1は、新たにコマンドリストに含めるべき操作コマンドをユーザに選択させるために、記憶ユニット12から操作コマンドを読み出して、順次、操作部2に送信する。送信された操作コマンドは、表示パネル21に表示される。そして、指定スイッチ23の回転操作によって、表示パネル21に表示される操作コマンドが切り換えられ、押下操作によって新たに追加される操作コマンドの指定が行われる。
次に、本実施形態の車載機器操作装置において実行される制御処理に関して、図6のフローチャートに基づいて説明する。
ステップS101では、車両の走行状況を示す情報として、各車載機器から送信される、車両の走行速度、車両の走行中の道路種別および時刻情報を受信する。ステップ102では、走行状況判定ユニット13において、受信した車両の走行速度、車両の走行中の道路種別および時刻情報に基づいて、車両の走行状況が一般道路走行時、高速道路走行時、夜間走行時、渋滞走行時のいずれに該当するかを判定する。そして、制御ユニット15は、判定した走行状況に対応するコマンドセットを選択し、記憶ユニット12から読み出す。この際、道路種別ごとに設定された選択回数テーブルにおける、判定した走行状況に対応する分類部分を参照し、各コマンドセットの選択回数が記憶されていれば、最も高い選択回数を示すコマンドセットを選択する。まだ、各コマンドセットの選択回数が記憶されていない場合には、初期設定された走行状況とコマンドセットとの関係に基づいて、コマンドセットを選択する。
ステップ103では、制御ユニット15により、選択されたコマンドセットが操作部2に割り付けられる。このコマンドセットの割付処理では、コマンドセット及びそのコマンドセットに含まれる操作コマンドを示す表示データ及びコード信号を操作部2に与える。これにより、操作部2では、表示データに基づいて、コマンドセットや操作コマンドを表示パネル21に表示することができる。さらに、操作部2において、指定スイッチ23の押下操作が行なわれた場合、上記コード信号を含む操作信号を制御部1に送信することにより、制御部1では、いずれの操作コマンドによる操作が指示されたかを認識できる。
ステップS104では、変更スイッチ22又は指定スイッチ23の操作があったか否かを判定する。そして、いずれかのスイッチの操作があったと判定された場合には、ステップS105の処理に進み、いずれのスイッチも操作されていないと判定された場合には、ステップS101の処理に戻る。
ステップS105では、変更スイッチ22の押下操作があったか否かを判定する。ここで、押下操作があったと判定された場合には、さらに、ステップS106において、その押下操作が、3秒以上行なわれたか否かを判定する。押下操作が3秒以上行なわれたと判定された場合には、上述したように、ユーザによる操作コマンドの置換要求を示す置換信号の出力に相当するため、ステップS107に進んで、操作コマンドの置換処理を実行する。なお、この操作コマンドの置換処理は、後に詳細に説明する。
一方、ステップS106において、変更スイッチ22の押下操作が3秒以下の短時間であると判定された場合には、ユーザによるコマンドセットA〜Dの変更要求を示す変更信号の出力に相当するため、ステップS108に進んで、操作部2に割り付けるコマンドセットA〜Dを変更する。このコマンドセットA〜Dの変更に際しては、上述したように、記憶ユニット12に記憶された選択回数テーブルの車両の走行状況に対応する分類部分を参照して、既に操作部2に割り付けられているコマンドセットを除く他のコマンドセットの中で、選択回数が大きいコマンドセットを選択して、操作部2に割り付ける。まだ、選択回数が記憶されていない場合には、コマンドセットの選択順序は任意である。
ステップS105にて、変更スイッチ22が押下操作されていないと判定された場合には、ステップS109に進む。ステップS109では、操作コマンドの表示指示がなされたか否かを判定する。すなわち、表示パネル21にコマンドセットA〜Dが表示されている状態で、指示スイッチ23が回転操作もしくは押下操作されたか否かを判定する。操作コマンドの表示指示がなされたと判定されると、ステップS110に進む。ステップS110では、操作コマンドの表示を行う。すなわち、操作コマンドの表示指示がなされたときに表示されていたコマンドセットA〜Dに含まれる操作コマンドを、コマンド番号に従って表示する。
次に、ステップS111では、指示スイッチ23が回転操作されたか否かを判定する。指示スイッチ23の回転操作は、上述したように、操作コマンドの変更要求を示すものである。このため、指示スイッチ23が回転操作されたと判定された場合には、ステップS112に進んで、操作部2に割り付けられたコマンドセットA〜Dに含まれる、次の操作コマンドの表示を行う。
一方、ステップS111にて、指示スイッチ23の回転操作は行なわれていないと判定されると、ステップS113に進んで、指示スイッチ23が押下操作されたか否かを判定する。指示スイッチ23の押下操作は、上述したように、操作コマンドによる操作の指示要求を示すものである。このため、指示スイッチが押下操作されたと判定された場合には、ステップS114に進んで、操作部2は制御部1に対して操作信号を送信する。これを受けて、制御部1は、該当する車載機器に対して車載LAN3を介して操作信号を送信する。さらに、ステップS115では、操作コマンドによる操作が行なわれたので、コマンドセットA〜Dの選択回数テーブルの更新を行う。すなわち、選択回数テーブルの車両の走行状況に対応する分類部分において、操作された操作コマンドを含むコマンドセットの選択回数を1増加する。
ステップS113において、指示スイッチ23の押下操作が行なわれていないと判定された場合には、ステップS116に進む。ステップS116では、ユーザによってコマンドセットの表示状態への復帰が指示されたか否かを判定するために、変更スイッチ22が押下操作されたか否かを判定する。この判定処理において、変更スイッチ22が押下操作されたと判定されると、ステップS117に進んで、表示パネル21にコマンドセットを表示し、ステップS105の処理に戻る。一方、変更スイッチ22の押下操作が行なわれていないと判定されると、いずれかのスイッチ操作を待機するために、ステップS111の処理に戻る。
なお、いずれかのスイッチ操作が行なわれても、その後、所定時間(例えば30秒)に渡って、何らスイッチ操作が行なわれない場合には、ステップS118において、「Yes」との判定がなされることにより、ステップS101の処理に復帰する。
上述した処理によって、車両の各走行状況ごとに、使用される可能性の高い操作コマンドを含むコマンドセットを操作部2に割り付けることができる。すなわち、初期設定された走行状況とコマンドセットとの対応関係、又は各走行状況における、各コマンドセットの使用実績を示す選択回数テーブルが参照されて、操作部2に割り付けるコマンドセットが選択される。従って、車両の走行状況の変化に応じて、使用される可能性の高い操作コマンドを、自動的に操作部2に割り付けることができる。
また、一旦、いずれかのコマンドセットA〜Dが操作部2に割り付けられても、ユーザが操作したい操作コマンドが含まれていない場合には、ユーザは操作部2に割り付けられたコマンドセットA〜Dを変更することができる。これにより、ユーザが操作したい所望の操作コマンドを含むコマンドセットA〜Dが操作部2に割り付けられていない場合でも、その所望の操作コマンドを含むコマンドセットA〜Dを確実に操作部2に割り付けることができる。
そして、上述のように、操作部2に割り付けられるコマンドセットA〜Dがユーザによって任意に変更可能であるからこそ、各走行状況において実際に使用されたコマンドセットA〜Dの使用履歴情報、すなわち、選択回数テーブルの選択回数が、そのまま各コマンドセットA〜Dの使用可能性の高さを示す指標となるのである。
次に、図7のフローチャートを用いて、操作コマンドの置換処理について説明する。変更スイッチ23の3秒以上の押下操作によって操作コマンドの置換処理の開始が指示されると、まず、ステップS201において、さらに、変更スイッチ22が押下操作されたか否かを判定する。変更スイッチ22が押下操作された場合には、ステップ202へ進み、現在、表示パネル21に表示中のコマンドセットに代えて、他のコマンドセットの表示を行う。このようにして、置換処理において、消去すべき操作コマンドを含むコマンドセットの選択が行なわれる。変更スイッチ22が押下操作されていない場合は、ステップ203へ進む。
ステップS203では、操作コマンドの表示指示がなされたか否かを判定する。すなわち、表示パネル21にコマンドセットA〜Dが表示されている状態で、指示スイッチ23が回転操作もしくは押下操作されたか否かを判定する。操作コマンドの表示指示がなされたと判定されると、ステップS204に進む。ステップS204では、操作コマンドの表示を行う。すなわち、操作コマンドの表示指示がなされたときに表示されていたコマンドセットA〜Dに含まれる操作コマンドを、コマンド番号に従って表示する。
次に、ステップS206では、指示スイッチ23が回転操作されたか否かを判定する。指示スイッチ23が回転操作されたと判定された場合には、ステップS207に進んで、操作部2に割り付けられたコマンドセットA〜Dに含まれる、次の操作コマンドの表示を行う。一方、ステップS206にて、指示スイッチ23の回転操作は行なわれていないと判定されると、ステップS208に進んで、指示スイッチ23が押下操作されたか否かを判定する。このステップS208の判定処理において、指示スイッチ23の押下操作が行なわれていないと判定された場合には、ステップS209に進む。
ステップS209では、変更スイッチ22が押下操作されたか否かに基づいて、ユーザによってコマンドセットA〜Dの表示状態への復帰が指示されたか否かを判定する。この判定処理において、変更スイッチ22が押下操作されたと判定されると、ステップS210に進んで、表示パネル21にコマンドセットA〜Dを表示し、ステップS201の処理に戻る。一方、変更スイッチ22の押下操作が行なわれていないと判定されると、いずれかのスイッチ操作を待機するために、ステップS206の処理に戻る。
一方、ステップS208において、指示スイッチが押下操作されたと判定された場合には、ステップS211に進んで、消去コマンドの指定が行なわれる。すなわち、制御部1は、指示スイッチ23の押下操作によって操作信号が出力された操作コマンドを、コマンドリストA〜Dから消去すべき操作コマンドとして特定する。
次にステップS212において、上述した消去すべき操作コマンドに代えて、コマンドセットA〜Dに新たに追加すべき操作コマンドの指定をユーザに行わせるために、制御部1は、記憶ユニット12に記憶された操作コマンドの表示データ及びコードデータを送信する。これを受けて、操作部2は、操作コマンドの表示データ及びコードデータを受信するとともに、表示データに基づいて操作コマンドの名称を表示パネル21に表示する。
続くステップS213では、指示スイッチ23が回転操作されたか否かを判定する。この指示スイッチ23の回転操作は、ユーザによる操作コマンドの変更要求を示すものである。このため、指示スイッチ23の回転操作が行なわれたと判定された場合、ステップS212の処理に戻り、別の操作コマンドの表示データ等の受信および表示を行う。
ステップS213において、指示スイッチ23が回転操作されていないと判定されると、ステップS214に進む。ステップS214では、指示スイッチ23が押下操作されたか否かを判定する。この指示スイッチ23の押下操作は、新たに追加すべき操作コマンドを特定するためになされる。従って、指示スイッチ23が押下操作されたと判定された場合には、ステップS215において、指示スイッチ23が押下操作されたときに、表示パネル21に表示されていた操作コマンドが、新たに追加すべき操作コマンドとして指定される。
そして、ステップS216において、消去コマンドとして指定された操作コマンドを追加コマンドとして指定された操作コマンドによって置換するように、記憶ユニット12に記憶されたコマンドセットの内容の書き換えを行う。
なお、操作コマンドの書換処理が開始された後に、所定時間(例えば30秒)に渡って、何らスイッチ操作が行なわれない場合には、ステップS205において、「Yes」との判定がなされることにより、操作コマンドの書換処理が終了される。
上述した処理によって、各コマンドセットに含まれる任意の操作コマンドを、各ユーザのニーズや嗜好に合わせて変更することが可能になる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
例えば、前述の実施形態では、操作部2は、コマンドセットや操作コマンドの名称が表示パネル21に表示されるよう構成された。しかしながら、例えば、図形の表示、表示色の変更、音の変更や音声等の他の手段によって、コマンドセットや操作コマンドの名称をユーザに報知しても良い。
さらに、前述の実施形態では、車両が走行中の道路種別、車両の走行速度及び時刻とによって、車両の走行状況を分類したが、さらに他のパラメータを採用しても良い。例えば、天候情報(例えば、ワイパー信号によって取得できる)、曜日や日付情報、車両の運転状態を示すステアリング操舵角、加速度、ヨーレート、ウインカー信号等を、その他のパラメータとして用いても良い。さらに、ナビゲーション装置34から、道路幅、目的地までの走行予定距離、路上/私有地(例えば駐車場)の識別情報、一方通行道路、目的地に到着するまでの時間、交差点までの距離等の情報を取得して、上述したその他のパラメータとして用いても良い。このように、車両の走行状況を細分化することによって、ユーザが使用する可能性の高いコマンドセットを、より高い確率で操作部2に割り付けることができる。
また、前述の実施形態では、初期設定において、4つの走行状況(一般道路走行時、高速道路走行時、夜間走行時、渋滞走行時)に対して、それぞれに対応するコマンドセットを用意した。しかしながら、車両の走行状況に関しては、前述の4つに限定されるものではなく、例えば一般道であっても車両が市街地を走行している場合(市街地走行時)と、車両が郊外を走行している場合(郊外走行時)とを区別する等、その走行状況の設定は、任意に増加、又は減少できる。
さらに、前述の実施形態では、4つの走行状況に対応して、4つのコマンドセットを設定する例について説明したが、走行状況よりも多数もしくは少数のコマンドセットを設定するようにしても良い。また、コマンドセットを識別するための情報としては、前述した実施形態のように、分類した走行状況を用いる以外に、例えば、番号や任意の名称を付与することによって、各コマンドセットを識別表示しても良い。
本発明の一実施形態における車載機器操作装置の全体構成を示すブロック図である。 本実施形態の車載機器操作装置において、コマンドセットA〜Dの各々に挙げられた操作コマンドの一例を示す図である。 本実施形態の車載機器操作装置において、選択回数テーブルの一例を示す図である。 本実施形態の車載機器操作装置において、変更スイッチを押下する毎に、表示パネルに表示されるコマンドセットの名称が変化することを説明するための図である。 本実施形態の車載機器操作装置において、指定スイッチを回転操作することにより、表示パネルに表示される操作コマンドの名称が変化することを説明するための図である。 本実施形態の車載機器操作装置において、各車載機器へ操作信号を送信するために実行される制御処理を示すフローチャートである。 操作コマンドの置換処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1…制御部
11…外部通信ユニット
12…記憶ユニット
13…走行状況判別ユニット
14…内部通信ユニット
15…制御ユニット
2…操作部
21…表示パネル
22…変更スイッチ
23…指定スイッチ
3…車内LAN
31…車速メータ
32…オーディオ
33…エアコン
34…ナビゲーション装置

Claims (12)

  1. 車載機器を操作するための複数の操作コマンドからなるコマンドセットを複数セット記憶するコマンドセット記憶手段と、当該コマンドセット記憶手段に記憶された複数のコマンドセットの内、1つのコマンドセットが割り付けられるとともに、そのコマンドセットに含まれる所望の操作コマンドによる車載機器の操作を指示する操作部とを備えた車載機器操作装置であって、
    車両の走行中の走行状況を検知する検知手段と、
    前記車両の走行中の走行状況を複数に分類し、その分類した走行状況ごとに、前記操作部に割り付けるべきコマンドセットに関する割付情報を記憶する情報記憶手段と、
    前記検知手段が検知した走行状況及び前記情報記憶手段に記憶された割付情報に基づいて、前記走行状況に対応するコマンドセットを前記操作部に割り付ける割付手段とを備えることを特徴とする車載機器操作装置。
  2. 前記コマンドセットに含まれる操作コマンドをのうちのいずれかを指定して、当該指定した操作コマンドを、他の操作コマンドによって置換するよう指示する置換指示手段を備え、
    前記コマンドセット記憶手段は、前記置換指示手段から操作コマンドの置換を指示された場合、前記コマンドセットに含まれる操作コマンドを書き換えることを特徴とする請求項1に記載の車載機器操作装置。
  3. 車載機器を操作するための複数の操作コマンドからなるコマンドセットを複数セット記憶するコマンドセット記憶手段と、当該コマンドセット記憶手段に記憶された複数のコマンドセットの内、1つのコマンドセットが割り付けられるとともに、そのコマンドセットに含まれる所望の操作コマンドによる車載機器の操作を指示する操作部とを備えた車載機器操作装置であって、
    車両の走行状況を検知する検知手段と、
    前記車両の走行状況を複数に分類し、その分類した走行状況ごとに、前記操作部に割り付けるべきコマンドセットに関する割付情報を記憶する情報記憶手段と、
    前記検知手段が検知した走行状況及び前記情報記憶手段に記憶された割付情報に基づいて、前記走行状況に対応するコマンドセットを前記操作部に割り付ける割付手段と、
    前記コマンドセットに含まれる操作コマンドをのうちのいずれかを指定して、当該指定した操作コマンドを、他の操作コマンドによって置換するよう指示する置換指示手段とを備え、
    前記コマンドセット記憶手段は、前記置換指示手段から操作コマンドの置換を指示された場合、前記コマンドセットに含まれる操作コマンドを書き換えることを特徴とする車載機器操作装置。
  4. 前記操作部に割り付けられたコマンドセットの変更指示を出力する変更指示出力手段を備え、
    前記割付手段は、前記変更指示出力手段からコマンドセットの変更指示が出力されると、前記操作部に既に割り付けられたコマンドセットを除く、他のコマンドセットのいずれかを前記操作部に割り付けることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の車載機器操作装置。
  5. 前記情報記憶手段は、前記操作部に割り付けるべきコマンドセットに関する割付情報として、前記分類した走行状況ごとに、前記コマンドセットの使用履歴情報を記憶するものであることを特徴とする請求項4に記載の車載機器操作装置。
  6. 車載機器を操作するための複数の操作コマンドからなるコマンドセットを複数セット記憶するコマンドセット記憶手段と、当該コマンドセット記憶手段に記憶された複数のコマンドセットの内、1つのコマンドセットが割り付けられるとともに、そのコマンドセットに含まれる所望の操作コマンドによる車載機器の操作を指示する操作部とを備えた車載機器操作装置であって、
    車両の走行状況を検知する検知手段と、
    前記車両の走行状況を複数に分類し、その分類した走行状況ごとに、前記操作部に割り付けるべきコマンドセットに関する割付情報を記憶する情報記憶手段と、
    前記検知手段が検知した走行状況及び前記情報記憶手段に記憶された割付情報に基づいて、前記走行状況に対応するコマンドセットを前記操作部に割り付ける割付手段と、
    前記操作部に割り付けられたコマンドセットの変更指示を出力する変更指示出力手段とを備え、
    前記割付手段は、前記変更指示出力手段からコマンドセットの変更指示が出力されると、前記操作部に既に割り付けられたコマンドセットを除く、他のコマンドセットのいずれかを前記操作部に割り付け、
    前記情報記憶手段は、前記操作部に割り付けるべきコマンドセットに関する割付情報として、前記分類した走行状況ごとに、前記コマンドセットの使用履歴情報を記憶するものであることを特徴とする車載機器操作装置。
  7. 前記変更指示出力手段によって変更指示が出力された場合、前記割付手段は、前記操作部に既に割り付けられているコマンドセットを除く他のコマンドセットの中で最も使用頻度の高いコマンドセットを前記操作部に割り付けることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の車載機器操作装置。
  8. 前記検知手段は、時刻に関する情報、前記車両が走行中の道路種別に関する情報、前記車両の走行速度に関する情報の少なくとも1つを、前記車両の走行状況として検知することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の車載機器操作装置。
  9. 前記割付手段によって前記割り付けられたコマンドセットを示す情報をユーザに提示する情報提示手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の車載機器操作装置。
  10. 前記情報提示手段は、前記コマンドセットに含まれる操作コマンドの各々を示す情報をユーザに提示することを特徴とする請求項9に記載の車載機器操作装置。
  11. 前記情報提示手段は表示デバイスを備え、前記操作部に割り付けられたコマンドセット又は各操作コマンドを当該表示デバイスに表示することを特徴とする請求項10に記載の車載機器操作装置。
  12. 前記操作部は、前記車両のステアリングに設置されることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の車載機器操作装置。
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