JP4513398B2 - 交差点状況検出装置および交差点状況検出方法 - Google Patents

交差点状況検出装置および交差点状況検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、車両の走行データに基づいて、交差点の状況、特に、一時停止が必要な交差点の状況を検出する装置および方法に関する。
運転者の一時停止の不履行を未然に防ぐために、カーナビゲーションシステムの地図データベースに一時停止地点のデータを予め登録しておき、運転者が一時停止地点で一時停止する意志が無いと判断すると、警告を発する装置が知られている(特許文献1参照)。
特開平10−76922号公報
しかしながら、従来の装置では、走行した道路のデータに基づいて交差点の状況を判定することはできなかったので、新しくできた一時停止が必要な交差点において警報を発することはできないという問題があった。
本発明による交差点状況検出装置および交差点状況検出方法は、車両の速度を検出するとともに、車速を検出した時の車両の位置および車両側方の遮蔽物を検出して記録し、記録した車両の速度、車両位置、および、車両側方の遮蔽物の情報に基づいて、交差点の状況を判定し、車両側方の遮蔽物が無くなる見切り位置を検出し、見切り位置に基づいて交差点の一時停止位置を判定することを特徴とする。
本発明による交差点状況検出装置および交差点状況検出方法によれば、車両の速度、車両位置、および、車両側方の遮蔽物の情報に基づいて、交差点の状況を判定するので、新しい道路における交差点の情報および一時停止すべき位置の情報を取得することができる。
−第1の実施の形態−
図1は、本発明による交差点状況検出装置の第1の実施の形態の構成を示す図である。第1の実施の形態における交差点状況検出装置は、車速センサ1と、GPSセンサ2と、測距センサ3と、走行情報蓄積装置4と、コントローラ5と、道路情報データベース6と、警報装置7とを備える。この第1の実施の形態における交差点状況検出装置は、カーナビゲーション装置としての機能も有している。
車速センサ1は、車両の速度を検出して、走行情報蓄積装置4およびコントローラ5に出力する。GPSセンサ2は、図示しないGPS衛星から発信される電波を受信して、車両の現在位置を検出し、走行情報蓄積装置4およびコントローラ5に出力する。測距センサ3は、車両のフロントサイドの左右の位置に二つ取り付けられて、車両側方に存在する物体を検出するとともに、その物体までの距離を検出し、走行情報蓄積装置4およびコントローラ5に出力する。図2は、測距センサ3の取り付け位置の一例、および、測距範囲を示す図である。走行情報蓄積装置4は、車両の走行情報、すなわち、車速、車両位置および車両側方に存在する物体の情報を格納する。
コントローラ5は、内部で行う処理機能上、交差点状況判定部5aおよび車両状態判定部5bを備える。交差点状況判定部5aは、車両の走行情報、すなわち、車速、車両位置および車両側方に存在する物体の情報に基づいて、交差点の情報、特に、信号が設置されていない交差点のように、一時停止が必要な交差点であるか否かを判定する。また、交差点状況判定部5aは、後述する方法により、一時停止が必要な交差点に車両が進入する際に、一時停止を行うための停止目標位置を決定する。交差点状況判定部5aにより検出される一時停止が必要な交差点および一時停止を行うための停止目標位置の情報は、道路情報データベース6に格納される。
なお、道路情報データベース6には、運転者に経路案内を行うための地図データ6aも格納されている。従って、交差点状況判定部5aにより検出された交差点の状況および一時停止を行うための停止目標位置の情報は、道路情報データベース6に格納されている地図データ6aの内容に反映される。これにより、予め地図データ6aに格納されていなかった交差点の状況や停止目標位置の情報を運転者に報知することができる。
車両状態判定部5bは、道路情報データベース6に格納されている一時停止が必要な交差点の情報および一時停止を行うための停止目標位置と、車速センサ1により検出される車速およびGPSセンサ2により検出される車両位置とに基づいて、車両の状態が運転者に警告を促すべき状態であるか否かを判定する。警報装置7は、車両状態判定部5bによる車両状態の判定結果に基づいて、運転者に警告を発する。
図3および図4は、第1の実施の形態における交差点状況検出装置により行われる処理内容を示すフローチャートである。ステップS10から始まる処理は、主にコントローラ5により行われる。ステップS10では、図示しないイグニッションスイッチがオンされたか否かを判定する。イグニッションスイッチがオンされていないと判定すると、オンされるまでステップS10で待機し、オンされたと判定すると、ステップS20に進む。
ステップS20では、車速センサ1により車速を検出するとともに、GPSセンサ2により、車両の現在位置を検出する。また、測距センサ3により、車両側方に存在する物体までの距離を検出する。車速、車両の現在位置、および、側方物体までの距離を検出すると、ステップS30に進む。ステップS30からステップS130までの処理は、コントローラ5の交差点状況判定部5aにより行われる。
ステップS30では、道路情報データベース6に格納されている地図データ6aと、ステップS20で検出した車両の現在位置とに基づいて、現在走行しているリンクLnと、リンクLnの端にあるノードの検出を行う。なお、ノードは、交差点や道路上特に指定された点のことであり、リンクはノード間の道路に該当するものである。
ステップS40では、ステップS30で検出した走行リンクLnが一般道のリンクであるか否かを判定する。走行リンクLnが一般道のリンクであると判定するとステップS50に進み、一般道のリンクではないと判定するとステップS190に進む。ステップS50では、ステップS30で検出した交差点(ノード)手前の所定範囲内で、車速が10km/h以下になったか否かを判定する。ここでは、所定範囲を交差点から15m以内の範囲とする。ステップS50の判定を肯定すると、走行リンクLnは一時停止が必要なリンク、すなわち、非優先リンクである可能性が高いと判断してステップS80に進み、ステップS50の判定を否定するとステップS60に進む。
ステップS60では、走行情報蓄積装置4に蓄積されている過去の走行情報を読み出してステップS70に進む。ステップS70では、ステップS60で読み出した過去の走行情報の中に、ステップS30で検出した走行リンクLnの記録があるか否かを判定する。走行リンクLnの記録があると判定するとステップS80に進み、記録が無いと判定するとステップS190に進む。
ステップS80では、リンクLnの情報およびリンクLnを走行した時の走行情報を走行情報蓄積装置4に登録する。ただし、ステップS50の判定を肯定してステップS80に進んだ場合には、非優先リンクである可能性が高いという情報を付随させて登録する。ステップS80に続くステップS90では、走行情報蓄積装置4からリンクLnの情報を読み出し、リンクLnの走行回数がN(例えば、N=5)回になったか否かを判定する。リンクLnの走行回数がN回になったと判定するとステップS100に進み、N回になっていないと判定すると、ステップS190に進む。
ステップS100では、リンクLnが非優先リンクである可能性が高いと判断された回数、すなわち、ステップS50の判定を肯定した回数が、リンクLnの全走行回数の9割以上であるか否かを判定する。ステップS100の判定を肯定するとステップS110に進み、否定するとステップS130に進む。ステップS130では、リンクLnは非優先リンクではないと判断して、リンクLnの情報を走行情報蓄積装置4から削除する。リンクLnの情報を削除すると、ステップS190に進む。
一方、ステップS110では、リンクLnが非優先リンクであると判断して、車両が一時停止するための停止目標位置を設定する。ここでは、過去の走行情報に基づいて、交差点から所定の範囲(例えば、15m以内)において、車速が最も低くなる地点を複数抽出し、抽出した位置の平均位置を求める。また、測距センサ3で検出した側方物体までの距離に基づいて、見切り位置を求める。見切り位置とは、図2に示すように、交差点における側壁(遮蔽物)が途切れる位置である。すなわち、測距センサ3により検出される距離が所定量以上変化する位置を見切り位置として検出する。この見切り位置と、車速が最も低くなる地点の平均位置とに基づいて、停止目標位置を設定する。
図5は、測距センサ3の出力信号と、車速が最も低くなる地点の分布Aとの関係を示す図である。横軸は、ノードからの距離である。図5に示す例では、ノードを基準として、見切り位置が分布Aの平均位置より遠い位置にある。このようなケースでは、車両が見切り位置を越えて交差点に進入し、車道境界付近で一時停止していることが多いと考えられる。この場合、見切り位置および分布Aの平均位置のうち、ノードから遠い方の位置である見切り位置を停止目標位置として設定する。
図6は、測距センサ3の出力信号と、車速が最も低くなる地点の分布Bとの関係を示す図である。図6に示す例では、見切り位置と、車速が最も低くなる地点の分布Bの平均位置とが一致している。このようなケースでは、ドライバは、左右の見通しの利く所で一時停止して交差点に進入していると考えられる。従って、この場合には、分布Bの平均位置および見切り位置を停止目標位置として設定する。
図7は、測距センサ3の出力信号と、車速が最も低くなる地点の分布Cとの関係を示す図である。図7に示す例では、ノードを基準として、分布Cの平均位置が見切り位置より遠い位置にある。このようなケースでは、ドライバは、見切り位置より手前にある一時停止線等で一時停止して交差点に進入していると考えられる。従って、この場合には、ノードから遠い方の位置である分布Cの平均位置を停止目標位置として設定する。
すなわち、交差点状況判定部5aは、車速が最も低くなる地点の分布の平均位置および見切り位置のうち、ノードから遠い方の位置を停止目標位置に設定する。停止目標位置を設定すると、ステップS120に進む。ステップS120では、非優先リンクLnに関する情報およびステップS110で設定した停止目標位置の情報を道路情報データベース6に登録する。非優先リンクLnに関する情報および停止目標位置の情報を道路情報データベース6に登録すると、図4に示すフローチャートのステップS140に進む。
ステップS140からステップS180までの処理は、コントローラ5の車両状態判定部5bにより行われる。ステップS140では、道路情報データベース6から非優先リンクの位置情報を読み出し、現在走行しているリンクが非優先リンクであるか否かを判定する。非優先リンクを走行中であると判定するとステップS150に進み、非優先リンクを走行中ではないと判定するとステップS190に進む。
ステップS150では、道路情報データベース6に登録されている停止目標位置と、GPSセンサ2により検出される車両位置とに基づいて、現在の車両位置から停止目標位置までの距離Lを算出する。距離Lを算出すると、ステップS160に進む。ステップS160では、次式(1)の関係が成立するか否かを判定する。
L<V・t+V2/(2a) (1)
ただし、V(m/s)は現在の車速、t(s)は、警告を受けてから運転者がブレーキを踏むまでの反応時間の設定値、a(m/s)は減速度の設定値である。
すなわち、式(1)は、現在の車両位置から停止目標位置までの距離Lと、運転者が警告を受けてからブレーキを踏んで車両が停止するまでの距離とを比較している。式(1)の関係が成立すると判定するとステップS170に進む。一方、式(1)の関係が成立しないと判定すると、運転者に警告を発しなくても、車両を停止目標位置までに停止させることができると判断して、ステップS190に進む。
ステップS170では、車速Vが10km/hより大きいか否かを判定する。V>10km/hの関係が成り立つと判定するとステップS180に進み、V>10km/hの関係が成り立たないと判定すると、運転者に警告を発する必要はないと判断して、ステップS190に進む。
ステップS180では、警報装置7に対して、警報を発するための指令を出す。この指令を受けた警報装置7は、運転者に対して警報を発する。警報装置7が運転者に警報を発すると、ステップS190に進む。ステップ190では、図示しないイグニッションスイッチがオフされたか否かを判定する。イグニッションスイッチがオフされていないと判定するとステップS20に戻って、上述したステップS20以降の処理を繰り返し行う。一方、イグニッションスイッチがオフされたと判定すると、全ての処理を終了する。
第1の実施の形態における交差点状況検出装置によれば、車速、車両の位置、および、車両側方に存在する遮蔽物の情報に基づいて、交差点の状況、特に、信号の無い交差点における非優先側道路を検出するので、地図データに予め登録されていないような交差点の状況を運転者に報知することができる。
また、第1の実施の形態における交差点状況検出装置によれば、車両側方の遮蔽物が無くなる見切り位置を検出し、この見切り位置と、車速が最も低くなる地点の平均位置とに基づいて、車両が一時停止を行うための目標停止位置を決定するので、一時停止すべき位置を適切に定めることができる。また、決定した目標停止位置と車両の走行状況とに基づいて運転者に警告を発するので、車両の一時停止の不履行を未然に防ぐことができる。
−第2の実施の形態−
図8は、第2の実施の形態における交差点状況検出装置の構成を示す図である。第2の実施の形態における交差点状況検出装置は、図1に示す第1の実施の形態における交差点状況検出装置の構成に加えて、速度制御装置8を備える。速度制御装置8は、コントローラ5からの指令に基づいて、車両の走行速度が所定値以下になるように制御する。
図9および図10は、第2の実施の形態における交差点状況検出装置により行われる処理内容を示すフローチャートである。ステップS10から始まる処理は、主にコントローラ5により行われる。図9に示すフローチャートのステップS10からステップS110までの処理は、図3に示すフローチャートのステップS10からステップS110までの処理と同一であるので、詳細な説明は省略する。
ステップS110に続くステップS200では、非優先リンクLnにおいて、車両の速度を制限する発進抑制区間を設定する。発進抑制区間は、車速が最も低くなる地点の分布の平均位置と、見切り位置とに基づいて設定する。図5に示すように、車速が最も低くなる地点の分布Aの平均位置が見切り位置よりノードに近い場合には、見切り位置を停止目標位置に設定するとともに、見切り位置から車速が最も低くなる地点の分布Aの平均位置までを発進抑制区間に設定する。
図6に示すように、車速が最も低くなる地点の分布Bの平均位置と、見切り位置とが同一である場合には、分布Bの平均位置および見切り位置を停止目標位置に設定するとともに、見切り位置までの所定の距離の区間を発進抑制区間とする。
図7に示すように、ノードを基準として、車速が最も低くなる地点の分布Cの平均位置が見切り位置より遠い場合には、分布Cの平均位置を停止目標位置に設定するとともに、分布Cの平均位置から見切り位置までを発進抑制区間に設定する。
ステップS200で発進抑制区間を設定すると、ステップS120Aに進む。ステップS120Aでは、非優先リンクLnに関する情報、ステップS110で設定した停止目標位置の情報、および、ステップS200で設定した発進抑制区間の情報を道路情報データベース6に登録する。非優先リンクLnに関する情報、停止目標位置の情報、および、発進抑制区間の情報を道路情報データベース6に登録すると、図10に示すフローチャートのステップS140に進む。
ステップS140からステップS180までの処理は、図4に示すフローチャートのステップS140からステップS180までの処理と同一であるので、詳細な説明は省略する。ステップS180に続くステップS210およびステップS220の処理は、車両状態判定部5bにより行われる。ステップS210では、道路情報データベース6に登録されている発進抑制区間の情報と、GPSセンサ2により検出される車両位置の情報とに基づいて、車両が発進抑制区間を走行中であるか否かを判定する。発進抑制区間を走行中であると判定するとステップS220に進み、発進抑制区間を走行中ではないと判定すると、ステップS190に進む。
ステップS220では、速度制御装置8に対して、車両の速度を抑制するための指令を出す。この指令を受けた速度制御装置8は、車両が発進抑制区間を走行中の間は、車両の速度が所定値以下に抑制されるように、速度抑制制御を行う。速度抑制制御を行うと、ステップS190に進む。ステップS190では、図示しないイグニッションスイッチがオフされたか否かを判定する。イグニッションスイッチがオフされていないと判定すると、ステップS20に戻り、オフされたと判定すると、全ての処理を終了する。
第2の実施の形態における交差点状況検出装置によれば、過去の走行データ、すなわち、車速が最も低くなる地点のデータと交差点の見切り位置に基づいて一時停止を行うための目標停止位置と、発進抑制区間を決定する。決定した目標停止位置および発進抑制区間と、車両の走行状況とに基づいて、運転者に警告を発するとともに、発進抑制区間において、車両の走行速度を抑制する。このため、車両の一時停止の不履行、特に、見通しの利く位置において一時停止しないで交差点に進入しようとする行動や、一時停止線でのみ一時停止して、見通しの利く位置において停止しないまま交差点に進入しようとする行動を未然に防止することができる。
−第3の実施の形態−
図11は、第3の実施の形態における交差点状況検出装置の構成を示す図である。第3の実施の形態における交差点状況検出装置は、図8に示す第2の実施の形態における交差点状況検出装置の構成に加えて、カメラ9および表示装置10を備える。
カメラ9は、車両のフロントサイドの左右の位置に二つ取り付けられて、車両前方を撮像する。表示装置10は、後述する所定の条件が満たされた場合には、カメラ9により撮像される映像を表示するとともに、交差点状況検出装置がカーナビゲーション装置としての機能も有している場合には、目的地までの経路案内を行うための地図を表示する。
図12および図13は、第3の実施の形態における交差点状況検出装置により行われる処理内容を示すフローチャートである。ステップS10から始まる処理は、主にコントローラ5により行われる。図12に示すフローチャートのステップS10からステップS130までの処理は、図9に示すフローチャートのステップS10からステップS130までの処理と同一であるので、詳細な説明は省略する。また、図13に示すフローチャートのステップS140からステップS220までの処理は、図10に示すフローチャートのステップS140からステップS220までの処理と同一であるので、詳細な説明は省略する。なお、ステップS210の判定を否定すると、ステップS190に進む。
ステップS220に続くステップS300では、道路情報データベース6に登録されている発進抑制区間における見切り位置の情報と、GPSセンサ2により検出される車両位置の情報とに基づいて、車両が見切り位置に到達したか否かを判定する。車両が見切り位置に到達したと判定するとステップS310に進み、見切り位置に到達していないと判定すると、ステップS300で待機する。
ステップS310では、カメラ9により撮像される車両前方の左右方向の映像を表示装置10に表示させるための指令を出す。指令を受けた表示装置10は、カメラ9により撮像される映像を表示する。これにより、運転者は、左右から自車両に近づいてくる車両等を表示装置10上にて確認することができる。
ステップS310に続くステップS320では、車両が発進抑制区間を通過したか否かを判定する。発進抑制区間を通過していないと判定すると、車両前方の左右方向の映像を表示装置10に継続して表示し、発進抑制区間を通過したと判定すると、ステップS330に進む。ステップS330では、車両前方の左右方向の映像を表示装置10に表示する処理を終了して、ステップS190に進む。ステップS190では、図示しないイグニッションスイッチがオフされたか否かを判定し、オフされたと判定すると、全ての処理を終了する。
第3の実施の形態における交差点状況検出装置によれば、交差点に進入する際の走行情報に基づいて、交差点の見切り位置を特定し、車両が見切り位置に到達したと判定すると、車両のフロントサイドの左右の位置に取り付けられたカメラ9により撮像される映像を表示装置10に表示する。これにより、運転者は、信号の無い交差点に進入する際に、表示装置10に表示される映像を確認することにより、自車両に近づいてくる車両等を確認することができる。また、車両が見切り位置に到達すると、カメラ9により撮像される映像が自動的に表示されるので、運転者が表示装置10の表示状態を切り換える必要がなく、利便性が高い。
−第4の実施の形態−
第4の実施の形態における交差点状況検出装置の構成は、図1に示す第1の実施の形態における交差点状況検出装置の構成と同じである。ここでは、交差点の見切り位置が左右で異なる場合の処理について説明する。
図14は、交差点の中心を示すノードを基準として、右側の見切り位置が左側の見切り位置より遠い場合の様子を示す図である。図15は、図14に示す状況において、左右の測距センサ3からの出力信号を示す図であり、横軸はノードからの距離を表している。この場合、図15に示すように、ノードから遠い方の見切り位置を停止目標位置に設定するとともに、ノードから遠い方の見切り位置から、ノードに近い方の見切り位置までの区間を発進抑制区間に設定する。
第4の実施の形態における交差点状況検出装置によれば、交差点における左右の見切り位置が異なる場合でも、停止目標位置および発進抑制区間を的確に設定することができる。
本発明は、上述した各実施の形態に限定されることはない。例えば、車両の現在位置は、GPSセンサ2による衛星航法により検出したが、進行方位センサおよび走行距離センサを用いた自律航法により検出することもできる。
第4の実施の形態における交差点状況検出装置において、カメラ9および表示装置10をさらに備えるようにしてもよい。この場合、図14に示す状況において、車両が右側の見切り位置に到達すると、車両の右側に取り付けられたカメラにより撮影された映像を表示装置10に表示し、車両が左側の見切り位置に到達すると、車両の左側に取り付けられたカメラにより撮影された映像を表示装置10に表示することができる。これにより、運転者は、表示装置10の表示状態を切り換える操作を行うことなく、左右から自車両に近づいてくる車両等を適切なタイミングにて確認することができる。
特許請求の範囲の構成要素と第1〜第4の実施の形態の構成要素との対応関係は次の通りである。すなわち、車速センサ1が車速検出手段を、GPSセンサ2が車両位置検出手段を、測距センサ3が遮蔽物検出手段を、走行情報蓄積装置4が記録手段を、地図データ6aが地図データ記録手段を、コントローラ5の交差点状況判定部が状況判定手段、発進抑制区間設定手段を、速度制御装置8が速度制御手段を、警報装置7が警告手段を、カメラ9が撮影手段を、表示装置10が表示手段および報知手段をそれぞれ構成する。なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、各構成要素は上記構成に限定されるものではない。
本発明による交差点状況検出装置の第1の実施の形態の構成を示す図 測距センサの取り付け位置の一例、および、測距範囲を示す図 第1の実施の形態における交差点状況検出装置により行われる処理内容を示すフローチャート 図3に示すフローチャートに続く処理内容を示すフローチャート 測距センサの出力信号と、車速が最も低くなる地点の分布Aとの関係を示す図 測距センサの出力信号と、車速が最も低くなる地点の分布Bとの関係を示す図 測距センサの出力信号と、車速が最も低くなる地点の分布Cとの関係を示す図 第2の実施の形態における交差点状況検出装置の構成を示す図 第2の実施の形態における交差点状況検出装置により行われる処理内容を示すフローチャート 図9に示すフローチャートに続く処理内容を示すフローチャート 第3の実施の形態における交差点状況検出装置の構成を示す図 第3の実施の形態における交差点状況検出装置により行われる処理内容を示すフローチャート 図12に示すフローチャートに続く処理内容を示すフローチャート 交差点の左右の見切り位置が異なる様子を示す図 図14に示す状況において、左右の測距センサから出力される信号を示す図
符号の説明
1…車速センサ
2…GPSセンサ
3…測距センサ
4…走行情報蓄積装置
5…コントローラ
5a…交差点状況判定部
5b…車両状態判定部
6…道路情報データベース
7…警報装置
8…速度制御装置
9…カメラ
10…表示装置

Claims (11)

  1. 車両の速度を検出する車速検出手段と、
    車両の位置を検出する車両位置検出手段と、
    車両の側方の遮蔽物を検出する遮蔽物検出手段と、
    前記車速検出手段により検出された車両の速度、前記車両位置検出手段により検出された車両位置、および、前記遮蔽物検出手段により検出された車両側方の遮蔽物の情報を記録する記録手段と、
    前記記録手段に記録されている車両の速度、車両位置、および、車両側方の遮蔽物の情報に基づいて、交差点の状況を判定する状況判定手段とを備え
    前記状況判定手段は、前記遮蔽物検出手段による検出結果に基づいて車両側方の遮蔽物が無くなる見切り位置を検出し、前記見切り位置に基づいて交差点の一時停止位置を判定することを特徴とする交差点状況検出装置。
  2. 請求項1に記載の交差点状況検出装置において、
    前記状況判定手段は、信号の無い交差点における非優先道路を検出するとともに、前記非優先道路において、前記見切り位置を検出することを特徴とする交差点状況検出装置。
  3. 請求項2に記載の交差点状況検出装置において、
    前記状況判定手段は、交差点から所定の範囲内において、所定の車速以下で走行する確率が所定値以上となる道路を、前記信号の無い交差点における非優先道路として検出するとともに、前記見切り位置を検出することを特徴とする交差点状況検出装置。
  4. 請求項2または3に記載の交差点状況検出装置において、
    前記状況判定手段は、前記記録手段に記録されている車両の速度、車両位置、および、交差点の見切り位置の情報に基づいて、前記一時停止位置を判定することを特徴とする交差点状況検出装置。
  5. 請求項4に記載の交差点状況検出装置において、
    前記状況判定手段は、前記非優先道路上の交差点から所定の範囲内において車速が最も低くなる位置と、前記交差点の見切り位置とに基づいて、前記一時停止位置を判定することを特徴とする交差点状況検出装置。
  6. 請求項4または5に記載の交差点状況検出装置において、
    前記状況判定手段により判定された前記一時停止位置に基づいて発進抑制区間を設定する発進抑制区間設定手段と、
    前記発進抑制区間設定手段により設定された発進抑制区間を車両が走行中の間は、車両の速度が所定速度以下になるように制御する速度制御手段とをさらに備えることを特徴とする交差点状況検出装置。
  7. 請求項4〜6のいずれかに記載の交差点状況検出装置において、
    前記状況判定手段により判定された前記一時停止位置と、前記前記車両位置検出手段により検出される車両位置および前記車速検出手段により検出される車両の速度とに基づいて、運転者に警告を発する警告手段をさらに備えることを特徴とする交差点状況検出装置。
  8. 請求項2〜7のいずれかに記載の交差点状況検出装置において、
    車両前方の左右方向を撮影する撮影手段と、
    車両が前記見切り位置に到達すると、前記撮影手段により撮影される映像を表示する表示手段とをさらに備えることを特徴とする交差点状況検出装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の交差点状況検出装置において、
    地図データを記録する地図データ記録手段をさらに備え、
    前記状況判定手段により判定された交差点の状況の情報を前記地図データ記録手段に記録されている地図データに登録することを特徴とする交差点状況検出装置。
  10. 請求項9に記載の交差点状況検出装置において、
    前記地図データ記録手段に記録されている地図データ内の交差点の情報と、前記車両位置検出手段により検出される車両位置とに基づいて、信号の無い交差点の情報を運転者に報知する報知手段をさらに備えることを特徴とする交差点状況検出装置。
  11. 車両の速度を検出するとともに、車速を検出した時の車両の位置および車両側方の遮蔽物を検出し、
    前記検出された車両の速度、車両位置、および、車両側方の遮蔽物の情報を記録し、
    前記記録した車両の速度、車両位置、および、車両側方の遮蔽物の情報に基づいて、交差点の状況を判定し、車両側方の遮蔽物が無くなる見切り位置を検出し、前記見切り位置に基づいて交差点の一時停止位置を判定することを特徴とする交差点状況検出方法。
JP2004131260A 2004-04-27 2004-04-27 交差点状況検出装置および交差点状況検出方法 Expired - Fee Related JP4513398B2 (ja)

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