JP4501681B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザプリンタなどの画像形成装置に関する。
電子写真方式のカラーレーザプリンタとして、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各色に対応した4つの感光ドラムが設けられる、タンデム型のカラーレーザプリンタが知られている。このタンデム型のカラーレーザプリンタでは、各感光ドラムに各色トナー像がほぼ同時に形成され、各感光ドラムを順次通過する用紙に、各感光ドラムから各色のトナー像を順次に色重ねして転写されるので、モノクロレーザプリンタとほぼ同じ速度でカラー画像を形成することができる。
このようなタンデム型のカラーレーザプリンタでは、各感光ドラムに静電潜像を形成するためのスキャナ装置として、たとえば、1つのポリゴンミラーで複数のレーザ光を偏向および走査する構成を採用したものが搭載される場合がある。
この種のスキャナ装置において、複数のレーザ光を、ポリゴンミラーに対して同じ方向から、そのポリゴンミラーの異なる反射面に入射させるようにしたものがある。また、複数のレーザ光を、ポリゴンミラーの回転軸線に対して互いに点対称をなす方向から、そのポリゴンミラーの異なる反射面(回転軸線をに対して互いに反対側の反射面)に入射させるようにしたものも提案されている(たとえば、特許文献1参照。)。
特開2003−121775号公報
しかし、複数のレーザ光をポリゴンミラーに対して同じ方向から入射させる構成では、ポリゴンミラーの反射面の面数を4面としなければ、各レーザ光が各反射面に入射するタイミングがずれ、これに起因して、各レーザ光の副走査方向の走査ずれを生じ、ひいては、用紙に形成される各色トナー像の副走査方向の重畳ずれを生じてしまう。また、ポリゴンミラーの反射面の面数を4面としても、6面の反射面を有するポリゴンミラーが採用された場合と同じ印字速度を達成するために、ポリゴンミラーの回転速度を上げると、各レーザ光が各反射面に入射するタイミングの制御が難しくなり、やはり、各レーザ光の副走査方向の走査ずれを生じてしまう。
一方、特許文献1に記載されている構成では、複数のレーザ光が、ポリゴンミラーに対して、その線分に対して交差し、かつ、ポリゴンミラーの回転軸線に対して互いに点対称をなす方向から入射する。そのため、複数のレーザ光をポリゴンミラーに対して同じ方向から入射させる構成のような不具合は生じない。しかし、ポリゴンミラーによって偏向および走査されたレーザ光が透過する2つのfθレンズのレンズ中心を通る線分上に、ポリゴンミラーの回転軸線が位置するように、それらが配置されているため、fθレンズの光学特性が良くない端部をレーザ光が透過し、その結果、各感光ドラムに形成される静電潜像(用紙に形成される画像)が低品質なものとなる。
そこで、本発明の目的は、複数のレーザ光を1つのポリゴンミラーで走査する場合に、各レーザ光の副走査方向の走査ずれを回避することができ、高品質な画像を形成することができる、画像形成装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、複数の感光体と、複数の画像形成領域をそれぞれレーザ光で走査するためのスキャナ装置とを備える画像形成装置において、前記スキャナ装置は、複数の反射面を有し、前記反射面で反射されるレーザ光を複数の前記画像形成領域に向けて導くとともに、複数の前記反射面を共通の回転軸線を中心に回転させて、各前記画像形成領域に向けて導かれるレーザ光を走査させるためのポリゴンミラーを備え、複数の前記画像形成領域は、各前記画像形成領域の主走査方向中心位置を結ぶ線分が前記ポリゴンミラーの回転軸線を通るように、設定されており、各前記画像形成領域の主走査方向中心位置を結ぶ線分に対して交差し、かつ、前記ポリゴンミラーの回転軸線に対して互いに点対称をなす方向から、前記反射面に向けて、レーザ光を出射する、複数のレーザ発光部と、レーザ光が透過するレンズ中心位置が、各前記画像形成領域の主走査方向中心位置を結ぶ線分に対して互いに反対側にずれ、かつ、前記ポリゴンミラーの前記回転軸線に対して点対称となる位置に配置され、各前記画像形成領域においてレーザ光を等速度で走査させるための複数のfθレンズとを備えていることを特徴としている。
このような構成によると、複数のレーザ発光部からのレーザ光は、各レーザ光が走査する画像形成領域の主走査方向中心位置を結ぶ線分に対して交差し、かつ、前記ポリゴンミラーの回転軸線に対して互いに点対称をなす方向から、ポリゴンミラーの反射面に入射する。そのため、ポリゴンミラーの反射面の面数を4面以外としても、各レーザ光の副走査方向の走査ずれを回避することができる。また、複数のfθレンズは、各fθレンズのレンズ中心位置を、各画像形成領域の主走査方向中心位置を結ぶ線分に対して互いに反対側にずらして配置されているので、ポリゴンミラーによって走査される各レーザ光を、各fθレンズのレンズ中心付近を透過させることができる。そのため、画像形成装置に備えられる各感光体に高品質な静電潜像を形成することができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記fθレンズは、前記レンズ中心位置に対して対称な形状を有する対称レンズであることを特徴としている。
このような構成によると、fθレンズを比較的安価(容易)に構成することができるので、装置コストの低減を図ることができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記ポリゴンミラーは、前記反射面を偶数有していることを特徴としている。
このような構成によると、ポリゴンミラーの反射面の面数が偶数であるので、各レーザ光が互いに異なる反射面に入射する場合に、各レーザ光が各反射面に入射するタイミングを精度よく一致させることができ、各レーザ光の副走査方向の走査ずれを確実に回避することができる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記ポリゴンミラーは、前記反射面を6面以上有していることを特徴としている。
このような構成によると、ポリゴンミラーの反射面の面数が6面以上であるので、4つの反射面を有するポリゴンミラーを採用した構成に対して、ポリゴンミラーの回転速度を同じにしても、各レーザ光の高速な走査を達成することができる。そのため、各レーザ光の高速走査を達成することができながら、各レーザ光の副走査方向の走査ずれなどの不具合を確実に回避することができる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の発明において、前記ポリゴンミラーにより前記感光体上でレーザ光を走査可能な走査可能領域内であって前記画像形成領域を除く領域内に配置され、レーザ光を検出する走査位置検出手段を備えていることを特徴としている。
このような構成によると、走査位置検出手段が、走査可能領域内における画像形成領域を除く領域に配置されている。そのため、走査位置検出手段がレーザ光による画像形成領域の走査の妨げになることを防止することができながら、その走査位置検出手段によって、レーザ光を確実に検出することができる。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記走査位置検出手段は、前記fθレンズを透過した後のレーザ光を検出することを特徴としている。
このような構成によると、fθレンズを透過した後のレーザ光が、走査位置検出手段によって検出される。そのため、レーザ光によって画像形成領域が走査されるタイミングを精度よく検出することができる。その結果、画像形成装置に備えられる各感光体により高品質な静電潜像を形成することができる。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の発明において、各前記fθレンズは、各前記画像形成領域の主走査方向中心位置を結ぶ線分と平行な方向において、前記レンズ中心位置が前記走査可能領域の主走査方向中心位置と対向するように配置されていることを特徴としている。
このような構成によると、ポリゴンミラーによって走査される各レーザ光を、より確実に、各fθレンズのレンズ中心付近を透過させることができる。そのため、画像形成装置に備えられる各感光体に高品質な静電潜像を確実に形成することができる。
請求項1に記載の発明によれば、複数のレーザ光を1つのポリゴンミラーで走査する場合に、各レーザ光の副走査方向の走査ずれを回避することができるとともに、画像形成装置に備えられる各感光体に高品質な静電潜像を形成することができる。
請求項2に記載の発明によれば、fθレンズを比較的安価(容易)に構成することができるので、装置コストの低減を図ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、各レーザ光の副走査方向の走査ずれを確実に回避することができる。
請求項4に記載の発明によれば、各レーザ光の高速走査を達成することができながら、各レーザ光の副走査方向の走査ずれなどの不具合を確実に回避することができる。
請求項5に記載の発明によれば、走査位置検出手段がレーザ光による画像形成領域の走査の妨げになることを防止することができながら、その走査位置検出手段によって、レーザ光を確実に検出することができる。
請求項6に記載の発明によれば、レーザ光によって画像形成領域が走査されるタイミングを精度よく検出することができ、画像形成装置に備えられる各感光体により高品質な静電潜像を形成することができる。
請求項7に記載の発明によれば、画像形成装置に備えられる各感光体に高品質な静電潜像を確実に形成することができる。
<カラーレーザプリンタの全体構成>
図1は、本発明の画像形成装置としてのカラーレーザプリンタの一実施形態を示す側断面図である。
このカラーレーザプリンタ1は、複数のプロセス部13が水平方向において並列的に配置される、横置きタイプのタンデム型のカラーレーザプリンタであって、ボックス形状の本体ケーシング2内に、用紙3を給紙するための給紙部4、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5、画像が形成された用紙3を排紙するための排紙部6を備えている。
<給紙部の構成>
給紙部4は、本体ケーシング2内の底部に設けられる用紙カセット7と、その用紙カセット7の前側上方(以下の説明において、図1における右側を前側、左側を後側とする。)に設けられる給紙ローラ8と、給紙ローラ8の前側上方に設けられる給紙パス9と、給紙パス9の途中に設けられる1対の搬送ローラ10と、給紙パス9の下流側端部に設けられる1対のレジストローラ11とを備えている。
用紙カセット7内には、用紙3がスタックされており、その最上位にある用紙3は、給紙ローラ8の回転によって給紙パス9に送り出される。
給紙パス9は、上流側端部が、下方において給紙ローラ8に隣接し、用紙3が前方に向かって給紙されるように、また、下流側端部が、上方において後述する搬送ベルト61に隣接し、用紙3が後方に向かって排紙されるような、略U字形状の用紙3の搬送経路として形成されている。
そして、給紙パス9に送り出された用紙3は、給紙パス9内において、搬送ローラ10により搬送され、搬送方向が前後反転された後、レジストローラ11によるレジスト後に、レジストローラ11によって、後方に向かって給紙される。
<画像形成部の構成>
画像形成部5は、スキャナ装置としてのスキャナユニット12、プロセス部13、転写部14および定着部15を備えている。
<スキャナユニットの構成>
スキャナユニット12は、本体ケーシング2内の上部において、後述する複数のプロセス部13の上方にわたって配置されている。図2は、スキャナユニット12の要部構成を側方から見た側面図であり、図5は、スキャナユニット12を側方から見た側断面図である。このスキャナユニット12は、図2および図5に示すように、スキャナケーシング16と、そのスキャナケーシング16内に設けられるポリゴンミラー17、ポリゴンミラー17にレーザ光を照射するためのレーザ照射光学部18、ポリゴンミラー17によって偏向および走査されたレーザ光を等速度の平行光束に変換するfθレンズ19、fθレンズ19を通過したレーザ光を各色に対応するレーザ光として出射させるためのレーザ出射光学部20とを備えている。
スキャナケーシング16は、図5に示すように、ボックス形状をなし、その底壁43には、各色に対応する出射窓21が形成されている。各出射窓21は、前後方向の異なる位置に互いに間隔を隔てて設けられており、前方から後方に向かって、各色に対応して、順次、イエロー出射窓21Y、マゼンタ出射窓21M、シアン出射窓21C、ブラック出射窓21Kとして形成されている。
ポリゴンミラー17は、スキャナケーシング16内の前後方向中央部において、モータ基板22上に、後述する4個のレーザ発光部24に対して、1つ設けられている。図3は、スキャナユニット12の要部構成を上方から見た平面図である。このポリゴンミラー17は、図3に示すように、複数の反射面17aを有する多面体(たとえば、6面体)に形成されており、その中心に設けられる回転軸23を中心として、モータ基板22内に収容されているスキャナモータの動力によって、高速で回転駆動される。
レーザ照射光学部18は、ポリゴンミラー17に対して対称にそれぞれ設けられている。各レーザ照射光学部18は、レーザ発光部24と、コリメートレンズ25と、第1スリット板26と、反射ミラー27と、第2スリット板28と、シリンドリカルレンズ29とを、1組として備えている。
レーザ発光部24は、半導体レーザなどからなり、各レーザ照射光学部18において、2個設けられている。各レーザ発光部24は、各レーザ発光部24から発光されるレーザ光の光軸が互いに直交するように配置されている。また、各レーザ発光部24は、図2に示すように、副走査方向Y(図4参照)において、互いに間隔を隔てて配置されている。
図4は、スキャナユニット12のレーザ照射光学部18を、斜め前方から見た斜視図である。コリメートレンズ25は、図4に示すように、各レーザ発光部24に対応してそれぞれ(2個)設けられている。各コリメートレンズ25は、各レーザ発光部24から発光されるレーザ光の通過方向(以下、単にレーザ光の通過方向とする。)において、各レーザ発光部24の下流側に設けられ、各レーザ発光部24とそれぞれ対向配置されている。
各レーザ発光部24から発光されるレーザ光は、各コリメートレンズ25によって、主走査方向X(図4参照)および副走査方向Y(図4参照)への平行光束となるように変換される。
第1スリット板26は、図3に示すように、2枚の平板が略直角方向に連続する略L字形状のプレートからなり、各平板には、図4に示すように、第1スリット30がそれぞれ開口されている。各第1スリット30は、主走査方向X(図4参照)に延びる長孔形状に形成されており、副走査方向Y(図4参照)において、各レーザ発光部24に対応する間隔で、互いに間隔を隔てて配置されている。そして、この第1スリット板26は、各第1スリット30が、レーザ光の通過方向において、各コリメートレンズ25の下流側に配置され、各コリメートレンズ25とそれぞれ対向するように配置されている。
各コリメートレンズ25を通過した各レーザ光は、第1スリット板26の各第1スリット30によって、レーザ光の通過方向に直交する断面形状が制限され、これによって、各レーザ発光部24から発光されるレーザ光の迷光が防止される。
反射ミラー27は、レーザ光の通過方向において、各第1スリット30の下流側に配置されており、略L字形状の第1スリット板26の各平板に対して、略45°に傾斜するように設けられている。この反射ミラー27は、一方のスリット30を通過したレーザ光が、上側において、そのまま直線的に通過し、他方のスリット30を通過したレーザ光が、下側において、略90°反射して略直角に屈折するように形成されている。これによって、2個のレーザ発光部24から互いに直交する方向に発光された2本のレーザ光の光路が、主走査方向X(図4参照)において一致するように、合成される。
第2スリット板28は、レーザ光の通過方向において、反射ミラー27の下流側に配置されている。この第2スリット板28は、略矩形状の平板からなり、第2スリット31が、各レーザ発光部24に対応して、それぞれ開口されている。各第2スリット31は、主走査方向X(図4参照)に延びる長孔形状に形成されており、副走査方向Y(図4参照)において、各レーザ発光部24に対応する間隔で、互いに間隔を隔てて並列配置されている。
反射ミラー27を通過または反射した各レーザ光は、第2スリット板28の各第2スリット31を通過し、副走査方向Yに並んで互いに平行をなして進行する。
シリンドリカルレンズ29は、樹脂材料を用いた射出成形によって形成される樹脂製レンズであり、レーザ光の通過方向において、第2スリット板28の下流側であって、ポリゴンミラー17の上流側に、第2スリット板28と所定間隔を隔てて対向配置されている。このシリンドリカルレンズ29は、副走査方向Yにのみ屈折力を有している。
第2スリット板28の第2スリット31を通過した各レーザ光は、図2に示すように、シリンドリカルレンズ29において、副走査方向Y(図4参照)に収束するように屈折され、その後、ポリゴンミラー17に入射される。
そして、2つのレーザ照射光学部18は、図3に示すように、ポリゴンミラー17に対して対称となるように、互いに反対側に配置されており、各レーザ照射光学部18のシリンドリカルレンズ29を通過した2本のレーザ光は、ポリゴンミラー17に対して、互いに反対側からそれぞれ入射される。これによって、ポリゴンミラー17には、4本のレーザ光が、互いに反対側から、2本を1組として入射される。
ポリゴンミラー17では、ポリゴンミラー17の高速回転によって、互いに反対側から入射される2組(4本)のレーザ光を、それぞれ偏向し、主走査方向X(図4参照)に走査する。また、各組における2本のレーザ光は、ポリゴンミラー17の反射面に対してそれぞれ異なる角度で入射するため、反射面17aからは、次第に副走査方向Y(上下方向)において互いに離間する角度で反射される。
より具体的には、ポリゴンミラー17は、図3に示すように、各レーザ光を、後述する各感光ドラム51の表面上における画像形成領域Gよりも主走査方向に幅広な走査可能領域Sの範囲内で走査させることができる。また、ポリゴンミラー17は、各組のレーザ光によって走査される画像形成領域Gの主走査方向X(図4参照)の中心位置を結ぶ線分L1上に、その回転軸23が位置するように配置されている。また、各組のレーザ光が、ポリゴンミラー17の反射面17aに対して、画像形成領域Gの主走査方向Xの中心位置を結ぶ線分L1に対して交差し、かつ、ポリゴンミラー17の回転軸23に対して互いに点対称をなす方向から入射するように、ポリゴンミラー17と2つのレーザ照射光学部18との位置関係が決定されている。
fθレンズ19は、2組のレーザ光に対応するように、各組のレーザ光がポリゴンミラー17に対して入射する方向と直交する方向において、ポリゴンミラー17を挟んで互いに対向するように2つ設けられている。より具体的には、fθレンズ19は、走査可能領域Sの主走査方向X(図4参照)の中心位置に導かれるレーザ光が透過するレンズ中心位置Cに対して対称な形状を有し、A3サイズの用紙に印字可能な幅(主走査方向Xの幅)を有する、すなわち、A3サイズの用紙幅に対応した領域でfθ機能を提供できるA3用の対称レンズであり、2つのfθレンズ19は、それぞれのレンズ中心位置Cが、A4サイズの用紙幅に対応した画像形成領域Gの主走査方向Xの中心位置を結ぶ線分L1に対して互いに反対側にずれて配置されている。また、fθレンズ19は、画像形成領域Gの主走査方向Xの中心位置を結ぶ線分L1と平行な方向において、レンズ中心位置Cが走査可能領域Sの主走査方向Xの中心位置と対向するように配置されている。
各fθレンズ19は、各レーザ照射光学部18からポリゴンミラー17に入射し、ポリゴンミラー17によって主走査方向Xに走査される2本のレーザ光を、等速度となる平行光束に変換する。
レーザ出射光学部20は、図5に示すように、各色に対応して、それぞれ設けられている。すなわち、レーザ出射光学部20は、各色に対応して、イエロー光学部20Y、マゼンタ光学部20M、シアン光学部20Cおよびブラック光学部20Kの4つからなる。
イエロー光学部20Yは、前後方向最前方に配置され、一方のfθレンズ19の上側を通過したレーザ光を反射させる2つの反射鏡35aおよび35bと、反射鏡35aおよび35bで反射されたレーザ光を副走査方向Y(図4参照)に収束させるトロイダルレンズ36とを備えている。
一方のfθレンズ19の上側を通過したレーザ光は、イエロー光学部20Yにおいて、まず、反射鏡35aにおいて斜め後側上方に反射し、次いで、反射鏡35bにおいて鉛直方向下方に反射した後、トロイダルレンズ36を鉛直方向において通過し、そして、イエロー出射窓21Yから出射される。
マゼンタ光学部20Mは、ポリゴンミラー17とイエロー光学部20Yとの間に配置され、一方のfθレンズ19の下側を通過したレーザ光を反射させる3つの反射鏡37a、37bおよび37cと、反射鏡37a、37bおよび37cで反射されたレーザ光を副走査方向Y(図4参照)に収束させるトロイダルレンズ38とを備えている。
一方のfθレンズ19の下側を通過したレーザ光は、マゼンタ光学部20Mにおいて、まず、反射鏡37aにおいて上方に反射し、次いで、反射鏡37bにおいて後方に反射し、その後、反射鏡37cにおいて鉛直方向下方に反射した後、トロイダルレンズ38を鉛直方向において通過し、そして、マゼンタ出射窓21Mから出射される。
シアン光学部20Cは、ポリゴンミラー17とブラック光学部20Kとの間に配置され、他方のfθレンズ19の下側を通過したレーザ光を反射させる3つの反射鏡39a、39bおよび39cと、反射鏡39a、39bおよび39cで反射されたレーザ光を副走査方向Y(図4参照)に収束させるトロイダルレンズ40とを備えている。
他方のfθレンズ19の下側を通過したレーザ光は、シアン光学部20Cにおいて、まず、反射鏡39aにおいて上方に反射し、次いで、反射鏡39bにおいて前方に反射し、その後、反射鏡39cにおいて鉛直方向下方に反射した後、トロイダルレンズ40を鉛直方向において通過し、そして、シアン出射窓21Cから出射される。
ブラック光学部20Kは、前後方向最後方に配置され、他方のfθレンズ19の上側を通過したレーザ光を反射させる2つの反射鏡41aおよび41bと、反射鏡41aおよび41bで反射されたレーザ光を副走査方向Y(図4参照)に収束させるトロイダルレンズ42とを備えている。
他方のfθレンズ19の上側を通過したレーザ光は、ブラック光学部20Kにおいて、まず、反射鏡41aにおいて斜め前側上方に反射し、次いで、反射鏡41bにおいて鉛直方向下方に反射した後、トロイダルレンズ42を鉛直方向において通過し、そして、ブラック出射窓21Kから出射される。
なお、マゼンタ光学部20Mとシアン光学部20Cとは、ポリゴンミラー17に対して対称に配置されており、イエロー光学部20Yとブラック光学部20Kとは、マゼンタ光学部20Mとシアン光学部20Cの外側において、ポリゴンミラー17に対して対称に配置されている。
また、スキャナユニット12は、図3に示すように、各レーザ光を検出するための走査位置検出手段としての4つのBDセンサ75を備えている。各BDセンサ75は、スキャナケーシング16内において、それぞれ対応するレーザ光による走査可能領域Sの一端部の、各画像形成領域Gに対応する領域を除く領域内であって、fθレンズ19を透過した後のレーザ光を検出可能な位置に配置されている。これらBDセンサ75によって各レーザ光が検出されるタイミングに基づいて、後述するプロセス部13における各色トナー像の形成タイミングの同期が図られる。
<プロセス部の構成>
プロセス部13は、図1に示すように、複数色のトナーに対応して複数設けられている。すなわち、プロセス部13は、イエロープロセス部13Y、マゼンタプロセス部13M、シアンプロセス部13Cおよびブラックプロセス部13Kの4つからなる。これらプロセス部13は、前方から後方に向かって互いに間隔を隔てて、水平方向において重なるように、順次、並列配置されている。
各プロセス部13は、感光体としての感光ドラム51、スコロトロン型帯電器52および現像カートリッジ53を備えている。
感光ドラム51は、円筒形状をなし、最表層がポリカーボネートなどからなる正帯電性の感光層により形成されるドラム本体と、このドラム本体の軸心において、ドラム本体の軸方向に沿って延びるドラム軸とを備えている。ドラム本体は、ドラム軸に対して回転自在に設けられ、ドラム軸は、プロセス部13の幅方向(前後方向および上下方向に直交する方向、以下同じ。)両側壁に回転不能に支持されている。また、ドラム本体は、主走査方向の幅がA4サイズの用紙幅よりも少し大きく設計されている。そして、感光ドラム51は、画像形成時において、後述する搬送ベルト61との接触位置における搬送ベルト61の移動方向と同方向(図中時計回り)に回転駆動される。
スコロトロン型帯電器52は、ワイヤおよびグリッドを備え、帯電バイアスの印加により、コロナ放電を発生させる正帯電型のスコロトロン型帯電器であり、感光ドラム51の後方において、感光ドラム51と接触しないように間隔を隔てて対向配置されている。
現像カートリッジ53は、その筐体内に、現像ローラ56、供給ローラ57および層厚規制ブレード58を備えている。
現像ローラ56は、感光ドラム51の前方において感光ドラム51と対向配置され、感光ドラム51と圧接されている。この現像ローラ56は、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材料などの弾性部材からなるローラ部分が被覆されている。より具体的には、ローラ部分は、カーボン微粒子などを含む導電性のウレタンゴム、シリコーンゴムまたはEPDMゴムなどからなる弾性体のローラ層と、そのローラ層の表面に被覆され、ウレタンゴム、ウレタン樹脂、ポリイミド樹脂などが主成分とされるコート層との2層構造によって形成されている。また、現像ローラ56のローラ軸は、プロセス部13の幅方向両側壁に回転自在に支持されており、画像形成時には、現像バイアスが印加される。
供給ローラ57は、現像ローラ56の前方において現像ローラ56と対向配置され、現像ローラ56と圧接されている。この供給ローラ57は、金属製のローラ軸に、導電性のスポンジ部材からなるローラ部分が被覆されている。また、供給ローラ57のローラ軸は、プロセス部13の幅方向両側壁に回転自在に支持されている。
層厚規制ブレード58は、金属の板ばね材からなり、その先端部に、絶縁性のシリコーンゴムからなる断面半円形状の押圧部材を備えている。そして、層厚規制ブレード58は、現像ローラ56の上方において現像カートリッジ53の筐体に支持され、その先端部(下端部)の押圧部材が、現像ローラ56に対して前側上方から圧接されている。
また、現像カートリッジ53の筐体の上側部分は、トナーを収容するトナー収容室55として形成されており、各色のトナーが収容されている。すなわち、イエロープロセス部13Yのトナー収容室55内には、イエローの色を有する正帯電性の非磁性1成分の重合トナーが収容されている。マゼンタプロセス部13Mのトナー収容室55内には、マゼンタの色を有する正帯電性の非磁性1成分の重合トナーが収容されている。シアンプロセス部13Cのトナー収容室55内には、シアンの色を有する正帯電性の非磁性1成分の重合トナーが収容されている。ブラックプロセス部13Kのトナー収容室55内には、ブラックの色を有する正帯電性の非磁性1成分の重合トナーが収容されている。
より具体的には、各色のトナーは、重合法により得られた略球形の重合トナーが用いられている。重合トナーは、スチレンなどのスチレン系単量体や、アクリル酸、アルキル(C1〜C4)アクリレート、アルキル(C1〜C4)メタアクリレートなどのアクリル系単量体を、懸濁重合などの公知の重合方法によって共重合させることにより得られる結着樹脂を主成分とし、これに、着色剤、荷電制御剤、ワックスなどが配合されることによりトナー母粒子が形成され、さらにこれに、流動性の向上を図るべく外添剤が添加されてなるものである。
着色剤としては、上記した、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各着色剤が配合されている。また、荷電制御剤としては、たとえば、アンモニウム塩などのイオン性官能基を有するイオン性単量体と、スチレン系単量体やアクリル系単量体などのイオン性単量体と共重合可能な単量体との共重合によって得られる荷電制御樹脂が配合されている。また、外添剤としては、たとえば、シリカ、酸化アルミニウム、酸化チタン、チタン酸ストロンチウム、酸化セリウム、酸化マグネシウムなどの金属酸化物の粉末や、炭化物の粉末、金属塩の粉末などの無機粉末が配合されている。
そして、各プロセス部13では、画像形成時には、各トナー収容室55に収容されている各色のトナーが、供給ローラ57に供給され、この供給ローラ57の回転により現像ローラ56に供給される。このとき、トナーは、供給ローラ57と、現像バイアスが印加されている現像ローラ56との間で正に摩擦帯電される。現像ローラ56上に供給されたトナーは、現像ローラ56の回転に伴って、層厚規制ブレード58と現像ローラ56との間に進入し、一定厚さの薄層となって、現像ローラ56上に担持される。
一方、スコロトロン型帯電器52は、帯電バイアスの印加により、コロナ放電を発生させて、感光ドラム51の表面を一様に正帯電させている。感光ドラム51の表面は、感光ドラム51の回転に伴なって、スコロトロン型帯電器52により一様に正帯電された後、スキャナユニット12の出射窓21から出射されたレーザ光の高速走査により露光され、用紙3に形成すべき画像に対応した各色の静電潜像が形成される。
さらに感光ドラム51が回転すると、次いで、現像ローラ56の表面に担持されかつ正帯電されているトナーが、現像ローラ56の回転により、感光ドラム51に対向して接触するときに、感光ドラム51の表面に形成されている静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光ドラム51の表面のうち、レーザ光によって露光され電位が下がっている露光部分に供給される。これにより、感光ドラム51の静電潜像は、可視像化され、感光ドラム51の表面には、各色に対応して、反転現像によるトナー像が担持される。
<転写部の構成>
転写部14は、本体ケーシング2内において、用紙カセット7の上方であって、プロセス部13の下方において、前後方向に沿って配置されている。この転写部14は、駆動ローラ59、従動ローラ60、搬送ベルト61、転写ローラ62およびベルトクリーニング部63を備えている。
駆動ローラ59は、ブラックプロセス部13Kの感光ドラム51よりも後方下側に配置されている。この駆動ローラ59は、画像形成時において、感光ドラム51の回転方向と逆方向(図中反時計回り)に回転駆動される。
従動ローラ60は、イエロープロセス部13Yの感光ドラム51よりも前方下側であって、駆動ローラ59と前後方向において対向するように配置されている。この従動ローラ60は、駆動ローラ59の回転駆動時に、駆動ローラ59の回転方向と同方向(図中反時計回り)に従動回転する。
搬送ベルト61は、エンドレスベルトからなり、カーボンなどの導電性粒子を分散した導電性のポリカーボネートやポリイミドなどの樹脂によって形成されている。この搬送ベルト61は、駆動ローラ59と従動ローラ60との間に巻回されており、その巻回されている外側の接触面が、各プロセス部13の感光ドラム51のすべてと対向接触するように、配置されている。
そして、駆動ローラ59の駆動により、従動ローラ60が従動され、搬送ベルト61が、これら駆動ローラ59および従動ローラ60の間を、各プロセス部13の感光ドラム51と対向接触する接触面において、感光ドラム51と同方向に回転するように、矢印Aで示す方向(図中反時計回り)に周回移動される。
転写ローラ62は、駆動ローラ59および従動ローラ60の間に巻回されている搬送ベルト61内において、各プロセス部13の感光ドラム51と搬送ベルト61を挟んで対向配置されている。各転写ローラ62は、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材料などの弾性部材からなるローラ部分が被覆されている。そして、転写ローラ62のローラ軸は、幅方向に沿って延び、回転自在に支持されており、転写時には転写バイアスが印加される。各転写ローラ62は、搬送ベルト61と対向接触する接触面において、搬送ベルト61の周回移動方向と同方向(図中反時計回り)に回転する。
そして、給紙部4から給紙された用紙3は、駆動ローラ59の駆動および従動ローラ60の従動により周回移動される搬送ベルト61によって、前方から後方に向かって、搬送ベルト61と各プロセス部13の感光ドラム51との間の画像形成位置を、順次通過するように搬送される。そして、その搬送中に、各プロセス部13の感光ドラム51に担持されている各色に対応したトナー像が順次転写され、これによって、用紙3にカラー画像が形成される。
すなわち、たとえば、イエロープロセス部13Yの感光ドラム51の表面に担持されたイエローのトナー像が、用紙3に転写されると、次いで、マゼンタプロセス部13Mの感光ドラム51の表面に担持されたマゼンタのトナー像が、既にイエローのトナー像が転写されている用紙3に重ねて転写され、同様の動作によって、シアンプロセス部13Cの感光ドラム51の表面に担持されたシアンのトナー像、ブラックプロセス部13Kの感光ドラム51の表面に担持されたブラックのトナー像が重ねて転写され、これによって、用紙3にカラー画像が形成される。
このようなカラー画像の形成において、このカラーレーザプリンタ1は、各プロセス部13において、プロセス部13が各色に対応して複数設けられているタンデム型の装置構成であるため、モノクロ画像を形成する速度とほぼ同じ速度で、各色に対応したトナー像を形成して、迅速なカラー画像の形成を達成することができる。そのため、小型化を図りつつ、カラー画像を形成することができる。
ベルトクリーニング部63は、搬送ベルト61の下方であって、ブラックプロセス部13Kと搬送ベルト61を挟んで対向配置されている。
このベルトクリーニング部63は、搬送ベルト61の表面に接触するように配置され、その搬送ベルト61の表面に付着した紙粉やトナーなどを掻き取るための1次クリーニングローラ64と、その1次クリーニングローラ64と接触するように配置され、1次クリーニングローラ64によって掻き取られた紙粉やトナーなどを電気的に回収する2次クリーニングローラ65と、2次クリーニングローラ65に接触し、2次クリーニングローラ65に回収された紙粉やトナーなどを掻き取る掻取ブレード66と、掻取ブレード66によって掻き取られた紙粉やトナーなどを貯留するクリーニングボックス67とを備えている。
このベルトクリーニング部63では、搬送ベルト61の表面に付着した紙粉やトナーなどが、まず、1次クリーニングローラ64によって掻き取られた後、1次クリーニングローラ64によって掻き取られた紙粉やトナーなどが、2次クリーニングローラ65によって電気的に回収される。その後、2次クリーニングローラ65に回収された紙粉やトナーなどが、掻取ブレード66によって掻き取られた後、クリーニングボックス67内に貯留される。
<定着部の構成>
定着部15は、転写部14の後方に配置されている。この定着部15は、加熱ローラ68、加圧ローラ69および搬送ローラ70を備えている。加熱ローラ68は、その表面に離型層が形成される金属素管からなり、その軸方向に沿ってハロゲンランプが内装されている。そして、ハロゲンランプにより、加熱ローラ68の表面が定着温度に加熱される。また、加圧ローラ69は、加熱ローラ68を押圧するように設けられている。また、搬送ローラ70は、上下1対のローラからなり、加熱ローラ68および加圧ローラ69の後方に配置されている。
そして、用紙3上に転写されたカラー画像は、次いで、定着部15に搬送され、用紙3が加熱ローラ68と加圧ローラ69との間を通過する間に、加熱および加圧されることによって用紙3に熱定着される。熱定着された用紙3は、搬送ローラ70によって排紙部6に送られる。
<排紙部の構成>
排紙部6は、排紙パス71、排紙ローラ72および排紙トレイ73を備えている。
排紙パス71は、上流側端部が、下方において搬送ローラ70に隣接し、用紙3が後方に向かって搬送されるように、また、下流側端部が、上方において排紙ローラ72に隣接し、用紙3が前方に向かって排紙されるような、略U字形状の用紙3の搬送経路として形成されている。
排紙ローラ72は、排紙パス71の下流側端部に、1対のローラとして設けられている。
排紙トレイ73は、本体ケーシング2の上面に、前方から後方に向かって下方に傾斜する傾斜壁として形成されている。
そして、搬送ローラ70から送られた用紙3は、排紙パス71内において、搬送方向が前後反転された後、排紙ローラ72によって、前方に向かって排紙される。排紙された用紙3は、排紙トレイ73上に載置される。
以上のように、このカラーレーザプリンタ1のスキャナユニット12では、4つのレーザ発光部24からのレーザ光は、各レーザ光が走査する画像形成領域Gの主走査方向Xの中心位置を結ぶ線分L1に対して交差し、かつ、ポリゴンミラー17の回転軸23に対して互いに点対称をなす方向から、ポリゴンミラー17の反射面17aに入射する。そのため、ポリゴンミラー17の反射面17aの面数が6面であっても、各レーザ光の副走査方向Yの走査ずれを回避することができる。また、2つのfθレンズ19は、各fθレンズ19のレンズ中心位置Cを、画像形成領域Gの主走査方向Xの中心位置を結ぶ線分L1に対して互いに反対側にずらして配置されているので、ポリゴンミラー17によって走査される各組のレーザ光を、各fθレンズ19のレンズ中心位置Cの付近を透過させることができる。そのため、各感光ドラム51に高品質な静電潜像を形成することができる。その結果、用紙3に高品質なカラー画像を形成することができる。
さらに、fθレンズ19は、画像形成領域Gの主走査方向Xの中心位置を結ぶ線分L1と平行な方向において、レンズ中心位置Cが走査可能領域Sの主走査方向Xの中心位置と対向するように配置されているので、ポリゴンミラー17によって走査される各レーザ光を、より確実に、各fθレンズ19のレンズ中心位置Cの付近を透過させることができる。そのため、各感光ドラム51に高品質な静電潜像を確実に形成することができる。
また、fθレンズ19に対称レンズが採用されているので、fθレンズ19を安価に構成することができる。そのため、装置コストの低減を図ることができる。
さらに、fθレンズ19として、A3サイズの用紙に印字可能な幅(主走査方向Xの幅)を有する、すなわち、A3サイズの用紙幅に対応した領域でfθ機能を提供できるA3用のものが用いられ、そのうえで、fθレンズ19が、画像形成領域Gの主走査方向Xの中心位置を結ぶ線分L1と平行な方向において、レンズ中心位置Cが走査可能領域Sの主走査方向Xの中心位置と対向するように配置されているので、fθレンズ19の光学特性の良くない端部をレーザ光が透過することを確実に防止することができる。そのため、各感光ドラム51に形成される静電潜像の品質劣化を生じることがなく、各感光ドラム51に高品質な静電潜像をより確実に形成することができる。
さらにまた、ポリゴンミラー17は、6つの反射面17aを有しており、その面数が偶数であるので、互いに異なる反射面17aに対して各組のレーザ光が入射するタイミングを精度よく一致させることができ、各レーザ光の副走査方向Yの走査ずれを確実に回避することができる。
さらに、ポリゴンミラー17の反射面17aの面数が6面であるので、4つの反射面を有するポリゴンミラーを採用した構成に対して、ポリゴンミラー17の回転速度を同じにしても、各レーザ光の高速な走査を達成することができる。そのため、各レーザ光の高速走査を達成することができながら、各レーザ光の副走査方向Yの走査ずれなどの不具合を確実に回避することができる。
また、BDセンサ75は、走査可能領域S内における画像形成領域Gを除く領域に配置されているので、レーザ光による画像形成領域Gの走査の妨げになることを防止することができながら、各BDセンサ75によってレーザ光を確実に検出することができる。
しかも、fθレンズ19を透過した後のレーザ光が、各BDセンサ75によって検出されるので、各レーザ光によって画像形成領域Gが走査されるタイミングを精度よく検出することができる。その結果、各感光ドラム51により高品質な静電潜像を形成することができる。
本発明の画像形成装置としてのカラーレーザプリンタの一実施形態を示す側断面図(前後方向に沿って切断したときの縦断面を側方から見た図)である。 図1に示すカラーレーザプリンタのスキャナユニットにおいて、レーザ照射光学部の光学系を示す側面図である。 図1に示すカラーレーザプリンタのスキャナユニットにおいて、レーザ照射光学部の光学系を示す平面図である。 図1に示すカラーレーザプリンタのスキャナユニットにおいて、レーザ照射光学部の光学系を示す斜視図である。 図1に示すカラーレーザプリンタのスキャナユニットにおいて、レーザ出射光学部の光学系を示す側面図である。
符号の説明
1 カラーレーザプリンタ
12 スキャナユニット
17 ポリゴンミラー
17a 反射面
19 fθレンズ
24 レーザ発光部
51 感光ドラム
75 BDセンサ
C レンズ中心位置
G 画像形成領域
S 走査可能領域
X 主走査方向
Y 副走査方向

Claims (7)

  1. 複数の感光体と、複数の画像形成領域をそれぞれレーザ光で走査するためのスキャナ装置とを備える画像形成装置において、
    前記スキャナ装置は、
    複数の反射面を有し、前記反射面で反射されるレーザ光を複数の前記画像形成領域に向けて導くとともに、複数の前記反射面を共通の回転軸線を中心に回転させて、各前記画像形成領域に向けて導かれるレーザ光を走査させるためのポリゴンミラーを備え、
    複数の前記画像形成領域は、各前記画像形成領域の主走査方向中心位置を結ぶ線分が前記ポリゴンミラーの回転軸線を通るように、設定されており、
    各前記画像形成領域の主走査方向中心位置を結ぶ線分に対して交差し、かつ、前記ポリゴンミラーの回転軸線に対して互いに点対称をなす方向から、前記反射面に向けて、レーザ光を出射する、複数のレーザ発光部と、
    ンズ中心位置が、各前記画像形成領域の主走査方向中心位置を結ぶ線分に対して互いに反対側にずれ、かつ、前記ポリゴンミラーの前記回転軸線に対して点対称となる位置に配置され、各前記画像形成領域においてレーザ光を等速度で走査させるための複数のfθレンズとを備えていることを特徴とする、画像形成装置
  2. 前記fθレンズは、前記レンズ中心位置に対して対称な形状を有する対称レンズであることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置
  3. 前記ポリゴンミラーは、前記反射面を偶数有していることを特徴とする、請求項1または2に記載の画像形成装置
  4. 前記ポリゴンミラーは、前記反射面を6面以上有していることを特徴とする、請求項3に記載の画像形成装置
  5. 前記ポリゴンミラーにより前記感光体上でレーザ光を走査可能な走査可能領域内であって前記画像形成領域を除く領域内に配置され、レーザ光を検出する走査位置検出手段を備えていることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置
  6. 前記走査位置検出手段は、前記fθレンズを透過した後のレーザ光を検出することを特徴とする、請求項5に記載の画像形成装置
  7. 各前記fθレンズは、各前記画像形成領域の主走査方向中心位置を結ぶ線分と平行な方向において、前記レンズ中心位置が前記走査可能領域の主走査方向中心位置と対向するように配置されていることを特徴とする、請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置
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