JP4506240B2 - 画像形成装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は複数の異なる色材を重ね合わせることによりカラー画像を形成する画像形成装置及びプログラムに関する。
従来より、異なる色材であるマゼンタM、シアンC、イエローYを重ね合わせることで、グレーを表現することができる画像形成装置が知られている。この画像形成装置は、グレーを表現するために使用する各色材の使用量を濃度ごとに定めた濃度調整データを有しており、その濃度調整データに基づいて、3色の重ね合わせ量を決定する。
グレーを表現する際に、3色の重ね合わせ量がばらつくと無彩色のグレーとならなくなってしまうため、3色の重ね合わせ量のバランスを保つ必要がある。そこで、キャリブレーションにおいて、グレーの読み取り値とのずれ量(x、y、z)に基づき、濃度調整データを補正する技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2001−218074号公報
しかしながら、濃度が低いグレーを表現する場合に、3色の重ね合わせ量のバランスが崩れてしまい、例えば、シアンCのみが使用され、本来淡いグレーであるべき部分がシアンCに見えてしまい、グレーの画質が落ちてしまうことがあった。
これは、濃度調整データにおいて色材の使用量に関する階調数は有限であることから、グレーを表現するために用いられる各色材の使用量は、理想的な値(階調数が無限であると仮定した場合の各色材の使用量)に対して一定量のばらつきを持つようになり、そのばらつきの影響は、グレーの濃度が低い(すなわち使用する各色材の絶対量が少ない)領域において相対的に大きくなるためである。
本発明は以上の点に鑑みなされたものであり、グレーの色相がずれることなく、濃度が低いグレーを表現することができる画像形成装置及びプログラムを提供することを目的とする。
(1)請求項1の発明は、
シアンの色材、マゼンタの色材、及びイエローの色材を重ね合わせることによりグレーの画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により、濃度がそれぞれ異なる複数のグレーの画像を形成し、その複数のグレーの画像の色相、濃度をそれぞれ読み取り、前記複数のグレーの画像について予め定められた色相、濃度の目標値と、前記読み取った色相、濃度とを比較して、前記画像形成手段がグレーの画像を形成するために使用する前記シアンの色材の量、前記マゼンタの色材の量、及び前記イエローの色材の量を、グレーの濃度ごとに定めた濃度調整データを作成する制御手段と、を有する画像形成装置において、前記制御手段は、前記濃度調整データに対し、グレーの濃度が所定濃度以下の範囲においては、グレーの画像を形成するために使用する前記シアンの色材の量、前記マゼンタの色材の量、及び前記イエローの色材の量を、それぞれ、補正前の前記濃度調整データに記録された、同一のグレーの濃度における前記シアンの色材の量、前記マゼンタの色材の量、及び前記イエローの色材の量の平均値とするように補正を行うことを特徴とする画像形成装置を要旨とする。
本発明の画像形成装置では、所定濃度以下の範囲では、グレーの画像を形成するために使用するシアンの色材の量、マゼンタの色材の量、及びイエローの色材の量を、それぞれ、補正前の濃度調整データに記録された、同一濃度におけるシアンの色材の量、マゼンタの色材の量、及びイエローの色材の量の平均値とするので、グレーの色相がばたついてしまうことがない。
つまり、グレーの画像の濃度が低い場合でも、一つの色材のみが多く使用され、その色材の色が表れてしまうようなことが生じない。
(2)請求項2の発明は、
前記制御手段は、前記濃度調整データの補正において、前記シアンの色材の量、前記マゼンタの色材の量、及び前記イエローの色材の量に関する補正量を所定範囲内に制限することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置を要旨とする。
本発明の画像形成装置では、濃度調整データの補正において、シアンの色材の量、マゼンタの色材の量、及びイエローの色材の量に関する補正量を制限するので、補正の前後でグレーの色相が急激に変わってしまうことがない。そのことにより、補正を行った濃度範囲と、補正を行わなかった濃度範囲とで、グレーの色相が大きく違ってしまうようなことがない。
(3)請求項3の発明は、
シアンの色材、マゼンタの色材、及びイエローの色材を重ね合わせることによりグレーの画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により、濃度がそれぞれ異なる複数のグレーの画像を形成し、その複数のグレーの画像の色相、濃度をそれぞれ読み取り、前記複数のグレーの画像について予め定められた色相、濃度の目標値と、前記読み取った色相、濃度とを比較して、前記画像形成手段がグレーの画像を形成するために使用する前記シアンの色材の量、前記マゼンタの色材の量、及び前記イエローの色材の量を、グレーの濃度ごとに定めた濃度調整データを作成する制御手段と、を有する画像形成装置において、前記制御手段は、前記濃度調整データにおけるグレーのばたつき量をグレーの濃度ごとに検出するとともに、前記ばたつき量に基づいて、前記濃度調整データにおいてグレーの色相がずれるグレーの濃度範囲を設定し、グレーの色相がずれるグレーの濃度範囲では、グレーの画像を形成するために使用する前記シアンの色材の量、前記マゼンタの色材の量、及び前記イエローの色材の量を、それぞれ、補正前の前記濃度調整データに記録された、同一のグレーの濃度における前記シアンの色材の量、前記マゼンタの色材の量、及び前記イエローの色材の量の平均値とするように補正を行い、前記ばたつき量とは、(mid−min)/(max−min)であることを特徴とする画像形成装置を要旨とする。ただし、前記maxは、補正前の前記濃度調整データにおいて、前記ばたつき量を算出するグレーの濃度での前記シアンの色材の量、前記マゼンタの色材の量、及び前記イエローの色材の量の中での最大値である。また、前記midは、補正前の前記濃度調整データにおいて、前記ばたつき量を算出するグレーの濃度での前記シアンの色材の量、前記マゼンタの色材の量、及び前記イエローの色材の量の中での中間値である。また、前記minは、補正前の前記濃度調整データにおいて、前記ばたつき量を算出するグレーの濃度での前記シアンの色材の量、前記マゼンタの色材の量、及び前記イエローの色材の量の中での最小値である。
本発明の画像形成装置は、濃度調整データにおいてグレーのばたつき量を濃度ごとに検出し、そのばたつき量に基づいて、グレーの色相がずれる濃度範囲を設定し、グレーの色相がずれる濃度範囲では、グレーを表現するために使用するシアンの色材の量、マゼンタの色材の量、及びイエローの色材の量を、それぞれ、補正前の濃度調整データに記録された、同一濃度におけるシアンの色材の量、マゼンタの色材の量、及びイエローの色材の量の平均値とするので、グレーの色相がばたついてしまうことがない。
つまり、補正前の濃度調整データにおいて、グレーの色相におけるばたつきが大きい場合でも、グレーを表現するために使用する各色材の使用量に偏りが少なくなるように濃度調整データを補正するので、グレーの画像を形成する際に、一つの色材のみが多く使用され、その色材の色が表れてしまうようなことが生じない。
(4)請求項4の発明は、
前記制御手段は、前記濃度調整データの補正において、前記シアンの色材の量、前記マゼンタの色材の量、及び前記イエローの色材の量に関する補正量を所定範囲内に制限することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置を要旨とする。
本発明の画像形成装置では、濃度調整データの補正において、シアンの色材の量、マゼンタの色材の量、及びイエローの色材の量に関する補正量を制限するので、補正の前後でグレーの色相が急激に変わってしまうことがない。そのことにより、補正を行った濃度範囲と、補正を行わなかった濃度範囲とで、グレーの色相が大きく違ってしまうようなことがない。
(5)請求項5の発明は、
前記制御装置は、前記ばたつき量が所定の許容範囲からはずれるグレーの濃度よりも低濃度である範囲を、グレーの色相がずれる濃度範囲とすることを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成装置を要旨とする。
本発明では、ばたつき量が所定の許容範囲からはずれる濃度よりも低濃度である範囲をグレーの色相がずれる濃度範囲とするので、グレーの色相がずれる濃度範囲を明確にすることができる。そして、そのグレーの色相がずれる濃度範囲において濃度調整データを補正することにより、グレーの色相のずれを確実に防止することができる。
(6)請求項6の発明は、
前記制御手段は、所定の許容範囲を設定し、前記濃度調整データにおいて、前記ばたつき量が前記許容範囲から外れるグレーの濃度のうちの最大濃度よりも低濃度の範囲を、前記グレーの色相がずれる濃度範囲とすることを特徴とする請求項3〜4のいずれかに記載の画像形成装置を要旨とする。
本発明の画像装置は、上記の様にしてグレーの色相がずれる濃度範囲を定めるので、グレーの色相がずれる濃度範囲を明確にすることができる。そして、そのグレーの色相がずれる濃度範囲において濃度調整データを補正することにより、グレーの色相のずれを確実に防止することができる。
(7)請求項7の発明は、
前記制御手段は、前記複数のグレーの画像について予め定められた色相、濃度の目標値と、前記読み取った色相、濃度とを比較して、複数の所定のグレーの濃度における前記シアンの色材の量、前記マゼンタの色材の量、及び前記イエローの色材の量をそれぞれ決定し、さらに、前記所定のグレーの濃度以外の濃度における前記シアンの色材の量、前記マゼンタの色材の量、及び前記イエローの色材の量を補完により決定して、前記濃度調整データを作成することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の画像形成装置を要旨とする。
(8)請求項8の発明は、
前記制御手段は、前記濃度調整データにおいて、前記補正を行ったグレーの濃度範囲と前記補正を行わなかったグレーの濃度範囲との境界の前後での前記シアンの色材の量、前記マゼンタの色材の量、及び前記イエローの色材の量を、前記境界の前後における前記シアンの色材の量、前記マゼンタの色材の量、及び前記イエローの色材の量の格差が減少するように、再補正することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の画像形成装置を要旨とする。
本発明の画像形成装置では、濃度調整データにおいて、補正を行ったグレーの濃度範囲と、補正を行わなかったグレーの濃度範囲との境界の前後でのシアンの色材の量、マゼンタの色材の量、及びイエローの色材の量を再補正し、境界の前後におけるシアンの色材の量、マゼンタの色材の量、及びイエローの色材の量の格差を減少させる。そのことにより、上記境界の前後で、グレーの色相が急激に変わってしまうようなことがない。
(9)請求項9の発明は、
コンピュータを請求項1〜8のいずれかに記載の画像形成装置における前記制御手段として機能させるプログラムを要旨とする。
本発明のプログラムにより、コンピュータを制御手段として機能させることで、請求項1〜8のいずれかに記載の画像形成装置の作用効果を奏することができる。
実施例を用いて発明を実施するための最良の形態を説明する。
a)まず、画像形成装置であるインクジェットプリンタ1の構成を図1を用いて説明する。
インクジェットプリンタ1は、本発明の画像形成手段としての印字ヘッド3を備えている。この印字ヘッド3は、C(シアン)のインクを吐出するノズルと、M(マゼンタ)のインクを吐出するノズルと、Y(イエロー)のインクを吐出するノズルと、K(ブラック)のインクを吐出するノズルと(図示略)を備えており、それら4色のインクを重ね合わせることによりカラー画像を形成することができる。また、C、M、Yのインクを重ね合わせることによりグレーの画像を形成することができる。
また、インクジェットプリンタ1は、パソコン等の外部CPU13とデータ転送可能な状態に接続されたCPU(中央処理装置)5と、ROM7と、不揮発性RAM9とを有しており、それらは本発明の制御手段を構成している。更に、インクジェットプリンタ1は、キーボード11を有している。
CPU5は、ROM7及び不揮発性RAM9に記憶されたデータと、キーボード11及び外部CPU13から入力されるデータを読み取り可能で、印字ヘッド3にデータ出力可能な状態に接続されている。しかして、外部CPU13から転送される画像データに基づき、後述するように画像を形成することができるようになっている。
CPU5内部には制御部5aとハーフトーン処理部5bとが備えられている。制御部5aは、キーボード11のデータが入力可能である。ハーフトーン処理部5bは後述するハーフトーン処理を実行する。ROM7内部には、テスト画像データを記憶したテストパターン記憶部7aが備えられている。不揮発性RAM9には濃度調整データ記憶部9aが設けられており、濃度調整データが記憶されている。この濃度調整データは、印字ヘッド3がグレーの画像を形成する際の、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)のインクの吐出量を、画像の濃度(階調)ごとに定めたデータである。
b)次にインクジェットプリンタ1が画像を形成する際の動作について図2を用いて説明する。
外部CPU13からCPU5へ、RGB表色系信号によりデータが記録されている画像データが転送される。この画像データは8bit64階調である。CPU5は画像データに対して色補正処理を実行する。つまり、所定の変換式により、印字ヘッド3の制御信号であるC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の信号に変換する。この色補正処理後の画像データは10bit256階調である。
次に、CPU5の多値化処理部5bは、画像データに対してハーフトーン処理を実行する。このハーフトーン処理は、個々のドットは2bit4階調であるが、周知の誤差拡散法又はディザ法を用いることによりマクロ的な濃度は256階調を保持する処理である。
印字ヘッド3は、ハーフトーン処理後の画像データに基づいて画像を形成する。つまり、画像データのある位置における階調がa(aは0〜255のいずれか)であった場合は、濃度調整データにおいてその階調aに対応する量のインクを吐出し、画像を形成する。尚、画像データはC、M、Y、Kの各色ごとに作成されており、印字ヘッド3は、各色の画像データに基づき、各色の画像を重ねて形成することでカラー画像とする。
c)次に、インクジェットプリンタ1がキャリブレーション(濃度調整)を実行し、補完元データを求める処理を説明する。ここで、補完元データとは、グレーの画像を256階調のうちの階調32、64、96、128、160、192、224、255(調整濃度)でそれぞれ形成する場合のC、M、Yのインク量を定めたデータである。以下具体的に説明する。
まず、インクジェットプリンタ1は用紙上にテストパターンの画像を形成する。このテストパターンの画像は、印字ヘッド3の吐出条件をA1〜A8まで変えながら、8種類のグレーの画像を形成したものである。ここで、吐出条件A1は、256階調のうちの階調32のグレーの画像を形成するように、C、M、Yのインクの吐出条件を予め定めたものである。同様に、吐出条件A2〜A8は、それぞれ、256階調のうちの階調64、96、128、160、192、224、255のグレーの画像を形成するように、C、M、Yのインクの吐出条件を予め定めたものである。尚、テストパターンの上記構成は、テストパターン記憶部7aに記憶されている。
次に、テストパターンをカラースキャナで読みとり、各吐出条件A1〜A8で形成されたグレーの画像の色相、濃度をそれぞれ読み取り、読みとり値をキーボート11からCPU5に入力する。
CPU5は、吐出条件A1にて実際に形成されたグレーの画像の色相、濃度と、予め定められた、階調32のグレーの画像についての目標値とを比較し、吐出条件A1にて実際に形成されるグレーの画像の色相、濃度が目標値となるように、吐出条件A1を修正する。
同様に、CPU5は、吐出条件A2〜A8にて実際に形成されるグレーの画像の色相、濃度が、それぞれ、階調64、96、128、160、192、224、255でのグレーの画像の目標値となるように、吐出条件A2〜A8を修正する。
次に、以上の結果を用いて、補完元データを決定する。つまり、階調32におけるC、M、Yのインク量は、修正後の吐出条件A1による量とする。同様に、階調64、96、128、160、192、224、255におけるC、M、Yのインク量は、それぞれ、修正後の吐出条件A2〜A8による量とする。決定された補完元データは、不揮発性RAM9に記憶される。
d)次に、キャリブレーションにより求めた補完元データを用いて補完データを作成し、補完元データと補完データとから成る濃度調整データを作成する処理について図3〜図5のフローチャートを用いて説明する。
ステップ100では、不揮発性RAM9において従来の濃度調整データ(補完元データと補完データ)が記憶されている領域を初期化する。
ステップ110では、上記c)のキャリブレーションにより決定された補完元データを、階調が高い方から、2つ一組として、順番に読み込む。具体的には、このステップ110を最初に実行するときには、階調255における補完元データと、階調224における補完元データとを読み込む。このステップ110を2回目に実行するときには、階調224における補完元データと、階調192における補完元データとを読み込む。
同様に、このステップ110を3回目、4回目、5回目、6回目、7回目に実行するときは、それぞれ、階調192における補完元データと階調160における補完元データとの組み合わせ、階調160における補完元データと階調128における補完元データとの組み合わせ、階調128における補完元データと階調96における補完元データとの組み合わせ、階調96における補完元データと階調64における補完元データとの組み合わせ、階調64における補完元データと階調32における補完元データとの組み合わせを読み込む。尚、このステップ110を8回目に実行するときだけは、階調32における補完データのみを読み込む。
ステップ120では、前記ステップ110にて読み込んだ補完元データに基づき、その間における補完データを作成する。以下具体的に説明する。
前記ステップ110にて、階調255における補完元データと、階調224における補完元データとを読み込んだ場合は、階調224〜254におけるC、M、Yのインク量(補完データ)を補完により作成する。具体的には、下記式(1)〜(3)により作成する。ここで、nは224〜254の整数、C(n)は階調nにおけるCのインク量、C(224)は階調224におけるCのインク量、C(255)は階調255におけるCのインク量、M(n)は階調nおけるMのインク量、M(224)は階調224におけるMのインク量、M(255)は階調255におけるMのインク量、Y(n)は階調nにおけるYのインク量、Y(224)は階調224におけるYのインク量、Y(255)は階調255におけるYのインク量である。
式(1) C(n)=C(224)+(C(255)−C(224))×((n−224)/31)
式(2) M(n)=M(224)+(M(255)−M(224))×((n−224)/31)
式(3) Y(n)=Y(224)+(Y(255)−Y(224))×((n−224)/31)
同様に、前記ステップ110にて、階調xにおける補完元データと、階調(x+32)における補完元データとを読み込んだ場合は、階調(x+1)〜階調(x+32)までの補完データを下記式(4)〜(6)により作成する。尚、xは32、64、96、128、160、192のうちのいずれかである。
式(4) C(n)=C(x)+(C(x+32)−C(x))×((n−x)/32)式(5) M(n)=M(x)+(M(x+32)−M(x))×((n−x)/32)式(6) Y(n)=Y(x)+(Y(x+32)−Y(x))×((n−x)/32)
また、前記ステップ110にて、階調32におけるC、M、Yのインク量を読み込んだ場合は、下記式(7)〜(9)により、階調0〜階調31におけるC、M、Yのインク量(補完データ)を作成する。ここで、nは0〜31の整数、C(n)は階調nにおけるCのインク量、C(32)は階調32におけるCのインク量、M(n)は階調nおけるMのインク量、M(32)は階調32におけるMのインク量、Y(n)は階調nおけるYのインク量、Y(32)は階調32におけるCのインク量である。
式(7) C(n)=C(32)×(n/32)
式(8) M(n)=M(32)×(n/32)
式(9) Y(n)=Y(32)×(n/32)
ステップ130では、直前のステップ120にて求めた補完データにおいて、補正を行う範囲を求める。この処理は後に詳述する。
ステップ140では、直前のステップ120にて求めた補完データについて補正する必要があるか否かを判断する。具体的には、上記ステップ130にて補正を行う範囲が存在した場合は、YESと判断し、ステップ150に進む。ステップ130にて補正を行う範囲が存在しない場合は、NOと判断し、ステップ160に進む。
ステップ150では、直前のステップ120にて求めた補完データを補正する。この処理については後に詳述する。
ステップ160では、前記ステップ150にて補正した後の補完データを不揮発性RAM9に保存する。
ステップ170では、補完元データの間について、全て補完データを作成したか否かを判断する。つまり、階調0〜31、階調32〜63、階調64〜95、階調96〜127、階調128〜159、階調160〜191、階調192〜223、階調224〜255の全てにおいて補完データを作成したか否かを判断する。YESの場合は本処理を終了し、NOの場合はステップ180に進む。
ステップ180では、補完元データと全ての補完データの保存位置を変更する。その後、ステップ110に戻る。
次に、図3のフローチャートのステップ130における補正範囲の検出処理を図4のフローチャートを用いて説明する。
ステップ200では、補完データにおける位置番号を初期化する。つまり、直前のステップ120(図3参照)にて、階調(x+1)〜(x+31)の範囲の補完データを作成した場合(xは0、32、64、96、128、160、192、224のうちのいずれかの整数)、階調(x+1)〜(x+31)のそれぞれに、1〜31の位置番号nを付し、このステップ120では位置番号nとして31を設定する。
ステップ210では、補完データから、位置番号nでのC、M、Yのインク量を読み込む。位置番号nでのC、M、Yのインク量を、それぞれ、Ci(n)、Mi(n)、Yi(n)とする。そして、Ci(n)、Mi(n)、Yi(n)の平均値を算出し、その値をavgとする。
ステップ220では、avgの値が2より小さいか否かを判断する。YESの場合はステップ250に進む。NOの場合はステップ230に進む。
ステップ230では、位置番号nを1だけ減らして(n−1)とする。
ステップ240では、階調(x+1)〜(x+31)の範囲の補完データ全体について、前記ステップ210〜230の処理を実行したか否かを判断する。すなわち、位置番号nが1より小さくなっているか否かを判断する。YESの場合はステップ250に進み、NOの場合はステップ210に戻る。
ステップ250では、前記ステップ220から進んできた場合は、位置番号0から、前記ステップ220にてavgが2以上となったnまでの範囲を補正範囲とする。
一方、前記ステップ240から進んできた場合は、階調(x+1)〜(x+31)の範囲には補正範囲がないとする。
次に、図3のフローチャートのステップ150における補完データの補正処理を、図5のフローチャートを用いて説明する。
ステップ300では、補完データにおける位置番号nとして、補正範囲上限における位置番号を設定する。つまり、ここで設定する位置番号は、図4のステップ220にてavgが2より初めて小さくなったときの位置番号nである。尚、この図5では、補正範囲上限における位置番号nが7である場合を例にとって説明する。
ステップ310では、補完データのうち、補正範囲外(すなわち位置番号が8〜31までの範囲)の位置番号におけるCのインク量Ci(i)、Mのインク量Mi(i)、Yのインク量Yi(i)を不揮発性RAM9から読み込み、それらをそれぞれ、処理後のCのインク量Co(i)、処理後のMのインク量Mo(i)、処理後のYのインク量Yo(i)として不揮発性RAM9に書き込む。つまり、補完データのうち、位置番号8〜31については補正を行わない。
ステップ320では、不揮発性RAM9に記憶された補正前の補完データから、位置番号nでのCのインク量Ci(n)、Mのインク量Mi(n)、Yのインク量Yi(n)を読み込む。そして、Ci(n)、Mi(n)、Yi(n)の平均値avgを算出する。
ステップ330では、位置番号nにおけるCのインク量Co(n)、Mのインク量Mo(n)、インク量Yo(n)を、すべてavgとする。そして、これらの値を不揮発性RAM9に書き込む。つまり、このステップ330では、位置番号nにおけるC、M、Yのインク量を全てavgに補正する。
ステップ340では、位置番号nを1だけ減らして(n−1)とする。
ステップ350では、補完データにおける補正範囲(すなわち、位置番号1〜7の範囲)の全てについて、補正が終了したか否かを判断する。つまり、位置番号n=7からスタートし、位置番号nを1ずつ減らしながらステップ320〜340の処理を繰り返した結果、位置番号nが1より小さくなっているか否かを判断する。YESの場合は本処理を終了し、NOの場合はステップ320に戻る。
以上の処理により作成された濃度調整データを表1に示す。
Figure 0004506240
この表1には、比較例として、図3のステップ120までは実施例1と同様であるが、図3のステップ130以降の処理を行わなかった場合の濃度調整データを併せて示す。また、表1には、各濃度における色バランスデータ(ばたつき量)を記載している。ここで、色バランスデータとは、Cのインク量、Mのインク量、Yのインク量の中での最大値をmaxとし、中間値をmidとし、最小値をminとしたときの(mid−min)/(max−min)である。ただし、max=minの場合は色バランスデータを0とする。この色バランスデータの値は、グレーの画像の色相に対応するパラメータである。
d)次に、本実施例1のインクジェットプリンタ1が奏する効果を説明する。
本実施例1のインクジェットプリンタ1は、グレーの画像を形成する場合に、その濃度が所定値以下である場合は、グレーの画像を形成するために使用するC、M、Yのインク量を等量にする。
つまり、図4のステップ220及びステップ250に示すように、濃度調整データにおいて、(補正前の)C、M、Yのインク量の平均値avgが2より小さくなる階調が存在すると、その階調以下の範囲では、図5のステップ330に示すように、C、M、Yのインク量がそれぞれ、平均値avgとなるように濃度調整データを補正する。
このことにより、上記表1に示すように、濃度調整データにおいて階調1〜7のように濃度が低い領域でも、色バランスデータが大きく変動することがなく、グレーの色相がずれてしまうようなことがない。
それに対し、濃度調整データを補正していない比較例では、階調2、4、6において色バランスデータの値が1となっており、グレーの画像における色相のずれが大きくなっている。
従って、本実施例1のインクジェットプリンタ1を用いれば、グレーの画像の濃度が低い場合でも、特定のインクのみが多く使用され、そのインクの色が表れてしまうようなことが生じない。
a)本実施例2のインクジェットプリンタ1の構成及び作用は基本的には前記実施例1と同様であるが、濃度調整データの作成処理において一部相違する。以下、その相違点を中心に説明する。
本実施例2のインクジェットプリンタ1が実行する濃度調整データの作成処理を図6〜図14を用いて説明する。
ステップ400では、図3のステップ100と同様に、不揮発性RAM9において濃度調整データ(補完元データと補完データ)が記憶されている領域を初期化する。
ステップ410では、図3のステップ110と同様に、キャリブレーションにより決定された補完元データを、階調が高い方から、2つ一組として、順番に読み込む。
ステップ420では、図3のステップ120と同様に、前記ステップ410にて読み込んだ補完元データに基づき、その間における補完データを作成する。この補完データは、補完元データの間に位置する31階調のそれぞれについて、C、M、Yのインク量を定めたデータである。
ステップ430では、前記ステップ420で作成した補完データにおいて、31階調のそれぞれに、階調の低い方から順番に、位置番号1〜31を付する。そして、位置番号1〜31のそれぞれにおいて、Cのインク量、Mのインク量、Kのインク量の中の最大値、中間値、最小値を定める。つまり、補完データの位置番号n(nは1〜31のいずれかの整数)におけるCのインク量、Mのインク量、Kのインク量を、それぞれ、Ci(n)、Mi(n)、Yi(n)とした場合、それらの中の最大値をmaxとし、最小値をminとし、中間の値をmidとする。
ステップ440では、補完データの位置番号1〜31のそれぞれにおいて、色バランスデータ(ばたつき量)を算出する。色バランスデータとは、(mid−min)/(max−min)である。ただし、max=minである場合は、色バランスデータは0とする。
ステップ450では、色バランスデータに基づいて、補完データのうち、補正を行う範囲を求める。具体的には、補完データの中で、C、M、Yのうち、少なくとも1つのインク量が0でなく、且つ、色バランスデータの値が許容範囲から外れる位置番号のうち、最大値がkであるとすると、補完データの中の補正範囲は、位置番号1〜kの範囲とする。この補正範囲は、色バランスデータが許容範囲から外れている位置番号Kよりも濃度(階調)が低い範囲であるので、グレーの画像の色相がずれ易い範囲である。
上記許容範囲は、次のようにして定める。つまり、上記ステップ120にて補完データを作成するときに用いた補完元データのうち、階調が高いものについて色バランスデータbdを算出し、bd−Lからbd+Lまでの範囲を許容範囲とする。尚、Lは一定の値であり、例えば0.2とすることができる。
ステップ460では、直前のステップ420にて求めた補完データについて補正する必要があるか否かを判断する。具体的には、上記ステップ450にて補正を行う範囲が存在した場合は、YESと判断し、ステップ470に進む。ステップ450にて補正を行う範囲が存在しない場合は、NOと判断し、ステップ490に進む。
ステップ470では、直前のステップ420にて求めた補完データを補正する。この処理については後に詳述する。
ステップ480では、補完データのうち補正した範囲と、補正しない範囲との境界を補正する。この処理については後に詳述する。
ステップ490では、前記ステップ470及び480にて補正を行った後の補完データを不揮発性RAM9に保存する。
ステップ500では、補完元データの間について、全て補完データを作成したか否かを判断する。つまり、階調0〜31、階調32〜63、階調64〜95、階調96〜127、階調128〜159、階調160〜191、階調192〜223、階調224〜255の全てにおいて補完データを作成したか否かを判断する。YESの場合は本処理を終了する。このとき、全ての補完元データはステップ120にて読みとられており、全ての補完データは作成されているので、補完元データと補完データとから構成される濃度調整データが完成する。一方、ステップ170にてNOと判断された場合はステップ180に進む。
ステップ180では、補完元データと全ての補完データの保存位置を変更する。その後ステップ410に戻る。
次に、図6のステップ470における補完データの補正処理を図7のフローチャートを用いて説明する。
ステップ600では、補完データにおける位置番号nとして、補正範囲の上限における位置番号を設定する。つまり、ここで設定する位置番号は、図6のステップ450にて定められた補正範囲の中で最大の位置番号nである。尚、この図7では、補正範囲の上限における位置番号nが7である場合を例にとって説明する。
ステップ610では、補完データのうち、補正範囲外(すなわち位置番号が8〜31までの範囲)の位置番号におけるCのインク量Ci(i)、Mのインク量Mi(i)、Yのインク量Yi(i)を不揮発性RAM9から読み込み、それらをそれぞれ、処理後のCのインク量Co(i)、処理後のMのインク量Mo(i)、処理後のYのインク量Yo(i)として不揮発性RAM9に書き込む。つまり、補完データのうち、位置番号8〜31については補正を行わない。
ステップ620では、不揮発性RAM9に記憶された補正前の補完データから、位置番号nでのCのインク量Ci(n)、Mのインク量Mi(n)、Yのインク量Yi(n)を読み込む。そして、Ci(n)、Mi(n)、Yi(n)の平均値avgを算出する。
ステップ630では、位置番号nにおけるCのインク量を補正する処理であるC1処理を行う。この処理を図8のフローチャートを用いて説明する。
ステップ700では、平均値avgと、位置番号nにおける補正前のCのインク量Ci(n)との差が所定の値mより大きいか否かを判断する。YESの場合はステップ710に進み、NOの場合はステップ740に進む。
ステップ710では、平均値avgが、位置番号nにおける補正前のCのインク量Ci(n)より大きいか否かを判断する。YESの場合はステップ720に進み、NOの場合はステップ730に進む。
ステップ720では、位置番号nにおける補正後のCのインク量Co(n)を、Ci(n)+mとする。
ステップ730では、位置番号nにおける補正後のCのインク量Co(n)を、Ci(n)−mとする。
一方、前記ステップ700にてNOと判断された場合はステップ740に進み、位置番号nにおける補正後のCのインク量Co(n)をavgとする。
図7に戻り、ステップ640に進む。このステップ640では、位置番号nにおけるMのインク量を補正する処理であるM1処理を行う。この処理を図9のフローチャートを用いて説明する。
ステップ800では、平均値avgと、位置番号nにおける補正前のMのインク量Mi(n)との差が所定の値mより大きいか否かを判断する。YESの場合はステップ810に進み、NOの場合はステップ840に進む。
ステップ810では、平均値avgが、位置番号nにおける補正前のMのインク量Mi(n)より大きいか否かを判断する。YESの場合はステップ820に進み、NOの場合はステップ830に進む。
ステップ820では、位置番号nにおける補正後のMのインク量Mo(n)を、Mi(n)+mとする。
ステップ830では、位置番号nにおける補正後のMのインク量Mo(n)を、Mi(n)−mとする。
一方、前記ステップ800にてNOと判断された場合はステップ840に進み、位置番号nにおける補正後のMのインク量Mo(n)をavgとする。
図7に戻り、ステップ650に進む。このステップ650では、位置番号nにおけるYのインク量を補正する処理であるY1処理を行う。この処理を図10のフローチャートを用いて説明する。
ステップ900では、平均値avgと、位置番号nにおける補正前のYのインク量Yi(n)との差が所定の値mより大きいか否かを判断する。YESの場合はステップ910に進み、NOの場合はステップ940に進む。
ステップ910では、平均値avgが、位置番号nにおける補正前のYのインク量Yi(n)より大きいか否かを判断する。YESの場合はステップ920に進み、NOの場合はステップ930に進む。
ステップ920では、位置番号nにおける補正後のYのインク量Yo(n)を、Yi(n)+mとする。
ステップ930では、位置番号nにおける補正後のYのインク量Yo(n)を、Yi(n)−mとする。
一方、前記ステップ900にてNOと判断された場合はステップ940に進み、位置番号nにおける補正後のYのインク量Yo(n)をavgとする。
図7に戻り、ステップ660に進む。このステップ660では、位置番号nを1だけ減らして(n−1)とする。
ステップ670では、補完データにおける補正範囲(すなわち、位置番号1〜7の範囲)の全てについて、補正が終了したか否かを判断する。つまり、位置番号n=7からスタートし、位置番号nを1ずつ減らしながらステップ620〜660の処理を繰り返した結果、位置番号nが1より小さくなっているか否かを判断する。YESの場合は本処理を終了し、NOの場合はステップ620に戻る。
次に、図6のステップ480にて実行される、補完データのうち補正した範囲と、補正しない範囲との境界を再補正する処理を図11〜図14のフローチャートを用いて説明する。
図11のステップ1000では、補完データにおける位置番号nとして、補正範囲上限における位置番号に1を加えた値を設定する。尚、この図7では、補正範囲上限における位置番号が7であり、設定する位置番号nが8である場合を例にとって説明する。
ステップ1010では、位置番号n=8におけるCのインク量を再補正する処理であるC2処理を実行する。このC2処理を図12のフローチャートを用いて説明する。
ステップ1100では、下記式(10)により、位置番号n=8におけるCのインク量Co(n)を定める。
式(10) Co(n)=(Co(n−1)+Co(n+1))/2
ステップ1110では、上記ステップ1100で定めたCo(n)の値が0であるか否かを判断する。NOの場合は本処理を終了し、YESの場合はステップ1120に進む。
ステップ1120では、Co(n)の値を1とする。
図11に戻り、ステップ1020に進む。このステップ1020では、位置番号n=8におけるMのインク量を再補正する処理であるM2処理を実行する。このM2処理を図13のフローチャートを用いて説明する。
ステップ1200では、下記式(11)により、位置番号n=8におけるMのインク量Mo(n)を定める。
式(11) Mo(n)=(Mo(n−1)+Mo(n+1))/2
ステップ1210では、上記ステップ1200で定めたMo(n)の値が0であるか否かを判断する。NOの場合は本処理を終了し、YESの場合はステップ1220に進む。
ステップ1220では、Mo(n)の値を1とする。
図11に戻り、ステップ1030に進む。このステップ1030では、位置番号n=8におけるYのインク量を再補正する処理であるY2処理を実行する。このY2処理を図14のフローチャートを用いて説明する。
ステップ1300では、下記式(12)により、位置番号n=8におけるYのインク量Yo(n)を定める。
式(12) Yo(n)=(Yo(n−1)+Yo(n+1))/2
ステップ1310では、上記ステップ1300で定めたYo(n)の値が0であるか否かを判断する。NOの場合は本処理を終了し、YESの場合はステップ1320に進む。
ステップ1320では、Yo(n)の値を1とする。
その後、図11に戻り、補正範囲の境界での補正処理を終了する。
b)次に、本実施例2のインクジェットプリンタ1の奏する効果を説明する。
i)本実施例2のインクジェットプリンタ1では、濃度調整データの補正において、図8のステップ700〜730、図9のステップ800〜830、及び図10のステップ900〜930に示すように、補正前のインク量と平均値avgとの差がmより大きい場合は、補正後のインク量は、補正前のインク量からmを差し引いた値、又は補正前のインク量にmを加えた値である。
つまり、本実施例2では、補正前のインク量と、補正後インク量との差は、mを越えることがないように制限されている。そのため、濃度調整データの補正を行った濃度範囲と、補正を行わなかった濃度範囲とで、グレーの色相が大きく違ってしまうようなことがない。
ii)本実施例2では、図6のステップ450について上述したように、濃度調整データにおいて、色バランスデータ(ばたつき量)が所定のしきい値を超える濃度よりも低濃度である範囲を、補正範囲としている。そのことにより、グレーの画像における色相のずれを確実に防止することができる。
iii)本実施例2のインクジェットプリンタ1では、図11〜図14に示すように、濃度調整データにおいて補正を行った濃度範囲と、補正を行わなかった濃度範囲との境界でインク量を再補正する。具体的には、補正範囲の上限から1だけ高階調側にある位置番号nでのインク量を、位置番号(n−1)におけるインク量と、位置番号(n+1)におけるインク量との平均値としている。このことにより、境界の前後における各色インクのインク量の格差が減少し、境界の前後で、グレーの色相が急激に変わってしまうようなことがない。
iv)本実施例2のインクジェットプリンタ1は、前記実施例1と同様の効果も奏する。
a)本実施例3のインクジェットプリンタ1の構成は基本的には前記実施例1と同様であるが、画像形成時の作用において一部相違する。以下、その相違点を中心に説明する。
本実施例3のインクジェットプリンタ1が画像を形成するために行う処理を図15〜図16を用いて説明する。
図15のステップ1400では、外部CPU13からCPU5へ、RGB表色系信号によりデータが記録されている画像データが読み込まれる(図1参照)。この画像データは8bit64階調である。
ステップ1410では、CPU5は画像データに対して色補正処理を実行する。つまり、所定の変換式により、印字ヘッド3の制御信号であるC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の信号に変換する。この色補正処理後の画像データは10bit256階調である。
ステップ1420では、CPU5が画像データの各位置における階調に応じて、印字ヘッド3が吐出するCのインク量Ci、Mのインク量Mi、Yのインク量Mi、Kのインク量Kiをそれぞれ算出する。つまり、CPU5は色材量算出手段として機能する。インク量の算出においては、予め定められた関数を利用する。
ステップ1430では、画像データの色がグレーであるか否かを判断する。具体的には、RGB表色系信号による画像データにおいてR、G、Bの階調が等しければグレーと判断し、そうでない場合はグレーでないと判断する。YESの場合はステップ1460に進み、NOの場合はステップ1440に進む。
ステップ1460では、CPU5はインク量の補正処理を行う。この処理を図16のフローチャートを用いて説明する。
ステップ1500では、前記ステップ1420(図15参照)にて算出されたCのインク量Ci、Mのインク量Mi、Yのインク量Yiの平均値avgを算出する。
ステップ1510では、平均値avgが2より小さいか否かを判断する。NOの場合は本処理を終了する。つまり、C、M、Yのインク量は補正を行わず、前記ステップ1420にて算出された値をそのまま用いる。一方、YESと判断された場合はステップ1520に進む。このステップ1520では、補正後のCのインク量Co、補正後のMのインク量Mo、補正後のYのインク量Yoを全てavgに補正する。
図15に戻り、ステップ1440に進む。
ステップ1440では、CPU5の多値化処理部5bは、画像データに対してハーフトーン処理を実行する。このハーフトーン処理は、個々のドットは2bit4階調であるが、周知の誤差拡散法又はディザ法を用いることによりマクロ的な濃度は256階調を保持する処理である。
ステップ1450では、印字ヘッド3が、前記ステップ1420、ステップ1460にて定められたインク量に基づき、ハーフトーン処理されたデータに基づいて画像を形成する。尚、画像データはC、M、Y、Kの各色ごとに作成されており、印字ヘッド3は、各色の画像データに基づき、各色の画像を重ねて形成することでカラー画像とする。
尚、本発明は前記実施例になんら限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
例えば、前記実施例1〜3において、Yのインク量については補正せず、C、Mのインク量のみについて濃度調整データを補正してもよい。こうすることにより、C、M、Yの各インク量を補正する場合よりも、プログラム容量を削減することができる。また、Yのインクは、C、Mのインクよりも目立ちにくいので、Yのインク量を補正しなくとも、グレーの色相のずれ現れにくい。
また、前記実施例1〜2において、濃度調整データの補正を行う際に、C、M、Yのインク量を等量とするのではなく、C、M、Yのインク量のうちの最大値と最小値との差を減少させるようにしてもよい。具体的には、補正前のC、M、Yのインク量(Ci(n)、Mi(n)、Yi(n))のうち、最大値を補正により減少させ、最小値に近づける方法や、Ci(n)、Mi(n)、Yi(n)のうち、最小値を補正により増加させ、最大値に近づける方法をとることができる。
また、前記実施例3においても、インク量補正において、C、M、Yのインク量を等量とするのではなく、C、M、Yのインク量のうちの最大値と最小値との差を減少させるようにしてもよい。具体的には、C、M、Yのうち、使用量(インク量算出手段(図15参照)により算出された値)が最大のものの使用量を減少させ、C、M、Yのうちで、使用量が最小のものに近づける方法や、C、M、Yのうち、使用量が最小のものの使用量を増加させ、C、M、Yのうちで、使用量が最大のものに近づける方法をとることができる。
インクジェットプリンタの構成を表すブロック図である。 インクジェットプリンタの動作を表す説明図である。 濃度調整データの作成処理を表すフローチャートである。 補正範囲の検出処理を表すフローチャートである。 補完データの補正処理を表すフローチャートである。 濃度調整データの作成処理を表すフローチャートである。 補完データの補正処理を表すフローチャートである。 補完データの補正処理を表すフローチャートである。 補完データの補正処理を表すフローチャートである。 補完データの補正処理を表すフローチャートである。 補正範囲の境界での再補正処理を表すフローチャートである。 補正範囲の境界での再補正処理を表すフローチャートである。 補正範囲の境界での再補正処理を表すフローチャートである。 補正範囲の境界での再補正処理を表すフローチャートである。 インクジェットプリンタが実行する処理を表すフローチャートである。 インク量補正処理を表すフローチャートである。
1・・・インクジェットプリンタ
3・・・印字ヘッド
5・・・CPU
7・・・ROM
9・・・不揮発性RAM
11・・・キーボード
13・・・外部CPU

Claims (9)

  1. シアンの色材、マゼンタの色材、及びイエローの色材を重ね合わせることによりグレーの画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段により、濃度がそれぞれ異なる複数のグレーの画像を形成し、その複数のグレーの画像の色相、濃度をそれぞれ読み取り、前記複数のグレーの画像について予め定められた色相、濃度の目標値と、前記読み取った色相、濃度とを比較して、前記画像形成手段がグレーの画像を形成するために使用する前記シアンの色材の量、前記マゼンタの色材の量、及び前記イエローの色材の量を、グレーの濃度ごとに定めた濃度調整データを作成する制御手段と、を有する画像形成装置において、
    前記制御手段は、前記濃度調整データに対し、グレーの濃度が所定濃度以下の範囲においては、グレーの画像を形成するために使用する前記シアンの色材の量、前記マゼンタの色材の量、及び前記イエローの色材の量を、それぞれ、補正前の前記濃度調整データに記録された、同一のグレーの濃度における前記シアンの色材の量、前記マゼンタの色材の量、及び前記イエローの色材の量の平均値とするように補正を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記濃度調整データの補正において、前記シアンの色材の量、前記マゼンタの色材の量、及び前記イエローの色材の量に関する補正量を所定範囲内に制限することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. シアンの色材、マゼンタの色材、及びイエローの色材を重ね合わせることによりグレーの画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段により、濃度がそれぞれ異なる複数のグレーの画像を形成し、その複数のグレーの画像の色相、濃度をそれぞれ読み取り、前記複数のグレーの画像について予め定められた色相、濃度の目標値と、前記読み取った色相、濃度とを比較して、前記画像形成手段がグレーの画像を形成するために使用する前記シアンの色材の量、前記マゼンタの色材の量、及び前記イエローの色材の量を、グレーの濃度ごとに定めた濃度調整データを作成する制御手段と、を有する画像形成装置において、
    前記制御手段は、前記濃度調整データにおけるグレーのばたつき量をグレーの濃度ごとに検出するとともに、前記ばたつき量に基づいて、前記濃度調整データにおいてグレーの色相がずれるグレーの濃度範囲を設定し、グレーの色相がずれるグレーの濃度範囲では、グレーの画像を形成するために使用する前記シアンの色材の量、前記マゼンタの色材の量、及び前記イエローの色材の量を、それぞれ、補正前の前記濃度調整データに記録された、同一のグレーの濃度における前記シアンの色材の量、前記マゼンタの色材の量、及び前記イエローの色材の量の平均値とするように補正を行い、
    前記ばたつき量とは、(mid−min)/(max−min)であることを特徴とする画像形成装置。ただし、前記maxは、補正前の前記濃度調整データにおいて、前記ばたつき量を算出するグレーの濃度での前記シアンの色材の量、前記マゼンタの色材の量、及び前記イエローの色材の量の中での最大値である。また、前記midは、補正前の前記濃度調整データにおいて、前記ばたつき量を算出するグレーの濃度での前記シアンの色材の量、前記マゼンタの色材の量、及び前記イエローの色材の量の中での中間値である。また、前記minは、補正前の前記濃度調整データにおいて、前記ばたつき量を算出するグレーの濃度での前記シアンの色材の量、前記マゼンタの色材の量、及び前記イエローの色材の量の中での最小値である。
  4. 前記制御手段は、前記濃度調整データの補正において、前記シアンの色材の量、前記マゼンタの色材の量、及び前記イエローの色材の量に関する補正量を所定範囲内に制限することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御装置は、前記ばたつき量が所定の許容範囲からはずれるグレーの濃度よりも低濃度である範囲を、グレーの色相がずれる濃度範囲とすることを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、所定の許容範囲を設定し、前記濃度調整データにおいて、前記ばたつき量が前記許容範囲から外れるグレーの濃度のうちの最大濃度よりも低濃度の範囲を、前記グレーの色相がずれる濃度範囲とすることを特徴とする請求項3〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、前記複数のグレーの画像について予め定められた色相、濃度の目標値と、前記読み取った色相、濃度とを比較して、複数の所定のグレーの濃度における前記シアンの色材の量、前記マゼンタの色材の量、及び前記イエローの色材の量をそれぞれ決定し、さらに、前記所定のグレーの濃度以外の濃度における前記シアンの色材の量、前記マゼンタの色材の量、及び前記イエローの色材の量を補完により決定して、前記濃度調整データを作成することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、前記濃度調整データにおいて、前記補正を行ったグレーの濃度範囲と前記補正を行わなかったグレーの濃度範囲との境界の前後での前記シアンの色材の量、前記マゼンタの色材の量、及び前記イエローの色材の量を、前記境界の前後における前記シアンの色材の量、前記マゼンタの色材の量、及び前記イエローの色材の量の格差が減少するように、再補正することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. コンピュータを請求項1〜8のいずれかに記載の画像形成装置における前記制御手段として機能させるプログラム。
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