JP4506493B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、内燃機関の制御装置に関するものである。
吸気バルブや排気バルブといった機関バルブのバルブ特性を機関運転状態に応じて変更する可変バルブ機構が実用化されている。
このような可変バルブ機構としては、機関出力から得られる油圧、あるいは電力等といった動力源を利用してクランクシャフトに対するカムシャフトの回転位相を変更し、同カムシャフトにて開閉される吸気バルブのバルブタイミングを機関運転状態に応じたものに変更するバルブタイミング可変機構などがある。また、特許文献1に記載されるように、機関出力から得られる動力源を利用して、機関バルブの開弁期間やリフト量などを機関運転状態に応じたものに変更する可変バルブ機構なども提案されている。
ところで、運転者によってイグニッションスイッチがオフにされる、すなわち機関停止要求がなされて燃料噴射や燃料点火が停止され、これにより機関停止が行われると、機関停止直前のバルブ特性のまま可変バルブ機構も停止される。ここで、機関停止がなされた後のバルブ特性は、機関停止直前のバルブ特性、すなわち機関運転中に設定された特性になっており、必ずしも機関始動に適した特性になっているとは限らない。そのため、場合によっては次回の機関始動時における始動性等が低下してしまうおそれがある。
そこで、特許文献2に記載の装置では、機関停止要求がなされてから実際に機関停止が実行されるまでの時間を遅延させる遅延制御を行うようにしている。そして、この遅延制御の実行中に、すなわち機関出力から得られる動力源が利用できるうちに可変バルブ機構を駆動し、バルブ特性を予め設定された機関始動時用の特性に変更するようにしている。
特開2001−263015号公報 特開2002−161766号公報
ところで、上述したような遅延制御を行う場合には、運転者によって機関停止要求がなされた後も、しばらくの間機関運転は継続されることとなる。そのため、遅延制御の実行に際して機関運転の安全性を高めておくことは重要であり、この点について上記従来の装置は改良の余地を残すものとなっていた。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、遅延制御実行に際しての機関運転の安全性を高めることのできる内燃機関の制御装置を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の発明は、運転者による機関停止要求がなされてから実際に機関停止が実行されるまでの時間を遅延させる遅延制御を行う遅延手段と、該遅延制御の実行中に可変バルブ機構を駆動して機関バルブのバルブ特性を予め設定された機関始動時用の特性に変更する変更手段と、運転者の機関操作に応じた機関制御量を設定する設定手段とを備える内燃機関の制御装置において、前記設定手段は、前記機関操作に応じて設定する機関制御量として、アクセル手段が運転者により操作されたときのアクセル操作量に応じたスロットルバルブの開度を設定するとともに、前記遅延制御の実行中においては前記スロットルバルブの開度を、機関のアイドル運転状態を維持するために必要とされる開度以上に設定し、前記遅延制御の実行中にアクセル操作量に応じて設定される前記スロットルバルブの開度を、前記遅延制御の非実行時において同アクセル操作量に応じて設定される前記スロットルバルブの開度に比して小さくする機関制御量抑制手段を備えることをその要旨とする。
同構成によれば、遅延制御の実行中は非実行時に比して、すなわち遅延制御の実行中は通常の機関運転時に比して、運転者の機関操作に応じて設定される機関制御量(スロットルバルブ開度)が小さくされる。そのため、遅延制御の実行中にあって、運転者による機関停止要求がなされているにもかかわらず、同運転者による不用意な機関操作によって機関運転状態が大きく変化してしまうといった不具合の発生を抑制することができ、もって遅延制御実行に際しての機関運転の安全性を高めることができるようになる。
また、上記構成によれば、遅延制御実行中、アクセルペダルの操作量に応じて設定されるスロットルバルブの開度は、同遅延制御の非実行時に比して、すなわち通常運転時に比して小さくされるため、遅延制御の実行中、運転者が不用意にアクセルペダルを踏み込んだとしても、スロットルバルブの開度増大分は通常運転時よりも小さくなる。従って、同構成によれば、遅延制御の実行中において、運転者による不用意なアクセル操作に起因する機関出力や機関回転速度の増大を抑制することができるようになり、もって遅延制御実行に際しての機関運転の安全性を高めることができるようになる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の内燃機関の制御装置において、前記機関制御量抑制手段は、前記遅延制御の実行中、前記アクセル操作量に応じた前記スロットルバルブの開度設定を禁止することをその要旨とする。
同構成によれば、遅延制御実行中、アクセルペダルの操作量に応じたスロットルバルブの開度設定が禁止されるため、同遅延制御の実行中、運転者が不用意にアクセルペダルを踏み込んだとしても、スロットルバルブの開度は変化しないようになる。従って、同構成によれば、遅延制御の実行中において、運転者による不用意なアクセル操作に起因する機関出力や機関回転速度の増大を防止することができるようになり、もって遅延制御実行に際しての機関運転の安全性を高めることができるようになる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の内燃機関の制御装置において、前記遅延制御の実行中には、当該内燃機関の搭載された車両の車輪を停止させる停止機構を作動させることをその要旨とする。
運転者がブレーキ操作をしていない状態、変速機のクラッチが係合されている状態、あるいは変速機のシフト位置がニュートラル位置にされていない状態などのように、機関出力により車輪が回転する可能性がある状態にて上記遅延制御が実行されると、運転者による機関停止要求がなされているにもかかわらず、車両が動き出してしまうおそれがある。この点、同構成では、遅延制御の実行中、停止機構にて車輪を停止させるようにしているため、遅延制御が実行されることにより車両が動き出してしまうといった不具合の発生を防止することができ、もって遅延制御実行に際しての機関運転の安全性を高めることができるようになる。
また、同構成では遅延制御の実行中、停止機構によって車輪を停止するようにしているため、機関停止要求がなされているにもかかわらず、車両が動き出すといった不測の事態を防止するに際して、上述したような判断手段及び禁止手段を備えることなく、同不測の事態の発生を防止することができる。
なお、上記停止機構としては、請求項4に記載の発明によるように、アクチュエータで駆動されるブレーキにて構成することができ、同構成によれば、車両の車輪を運転者の操作に依らず確実に停止させることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の内燃機関の制御装置において、前記遅延手段は、前記機関停止要求がなされてから燃料噴射が停止されるまでの時間を遅延させ、前記機関停止要求がなされた時点で燃料ポンプを停止させることをその要旨とする。
同構成によれば、機関停止要求がなされると直ちに燃料噴射弁への燃料供給が停止される。そのため、遅延制御による機関運転の継続が終了しない場合、すなわち遅延制御に異常が生じている場合であっても、確実に機関運転を停止させることができ、もって遅延制御実行に際しての機関運転の安全性を高めることができるようになる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の内燃機関の制御装置において、前記遅延手段は、前記機関停止要求がなされてから燃料噴射が停止されるまでの時間を遅延させ、前記遅延制御の実行中にあって前記機関停止要求がなされてから予め設定された時間が経過したときには燃料ポンプを停止させることをその要旨とする。
同構成によれば、機関停止要求がなされてから予め設定された時間が経過すると、遅延制御の実行中であっても燃料噴射弁への燃料供給は停止される。そのため同構成によっても、遅延制御による機関運転の継続が終了しない場合、すなわち遅延制御に異常が生じている場合において、確実に機関運転を停止させることができ、もって遅延制御実行に際しての機関運転の安全性を高めることができるようになる。なお、予め設定された上記時間としては、機関バルブのバルブ特性を遅延制御の実行中に上記機関始動時用の特性に変更するために要する時間を設定しておくことが望ましい。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の内燃機関の制御装置において、機関停止スイッチから独立した回路に設けられ、機関制御にかかる電力を供給及び遮断するメインリレーと、前記機関停止スイッチから独立した回路に設けられ、燃料噴射弁及び点火プラグの少なくとも一方の電力を供給及び遮断する個別リレーとを備え、前記遅延手段は、前記機関停止要求がなされてから前記個別リレーによる電力遮断が行われるまでの時間を遅延させ、前記メインリレーにて前記個別リレーへの電力供給及び電力遮断を行うことをその要旨とする。
上記遅延制御を行うためには、機関停止スイッチから独立した回路にて燃料噴射弁や点火プラグへの電力供給を行う必要がある。ここで、同構成では、機関制御にかかる電力を供給及び遮断する上記メインリレーにて、燃料噴射弁及び点火プラグの少なくとも一方の電力を供給及び遮断する上記個別リレーへの電力供給及び電力遮断を行うようにしている。従って、メインリレーがオフ状態となったときには、個別リレーへの電力遮断が確実になされて燃料噴射弁や点火プラグの電力も確実に遮断される。すなわち、上記メインリレーがオフ状態となっているにもかかわらず、上記個別リレーへの電力供給がなされるといった誤通電の発生が防止される。そのため、機関停止スイッチから独立した回路にて燃料噴射弁や点火プラグへの電力供給を行う場合でも、燃料噴射弁や点火プラグの電力を確実に遮断することができるようになり、遅延制御実行に際しての機関運転の安全性を高めることができるようになる。
なお、請求項8に記載の発明によるように、前記メインリレーの接点の下流側に前記個別リレーのコイルを接続することで、上記メインリレーによる上記個別リレーへの電力供給及び電力遮断を行うことができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明にかかる内燃機関の制御装置を具体化した第1の実施形態について、図1〜図7を併せ参照して説明する。
図1は、本実施形態におけるエンジン1の構成を示している。
この図1に示されるように、エンジン1は、シリンダブロック2やシリンダヘッド3等を備えて構成されており、そのシリンダブロック2にはシリンダ21が設けられている。このシリンダ21内には、ピストン22が往復動可能に収容されている。また、シリンダ21内には、シリンダ21の内周面、ピストン22の頂面、及びシリンダヘッド3に囲まれた燃焼室23が区画形成されている。
シリンダヘッド3には、吸気ポート31及び排気ポート32が設けられている。吸気ポート31には吸気管33が接続されており、排気ポート32には排気管34が接続されている。吸気ポート31と燃焼室23との連通及び遮断は、吸気バルブ35の開閉動作によって行われ、排気ポート32と燃焼室23との連通及び遮断は、排気バルブ36の開閉動作によって行われる。また、吸気ポート31には、同吸気ポート31内に向けて燃料を噴射するインジェクタ39が設けられている。
シリンダヘッド3において燃焼室23の頂部を形成する箇所には、燃料と空気との混合体である混合気を火花着火する点火プラグ37が配置されている。
吸気管33の途中にはサージタンク40が設けられており、このサージタンク40よりも吸気上流側には、燃焼室23に吸入される空気の流量を調整するスロットルバルブ38が設けられている。このスロットルバルブ38は電動モータ等のアクチュエータにより開閉動作される電動スロットルバルブとなっており、その開度は運転者のアクセル操作量に応じて調整される。
上記シリンダヘッド3には、吸気バルブ35のバルブ特性を可変とする可変バルブ機構5が備えられている。この可変バルブ機構5は、吸気バルブ35のバルブタイミングを可変とするバルブタイミング可変機構51、及び吸気バルブ35の最大リフト量VL及び作用角INCAMを可変とするリフト量可変機構53から構成されている。なお、吸気バルブ35の作用角INCAMは、該吸気バルブ35の開弁期間に一致する値である。
バルブタイミング可変機構51は、機関出力を利用して駆動される油圧ポンプの油圧にて駆動される機構であって、吸気バルブ35を駆動するカムシャフトとエンジン1のクランクシャフトとの相対回転位相が同機構の駆動を通じて変更されることにより吸気バルブ35のバルブタイミングINVTが変更される。このバルブタイミングINVTの変更により、吸気バルブ35の開弁時期IVO及び閉弁時期IVCは同じクランク角度だけ進角または遅角される。すなわち、図2に示すように、吸気バルブ35の開弁期間IVOTが一定に維持された状態で、開弁時期IVO及び閉弁時期IVCが進角方向、あるいは遅角方向に変更される。
リフト量可変機構53は、機関出力を利用して駆動されるオルタネータの電力にて駆動される機構であって、吸気バルブ35のバルブリフト量の最大値である最大リフト量VLと作用角INCAM、すなわち開弁期間IVOTとを変更する機構である。このリフト量可変機構53の駆動により、図3に示すように、吸気バルブ35の最大リフト量VLは、最も大きい最大リフト量VLである上限リフト量VLmaxから最も小さい最大リフト量VLである下限リフト量VLminまでの間で連続的に変更される。また、この最大リフト量VLの連続的な変更に同期して、吸気バルブ35の作用角INCAMも連続的に変更される。すなわち、上限リフト量VLmaxにおいて作用角INCAMは最大となり、最大リフト量VLが小さくなるほど作用角INCAMも小さくなっていく。そして、下限リフト量VLminにおいて作用角INCAMは最小となる。
なお、リフト量可変機構53にはカムシャフトや吸気バルブ35からの反力が作用するとともに、この反力は最大リフト量VLを増大させる際に増大する。そのため、最大リフト量VLを増大させる際にはリフト量可変機構53を駆動するアクチュエータの電力消費量が増大し、バッテリへの負荷も無視できないものとなる。そこで、本実施形態では、オルタネータによる発電が行われているときに限り、換言すればエンジン1の運転中に限り、リフト量可変機構53の駆動を行うようにしている。
エンジン1の燃料噴射制御、点火時期制御、吸入空気量制御、及び吸気バルブ35のバルブ特性の可変制御等といった各種制御は電子制御装置9によって行われる。
この電子制御装置9は、エンジン制御にかかる演算処理を実行する中央処理装置(CPU)、エンジン制御に必要なプログラムや各種の情報を記憶するためのメモリ、外部との信号の入出力を行うための入力ポート及び出力ポートを備えている。この入力ポートには機関運転状態を検出する次のような各種センサが接続されている。
吸入空気量センサ91は、吸気管33内を流通する空気の流量(吸入空気量GA)を検出する。クランク角センサ92は、クランクシャフトの回転角度、すなわちクランク角度を検出し、この検出信号に基づいて機関回転速度NEが算出される。スロットル開度センサ93は、スロットルバルブ38の開度(スロットル開度TA)を検出する。バルブタイミングセンサ94は吸気バルブ35のバルブタイミングINVTを検出する。リフト量センサ95は、リフト量可変機構53の作動状態、すなわち吸気バルブ35の最大リフト量VLの現状値を検出する。また、アクセルセンサ96は、アクセルペダルの操作量(アクセル操作量ACCP)を検出する。また、運転者によって操作されるイグニッションスイッチ(以下、IGスイッチという)60のオン状態及びオフ状態も電子制御装置9の入力ポートには入力される。
他方、出力ポートには、点火プラグ37、スロットルバルブ38、インジェクタ39、バルブタイミング可変機構51、及びリフト量可変機構53等の駆動回路などが接続されている。そして電子制御装置9は、上記各種センサにて検出される機関運転状態に基づいて点火プラグ37やインジェクタ39の駆動を制御する。また、アクセル操作量ACCPに基づいてスロットルバルブ38の開度目標値を設定し、その設定された開度目標値となるようにスロットルバルブ38の開度制御を行う。そして、機関運転状態に応じた適切なバルブ特性となるように、上記バルブタイミング可変機構51、及びリフト量可変機構53の駆動を制御する。
ところで、運転者によってIGスイッチ60がオフにされる、すなわち運転者による機関停止要求がなされることで燃料噴射や燃料点火が停止され、これにより機関停止がなされると、バルブタイミング可変機構51の動力源である油圧の発生、及びリフト量可変機構53の動力源である電力の発電も停止される。そのため、機関停止直前のバルブ特性のまま可変バルブ機構5も停止される。ここで、機関停止がなされた後のバルブ特性は、機関停止直前のバルブ特性、すなわち機関運転中に設定された特性になっているため、必ずしも機関始動に適した特性になっているとは限らない。そのため、場合によっては、次回の機関始動時における始動性等が低下してしまうおそれがある。
そこで本実施形態では、機関停止要求がなされてから実際に機関停止が実行されるまでの時間を遅延させる遅延制御を行うようにしている。そして、この遅延制御の実行中に、すなわち油圧の発生及び電力の発電がなされているうちにバルブタイミング可変機構51及びリフト量可変機構53を駆動して、バルブ特性を予め設定された機関始動時用の特性に変更するようにしている。例えばその遅延制御中に、バルブタイミングINVTについては最遅角近傍に、最大リフト量VLについては上限リフト量VLmax近傍に変更しておき、次回の機関始動に備えるようにしている。
上記遅延制御を行うためには、機関停止スイッチである上記IGスイッチ60から独立した回路にてインジェクタ39や点火プラグ37への電力供給を行う必要がある。そこで、本実施形態では、次のような回路にてインジェクタ39や点火プラグ37への電力供給を行うようにしている。
図4は、インジェクタ39及び点火プラグ37への電力供給を行うための電気回路についてその基本的な構成を示している。この図4に示されるように、バッテリ50のプラス端子はIGスイッチ60の一端に接続されており、同IGスイッチ60の他端は、IGリレー61のコイル61aの一端に接続されている。コイル61aの他端は設定されている。また、IGリレー61の接点61bの一端は、バッテリ50のプラス端子に接続されており、接点61bの他端は、電子制御装置9のIGポート9aや各種の電気機器(エアバックの点火装置やメータパネル等)に接続されている。
IGスイッチ60を中心に構成されるこの回路では、運転者によってIGスイッチ60が「ON」・「OFF」されると、コイル61aが「励磁」・「消磁」され、接点61bは「ON」・「OFF」される。この接点61bの「ON」・「OFF」により、上記の各種電気機器への電力供給及び電力遮断がなされるとともに、運転者の機関始動要求及び機関停止要求が電子制御装置9に認識される。
また、バッテリ50のプラス端子は、機関制御にかかる電力を供給及び遮断するメインリレー70の接点70bの一端に接続されており、接点70bの他端は電子制御装置9のバッテリポート9bに接続されている。メインリレー70のコイル70aの一端は、電子制御装置9のメインリレー制御ポート9cに接続されており、コイル70aの他端は接地されている。
メインリレー70を中心に構成されるこの回路では、電子制御装置9にて機関始動要求が認識されるとメインリレー制御ポート9cからHi信号が出力され、これによりコイル70aが励磁されて接点70bは「ON」にされる。そして接点70bが「ON」にされることでバッテリポート9bへの電力供給がなされ、これにより電子制御装置9への主電力の供給がなされて、機関制御にかかる電力が供給される。一方、電子制御装置9にて機関停止要求が認識されるとメインリレー制御ポート9cからLo信号が出力され、これによりコイル70aが消磁されて接点70bは「OFF」にされる。そして接点70bが「OFF」にされることでバッテリポート9bへの電力遮断がなされ、これにより電子制御装置9への主電力の遮断がなされて、機関制御にかかる電力も遮断される。このようにメインリレー70は、IGスイッチ60から独立した回路に設けられ、機関制御にかかる電力を供給及び遮断する。
また、バッテリ50のプラス端子は、インジェクタ39及び点火プラグの電力を供給及び遮断する噴射点火リレー71の接点71bの一端に接続されており、接点71bの他端は、インジェクタ39と、イグナイタを介して点火プラグ37とにそれぞれ接続されている。また、インジェクタ39は電子制御装置9のインジェクタ制御ポート9dにも接続されており、イグナイタを介した点火プラグ37は電子制御装置9の点火プラグ制御ポート9eにも接続されている。噴射点火リレー71のコイル71aの一端は、メインリレー70の接点70bの他端に、すなわち接点71bの下流側に接続されており、コイル71aの他端は、電子制御装置9の噴射点火リレー制御ポート9fに接続されている。
電子制御装置9にて機関始動要求が認識されると上記メインリレー70の接点70bは「ON」になることから、噴射点火リレー71を中心に構成されるこの回路では、同機関始動要求の認識がなされたときには、上記接点70bを介してコイル71aに電圧が印加される。そして、噴射点火リレー制御ポート9fからLo信号が出力されると、コイル71aは励磁されて接点71bは「ON」にされる。このように接点71bが「ON」にされると、同接点71bを介してインジェクタ39及び点火プラグ37には電力が供給され、インジェクタ制御ポート9dや点火プラグ制御ポート9eからの信号に応じて燃料噴射及び燃料点火が制御される。一方、電子制御装置9にて機関停止要求が認識されると上記メインリレー70の接点70bは「OFF」になることから、同接点70bを介したコイル71aへの電圧印加も中止される。そのため、同コイル71aは消磁されて接点71bは「OFF」にされ、これによりインジェクタ39及び点火プラグ37の電力は遮断される。すなわち燃料噴射及び燃料点火が停止され、これにより機関運転が停止される。
このように、本実施形態では、IGスイッチ60から独立した回路に設けられた噴射点火リレー71によりインジェクタ39及び点火プラグ37の電力を供給及び遮断を行うようにしているが、同噴射点火リレー71への電力供給及び電力遮断は上記メインリレー70にて行うようにしている。そのため、メインリレー70がオフ状態となったときには、噴射点火リレー71への電力遮断が確実になされてインジェクタ39や点火プラグ37の電力も確実に遮断される。すなわち、メインリレー70がオフ状態となっているにもかかわらず、噴射点火リレー71への電力供給がなされるといった誤通電の発生が防止される。そのため、IGスイッチ60から独立した回路にてインジェクタ39や点火プラグ37への電力供給を行う場合でも、インジェクタ39や点火プラグ37の電力を確実に遮断することができ、これにより遅延制御実行に際しての機関運転の安全性を高めるようにしている。
図5に上記遅延制御の処理手順を示す。この遅延処理は、電子制御装置9により所定期間毎に繰り返し実行される。なお、同遅延処理は上記遅延手段を構成している。
本処理が開始されるとまず、IGスイッチ60が「OFF」にされたか否かが判定される(S100)。そして、IGスイッチ60が「ON」である場合には(S100:NO)、本処理は一旦終了される。
一方、IGスイッチ60が「OFF」である場合には(S100:YES)、IGスイッチ60が「OFF」にされてから所定時間RTが経過しているか否かが判定される(S110)。なお、所定時間RTとしては、IGスイッチ60が「OFF」にされた時点でのバルブ特性を、機関始動時用のバルブ特性に変更するために必要な時間が予め設定されている。
そして、所定時間RTが未だ経過していない場合には(S110:YES)、上記遅延制御が実行される。すなわち、IGスイッチ60が「OFF」にされていても、燃料噴射及び燃料点火は継続して実行される。そして、この遅延制御の実行中にバルブタイミング可変機構51及びリフト量可変機構53が駆動されて、吸気バルブ35のバルブ特性は予め設定された機関始動時用の特性に変更される。
一方、所定時間RTが経過している場合には(S110:NO)、吸気バルブ35のバルブ特性を予め設定された機関始動時用の特性に変更する処理が完了したと判断され、遅延制御を終了させるために燃料噴射及び燃料点火が中止される。すなわちエンジン1は停止されて(S130)、本処理は一旦終了される。
このように本実施形態におけるエンジン1では遅延制御を行うようにしているが、同遅延制御を行う場合には、運転者によって機関停止要求がなされた後も、しばらくの間機関運転は継続されることとなる。そのため、遅延制御の実行に際して機関運転の安全性を高めておくことは重要である。
例えば、本実施形態では、アクセル操作量に応じてスロットル開度を調整するようにしている。すなわち運転者による機関操作(アクセル操作)に応じて機関制御量を設定するようにしている。ここで、遅延制御の実行中にあって運転者による不用意な機関操作が行われると、同運転者による機関停止要求がなされているにもかかわらず、機関運転状態は大きく変化してしまうといった不具合の発生が懸念される。より具体的には、遅延制御実行中に運転者が不用意なアクセル操作を行うと。同運転者により機関停止要求がなされているにもかかわらず、機関出力や機関回転速度が増大してしまうおそれがある。
そこで本実施形態では、遅延制御実行中に設定される機関制御量を、同遅延制御の非実行時に比して小さくする機関制御量抑制手段を備えるようにしている。
以下、本実施形態における機関制御量の抑制処理について、図6を併せ参照して説明する。
図6は、上記機関制御量抑制手段を構成する処理であって、遅延制御実行中のスロットル開度についてこれを設定する処理手順を示している。なお、このスロットル開度設定処理は、電子制御装置9により所定期間毎に繰り返し実行される。
本処理が開始されるとまず、上述した遅延制御の実行中か否かが判断される(S200)。そして、遅延制御が実行されていない場合には(S200:NO)、アクセル操作量ACCPに応じたスロットル開度TAの調整を行うべく、次式(1)に基づいて目標スロットル開度TApが設定され(S210)、本処理は一旦終了される。なお、ステップS210の処理は上記設定手段を構成している。

目標スロットル開度TAp←アクセル操作量ACCP+ISC開度TAi …(1)

ここで、ISC開度TAiは、いわゆるアイドルスピードコントロール制御にて算出されるスロットル開度、すなわち機関のアイドル運転状態を維持するために必要とされるスロットル開度であり、予め設定されたアイドル回転速度と機関回転速度NEとの偏差に応じて設定される。そして、このISC開度TAiにアクセル操作量ACCPに対応するスロットル開度が加算されることにより目標スロットル開度TApは設定される。このように遅延制御の非実行時である通常運転時においては、目標スロットル開度TApにアクセル操作量及びISC開度が反映される。
こうして目標スロットル開度TApが設定されると、スロットル開度TAがこの目標スロットル開度TApとなるようにスロットルバルブ38の開度調整がなされる。
一方、S200の処理にて、遅延制御の実行中である旨判断される場合には(S200:YES)、次式(2)に基づいて目標スロットル開度TApが設定され(S220)、本処理は一旦終了される。

目標スロットル開度TAp←ISC開度TAi …(2)

この式(2)に示されるように、遅延制御の実行中においては、目標スロットル開度TApにISC開度のみが反映され、実質的にはアクセル操作量ACCPに応じたスロットルバルブ38の開度設定が禁止される。換言すれば、遅延制御実行中に設定されるスロットル開度は、同遅延制御の非実行時に比して小さくされる。
こうして目標スロットル開度TApが設定されると、スロットル開度TAがISC開度TAiとなるようにスロットルバルブ38の開度調整がなされる。
図7は、上記スロットル開度設定処理が実行されるときのスロットル開度TAの設定態様を示している。
この図7に示されるように、時刻t1にてIGスイッチ60がオフにされると、遅延制御が開始され、該遅延制御の開始から上記所定時間RTが経過すると遅延制御は終了される(時刻t2)。この遅延制御の実行中(時刻t1から時刻t2の間)において、アクセル操作量ACCPに応じたスロットルバルブ38の開度調整が許可されていると、運転者が不用意にアクセルペダルを踏み込んだ場合にスロットル開度TAが増大して(二点鎖線にて図示)、機関出力や機関回転速度が増大するおそれがある。すなわち、IGスイッチ60がオフにされており、運転者による機関停止要求がなされているにもかかわらず、不用意なアクセル操作により機関出力や機関回転速度が増大してしまうおそれがある。この点、本実施形態では、遅延制御実行中においてアクセル操作量ACCPに応じたスロットルバルブ38の開度設定が禁止され、同遅延制御の実行中に設定される目標スロットル開度TApにはISC開度TAiのみが反映される。従って、遅延制御が開始された時点(時刻t1)で、アクセル操作量ACCPによらずスロットル開度TAはISC開度TAiに調整され、同遅延制御の実行中、運転者が不用意にアクセルペダルを踏み込んだとしても、スロットルバルブ38の開度はアクセル操作量に応じて変化しなくなる。そのため、遅延制御の実行中において、運転者による不用意なアクセル操作に起因する機関出力や機関回転速度の増大が防止され、もって遅延制御実行に際しての機関運転の安全性を高めることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、次の効果が得られるようになる。
(1)遅延制御の実行中、アクセル操作量ACCPに応じたスロットルバルブ38の開度設定を禁止するようにしている。そのため、遅延制御の実行中において、運転者による不用意なアクセル操作に起因する機関出力や機関回転速度の増大を防止することができるようになり、もって遅延制御実行に際しての機関運転の安全性を高めることができるようになる。
(2)機関制御にかかる電力を供給及び遮断する上記メインリレー70にて、インジェクタ39及び点火プラグ37の電力を供給及び遮断する上記噴射点火リレー71への電力供給及び電力遮断を行うようにしている。従って、メインリレー70がオフ状態となっているにもかかわらず、噴射点火リレー71への電力供給がなされるといった誤通電の発生が防止される。そのため、IGスイッチ60から独立した回路にてインジェクタ39及び点火プラグ37への電力供給を行う場合でも、インジェクタ39及び点火プラグ37の電力を確実に遮断することができるようになり、これによっても遅延制御実行に際しての機関運転の安全性を高めることができるようになる。
(3)メインリレー70の接点71bの下流側に噴射点火リレー71のコイル71aを接続するようにしているため、メインリレー70による噴射点火リレー71への電力供給及び電力遮断を確実に行うことができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明にかかる内燃機関の制御装置を具体化した第2の実施形態について、図8を併せ参照して説明する。
上記第1の実施形態では、上述したようなスロットル開度設定処理を実行することで、遅延制御実行に際しての機関運転の安全性を高めるようにしたが、本実施形態では、別の態様で遅延制御実行に際しての機関運転の安全性を高めるようにしている。すなわち、本実施形態では、運転者による機関停止要求が機関運転を速やかに停止させようとする緊急停止要求であるか否かを判断し、緊急停止要求である旨判断される場合には遅延制御の実行を禁止する遅延制御の実行可否判定処理を行うようにしており、この点以外は基本的に上記第1の実施形態と同様である。そこで以下では、その実行可否判定処理を中心に本実施形態にかかる内燃機関の制御装置を説明する。
図8は、遅延制御の実行可否判定処理についてその手順を示している。なお、本処理はIGスイッチ60がオフにされたとき、すなわち運転者による機関停止要求がなされたときに電子制御装置9によって実行される。
この処理が開始されるとまず、緊急停止条件が成立しているか否かが判断される(S300)。ここでは、次の(a)〜(c)の各条件のうちいずれかが成立した場合に、緊急停止条件が成立している旨判定される。なお、このステップS300の処理は、上記判断手段を構成している。
(a)機関のクランキング中に運転者による機関停止要求がなされた場合。
この条件(a)は次のような理由により設定されている。すなわち、機関のクランキングは運転者による機関始動要求がなされることで実施される。そのため、そのようなクランキング中に運転者による機関停止要求がなされる場合には、その機関停止要求が緊急停止要求であると判断することができるためである。なお、機関がクランキング中であるか否かは、例えばスタータモータの動作状態を示すスタータスイッチからの信号に基づいて判断することができる。
(b)車両のボンネットが開状態となっているときに、運転者による機関停止要求がなされた場合。
この条件(b)は次のような理由により設定されている。すなわち、車両のボンネットが開いているときには、エンジンルーム内の可動部に異物が巻き込まれる可能性がある。そのため、車両のボンネットが開いているときに機関停止要求がなされる場合には、上記可動部への異物巻き込みが生じたために運転者が機関停止を要求しており、その機関停止要求は緊急停止要求である可能性があると判断することができるからである。なお、ボンネットが開状態となっているか否かは、例えば上記エンジン1が搭載された車両のボンネットにその開閉状態を検出するスイッチを設け、そのスイッチの「ON」・「OFF」状態を電子制御装置9にて監視することによりその判定を行うことができる。
(c)機関停止要求がなされたときの機関回転速度NEが、予め設定された判定値よりも高い場合。
このように、機関停止要求がなされたときの機関回転速度NEに基づき、機関停止要求が緊急停止要求であるか否かを判断するのは次の理由による。すなわち、通常の機関運転時において、換言すれば通常の車両走行中において、機関回転速度がある程度高いときに運転者による機関停止要求がなされるという状況は生じにくい。従って、そのような状況(機関回転速度がある程度高いときに運転者による機関停止要求がなされるといった状況)が生じている場合には、機関回転速度が過度に上昇したため、運転者が機関停止させようとしている可能性があると判断することができ、このときの機関停止要求は緊急停止要求であると判断することができるからである。ちなみに、上記判定値としては、通常の機関運転時において機関停止要求がなされるときの機関回転速度、例えばアイドル回転速度や、暖機時などのアイドルアップ時における機関回転速度などを設定することができる。
これら各条件(a)〜(c)の設定により、ステップS300では、運転者による機関停止要求が緊急停止要求であるか否かについて適切に判断される。
そして、ステップS300にて、緊急停止条件が成立していない旨判断される場合には(S300:NO)、遅延制御の実行が許可される(S310)。すなわち先の図5に示した遅延処理の実行が許可されて本処理は終了される。
一方、ステップS300にて、緊急停止条件が成立している旨判断される場合には(S300:YES)、遅延制御の実行が禁止される(S320)。すなわち先の図5に示した遅延処理の実行が禁止され、直ちに機関停止が行われた後(S330)、本処理は終了される。なお、ステップS320の処理は、上記禁止手段を構成している。
このように本実施形態によれば、運転者による緊急停止要求がなされているときには、遅延制御を実行することなく速やかに機関運転が停止される。従って、遅延制御実行に際しての機関運転の安全性を高めることができるようになる。
より具体的には、クランキング中に機関停止要求がなされると、上記条件(a)の成立により速やかに機関停止が行われる。そのため、遅延制御が実行されるエンジン1を搭載した車両において、クランキング中の遅延制御実行により車両が動き出してしまうといった不具合の発生を防止することができる。
また、ボンネットが開状態となっているときに機関停止要求がなされると、上記条件(b)の成立により速やかに機関停止が行われる。そのため、ボンネットが開状態になっているときに、運転者がエンジンルーム内での異物巻き込みを発見した場合等には、同運転者による機関停止要求に基づいて速やかに機関停止を行うことができるようになる。
また、上記条件(c)の設定により、機関停止要求がなされたときの機関回転速度に基づいてその機関停止要求が緊急停止要求であるか否かについて判断される。そのため、機関回転速度の過度な上昇時において運転者による機関停止要求がなされたときには、速やかに機関停止を行うことができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、次の効果が得られるようになる。
(1)運転者による機関停止要求が、機関運転を速やかに停止させようとする緊急停止要求であるか否かを判断し、緊急停止要求である旨判断される場合には上記遅延制御の実行を禁止するようにしている。従って、運転者による緊急停止要求がなされているときには、遅延制御を実行することなく速やかに機関運転を停止させることができ、もって遅延制御実行に際しての機関運転の安全性を高めることができるようになる。
(2)機関のクランキング中に運転者による機関停止要求がなされた場合、その機関停止要求が緊急停止要求である旨判断するようにしている。そのため、運転者による機関停止要求が緊急停止要求であるか否かを適切に判断することができるようになる。
(3)車両のボンネットが開状態となっているときに運転者による機関停止要求がなされた場合、その機関停止要求が緊急停止要求である旨判断するようにしている。そのため、運転者による機関停止要求が緊急停止要求であるか否かを適切に判断することができるようになる。
(4)運転者による機関停止要求がなされたときの機関回転速度に基づいて機関停止要求が緊急停止要求であるか否かを判断するようにしている。そのため、運転者による機関停止要求が緊急停止要求であるか否かを適切に判断することができるようになる。
(第3の実施形態)
次に、本発明にかかる内燃機関の制御装置を具体化した第3の実施形態について、図9、図10を併せ参照して説明する。
上記第1の実施形態では、上述したようなスロットル開度設定処理を実行することで、遅延制御実行に際しての機関運転の安全性を高めるようにしたが、本実施形態では、別の態様で遅延制御実行に際しての機関運転の安全性を高めるようにしている。
すなわち、運転者がブレーキ操作をしていない状態、変速機のクラッチが係合されている状態、或いは変速機のシフト位置がニュートラル位置にされていない状態などのように、機関出力により車両の車輪が回転する可能性がある状態にて上記遅延制御が実行されると、機関停止要求がなされているにもかかわらず車両が動き出してしまうおそれがある。
そこで、本実施形態では、機関停止要求がなされているにもかかわらず、車両が動き出すといった不測の事態を防止するために、遅延制御の実行中、上記エンジン1の搭載された車両の車輪を停止させる停止機構を作動させるようにしており、これにより遅延制御実行に際しての機関運転の安全性を高めるようにしている。なお、この点以外については基本的に上記第1の実施形態と同様であるため、以下では上記停止機構を中心に、本実施形態にかかる内燃機関の制御装置を説明する。
図9は、停止機構の基本的な構成を示す概略図である。
この図9に示されるように、本実施形態における停止機構は、電子制御装置9にて制御されるブレーキ制御装置100、エンジン1が搭載された車両の車輪に取り付けられた油圧式のブレーキ101、このブレーキ101に油圧を供給する2つの油圧系統、それら2つの油圧系統用のブレーキ液が貯留されたリザーブタンク102等から構成されている。
第1の油圧系統は、運転者により操作されるブレーキペダル103、上記リザーブタンク102が接続されており、油圧を発生するブレーキマスタシリンダ104、及び上記ブレーキ制御装置100によって開閉制御される第1バルブ105等から構成されている。この第1の油圧系統では、運転者によりブレーキペダル103が操作されると、ブレーキマスタシリンダ104内に油圧が発生する。そして第1バルブ105が開弁状態とされているときには、ブレーキマスタシリンダ104で発生した油圧がブレーキ101の油圧シリンダに供給され、これにより車輪の回転が停止される。すなわち、この第1の油圧系統は、運転者の操作によってブレーキ101を作動させるための油圧系統として構成されている。
第2の油圧系統は、ブレーキ制御装置100にて駆動制御され、リザーブタンク102に接続された油圧ポンプ106、同油圧ポンプ106にて発生された油圧を保持するための蓄圧タンク107、及び上記ブレーキ制御装置100によって開閉制御される第2バルブ108等から構成されている。この第2の油圧系統では、ブレーキ制御装置100により油圧ポンプ106が駆動されると、同油圧ポンプ106にて発生した油圧は蓄圧タンク107に蓄えられる。そして、ブレーキ制御装置100により第2バルブ108が開弁されると、蓄圧タンク107に蓄えられた油圧がブレーキ101の油圧シリンダに供給され、これにより車輪の回転が停止される。このように、第2の油圧系統は、ブレーキペダル103が操作されていなくてもブレーキ101を作動させることができる油圧系統、すなわち運転者の操作に依らずしてブレーキ101を作動させることができる油圧系統として構成されている。
そして本実施形態における遅延制御では、先の図5に示したステップS120の処理に代えて、図10に示すステップS400の処理が実行される。すなわち、図5のステップS110にて、IGスイッチ60が「OFF」にされてから所定時間RTが経過していない旨判断される場合には(S110:NO)、遅延制御の実行に併せて電子制御装置9により前記第2バルブ108を開弁させ、ブレーキ101を強制作動させるようにしている。そしてこのステップS400の処理により、遅延制御の実行中にあっては車輪の回転が強制的に停止される。そのため、遅延制御が実行されることにより車両が動き出してしまうといった不具合の発生を防止することができ、もって遅延制御実行に際しての機関運転の安全性を高めることができるようになる。
また、本実施形態では遅延制御の実行中、上記停止機構によって車輪を停止するようにしている。そのため、機関停止要求がなされているにもかかわらず、車両が動き出すといった不測の事態を防止するに際して、第2の実施形態で述べたような判断処理及び禁止処理、すなわち図8に示した実行可否判定処理を行うことなく、同不測の事態の発生を防止することができる。
ちなみに、本実施形態では、遅延制御の実行中において車輪を停止させるようにしているため、上述したクランキング中の遅延制御実行により車両が動き出してしまうといった不具合の発生も防止することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、次の効果が得られるようになる。
(1)遅延制御の実行中、停止機構にて車輪を停止させるようにしているため、遅延制御が実行されることにより車両が動き出してしまうといった不具合の発生を防止することができ、もって遅延制御実行に際しての機関運転の安全性を高めることができるようになる。
(2)遅延制御の実行中、停止機構によって車輪を停止するようにしている。そのため、機関停止要求がなされているにもかかわらず、車両が動き出すといった不測の事態を防止するに際して、上記第2の実施形態で述べたような実行可否判定処理を行うことなく、同不測の事態の発生を防止することができる。
(3)油圧ポンプ106といったアクチュエータで駆動されるブレーキ101にて上記停止機構を構成するようにしている。そのため、車両の車輪を運転者の操作に依らず確実に停止させることができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明にかかる内燃機関の制御装置を具体化した第4の実施形態について、図11、図12を併せ参照して説明する。
本実施形態では、先の図4に示した回路に、インジェクタ39へ燃料を供給する燃料ポンプへの電力供給及び電力遮断をするための回路を追加している。また、運転者による機関停止要求がなされた時点で上記燃料ポンプを停止させるようにしている。
図11は、本実施形態において、インジェクタ39や点火プラグ37への電力供給を行うための回路構成を示しており、先の図4に示した回路とは、ポンプリレー80、上記燃料ポンプ81、及びポンプリレー制御ポート9gを備える点のみが異なる。そこで以下では、それら相違点を中心に、本実施形態における回路構成を説明する。
この図11に示されるように、燃料ポンプ81の電力を供給及び遮断するポンプリレー80のコイル80aについてその一端は、上記IGリレー61の接点61bの下流側に接続されており、同コイル80aの他端は、電子制御装置9のポンプリレー制御ポート9gに接続されている。ポンプリレー80の接点80bの一端は、上記メインリレー70の接点70bの下流側に接続されており、同接点80bの他端は燃料ポンプ81の一端子に接続されている。また、燃料ポンプ81の他端子は設定されている。
ポンプリレー80を中心に構成される上記リレー回路では、IGスイッチ60が「ON」にされると、IGリレー61の接点61bを介してコイル80aに電圧が印加される。そして、ポンプリレー制御ポート9gからLo信号が出力されると、コイル80aは励磁されて接点80bは「ON」にされる。ここで、電子制御装置9にて機関始動要求が認識されると上記メインリレー70の接点70bは「ON」になることから、同機関始動要求の認識がなされ、ポンプリレー制御ポート9gからLo信号が出力されると、上記接点70b及び接点80bを介して燃料ポンプ81には電力が供給され、同燃料ポンプ81が駆動される。一方、ポンプリレー制御ポート9gからHi信号が出力されると、コイル80aは消磁され、接点80bは「OFF」になる。これにより、燃料ポンプ81への電力供給が遮断され、同燃料ポンプ81の駆動は停止される。
そして本実施形態における遅延制御では、先の図5に示したステップS100において肯定判定されると、図12に示すステップS500の処理が実施され、このステップS500の処理が行われた後、同図5に示したステップS110以降の処理が行われる。すなわち、先の図5のステップS100にて、IGスイッチ60が「OFF」である旨判定されると(S100:YES)、上記ポンプリレー制御ポート9gからHi信号が出力されて燃料ポンプ81は停止される(S500)。そして、その後、IGスイッチ60が「OFF」にされてから所定時間RTが経過しているか否かが判定され(S110)、所定時間RTが経過していない場合には(S110:NO)、遅延制御が実行される(S120)。
このように本実施形態では、機関停止要求がなされた時点で燃料ポンプ81を停止させるようにしているため、同機関停止要求がなされると直ちにインジェクタ39への燃料供給が停止される。即ち、遅延制御の実行に先立って燃料ポンプ81を停止し、インジェクタ39への燃料供給を停止するようにしているため、遅延制御による機関運転の継続が終了しない場合、即ち遅延制御に異常が生じている場合であっても、確実に機関運転を停止させることができ、もって遅延制御実行に際しての機関運転の安全性を高めることができるようになる。
以上説明したように、本実施形態によれば、次の効果が得られるようになる。
(1)運転者による機関停止要求がなされた時点で燃料ポンプ81を停止させるようにしている。そのため、遅延制御による機関運転の継続が終了しない場合、すなわち遅延制御に異常が生じている場合であっても、確実に機関運転を停止させることができ、もって遅延制御実行に際しての機関運転の安全性を高めることができるようになる。
なお、上記各実施形態は以下のように変更して実施することもできる。
・第1の実施形態では、遅延制御実行中において、アクセル操作量ACCPに応じたスロットルバルブ38の開度設定を禁止することで、遅延制御実行中に設定されるスロットル開度が同遅延制御の非実行時に比して小さくなるようにした。この他にも、先の図6に示したステップS220の処理を、図13に示すステップS600の処理に変更して上記スロットル開度設定処理を実行するようにしてもよい。すなわち、遅延制御の実行中である旨判断される場合には(S200:YES)、次式(3)に基づいて目標スロットル開度TApを設定するようにしてもよい(S600)。

TAp←(アクセル操作量ACCP×抑制係数K)+ISC開度TAi …(3)

上記抑制係数Kは、「0以上1未満」の値として予め設定されている値である。従って式(3)により設定される目標スロットル開度TAp、すなわち遅延制御実行中に設定される目標スロットル開度TApは、遅延制御の非実行時に比して小さくされる。
この変形例によれば、遅延制御実行中、アクセル操作量ACCPに応じて設定されるスロットルバルブの開度は、同遅延制御の非実行時に比して、すなわち通常運転時に比して小さくされる。そのため、遅延制御の実行中、運転者が不用意にアクセルペダルを踏み込んだとしても、スロットルバルブの開度増大分は通常運転時よりも小さくなる。従ってこの場合にも、遅延制御の実行中において、運転者による不用意なアクセル操作に起因する機関出力や機関回転速度の増大を抑制することができるようになり、もって遅延制御実行に際しての機関運転の安全性を高めることができるようになる。
・第1の実施形態では、アクセル操作量ACCPに応じて設定されるスロットル開度を遅延制御実行中には小さくするようにしたが、要は、運転者の機関操作に応じて設定される機関制御量を、遅延制御の実行中には、同遅延制御の非実行時に比して小さくするようにすればよい。この場合にも、遅延制御の実行中は非実行時に比して、すなわち遅延制御の実行中は通常の機関運転時に比して、運転者の機関操作に応じて設定される機関制御量が小さくされる。従って、遅延制御の実行中にあって、運転者による機関停止要求がなされているにもかかわらず、同運転者による不用意な機関操作によって機関運転状態が大きく変化してしまうといった不具合の発生を抑制することができ、もって遅延制御実行に際しての機関運転の安全性を高めることができるようになる。なお、アクセル操作量に応じてスロットル開度が調整されると、吸入空気量も変化するようになり、その吸入空気量の変化に応じて燃料噴射量も変更される。すなわち燃料噴射量は、アクセル操作量により間接的に設定されている。また、筒内噴射型の機関にあっては、アクセル操作量に応じて直接燃料噴射量が設定される場合もある。従って、運転者の機関操作に応じて設定される上記機関制御量としては、燃料噴射量なども挙げられる。
・第1の実施形態おいて図4に示した回路は一例であり、この他の回路を用いてインジェクタ39や点火プラグ37への電力供給を行うようにしても、同第1の実施形態における(1)の効果を得ることはできる。
・第2の実施形態では、緊急停止要求を判断するために条件(a)〜(c)を設けるようにしたが、条件(a)〜(c)の少なくとも1つを備えるようにしてもよい。また、条件(a)〜(c)のみならず、緊急停止要求を判断することができる条件であれば適時設定してもよい。
・第3の実施形態における油圧系統は一例であり、エンジン1の搭載された車両の車輪を、運転者の操作に依らず停止させることができるのであれば、適宜変更してもよい。
・第3の実施形態におけるブレーキ101を、電動モータにて作動されるブレーキに変更してもよい。この場合にも、遅延制御の実行中、電動モータを駆動することにより同様な作用効果を得ることができる。
・第3の実施形態において車輪を停止させる機構はブレーキ101であった。この他、自動変速機を備える車両にあっては、同自動変速機内に設けられるパーキングロック機構を作動させて遅延制御実行中の車輪の回転を停止させるようにしてもよい。この場合にも第3の実施形態と同様な効果を得ることができる。
・第4の実施形態では、機関停止要求がなされた時点で燃料ポンプ81を停止させるようにした。この他、遅延制御の実行中にあって機関停止要求がなされてから予め設定された時間が経過したときには燃料ポンプ81を停止させるようにしてもよい。
この変形例は、例えば図14に示す燃料ポンプ停止処理を実行することで実施することができる。
同図14に示す燃料ポンプの停止処理手順は、IGスイッチ60がオフにされたとき、すなわち運転者による機関停止要求がなされたときに電子制御装置9によって実行される。
本処理が開始されるとまず、遅延制御の実行中であるか否かが判定される(S700)。そして、遅延制御が実行されていない旨判定される場合には(S700:NO)、本処理は一旦終了される。
一方、遅延制御の実行中である旨判定される場合には(S700:YES)、IGスイッチ60が「OFF」にされてからポンプ停止要求時間PTが経過しているか否かが判定される(S710)。なお、ポンプ停止要求時間PTとしては、上記所定時間RTと同一の時間、すなわち、吸気バルブ35のバルブ特性を遅延制御の実行中に上記機関始動時用の特性に変更するために要する時間を設定しておくことが望ましいが、この他の時間を適宜設定してもよい。
そして、ポンプ停止要求時間PTが経過していない旨判定される場合には(S710:NO)、本処理は一旦終了される。一方、ポンプ停止要求時間PTが経過している旨判定される場合には(S710:YES)、燃料ポンプ81を停止させて(S720)、本処理は終了される。
このように遅延制御の実行中にあって機関停止要求がなされてから予め設定された時間が経過したときには燃料ポンプ81を停止させる場合には、機関停止要求がなされてから予め設定された時間が経過した時点で、遅延制御の実行中であってもインジェクタ39への燃料供給は停止される。そのためこの変形例によっても、遅延制御による機関運転の継続が終了しない場合、すなわち遅延制御に異常が生じている場合において、確実に機関運転を停止させることができ、もって遅延制御実行に際しての機関運転の安全性を高めることができるようになる。
・上記各実施形態では、予め設定された上記所定時間RTが経過した時点で遅延制御を終了させるようにした。この他、吸気バルブ35のバルブ特性が機関始動用の特性になった時点で同遅延制御を終了させるようにしてもよい。
・上記各実施形態では、インジェクタ39及び点火プラグ37への電力供給及び電力遮断を噴射点火リレー71で行うようにした。他方、図15に示すように、噴射点火リレー71を省略し、インジェクタ39及び点火プラグ37(イグナイタ)の一端をそれぞれメインリレー70の接点70bの下流側に接続して、同接点70bの「ON」動作時に直接インジェクタ39及び点火プラグ37に電力が供給されるようにする。そして、インジェクタ39の他端は上記インジェクタ制御ポート9dに接続するとともに、点火プラグ37(イグナイタ)の他端は上記点火プラグ制御ポート9eに接続して、インジェクタ制御ポート9dや点火プラグ制御ポート9eからの信号に応じて燃料噴射及び燃料点火を制御する。このように噴射点火リレー71を省略し、インジェクタ39及び点火プラグ37への電力供給及び電力遮断を電子制御装置9からの制御信号にて直接行うようにしてもよい。この場合には、IGスイッチ60から独立した回路にてインジェクタ39及び点火プラグ37の電力供給及び電力遮断を行うに際して、回路構成を簡略化することができ、もってコストや故障率の低減を図ることができる。
ちなみに、インジェクタ39及び点火プラグ37のいずれか一方への電力供給及び電力遮断は上記噴射点火リレー71にて行い、他方への電力供給及び電力遮断は、上述したような電子制御装置9からの制御信号にて直接行うようにしてもよい。
・上記各実施形態では、遅延制御の終了をもって実行される機関停止に際して、燃料噴射及び燃料点火を同時に停止させるようにしたが、この場合には以下のような不具合の発生が懸念される。例えば4気筒エンジンであって、第1気筒#1→第3気筒#3→第4気筒#4→第2気筒#2の順で燃料噴射や燃料点火が行われる場合を例にした不具合の発生態様を、図16を併せ参照してその説明する。
同図16に示されるように、時刻t1にてIGスイッチ60が「OFF」にされると、遅延制御が実行されるため、燃料噴射及び燃料点火は継続して実行される。ここで、時刻t1からある程度の時間が経過した時刻t2において、燃料噴射及び燃料点火が同時に停止されると、時刻t1から時刻t2の間に噴射された燃料(図16においては第1気筒#1と第3気筒#3とに噴射された燃料)は点火されることなく、シリンダ内に残留してしまう。このようにシリンダ内に燃料が残留してしまうと、次回の始動時に未燃燃料がそのまま排出されてしまうといった不具合や、その残留燃料に起因するデポジットが燃焼室内に付着するといった不具合等が生じるおそれがある。
他方、上記時刻t2において燃料噴射を停止し、この時刻t2からある程度の時間(例えば、第3気筒#3に噴射された燃料が点火されるまでに要する時間)が経過した時刻t3において燃料点火を停止するようにすると、第1気筒#1と第3気筒#3とに噴射された燃料は、時刻t2から時刻t3の間で点火される。そのため、遅延制御実行中に噴射された燃料がシリンダ内に残留してしまうといった不具合の発生が抑制される。
そこで、上記各実施形態において、遅延制御を終了させる際には、まず燃料噴射を停止し、その後燃料点火を停止させるようにしてもよい。この場合には上述したように、シリンダ内での燃料残留を好適に抑制することができる。
・上記各実施形態におけるバルブタイミング可変機構51は油圧式の機構であったが、電動式の機構であっても本発明は同様に適用することができる。また、リフト量可変機構53は電動式の機構であったが、油圧式の機構であっても本発明は同様に適用することができる。
・上記各実施形態における可変バルブ機構5は、吸気バルブ35のバルブ特性を変更するために設けられていたが、排気バルブ36のバルブ特性を変更するために設けられている場合であっても、本発明は同様に適用することができる。また、上記可変バルブ機構5は、上記バルブタイミング可変機構51及び上記リフト量可変機構53から構成されていたが、バルブタイミング可変機構51のみを備える場合、あるいはリフト量可変機構53のみを備える場合であっても本発明は同様に適用することができる。また、本発明の適用対象となる可変バルブ機構は、上記可変バルブ機構5に限られるものではなく、吸気バルブや排気バルブといった機関バルブのバルブ特性を機関運転状態に応じて変更する機構であれば、本発明は同様に適用することができる。
・第1の実施形態と第3の実施形態との組み合わせ、或いは第1の実施形態と第4の実施形態との組み合わせ、或いは第2の実施形態と第3の実施形態との組み合わせ、或いは第2の実施形態と第4の実施形態との組み合わせ、或いは第3の実施形態と第4の実施形態との組み合わせにて本発明を実施することもできる。また、第1の実施形態と第3の実施形態と第4の実施形態との組み合わせ、或いは第2の実施形態と第3の実施形態と第4の実施形態との組み合わせにて本発明を実施することもできる。
・上記エンジン1は点火プラグを備えるガソリン機関であったが、この他の機関、例えばディーゼル機関であっても、本発明は同様に適用することができる。
本発明にかかる内燃機関の制御装置を具体化した第1の実施形態について、これが適用されるエンジンの構成を示す概略図。 同実施形態のバルブタイミング可変機構によって変更される吸気バルブのバルブタイミングについてその変更態様を示す模式図。 同実施形態のリフト量可変機構による吸気バルブの最大リフト量及び作用角の変更態様を示す模式図。 同実施形態において、インジェクタ及び点火プラグに電力供給を行うための回路構成を示す模式図。 同実施形態における遅延制御の処理手順を示すフローチャート。 同実施形態におけるスロットル開度設定処理の手順を示すフローチャート。 同スロットル開度設定処理が実行されるときのスロットル開度の設定態様を示すタイムチャート。 第2の実施形態における遅延制御の実行可否判定についてその処理手順を示すフローチャート。 第3の実施形態における停止機構の基本的な構成を示す概略図。 同実施形態における遅延制御の処理手順についてその一部を示すフローチャート。 第4の実施形態において、燃料ポンプに電力供給を行うための回路構成を示す模式図。 同実施形態における遅延制御の処理手順についてその一部を示すフローチャート。 第1の実施形態の変形例におけるスロットル開度設定処理の手順についてその一部を示すフローチャート。 第4の実施形態の変形例における燃料ポンプ停止処理についてその手順を示すフローチャート。 各実施形態におけるインジェクタ及び点火プラグへの電力供給回路についてその変形例を示す模式図。 遅延制御終了に際しての燃料噴射及び燃料点火の停止時期について、その変形例を示すタイムチャート。
符号の説明
1…エンジン、2…シリンダブロック、3…シリンダヘッド、5…可変バルブ機構、9…電子制御装置、9a…IGポート、9b…バッテリポート、9c…メインリレー制御ポート、9d…インジェクタ制御ポート、9e…点火プラグ制御ポート、9f…噴射点火リレー制御ポート、9g…ポンプリレー制御ポート、21…シリンダ、22…ピストン、23…燃焼室、31…吸気ポート、32…排気ポート、33…吸気管、34…排気管、35…吸気バルブ、36…排気バルブ、37…点火プラグ、38…スロットルバルブ、39…インジェクタ、40…サージタンク、50…バッテリ、51…バルブタイミング可変機構、53…リフト量可変機構、60…IGスイッチ、61…IGリレー(61a…コイル、61b…接点)、70…メインリレー(70a…コイル、70b…接点)、71…噴射点火リレー(71a…コイル、71b…接点)、80…ポンプリレー(80a…コイル、80b…接点)、81…燃料ポンプ、91…吸入空気量センサ、92…クランク角センサ、93…スロットル開度センサ、94…バルブタイミングセンサ、95…リフト量センサ、96…アクセルセンサ、100…ブレーキ制御装置、101…ブレーキ、102…リザーブタンク、103…ブレーキペダル、104…ブレーキマスタシリンダ、105…第1バルブ、106…油圧ポンプ、107…蓄圧タンク、108…第2バルブ。

Claims (8)

  1. 運転者による機関停止要求がなされてから実際に機関停止が実行されるまでの時間を遅延させる遅延制御を行う遅延手段と、該遅延制御の実行中に可変バルブ機構を駆動して機関バルブのバルブ特性を予め設定された機関始動時用の特性に変更する変更手段と、運転者の機関操作に応じた機関制御量を設定する設定手段とを備える内燃機関の制御装置において
    前記設定手段は、前記機関操作に応じて設定する機関制御量として、アクセル手段が運転者により操作されたときのアクセル操作量に応じたスロットルバルブの開度を設定するとともに、前記遅延制御の実行中においては前記スロットルバルブの開度を、機関のアイドル運転状態を維持するために必要とされる開度以上に設定し、
    前記遅延制御の実行中にアクセル操作量に応じて設定される前記スロットルバルブの開度を、前記遅延制御の非実行時において同アクセル操作量に応じて設定される前記スロットルバルブの開度に比して小さくする機関制御量抑制手段を備える
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記機関制御量抑制手段は、前記遅延制御の実行中、前記アクセル操作量に応じた前記スロットルバルブの開度設定を禁止することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 記遅延制御の実行中には、当該内燃機関の搭載された車両の車輪を停止させる停止機構を作動させる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記停止機構は、アクチュエータで駆動されるブレーキにて構成されることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関の制御装置。
  5. 前記遅延手段は、前記機関停止要求がなされてから燃料噴射が停止されるまでの時間を遅延させ、
    前記機関停止要求がなされた時点で燃料ポンプを停止させる
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の内燃機関の制御装置。
  6. 前記遅延手段は、前記機関停止要求がなされてから燃料噴射が停止されるまでの時間を遅延させ、
    前記遅延制御の実行中にあって前記機関停止要求がなされてから予め設定された時間が経過したときには燃料ポンプを停止させる
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の内燃機関の制御装置。
  7. 機関停止スイッチから独立した回路に設けられ、機関制御にかかる電力を供給及び遮断するメインリレーと、前記機関停止スイッチから独立した回路に設けられ、燃料噴射弁及び点火プラグの少なくとも一方の電力を供給及び遮断する個別リレーとを備え、
    前記遅延手段は、前記機関停止要求がなされてから前記個別リレーによる電力遮断が行われるまでの時間を遅延させ、
    前記メインリレーにて前記個別リレーへの電力供給及び電力遮断を行う
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の内燃機関の制御装置。
  8. 前記メインリレーの接点の下流側に前記個別リレーのコイルが接続されてなることを特徴とする請求項7に記載の内燃機関の制御装置。
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