JP4506644B2 - 燃料ガス消費システム、および燃料ガス消費システムのガス漏れ検出方法 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料ガス消費システム、および燃料ガス消費システムのガス漏れ検出方法に関する。さらに詳述すると、本発明は、特に車両等の移動体に搭載される燃料電池システム等の燃料ガス消費システムにおけるガス漏れ検出手法の改良に関する。
例えば固体高分子形の燃料電池であれば、膜−電極アッセンブリ(MEA:Membrane-Electrode Assembly )とセパレータとからなるセルが積層されて構成されている。このようなMEAに対し、アノード側電極に水素(燃料ガス)が供給され、カソード側電極に酸素(酸化ガス)が供給されることで、発電反応が行われる。
このような燃料電池においては燃料ガスとして水素が用いられているため、取り扱いについては安全性を十分に考慮する必要がある。そこで、従来、燃料ガス漏れを検出するための技術として、水素タンクから燃料電池までの間に弁を設けておき、所定配管領域毎に所定圧となるように燃料ガス(水素)を封入し、その圧力変化から漏れ故障を判断するというものがある。この場合、上述の弁を開閉して例えば高圧の配管部分を35MPaから2MPa程度にまで減圧し、それから配管内の圧力に変動が生じないかどうか監視を行っている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−170321号公報
しかしながら、上記のような従来の技術では、例えば35MPaから2MPaまで減圧するのに時間がかかるため、漏れ検出の判断がその分だけ遅れることがある。しかも、タンクや配管内の水素量を増加させるべく高圧タンクの高圧化(例えば35MPa→70MPa)が図られた場合であれば、このような時間の遅れがより顕著となる。また、複数タンク設置時における減圧装置の共通化により、タンクの主止弁から減圧装置までの配管容積が大きくなる場合にはさらに時間がかかることになり、同様に時間の遅れが顕著となる。
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、システム停止までの時間を短縮化して迅速に漏れ判定を行うことができるようにした燃料電池システム等の燃料ガス消費システム、および燃料ガス消費システムのガス漏れ検出方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明者は種々の検討を行い、その結果、減圧に要する時間を短縮しうる技術を知見するに至った。本発明はかかる知見に基づくもので、請求項1に記載の発明は、燃料ガス供給源からの燃料ガスを燃料ガス消費源に供給する供給路に複数の開閉弁と圧力センサを設け、前記開閉弁で区切られる領域ごとの圧力を所定圧に減圧し、減圧後の圧力変化に基づいてガス漏れを判断する燃料ガス消費システムにおいて、前記所定圧に減圧する際の減圧幅を、前記燃料ガス供給源の内部圧力と同程度の圧力を検出する高圧圧力センサの検出能力の範囲に対応して設定していることを特徴とするものである。
従来のように弁を開閉して高圧の配管部分を減圧し、それから配管内の圧力に変動が生じないかどうか圧力センサを使って検出する手法の場合、減圧するまでに長い時間を要していたのに対し、本発明においては、高圧圧力センサの検出能力の範囲に対応した減圧幅に設定しているため、従来よりも減圧量が少なくて済む。このため、減圧するまでに要する時間が従来よりも短い。高圧圧力センサの検出能力の範囲に対応した減圧幅に設定することには、例えば、減圧幅(減圧する際の減圧の程度)を、検出能力範囲を僅かに超える程度に設定することが該当する。
この場合における高圧圧力センサは、請求項2に記載のように、前記燃料ガス供給源の開閉弁とその下流の減圧弁との間に配置されていることが好ましい。
また、前記燃料ガス供給源が複数設けられているとともに、これら複数の燃料ガス供給源の合流通路に一次減圧弁が設けられていることも好ましい。
さらに、請求項4に記載の発明は、燃料ガス消費源と、該燃料ガス消費源に燃料ガスを供給する燃料ガス供給源と、該燃料ガス供給源から前記燃料ガス消費源に至る燃料ガス供給路に設けられた圧力センサとを備えた燃料ガス消費システムにおいて、前記圧力センサを含んだ前記燃料ガス供給路の少なくとも一部の領域を封止すると共に、減圧幅が前記圧力センサの圧力検出能力の限界値近傍となるまで前記一部の領域の圧力を下げ、その後前記圧力センサにより前記一部の領域の圧力を監視することでガス漏れを判定する制御部を備えたことを特徴とするものである。
本発明によれば、燃料ガス供給路の減圧幅を圧力センサのセンシング能力最小幅(例えば2〜3MPa)に抑えることで、停止処理時間(例えば燃料電池システムの運転終了時に行う燃料ガス漏れ検出等に要する処理時間)を短縮する。すなわち、減圧幅が大きいとその分だけ減圧処理に時間がかかるが、本発明のように減圧幅を小さくすることで、システム停止処理に要する時間が短縮される。
また、上記のごとき燃料ガス消費システムにおいては、燃料ガス供給路の減圧後に、圧力センサによって燃料ガス供給路の圧力を監視し、該圧力が上昇する場合には、ガス封止不良と判定することができる。また、圧力が下降する場合には、燃料ガス供給路から外部への燃料ガス漏洩が発生していると判定することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の燃料ガス消費システムにおいて、前記燃料ガス供給源には前記燃料ガス供給路に対する連通・遮断を切り換える主止弁が設けられ、前記燃料ガス供給路には、前記燃料ガス供給源から燃料ガス消費源に対して供給される燃料ガスを減圧する減圧弁と、当該燃料ガス供給路からのガス供給の連通・遮断を切り換えるガス供給弁と、が設けられ、前記制御部は、前記主止弁から前記ガス供給弁までの間を封止し、この領域のガス漏れを判定することを特徴としている。
本発明によれば、制御部によって燃料ガス供給路の前記主止弁から前記ガス供給弁の間を減圧し、その後に、圧力センサによって燃料ガス供給路の圧力を監視し、該圧力が上昇する場合には、主止弁のガス封止不良と判定することができる。また、圧力が下降する場合には、燃料ガス供給路から外部への燃料ガス漏洩が発生していると判定することができる。
請求項6に記載の発明は、燃料ガス消費源と、該燃料ガス消費源に燃料ガスを供給する燃料ガス供給源と、該燃料ガス供給源から前記燃料ガス消費源に至る燃料ガス供給路に設けられた圧力センサとを備えた燃料ガス消費システムのガス漏れ検出方法において、前記圧力センサを含んだ前記燃料ガス供給路の少なくとも一部の領域を封止すると共に、減圧幅が前記圧力センサの圧力検出能力の限界値近傍となるまで前記一部の領域の圧力を下げ、その後前記圧力センサにより前記一部の領域の圧力を監視することでガス漏れを判定することを特徴としている。
本発明によれば、燃料ガス供給路における減圧幅を圧力センサのセンシング能力最小幅に抑えることで、停止処理時間を短縮する。
燃料ガス供給路の減圧後に、圧力センサによって燃料ガス供給路の圧力を監視し、該圧力が上昇する場合には、ガス封止不良と判定することができる。また、圧力が下降する場合には、燃料ガス供給路から外部への燃料ガス漏洩が発生していると判定することができる。
本発明においては、燃料電池システム等の燃料ガス消費システムの停止処理に要する時間を短縮化することができ、迅速に漏れ判定を行うことができる。
以下、本発明の構成を図面に示す実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。
図1〜図3に本発明にかかる燃料ガス消費システムおよび燃料ガス消費システムのガス漏れ検出方法を燃料電池システム1に適用した場合の一実施形態を示す。ここで説明する燃料電池システム1は、燃料ガス供給源である高圧ガスタンク30からの燃料ガスを消費する燃料ガス消費源の一例として示すものである。本実施形態においてはこの燃料電池システム1を燃料電池車両の車載発電システムに適用した場合について説明するが、本発明はこのような適用例に限らず、例えば燃料電池が建物(住宅、ビル等)用の発電設備として用いられる定置用発電システムへの適用も可能である。
この燃料電池システム1においては、燃料ガス供給路74に複数の開閉弁と圧力センサとが設けられ、これら開閉弁で区切られる領域ごとの圧力を所定圧に減圧し、減圧後における圧力変化に基づいてガス漏れを判断することとしている。ここで、本実施形態においては、上記のように所定圧に減圧する際の減圧幅を、高圧ガスタンク30の内部圧力と同程度の圧力を検出する高圧圧力センサP6の検出能力の範囲に対応して設定するようにし、これにより、従来よりも減圧量を減少させている。なお、本実施形態でいう同程度とは、例えば、高圧ガスタンク(燃料ガス供給源)30の開閉弁たる主止弁(遮断弁)H100(図1、図2参照)を開弁したときに、当該高圧ガスタンク30の内圧変化が、対象の圧力センサで検出できることを前提とした意味を含めるものである。以下、まず、このような燃料電池システム1の概要から説明することとする。
図1に示すように、酸化ガスとしての空気(外気)は、空気供給路71を介して燃料電池20の空気供給口に供給される。空気供給路71には、空気から微粒子を除去するエアフィルタA1、空気を加圧するコンプレッサA3、供給空気圧を検出する圧力センサP4、及び空気を加湿する加湿器A21が設けられている。コンプレッサA3は、モータ(補機)によって駆動される。モータは、後述の制御部50によって駆動制御される。なお、エアフィルタA1には、空気流量を検出する図示省略のエアフローメータ(流量計)が設けられている。
燃料電池20から排出される空気オフガスは、排気路72を経て外部に放出される。排気路72には、排気圧を検出する圧力センサP1、圧力調整弁A4、及び上述の加湿器A21の熱交換器が設けられている。圧力センサP1は、燃料電池20の空気排気口近傍に設けられている。圧力調整弁(減圧弁)A4は、燃料電池20への供給空気の圧力(空気圧)を設定する調圧器として機能する。
圧力センサP4,P1の検出信号は、制御部50に送られる。制御部50は、コンプレッサA3及び圧力調整弁A4を調整することによって、燃料電池20への供給空気圧や供給空気流量を設定する。
続いて、燃料ガスの供給系について説明する。なお、本実施形態では、以下に説明する燃料ガスの供給系を「燃料ガス供給部」といい、符号2で表す(図1、図2参照)。燃料ガスとしての水素ガスは、複数の高圧ガスタンク(燃料ガス供給源)30から燃料ガス供給路74を介して燃料電池20の水素供給口に供給される。高圧ガスタンク30は、高圧圧縮ガスが封入されたタンクであり、例えば本実施形態においてはその内部圧力を70MPaとしている(図2参照)。
燃料ガス供給路74には、各高圧ガスタンク30から水素を供給しあるいは供給を停止する主止弁(遮断弁)H100、高圧ガスタンク30からの水素ガスの供給圧力を検出する圧力センサ(高圧圧力センサ)P6、燃料電池20への水素ガスの供給圧力を減圧して調整する一次減圧装置H9、一次減圧装置H9の下流の水素ガス圧力を検出する圧力センサ(中圧圧力センサ)P9、水素ガスを更に減圧する二次減圧装置H10、二次減圧装置H10の下流の水素ガス圧力を検出する圧力センサ(低圧圧力センサ)P10、燃料電池20の水素供給口と燃料ガス供給路74間を開閉するガス供給弁(遮断弁)H21、及び水素ガスの燃料電池20の入口圧力を検出する圧力センサP5が設けられている。また、高圧ガスタンク30から一次減圧装置H9までは高圧配管74aとなっている。
なお、一次減圧装置H9および二次減圧装置H10としては、例えば機械式の減圧を行う調圧弁を使用できるが、パルスモータで弁の開度がリニア(あるいは連続的)に調整される弁であっても良い。圧力センサP5,P6,P9,P10の検出信号は、制御部50に送信される。
ここで、上述した燃料ガス供給部2においては、図1および図2中にて破線で囲まれた範囲、つまり主止弁(遮断弁)H100からガス供給弁(遮断弁)H21に至るまでの範囲がガス漏れ検知可能範囲である(図1、図2参照)。
燃料電池20で消費されなかった水素ガスは、水素オフガスとして水素循環路75に排出され、燃料ガス供給路74の二次減圧装置H10の下流側に戻される。水素循環路75には、水素オフガスの温度を検出する温度センサT31、燃料電池20と循環路75を連通/遮断する遮断弁(FC出口弁)H22、水素オフガスから水分を回収する気液分離器H42、回収した生成水を循環路75外の図示しないタンク等に回収する排水弁H41、水素オフガスを加圧する水素ポンプH50、この水素ポンプH50の上流側における循環路75内のガス圧を検出する圧力センサP21、水素ポンプH50の下流側における循環路75内のガス圧を検出する圧力センサP7、及び逆流阻止弁(逆止弁)H52が設けられている。
遮断弁H21,H22は、燃料電池20のアノード側を閉鎖する。温度センサT31の検出信号は、制御部50に送信される。水素ポンプH50は、制御部50によってその動作が制御される。水素オフガスは、燃料ガス供給路74で水素ガスと合流し、燃料電池20に供給されて再利用される。逆流阻止弁H52は、燃料ガス供給路74の水素ガスが水素循環路75側に逆流することを防止する。遮断弁H100,H21,H22の各動作は、制御部50からの信号で制御される。
水素循環路75は、排出制御弁(パージ弁)H51を介して、パージ流路76によって排気路72に接続されている。排出制御弁H51は、電磁式の遮断弁であり、制御部50からの指令によって作動することにより、水素オフガスを外部に排出(パージ)する。このパージ動作を間欠的に行うことによって、水素オフガスの循環が繰り返されて燃料極側の水素ガスの不純物濃度が増すこと、セル電圧が低下することを防止することができる。
更に、燃料電池20の冷却水出入口には、冷却水を循環させる冷却路73が設けられている。冷却路73には、燃料電池20から排水される冷却水の温度を検出する温度センサT1、冷却水が有する熱を外部に放熱するラジエータ(熱交換器)C2、冷却水を加圧して循環させるポンプC1、及び燃料電池20に供給される冷却水の温度を検出する温度センサT2が設けられている。ラジエータC2には、モータによって回転駆動される冷却ファンC13が設けられている。
燃料電池20は、燃料電池セル(単セル)を所定数積層した燃料電池スタックとして構成されている。燃料電池20が発生した電力は、図示しないパワーコントロールユニットに供給される。パワーコントロールユニットは、車両の駆動モータに交流電力を供給するインバータと、コンプレッサモータや水素ポンプ用モータなどの各種の補機類に交流電力を供給するインバータと、二次電池への充電や二次電池からのモータ類への電力供給を行うDC−DCコンバータなどが備えられている。
制御部50は、図示しない車両のアクセル信号などの要求負荷や燃料電池システム1の各部のセンサ(圧力センサ、温度センサ、流量センサ、出力電流計、出力電圧計等)から制御情報を受け取り、システム各部の弁類やモータ類の運転を制御する。
なお、制御部50は、図示しない制御コンピュータシステムによって構成される。この制御コンピュータシステムは、CPU、ROM、RAM、HDD、入出力インタフェース及びディスプレイなどの公知の構成から成り、市販されている制御用コンピュータシステムによって構成される。
次に、制御部50によるシステム終了処理動作について説明する。
制御部50は、図示しない主制御プログラムにおいてユーザによるシステム終了指令を受けたことを判別すると、図3に示すフローにしたがってシステム終了処理動作を行う。以下、詳細な動作を順に説明する。なお、以下に示す(A)〜(F)は図3中に示す(A)〜(F)にそれぞれ対応しているものである。
(A)まず、ユーザによるシステム終了指令(例えば、イグニッションキーをオフする動作)を受けると(IG/OFF)、制御部(CPU)50はシステム終了処理(より詳細には、図3における(B)以降の処理)を開始する(ステップST1)。
(B)終了処理開始後、高圧ガスタンク30の主止弁H100を閉じる(ステップST2)。また、このときの高圧圧力センサP6の圧力、つまり高圧配管74aのガス圧を記憶する(ステップST3)。
(C)高圧配管74aのガス圧を減圧する(ステップST4)。より詳しくは、燃料電池20による発電により燃料ガスを消費する、もしくは、排気制御弁H51により燃料オフガスを放出することでガス圧を減圧させる(ステップST5)。このとき、ステップST3で記憶した圧力記憶値と高圧圧力センサP6の検出値とを比較し、減圧幅が当該高圧圧力センサP6の圧力検出能力の限界値近傍となるまで(一例として、高圧圧力センサP6の圧力検出能力(検出性能ΔP、例えば2〜3MPa)を超えるまで)減圧処理する(ステップST6)。つまり、ガス圧を徐々に下げていったとき、その時点でのガス圧(圧力記憶値よりも低くなったガス圧値)を「圧力減圧値」とするならば、上述の「圧力記憶値」からこの「圧力減圧値」を引いた「圧力記憶値−圧力減圧値」の値がその時点での減圧幅ということになるが、この減圧幅が上述のΔPの値を超えたところで減圧を終えることとする。したがって、検出性能ΔPが2〜3MPa程度であれば、これと同程度、あるいはこれを少し上回る程度の減圧幅で済むということになる。
このように、減圧幅をΔP、つまり、高圧圧力センサP6のセンシング能力最小幅に抑えることで、停止処理時間を短縮する。すなわち、減圧幅が大きいと減圧処理に時間がかかるが、上記のように減圧幅を小さくすることで、システムの停止時間(停止処理の所要時間)を短縮することができる。
(D)減圧処理終了後、燃料電池20へのガス供給弁H21を閉じる。すなわち主止弁H100からガス供給弁H21までを封止する(ステップST7)。
(E)燃料電池システム1を終了する(ステップST8)。
(F)システム終了後は、制御部50、および高圧圧力センサP6、中圧圧力センサP9、低圧圧力センサP10によって高圧圧力センサP6による検出値の変動を監視する(ステップST9)。監視中、圧力がΔP以上上昇した場合には、高圧ガスタンク30の主止弁H100のガス封止不良と判定する(ステップST10、ST11、ST12)。この場合には、主止弁H100からガス漏れ検知可能範囲(図1、図2において破線で囲んだ範囲)へと燃料ガスが漏れていると判定することができる。また、圧力がΔP以上下降する場合には、燃料ガス供給部2からシステム外部への燃料ガス漏洩が発生している、つまり、上述の漏れ検知可能範囲からその外へと燃料ガスが漏れていると判定する(ステップST10、ST13、ST14)。以上のようにガス漏れが発生していると判定した場合には、次回の起動時にユーザに通知するようにする。
一方で、圧力変動(上昇または下降)の幅がΔP以上とならなかった場合には、上記した圧力変動の監視を終了する(ステップST15)。
このように構成された本実施形態の燃料電池システム1及び燃料電池システム1のガス漏れ検出方法によれば、主止弁H100からガス供給弁H21の間の領域(図1の破線部)のガス漏れ検出を迅速に行うことが可能となる。特に、高圧ガス配管74aを高圧化(例えば35MPaから70MPaへと変更)する場合、および、本実施形態のように一次減圧弁H9が共通化されて高圧配管74aの容積が大きい場合でも、減圧に時間をかけることなく燃料電池システム1の終了処理を従来よりも迅速に行うことができる。また、減圧弁を共通化することによるシステム簡素化・軽量化を図るに際し、減圧に時間を要していたという課題が解決するから、システムを低コスト化することが実現できることとなる。
なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、本実施形態では燃料ガスを消費する燃料ガス消費源の一例としての燃料電池システム1に本発明を適用した場合について説明したが、これは好適な一例に過ぎず、この他の燃料ガス消費源として例えばガスエンジンが用いられているシステム等においても適用することが可能である。
本発明の一実施形態として示した燃料電池システムの構成図である。 本実施形態の燃料電池システムのうち、高圧ガスタンクから燃料電池に至るまでの燃料ガス供給部について示す概略図である。 同燃料電池システムの制御部によるシステム終了処理動作について示したフロー図である。
符号の説明
1…燃料電池システム(燃料ガス消費システム)、20…燃料電池、30…高圧ガスタンク(燃料ガス供給源)、50…制御部、71…空気供給路、72…排気路、74…燃料ガス供給路、74a…高圧配管、75…水素循環路、H9…一次減圧装置、H10…二次減圧装置、H21…ガス供給弁、H22…燃料電池出口弁、H51…排気制御弁(パージ弁)、H52…逆止弁、H100…主止弁、P1〜P10…圧力センサ

Claims (6)

  1. 燃料ガス供給源からの燃料ガスを燃料ガス消費源に供給する供給路に複数の開閉弁と圧力センサを設け、前記開閉弁で区切られる領域ごとの圧力を所定圧に減圧し、減圧後の圧力変化に基づいてガス漏れを判断する燃料ガス消費システムにおいて、
    前記所定圧に減圧する際の減圧幅を、前記燃料ガス供給源の内部圧力と同程度の圧力を検出する高圧圧力センサの検出能力の範囲に対応して設定していることを特徴とする燃料ガス消費システム。
  2. 前記高圧圧力センサは、前記燃料ガス供給源の開閉弁とその下流の減圧弁との間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料ガス消費システム。
  3. 前記燃料ガス供給源が複数設けられているとともに、これら複数の燃料ガス供給源の合流通路に一次減圧弁が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の燃料ガス消費システム。
  4. 燃料ガス消費源と、該燃料ガス消費源に燃料ガスを供給する燃料ガス供給源と、該燃料ガス供給源から前記燃料ガス消費源に至る燃料ガス供給路に設けられた圧力センサとを備えた燃料ガス消費システムにおいて、
    前記圧力センサを含んだ前記燃料ガス供給路の少なくとも一部の領域を封止すると共に、減圧幅が前記圧力センサの圧力検出能力の限界値近傍となるまで前記一部の領域の圧力を下げ、その後前記圧力センサにより前記一部の領域の圧力を監視することでガス漏れを判定する制御部を備えたことを特徴とする燃料ガス消費システム。
  5. 前記燃料ガス供給源には前記燃料ガス供給路に対する連通・遮断を切り換える主止弁が設けられ、
    前記燃料ガス供給路には、前記燃料ガス供給源から燃料ガス消費源に対して供給される燃料ガスを減圧する減圧弁と、
    当該燃料ガス供給路からのガス供給の連通・遮断を切り換えるガス供給弁と、が設けられ、
    前記制御部は、前記主止弁から前記ガス供給弁までの間を封止し、この領域のガス漏れを判定することを特徴とする請求項4に記載の燃料ガス消費システム。
  6. 燃料ガス消費源と、該燃料ガス消費源に燃料ガスを供給する燃料ガス供給源と、該燃料ガス供給源から前記燃料ガス消費源に至る燃料ガス供給路に設けられた圧力センサとを備えた燃料ガス消費システムのガス漏れ検出方法において、
    前記圧力センサを含んだ前記燃料ガス供給路の少なくとも一部の領域を封止すると共に、減圧幅が前記圧力センサの圧力検出能力の限界値近傍となるまで前記一部の領域の圧力を下げ、その後前記圧力センサにより前記一部の領域の圧力を監視することでガス漏れを判定することを特徴とする燃料ガス消費システムのガス漏れ検出方法。

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