JP4502750B2 - 磁気軸受装置及び該磁気軸受装置が搭載されたターボ分子ポンプ - Google Patents

磁気軸受装置及び該磁気軸受装置が搭載されたターボ分子ポンプ Download PDF

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Description

本発明は磁気軸受装置及び該磁気軸受装置が搭載されたターボ分子ポンプに係わり、特に低コストで制御精度が高く低振動の磁気軸受装置及び該磁気軸受装置が搭載されたターボ分子ポンプに関する。
近年のエレクトロニクスの発展に伴い、メモリや集積回路といった半導体の需要が急激に増大している。
これらの半導体は、極めて純度の高い半導体基板に不純物をドープして電気的性質を与えたり、エッチングにより半導体基板上に微細な回路を形成したりなどして製造される。
そして、これらの作業は空気中の塵等による影響を避けるため高真空状態のチャンバ内で行われる必要がある。このチャンバの排気には、一般に真空ポンプが用いられているが、特に残留ガスが少なく、保守が容易等の点から真空ポンプの中の一つであるターボ分子ポンプが多用されている。
また、半導体の製造工程では、様々なプロセスガスを半導体の基板に作用させる工程が数多くあり、ターボ分子ポンプはチャンバ内を真空にするのみならず、これらのプロセスガスをチャンバ内から排気するのにも使用される。
このターボ分子ポンプは、プロセスガスを吸引排気するターボ分子ポンプ本体と、このターボ分子ポンプ本体を制御する制御装置とから構成されている。
このターボ分子ポンプ本体の縦断面図を図6に示す。
図6において、ターボ分子ポンプ本体100は、円筒状の外筒127の上端に吸気口101が形成されている。外筒127の内方には、ガスを吸引排気するためのタービンブレードによる複数の回転翼102a、102b、102c・・・を周部に放射状かつ多段に形成した回転体103を備える。
この回転体103の中心にはロータ軸113が取り付けられており、このロータ軸113は、例えば、いわゆる5軸制御の磁気軸受により空中に浮上支持かつ位置制御されている。
上側径方向電磁石104は、4個の電磁石がX軸とY軸とに対をなして配置されている。この上側径方向電磁石104に近接かつ対応されて4個の電磁石からなる上側径方向センサ107が備えられている。この上側径方向センサ107は回転体103の径方向変位を検出し、その信号を図示せぬ制御装置に送るように構成されている。
制御装置においては、上側径方向センサ107が検出した変位信号に基づき、PID調節機能を有する磁気軸受制御回路を介したアンプの出力により、上側径方向電磁石104の励磁を制御し、ロータ軸113の上側の径方向位置を調整する。ここで、磁気軸受制御回路は、上側径方向センサ107が検出したロータ軸113の変位のアナログセンサ信号をA/Dコンバータでデジタル信号に変換し、その信号を処理し、上側径方向電磁石104に流す電流を調整し、ロータ軸113を浮上させている。また、上側径方向電磁石104に流す電流を微調整するため、上側径方向電磁石104に流した電流を測定し、その値をA/Dコンバータでデジタル変換して磁気軸受制御回路にフィードバックしている。
ロータ軸113は、高透磁率材(鉄など)などにより形成され、上側径方向電磁石104の磁力により吸引されるようになっている。かかる調整は、X軸方向とY軸方向とにそれぞれ独立して行われる。
また、下側径方向電磁石105及び下側径方向センサ108が、上側径方向電磁石104及び上側径方向センサ107と同様に配置され、ロータ軸113の下側の径方向位置が、上側の径方向位置と同様に、制御装置において調整されている。
さらに、軸方向電磁石106A、106Bが、ロータ軸113の下部に備えた円板状の金属ディスク111を上下に挟んで配置されている。金属ディスク111は、鉄などの高透磁率材で構成されている。ロータ軸113の軸方向変位を検出するために軸方向センサ109が備えられ、その軸方向変位信号が制御装置に送られるように構成されている。
そして、軸方向電磁石106A、106Bは、この軸方向変位信号に基づき制御装置のPID調節機能を有する磁気軸受制御回路を介したアンプの出力により、励磁制御されるようになっている。軸方向電磁石106Aは、磁力により金属ディスク111を上方に吸引し、軸方向電磁石106Bは、金属ディスク111を下方に吸引する。
このように、制御装置では、この軸方向電磁石106A、106Bが金属ディスク111に及ぼす磁力を適当に調節し、ロータ軸113を軸方向に磁気浮上させ、空間に非接触で保持する。
モータ121は、ロータ軸113を取り囲むように周状に配置された複数の磁極を備えている。これら各磁極は、制御装置のPWM制御機能を有するモータ制御回路を介した駆動回路から出力された動力信号により、モータ121を回転駆動するよう制御されている。
また、モータ121には、図示しない回転数センサ及びモータ温度センサが取り付けられており、これらの回転数センサ及びモータ温度センサの検出信号を受けて、制御装置においてロータ軸113の回転が制御されている。
回転翼102a、102b、102c・・・とわずかの空隙を隔てて複数枚の固定翼123a、123b、123c・・・が配設されている。回転翼102a、102b、102c・・・は、それぞれ排気ガスの分子を衝突により下方向に移送するため、ロータ軸113の軸線に垂直な平面から所定の角度だけ傾斜して形成されている。
また、固定翼123も、同様にロータ軸113の軸線に垂直な平面から所定の角度だけ傾斜して形成され、かつ外筒127の内方に向けて回転翼102の段と互い違いに配設されている。
そして、固定翼123の一端は、複数の段積みされた固定翼スペーサ125a、125b、125c・・・の間に嵌挿された状態で支持されている。
固定翼スペーサ125はリング状の部材であり、例えばアルミニウム、鉄、ステンレス、銅などの金属、又はこれらの金属を成分として含む合金などの金属によって構成されている。
固定翼スペーサ125の外周には、わずかの空隙を隔てて外筒127が固定されている。外筒127の底部にはベース部129が配設され、固定翼スペーサ125の下部とベース部129の間にはネジ付きスペーサ131が配設されている。そして、ベース部129中のネジ付きスペーサ131の下部には排気口133が形成され、外部に連通されている。
ネジ付きスペーサ131は、アルミニウム、銅、ステンレス、鉄、又はこれらの金属を成分とする合金などの金属によって構成された円筒状の部材であり、その内周面に螺旋状のネジ溝131aが複数条刻設されている。
ネジ溝131aの螺旋の方向は、回転体103の回転方向に排気ガスの分子が移動したときに、この分子が排気口133の方へ移送される方向である。
回転体103の回転翼102a、102b、102c・・・に続く最下部には回転翼102dが垂下されている。この回転翼102dの外周面は、円筒状で、かつネジ付きスペーサ131の内周面に向かって張り出されており、このネジ付きスペーサ131の内周面と所定の隙間を隔てて近接されている。
ベース部129は、ターボ分子ポンプ本体100の基底部を構成する円盤状の部材であり、一般には鉄、アルミニウム、ステンレスなどの金属によって構成されている。
ベース部129はターボ分子ポンプ本体100を物理的に保持すると共に、熱の伝導路の機能も兼ね備えているので、鉄、アルミニウムや銅などの剛性があり、熱伝導率も高い金属が使用されるのが望ましい。
また、ベース部129には、コネクタ160が配設されており、このコネクタ160は、ターボ分子ポンプ本体100と制御装置との間の信号線の出口になっている。
かかる構成において、回転翼102がモータ121により駆動されてロータ軸113と共に回転すると、回転翼102と固定翼123の作用により、吸気口101を通じてチャンバからの排気ガスが吸気される。
吸気口101から吸気された排気ガスは、回転翼102と固定翼123の間を通り、ベース部129へ移送される。そして、ベース部129に移送されてきた排気ガスは、ネジ付きスペーサ131のネジ溝131aに案内されつつ排気口133へと送られる。
このとき、排気ガスは、場合により高温の状態でチャンバに導入される。そして、この排気ガスは、ターボ分子ポンプ本体100内で低温となると固体状になる場合があり、ターボ分子ポンプ本体100内部に付着して堆積し、その性能を低下させるおそれがあった。そこで、近年のターボ分子ポンプにおいては、Temperature Management System制御(以下、TMS制御という。)を行っている場合が多い。
TMS制御とは、ベース部129等に、図示しないヒータや環状の水冷管149、及び図示しないTMS温度センサ等を配設し、このTMS温度センサの検知信号を制御装置で処理することで、ベース部129の温度を一定に保ち、ターボ分子ポンプ本体100内に堆積物が付着しないようにするものである。
また、ターボ分子ポンプ本体100は、個々に調整された固有のパラメータ(例えば、機種の特定、機種に対応する諸特性)に基づいた制御を要する。この制御パラメータを格納するために、ターボ分子ポンプ本体100は、その本体内に電子回路部141を備えている。
電子回路部141は、ターボ分子ポンプ本体100の機種を特定するためのID抵抗や、その機種に対応する諸特性を保存するEEP−ROM等の不揮発性の半導体メモリや、それらのアクセスのための半導体素子等の電子部品、それら実装用の基板143等から構成されている。
電子回路部141内のEEP−ROMやID抵抗が持つ各パラメータは、制御装置において処理されるとともに、その処理データは、個々のターボ分子ポンプ本体100の動作を制御するために、再び電子回路部141に戻される。
この電子回路部141は、ターボ分子ポンプ本体100の下部を構成するベース部129の中央付近の軸方向センサ109の下部に収容され、機密性の底蓋145によって閉じられている。
ところで、前述のA/Dコンバータは、運転開始時や外乱の入力時のロータ軸113の変位をも検出可能とするために、従来アナログセンサからのロータ軸113の可動範囲全域の変位信号に全量子化ビットが均等に割り当てられていた。このため、可動範囲全域においてデジタルセンサの感度が一定であり、磁気軸受制御の精度もロータ軸113の可動範囲全域において一定であった。
このようなターボ分子ポンプにおいて、磁気軸受の制御精度を向上させ振動を低減させるには、ロータの変位や電磁石電流などのアナログセンサ信号の分解能を高くする必要がある。かかる信号の分解能を高くするには、分解能の高い多ビットのA/Dコンバータを使用する必要がある。しかしながら、このようにロータの可動範囲全域を高い分解能でデジタル信号に変換するには、分解能の高い多ビットの高価なA/Dコンバータを使用する必要があり、コストが上昇してしまう(特に、16ビットを超える高速A/Dコンバータは高価である)。また、分解能を高めても、回路内のノイズレベルに対して、信号のレベルが小さいと分解能は実質的に高くならない。
なお、この課題を解決するために、あらかじめ設定したアルゴリズムでA/Dコンバータにオフセットを与えたり(特許文献1参照)、ダイナミックレンジを切り替えたりする方法(特許文献2参照)が、提案されている。しかしながら、アルゴリズムが煩雑であったり、設定切換時に振動発生の可能性がある等の問題点がある。
特開平8−330962号公報 特開2000−74061号公報
本発明はこのような従来の課題に鑑みてなされたもので、低コストで制御精度が高く低振動の磁気軸受装置及び該磁気軸受装置が搭載されたターボ分子ポンプを提供することを目的とする。
このため本発明(請求項)は、回転体と、該回転体を位置調整しつつ磁気浮上させる軸受手段と、前記回転体の状態若しくは前記軸受手段の状態を検出してセンサ信号として出力するセンサと、該センサ信号が入力され、入力に対する出力の感度が高感度に設定された入出力特性を有する高感度センサ信号変換手段と、該高感度センサ信号変換手段で感度変換されたアナログ信号をディジタル化する第1のアナログ/ディジタル変換手段と、該第1のアナログ/ディジタル変換手段でディジタル化された信号が入力され、前記高感度センサ信号変換手段での入出力特性とxy座標軸上でy=xを境に対称とされた入出力特性を有する低感度再変換手段と、前記センサ信号が入力され、入力に対する出力の感度が低感度に設定された入出力特性を有する低感度センサ信号変換手段と、該低感度センサ信号変換手段で感度変換されたアナログ信号をディジタル化する第2のアナログ/ディジタル変換手段と、該第2のアナログ/ディジタル変換手段でディジタル化された信号が入力され、前記低感度センサ信号変換手段での入出力特性とxy座標軸上でy=xを境に対称とされた入出力特性を有する高感度再変換手段と、該高感度再変換手段と前記低感度再変換手段のいずれかの出力信号を選択する選択手段とを備えて構成した。
特定の範囲のセンサ信号については、専用の回路により増幅することで、高感度な増幅が行える。このため、特定の範囲について高精度な制御を行うことができる。一方、この特定の範囲以外についてはそれほど高精度な制御を行う必要がないので、低感度な増幅で足りる。このため、アナログ信号をディジタル化するのに必要な第1、第2のアナログ/ディジタル変換手段の分解能は共に低くてすむ。
また、本発明(請求項)は、回転体と、該回転体を位置調整しつつ磁気浮上させる軸受手段と、前記回転体の状態若しくは前記軸受手段の状態を検出してセンサ信号として出力するセンサと、該センサ信号が入力され、入力に対する出力の感度が高感度に設定された入出力特性を有する高感度センサ信号変換手段と、前記センサ信号が入力され、入力に対する出力の感度が低感度に設定された入出力特性を有する低感度センサ信号変換手段と、該低感度センサ信号変換手段と前記高感度センサ信号変換手段のいずれかの出力信号を選択する選択手段と、該選択手段で信号選択されたアナログ信号をディジタル化する第1のアナログ/ディジタル変換手段とを備えて構成した。
特定の範囲のセンサ信号とこの特定の範囲以外のセンサ信号について、第1のアナログ/ディジタル変換手段が共用されているため安価に構成できる。また、特定の範囲のセンサ信号については、専用の回路により増幅することで、高感度な増幅が行える。このため、特定の範囲について高精度な制御を行うことができる。
更に、本発明(請求項)は、前記選択手段における選択は、前記第1のアナログ/ディジタル変換手段での変換データが所定の値以内若しくは桁あふれしていないとき前記高感度センサ信号変換手段側の出力信号が選択され、かつ前記第1のアナログ/ディジタル変換手段での変換データが所定の値を超えた若しくは桁あふれしたときに前記高感度センサ信号変換手段側から前記低感度センサ信号変換手段側に自動切換されることを特徴とする。
磁気軸受装置の回転体が安定した運転をしている状態では、高感度センサ信号変換手段側の出力信号が選択される。このため、高精度な制御を行うことができ、回転体は安定状態を維持できる。一方、回転体が運転開始状態のときや外乱の加わった状態等では、低感度センサ信号変換手段側に自動切換され可動範囲全体に渡る制御が行われる。
更に、本発明(請求項)は、前記選択手段における選択の自動切換にはヒステリシス特性が設定されたことを特徴とする。
ヒステリシス特性を設定したことで、自動切換時に安定した切換が行える。
更に、本発明(請求項)は、前記センサ信号に対する前記選択手段での一方の入力信号と前記選択手段での他方の入力信号間の偏差及び/又はオフセット電圧を基に双方の入力信号間の感度を補正する係数が算出若しくは予め設定される偏差補正手段と、前記選択手段における選択が自動切換されたとき該偏差補正手段で算出若しくは設定された係数を基に切換後に選択された信号の感度を調整する感度調整手段とを備えて構成した。
選択の自動切換の際に、急激な感度の相違が生ずることを避けることができる。このため、安定した制御が行える。
更に、本発明(請求項)は、前記係数は記憶回路に保存され、停電時であってもデータ消滅しないことを特徴とする。
係数を記憶回路に保存することで、常に参照可能となり、逐次演算によりこの係数を算出する必要はなくなる。このため、選択の自動切換のタイミングに左右されることはなくなり、安定した制御が行えるようになる。
更に、本発明(請求項)は、請求項1〜のいずれか1項に記載の磁気軸受装置が搭載されたターボ分子ポンプであって、前記高感度に設定された入出力特性範囲には定格運転状態が含まれることを特徴とする。
ターボ分子ポンプの定格運転付近における制御が高精度に行える。
以上説明したように本発明によれば、一定範囲内の入力に対する出力の感度を高感度に設定し、この範囲以外の感度を低感度に設定したので、運転開始時や外乱の入力時等には低感度の入出力特性部分が選択され、一方、通常運転時には高感度の入出力特性部分が選択されるようになる。このため、運転の状態に応じた最適な制御が行え、定格運転時には高感度特性を利用した高精度な制御を行うことができる。アナログ/ディジタル変換手段は高感度特性部分と低感度特性部分とに共通に使用されるため、安価に構成できる。
また、回路内のノイズレベルに対して、特定の範囲のセンサ信号の感度を高くしているので、その部分のS/N比が向上し、ノイズの少ない高感度のディジタルセンサ信号を得られる。
以下、本発明の第1実施形態について説明する。図1は本発明の第1実施形態であるターボ分子ポンプの磁気軸受制御装置のブロック図を示す。図1において、変位センサ10は、ロータ軸113の変位を検出するために配設されている。ここで変位センサ10は、例えば、上側径方向センサ107、下側径方向センサ108、軸方向センサ109などである。この変位センサ10はロータ軸113の変位を検出してアナログ変位信号50を出力するようになっている。
そして、このアナログ変位信号50は感度変換回路12に入力されるようになっている。ここで感度変換回路12は本ターボ分子ポンプの定常運転時のロータ軸の位置を基準として、ロータ軸113の変位が±50μm以内の場合には高感度アナログ−デジタル信号変換用のアナログ中間信号52を出力するようになっている。また、ロータ軸113の変位が+50μmから+250μmまたは−50μmから−250μmの場合は低感度アナログ−デジタル信号変換用のアナログ中間信号52を出力するようになっている。
なお、本実施形態では変位センサ10の測定範囲は±250μmであったが、これは実際に使用されるロータ軸の可動範囲によって適宜変更されてもよいものとする。
アナログ中間信号52は分解能12bitのA/Dコンバータ20に入力されるようになっている。ここでアナログ中間信号52はデジタル中間信号54に変換され、出力されるようになっている。このデジタル中間信号54はDigital Signal Processor(以下、DSPという)に入力され、ソフトウェアの感度再変換処理部14に入力され、上述した感度変換回路12でアナログ変位信号50が変換される際に高感度モードであるか低感度モードであるかの態様に応じて、A/Dコンバータ20によって量子化されていたデジタル中間信号54を線形に復元し、デジタル変位信号56を出力するようになっている。
なお、本実施形態の感度変換回路12及び感度再変換処理部14では、それぞれ例えば図2及び図3に示すようにセンサの解像度が折線にて切り替わる折線近似特性を設定する。図2と図3の関係は、センサ信号の感度を線形に復元させるため、xy座標軸上でy=xの直線を境に対称とされた関係を有する。折れ点の場所はロータ軸113の変位に換算してそれぞれ−50μmと+50μmに相当する。そして、折れ点近傍ではデジタル中間信号54が滑らかに繋がるようにDSPのソフトウェアで補間されるのが望ましい。
また、この折れ点近傍では例えば回路のバラツキ等により図2中に点線α、βで示すように特性が移動することがあるが、点線αのように特性が移動した場合には、感度再変換処理部14でそのまま再変換されると磁気軸受が発振するおそれがある。そこで、かかる発振を防ぐため、再変換の特性を図3の点線γで示したように、理想特性よりゲインが劣化する方向に予め移動させておく。劣化させる大きさは、考えられる図2の特性のバラツキの最大値を考慮して決められるのが望ましい。なお、再変換の特性を図3の点線γで示したように設定した状態で、かつ図2の特性のバラツキが点線βの方向に存在した場合には、軸受制御はふらつきを有するようになるが、発振することはない。
なお、本実施形態では、簡単のため変位センサの感度を変換する特性として折れ線近似を例として説明したが、この方法以外に変換時にYa=√(Xa)(添え字aはアナログを意味する。以下同様)、それに対し再変換時にXd=Yd2(添え字dはディジタルを意味する。以下同様)となる関数を用いたりされてもよい。また、変換時にYa=Log(Xa)、そして再変換時にXd=10Ydのような特性が設定されてもよい。更に、変換時にYa=1/(Xa+A)、そして再変換時にXd=1/Yd−Aのような特性が設定されてもよい。更に、変換する際の入出力特性とXY座標軸上でy=xを境に対称とされた入出力特性を有するように再変換可能な任意の関数を設定してもよいものとする。
デジタル変位信号56は磁気軸受制御処理部40に入力される。そして、磁気軸受制御処理部40では、このデジタル変位信号56に基づいてロータ軸113の変位を調節する電磁石をPID制御するようになっている。
以上により、ロータ軸113の変位が±50μmの範囲にあるときに高感度になるように制御され、この範囲を超えた変位の場合には低感度に制御される。従って、A/Dコンバータ20で必要とされる分解能は低くて済み安価に構成できる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本発明の第2実施形態であるターボ分子ポンプの磁気軸受制御装置のブロック図を図4に示す。なお、図1と同一要素のものについては同一符号を付して説明は省略する。
第2実施形態では第1実施形態とは異なり、特定の範囲のみを検出可能な高感度回路と可動範囲全体を検出可能な低感度回路とにそれぞれ予め回路を用意し、ロータ軸113の変位が特定の範囲内にあるときは高感度回路の方を選択するというものである。
図4において、変位センサ10から出力されたアナログ変位信号50は、高ゲインセンサ復調回路12Aと低ゲインセンサ復調回路12Bに入力されるようになっている。高ゲインセンサ復調回路12Aの特性は、例えば、図2のロータ軸113の変位が±50μm以内の場合における感度が±50μm以外においても延長設定されている。一方、低ゲインセンサ復調回路12Bの特性は、例えば、図2のロータ軸113の変位が±50μmを超えた場合における感度が適用されており、±50μmの領域以内においてもこの感度が同様に設定されている。
高ゲインセンサ復調回路12Aから出力された高感度アナログ中間信号52aは12bitのA/Dコンバータ20Aに、低ゲインセンサ復調回路12Bから出力された低感度アナログ中間信号52bは12bitのA/Dコンバータ20Bにそれぞれ入力されるようになっている。
入力された高感度アナログ中間信号52aに応じてA/Dコンバータ20Aから、高感度デジタル中間信号54aが出力されるようになっている。一方、A/Dコンバータ20Bからは入力された低感度アナログ中間信号52bに応じて、低感度デジタル中間信号54bが出力されるようになっている。
その後、高感度デジタル中間信号54aには低ゲイン14Aが乗算され、高感度デジタル信号55aを出力するようになっている。一方、低感度デジタル中間信号54bには高ゲイン14Bが乗算され、低感度デジタル信号55bを出力するようになっている。そして、高感度デジタル信号55aと低感度デジタル信号55bは共にセレクタ60に入力されるようになっている。
そして、セレクタ60で抽出されたデジタル変位信号56は磁気軸受制御処理部40に入力されるようになっている。磁気軸受制御処理部40では、このデジタル変位信号56に基づいてロータ軸113の変位を調節する電磁石をたとえばPID制御などの方法で制御するようになっている。
ここで、磁気軸受制御処理部40はA/Dコンバータ20AがオーバーフローしているかどうかをA/Dコンバータ20Aがアウトオブレンジ信号をだしているかどうかで判別する。A/Dコンバータ20Aがオーバーフローしているということはロータ軸113の変位が±50μmの範囲外にあるということを示しているので、磁気軸受制御処理部40は低感度デジタル信号55bに基づいたデジタル変位信号56を出力するようにセレクタ60に指令を出す。また、A/Dコンバータ20Aがオーバーフローしていないときは、ロータ軸113の変位が±50μmの範囲内にあるということを示しているので、DSPはセレクタ60に高感度デジタル信号55aに基づいたデジタル変位信号56を出力するようにセレクタ60に指令を出す。
このように、A/Dコンバータ20Aがオーバーフローしているか否かにより適宜セレクタ60での切換が行われるが、この切換がノイズ等により頻繁に切換られないようにするため、センサの感度切換の際にはヒステリシス特性を設けるのが望ましい。
なお、セレクタ60によりセンサの感度を切り替えた際には、高ゲインセンサ復調回路12Aと低ゲインセンサ復調回路12Bのそれぞれの特性のずれや回路特有のオフセット電圧等の影響から切り換えられた信号の間に誤差を生じる可能性がある。以下に、この誤差の影響を低減し、この誤差がもとで磁気軸受が発振するのを防止する方法について説明する。
高ゲインセンサ復調回路12Aと低ゲインセンサ復調回路12Bのそれぞれの特性のずれや回路特有のオフセット電圧等の影響については、磁気軸受の起動時及び運転時にまず一度、DSPがその回路特性を検出し記憶する。そして、それぞれの特性のずれ等を基にセンサ感度切り替わり時のゲイン補正係数とオフセット補正係数を求める。そして、このゲイン補正係数とオフセット補正係数をメモリに保持しておき、二度目以降のターボ分子ポンプ作動時からはこれらのゲイン補正係数とオフセット補正係数を使用して、切り替えに際しては補正換算された後のデータを利用する。
補正換算は、一応、高ゲインセンサ復調回路12A側のデータが真値であると仮定して、低ゲインセンサ復調回路12B側のデータを補正する。なお、かかる補正を行う補正調節部は、例えばセレクタ60の後段に配設する。以上により、高ゲインセンサ復調回路12A側のデータに揃えられた、より精度の高い制御を行うことができる。現地調整を随時行うことで、随時補正換算を更新できるので、特性の経年変化に対しても対処可能である。
但し、それぞれの特性のずれ等は予め工場にて実験的に算出して補正係数を求めておき、この補正係数がメモリに保持されるようにしてもよい。メモリはROMや無停電対策されたものであることが望ましい。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本発明の第3実施形態であるターボ分子ポンプの磁気軸受制御装置のブロック図を図5に示す。なお、図1、図4と同一要素のものについては同一符号を付して説明は省略する。第3実施形態では第2実施形態とは異なり、高感度用と低感度用のアナログ信号を切り換え可能とすると共にA/Dコンバータを共用するというものである。
図5において、変位センサ10から出力されたアナログ変位信号50は、高ゲインセンサ復調回路12Aと低ゲインセンサ復調回路12Bに入力されるようになっている。更に、高ゲインセンサ復調回路12Aから出力された高感度アナログ中間信号52aと低ゲインセンサ復調回路12Bから出力された低感度アナログ中間信号52bがセレクタ60に入力されるようになっている。入力された高感度アナログ中間信号52aと低感度アナログ中間信号52bはDSPからの指令によりセレクタ60で適当な方を選択され、アナログ中間信号53として出力されるようになっている。
アナログ中間信号53はA/Dコンバータ20に入力され、アナログ、ディジタル変換された後にデジタル中間信号54として出力されるようになっている。出力されたデジタル中間信号54は感度再変換処理部14に入力され、線形変換された後、デジタル変位信号56として出力され、磁気軸受制御処理部40に入力されるようになっている。
感度再変換処理部14では、図4の低ゲイン14A、高ゲイン14Bと同様のゲインを乗算するようになっており、DSPからの指令により適宜切り換えられるようになっている。DSPは、このデジタル変位信号56に基づいてロータ軸113の変位を調節する電磁石をPID制御するようになっている。
ここで、DSPはA/Dコンバータ20がオーバーフローしているかどうかをA/Dコンバータ20がアウトオブレンジ信号をだしているかどうかで判別する。セレクタ60が高ゲインセンサ復調回路12A側で、かつA/Dコンバータ20がオーバーフローしているということはロータ軸113の変位が±50μmの範囲外に変わったということを示しているので、DSPは低ゲインセンサ復調回路12Bから出力された低感度アナログ中間信号52b側に切り替わるようにセレクタ60に指令を出す。
一方、セレクタ60が高ゲインセンサ復調回路12A側で、かつA/Dコンバータ20がオーバーフローしていないときは、ロータ軸113の変位が±50μmの範囲内にあるということを示しているので、磁気軸受制御処理部40は高ゲインセンサ復調回路12A側が維持されるようにセレクタ60に維持指令を出す。
このように、A/Dコンバータ20がオーバーフローしているか否かにより適宜セレクタ60での切換が行われるが、この切換がノイズ等により頻繁に切換られないようにするため、センサの感度切換の際にはヒステリシス特性を設けるのが望ましい。
なお、前述した補正換算を精度よく本実施形態で行う場合には、数10kHzのタイミングでセレクタ60を切り換えてこの補正換算を各タイミング毎に行う必要がある。この際には、切換の際にノイズが乗るおそれがある。しかしながら、算出した補正係数をメモリに保持し、常にこのメモリの値を参照するようにすれば、セレクタ60を頻繁に切り換える必要が無くなり、かかるノイズを防止することができる。
以上の各実施形態ではロータ軸113の変位を測定するセンサを例に説明したが、この他にもターボ分子ポンプのモータ121の電圧や電流、電磁石電流、電磁石磁束、装置温度、振動などのアナログ量として検出可能なものに対して本発明を適用することができる。
本発明の第1実施形態であるターボ分子ポンプの磁気軸受制御装置のブロック図 感度変換回路の特性例 感度再変換回路の特性例 本発明の第2実施形態であるターボ分子ポンプの磁気軸受制御装置のブロック図 本発明の第3実施形態であるターボ分子ポンプの磁気軸受制御装置のブロック図 ターボ分子ポンプ本体の縦断面図
符号の説明
10 変位センサ
12 感度変換回路
12A 高ゲインセンサ復調回路
12B 低ゲインセンサ復調回路
14 感度再変換処理部
14A 低ゲイン
14B 高ゲイン
20、20A 、20B A/D コンバータ
50 アナログ変位信号
52 アナログ中間信号
52a 高感度アナログ中間信号
52b 低感度アナログ中間信号
53 アナログ中間信号
54 デジタル中間信号
54a 高感度デジタル中間信号
54b 低感度デジタル中間信号
55a 高感度デジタル信号
55b 低感度デジタル信号
56 デジタル変位信号
60 セレクタ
107 上側径方向センサ
108 下側径方向センサ
109 軸方向センサ
113 ロータ軸
121 モータ

Claims (7)

  1. 回転体と、
    該回転体を位置調整しつつ磁気浮上させる軸受手段と、
    前記回転体の状態若しくは前記軸受手段の状態を検出してセンサ信号として出力するセンサと、
    該センサ信号が入力され、入力に対する出力の感度が高感度に設定された入出力特性を有する高感度センサ信号変換手段と、
    該高感度センサ信号変換手段で感度変換されたアナログ信号をディジタル化する第1のアナログ/ディジタル変換手段と、
    該第1のアナログ/ディジタル変換手段でディジタル化された信号が入力され、前記高感度センサ信号変換手段での入出力特性とxy座標軸上でy=xを境に対称とされた入出力特性を有する低感度再変換手段と、
    前記センサ信号が入力され、入力に対する出力の感度が低感度に設定された入出力特性を有する低感度センサ信号変換手段と、
    該低感度センサ信号変換手段で感度変換されたアナログ信号をディジタル化する第2のアナログ/ディジタル変換手段と、
    該第2のアナログ/ディジタル変換手段でディジタル化された信号が入力され、前記低感度センサ信号変換手段での入出力特性とxy座標軸上でy=xを境に対称とされた入出力特性を有する高感度再変換手段と、
    該高感度再変換手段と前記低感度再変換手段のいずれかの出力信号を選択する選択手段とを備えたことを特徴とする磁気軸受装置。
  2. 回転体と、
    該回転体を位置調整しつつ磁気浮上させる軸受手段と、
    前記回転体の状態若しくは前記軸受手段の状態を検出してセンサ信号として出力するセンサと、
    該センサ信号が入力され、入力に対する出力の感度が高感度に設定された入出力特性を有する高感度センサ信号変換手段と、
    前記センサ信号が入力され、入力に対する出力の感度が低感度に設定された入出力特性を有する低感度センサ信号変換手段と、
    該低感度センサ信号変換手段と前記高感度センサ信号変換手段のいずれかの出力信号を選択する選択手段と、
    該選択手段で信号選択されたアナログ信号をディジタル化する第1のアナログ/ディジタル変換手段とを備えたことを特徴とする磁気軸受装置。
  3. 前記選択手段における選択は、前記第1のアナログ/ディジタル変換手段での変換データが所定の値以内若しくは桁あふれしていないとき前記高感度センサ信号変換手段側の出力信号が選択され、かつ前記第1のアナログ/ディジタル変換手段での変換データが所定の値を超えた若しくは桁あふれしたときに前記高感度センサ信号変換手段側から前記低感度センサ信号変換手段側に自動切換されることを特徴とする請求項又は請求項記載の磁気軸受装置。
  4. 前記選択手段における選択の自動切換にはヒステリシス特性が設定されたことを特徴とする請求項記載の磁気軸受装置。
  5. 前記センサ信号に対する前記選択手段での一方の入力信号と前記選択手段での他方の入力信号間の偏差及び/又はオフセット電圧を基に双方の入力信号間の感度を補正する係数が算出若しくは予め設定される偏差補正手段と、
    前記選択手段における選択が自動切換されたとき該偏差補正手段で算出若しくは設定された係数を基に切換後に選択された信号の感度を調整する感度調整手段とを備えたことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の磁気軸受装置。
  6. 前記係数は記憶回路に保存され、停電時であってもデータ消滅しないことを特徴とする請求項記載の磁気軸受装置。
  7. 請求項1〜のいずれか1項に記載の磁気軸受装置が搭載され、前記高感度に設定された入出力特性範囲には定格運転状態が含まれることを特徴とするターボ分子ポンプ。
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