JP4504138B2 - 記憶システム及びそのデータコピー方法 - Google Patents

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Description

この発明は、記憶システム及びそのデータコピー方法に関するもので、例えばNAND型フラッシュメモリにおける連続した複数ページのコピーに係り、コピーの際にエラー訂正を行うシステムに適用されるものである。
NAND型フラッシュメモリでは、例えば特許文献1に記載されているように、電荷蓄積層としての例えばフローティングゲートとコントロールゲートとが積層されたnチャネルMOSFET構造の複数のメモリセルを、それらのソース,ドレインを隣接するもの同士で共有する形で直列接続し、その一端とビット線との間、及び他端とソース線との間にそれぞれ第1,第2のセレクトゲートを設けて、1つのNANDストリングを構成している。上記NANDストリングはアレイ状に配置され、同一行のメモリセルのコントロールゲートがワード線に共通接続され、同一行の第1,第2のセレクトゲートのゲートが第1,第2のセレクトゲート線にそれぞれ共通接続される。
上記ワード線を共有するNANDストリングのグループが消去単位としてのブロックを構成し、消去時にはブロック内の全てのメモリセルが消去される。読み出し及び書き込みでは、複数ブロック中の1つの第1のセレクトゲートを選択して導通させることにより、直列接続されたメモリセルをビット線に接続した状態で、1本のワード線に選択電圧、同一NANDストリング上のその他のワード線には非選択電圧を印加する。各ビット線には、センスアンプと書き込みバイアス回路(読み出し及び書き込みデータを保持するデータバッファとまとめてページバッファを呼ぶ)が接続され、選択されたワード線を共有するページと呼ばれる単位で読み出し並びに書き込みが行われる。1ページは例えば2112バイト、1ブロックは例えば128KBである。
一方、ホストは、I/Oバスを介してメモリセルに記憶されているデータにアクセスする。I/Oバスのビット幅を例えば8ビット(1バイト)とすると、ホストはページバッファに対してSRAMと同様にバイト単位でアクセスする。
ところで、NAND型フラッシュメモリでは、読み出しや書き込み時に、非選択のワード線(コントロールゲート)にも高電圧を印加してバイアスするため、ディスターブ特性が厳しく、読み出しの際にエラー訂正を必要とする場合が多い。また、書き込み単位(ページ)より消去単位(ブロック)のサイズの方が大きいため、あるページデータの上書きのために消去をしようとすると、該当ページを含むブロック全体が消去されてしまう。このため、消去前にブロック内の他のページのデータを別ブロックに退避させる必要が生じる。この結果、NAND型フラッシュメモリにおいては、連続した複数ページのコピー(Page Copy)が頻繁に起きる。
NAND型フラッシュメモリではページ単位でセンス動作を行うので、エラー訂正なしでページコピーを行う場合には読み出したデータをそのまま別のページに書き込むページコピー機能を実現するのが容易である。しかしながら、読み出したデータにエラー訂正処理を施さないと、読み出したデータが間違っていた場合には、誤りをそのまま新しいページに書き込んでしまうことになる。よって、ページコピー動作を繰り返すと、通常の読み出し時のエラー訂正処理では訂正できない多数のエラービットが生じる危険性がある。
上記のような多数のエラービットが発生する危険を回避するために、ページコピー時に読み出したデータに対してエラー訂正処理を行い、エラービットがあればそのデータを訂正したのちに新しいページアドレスに書き込むコピー方法を採用することがある。この際には、ページコピーは対象ページの読み出し動作、読み出したデータのエラー訂正動作、書き込み先への書き込み動作の3つのシーケンスからなる。このうち読み出し、書き込み動作はメモリセルへのアクセスを必要とし、エラー訂正はメモリセルではなくエラー訂正回路へのアクセスが必要となる。従って、読み出し、書き込みはページ単位で一括処理できるが、エラー訂正はページバッファのデータをバス(例えば8ビット)を介してECC回路11にシーケンシャルに転送する必要がある。例えば、ページサイズが2112バイト、バス幅が8ビットであれば2112サイクルの「データ読み出し+エラー計算と訂正データのアップデート処理」が必要となる。すなわち、アクセスサイクルが50nsならば約100μs(50ns×2112)の時間を要する計算になる。よって、読み出しに25μs、書き込みに200μsを要すると仮定すると、エラー訂正を行わないページコピーに対して1.5倍もの時間がかかる。
このように、従来の記憶システム及びそのデータコピー方法では、ページコピー動作における対象ページの読み出し動作時にエラー訂正を行わないと、ページコピーの繰り返しにより誤データコピーが発生してデータの信頼性が低下し、これを防ぐためにエラー訂正を行うとページコピー動作が著しく遅くなるという問題がある。
特開2002−141477
この発明は上記のような事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、データの信頼性を確保しつつ、複数ページのコピー処理時間を短縮できる記憶システム及びそのデータコピー方法を提供することにある。
この発明の一態様によると、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリセルが配列されたメモリセルアレイと、読み出し時には前記メモリセルアレイからビット線スイッチを介して読み出したデータを、書き込み時には前記ビット線スイッチを介して前記メモリセルアレイに書き込むデータを保持する第1のデータバッファと、前記第1のデータバッファとデータ交換が可能で、前記第1のデータバッファにデータをコピー、あるいは前記第1のデータバッファからデータがコピーされる第2のデータバッファと、前記第2のデータバッファとバスとの間に設けられ、前記第2のデータバッファに保持されたデータの一部を選択してバスに転送するバススイッチと、前記バスに接続され、前記メモリセルアレイから読み出されたデータのエラー訂正計算を行うエラー訂正回路と、前記ビット線スイッチ及び前記第1,第2のデータバッファを制御して、前記メモリセルアレイにおける第1ブロックの第m(mは正の整数)ページから第n(m<n、nは正の整数)ページまでの1ページ以上のページのデータをページごとに順次読み出し、前記エラー訂正回路を制御して、前記エラー訂正回路でエラー訂正計算を行い、前記第1,第2のデータバッファ及び前記ビット線スイッチを制御して、前記メモリセルアレイにおける消去状態にある第2のブロックに書き込みを行う制御をする制御回路とを具備し、前記第1のデータバッファに保持されたあるページのデータを前記メモリセルアレイの前記第2のブロックに書き込む動作の実行中に前記エラー訂正回路は前記書き込み動作の対象となっているページの次のページのデータのエラー訂正計算と訂正動作を実行し、かつ、前記あるページの書き込み動作に用いる前記第2のデータバッファに保持されたデータと前記次のページのエラー訂正計算と訂正動作に用いる前記第1のデータバッファに保持されたデータとが交換される記憶システムが提供される。
この発明の一態様によると、メモリセルアレイから連続したページアドレスの複数ページのデータをページごとに第1のデータバッファに読み出すステップと、前記第1のデータバッファに読み出したデータと第2のデータバッファのデータとを交換するステップと、前記読み出した複数ページのデータのエラー訂正計算をそれぞれ実行するステップと、前記エラー訂正計算で検出した不良データを訂正するステップと、前記不良データを訂正した複数ページのデータを第2のデータバッファに入力するステップと、前記第2のデータバッファのデータと前記第1のデータバッファのデータとを交換するステップと、前記第1のデータバッファのデータを前記メモリセルアレイにおける読み出したエリアとは別のエリアに書き込むステップとを具備し、あるページの書き込み動作の実行中に、前記書き込み動作の対象となっているページの次のページのエラー訂正計算と訂正動作を行い、かつ、前記あるページの書き込み動作に用いる前記第2のデータバッファに保持されたデータと前記次のページのエラー訂正計算と訂正動作に用いる前記第1のデータバッファに保持されたデータとを交換する記憶システムのページコピー方法が提供される。
この発明によれば、データの信頼性を確保しつつ、複数ページのコピー処理時間を短縮できる記憶システム及びそのデータコピー方法が得られる。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、この発明の第1の実施形態に係る記憶システム及びそのデータコピー方法について説明するためのもので、NAND型フラッシュメモリの概略構成を示すブロック図である。
メモリセルアレイ(Memory Cell Array)1には、NANDストリングがアレイ状に配置されている。このメモリセルアレイ1は、ビット線スイッチ(BL SW)4を介して第1,第2のページバッファ(PB0,PB1)2,3に接続されている。第1のページバッファ2は、センスアンプとしての機能部とデータキャッシュとしての機能部とを備えている。データキャッシュは、読み出し時にはセンスデータを、書き込み時には書き込みデータを保持する。このページバッファ2は、第2のページバッファ(PB1)3とページ単位でデータのやり取りを行うことができるように構成されている。そして、上記ページバッファ2とページバッファ3間は、互いのバッファにデータをコピーすることができ、且つ両者のデータを交換(スワップ)する機能を備える。
上記ページバッファ3は、CSLデコーダ(CSL Dec)6で指定されたカラムがカラムスイッチ(Col.SW)5を経由してI/Oバス13に接続されることにより、データの入出力が可能になっている。このI/Oバス13のビット幅が例えば8ビットであれば、ページバッファ3は1バイト単位でI/Oバス13とデータの授受を行うことになる。
上記I/Oバス13には、エラー訂正(ECC)回路11が接続されている。このエラー訂正回路11でエラー訂正用のコードの生成とエラー訂正計算が行われる。
上記メモリセルアレイ1と上記ページバッファ2,3中の各データ保持部間のデータ転送動作、及び上記ページバッファ2によるセンス動作は、ページバッファコントロール回路(PB Ctrl)7によって制御される。また、このページバッファコントロール回路7によってビット線スイッチ4の動作が制御される。
ブロックデコーダ(BLK Dec)8Aとロウデコーダ(ROW Dec)8Bとによって、上記メモリセルアレイ1中のページアドレスによって指定されたメモリセルが選択される。上記メモリセルアレイ1中の各メモリセルやページバッファ2,3に印加される電圧は、電源回路(Voltage Generator)9で生成される。また、この電源回路9で生成された電圧は、CSLデコーダ6、ページバッファコントロール回路7、ブロックデコーダ8A及びロウデコーダ8Bなどに供給される。
当該半導体記憶装置(モジュール)は、インターフェース回路12を介して外部に接続される。インターフェース回路12中には、データ入出力用(I/O I/F)、コマンド用(CMD I/F)、及びアドレス用(Add I/F)などの回路部12A,12B,12Cが含まれている。読み出しや書き込みなどの各種命令、アドレス及びデータは、このインターフェース回路12を介して授受される。そして、上記インターフェース回路12を介して入力されたアドレスと命令は、内部制御回路(Controller)10に送られる。この内部制御回路10は、ページコピー制御(Page Copy Ctrl)、読み出し制御(Read Ctrl)、書き込み制御(Write Ctrl)、消去制御(Erase Ctrl)といった各種の制御を行う回路部10A,10B,10C,10Dを備え、電源回路9やデコーダ8A,8B、ページバッファコントロール回路7及びCSLデコーダ6を制御することにより、書き込みや読み出し動作、消去動作、及びセンス動作などを制御する。
上記メモリセルアレイ1は、例えば図2に示すようにNANDストリング1−1,1−2,1−3,…がアレイ状に配置されたNANDセルアレイである。各々のNANDストリング1−1,1−2,1−3,…は、フローティングゲートとコントロールゲートとが積層されたnチャネルMOSFET構造の複数のメモリセルMC10,MC11,MC12,…,MC14,MC15を、それらのソース,ドレインを隣接するもの同士で共有する形で直列接続し、その一端とビット線BL1との間、及び他端とソース線SLとの間にそれぞれ第1,第2のセレクトゲートSG1,SG2を設けたものである。同一行のメモリセルMCのコントロールゲートはワード線WL0〜WL15に共通接続され、同一行の第1,第2のセレクトゲートSG1,SG2のゲートは第1,第2のセレクトゲート線SGD,SGSにそれぞれ共通接続されている。同一列のNANDストリングは、上記第1のセレクトゲートSG1を介して同一のビット線BL1,BL2,BL3,…に接続される。また、各NANDストリング1−1,1−2,1−3,…は、上記第2のセレクトゲートSG2を介してソース線SLに共通接続されている。
上記各ビット線BL1,BL2,BL3,…には、ビット線スイッチ4として働くMOSFET4−1,4−2,4−3,…の電流通路を介して、ページバッファ2中のセンスアンプとして働く回路部SA1,SA2,SA3,…が接続される。
データは、メモリセル(セルトランジスタ)MCのフローティングゲートに電子を注入するか否かに応じてしきい値電圧を変化させることにより記憶される。例えば2値記憶の場合には、図3に示すように、セルトランジスタMCのしきい値電圧が負の状態を“1”、正の状態を“0”に対応づけて記憶する。
図4(a),(b),(c)はそれぞれ、フラッシュメモリの各動作におけるバイアス例を示している。データの読み出し時には、図4(a)に示すようにセルトランジスタMCのソースSに0V、ドレインDに1V、コントロールゲートCGに5Vをそれぞれ印加する。この際、チャネル領域(バックゲート)は0Vに設定する。また、データの書き込み時には、図4(b)に示すようにセルトランジスタのソースSをオープン(Open)、ドレインDに書き込みデータに応じて0V又はVcc、コントロールゲートCGに20V、チャネル領域に0Vをそれぞれ印加する。一方、消去時には、図4(c)に示すようにセルトランジスタのソースS、ドレインDをともにオープン、コントロールゲートCGに0V、チャネル領域に20Vをそれぞれ印加する。
図5は、上記図1に示した回路におけるページバッファ2,3のデータ交換機能を実現するための概略構成を示すブロック図である。この回路は、ページバッファ2中にデータをスタティックに保持するレジスタ(PB0 Reg)2Aと、容量素子などを用いてデータをダイナミックに保持するテンポラリレジスタ(Temporary Reg)2Bとを設け、スイッチSW1〜SW3を選択的に切り替えることでデータ交換機能を実現するものである。すなわち、ページバッファコントロール回路7の制御により、ページバッファ2あるいはページバッファ3中のいずれかのデータを一時的にテンポラリレジスタ2Bに保存したうえで、ページバッファ2とページバッファ3間のデータのコピーを行い、最後にテンポラリデータ2Bに書き戻す動作を行うことによりデータを交換する。
図6は、上記図5に示した回路におけるページバッファ2,3とその周辺回路の具体的な構成例を示す回路図、図7は図6に示した回路の動作を示すタイミングチャートである。図6に示す回路は、ビット線電位設定用のnチャネルMOSFET31、センスアンプ及びデータキャッシュとして働くラッチ32,33、上記ラッチ32,33にビット線BLの電位を転送するための転送用のnチャネルMOSFET34,35、ビット線プリチャージ用のnチャネルMOSFET36、上記ラッチ32,33に保持されているデータの読み出しと転送を行うためのnチャネルMOSFET37〜39、及び電荷保持用のキャパシタC1,C2などを備えている。
すなわち、ビット線BLにはMOSFET31の電流通路の一端が接続され、このMOSFET31の電流通路の他端(ノードN0)にはMOSFET34,35の電流通路の一端が接続される。上記MOSFET31のゲートには信号BLCLAMPが供給され、上記MOSFET34のゲートには信号TG1が供給され、上記MOSFET35のゲートには信号TG2が供給される。上記MOSFET34の電流通路の他端はラッチ32に接続され、上記MOSFET35の電流通路の他端はラッチ33に接続される。
上記ノードN0と電源Vcc間には、MOSFET36の電流通路が接続される。このMOSFET36のゲートには、信号PSが供給される。ビット線BLをプリチャージするときには、上記信号PSを“H”レベルにしてMOSFET36をオンさせる。この際、信号BLCLAMPのレベルに応じてMOSFET31のオン抵抗を変化させ、ビット線BLのプリチャージ電位を調整する。また、上記ノードN0と接地点Vss間には、キャパシタC2が接続されている。更に、上記ノードN0には、MOSFET37の電流通路の一端が接続され、そのゲートには信号REGが供給される。上記MOSFET37の電流通路の他端には、MOSFET38の電流通路の一端が接続され、そのゲート(ノードN2)はMOSFET39の電流通路の一端に接続される。上記MOSFET38の電流通路の他端(ベリファイ時の比較線COM)は、バイトごとに共有される。上記ノードN2と接地点Vss間には、キャパシタC1が接続されている。上記キャパシタC2,C1はそれぞれ、ノードN0,N2の寄生容量が十分大きければ必ずしも設けなくても良い。上記MOSFET39の電流通路の他端は、MOSFET34とラッチ32との接続点に接続され、そのゲートには信号DTGが供給される。
上記のような構成において、選択されたメモリセルからビット線BLを介して読み出されたデータは、MOSFET31,34あるいはMOSFET31,35を介してラッチ32又は33に供給されてセンスされ且つ保持される。ラッチ32,33間のデータ交換は、図7のタイミングチャートに示すようにして行われる。ここでは、ラッチ32にデータAがラッチされ、ラッチ33にデータBがラッチされているものとする。
時点t1からt2の期間に信号DTGが“H”レベルになると、MOSFET39がオンし、ノードN2は上記ラッチ32のデータAに応じてレベルが設定される。すなわち、このノードN2(容量ノード)は図5に示した回路におけるテンポラリレジスタ2Bとして機能し、MOSFET39をオンさせた後、オフすることで一時的にラッチ32のデータを保持することができる。
時点t3に信号TG2が“H”レベルになるとMOSFET35がオンし、ノードN0は上記ラッチ33のデータBに応じてレベルが設定される。引き続き、時点t4に信号TG1が“H”レベルになるとMOSFET34がオンし、ノードN0の電位が上記ラッチ32に供給されてラッチされ、時点t5に信号TG1が“L”レベルになるとMOSFET34がオフしてラッチ状態が保持される。これによって、ラッチ33のデータBがラッチ32に書き込まれる。
次の時点t6に、信号REGが“H”レベルになるとMOSFET37がオンし、ノードN2のレベルに応じたMOSFET38のオン/オフ状態に対応してノードN0のレベルが決定される。この時、比較線COMを電源電圧Vccに充電することにより、ノードN2が“H”レベルであればノードN0が充電されて“H”レベルとなり、“L”レベルであればノードN0は充電されない。すなわち、ラッチ32のデータAがノードN0に転送される。この際、MOSFET35はオン状態にあるので、上記ノードN0のデータAがラッチ33に供給されてラッチされ、時点t7に信号TG2,REGが“L”レベルになるとMOSFET35,37がオフしてラッチ状態が保持される。このようにしてラッチ32のデータとラッチ33のデータA,Bの交換が完了する。
次に、上記図1乃至図7に示したような構成において、図8のフローチャートに示す複数ページのコピーシーケンス、及び図9の模式的なタイミングチャートに示すパイプライン動作のタイミングにより動作を説明する。
ここでは、あるブロック内の複数ページを、消去状態にある別のブロックにコピーする場合を例に取って説明する。
この場合、
(a)コピー元(Source)のブロックアドレスS_BA
(b)コピー先(Destination)のブロックアドレスD_BA
(c)コピー開始ページアドレスS_PA
(d)コピー終了ページアドレスE_PA
の4つの情報がコピー開始時に確定している。
コピーシーケンスを開始すると、まずアドレス変数を決定する。読み出し、書き込み時のそれぞれのアドレスとなるPAGE_RD、PAGE_WR、及びアドレスカウントアップ変数page(page=S_PA)をそれぞれステップS1のように初期設定する。これによって、コピー開始ページアドレスS_PAで指定されるコピー先頭アドレスを読み出し対象に設定する。
次に、読み出し動作を行う(ステップS2)。ステップS1で設定した読み出し用ページアドレスPAGE_RDをメモリセルアレイ1へのアクセスアドレスFlash_PAGEとして読み出しコマンドあるいはトリガを与えて読み出し動作を開始する。読み出し動作が完了すると(ステップS3)、両ページバッファ2,3間でデータを交換(スワップ)する(ステップS4)。このステップS4のデータ交換動作は、例えば図7のタイミングチャートに示したような手順で行われる。ページバッファ2にはステップS2からステップS3で読み出したPAGE_RDのデータが保存されているが、ページバッファ3にはステップS4では意味のないデータが保持されている。
次に、ステップS2で読み出したデータに対してECC計算を開始する(ステップS5)。まず、ページバッファ3に保持されたデータをI/Oバス13経由(バス幅が8ビットなら1バイトごと)でECC回路11にシーケンシャルに送る。ECC回路11はデータにエラーがあるか否か検査し、エラーがあればその訂正を行う。そして、訂正すべきデータがあればそこだけ(あるいは全体)をページバッファ3に書き戻す。この一連のシーケンスをここではECC計算と呼ぶ。
ステップS5でECC計算を開始すると、次にアクセスするアドレスを計算する(ステップS6)。書き込みのブロックアドレスはコピー先ブロックD_BA、ページアドレスはステップS1で指定したPAGE_RDと同じである。そして、次の読み出しアドレスはステップS1のPAGE_RDに1を加えたアドレスとなる。これらの計算は変数pageを使うとステップS6の計算式で表記できる。
ECC計算が終了すると(ステップS7)、該当ページがページコピーの最終か否かを判断する(ステップS9)。当該フローチャートではメモリレディ(Memory Ready)を待ち(ステップS7)、ステータス(Status)チェック(ステップS8)をしているが、最初のシーケンスでは書き込みがないのでこれらのステップはパスする。これらはパイプライン動作のためのものであり後ほど説明する。ここでは、読み出し動作が完了するステップS3の後の処理のためにメモリは既にレディ状態であり、ステップS7ではECC計算の終了のみをチェックしてスルーする。また、ステータスのデフォルト値はパス状態のためステップS8のシーケンスはパスのフローを通過する。
ステップS9で終了ページであること、つまりもう読み出すページが存在しないことが確認されると、ECC計算が完了したページバッファ3のデータを、ページバッファ3→ページバッファ2→メモリセルへと書き込んで終了するYes側のフローに移動する。そうでない場合はNo側、つまりステップS10に移動する。
ステップS10では、次のページの読み出しを開始する。ステップS10の読み出しが終了すると(ステップS11)、ページバッファ3にはECC計算が完了してコピー先に書き込みたいデータが、ページバッファ2にはページバッファ3に保持されたページの次のページデータであってECC計算がまだされていないデータが保持されていることになる。そこで、ページバッファ2とページバッファ3のデータを交換して(ステップS12)、ECC計算の終わったデータをコピー先ブロックに書き込みを開始するとともに(ステップS13)、次のページのECC計算を開始する(ステップS5)。つまり、書き込みとECC計算を同時に実行する。
書き込みとECC計算を実行している間に、さらに次にアクセスすべきページアドレスを計算して(ステップS6)、書き込みとECC計算の完了を待つ(ステップS7)。フラッシュメモリへの書き込みはベリファイ動作を伴い、終了時に正常に書き込めたか否かのステータスを返す。書き込みのステータスを確認し、フェイル(Fail)ならばページコピー異常終了、パス(Pass)ならば次のシーケンスに進む(ステップS8)。
書き込みがパスした後、まだコピー元に読み出すべきページがあればステップS10に進み、同じ動作を繰り返す。なければステップS9の時点でページバッファ2にはコピー先のフラッシュメモリに既に書き込みが終了して無意味なデータが保持されており、ページバッファ3にはECC計算が完了した最後のページデータが保持されている。そこで、ステップS14でページバッファ3中のデータをページバッファ2に移動し、ステップS15〜S17で書き込み、ステータスチェックを行い、書き込みがフェイルならば異常終了、パスすれば正常終了として完了する。
図9は本実施形態の読み出し、アドレス計算、ECC計算及び書き込みの4種類のシーケンスを1つのボックス(box)として同時実行のタイミングを模式的に表したものである。ボックス内のP0,P1,P2,P3,P4,…はそれぞれページナンバーを示す。
各ページP0,P1,P2,P3,P4,…はStage1−1(アドレス計算)、Stage1−2(読み出し)、Stage2(ECC計算)、Stage3(書き込み)の順に処理され、同一ページのこれら4つの処理が重なることはない。アドレス計算と読み出しは、各々のページP0,P1,P2,P3,P4,…に対してページごとに交互に実行される。上記アドレス計算の最中に、1ページ前のページデータのECC計算と2ページ前のページデータの書き込みが重複して実行される。
Stage1−1、Stage2、Stage3、特にStage2のECC計算とStage3の書き込み動作を同時に実行することでページコピー全体の処理時間を大幅に短縮できる。
上記のような構成並びに方法によれば、ページデータを2ページ分保持することが可能なキャッシュメモリを用意し、一方がメモリセルをアクセスしている際に、同時に他方がエラー訂正回路のアクセスを行うようにしたので、例えばあるページの書き込みを行っている際に、同時に次のコピーデータのエラー訂正動作を行うことが可能となる。よって、複数ページのコピー処理時間を大幅に短縮できる。
従って、データの信頼性を確保しつつ、複数ページのコピー処理時間を短縮できる記憶システム及びそのデータコピー方法が得られる。
[第2の実施形態]
図10は、この発明の第2の実施形態に係る記憶システム及びそのデータコピー方法について説明するためのもので、NAND型フラッシュメモリのデータコピー方法を示すフローチャートである。本第2の実施形態は、セクタ単位でコピーを行うケースであり、ページコピーの開始位置と終了位置がセクタの途中にある例である。
すなわち、通常、NANDフラッシュメモリでは、ページ単位で読み出し、書き込みを行う。しかし、1ページのサイズは大きいため、ページコピーの先頭や末尾はページの先頭でなくページの途中からにしたい場合がある。例えばページサイズが2KB+64B(64BはECCコードや管理データ用エリア)で、アクセスするデータは512B+16B単位(以後セクタと呼ぶ)であるとすると、1ページは4セクタからなる。そして、ページコピーの先頭が先頭ページや第2(あるいは第3,第4)セクタであったり、ページコピーの末尾が第1(あるいは第2,第3)セクタであったりする。
そこで、このようなセクタ単位のページコピーを実現するために、図1に示した回路におけるページバッファ2にセクタ単位のリセット機能を持たせている。ここで、リセットとは、該当セクタのページバッファ2中のデータを全て“1”にする機能を指す。
1ページを4セクタ構成とし、第1セクタをアドレス“0”、第2セクタをアドレス“1”、第3セクタをアドレス“2”、第4セクタをアドレス“3”に対応させる場合を例に取って説明する。
第1の実施形態と同様に、あるブロック内の複数ページを、消去状態にある別のブロックにコピーする場合について考える。
ここで、
(a)コピー元(Source)のブロックアドレスS_BA
(b)コピー先(Destination)のブロックアドレスD_BA
(c)コピー開始ページアドレスS_PA
(d)コピー開始セクタアドレスS_SA
(e)コピー終了ページアドレスE_PA
(f)コピー終了セクタアドレスE_SA
の情報がコピー開始時に確定しているものとする。
基本的なコピーの手順は図8のフローチャートに示した第1の実施形態と同様であるが、読み出し動作の後、ページコピーの先頭ならばセクタ0からS_SA−1をリセットし、末尾ならばセクタE_SA+1からセクタE_SA+3までをリセットする点が異なっている。
すなわち、コピーシーケンスを開始すると、まずアドレス変数を決定する。読み出し、書き込み時のそれぞれのアドレスとなるPAGE_RD、PAGE_WR、及びアドレスカウントアップ変数page(page=S_PA/s_sector=S_SA/e_sector=3)をそれぞれステップS1’のように初期設定する。これによって、コピー開始ページアドレスS_PAとコピー開始セクタアドレスS_SAで指定されるコピー先頭アドレスを読み出し対象に設定する。
次に、読み出し動作を行う(ステップS2)。ステップS1’で設定した読み出し用ページアドレスPAGE_RDをメモリセルアレイ1へのアクセスアドレスFlash_PAGEとして読み出しコマンドあるいはトリガを与えて読み出し動作を開始する。読み出し動作が完了すると(ステップS3)、ページコピーの先頭ならばページバッファ2のセクタ0からS_SA−1をリセットし(ステップS100)、両ページバッファ2,3間でデータを交換する(ステップS4)。このステップS4のデータ交換動作は、例えば図7のタイミングチャートに示したような手順で行われる。ページバッファ2にはステップS2からステップS3で読み出したPAGE_RDのデータ(ページコピーの先頭ならばページバッファ2のセクタ0からS_SA−1がリセットされて)が保存されているが、ページバッファ3にはステップS4では意味のないデータが保持されている。
次に、ステップS2で読み出したデータに対してECC計算を開始する(ステップS5)。まず、ページバッファ3に保持されたデータをI/Oバス13経由(バス幅が8ビットなら1バイトごと)でECC回路11にシーケンシャルに送る。ECC回路11はデータにエラーがあるか否か検査し、エラーがあればその訂正を行う。そして、訂正すべきデータがあればそこだけ(あるいは全体)をページバッファ3に書き戻す。
ステップS5でECC計算を開始すると、次にアクセスするアドレスを計算する(ステップS6’)。書き込みのブロックアドレスはコピー先ブロックD_BA、ページアドレスはステップS1で指定したPAGE_RDと同じである。そして、次の読み出しアドレスはステップS1のPAGE_RDに1を加えたアドレスとなる。これらの計算は変数pageを使うとステップS6’の計算式で表記できる。
ECC計算が終了すると(ステップS7)、該当ページがページコピーの最終か否かを判断する(ステップS9)。当該フローチャートではメモリレディを待ち(ステップS7)、ステータスチェック(ステップS8)をしているが、最初のシーケンスでは書き込みがないのでこれらのステップはパスする。これらはパイプライン動作のためのものである。ここでは、読み出し動作が完了するステップS3の後の処理のためにメモリは既にレディ状態であり、ステップS7はECC計算の終了のみチェックしてスルーする。また、ステータスのデフォルト値はパス状態のためステップS8のシーケンスはパスのフローを通過する。
ステップS9で終了ページであること、つまりもう読み出すページが存在しないことが確認されると、ECC計算が完了したページバッファ3のデータを、ページバッファ3→ページバッファ2→メモリセルへと書き込んで終了するYes側のフローに移動する。そうでない場合はNo側、つまりステップS10に移動する。
ステップS10では、次のページの読み出しを開始する。ステップS10の読み出しが終了すると(ステップS11)、ページコピーの末尾か否か判定し(ステップS101)、末尾ならばセクタE_SA+1からセクタE_SA+3までをリセットする(ステップS102)。ページバッファ3にはECC計算が完了してコピー先に書き込みたいデータが、ページバッファ2にはページバッファ3に保持されたページの次のページデータでECC計算がまだされていないデータが保持されていることになる。そこで、ページバッファ2とページバッファ3のデータを交換して(ステップS12)、ECC計算の終わったデータをコピー先ブロックに書き込みを開始するとともに(ステップS13)、次のページのECC計算を開始する(ステップS5)。つまり、書き込みとECC計算を同時に実行する。
書き込みとECC計算を実行している間にさらに次にアクセスすべきページアドレスを計算して(ステップS6’)、書き込みとECC計算の完了を待つ(ステップS7)。フラッシュメモリへの書き込みはベリファイ動作を伴い、終了時に正常に書き込めたかどうかのステータスを返す。書き込みのステータスを確認し、フェイルならばページコピー異常終了、パスならば次のシーケンスに進む(ステップS8)。
書き込みがパスした後、まだコピー元に読み出すべきページがあればステップS10に進み、同じ動作を繰り返す。なければステップS9の時点でページバッファ2にはコピー先のフラッシュメモリに既に書き込みが終了して無意味なデータが保持されており、ページバッファ3にはECC計算が完了した最後のページデータが保持されている。そこでステップS14でページバッファ3中のデータをページバッファ2に移動し、ステップS15〜S17で書き込み、ステータスチェックを行い、書き込みがフェイルならば異常終了、パスすれば正常終了として完了する。
上記のような構成並びに方法によれば、ページデータを2ページ分保持することが可能なキャッシュメモリを用意し、一方がメモリセルをアクセスしている際に、同時に他方がエラー訂正回路にアクセスするようにしたので、例えばセクタ単位で、あるページの書き込みを行っている際に、同時に次のコピーデータのエラー訂正動作を行うことが可能となる。しかも、ページバッファ2にセクタ単位のリセット機能を持たせているので、ページコピーの開始位置と終了位置がセクタの途中にある場合にも対応できる。よって、複数ページのコピー処理時間を大幅に短縮できる。
従って、データの信頼性を確保しつつ、複数ページのコピー処理時間を短縮できる記憶システム及びそのデータコピー方法が得られる。
[第3の実施形態]
図11及び図12はそれぞれ、この発明の第3の実施形態に係る記憶システム及びそのデータコピー方法について説明するためのもので、図11はNAND型フラッシュメモリの概略構成を示すブロック図、図12は複数ページのコピーシーケンスを示すフローチャートである。本第3の実施形態は、第2の実施形態と同様にセクタ単位でコピーを行うケースであり、リセットしたセクタデータを外部から補完するものである。
上述した第2の実施形態では、1ページを分割してセクタ単位で何度も書き込みができる必要がある。この動作は同じワード線を複数回(セクタ数分だけ)選択及び書き込みする。つまり、最初に書き込まれたセクタには「セクタ数−1」回の書き込みストレス(ディスターブ)がかかることになり、メモリセルの信頼性を劣化させる。よって、書き込みはページ単位で行われることが望ましい。しかしながら、ページ単位の書き込みのみでセクタ単位のデータ管理を行おうとすると、第2の実施形態においてデータリセットしたセクタに外部からデータを補完する必要がある。
本第3の実施形態は、このデータ補完を実現したもので、カラムスイッチ5とページバッファ3との間に第3のページバッファ(PB2)14を設け、I/Oバス13からカラムスイッチ5を介して新しいデータを取り込む。そして、ECC計算の処理の後にリセットされたセクタに上記ページバッファ14からデータを補完して書き込みを実行するようにしている。
すなわち、コピーシーケンスを開始すると、まずアドレス変数を決定する。読み出し、書き込み時のそれぞれのアドレスとなるPAGE_RD、PAGE_WR、及びアドレスカウントアップ変数page(page=S_PA/s_sector=S_SA/e_sector=3)をそれぞれステップS1’のように初期設定する。これによって、コピー開始ページアドレスS_PAとコピー開始セクタアドレスS_SAで指定されるコピー先頭アドレスを読み出し対象に設定する。
次に、読み出し動作を行う(ステップS2)。ステップS1’で設定した読み出し用ページアドレスPAGE_RDをメモリセルアレイ1へのアクセスアドレスFlash_PAGEとして読み出しコマンドあるいはトリガを与えて読み出し動作を開始する。読み出し動作が完了すると(ステップS3)、ページコピーの先頭ならばページバッファ2のセクタ0からS_SA−1をリセットし(ステップS100)、両ページバッファ2,3間でデータを交換する(ステップS4)。このステップS4のデータ交換動作は、例えば図7のタイミングチャートに示したような手順で行われる。ページバッファ2にはステップS2からステップS3で読み出したPAGE_RDのデータ(ページコピーの先頭ならばページバッファ2のセクタ0からS_SA−1がリセットされて)が保存されているが、ページバッファ3にはステップS4では意味のないデータが保持されている。
次に、ステップS2で読み出したデータに対してECC計算を開始する(ステップS5)。まず、ページバッファ3に保持されたデータをI/Oバス13経由(バス幅が8ビットなら1バイトごと)でECC回路11にシーケンシャルに送る。ECC回路11はデータにエラーがあるか否か検査し、エラーがあればその訂正を行う。そして、訂正すべきデータがあればそこだけ(あるいは全体)をページバッファ3に書き戻す。
ステップS5でECC計算を開始すると、次にアクセスするアドレスを計算する(ステップS6’)。書き込みのブロックアドレスはコピー先ブロックD_BA、ページアドレスはステップS1で指定したPAGE_RDと同じである。そして、次の読み出しアドレスはステップS1のPAGE_RDに1を加えたアドレスとなる。これらの計算は変数pageを使うとステップS6’の計算式で表記できる。
ECC計算が終了すると(ステップS7)、ECC計算処理の後にリセットされたセクタにページバッファ14からデータを補完して(ステップS200)、該当ページがページコピーの最終か否かを判断する(ステップS9)。当該フローチャートではメモリレディを待ち(ステップS7)、ステータスチェック(ステップS8)をしているが、最初のシーケンスでは書き込みがないのでこれらのステップはパスする。これらはパイプライン動作のためのものである。ここでは、読み出し動作が完了するステップS3の後の処理のためにメモリは既にレディ状態であり、ステップS7ではECC計算の終了のみをチェックしてスルーする。また、ステータスのデフォルト値はパス状態のためステップS8のシーケンスはパスのフローを通過する。
ステップS9で終了ページであること、つまりもう読み出すページが存在しないことが確認されると、ECC計算が完了したページバッファ3のデータを、ページバッファ3→ページバッファ2→メモリセルへと書き込んで終了するYes側のフローに移動する。そうでない場合はNo側、つまりステップS10に移動する。
ステップS10では、次のページの読み出しを開始する。ステップS10の読み出しが終了すると(ステップS11)、ページコピーの末尾か否か判定し(ステップS101)、末尾ならばセクタE_SA+1からセクタE_SA+3までをリセットする(ステップS102)。ページバッファ3にはECC計算が完了してコピー先に書き込みたいデータが、ページバッファ2にはページバッファ3に保持されたページの次のページデータでECC計算がまだされていないデータが保持されていることになる。そこで、ページバッファ2とページバッファ3のデータを交換して(ステップS12)、ECC計算の終わったデータをコピー先ブロックに書き込みを開始するとともに(ステップS13)、次のページのECC計算を開始する(ステップS5)。つまり、書き込みとECC計算を同時に実行する。
書き込みとECC計算を実行している間に、さらに次にアクセスすべきページアドレスを計算して(ステップS6’)、書き込みとECC計算の完了を待つ(ステップS7)。フラッシュメモリへの書き込みはベリファイ動作を伴い、終了時に正常に書き込めたか否かのステータスを返す。書き込みのステータスを確認し、フェイルならばページコピー異常終了、パスならば次のシーケンスに進む(ステップS8)。
書き込みがパスした後、まだコピー元に読み出すべきページがあればステップS10に進み、同じ動作を繰り返す。なければステップS9の時点でページバッファ2にはコピー先のフラッシュメモリに既に書き込みが終了して無意味なデータが保持されており、ページバッファ3にはECC計算が完了した最後のページデータが保持されている。そこで、ステップS14でページバッファ3中のデータをページバッファ2に移動し、ステップS15〜S17で書き込み、ステータスチェックを行い、書き込みがフェイルならば異常終了、パスすれば正常終了として完了する。
上記のような構成並びに方法によれば、ページデータを2ページ分保持することが可能なキャッシュメモリを用意し、一方がメモリセルをアクセスしている際に、同時に他方がエラー訂正回路をアクセスするようにしたので、例えばセクタ単位で、あるページの書き込みを行っている際に、同時に次のコピーデータのエラー訂正動作を行うことが可能となる。よって、複数ページのコピー処理時間を大幅に短縮できる。しかも、ECC計算の処理の後にリセットされたセクタに新しいデータを補完してから書き込みを実行するので、ページ単位の書き込みのみでセクタ単位のデータ管理を行うことができ、ディスターブを抑制して信頼性を確保できる。
従って、データの信頼性を確保しつつ、複数ページのコピー処理時間を短縮できる記憶システム及びそのデータコピー方法が得られる。
[第4の実施形態]
図13は、この発明の第4の実施形態に係る記憶システム及びそのデータコピー方法について説明するためのもので、NAND型フラッシュメモリのプログラムフェイル(Program Fail)時の処理手順を示すフローチャートである。この図13では、図8に示した第1の実施形態に係るページコピー方法のフローチャートをもとにしたページコピーフェイル時の処理シーケンスを示している。
本第4の実施形態では、フェイルリカバー(Fail Recover)のページコピー読み出し(Page Copy Read)時にはECC処理を行わないようにしている。
フラッシュメモリへの書き込み動作にはフェイルを伴うことがある。そこで、ページコピーフローをサブシーケンスとして呼び出す形で処理したページコピーのフェイル処理について動作の詳細を説明する。
まず、本来目的とするページコピーを開始する。ここでは、コピー元のブロックアドレス(BLK0)と、コピーしたいページの範囲(PAGE0〜PAGE7とする)を指定する。コピー先ブロックは、消去済みのデータが全て“1”のブロックでなければならず、消去済みのブロックのグループをSPARE(i)で表す。
アドレスの決定後(ステップS1)、ページコピーを開始し(ステップS2)、ページコピーの動作完了を待つ(ステップS3)。この時には、上記第1の実施形態で説明したページコピー動作を行う。ページコピー動作が完了すると、コピー動作のパス/フェイルをチェックする(ステップS4)。パスであれば所望のページコピーは全ページ正常に書き込み完了しておりページコピー正常終了である。
これに対し、ページコピーがフェイルで終了したということは、どこかのページの書き込み動作がフェイルしたということである。そこで、ページコピーシーケンスでは、フェイルの際にパス/フェイルのステータスと一緒に書き込みフェイルしたページアドレスを情報として返すようにする。この情報を図13ではFAIL_PAGEと表記している。
ページコピーがフェイルした場合は、新たなコピー先ブロックSPARE(i+1)を指定して再度ページコピーを行う。最も単純には、コピー元ブロックはそのままBLK0で、コピー先ブロックを新しい消去ブロックにすれば良い。しかし、本実施形態では、ステップS3のページコピーでコピー先としたブロックから新たなコピー先ブロックにFAIL_PAGE−1までをコピーし(ステップS5〜ステップS9)、その後、FAIL_PAGE以降をオリジナルのコピー元ブロックBLK0からコピー(ステップS10〜ステップS13→ステップS4)するようにしている。
ここで、ステップS6のページコピーではECC計算をスキップするようにしても構わない。なぜなら、PAGE0からFAIL_PAGE−1まではステップS3のページコピーでエラー訂正と書き込みが正常に終了しており、また書き込みしたばかりなのでディスターブによるデータ変異もない可能性が高いからである。
FAIL_PAGE以降は、オリジナルのコピー元ブロックBLK0から通常通り読み出し→エラー計算、訂正→書き込みを行う。
なお、上記図13に示したフローチャートでは、前述した第1の実施形態で説明した図8のフローチャートをベースにしたページコピーフェイル時の処理シーケンスを例に取って説明したが、第2の実施形態や第3の実施形態の場合も同様の処理が可能である。
上記のような構成並びに方法によれば、第1乃至第3の実施形態と同様に、データの信頼性を確保しつつ、複数ページのコピー処理時間を短縮できる記憶システム及びそのデータコピー方法が得られる。
しかも、フェイルリカバーのページコピー読み出し時にはECC処理を行わないので、複数ページのコピー処理時間をより短縮できる。
また、ページコピーコマンド、コピー元のブロックアドレス、コピー開始ページアドレス、及びコピー先のブロックアドレスを外部から入力することにより、コピーシーケンスを外部からコントロールするようにしても良い。
[第5の実施形態]
図14は、この発明の第5の実施形態に係る記憶システム及びそのデータコピー方法について説明するためのもので、NAND型フラッシュメモリの概略構成を示すブロック図である。
この図14に示す回路では、メモリセルアレイ1を挟んで、ビット線スイッチ4−1,4−2、第1,第2のページバッファ2,3、及びカラムスイッチ5−1,5−2が配置されている。上記カラムスイッチ5−1,5−2はそれぞれ、I/Oバス13に接続されている。上記ページバッファ2とページバッファ3の両方がセンスアンプとしての機能を備えている。「センスアンプ+バッファ」として働くページバッファ2,3は、ビット線スイッチ4−1,4−2を介してメモリセルアレイ1のビット線BLに接続され、カラムスイッチ5−1,5−2を介してI/Oバス13にそれぞれ接続されている。
ページバッファコントロール回路7とCSLデコーダ6により、ビット線スイッチ4−1,4−2、第1,第2のページバッファ2,3、及びカラムスイッチ5−1,5−2を制御し、一方のページバッファがビット線BLとつながっているときに他方のページバッファがI/Oバス13とつながるように制御することで、図9に示したようなパイプライン動作を実現することが可能である。
なお、他の基本的な回路は上記図1に示した回路と同様であるので、同一部分に同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
図15は、上記図14に示したNAND型フラッシュメモリにおけるページコピーの方法を示すフローチャートである。本第5の実施形態は、前述した第1の実施形態のようにページバッファ2,3間でデータを交換するのではなく、両ページバッファ2,3とビット線BL及びI/Oバス13との接続関係を反転させることで図5及び図6に示した回路と同様な動作をさせるようにしている。
すなわち、コピーシーケンスを開始すると、まずアドレス変数を決定する。読み出し、書き込み時のそれぞれのアドレスとなるPAGE_RD、PAGE_WR、及びアドレスカウントアップ変数page(page=S_PA)をそれぞれステップS1のように初期設定する。これによって、コピー開始ページアドレスS_PAで指定されるコピー先頭アドレスを読み出し対象に設定する。
次に、ページバッファ2をビット線スイッチ4−1によりメモリセルアレイ1のビット線BLに接続するとともに、ページバッファ3をカラムスイッチ5−2によりI/Oバス13に接続する(ステップS500)。
その後、読み出し動作を行う(ステップS2)。ステップS1で設定した読み出し用ページアドレスPAGE_RDをメモリセルアレイ1へのアクセスアドレスFlash_PAGEとして読み出しコマンドあるいはトリガを与えて読み出し動作を開始する。これによって、メモリセルアレイ1からページバッファ2にPAGE_RDのデータが読み出されて保持される。この際、ページバッファ3にはI/Oバス13からカラムスイッチ5−2を介して意味のないデータが入力されて保持される。読み出し動作が完了すると(ステップS3)、ページバッファ2をカラムスイッチ5−1によりI/Oバス13に接続するとともに、ページバッファ3をビット線スイッチ4−2によりメモリセルアレイ1のビット線に接続する(ステップS501)。
次に、ステップS501でページバッファ2に読み出したデータに対してECC計算を開始する(ステップS5)。まず、ページバッファ2に保持されたデータをI/Oバス13経由(バス幅が8ビットなら1バイトごと)でECC回路11にシーケンシャルに送る。ECC回路11はデータにエラーがあるか否か検査し、エラーがあればその訂正を行う。そして、訂正すべきデータがあればそこだけ(あるいは全体)をページバッファ2に書き戻す。
ステップS5でECC計算を開始すると、次にアクセスするアドレスを計算する(ステップS6)。書き込みのブロックアドレスはコピー先ブロックD_BA、ページアドレスはステップS1で指定したPAGE_RDと同じである。そして、次の読み出しアドレスはステップS1のPAGE_RDに1を加えたアドレスとなる。これらの計算は変数pageを使うとステップS6の計算式で表記できる。
ECC計算が終了すると(ステップS7)、該当ページがページコピーの最終か否かを判断する(ステップS9)。当該フローチャートではメモリレディを待ち(ステップS7)、ステータスチェック(ステップS8)をしているが、最初のシーケンスでは書き込みがないのでこれらのステップはパスする。これらはパイプライン動作のためのものである。ここでは、読み出し動作が完了するステップS3の後の処理のためにメモリは既にレディ状態であり、ステップS7ではECC計算の終了のみをチェックしてスルーする。また、ステータスのデフォルト値はパス状態のためステップS8のシーケンスはパスのフローを通過する。
ステップS9で終了ページであること、つまりもう読み出すページが存在しないことが確認されると、ECC計算が完了したデータをページバッファ2からメモリセルへと書き込んで終了するYes側のフローに移動する。そうでない場合はNo側、つまりステップS10に移動する。
ステップS10では、次のページの読み出しを開始する。ステップS10の読み出しが終了すると(ステップS11)、ページバッファ2にはECC計算が完了してコピー先に書き込みたいデータが、ページバッファ3には次のページデータであってECC計算がまだされていないデータが保持されていることになる。そこで、ページバッファ3をカラムスイッチ5−2によりI/Oバス13に接続するとともに、ページバッファ2をビット線スイッチ4−1によりメモリセルアレイ1のビット線に接続することにより(ステップS502)、このページバッファ2からECC計算の終わったデータをメモリセルアレイ1のコピー先ブロックに対して書き込み開始するとともに(ステップS13)、ステップS5に戻ってページバッファ3に読み出した次のページデータのECC計算を開始する。つまり、書き込みとECC計算を同時に実行する。
書き込みとECC計算を実行している間に、さらに次にアクセスすべきページアドレスを計算して(ステップS6)、書き込みとECC計算の完了を待つ(ステップS7)。フラッシュメモリへの書き込みはベリファイ動作を伴い、終了時に正常に書き込めたか否かのステータスを返す。書き込みのステータスを確認し、フェイルならばページコピー異常終了、パスならば次のシーケンスに進む(ステップS8)。
書き込みがパスした後、まだコピー元に読み出すべきページがあればステップS10に進み、同じ動作を繰り返す。なければステップS9の時点でページバッファ2にはコピー先のフラッシュメモリに既に書き込みが終了して無意味なデータが保持されており、ページバッファ3にはECC計算が完了した最後のページデータが保持されている。そこで、ステップS503でページバッファ2をカラムスイッチ5−1によりI/Oバス13に接続するとともに、ページバッファ3をビット線スイッチ4−2によりメモリセルアレイ1のビット線に接続し、ステップS15〜S17で書き込み、ステータスチェックを行い、書き込みがフェイルならば異常終了、パスすれば正常終了として完了する。
上記のような構成並びに方法によれば、ページデータを2ページ分保持することが可能なキャッシュメモリを用意し、一方がメモリセルをアクセスしている際に、同時に他方がエラー訂正回路のアクセスを行うようにしたので、例えばあるページの書き込みを行っている際に、同時に次のコピーデータのエラー訂正動作を行うことが可能となる。よって、複数ページのコピー処理時間を大幅に短縮できる。
従って、データの信頼性を確保しつつ、複数ページのコピー処理時間を短縮できる記憶システム及びそのデータコピー方法が得られる。
なお、図14に示した回路では、メモリセルアレイ1を挟むように、ビット線スイッチ4−1,4−2、第1,第2のページバッファ2,3、及びカラムスイッチ5−1,5−2を配置したが、パターンレイアウト上の問題がなければ、図16に示すようにビット線スイッチ4、第1,第2のページバッファ2,3、及びカラムスイッチ5をメモリセルアレイ1の一方側に配置しても良い。
このようなパターンレイアウトであっても、ビット線スイッチ4とカラムスイッチ5を切替制御して、ページバッファ2,3とメモリセルアレイ1のビット線との接続関係、及びページバッファ2,3とI/Oバス13との接続関係を選択的に切り替えることにより図15に示したページコピーと実質的に同様な動作が可能である。
[第6の実施形態]
図17は、この発明の第6の実施形態に係る記憶システム及びそのデータコピー方法について説明するためのもので、NAND型フラッシュメモリにおけるページコピーの方法を示すフローチャートである。本第6の実施形態は、パイプライン処理の有無を切り替え可能にしたものである。
ページバッファが2つある構成は、外部からデータを入力する連続した書き込み動作においてもパイプラインが可能である。つまり、ページバッファ2に書き込みデータを保持し、メモリセルに書き込み動作を行っている最中に、同時にページバッファ3に次のページの書き込みデータを入力することにより、書き込み時間を短縮することが可能である。
このような連続した書き込み動作の過程で書き込みがフェイルした場合、ページバッファ3に保持されたデータはまだメモリセルに書き込まれていない。このようにページバッファ3にデータを保持したままページコピーを行おうとすると第1の実施形態のようなページコピーはできないので、従来例と同じページコピーをする必要がある。このため、パイプライン処理の有無の切り替えが必要になる。
図17は、パイプラインのENABLE/DISABLEによって従来例と第1の実施形態のページコピーを切り替え可能にした場合のフローチャートを示している。いくつかのリソースを共有することでプログラムサイズあるいはH/Wコントロールの場合は回路規模を節約することができる。
すなわち、コピーシーケンスを開始すると、まずアドレス変数を決定する。読み出し、書き込み時のそれぞれのアドレスとなるPAGE_RD、PAGE_WR、及びアドレスカウントアップ変数page(page=S_PA)をそれぞれステップS1のように初期設定する。これによって、コピー開始ページアドレスS_PAで指定されるコピー先頭アドレスを読み出し対象に設定する。
次に、読み出し動作を行う(ステップS2)。ステップS1で設定した読み出し用ページアドレスPAGE_RDをメモリセルアレイ1へのアクセスアドレスFlash_PAGEとして読み出しコマンドあるいはトリガを与えて読み出し動作を開始する。読み出し動作が完了すると(ステップS3)、パイプライン処理をイネーブルにするか否かを判断し(ステップS600)、パイプライン処理を行う場合には両ページバッファ2,3間でデータを交換する(ステップS4)。このステップS4のデータ交換動作は、例えば図7のタイミングチャートに示したような手順で行われる。ページバッファ2にはステップS2からステップS3で読み出したPAGE_RDのデータが保存されているが、ページバッファ3にはステップS4では意味のないデータが保持されている。
一方、ステップS600でパイプライン処理を行わないと判断されると、ステップS4のデータ交換は行わずにステップS5のECC処理を行う。
次に、ステップS2で読み出したデータに対してECC計算を開始する(ステップS5)。まず、ページバッファ3に保持されたデータをI/Oバス13経由(バス幅が8ビットなら1バイトごと)でECC回路11にシーケンシャルに送る。ECC回路11はデータにエラーがあるか否か検査し、エラーがあればその訂正を行う。そして、訂正すべきデータがあればそこだけ(あるいは全体)をページバッファ3に書き戻す。
ステップS5でECC計算を開始すると、次にアクセスするアドレスを計算する(ステップS6)。書き込みのブロックアドレスはコピー先ブロックD_BA、ページアドレスはステップS1で指定したPAGE_RDと同じである。そして、次の読み出しアドレスはステップS1のPAGE_RDに1を加えたアドレスとなる。これらの計算は変数pageを使うとステップS6の計算式で表記できる。
ECC計算が終了すると(ステップS7)、パイプライン処理がイネーブルか否か判断する(ステップS601)。そして、イネーブルであれば、メモリレディを待ち(ステップS602)、ステータスチェックを行う(ステップS603)。ステータスチェックをパスするとコピー終了ページアドレスE_PAか否かが判断される(ステップS604)。ステータスチェックでフェイルと判断されたときには、ページコピー異常で終了する。当該フローチャートではメモリレディを待ち(ステップS602)、ステータスチェック(ステップS603)をしているが、最初のシーケンスでは書き込みがないのでこれらのステップはパスする。これらはパイプライン動作のためのものである。ここでは、読み出し動作が完了するステップS3の後の処理のためにメモリは既にレディ状態であり、ステップS7ではECC計算の終了のみをチェックしてスルーする。また、ステータスのデフォルト値はパス状態のためステップS603のシーケンスはパスのフローを通過する。
ステップS604で終了ページであること、つまりもう読み出すページが存在しないことが確認されると、ECC計算が完了したページバッファ3のデータを、ページバッファ3→ページバッファ2→メモリセルへと書き込んで終了するYes側のフローに移動する。そうでない場合はNo側、つまりステップS10に移動する。
ステップS10では、次のページの読み出しを開始する。ステップS10の読み出しが終了すると(ステップS11)、ページバッファ3にはECC計算が完了してコピー先に書き込みたいデータが、ページバッファ2にはページバッファ3に保持されたページの次のページデータであってECC計算がまだされていないデータが保持されていることになる。次に、パイプライン処理がイネーブルか否か判断し(ステップS605)、イネーブルであればページバッファ2とページバッファ3のデータを交換して(ステップS12)、ECC計算の終わったデータをコピー先ブロックに書き込みを開始するとともに(ステップS13)、次のページのECC計算を開始する(ステップS5)。つまり、書き込みとECC計算を同時に実行する。
一方、ステップS605でイネーブルでない、つまり通常の処理であると判断されると、ステップS5に戻って次のページのECC計算を開始する。
書き込みとECC計算を実行している間に、さらに次にアクセスすべきページアドレスを計算して(ステップS6)、書き込みとECC計算の完了を待つ(ステップS7)。再びパイプライン処理がイネーブルか否か判断し(ステップS601)、イネーブルであれば書き込みのステータスを確認し(ステップS601)、フェイルならばページコピー異常終了、パスならば最終ページか否かの判断を行う(ステップS604)。
書き込みがパスした後、まだコピー元に読み出すべきページがあればステップS10に進み、同じ動作を繰り返す。なければステップS604の時点でページバッファ2にはコピー先のフラッシュメモリに既に書き込みが終了して無意味なデータが保持されており、ページバッファ3にはECC計算が完了した最後のページデータが保持されている。そこで、ステップS14でページバッファ3中のデータをページバッファ2に移動し、ステップS15〜S16,S606で書き込み、ステータスチェックを行う。ステップS606で書き込みがフェイルならば異常終了、パスすればパイプライン処理がイネーブルか否か判断し(ステップS607)、イネーブルであれば正常終了として完了する。
ステップS607で、パイプライン処理がイネーブルでないと判断されると、コピー終了ページアドレスE_PAか否かを判断し(ステップS608)、コピー終了ページアドレスであれば正常に終了する。コピー終了ページアドレスでない場合には、ステップS10に戻って上述した動作をコピー終了ページアドレスになるか、異常終了するまで繰り返す。
上記のような方法によれば、連続した書き込み動作の過程で書き込みがフェイルした場合に、ページバッファ3に保持されたデータがまだメモリセルに書き込みをしていない状態ではページバッファ3にデータを保持したままページコピーはできないが、パイプライン処理を行わないように切り替えることで対応できる。これによって、複数ページのコピー処理時間を効果的に短縮できる。
従って、データの信頼性を確保しつつ、複数ページのコピー処理時間を短縮できる記憶システム及びそのデータコピー方法が得られる。
上述したように、この発明の各実施形態に係る記憶システム及びそのデータコピー方法によれば、NANDフラッシュメモリの複数ページのページコピーにおいて、エラー訂正処理を行うことでデータの信頼性を保証し、エラー訂正と読み出し/書き込み処理を同時に実行することでコピー所要時間を大幅に短縮することができる。
なお、上記各実施形態では、NANDフラッシュメモリの各回路が1チップ中に集積化される場合を例に取って説明したが、例えばECC回路11をチップ外に設け、インターフェース回路12及びI/Oバス13を介してデータの授受を行ってエラー訂正計算を行うようにしても良い。
また、NANDフラッシュメモリと論理回路を1チップに混載した半導体装置、あるいはSOC(システムオンチップ)などにも適用できる。
以上第1乃至第6の実施形態を用いてこの発明の説明を行ったが、この発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、上記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば各実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
この発明の第1の実施形態に係る記憶システムについて説明するためのもので、NAND型フラッシュメモリの概略構成を示すブロック図。 図1に示した回路におけるメモリセルアレイの構成例を示す回路図。 2値記憶の場合のセルトランジスタのしきい値電圧の分布と記憶データとの関係について説明するための特性図。 フラッシュメモリの各動作におけるバイアス例を示しており、(a)図はデータの読み出し時におけるセルトランジスタへのバイアス電圧の印加関係を示す模式的な断面図、(b)図はデータの書き込み時におけるセルトランジスタへのバイアス電圧の印加関係を示す模式的な断面図、(c)図はデータの消去時におけるセルトランジスタへのバイアス電圧の印加関係を示す模式的な断面図。 図1に示した回路におけるページバッファのデータ交換機能を実現するための概略構成を示すブロック図。 図5に示した回路におけるページバッファとその周辺回路の具体的な構成例を示す回路図。 図6に示した回路の動作を示すタイミングチャート。 この発明の第1の実施形態に係る記憶システムのデータコピー方法について説明するためのもので、複数ページのコピーシーケンスを示すフローチャート。 この発明の第1の実施形態に係る記憶システムのデータコピー方法について説明するためのもので、読み出し、アドレス計算、ECC計算及び書き込みの4種類のシーケンスを1つのボックスとして同時実行のタイミングを模式的に表したタイミングチャート。 この発明の第2の実施形態に係る記憶システム及びそのデータコピー方法について説明するためのもので、NAND型フラッシュメモリのデータコピー方法を示すフローチャート。 この発明の第3の実施形態に係る記憶システムについて説明するためのもので、NAND型フラッシュメモリの概略構成を示すブロック図。 この発明の第3の実施形態に係る記憶システムのデータコピー方法について説明するためのもので、複数ページのコピーシーケンスを示すフローチャート。 この発明の第4の実施形態に係る記憶システム及びそのデータコピー方法について説明するためのもので、NAND型フラッシュメモリのプログラムフェイル時の処理手順を示すフローチャート。 この発明の第5の実施形態に係る記憶システムについて説明するためのもので、NAND型フラッシュメモリの概略構成を示すブロック図。 この発明の第5の実施形態に係る記憶システムのデータコピー方法について説明するためのもので、複数ページのコピーシーケンスを示すフローチャート。 この発明の第5の実施形態に係る記憶システムの変形例について説明するためのもので、NAND型フラッシュメモリの概略構成を示すブロック図。 この発明の第6の実施形態に係る記憶システム及びそのデータコピー方法について説明するためのもので、複数ページのコピーシーケンスを示すフローチャート。
符号の説明
1…メモリセルアレイ、2…ページバッファ(第1のデータバッファ)、3…ページバッファ(第2のデータバッファ)、4,4−1,4−2…ビット線スイッチ、5,5−1,5−2…カラムスイッチ(バススイッチ)、6…CSLデコーダ、7…ページバッファコントロール回路、8A…ブロックデコーダ、8B…ロウデコーダ、9…電源回路、10…内部制御回路、11…エラー訂正回路(ECC回路)、12…インターフェース回路、13…I/Oバス(バス)、14…ページバッファ(第3のデータバッファ)。

Claims (3)

  1. 電気的に書き換え可能な不揮発性メモリセルが配列されたメモリセルアレイと、
    読み出し時には前記メモリセルアレイからビット線スイッチを介して読み出したデータを、書き込み時には前記ビット線スイッチを介して前記メモリセルアレイに書き込むデータを保持する第1のデータバッファと、
    前記第1のデータバッファとデータ交換が可能で、前記第1のデータバッファにデータをコピー、あるいは前記第1のデータバッファからデータがコピーされる第2のデータバッファと、
    前記第2のデータバッファとバスとの間に設けられ、前記第2のデータバッファに保持されたデータの一部を選択してバスに転送するバススイッチと、
    前記バスに接続され、前記メモリセルアレイから読み出されたデータのエラー訂正計算を行うエラー訂正回路と、
    前記ビット線スイッチ及び前記第1,第2のデータバッファを制御して、前記メモリセルアレイにおける第1ブロックの第m(mは正の整数)ページから第n(m<n、nは正の整数)ページまでの1ページ以上のページのデータをページごとに順次読み出し、前記エラー訂正回路を制御して、前記エラー訂正回路でエラー訂正計算を行い、前記第1,第2のデータバッファ及び前記ビット線スイッチを制御して、前記メモリセルアレイにおける消去状態にある第2のブロックに書き込みを行う制御をする制御回路とを具備し、
    前記第1のデータバッファに保持されたあるページのデータを前記メモリセルアレイの前記第2のブロックに書き込む動作の実行中に前記エラー訂正回路は前記書き込み動作の対象となっているページの次のページのデータのエラー訂正計算と訂正動作を実行し、かつ、前記あるページの書き込み動作に用いる前記第2のデータバッファに保持されたデータと前記次のページのエラー訂正計算と訂正動作に用いる前記第1のデータバッファに保持されたデータとが交換されることを特徴とする記憶システム。
  2. 前記第1のデータバッファは、複数のエリアに分割され、セクタ単位でデータがリセットされることを特徴とする請求項1に記載の記憶システム。
  3. メモリセルアレイから連続したページアドレスの複数ページのデータをページごとに第1のデータバッファに読み出すステップと、
    前記第1のデータバッファに読み出したデータと第2のデータバッファのデータとを交換するステップと、
    前記読み出した複数ページのデータのエラー訂正計算をそれぞれ実行するステップと、
    前記エラー訂正計算で検出した不良データを訂正するステップと、
    前記不良データを訂正した複数ページのデータを第2のデータバッファに入力するステップと、
    前記第2のデータバッファのデータと前記第1のデータバッファのデータとを交換するステップと、
    前記第1のデータバッファのデータを前記メモリセルアレイにおける読み出したエリアとは別のエリアに書き込むステップとを具備し、
    あるページの書き込み動作の実行中に、前記書き込み動作の対象となっているページの次のページのエラー訂正計算と訂正動作を行い、かつ、前記あるページの書き込み動作に用いる前記第2のデータバッファに保持されたデータと前記次のページのエラー訂正計算と訂正動作に用いる前記第1のデータバッファに保持されたデータとを交換することを特徴とする記憶システムのページコピー方法。
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